JP7002918B2 - 換気システム、空調システム、換気方法及びプログラム - Google Patents

換気システム、空調システム、換気方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、換気システム、空調システム、換気方法及びプログラムに関する。
近年、空調機器に使用される冷媒が直接大気に放出されることにより、同質量の二酸化炭素の数千倍もの温暖化効果を与えている事が問題になっている。冷媒のGWP(温暖化係数)が高いために、空調機器に使用される冷媒量の規制が進められている。これに伴い、直膨系と呼ばれる空調システムに関しては、使用している冷媒量が多いために、冷媒量を減らすための様々な技術がある。ここで、直膨系のシステムは、冷媒を室内機で直接膨張させて冷熱を得るシステムである。一方で、直膨系ではない間接系のシステムへの置き換えも進んでいる。
間接系の代表的な空調システムとして、空冷チラーが挙げられる。空冷チラーは、冷媒を用いて冷水を生成し、その冷水を水配管を通じて室内へ直接供給し、或いは冷水により冷却した空気をダクトで室内に搬送することで、室内の空調を行う。
オフィス、病院、学校に代表される住宅以外の施設では、空調と同じく換気も空調システムが担う重要な役割である。換気をする際に、外気をそのまま室内に導入するのではなく、一度冷却、除湿、加熱、加湿のいずれかの処理を行ったあとに室内に導入する機器及び空調システムを外調機と呼ぶことがあり、また室内空気の空調機及び空調システムを内調機と呼ぶことがある。
従来、内調機、外調機ともに直膨系のシステムで構成されることが多かったが、前述の冷媒量規制による間接系システムへの置き換えの推進から、内調機を直膨系で構成し、外調機を間接系で構成するケースが多くなっている。
しかしながら、内調機と外調機はそれぞれ独立に制御されるため、内調機と外調機とを含むシステム全体の総合エネルギー効率は必ずしも高いとは限らない。そこで、内調機と外調機を合わせた空調システムを1つの系とみなして、様々な条件下において系のエネルギー効率が最高となるように、系を予めモデル化して最適運転ポイントで制御をかける技術がある(例えば、非特許文献1を参照)。また、直膨系の内調機に顕熱負荷のみを処理させることで、省エネルギーを図る技術も提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003-247741号公報
東芝レビューVol.68 No.12(2013)p.26~29
しかしながら、非特許文献1の技術では、内調機及び外調機それぞれの特性をモデル化する必要があるため、事前の準備作業が複雑であり、種々の構成を有する空調システムに柔軟に対応することは難しい。その結果、十分な省エネルギー性を確保することができないおそれがある。また、特許文献1の技術では、潜熱負荷を処理する際の省エネルギーについては十分に考慮されているとはいえず、省エネルギー性を向上させる余地があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、空調システムの省エネルギー性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の換気システムは、冷媒回路を流れる冷媒と流体との間で熱交換を行う第1熱交換器と、流体を送り出すポンプと、流体と室内空間の外部から取り入れた空気との間で熱交換を行う第2熱交換器と、を通して流体を循環させる流体回路と、室内空間における湿度と、外部における湿度と、のいずれか一方の湿度の計測値を示す湿度情報を取得する第1取得手段と、第2熱交換器によって熱交換された空気を室内空間に送風する送風手段と、湿度情報により示される湿度の計測値から得る指標値が基準値より小さくなると、送風手段によって室内空間に送風される空気の温度を制御して、指標値が基準値に等しいときの空気の温度から上昇させる第1制御手段と、室内空間における湿度の目標値を設定する設定手段と、を備え、指標値は、湿度情報により示される湿度の計測値と設定手段により設定される湿度の目標値との差である
本発明によれば、空調システムの省エネルギー性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る空調システムの構成を示す図 温度調整システムの冷媒回路を示す図 換気システムの流体回路を示す図 制御装置の機能的な構成を示す図 制御装置によって実行される空調処理を示すフロー図 温度差と冷媒蒸発温度との関係を示す図 湿度差と吹出温度との関係を示す図 本発明の実施の形態2に係る換気システムの構成を示す図 実施の形態2に係る湿度の計測値と吹出温度との関係を示す図 換気装置の変形例を示す図 流体回路の変形例を示す図 湿度差と吹出温度との関係の変形例を示す図
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
