JP2015087554A - 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】反射ミラー46a〜46dとこれに隣接するビーム光との干渉を防止しながら、光走査装置15全体を小型化する。【解決手段】回転多面鏡44の反射面にて反射した後の、第一ビーム光D1と第二ビーム光D2とのなす角度をθ12とし、第二ビーム光D2と第三ビーム光D3とのなす角度をθ23とし、第三ビーム光D3と第四ビーム光D4とのなす角度をθ34としたとき、3つの角度θ1,θ23,θ34のうちθ23を最も小さくする。【選択図】図2

Description

本発明は、光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、電子写真方式のフルカラーの画像形成装置として、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色に対応する4つの感光体ドラムを備えたタンデム機が知られている。この画像形成装置は、各色ごとに感光体ドラム上の静電潜像をトナーで現像した後、各色のトナー像を用紙上で順次重ね合わせることにより、フルカラー画像を得るようになっている。上記画像形成装置は、各感光体ドラムの周面にビーム光を走査させる光走査装置を備えている。
上記光走査装置として、光源部から出射された第一〜第四ビーム光を、回転多面鏡の同じ反射面に異なる入射角で入射させるようにしたものが知られている。この光走査装置では、回転多面鏡にて反射された第一〜第四ビーム光はそれぞれ、第一〜第四反射ミラーにより反射されて4つの感光体ドラムの周面に導かれる。
この種の光走査装置では、反射ミラーによる反射位置が回転多面鏡に近いほど、該ビーム光とこれに隣接するビーム光とのなす角度が大きく設定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−91797号公報
各ビーム光同士のなす角度を特許文献1に示すように反射ミラーによる反射位置が回転多面鏡に近いほど、ビーム光とこれに隣接するビーム光とのなす角度が大きく設定されている場合、反射ミラーと該反射ミラーに入射するべきビーム光に隣接するビーム光との干渉を確実に防止することができる。しかしその一方で、隣接するビーム光同士のなす角度が累積して、ビーム光全体の入射角が大きくなり、延いては、装置全体が大型化するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、反射ミラーと該反射ミラーに入射するべきビーム光に隣接するビーム光との干渉を防止しながら、光走査装置全体を小型化することにある。
本発明に係る光走査装置は、第一〜第四の被走査面にて走査される第一〜第四ビーム光を出射する光源部と、複数の反射面を有する回転多面鏡と、上記光源部から出射された上記第一〜第四ビーム光を、上記回転多面鏡の同じ反射面に異なる入射角で入射させる入射光学系と、該反射面にて反射した後の第一〜第四ビーム光をそれぞれ反射することにより上記第一〜第四の被走査面に導く第一〜第四反射ミラーと、を備えている。
そして、上記回転多面鏡の反射面にて反射した後の第一〜第四ビーム光は、該回転多面鏡の回転軸心方向において第一ビーム光、第二ビーム光、第三ビーム光、及び第四ビーム光の順に並んでおり、上記第一ビーム光の上記第一反射ミラーにおける反射位置を第一反射位置とし、上記第二ビーム光の上記第二反射ミラーにおける反射位置を第二反射位置とし、上記第三ビーム光の上記第三反射ミラーにおける反射位置を第三反射位置とし、上記第四ビーム光の上記第四反射ミラーにおける反射位置を第四反射位置としたとき、上記回転多面鏡から各反射位置までの距離は、上記回転多面鏡の軸心方向に直交する方向において、上記第一反射位置、上記第二反射位置、上記第三反射位置、及び上記第四反射位置の順に大きくなるように設定されている。そして、上記回転多面鏡の反射面にて反射した後の、上記第一ビーム光と上記第二ビーム光とのなす角度をθ12とし、上記第二ビーム光と第三ビーム光とのなす角度をθ23とし、上記第三ビーム光と第四ビーム光とのなす角度をθ34としたとき、上記3つの角度θ12,θ23,θ34のうちθ23が最も小さい。これにより、各反射ミラーとこれに隣接するビーム光との干渉を防止しながら、装置全体を小型化することができる。θ34>θ12>θ23の関係を満たすことがより好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、上記光走査装置を備えている。これによれば、光走査装置が小型化であるため、画像形成装置全体を小型化することができる。
