JP2015079802A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリセルのデータを安定的に保持することのできる不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリトランジスタを直列接続してなるメモリストリングを備える。メモリストリングは、基板に対して垂直な積層方向に延びる柱状に形成される第1半導体層CLmnと、第1半導体層CLmnの側面を取り囲むように形成されたトンネル絶縁膜TIと、トンネル絶縁膜TIを取り囲むように形成されて、電荷を蓄積可能に構成された電荷蓄積膜ECと、電荷蓄積膜ECを取り囲むように形成されたブロック絶縁膜BIと、ブロック絶縁膜BIを取り囲むように形成され、積層方向に沿って所定の間隔をもって配置された複数の第1導電層WLm3,WLm6とを備える。第1半導体層CLmnは、炭素が添加されたシリコンにより形成されており、積層方向の上部と下部とで、その炭素濃度が異なるように形成されている。
【選択図】図3

Description

本明細書に記載の実施の形態は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
近年、メモリセルの集積度を高めるために、メモリセルを3次元的に配置した不揮発性半導体記憶装置(積層型の不揮発性半導体記憶装置)が多数提案されている。この不揮発性半導体記憶装置においては、高集積化に伴い、メモリセルの大きさが微細になった場合でも、メモリセルのデータを安定的に保持できることが必要とされる。
特開2010−199312号公報
本明細書に記載の実施の形態は、メモリセルのデータを安定的に保持することのできる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
一の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、電気的に書き換え可能な複数のメモリトランジスタを直列接続してなるメモリストリングを備える。前記メモリストリングは、基板に対して垂直な積層方向に延びる柱状に形成される第1半導体層と、前記第1半導体層の側面を取り囲むように形成されたトンネル絶縁膜と、前記トンネル絶縁膜を取り囲むように形成されて、電荷を蓄積可能に構成された電荷蓄積膜と、前記電荷蓄積膜を取り囲むように形成されたブロック絶縁膜と、前記ブロック絶縁膜を取り囲むように形成され、前記積層方向に沿って所定の間隔をもって配置された複数の第1導電層とを備える。前記第1半導体層は、炭素が添加されたシリコンにより形成されており、前記積層方向の上部と下部とで、その炭素濃度が異なるように形成されている。
第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成概略図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の一部概略斜視図である。 第1の実施の形態に係る一つのメモリストリングの拡大図である。 第1の実施の形態に係る一つのメモリストリングの回路図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の断面図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタのバンドギャップを説明する図である。 比較例に係るメモリトランジスタ領域の断面図である。 比較例に係るメモリトランジスタのバンドギャップを説明する図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第2の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の断面図である。 第2の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第2の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第2の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第2の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第2の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第3の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の断面図である。 第3の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第3の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第4の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の断面図である。 第4の実施の形態に係るメモリトランジスタのバンドギャップを説明する図である。 第4の実施の形態に係るメモリトランジスタのバンドギャップを説明する図である。 第4の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第4の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。 第5の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の断面図である。 第5の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の断面図である。
以下、図面を参照して、実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
[第1の実施の形態]
(第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の構成)
図1は、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の概略を示す図である。図1に示すように、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100は、主として、メモリトランジスタ領域12、ワード線駆動回路13、ソース側選択ゲート線(SGS)駆動回路14、ドレイン側選択ゲート線(SGD)駆動回路15、センスアンプ16、ソース線駆動回路17、及びバックゲートトランジスタ駆動回路18を有する。メモリトランジスタ領域12は、データを記憶するメモリトランジスタを有する。ワード線駆動回路13は、ワード線WLmnに印加する電圧を制御する。ソース側選択ゲート線(SGS)駆動回路14は、ソース側選択ゲート線SGSに印加する電圧を制御する。ドレイン側選択ゲート線(SGD)駆動回路15は、ドレイン側選択ゲート線(SGD)に印加する電圧を制御する。センスアンプ16は、メモリトランジスタから読み出した電位を増幅する。ソース線駆動回路17は、ソース線SLに印加する電圧を制御する。バックゲートトランジスタ駆動回路18は、バックゲート線BGに印加する電圧を制御する。なお、上記の他、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置100は、ビット線BLに印加する電圧を制御するビット線駆動回路を有する。(図示略)。
図2は、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100のメモリトランジスタ領域12の一部の概略斜視図である。第1の実施の形態においては、メモリトランジスタ領域12は、メモリトランジスタ(MTr1mn〜MTr8mn)、ソース側選択トランジスタSSTrmn及びドレイン側選択トランジスタSDTrmnからなるメモリストリングMSをm×n個(m、nは自然数)を有している。図2においては、m=6、n=2の一例を示している。図3は、図2の一部拡大断面図である。
第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100において、メモリトランジスタ領域12には、複数のメモリストリングMSが設けられている。詳しくは後述するが、メモリストリングMSは、電気的に書き換え可能な複数のメモリトランジスタMTrmnが直列に接続された構成を有する。
各メモリストリングMSは、U字状半導体SCmnを備え、ワード線WLmn(WL1〜WL8)、ソース側選択ゲート線SGS、ドレイン側選択ゲート線SGD及び、バックゲート線BGと接続されている。
