JP2017142009A - 換気システム及び換気方法 - Google Patents

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【課題】温度斑や換気斑を低減したり、寒がり暑がり等の温熱感の個人差を考慮したりすることで、より快適な室内環境を実現することができる換気システムを得る。【解決手段】1階に内気回収口10eから取り入れた屋内の空気を屋外に排気し、屋外の空気を吹出し口10fから屋内に給気する換気装置10が配置され、2階に内気回収口11eから取り入れた屋内の空気を屋外に排気し、屋外の空気を吹出し口11fから屋内に給気する換気装置11とを備え、暖冷房の状況や居住者の要望等に応じて、少なくとも1つの換気装置10,11の屋外への排気風量を、屋内への給気風量と異なる値に設定する。【選択図】図1

Description

この発明は、快適な室内環境を実現するための換気システム及び換気方法に関するものである。
快適な室内環境を実現するため、様々な空調システムが従来から知られている。例えば、空調したい居室ごとにエアコン等の空調機器を設置する個別空調や、特許文献1のような複数の居室を対象に空調を行う全館空調等がある。また、快適な室内環境のためには、換気も重要な要素となっている。
特開平5−172371号公報
近年、室内の温度斑や換気斑を低減したり、寒がり暑がり等の温熱感の個人差を考慮したりすることで、より快適な室内環境を実現することが求められている。しかし従来のシステムでは、室内環境を快適にするための配慮が不十分であり、室内へ吹き出された調和空気は、成り行きに近い状態で室内を移動するため、温度斑や換気斑の低減、温熱感の個人差を考慮した運転が難しかった。例えばよく知られているように、空気は温度が低いほど密度が大きくなるので、成り行きの状態では鉛直方向上側に暖気、鉛直方向下側に冷気が分布しやすくなる。また例えば、同じ居室内でも場所によって、空気が移動しやすく頻繁に空気が入れ替わる空間と、空気が滞留しやすい空間とが存在する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、温度斑や換気斑を低減したり、寒がり暑がり等の温熱感の個人差を考慮したりすることで、より快適な室内環境を実現することができる換気システム及び換気方法を得ることを目的とする。
この発明に係る換気システムは、内気回収口から取り入れた屋内の空気を屋外へ排気し、屋外の空気を吹出し口から屋内へ給気する換気装置を複数備え、複数の換気装置のうち少なくとも1つの換気装置の屋外への排気風量は、当該換気装置の屋内への給気風量と異なる値に設定されることを特徴とするものである。
この発明によれば、屋外への排気風量と屋内への給気風量とが異なる換気装置を備えたので、温度斑や換気斑を低減したり、寒がり暑がり等の温熱感の個人差を考慮したりすることが可能となり、より快適な室内環境を実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る換気システムを建物に設置した場合の概略図である。 図2Aは、この発明の実施の形態1に係る換気システムを設置した図1の建物の1階平面図であり、図2Bは、この発明の実施の形態1に係る換気システムを設置した図1の建物の2階平面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る換気システムを建物に設置した場合の概略図である。また、図2Aはその場合の1階平面図、図2Bは2階平面図である。図1及び図2A,2Bに示す建物では、屋内の暖冷房を行うために全館空調システムが導入されているとして以下説明する。
全館空調システムでは、空調用室外機1と、空調用室外機1に不図示の冷媒の循環ラインを介して接続する空調用室内機2との協働により、温風又は冷風の調和空気が生成される。
空調用室外機1は、外気と冷媒を熱交換させるものであり、圧縮機、水冷式の熱交換器(又は空冷式の熱交換器とファン)等を有する。
空調用室内機2は、例えば天井裏に設置され、熱交換器、ファン等を有する。空調用室内機2は、空調用室外機1から冷媒の循環ラインを介して送られた冷媒と、居室からの戻り空気とを熱交換器で熱交換させる。そして、熱交換後の調和空気をファンにより送り出す。空調用室内機2が送り出した調和空気は、不図示のサプライダクトを介して、吹出し口3から各居室へ吹き出される。その後、各居室に設けたガラリや、ドアのアンダーカット等を介して、通路及び階段等へも調和空気が行き渡ることで、全館が空調される。なお、空調用室内機2は、不図示のリターンダクトを介して、居室からの戻り空気を取り入れている。
