JP2015107307A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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【課題】コスト高になることなく、ヒートポンプの凝縮器の温度度上昇を抑えることができて、乾燥時間の長延化を避けることのできる衣類乾燥機を提供する。【解決手段】乾燥室内の空気を、乾燥室外に設けた通風路19を通して乾燥室内に戻す循環を行わしめる空気循環装置と、この空気循環装置の通風路19に蒸発器21と凝縮器22とを配設して、それらと圧縮機23及び減圧手段を接続することにより冷凍サイクルを構成するヒートポンプ25と、蒸発器21で発生する除湿水を貯留するドレンタンク33とを具備し、空気循環装置とヒートポンプ25の運転により衣類の乾燥を行うものにおいて、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25aを、ドレンタンク33内に配設して、該ドレンタンク33に貯留される除湿水により冷却するようにした。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は衣類乾燥機に関する。
近年の洗濯乾燥機など衣類乾燥機には、乾燥方式別に、ヒータ方式とヒートポンプ方式とがある。そのうち、ヒータ方式は、衣類を収容した乾燥室に電熱ヒータで加熱した空気を供給して衣類から水分を蒸発させ、それにより高温高湿となった空気を乾燥室から排出させて除湿器により除湿し、そしてその除湿した空気を上記電熱ヒータで加熱して乾燥室に供給するということを繰返して衣類を乾燥させるものであり、除湿能力が充分でないために、加熱温度を90〔℃〕程度に高くする必要があり、衣類の縮みや傷みが生じやすいし、電力の消費量も少なくない。
これに対して、ヒートポンプ方式は、衣類を収容した乾燥室の空気を、ヒートポンプの、圧縮機及び減圧手段とサイクル接続した蒸発器並びに凝縮器を配設した通風路を通し、そのうちの蒸発器で空気の冷却除湿をし、凝縮器で空気の加熱をして、洗濯槽内に逐次送り込むということを繰返すことで、衣類を乾燥させるものであり、ヒータ方式に比して加熱温度が60〔℃〕程度と低く、衣類の縮みや傷みが生じにくいし、電力の消費量も少ない。
上記ヒートポンプには冷媒が封入されており、この冷媒を、圧縮機で圧縮し、凝縮器で液化して上記通風路を通る空気の加熱をし、減圧手段で減圧して、その後に蒸発器で蒸発させることにより上記通風路を通る空気の冷却除湿をするようになっている。
又、このヒートポンプの圧縮機は、例えばロータリー形であり、更に、圧縮機構部とモータ部とから構成されていて、そのモータ部には、インバータ電源により設定周波数の駆動電源を供給し、それによって、モータ部は供給された周波数に応じた回転速度で回転し、圧縮機を可変の設定出力で駆動するようになっている。
このようにヒートポンプを運転するとき、衣類の温度が上昇するのに伴って、ヒートポンプの各部の温度は漸次上昇する。それに対して、圧縮機は使用可能な圧力範囲内で運転する必要があり、圧縮機の吐出温度や凝縮器の温度で駆動モータの回転速度が制御されるようになっている。このため、凝縮器の温度が上昇すると、圧縮機駆動モータの回転速度を下げることにより、凝縮器の温度上昇を抑え、圧縮機が過負荷状態となることのないようされている。
しかしながら、圧縮機駆動モータの回転速度を下げると、冷媒の循環量が減って蒸発器の温度が上昇するため、前記通風路を通る空気の除湿効果が低下し、乾燥時間が長くかかるようになるという問題点があった。
そして、そのような問題点を解決するものとして、凝縮器の一部を排熱部とし、蒸発器の下方にタンクを設けて、このタンクに、蒸発器で空気の除湿をするのに伴い発生する除湿水を貯留し、この貯留した除湿水をポンプにより上記凝縮器の排熱部に吐出して、該排熱部を冷却する考えがある(例えば特許文献1参照)。
特開2013−85794号公報
上述の、蒸発器で空気の除湿をするのに伴い発生する除湿水を凝縮器の排熱部に吐出して、該排熱部を冷却する考えのものによれば、圧縮機駆動モータの回転速度を下げることなく、凝縮器の温度上昇を抑えることができるので、乾燥時間の長延化を避けるのに効果がある。
しかしながら、そのために、蒸発器の下方に設けたタンクに貯留した除湿水を凝縮器の排熱部に吐出するポンプが必要であり、且つ、その凝縮器の排熱部に吐出した除湿水を受ける設備が必要であって、それらにより、コスト高になるという問題点を有していた。
そこで、コスト高になることなく、ヒートポンプの凝縮器の温度度上昇を抑えることができて、乾燥時間の長延化を避けることのできる衣類乾燥機を提供する。
本実施形態の衣類乾燥機は、第1に、乾燥室と、この乾燥室内の空気を、循環用送風機の運転により、乾燥室外に設けた通風路を通して乾燥室内に戻す循環を行わしめる空気循環装置と、この空気循環装置の前記通風路に蒸発器と凝縮器とを配設して、それらと圧縮機及び減圧手段を接続することにより、冷媒を圧縮機、凝縮器、減圧手段、及び蒸発器を通して循環させる冷凍サイクルを構成するヒートポンプと、前記蒸発器で発生する除湿水を貯留するドレンタンクとを具備し、前記空気循環装置と前記ヒートポンプの運転により衣類の乾燥を行うものにおいて、前記ヒートポンプの高温側配管の一部を、前記ドレンタンク内に配設して、該ドレンタンクに貯留される前記除湿水により冷却するようにしたことを特徴とする。
本実施形態の衣類乾燥機は、第2に、前記ドレンタンク内に、前記ヒートポンプの高温側配管の一部に代え、前記凝縮器の放熱用フィンの一部を配設して該ドレンタンクに貯留される前記除湿水により冷却するようにしたことを特徴とする。