U字状半導体SCmnは、ロウ方向からみてU字状に形成されている。U字状半導体SCmnは、半導体基板Baに対して略垂直方向に延びる一対の柱状部CLmn、及び一対の柱状部CLmnの下端を連結させるように形成された連結部JPmnを有する。また、図3に示すように、U字状半導体SCmnは、柱状部CLmnの内部に孔部H1を有する。孔部H1内には、絶縁部Iが埋め込まれている。なお、柱状部CLmnは、円柱状であっても、角柱状であってもよい。また、柱状部CLmnは、段々形状を有する柱状であってもよい。ここで、ロウ方向は、積層方向に直交する方向であり、後述するカラム方向は、垂直方向及びロウ方向に直交する方向である。
U字状半導体SCmnは、一対の柱状部CLmnの中心軸を結ぶ直線がカラム方向に平行になるように配置されている。また、U字状半導体SCmnは、ロウ方向及びカラム方向から構成される面内にマトリクス状となるように配置されている。
各層のワード線WLmnは、ロウ方向に平行に延びる形状を有している。各層のワード線WLmnは、カラム方向に第1の間隔を設けて、互いに絶縁分離してライン状に繰り返して形成されている。
カラム方向の同位置に設けられロウ方向に並ぶメモリトランジスタ(MTr1mn〜MTr8mn)のゲートは、同一のワード線WLmnに接続されている。ワード線WLmnのロウ方向の端部は、図1に示すように、階段状に形成されている。
図3に示すように、ワード線WLmnと柱状部CLmnとの間には、ONO(Oxide-Nitride-Oxide)層NLが形成されている。ONO層NLは、柱状部CLmnに接するトンネル絶縁層TI、トンネル絶縁層TIに接する電荷蓄積層EC、及び電荷蓄積層ECに接するブロック絶縁層BIを有する。電荷蓄積層ECは、電荷を蓄積する機能を有する。
上記構成を換言すると、U字状半導体SCmnの柱状部CLmnは、メモリトランジスタMTrmnのボディとして機能する。電荷蓄積層ECは、U字状半導体SCmnの柱状部CLmnの側面を取り囲むように形成されている。また、各ワード線WLmnは、柱状部CLmnの側面及び電荷蓄積層ECを取り囲むように形成されている。また、各々のワード線WLmnは、カラム方向に隣接する柱状部CLmn毎に分割されている。
ドレイン側選択ゲート線SGDは、最上部のワード線WLmnの上部に設けられている。ドレイン側選択ゲート線SGDは、ロウ方向に平行に延びる形状を有している。ドレイン側選択ゲート線SGDは、カラム方向に第1の間隔D1、又は第2の間隔D2(D2>D1)を交互に設けて、互いに絶縁分離してライン状に繰り返し形成されている。ドレイン側選択ゲート線SGDは、後述するソース側選択ゲート線SGSを間に挟んで第2の間隔D2で形成されている。また、ドレイン側選択ゲート線SGDのカラム方向の中心を貫通して柱状部CLmnが形成されている。図3に示すように、ドレイン側選択ゲート線SGDと柱状部CLmnとの間には、ゲート絶縁層DGIが形成されている。
ソース側選択ゲート線SGSは、最上部のワード線WLmnの上部に設けられている。ソース側選択ゲート線SGSは、ロウ方向に平行に延びる形状を有している。ソース側選択ゲート線SGSは、カラム方向に第1の間隔D1、又は第2の間隔D2を交互に設けて、互いに絶縁分離してライン状に繰り返し形成されている。ソース側選択ゲート線SGSは、ドレイン側選択ゲート線SGDを挟んで第2の間隔D2で形成されている。また、ソース側選択ゲート線SGSのカラム方向の中心を貫通して柱状部CLmnが形成されている。図3に示すように、ソース側選択ゲート線SGSと柱状部CLmnとの間には、ゲート絶縁層SGIが形成されている。
上記構成を換言すると、カラム方向に、第1の間隔D1を設けて、2つのドレイン側選択ゲート線SGD、2つのソース側選択ゲート線SGSが、交互に形成されている。また、各ドレイン側選択ゲート線SGD及び各ソース側選択ゲート線SGSは、柱状部CLmn及びゲート絶縁層SGI、DGIを取り囲むように形成されている。また、各ドレイン側選択ゲート線SGD及び各ソース側選択ゲート線SGSは、カラム方向に隣接する柱状部CLmn毎に分割されている。
バックゲート線BGは、複数の連結部JPmnの下部を覆うように、ロウ方向及びカラム方向に2次元的に広がって形成されている。図3に示すように、バックゲート線BGと連結部JPmnとの間には、上述したONO層NLが形成されている。
また、カラム方向に隣接するU字状半導体SCmnの柱状部CLmnの上端には、ソース線SLが形成されている。
また、ドレイン側選択ゲート線SGDの上方に延びる柱状部CLmnの上端には、プラグ線PLmnを介してビット線BLが形成されている。各ビット線BLは、ソース線SLよりも上方に位置するように形成されている。各ビット線BLは、ロウ方向に所定間隔を設けてカラム方向に延びるライン状に繰り返し形成されている。
次に、図2〜図4を参照して、第1実施形態におけるメモリストリングMSにより構成される回路構成を説明する。図4は、第1実施形態における一つのメモリストリングMSの回路図である。
図2〜図4に示すように、第1実施形態において、各メモリストリングMSは、8つのメモリトランジスタMTr1mn〜MTr8mn、ソース側選択トランジスタSSTrmn、ドレイン側選択トランジスタSDTrmn、及びバックゲートトランジスタBGTrmnを有している。これら8つのメモリトランジスタMTr1mn〜MTr8mn並びにソース側選択トランジスタSSTrmn及びドレイン側選択トランジスタSDTrmnは、それぞれ直列に接続されている(図4参照)。
各メモリトランジスタMTrmnは、柱状部CLmn、ONO層NL(電荷蓄積層EC)、及びワード線WLmnにより構成されている。ワード線WLmnのONO層NLに接する端部は、メモリトランジスタMTrmnの制御ゲート電極として機能する。
ドレイン側選択トランジスタSDTrmnは、柱状部CLmn、ゲート絶縁層DGI、及びドレイン側選択ゲート線SGDにより構成されている。ドレイン側選択ゲート線SGDのゲート絶縁層DGIに接する端部は、ドレイン側選択トランジスタSDTrmnの制御ゲート電極として機能する。
ソース側選択トランジスタSSTrmnは、柱状部CLmn、ゲート絶縁層SGI、及びソース側選択ゲート線SGSにより構成されている。ソース側選択ゲート線SGSのゲート絶縁層SGIに接する端部は、ソース側選択トランジスタSSTrmnの制御ゲート電極として機能する。
バックゲートトランジスタBGTrmnは、連結部JPmn、ONO層NL(電荷蓄積層EC)、及びバックゲート線BGにより構成されている。バックゲート線BGのONO層NLに接する端部は、バックゲートトランジスタBGTrmnの制御ゲート電極として機能する。
(第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の具体的構成)
次に、図5Aを参照して、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の具体的構成について説明する。図5Aは、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100のメモリトランジスタ領域12の断面図である。また、図5Aは、カラム方向の断面を示している。
図5Aを参照して、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100のメモリトランジスタ領域12の構成について説明する。図5Aに示すように、メモリトランジスタ領域12(メモリストリングMS)は、半導体基板Baから積層方向に、順次、バックゲートトランジスタ層20、メモリトランジスタ層30、及び選択トランジスタ層40を有する。バックゲートトランジスタ層20は、上述したバックゲートトランジスタBGTrmnとして機能する。メモリトランジスタ層30は、上述したメモリトランジスタMTrmnとして機能する。選択トランジスタ層40は、上述したソース側選択トランジスタ層SSTrmn及びドレイン側選択トランジスタSDTrmnとして機能する。
バックゲートトランジスタ層20は、半導体基板Baの上に順次積層されたバックゲート絶縁層21、及びバックゲート導電層22を有する。これらバックゲート絶縁層21、及びバックゲート導電層22は、メモリトランジスタ領域12の端部までロウ方向及びカラム方向に広がって形成されている。バックゲート導電層22は、後述するU字状半導体層63の連結部63aの下面及び側面を覆い且つ連結部63aの上面と同じ高さまで形成されている。
バックゲート絶縁層21は、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。バックゲート絶縁層21としては、比誘電率3.9を有する酸化シリコン層と同程度の誘電率を有する材料とするのが望ましい。例えば、テトラエトキシシラン(TEOS)や熱処理によりポリシラザン系溶剤を焼成することにより形成される酸化シリコン層でもよい。
