JP2015093950A - イエローインク組成物、インクジェット記録方法及び着色体 - Google Patents

イエローインク組成物、インクジェット記録方法及び着色体 Download PDF

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Abstract

【課題】
ジャパンカラーに近似した色相と良好な発色性を有するイエロー色のインク組成物、それを用いたインクジェット記録方法、及び、それらにより得られる着色体の提供。
【解決手段】
少なくとも、第1及び第2の2種類の着色剤、水溶性有機溶剤及び水を含有し、第1の着色剤がC.I.ピグメントイエロー213、第2の着色剤がC.I.ピグメントイエロー180であるインクジェット記録に用いるイエローインク組成物により、上記の課題を解決できた。
【選択図】なし

Description

本発明はイエローインク組成物、該インク組成物を用いるインクジェット記録方法及び着色体に関する。
インクジェット用インクに用いられる着色剤としては、水溶性の染料と、水不溶性の顔料の2種類が一般的に用いられている。これらの内、染料を用いた記録画像は、例えば鮮明性といった画質に優れる一方、顔料を用いた記録画像は、光やオゾン、水等の各種堅牢性に優れることから、着色剤として顔料を含有するインクジェットインク(インクジェット用顔料インク)の利用が広がっている。
顔料インクの利用に伴い、その記録画像にはこれまで以上の画像品質の向上が求められ、その一つとして色相及び発色性の向上が挙げられている。
通常、色相の評価指標としては、オフセット印刷で主に使用されるジャパンカラーが標準として用いられている。しかしながら、一般的に用いられるイエロー色の顔料インクとしては、ジャパンカラーに近似し、且つ、発色性の良好なものは知られていない。
一般にシアン色の顔料及びマゼンタ色の顔料は、色相や耐光性がともに優れていることが知られている。しかしながら、従来から広く用いられてきたC.I.ピグメントイエロー74は、発色性に優れるもののジャパンカラーの色相とは異なるとされている。
これらの理由から、ジャパンカラーに近似した色相と良好な発色性を有するインクジェット記録用のイエローインク組成物の開発が強く要望されている。
上記のような状況から、色相及び発色性に優れた記録画像を与えるイエロー色の顔料、及びこれを含有するインクに関しては、従来から数多くの提案がなされている。そのようなものとして、例えば、特許文献1乃至6等が挙げられる。
特開2008−266568号公報 特開2008−291103号公報 特開2009−173853号公報 特開2010−248287号公報 特開2012−188566号公報 特開2013−67780号公報
本発明は、ジャパンカラーに近似した色相と良好な発色性を有するイエロー色のインク組成物、それを用いたインクジェット記録方法、及び、それらにより得られる着色体の提供を目的とする。
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、少なくとも、それぞれ特定の第1及び第2の2種類の着色剤、水溶性有機溶剤及び水を含有するインクジェット記録に用いるインク組成物により、上記の課題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、以下の[1]〜[13]に関する。
[1]
少なくとも、第1及び第2の2種類の着色剤、水溶性有機溶剤及び水を含有するインクジェット記録に用いるインク組成物であって、上記第1の着色剤がC.I.ピグメントイエロー213であり、上記第2の着色剤がC.I.ピグメントイエロー180であるインク組成物。
[2]
インク組成物の総質量に対して、着色剤の総含有量が0.5質量%以上7質量%以下である上記[1]に記載のインク組成物。
[3]
インク組成物が含有する着色剤の総質量中における、上記第1の着色剤の含有量が、10質量%以上90質量%以下である上記[1]又は[2]に記載のインク組成物。
[4]
インク組成物が含有する着色剤の総質量中における、上記第1の着色剤の含有量が、20質量%以上80質量%以下である上記[1]又は[2]に記載のインク組成物。
[5]
上記[1]乃至[4]のいずれか一項に記載のインク組成物の液滴を記録信号に応じてインクジェットプリンタにより吐出させて、被記録材に付着させることにより記録を行うインクジェット記録方法。
[6]
上記被記録材が、情報伝達用シートである上記[5]に記載のインクジェット記録方法。
[7]
上記情報伝達用シートが、多孔性白色無機物を含有するインク受容層を有するシートである上記[6]に記載のインクジェット記録方法。
