JP2015048541A - 壁紙裏打ち用不織布 - Google Patents

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Mitsuo Yoshida
光男 吉田
緑川 正敏
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Abstract

【課題】ポリ塩化ビニル等の塗布や、印刷等の加工が施され壁紙として使われる壁紙裏打ち用不織布に関し、印刷やポリ塩化ビニルコーティング時の欠点となる毛羽立ちが少なく、コーティング適性が良好で、更に寸法安定性が良好な壁紙裏打ち用不織布を提供する。
【解決手段】ラマン散乱スペクトルの1096cm−1Ig及び1120cm−1It付近のピーク強度比(I1096/I1120)が3.0以上のポリエチレンテレフタレート繊維とパルプ繊維と繊維状バインダーとを含むことを特徴とする壁紙裏打ち用不織布である。繊維状バインダーの一部または全てがポリビニルアルコール繊維である壁紙裏打ち用不織布。表面に顔料が付与されている壁紙裏打ち用不織布。
【選択図】図1

Description

本発明は、壁紙用裏打ち紙として使用される壁紙裏打ち用不織布に関する。さらに詳しくは、寸法安定性が良好であって施工性が良好であり、接着後の実用時の剥がれ等の問題がなく、かつ毛羽立ちの問題がなく、印刷やコーティング適性を有する壁紙裏打ち用不織布に関する。
従来、低価格である上に、印刷加工、発泡加工、エンボス加工等の種々の加工適性を持ち合わせていることから、デザイン性、色柄等が豊富であるビニル壁紙等が室内装飾用内装材として広く用いられている。
壁紙を壁に施工する際、壁紙裏面に澱粉や酢酸ビニルエマルジョンやメチルセルロース等の水溶性の糊をロールコーターで塗布し、糊付けした壁紙の糊面を内側にして折り畳み、壁に貼るまで暫く放置した後、壁面への貼り付け作業を行う。この糊付けから施工までの放置された状態では、壁紙用裏打ち紙は水溶性の糊によってカールしたり、伸びたりする現象が起こる。また、石膏ボードやコンクリート等の壁面に貼り付けて数日後に完全に糊が乾燥すると、逆に収縮する現象が起こる。そのため、壁紙用裏打ち紙には乾燥状態と湿潤状態での寸法変化が小さいことが要求される。この対策として、ポリアルキレングリコールを塗布した壁紙(例えば、特許文献1参照)、スルファミン酸グアニジン誘導体、表面サイズ剤、バインダーからなる混合液を含浸した壁紙(例えば、特許文献2参照)が開示されている。また、寸法変化が小さい内装材としては、紙基材に合成繊維または無機質材料を添加して、防カビを目的とした水中伸度が1%未満の壁紙等の内装材が提案されているが、これは、壁紙として通気性を確保するものであった(例えば、特許文献3参照)。
また、近年、壁紙にはデザイン、意匠性を高めるための印刷やボリューム感を高めるための発泡性ポリ塩化ビニル樹脂のコーティングが行われ、表層が設けられる。そのため、壁紙用裏打ち紙の印刷やポリ塩化ビニル樹脂コーティングが施される側には、印刷適性やコーティング適性が必要となる。
しかしながら、パルプ繊維のみからなる壁紙用裏打ち紙、紙基材に単に合成繊維または無機質材料を添加した壁紙用裏打ち紙では、層間強度が弱いために壁紙の層間で剥離してしまい、壁面に壁紙の一部がランダムに残り作業性を低下させるばかりでなく、張り替え後の仕上がりに凹凸ができてしまうという問題があった。また、毛羽立ちによって、印刷適性やコーティング適性が不十分だという問題があった。
特開2001−81700号公報 特開平10−273896号公報 特開2001−303491号公報
本発明の課題は、寸法安定性が良好であると共に印刷やコーティング適性をも有する壁紙裏打ち用不織布を提供することである。
本発明者らは、この課題を解決するため研究を行った結果、ラマン散乱スペクトルの1096cm−1付近および1120cm−1付近のピーク強度比(I1096/I1120)が3.0以上のポリエチレンテレフタレート繊維とパルプ繊維と繊維状バインダーとを含むことを特徴とする壁紙裏打ち用不織布により顕著な効果が得られるという知見をもって本発明を完成するに至った。さらに、繊維状バインダーの一部または全てがポリビニルアルコール繊維(以下、PVA繊維という)である壁紙裏打ち用不織布、表面に顔料が付与されている壁紙裏打ち用不織布を見出した。