本発明によれば、反射ミラーとこれに隣接するビーム光との干渉を防止しながら、光走査装置全体を小型化することができる。
図1は、実施形態における光走査装置を備えた画像形成装置を示す概略の断面図である。 図2は、光走査装置の内部構造を示す概略の断面図である。 図3は、光走査装置の光源からポリゴンミラーの反射面までの入射光学系を直線的に示した概略図である。 図4は、シリンダーレンズの焦点距離を変化させたときのビーム光間隔を示すグラフである。 図5は、fθレンズの焦点距離を変化させたときのビーム光間隔を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1は、実施形態1における画像形成装置1を示している。この画像形成装置1は、タンデム方式のカラープリンターであって、中間転写ベルト7と、1次転写部8及び2次転写部9と、定着部11と、光走査装置15と、4つの画像形成ユニット16a〜16dと、第一〜第四用紙搬送部21〜24とを備えている。
画像形成装置1の本体2の内部下部には、給紙カセット3が配置されている。給紙カセット3は、その内部に印刷前のカットペーパー等の用紙(図示省略)を積載して収容している。そして、この用紙は、図1において給紙カセット3の左上方に向けて、1枚ずつ分離して送り出される。
第一用紙搬送部21は、給紙カセット3の側方に設けられている。第一用紙搬送部21は、本体2の左側面に沿って配置されている。そして、第一用紙搬送部21は、給紙カセット3から送り出された用紙を受け取り、その用紙を本体2の左側面に沿って上方の2次転写部9へ搬送する。
給紙カセット3の右側方には、手差し給紙部5が設けられている。手差し給紙部5には、給紙カセット3に入っていないサイズの用紙や、厚紙、或いはOHPシート等が載置される。そして、手差し給紙部5の左方には第二用紙搬送部22が設けられている。第二用紙搬送部22は、手差し給紙部5から第一用紙搬送部21まで略水平に延びて第一用紙搬送部21に合流している。そして、第二用紙搬送部22は、手差し給紙部5から送り出された用紙等を受け取って第一用紙搬送部21へ搬送する。
光走査装置15は、第二用紙搬送部22の上方に配置されている。ここで、画像形成装置1は、外部から送信された画像データを受信する。この画像データは一時記憶部(図示省略)に記憶された後、必要に応じて光走査装置15に送られる。光走査装置15は、画像データに基づいて制御されたレーザー光を画像形成ユニット16a〜16dへ向けて照射する。
画像形成ユニット16a〜16dは、光走査装置15の上方に設けられている。各画像形成ユニット16a〜16dはそれぞれ、感光体ドラム10a〜10dを有している。各感光体ドラム10a〜10dのそれぞれに対して、帯電器20a〜20d、現像装置30a〜30d及びクリーニング装置40a〜40dが設けられている。クリーニング装置40a〜40dは、感光体ドラム10a〜10dの周面をクリーニングするために設けられている。
各画像形成ユニット16a〜16dの上方には、無端状の中間転写ベルト7が設けられている。中間転写ベルト7は、複数のローラーに巻き掛けられており、図示しない駆動装置によって回転駆動されるようになっている。
4つの画像形成ユニット16a〜16dは、図1に示すように、中間転写ベルト7に沿って一列に配置されており、イエロー、マゼンタ、シアン、又はブラックのトナー像をそれぞれ形成する。すなわち、各画像形成ユニット16a〜16dでは、光走査装置15によって感光体ドラム10a〜10dの周面10にレーザー光を照射して原稿画像の静電潜像を形成し、現像装置30a〜30dによってこの静電潜像を現像することによって各色のトナー像が形成される。