また、図1及び図2A,2Bに示す建物では、換気装置10,11を有する換気システムが導入されている。
1階では、換気装置10が換気用室内機として例えば機械室に設置され、また、2階では、換気装置11が同じく換気用室内機として例えば機械室に設置されている。各機械室には、ガラリやドアのアンダーカット等が設けられるなどして、機械室内外での空気の移動を可能としている。換気装置10は、熱交換器10a、ファン10b,10c等を有して換気を行い、換気装置11は、熱交換器11a、ファン11b,11c等を有して換気を行う。
具体的には、換気装置10は、外気取入れ口10dから外気を取り入れるとともに、換気装置10の筐体側面に設けた内気回収口10eから1階の空気を取り入れ、両者を熱交換器10aで熱交換させる。熱交換後の外気は、換気装置10の筐体側面に設けた吹出し口10fから1階に吹き出して給気し、熱交換後の1階から取り入れた空気は、排出口10gから屋外へ排気する。このとき、ファン10bの回転により外気取入れ口10dから吹出し口10fへと空気が流れ、ファン10cの回転により内気回収口10eから排出口10gへと空気が流れる。
また同様に、換気装置11は、外気取入れ口11dから外気を取り入れるとともに、換気装置11の筐体側面に設けた内気回収口11eから2階の空気を取り入れ、両者を熱交換器11aで熱交換させる。熱交換後の外気は、換気装置11の筐体側面に設けた吹出し口11fから2階に吹き出して給気し、熱交換後の2階から取り入れた空気は、排出口11gから屋外へ排気する。このとき、ファン11bの回転により外気取入れ口11dから吹出し口11fへと空気が流れ、ファン11cの回転により内気回収口11eから排出口11gへと空気が流れる。
換気装置10,11に設ける熱交換器10a,11aは、全熱交換器でも、顕熱交換器でもよい。換気装置10,11に熱交換器10a,11aを設けることで、外気取入れ口10d,11dから取り入れた外気を、内気回収口10e,11eから取り入れた室内の空気で暖房時は温め、冷房時は冷やすことができる。これにより、換気による熱エネルギーのロスを低減することができる。なお、換気装置10,11にかかるコストの低減のために、熱交換器10a,11aを換気装置10,11から省略することも可能である。
この発明の実施の形態1に係る換気システムは、不図示の制御部がファン10b,10c,11b,11cの回転数を制御することで、換気装置10,11の屋内への給気風量と屋外への排気風量のバランスが調節される。または、外気取入れ口10d,11dと吹出し口10f,11fとの間にダンパを設けるとともに、内気回収口10e,11eと排出口10g,11gとの間にダンパを設けて、それらのダンパの開度を不図示の制御部で制御して、屋内への給気風量と屋外への排気風量のバランスを調節してもよい。
次に、上記のように構成された換気システムの運転例について説明する。
まず、全館空調システムにより屋内が冷房されている場合について説明する。
このとき、1階に設置された換気装置10は、屋内への給気風量がリッチ、屋外への排気風量がプアとなるように設定される。すなわち、例えば、屋内への給気風量が150[m/h]、屋外への排気風量が50[m/h]に設定される。この場合、換気装置10では、屋内への給気風量が屋外への排気風量よりも100[m/h]多く、屋内へ給気される空気が多くなる。
一方、2階に設置された換気装置11は、屋内への給気風量がプア、屋外への排気風量がリッチとなるように設定される。すなわち、例えば、屋内への給気風量が50[m/h]、屋外への排気風量が150[m/h]に設定される。この場合、換気装置11では、屋外への排気風量が屋内への給気風量よりも100[m/h]多く、屋外へ排気される空気が多くなる。
このように換気装置10,11を運転した場合に発生する空気の流れについては、図1及び図2A,2Bに示している。1階の換気装置10では、屋内への給気風量を屋外への排気風量よりも多くし、2階の換気装置11では、屋外への排気風量を屋内への給気風量よりも多くすることで、図1及び図2A,2Bに図示の矢印Fのように、1階から2階へと向かう空気の流れが発生する。