バックゲート導電層22は、例えばポリシリコン(p−Si)にて構成されている。バックゲート導電層22は、導電性ポリシリコン層及び珪化ニッケル(NiSi)などの金属シリサイド層のうちの1つを備える。例えば、タンタルナイトライド(TaN)、タンタルカーバイト(TaC)、チタンナイトライド(TiN)などの金属化合物、又は、金属的な電気伝導特性を示す、Ni、V、Cr、Mn、Y、Mo、Ru、Rh、Hf、Ta、W、Ir、Co、Ti、Er、Pt、Pd、Zr、Gd、Dy、Ho、Er、及び、これらのシリサイドであってもよい。
また、バックゲートトランジスタ層20は、バックゲート導電層22を堀込むように形成されたバックゲートホール24を有する。バックゲートホール24は、ロウ方向に短手方向を有し、カラム方向に長手方向を有する開口部を有する。バックゲートホール24は、ロウ方向及びカラム方向に所定間隔毎に形成されている。換言すると、バックゲートホール24は、ロウ方向及びカラム方向を含む面内にてマトリクス状に形成されている。
メモリトランジスタ層30は、バックゲート導電層22の上に、交互に積層された第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31d、及び第1〜第4ワード線導電層32a〜32dを有する。また、メモリトランジスタ層30は、第4ワード線導電層32dの上に堆積されたメモリ保護絶縁層33を有する。
第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31d、第1〜第4ワード線導電層32a〜32dは、ロウ方向に延びるように且つカラム方向に所定間隔を設けて繰り返しライン状に形成されている。第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31d、第1〜第4ワード線導電層32a〜32dは、ロウ方向の端部にて階段状に加工されている(図示略)。
第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31dは、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31dとしては、比誘電率3.9を有する酸化シリコン層と同程度の誘電率を有する材料とするのが望ましい。例えば、テトラエトキシシラン(TEOS)や熱処理によりポリシラザン系溶剤を焼成することにより形成される酸化シリコン層でもよい。
第1〜第4ワード線導電層32a〜32dは、例えばポリシリコン(p−Si)にて構成されている。また、第1〜第4ワード線導電層32a〜32dは、導電性ポリシリコン層及び珪化ニッケル(NiSi)などの金属シリサイド層のうちの1つを備える。例えば、タンタルナイトライド(TaN)、タンタルカーバイト(TaC)、チタンナイトライド(TiN)などの金属化合物、又は、金属的な電気伝導特性を示す、Ni、V、Cr、Mn、Y、Mo、Ru、Rh、Hf、Ta、W、Ir、Co、Ti、Er、Pt、Pd、Zr、Gd、Dy、Ho、Er、及び、これらのシリサイドであってもよい。メモリ保護絶縁層33は、例えば窒化シリコン(SiN)にて構成されている。
また、メモリトランジスタ層30は、第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31d、第1〜第4ワード線導電層32a〜32dを貫通するように形成されたメモリホール35を有する。メモリホール35は、各バックゲートホール24のカラム方向の両端近傍の位置に整合するように形成されている。
選択トランジスタ層40は、メモリ保護絶縁層33の上に堆積されたソース側導電層41、ドレイン側導電層42を有する。これらソース側導電層41、ドレイン側導電層42は、ロウ方向に延びるように且つカラム方向に所定間隔を設けて繰り返しライン状に形成されている。
ドレイン側導電層42は、カラム方向において第1の間隔D1又は第2の間隔D2を交互に設けて形成されている(図2参照)。同様に、ソース側導電層41は、カラム方向において第1の間隔D1又は第2の間隔D2を交互に設けて形成されている。カラム方向に第2の間隔D2をもって形成されたドレイン側導電層42の間に、第1の間隔D1をもって形成された2層のソース側導電層41が形成されている。また、カラム方向に第2の間隔D2をもって形成されたソース側導電層41の間に、第1の間隔D1をもって形成された2層のドレイン側導電層42が形成されている。
また、選択トランジスタ層40は、ドレイン側導電層42、ソース側導電層41上に形成された選択トランジスタ絶縁層44を有する。選択トランジスタ層40及びメモリトランジスタ層30は、ドレイン側導電層42、ソース側導電層41、第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31d、及び第1〜第4ワード線導電層32a〜32dを貫通して分離するように設けられた、分離絶縁層51を備える。
ドレイン側導電層42及びソース側導電層41は、例えばポリシリコン(p−Si)にて構成されている。ドレイン側導電層42及びソース側導電層41は、導電性ポリシリコン層及び珪化ニッケル(NiSi)などの金属シリサイド層のうちの1つを備える。例えば、タンタルナイトライド(TaN)、タンタルカーバイト(TaC)、チタンナイトライド(TiN)などの金属化合物、又は、金属的な電気伝導特性を示す、Ni、V、Cr、Mn、Y、Mo、Ru、Rh、Hf、Ta、W、Ir、Co、Ti、Er、Pt、Pd、Zr、Gd、Dy、Ho、Er、及び、これらのシリサイドであってもよい。
選択トランジスタ絶縁層44は、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。選択トランジスタ絶縁層44としては、比誘電率3.9を有する酸化シリコン層と同程度の誘電率を有する材料とするのが望ましい。例えば、テトラエトキシシラン(TEOS)や熱処理によりポリシラザン系溶剤を焼成することにより形成される酸化シリコン層でもよい。
また、選択トランジスタ層40は、選択トランジスタ絶縁層44及びドレイン側導電層42を貫通するように形成されたドレイン側ホール45bを有する。また、選択トランジスタ層40は、選択トランジスタ絶縁層44及びソース側導電層41を貫通するように形成されたソース側ホール45aを有する。ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aは、メモリホール35に整合する位置に形成されている。
上記構成において、ソース側ホール45aに面する側壁には、ソース側ゲート絶縁層61aが形成されている。また、ドレイン側ホール45bに面する側壁には、ドレイン側ゲート絶縁層61bが形成されている。ソース側ゲート絶縁層61a及びドレイン側ゲート絶縁層61bは、酸化シリコン(SiO)にて構成されている。本実施の形態では、ソース側ゲート絶縁層61a及びドレイン側ゲート絶縁層61bは、後述するメモリゲート絶縁層62と不連続に形成されたゲート絶縁膜である単層のSiO(1.5〜6nm程度)を用いているが、メモリセルを構成するメモリゲート絶縁層62と連続に形成されたMONOS膜構造のゲート絶縁層を有していても良い。
メモリホール35、及びバックゲートホール24に面する側壁には、メモリゲート絶縁層62が形成されている。また、ソース側ゲート絶縁層61a、ドレイン側ゲート絶縁層61b、及びメモリゲート絶縁層62に接するようにU字状半導体層63が形成されている。U字状半導体層63は、孔部H1を有する。U字状半導体層63の孔部内には、内部絶縁層64が形成されている。
ドレイン側ゲート絶縁層61b及びソース側ゲート絶縁層61aは、筒状の形状を有する。U字状半導体層63は、ロウ方向からみてU字状の形状を有する。U字状半導体層63は、ロウ方向からみて半導体基板Baに対して垂直方向に延びる一対の柱状部の下端を連結させるように形成された連結部63aを有する。内部絶縁層64は、酸化シリコン(SiO)又は窒化シリコン(SiN)にて構成されている。
U字状半導体層63は、上述したU字状半導体SCmnとして機能する。バックゲート導電層22は、バックゲート線BGとして機能する。また、バックゲート導電層22は、バックゲートトランジスタBGTrmnの制御ゲートとして機能する。第1〜第4ワード線導電層32a〜32dは、ワード線WL1〜WL8として機能する。また、第1〜第4ワード線導電層32a〜32dは、メモリトランジスタMTrmnの制御ゲートとして機能する。ドレイン側導電層42は、ドレイン側選択ゲート線SGDとして機能する。また、ドレイン側導電層42は、ドレイン側選択トランジスタSDTrmnの制御ゲートとして機能する。ソース側導電層41は、ソース側選択ゲート線SGSとして機能する。また、ソース側導電層41は、ソース側選択トランジスタSSTrmnの制御ゲートとして機能する。また、内部絶縁層64は、図3の絶縁部Iに対応する。