図1には、実施の形態1に係る空調システム100の構成が示されている。空調システム100は、空調対象となる室内空間102内の空気を調和して、室内空間102をユーザにとって快適な状態にするシステムである。室内空間102は、例えば、工場、オフィス、病院、学校、他の公共施設及び住宅に代表される建物内に設けられた部屋である。ただし、室内空間102は、これには限定されず、車両、船舶及び航空機に代表される乗り物の内部に設けられた空間であってもよいし、地下空間であってもよい。さらに、室内空間102は、密閉されている空間に限られず、一部が外気と通じていてもよい。
空調システム100は、図1に示されるように、室内空間102の空気の温度を調整する温度調整システム110を有し、室内空間102の空気を換気する換気システム120を有している。図1には、温度調整システム110及び換気システム120によって形成される気流の向きが白抜きの矢印で模式的に示されている。
温度調整システム110は、いわゆる内調機に相当し、室内空間102の空気を取り入れて、この空気の温度を調整してから室内空間102に送風する直膨系のシステムである。温度調整システム110は、空調システム100によって処理される空調負荷のうち主に顕熱負荷を処理する。換言すると、温度調整システム110は、温度の目標値と実測値との差を顕熱負荷として、当該顕熱負荷に応じて冷媒の蒸発温度を制御することにより、省エネルギー性を実現する。
換気システム120は、いわゆる外調機に相当し、室内空間102の外部から空気を取り入れて、この空気を除湿してから室内空間102に送風する。換気システム120は、空調システム100によって処理される空調負荷のうち主に潜熱負荷を処理する。換言すると、換気システム120は、湿度の目標値と実測値との差を潜熱負荷として、当該潜熱負荷に応じて給気温度を制御することにより、簡素な構成で容易に省エネルギー性を向上させる。なお、本実施の形態に係る換気システム120は、室内空間102の空気を積極的に排気するための構成を有していない。室内空間102からは、出入り口、窓、又は換気口を通して適宜排気される。
より詳細には、空調システム100は、外気と熱交換を行うための室外機20と、室内空間102に空調空気を吹き出す室内機30,31と、換気システム120の熱源として機能する熱源機40と、外気を除湿して室内空間102に供給する換気装置50と、空調システム100の構成要素を制御する制御装置60と、室内空間102の温湿度を計測する温湿度計測器61と、を有している。
室外機20と室内機30,31とは、冷媒配管20aを介して接続されている。室内機30,31は、天井裏101に設置される天井埋め込み型の空調機器である。熱源機40と換気装置50とは、水配管40aを介して接続されている。換気装置50は、天井裏101に配設された給気ダクト50aを介して室内空間102に空気を供給する。室外機20、熱源機40及び換気装置50は、室内空間102を内部に有する建物の壁面又は屋上に代表される室外に設置される。
図2には、室外機20及び室内機30,31によって形成される冷媒回路71が示されている。
室外機20は、図2に示されるように、冷媒を圧縮する圧縮機21と、圧縮機の周波数を調整する周波数調整部22と、圧縮機21を通過する冷媒の温度から冷媒蒸発温度を計測するための蒸発温度計測部23と、冷媒の流路を切り替える四方弁24と、外気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器25と、室外熱交換器25に空気を送風する室外送風機26と、を有している。圧縮機21、四方弁24及び室外熱交換器25は、冷媒配管20aで接続される。
圧縮機21は、四方弁24から冷媒配管20aを介して吸入口に流入した冷媒蒸気を圧縮して、高温高圧の冷媒蒸気を吐出口から吐出する。圧縮機21が吐出した冷媒蒸気は、冷媒配管20aを介して四方弁24に送出される。圧縮機21に取り付けられた周波数調整部22は、制御装置60から送信される制御信号に従って、圧縮機21の動作周波数を制御信号により指定される周波数に調整する。
蒸発温度計測部23は、圧縮機21に取り付けられた圧力センサを含む。蒸発温度計測部23は、圧縮機21の吸入部(低圧部)における冷媒の圧力を計測して、この計測値から冷媒の飽和温度(=蒸発温度)に変換して、蒸発温度を示す蒸発温度情報を制御装置60に送信する。
四方弁24は、冷媒配管20aを介して圧縮機21の吸入口及び吐出口に接続されている。また、四方弁24は、冷媒配管20aを介して、室外熱交換器25及び室内機30,31の室内熱交換器301,311に接続されている。四方弁24は、制御装置60から送信される制御信号に従って冷媒の流路を切り替える。すなわち、四方弁24は、圧縮機21の吐出口から送出された冷媒を、室外熱交換器25又は室内熱交換器301,311に送出する。また、四方弁24は、室外熱交換器25又は室内熱交換器301,311から送出された冷媒を、圧縮機21の吸入口へ送出する。四方弁24が流路を切り替えることにより、冷房運転用の冷媒回路71と、暖房運転用の冷媒回路71と、のいずれか一方が形成される。冷媒回路71の詳細については後述する。
