JP2015055451A - 空調システム及び空調方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の部屋を対象として空調を行うにあたり、居住者それぞれの快適性を確保できる空調システム及び空調方法を得る。
【解決手段】室内ユニット2a,2b間で異なる温度の風を生成し、集合管461〜464それぞれへ送り、混合する。このとき、バルブ45a,45bの開度を調節して、室内ユニット2aからの風と室内ユニット2bからの風の混合比を調節することで、混合空気をそれぞれの設定温度とする。それぞれの設定温度となった空気は、ダクト51〜54を介して各部屋へと吹き出す。
【選択図】図2
【解決手段】室内ユニット2a,2b間で異なる温度の風を生成し、集合管461〜464それぞれへ送り、混合する。このとき、バルブ45a,45bの開度を調節して、室内ユニット2aからの風と室内ユニット2bからの風の混合比を調節することで、混合空気をそれぞれの設定温度とする。それぞれの設定温度となった空気は、ダクト51〜54を介して各部屋へと吹き出す。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数の部屋を対象として空調を行う空調システム及び空調方法に関するものである。
従来、複数の部屋を対象として空調を行う空調システムにおいては、ユーザによる温度設定入力が可能な温度設定スイッチと、部屋の空気温度を検出する部屋内空気温度センサと、ユーザが所望する涼しさ増加度合いや暖かさ増加度合いの体感度数を入力する体感度数入力スイッチと、部屋内の輻射熱源の表面温度を検出する表面温度センサと、空調システムを統括的に制御する制御装置とを備え、ユーザによる体感度数入力スイッチの操作に応じて目標温度を演算することで、ユーザの体感を反映した空調を行っていた(例えば特許文献1)。
ところで、体感温度は居住者それぞれで異なるため、部屋ごとに違う温熱環境の要求が生じる。そして、上記のような従来の、複数の部屋を対象とする空調システムでは、熱源機を含む空調ユニットで生成された温風又は冷風を、給気ダクトを介してそのまま各部屋の吹き出し口から吹き出しているため、吹き出し口からの吹き出し風量を各部屋ごとに調節することにより、部屋ごとに違う温熱環境を実現することが考えられる。
しかし、吹き出し風量の調節だけで、部屋間で温度差を設けた空調を行うには限界があるため、従来の複数の部屋を対象とする空調システムでは、居住者それぞれの快適性を確保することが難しい。
また、各部屋の吹き出し口からの吹き出し温度についても、快適と感じる温度は居住者それぞれで異なるが、従来の複数の部屋を対象とする空調システムでは、吹き出し口からの吹き出し温度はどの部屋においても同じとなるため、この点でも居住者それぞれの快適性を確保することが難しかった。
しかし、吹き出し風量の調節だけで、部屋間で温度差を設けた空調を行うには限界があるため、従来の複数の部屋を対象とする空調システムでは、居住者それぞれの快適性を確保することが難しい。
また、各部屋の吹き出し口からの吹き出し温度についても、快適と感じる温度は居住者それぞれで異なるが、従来の複数の部屋を対象とする空調システムでは、吹き出し口からの吹き出し温度はどの部屋においても同じとなるため、この点でも居住者それぞれの快適性を確保することが難しかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、複数の部屋を対象として空調を行いつつ、居住者それぞれの快適性を確保できる空調システム及び空調方法を得ることを目的とする。
この発明に係る空調システムは、異なる温度の風を生成する第1及び第2の風生成部と、第1及び第2の風生成部が生成した異なる温度の風の混合比を調節し、混合した混合空気がそれぞれの設定温度となるように制御する複数の混合制御部と、複数の混合制御部それぞれで制御した混合空気を、それぞれ対応する部屋へ通す複数のダクトとを備えることを特徴とするものである。
この発明に係る空調方法は、第1及び第2の風生成部が、異なる温度の風を生成する風生成ステップと、複数の混合制御部が、風生成ステップで生成した異なる温度の風の混合比を調節し、混合した混合空気がそれぞれの設定温度となるように制御する混合制御ステップとを備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、複数の部屋を対象として空調を行いつつ、居住者それぞれの快適性を確保することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る空調システムの概略構成図である。この空調システムは、複数の部屋を対象に空調を行うものであり、ここでは、建物内の部屋101〜104の4つの部屋を対象とした場合を例に示す。
