JP2015105915A - 障害物検知装置 - Google Patents

障害物検知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015105915A
JP2015105915A JP2013249253A JP2013249253A JP2015105915A JP 2015105915 A JP2015105915 A JP 2015105915A JP 2013249253 A JP2013249253 A JP 2013249253A JP 2013249253 A JP2013249253 A JP 2013249253A JP 2015105915 A JP2015105915 A JP 2015105915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
obstacle
height
distance sensors
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013249253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6249746B2 (ja
Inventor
井上 悟
Satoru Inoue
井上  悟
涼太郎 鈴木
Ryotaro Suzuki
涼太郎 鈴木
邦彦 荒木
Kunihiko Araki
邦彦 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013249253A priority Critical patent/JP6249746B2/ja
Publication of JP2015105915A publication Critical patent/JP2015105915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6249746B2 publication Critical patent/JP6249746B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】距離センサ(特に、コーナセンサ)の従来の取り付け位置を利用し、車両の走行/停車の状態によらず障害物の高さを判別可能な障害物検知装置を提供する。【解決手段】高さ判定部13は、距離センサ1〜4のうち、車両の前後(奥行き)あるいは高さ方向の少なくとも1方向の設置位置が異なる任意の2個について、距離計測部12が計測した距離の差の絶対値が閾値より大きければ相対的に低い障害物(縁石など)と判定し、当該距離の差の絶対値が閾値以下であれば相対的に高い障害物(壁など)と判定する。【選択図】図1

Description

この発明は、車両周辺に存在する障害物を検知する障害物検知装置に関するものである。
車両の周辺の障害物を検知する距離センサ(超音波、レーザなど)は、路面の凹凸で反応し、障害物となり得ない低い物体(車止め、縁石など)でも運転者に警報を発して運転に不都合な情報を与える場合があった。また、そのような距離センサを用いた誤発進対策システムでは、車止めなどでエンジン停止動作またはブレーキ動作を行うなど、期待しない状況で不用な動作を行うことになる。
そこで、障害物となり得ない低い物体と障害物となる高い物体とを判別する障害物検知装置が提案されている。
例えば特許文献1では、路面に対して水平方向に2個の距離センサを配置すると共に垂直方向にも2個の距離センサを配置し、水平方向に配置した距離センサを用いて、三角測量法で障害物の水平方向の位置(方位)を特定する。さらに、車両の移動量と垂直方向に配置した距離センサを用いて、障害物の高さを検知する。
また例えば、特許文献2では、車両が障害物に接近するに従い、障害物からの反射波のレベルの変化が負の場合(即ち、レベルが低下する場合)は背の低い障害物と判別し、レベルの変化が正の場合は背の高い障害物と判別する。
国際公開第2012/140769号パンフレット 特開2010−197351号公報
上記特許文献1,2の構成では、障害物の高さを判別するために車両の移動量をパラメータとして使用する必要があり、車両が停車状態では高さの判別ができないという課題があった。
また、上記特許文献1では、障害物の方位と高さを判定するために4個の距離センサが必要になるので、その分コストがかかり、またセンサの設置および調整の手間もかかっていた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、距離センサ(特に、コーナセンサ)の従来の取り付け位置を利用し、車両の走行/停車の状態によらず障害物の高さを判別可能な障害物検知装置を提供することを目的とする。