空気は、温度が低いほど密度が大きくなるので、成り行きの状態では、冷気は鉛直方向の下側、暖気は鉛直方向の上側へと移動する。つまり、建物全体で見ると、上位階の冷気が下位階へと下がり、温度斑が発生する。また、居室単体でみると、床側に冷気が分布して温度斑が発生する。そこで、この発明では、換気装置10,11の給気風量と排気風量のバランスを調節することにより、1階から2階へと向かう空気の流れを発生させて、温度斑を低減する。また、鉛直方向の下側に滞留していた冷気、鉛直方向の上側に滞留していた暖気が、発生した空気の流れに巻き込まれるようにして拡散するので、換気斑も低減される。
さらに、図2A,2Bに示すように、換気装置10,11を、鉛直方向上側から俯瞰した際の平面視で互いに対角となるよう設置することで、換気装置10の吹出し口10fと換気装置11の内気回収口11eとが、上記と同様の平面視で互いに対角に位置する。これにより、屋内を水平方向に横切るような空気の流れが発生するので、温度斑や換気斑が更に低減される。
続いて、全館空調システムにより屋内が暖房されている場合について説明する。
暖房の場合、換気装置10,11は、冷房の場合とは逆の設定とする。つまり、1階に設置された換気装置10は、屋内への給気風量がプア、屋外への排気風量がリッチとなるように設定される。一方、2階に設置された換気装置11は、屋内への給気風量がリッチ、屋外への排気風量がプアとなるように設定される。これにより、2階から1階へと向かう空気の流れが発生して、冷房のときと同様に温度斑や換気斑が低減される。
なお、寒がり暑がり等の温熱感の個人差を考慮して、冷房時に1階をより涼しく、2階はさほど涼しくしたくない場合も考えられる。この場合、1階に設置された換気装置10は、屋内への給気風量がプア、屋外への排気風量がリッチとなるように設定され、2階に設置された換気装置11は、屋内への給気風量がリッチ、屋外への排気風量がプアとなるように設定される。このようにすれば、冷房時に成り行きで発生していた2階から1階へと向かう空気の流れが強くなって、冷気が1階に移動しやすくなる。空気の流れが強くなると、同じ場所に空気が滞留しにくくなるので、換気斑も低減される。
また、暖房時に2階をより暖かく、1階をさほど暖かくしたくない場合も考えられる。この場合、1階に設置された換気装置10は、屋内への給気風量がリッチ、屋外への排気風量がプアとなるように設定され、2階に設置された換気装置11は、屋内への給気風量がプア、屋外への排気風量がリッチとなるように設定される。このようにすれば、暖房時に成り行きで発生していた1階から2階へと向かう空気の流れが強くなって、暖気が2階に移動しやすくなる。空気の流れが強くなると、同じ場所に空気が滞留しにくくなるので、換気斑も低減される。
続いて、春季及び秋季等、暖冷房を行う必要の無い場合について説明する。
暖冷房がされていない場合は、そもそも生じている温度斑が小さいので、換気装置10,11のうちのいずれかを、屋外への排気風量と屋内への給気風量とが異なるように運転することで発生する空気の流れであっても、温度斑の低減には効果的である。例えば、1階から2階へと向かう空気の流れを発生させるのであれば、1階に設置された換気装置10で屋内への給気風量をリッチ、屋外への排気風量をプアとなるように設定する。あるいは、2階に設置された換気装置11で屋内への給気風量をプア、屋外への排気風量をリッチとなるように設定してもよい。また例えば、2階から1階へと向かう空気の流れを発生させるのであれば、1階に設置された換気装置10で屋内への給気風量をプア、屋外への排気風量をリッチとなるように設定する。あるいは、2階に設置された換気装置11で屋内への給気風量をリッチ、屋外への排気風量をプアとなるように設定してもよい。換気装置10又は換気装置11を運転して空気の流れを発生させることにより、温度斑や換気斑の低減、温熱感の個人差を考慮した室内環境の実現が可能となる。なお、このとき、屋外への排気風量と屋内への給気風量とが異なるように運転するいずれか一方の換気装置10,11に対して、他方の換気装置10,11は、運転を停止して自然換気をさせてもよいし、一方の換気装置10,11の運転により発生する空気の流れを強めるように、屋外への排気風量と屋内への給気風量のリッチプア設定を、一方の換気装置10,11での設定と反対にして運転していてもよい。他方の換気装置10,11の運転を停止した場合は、屋内が正圧又は負圧に傾くが、建物外壁に設けられた通気孔等を介して外気との間で空気が移動することにより、正圧又は負圧は問題の無い程度に緩和される。
