JP2006243070A - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置サイズを大型化することなく、光学部材の配置にかかる手間および時間を軽減することができる光走査装置およびこれを備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】スキャナユニット12において、レーザ光LB2,LB3,LB4を、ポリゴンミラー17の反射面17aでの反射直後において、レーザ光LB3の光路46とレーザ光LB4の光路47とがなす角度αが、レーザ光LB3の光路46とレーザ光LB2の光路45とがなす角度βよりも大きくなるように、その反射面17aに対して入射させる。そして、光路47上の反射ミラー40を、光路45上の反射ミラー33よりもポリゴンミラー17の反射面17aに近い位置に配置する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置、および、その画像形成装置に備えられる光走査装置に関する。
電子写真方式のカラーレーザプリンタとして、イエロー用、マゼンタ用、シアン用およびブラック用の4つの感光ドラムが横並びに配置される、タンデム型のカラーレーザプリンタが知られている。このタンデム型のカラーレーザプリンタでは、各感光ドラムに静電潜像が書き込まれた後、各静電潜像が各色のトナーで現像されることにより、各感光ドラムに各色のトナー像がほぼ同時に形成され、それらのトナー像が、各感光ドラムを順次に通過する用紙に対して色重ねして転写されるので、モノクロレーザプリンタとほぼ同じ速度でカラー画像を形成することができる。
このようなタンデム型のカラーレーザプリンタでは、4つの感光ドラムに対して、各色に対応する静電潜像をそれぞれ形成する必要がある。しかし、各感光ドラムに対応して、4つのスキャナ装置を設けると、装置のコストの上昇および装置の大型化が不可避となる。そのため、各色に対応した4本のレーザ光を、ポリゴンミラーの同一反射面に入射させて、主走査方向への偏向走査とともに副走査方向へ光路を分離することにより、1つの光走査装置で、4つの感光ドラムに対して、各色に対応する静電潜像をそれぞれ形成する構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−295079号公報
しかし、4本のレーザ光をポリゴンミラーの同一反射面に入射させる構成では、装置サイズを非常に大型化しないかぎり、その同一反射面における各レーザ光の入射位置が近接し、同一反射面での反射後の各レーザ光の光路間の間隔が狭くなる。したがって、反射後の各レーザ光の光路上に配置される反射ミラーなどの光学部材は、各光路を通るレーザ光以外のレーザ光との干渉(たとえば、反射や遮断など)を避けるため、所定の位置に高精度に配置しなければならず、その配置に非常に手間および時間がかかる。
そこで、本発明の目的は、装置サイズを大型化することなく、光学部材の配置にかかる手間および時間を軽減することができる光走査装置およびこれを備える画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、光走査装置において、反射面を有し、前記反射面でレーザ光を反射させて、そのレーザ光を主走査方向に走査させるための走査手段と、複数のレーザ光を、前記反射面と直交し、かつ、主走査方向に沿う基準平面に対してそれぞれ所定の角度をなす方向から、前記反射面に照射するレーザ照射手段と、複数のレーザ光の前記反射面での反射後の各光路上に配置される光学部材とを備え、前記レーザ照射手段は、前記基準平面と直交する方向において、複数のレーザ光の前記反射面での反射後の各光路のうち、第1の光路とその第1の光路に対して一方側に隣り合う第2の光路とがなす角度が、前記第1の光路とその第1の光路に対して他方側に隣り合う第3の光路とがなす角度よりも大きくなるように、複数のレーザ光を前記反射面に照射し、前記第2の光路上の前記光学部材は、前記第3の光路上の前記光学部材よりも前記反射面に近い位置に配置されることを特徴としている。
このような構成によると、第1の光路と第2の光路とがなす角度は、第1の光路と第3の光路とがなす角度よりも大きい。したがって、第1の光路と第2の光路との間には、第1の光路と第3の光路との間に比べて、走査手段の反射面に近い位置で、第2の光路上への光学部材の配置に十分な間隔を確保することができる。そのため、走査手段の反射面に対して、第3の光路上の光学部材を相対的に遠い位置に配置し、第2の光路上の光学部材を相対的に近い位置に配置することによって、それらの光学部材の配置に多少の誤差が生じても、それらの光学部材が第1の光路を通るレーザ光と干渉するのを防止することができる。よって、装置サイズを大型化することなく、各光学部材の配置に要求される精度を下げることができる。その結果、光学部材の配置にかかる手間および時間を軽減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記レーザ照射手段は、前記基準平面と直交する方向において、前記反射面における第1のレーザ光の反射位置に対して一方側に所定間隔を隔てた位置で第2のレーザ光が反射し、前記反射面における第1のレーザ光の反射位置に対して他方側に前記所定間隔よりも小さい間隔を隔てた位置で第3のレーザ光が反射するように、複数のレーザ光を前記反射面に照射し、前記第2のレーザ光の光路上の前記光学部材は、前記第3のレーザ光の光路上の前記光学部材よりも前記反射面に近い位置に配置されることを特徴としている。