この発明に係る障害物検知装置は、車両に設置された2個以上の距離センサと、距離センサを駆動して探査波を送信し、障害物で反射した反射波を受信する送受信部と、送受信部の送受信結果に基づいて距離センサから障害物までの距離を計測する距離計測部と、2個以上の距離センサのうち、車両の前後あるいは高さ方向の少なくとも1方向の設置位置が異なる任意の2個について、距離計測部が計測した距離の差の絶対値が閾値より大きければ相対的に低い障害物と判定し、当該距離の差の絶対値が閾値以下であれば相対的に高い障害物と判定する高さ判定部とを備えるものである。
この発明によれば、車両の前後あるいは高さ方向の少なくとも1方向の設置位置が異なる2個の距離センサを使用して障害物までの距離を計測し、計測した距離の差の絶対値が閾値より大きければ相対的に低い障害物と判定し、当該距離の差の絶対値が閾値以下であれば相対的に高い障害物と判定するようにしたので、コーナセンサとセンタセンサのように設置位置の異なる距離センサを利用し、車両の走行/停車の状態によらず障害物の高さを判別可能な障害物検知装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る障害物検知装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る障害物検知装置が使用する距離センサの車両設置例を説明する図である。 実施の形態1に係る障害物検知装置が使用する距離センサの別の車両設置例を説明する図である。 実施の形態1に係る障害物検知装置が使用する距離センサの別の車両設置例を説明する図である。 Aグループの距離センサの超音波のビーム経路を説明する概念図である。 Aグループの距離センサの距離情報に基づく、障害物の高さ判定処理を説明する概念図である。 Bグループの距離センサの距離情報に基づく、障害物の高さ判定処理を説明する概念図である。 Cグループの距離センサの距離情報に基づく、障害物の高さ判定処理を説明する概念図である。 この発明の実施の形態2に係る障害物検知装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る障害物検知装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係る障害物検知装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1に示すように、障害物検知装置10は車両周辺に存在する障害物を検知するものであって、車両に設置された少なくとも2個以上の距離センサ1〜4を駆動する送受信部11と、送受信部11の出力信号に基づいて障害物までの距離を検知する距離計測部12と、その距離情報に基づいて障害物の高さを判定する高さ判定部13と、判定結果に基づいて車両アクチュエータ101および警報出力装置102に対して車両制御および警報出力を行う制御部14とから構成されている。
障害物検知装置10を構成する送受信部11、距離計測部12、高さ判定部13および制御部14は、各種電子回路でハードウエアとして構成してもよいし、不図示のメモリに格納されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することにより、ソフトウエアとして実現してもよい。
距離センサ1〜4は、例えば超音波式、レーザ式、およびレーダ式のセンサを使用可能である。実施の形態1では、超音波式の距離センサを用いる。
ここで、図2〜図4を参照しながら、距離センサの車両設置例を説明する。図2(a)は車両100の平面図、図2(b)は車両100のフロント部を示す正面図である。図2の例では、距離センサ1a〜4aが、車両100のフロント部に左右一列かつ同一高さに設置されている。ただし、距離センサ1a,4a(コーナセンサ)は、フロント部の左右端(コーナ部)の曲面に沿って配置されているので、フロント部の中央に配置された距離センサ2a,3a(センタセンサ)に比べて奥まった位置にある。
これらの距離センサ1a〜4aはフロント部から車両前方に向けて超音波(探査波)を送信して、車両前方の障害物を検知する。
図3に、別の設置例を示す。図3(a)は車両100の平面図、図3(b)は車両100のフロント部を示す正面図である。図3の例では、距離センサ1b〜4bが、車両100のフロント部に左右方向に低、高、高、低の高さになるよう設置されている。図2の例と同様に、距離センサ1b,4bは距離センサ2b,3bに比べて奥まった位置にある。
図4に、別の設置例を示す。図4(a)は車両100の平面図、図4(b)は車両100のフロント部を示す正面図である。図4の例では、距離センサ1c〜4cが、車両100のフロント部に左右方向に高、低、高、低の千鳥配置になるよう設置されている。図2および図3と同様に、距離センサ1c,4cは距離センサ2c,3cに比べて奥まった位置にある。
距離センサの配置は図2〜図4の例に限定されるものではなく、また、距離センサの設置数は少なくとも2個以上であればよい。
さらに、障害物検知装置10は、車両100のリア部に設置された2個以上の距離センサ(不図示)を使用することもできる。