[8]
上記情報伝達用シートが、キャストコート紙である上記[6]に記載のインクジェット記録方法。
[9]
上記情報伝達用シートが、コート紙又はアート紙である上記[6]に記載のインクジェット記録方法。
[10]
上記情報伝達用シートがコロナ放電処理、プラズマ処理及びフレーム処理から選択される表面改質処理を施したシートである上記[6]に記載のインクジェット記録方法。
[11]
上記[1]乃至[4]に記載のインク組成物により着色された着色体。
[12]
上記[5]乃至[10]のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法により得られる着色体。
[13]
上記[1]乃至[4]に記載のインク組成物を含有する容器が装填されたインクジェットプリンタ。
本発明のインク組成物により、耐光性が高く、ジャパンカラーに近似した色相と良好な発色性を有するエロー色のインク組成物、それを用いたインクジェット記録方法、及び、それらにより得られる着色体を提供することができた。
以下、本発明を詳細に説明する。
本明細書において、「C.I.」とは、カラーインデックスの略語である。また、本明細書中、「%」及び「部」数については、特に断りのない限り、実施例等も含めていずれも質量基準で記載する。
上記インク組成物は、少なくとも2種類の着色剤を含有する、インクジェット記録に用いるイエロー色のインク組成物であり、第1の着色剤としてC.I.ピグメントイエロー213、第2の着色剤として、C.I.ピグメントイエロー180を含有する。
上記インク組成物の総質量中における、着色剤の総含有量としては通常0.5%以上7%以下、好ましくは1%以上7%以下、より好ましくは2%以上7%以下である。
0.5%未満では記録画像の発色性が不足し、7%を超えると吐出性に問題が生じることがある。
上記インク組成物が含有する着色剤の総質量中における、上記第1の着色剤の含有量は、通常10%以上90%以下であり、好ましくは20%以上80%以下、より好ましくは30%以上75%以下、さらに好ましくは40%以上60%以下である。この範囲を超えると、発色性と色相を同時に向上させることが困難になる。
上記インク組成物は単独でも使用できるが、フルカラーの記録画像を得る目的でイエローインク組成物として用い、例えばシアンインク組成物、マゼンタインク組成物及びブラックインク組成物を備えるインクジェット記録用インクセットとして用いることもできる。このとき、シアン、マゼンタ及びブラックの各インク組成物が含有する着色剤は、特に限定されるものではなく、公知の顔料を任意に使用できる。また、この4色のインクセット以外にも、より高精細な色相の記録画像を得る目的で、例えばバイオレット、オレンジ〜ブラウン、グリーン等の各インク組成物を必要に応じて加えた4色以上のインクセットとすることもできる。
上記インク組成物は、含有する顔料の分散状態を安定化させるために分散剤をさらに含有することができる。
また、顔料及び分散剤の組合せの代わりに、顔料の表面に直接分散性付与基を化学的に導入した、いわゆる表面処理顔料(自己分散顔料);上記の分散剤等により均一に顔料を被覆した、いわゆるマイクロカプセル顔料;等を着色剤として用いることもできる。
分散剤としては、スチレン及びその誘導体;ビニルナフタレン及びその誘導体;α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等;アクリル酸及びその誘導体;マレイン酸及びその誘導体;イタコン酸及びその誘導体;フマール酸及びその誘導体;酢酸ビニル、ビニルアルコール、ビニルピロリドン、アクリルアミド、及びその誘導体;等よりなる群の単量体から選択される、少なくとも2つの単量体(好ましくは、このうち少なくとも1つが親水性の単量体)からなる共重合体、例えば、ブロック共重合体、ランダム共重合体及びグラフト共重合体、及び/又はそれらの塩等が挙げられる。また、上記各種の共重合体、及び/又はそれらの塩等は、併用することもできる。
分散剤の重量平均分子量としては、おおよそ1000〜30000、好ましくは1250〜25000、より好ましくは1500〜20000程度である。また、酸価としては、おおよそ80〜300、好ましくは90〜275、より好ましくは100〜250程度である。
市販品として入手できる分散剤の具体例としては、いずれもBASF社製の、ジョンクリル61J、68、450、55、555、586、680、682、683;及び、B−36;等が挙げられる。
使用する分散剤の量は、一般的に分限比と呼ばれる数値で表される。この分限比は下記式で求めることができる。
分限比=分散剤/着色剤。