このような構成によると、走査手段の反射面において、第1のレーザ光の反射位置と第2のレーザ光の反射位置との間隔は、第1のレーザ光の反射位置と第3のレーザ光の反射位置との間隔よりも大きい。したがって、第1のレーザ光の反射後の光路と第2のレーザ光の反射後の光路とがなす角度が、第1のレーザ光の反射後の光路と第3のレーザ光の反射後の光路とがなす角度以上であれば、第1のレーザ光の反射後の光路と第2のレーザ光の反射後の光路との間には、第1のレーザ光の反射後の光路と第3のレーザ光の反射後の光路との間に比べて、走査手段の反射面に近い位置で、第2のレーザ光の反射後の光路上への光学部材の配置に十分な間隔を確保することができる。そのため、走査手段の反射面に対して、第3のレーザ光の反射後の光路上の光学部材を相対的に遠い位置に配置し、第2のレーザ光の反射後の光路上の光学部材を相対的に近い位置に配置することによって、それらの光学部材の配置に多少の誤差が生じても、それらの光学部材が第1の光路を通るレーザ光と干渉するのを防止することができる。よって、装置サイズを大型化することなく、各光学部材の配置に要求される精度をさらに下げることができる。その結果、光学部材の配置にかかる手間および時間をさらに軽減することができる
なお、前記第1の光路は、前記第1のレーザ光が走査手段の反射面で反射された後に通る光路であってもよい。また、前記第2の光路は、前記第2のレーザ光が走査手段の反射面で反射された後に通る光路であってもよく、前記第3の光路は、前記第3のレーザ光が走査手段の反射面で反射された後に通る光路であることがより好ましい。この場合、第1の光路と第2の光路との間隔をより大きく確保することができ、第2の光路上への光学部材の配置に要求される精度を一層下げることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記レーザ照射手段は、前記基準平面に対して、少なくとも1つのレーザ光をそれ以外のレーザー光と反対側から前記反射面に照射することを特徴としている。
このような構成によると、すべてのレーザ光を基準平面に対して同じ側から走査手段の反射面に照射する構成と比べて、各レーザ光の間隔に余裕を持たせることができ、レーザ照射手段に備えられる各部材の配置の自由度を増すことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記レーザ照射手段は、前記基準平面と直交する方向において、前記基準平面に対して一方側に最も離間したレーザ光が前記基準平面となす角度と、他方側に最も離間したレーザ光が前記基準平面となす角度とが等しくなるように、複数のレーザ光を前記反射面に照射することを特徴としている。
このような構成によると、基準平面と直交する方向において、基準平面から一方側に最も離間したレーザ光が走査手段の反射面に入射するときの角度と、基準平面から他方側に最も離間したレーザ光が走査手段の反射面に入射するときの角度とを等しくすることができる。そのため、それらのレーザ光を、走査手段によって同じ精度で走査させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記第1の光路上の前記光学部材、前記第2の光路上の前記光学部材および前記第3の光路上の前記光学部材は、それぞれ前記第1の光路、前記第2の光路および前記第3の光路を前記基準平面の一方側に向けて折り返す折返しミラーであることを特徴としている。
このような構成によると、第1の光路、第2の光路および第3の光路を通るレーザ光が、基準平面に対して同じ側に折り返される。そのため、その折返し後の各光路上に配置すべき他の光学部材を集約して配置することができる。その結果、装置を小型化することができる。
請求項6に記載の発明は、画像形成装置において、請求項1ないし5のいずれかに記載の光走査装置と、前記光走査装置によるレーザ光の走査によって静電潜像が形成される感光体と、前記感光体に形成される静電潜像を現像剤で現像するための現像手段とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、請求項1ないし5のいずれかに記載の光走査装置を備えているので、画像形成装置の製造に要する手間および時間を軽減することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記感光体は、複数備えられ、前記現像手段は、各前記感光体に対応して複数設けられ、互いに異なる色の現像剤で各前記感光体に形成される静電潜像を現像することを特徴としている。
このような構成によると、複数の感光ドラムに互いに異なる色の現像剤が供給される。そのため、各感光ドラムに形成された現像剤像を、用紙などの記録媒体に順次色重ねして転写すれば、モノクロ画像とほぼ同じ速度でカラー画像を形成することができる。
請求項1に記載の発明によれば、装置サイズを大型化することなく、光学部材の配置にかかる手間および時間を軽減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、装置サイズを大型化することなく、光学部材の配置にかかる手間および時間をさらに軽減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、レーザ照射手段に備えられる各部材の配置の自由度を増すことができる。
請求項4に記載の発明によれば、基準平面から一方側に最も離間したレーザ光と他方側に最も離間したレーザ光とを、走査手段によって同じ精度で走査させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、装置を小型化することができる。
請求項6に記載の発明によれば、画像形成装置の製造に要する手間および時間を軽減することができる。
請求項7に記載の発明によれば、各感光ドラムに形成された現像剤像を、用紙などの記録媒体に順次色重ねして転写すれば、モノクロ画像とほぼ同じ速度でカラー画像を形成することができる。
<カラーレーザプリンタの全体構成>
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。
このカラーレーザプリンタ1は、複数のプロセス部13が水平方向において並列的に配置される、横並びタイプのタンデム型のカラーレーザプリンタであって、ボックス形状の本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6を備えている。
<給紙部の構成>
