JP2014513910A - 可変動作速度において可変スイッチング周波数で電気モータを制御する方法およびシステム - Google Patents

可変動作速度において可変スイッチング周波数で電気モータを制御する方法およびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2014513910A
JP2014513910A JP2013555469A JP2013555469A JP2014513910A JP 2014513910 A JP2014513910 A JP 2014513910A JP 2013555469 A JP2013555469 A JP 2013555469A JP 2013555469 A JP2013555469 A JP 2013555469A JP 2014513910 A JP2014513910 A JP 2014513910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
speed range
range
current
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013555469A
Other languages
English (en)
Inventor
ウー,ロン
ショー,ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Deere and Co
Original Assignee
Deere and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Deere and Co filed Critical Deere and Co
Publication of JP2014513910A publication Critical patent/JP2014513910A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

データ・プロセッサは、モータのロータの第1回転速度範囲を、第1下限から第1上限までに決め(図3におけるS300)、第2回転速度範囲を、第2下限から第2上限までに決める(S302)。第1範囲における動作中に、第1上限が調節されるように(例えば、第1量だけ第2下限よりも大きくなるように引き上げられる)ヒステリシス帯または回転速度範囲が決められる(S304)。センサが、モータのロータの回転速度を検出または測定する(S306)。データ・プロセッサは、測定された回転速度が、ヒステリシス帯によって調節された第1範囲または第2範囲内に入るか否か判定して、選択され速度範囲を特定する(S308)。パルス幅変調信号のスイッチング周波数が、選択された速度範囲にしたがって変更させられる。
【選択図】 図3

Description

本文書は、35.U.S.C 119(e)に基づいて、2011年2月23日に出願されMETHOD AND SYSTEM FOR CONTROLLING AN ELECTRIC MOTOR WITH VARIABLE SWITCHING FREQUENCY AT VARIABLE OPERATING SPEEDS(可変動作速度において可変スイッチング周波数で電気モータを制御する方法およびシステム)と題する米国仮特許出願第61/445,632号に基づく優先権を主張する。
発明の分野
本発明は、可変動作速度において可変スイッチング周波数(例えば、パルス幅変調周波数)で電気モータを制御する方法およびシステムに関する。
従来技術
電気モータは、内部永久磁石(IPM)モータまたはIPM同期モータのように、永久磁石を有するロータおよびステータを特徴とすることができる。モータを車両牽引に応用するとき、広い速度範囲のモータ制御を必要とすることが多い。しかしながら、ある程度までは、モータ制御性能は、インバータによって供給されるパルス幅スイッチング周波数の増加によって高めることができるが、過度にスイッチング周波数を増加させると、インバータのスイッチング損失が増大し、熱衝撃によってインバータの寿命が短くなり、インバータ内部におけるデータ・プロセッサまたはディジタル信号プロセッサのデータ処理負担が増加する。
このため、調和が取れたパルス幅変調周波数または最適なパルス幅変調周波数がインバータに選択されるように、幅広く変化する動作周波数で電気モータを制御する方法およびシステムが求められている。
一実施形態によれば、電気モータを制御する方法およびシステムを紹介する。データ・プロセッサが、第1下限から第1上限まで、モータのロータの回転速度に第1範囲を定める。データ・プロセッサは、第2下限から第2上限まで、ロータの回転速度の第2範囲を定める。動作の間、第1範囲において第1上限が調節されるように(例えば、第2下限よりも大きくなるように、第1量だけ引き上げる)、ヒステリシス帯または回転速度範囲を定める。センサが、モータのロータの回転速度を検出または測定する。データ・プロセッサは、ヒステリシス帯によって調節された第1範囲または第2範囲内に、測定した回転速度が入るか否か判断し、選択する速度範囲を特定する。データ・プロセッサ、PWMモジュール、またはインバータ回路は、選択された速度範囲にしたがって、パルス幅変調信号のスイッチング周波数を変化させる。
図1は、可変速度制御によって電気モータを制御するシステムの一実施形態のブロック図である。 図2は、図1と密接に結びついた電子データ処理システムのブロック図である。 図3は、可変速度制御によって電気モータを制御する方法の第1例のフロー・チャートである。 図4は、可変速度制御によって電気モータを制御する方法の第2例のフロー・チャートである。 図5は、可変速度制御によって電気モータを制御する方法の第3例のフロー・チャートである。 図6は、可変速度制御によって電気モータを制御する方法の第4例のフロー・チャートである。
一実施形態によれば、図1は、モータ117(例えば、内部永久磁石(IPM)モータ)または他の交流装置(alternating current machine)を制御するシステムを開示する。この文書において説明する方法およびシステムは、内部永久磁石モータ、誘導装置、または動作速度が広い表面実装永久磁石(PM)装置にも等しく応用することができる。一実施形態では、本システムは、モータ117の他に、インバータまたはモータ・コントローラと呼ぶこともできる。本システムまたはインバータは、1つ以上の異なる速度範囲において調和が取れたパルス幅変調周波数または最適なパルス幅変調周波数がインバータに選択されるように、広く変化するモータ軸の動作速度に非常に適している。
本システムは、電子モジュール、ソフトウェア・モジュール、または双方を含む。一実施形態では、モータ・コントローラは、1つ以上のソフトウェア・モジュールのソフトウェア命令の格納、処理、または実行をサポートするために電子データ処理システム120を含む。電子データ処理システム120は、図1では破線で示されており、図2において更に詳細に示されている。