なお、部屋数、部屋構成等はこれに限るものではなく、また、戸建て、集合住宅の形態も問わない。
図1は、この発明の実施の形態1に係る空調システムの概略構成図である。この空調システムは、複数の部屋を対象に空調を行うものであり、ここでは、建物内の部屋101〜104の4つの部屋を対象とした場合を例に示す。
なお、部屋数、部屋構成等はこれに限るものではなく、また、戸建て、集合住宅の形態も問わない。
この発明の実施の形態1に係る空調システムは、換気システムに空調機能を組み合わせたものであり、室外に設けられる室外ユニット1と、室内に設けられる室内ユニット(風生成部)2a,2b、換気ユニット3、ミキシングユニット4、ダクト5a,5b,51〜54、制御部(不図示)から構成される。
室外ユニット1は、外気と冷媒を熱交換させるものであり、圧縮機、水冷式の熱交換器(又は空冷式の熱交換器とファン)等を有し、冷媒の循環ライン(不図示)を介して室内ユニット2a,2bと接続される。
室外ユニット1は、外気と冷媒を熱交換させるものであり、圧縮機、水冷式の熱交換器(又は空冷式の熱交換器とファン)等を有し、冷媒の循環ライン(不図示)を介して室内ユニット2a,2bと接続される。
2台の室内ユニットである室内ユニット2a,2bは、例えば廊下に設けられ、それぞれ熱交換器、ファン等を有する。室内ユニット2a,2bは、室外ユニット1から冷媒の循環ラインを介して送られた冷媒と、取り入れた空気を、熱交換器で熱交換させ、熱交換後の空気をファンにより送り出すことで、温風又は冷風を生成する。室内ユニット2aにより生成された温風又は冷風は、ダクト5aを介して、室内ユニット2bにより生成された温風又は冷風は、ダクト5bを介してミキシングユニット4へそれぞれ送られる。
室内ユニット2a,2bに取り入れられる空気は、後述する換気ユニット3で熱交換された外気の他、部屋101〜104からの戻り空気も考えられる。
室内ユニット2a,2bに取り入れられる空気は、後述する換気ユニット3で熱交換された外気の他、部屋101〜104からの戻り空気も考えられる。
室外ユニット1からの冷媒の流量を、室内ユニット2a,2b間で異なる量とすること、または、室外ユニット1からの冷媒の流量は室内ユニット2a,2bで同じとし、冷媒と熱交換させる空気の流量を室内ユニット2a,2b間で異なる量とすること等により、室内ユニット2a,2b間で異なる温度の温風又は冷風を生成することができる。
または、室外ユニット1を室内ユニット2a用及び室内ユニット2b用に2台設置し、一方の室外ユニット1と室内ユニット2a、他方の室外ユニット1と室内ユニット2bでそれぞれ独立的に運転を行い、室内ユニット2a,2b間で異なる温度の温風又は冷風を生成してもよい。
または、室外ユニット1を室内ユニット2a用及び室内ユニット2b用に2台設置し、一方の室外ユニット1と室内ユニット2a、他方の室外ユニット1と室内ユニット2bでそれぞれ独立的に運転を行い、室内ユニット2a,2b間で異なる温度の温風又は冷風を生成してもよい。
換気ユニット3は、例えば廊下に設けられ、熱交換器、ファン等を有し、換気を行う。具体的には、不図示のダクトを介して外気を取り入れるとともに、部屋101〜104に設けた不図示の吸気口から部屋101〜104内の空気を取り入れ、両者を熱交換器で熱交換させる。熱交換後の外気は室内ユニット2a,2bへ送り、熱交換後の部屋101〜104からの空気は屋外へ不図示のダクトを介して排出する。
以上の室外ユニット1、室内ユニット2a,2b、換気ユニット3は、一般的な空調設備で設けられるものと同様の構成、機能を有するものであるため、詳細な動作原理等については省略する。
以上の室外ユニット1、室内ユニット2a,2b、換気ユニット3は、一般的な空調設備で設けられるものと同様の構成、機能を有するものであるため、詳細な動作原理等については省略する。
ミキシングユニット4は、例えば天井裏に設けられ、室内ユニット2a,2bから送られる温風又は冷風を混合し、混合した空気をダクト51〜54を介して部屋101〜104へ送り出す。ダクト51〜54の先端が各部屋の吹き出し口に繋がっている。
この発明の実施の形態1に係る空調システムは、室外ユニット1、室内ユニット2a,2b、換気ユニット3、ミキシングユニット4を制御部(不図示)が総括的に制御することで、1つのシステムとして機能する。
この発明の実施の形態1に係る空調システムは、室外ユニット1、室内ユニット2a,2b、換気ユニット3、ミキシングユニット4を制御部(不図示)が総括的に制御することで、1つのシステムとして機能する。