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に設けられる用紙カセット7と、その用紙カセット7の前側上方(以下の説明において、図1における右側を前側、左側を後側とする。)に設けられる給紙ローラ8と、給紙ローラ8の前側上方に設けられる給紙パス9と、給紙パス9の途中に設けられる1対の搬送ローラ10と、給紙パス9の下流側端部に設けられる1対のレジストローラ11とを備えている。
用紙カセット7内には、用紙3がスタックされており、その最上位にある用紙3は、給紙ローラ8の回転によって給紙パス9に送り出される。
給紙パス9は、上流側端部が、下方において給紙ローラ8に隣接し、用紙3が前方に向かって給紙されるように、また、下流側端部が、上方において後述する搬送ベルト61に隣接し、用紙3が後方に向かって排紙されるような、略U字形状の用紙3の搬送経路として形成されている。
そして、給紙パス9に送り出された用紙3は、給紙パス9内において、搬送ローラ10により搬送され、搬送方向が前後反転された後、レジストローラ11によるレジスト後に、レジストローラ11によって、後方に向かって排紙される。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、光走査装置としてのスキャナユニット12、プロセス部13、転写部14および定着部15を備えている。
<スキャナユニットの構成>
スキャナユニット12は、本体ケーシング2内の上部において、後述する複数のプロセス部13の上方にわたって配置されている。
図2は、スキャナユニット12の要部構成を上方から見た平面図であり、図3は、スキャナユニット12を側方から見た側断面図である。このスキャナユニット12は、図2および図3に示すように、スキャナケーシング16と、そのスキャナケーシング16内に設けられる走査手段としてのポリゴンミラー17、ポリゴンミラー17にレーザ光を照射するためのレーザ照射手段としてのレーザ照射光学部18、ポリゴンミラー17によって偏向および走査されたレーザ光LB1,LB2,LB3,LB4(以下、これらを総称する場合、単に「レーザ光LB」という。)を像面において等速度の光束に変換するfθレンズ19、fθレンズ19を通過したレーザ光LBを出射させるためのレーザ出射光学部20とを備えている。
スキャナケーシング16は、図3に示すように、ボックス形状をなし、その底壁43には、各色に対応する出射窓21が形成されている。各出射窓21は、前後方向の異なる位置に互いに間隔を隔てて設けられており、前方から後方に向かって、各色に対応して、順次、イエロー出射窓21Y、マゼンタ出射窓21M、シアン出射窓21C、ブラック出射窓21Kとして形成されている。
ポリゴンミラー17は、後述する4個のレーザ発光部24に対して1つ設けられている。このポリゴンミラー17は、複数の反射面17aを有する多面体(たとえば、6面体)に形成されており、モータ基板22上に、その中心に設けられる回転軸23を中心として回転可能に設けられている。モータ基板22内には、スキャナモータ(図示せず)が収容されており、このスキャナモータの動力によって、ポリゴンミラー17が高速で回転駆動される。
レーザ照射光学部18は、図2に示すように、レーザ発光部24、コリメートレンズ25およびスリット板26を1組として、これらを各色に対応して4組備えるとともに、3個の反射ミラー27,28,29と、1個のシリンドリカルレンズ30とを備えている。
レーザ発光部24は、たとえば、半導体レーザからなる。2個のレーザ発光部24は、平面視において、ポリゴンミラー17に対向し、その対向方向と直交する方向に互いに間隔を隔てて配置されており、それぞれレーザ光LB1,LB4を互いに平行をなすように同方向(ポリゴンミラー17との対向方向)に出射する。他の2個のレーザ発光部24は、平面視において、それぞれレーザ光LB2,LB3を、レーザ光LB1,LB4に直交し、かつ、レーザ光LB1,LB4の出射方向に互いにずれて、互いに対向する方向に出射するように配置されている。
各コリメートレンズ25は、各レーザ発光部24からのレーザ光LBの出射方向において、各レーザ発光部24の下流側に設けられ、各レーザ発光部24とそれぞれ対向配置されている。
各スリット板26は、各レーザ発光部24からのレーザ光LBの出射方向において、各コリメートレンズ25の下流側に設けられ、各コリメートレンズ25とそれぞれ対向配置されている。各スリット板26には、各レーザ光LBを通過させて、その通過方向に直交する断面形状を制限するためのスリットが形成されている。
各レーザ発光部24から発光されるレーザ光LBは、各コリメートレンズ25によって平行光束に変換される。その後、各レーザ光LBは、各スリット板26のスリットを通過することによって、レーザ光の通過方向に直交する断面形状が制限される。これにより、各レーザ発光部24から発光されるレーザ光LBの迷光が防止される。
反射ミラー27は、レーザ光LB2の光路上において、平面視でレーザ光LB1とレーザ光LB2とが交差する位置に、その反射面に対してレーザ光LB2が45°の角度をなして入射するように配置されている。この反射ミラー27において、レーザ光LB2が90°反射して屈折する一方、レーザ光LB1が反射ミラー27の下方を通過し、これらのレーザ光LB1,LB2の光路が、上下方向(後述する基準平面Fに直交する方向)において間隔を隔てた状態で、平面視において一致するように合成される。
反射ミラー28は、レーザ光LB4の光路上において、平面視でレーザ光LB3とレーザ光LB4とが交差する位置に、その反射面に対してレーザ光LB4が45°の角度をなして入射するように配置されている。この反射ミラー28において、レーザ光LB4が90°反射して屈折する一方、レーザ光LB3が反射ミラー28の下方を通過し、これらのレーザ光LB3,LB4の光路が、上下方向において間隔を隔てた状態で、平面視において一致するように合成される。
反射ミラー29は、反射ミラー28を通過および反射したレーザ光LB3,LB4の光路上において、平面視でレーザ光LB1,LB2とレーザ光LB3,LB4とが交差する位置に、その反射面に対してレーザ光LB3,LB4が45°の角度をなして入射するように配置されている。この反射ミラー29において、レーザ光LB3,LB4が90°反射して屈折する。その一方で、レーザ光LB1,LB2が反射ミラー28の下方を通過し、これにより、レーザ光LBの光路が、上下方向において間隔を隔てて互いに平行をなし、平面視において一致するように合成される。