データ処理システム120は、インバータ回路188に結合されている。インバータ回路188は、半導体駆動回路を含む。この半導体駆動回路は、スイッチング半導体(例えば、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)または他のパワー・トランジスタ)を駆動または制御して、モータ117の制御信号を出力する。一方、インバータ回路188はモータ117に結合されている。モータ117は、センサ115(例えば、位置センサ、リゾルバ、またはエンコーダ位置センサ)と関連付けられている。センサ115は、モータ軸126またはロータと関連付けられている。センサ115およびモータ117は、データ処理システム120に結合されており、可能なフィードバック・データまたは信号の中でもとりわけ、例えば、フィードバック・データ(例えば、i、i、iのような電流フィードバック・データ)、生の位置信号を供給する。他の可能なフィードバック・データには、巻線温度読み取り値、インバータ回路188の半導体温度読み取り値、三相電圧データ、あるいはモータ117についての他の熱情報または性能情報が含まれるが、これらに限定されるのではない。
一実施形態では、トルク・コマンド生成モジュール105がd−q軸電流生成モジュール109(例えば、d−q軸電流生成参照表)に結合されている。d−q軸電流とは、モータ117のような、ベクトル制御交流装置のコンテキストにおいて該当する、直接軸電流(direct axis current)および直角軸電流を指す。d−q軸電流生成マネージャ109の出力、および電流調節モジュール107(例えば、d−q軸電流調節モジュール107)の出力は、加算器119に供給される。一方、加算器119の1つ以上の出力(例えば、直接軸電流データ(i )および直角軸電流データ(i ))は、電流調整コントローラ111に供給または結合される。
電流調整コントローラ111は、パルス幅変調(PWM)生成モジュール112(例えば、空間ベクトルPWM生成モジュール)と通信することができる。電流調整コントローラ111は、d−q軸電流コマンド(例えば、i およびi )および実際のd−q軸電流(例えば、iおよびi)を受け、対応するd−q軸電圧コマンド(例えば、v およびv コマンド)を、PWM生成モジュール112に入力するために出力する。
一実施形態では、PWM生成モジュール112は、直接軸電圧および直角軸電圧データを、2つの位相データ表現から三相表現(例えば、v 、v 、v のような三相電圧表現)に、例えば、モータ117の制御のために変換する。PWM生成モジュール112の出力は、インバータ188に結合されている。
インバータ回路188は、パルス幅変調信号またはモータ117に印加される他の交流信号(例えば、パルス、方形波、正弦波、または他の波形)を生成、変更、および制御するために、スイッチング半導体のような電力電子部品を含む。PWM生成モジュール112は、入力をインバータ回路188内部の駆動段に供給する。インバータ回路188の出力段は、パルス幅変調信号、交流信号、パルス幅変調電圧波形、または他の電圧信号を、モータの制御のために供給する。一実施形態では、インバータ188は、直流(DC)電圧バスによって給電される。
モータ117は、センサ115(例えば、リゾルバ、エンコーダ、速度センサ、あるいは他の位置センサまたは速度センサ)と関連付けられている。このセンサ115は、モータ軸126の角度位置、モータ軸126の速度(speed or velocity)、およびモータ軸126の回転方向の内少なくとも1つを推定する。センサ115は、モータ軸126上に取り付けても、これと一体化してもよい。センサ115の出力は、1次処理モジュール114(例えば、位置および速度処理モジュール)と通信することができる。一実施形態では、センサ115をアナログ/ディジタル変換器(図示せず)に結合することができ、このアナログ/ディジタル変換器が、アナログの位置データまたは速度データを、それぞれ、ディジタルの位置または速度データに変換する。他の実施形態では、センサ115(例えば、ディジタル位置エンコーダ)は、モータ軸126またはロータについての位置データまたは速度データのディジタル・データ出力を供給することができる。
1次処理モジュール114の第1出力(例えば、モータ117の位置データおよび速度データ)は、位相変換器113(例えば、三相/二相電流パーク変換モジュール)に伝えられる。位相変換器113は、測定された電流のそれぞれの三相ディジタル表現を、測定された電流の対応する二相ディジタル表現に変換する。1次処理モジュール114の第2出力(例えば、速度データ)は、計算モジュール110(例えば、調節電圧/速度比モジュール(adjusted voltage over speed ratio module)に伝えられる。
検知回路124の入力は、直流(DC)バス(例えば、DC電力をインバータ回路188に供給することができる高電圧DCバス)の少なくとも測定された三相電流および電圧レベルを検知するために、モータ117の出力に結合されている。検知回路124の出力は、検知回路124の出力をディジタル化するために、アナログ/ディジタル変換器122に結合されている。一方、アナログ/ディジタル変換器122のディジタル出力は、2次処理モジュール116(例えば、直流(DC)バスおよび三相電流処理モジュール)に結合されている。例えば、検知回路124は、三相電流(例えば、モータ117の巻線に印加される電流、巻線に誘導される逆EMF、または双方)を測定するために、モータ117と関連付けられている。
1次処理モジュール114および2次処理モジュール116の一定の出力は、位相変換器113に繋がっている。例えば、位相変換器113はパーク変換または他の変換式(例えば、ある種の適した変換式は、当業者には周知である)を適用して、測定された電流の三相表現を、2次処理モジュール116からのディジタル三相電流データおよびセンサ115からの位置データに基づいて、電流の二相表現に変換することができる。位相変換器113モジュールの出力は、電流調整コントローラ111に結合されている。
1次処理モジュール114および2次処理モジュール116の他の出力は、計算モジュール110(例えば、調節電圧/速度比計算モジュール)の入力に結合することができる。例えば、1次処理モジュール114は速度データ(例えば、モータ軸126の1分当たりの回転数)を供給することができ、一方2次処理モジュール116は、測定した直流電圧レベル(例えば、車両の直流(DC)バスにおける直流電圧レベル)を供給することができる。インバータ回路188に電気エネルギを供給するDCバスにおける直流電圧レベルは、種々の要因のために、変動する即ちばらつく可能性がある。この要因には、周囲の温度、バッテリの状態、バッテリの充電状態、バッテリの抵抗またはリアクタンス、燃料電池の状態(該当する場合)、モータ負荷状態、それぞれのモータ・トルクおよび対応する動作速度、ならびに車両の電気負荷(例えば、電気的に駆動される空調用コンプレッサ)が含まれるが、これらに限定されるのでない。計算モジュール110は、仲介物として、2次処理モジュール116とdq−軸電流生成マネージャ109との間に接続されている。計算モジュール110の出力は、d−q軸電流生成マネージャ109によって生成される電流コマンドを調節するまたはこれに作用し(impact)、とりわけ、直流バス電圧の変動即ちばらつきを補償する。
ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および終端電圧フィードバック・モジュール108は、dq−軸電流調節モジュール107に結合されているか、またはこれと通信することができる。一方、d−p軸電流モジュール107は、dq−軸電流生成マネージャまたは加算器119と通信することができる。
ロータ磁石温度モジュール104は、ロータの1つまたは複数の永久磁石の温度を推定または判定する。一実施形態では、ロータ磁石温度推定モジュール104は、内部制御変数の計算、ステータ上に配置されステータと熱連通する1つ以上のセンサ、またはモータ117の筐体に固定されている1つ以上のセンサから、ロータ磁石の温度を推定することができる。
一代替実施形態では、ロータ磁石温度推定モジュール104は、ステータ上に配置されステータと熱連通する1つ以上のセンサ、またはモータ117の筐体に固定されている1つ以上のセンサと置き換えることができ、またはこれからロータ磁石の温度を推定することができる。
他の代替実施形態では、ロータ磁石温度推定モジュール104は、ロータまたは磁石に取り付けられた温度検出器(例えば、ワイヤレス送信器に結合されているサーミスタまたは赤外線熱センサ)と置き換えることもでき、この検出器は、1つまたは複数の磁石の温度を示す信号(例えば、ワイヤレス信号)を供給する。
一実施形態では、本方法またはシステムは、以下のように動作することができる。トルク・コマンド生成モジュール105は、速度制御データ・メッセージ、電圧制御データ・メッセージ、またはトルク制御データ・メッセージというような入力制御データ・メッセージを、車両データ・バス118を介して受ける。トルク・コマンド生成モジュール105は、受けた入力制御メッセージをトルク制御コマンド・データ316に変換する。
d−q軸電流生成マネージャ109は、それぞれのトルク・コマンド・データおよびそれぞれの検出したモータ軸126速度データと関連する直接軸電流コマンド・データおよび直角軸電流コマンド・データを選択または決定する。例えば、d−q軸電流生成マネージャ109は、直接軸電流コマンド・データ、直角軸電流コマンド・データを、以下の内1つ以上にアクセスすることによって選択または決定する。(1)それぞれのトルク・コマンドを対応する直接軸電流および直角軸電流に関係付ける参照表、データベース、または他のデータ構造、(2)それぞれのトルク・コマンドを対応する直接軸電流および直角軸電流に関係付ける1組の連立方程式または線形方程式、あるいは(3)それぞれのトルク・コマンドを対応する直接軸電流および直角軸電流に関係付ける1組の規則(例えば、if−then規則)。モータ117上におけるセンサ115は、モータ軸126について検出した速度データの供給を容易にし、1次処理モジュール114は、センサ115によって供給された位置データを速度データに変換することができる。
電流調節モジュール107(例えば、d−q軸電流調節モジュール)は、ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および端子電圧フィードバック・モジュール108からの入力データに基づいて、直接軸電流コマンド・データおよび直角軸電流コマンド・データを調節するための電流調節データを供給する。
電流整形モジュール106は、以下の要因の内1つ以上に基づいて、直角軸(q−軸)電流コマンドおよび直接軸(d−軸)電流コマンドの補正または暫定調節を決定する。例えば、モータ117にかかるトルク負荷およびモータ117の速度。ロータ磁石温度推定モジュール104は、推定したロータ温度変化、および、例えば、既知の動作状態の下での既知の周囲温度において特徴付けられたロータ温度または磁場強度に対する、推定ロータ温度変化または推定磁場強度変化に基づいて、q−軸電流コマンドおよびd−軸電流コマンドの2次調節値を生成することができる。端子電圧フィードバック・モジュール108は、コントローラ電圧コマンド対電圧制限の関係に基づいて、d−軸およびq−軸に対する第3調節値を供給することができる。電流調節モジュール107は、以下の調節値の内1つ以上を考慮した総合電流調節値を供給することができる。暫定調節値、2次調節値、および第3調節値。
センサ115(例えば、軸またはロータ速度検出器)は、以下の内1つ以上を含むことができる。直流モータ、光エンコーダ、磁場センサ(例えば、ホール効果センサ)、磁気抵抗センサ、およびリゾルバ(例えば、ブラッシュレス・リゾルバ)。1つの構成では、センサ115は、位置センサを含み、この場合、位置データおよび関連する時間データを処理して、モータ軸126について速度(speed or velocity)データを判定する。他の構成では、センサ115は速度センサ、または速度センサおよび積分器の組み合わせを含み、モータ軸の位置を判定する。
更に他の構成では、センサ115は、補助の小型直流電流ジェネレータを含む。この電流ジェネレータは、機械的にモータ117のモータ軸126に結合され、モータ軸126の速度を判定する。直流電流ジェネレータは、モータ軸126の回転速度に比例する出力電圧を生成する。更に他の構成では、センサ115は光源を有する光エンコーダを含み、この光エンコーダは、軸126に結合された回転物体に向けて信号を送り、光検出器において反射または回折信号を受信する。受信した信号パルス(例えば、方形波)の周波数は、モータ軸126の速度に比例することができる。追加の構成では、センサ115は、第1巻線および第2巻線を有するリゾルバを含み、第1巻線には交流電流が供給され、第2巻線に誘発される電圧が、ロータの回転周波数と共に変化する。
図2では、電子データ処理システム120は、電子データ・プロセッサ264、データ・バス262、データ記憶デバイス260、および1つ以上のデータ・ポート(268、270、272、274、および276)を含む。データ・プロセッサ264、データ記憶デバイス260、および1つ以上のデータ・ポートは、データ・バス262に結合され、データ・プロセッサ264、データ記憶デバイス250、および1つ以上のデータ・ポート間におけるデータの通信をサポートする。
