JP2015118314A - 反射型表示装置 - Google Patents

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藤 健 人 佐
Kento Sato
藤 健 人 佐
梅 谷 雅 規
Masaki Umetani
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Abstract

【課題】一方の基板に設けられた隔壁の頂面と他方の基板とを接着する際に、2つの基板の外表面や当該接着工程を実施するための各機材が汚染されないような反射型表示装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】一方の基板の表示領域に所定のパターンで隔壁を形成する隔壁形成工程と、一方の基板の表示領域上、または、他方の基板の表示領域上に、前記表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、前記一方の基板の前記隔壁の頂面に前記他方の基板を接着する他方基板接着工程と、を備え、前記他方基板接着工程では、前記一方の基板と前記他方の基板とが一方側ダミー基板と他方側ダミー基板とを介して押圧されながら接着され、前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板とは、それぞれ、少なくとも表示媒体が溢れ出る前記一方の基板及び前記他方の基板の周縁を含む領域を覆って存在していることを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子ペーパー等に応用されている反射型表示装置に関する。
反射型表示装置として、最近、表示媒体に含まれる電気応答性材料として電気泳動体を用いた電気泳動表示装置が広く用いられている。電気泳動表示装置とは、空気中または溶媒中の電気泳動体(通常は電気泳動する粒子)の電気的な泳動、すなわち粒子移動を利用して情報を表示する装置である。通常、2枚の基板間に電界を与えることで電気的な泳動の状態が制御され、それによって所望の表示が実現されるように構成される。電気泳動体としては、荷電粒子の他、荷電粉体をも利用され得る。その場合、当該荷電粉体は気体中を電気的に泳動する。
電気泳動表示装置は、近年では特に、電子ペーパーとしての応用が注目されている。電子ペーパーとして応用する場合には、印刷物レベルの視認性(目にやさしい)、情報書き換えの容易性、低消費電力、軽量といった利点を享受できる。
電気泳動表示装置では、しかし、粒子や粉体の沈降や偏在に起因して、表示の不良、特にコントラストの低下が生じることがある。この現象を防止するべく、上下の電極基板間に隔壁を形成して、電気泳動する粒子や粉体の泳動空間、すなわち移動空間を微小な空間に分割することが採用されている。この微小な空間は、セルあるいは画素と呼ばれている。各セルの中に、電気泳動体を含むインキやガス(表示媒体)が封入されている。例えば特許文献1(特開2005−202245号公報)には、そのようなタイプの電気泳動表示装置の従来例が開示されている。
また、本件出願人による特許文献2(特開2012−013790号公報)には、セルを区画する隔壁上にのみ接着剤を塗工し、隔壁と基板との接着を確実にする方法が開示されている。
特開2005−202245号公報 特開2012−013790号公報
一方の基板に設けられた隔壁の頂面と他方の基板とを接着する際、隔壁によって形成されている各セルの中に気泡が入ってしまうことは、表示品質の観点から回避することが強く望まれる。このため、セルの容積を超える表示媒体を予めいずれかの基板上に配置しておいて、2つの基板を接着する(貼り合わせる)接着工程は、表示媒体をセルから溢れ出させながら実施されている。
しかしながら、セルから溢れ出た表示媒体、すなわち、余剰の表示媒体は、2つの基板の周囲に流れ出るため、2つの基板の外表面や前記接着工程を実施するための各機材が汚染されてしまうという懸念があった。
本発明は、このような事情に基づいて行われたものであり、その目的は、一方の基板に設けられた隔壁の頂面と他方の基板とを接着する際に、2つの基板の外表面や当該接着工程を実施するための各機材が汚染されてしまうことを抑制することができる反射型表示装置の製造方法を提供することにある。