室外熱交換器25は、四方弁24及び室内機30,31の膨張弁302,312に冷媒配管20aを介して接続され、四方弁24と膨張弁302,312との一方から流入した冷媒を他方に送出する。室外熱交換器25は、外気と冷媒との間で熱交換を行うことにより、流入した冷媒を凝縮又は蒸発させ、液化した冷媒又は冷媒蒸気を吐出する。例えば、冷房運転時には、室外熱交換器25が凝縮器として機能することにより冷媒が放熱する。また、暖房運転時には、室外熱交換器25が蒸発器として機能することにより冷媒が吸熱する。
室外送風機26は、ファンと当該ファンを回転させる電動モータとを含んで構成され、室外熱交換器25の近傍に配置される。室外送風機26は、制御装置60から送信される制御信号に従ってファンを回転させることにより、室外機20の外部から流入して室外熱交換器25を通過する空気流を生成する。室外熱交換器25によって熱交換された空気は、加熱又は冷却されて室外機20の外部に排出される。室外送風機26の風量は、制御装置60からの制御信号により指定される。
室内機30は、室内空間102の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器301と、開度可変の膨張弁302と、室内熱交換器301により熱交換された空気を室内空間102に送風する室内送風機303と、室内空間102の空気の温度を計測する温度計測部304と、を有している。室内熱交換器301及び膨張弁302は、冷媒配管20aで接続される。
室内熱交換器301は、室外機の四方弁24及び膨張弁302に冷媒配管20aを介して接続され、四方弁24及び膨張弁302の一方から流入した冷媒を他方に送出する。室内熱交換器301は、室内空間102の空気と冷媒との間で熱交換を行うことにより、流入した冷媒を蒸発又は凝縮させ、冷媒蒸気、液化した冷媒又は二相冷媒を吐出する。二相冷媒は、冷媒蒸気と液化した冷媒とが混在した冷媒を意味する。例えば、冷房運転時には、室内熱交換器301が蒸発器として機能することにより冷媒が吸熱し、室内空間102の空気が冷却される。また、暖房運転時には、室内熱交換器301が凝縮器として機能することにより冷媒が放熱し、室内空間102の空気が加熱される。
膨張弁302は、内蔵のパルスモータにより開度を連続的に変更可能な減圧器である。膨張弁302は、室外機20の室外熱交換器25及び室内熱交換器301に冷媒配管20aを介して接続され、室外熱交換器25及び室内熱交換器301の一方から流入した冷媒を他方に送出する。膨張弁302は、流入した冷媒にかかる圧力を減圧して冷媒を膨張させ、流入した冷媒より低温低圧の冷媒を吐出する。膨張弁302から吐出される冷媒の温度及び圧力は、膨張弁302の開度に応じて変化する。膨張弁302の開度は、制御装置60から送信される制御信号により指定される。
室内送風機303は、室外送風機26と同等の構成を有し、室内熱交換器301の近傍に配置される。ただし、室内送風機303のファンは、例えば、クロスフローファン又はプロペラファンである。室内送風機303は、制御装置60から送信される制御信号に従ってファンを回転させることにより、室内空間102から室内機30の内部に流入して室内熱交換器301を通過する空気流を生成する。室内熱交換器301によって熱交換された空気は、冷却又は加熱されて室内機30の吹き出し口から室内空間102に送風される。室内送風機303の風向及び風量は、制御装置60からの制御信号により指定される。
温度計測部304は、室内機30の空気の吸込み口の近傍に配置される。温度計測部304は、室内機30に吸い込まれた空気の温度を、室内空間102における空気の温度として計測し、計測値を示す温度情報を制御装置60へ送信する。
室内機31は、室内機30と同等の構成を有する。詳細には、室内機31は、室内機30の室内熱交換器301、膨張弁302、室内送風機303及び温度計測部304と同等の室内熱交換器311、膨張弁312、室内送風機313及び温度計測部314を有している。
以上の構成を有する室外機20及び室内機30,31によって冷房運転が実行される際の冷媒回路71は、図2に示されるように、圧縮機21、四方弁24、室外熱交換器25、膨張弁302,312、室内熱交換器301,311及び四方弁24をこの順に通して冷媒を循環させる。図2には、この冷媒回路71において冷媒の流れる方向が破線の矢印で示されている。また、暖房運転が実行される際の冷媒回路71は、圧縮機21、四方弁24、室内熱交換器301,311、膨張弁302,312、室外熱交換器25及び四方弁24をこの順に通して冷媒を循環させる。図2には、この冷媒回路71において冷媒の流れる方向が実線の矢印で示されている。冷媒回路71は、限定するものではないが、請求項の冷媒回路に対応する。
図3には、熱源機40及び換気装置50によって形成される流体回路72が示されている。