一実施形態では、データ・プロセッサ264は、以下の電子コンポーネントの内1つ以上を含むことができる。電子データ・プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブル・ロジック・アレイ、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、論理回路、算術論理ユニット、特定用途集積回路、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、比例−積分−微分(PID)コントローラ、または他のデータ処理デバイス。1つの構成では、データ・プロセッサ264の以上の電子コンポーネントは、1つ以上のデータ・バス、物理通信経路、または仮想通信経路によって相互接続することができる。
データ記憶デバイス260は、データを格納する任意の磁気デバイス、電子デバイス、または光デバイスを含むことができる。例えば、データ記憶デバイス260は、電子データ記憶デバイス、電子メモリ、不揮発性電子ランダム・アクセス・メモリ、1つ以上の電子データ・レジスタ、データ・ラッチ、磁気ディスク・ドライブ、ハード・ディスク・ドライブ、光ディスク・ドライブ等を含むことができる。
図2に示すように、データ・ポートは、第1データ・ポート268、第2データ・ポート270、第3データ・ポート272、第4データ・ポート274、および第5データ・ポート276を含むが、任意の適した数のデータ・ポートを使用することができる。各データ・ポートは、例えば、トランシーバおよびバッファ・メモリを含むことができる。一実施形態では、各データ・ポートは任意のシリアルまたはパラレル入力/出力ポートを含むことができる。
図2に示すような一実施形態では、第1データ・ポート268は車両データ・バス118に結合されている。一方、車両データ・バス118はコントローラ266に結合されている。1つの構成では、第2データ・ポート270をインバータ回路188に結合することができ、第3データ・ポート272をセンサ115に結合することができ、第4データ・ポートをアナログ/ディジタル変換器22に結合することができ、第5データ・ポート276を端子電圧フィードバック・モジュール108に結合することができる。アナログ/ディジタル変換器122は、検知回路124に結合されている。
データ処理システム120の一実施形態では、トルク・コマンド生成モジュール105は、電子データ処理システム120の第1データ・ポート268と関連付けられるか、またはこれによってサポートされている。第1データ・ポート268は、コントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)データ・バスのような、車両データ・バス118に結合することができる。車両データ・バス118は、第1データ・ポート268を介して、トルク・コマンド生成モジュール105にデータ・バス・メッセージをトルク・コマンドと共に供給することができる。車両の運転手は、スロットル、ペダル、コントローラ266、または他の制御デバイスというようなユーザ・インターフェースを介して、トルク・コマンドを生成することができる。
ある種の実施形態では、センサ115および1次処理モジュール114は、データ処理システム120の第3データ・ポート272と関連付けられる、またはこれによってサポートされるのでもよい。
図3は、可変速度制御によってモータ(例えば、117)を制御する方法の第1代表例を開示する。図3の方法は、ステップS300において開始する。
ステップS300において、データ・プロセッサ264は、モータ(例えば、117)のロータの回転速度に、第1下限から第1上限までの第1範囲を決める。
ステップS302において、データ・プロセッサ264は、ロータの回転速度に、第2下限から第2上限までの第2範囲を決める。第2回転速度範囲は、通常、第1回転速度範囲と連続していてもよい。代替実施形態では、第2回転速度範囲は、例えば、第1回転速度範囲と重複してもよい。
ステップS304において、データ・プロセッサ264は、第1範囲における動作中に、第1上限が第2下限よりも第1量だけ大きくなるように調節されるまたは引き上げられるように、ヒステリシス帯または回転速度範囲を決める。ステップS304は、種々の技法にしたがって実行することができ、これらの技法は交互にまたは累加的に適用してもよい。第1技法の下では、データ・プロセッサ264は、第2範囲における動作中、第2下限が第1上限よりも第2量だけ小さくなるように、ヒステリシス帯または回転速度範囲を決める。第2技法の下では、第1量は、第2量とは異なるか、またはこれよりも小さい。第3技法の下では、第1量は、毎分約50回転から毎分約120回転までの範囲内である。
ステップS306において、センサ115はモータ(例えば、117)のロータの回転速度を検出または測定する。例えば、センサ115は、測定されたロータの回転位置または角度位置を検出することができ、これから、1次処理モジュール114はロータの回転速度を判定する。
ステップS308において、データ・プロセッサ264または1次処理モジュールは、選択された速度範囲を特定するために、測定した回転速度が、ヒステリシス帯によって調節された第1範囲または第2範囲に該当するか否か判定を行う。
ステップS310において、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサ264は、パルス幅変調(PWM)信号のスイッチング周波数を、選択した速度範囲にしたがって変化させる。これに応じて、パルス幅変調生成モジュール112およびインバータ・スイッチング回路188は、モータ(例えば、117)軸126の速度の重要な変化に応答して、モータ(例えば、117)に出力されるスイッチング周波数またはPWM周波数を動的に調節する。モータ軸126の速度の重要な変化が発生するのは、モータ(例えば、117)が1つの速度範囲または1つの段階から他の段階(例えば、隣接する高いまたは低い方の範囲)に変化するときである。実際には、PWMスイッチング周波数は、例えば、4KHzから3MHzに変化させたり、または他の適した周波数スペクトルにわたって変化させたり、モータ(例えば、117)の全動作速度範囲にわたって変化させる場合もある。
ステップS310は、様々な技法にしたがって実行することができ、これらの技法は、別個にまたは累加的に適用してもよい。第1技法の下では、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサ264は、ロータの選択した速度範囲および以前の速度範囲にしたがって参照表から選択した優先スイッチング周波数と調和して、スイッチング周波数を変化させる。選択した速度範囲は、現在の速度間隔と関連があり、以前の速度範囲は、現在の速度間隔よりも前の以前の速度間隔と関連がある。
第2技法の下では、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサ264は、対応する選択した速度範囲に対してスイッチング周波数を選択し、以下の相電流不均衡係数または比率を、以下の式にしたがって最適化する。
