JP4898605B2 - 光書込装置及び画像形成装置 - Google Patents
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また、特許文献2には、メンテナンス作業の作業性を向上させるとともに、色重ね精度を向上させることのできるマルチビーム走査装置が記載されている。
また、特許文献4には、発光波長が異なる光源からのレーザ光を、波長に応じて分離して感光体ドラムに露光させるようにした光走査装置が記載されている。
また、前記各光源から出射した光ビームを副走査方向からみて同一軸になるように合成するビーム合成手段を有すると好ましい。
また、前記第2のビーム透過反射手段は、光軸方向の位置が調整可能に設けられていると好ましい。
また、前記各光源の同期検知に用いる光ビーム検出手段を有し、該光ビーム検出手段が、前記偏向器により偏向された光ビームが前記第1のビーム透過反射手段に入射する前に入射するように設けられていると好ましい。
また、前記各光源が所定の時間差をもって点灯制御されると好ましい。
また、前記各光源は、副走査方向に同一面内で所定の角度を持って配置され、前記偏向器の主走査方向に同一位置に各光ビームを照射するよう設けられていると好ましい。
また、請求項1〜12のいずれか1項に記載の光書込装置が備える光学素子のうち前記偏向器を共通の1つの偏向器として用いるとともに、前記偏向器以外の光学素子を、前記偏向器の両側に略対称に1組ずつ配置し、4つの光源からの光ビームにより4つの被走査面を走査するよう構成されていると好ましい。
また、前記光書込装置により走査される走査対象としての像担持体を4つ備えたタンデム型のフルカラー装置であると好ましい。
請求項4又は請求項5の構成により、光学素子を追加することなく各光ビームの光路長を異ならせることができる。
請求項9の構成により、1つの光ビーム検出手段により低コストに検出を行うことができる。
請求項11の構成により、偏向器上流側の構成を簡単なものとすることができる。また、1つの光ビーム検出手段により低コストに同期検知を行うことができる。
請求項13の構成により、部品点数の増加を抑制してフルカラーの走査に対応することができる。
図1は、本発明に係る光書込装置の一例を模式的に示す構成図である。また、図2は、画像形成装置の正面方向から見た光書込装置の構成図である。これらの図に示す本例の光書込装置10は、半導体レーザ1a,1b、コリメートレンズ2a,2b、シリンドリカルレンズ3、回転多面鏡であるポリゴンミラー4、fθレンズ5、偏光ビームスプリッタ6(第1のビーム分離手段)、1/4波長板7、ダイクロイックミラー8(第2のビーム分離手段)、反射鏡9、ビーム合成手段12、同期検知素子13等から構成され、これらの構成要素がユニット筐体11内に配置されている。本例の光書込装置では、半導体レーザ1a,1bは、偏光方向が同じでそれぞれ波長の異なる光ビームを出射するものが用いられており、光分離手段としてのダイクロイックミラー8に対応した波長帯域のものが用いられる。
図1に示すように、fθレンズ5と偏光ビームスプリッタ6の間で主走査方向の書き込み範囲外に、同期検知素子としてのフォトダイオード13が配置されている。半導体レーザ1a,1bから出射された各光ビームは、コリメートレンズ2を経て、ビーム合成手段12を用いて合成され、シリンドリカルレンズ3を通り、ポリゴンミラー4で偏向走査され、fθレンズ5を透過し、フォトダイオード13にも照射される。このフォトダイオード13により走査線(光ビーム)位置を検知することができるため、書き込みタイミングを制御することが可能となる。
2つの光源である半導体レーザ1a,1bは、副走査方向に同一軸(同一平面)上に配置されているが、本第2実施形態では、図に示すように、2つの光源である半導体レーザ1a,1bを、所定の角度αを持つように配置している。そして、ビーム合成手段12を用いず、偏向手段であるポリゴンミラー4の主走査方向に同一の位置に2つの光ビームが照射されるように構成している。すなわち、本第2実施形態では、半導体レーザ1a,1bから出射された偏光方向が同じで波長の異なる光ビームは、コリメートレンズ2a,2b及びシリンドリカルレンズ3を経て副走査方向に同一軸に合成されて偏向手段としてのポリゴンミラー4で偏向走査される。
4色のフルカラー画像形成装置に対応する第3実施形態の光書込装置は、上記説明した第1実施形態あるいは第2実施形態の光書込装置を構成する要素のうち、偏向手段であるポリゴンミラー4以外の構成要素を2組(2セット)備えるものであり、図4及び図5に示すように、1つのポリゴンミラー4を中心としてその両側に各構成要素を略対称に配置して設けたものである。図5では上記第1実施形態の構成で図示しているが、第2実施形態の構成も可能である。ポリゴンミラー4は、両側の構成要素に対して共通に用いることになる。
図6に示す画像形成装置は、タンデム方式を採用してフルカラー画像を形成可能なカラープリンタであり、装置本体のほぼ中央部に4個の作像ユニット100(Y,C,M,K)を配設している。イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの各色に対応する各作像ユニット100(Y,C,M,K)は、中間転写ベルト111の下部走行辺に沿って並設されている。支持ローラ112,113等に巻き掛けられた中間転写ベルト111は図中反時計回りに走行駆動される。左側の支持ローラ112の外側には、中間転写ベルト111をクリーニングするベルトクリーニングユニット114が配置されている。