メモリゲート絶縁層62は、ブロック絶縁層BI、電荷蓄積層EC、トンネル絶縁層TIから構成されている。メモリゲート絶縁層62は、ONO層にて構成されている。メモリゲート絶縁層62を構成するブロック絶縁層BI、電荷蓄積層EC、トンネル絶縁層TIは、各々、1.5〜12nmの厚みを有する。
メモリゲート絶縁層62を構成するブロック絶縁層BIは、書き込み/消去動作時のリーク電流を防止する機能を有する。ブロック絶縁層BIは、例えば、酸化シリコン(SiO)、酸窒化シリコン(SiON)、酸化アルミニウム(Al)、酸窒化アルミニウム(AlON)、ハフニア(HfO)、ハフニウム・アルミネート(HfAlO)、窒化ハフニア(HfON)、窒化ハフニウム・アルミネート(HfAlON)、ハフニウム・シリケート(HfSiO)、窒化ハフニウム・シリケート(HfSiON)、酸化ランタン(La)、ランタン・アルミネート(LaAlO)及びランタンアルミシリケート(LaAlSiO)のグループから選択することができる。
メモリゲート絶縁層62を構成する電荷蓄積層ECは、例えば、シリコンリッチSiN、シリコンと窒素の組成比x、yが任意であるSi、酸窒化シリコン(SiON)、酸化アルミニウム(Al)、酸窒化アルミニウム(AlON)、ハフニア(HfO)、ハフニウム・アルミネート(HfAlO)、窒化ハフニア(HfON)、窒化ハフニウム・アルミネート(HfAlON)、ハフニウム・シリケート(HfSiO)、窒化ハフニウム・シリケート(HfSiON)、酸化ランタン(La)及びランタン・アルミネート(LaAlO)のグループから選択することができる。また、この電荷蓄積層ECは、シリコンナノ粒子や、金属イオンなどを含んでいてもよい。
メモリゲート絶縁層62を構成するトンネル絶縁層TIは、例えば、酸化シリコン(SiO)層である。トンネル絶縁層TIは、酸窒化シリコン、酸化シリコンと窒化シリコンとの積層構造などであってもよい。また、トンネル絶縁層TIは、シリコンナノ粒子や、金属イオンなどを含んでいてもよい。
U字状半導体層63は、メモリトランジスタ層30から選択トランジスタ層40まで連続して一体に形成されている。U字状半導体層63は、ポリシリコン(p−Si)にて構成されている。ここで、本実施の形態では、シリコンに所定の割合で炭素(C)を添加して形成されている。なお、U字状半導体層63の炭素濃度は、1〜20%程度とするのが好適であるが、これに限定されるものではない。本実施の形態においては、U字状半導体層63の炭素濃度は、メモリトランジスタ層30から選択トランジスタ層40まで一定の値である。U字状半導体層63の炭素濃度は、求められるバンドギャップの大きさ(伝導帯の上昇、価電子帯の低下)の程度などによって、適切な炭素の濃度が設定され得る。U字状半導体層63を炭化ケイ素(SiC)結晶で形成した場合、U字状半導体層63内の炭素(C)濃度はさらに高くなるが、U字状半導体層63を炭化ケイ素(SiC)結晶とすることにより、動作電圧を上げる必要が生じる。そのため、U字状半導体層63は炭素が添加されたシリコンにより形成することが望ましい。
[効果]
比較例を参照して、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の効果を説明する。図6Aは比較例に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す図である。比較例の不揮発性半導体記憶装置は、U字状半導体層63が、炭素の添加されていないポリシリコンにより形成されている点において、第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置と異なる。比較例の不揮発性半導体記憶装置のその他の構成は、第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置と同様であるため、その説明を省略する。
図5B及び図6Bには、本実施の形態に係るU字状半導体層63と、比較例に係るU字状半導体層63とのバンドギャップ図がそれぞれ示されている。図5B及び図6Bに示すように、本実施の形態に係るU字状半導体層63は、炭素がドープされたシリコンを用いているため、比較例に係るU字状半導体層63と比べて、伝導帯の下端Ecが上がるとともに、価電子帯の上端Evが下がる。その結果、本実施の形態のU字状半導体層63では、メモリトランジスタMTrのチャネルとして機能するU字状半導体層63内のチャネル電子密度が減少する。U字状半導体層63内のチャネル電子密度が減少すると、メモリトランジスタMTrの閾値電圧が高くなるため、読み出し動作時に電圧が印加されたとしても、この電圧による影響を低減することができ、メモリトランジスタMTrのデータを安定的に保持することができる。
[製造方法]
以下、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図7〜図14は、本実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。
まず、図7に示すように、半導体基板Ba上に酸化シリコン(SiO)及びポリシリコン(p−Si)を堆積させ、バックゲート絶縁層21及びバックゲート導電層22を形成する。
次に、図8に示すように、リソグラフィ法やRIE(Reactive Ion Etching)法を用いて、バックゲート導電層22を掘り込み、バックゲートホール24を形成する。続いて、バックゲートホール24を埋めるように、窒化シリコン(SiN)を堆積させ、犠牲層50を形成する。
次に、図9に示すように、バックゲート導電層22及び犠牲層50の上に、酸化シリコン(SiO)及びポリシリコン(p−Si)を交互に堆積させ、第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31d及び第1〜第4ワード線導電層32a〜32dを形成する。さらに、酸化シリコン(SiO)を堆積させ、メモリ保護絶縁層33を形成する。メモリ保護絶縁層33上に、ポリシリコン(p−Si)を堆積させ、リソグラフィ法及びRIE法を用いて加工した後に、酸化シリコン(SiO)を堆積させ、ソース側導電層41、ドレイン側導電層42、選択トランジスタ絶縁層44を形成する。
続いて、図10に示すように、選択トランジスタ絶縁層44、ソース側導電層41、ドレイン側導電層42、メモリ保護絶縁層33、第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31e及び第1〜第4ワード線導電層32a〜32dを貫通させて、メモリホールMHを形成する。メモリホールMHは、犠牲層50のカラム方向の両端上面に達するように形成する。メモリホールMHは、後の工程を経て、メモリトランジスタ層30のメモリホール35及び選択トランジスタ層40のドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aとなる。
次に、図11に示すように、熱燐酸溶液にて、犠牲層50を除去する。
次に、図12に示すように、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiN)、及び酸化シリコン(SiO)を堆積させる。この工程により、メモリゲート絶縁層62が形成される。また、この工程ののち、ソース側導電層41、ドレイン側導電層42の側面に形成された酸化シリコン(SiO)、及び窒化シリコン(SiN)を除去して、ドレイン側ゲート絶縁層61b及びソース側ゲート絶縁層61aを形成する。
次に、図13に示すように、バックゲートホール24、メモリホールMH、ドレイン側ホール45a、及びソース側ホール45bを埋めるように、アモルファスシリコン(a−Si)を堆積させる。通常、チャネル半導体層は、減圧CVD法等を用いてアモルファスシリコンをバックゲートホール24及びメモリホールMHの内部に堆積させることにより形成される。減圧CVD法の終了後、熱工程が実行されることにより、アモルファスシリコンは結晶化されポリシリコンに変化する。本実施の形態では、アモルファスシリコンに所定の割合で炭素(C)を添加して堆積する。
本実施の形態では、U字状半導体層63となるアモルファスシリコンを堆積させるためのCVD法を実行する場合において、モノシランガス(SiH)とモノメチルシランガス(CHSiH)の混合ガスをプロセスガスとして用いるのが好ましい。あるいはアセチレンガス(C)、ジクロロシラン(SiHCl)、水素(H)の混合ガスを用いても良い。このアモルファスシリコン層が形成されたのち、結晶化熱処理を行う。例えば、N、530℃〜570℃、1時間〜24時間の条件で結晶化アニールを行う。この工程により、炭素がドープされたU字状半導体層63を形成することができる。