本発明によれば、発泡性ポリ塩化ビニル樹脂コーティングや印刷等の加工がなされて壁紙として使われる壁紙裏打ち用不織布に関し、印刷やコーティング時の欠点となる毛羽立ちを抑え、コーティング適性を備え、寸法安定性を良好に備えた壁紙裏打ち用不織布を提供することができる。
ポリエチレンテレフタレート繊維のラマン散乱スペクトルである。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明の壁紙裏打ち用不織布は、石膏ボードやコンクリート等からなる壁面または壁紙裏打ち用不織布の裏面に塗布された糊によって、壁面に貼り付けられる。
本発明の壁紙裏打ち用不織布は、パルプ繊維を含むことで、繊維状バインダーを含んでいても、親水性に調整されている。また、適度に叩解されたパルプ繊維を用いることにより繊維間に一定の空隙部を有し、吸水性が調整されている。パルプ繊維の叩解度は、300mlCSF以上が好ましく、400mlCSF以上がより好ましい。叩解度が300mlCSF未満の場合には、空隙部分が少なくなって吸水性が低下することがあり、糊が入り込みにくくなって直ぐに乾いてしまい、作業性が低下する場合がある。
パルプ繊維は、植物繊維として、針葉樹パルプ、広葉樹パルプなどの木材パルプや藁パルプ、竹パルプ、リンターパルプ、ケナフパルプなどの木本類、草本類を含むものとする。これらの繊維は、本発明の性能を阻害しない範囲であれば、フィブリル化されていてもなんら差し支えない。さらに、古紙、損紙などから得られるパルプ繊維等を使用してもよい。本発明の壁紙裏打ち用不織布に配合されるパルプ繊維の比率は、ポリエチレンテレフタレート繊維とパルプ繊維と繊維状バインダーの配合量を合計で100質量%とした場合、50〜95質量%が好ましく、55〜91質量%がより好ましく、60〜87質量%がさらに好ましい。50質量%未満の場合、強度維持、寸法安定性は良好であるが、空隙部が多くなって、糊の必要量が増すことがある。一方、95質量%を超えると、湿潤状態下での強度維持が困難になることがあり、また、張り替え時に層間剥離を起こしてしまうことがある。さらに、寸法安定性が得られないこともある。
繊維状バインダーは、断面が扁平なパルプ繊維とは異なり、真円状または真円状に近い形状であり、パルプ繊維同士の間に存在させることによって、空隙部を増す働きをすると共に、耐水性に乏しいパルプ繊維同士を接着させることによって湿潤状態においても強度を維持し、糊が塗布されたときの伸びや施工されて乾燥した後の収縮等の寸法変化を抑える働きがある。また、石膏ボードやコンクリート等の壁面に施工された壁紙をリフォーム時に剥がす際には、壁面と壁紙の間に存在する糊層で剥離させることが重要であるが、繊維状バインダーを配合しないパルプ繊維のみの場合やパルプ繊維と合成繊維のみの場合には、層間強度が弱いために壁紙の層間で剥離してしまい、壁面に壁紙の一部がランダムに残り、作業性を低下させるばかりでなく、張り替え後の仕上がりに凹凸ができてしまう。本発明では、繊維状バインダーを配合していることで、壁紙の層間剥離を抑制することが可能となっている。本発明において、繊維状バインダーの比率は、ポリエチレンテレフタレート繊維とパルプ繊維と繊維状バインダーの配合量を合計で100質量%とした場合、3〜40質量%が好ましく、5〜35質量%がより好ましく、7〜30質量%がさらに好ましい。3質量%未満の場合、湿潤状態下での強度維持が困難になることがあるばかりでなく、張り替え時に層間剥離を起こしてしまうこともある。また、寸法安定性が得られない場合もある。一方、40質量%を超えると、強度維持、寸法安定性は良好であるが、空隙部が多くなって、糊の必要量が増すこともある。