1次転写部8a〜8dは、各画像形成ユニット16a〜16dの上方にそれぞれ配置されている。1次転写部8a〜8dは、画像形成ユニット16a〜16dにより形成されたトナー像を中間転写ベルト7表面に1次転写する1次転写ローラー80a〜80dを有している。1次転写ローラー80a〜80dには、転写バイアス電源(図示省略)より転写バイアスが印加されている。各画像形成ユニット16a〜16dのトナー像は、1次転写ローラー80a〜80dに印加された転写バイアスによって、所定のタイミングで中間転写ベルト7に転写される。そうして、中間転写ベルト7の表面には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
2次転写部9は、中間転写ベルト7の左側方に配置された2次転写ローラー18を有している。2次転写ローラー18は、転写バイアス電源により転写バイアスが印加されている。2次転写ローラー18は、中間転写ベルト7との間で用紙Pを挟持する。そうして、中間転写ベルト7上のトナー像は、2次転写ローラー18に印加された転写バイアスによって用紙Pへ転写されるようになっている。
定着部11は、2次転写部9の上方に設けられている。2次転写部9と定着部11との間には、トナー像が2次転写された用紙Pを定着部11へ搬送する第三用紙搬送部23が形成されている。
定着部11は、各々回転する加熱ローラー182と、加圧ローラー181とを有している。そして、定着部11は、加熱ローラー182と加圧ローラー181とにより用紙Pを挟持することで、用紙Pに転写されたトナー像を加熱及び加圧して用紙Pに定着させるようになっている。
定着部11の上方には、分岐部27が設けられている。定着部11から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合、分岐部27から画像形成装置1の上部に形成された用紙排出部28に排出される。分岐部27から用紙排出部28に向かって用紙Pが排出されるその排出口部分は、スイッチバック部29としての機能を果たす。両面印刷を行う場合には、このスイッチバック部29において、定着部11から排出された用紙Pの搬送方向が切り替えられる。
−光走査装置の詳細−
図2に示すように、光走査装置4はハウジング43を有している。ハウジング43内にはポリゴンミラー44が配置されている。本実施形態では、ポリゴンミラー44は側面に6つの反射面44aを有する正六角形状をなしていて、モーター(図示省略)により所定の速度で回転される。
図3は、光走査装置4の光源部40からポリゴンミラー44の反射面44aまでの入射光学系70を直線的に示した模式図である。光源部40は、4つの光源40a、40b、40c及び40dを有している。4つの光源40a〜40dは、副走査方向(ポリゴンミラー44の回転軸心方向であって図の上下方向)に間隔を空けて配置されている。光源40a〜40dはレーザダイオードで構成されていて、画像信号に基づき光変調したビーム光(レーザ光)D1〜D4を出射する。光源40a〜40dとポリゴンミラー44との間には、各光源40a〜40dに対応して設けられた4つのコリメータレンズ41a〜41dと、コリメータレンズ41a〜41dを通過したビーム光D1〜D4を所定の光路幅とするアパーチャ60a〜60dと、アパーチャ60a〜60dを通過した後、ビーム光D1〜D4がそれぞれ通過するシリンダーレンズ42とが配置されている。
コリメータレンズ41a〜41dは光源40a〜40dから射出したビーム光D1〜D4を略平行光束にするものであり、シリンダーレンズ42は副走査方向にのみ所定の屈折力を有するものである。図2に戻って、ポリゴンミラー44から感光体ドラム10a〜10dまでの各ビーム光D1〜D4の光路上には、fθレンズ45、第一〜第四反射ミラー46a〜46d、及びミラー47〜50が配置されている。
上記のように構成された光走査装置4によるビーム光D1〜D4の走査動作について説明する。まず、光源部40a〜40dからそれぞれ射出されたビーム光D1〜D4は、コリメータレンズ41a〜41cによって略平行光束とされ、アパーチャ60a〜60dによって所定の光路幅とされる。次に、略平行光束となったビーム光D1〜D4は、シリンダーレンズ42に入射される。シリンダーレンズ42に入射したビーム光D1〜D4は、主走査断面(副走査方向を法線とする断面)においてはそのまま平行光束の状態で、副走査断面(主走査方向を法線とする断面)においては収束して射出され、ポリゴンミラー44の反射面44aに線像として結像する。このとき、ポリゴンミラー44によって偏向された4つのビーム光D1〜D4の光路分離を容易にするために、これらのビーム光D1〜D4は、副走査断面(図3参照)で見て、反射面44aに対しそれぞれ異なる角度で入射するようになっている。