実施の形態1では、車両100に設置された4個の距離センサ1〜4(または、1a〜4a、1b〜4b、1c〜4c)の中から、高さ方向、前後方向(奥行き方向)の少なくとも1つの設置位置が異なる2個の距離センサを使用して、障害物となる高い物体を検知する。
従来は車両100のコーナ部とセンタ部とで距離センサを設置する高さおよび奥行きが異なることが多いので、その設置位置を流用可能であり、実施の形態1を実現するために距離センサの設置位置を変更する必要はない。
次に、障害物検知装置10の動作を説明する。
この説明では、車両の左右方向の設置位置、高さ方向の設置位置、および前後方向(奥行き方向)の設置位置がそれぞれ異なる2個の距離センサを使用する。このように設置された2個の距離センサを、Aグループと称する。
図5は、Aグループの距離センサ1,2の超音波のビーム経路を説明する概念図である。距離センサ1,2は、路面からの高さH1,H2(H1>H2)に設置されている。また、距離センサ2は、距離センサ1に対して車両前後方向(奥行き方向)にXoffだけオフセットされている。さらに、距離センサ1の振動面から壁90および縁石91などの障害物までの距離をLxとする。
なお、Aグループの距離センサ1,2と、図2〜図4に示した距離センサ1a,2a,1b,2b,1c,2cとの間に対応関係はない。
Aグループに該当する距離センサの組み合わせとしては、例えば、図3の距離センサ1b,2bの1組、図3の距離センサ3b,4bの1組、図3の距離センサ1b,3bの1組、図3の距離センサ2b,4bの1組、図4の距離センサ1c,2cの1組、図4の距離センサ3c,4cの1組などがある。
ただし、Aグループの距離センサは、左右方向の設置位置が同じであってもよい。
図5において、距離センサ1の振動面から送信された超音波の一部は、壁90などの背の高い障害物の超音波放射エリア81で反射して、振動面に戻る。また、距離センサ1の振動面から送信された超音波の一部は、路面で反射し、縁石91などの背の低い障害物の側面で反射して、振動面に戻る回帰経路をたどる。
距離センサ2の振動面から送信された超音波の一部は、壁90の超音波放射エリア82で反射して、振動面に戻る。反射路程の図示は省略するが、距離センサ2の振動面から送信された超音波の一部は、路面で反射し、縁石91などの背の低い障害物の側面で反射して、振動面に戻る回帰経路をたどる。
実施の形態1の障害物検知装置10においては、概ね、距離センサ1,2の高さ位置、即ち、距離センサ1,2の超音波放射エリア81,82の検知高さHave(図5に示すH1とH2の平均値)より背の高い障害物と背の低い障害物とを判別する。
以下、Haveを検知高さと称する。
図6は、Aグループの距離センサ1,2の距離情報に基づいて障害物の高さを判定する処理を説明する概念図である。障害物検知装置10がAグループの距離センサ1,2を使用して障害物検知を実施する場合、先ず送受信部11が、距離センサ1,2を駆動して超音波を送受信する。続いて距離計測部12が、距離センサ1,2の高さH1,H2、奥行き方向のオフセットXoff、および超音波送信から反射波受信までの時間に基づいて、距離センサ1,2から障害物までの距離をそれぞれ算出する。続いて高さ判定部13が、下記の式(1)および式(2)が成立するか否か判断し、式(1)が成立する場合、検知高さHaveより背の高い障害物(壁90など)であると判定し、式(2)が成立する場合、検知高さHaveより背の低い障害物(縁石91など)であると判定する。
−TH≦(L1u+Xoff)−L2u≦TH (1)
(L1d+Xoff)−L2d<−TH
または、(L1d+Xoff)−L2d>TH (2)
ここで、L1uは距離センサ1から壁90までの距離、L2uは距離センサ2から壁90までの距離、L1dは距離センサ1から縁石91までの距離、L2dは距離センサ2から縁石91までの距離である。THは、障害物が検知高さHaveより高いか低いかを判定する閾値であり、例えば、奥行き方向のオフセットXoffに距離センサ1,2の検出誤差を加えた値とする。
高さ判定部13が検知高さHaveより背の高い障害物(壁90など)と判定した場合、制御部14は、車両100に衝突する恐れがある背の高い障害物であると判断して、車両アクチュエータ101を制御してブレーキを作動させ車両100を停止させたり、ステアリングを操作して走行方向を変更させたり、警報出力装置102から警報を出力させ乗員に注意喚起したりする。
次に、車両の左右方向の設置位置、および高さ方向の設置位置がそれぞれ異なる2個の距離センサを使用する場合を説明する。このように設置された2個の距離センサを、Bグループと称する。
図7は、Bグループの距離センサ1,3の距離情報に基づいて障害物の高さを判定する処理を説明する概念図である。
なお、Bグループの距離センサ1,3と、図2〜図4に示した距離センサ1a,3a,1b,3b,1c,3cとの間に対応関係はない。
Bグループに該当する距離センサの組み合わせとしては、例えば、図4の距離センサ2c,3cの1組、図4の距離センサ1c,4cの1組などがある。