第1の実施形態を示す主要部分の破断正面図 図1のII-II線に沿う、主要部分の縦断側面図 衣類乾燥機(洗濯乾燥機)全体の、一部を破断した概略縦断側面図 衣類乾燥機(洗濯乾燥機)全体の、一部を破断した概略縦断背面図 空気循環装置とヒートポンプの概略構成図 乾燥運転中における空気循環装置とヒートポンプの各部の温度変化を示す図 第2の実施形態を示す図1相当図 第3の実施形態を示す図2相当図 第4の実施形態を示すヒートポンプの高温側配管の一部の断面図 第5の実施形態を示す図2相当図 第6の実施形態を示すドレンポンプ駆動のタイムチャート 除湿水の発生量の変化を併せて示す図6相当図 第7の実施形態における被乾燥衣類の検知量ごとの乾燥運転の経過時間とドレンポンプの駆動周期との関係を示す図 第8の実施形態における圧縮機の駆動電源周波数の変化とドレンポンプ駆動周期との関係を示す図 第9の実施形態における圧縮機の吐出側温度の変化と圧縮機の駆動電源周波数の変化を示す図 第10の実施形態における凝縮器の温度の変化と圧縮機の駆動電源周波数の変化とを示す図 第11の実施形態の乾燥運転の初期におけるドレンポンプの駆動周期を示す図 第12の実施形態を示すドレンタンク部分の縦断正面図 第13の実施形態を示すドレンタンク部分の縦断正面図
以下、洗濯乾燥機に適用して、その第1の実施形態につき、図1から図6を参照して説明する。
まず、図3及び図4には、洗濯乾燥機、中でもドラム式(横軸形)洗濯乾燥機の全体構成を示しており、外箱1の内部に外槽2を配設し、外槽2の内部に回転槽(ドラム)3を配設している。本実施形態においては、この外槽2と回転槽3とで洗濯室兼用の乾燥室を構成するものであり、回転槽3は、周側壁の全域に通水及び通風兼用の孔4を有する多孔状を成している。
上記外槽2及び回転槽3は、ともに軸方向が前後(図3で左右)の横軸円筒状を成すものであり、それを図示しないサスペンションにより前上がり(図3で左上がり)の傾斜状に弾性支持している。又、これら外槽2及び回転槽3は、ともに前面が開口しており、それに対して、外箱1の前面部のやゝ上向きに傾斜した上部には扉5によって開閉される衣類出入口(図示省略)を形成し、この衣類出入口と外槽2の前面の開口部とを図示しないベローズにより連ねている。
外槽2の背面にはモータ6を取付けている。このモータ6は、例えばアウターロータ形のブラシレスモータであり、回転槽3を直に回転駆動するようになっている。従って、モータ6は回転槽3を回転駆動する駆動装置として機能するものである。
このほか、外槽2の最下部である底部の最後部には、電動の排水弁7を有する排水管路8を接続して設け、この排水管路8により外槽2内の水を機外に排出するようにしている。
外槽2の下方(外箱1の奥底部)には通風ダクト9を配置している。この通風ダクト9は、図4に示すように、左右に長いボックスで、その一端部(図4で左側部)の上部に蛇腹状等の可撓ダクト継手10を介して吸気ダクト11の一端部を接続している。吸気ダクト11は、外箱1内の奥部の一方側(図4で左側)を下部から上方へ、そして図3に示すように前方へと配管しており、他端部(上前端部)をフィルタ装置12に接続している。
フィルタ装置12は、もっぱら洗濯物から散出するリントを捕獲するもので、図示しないフィルタ本体を外箱1の上面部の前部において着脱することにより掃除ができるようになっており、このフィルタ装置12を蛇腹状等の可撓接続ホース13を介して、前記外槽2の前部の上部に形成した温風出口14に接続している。すなわち、通風ダクト9の一端部には、外槽2の温風出口14を、可撓接続ホース13、フィルタ装置12、吸気ダクト11、及び可撓ダクト継手10を介して接続しているのである。
一方、通風ダクト9の他端部(図4で右側部)には、循環用送風機15を連設している。この循環用送風機15は、詳細には、ケーシング15aの内部に送風羽根車15bを収容し、この送風羽根車15bをケーシング15aの外部に取付けたモータ15cにより回転駆動するもので、上記通風ダクト9の他端部には、ケーシング15aの入口部を連通させている。
そして、循環用送風機15のケーシング15aの出口部には、蛇腹状等の可撓ダクト継手16を介して給気ダクト17の一端部を接続している。給気ダクト17は、外箱1内の奥部の他方側(図4で右側)を下部から前記外槽2の背面部に前記モータ6部分を迂回させて配管しており、他端部(上端部)を、前記外槽2の後部の上部に形成した温風入口18(図3参照)に接続している。
これらの結果、前記可撓接続ホース13、フィルタ装置12、吸気ダクト11、可撓ダクト継手10、通風ダクト9、循環用送風機15のケーシング15a、可撓ダクト継手16、及び給気ダクト17により、前記外槽2の温風出口14と温風入口18とを接続して、外槽2の外部に通風路19を構成している。
循環用送風機15は、回転槽3内の空気を、図3及び図4に矢印で示すように、外槽2内から上記通風路19を通して外槽2外に出した後、外槽2内に、そして回転槽3内に戻す循環を行わしめるようになっており、もって、通風路19と循環用送風機15とにより回転槽3内の空気を循環させる空気循環装置20を構成している。
そして、通風路19中、通風ダクト9の内部には、上流側(図4で左側)に蒸発器21を配設しており、下流側(図4で右側)に凝縮器22を配設している。これらの蒸発器21及び凝縮器22は、図5に示す圧縮機23及び絞り器24とでヒートポンプ25を構成するもので、このヒートポンプ25においては、接続パイプ26によって、圧縮機23、凝縮器22、絞り器24、蒸発器21、及び圧縮機23の順に、それらをサイクル接続しており(冷凍サイクル)、圧縮機23が作動することによって、サイクルに封入した冷媒を循環させるようになっている。