繊維状バインダーの繊度は、0.1〜5.6dtexが好ましく、0.6〜3.3dtexがより好ましく、1.1〜2.2dtexがさらに好ましい。0.1dtex未満の場合、不織布が緻密で薄いものになってしまうことがある。一方、5.6dtexを超えた場合、パルプ繊維との接点が少なくなり、湿潤状態下での強度維持が困難になることがあるばかりでなく、均一な地合が取れないことがある。繊維状バインダーの繊維長は、1〜20mmが好ましく、2〜15mmがより好ましく、3〜10mmがさらに好ましい。1mm未満の場合、抄造時に抄紙ワイヤーから抜け落ちることがあり、十分な強度が得られないことがある。一方、20mmを超えた場合、水に分散する際にもつれ等を起こすことがあり、均一な地合が得られないことがある。
繊維状バインダーとしては、単成分からなる単繊維のほか、芯鞘繊維(コアシェルタイプ)、並列繊維(サイドバイサイドタイプ)、放射状分割繊維などの複合繊維が挙げられる。複合繊維は皮膜を形成しにくいので、不織布の空隙部を保持したまま耐水強度を向上させることができる。繊維状バインダーとしては、例えば、ポリエチレンの単繊維、ポリプロピレンの単繊維、ポリエステルの単繊維などの単繊維(全融タイプ);ポリプロピレン(芯)とポリエチレン(鞘)の組み合わせ、ポリプロピレン(芯)とエチレンビニルアルコール(鞘)の組み合わせ、ポリプロピレン(芯)とポリエチレン(鞘)の組み合わせ、高融点ポリエステル(芯)と低融点ポリエステル(鞘)の組み合わせなどの複合繊維が挙げられる。これらは、加熱によってバインダー性能を発現する熱融着性の繊維状バインダーである。特に、芯鞘繊維が空隙部確保と強度発現の両方を備えているので好ましい。
さらに、本発明では、ポリビニルアルコール(PVA)繊維のような湿熱接着性の繊維状バインダーを使用することが好ましい。PVA繊維は、単独で使用してもよく、他の熱融着性の繊維状バインダーと併用することがより好ましい。PVA繊維は、適当な原料PVAを用いて適当な条件で製造した繊維であり、常温の水ではほとんど溶解しないで繊維形態を保っているが、抄紙後のヤンキードライヤー面に接して加熱されると容易に溶解し始め、その瞬間にタッチロールのような設備で加圧することにより、繊維間にまたがって繊維状バインダーとなり、その後の脱水乾燥によって再凝固する。PVA繊維を使用することで、熱融着性の繊維状バインダー芯鞘繊維のみでは得られない毛羽立ちの少ない平滑な面が得られる。また、高温水中でなければ容易に離れない強力な紙層構成繊維となる。
このPVA繊維の接着力に及ぼす影響は色々考えられるが、大別して水中軟化点、繊度、繊維長の3点から考えることができる。まず、水中軟化点について説明する。水中軟化点は、実際抄紙の場合、湿紙がドライヤーにより熱を受け、繊維状バインダーが溶け始めて接着機能を示す温度を大体示している。水中軟化点の低いPVA繊維を使用するほど、接着の前提条件である繊維状バインダーの溶解が容易となり、接着効果が大きくなる。水中軟化点の低い方が、接着効果の点からは良いが、ドライヤーへの付着は起こり易い。PVA繊維が溶解するためには、その水中軟化点以上に湿紙の温度が高くなる必要があり、従って、乾燥温度が高いほど接着効果が大きく、強度は向上する。湿紙中の水温がPVA繊維の水中軟化点以下では、繊維状バインダーの溶解が起こらず、従ってバインダー効果はまったく失われる。ヤンキードライヤーの場合、ドライヤーのスチーム温度は100〜160℃程度で、これに接触している湿紙の温度は60〜90℃と考えられるから、PVA繊維の水中軟化点として65〜85℃のものを選定すると十分な接着力を得ることができる。
次に、繊度については、細くなるに従って強度は向上する。このことは同一質量比で添加した場合、細い繊維を用いると、添加本数が多くなって接着点の数が増えるため、接着力が大きくなるからである。但し、あまり繊度が小さくなりすぎると、不織布が緻密になりすぎることがある。PVA繊維の繊度は、特に限定しないが、0.1〜5.6dtexが好ましく、0.3〜3.3dtexがより好ましく、0.6〜2.2dtexがさらに好ましい。最後に、PVA繊維の繊維長は、1〜20mmが好ましく、2〜15mmがより好ましく、3〜10mmがさらに好ましい。1mm未満の場合、抄造時に抄紙ワイヤーから抜け落ちることがあり、十分な強度が得られないことがある。一方、20mmを超えた場合、水に分散する際にもつれ等を起こすことがあり、均一な地合が得られないことがある。