熱源機40は、換気装置50とともにいわゆる空冷チラーを構成する。熱源機40は、図3に示されるように、冷媒を圧縮する圧縮機41と、冷媒の流路を切り替える四方弁42と、外気と冷媒との間で熱交換を行う熱交換器43と、冷媒を膨張させる膨張弁44と、冷媒と流体との間で熱交換を行う熱交換器45と、熱交換器43に空気を送風する送風機46と、を有している。圧縮機41、四方弁42、熱交換器43,45及び膨張弁44は、冷媒配管47で接続される。
圧縮機41は、例えば、スクロール圧縮機、ロータリー圧縮機、その他の方式で冷媒を圧縮する装置である。圧縮機41は、四方弁42から冷媒配管47を介して吸入口に流入した冷媒蒸気を圧縮して、高温高圧の冷媒蒸気を吐出口から吐出する。圧縮機41が吐出した冷媒蒸気は、冷媒配管47を介して四方弁42に送出される。
四方弁42は、冷媒配管47を介して圧縮機41の吸入口及び吐出口に接続されている。また、四方弁42は、冷媒配管47を介して、熱交換器43及び熱交換器45に接続されている。四方弁42は、圧縮機41の吐出口から送出された冷媒を熱交換器43に送出し、熱交換器45から送出された冷媒を圧縮機41の吸入口へ送出する。
熱交換器43は、四方弁42及び膨張弁44に冷媒配管47を介して接続され、四方弁42から流入した冷媒を膨張弁44に送出する。熱交換器43は、外気と高温の冷媒との間で熱交換を行うことにより、流入した冷媒を凝縮させ、液化した冷媒を吐出する。すなわち、熱交換器43が凝縮器として機能することにより冷媒が放熱する。
膨張弁44は、開度が固定された減圧器である。膨張弁44は、熱交換器43及び熱交換器45に冷媒配管47を介して接続され、熱交換器43から流入した冷媒を熱交換器45に送出する。膨張弁44は、流入した冷媒にかかる圧力を減圧して冷媒を膨張させ、流入した冷媒より低温低圧の冷媒を吐出する。
熱交換器45は、1次側に流れる冷媒と、2次側に流れる流体としての水との間で熱交換を行うことにより、水を冷却する。熱交換器45の1次側入口は、冷媒配管47を介して膨張弁44に接続され、1次側出口は、冷媒配管47を介して四方弁42に接続される。熱交換器45の2次側入口は、水配管40aを介して熱交換器51に接続され、2次側出口は、水配管40aを介してポンプ73の吸入口に接続される。熱交換器45は、膨張弁44から流入した冷媒を蒸発させる蒸発器として機能する。
送風機46は、室外送風機26と同等の構成を有し、熱交換器43の近傍に配置される。送風機46は、ファンを回転させることにより、熱源機40の外部から流入して熱交換器43を通過する空気流を生成する。熱交換器43によって熱交換された空気は、加熱されて熱源機40の外部に排出される。
以上の構成を有する熱源機40によって形成される冷媒回路74は、図3に示されるように、圧縮機41、四方弁42、熱交換器43、膨張弁44、熱交換器45及び四方弁42をこの順に通して冷媒を循環させる。図3には、この冷媒回路74において冷媒の流れる方向が破線の矢印で示されている。
換気装置50は、いわゆるエアハンドリングユニット(AHU、Air Handling Unit)に相当する。換気装置50は、流体と室内空間102の外部から取り入れた空気との間で熱交換を行う熱交換器51と、熱交換器51に空気を送風する送風機52と、外気の絶対湿度を計測する湿度計測器53と、熱交換器51を通過して室内空間102に供給される空気の温度を計測する温度計測器54と、を有している。
熱交換器51は、ポンプ73の吐出口及び熱源機40の熱交換器45に水配管40aを介して接続され、ポンプ73の吐出口から流入した水を熱交換器45に送出する。熱交換器51は、流体としての水と空気との間で熱交換を行うことにより、空気を露店温度以下に冷却して除湿する。
送風機52は、室外送風機26と同等の構成を有し、熱交換器51を通る風路に配置される。ただし、送風機52のファンは、例えば、シロッコファン又はプロペラファンである。送風機52は、制御装置60から送信される制御信号に従ってファンを回転させることにより、換気装置50の外部から内部に流入して熱交換器51を通過する空気流を生成する。熱交換器51によって熱交換された空気は、除湿されて給気ダクト50aを通り給気口から室内空間102に送風される。送風機52の風量は、制御装置60からの制御信号により指定される。送風機52は、限定するものではないが、請求項の送風手段に対応する。
湿度計測器53は、換気装置50の内部に形成される風路において熱交換器51より上流側に配置される湿度センサである。湿度計測器53は、湿度の計測値を示す湿度情報を制御装置60に送信する。温度計測器54は、換気装置50の風路において熱交換器51より下流側に配置される温度センサである。温度計測器54は、給気ダクト50aに配置されてもよいし、給気口の近傍に配置されてもよい。温度計測器54は、温度の計測値を示す温度情報を制御装置60に送信する。
ポンプ73の吸入口は、熱源機40の熱交換器45に水配管40aを介して接続され、吐出口は、換気装置50の熱交換器51に水配管40aを介して接続される。ポンプ73は、制御装置60からの制御信号に従った回転数で稼働して水を送出することにより、流体回路72に流れる水流を生成する。