なお、絞り器24は、圧縮機23で圧縮し凝縮器22で液化した後の冷媒を減圧する減圧手段であって、この場合、電子膨張弁(PMV)を用いているが、他の減圧手段(例えばキャピラリチューブ等)を用いても良い。
又、圧縮機23は、詳細には図示しないが、例えばロータリー形であり、更に、圧縮機構部とモータ部とから構成されていて、そのモータ部には、インバータ電源(圧縮機駆動手段に相当)により設定周波数の駆動電源を供給するようにしている。これにより、モータ部は供給された周波数に応じた回転速度で回転し、圧縮機構部を可変の設定出力で駆動するようになっている。
図5には、ヒートポンプ25と併せて、前記外槽2と空気循環装置20(吸気ダクト11、通風ダクト9、循環用送風機15、及び給気ダクト17)を概略的に示しており、そのほか、ヒートポンプ25について設けた温度検知手段として、圧縮機23の吐出側の温度(冷媒温度)を検知する温度センサ27と、凝縮器22の温度を検知する温度センサ28、蒸発器21の入口側の温度(冷媒温度)を検知する温度センサ29、蒸発器21の出口側の温度(冷媒温度)を検知する温度センサ30を示し、更に、前記外槽2(乾燥室)の入口側(給気ダクト17中)の温度(空気温度)を検知する温度センサ31と、同外槽2(乾燥室)の出口側(通風ダクト9の蒸発器21より上流側)の温度(空気温度)を検知する温度センサ32とを示している。
ここで、蒸発器21は、図1及び図2に示すように、冷媒を通すパイプ21aを縦方向(上下方向)に蛇行状に設け、且つ、その縦方向の蛇行状に設けたパイプ21aを横方向(左右方向)に複数列に並設したもので、更に、そのパイプ21aに伝熱用フィン21bを例えば1.4〔mm〕程度の小間隔で多数枚横方向(前後方向)に並べ付けたものであり、伝熱用フィン21bの並びが前記循環空気の流れと直交し、伝熱用フィン21bの各間を前記循環空気が通るようにしている。
なお、凝縮器22も、蒸発器21と同様の構成で、詳しくは図示しないが、冷媒を通すパイプ22aを縦方向(上下方向)に蛇行状に設け、且つ、その縦方向の蛇行状に設けたパイプ22aを横方向(左右方向)に複数列に並設したもので、更に、そのパイプ22aに伝熱用フィン22bを例えば1.4〔mm〕程度の小間隔で多数枚横方向(前後方向)に並べ付けたものであり、伝熱用フィン22bの並びが前記循環空気の流れと直交し、伝熱用フィン22bの各間を前記循環空気が通るようにしている。
通風ダクト9の蒸発器21及び凝縮器22下の部分には、ドレンタンク33を設けており、このドレンタンク33により、蒸発器21で後述のように発生して滴下する除湿水を通風ダクト9底部の図示しない通水部を通して受け溜めるようにしている。又、このドレンタンク33には、凝縮器22側の側壁部にドレンポンプ34を付設しており、このドレンポンプ34によって、ドレンタンク33に貯留した除湿水を吸水パイプ34aを通じ汲み上げて、図示しない吐水パイプを通じ前記排水管路8に排出するようにしている。
そして、ドレンタンク33の内部には、前記ヒートポンプ25の高温側配管の一部25aを配設している。ヒートポンプ25の高温側配管は、前記圧縮機23の吐出側であって、前記絞り器24までの部分(接続パイプ26並びに凝縮器22のパイプ22aを含む)であり、本実施形態においては、そのヒートポンプ25の高温側配管の一部25aは、圧縮機23の吐出側で凝縮器22に接続した接続パイプ26の、凝縮器22寄りの一部を指している。
又、この場合、ドレンタンク33には、図2に示すように、底部に、浅底部33aと深底部33bとで示すように高低差があり、且つ、その浅底部33aは深底部33bに向かって漸次深さを増す斜面状を成していて、そのうちの低部、中でも最低部である、深底部33bの底面にほゞ接するような位置にヒートポンプ25の高温側配管の一部25aを沿わせるように配設している。
なお、ドレンタンク33には、ドレンタンク33内の貯留水位を検知する水位センサを設けていて、その検知結果に基づきドレンポンプ34を作動させるようにしているが、特に乾燥運転中、ドレンタンク33内にはヒートポンプ25の高温側配管の一部25aが浸漬され続ける水位の水が残されるようにしている。
又、図1には、通風ダクト9内にあって圧縮機23の配置部分を蒸発器21及び凝縮器22の配置部分(風路)から仕切る仕切壁35をも示している。
このほか、図4には、前記外箱1の内上部に設けた給水弁36を示しており、この給水弁36は、入口部に水道の蛇口を図示しない接続ホースを介して接続し、出口部を接続ホース37を介して前記外槽2に接続することにより、外槽2内に水道水を供給するようになっている。
次に、上記構成の洗濯乾燥機の作用を述べる。
まず、使用者により図示しない操作パネルが操作されて運転のコースが設定され、運転の開始が指示されると、図示しない制御装置が、設定された運転のコースに応じた洗濯運転、乾燥運転、或いはその両運転を行う洗濯乾燥運転を実行する。その1つとして、洗濯乾燥運転の実行が開始された場合には、洗濯行程、脱水行程、乾燥行程を順に実行する。
洗濯行程では、給水弁36を開放させることにより外槽2内に給水し、その後に回転槽3を低速で正逆両方向に交互に回転させる動作が行われる。
脱水行程では、排水弁7を開放させて外槽2内の水を排出した後、回転槽3を高速で一方向に回転させる動作が行われる。
乾燥行程では、回転槽3を低速で正逆両方向に交互に回転させつつ、回転槽3内に温風を供給する動作が行われる。