本発明において、分限比は0.1〜1.0が好ましく、0.1〜0.8がより好ましく、0.2〜0.6が特に好ましい。分限比がこの範囲に無いときは、分散液の安定性の低下;印刷物の画像の劣化;等を生じることがある。
顔料を分散させる方法としては、サンドミル(ビーズミル)、ロールミル、ボールミル、ペイントシェーカー、超音波分散機、マイクロフルイダイザー等を用いる方法が挙げられ、これらの中ではサンドミルが好ましい。また、サンドミルを用いる顔料分散液の調製は、径の小さいビーズ(0.01mm〜1mm径)を使用し、ビーズの充填率を大きくすること等により、分散効率を高めた条件で処理することが好ましい。
このような条件で分散を行うことにより、着色剤の粒子サイズを小さくすることができ、分散性が良好な分散液を得ることができる。また、分散液の調製後に、ろ過及び/又は遠心分離等により、粒子サイズの大きい成分を分散液から除去することも好ましく行われる。
また、分散液の調製時に、液の泡立ちが激しいときは、その泡立ちを抑える目的で、シリコーン系、アセチレングリコール系等の消泡剤を極微量添加してもよい。
上記インク組成物が含有する水溶性有機溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、第二ブタノール又は第三ブタノール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン等のC1−C6アルカノール;N,N−ジメチルホルムアミド又はN,N−ジメチルアセトアミド等のカルボン酸アミド;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン又はN−メチルピロリジン−2−オン等のラクタム;1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オン又は1,3−ジメチルヘキサヒドロピリミド−2−オン等の環式尿素類;アセトン、2−メチル−2−ヒドロキシペンタン−4−オン、エチレンカーボネート等のケトン又はケトアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル;エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、チオジグリコール又はジチオジグリコール等のC2−C6アルキレン単位を有するモノ、オリゴ又はポリアルキレングリコール又はチオグリコール;グリセリン、ジグリセリン、ヘキサン−1,2,6−トリオール等のポリオール(トリオール);エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等の多価アルコールのC1−C4アルキルエーテル;γ−ブチロラクトン又はジメチルスルホキシド等;分子量400、800、1540又はそれ以上のポリエチレングリコール類が挙げられる。これらの有機溶剤は単独で用いることも、2種類以上を併用することもできる。
上記インク組成物の総質量中における、水溶性有機溶剤の総含有量は通常1〜60%、好ましくは1〜45%、より好ましくは5〜40%であり、残部は水である。
上記インク組成物は、必要に応じてインク調製剤を含有することができる。
インク調製剤としては、例えば、防腐防黴剤、pH調整剤、キレート試薬、防錆剤、水溶性紫外線吸収剤、水溶性高分子化合物、酸化防止剤、水分散性樹脂、及び界面活性剤等が挙げられる。
上記インク組成物の総質量中における、インク調製剤の総含有量は通常0〜30%、好ましくは0〜15%である。
防黴剤の具体例としては、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ナトリウムピリジンチオン−1−オキシド、p−ヒドロキシ安息香酸エチルエステル、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン及びその塩等が挙げられる。
防腐剤の例としては、例えば有機硫黄系、有機窒素硫黄系、有機ハロゲン系、ハロアリールスルホン系、ヨードプロパギル系、ハロアルキルチオ系、ニトリル系、ピリジン系、8−オキシキノリン系、ベンゾチアゾール系、イソチアゾリン系、ジチオール系、ピリジンオキシド系、ニトロプロパン系、有機スズ系、フェノール系、第4アンモニウム塩系、トリアジン系、チアジン系、アニリド系、アダマンタン系、ジチオカーバメイト系、ブロム化インダノン系、ベンジルブロムアセテート系又は無機塩系等の化合物が挙げられる。