なお、室外ユニット1、室内ユニット2a,2b、換気ユニット3、ミキシングユニット4、ダクト5a,5b,51〜54の設置位置は、上記で示したものに限らない。例えば、外気の取り入れ及び排出が可能であれば室外ユニット1を室内に設置してもよい。または、室内ユニット2a,2bを廊下以外の室内(天井裏等)又は室外に設置してもよい。また、換気ユニット3を廊下以外の室内(天井裏等)に設置してもよい。また、ミキシングユニット4を天井裏以外の室内(廊下等)に設置してもよい。
また、室内ユニット2a,2bとミキシングユニット4が近傍に設置されている場合は、ダクト5a,5bを省略して、室内ユニット2a,2bから直接ミキシングユニット4へ送風してもよい。
また、室内ユニット2a,2bとミキシングユニット4が近傍に設置されている場合は、ダクト5a,5bを省略して、室内ユニット2a,2bから直接ミキシングユニット4へ送風してもよい。
ここで、ミキシングユニット4について詳細に説明する。図2(a)はミキシングユニット4の斜視図、図2(b)はミキシングユニット4の平面図である。
ミキシングユニット4は、入口側(室内ユニット2a,2bとの接続側)から出口側(部屋101〜104との接続側)を見た際に、分岐管41a,41b、ダクト42a,42b、分岐管43a,43b、ダクト44a,44b、バルブ45a,45b、集合管461〜464の順で接続され、構成される。
ミキシングユニット4は、入口側(室内ユニット2a,2bとの接続側)から出口側(部屋101〜104との接続側)を見た際に、分岐管41a,41b、ダクト42a,42b、分岐管43a,43b、ダクト44a,44b、バルブ45a,45b、集合管461〜464の順で接続され、構成される。
分岐管41aにはダクト5aが、分岐管41bにはダクト5bが接続されており、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風は、分岐管41a,41bによりそれぞれ2方向に分岐される。分岐管41aで分岐された室内ユニット2aから送られた温風又は冷風は、ダクト42aを通り分岐管43aに入る。同様に、分岐管41bで分岐された室内ユニット2bから送られた温風又は冷風は、ダクト42bを通り分岐管43bに入る。分岐管41a,41bにて2分岐される構成であるため、ダクト42a,42bと分岐管43a,43bは、それぞれ2つずつ設けられる。
室内ユニット2aから送られた温風又は冷風は、分岐管43aで更に2方向に分岐され、ダクト44aを通り、集合管461〜464に入る。同様に、室内ユニット2bから送られた温風又は冷風は、分岐管43bで更に2方向に分岐され、ダクト44bを通り、集合管461〜464に入る。ダクト44a,44bは、それぞれ4つずつ設けられ、1つのダクト44aと1つのダクト44bを1組として、集合管461〜464それぞれに1組ずつ接続される。
ここで、集合管461〜464には、ダクト44aに対してバルブ45aが、ダクト44bに対してバルブ45bが設けられている。上記のとおりダクト44a,44bは、それぞれ4つずつ設けられているので、バルブ45a,45bは、それぞれ4つずつ設けられる。バルブ45a,45bの開度を調節することにより、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の、集合管461〜464への流入量つまり混合比が調節される。バルブ45a,45bは、風量調節可能なダンパであってもよい。また、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の混合比が調節可能であれば、バルブ45aと、当該バルブ45aと対になるバルブ45bを、図2に示すようにそれぞれ別個とせずに、一体的に構成してもよい。
なお、ミキシングユニット4の各構成の制御は、ミキシングユニット制御部(不図示)により行われる。
また、分岐管41a,41b、分岐管43a,43bにより、分岐部が構成される。
また、バルブ45a,45b、集合管461〜464、ミキシングユニット制御部により、混合制御部が構成される。
なお、ミキシングユニット4の各構成の制御は、ミキシングユニット制御部(不図示)により行われる。
また、分岐管41a,41b、分岐管43a,43bにより、分岐部が構成される。
また、バルブ45a,45b、集合管461〜464、ミキシングユニット制御部により、混合制御部が構成される。
集合管461にはダクト51が、集合管462にはダクト52が、集合管463にはダクト53が、集合管464にはダクト54がそれぞれ接続されており、室内ユニット2aから送られた温風又は冷風と、室内ユニット2bから送られた温風又は冷風を混合した空気が、ダクト51〜54を介して部屋101〜104へ吹き出される。