回転槽3内に温風を供給する動作は、詳しくは、循環用送風機15を駆動すると共に、ヒートポンプ25の圧縮機23を駆動することで行われる。そのうちの循環用送風機15の駆動により、回転槽3内の空気が外槽2内から通風路19の吸気ダクト11を経て通風ダクト9内に流入される。
一方、ヒートポンプ25の圧縮機23の駆動により、ヒートポンプ25に封入した冷媒が圧縮機23により圧縮されて高温高圧の冷媒となり、その高温高圧の冷媒が高温側配管の一部25aから凝縮器22のパイプ22aを流れて、該パイプ22a及び伝熱用フィン22bを介し通風ダクト9内の空気と熱交換する。その結果、通風ダクト9内を通る空気が加熱され、反対に、凝縮器22のパイプ22a内の冷媒は温度が低下して液化される。この液化された冷媒が、次に、絞り器24を通って減圧された後、蒸発器21のパイプ21aを流れ、気化する。それにより、蒸発器21はパイプ21a及び伝熱用フィン21bを介して通風ダクト9内を通る空気を冷却する。蒸発器21のパイプ21aを通過した冷媒は圧縮機23に戻る。
これらにより、前記外槽2内から通風ダクト9内に流入した空気は、蒸発器21で冷却されて除湿され、その後に凝縮器22で加熱されて温風化される。そして、その温風が給気ダクト17を経て外槽2内に供給され、更に回転槽3内に供給される。
回転槽3内に供給された温風は、回転槽3内の衣類の水分を奪った後、外槽2内から吸気ダクト11を経て通風ダクト9内に流入する。かくして、蒸発器21及び凝縮器22を有する通風ダクト9と回転槽3との間を回転槽3内の空気が循環することにより、回転槽3内の衣類が乾燥される。従って、このときに、外槽2と回転槽3は、乾燥室として機能する。
図6は、この乾燥行程における乾燥運転(循環用送風機15の駆動とヒートポンプ25の圧縮機23の駆動)が行われたときの、圧縮機23の吐出側の温度の変化(温度センサ27で検知)と、凝縮器22の温度の変化(温度センサ28で検知)、外槽2の入口側の温度の変化(温度センサ31で検知)、外槽2の出口側の温度の変化(温度センサ32で検知)、蒸発器21の出口側の温度の変化(温度センサ30で検知)、並びに蒸発器21の入口側の温度の変化(温度センサ29で検知)を示している。
この図6で明らかなように、乾燥運転が開始されると、凝縮器22の温度が上昇するのに伴い、循環空気が漸次加熱されることによって、外槽2の入口側の温度並びに外槽2の出口側の温度は、ともに上昇する。又、蒸発器21の入口側の温度並びに蒸発器21の出口側の温度は、循環空気の温度が低い段階では蒸発器21の冷却能力が勝ることによって一時的に低下し、その後、循環空気の温度が上昇するのに伴って上昇する。
この場合、凝縮器22の温度が高くなったときは、蒸発器21での除湿量も多くなるときであり、衣類から熱を奪った循環空気との盛んな熱交換のため、蒸発器21の温度も高くなる。このときの蒸発器21の温度は入口側及び出口側ともに20〔℃〕前後であり、凝縮器22の温度は70〔℃〕超、圧縮機23の吐出側の温度は80〔℃〕超である。
又、このときには、蒸発器21で上記循環空気の除湿が盛んに行われるのに伴って多くの除湿水が発生するが、その温度は、このときの蒸発器21の温度に応じて20〔℃〕前後であり、この20〔℃〕前後の除湿水が蒸発器21の表面から滴下してドレンタンク33に貯留される。この貯留された除湿水は、前述のように、ドレンタンク33内の貯留水位を検知するように設けた図示しない水位センサの検知結果に基づき、ドレンポンプ34により汲み出されるものの、ドレンタンク33内にはヒートポンプ25の高温側配管の一部25aが浸漬され続ける水位の水が残されるようになっている。
このようにしてヒートポンプ25の70〔℃〕超の高温側配管の一部25aが、ドレンタンク33内に貯留された20〔℃〕前後の除湿水によって冷却される。これにより、凝縮器22の温度上昇を抑えることができるものであり、圧縮機23の駆動モータの回転速度を下げることなくそれができるので、乾燥時間の長延化を避けるのに効果がある。
しかも、この場合、前記特許文献1に記載されたもののような、蒸発器の下方に設けたタンクに貯留した除湿水を凝縮器の排熱部に吐出するポンプが必要なく、又、その凝縮器の排熱部に吐出した除湿水を受ける設備も必要なくて、コスト高になることを避けることができる。
このようにして本実施形態によれば、コスト高になることなく、ヒートポンプ25の凝縮器22の温度上昇を抑えることができて、乾燥時間の長延化を避け得る衣類乾燥機を提供できるものである。
加えて、本実施形態によれば、上記ヒートポンプ25の高温側配管の一部25aを、ドレンタンク33内の低部に配設しており、蒸発器21で発生して滴下する除湿水はドレンタンク33内の低部から漸次貯留されるので、乾燥運転中の、除湿量の少ない、早い時点からヒートポンプ25の高温側配管の一部25aをドレンタンク33に貯留される除湿水に浸漬させて冷却することができ、ヒートポンプ25の凝縮器22の温度上昇の抑制、そして乾燥時間の長延化の回避に、より効果がある。
以上に対して、図7から図19は第2から第13の実施形態を示すもので、それぞれ、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2の実施形態]
図7に示す第2の実施形態においては、ドレンタンク33内に配設するヒートポンプ25の高温側配管の一部25aを、凝縮器22のパイプ22aの一部を延長させて構成している。
このようにしても、ドレンタンク33内に貯留する除湿水による冷却作用で凝縮器22の温度上昇を抑えることができるので、コスト高になることなく、ヒートポンプ25の凝縮器22の温度上昇を抑えることができて、乾燥時間の長延化を避け得る衣類乾燥機を提供できる。