ラマン散乱スペクトルの1096cm−1および1120cm−1付近のピーク強度比(I1096/I1120)が3.0以上のポリエチレンテレフタレート繊維(以下、「(I1096/I1120)」を「(I/I)」と記載する場合がある)について説明する。ポリエチレンテレフタレート繊維は、紡糸条件を調整することによって結晶性を高めることが可能である。例えば紡糸速度の高速化により、分子配向度の高い未延伸糸を引き取り、熱延伸を施す方法で製造されるポリエチレンテレフタレート繊維が知られているが、本発明はこれに限定されるものではない。ラマン散乱スペクトルの1096cm−1付近および1120cm−1付近のピークは、それぞれポリエチレンテレフタレート繊維のエチレングリコール部分のTransとGauche成分を示すものであり、Trans成分が結晶性を形成することが知られている。本発明に係わるポリエチレンテレフタレート繊維のピーク強度比(I/I)は特に上限を定める必要はないが、大き過ぎると、紡糸性を損なうおそれがあることから、3.0〜6.0が好ましく、特に好ましくは3.5〜5.0である。以下、特に断らない限り、本発明で言う「ポリエチレンテレフタレート繊維」は、「ラマン散乱スペクトルの1096cm−1付近および1120cm−1付近のピーク強度比(I/I)が3.0以上のポリエチレンテレフタレート繊維」を指すものとする。本発明の壁紙裏打ち用不織布は、結晶性に優れたポリエチレンテレフタレート繊維を含有することから、寸法安定性が良好であって施工性が良好である。
ポリエチレンテレフタレート繊維の繊度は、0.3〜5.0dtexが好ましく、0.4〜4.0dtexがより好ましく、0.6〜3.5dtexがさらに好ましい。繊度が小さ過ぎると、十分な剛直性が得られない場合があり、寸法安定性が損なわれるおそれがある。一方、繊度が大き過ぎると、平滑性が低下して地合不良となるおそれがある。
ポリエチレンテレフタレート繊維の繊維長は、1〜15mmが好ましく、3〜10mmが特に好ましい。繊維長が短過ぎた場合には、十分な寸法安定性が得られないことがあり、繊維長が長過ぎると、地合不良となるおそれがある。
ポリエチレンテレフタレート繊維の配合比率は特に限定しないが、ポリエチレンテレフタレート繊維とパルプ繊維と繊維状バインダーの配合量を合計で100質量%とした場合に、2〜40質量%が好ましく、4〜35質量%がより好ましく、6〜30質量%がさらに好ましい。2質量%未満であると、空隙部保持効果が少なくなる場合があり、40質量%を超えると、空隙部が過剰となってコーティングや印刷時に浸透量が過剰となってしまうという問題が発生することがある。
壁紙裏打ち用不織布の表面は、発泡性ポリ塩化ビニル樹脂等が表面にコーティングされたり、印刷がなされたりする面であることから、繊維状バインダーで寸法安定性を保たせ、ポリエチレンテレフタレート繊維で適当な空隙部を保持してボリューム感を出し、パルプ繊維で目を詰めてコーティングや印刷時の過剰な浸透を押さえて平坦性を良好なものに保たせている。さらに、繊維状バインダーの一部をPVA繊維にすることによって、毛羽立ちのより少ない平坦な表面が得られることから、コーティングや印刷後の表面も平滑になる。
ポリエチレンテレフタレート繊維、パルプ繊維、繊維状バインダー以外の有機繊維(以下、「その他の有機繊維」と記す場合がある)を配合することによって、さらに空隙部を増やすことができる。その他の有機繊維としては、再生繊維としてのレーヨン、キュプラ、リヨセル繊維等が、半合成繊維としては、アセテート、トリアセテート、プロミックスが、合成繊維としては、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリアクリル系、ビニロン系、ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル系、ポリアミド系、ベンゾエート、ポリクラール、フェノール系などの繊維が挙げられる。その他の有機繊維のほかに、金属繊維、ガラス繊維、岩石繊維等の無機繊維も性能を阻害しない範囲で加えることができる。