本発明は、少なくとも一方が透明である対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気泳動体を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に所定の情報を表示する、反射型表示装置、を製造する方法であって、一方の基板の表示領域にパターンで隔壁を形成する隔壁形成工程と、一方の基板の表示領域上、または、他方の基板の表示領域上に、前記表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、前記一方の基板の前記隔壁の頂面に前記他方の基板を接着する他方基板接着工程と、を備え、前記他方基板接着工程では、前記一方の基板と前記他方の基板とが一方側ダミー基板と他方側ダミー基板とを介して押圧されながら接着され、前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板は、それぞれ、前記一方の基板及び前記他方の基板の周縁のうち少なくとも表示媒体が溢れ出る縁を含む領域を覆って存在していることを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
好ましくは、前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板とは、それぞれ、うねりの最大高さ及びしわの最大高さが50μm以下である。
また、好ましくは、前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板とは、それぞれ、10〜300μmの厚みを有している。
また、好ましくは、前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板とは、それぞれ、編布、織布、不織布、PETフィルム、及び、クリーンペーパーのいずれかからなっている。
また、前記一方の基板及び前記他方の基板に対する押圧位置を相対的に移動させながら、前記一方の基板及び前記他方の基板を互いに押圧することが好ましい。この場合、更に、前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板とは、それぞれ、少なくとも前記押圧位置の相対的な移動方向の側方及び下流側における前記一方の基板及び前記他方の基板の縁を含む領域を覆って存在していることが好ましい。
本発明によれば、他方基板接着工程において、一方の基板と他方の基板とが一方側ダミー基板と他方側ダミー基板とを介して押圧される態様を採用するため、一方の基板及び他方の基板の周縁のうち少なくとも表示媒体が溢れ出る縁を含む領域に一方側ダミー基板と他方側ダミー基板とが広がって存在していることで、2つの基板の外表面や当該工程を実施するための各機材が汚染されることを効果的に防止することができる。
本発明の一実施の形態による反射型表示装置の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態による反射型表示装置の製造方法を概略的に示すフロー図である。 隔壁形成工程の一例を概略的に示す図である。 接着層形成工程の一例を概略的に示す図である。 表示媒体配置工程の一例を概略的に示す図である。 導電性ペーストの機能を説明するための概略図である。 他方基板接着工程の一例を概略的に示す断面図である。 他方基板接着工程の一例を概略的に説明するための分解斜視図である。 ダミー基板のうねり高さを説明する図である。 ダミー基板のしわ高さを説明する図である。 表示媒体配置工程の例を説明する図である。
図1は、本発明の一実施の形態による反射型表示装置の構成を概略的に示す断面図である。本実施の形態による反射型表示装置は、少なくとも一方が透光性を有しており各々電極が形成されている対向する2枚の基板間11,16に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体13が封入されていて、2枚の基板11,16間に所定の電界が与えられる際に所望の表示をするようになっている。ここで、本件の明細書及び特許請求の範囲において「透光性」とは、光を透過する性質、という程度の意味である。本実施の形態においては、視認側に配置される基板(一方の基板11)は、全光透過率が50%以上、好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上となるような透光性を有している。
図1乃至図において、一方の基板11及び他方の基板16の面上には、各々電極が設けられているが、当該電極の図示は省略されている。本実施の形態においては、一方の基板11が視認側に配置され、他方の基板16が非視認側に配置される。