なお、この場合、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25aは、ドレンタンク33における浅底部33a中の、深底部33bに最も近い斜面にほゞ接するような位置に配設しているが、それでもドレンタンク33の低部に配設していることには変わりがなく、よって、乾燥運転中の、極力早い時点からヒートポンプ25の高温側配管の一部25aをドレンタンク33に貯留される除湿水に浸漬させて冷却することができ、ヒートポンプ25の凝縮器22の温度上昇の抑制、そして乾燥時間の長延化の回避に、より効果がある。
[第3の実施形態]
図8に示す第3の実施形態においては、ドレンタンク33内に配設するヒートポンプ25の高温側配管の一部25aを、凝縮器22の長手方向に延伸させている。この場合、凝縮器22は、左右方向より前後(図8では左右)方向に長いものであり、その長い前後方向にヒートポンプ25の高温側配管の一部25aを延伸させている。
このようにすることにより、ドレンタンク33に貯留される除湿水により冷却されるヒートポンプ25の高温側配管の一部25aの長さを大きく確保できて、冷却効果をより高く得ることができる。
又、この場合、ドレンタンク33内に配設するヒートポンプ25の高温側配管の一部25aを、防振部材41で支持している。この防振部材41は、例えばブチルゴム等のゴム材から成るもので、弾力性を有するものであり、ヒートポンプ25の作動、特には圧縮機23の作動に伴うヒートポンプ25の高温側配管の一部25aの振動を抑制できて、騒音の発生やパイプの損傷を避けることができる。
特に、この場合には、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25aを、凝縮器22の長手方向に延伸させていて、長くしているので、防振部材41による支持がより有効に機能するようになっている。
なお、この場合のヒートポンプ25の高温側配管の一部25aは、第2の実施形態と同様に凝縮器22のパイプ22aの一部を延長させて構成しているが、第1の実施形態と同様に圧縮機23の吐出側で凝縮器22に接続した接続パイプ26の、凝縮器22寄りの一部で構成しても良い。
更に、この場合も、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25aはドレンタンク33の低部に配設している。
[第4の実施形態]
図9に示す第4の実施形態においては、ドレンタンク33内に配設するヒートポンプ25の高温側配管の一部25aに、防錆被覆処理51を施している。この防錆被覆処理51は、例えば防錆塗料のコーティングであり、中でも、ドレンタンク33に貯留される除湿水によりヒートポンプ25の高温側配管の一部25aが冷却される関係上、熱伝導性のものが好ましい。
このようにすることにより、ドレンタンク33に貯留される除湿水に浸漬されるヒートポンプ25の高温側配管の一部25aの発錆を防止することができる。
なお、この実施形態も、第1から第3の実施形態の全部又はそのうちのいずれかと合わせて実施するようにすると良い。
[第5の実施形態]
図10に示す第5の実施形態においては、ドレンタンク33内に、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25aに代え、凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を延長して配設している。
このようにしても、ドレンタンク33内に貯留する除湿水で凝縮器22を冷却できるので、凝縮器22の温度上昇を抑えることができて、コスト高になることなく、ヒートポンプ25の凝縮器22の温度上昇を抑えることができ、乾燥時間の長延化を避け得る衣類乾燥機を提供できる。
[第6の実施形態]
図11及び図12示す第6の実施形態においては、除湿水の最多発生時点付近から、ドレンポンプ34の駆動の周期をそれまでより長くするようにしている。
この場合、ドレンポンプ34は、当初、図11に示す例えば8〔分〕の所定の休止時間を置いて例えば18〔秒〕の所定時間駆動するのを周期的に行うようにしているもので、すなわち、ドレンポンプ34を8〔分〕間休止させて除霜水をドレンタンク33に溜め、その後にドレンポンプ34を18〔秒〕間駆動してドレンタンク33内の除湿水を排出するのを繰返すようにしているものであり、それによって、毎回、ドレンタンク33に貯留された除湿水を全部もしくはほとんど排出できるようになっている。
しかしながら、これを続けると、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を除霜水に浸漬させることが不充分となりやすく、所期の冷却効果が得にくい。
そこで、除湿水の最多発生時点付近から、ドレンポンプ34の駆動の周期をそれまでより長くするようにしているのであり、図12に、その除湿水の最多発生時点付近Pを示している。なお、図12は、先の図6に、除霜水の発生量の変化を重ねて示しており、他の特性線が温度の変化であるのに対して、除霜水の発生量を示す特性線は量の変化を表している。前述のように、蒸発器21での除湿量は凝縮器22の温度が高くなったときに多くなるものであり、その最多発生時点付近Pから、ドレンポンプ34の駆動の周期をそれまでより長くしている。
具体的には、この場合、図11に示すように、それまで8〔分〕の休止時間を置いていたのに対して、それより長い例えば15〔分〕の休止時間を置くようにしている。すなわち、ドレンポンプ34の駆動の周期をそれまでの8〔分〕より長い15〔分〕としているのである。