Figure 2014513910
ここで、ia_msは、測定した三相電流の位相aの電流の二乗平均であり、ib_msは、測定した三相電流の位相aの電流の二乗平均であり、ic_msは測定した三相電流の位相aの二乗平均である。以上の三相電流の二乗平均は、例えば、2次処理モジュール116の出力から得られるとよい。以上の相電流不均衡係数または比率は、例えば、それがある種の目標範囲内に入るとき、または一定の最大比よりも小さいときに最適化することができる。
第3の技法の下では、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサは、以下の式にしたがってモータ(例えば、117)に対して所望の周波数比を維持するために、対応する選択した速度範囲に対してスイッチング周波数を選択する。
Figure 2014513910
ここで、PWMスイッチング周波数は、パルス幅変調生成モジュール112またはインバータ・スイッチング回路188によって供給されるパルス幅変調周波数または最大パルス幅変調周波数であり、電気基本周波数は、特定のモータ(例えば、117)または装置設計の電気基本周波数であり、極対の数またはモータ(例えば、117)のインダクタンスに依存すると考えられる。モータ(例えば、117)がIPMモータを含む場合、風波数比は、例えば、約10と約12との間になるように選択するとよい。あるいは、モータ(例えば、117)がIPMモータ(例えば、117)を含む場合、周波数比は、低いモータ(例えば、117)速度範囲では10よりも大きくなり、高い速度範囲では12よりも小さくなるように選択するとよい。モータ(例えば、117)がコアレス永久磁石装置または軸方向磁束パンケーキ・モータ(axial flux pancake motor)(例えば、117)である場合、周波数比は15以上であるとよい。
第4技法の下では、データ・プロセッサ264またはパルス幅変調生成モジュール112は、スイッチング周波数を、モータ(例えば、117)の基本電気周波数とモータ(例えば、117)の極対当たりのスロット数との積として定められるスロット高調波周波数から、スイッチング周波数を制限する。基本電気周波数は、ロータの回転速度に比例する。
第5技法の下では、データ・プロセッサ264またはパルス幅変調生成モジュール112は、軸トルク・リップルおよび電気装置効率要件にしたがって、電流リップル成分を更に最適化するために、対応する選択した速度範囲に対してスイッチング周波数を選択する。例えば、データ・プロセッサ264またはパルス幅変調生成モジュール112は、軸トルク・リップルを最少に抑えるまたは軸トルク・リップルを最大限度(例えば、1つ以上の動作トルクおよび対応するモータ速度に関する百分率の限度)に制限することにしたがって、平均トルク・リップルからの最大標準偏差にしたがって、あるいはそれ以外で、電流リップル成分を最適化するために、対応する選択された速度範囲に対してスイッチング周波数を選択する。
図4は、可変速度制御によってモータ(例えば、117)を制御する方法の第2の代表例を開示する。図4の方法は、ステップS300において開始する。
ステップS300において、データ・プロセッサ264は、モータ(例えば、117)のロータの回転速度に、第1下限から第1上限までの第1範囲を決める。
ステップS302において、データ・プロセッサ264は、ロータの回転速度に、第2下限から第2上限までの第2範囲を決める。第2回転速度範囲は、通常、第1回転速度範囲と連続していてもよい。代替実施形態では、第2回転速度範囲は、例えば、第1回転速度範囲と重複してもよい。
ステップS404において、データ・プロセッサ264は、第2範囲における動作中に、第2下限が第1上限よりも第2量だけ小さくなるように調節されるまたは引き下げられるように、ヒステリシス帯または回転速度範囲を決める。一実施形態では、データ・プロセッサ264は、第1上限を、このステップS404またはその他においてヒステリシス帯による調節を受ける第2下限に等しく設定する、または設定することができる。
ステップS306において、センサ115はモータ(例えば、117)のロータの回転速度を検出または測定する。例えば、センサ115は、測定されたロータの回転位置または角度位置を検出することができ、これから、1次処理モジュール114はロータの回転速度を判定する。
ステップS308において、データ・プロセッサ264または1次処理モジュールは、選択された速度範囲を特定するために、測定した回転速度が、ヒステリシス帯によって調節された第1範囲または第2範囲に該当するか否か判定を行う。
ステップS310において、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサ264は、パルス幅変調(PWM)信号のスイッチング周波数を、選択した速度範囲にしたがって変化させる。これに応じて、パルス幅変調生成モジュール112およびインバータ・スイッチング回路188は、モータ(例えば、117)軸126の速度の重要な変化に応答して、モータ(例えば、117)に出力されるスイッチング周波数またはPWM周波数を動的に調節する。モータ軸126の速度の重要な変化が発生するのは、モータ(例えば、117)が1つの速度範囲または1つの段階から他の段階(例えば、隣接する高いまたは低い方の範囲)に変化するときである。実際には、PWMスイッチング周波数は、例えば、4KHzから3MHzに変化させたり、または他の適した周波数スペクトルにわたって変化させたり、モータ(例えば、117)の全動作速度範囲にわたって変化させる場合もある。
ステップS310は、様々な技法にしたがって実行することができ、これらの技法は、別個にまたは累加的に適用してもよい。第1技法の下では、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサ264は、ロータの選択した速度範囲および以前の速度範囲にしたがって参照表から選択した優先スイッチング周波数と調和して、スイッチング周波数を変化させる。選択した速度範囲は、現在の速度間隔と関連があり、以前の速度範囲は、現在の速度間隔よりも前の以前の速度間隔と関連がある。
第2技法の下では、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサ264は、対応する選択した速度範囲に対してスイッチング周波数を選択し、相電流不均衡係数または比率を、以下の式にしたがって最適化する。
Figure 2014513910
ここで、ia_msは、測定した三相電流の位相aの電流の二乗平均であり、ib_msは、測定した三相電流の位相aの電流の二乗平均であり、ic_msは測定した三相電流の位相aの二乗平均である。以上の三相電流の二乗平均は、例えば、2次処理モジュール116の出力から得られるとよい。以上の相電流不均衡係数または比率は、例えば、それがある種の目標範囲内に入るとき、または一定の最大比よりも小さいときに最適化することができる。