シリンドリカルレンズ30は、樹脂材料を用いた射出成形によって形成される樹脂製レンズであり、レーザ光LBの光路上において、レーザ光LBの通過方向において、反射ミラー29の下流側であって、ポリゴンミラー17の上流側に配置されている。
反射ミラー29を通過または反射したレーザ光LBは、シリンドリカルレンズ30を透過し、このとき上下方向において同一の位置(後述する図4に示す点Q)にて収束するように屈折されて、ポリゴンミラー17の同一の反射面17aにそれぞれ入射される。
図4は、反射面17aに入射するレーザ光LBおよび反射されるレーザ光LBの光路の模式図であり、図中、反射面17aの左方は、レーザ光LBの反射前の光路(入射する際の光路)を示し、反射面の右方は、レーザ光LBの反射後の光路を示している。
図4に示すように、レーザ光LB1,LB2は、基準平面Fの下側から反射面17aに入射され、レーザ光LB3,LB4は、基準平面Fの上側から反射面17aに入射される。また、シリンドリカルレンズ30の設計により、レーザ光LBは、反射面17aに対して、次に述べる1〜3の関係をなして入射される。
1.基準平面Fから下側に最も離間したレーザ光LB1および基準平面Fから上側に最も離間したレーザ光LB4は、基準平面Fに対して互いに対称をなす方向から反射面17aに入射され、基準平面Fに対してレーザ光LB1がなす角度θ1と、基準平面Fに対してレーザ光LB4がなす角度θ2とは等しい。
2.各レーザ光LBは、反射面17aでの反射直後(後述する反射ミラー31,33,36,40での反射前)において、第2の光路としてのレーザ光LB4の光路47と第1の光路としてのレーザ光LB3の光路46とがなす角度αが2°となり、レーザ光LB3の光路46と第3の光路としてのレーザ光LB2の光路45とがなす角度βが1.5°(β<α)となり、レーザ光LB2の光路45とレーザ光LB1の光路44とがなす角度γが1.5°(γ=β)となる。
3.反射面17aにおいて、第2のレーザ光としてのレーザ光LB4の入射位置(反射位置)P4と第1のレーザ光としてのレーザ光LB3の入射位置(反射位置)P3とが、基準平面Fと直交する方向に間隔D1を隔て、そのレーザ光LB3の入射位置P3と第3のレーザ光としてのレーザ光LB2の入射位置P2とが、基準平面Fと直交する方向に間隔D1よりも小さい間隔D2(D2<D1)を隔て、レーザ光LB2の入射位置P2とレーザ光LB1の入射位置(反射位置)P1とが、基準平面Fと直交する方向に間隔D2と等しい間隔D3(D3=D2)を隔てる。
このように、各レーザ光LBは、ポリゴンミラー17の反射面17aと直交かつほぼ水平に延びる基準平面Fに対してそれぞれ所定の角度をなす方向から、反射面17aに入射される。そして、ポリゴンミラー17では、ポリゴンミラー17の高速回転によって、同一の反射面17aに入射されるレーザ光LBを、反射させて、それぞれ主走査方向に走査する。
図3を参照して、fθレンズ19は、レーザ照射光学部18からポリゴンミラー17に入射し、ポリゴンミラー17によって主走査方向に走査される4本のレーザ光LBを、等速度となる平行光束に変換する。
レーザ出射光学部20は、各色に対応して、それぞれ設けられている。すなわち、レーザ出射光学部20は、各色に対応して、イエロー光学部20Y、マゼンタ光学部20M、シアン光学部20Cおよびブラック光学部20Kの4つからなる。
イエロー光学部20Yは、レーザ光LB4を反射させる反射ミラー31と、反射ミラー31で反射されたレーザ光LB4を副走査方向(主走査方向と直交する方向)に収束させるトロイダルレンズ32とを備えている。
fθレンズ19を通過したレーザ光LB4は、イエロー光学部20Yにおいて、まず、反射ミラー31において斜め後側下方に反射した後、トロイダルレンズ32を通過し、イエロー出射窓21Yから出射される。
マゼンタ光学部20Mは、レーザ光LB3を反射させる2つの反射ミラー33,34と、反射ミラー33,34で反射されたレーザ光LB3を副走査方向に収束させるトロイダルレンズ35とを備えている。
fθレンズ19を通過したレーザ光LB3は、マゼンタ光学部20Mにおいて、まず、光学部材としての反射ミラー33において斜め後側上方に反射し、次いで、反射ミラー34において斜め後側下方に反射した後、トロイダルレンズ35を通過し、そして、マゼンタ出射窓21Mから出射される。
シアン光学部20Cは、レーザ光LB2を反射させる3つの反射ミラー36,37,38と、反射ミラー36,37,38で反射されたレーザ光LB2を副走査方向に収束させるトロイダルレンズ39とを備えている。
fθレンズ19を通過したレーザ光LB2は、シアン光学部20Cにおいて、まず、反射ミラー36において上方に反射し、次いで、反射ミラー37において後方に反射し、その後、反射ミラー38において斜め後側下方に反射した後、トロイダルレンズ39を通過し、そして、シアン出射窓21Cから出射される。
ブラック光学部20Kは、レーザ光LB1を反射させる3つの反射ミラー40,41,42と、反射ミラー40,41,42で反射されたレーザ光LB1を副走査方向に収束させるトロイダルレンズ43とを備えている。光学部材としての反射ミラー40は、マゼンタ光学部20Mの反射ミラー33よりもポリゴンミラー17の反射面17aに近い位置に配置されている。
fθレンズ19を通過したレーザ光LB1は、ブラック光学部20Kにおいて、まず、反射ミラー40において上方に反射し、次いで、反射ミラー41において後方に反射し、ポリゴンミラー17の上方を通過した後、反射ミラー42において斜め後側下方に反射した後、トロイダルレンズ43を通過し、そして、ブラック出射窓21Kから出射される。
なお、イエロー光学部20Y、マゼンタ光学部20M、シアン光学部20Cおよびブラック光学部20Kでは、ポリゴンミラー17の反射面17aで反射後のレーザ光LBの各光路44,45,46,47の長さが等しくなるように、各反射ミラーの配置が決められている。