以上の構成を有する熱源機40、換気装置50及びポンプ73によって形成される流体回路72は、図3に示されるように、ポンプ73、熱交換器51、熱交換器45をこの順に通して水を循環させる。図3には、この流体回路72において流体としての水が流れる方向が実線の矢印で示されている。流体回路72は、限定するものではないが、請求項の流体回路に対応する。
図1に戻り、制御装置60は、信号線60aを介して室外機20及び熱源機40と接続されている。また、制御装置60は、信号線60aを介して温湿度計測器61と接続されている。そして、制御装置60は、温湿度計測器61から取得した温湿度の計測値と、他の計測器から取得した温度情報及び湿度情報に基づいて、室外機20及び室内機30,31を制御し、熱源機40及び換気装置50を制御する。なお、図1では省略されているが、室外機20と室内機30,31は信号線を介して接続されており、制御装置60は、室外機20を介して室内機30,31を制御する。また、熱源機40と換気装置50は信号線を介して接続されており、制御装置60は、熱源機40を介して換気装置50を制御する。
図4には、制御装置60の機能的な構成が示されている。図4に示されるように、制御装置60は、室内空間102の湿度の目標値を設定する湿度設定部62と、温湿度計測器61及び湿度計測器53から湿度情報を取得する湿度情報取得部63と、熱源機40及び換気装置50を制御する換気システム制御部64と、室内空間102の目標値を設定する温度設定部65と、温湿度計測器61、温度計測器54及び温度計測部304,314から温度情報及び蒸発温度情報を取得する温度情報取得部66と、室外機20及び室内機30,31を制御する温調システム制御部67と、を有している。なお、図4では、室外機20、室内機30、熱源機40及び換気装置50の構成が簡略化されて示されている。
湿度設定部62及び温度設定部65は、主に、入力キーに代表される入力インタフェースと、LCD(Liquid Crystal Display)に代表される出力インタフェースと、を有するユーザインタフェースと、設定された目標値を記憶する記憶装置と、によって実現される。なお、ユーザインタフェースは、入力インタフェースと出力インタフェースとが一体的に形成されたタッチスクリーンであってもよい。また、湿度設定部62及び温度設定部65は、ユーザの操作する端末と通信するための通信インタフェース回路によって実現され、ユーザが端末を用いて温湿度の目標値を設定してもよい。湿度設定部62は、限定するものではないが、請求項の設定手段に対応する。
湿度情報取得部63及び温度情報取得部66は、主として通信インタフェース回路によって実現される。湿度情報取得部63は、限定するものではないが、請求項の第1取得手段に対応する。また、温度情報取得部66は、限定するものではないが、請求項の第2取得手段に対応する。
換気システム制御部64及び温調システム制御部67は、主としてマイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)により実現される。マイクロプロセッサがEEPROMに記憶されるプログラムP1を実行することにより、換気システム制御部64が熱源機40及び換気装置50を制御し、温調システム制御部67が、室外機20及び室内機30,31を制御する。換気システム制御部64は、限定するものではないが、請求項の第1制御手段に対応する。また、温調システム制御部67は、限定するものではないが、請求項の第2制御手段に対応する。
なお、図4では、制御装置60の構成要素として、主として換気システム120に関する湿度設定部62、湿度情報取得部63及び換気システム制御部64と、主として温度調整システム110に関する温度設定部65、温度情報取得部66及び温調システム制御部67と、を区分しているが、これには限定されない。例えば、制御装置60は、温湿度を設定するための設定部と、温湿度に関する情報を取得する取得部と、他の機器を制御する制御部と、を有してもよい。
また、温度調整システム110と換気システム120との双方が、制御装置60の構成要素をすべて含んでいるが、換気システム120が湿度設定部62、湿度情報取得部63及び換気システム制御部64のみを含み、温度調整システム110が温度設定部65、温度情報取得部66及び温調システム制御部67のみを含んでいてもよい。
続いて、空調システム100によって実行される空調処理について、空調システム100が冷房運転をする例を、図5を用いて説明する。空調処理は、主として制御装置60によって、一定の周期で繰り返し実行される。この周期は、例えば、1分間、15分間、又は1時間である。
空調処理において、制御装置60は、温度の目標値を取得する(ステップS1)。具体的には、温調システム制御部67が、温度設定部65によって設定されて記憶装置に記憶されている室内空間102の設定温度を示すデータを読み込む。
次に、制御装置60は、温度の計測値を取得する(ステップS2)。具体的には、温度情報取得部66が、現在の室内空間102の温度を示す温度情報を取得する。この温度情報は、温湿度計測器61、温度計測部304,314から送信されたいずれの情報でもよい。