このようにすることにより、ドレンタンク33に除湿水を充分に貯留することができ、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を除霜水に充分に浸漬させることができて、所期の冷却効果を得ることができる。
特に、除霜水の最多発生時点付近Pでは、凝縮器22の温度が高いことにより、圧縮機23の駆動モータの回転速度を下げる制御が働きやすいが、除湿水を充分に貯留してヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を冷却できることにより、圧縮機23の駆動モータの回転速度を下げる制御を働かせず、乾燥時間の長延化を避けることができる。
又、この場合、除霜水の最多発生時点付近Pからは、衣類の乾燥の進行に伴って除霜水の発生が漸次少なくなるが、ドレンポンプ34の駆動の周期をそれまでより長くすることにより、ドレンタンク33に除湿水を充分に貯留することができる。
[第7の実施形態]
図13に示す第7の実施形態においては、被乾燥衣類の量を検知する衣類量検知手段を具備しており、この衣類量検知手段により検知した被乾燥衣類の量が多いほど、乾燥運転の早い時点でのドレンポンプ34の駆動の周期をより短くするようにしている。
この場合の衣類量検知手段は、前記回転槽3を回転駆動するモータ6の回転(ひいては回転槽3の回転)を検知するように設けた図示しない回転センサと、前述の図示しない制御装置とから成るものであり、乾燥運転の最初に、回転槽3を所定の回転速度まで回転させ、それに要した時間と、その後、回転槽3の駆動を停止して回転槽3を惰性回転させ、それによって回転槽3の回転速度が所定の回転速度まで下降するのに要した時間とから、被乾燥衣類の量を検知するものであり、両時間の合計が多いほど被乾燥衣類の量が多いと判定するものである。
図13は、その検知結果を示しており、2〔kg〕と、4〔kg〕、及び6〔kg〕に分けている。そして、その検知量が2〔kg〕であれば、ドレンポンプ34の駆動の周期は、1時間後までは8〔分〕、2時間後までは20〔分〕、3時間後までは25〔分〕、4時間後までも25〔分〕としている。
これに対して、検知量が4〔kg〕であれば、ドレンポンプ34の駆動の周期は、1時間後までは8〔分〕、2時間後までは15〔分〕、3時間後までは20〔分〕、4時間後までは25〔分〕としている。
更に、検知量が6〔kg〕であれば、ドレンポンプ34の駆動の周期は、1時間後までは8〔分〕、2時間後までは10〔分〕、3時間後までは15〔分〕、4時間後までは20〔分〕としている。
要するに、検知した被乾燥衣類の量が多いほど、乾燥運転の早い時点でのドレンポンプ34の駆動の周期をより短くするようにしているのである。
これは、被乾燥衣類の量が多いほど衣類が暖まりにくいからであり、検知した被乾燥衣類の量が多いほど、乾燥運転の早い時点でのドレンポンプ34の駆動の周期をより短くすることにより、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を除霜水で冷却するのを抑制して凝縮器22の温度を上げ、もって、被乾燥衣類の量が多い条件下でも、被乾燥衣類を早く暖めることができて、乾燥時間の長延化を避けることができる。
[第8の実施形態]
図14に示す第8の実施形態においては、圧縮機駆動手段である前記インバータ電源による圧縮機23の駆動電源周波数の低下があった時点Tから、ドレンポンプ34の駆動の周期をそれまでより長くするようにしている(ドレンポンプ34の駆動周期の変化内容は、図11に同じ)。
既述のように、ヒートポンプ25の圧縮機23は使用可能な圧力範囲内で運転する必要があり、圧縮機23の吐出温度や凝縮器22などヒートポンプ25の温度で駆動モータの回転速度を制御するようになっている。このため、それらヒートポンプ25の温度が上昇すると、図示しない制御装置が圧縮機23の駆動電源周波数を低下させて駆動モータの回転速度を下げることにより、凝縮器22の温度上昇を抑え、圧縮機23が過負荷状態となることのないようしている。
しかして、インバータ電源による圧縮機23の駆動電源周波数の低下があった時点Tは、凝縮器22の温度が高くなったときであって、第6の実施形態の除湿水の最多発生時点付近Pとほゞ同じ時点であり、従って、第6の実施形態と同様に、それ以後、ドレンタンク33に除湿水を充分に貯留することができ、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を除霜水に充分に浸漬させることができて、所期の冷却効果を得ることができる。
[第9の実施形態]
図15に示す第9の実施形態においては、前記温度センサ27により検知した圧縮機23の吐出側の温度が所定値(この場合、通常では圧縮機23の駆動電源周波数が低下するに至る温度であって、例えば80〔℃〕)に達した時点Tから、ドレンポンプ34の駆動の周期をそれまでより長くするようにしている(ドレンポンプ34の駆動周期の変化内容は、図示しないが、図11に同じ)。
この場合の圧縮機23の吐出側の温度が所定値に達した時点Tは、凝縮器22の温度が高くなったときと同じであって、第6の実施形態の除湿水の最多発生時点付近Pとほゞ同じ時点であり、従って、やはり第6の実施形態と同様に、それ以後、ドレンタンク33に除湿水を充分に貯留することができ、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を除霜水に充分に浸漬させることができて、所期の冷却効果を得ることができる。