続いて、図14に示すように、U字状半導体層63の孔部内に、内部絶縁層64を形成する。その後、既知の工程により、所定の配線等を形成し、図1乃至図5Aに示す不揮発性半導体記憶装置100を形成する。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態を、図15を参照して説明する。第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、メモリトランジスタ層30のメモリホール35及び選択トランジスタ層40のドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの径が、上層で広く、下層で狭くなるような傾きが形成されている点において、第1の実施の形態と異なる。また、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、U字状半導体層63の炭素濃度が、深さ方向で変化している点において、第1の実施の形態と異なる。以下、図15を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
(第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の具体的構成)
図15は、第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100のメモリトランジスタ領域12の断面図である。また、図15は、カラム方向の断面を示している。
不揮発性半導体記憶装置100を高集積化するためにワード線導電層32等の積層数を増やすと、RIEによる加工の難易度が上がる。そのため、メモリトランジスタ層30のメモリホール35及び選択トランジスタ層40のドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの径が上層で大きく、下層で小さくなるようなテーパー形状が付き易い。本実施の形態では、メモリホール35、ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの径が上層で大きく、下層で小さいテーパー形状を有する。その結果、U字状半導体層63及びメモリゲート絶縁層62は、積層方向の上方から下方に向かうに従い、その径が小さくなるように形成されている。
また、本実施の形態では、U字状半導体層63は、メモリトランジスタ層30及び選択トランジスタ層40の領域では、膜厚が一定となるように形成されている。その結果、コア材となる内部絶縁層64は、ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの上部からメモリホール35の底部に向かうにつれ、その径が小さくなるように形成されている。
そして、U字状半導体層63は、積層方向に炭素(C)濃度勾配を持たせ、炭素(C)濃度が下層で小さく、上層に行くにつれて大きくなるように構成されている。本実施の形態においては、ドレイン側選択トランジスタSDTr及びソース側選択トランジスタSSTrのチャネルとなる部分のU字状半導体層63はポリシリコンあるいは炭素(C)濃度の小さい炭素(C)ドープシリコンから構成されている。
[効果]
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置においては、メモリホール35、ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの径が上層で大きく、下層で小さいテーパー形状を有する。そのため、最下層のワード線導電層32aの位置に構成されるメモリトランジスタMTrは、上層のワード線導電層32dの位置に構成されるメモリトランジスタMTrよりも、チャネルとなるU字状半導体層63の径が小さくなる。その場合、ワード線導電層32aの位置に構成されるメモリトランジスタMTrは、上層のメモリトランジスタMTrよりもワード線導電層32aからの電界がかかりやすい。その結果、下層のワード線導電層32aの位置に構成されるメモリトランジスタMTrと、上層のワード線導電層32dの位置に構成されるメモリトランジスタMTrとでは、特性が変わってしまうおそれがある。
これに対し、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置では、U字状半導体層63が、積層方向に炭素(C)濃度勾配を持たせ、炭素(C)濃度が下層で大きく、上層に行くにつれて小さくなるように構成されている。下層のワード線導電層32aの位置に構成されるメモリトランジスタMTrでは、炭素が多くドープされたシリコンを用いているため、上層のワード線導電層32dの位置に構成されるメモリトランジスタMTrと比べて、伝導帯の下端Ecが上がるとともに、価電子帯の上端Evが下がる。その結果、下層のU字状半導体層63では、メモリトランジスタMTrのチャネルとして機能するU字状半導体層63内のチャネル電子密度が減少する。U字状半導体層63内のチャネル電子密度が減少すると、メモリトランジスタMTrの閾値電圧が高くなるため、読み出し動作時に電圧が印加されたとしても、この電圧による影響を低減することができ、メモリトランジスタMTrのデータを安定的に保持することができる。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置では、U字状半導体層63が、積層方向に炭素(C)濃度勾配を持たせることにより、上層と下層のメモリトランジスタMTrとの間の特性のばらつきを抑制することが可能となる。
[製造方法]
以下、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図16〜図20は、本実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、図9に示す第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31d、第1〜第4ワード線導電層32a〜32d、メモリ保護絶縁層33、ソース側導電層41、ドレイン側導電層42、及び選択トランジスタ絶縁層44を積層する工程までは、第1の実施の形態の製造方法と同様である。
図16に示すように、選択トランジスタ絶縁層44、ソース側導電層41、ドレイン側導電層42、メモリ保護絶縁層33、第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31e及び第1〜第4ワード線導電層32a〜32dを貫通させて、メモリホールMHを形成する。メモリホールMHは、犠牲層50のカラム方向の両端上面に達するように形成する。不揮発性半導体記憶装置100を高集積化するためにワード線導電層32等の積層数を増やすと、RIEによる加工の難易度が上がる。そのため、メモリホールMHの径が上層で大きく、下層で小さくなるようなテーパー形状が形成されることがある。
次に、図17に示すように、熱燐酸溶液にて、犠牲層50を除去する。
次に、図18に示すように、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiN)、及び酸化シリコン(SiO)を堆積させる。この工程により、メモリゲート絶縁層62が形成される。また、この工程ののち、ソース側導電層41、ドレイン側導電層42の側面に形成された酸化シリコン(SiO)、及び窒化シリコン(SiN)を除去して、ドレイン側ゲート絶縁層61b及びソース側ゲート絶縁層61aを形成する。
次に、図19に示すように、バックゲートホール24、メモリホールMH、ドレイン側ホール45a、及びソース側ホール45bを埋めるように、アモルファスシリコン(a−Si)を堆積させる。通常、チャネル半導体層は、減圧CVD法等を用いてアモルファスシリコンをバックゲートホール24及びメモリホールMHの内部に堆積させることにより形成される。減圧CVD法の終了後、熱工程が実行されることにより、アモルファスシリコンは結晶化されポリシリコンに変化する。本実施の形態では、アモルファスシリコンに含まれる炭素(C)が所定の割合で変化するように、炭素(C)を添加して堆積する。このとき、内側に中空を残しつつ、アモルファスシリコンを堆積する。