有機ハロゲン系化合物の具体例としては、例えばペンタクロロフェノールナトリウムが挙げられ、ピリジンオキシド系化合物の具体例としては、例えば2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウムが挙げられ、イソチアゾリン系化合物としては、例えば1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンマグネシウムクロライド、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンカルシウムクロライド、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンカルシウムクロライド等が挙げられる。その他の防腐防黴剤の具体例として、無水酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム又は安息香酸ナトリウム、アーチケミカル社製、商品名プロクセルGXL(S)やプロクセルXL−2(S)等が挙げられる。
pH調整剤としては、調製されるインクに悪影響を及ぼさずに、インクのpHを例えば5〜11の範囲に制御できるものであれば任意の物質を使用することができる。その具体例としては、例えばジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン等のアルカノールアミン(好ましくは、置換基としてヒドロキシ基を有してもよいモノ、ジ、又はトリC1−C4アルキルアミン);水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の周期表第1族元素の水酸化物;水酸化アンモニウム(アンモニア水);あるいは炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等の周期表第1族元素の炭酸塩;ケイ酸ナトリウム、酢酸カリウム等の有機酸の周期表第1族元素の塩;リン酸二ナトリウム等の無機塩基;等が挙げられる。
キレート試薬の具体例としては、例えばエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム又はウラシル二酢酸ナトリウム等が挙げられる。
防錆剤の具体例としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、四硝酸ペンタエリスリトール又はジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト等が挙げられる。
水溶性紫外線吸収剤の例としては、例えばスルホ化したベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾ−ル系化合物、サリチル酸系化合物、桂皮酸系化合物又はトリアジン系化合物が挙げられる。
水溶性高分子化合物の具体例としては、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体、ポリアミン又はポリイミン等が挙げられる。
酸化防止剤の例としては、例えば、各種の有機系及び金属錯体系の褪色防止剤を使用することができる。上記有機系の褪色防止剤の例としては、ハイドロキノン類、アルコキシフェノール類、ジアルコキシフェノール類、フェノール類、アニリン類、アミン類、インダン類、クロマン類、アルコキシアニリン類又は複素環類等が挙げられる。
水分散性樹脂は、常温で被膜化することによりインク組成物中の着色剤を被記録材に定着させる働きを有する。水分散性樹脂に使用される樹脂としては特に制限はなく、例えば、ウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂等が挙げられる。
水分散性樹脂は、例えば、連続相としての水中に分散された樹脂エマルションの状態で使用される。
市販品として入手できる樹脂エマルションの具体例としては、例えば、スーパーフレックス126、150、170、210、420、470、820、830、890(ウレタン系樹脂エマルション 第一工業製薬社製);ハイドランHW−350、HW−178、HW−163、HW−171、AP−20、AP−30、WLS−201、WLS−210(ウレタン系樹脂エマルション DIC社製);0569、0850Z、2108(スチレン−ブタジエン系樹脂エマルション JSR社製);AE980、AE981A、AE982、AE986B、AE104(アクリル系樹脂エマルション イーテック社製);等が挙げられる。
水分散性樹脂を使用するとき、上記インク組成物の総質量中における水分散性樹脂の含有量は、固形分換算で通常0.5〜20%、好ましくは0.5〜10%である。水分散性樹脂の含有量がこの範囲よりも少ないときは、被記録材に対して十分な定着性を得ることが困難となり、多いときは、インクジェット記録におけるインク液滴の正常な吐出が阻害されることがある。