なお、図15においては、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を除霜水で冷却したことにより、インバータ電源による圧縮機23の駆動電源周波数の低下が遅延化した様子を破線Aで示している。
[第10の実施形態]
図16に示す第10の実施形態においては、前記温度センサ28により検知した凝縮器22の温度が所定値(この場合、通常では圧縮機23の駆動電源周波数が低下するに至る温度であって、例えば65〔℃〕)に達した時点Tから、ドレンポンプ34の駆動の周期をそれまでより長くするようにしている(これも、ドレンポンプ34の駆動周期の変化内容は、図示しないが、図11に同じ)。
このようにしても、やはり第6の実施形態と同様に、ドレンタンク33に除湿水を充分に貯留することができ、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を除霜水に充分に浸漬させることができて、所期の冷却効果を得ることができる。
なお、図16においても、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を除霜水で冷却したことにより、インバータ電源による圧縮機23の駆動電源周波数の低下が遅延化した様子を破線Aで示している。
[第11の実施形態]
図17に示す第11の実施形態においては、乾燥運転の初期に、ドレンポンプ34の駆動の周期をそれ以後より短くするようにしている。この場合、乾燥運転の初期後には、ドレンポンプ34の駆動の周期を前述の例えば8〔分〕とし、それより以前の乾燥運転の初期に例えば4〔分〕と短くするものであり、8〔分〕の周期期間を経た後には、図示を省略するが、前述の除湿水の最多発生時点付近Pや、インバータ電源による圧縮機23の駆動電源周波数の低下があった時点T、圧縮機23の吐出側の温度が所定値に達した時点T、凝縮器22の温度が所定値を越えた時点T等の契機で15〔分〕としている。
このように乾燥運転の初期にドレンポンプ34の駆動の周期をそれ以後より短くすることにより、乾燥運転の初期におけるヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´の除霜水による冷却を回避して循環空気の温度を早々に上げることができ、被乾燥衣類を早く暖めることができるので、乾燥時間の長延化を避けることができる。
[第12の実施形態]
図18に示す第12の実施形態においては、ドレンタンク33内の貯留水位を検知する水位センサ61を具備している。そして、この構成で、水位センサ61により検知したドレンタンク33内の貯留水位が所定の水位に達した時点(この場合、水位センサ61の下端61aに達した時点)から、ドレンポンプ34の駆動の周期をそれまでより長くするようにしている(ドレンポンプ34の駆動周期の変化内容は、図示しないが、例えば図11に同じ)。
このようにすることにより、ドレンタンク33内の貯留水位が所定の水位に達した時点を契機として、それ以後除霜水をドレンタンク33内に多く貯留することができて、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を除霜水に充分に浸漬させることができて、所期の冷却効果を得ることができる。
[第13の実施形態]
図19に示す第13の実施形態においては、ドレンタンク33内の貯留水位を検知する水位センサ71,72を具備している。そのうち、水位センサ71は所定の低水位を下端71aで検知するものであり、水位センサ72は所定の高水位を下端72aで検知するものである。そして、この構成で、ドレンタンク33内の貯留水位が水位センサ71で検知されれば、ドレンポンプ34の駆動を休止し、ドレンタンク33内の貯留水位が水位センサ72で検知されれば、ドレンポンプ34を駆動させるものであり、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´は、その両検知水位間に位置する構成としている。
このようにすることにより、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を、両検知水位間の所定水量で浸漬させ続けることができるので、これによっても、ヒートポンプ25の高温側配管の一部25a又は凝縮器22の伝熱用フィン22bの一部22b´を除霜水に充分に浸漬させることができて、所期の冷却効果を得ることができる。
以上、幾つかの実施形態を説明したが、それらに限られず、特に衣類乾燥機の全体としては、ドラム式には限られず、水槽と回転槽を縦軸状に有する縦軸形洗濯機にも同様に適用して実施できるし、洗濯、脱水機能を有していなくても良い。
そのほか、本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、2は外槽(乾燥室)、3は回転槽(乾燥室)、15は循環用送風機、19は通風路、20は空気循環装置、21は蒸発器、22は凝縮器、22bは凝縮器の伝熱用フィン、22b´は凝縮器の伝熱用フィンの一部、23は圧縮機、24は絞り器(減圧手段)、25はヒートポンプ、25aはヒートポンプの高温側配管の一部、33はドレンタンク、41は防振部材、51は防錆被覆処理、61は水位センサを示す。

Claims (13)

  1. 乾燥室と、
    この乾燥室内の空気を、循環用送風機の運転により、乾燥室外に設けた通風路を通して乾燥室内に戻す循環を行わしめる空気循環装置と、
    この空気循環装置の前記通風路に蒸発器と凝縮器とを配設して、それらと圧縮機及び減圧手段を接続することにより、冷媒を圧縮機、凝縮器、減圧手段、及び蒸発器を通して循環させる冷凍サイクルを構成するヒートポンプと、