本実施の形態では、U字状半導体層63となるアモルファスシリコンを堆積させるためのCVD法を実行する場合において、モノシランガス(SiH)とモノメチルシランガス(CHSiH)の混合ガスをプロセスガスとして用いて、徐々にモノメチルシランガスの割合を減少させるのが好ましい。あるいはアセチレンガス(C)、ジクロロシラン(SiHCl)、水素(H)の混合ガスを用いて、徐々にアセチレンガスの割合を減少させるプロセスでも良い。ガス流量比を変えることで、炭素(C)濃度は、U字状半導体層63の下層部分で炭素(C)濃度が高く、上層に向けて徐々に炭素(C)濃度が小さくなるような濃度勾配を有する構造が形成できる。このアモルファスシリコン層が形成されたのち、結晶化熱処理を行う。例えば、N、530℃〜570℃、1時間〜24時間の条件で結晶化アニールを行う。この工程により、炭素がドープされたU字状半導体層63を形成することができる。なお、U字状半導体層63の膜厚は、上層と下層とで同一となるように形成する。
続いて、図20に示すように、U字状半導体層63の孔部内に、内部絶縁層64を形成する。その後、既知の工程により、所定の配線等を形成し、図15に示す不揮発性半導体記憶装置100を形成する。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態を、図21を参照して説明する。第3の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、U字状半導体層63の膜厚が、上層で大きく、下層で小さくなるように形成されている点において、第2の実施の形態と異なる。また、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、U字状半導体層63の炭素濃度の変化の状態が、第2の実施の形態と異なる。以下、図21を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
(第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の具体的構成)
図21は、第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100のメモリトランジスタ領域12の断面図である。また、図21は、カラム方向の断面を示している。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置でも、メモリホール35、ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの径が上層で大きく、下層で小さいテーパー形状を有する。その結果、U字状半導体層63及びメモリゲート絶縁層62は、積層方向の上方から下方に向かうに従い、その径が小さくなるように形成されている。
加えて、本実施の形態では、コア材となる内部絶縁層64は、ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの上部からメモリホール35の底部まで一定の太さで形成されている。その結果、U字状半導体層63は、メモリトランジスタ層30及び選択トランジスタ層40の領域では、上層で膜厚が大きく、下層に行くに従って膜厚が小さくなるように形成されている。
そして、U字状半導体層63は、積層方向に炭素(C)濃度勾配を持たせ、炭素(C)濃度が下層で小さく、上層に行くにつれて大きくなるように構成されている。本実施の形態においては、ドレイン側選択トランジスタSDTr及びソース側選択トランジスタSSTrのチャネルとなる部分のU字状半導体層63はポリシリコンあるいは炭素(C)濃度の大きい炭素(C)ドープシリコンから構成されている。これに限らず、ドレイン側選択トランジスタSDTr及びソース側選択トランジスタSSTrのチャネルとなる部分のU字状半導体層63は、炭素(C)濃度がメモリトランジスタ層30の炭素(C)濃度と不連続である、ノンドープポリシリコンあるいは炭素(C)濃度の小さい炭素(C)ドープシリコンとしても良い。
[効果]
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置においては、メモリホール35、ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの径が上層で大きく、下層で小さいテーパー形状を有する。また、U字状半導体層63は、メモリトランジスタ層30及び選択トランジスタ層40の領域では、上層で膜厚が大きく、下層で小さくなるように形成されている。上述の第2の実施の形態では、メモリホール35、ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aがテーパー形状を有するため、下層のメモリトランジスタMTrにデータの変動が生じやすくなっていた。この特性の変化に対応するため、第2の実施の形態では、U字状半導体層63の下層で炭素濃度が大きくなるように炭素を添加していた。
しかし、本実施の形態で示すように、U字状半導体層63の膜厚が上層で大きく、下層で小さい場合、上層のメモリトランジスタMTrでは電子が生じやすく、電位差が付きやすい。この場合、読み出し動作時に上層のメモリトランジスタMTrのデータの変動が生じやすくなる。不揮発性半導体記憶装置の微細化を進めていくと、U字状半導体層63の膜厚に起因する上層のメモリトランジスタMTrのデータ変動の影響が、テーパー形状に起因する下層のメモリトランジスタMTrのデータ変動の影響を上回ることがある。その結果、下層のワード線導電層32aの位置に構成されるメモリトランジスタMTrと、上層のワード線導電層32dの位置に構成されるメモリトランジスタMTrとでは、特性が変わってしまうおそれがある。
これに対し、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置では、U字状半導体層63が、積層方向に炭素(C)濃度勾配を持たせ、炭素(C)濃度が下層で小さく、上層に行くにつれて大きくなるように構成されている。上層のワード線導電層32aの位置に構成されるメモリトランジスタMTrでは、炭素が多くドープされたシリコンを用いているため、下層のワード線導電層32dの位置に構成されるメモリトランジスタMTrと比べて、伝導帯の下端Ecが上がるとともに、価電子帯の上端Evが下がる。その結果、上層のU字状半導体層63では、メモリトランジスタMTrのチャネルとして機能するU字状半導体層63内のチャネル電子密度が減少する。U字状半導体層63内のチャネル電子密度が減少すると、メモリトランジスタMTrの閾値電圧が高くなるため、読み出し動作時に電圧が印加されたとしても、この電圧による影響を低減することができ、メモリトランジスタMTrのデータを安定的に保持することができる。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置では、U字状半導体層63が、積層方向に炭素(C)濃度勾配を持たせることにより、上層と下層のメモリトランジスタMTrとの間の特性のばらつきを抑制することが可能となる。
[製造方法]
以下、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図22〜図23は、本実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、図18に示すメモリゲート絶縁層62、ドレイン側ゲート絶縁層61b及びソース側ゲート絶縁層61aを形成する工程までは、第2の実施の形態の製造方法と同様である。
図22に示すように、バックゲートホール24、メモリホールMH、ドレイン側ホール45a、及びソース側ホール45bを埋めるように、アモルファスシリコン(a−Si)を堆積させる。通常、チャネル半導体層は、減圧CVD法等を用いてアモルファスシリコンをバックゲートホール24及びメモリホールMHの内部に堆積させることにより形成される。減圧CVD法の終了後、熱工程が実行されることにより、アモルファスシリコンは結晶化されポリシリコンに変化する。本実施の形態では、アモルファスシリコンに含まれる炭素(C)が所定の割合で変化するように、炭素(C)を添加して堆積する。このとき、内側に中空を残しつつ、アモルファスシリコンを堆積する。
本実施の形態では、U字状半導体層63となるアモルファスシリコンを堆積させるためのCVD法を実行する場合において、モノシランガス(SiH)とモノメチルシランガス(CHSiH)の混合ガスをプロセスガスとして用いて、徐々にモノメチルシランガスの割合を増加させるのが好ましい。あるいはアセチレンガス(C)、ジクロロシラン(SiHCl)、水素(H)の混合ガスを用いて、徐々にアセチレンガスの割合を増加させるプロセスでも良い。ガス流量比を変えることで、炭素(C)濃度は、U字状半導体層63の上層部分で炭素(C)濃度が高く、下層に向けて徐々に炭素(C)濃度が小さくなるような濃度勾配を有する構造が形成できる。このアモルファスシリコン層が形成されたのち、結晶化熱処理を行う。例えば、N、530℃〜570℃、1時間〜24時間の条件で結晶化アニールを行う。この工程により、炭素がドープされたU字状半導体層63を形成することができる。なお、U字状半導体層63を一度成膜した後、U字状半導体層63の内部に均一の幅のメモリホールMHが残るように、U字状半導体層63をエッチングする。その結果、U字状半導体層63の膜厚は、上層で大きく、下層で小さくなるように形成される。