第3の技法の下では、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサは、以下の式にしたがってモータ(例えば、117)に対して所望の周波数を維持するために、対応する選択した速度範囲に対してスイッチング周波数を選択する。
Figure 2014513910
ここで、PWMスイッチング周波数は、パルス幅変調生成モジュール112またはインバータ・スイッチング回路188によって供給されるパルス幅変調周波数または最大パルス幅変調周波数であり、電気基本周波数は、特定のモータ(例えば、117)または装置設計の電気基本周波数であり、極対の数またはモータ(例えば、117)のインダクタンスに依存すると考えられる。モータ(例えば、117)がIPMモータを含む場合、風波数比は、例えば、約10と約12との間になるように選択するとよい。あるいは、モータ(例えば、117)がIPMモータ(例えば、117)を含む場合、周波数比は、低いモータ(例えば、117)速度範囲では10よりも大きくなり、高い速度範囲では12よりも小さくなるように選択するとよい。モータ(例えば、117)がコアレス永久磁石装置または軸方向磁束パンケーキ・モータ(例えば、117)である場合、周波数比は15以上であるとよい。
第4技法の下では、データ・プロセッサ264またはパルス幅変調生成モジュール112は、スイッチング周波数を、モータ(例えば、117)の基本電気周波数とモータ(例えば、117)の極対当たりのスロット数との積として定められるスロット高調波周波数から、スイッチング周波数を制限する。基本電気周波数は、ロータの回転速度に比例する。
図5は、可変速度制御でモータ(例えば、117)を制御する方法の第3の代表例を開示する。図5の方法は、ステップS500において開始する。
ステップS500において、データ・プロセッサ264は、モータ(例えば、117)のロータの回転速度に、第1下限から第1上限までの第1速度範囲を決める。
ステップS502において、データ・プロセッサ264は、ロータの回転速度に、第2下限から第2上限までの第2速度範囲を決める。
ステップS504において、データ・プロセッサ264は、モータ(例えば、117)動作の全速度範囲に基づいて、モータ(例えば、117)に第3速度範囲から第N速度範囲を決めるまたは作る。ここで、Nは、4以上の正の整数であり、それぞれの速度範囲は、各々、下限および上限を有する。1つの構成では、モータ(例えば、117)動作の全速度範囲は、毎分約0回転から、毎分約4,000回転までの範囲を取る。
例示的な一例では、Nが6に等しい場合、次のように、それぞれの速度段階(または公称速度範囲)および対応する速度範囲の対が適用される。
速度段階0は、第1公称速度範囲0rpm〜1000rpmに対応する。
速度段階1は、第2公称速度範囲1000rpm〜2000rpmに対応する。
速度段階2は、第3公称速度範囲2000rpm〜3000rpmに対応する。
速度段階3は、第4公称速度範囲3000rpm〜4000rpmに対応する。
速度段階4は、第5公称速度範囲4000rpm〜5000rpmに対応する。
速度段階5は、第6公称速度範囲5000rpm〜6000rpmに対応する。
ここで、rpmは1分当たりのモータ(例えば、117)軸126の回転数を意味する。
ステップS506において、データ・プロセッサ264は、モータ(例えば、117の動作の現在の速度範囲に基づいて以上の制限の内1つ以上が調節されるように、対応する速度範囲毎に、それぞれのヒステリシス帯または回転速度範囲を決める。ステップS506は、種々の手順にしたがって実行することができ、これらの技法は交互にまたは累加的に適用してもよい。第1技法の下では、第1範囲の第1上限が第2範囲の第2下限よりも高くなって、一連の連続間隔において選択されるスイッチング周波数間の変化にジッタまたは急激な不連続が生ずるのを回避するように、ヒステリシス速度帯が2つの隣接する速度感覚の境界に設定される。
第2手順の下では、データ/プロセッサ264は、以前のステップで選択した速度範囲の上限および下限にアクセスする。データ・プロセッサ264は、現在の測定速度に基づいて現在の速度範囲を判定することもでき、アクセスした上限にはヒステリシス帯が加算され、アクセスした下限からはヒステリシス帯が減算される。
第3手順の下では、隣接する速度段階(例えば、段階0から段階5までを含む)または隣接する速度範囲間の各境界において、データ・プロセッサ264は、以上の速度範囲または速度段階の境界を調節することができる固定ヒステリシス速度帯(例えば、100rpm)を決めるまたは定める。ヒステリシス速度帯毎に、値または量は、高い方の速度範囲の下端点および低い方の速度範囲の上端点に対して異なっていても同じでもよい。先の速度範囲が使用されるが、装置の用途に調和するのであれば、任意の適した速度範囲境界、または範囲の数を使用することができる。
モータ(例えば、117)の動作の間、例示的な一例では、以前の制御反復における段階番号が段階3であると判定された場合、コントローラは段階3のその対応する公称下端点および上端点、即ち、3000rpmおよび4000rpmを探す。次いで、現在の制御反復において、ヒステリシス量が100rpmである場合、下端点を3000−100=2900rpmと計算し、上端点を4000+100=4100rpmと計算する。段階3の公称終点、3000rpmおよび4000rpmは、ヒステリシス帯だけ変更または調節され、例えば、段階3に対して新たに計算された終点2900rpmおよび4100rpmを決定する。
ステップS508において、データ・プロセッサ264は、それぞれのヒステリシス帯を、N個の速度範囲内におけるモータ(例えば、117)の隣接する速度範囲間における各遷移に適用する。ステップS508は、モータ(例えば、117)およびデータ処理システムが段階3で動作している以上の例を参照して説明することができる。現在の制御反復において検出された速度が2900rpmおよび4100rpmの間である場合、段階番号は、現在の制御反復では4であり、段階3の速度範囲の公称終点(例えば、3,000rpmから4,000rpm)にヒステリシス帯を適用することによる、100rpmの調節を考慮する。しかしながら、現在の制御反復において検出された速度が2900rpm未満である場合、段階番号は現在の制御反復では段階2になる。現在の制御反復において検出された速度が4100rpmよりも高い場合、段階番号は現在の制御反復では段階4になる。
ステップS510において、センサ115はモータ(例えば、117)のロータの回転速度を検出または測定する。