その他の有機繊維の繊度は、0.1〜11dtexが好ましく、0.6〜5.6dtexがより好ましく、1.1〜3.3dtexがさらに好ましい。0.1dtex未満の場合、不織布が緻密で薄いものになってしまうことがある。一方、11dtexを超えた場合、空隙が過剰になる場合があり、また均一な地合が取れないことがある。その他の有機繊維の繊維長は、1〜20mmが好ましく、2〜15mmがより好ましく、3〜10mmがさらの好ましい。1mm未満の場合、抄造時に抄紙ワイヤーから抜け落ちることがある。一方、20mmを超えた場合、水に分散する際にもつれ等を起こすことがあり均一な地合が得られないことがある。
本発明の壁紙裏打ち用不織布の坪量は、特に限定しないが、40g/m以上が好ましく、60g/m以上がより好ましい。40g/m未満では、引張強度、硬さに問題があり、コーティングや印刷の際にカールの発生や断紙を起こすおそれがある。一方、カールや断紙の抑制効果は、坪量が200g/mを超えた領域ではほとんど変わらないため、坪量は200g/m以下とすることが好ましく、150g/m以下としてもよい。
本発明の壁紙裏打ち用不織布には、必要に応じてサイズ剤を配合することができる。サイズ剤としては、本発明の所望の効果を損なわないものであれば、強化ロジンサイズ剤、ロジンエマルジョンサイズ剤、石油樹脂系サイズ剤、合成サイズ剤、中性ロジンサイズ剤、アルキルケテンダイマー(AKD)など公知のサイズ剤のいずれをも用いることができる。サイズ性を発現させる目的で必要に応じて、アルミニウム(Al)の多価金属化合物(例えば、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、ポリアルミニウムシリケートサルフェイト、アルミン酸ソーダ等)を配合することもできる。
このほかに、本発明の所望の効果を損なわない範囲で、従来から使用されている各種アニオン性、ノニオン性、カチオン性、あるいは両性の歩留り向上剤、濾水剤、分散剤、紙力向上剤や粘剤が必要に応じて適宜選択して使用される。なお、pH調整剤、消泡剤、ピッチコントロール剤、スライムコントロール剤等の抄紙用内添助剤を目的に応じて適宜添加することも可能である。
また、必要に応じて、クレー、カオリン、焼成カオリン、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン等の填料や、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の自己消火性を有する填料等も配合できる。特にコンクリートや石膏ボード等の壁面が透けて見えないようにするために隠蔽性、不透明度を高めるためには酸化チタンが有用である。これら填料の添加量は、隠蔽性、難燃性、不織布の強度等を考慮して、上記の壁紙裏打ち用不織布の全繊維成分100質量%に対し、5〜30質量%である。
本発明における壁紙裏打ち用不織布の製造方法は、例えば、以下のように行うことができる。叩解後のパルプ繊維、繊維状バインダー、ポリエチレンテレフタレート繊維、必要に応じてサイズ剤等を水に混合分散した後、スラリーとして貯蔵タンクに送り、一定量ずつ抄紙機に送り、目標の坪量となるように抄造する。このシートをプレス後、ヤンキードライヤー面に当てて乾燥し、壁紙裏打ち用不織布とすることができる。
本発明において得られた壁紙裏打ち用不織布の表面には、発泡性ポリ塩化ビニル樹脂や印刷の目止め、毛羽立ちの抑制といった目的で、さらに顔料を付与することができる。壁紙裏打ち用不織布の表面は、毛羽立ちが少なく、高い平滑性が得られる抄紙後のヤンキードライヤー面に接する面とすることが好ましい。顔料の付与は、顔料とバインダーを含む塗液を表面に含浸または塗工することによって可能である。顔料としては、抄紙工程で填料として添加可能なクレー、カオリン、焼成カオリン、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン等や、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の自己消火性を有するものを使用できる。特にコンクリートや石膏ボード等の壁面が透けて見えないようにするために、隠蔽性、不透明度を高めるには酸化チタンが有用である。壁紙裏打ち用不織布100質量%に対して、付与する顔料の割合は3〜50質量%が好ましく、5〜40質量%がより好ましく、7〜30質量%がさらに好ましい。