<プロセス部の構成>
プロセス部13は、図1に示すように、複数色のトナーに対応して複数設けられている。すなわち、プロセス部13は、イエロープロセス部13Y、マゼンタプロセス部13M、シアンプロセス部13Cおよびブラックプロセス部13Kの4つからなる。これらプロセス部13は、前方から後方に向かって互いに間隔を隔てて、水平方向において重なるように、順次、並列配置されている。
各プロセス部13は、感光体としての感光ドラム51、スコロトロン型帯電器52および現像手段としての現像カートリッジ53を備えている。
感光ドラム51は、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体と、このドラム本体の軸心において、ドラム本体の軸方向に沿って延びるドラム軸とを備えている。ドラム本体は、ドラム軸に対して回転自在に設けられ、ドラム軸は、プロセス部13の幅方向(前後方向および上下方向に直交する方向、以下同じ。)両側壁に回転不能に支持されている。そして、感光ドラム51は、画像形成時において、後述する搬送ベルト61との接触位置における搬送ベルト61の移動方向と同方向(図中時計回り)に回転駆動される。
スコロトロン型帯電器52は、ワイヤおよびグリッドを備え、帯電バイアスの印加により、コロナ放電を発生させる正帯電型のスコロトロン型帯電器であり、感光ドラム51の後方において、感光ドラム51と接触しないように間隔を隔てて対向配置されている。
現像カートリッジ53は、その筐体内に、現像ローラ56、供給ローラ57および層厚規制ブレード58を備えている。
現像ローラ56は、感光ドラム51の前方において感光ドラム51と対向配置され、感光ドラム51と圧接されている。この現像ローラ56は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分が被覆されている。より具体的には、ローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体のローラ層と、そのローラ層の表面に被覆され、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされるコート層との2層構造によって形成されている。また、現像ローラ56のローラ軸は、プロセス部13の幅方向両側壁に回転自在に支持されており、画像形成時には、現像バイアスが印加される。
供給ローラ57は、現像ローラ56の前方において現像ローラ56と対向配置され、現像ローラ56と圧接されている。この供給ローラ57は、金属製のローラ軸に、導電性のスポンジ部材からなるローラ部分が被覆されている。また、供給ローラ57のローラ軸は、プロセス部13の幅方向両側壁に回転自在に支持されている。
層厚規制ブレード58は、金属の板ばね材からなり、その先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部材を備えている。そして、層厚規制ブレード58は、現像ローラ56の上方において現像カートリッジ53の筐体に支持され、その先端部(下端部)の押圧部材が、現像ローラ56に対して前側上方から圧接されている。
また、現像カートリッジ53の筐体の上側部分は、トナーを収容するトナー収容室55として形成されており、各色のトナーが収容されている。すなわち、イエロープロセス部13Yのトナー収容室55内には、イエローの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。マゼンタプロセス部13Mのトナー収容室55内には、マゼンタの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。シアンプロセス部13Cのトナー収容室55内には、シアンの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。ブラックプロセス部13Kのトナー収容室55内には、ブラックの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。
より具体的には、各色のトナーは、重合法により得られた略球形の重合トナーが用いられている。重合トナーは、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる結着樹脂を主成分とし、これに、着色剤、荷電制御剤、ワックスなどが配合されることによりトナー母粒子が形成され、さらにこれに、流動性の向上を図るべく外添剤が添加されてなるものである。
着色剤としては、上記した、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各着色剤が配合されている。また、荷電制御剤としては、たとえば、アンモニウム塩などのイオン性官能基を有するイオン性単量体と、スチレン系単量体やアクリル系単量体などのイオン性単量体と共重合可能な単量体との共重合によって得られる荷電制御樹脂が配合されている。また、外添剤としては、たとえば、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムなどの金属酸化物の粉末や、炭化物の粉末、金属塩の粉末などの無機粉末が配合されている。
そして、各プロセス部13では、画像形成時には、各トナー収容室55に収容されている各色のトナーが、供給ローラ57に供給され、この供給ローラ57の回転により現像ローラ56に供給される。このとき、トナーは、供給ローラ57と、現像バイアスが印加されている現像ローラ56との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ56上に供給されたトナーは、現像ローラ56の回転に伴って、層厚規制ブレード58と現像ローラ56との間に進入し、一定厚さの薄層となって、現像ローラ56上に担持される。
一方、スコロトロン型帯電器52は、帯電バイアスの印加により、コロナ放電を発生させて、感光ドラム51の表面を一様に正帯電させている。感光ドラム51の表面は、感光ドラム51の回転に伴って、スコロトロン型帯電器52により一様に正帯電された後、スキャナユニット12の出射窓21から出射されたレーザ光の高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した各色の静電潜像が形成される。