このように、換気装置10,11の運転は、暖冷房の状況や居住者の要望等に応じて様々に設定されるものであり、空気の流れを発生させるために換気装置10,11のうち少なくとも1つの換気装置で、屋外への排気風量と屋内への給気風量とが異なる値に設定される。そうして発生した空気の流れにより、温度斑や換気斑を低減したり、温熱感の個人差を考慮したりすることが可能となり、より快適な室内環境を実現することができる。
換気装置10,11での屋内への給気風量及び屋外への排気風量は、例えば居住者がリモコンを操作して換気システムの制御部に指示を与えることにより、手動で変更することができる。または、制御部が状況に応じて自動的に変更するように設計してもよい。制御部で自動的に変更する場合、温度センサを建物内の1階と2階に設けるなどして検知した鉛直方向での温度差に基づき、換気装置10,11のうちのどちらで屋内への給気風量をリッチ、屋外への排気風量をプア、また、屋内への給気風量をプア、屋外への排気風量をリッチとするかを判定可能に制御部をプログラムすればよい。また、暖房か冷房かにより、換気装置10,11のうちのどちらで屋内への給気風量をリッチ、屋外への排気風量をプア、また、屋内への給気風量をプア、屋外への排気風量をリッチとするかを一義的に判定するように制御部をプログラムしてもよい。暖房か冷房かの判定は、全館空調システムから運転情報を得ること等により可能である。
なお、上記では、全館空調システムにより空調が行われる建物に対して、実施の形態1の換気システムを適用した場合について説明した。全館空調システムを採用する建物は、気密性が高く設計されるので、そもそも換気が必須であり、実施の形態1の換気システムを導入するのに好適である。
しかしながら、全館空調ではなく、個別空調で空調されている建物に対して、実施の形態1の換気システムを適用してもよい。例えば、第1のエアコンが空調対象としている1階の部屋と、第2のエアコンが空調対象としている2階の部屋との間が、吹き抜け等で空気の移動が容易となっている場合にも、実施の形態1の換気システムは好適である。
また、上記では、2階建ての建物を例に説明をした。しかしながら、3階建て以上の建物であっても実施の形態1の換気システムは適用可能である。この場合、少なくとも、最下階に換気装置10、最上階に換気装置11を設置すればよい。もちろん、各階に換気装置を設置して、各換気装置の屋内への給気風量と屋外への排気風量とを調節し、上の階に向かう空気の流れ又は下の階に向かう空気の流れを発生させてもよい。
また、1階建ての建物の場合、換気装置10,11を、鉛直方向上側から俯瞰した際の平面視で互いに対角に設置することで、温度斑や換気斑の低減が可能となる。
また、上記では、換気装置10を1階に設置することで、その筐体に設けた内気回収口10eから1階の空気を取り入れて排気し、また、外気を吹出し口10fから1階に吹き出して給気した。しかしながら、換気装置10を2階に設置して、1階の空間に露出させて配置した内気回収口10e及び吹出し口10fとダクトを介して接続させることにより、1階の給気と排気とを行ってもよい。同様に、換気装置11を1階に設置して、2階の空間に露出させて配置した内気回収口11e及び吹出し口11fとダクトを介して接続させることにより、2階の給気と排気とを行ってもよい。このようにしてダクトを利用すれば、換気装置10,11を1つの機械室にまとめて設置することが可能になる。ただし、圧力損失を考慮すれば、ダクトの使用は避けるか、ダクト長がなるべく短くなるように換気装置10,11を設置するのが好ましい。
また、上記では、暖冷房を担う空調用室内機2と、換気を担う換気装置10,11とが、別々の装置として設置されている場合を示した。しかしながら、空調用室内機2を、例えば換気装置11と装置として一体となるように設けてもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、換気装置10,11のうち少なくとも1つの換気装置で、屋外への排気風量と屋内への給気風量とが異なる値に設定される。これにより発生した空気の流れにより、温度斑や換気斑を低減したり、温熱感の個人差を考慮したりすることが可能となり、より快適な室内環境を実現することができる。
また、この発明の換気システムには、換気装置の屋外への排気風量が、当該換気装置の屋内への給気風量よりも多く設定される第1換気装置と、換気装置の屋外への排気風量が、当該換気装置の屋内への給気風量よりも少なく設定される第2換気装置とが含まれることとした。このようにすると、暖冷房運転時の温度斑や換気斑を効率的に低減したり、寒がり暑がり等の温熱感の個人差を考慮した室内環境を効率的に実現したりすることができる。