ただし、Bグループの距離センサは、左右方向の設置位置が同じであってもよい。
図7に示すように、距離センサ1,3は、路面からの高さH1,H2に並べて設置されている。また、距離センサ1,3の奥行き方向のオフセットXoff=0である。障害物検知装置10がBグループの距離センサ1,3を使用して障害物検知を実施する場合、Aグループ(図6)と同様の動作を行う。
ただし、上記の式(1)および式(2)において、Xoff=0とする。また、L2uは距離センサ3から壁90までの距離、L2dは距離センサ3から縁石91までの距離を表す。
次に、車両の左右方向の設置位置、および奥行き方向の設置位置がそれぞれ異なる2個の距離センサを使用する場合を説明する。このように設置された2個の距離センサを、Cグループと称する。
図8は、Cグループの距離センサ1,4の距離情報に基づいて障害物の高さを判定する処理を説明する概念図である。
なお、Cグループの距離センサ1,4と、図2〜図4に示した距離センサ1a,4a,1b,4b,1c,4cとの間に対応関係はない。
Cグループに該当する距離センサの組み合わせとしては、例えば、図2の距離センサ1a,2aの1組、図2の距離センサ1a,3aの1組、図2の距離センサ2a,4aの1組、図2の距離センサ3a,4aの1組、図4の距離センサ1c,3cの1組、図4の距離センサ2c,4cの1組などがある。
図8に示すように、距離センサ1,4は、路面から同じ高さH1に、左右方向に並べて設置されている。また、距離センサ4は、距離センサ1に対して奥行き方向にXoffだけオフセットされている。障害物検知装置10がCグループの距離センサ1,4を使用して障害物検知を実施する場合、Aグループ(図6)と同様の動作を行う。
ただし、上記の式(1)および式(2)において、L2uは距離センサ4から壁90までの距離、L2dは距離センサ4から縁石91までの距離を表す。
以上より、実施の形態1によれば、障害物検知装置10は、車両100に設置された2個以上の距離センサ1〜4と、距離センサ1〜4を駆動して探査波を送信し、障害物で反射した反射波を受信する送受信部11と、送受信部11の送受信結果に基づいて距離センサ1〜4から障害物までの距離を計測する距離計測部12と、距離センサ1〜4のうち、車両100の前後(奥行き)あるいは高さ方向の少なくとも1方向の設置位置が異なる任意の2個について、距離計測部12が計測した距離の差の絶対値が閾値THより大きければ相対的に低い障害物(縁石91など)と判定し、当該距離の差の絶対値が閾値TH以下であれば相対的に高い障害物(壁90など)と判定する高さ判定部13とを備える構成にした。このため、コーナセンサとセンタセンサのように設置位置の異なる距離センサを利用し、車両の走行/停車の状態によらず障害物の高さを判別可能な障害物検知装置10を提供することができる。
また、実施の形態1によれば、障害物検知装置10は、高さ判定部13の判定結果に応じて、車両100の制御あるいは警報出力を行う制御部14を備える構成にした。このため、車両100に衝突する恐れの無い背の低い障害物について、不要なブレーキ動作あるいは警報出力などを抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る障害物検知装置10は、図1に示した障害物検知装置10と図面上では同様の構成であるため、以下では図1を援用して説明する。
この実施の形態2では、1組2個の距離センサを使用して、障害物の高さ判定を複数回繰り返した上で、最終判定を行う。
図9は、実施の形態2に係る障害物検知装置10の動作を示すフローチャートである。ここでは、図5および図6に示したAグループの距離センサ1,2を使用する場合を例に用いて説明する。
先ず、送受信部11がAグループの距離センサ1,2を駆動して超音波を送受信し、距離計測部12が距離センサ1,2から障害物までの各距離情報を算出する(ステップST1)。続いて、高さ判定部13が、各距離情報に基づいて障害物が検知高さHave(例えば、図5に示す)より高いか低いかを判定する(ステップST2)。高さ判定部13は、ステップST1,ST2の高さ判定をn回繰り返した後(ステップST3“YES”)、障害物の高さ総合判定を行う(ステップST4)。このステップST4において高さ判定部13は、例えば、障害物が検知高さHaveより高いという判定結果が所定回数連続していた場合、検知高さHaveより背の高い障害物であると最終判定する。一方、障害物が検知高さHaveより低いという判定結果が所定回数連続していた場合、検知高さHaveより背の低い障害物であると最終判定する。
なお、図9では、Aグループの距離センサ1,2を使用した動作例を示したが、他のグループの距離センサを使用する場合も同様である。
以上より、実施の形態2によれば、高さ判定部13は、距離センサ1〜4のうちの2個の距離センサについて障害物の高さ判定を繰り返し、同じ判定結果が所定回数連続した場合に当該判定結果を採用する構成にした。このため、高さ判定機能のロバスト性が向上する。
実施の形態3.