なお、分岐管41a,41b、分岐管43a,43bは、2分岐でなく、適宜3分岐以上の多分岐のものを用いてもよい。また、分岐管、集合管に代えて、チャンバ―ボックスを用いて、空気の分岐、混合を行う構成としてもよい。
また、分岐管43a,43b、ダクト42a,42b,44a,44b、バルブ45a,45b、集合管それぞれの設置数も上記に示すものに限らない。例えば、41a,bが4分岐の構成であれば、ダクト42a,42b,分岐管43a,43bは省略可能である。
また、分岐(分岐管及びチャンバ―ボックスにて、ダクトを接続可能な箇所)を必要最小限の数よりも多く設けて、ダクトが未接続となっている分岐を有するようにミキシングユニット4を構成してもよい。つまり、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風が分岐して通れるダクトの数を変更可能とする構成である。このように構成することで、空調対象の部屋が増えて吹き出し口を新設するとき等、吹き出し口の設置数等の変化に容易に対応することができる。
また、分岐管43a,43b、ダクト42a,42b,44a,44b、バルブ45a,45b、集合管それぞれの設置数も上記に示すものに限らない。例えば、41a,bが4分岐の構成であれば、ダクト42a,42b,分岐管43a,43bは省略可能である。
また、分岐(分岐管及びチャンバ―ボックスにて、ダクトを接続可能な箇所)を必要最小限の数よりも多く設けて、ダクトが未接続となっている分岐を有するようにミキシングユニット4を構成してもよい。つまり、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風が分岐して通れるダクトの数を変更可能とする構成である。このように構成することで、空調対象の部屋が増えて吹き出し口を新設するとき等、吹き出し口の設置数等の変化に容易に対応することができる。
続いて、ミキシングユニット4の動作について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
空調システムの動作時、ミキシングユニット制御部は、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の温度を測る温度センサ(不図示)により、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の温度を取得する(ステップST1)。
空調システムの動作時、ミキシングユニット制御部は、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の温度を測る温度センサ(不図示)により、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の温度を取得する(ステップST1)。
なお、温度センサは、室内ユニット2a,2b内に設けてもよいし、ミキシングユニット4内の例えば分岐管41a,41bに設けてもよい。また、部屋101〜104へ吹き出されるまでの熱損失を考慮して、温度センサから取得した温度値を補正した値を後述する処理に用いてもよい。
次に、ミキシングユニット制御部は、部屋101〜104それぞれへの吹き出し温度の設定値を取得する(ステップST2)。
各部屋への吹き出し温度の設定値は、例えば部屋101〜104それぞれにリモコンを設置し、居住者がこのリモコンを操作して設定した吹き出し温度の値である。または、制御部が各部屋の状況(容積、人数、部屋内空気温度等)、居住者が設定した制御要素(運転モード、部屋内設定空気温度等)に応じて適当な吹き出し温度の設定値を算出し、ミキシングユニット制御部へ出力するようにしてもよい。
各部屋への吹き出し温度の設定値は、例えば部屋101〜104それぞれにリモコンを設置し、居住者がこのリモコンを操作して設定した吹き出し温度の値である。または、制御部が各部屋の状況(容積、人数、部屋内空気温度等)、居住者が設定した制御要素(運転モード、部屋内設定空気温度等)に応じて適当な吹き出し温度の設定値を算出し、ミキシングユニット制御部へ出力するようにしてもよい。
なお、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の温度は、制御部が制御する室外ユニット1及び室内ユニット2a,2bでの熱処理に依存する。このため、ステップST1でミキシングユニット制御部が取得する温度は、居住者が希望する温熱環境に応じて制御部が室外ユニット1及び室内ユニット2a,2bを制御することによる成り行きの温度となる。または、ステップST2で吹き出し温度の設定値を得た次のサイクルにおいては、該設定値を実現するのに最も効率的な室内ユニット2a,2bからの温風又は冷風を得られるように、室内ユニット2a,2bから送られる温風又は冷風の温度を積極的に制御部が制御してもよい。