ステップS512において、データ・プロセッサ264は、測定した回転速度が、第1範囲または第2範囲、あるいはヒステリシス帯によって調節された他の速度範囲に入るか否か判定を行い、選択する速度範囲を特定する。一実施形態では、測定されたモータ(例えば、117)軸126の速度が、以前の動作段階番号に対応する上限速度(ヒステリシス帯に対して調節された)よりも高い場合、現在の動作段階番号は、以前の動作段階番号に1を足した値になる。しかしながら、測定されたモータ(例えば、117)軸126の速度が、以前の動作段階に対応する下限速度(ヒステリシス帯によって調節された)よりも低い場合、現在の動作段階番号は、以前の段階番号から1を引いた値になる。測定された速度が、現在の動作段階に対してヒステリシスによって調節された、以上の2つの境界(例えば、上限速度および下限速度)以内にある場合、現在の動作段階番号は、以前の動作段階番号と同じになる。
ステップS514において、データ・プロセッサ264は、選択した速度範囲にしたがって、パルス幅変調信号のスイッチング周波数を変化させる。例えば、各制御反復において決定された段階番号に基づいて、適正なPWMスイッチング周波数、および電流調整ループPI利得が、その特定の段階に対して選択される。
図6は、可変速度制御によってモータ(例えば、117)を制御する方法の第1代表例を開示する。図6の方法はステップS300において開始する。
ステップS300において、データ・プロセッサ264は、ロータの回転速度に、第1下限から第1上限まで、モータ(例えば、117)の第1範囲を決める。
ステップS302において、データ・プロセッサ264は、ロータの回転速度に、第2下限から第2上限までの第2範囲を決める。
ステップS304において、データ・プロセッサ264は、第1範囲における動作中に、第1上限が第2下限よりも第1量だけ大きくなるように調節されるまたは引き上げられるように、ヒステリシス帯または回転速度範囲を決める。
ステップS306において、センサ115はモータ(例えば、117)のロータの回転速度を検出または測定する。例えば、センサ115は、測定されたロータの回転位置または角度位置を検出することができ、これから、1次処理モジュール114はロータの回転速度を判定する。
ステップS308において、データ・プロセッサ264または1次処理モジュールは、選択する速度範囲を特定するために、測定した回転速度が、ヒステリシス帯によって調節された第1範囲または第2範囲に該当するか否か判定を行う。
ステップS310において、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサ264は、パルス幅変調(PWM)信号のスイッチング周波数を、選択した速度範囲にしたがって変化させる。これに応じて、パルス幅変調生成モジュール112およびインバータ・スイッチング回路188は、モータ(例えば、117)軸126の速度の重要な変化に応答して、モータ(例えば、117)に出力されるスイッチング周波数またはPWM周波数を動的に調節する。モータ軸126の速度の重要な変化が発生するのは、モータ(例えば、117)が1つの速度範囲または1つの段階から他の段階(例えば、隣接する高いまたは低い方の範囲)に変化するときである。実際には、PWMスイッチング周波数は、例えば、4KHzから3MHzに変化させたり、または他の適した周波数スペクトルにわたって変化させたり、モータ(例えば、117)の全動作速度範囲にわたって変化させる場合もある。
ステップS310は、様々な技法にしたがって実行することができ、これらの技法は、別個にまたは累加的に適用してもよい。第1技法の下では、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサ264は、ロータの選択した速度範囲および以前の速度範囲にしたがって参照表から選択した優先スイッチング周波数と調和して、スイッチング周波数を変化させる。選択した速度範囲は、現在の速度間隔と関連があり、以前の速度範囲は、現在の速度間隔よりも前の以前の速度間隔と関連がある。
第2技法の下では、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサ264は、対応する選択した速度範囲に対してスイッチング周波数を選択し、以下の相電流不均衡係数または比率を、以下の式にしたがって最適化する。
Figure 2014513910
ここで、ia_msは、測定した三相電流の位相aの電流の二乗平均であり、ib_msは、測定した三相電流の位相aの電流の二乗平均であり、ic_msは測定した三相電流の位相aの二乗平均である。以上の三相電流の二乗平均は、例えば、2次処理モジュール116の出力から得られるとよい。以上の相電流不均衡係数または比率は、例えば、それがある種の目標範囲内に入るとき、または一定の最大比よりも小さいときに最適化することができる。
第3の技法の下では、パルス幅変調生成モジュール112またはデータ・プロセッサは、以下の式にしたがってモータ(例えば、117)に対して所望の周波数を維持するために、対応する選択した速度範囲に対してスイッチング周波数を選択する。
Figure 2014513910
ここで、PWMスイッチング周波数は、パルス幅変調生成モジュール112またはインバータ・スイッチング回路188によって供給されるパルス幅変調周波数または最大パルス幅変調周波数であり、電気基本周波数は、特定のモータ(例えば、117)または装置設計の電気基本周波数であり、極対の数またはモータ(例えば、117)のインダクタンスに依存すると考えられる。モータ(例えば、117)がIPMモータを含む場合、周波数比は、例えば、約10と約12との間になるように選択するとよい。あるいは、モータ(例えば、117)がIPMモータ(例えば、117)を含む場合、周波数比は、低いモータ(例えば、117)速度範囲では10よりも大きくなり、高い速度範囲では12よりも小さくなるように選択するとよい。モータ(例えば、117)がコアレス永久磁石装置または軸方向磁束パンケーキ・モータ(例えば、117)である場合、周波数比は15以上であるとよい。
第4技法の下では、データ・プロセッサ264またはパルス幅変調生成モジュール112は、スイッチング周波数を、モータ(例えば、117)の基本電気周波数とモータ(例えば、117)の極対当たりのスロット数との積として定められるスロット高調波周波数から、スイッチング周波数を制限する。基本電気周波数は、ロータの回転速度に比例する。
ステップS321において、パルス幅変調生成モジュール112、電流調整コントローラ111、またはデータ・プロセッサ264は、選択した速度範囲にしたがって、モータ(例えば、117)の制御のために、電流調整比例積分利得を変化させる。
本明細書において開示した方法およびシステムは、パルス幅変調スイッチング周波数に対して適したピーク周波数即ち最大周波数を用いることによってモータを制御するのに非常に適しており、インバータのスイッチング損失を低減し、熱衝撃によるインバータの短寿命を回避し、インバータ内部におけるデータ・プロセッサまたはディジタル信号プロセッサ264のデータ処理負担を低減または管理する。つまり、速度制御によって電気モータを制御する本方法およびシステムは、インバータに対して調和が取れたパルス幅変調周波数または最適なパルス幅変調周波数の選択をし易くする。モータ軸速度範囲によってモータのスイッチング周波数を調節することによって、低速範囲において効率を維持しつつ、インバータ・スイッチング損失を減少させることができる。更に、本明細書において開示した方法およびシステムのインバータは、インバータの固定スイッチング周波数に対して他の方法で可能なよりも、広い範囲のモータ軸速度にわたって、総合的に高い電流レベルを供給することができる。