顔料を付与する方法としては、抄紙工程の中間に設置された2ロールサイズプレス、ゲートロールコーター、エアナイフコーター、ブレードコーター、コンマコーター、バーコーター、グラビアコーター、キスコーター等の含浸または塗工装置による処理が可能であるが、これに限定されるものではない。また、抄紙後にオフマシン装置での含浸または塗工処理も可能である。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。なお、実施例中における部や百分率は断りのない限り、全て質量によるものである。
本例中のラマン散乱ピーク強度比は以下の方法で測定した。
試料とするポリエチレンテレフタレート繊維の断面を、測定装置としてThermoElectronCorp製NICOLET ALMEGA XR Dispersive Ramanを用い、レーザー波長:780mm、レーザーパワー:100%、アパーチャー:100μピンホール、対物レンズ:MPlan 100X BDの条件で測定した。
図1は、ポリエチレンテレフタレート繊維のラマン散乱スペクトルの一例である。データ解析方法としては、図1に示すように、ベースライン補正後、1096cm−1付近のピークの高さ(I)と1120cm−1のピークの高さ(I)を測定し、ピーク強度比(I/I)を算出した。なお、図1の点Xの位置は両ピーク間のラマン散乱強度が最も低くなる波長とし、また、点BとBの位置はベースラインIとIの傾きが最も大きくなる波長とした。
(実施例1)
パルパー分散タンク中の水に、下記配合で繊維を投入して10分間混合分散した後、貯蔵タンクに送り、一定量ずつ抄紙機に送り抄造し、ヤンキードライヤー面に当てて乾燥し、坪量100g/mの壁紙裏打ち用不織布を得た。
500mlCSFに叩解したNBKP(パルプ繊維) 93部
芯鞘型繊維状バインダー
(商品名:メルティー(登録商標)4080、ユニチカ社製、2.2dtex×5mm) 5部
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維
(1.7dtex×5mm) 2部
(実施例2)
繊維の配合を下記のように変えた以外は、実施例1と同様にして壁紙裏打ち用不織布を得た。
500mlCSFに叩解したNBKP(パルプ繊維) 90部
芯鞘型繊維状バインダー
(商品名:メルティー(登録商標)4080、ユニチカ社製、2.2dtex×5mm) 5部
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維
(1.7dtex×5mm) 5部
(実施例3)
繊維の配合を下記のように変えた以外は、実施例1と同様にして壁紙裏打ち用不織布を得た。
500mlCSFに叩解したNBKP(パルプ繊維) 85部
芯鞘型繊維状バインダー
(商品名:メルティー(登録商標)4080、ユニチカ社製、2.2dtex×5mm) 5部
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維
(1.7dtex×5mm) 10部
(実施例4)
繊維の配合を下記のように変えた以外は、実施例1と同様にして壁紙裏打ち用不織布を得た。
500mlCSFに叩解したNBKP(パルプ繊維) 75部
芯鞘型繊維状バインダー
(商品名:メルティー(登録商標)4080、ユニチカ社製、2.2dtex×5mm) 5部
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維
(1.7dtex×5mm) 20部
(実施例5)
繊維の配合を下記のように変えた以外は、実施例1と同様にして壁紙裏打ち用不織布を得た。
500mlCSFに叩解したNBKP(パルプ繊維) 45部
芯鞘型繊維状バインダー
(商品名:メルティー(登録商標)4080、ユニチカ社製、2.2dtex×5mm) 5部
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維
(1.7dtex×5mm) 50部
(比較例1)