実施の形態3に係る障害物検知装置10は、図1に示した障害物検知装置10と図面上では同様の構成であるため、以下では図1を援用して説明する。
この実施の形態3では、複数組の距離センサを使用して、障害物の高さ判定をそれぞれ行った上で、最終判定を行う。
図10は、実施の形態3に係る障害物検知装置10の動作を示すフローチャートである。ここでは、図5および図6に示したAグループの距離センサ1,2と、図7に示したBグループの距離センサ1,3と、図8に示したCグループの距離センサ1,4とを使用する場合を例に用いて説明する。
送受信部11がAグループの距離センサ1,2を駆動して超音波を送受信し、距離計測部12が距離センサ1,2から障害物までの各距離情報を算出する(ステップST11)。続いて、高さ判定部13が各距離情報に基づいて障害物が検知高さHave(例えば、図5に示す)より高いか低いかを判定する(ステップST12)。
障害物検知装置10は、Aグループと同様に、Bグループの距離センサ1,3についても障害物までの距離を算出して高さを判定すると共に(ステップST13,ST14)、Cグループの距離センサ1,4についても障害物までの距離を算出して高さを判定する(ステップST15,ST16)。
なお、Aグループの処理(ステップST11,ST12)、Bグループの処理(ステップST13,ST14)、Cグループの処理(ステップST15,ST16)は、並列に実施してもよいし、順番に実施してもよい。
最後に、高さ判定部13が、A〜Cグループの各判定結果の多数決により、検知高さHaveより背の高い/低い障害物であると最終判定する(ステップST17)。
なお、ステップST11,ST12の処理の代わりに、上記実施の形態2の図9のステップST1〜ST4の処理を実施して、Aグループの判定結果を得てもよい。B,Cグループについても同様である。
以上より、実施の形態3によれば、高さ判定部13は、組み合わせを変えた複数組の距離センサ1〜4それぞれについて障害物の高さ判定を行い、当該複数組の判定結果の多数決によって最終的な高さ判定を行う構成にした。このため、高さ判定機能のロバスト性が向上する。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3の障害物検知装置10において、使用する1組2個の距離センサの車両左右方向の設置間隔と、検知可能な障害物の幅(車両左右方向の長さ)とは概ね同一である。よって、壁、縁石などの障害物は幅が広いので、例えば図2の車両100の左右方向の設置間隔が狭い距離センサ1a,2aを使用した場合はもちろん、設置間隔が広い距離センサ1a,4aを使用した場合にも高さ判定が可能である。このように、障害物検知装置10は、従来の車両100に設置されている1組2個のコーナセンサ(例えば、図2の距離センサ1a,4a)を利用して、壁、縁石などの幅の広い障害物の高さを判定できる。
一方、ポールのような幅の狭い障害物は、距離センサ1a,4aの超音波照射エリア外にあると検知できず、正しく高さを判定できない。
そこで、実施の形態4に係る障害物検知装置10では、コーナセンサを使用して障害物の高さを判定する場合に、事前にその障害物の幅を確認する。
図11は、実施の形態4に係る障害物検知装置10の構成を示すブロック図である。実施の形態4の障害物検知装置10は、新たに幅判定部15を備え、障害物の幅が車両100の幅より広いか狭いか、即ち、高さ判定部13において正しく高さ判定できる障害物か否かを判定する。
なお、図11において図1〜図10と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
幅判定部15は、車両100に設置されている距離センサ1〜4のうち、高さ方向の設置位置および奥行き方向の設置位置が同じであって、左右方向の設置間隔が最も広い2個の距離センサ(例えば、図2に示す距離センサ1a,4a)について、距離センサから障害物までの距離情報を距離計測部12から取得する。幅判定部15は、この2個の距離センサから障害物までの距離が同じ場合、この2個の距離センサの左右方向の設置間隔より幅の広い障害物であると判定し、この障害物の高さ判定を行うよう高さ判定部13に指示する。一方、距離が同じでない場合、幅判定部15は、この2個の距離センサの左右方向の設置間隔より幅の狭い障害物であると判定し、この障害物の高さ判定を行わないよう(または、上記実施の形態1〜3以外の方法で高さ判定を行うよう)、高さ判定部13に指示する。
以上より、実施の形態4によれば、障害物検知装置10は、距離センサ1〜4のうち、車両100の前後(奥行き)および高さ方向の設置位置が同じであって左右方向の設置位置が最も離れている2個について、距離計測部12が計測した距離が同じ場合に、高さ判定部13に高さ判定を行わせる指示を出す幅判定部15を備える構成にした。このため、高さ判定の信頼性が向上する。
なお、幅判定部15は、2個の距離センサから障害物までの距離が厳密に同じか否かを判定する必要はなく、当該2個の距離センサの検出誤差、奥行き方向の設置位置の違い等を考慮した閾値を用いて距離が同じとみなせるか否かを判定してもよい。
上記以外にも、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1〜4,1a〜4a,1b〜4b,1c〜4c 距離センサ、10 障害物検知装置、11 送受信部、12 距離計測部、13 高さ判定部、14 制御部、15 幅判定部、 81,82 超音波放射エリア、90 壁、91 縁石、100 車両、101 車両アクチュエータ、102 警報出力装置。

Claims (6)

  1. 車両に設置された2個以上の距離センサと、
    前記距離センサを駆動して探査波を送信し、障害物で反射した反射波を受信する送受信部と、