界面活性剤としては、アニオン、カチオン、ノニオン、両性、シリコーン系、及びフッ素系等の界面活性剤が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N−アシルアミノ酸又はその塩、N−アシルメチルタウリン塩、アルキル硫酸塩ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ロジン酸石鹸、ヒマシ油硫酸エステル塩、ラウリルアルコール硫酸エステル塩、アルキルフェノール型燐酸エステル、アルキル型燐酸エステル、アルキルアリールスルホン酸塩、ジエチルスルホ琥珀酸塩、ジエチルヘキシルスルホ琥珀酸塩、ジオクチルスルホ琥珀酸塩などが挙げられる。その市販品の具体例としては、例えば、いずれも第一工業製薬社製のハイテノールLA−10、LA−12、LA−16、ネオハイテノールECL−30S、ECL−45等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−ビニルピリジン誘導体などが挙げられる。
両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン、イミダゾリン誘導体などが挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエーテル系;ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレート等のエステル系;2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール等のアセチレングリコール(アルコール)系;いずれも日信化学社製のサーフィノール104、104PG50、105PG50、82、420、440、465、485;オルフィンSTG;ポリグリコールエーテル系(例えばSIGMA−ALDRICH社製のTergItol15−S−7等);等が挙げられる。
これらの中ではサーフィノールが好ましい。
シリコーン系界面活性剤としては、例えば、ポリエーテル変性シロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられる。市販品の具体例としては、例えば、いずれもビックケミー社製の、BYK−347(ポリエーテル変性シロキサン);BYK−345、BYK−348(ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン);等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸系化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物等が挙げられる。市販品の具体例としては、例えば、Zonyl TBS、FSP、FSA、FSN−100、FSN、FSO−100、FSO、FS−300、Capstone FS−30、FS−31(DuPont社製);PF−151N、PF−154N(オムノバ社製);等が挙げられる。
上記の中ではアニオン、ノニオン、シリコーン系、及びフッ素系の各界面活性剤が好ましい。これらの界面活性剤は単独で用いることも、2種類以上を併用することもできる。
上記インク組成物が界面活性剤を含有するとき、インク組成物の総質量中における、界面活性剤の総含有量は通常0.1%〜5%、好ましくは0.3%〜3%である。
0.1%以下では、界面活性剤としての効果が得られなくなり、5%以上では、顔料の分散安定性に問題が生じることがある。
上記インク組成物は、金属陽イオンの塩化物(例えば塩化ナトリウム)、硫酸塩(例えば硫酸ナトリウム)等の、無機不純物の含有量の少ないものが好ましい。無機不純物の含有量の目安としては、おおよそ着色剤の総質量に対して1%以下程度であり、下限は分析機器の検出限界以下、すなわち0%でよい。
無機不純物は、着色剤の原体に混入していることが多い。このため、例えば、逆浸透膜を用いる方法;又は着色剤をメタノール等のC1−C4アルコール及び水の混合溶媒中に懸濁し、撹拌した後、析出物を濾過分離して乾燥する等の方法;又は、イオン交換樹脂で無機不純物を交換吸着する方法;等により、無機不純物を除去することも好ましく行われる。
上記インク組成物のpHとしては、保存安定性を向上させる目的で、pH5〜11が好ましく、pH7〜10がより好ましい。
また、インク組成物の表面張力としては、10〜50mN/mが好ましく、20〜40mN/mがより好ましい。
さらに、インク組成物の粘度としては、30mPa・s以下が好ましく、20mPa・s以下がより好ましい。本発明のインク組成物のpH及び表面張力は、pH調整剤、及び界面活性剤等で適宜調整することができる。