    前記蒸発器で発生する除湿水を貯留するドレンタンクとを具備し、
    前記空気循環装置と前記ヒートポンプの運転により衣類の乾燥を行うものにおいて、
    前記ヒートポンプの高温側配管の一部を、前記ドレンタンク内に配設して、該ドレンタンクに貯留される前記除湿水により冷却するようにしたことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 前記ヒートポンプの高温側配管の一部を、前記ドレンタンク内の低部に配設したことを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 前記ドレンタンク内に配設する前記ヒートポンプの高温側配管の一部を、前記蒸発器の長手方向に延伸させたことを特徴とする請求項1又は2記載の衣類乾燥機。
  4. 前記ドレンタンク内に配設する前記ヒートポンプの高温側配管の一部を、防振部材で支持したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
  5. 前記ドレンタンク内に配設する前記ヒートポンプの高温側配管の一部に、防錆被覆処理を施したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
  6. 前記ドレンタンク内に、前記ヒートポンプの高温側配管の一部に代え、前記凝縮器の前記冷媒を通すパイプに付設した伝熱用フィンの一部を配設して該ドレンタンクに貯留される前記除湿水により冷却するようにしたことを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  7. 前記ドレンタンクに貯留した除湿水を排出するドレンポンプを具備し、このドレンポンプを所定の休止時間を置いて所定時間駆動するのを周期的に行うようにしていて、
    前記除湿水の最多発生時点付近から、前記ドレンポンプの駆動の周期をそれまでより長くするようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
  8. 前記ドレンタンクに貯留した除湿水を排出するドレンポンプを具備すると共に、被乾燥衣類の量を検知する衣類量検知手段を具備し、前記ドレンポンプを所定の休止時間を置いて所定時間駆動するのを周期的に行うようにしていて、
    前記衣類量検知手段により検知した被乾燥衣類の量が多いほど、乾燥運転の早い時点での前記ドレンポンプの駆動の周期をより短くするようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
  9. 前記ドレンタンクに貯留した除湿水を排出するドレンポンプを具備すると共に、前記圧縮機を前記ヒートポンプの温度に基づく設定周波数の電源を供給することにより駆動する圧縮機駆動手段を具備し、前記ドレンポンプを所定の休止時間を置いて所定時間駆動するのを周期的に行うようにしていて、
    前記圧縮機駆動手段による前記圧縮機の駆動電源周波数の低下があった時点から、前記ドレンポンプの駆動の周期をそれまでより長くするようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
  10. 前記ドレンタンクに貯留した除湿水を排出するドレンポンプを具備すると共に、前記圧縮機の吐出側の温度を検知する温度センサを具備し、前記ドレンポンプを所定の休止時間を置いて所定時間駆動するのを周期的に行うようにしていて、
    前記温度センサにより検知した前記圧縮機の吐出側の温度が所定値に達した時点から、前記ドレンポンプの駆動の周期をそれまでより長くするようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
  11. 前記ドレンタンクに貯留した除湿水を排出するドレンポンプを具備すると共に、前記凝縮器の温度を検知する温度センサを具備し、前記ドレンポンプを所定の休止時間を置いて所定時間駆動するのを周期的に行うようにしていて、
    前記温度センサにより検知した前記凝縮器の温度が所定値に達した時点から、前記ドレンポンプの駆動の周期をそれまでより長くするようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
  12. 前記ドレンタンクに貯留した除湿水を排出するドレンポンプを具備し、このドレンポンプを所定の休止時間を置いて所定時間駆動するのを周期的に行うようにしていて、
    乾燥運転の初期には、前記ドレンポンプの駆動の周期をそれ以後より短くするようにしたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項又は請求項9から11のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
  13. 前記ドレンタンクに貯留した除湿水を排出するドレンポンプを具備すると共に、前記ドレンタンク内の貯留水位を検知する水位センサを具備し、前記ドレンポンプを所定の休止時間を置いて所定時間駆動するのを周期的に行うようにしていて、
    前記水位センサにより検知した前記ドレンタンク内の貯留水位が所定の水位に達した時点から、前記ドレンポンプの駆動の周期をそれまでより長くするようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
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