一方の基板11としては、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の透光性フィルムや透光性ガラスに、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等の透光性を有する電極(透光性電極)を一方の基板11の少なくとも表示領域60を覆うように付したものが、典型的に用いられ得る。ここで、「表示領域」とは、反射型表示装置における所望の表示に利用される領域をいう。本実施の形態では、一方の基板11は、可撓性であるが、剛性であってもよい。ここで、本件の明細書及び特許請求の範囲においては、「可撓性」とは、たわめることの可能な性質、という程度の意味である。また、「剛性」とは、曲げやねじりの力に対する寸法変形が小さい性質、という程度の意味である。
透光性電極は、塗工法や蒸着法等によって形成され得る。透光性電極は、アクティブマトリクス駆動の場合及びセグメント駆動の場合は共通電極として用いられるので、必ずしもパターンが形成されている必要は無く、基板全面が電極であってもよい。一方、パッシブマトリクス駆動の場合、対向する両方の基板はパターン電極である必要があるため、当該透光性電極もストライプなどのパターンで形成される。
一方の基板11の厚みは、10μm〜1mmが好適である。10μmよりも薄いと、パネル80としての強度を得ることができず、破損に至る危険度が増す一方、1mmよりも厚いと、パネル80の重量が重くなり過ぎて取り扱いが不便になるし、コストも高くなるからである。破損しにくく取り扱いが容易である好適な厚みの範囲は、50μm〜300μm程度である。
一方の基板11は、ロール状でもシート状でもどちらでも適用可能である。
他方の基板16としては、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス、エポキシガラス(ガラエポ)等の基材が用いられ得る。また他方の基板16は、透光性を有する基材が用いられてもよい。さらに透光性を有しているが不透明な基材であってもよく、電極面とは異なるもう一方の面を粗面化した不透明なガラス基材、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス、エポキシガラス(ガラエポ)等が用いられ得る。本実施の形態では、他方の基板16は、視認側と反対側の位置に配置されるため、透光性を有している必然性はない。しかし、熱膨張特性など一方の基板11と同じ物性が必要とされる場合は、一方の基板11と同様の透光性の部材が使用され得る。本実施の形態では、他方の基板16も、可撓性であるが、剛性であってもよい。
電極としては、セグメント駆動およびパッシブマトリクス駆動の場合はパターン状の電極、また、アクティブマトリクス駆動の場合はTFT(Thin Film Transistor)が配置される画素電極が用いられる。
他方の基板16の厚みも、一方の基板11の厚みと同様に、10μm〜1mmが好適である。10μmよりも薄いと、パネル80としての強度を得ることができず、破損に至る危険度が増す一方、1mmよりも厚いと、パネル80の重量が重くなり過ぎて取り扱いが不便になるし、コストも高くなるからである。破損しにくく取り扱いが容易である好適な厚みの範囲は、50μm〜300μm程度である。
他方の基板16も、ロール状でもシート状でもどちらでも適用可能である。
<反射型表示装置の製造方法>
図2は、本発明の一実施の形態による反射型表示装置の製造方法を概略的に示すフロー図である。図3は、隔壁形成工程の一例を概略的に示す図である。図3に示すように、まず、一般には水平方向に載置される一方の基板11の上面に、例えばフォトリソグラフィ法(紫外線(UV)照射による露光→現像→焼成)によって、所定のパターンの隔壁12が形成される。本実施の形態では、一方の基板11は視認側に配置されて視認側基板として機能するようになっている。従って、一方の基板11は透明である必要がある。また、これに対応して、他方の基板16は非視認側に配置されて非視認側基板として機能するようになっている。一方、隔壁12は、後述する複数のセルを規定する部材である。例えば、隔壁12のパターンはハニカム状である。隔壁の高さは、5〜50μm、好ましくは10〜50μmである。セルのサイズは、表示パネルの大きさにもよるが、0.05〜1mmピッチ、好ましくは0.1〜0.5mmピッチである。もっとも。隔壁12で形成されるセルの形状は、必ずしも全てのセルで同じでなくてもよい。
次に、隔壁12上に接着層22が形成される(接着層形成工程)。この接着層形成工程では、例えば転写法や印刷法により、ポリエステル系熱可塑性接着剤のようなヒートシール剤が形成される。