    前記送受信部の送受信結果に基づいて前記距離センサから前記障害物までの距離を計測する距離計測部と、
    前記2個以上の距離センサのうち、前記車両の前後あるいは高さ方向の少なくとも1方向の設置位置が異なる任意の2個について、前記距離計測部が計測した距離の差の絶対値が閾値より大きければ相対的に低い障害物と判定し、当該距離の差の絶対値が前記閾値以下であれば相対的に高い障害物と判定する高さ判定部とを備える障害物検知装置。
  2. 前記高さ判定部は、前記任意の2個の距離センサについて前記障害物の高さ判定を繰り返し、同じ判定結果が所定回数連続した場合に当該判定結果を採用することを特徴とする請求項1記載の障害物検知装置。
  3. 前記高さ判定部は、前記任意の2個の距離センサの組み合わせを変えた複数組それぞれについて前記障害物の高さ判定を行い、当該複数組の判定結果の多数決によって最終的な高さ判定を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の障害物検知装置。
  4. 前記2個以上の距離センサのうち、前記車両の前後および高さ方向の設置位置が同じであって左右方向の設置位置が最も離れている2個について、前記距離計測部が計測した距離が同じ場合に、前記高さ判定部に高さ判定を行わせる指示を出す幅判定部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の障害物検知装置。
  5. 前記高さ判定部の判定結果に応じて、前記車両の制御あるいは警報出力を行う制御部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の障害物検知装置。
  6. 前記距離センサは、超音波式、レーザ式あるいはレーダ式であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の障害物検知装置。
JP2013249253A 2013-12-02 2013-12-02 障害物検知装置 Active JP6249746B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013249253A JP6249746B2 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 障害物検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013249253A JP6249746B2 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 障害物検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015105915A true JP2015105915A (ja) 2015-06-08
JP6249746B2 JP6249746B2 (ja) 2017-12-20

Family

ID=53436096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013249253A Active JP6249746B2 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 障害物検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6249746B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017016157A1 (zh) * 2015-07-29 2017-02-02 小米科技有限责任公司 平衡车驻留方法和装置
KR101767747B1 (ko) * 2015-10-27 2017-08-14 현대오트론 주식회사 장애물 감지 장치 및 방법
CN108027423A (zh) * 2016-03-14 2018-05-11 日立建机株式会社 矿山用作业机械
JP6415642B1 (ja) * 2017-06-12 2018-10-31 三菱電機株式会社 衝突回避装置
WO2020049650A1 (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 三菱電機株式会社 運転支援装置
WO2020105093A1 (ja) * 2018-11-19 2020-05-28 三菱電機株式会社 障害物検出装置
WO2022113516A1 (ja) * 2020-11-26 2022-06-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 障害物検出装置および車両
WO2023282098A1 (ja) 2021-07-09 2023-01-12 株式会社アイシン 物体検出装置及び物体検出方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05333148A (ja) * 1992-05-27 1993-12-17 Tokimec Inc 障害物検出装置
JP2005145301A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Denso Corp 車両の運転支援装置
JP2005178526A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Denso Corp 車両用障害物検出装置
JP2011133274A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 車両用障害物監視装置
WO2011092813A1 (ja) * 2010-01-28 2011-08-04 トヨタ自動車株式会社 障害物検出装置