ポリゴンミラー44に入射されたビーム光D1〜D4は、ポリゴンミラー44によって等角速度走査された後、fθレンズ45によって等速度走査に変換される。fθレンズ45を通過したビーム光D1〜D4はそれぞれ、第一〜第四反射ミラー46a〜46dにより反射された後、感光体ドラム10a〜10dの表面10p〜10sに導かれて走査される。具体的には、第一ビーム光D1は、第一反射ミラー46aにより反射された後、ミラー47により反射されて感光体ドラム10dの表面10p(第一の被走査面)に照射される。第二ビーム光D2は、第二反射ミラー46bにより反射された後、ミラー48により反射されて感光体ドラム10cの表面10q(第二の被走査面)に照射される。第3ビーム光D3は、第三反射ミラー46cにより反射された後、ミラー49及びミラー50により反射されて感光体ドラム10bの表面10r(第三の被走査面)に照射される。第四ビームD4は、第四反射ミラー46により反射されて感光体ドラム10aの表面10s(第四の被走査面)に照射される。
上記ポリゴンミラー44の反射面44aにて反射した後の第一〜第四ビーム光D1〜D4は、ポリゴンミラー44の回転軸心方向において第一ビーム光D1、第二ビーム光D2、第三ビーム光D3、及び第四ビーム光D4の順に並んでいる。
第一ビーム光D1の第一反射ミラー46aにおける反射位置を第一反射位置X1とし、第二ビーム光D2の第二反射ミラー46bにおける反射位置を第二反射位置X2とし、第三ビーム光D3の第三反射ミラー46cにおける反射位置を第三反射位置X3とし、第四ビーム光D4の第四反射ミラー46dにおける反射位置を第四反射位置X4としたとき、ポリゴンミラー44から各反射位置X1〜X4までの距離は、ポリゴンミラー44の軸心方向に直交する方向(ポリゴンミラー44の径方向であって、図2の左右方向)において、第一反射位置X1、第二反射位置X2、第三反射位置X3、及び第四反射位置X4の順に大きくなるように設定されている。すなわち、X1<X2<X3<X4の関係を満たしている。
ところで、従来の画像形成装置では、反射ミラー46a〜46dによるビーム光の反射位置がポリゴンミラー44に近いほど、該ビーム光とこれに隣接するビーム光とのなす角度が大きく設定されている。すなわち、従来の画像形成装置では、第一及び第二ビーム光D1、D2のなす角度をθ12、第二及び第三ビーム光D2、D3のなす角度をθ23、第三及び第四ビーム光D3、D4のなす角度をθ34としたとき、θ12>θ23>θ34の関係を満たしている。かかる角度設定は、反射ミラー46a〜46dと、各反射ミラーに入射するべきビーム光に隣接するビーム光との干渉を防止することを目的としていて、「仮にポリゴンミラー44の反射面44aに入射するビーム光D1〜D4の入射角が各ビーム光D1〜D4間で同じ角度であるとした場合に、ポリゴンミラー44に近い側ほど、隣接するビーム光同士の間隔が狭くなる」という通常の当業者の考え方に基づいている。しかし、この場合、隣接するビーム光同士のなす角度(つまりθ12,θ23,θ34)が累積して、ビーム光D1〜D4全体の入射角が大きくなり、延いては、画像形成装置1全体が大型化するという問題がある。
これに対して、本願の発明者らは、鋭意研究の末、θ12,θ23、及びθ34のうちθ23を最少にすることで、反射ミラー46とこれに隣接するビーム光との干渉を防止しつつビーム光D1〜D4全体の入射角を抑制できることを見出した。
以下、この点について具体的に説明する。
上記反射位置X1、X2、X3におけるビーム光の副走査方向の間隔は以下の(1)〜(3)の式により求まる。
(1)上記反射位置X1におけるビーム光間隔
=(反射位置X1における第1ビーム光の像高中央部の高さ)−(反射位置X1における第2ビーム光の像高端部の高さ)
=((反射位置X1における第1ビーム光の像高中央部の高さ)−(反射位置X1における第2ビーム光の像高中央部の光線幅/2×余裕度))−((反射位置X2における第2ビームの像高端部の高さ)+(反射位置X2における第2ビーム光の像高端部光線幅/2×余裕度))