転写法として典型的な熱転写法の一例について具体的な説明を補足すれば、例えば図4に示すように、PETフィルム21上に10μmの厚みでポリエステル系熱可塑性接着剤のようなヒートシール剤を形成した転写シート20を用意し、これを例えばガラス基板からなる歪み防止基板211に貼り付ける。その後、当該転写シート20を、ヒートシール剤の軟化温度以上の温度である例えば120℃に保たれたホットプレート上において1分間加熱する。この時、転写シート20は歪み防止基板211に貼り付けられているため、熱によって歪むことが防止される。その後、一方の基板11に形成された隔壁12の他方の基板16側となる端部が、転写シート20のヒートシール剤の面に押しつけられることによって、ヒートシール剤は隔壁12の他方の基板16側となる端部に転写される。
隔壁12は、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、常温硬化樹脂等によって構成可能であり、前述のように、5〜50μmの厚みに形成されることが好適である。5μm以下では、充填するインキ量が少なく、十分な表示特性、特にコントラストが得られない一方、50μm以上では、パネルの厚みが厚すぎて、駆動電圧が上昇し過ぎてしまう。低駆動電圧で良好な表示特性が得られるという観点から、10〜50μmの範囲の厚みが好適である。
隔壁12のパターン形状は、円、格子、ハニカム状(六角形)、その他の多角形など、基本的に任意である。開口率は、70%以上が好ましく、特に90%以上が好ましい。高開口率であるほど、表示可能エリアが広くなるため、高コントラストを得ることができる。
隔壁12の形成方法は、フォトリソグラフィ法の他、エンボス加工などの型転写方法も採用され得る。さらに、メッシュ加工の構造物を隔壁として製造しておいて、それを一方の基板11に貼り付けるという方法も採用され得る。
接着層(ヒートシール剤)22としては、熱可塑性材料を用いたものが好ましく、加熱により軟化して、冷却すると固化する性質を有し、冷却と加熱を繰り返した場合に、塑性が可逆的に保たれる材料である。また、熱転写後のヒートシール剤は常温まで冷却して再び固化することにより、タック、すなわちねばつきが無くなるため、取り扱いの便宜が極めて良い。また、タック、すなわちねばつきが無いことによって、セル内に充填された表示媒体がヒートシール剤と接着してしまうことがない。そして、再び隔壁の他方の基板16側の端部のヒートシール剤をその軟化温度を超える温度にまで加熱して軟化させることにより、タック、すなわちねばつきを有するようになるため、他方の基板が確実に接着される。他方の基板の接着後のヒートシール剤は、再び常温においてはタック、すなわちねばつきが無いため、やはり表示媒体がヒートシール剤と接着してしまうことがなく、表示品質の低下のおそれもない。具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリウレタンなどの熱可塑性ベースポリマーや、天然ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体などの熱可塑性エラストマーを主成分とし、粘着性付与樹脂や可塑剤を配合した樹脂が主に使用される。
隔壁12とヒートシール剤22との密着性を上げるために、隔壁12に紫外線照射やプラズマ処理などにより表面処理が施されてもよいし、プライマーが形成されてもよい。あるいは、ヒートシール剤22の方にシランカップリング剤が添加されてもよい。
また、転写フィルム20の熱による歪みを防止する方法としては、転写フィルム20を歪み防止基板211に貼り付けてから加熱する方法に限られず、例えば転写フィルム20を架張して転写フィルムの両端を引っ張り、転写フィルム20に張力をかけることによって熱による歪みを防止する方法も採用され得る。
なお、転写フィルム20や一方の基板11など、可撓性のシートを歪み防止基板に貼り付ける際は、当該可撓性シートの歪み防止基板からの再剥離が容易なように、当該可撓性シートと歪み防止基板との間に粘着層を配置することが好ましい。この場合、粘着層は、一般的な粘着材をコーティング等することによって形成されてもよいし、市販の両面粘着フィルムや自己粘着性のあるシリコーンシートなどで構成されてもよい。さらに、歪み防止基板が加工性に優れる金属板などであれば、可撓性シートを真空吸着によって歪み防止基板に貼り合わせてもよい。
図2に戻って、接着層22が形成された後に、隔壁12または隔壁12及び接着層22で区画された各領域をセルとして、各セルの中に、表示媒体としてのインキ13が配置される(表示媒体配置工程)。図5は、表示媒体配置工程の一例を概略的に示す図である。
ここでは、(1)ディスペンサ31あるいはインクジェット、ダイコートからインキ13が滴下され、(2)中央スキージ32あるいはドクターブレード、ドクターナイフによって面内均一となるようにインキ13が塗工され、(3)更に両端スキージ33a、33bあるいはドクターブレード、ドクターナイフによって、はみ出たインキ13の余剰分が掻き取られ、(4)最後にワイパ34によって、一辺側に集まったインキ13の余剰分が拭き取られる。但し、この状態でも、各セルの容積を越えるインキ13の量が存在している、すなわち、インキ13の余剰分が存在している。