続いて、図23に示すように、U字状半導体層63の孔部内に、内部絶縁層64を形成する。その後、既知の工程により、所定の配線等を形成し、図21に示す不揮発性半導体記憶装置100を形成する。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態を、図24を参照して説明する。第4の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、U字状半導体層63に対して、炭素(C)に加えて、ゲルマニウム(Ge)がドープされている点において、第3の実施の形態と異なる。以下、図24を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
(第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の具体的構成)
図24は、第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100のメモリトランジスタ領域12の断面図である。また、図24は、カラム方向の断面を示している。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置でも、メモリホール35、ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの径が上層で大きく、下層で小さいテーパー形状を有する。
加えて、本実施の形態では、コア材となる内部絶縁層64は、ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの上部からメモリホール35の底部まで一定の太さで形成されている。その結果、U字状半導体層63は、メモリトランジスタ層30及び選択トランジスタ層40の領域では、上層で膜厚が大きく、下層に行くに従って膜厚が小さくなるように形成されている。
U字状半導体層63は、積層方向に炭素(C)濃度勾配を持たせ、炭素(C)濃度が下層で小さく、上層に行くにつれて大きくなるように構成されている。さらに、本実施の形態においては、U字状半導体層63は、積層方向にゲルマニウム(Ge)濃度勾配を持たせ、ゲルマニウム(Ge)濃度が下層で大きく、上層に行くにつれて小さくなるように構成されている。U字状半導体層63のゲルマニウム(Ge)濃度は、1〜30%程度とするのが好適であるが、これに限定されるものではない。求められるバンドギャップの大きさ(価電子帯の上昇)の程度などによって、適切なゲルマニウムの濃度が設定され得る。過剰なゲルマニウム(Ge)ドープはメモリトランジスタMTrのオフ時のリーク電流が増加してしまうおそれがある。そのため、U字状半導体層63のゲルマニウム(Ge)濃度は、1〜30%程度とするのが望ましい。
ドレイン側選択トランジスタSDTr及びソース側選択トランジスタSSTrのチャネルとなる部分のU字状半導体層63はポリシリコンあるいは炭素(C)濃度の大きい炭素(C)ドープシリコンから構成されている。これに限らず、ドレイン側選択トランジスタSDTr及びソース側選択トランジスタSSTrのチャネルとなる部分のU字状半導体層63は、炭素(C)濃度がメモリトランジスタ層30の炭素(C)濃度と不連続である、ノンドープポリシリコンあるいは炭素(C)濃度の小さい炭素(C)ドープシリコンとしても良い。
[効果]
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置においては、メモリホール35、ドレイン側ホール45b及びソース側ホール45aの径が上層で大きく、下層で小さいテーパー形状を有する。また、U字状半導体層63は、メモリトランジスタ層30及び選択トランジスタ層40の領域では、上層で膜厚が大きく、下層で小さくなるように形成されている。第3の実施の形態で示したように、U字状半導体層63の膜厚に起因する上層のメモリトランジスタMTrのデータ変動の影響が、テーパー形状に起因する下層のメモリトランジスタMTrのデータ変動の影響を上回ると、読み出し動作時に上層のメモリトランジスタMTrのデータの変動が生じやすくなる。その結果、下層のワード線導電層32aの位置に構成されるメモリトランジスタMTrと、上層のワード線導電層32dの位置に構成されるメモリトランジスタMTrとでは、特性が変わってしまうおそれがある。
図25A及び図25Bには、本実施の形態に係るU字状半導体層63のバンドギャップ図が示されている。図25Aに示すように、本実施の形態に係るU字状半導体層63は、炭素がドープされたシリコンを用いているため、伝導帯の下端Ecが上がる。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置では、U字状半導体層63が、積層方向に炭素(C)濃度勾配を持たせ、炭素(C)濃度が下層で小さく、上層に行くにつれて大きくなるように構成されている。上層のワード線導電層32aの位置に構成されるメモリトランジスタMTrでは、炭素が多くドープされたシリコンを用いているため、下層のワード線導電層32dの位置に構成されるメモリトランジスタMTrと比べて、伝導帯の下端Ecが上がる。その結果、上層のU字状半導体層63では、メモリトランジスタMTrのチャネルとして機能するU字状半導体層63内のチャネル電子密度が減少する。U字状半導体層63内のチャネル電子密度が減少すると、メモリトランジスタMTrの閾値電圧が高くなるため、読み出し動作時に電圧が印加されたとしても、この電圧による影響を低減することができ、メモリトランジスタMTrのデータを安定的に保持することができる。
また、本実施の形態に係るU字状半導体層63は、下層にゲルマニウムがドープされたシリコンを用いている。図25Bに示すように、ゲルマニウムがドープされた領域では、価電子帯の上端Evが上がり、伝導帯の下端Ecはシリコンとあまり変わらない。この場合、電子のトンネル確率はノンドープシリコンと同等であると考えられるが、ゲルマニウム(Ge)がドープされたU字状半導体層63では、径の小さい下層領域のメモリトランジスタMTrでしきい値を下げることができる。その結果、書き込み動作時/読み出し動作時の印加電圧を下げることが可能となる。動作電圧を低下させることにより、セル特性の劣化抑制効果がある。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置では、U字状半導体層63が、積層方向に炭素(C)濃度及びゲルマニウム(Ge)濃度勾配を持たせることにより、上層と下層のメモリトランジスタMTrとの間の特性のばらつきを抑制するとともに、メモリトランジスタMTr乗せる特性の劣化を防ぐことが可能となる。
[製造方法]
以下、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図26〜図27は、本実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の製造工程を説明する図である。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、図18に示すメモリゲート絶縁層62、ドレイン側ゲート絶縁層61b及びソース側ゲート絶縁層61aを形成する工程までは、第2の実施の形態の製造方法と同様である。
図26に示すように、バックゲートホール24、メモリホールMH、ドレイン側ホール45a、及びソース側ホール45bを埋めるように、アモルファスシリコン(a−Si)を堆積させる。通常、チャネル半導体層は、減圧CVD法等を用いてアモルファスシリコンをバックゲートホール24及びメモリホールMHの内部に堆積させることにより形成される。減圧CVD法の終了後、熱工程が実行されることにより、アモルファスシリコンは結晶化されポリシリコンに変化する。本実施の形態では、アモルファスシリコンに含まれる炭素(C)及びゲルマニウム(Ge)が所定の割合で変化するように、炭素(C)及びゲルマニウム(Ge)を添加して堆積する。このとき、内側に中空を残しつつ、アモルファスシリコンを堆積する。