=(d1−2×h/fcy−d1−2×(Ap/2/fcy)×α)−(d1−2×h/fcy/cosθ+d1−2×(Ap/2/fcy)×α/cosθ)
=d1−2×(h−Ap×α/2−(h+Ap×α/2)/cosθ)/fcy
(2)上記反射位置X2におけるビーム光間隔
=(反射位置X2における第2ビーム光の像高中央部の高さ)−(反射位置X2における第3ビーム光の像高中央部の高さ)
=d2−3×(h−h−Ap×α)/fcy
(3)上記反射位置X3におけるビーム光間隔
=(反射位置X3における第3ビーム光の像高端部の高さ)−(第4ビーム光の像高中央部の高さ)
=d3−4×((h−Ap×α/2)/cosθ−h+Ap×α/2)/fcy
ここで、
fθ :レンズの焦点距離
θ :像高端部に向かう光線の主走査断面内における角度
cy :シリンダーレンズ焦点距離
:シリンダーレンズへの第1ビーム光の入射高さ
:シリンダーレンズへの第2ビーム光の入射高さ
:シリンダーレンズへの第3ビーム光の入射高さ
:シリンダーレンズへの第4ビーム光の入射高さ
Ap :アパーチャ径
α :ビーム光径の余裕度
1−2 :ポリゴンミラーの反射面と反射位置X1との距離
2−3 :ポリゴンミラーの反射面と反射位置X2との距離
3−4 :ポリゴンミラーの反射面と反射位置X3との距離
上記(1)〜(3)によれば、仮にポリゴンミラー44の反射面44aへのビーム光D1〜D4の入射角度が各ビーム光D1〜D4間で同じに設定されていたとすると、反射位置X2におけるビーム光の副走査方向(ポリゴンミラー44の回転軸方向)の間隔(つまり反射位置X2における第2ビーム光D2と第3ビーム光D3との副走査方向の離間距離)が最も広くなることがわかる。具体的な計算例を以下に示す。
例えば、ffθ=300mm、θ=0.5rad(28.65°)、fcy=90mm、h=5.1mm、h=1.7mm、h=−1.7mm、h=−5.1mm、Ap=1mm、α=2、d1−2=180mm、d2−3=140mm、d3−4=90mmとした場合、各反射位置X1〜X3におけるビーム光の間隔は、
反射位置X1における第1ビーム光D1及び第2ビーム光D2の間隔は2.05mm
反射位置X2における第2ビーム光D2及び第3ビーム光D3の間隔は2.18mm
反射位置X3における第3ビーム光D3及び第4ビーム光D4の間隔は1.02mm となる。
これによれば、第2及び第3ビーム光D2、D3の間隔が最も広く(つまりスペース的に最も余裕があり)、次いで第1及び第2ビーム光D1、D2の間隔が広く、第3及び第4ビーム光D3、D4の間隔が最も狭いことがわかる。図4は、シリンダーレンズの焦点距離fcyを変換させたときの各ビーム光間の間隔を計算した結果を示すグラフであり、図5はfθレンズの焦点距離を変換させたときの各ビーム光間の間隔を計算した結果を示すグラフである。このグラフからも、第2及び第3ビーム光D2、D3の間隔が最も広く、第3及び第4ビーム光D3、D4の間隔が最も狭いことがわかる。
発明者らは、このことに着目して、スペース的に最も余裕のある第2及び第3ビーム光D2、D3の角度θ23を最も小さく設定し、スペース的に最も余裕のない第3及び第4ビーム光D3、D4間の角度θ34を最も大きく設定し、第1及び第2ビーム光D1、D2のなす角度θ12をθ23よりも大きくθ34よりも小さく設定する角度設定に想到した。すなわち、本実施形態では、θ34>θ12>θ23の関係を満たしている。これにより、反射ミラー46とこれに隣接するビーム光との干渉を防止しつつビーム光全体の入射角を抑制することができる。
《実施例》
次に、実施形態の構造を採用した実施例について説明する。
各種の寸法値は、上記実施形態における計算に使用した以下の寸法値と同様である。
fθ=300mm、θ=0.5rad(28.65°)、fcy=90mm、
Ap=1mm、α=2、d1−2=180mm、d2−3=140mm、d3−4=90mm