上記インク組成物は、様々な分野のインクとして使用することができる。その一例としては筆記用水性インク、水性印刷インク、情報記録インク、捺染等が挙げられる。その記録方法としては、インクジェット記録に用いることが特に好ましい。
上記インクジェット記録方法は、上記インク組成物の液滴を記録信号に応じてインクジェットプリンタにより吐出させて、被記録材に付着させることにより記録を行う方法である。インクジェットプリンタ、及びそのインクノズル等については特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
インクジェットプリンタの吐出方式には特に制限は無く、例えば、静電誘引力を利用してインクを吐出させる電荷制御方式;ピエゾ素子の振動圧力を利用するドロップオンデマンド方式(圧力パルス方式);電気信号を音響ビームに変えインクに照射し、その放射圧を利用してインクを吐出させる音響インクジェット方式;インクを加熱して気泡を形成し、生じた圧力を利用するサーマルインクジェット、すなわちバブルジェット(登録商標)方式;等を採用することができる。
なお、上記インクジェット記録方法には、フォトインクと称する、インク中の色素濃度(着色剤の含有量)の少ないインクを、小さい体積で多数吐出する方式;実質的に同じ色相で、インク中の色素濃度の異なる複数のインクを用いて画質を改良する方式;及び無色透明のインクを用いる方式;等も含まれる。
上記の着色体は、上記インク組成物により着色された物質を意味し、好ましくは上記インク組成物又は上記インクジェット記録方法によって着色された被記録材が挙げられる。
該被記録材としては特に制限はないが、例えば紙、フィルム等の情報伝達用シート、繊維や布(セルロース、ナイロン、羊毛等)、皮革、カラーフィルター用基材等が挙げられる。これらの中では、情報伝達用シートが好ましい。
情報伝達用シートは、インク受容層を有するものと、有しないものとに大別することができる。
インク受容層を有するものとしては、例えば、紙、合成紙、フィルム等を基材とし、これらの基材にインク受容層を設けたものが挙げられる。インク受容層は、例えば上記基材にカチオン系ポリマーを含浸あるいは塗工する方法;又は多孔質シリカ、アルミナゾルや特殊セラミックス等のインク中の着色剤を受容し得る無機微粒子を、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の親水性ポリマーと共に、上記基材表面に塗工する方法;等により設けられる。
インク受容層を有する情報伝達用シートは、通常インクジェット専用紙、インクジェット専用フィルム、光沢紙等と呼ばれる。その代表的な市販品の例としては、キヤノン株式会社製の商品名:プロフェッショナルフォトペーパー、スーパーフォトペーパー、光沢ゴールド及びマットフォトペーパー;セイコーエプソン株式会社製の商品名:写真用紙クリスピア(高光沢)、写真用紙(光沢)、フォトマット紙;日本ヒューレット・パッカード(株)製の商品名:アドバンスフォト用紙(光沢);富士フイルム株式会社製の商品名:画彩写真仕上げPro;等が挙げられる。
インク受容層を有しない情報伝達用シートとしては、グラビア印刷、オフセット印刷等の用途に用いられるコート紙、アート紙等の各種の用紙、ラベル印刷用途に用いられるキャストコート紙等が挙げられる。
情報伝達用シートとしては、表面処理が施されていない普通紙なども好適に用いることができる。一般的に普通紙は、表裏が共にコートされておらず、表面に露出したパルプの繊維方向に沿って水系インクの滲み(フェザリング)が発生し易い。そのため、多くの場合、水性インクの滲みを抑制するために、パルプの質量に対して0.1%前後のサイズ剤が添加されている。上記普通紙は、サイズ剤添加によって水系インクの滲みを抑制し、画質を向上させる効果がある反面、水系インクの浸透速度を低下させてしまう特性があり、基本的に浸透乾燥方式となるインクジェット記録にとっては早期な乾燥性が得られにくい被記録材である。しかしながら、上記インク組成物を使用することにより、これらの被記録材を用いても良好な画像を得ることができる。
インク受容層を有しない情報伝達用シートを被記録材として用いるときは、着色剤の定着性等を向上させる目的で、被記録材に対して表面改質処理を施すことも好ましく行われる。
表面改質処理としては、コロナ放電処理、プラズマ処理及びフレーム処理から選択される、少なくとも1つの処理を施すことが好ましい。これらの処理については、公知のいずれの方法を用いてもよい。また、これらの処理の効果は、経時的に減弱することが一般的に知られている。このため、情報伝達用シートに表面改質処理を施したときは、時間を置かずにインクジェット記録を連続して行うことが好ましい。