次に、制御装置60は、現在の顕熱負荷に関する指標値を算出する(ステップS3)。具体的には、温調システム制御部67が、ステップS1にて取得された目標値Tsetと、ステップS2にて取得された計測値Troomとの差を、顕熱負荷を示す指標値として算出する。より詳細には、温調システム制御部67は、計測値Troomから目標値Tsetを減じて得る差ΔT(=Troom-Tset)を算出する。
次に、制御装置60は、冷媒蒸発温度を制御する(ステップS4)。具体的には、温調システム制御部67が、ステップS3で算出した顕熱負荷に応じて、膨張弁302,312の開度及び圧縮機21の周波数を制御することにより、室内熱交換器301,311の冷媒蒸発温度を制御する。図6には、顕熱負荷に応じて制御される冷媒蒸発温度が模式的に示されている。図6に示されるように、顕熱負荷に相当する温度差ΔTがゼロに等しいときには、冷媒蒸発温度をET1として、温度差ΔTが大きくなりT1になると、冷媒蒸発温度をET1より低いET2とする。すなわち、負荷が大きくなるほど蒸発温度を低下させる。また、温度差ΔTがT1を超えると、冷媒蒸発温度をET2に固定する。冷媒蒸発温度ET2は、冷媒回路71の構成によって規定される蒸発温度の範囲の下限値、或いは予め定められた蒸発温度の範囲の下限値に等しい。
通常、内調機は、一定の冷媒蒸発温度で稼働することが多い。これに対し、本実施の形態では、温度差ΔTに応じて冷媒蒸発温度を調整し、顕熱負荷が小さいときには、冷媒蒸発温度を上昇させる。冷媒蒸発温度が高くなるほど、冷凍サイクルのCOP(Coefficient Of Performance)は高くなるため、温度調整システム110は、負荷が小さいときに消費エネルギーを節約して、省エネルギー性を実現することとなる。
図5に戻り、ステップS4に続いて、制御装置60は、湿度の目標値を取得する(ステップS5)。具体的には、換気システム制御部64が、湿度設定部62によって設定されて記憶装置に記憶されている室内空間102の絶対湿度の設定値を示すデータを読み込む。
次に、制御装置60は、湿度の計測値を取得する(ステップS6)。具体的には、湿度情報取得部63が、現在の外気における絶対湿度の計測値を示す湿度情報と、現在の室内空間102における絶対湿度の計測値を示す湿度情報と、のいずれか一方を取得する。
次に、制御装置60は、現在の潜熱負荷に関する指標値を算出する(ステップS7)。具体的には、換気システム制御部64が、ステップS5にて取得された目標値Xsetと、ステップS6にて取得された計測値Xaとの差を、潜熱負荷を示す指標値として算出する。より詳細には、換気システム制御部64は、計測値Xaから目標値Xsetを減じて得る差ΔX(=Xa-Xset)を算出する。
次に、制御装置60は、換気装置50の吹出温度を制御する(ステップS8)。具体的には、換気システム制御部64が、ステップS7で算出した潜熱負荷に応じて、ポンプ73の回転数と送風機52の回転数との少なくとも一方を制御することにより、換気装置50から室内空間102に供給される空気の温度を制御する。図7には、潜熱負荷に応じて制御される吹出温度が模式的に示されている。
図7に示されるように、潜熱負荷に相当する湿度差ΔXがゼロに等しいときには、吹出温度をSAT1として、湿度差ΔXが大きくなりX1になると、吹出温度をSAT1より低いSAT2とする。すなわち、負荷が大きくなるほど吹出温度を低下させて、除湿能力を高くする。また、湿度差ΔXがX1を超えると、吹出温度をSAT2に固定する。吹出温度SAT2は、流体回路72及び冷媒回路74の構成によって規定される吹出温度の下限値、或いは予め定められた吹出温度の範囲の下限値に等しい。
通常、外調機は一定の除湿能力を維持したまま稼働することが多い。これに対し、本実施の形態では、湿度差ΔXに応じて吹出温度を調整し、湿度差ΔXが基準値であるXより小さくなると、吹出温度を、湿度差ΔXがX1に等しいときの吹出温度よりも上昇させる。このため、潜熱負荷が小さいときには、吹出温度を上昇させて除湿能力を低下させる。吹出温度が高くなるほど、空冷チラーとしての熱源機40を構成する熱交換器45に戻る水温が低くなり、熱源機40が有する冷媒回路74の蒸発温度が上昇する結果、COPが高くなる。換気システム120は、負荷が小さいときに消費エネルギーを節約して、省エネルギー性を向上させることとなる。
ただし、図7に示されるSAT1及びSAT2により規定される範囲は、取り込んだ空気の露点温度以下の範囲として規定される。
図5に戻り、ステップS8が終了すると、制御装置60は、空調処理を終了する。