次に、ミキシングユニット制御部は、部屋101〜104への吹き出し温度がステップST2で取得した設定温度になるように、バルブ45a,45bを制御して、バルブ45a,45bの開度を調節する(ステップST3)。
ここでは、室内ユニット2aから送られた風が15度、室内ユニット2bから送られた風が25度、部屋101への吹き出し設定温度が15度、部屋102への吹き出し設定温度が20度、部屋103への吹き出し設定温度が20度、部屋104への吹き出し設定温度が25度であったものとして説明する。
ここでは、室内ユニット2aから送られた風が15度、室内ユニット2bから送られた風が25度、部屋101への吹き出し設定温度が15度、部屋102への吹き出し設定温度が20度、部屋103への吹き出し設定温度が20度、部屋104への吹き出し設定温度が25度であったものとして説明する。
この場合、部屋101へのダクト51につながる集合管461へ入る室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の流量を調節するバルブ45a,45bについては、バルブ45aを開、バルブ45bを閉とする。
また、部屋102へのダクト52につながる集合管462へ入る室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の流量を調節するバルブ45a,45bについては、どちらも開とする。このとき、バルブ45a,45bを通る流量が同程度となるようにバルブ45a,45bを開とする。具体的には、室内ユニット2a,2bで生成する温風又は冷風の風量が同じであれば、バルブ45a,45bの開度は同じとすればよく、室内ユニット2a,2bで生成する温風又は冷風の風量がそもそも異なるのであれば、その風量を考慮した開度とすればよい。
また、部屋102へのダクト52につながる集合管462へ入る室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の流量を調節するバルブ45a,45bについては、どちらも開とする。このとき、バルブ45a,45bを通る流量が同程度となるようにバルブ45a,45bを開とする。具体的には、室内ユニット2a,2bで生成する温風又は冷風の風量が同じであれば、バルブ45a,45bの開度は同じとすればよく、室内ユニット2a,2bで生成する温風又は冷風の風量がそもそも異なるのであれば、その風量を考慮した開度とすればよい。
また、部屋103へのダクト53につながる集合管463へ入る室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の流量を調節するバルブ45a,45bについては、どちらも開とする。このとき、バルブ45a,45bを通る流量が同程度となるようにバルブ45a,45bを開とする。
また、部屋104へのダクト54につながる集合管464へ入る室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の流量を調節するバルブ45a,45bについては、バルブ45aを閉、バルブ45bを開とする。
また、部屋104へのダクト54につながる集合管464へ入る室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の流量を調節するバルブ45a,45bについては、バルブ45aを閉、バルブ45bを開とする。
このようにして、集合管461〜464で混合されて吹き出し設定温度となった風は、ダクト51〜54を通り、部屋101〜104それぞれへと吹き出される。
なお、同一の集合管に対して設けられた一組のバルブ45a,45bでは、開度の比によって混合後の温度を設計するが、その比を保ちつつどの程度バルブ45a,45bを開くかは、居住者が設定する吹き出し口からの吹き出し風量等を考慮して調節すればよい。
また、空調システムの運転開始時、又は、急激に吹き出し温度の設定値が変化したとき等には、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の混合比を変更しても設定値を満足できないことがある。この場合は、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の温度のうち、吹き出し温度の設定値に近い方の温風又は冷風のみを吹き出すようにバルブ45a,45bを制御するなどすればよい。