コロナ放電処理としては、接地された金属ロールとそれに数mmの間隔で置かれた針金状の電極との間に数千ボルトの高電圧を印可してコロナ放電を発生させる方法が挙げられる。このコロナ放電中の電極−ロール間に、情報伝達用シートを配置し処理することにより、該シートの表面が親水化される。
プラズマ処理としては、情報伝達用シートをアルゴン、ネオン、ヘリウム、窒素、二酸化窒素、酸素あるいは空気等を含む容器内におき、グロー放電により生ずるプラズマに曝すことにより、該シートの表面に酸素、窒素などを含む官能基を導入する方法が挙げられる。アルゴンやネオンなどの不活性ガスが低圧で存在する場合、発生したプラズマにより、該シートの表面にラジカルが発生すると考えられている。その後、空気に曝されることにより、該ラジカルが酸素と結合して、情報伝達用シートの表面にカルボン酸基やカルボニル基、アミノ基などが導入されると考えられている。
フレーム処理は火炎処理ともいい、例えば、情報伝達用シートの表面にバーナー等から噴射したガス酸化炎等を吹きかけて、該シートの表面を酸化することにより親水性を向上させる方法が挙げられる。
上記表面改質処理は、所望の効果が得られるように処理の回数、処理の時間及び、印可する電圧等を適宜調整して行うことができる。
上記インクジェット記録方法で被記録材に記録を行うときは、上記インク組成物を含有する容器をインクジェットプリンタの所定の位置に装填し、上記の記録方法で被記録材に記録を行う。
本発明によれば、発色性及び色相を向上させたインクジェット用イエローインクを提供することができる。また、本発明のインク組成物をイエローインク組成物として用いるインクセット、インクジェット記録方法及び着色体は、イエローインク組成物以外の他色のインク組成物との発色バランスにも優れ、画像の鮮明さを向上させることができる。
また、本発明のインク組成物を用いることで、彩度が高い記録画像が得られ、視覚的にも濃度感があり、鮮明で色域の広い被記録物を得ることができる。
さらに、擦過性、耐水性、耐光性、耐熱性、耐酸化ガス(例えばオゾンガス)性等の各種堅牢性に優れた画像を得ることができる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。また、特に断りのない限り、濾過分離の操作を行ったときは、濾紙としてガラス濾紙GC−50とガラス濾紙GA−100を適宜単独又は併用し、吸引ろ過を行った。
また、水溶液中の固形分を測定したときは、株式会社エイ・アンド・デイ社製のMS−70を用いて、乾燥重量法により固形分を求めた。
また、測色が必要なときは、測色計として、X−Rite社製の商品名SpectroEyeを用いて測色した。
[調製例1]:分散液1の調製。
国際公開第2013/115071号の合成例3に記載のブロック共重合体を調整し、得られた高分子分散剤(ブロック共重合体)8部を、2−ブタノン20部に加えて溶液とした。この溶液に、0.6部の水酸化ナトリウムを50.7部のイオン交換水に溶解させた液を加え、1時間攪拌することにより乳化液を調製した。この時、固体の析出はなかった。この乳化液に、C.I.Pigment Yellow 213(クラリアント社製、Hostaperm Yellow H5G)12部、及びC.I.Pigment Yellow 180(クラリアント社製、Toner YellowHG)8部を加え、サンドグラインダーを用いて1500rpmの条件下、15時間分散処理を行った。得られた液にイオン交換水100部を滴下し、ろ過して分散用ビーズを取り除いて母液を得た。得られた母液から2−ブタノン及び水をエバポレータで減圧留去することにより、固形分12.0%のイエロー色の分散液を得た。得られた分散液を「分散液1」とする。分散液1のpHは9.2、平均粒子径は113nm、粘度は16.1mPa・sであった。
[調製例2]:分散液2の調製。
調製例1で使用したC.I.Pigment Yellow 213及びC.I.Pigment Yellow 180の量を、各10部ずつに変更した以外は調製例1と同様にして、イエロー色の分散液を得た。得られた分散液を「分散液2」とする。分散液2のpHは9.3、平均粒子径は127nm、粘度は11.4mPa・sであった。
[調製例3]:比較用の分散液3の調製。
調製例1で使用したC.I.Pigment Yellow 180を使用せずに、C.I.Pigment Yellow 213のみを20部用いる以外は、調製例1と同様にして、イエロー色の分散液を得た。得られた分散液を「分散液3」とする分散液3のpHは8.9、平均粒子径は115nm、粘度は8.9mPa・sであった。