上記作像ユニット100の感光体ドラム101が図示しない駆動手段によって図中時計方向に回転駆動され、その感光体ドラム101の表面が帯電手段によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体表面には、光書込装置20からのレーザ光が照射され、これによって感光体ドラム101表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム101に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー,マゼンタ,シアン及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像に現像装置から各色トナーが付与され、トナー像として可視化される。
2a,2b コリメートレンズ
3 シリンドリカルレンズ
4 ポリゴンミラー(偏向器)
5 fθレンズ
6 偏光ビームスプリッタ(第1のビーム分離手段)
7 1/4波長板
8 ダイクロイックミラー(第2のビーム分離手段)
9 反射鏡(ミラー)
10,20 光書込装置
12 ビーム合成手段
13 フォトダイオード(同期検知素子)
100 作像ユニット
101 感光体
111 中間転写ベルト
Claims (15)
- 光源からの光を偏向器により偏向して被走査面を走査する光書込装置において、
偏光方向が同じでそれぞれ波長の異なる光ビームを出射する複数の光源を備え、該複数の光源から出射した各光ビームを副走査方向からみて同一軸になるように合成して前記偏向器により偏向させるとともに、
前記偏向器により偏向された前記各光ビームが進入するよう配置され、光ビームの偏光方向により光ビームを透過もしくは反射させる第1のビーム透過反射手段と、
該第1のビーム透過反射手段透過後の前記各光ビームをその波長により透過もしくは反射させる第2のビーム透過反射手段と、
前記第1のビーム透過反射手段と前記第2のビーム透過反射手段との間に配置され、光ビームの偏光方向をπ/4回転させる1/4波長板と
を有し、
光源を上流側として、前記偏向器、前記第1のビーム透過反射手段、前記1/4波長板および前記第2のビーム透過反射手段がこの順に配置され、
前記第1のビーム透過反射手段は、前記偏向器により偏向された前記光ビームを透過させて前記1/4波長板を通過させるとともに、前記第2のビーム透過反射手段により反射されて戻り前記1/4波長板を再度通過した光ビームを反射させるように配置され、
前記第2のビーム透過反射手段を透過した光ビームにより一つの被走査面を走査し、前記第2のビーム透過反射手段を反射した光ビームを前記第1のビーム透過反射手段により反射させて他の一つの被走査面を走査するよう構成し、
前記各光ビームの焦点距離の差を補正するように、前記各光ビームの光路長を異ならせて設けていることを特徴とする光書込装置。 - 前記各光ビームの光路長が、ビーム進行方向における前記偏向器の上流側で異ならせて設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の光書込装置。
- 前記各光源から出射した光ビームを副走査方向からみて同一軸になるように合成するビーム合成手段を有することを特徴とする、請求項2に記載の光書込装置。
- 前記各光ビームの光路長が、ビーム進行方向における前記偏向器の下流側で異ならせて設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の光書込装置。
- 前記第2のビーム透過反射手段は、光軸方向の位置が調整可能に設けられていることを特徴とする、請求項3又は4に記載の光書込装置。
- 前記各光源のビーム強度が変更可能に設けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光書込装置。
- 前記第2のビーム透過反射手段がダイクロイックミラーであることを特徴とする、請求項1又は5に記載の光書込装置。
- 前記各光源の同期検知に用いる光ビーム検出手段を有し、
該光ビーム検出手段が、前記偏向器により偏向された光ビームが前記第1のビーム透過反射手段に入射する前に入射するように設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の光書込装置。 - 前記光ビーム検出手段は1つであることを特徴とする、請求項8に記載の光書込装置。
- 前記各光源が所定の時間差をもって点灯制御されることを特徴とする、請求項8又は9に記載の光書込装置。
- 前記各光源は、副走査方向に同一面内で所定の角度を持って配置され、前記偏向器の主走査方向に同一位置に各光ビームを照射するよう設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の光書込装置。
- 前記各光源のいずれか1つが、可視光を出射する光源であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の光書込装置。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の光書込装置が備える光学素子のうち前記偏向器を共通の1つの偏向器として用いるとともに、前記偏向器以外の光学素子を、前記偏向器の両側に略対称に1組ずつ配置し、4つの光源からの光ビームにより4つの被走査面を走査するよう構成されていることを特徴とする光書込装置。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載の光書込装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 前記光書込装置により走査される走査対象としての像担持体を4つ備えたタンデム型のフルカラー装置であることを特徴とする、請求項14に記載の画像形成装置。
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