電気応答性材料としては、電荷粒子材料や液晶材料がある。電荷粒子材料には、白や黒、カラーなどの色づけされた粒子が電場に応答して移動するいわゆる電気泳動材料、または、粒子が二色に色分けされ電場により回転するツイストボールに代表される材料、または、電場により移動するナノ粒子材料、等がある。一方、液晶材料には、PDLC(Polymer Dispersed Liquid Crystal)で知られる透過と散乱を電気的に制御する材料、液晶に色素を混合した材料、コレステリック液晶材料、等がある。
これら電気応答して光学特性を変化させる材料は、種類を問わずセルに隔離する必要があり、本発明の適用範囲である。
図2に戻って、表示媒体配置工程の後で、導電性ペースト塗布工程が実施される。図6は、導電性ペーストの機能を説明するための概略図である。導電性ペースト14は、例えば銀ペーストのような金属ペーストであり、例えばディスペンサ41あるいはインクジェット、タンポ印刷、パット印刷、スタッピング印刷によって所定位置に塗布される。導電性ペースト14は、図6に示すように、他方の基板16に電圧をかけるための配線として機能する。一方の基板11の電極と他方の基板16の電極との間に所定の電界(電圧)が与えられる際、表示媒体であるインキ13中の電気泳動粒子が駆動され、文字パターン等の所定の情報が表示される。その後、電界が与えられなくなっても、新たな電界が両基板間に与えられるまで、当該情報表示状態が維持される。
その後、隔壁12上の接着層22上に、一方の基板11に対して対向する他方の基板16が接着される(他方基板接着工程)。これにより、表示媒体(インキ13)が各セル内に封止される。
他方基板接着工程では、接着層22として塗工されたヒートシール剤を加熱して接着力を得るようになっている。具体的には、図7及び図8に示すように、対向する一対のローラー体であるラミネータ91によって所定の熱圧着圧力(ラミネート圧力)を付与しながら、ヒートシール剤を周辺からその軟化温度を超える温度にまで加熱して軟化させることによって、インキ13が充填されている隔壁12と他方の基板16とを接着する。
ここで、本実施の形態の他方基板接着工程は、隔壁12または隔壁12及び接着層22で区画された各セル内に気泡が残らないように、ある一方の側(図7及び図8の左側)から対向する他方の側(図7及び図8の右側)に向けてラミネータ91によって一方の基板11と他方の基板16とが互いに押圧される押圧位置を移動させることで、インキ13の余剰分を各セルから溢れ出させながら行われる。更に、本実施の形態の他方基板接着工程では、図7及び図8に示すように、一方の基板11と他方の基板16とを一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116との間に挟み込んだ状態で、ラミネータ91によって所定の熱圧着圧力(ラミネート圧力)が付与される。
ここで用いられる一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116とは、ラミネータ91による熱圧着圧力(ラミネート圧力)の付与に悪影響を及ぼさないよう、それぞれ平坦な基板であることが好ましい。具体的には、一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116とは、それぞれ、うねりの最大高さ及びしわの最大高さが50μm以下であることが好ましい。また、同じ理由により、厚みについても、それぞれ、10〜300μmであることが好ましい。
ダミー基板111、116のうねり高さは、図9において符号H1で示されたパラメータであるが、接触式膜厚計によるダミー基板111、116の表面高さ測定から評価可能である。同様に、ダミー基板111、116のしわ高さについても、図10に符号H2で示されたパラメータであるが、マイクロメーターによるダミー基板111、116の厚み測定から評価可能である。
一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116とは、一方の基板11及び他方の基板16の周縁から溢れ出てくるインキ13を吸収する材料からなっていることが好ましい。好適な材料の例としては、編布、織布、不織布、クリーンペーパーが挙げられる。もっとも、一方の基板11及び他方の基板16と比較して十分に大型であれば、インキ13の余剰分が濡れ広がるだけでも足りるので、必ずしもインキ13を吸収する材料でなくてもよい。そのような好適な材料としては、PETフィルムが挙げられる。