さらに感光ドラム51が回転すると、次いで、現像ローラ56の表面に担持されかつ正帯電されているトナーが、現像ローラ56の回転により、感光ドラム51に対向して接触するときに、感光ドラム51の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム51の表面のうち、レーザ光によって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム51の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム51の表面には、各色に対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
<転写部の構成>
転写部14は、本体ケーシング2内において、用紙カセット7の上方であって、プロセス部13の下方において、前後方向に沿って配置されている。この転写部14は、駆動ローラ59、従動ローラ60、搬送ベルト61、転写ローラ62およびベルトクリーニング部63を備えている。
駆動ローラ59は、ブラックプロセス部13Kの感光ドラム51よりも後方下側に配置されている。この駆動ローラ59は、画像形成時において、感光ドラム51の回転方向と逆方向(図中反時計回り)に回転駆動される。
従動ローラ60は、イエロープロセス部13Yの感光ドラム51よりも前方下側であって、駆動ローラ59と前後方向において対向するように配置されている。この従動ローラ60は、駆動ローラ59の回転駆動時に、駆動ローラ59の回転方向と同方向(図中反時計回り)に従動回転する。
搬送ベルト61は、エンドレスベルトからなり、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂によって形成されている。この搬送ベルト61は、駆動ローラ59と従動ローラ60との間に巻回されており、その巻回されている外側の接触面が、各プロセス部13の感光ドラム51のすべてと対向接触するように、配置されている。
そして、駆動ローラ59の駆動により、従動ローラ60が従動され、搬送ベルト61が、これら駆動ローラ59および従動ローラ60の間を、各プロセス部13の感光ドラム51と対向接触する接触面において、感光ドラム51と同方向に回転するように、矢印Aで示す方向(図中反時計回り)に周回移動される。
転写ローラ62は、駆動ローラ59および従動ローラ60の間に巻回されている搬送ベルト61内において、各プロセス部13の感光ドラム51と搬送ベルト61を挟んで対向配置されている。各転写ローラ62は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分が被覆されている。そして、転写ローラ62のローラ軸は、幅方向に沿って延び、回転自在に支持されており、転写時には転写バイアスが印加される。各転写ローラ62は、搬送ベルト61と対向接触する接触面において、搬送ベルト61の周回移動方向と同方向(図中反時計回り)に回転する。
そして、給紙部4から給紙された用紙3は、駆動ローラ59の駆動および従動ローラ60の従動により周回移動される搬送ベルト61によって、前方から後方に向かって、搬送ベルト61と各プロセス部13の感光ドラム51との間の画像形成位置を、順次通過するように搬送される。そして、その搬送中に、各プロセス部13の感光ドラム51に担持されている各色に対応したトナー像が順次転写され、これによって、用紙3にカラー画像が形成される。
すなわち、たとえば、イエロープロセス部13Yの感光ドラム51の表面に担持されたイエローのトナー像が、用紙3に転写されると、次いで、マゼンタプロセス部13Mの感光ドラム51の表面に担持されたマゼンタのトナー像が、既にイエローのトナー像が転写されている用紙3に重ねて転写され、同様の動作によって、シアンプロセス部13Cの感光ドラム51の表面に担持されたシアンのトナー像、ブラックプロセス部13Kの感光ドラム51の表面に担持されたブラックのトナー像が重ねて転写され、これによって、用紙3にカラー画像が形成される。
このようなカラー画像の形成において、このカラーレーザプリンタ1は、各プロセス部13において、プロセス部13が各色に対応して複数設けられているタンデム型の装置構成であるため、モノクロ画像を形成する速度とほぼ同じ速度で、各色に対応したトナー像を形成して、迅速なカラー画像の形成を達成することができる。そのため、小型化を図りつつ、カラー画像を形成することができる。
ベルトクリーニング部63は、搬送ベルト61の下方であって、ブラックプロセス部13Kと搬送ベルト61を挟んで対向配置されている。
このベルトクリーニング部63は、搬送ベルト61の表面に接触するように配置され、その搬送ベルト61の表面に付着した紙粉やトナーなどを掻き取るための1次クリーニングローラ64と、その1次クリーニングローラ64と接触するように配置され、1次クリーニングローラ64によって掻き取られた紙粉やトナーなどを電気的に回収する2次クリーニングローラ65と、2次クリーニングローラ65に接触し、2次クリーニングローラ65に回収された紙粉やトナーなどを掻き取る掻取ブレード66と、掻取ブレード66によって掻き取られた紙粉やトナーなどを貯留するクリーニングボックス67とを備えている。
このベルトクリーニング部63では、搬送ベルト61の表面に付着した紙粉やトナーなどが、まず、1次クリーニングローラ64によって掻き取られた後、1次クリーニングローラ64によって掻き取られた紙粉やトナーなどが、2次クリーニングローラ65によって電気的に回収される。その後、2次クリーニングローラ65に回収された紙粉やトナーなどが、掻取ブレード66によって掻き取られた後、クリーニングボックス67内に貯留される。
<定着部の構成>