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維(1.7dtex×5mm)の代わりに、ピーク強度比(I/I)2.8のポリエチレンテレフタレート繊維(1.7dtex×5mm)を使用した以外は、実施例1と同様にして壁紙裏打ち用不織布を得た。
(実施例6)
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維(1.7dtex×5mm)の代わりに、ピーク強度比(I/I)3.5のポリエチレンテレフタレート繊維(1.7dtex×5mm)を使用した以外は、実施例1と同様にして壁紙裏打ち用不織布を得た。
(実施例7)
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維(1.7dtex×5mm)の代わりに、ピーク強度比(I/I)4.0のポリエチレンテレフタレート繊維(3.3dtex×5mm)を使用した以外は、実施例1と同様にして壁紙裏打ち用不織布を得た。
(実施例8)
パルパー分散タンク中の水に、下記配合で繊維を投入して10分間混合分散した後、貯蔵タンクに送り、一定量ずつ抄紙機に送り抄造し、ヤンキードライヤー面に当てて乾燥し、坪量100g/mの壁紙裏打ち用不織布を得た。
500mlCSFに叩解したNBKP(パルプ繊維) 80部
芯鞘型繊維状バインダー
(商品名:メルティー(登録商標)4080、ユニチカ社製、2.2dtex×5mm) 10部
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維
(1.7dtex×5mm) 10部
(実施例9)
パルパー分散タンク中の水に、下記配合で繊維を投入して10分間混合分散した後、貯蔵タンクに送り、一定量ずつ抄紙機に送り抄造し、ヤンキードライヤー面に当てて乾燥し、坪量100g/mの壁紙裏打ち用不織布を得た。
500mlCSFに叩解したNBKP(パルプ繊維) 80部
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維
(1.7dtex×5mm) 10部
繊維状バインダー
(商品名:VPB107、クラレ社製、1.1dtex×3mm、PVA繊維)10部
(実施例10)
パルパー分散タンク中の水に、下記配合で繊維を投入して10分間混合分散した後、貯蔵タンクに送り、一定量ずつ抄紙機に送り抄造し、ヤンキードライヤー面に当てて乾燥し、坪量100g/mの壁紙裏打ち用不織布を得た。
500mlCSFに叩解したNBKP(パルプ繊維) 80部
芯鞘型繊維状バインダー
(商品名:メルティー(登録商標)4080、ユニチカ社製、2.2dtex×5mm) 5部
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維
(1.7dtex×5mm) 10部
繊維状バインダー
(商品名:VPB107、クラレ社製、1.1dtex×3mm、PVA繊維) 5部
(比較例2)
パルパー分散タンク中の水に、下記配合で繊維を投入して10分間混合分散した後、貯蔵タンクに送り、一定量ずつ抄紙機に送り抄造し、ヤンキードライヤー面に当てて乾燥し、坪量100g/mの壁紙裏打ち用不織布を得た。
500mlCSFに叩解したNBKP(パルプ繊維) 80部
ピーク強度比(I/I)3.0のポリエチレンテレフタレート繊維
(1.7dtex×5mm) 20部
(実施例11)
顔料として酸化チタン(商品名:W−10、石原産業社製)、バインダーとしてアクリルエマルジョン(商品名:ボンコート(登録商標)MAT−200−E、DIC社製)およびポリビニルアルコール(商品名:PVA−110、クラレ社製)をそれぞれ100:20:5の比率で水に分散、混合し、顔料塗工液を作製した。本塗工液をエアナイフ塗工装置にて実施例10の不織布の表面に乾燥質量で25g/m塗工後乾燥させ、壁紙裏打ち用不織布を得た。
(実施例12)
顔料をカオリン(商品名:ニュークレイ、エンゲルハード社製)に変えた以外は、実施例11と同様にして壁紙裏打ち用不織布を得た。
使用したパルプの叩解度は、JIS P 8121に準じ、カナダ標準濾水度を測定した。
試験1(寸法安定性)