一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116の大きさ(面積)は、一方の基板11及び他方の基板16の周縁のうちインキ13の余剰分が溢れ出る箇所に延在している、すなわち、広がって存在していることが必要で、通常は、一方の基板11及び他方の基板16の全周縁を含む領域において延在していることが好ましい。換言すれば、一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116とは、一方の基板11及び他方の基板16よりも大型であることが好ましい。
もっとも、本実施の形態のように、押圧装置として押圧位置を相対的に移動させていくタイプのものが採用される場合には、一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116とは、それぞれ、押圧装置の押圧位置の相対的な移動方向の側方及び下流側における一方の基板11及び他方の基板16の縁を含む領域に延在していれば足りる(図8参照)。
以上のような他方基板接着工程の後、図2に戻って、ギロチン、上刃スライド装置、レーザカット装置、レーザーカッター等の断裁装置51によって所定のサイズに断裁され、さらにその後、外周封止処理が施されて、所望の反射型表示装置の製造が完了する。
外周封止剤は、紫外線硬化樹脂の他に、熱硬化樹脂、常温硬化樹脂、ヒートシール樹脂等によっても構成可能である。それらは、ディスペンサによって、あるいは、各種の印刷法によって、あるいは、熱圧着によって、両方の基板11,16の周辺に適用される。
以上のような本実施の形態によれば、他方基板接着工程(図7及び図8参照)において、一方の基板11と他方の基板16とが一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116とを介してラミネータ91によって押圧される態様を採用することにより、一方の基板11及び他方の基板16の周縁においてインキ13が溢れ出る箇所に一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116とを延在させておくことで、2つの基板11、16の外表面や当該工程を実施するための各機材が汚染されることを効果的に防止することができる。
従って、他方基板接着工程を、インキ13の余剰分を十分に溢れ出させながら行うことができるため、各セル内に気泡が残ることが効果的に抑制され、結果的に良好な表示品質を実現することができる。
特に、一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116とがそれぞれ平坦な基板であれば、ラミネータ91による熱圧着圧力(ラミネート圧力)の付与に悪影響を及ぼすことが無く、好適である。本件発明者によれば、一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116のうねりの最大高さ及びしわの最大高さが50μm以下であることが好ましい。また、一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116の厚みについても、本件発明者によれば、10〜300μmであることが好ましい。
また、以上の実施の形態は、原理的に、電気泳動体が荷電粉体で表示媒体が気体である場合にも適用可能である。
なお、表示媒体としては、電気的に光学特性を変化させるものに限らず磁気や熱による外場に応答するものであってもよく、すなわち、本発明は原理的に表示媒体の種類によらず適用できる。また、表示媒体配置工程は、図11(a)に示すような前述の態様に限定されず、一方の基板11と他方の基板16の配置の上下を逆にして、他方の基板16の表示領域上に表示媒体を配置してもよい(図11(b)参照)。また、表示媒体にある程度の粘性がある(流動性が過度に高くない)ならば隔壁12が形成された一方の基板の表示領域上に表示媒体を配置する代わりに、一方の基板11の表示領域に対向配置される予定の他方の基板16の表示領域上に表示媒体を配置してもよく(図11(c)参照)、一方の基板11と他方の基板16の配置の上下を逆にして、一方の基板11の表示領域上に表示媒体を配置してもよい(図11(d)参照)。
次に、実際に行われた実施例について説明する。
<反射型表示装置の実施例>
<実施例1>