また、第1換気装置の内気回収口と第2換気装置の吹出し口は、平面視で互いに対角に位置することとした。このようにすると、屋内を水平方向に横切るような空気の流れが発生するので、温度斑や換気斑の更なる低減に効果的である。
また、屋内が冷房されている場合、第1換気装置は、内気回収口11e及び吹出し口11fが建物最上階の空間に配置されて当該空間を換気する換気装置11であり、第2換気装置は、内気回収口10e及び吹出し口10fが建物最下階の空間に配置されて当該空間を換気する換気装置10であることとした。このようにすると、冷房時の温度斑や換気斑の低減に効果的である。
また、屋内が暖房されている場合、第1換気装置は、内気回収口10e及び吹出し口10fが建物最下階の空間に配置されて当該空間を換気する換気装置10であり、第2換気装置は、内気回収口11e及び吹出し口11fが建物最上階の空間に配置されて当該空間を換気する換気装置11であることとした。このようにすると、暖房時の温度斑や換気斑の低減に効果的である。
また、換気装置10,11は、熱交換器10a,11aを有し、内気回収口10e,11eから取り入れた屋内の空気と熱交換させた屋外の空気を、吹出し口10f,11fから給気することとした。このようにすると、換気による熱エネルギーのロスを低減することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 空調用室外機
2 空調用室内機
3 吹出し口
10 換気装置
10a 熱交換器
10b ファン
10c ファン
10d 外気取入れ口
10e 内気回収口
10f 吹出し口
10g 排出口
11 換気装置
11a 熱交換器
11b ファン
11c ファン
11d 外気取入れ口
11e 内気回収口
11f 吹出し口
11g 排出口

Claims (7)

  1. 内気回収口から取り入れた屋内の空気を屋外へ排気し、屋外の空気を吹出し口から屋内へ給気する換気装置を複数備え、
    前記複数の換気装置のうち少なくとも1つの換気装置の屋外への排気風量は、当該換気装置の屋内への給気風量と異なる値に設定されることを特徴とする換気システム。
  2. 前記複数の換気装置には、
    換気装置の屋外への排気風量が、当該換気装置の屋内への給気風量よりも多く設定される第1換気装置と、
    換気装置の屋外への排気風量が、当該換気装置の屋内への給気風量よりも少なく設定される第2換気装置とが含まれることを特徴とする請求項1記載の換気システム。
  3. 前記第1換気装置の内気回収口と前記第2換気装置の吹出し口は、平面視で互いに対角に位置することを特徴とする請求項2記載の換気システム。
  4. 屋内が冷房されている場合、
    前記第1換気装置は、内気回収口及び吹出し口が建物最上階の空間に配置されて当該空間を換気する換気装置であり、
    前記第2換気装置は、内気回収口及び吹出し口が建物最下階の空間に配置されて当該空間を換気する換気装置であることを特徴とする請求項2または請求項3記載の換気システム。
  5. 屋内が暖房されている場合、
    前記第1換気装置は、内気回収口及び吹出し口が建物最下階の空間に配置されて当該空間を換気する換気装置であり、
    前記第2換気装置は、内気回収口及び吹出し口が建物最上階の空間に配置されて当該空間を換気する換気装置であることを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載の換気システム。
  6. 前記複数の換気装置は、熱交換器を有し、内気回収口から取り入れた屋内の空気と熱交換させた屋外の空気を、吹出し口から給気することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の換気システム。
  7. 内気回収口から取り入れた屋内の空気を屋外へ排気し、屋外の空気を吹出し口から屋内へ給気する換気装置を複数備えた換気システムにおいて、
    前記複数の換気装置のうち少なくとも1つの換気装置の屋外への排気風量を、当該換気装置の屋内への給気風量と異なるようにすることを特徴とする換気方法。
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