以上、説明したように、本実施の形態に係る温度調整システム110は、顕熱負荷に相当する温度差に応じて冷媒蒸発温度を変化させ、換気システム120は、潜熱負荷に相当する湿度差に応じて吹出温度を変化させる。温度差及び湿度差は、温度調整システム110及び換気システム120がそれぞれ有しているセンサの出力値から容易に得ることができる。このため、複雑な事前準備が不要となる。また、温度調整システム110及び換気システム120はそれぞれ、運転状態を自律的に決定し、個々に省エネ運転をすることで、結果的に空調システム100全体の省エネルギー性が達成される。ひいては、簡便に省エネ効果を発揮する空調システム100を構築することができる。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。本実施の形態は、図8に示されるように、換気装置50が給気風路に加えて室内空間102の空気を外部に排気するための排気風路を備える点で、実施の形態1と異なる。
本実施の形態に係る換気装置50は、図8に示されるように、その排気風路に、排気するための送風機55と、排気風路を通る空気の湿度を計測する湿度計測器56と、を有している。湿度計測器56は、絶対湿度の計測値を示す湿度情報を制御装置60に送信する。
本実施の形態に係る制御装置60は、室内空間102の湿度の計測値を示す湿度情報を、温湿度計測器61及び湿度計測器56から受信する。また、制御装置60は、外気の湿度の計測値を示す湿度情報を、湿度計測器53から受信する。そして、制御装置60は、図5に示される空調処理と同等の処理を実行する。
ただし、制御装置60は、ステップS7において、室内空間102における湿度の計測値と外気における湿度の計測値のいずれか一方を指標値として採用する。例えば、室内空間102の絶対湿度Xroomを用いて、図9に示されるように吹出温度を決定する。
具体的には、図9に示されるように、室内空間の湿度の計測値Xroomが目標値であるX2に等しいときには、吹出温度をSAT3として、計測値XroomとX2との差が大きくなると、吹出温度をSAT3より低くする。そして、計測値XroomがX3に等しくなると、吹出温度をSAT3より低いSAT4とする。すなわち、負荷が大きくなるほど吹出温度を低下させて、除湿能力を高くする。また、計測値XroomがX3を超えると、吹出温度をSAT4に固定する。吹出温度SAT4は、流体回路72及び冷媒回路74の構成によって規定される吹出温度の下限値、或いは予め定められた吹出温度の範囲の下限値に等しい。
以上、説明したように、本実施の形態に係る換気装置50は、室内空間102の湿度の計測値を指標値として、吹出温度を決定した。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。
例えば、換気装置50は、上記実施の形態に係るエアハンドリングユニットに限定されない。例えば、図10に示されるような天井埋込型の装置であってもよい。
また、流体回路72には、図11に示されるように、三方弁75によってバイパス路が形成されてもよい。
また、湿度差ΔXと吹出温度との関係は、図7に例示されたものに限定されない。例えば、図12に示されるように、湿度差ΔXが基準値X1より小さくなったときに吹出温度を上昇させてもよい。
また、熱源機40は、空冷チラーに限定されず、水冷チラーであってもよい。室内機は2台に限られず、1台であってもよいし、3台以上であってもよい。1つの部屋を室内空間102の例として示したが、複数の部屋をまとめて室内空間102として扱ってもよい。
また、指標値を用いた吹出温度の調整は、上述のものには限定されない。例えば、外気湿度である第1指標値から換気システム120の吹出温度を決定して、第2指標値である室内湿度をフィードバックして吹出温度を補正することも考えられる。ここで、吹出温度を補正する際には、室内湿度が目標値Xsetに到達しないときに吹出温度を低下させ、室内湿度が目標値Xset未満となるときに吹出温度を上昇させればよい。
上述の実施形態に係る制御装置60の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、プログラムP1を、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムP1をコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。
また、プログラムP1をインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するようにしてもよい。
また、インターネット等のネットワークを介してプログラムP1を転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
さらに、プログラムP1の全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムP1を実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
また、空調システム100の機能を実現する手段は、ソフトウェアに限られず、その一部又は全部を専用のハードウェア(回路等)によって実現してもよい。例えば、制御装置60の機能的な構成要素を、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用いて構成すれば、制御装置60の省電力化を図ることができる。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、室内空間の空調に適している。