一方の基板11として、140mm×140mm×厚さ0.125mmのPETフィルム(東洋紡製A4100)の一方の面に透明電極として酸化インジウムスズ(ITO)蒸着膜(厚さ0.2μm)が設けられた基板が用意された。透明電極は、スパッタリング、真空蒸着法、CVD法などの一般的な成膜方法によって形成され、酸化インジウムスズ(ITO)の他に、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等によっても形成され得る。
次に、当該一方の基板11に、ネガ型感光性樹脂材料(デュポンMRCドライフィルムレジスト(株)製のドライフィルムレジスト)を30μmの厚さにラミネートして100℃、1分間の条件で加熱し、次いで露光マスクを使用して露光(露光量500mJ/cm)し、その後、1%KOH水溶液を用いた現像を30秒行い、200℃、60分間の条件で焼成することで、隔壁12の他方の基板16側の端部の幅が15μm、セルピッチが300μmのハニカム状パターンの隔壁12が形成された。
次に、ヒートシール剤(東洋紡製バイロン550)をPETフィルム21上に、厚さ10μmで形成し、歪み防止基板211として厚さ2mmのガラス基板にシリコーンシートを貼り合わせた粘着性基板を用いて、ヒートシール層付きPETフィルム21を平坦に固定し、隔壁12の他方の基板16側の端部にヒートシール層を熱圧着(130℃、1kPa)した後に、PETフィルム21を隔壁12から離すことで隔壁の他方の基板16側の端部全面にヒートシール層を形成した。
続いて、表示媒体として、以下の成分を有するインキ13が用いられ、ディスペンサ31から滴下されて、中央スキージ32(ニューロング製のスキージ1:ウレタン樹脂製)にてスキージ処理されて、各セル内に充填された。基板幅方向にはみ出した余剰インキは、別の両端スキージ33a、33b(ニューロング製のスキージ2:ウレタン樹脂製)にて掻き取られ、さらにロールワイパ34にて拭き取られた。
<インキ成分>
・電気泳動粒子(二酸化チタン)・・・60重量部
・分散液 ・・・40重量部
次いで、他方の基板16として、150mm×150mm×厚さ0.7mmの無アルカリガラス(日本電気硝子製OA−10G)に、Cu電極等の各種電極がパターン状に形成されたものが用いられた。各種電極のパターン形成は、一般的なエッチング法によって形成された。
続いて、隔壁エリア外側の電極部に、銀ペースト(藤倉化成製)がディスペンサ41によって点塗布された。
そして、大気中にて、一方の基板11の隔壁12上の接着層22の上に他方の基板16を位置合わせして重ね合わせ、更に一方側ダミー基板111と他方側ダミー基板116とで挟んだ状態とした後、ラミネータ91で一定の熱圧着圧力を付与しつつ隔壁12内のセル容積を超えるインク13の余剰分を押し出しながら、一方の基板11の隔壁12と他方の基板16とが密着された(図7及び図8参照)。このとき、他方の基板16は、セル内に気泡が残らないように隔壁12に密着された。熱圧着時の温度は、100℃であった。また、熱圧着圧力は、0.1MPaであった。
一方側ダミー基板111及び他方側ダミー基板116としては、うねりの最大高さ及びしわの最大高さが50μm以下であるPETフィルムが用いられた。当該PETフィルムの厚みは、100μmであった。
その後、所定のサイズに断裁され、両方の基板11,16の周辺にディスペンサ(不図示)を用いて紫外線硬化樹脂(イー・エッチ・シー(株)製:LCB−610)を塗工して封止し、紫外線を露光(露光量700mJ/cm)して硬化させた(外周封止処理)。以上により表示パネルが作製された。
以上のようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、極めて良好であった。また、他方基板接着工程において、2つの基板11、16の外表面や当該工程を実施するための各機材が汚染されることは無かった。
<実施例2>
前記実施例1に対して、一方側ダミー基板111及び他方側ダミー基板116が変更され、それぞれ、うねりの最大高さ及びしわの最大高さが50μm以下であるクリーンペーパーが用いられた。当該クリーンペーパーの厚みは、90μmであった。その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、極めて良好であった。また、他方基板接着工程において、2つの基板11、16の外表面や当該工程を実施するための各機材が汚染されることは無かった。
<実施例3>
前記実施例1に対して、一方側ダミー基板111及び他方側ダミー基板116が変更され、それぞれ、うねりの最大高さが100μmであるPETフィルムが用いられた。当該PETフィルムの厚みは、100μmであった。その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
このようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、一方側ダミー基板111及び/または他方側ダミー基板116のうねりが一方の基板11及び/または他方の基板16に転写されたらしく、軽微な表示ムラが認められた。一方、他方基板接着工程において、2つの基板11、16の外表面や当該工程を実施するための各機材が汚染されることは無かった。
<実施例4>
前記実施例1に対して、一方側ダミー基板111及び他方側ダミー基板116が変更され、それぞれ、しわの最大高さが100μmであるクリーンペーパーが用いられた。当該クリーンペーパーの厚みは、90μmであった。その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
このようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、一方側ダミー基板111及び/または他方側ダミー基板116のしわが一方の基板11及び/または他方の基板16に転写されたらしく、軽微な表示ムラが認められた。一方、他方基板接着工程において、2つの基板11、16の外表面や当該工程を実施するための各機材が汚染されることは無かった。
11 一方の基板
111 一方側ダミー基板
12 隔壁
13 インキ(表示媒体)
16 他方の基板
116 他方側ダミー基板
22 ヒートシール剤
31 ディスペンサ
32 中央スキージ(スキージ1)
33a、33b 両端スキージ(スキージ2)
34 ロールワイパ
41 ディスペンサ
51 断裁装置
91 ラミネータ
211 歪み防止基板

Claims (6)

  1. 少なくとも一方が透明である対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気泳動体を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に情報を表示する、反射型表示装置、を製造する方法であって、
    一方の基板の表示領域にパターンで隔壁を形成する隔壁形成工程と、
    一方の基板の表示領域上、または、他方の基板の表示領域上に、前記表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、
    前記一方の基板の前記隔壁の頂面に前記他方の基板を接着する他方基板接着工程と、
    を備え、
    前記他方基板接着工程では、前記一方の基板と前記他方の基板とが一方側ダミー基板と他方側ダミー基板とを介して押圧されながら接着され、
    前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板は、それぞれ、前記一方の基板及び前記他方の基板の周縁のうち少なくとも表示媒体が溢れ出る縁を含む領域を覆って存在している
    ことを特徴とする反射型表示装置の製造方法。
  2. 前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板とは、それぞれ、うねりの最大高さ及びしわの最大高さが50μm以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の反射型表示装置の製造方法。
  3. 前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板とは、それぞれ、10〜300μmの厚みを有している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の反射型表示装置の製造方法。
  4. 前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板とは、それぞれ、編布、織布、不織布、PETフィルム、及び、クリーンペーパーのいずれかからなっている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の反射型表示装置の製造方法。
  5. 前記一方の基板及び前記他方の基板に対する押圧位置を相対的に移動させながら、前記一方の基板及び前記他方の基板を互いに押圧する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の反射型表示装置の製造方法。
  6. 前記一方側ダミー基板と前記他方側ダミー基板は、それぞれ、少なくとも前記押圧位置の相対的な移動方向の側方及び下流側における前記一方の基板及び前記他方の基板の縁を含む領域を覆って存在している
    ことを特徴とする請求項5に記載の反射型表示装置の製造方法。
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