ここで、各反射位置X1〜X4におけるビーム光の間隔は、光線と反射ミラー46との干渉を避けるためには例えば1mm程度必要である。そこで、上記式(1)〜(3)を基に、各ビーム光D1〜D4間の間隔が1mm程度になるようなシリンダーレンズ42への各ビーム光D1〜D4の入射高さを逆算した。そうすると、h=4.5mm、h=1.6mm、h=−1.15mm、h=−4.5mmにすれば、第1及び第2ビーム光D1、D2の間隔が1.07mm、第2及び第3ビーム光D2、D3の間隔が1.17mm、第3及び第4ビーム光の間隔が1.05mmとなった。
このときの各ビーム光D1〜D4のなす角度は、θ12=1.85°(=tan−1((4.5−1.6)/90))、θ23=1.75°(=tan−1((1.6−(−1.15))/90))、θ34=2.13°(=tan−1((−1.15−(−4.5))/90))となった。本実施例における光走査装置4によれば、かかる角度設定により、反射ミラー46とこれに隣接するビーム光との干渉を防止しつつビーム光全体の入射角を抑制することができた。
《他の実施形態》
上記実施形態では、4つのビーム光D1〜D4をポリゴンミラー44により反射して感光体ドラム10a〜10dに導く例を示したが、これに限ったものではなく、例えば、各ビーム光がそれぞれ複数のビーム光で構成されていてもよい。
以上説明したように、本発明は、光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置に有用であり、特に、レーザプリンタ、複写機、スキャナ装置、及び複合機等に適用する場合に有用である。
θ12 第一ビーム光と第二ビーム光とのなす角度
θ23 第二ビーム光と第三ビーム光とのなす角度
θ34 第三ビーム光と第四ビーム光とのなす角度
X1 第一反射位置
X2 第二反射位置
X3 第三反射位置
X4 第四反射位置
D1 第一ビーム光
D2 第二ビーム光
D3 第三ビーム光
D4 第四ビーム光
1 画像形成装置
4 光走査装置
10a 感光体ドラム
10b 感光体ドラム
10c 感光体ドラム
10d 感光体ドラム
10p 感光第ドラムの表面(第一被走査面)
10q 感光第ドラムの表面(第二被走査面)
10r 感光第ドラムの表面(第三被走査面)
10s感光第ドラムの表面(第四被走査面)
15 光走査装置
40 光源部
40a 光源
40b 光源
40c 光源
40d 光源
44 ポリゴンミラー(回転多面鏡)
44a 反射面
46a 第一反射ミラー
46b 第二反射ミラー
46c 第三反射ミラー
46d 第四反射ミラー
70 入射光学系

Claims (3)

  1. 第一〜第四の被走査面にて走査される第一〜第四ビーム光を出射する光源部と、複数の反射面を有する回転多面鏡と、上記光源部から出射された上記第一〜第四ビーム光を、上記回転多面鏡の同じ反射面に異なる入射角で入射させる入射光学系と、該反射面にて反射した後の第一〜第四ビーム光をそれぞれ反射することにより上記第一〜第四の被走査面に導く第一〜第四反射ミラーと、を備えた光走査装置であって、
    上記回転多面鏡の反射面にて反射した後の第一〜第四ビーム光は、該回転多面鏡の回転軸心方向において第一ビーム光、第二ビーム光、第三ビーム光、及び第四ビーム光の順に並んでおり、
    上記第一ビーム光の上記第一反射ミラーにおける反射位置を第一反射位置とし、上記第二ビーム光の上記第二反射ミラーにおける反射位置を第二反射位置とし、上記第三ビーム光の上記第三反射ミラーにおける反射位置を第三反射位置とし、上記第四ビーム光の上記第四反射ミラーにおける反射位置を第四反射位置としたとき、上記回転多面鏡から各反射位置までの距離が、上記回転多面鏡の軸心方向に直交する方向において、上記第一反射位置、上記第二反射位置、上記第三反射位置、及び上記第四反射位置の順に大きくなるように設定されており、
    上記回転多面鏡の反射面にて反射した後の、上記第一ビーム光と上記第二ビーム光とのなす角度をθ12とし、上記第二ビーム光と第三ビーム光とのなす角度をθ23とし、上記第三ビーム光と第四ビーム光とのなす角度をθ34としたとき、
    上記3つの角度θ12,θ23,θ34のうちθ23が最も小さい、光走査装置。
  2. 請求項1記載の光走査装置において、
    θ34>θ12>θ23の関係を満たす、光走査装置。
  3. 請求項1又は2記載の光走査装置を備えた画像形成装置。

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