本実施の形態では、U字状半導体層63となるアモルファスシリコンを堆積させるためのCVD法を実行する場合において、モノシランガス(SiH)と水素化ゲルマニウムガス(GeH)と水素(H)の混合ガスを用いて、水素化ゲルマニウムガスの割合を減少させる。また、モノシランガス(SiH)とモノメチルシランガス(CHSiH)の混合ガスをプロセスガスとして用いて、徐々にモノメチルシランガスの割合を増加させるのが好ましい。炭素をドープする場合にはアセチレンガス(C)、ジクロロシラン(SiHCl)、水素(H)の混合ガスを用いて、徐々にアセチレンガスの割合を増加させるプロセスでも良い。ガス流量比を変えることで、炭素(C)濃度は、U字状半導体層63の上層部分で炭素(C)濃度が高く、下層に向けて徐々に炭素(C)濃度が小さくなるような濃度勾配を有する構造が形成できる。また、ガス流量比を変えることで、ゲルマニウム(Ge)濃度は、U字状半導体層63の下層部分でゲルマニウム(Ge)濃度が高く、上層に向けて徐々にゲルマニウム(Ge)濃度が下がるような濃度勾配を有する構造が形成できる。このアモルファスシリコン層が形成されたのち、結晶化熱処理を行う。例えば、N、530℃〜570℃、1時間〜24時間の条件で結晶化アニールを行う。この工程により、炭素がドープされたU字状半導体層63を形成することができる。なお、U字状半導体層63を一度成膜した後、U字状半導体層63の内部に均一の幅のメモリホールMHが残るように、U字状半導体層63をエッチングする。その結果、U字状半導体層63の膜厚は、上層で大きく、下層で小さくなるように形成される。
続いて、図27に示すように、U字状半導体層63の孔部内に、内部絶縁層64を形成する。その後、既知の工程により、所定の配線等を形成し、図24に示す不揮発性半導体記憶装置100を形成する。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態を、図28を参照して説明する。第5の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、メモリトランジスタMTr内の電荷蓄積層ECとトンネル絶縁層TIとの間に、アルミナ(Al)膜70が設けられている点において上述の実施の形態と異なる。本実施の形態の構成は、上述の実施の形態のいずれに対しても適用することができる。以下、図28を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
(第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の具体的構成)
図28は本実施の形態に係るメモリトランジスタMTrを示す断面図である。図28は、カラム方向及び積層方向の断面を示している。メモリトランジスタMTr内の電荷蓄積層ECとトンネル絶縁層TIとの間に、アルミナ(Al)膜70が設けられている。このアルミナ(Al)膜70の厚さは、0.1nm〜1nm程度である。
電荷蓄積層EC及びトンネル絶縁層TIに用いられる材料は、上記の実施の形態にて説明したものに加え、電荷蓄積層ECとトンネル絶縁層TIとの間にアルミナ(Al)膜70を挿入した場合に、トンネル絶縁層TI側のバンドオフセットが電荷蓄積層EC側より押し上げられて、データ保持時に電荷蓄積層ECからトンネル絶縁層TI方向にデトラップされる電子を抑制する効果が発現する材料であれば良い。
[効果]
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置においては、電荷蓄積層ECとトンネル絶縁層TIとの間に、アルミナ(Al)膜70を設けることにより、ダイポールによって、トンネル絶縁層TIのバンドオフセットが押し上げられる。その結果、トンネル絶縁層TI方向にデトラップされる電子を減らすことができ、低電界時のリーク電流を抑制することが可能となる。そのため、メモリトランジスタMTrのデータ保持特性が改善される。
[第5の実施の形態の他の例]
図29は本実施の形態の他の例に係るメモリトランジスタMTrを示す断面図である。図29は、カラム方向及び積層方向の断面を示している。メモリトランジスタMTr内のトンネル絶縁層TIの内部に、アルミナ(Al)膜70及び窒化シリコン膜71が設けられている。このアルミナ(Al)膜70の厚さは、0.1nm〜1nm程度である。
図29に示す本例のトンネル絶縁層TIの構成は、シリコン酸化膜/アルミナ(Al)膜70/窒化シリコン膜71/シリコン酸化膜の積層構造である。トンネル絶縁層TIの構成は、シリコン酸化膜/アルミナ(Al)膜70/シリコン酸化膜の積層構造、酸窒化シリコン膜/アルミナ(Al)膜70/酸窒化シリコン膜の積層構造、又はシリコン酸化膜/アルミナ(Al)膜70/窒化シリコン膜の積層構造であってもよい。
[効果]
本例の不揮発性半導体記憶装置においては、トンネル絶縁層TIの内部に、アルミナ(Al)膜70を設けることにより、トンネル絶縁層TIのバンドオフセットが押し上げられる。その結果、トンネル絶縁層TI方向にデトラップされる電子を減らすことができ、低電界時のリーク電流を抑制することが可能となる。そのため、メモリトランジスタMTrのデータ保持特性が改善される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、本実施の形態のU字状半導体層63は、下端が接続されたU字状の形状を有しているが、メモリストリングのチャネルとなる半導体層は、必ずしもU字状に限られるものではない。半導体基板Baに垂直なI字状に形成したメモリストリングのチャネルとなる半導体層に対して、上述の実施の形態を適用することも可能である。
100・・・不揮発性半導体記憶装置、 12・・・メモリトランジスタ領域、 13・・・ワード線駆動回路、 14・・・ソース側選択ゲート線駆動回路、 15・・・ドレイン側選択ゲート線駆動回路、 16・・・センスアンプ、 17・・・ソース線駆動回路、 18・・・バックゲートトランジスタ駆動回路、 20・・・バックゲートトランジスタ層、 30・・・メモリトランジスタ層、 40・・・選択トランジスタ層、 Ba・・・半導体基板、 CLmn・・・U字状半導体、 MTr1mn〜MTr8mn・・・メモリトランジスタ、 SSTrmn・・・ソース側選択トランジスタ、 SDTrmn・・・ドレイン側選択トランジスタ、 BGTrmn・・・バックゲートトランジスタ。

Claims (6)

  1. 電気的に書き換え可能な複数のメモリトランジスタを直列接続してなるメモリストリングを備え、
    前記メモリストリングは、
    基板に対して垂直な積層方向に延びる柱状に形成される第1半導体層と、
    前記第1半導体層の側面を取り囲むように形成されたトンネル絶縁膜と、
    前記トンネル絶縁膜を取り囲むように形成されて、電荷を蓄積可能に構成された電荷蓄積膜と、
    前記電荷蓄積膜を取り囲むように形成されたブロック絶縁膜と、
    前記ブロック絶縁膜を取り囲むように形成され、前記積層方向に沿って所定の間隔をもって配置された複数の第1導電層とを備え、
    前記第1半導体層は、炭素が添加されたシリコンにより形成されており、前記積層方向の上部と下部とで、その炭素濃度が異なるように形成されている
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1半導体層は、前記積層方向の上方から下方に向かうに従い、その径が小さくなるように形成され、
    前記第1半導体層は、前記積層方向の上方から下方まで略同一の膜厚を有するとともに、前記積層方向の上方から下方に向かうに従い、その炭素濃度が大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第1半導体層は、前記積層方向の上方から下方に向かうに従い、その径が小さくなるように形成され、
    前記第1半導体層は、前記積層方向の上方から下方に向かうに従い、その膜厚が大きくなるとともに、前記積層方向の上方から下方に向かうに従い、その炭素濃度が小さくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第1半導体層は、炭素及びゲルマニウムが添加されたシリコンにより形成されており、
    前記第1半導体層は、前記積層方向の上方から下方に向かうに従い、その炭素濃度が小さくなるとともに、前記積層方向の上方から下方に向かうに従い、そのゲルマニウム濃度が大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記トンネル絶縁膜と前記電荷蓄積膜との間に設けられたアルミナ膜をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記トンネル絶縁膜の内部に設けられたアルミナ膜をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の不揮発性半導体記憶装置。
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