定着部15は、転写部14の後方に配置されている。この定着部15は、加熱ローラ68、加圧ローラ69および搬送ローラ70を備えている。加熱ローラ68は、その表面に離型層が形成される金属素管からなり、その軸方向に沿ってハロゲンランプが内装されている。そして、ハロゲンランプにより、加熱ローラ68の表面が定着温度に加熱される。また、加圧ローラ69は、加熱ローラ68を押圧するように設けられている。また、搬送ローラ70は、上下1対のローラからなり、加熱ローラ68および加圧ローラ69の後方に配置されている。
そして、用紙3上に転写されたカラー画像は、次いで、定着部15に搬送され、用紙3が加熱ローラ68と加圧ローラ69との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙3に熱定着される。熱定着された用紙3は、搬送ローラ70によって排紙部6に送られる。
<排紙部の構成>
排紙部6は、排紙パス71、排紙ローラ72および排紙トレイ73を備えている。
排紙パス71は、上流側端部が、下方において搬送ローラ70に隣接し、用紙3が後方に向かって給紙されるように、また、下流側端部が、上方において排紙ローラ72に隣接し、用紙3が前方に向かって排紙されるような、略U字形状の用紙3の搬送経路として形成されている。
排紙ローラ72は、排紙パス71の下流側端部に、1対のローラとして設けられている。
排紙トレイ73は、本体ケーシング2の上面に、前方から後方に向かって下方に傾斜する傾斜壁として形成されている。
そして、搬送ローラ70から送られた用紙3は、排紙パス71内において、搬送方向が前後反転された後、排紙ローラ72によって、前方に向かって排紙される。排紙された用紙3は、排紙トレイ73上に載置される。
以上のように、このカラーレーザプリンタ1のスキャナユニット12では、反射面17aでの反射直後において、レーザ光LB3の光路46とレーザ光LB4の光路47とがなす角度α=2°であり、その角度αは、レーザ光LB3の光路46とレーザ光LB2の光路45とがなす角度β=1.5°よりも大きい。そして、光路47上の反射ミラー40は、光路45上の反射ミラー33よりもポリゴンミラー17の反射面17aに近い位置に配置されている。
レーザ光LB3の光路46とレーザ光LB4の光路47とがなす角度αが、レーザ光LB3の光路46とレーザ光LB2の光路45とがなす角度βよりも大きいので、光路46と光路47との間には、光路46と光路45との間に比べて、ポリゴンミラー17の反射面17aに近い位置で、光路47上の反射ミラー40の配置に十分な間隔を確保することができる。一方、光路46と光路45との間には、ポリゴンミラー17の反射面17aから離れることによって、光路45上の反射ミラー33の配置に十分な間隔を確保することができる。そのため、ポリゴンミラー17の反射面17aに対して、光路45上の反射ミラー33を相対的に遠い位置に配置し、光路47上の反射ミラー40を相対的に近い位置に配置することによって、反射ミラー40の配置に多少の誤差が生じても、反射ミラー40が光路46を通るレーザ光LB3と干渉するのを防止することができる。よって、スキャナユニット12のサイズを大型化することなく、反射ミラー40の配置に要求される精度を下げることができる。その結果、反射ミラー40の配置にかかる手間および時間を軽減することができ、ひいてはカラーレーザプリンタ1の製造に要する手間および時間を軽減することができる。
また、ポリゴンミラー17の反射面17aにおいて、レーザ光LB4の入射位置P4とレーザ光LB3の入射位置P3との間隔D1は、そのレーザ光LB3の入射位置P3とレーザ光LB2の入射位置P2との間隔D2よりも大きい。したがって、レーザ光LB3の光路46とレーザ光LB4の光路47との間隔をより大きく確保することができる。そのため、光路46と光路47との間に、光路47上の反射ミラー40の配置に十分な間隔を確保することができる。よって、反射ミラー40の配置に要求される精度をさらに下げることができ、反射ミラー40の配置にかかる手間および時間を一層軽減することができる。
さらに、レーザ光LB1,LB2は、基準平面Fの下側から反射面17aに入射され、レーザ光LB3,LB4は、基準平面Fの上側から反射面17aに入射されるので、すべてのレーザ光LBを基準平面Fに対して同じ側から反射面17aに入射させる構成と比べて、各レーザ光LBの間隔に余裕を持たせることができ、レーザ照射光学部18に備えられるレーザ発光部24、コリメートレンズ25、スリット板26、反射ミラー27,28,29およびシリンドリカルレンズ30の配置の自由度を増すことができる。
さらにまた、基準平面Fから下側に最も離間したレーザ光LB1および基準平面Fから上側に最も離間したレーザ光LB4は、そのレーザ光LB1が基準平面Fに対してなす角度θ1とLB4が基準平面Fとなす角度θ2とが等しくなるように入射されるので、それらのレーザ光LB1,LB4を、ポリゴンミラー17によって同じ精度で偏向および走査させることができる。さらに、ポリゴンミラー17で反射された後のレーザ光LB1,LB4は、fθレンズ19の入射面に対して同じ角度をなして入射するので、それらのレーザ光LB1,LB4に対して、fθレンズ19におけるfθ機能を同精度で発揮することができる。そのため、レーザ光LB1による感光ドラム51の走査精度と、レーザ光LB4による感光ドラム51の走査精度とを等しくすることができる。
また、光路45を通るレーザ光LB2、光路46を通るレーザ光LB3および光路47を通るレーザ光LB4が、それぞれ反射ミラー33,36,40において、すべて上側に折り返される。そのため、その折返し後の各光路45,46,47上に配置すべき他の反射ミラーなどを、反射ミラー33,36,40の上方に集約して配置することができる。その結果、スキャナユニット12を小型化することができる。
また、ポリゴンミラー17によって偏向および走査された4本のレーザ光に対応して、4つのプロセス部13が設けられており、各プロセス部13に設けられる4つの感光ドラム51には、それぞれ独立した各レーザ光が照射されることにより、静電潜像が形成される。そのため、1つのスキャナユニット12で4つの感光ドラム51に対して静電潜像を形成することができる。その結果、各感光ドラム51に対してそれぞれスキャナユニットを設ける構成に比べて、カラーレーザプリンタ1を小型化することができる。