JP2015021737A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 三菱電機株式会社 障害物検知装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05333148A (ja) * 1992-05-27 1993-12-17 Tokimec Inc 障害物検出装置
JP2005145301A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Denso Corp 車両の運転支援装置
JP2005178526A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Denso Corp 車両用障害物検出装置
JP2011133274A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 車両用障害物監視装置
WO2011092813A1 (ja) * 2010-01-28 2011-08-04 トヨタ自動車株式会社 障害物検出装置
JP2015021737A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 三菱電機株式会社 障害物検知装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017016157A1 (zh) * 2015-07-29 2017-02-02 小米科技有限责任公司 平衡车驻留方法和装置
KR101767747B1 (ko) * 2015-10-27 2017-08-14 현대오트론 주식회사 장애물 감지 장치 및 방법
CN108027423A (zh) * 2016-03-14 2018-05-11 日立建机株式会社 矿山用作业机械
CN108027423B (zh) * 2016-03-14 2022-01-04 日立建机株式会社 矿山用作业机械
JP6415642B1 (ja) * 2017-06-12 2018-10-31 三菱電機株式会社 衝突回避装置
JP2019002701A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 三菱電機株式会社 衝突回避装置
WO2020049650A1 (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 三菱電機株式会社 運転支援装置
JPWO2020049650A1 (ja) * 2018-09-05 2020-12-17 三菱電機株式会社 運転支援装置
WO2020105093A1 (ja) * 2018-11-19 2020-05-28 三菱電機株式会社 障害物検出装置
JPWO2020105093A1 (ja) * 2018-11-19 2021-02-15 三菱電機株式会社 障害物検出装置
WO2022113516A1 (ja) * 2020-11-26 2022-06-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 障害物検出装置および車両
WO2023282098A1 (ja) 2021-07-09 2023-01-12 株式会社アイシン 物体検出装置及び物体検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6249746B2 (ja) 2017-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6249746B2 (ja) 障害物検知装置
JP6970936B2 (ja) 物体検出装置、物体検出プログラム、および記録媒体
JP6430778B2 (ja) 物体検知装置
JP5926069B2 (ja) 障害物判定装置
JP6430777B2 (ja) 物体検知装置
JP4843571B2 (ja) 車両用物体検知装置
JP5012270B2 (ja) 物体検出装置
WO2016063530A1 (ja) 物体検知装置及び車両制御装置
US11117577B2 (en) Vehicle path processing
JP2018200267A (ja) 上方構造物判定装置及び運転支援システム
JP2013156147A (ja) 周辺物体検知装置
CN111002979A (zh) 碰撞避让设备和碰撞避让方法
JP5129784B2 (ja) 物体検知方法及び物体検知装置
JP2015021737A (ja) 障害物検知装置
JP6252559B2 (ja) 移動体検出装置及び運転支援装置
JP2019086402A (ja) 車両用障害物検知装置
JP2018054328A (ja) 鉱山用作業機械及びその障害物検出装置
KR20180050969A (ko) 차량용 물체감지시스템 및 차량용 물체감지방법
JP6396647B2 (ja) 障害物検知装置及び障害物検知方法
JP7169873B2 (ja) 運転支援装置
CN110678778B (zh) 用于检测迎面车辆的车辆***
JP6267430B2 (ja) 移動体の環境地図生成制御装置、移動体、及び移動体の環境地図生成方法
JP2022029287A (ja) 障害物判定装置および車両
JP6808113B2 (ja) 障害物検出装置
WO2021033354A1 (ja) 自律走行車両の衝突回避装置、衝突回避方法、衝突回避プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6249746

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250