100 空調システム、 101 天井裏、 102 室内空間、 110 温度調整システム、 120 換気システム、 20 室外機、 20a 冷媒配管、 21 圧縮機、 22 周波数調整部、 23 蒸発温度計測部、 24 四方弁、 25 室外熱交換器、 26 室外送風機、 30,31 室内機、 301,311 室内熱交換器、 302,312 膨張弁、 303,313 室内送風機、 304,314 温度計測部、 40 熱源機、 40a 水配管、 41 圧縮機、 42 四方弁、 43 熱交換器、 44 膨張弁、 45 熱交換器、 46 送風機、 47 冷媒配管、 50 換気装置、 50a 給気ダクト、 51 熱交換器、 52 送風機、 53 湿度計測器、 54 温度計測器、 55 送風機、 56 湿度計測器、 60 制御装置、 60a 信号線、 61 温湿度計測器、 62 湿度設定部、 63 湿度情報取得部、 64 換気システム制御部、 65 温度設定部、 66 温度情報取得部、 67 温調システム制御部、 71,74 冷媒回路、 72 流体回路、 73 ポンプ、 75 三方弁、 P1 プログラム。

Claims (5)

  1. 冷媒回路を流れる冷媒と流体との間で熱交換を行う第1熱交換器と、前記流体を送り出すポンプと、前記流体と室内空間の外部から取り入れた空気との間で熱交換を行う第2熱交換器と、を通して前記流体を循環させる流体回路と、
    前記室内空間における湿度と、前記外部における湿度と、のいずれか一方の湿度の計測値を示す湿度情報を取得する第1取得手段と、
    前記第2熱交換器によって熱交換された前記空気を前記室内空間に送風する送風手段と、
    前記湿度情報により示される湿度の計測値から得る指標値が基準値より小さくなると、前記送風手段によって前記室内空間に送風される前記空気の温度を制御して、前記指標値が前記基準値に等しいときの前記空気の温度から上昇させる第1制御手段と、
    前記室内空間における湿度の目標値を設定する設定手段と、
    を備え
    前記指標値は、前記湿度情報により示される湿度の計測値と前記設定手段により設定される湿度の目標値との差である、換気システム。
  2. 前記第1制御手段は、前記送風手段の風量と前記ポンプの回転数との少なくとも一方を制御することにより、前記空気の温度を制御する、
    請求項1に記載の換気システム。
  3. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁及び室内熱交換器を通して冷媒を循環させる冷媒回路と、
    前記室内空間における温度の計測値を示す温度情報を取得する第2取得手段と、
    前記温度情報により示される温度の計測値から得る指標値に応じて、前記室内熱交換器の冷媒蒸発温度を制御する第2制御手段と、
    を有する温度調整システムと、
    前記室内空間に空気を供給する請求項1又は2に記載の換気システムと、
    を備える空調システム。
  4. 冷媒回路を流れる冷媒と流体との間で熱交換を行う第1熱交換器と、前記流体を送り出すポンプと、前記流体と室内空間の外部から取り入れた空気との間で熱交換を行う第2熱交換器と、を接続して前記流体を循環させる流体回路のうち、前記第2熱交換器によって熱交換された前記空気を前記室内空間に送風する送風ステップと、
    前記室内空間における湿度と前記外部における湿度とのいずれか一方の計測値から得る指標値が基準値より小さくなると、前記室内空間に送風される前記空気の温度を制御して、前記指標値が前記基準値に等しいときの前記空気の温度から上昇させる制御ステップと、
    前記室内空間における湿度の目標値を設定するステップと、
    を含み、
    前記指標値は、前記計測値と設定された湿度の目標値との差である、換気方法。
  5. コンピュータに、
    冷媒回路を流れる冷媒と流体との間で熱交換を行う第1熱交換器と、前記流体を送り出すポンプと、前記流体と室内空間の外部から取り入れた空気との間で熱交換を行う第2熱交換器と、を接続して前記流体を循環させる流体回路のうち、前記第2熱交換器によって熱交換された前記空気を、送風手段に前記室内空間へ送風させ、
    前記室内空間における湿度と前記外部における湿度とのいずれか一方の計測値から得る指標値が基準値より小さくなると、前記室内空間に送風される前記空気の温度を制御して、前記指標値が前記基準値に等しいときの前記空気の温度から上昇させ、
    前記室内空間における湿度の目標値を設定する、
    ことを実行させ
    前記指標値は、前記計測値と設定された湿度の目標値との差である、プログラム。
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