そして、4つの感光ドラム51に形成された4つの静電潜像は、各プロセス部13に設けられた4つの現像ローラ56によって、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの色に対応する現像剤で現像された後、転写部14において、同一の用紙3に、順次色重ねされる。そのため、このカラーレーザプリンタ1では、精度のよい静電潜像を、各感光ドラム51に形成して、精度のよいカラー画像の形成を達成することができながら、モノクロ画像とほぼ同じ速度でカラー画像を形成することができる。
なお、この実施形態では、走査手段として、ポリゴンミラー17を用いた構成を取り上げたが、ポリゴンミラー17に代えて、ガルバノミラーが用いられてもよい。
また、本発明の特徴の1つである光学部材の配置について、反射ミラー40の配置を例にとって説明したが、各光路44,45,46,47上にレーザ光LBの断面形状を整形するための(迷光を防止するための)スリットが設けられる場合、ポリゴンミラー17の反射面17aに対して、光路45上の光学部材としてのスリットを相対的に遠い位置に配置し、光路47上の光学部材としてのスリットを相対的に近い位置に配置することによって、それらのスリットの配置に多少の誤差が生じても、各スリットが光路46を通るレーザ光LB3と干渉するのを防止することができる。
本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図(前後方向に沿って切断したときの縦断面を側方から見た図)である。 図1に示すカラーレーザプリンタのスキャナユニットにおいて、レーザ照射光学部の光学系を示す側面図である。 図1に示すカラーレーザプリンタのスキャナユニットにおいて、レーザ出射光学部の光学系を示す側面図である。 図1に示すカラーレーザプリンタのスキャナユニットにおいて、ポリゴンミラーの反射面に入射および反射するレーザ光の光路を示す模式図である。
符号の説明
1 カラーレーザプリンタ
12 スキャナユニット
17 ポリゴンミラー
17a 反射面
18 レーザ照射光学部
33 反射ミラー
40 反射ミラー
44 光路
45 光路
46 光路
47 光路
51 感光ドラム
53 現像カートリッジ
D1 間隔
D2 間隔
LB1 レーザ光
LB2 レーザ光
LB3 レーザ光
LB4 レーザ光
P1 入射位置
P2 入射位置
P3 入射位置
α 角度
β 角度

Claims (7)

  1. 反射面を有し、前記反射面でレーザ光を反射させて、そのレーザ光を主走査方向に走査させるための走査手段と、
    複数のレーザ光を、前記反射面と直交し、かつ、主走査方向に沿う基準平面に対してそれぞれ所定の角度をなす方向から、前記反射面に照射するレーザ照射手段と、
    複数のレーザ光の前記反射面での反射後の各光路上に配置される光学部材とを備え、
    前記レーザ照射手段は、前記基準平面と直交する方向において、複数のレーザ光の前記反射面での反射後の各光路のうち、第1の光路とその第1の光路に対して一方側に隣り合う第2の光路とがなす角度が、前記第1の光路とその第1の光路に対して他方側に隣り合う第3の光路とがなす角度よりも大きくなるように、複数のレーザ光を前記反射面に照射し、
    前記第2の光路上の前記光学部材は、前記第3の光路上の前記光学部材よりも前記反射面に近い位置に配置されることを特徴とする、光走査装置。
  2. 前記レーザ照射手段は、前記基準平面と直交する方向において、前記反射面における第1のレーザ光の反射位置に対して一方側に所定間隔を隔てた位置で第2のレーザ光が反射し、前記反射面における第1のレーザ光の反射位置に対して他方側に前記所定間隔よりも小さい間隔を隔てた位置で第3のレーザ光が反射するように、複数のレーザ光を前記反射面に照射し、
    前記第2のレーザ光の光路上の前記光学部材は、前記第3のレーザ光の光路上の前記光学部材よりも前記反射面に近い位置に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記レーザ照射手段は、前記基準平面に対して、少なくとも1つのレーザ光をそれ以外のレーザー光と反対側から前記反射面に照射することを特徴とする、請求項1または2に記載の光走査装置。
  4. 前記レーザ照射手段は、前記基準平面と直交する方向において、前記基準平面に対して一方側に最も離間したレーザ光が前記基準平面となす角度と、他方側に最も離間したレーザ光が前記基準平面となす角度とが等しくなるように、複数のレーザ光を前記反射面に照射することを特徴とする、請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記第1の光路上の前記光学部材、前記第2の光路上の前記光学部材および前記第3の光路上の前記光学部材は、それぞれ前記第1の光路、前記第2の光路および前記第3の光路を前記基準平面の一方側に向けて折り返す折返しミラーであることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の光走査装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の光走査装置と、
    前記光走査装置によるレーザ光の走査によって静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に形成される静電潜像を現像剤で現像するための現像手段とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  7. 前記感光体は、複数備えられ、
    前記現像手段は、各前記感光体に対応して複数設けられ、互いに異なる色の現像剤で各前記感光体に形成される静電潜像を現像することを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
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