[調製例4]:比較用の分散液4の調製。
調製例1で使用したC.I.Pigment Yellow 213を使用せずに、C.I.Pigment Yellow 180のみを20部用いる以外は調製例1と同様にしてイエロー色の分散液を得た。得られた分散液を「分散液4」とする。分散液4のpHは9.3、平均粒子径は139nm、粘度は13.8mPa・sであった。
[インク組成物の調製]
上記の調製例1乃至4で得た各分散液と、下記表1に記載の各成分を混合した後、3μmのメンブランフィルターで夾雑物を濾別することにより、各実施例、及び各比較例のインク組成物を調製した。いずれのインク組成物も、インク組成物の総質量中における、着色剤の含有量が5%になるように調整した。
下記表1中の略号等は、以下の意味を有する。
PG:プロピレングリコール
IPG:イソプロピルグリコール。
Sf−465:サーフィノール465。
GXL(S):プロクセルGXL(S)。
水:イオン交換水。
Figure 2015093950
[A.色差評価]
上記のようにして調製した各実施例及び比較例のインク組成物を用い、市販のインクジェットプリンター(エプソン社製OPX−105)により、下記2種類の被記録材にベタ印字のインクジェット記録を行うことにより、イエロー色の着色体を得た。得られた着色体を試験片とし、測色計にて色相を測定し、オフセット印刷色の標準指標である、枚葉印刷用ジャパンカラーで定められている色相との色差(ΔE)を求め、下記3段階の評価基準で評価した。結果を下記表2に示す。
[評価基準]
A:ΔEが3未満。
B:ΔEが3以上5未満。
C:ΔEが5以上。
[被記録材]
キャスト紙:王子製紙社製Nミラー。
グロス紙:王子製紙社製フォームグロス。
[B.発色性評価]
上記と同様にして2種類の被記録材にインクジェット記録を行うことにより、イエロー色の着色体を得た。得られた着色体を試験片とし、測色計にて発色性(印字濃度)を測色し、下記2段階の評価基準で評価した。結果を下記表2に示す。
[評価基準]
A:1.5以上。
B:1.1以上1.5未満。
Figure 2015093950
各実施例は、基準色であるジャパンカラーに近似した色であり、極めて良好な色相である。また、発色性も良好であることが確認された。
本発明のインクジェット用イエローインク組成物は、発色性、色相が良好であることから、インクジェット記録用インクとして極めて有用である。

Claims (13)

  1. 少なくとも、第1及び第2の2種類の着色剤、水溶性有機溶剤及び水を含有するインクジェット記録に用いるインク組成物であって、上記第1の着色剤がC.I.ピグメントイエロー213であり、上記第2の着色剤がC.I.ピグメントイエロー180であるインク組成物。
  2. インク組成物の総質量に対して、着色剤の総含有量が0.5質量%以上7質量%以下である請求項1に記載のインク組成物。
  3. インク組成物が含有する着色剤の総質量中における、上記第1の着色剤の含有量が、10質量%以上90質量%以下である請求項1又は2に記載のインク組成物。
  4. インク組成物が含有する着色剤の総質量中における、上記第1の着色剤の含有量が、20質量%以上80質量%以下である請求項1又は2に記載のインク組成物。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のインク組成物の液滴を記録信号に応じてインクジェットプリンタにより吐出させて、被記録材に付着させることにより記録を行うインクジェット記録方法。
  6. 上記被記録材が、情報伝達用シートである請求項5に記載のインクジェット記録方法。
  7. 上記情報伝達用シートが、多孔性白色無機物を含有するインク受容層を有するシートである請求項6に記載のインクジェット記録方法。
  8. 上記情報伝達用シートが、キャストコート紙である請求項6に記載のインクジェット記録方法。
  9. 上記情報伝達用シートが、コート紙又はアート紙である請求項6に記載のインクジェット記録方法。
  10. 上記情報伝達用シートがコロナ放電処理、プラズマ処理及びフレーム処理から選択される表面改質処理を施したシートである請求項6に記載のインクジェット記録方法。
  11. 請求項1乃至4に記載のインク組成物により着色された着色体。
  12. 請求項5乃至10のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法により得られる着色体。
  13. 請求項1乃至4に記載のインク組成物を含有する容器が装填されたインクジェットプリンタ。
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