なお、同一の集合管に対して設けられた一組のバルブ45a,45bでは、開度の比によって混合後の温度を設計するが、その比を保ちつつどの程度バルブ45a,45bを開くかは、居住者が設定する吹き出し口からの吹き出し風量等を考慮して調節すればよい。
また、空調システムの運転開始時、又は、急激に吹き出し温度の設定値が変化したとき等には、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の混合比を変更しても設定値を満足できないことがある。この場合は、室内ユニット2a,2bから送られた温風又は冷風の温度のうち、吹き出し温度の設定値に近い方の温風又は冷風のみを吹き出すようにバルブ45a,45bを制御するなどすればよい。
以上のようにこの実施の形態1によれば、複数の部屋を対象に空調を行う空調システムにおいて、異なる温度の風を生成する室内ユニット2a,2bと、室内ユニット2a,2bが生成した異なる温度の風の混合比を調節し、混合した混合空気がそれぞれの設定温度となるように制御するバルブ45a,45b、集合管461〜464、ミキシングユニット制御部と、混合空気を、それぞれ対応する部屋101〜104へ通すダクト51〜54を備えたので、部屋間で温度差を設けた空調を行いやすく、また、吹き出し口からの吹き出し温度も部屋ごとに設定できるため、居住者それぞれの快適性を確保することができる。
また、室内ユニット2a,2bが生成した異なる温度の風を、それぞれ複数に分岐させる分岐管41a,41b、分岐管43a,43bを備え、分岐管41a,41b、分岐管43a,43bから室内ユニット2a,2bが生成した異なる温度の風が分岐する数は、それぞれ可変としたので、空調対象の部屋が増えて吹き出し口を新設するとき等、吹き出し口の設置数等の変化に容易に対応することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 室外ユニット
2a,2b 室内ユニット(風生成部)
3 換気ユニット
4 ミキシングユニット
5a,5b ダクト
41a,41b 分岐管(分岐部)
42a,42b ダクト
43a,43b 分岐管(分岐部)
44a,44b ダクト
45a,45b バルブ(混合制御部)
461〜464 集合管(混合制御部)
51〜54 ダクト
101〜104 部屋
2a,2b 室内ユニット(風生成部)
3 換気ユニット
4 ミキシングユニット
5a,5b ダクト
41a,41b 分岐管(分岐部)
42a,42b ダクト
43a,43b 分岐管(分岐部)
44a,44b ダクト
45a,45b バルブ(混合制御部)
461〜464 集合管(混合制御部)
51〜54 ダクト
101〜104 部屋
Claims (3)
- 複数の部屋を対象に空調を行う空調システムにおいて、
異なる温度の風を生成する第1及び第2の風生成部と、
前記第1及び第2の風生成部が生成した異なる温度の風の混合比を調節し、混合した混合空気がそれぞれの設定温度となるように制御する複数の混合制御部と、
前記複数の混合制御部それぞれで制御した混合空気を、それぞれ対応する前記部屋へ通す複数のダクトとを備えることを特徴とする空調システム。 - 前記第1及び第2の風生成部が生成した異なる温度の風を、それぞれ複数に分岐させる分岐部を備え、
前記分岐部から前記第1及び第2の風生成部が生成した異なる温度の風が分岐する数は、それぞれ可変であることを特徴とする請求項1記載の空調システム。 - 複数の部屋を対象に複数のダクトを用いて空調を行う空調システムの空調方法において、
第1及び第2の風生成部が、異なる温度の風を生成する風生成ステップと、
複数の混合制御部が、前記風生成ステップで生成した異なる温度の風の混合比を調節し、混合した混合空気がそれぞれの設定温度となるように制御する混合制御ステップとを備えることを特徴とする空調方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115247841A (zh) * | 2022-07-30 | 2022-10-28 | 美的集团武汉暖通设备有限公司 | 空调***及其控制方法、装置 |
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2013
- 2013-09-13 JP JP2013190555A patent/JP2015055451A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115247841A (zh) * | 2022-07-30 | 2022-10-28 | 美的集团武汉暖通设备有限公司 | 空调***及其控制方法、装置 |
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