壁紙裏打ち用不織布を温度20℃、湿度65%RHの環境下で24時間以上調湿し、サンプルの横方向の長さ(原寸)を正確に測定する。このサンプルを温度23℃の水中へ5分間浸した後、速やかにサンプルの長さを測定し、原寸に対する伸び率を求めた。0に近いほど、寸法安定性が良い。従来の経験則より、伸び率は0.6%以内が望ましく、最低でも1.0%以内が必要である。結果を表1および2に示した。
試験2(毛羽立ち)
壁紙裏打ち用不織布を温度23℃、湿度50%RH環境下で24時間調湿した後、MD方向32cm×CD方向15cmとなるように裁断した。なお、サンプリングの際は紙面を擦らないよう十分注意をして行った。ガラス板上に坪量150g/mの上質紙2枚を敷き、クリップにて固定した。次に幅250mm×長さ130mm×厚さ15mmの金属立方体(重さ400g)にガーゼを4重に巻きつけ、上質紙面を2回擦り、ガーゼ面をならした。上質紙上に壁紙裏打ち用不織布を、ポリ塩化ビニル塗工・印刷面となる表面(ヤンキードライヤーと接した面)を上にして乗せ、その表面を用意したガーゼを巻きつけた金属立方体にて、自重によりMD方向で上から下に向かって1回擦った。壁紙裏打ち用不織布の上下方向の向きを変え、同様に上から下に向かって1回擦った。この壁紙裏打ち用不織布の擦った場所に、塗工厚200μmのアプリケーターを用い、塩化ビニルペーストを塗工し、145℃の乾燥機中に1分間入れ、塩化ビニルペーストをゲル化させた。ゲル化したポリ塩化ビニル層面の中央部に5cm×10cmの切り抜いた型紙を乗せ、その中に発生した毛羽立ち由来の突起物の数を計測した。結果は、同様にして作製したサンプル4枚の計測値の合計(200cmあたりの個数)を計測した。計測した突起物の数が25個以下を「◎」、26〜50個を「○」、51〜150個を「△」、151個以上を「×」と評価した。結果を表1および2に示した。
試験3(不透明度)
実施例10〜12の壁紙裏打ち用不織布の不透明度をJIS P 8149:2000に準じて測定し、隠蔽性の評価を行った。壁紙裏打ち用不織布の不透明度は84%以上が好ましい。より好ましくは86%以上であり、隠蔽性が良好となり、壁紙メーカーにて改めて隠蔽性付与の工程を省略することが可能となる。結果を表2に示した。
表1の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜12の壁紙裏打ち用不織布は、ラマン散乱スペクトルの1096cm−1および1120cm−1付近のピーク強度比(I1096/I1120)が3.0以上のポリエチレンテレフタレート繊維とパルプ繊維と繊維状バインダーとを含むため、寸法安定性、毛羽立ちが良好であり、壁紙裏打ち用として有用に活用できる。
実施例10〜12を比較すると、実施例11および12の壁紙裏打ち用不織布は、表面に顔料が付与されていることから、毛羽立ちが非常少なく良好であり、不透明度が高く、石膏ボードやコンクリート等の壁面の透けを防止できる。
実施例8〜10を比較すると、繊維状バインダーとしてPVA繊維を使用していると、毛羽立ちが小さくなり、実施例9の壁紙裏打ち用不織布では繊維状バインダーが全てPVA繊維であるために、毛羽立ちが非常に少なく良好であった。
比較例1は、ポリエチレンテレフタレート繊維のラマン散乱スペクトルの1096cm−1および1120cm−1付近のピーク強度比(I1096/I1120)が3.0未満であったため、寸法安定性が0.6%を超えており、伸びが大きかった。比較例2は、繊維状バインダーを配合していないため、毛羽立ちの試験結果が良くなかった。
本発明の活用例として、寸法安定性、毛羽立ちが良好で、印刷やコーティング適性を有する壁紙等が挙げられる。

Claims (3)

  1. 壁紙裏打ち用不織布において、ラマン散乱スペクトルの1096cm−1および1120cm−1付近のピーク強度比(I1096/I1120)が3.0以上のポリエチレンテレフタレート繊維とパルプ繊維と繊維状バインダーとを含むことを特徴とする壁紙裏打ち用不織布。
  2. 繊維状バインダーの一部または全てがポリビニルアルコール繊維である請求項1記載の壁紙裏打ち用不織布。
  3. 表面に顔料が付与されている請求項1または2記載の壁紙裏打ち用不織布。
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