以上、好ましい実施形態について説明したが、添付する請求項に定められている本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変更が可能であることは明白であろう。

Claims (22)

  1. モータ制御方法であって、
    前記モータのロータの第1回転速度範囲を第1下限から第1上限までに決めるステップと、
    前記ロータの第2回転速度範囲を第2下限から第2上限までに決めるステップと、
    前記第1範囲における動作中に、前記第1上限が前記第2下限よりも第1量だけ大きくなるように調節するまたは引き上げるように、ヒステリシス帯または回転速度範囲を決めるステップと、
    前記モータのロータの回転速度を検出または測定するステップと、
    選択される速度範囲を特定するために、前記測定した回転速度が、前記ヒステリシス帯によって調節された前記第1範囲または第2範囲に入るか否か判定するステップと、
    前記選択された速度範囲にしたがって、パルス幅変調信号のスイッチング周波数を変化させるステップと、
    を含むモータ制御方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、更に、
    前記第2範囲における動作中に、前記第2下限が前記第1上限よりも第2量だけ少なくなるように、ヒステリシス帯または回転速度範囲を決めるステップを含む、方法。
  3. 請求項2記載の方法において、前記第1量が、前記第2量とは異なる、または前記第2量よりも少ない、方法。
  4. 請求項1記載の方法において、前記第1量が、毎分約50回転から毎分約120回転の範囲内である、方法。
  5. 請求項1記載の方法であって、更に、
    前記第1上限を、前記ヒステリシス帯による調節を受ける、前記第2下限に設定するステップを含む、方法。
  6. 請求項1記載の方法であって、更に、前記モータ動作の全速度範囲に基づいて、第3速度範囲から第N速度範囲を作るステップであって、Nが4以上の正の整数である、ステップと、
    前記N個の速度範囲内における前記モータの隣接する速度範囲間の各遷移に1つ以上のヒステリシス帯を適用するステップと、
    を含む、方法。
  7. 請求項6記載の方法において、前記モータ動作の全速度範囲が、毎分約0回転から毎分約4,000回転以上にわたる、方法。
  8. 請求項1記載の方法において、前記スイッチング周波数を変化させるステップが、前記選択された速度範囲と前記ロータの以前の速度範囲とにしたがって参照表から選択される優先スイッチング周波数と調和して、前記スイッチング周波数を変化させるステップを含み、前記選択された速度範囲が、現在の速度間隔(speed interval)と関連し、前記以前の速度範囲が、前記現在の速度間隔よりも前における以前の速度間隔に関連する、方法。
  9. 請求項1記載の方法において、対応する選択された速度範囲に対する前記スイッチング周波数が、位相電流不均衡係数または比率を、以下の式にしたがって最適化するように選択され、
    Figure 2014513910

    ここで、ia_msは、測定した三相電流の位相aの電流の二乗平均であり、ib_msは、測定した三相電流の位相bの電流の二乗平均であり、ic_msは測定した三相電流の位相cの二乗平均である、方法。
  10. 請求項1記載のシステムにおいて、対応する選択された速度範囲に対する前記スイッチング周波数が、軸トルク・リップルおよび電気装置効率要件にしたがって、電流リップル成分を更に最適化するように選択される、システム。
  11. 請求項1記載の方法において、対応する選択された速度範囲に対する前記スイッチング周波数が、以下の式にしたがって、前記モータに対して所望の周波数比を維持するために選択され、
    Figure 2014513910

    ここで、前記PWMスイッチング周波数はパルス幅変調周波数であり、前記電気基本周波数は、前記モータの電気基本周波数である、方法。
  12. 請求項1記載の方法において、前記スイッチング周波数が、前記モータの基本電気周波数と前記モータの極対当たりのスロット数との積として定められるスロット高調波周波数から制限され、前記基本電気周波数が前記ロータの回転速度に比例する、方法。
  13. 請求項1記載の方法において、一連の連続間隔中において選択されたスイッチング周波数間の変化におけるジッタまたは急激な不連続を回避するために、前記第1範囲の第1上限が前記第2範囲の第2下限よりも高くなるように、ヒステリシス速度帯が2つの隣接する速度間隔の境界において設定される、方法。
  14. 請求項1記載の方法であって、更に、
    以前のステップにおいて選択された速度範囲に対する上限および下限にアクセスするステップと、
    前記現在の測定速度に基づいて現在の速度範囲を判定するステップであって、前記アクセスした上限に前記ヒステリシス帯を加え、前記アクセスした下限から前記ヒステリシス帯を差し引く、ステップと、
    を含む、方法。
  15. 請求項1記載の方法であって、更に、
    前記選択された速度範囲にしたがって、電流調整比例および積分利得を変化させるステップを含む、方法。
  16. モータ制御システムであって、
    第1下限から第1上限までの前記モータのロータの第1回転速度範囲を格納するデータ記憶デバイスであって、第2下限から第2上限までの前記ロータの第2回転速度範囲を格納するように構成されている、データ記憶デバイスと、
    前記第1範囲における動作中に、前記第1上限が前記第2下限よりも第1量だけ大きくなるように調節するまたは引き上げるように、ヒステリシス帯または回転速度範囲を決めるデータ・プロセッサと、
    前記モータのロータの回転速度を検出または測定するセンサと、
    前記データ・プロセッサが、選択される速度範囲を特定するために、前記測定した回転速度が、前記ヒステリシス帯によって調節された前記第1範囲または第2範囲に入るか否か判定するように構成されており、
    前記選択された速度範囲にしたがって、パルス幅変調信号のスイッチング周波数を変化させるパルス幅変調生成モジュールと、
    を含む、モータ制御システム。
  17. 請求項16記載のシステムであって、更に、
    前記データ・プロセッサが、前記第2範囲における動作中に、前記第2下限が前記第1上限よりも第2量だけ少なくなるように、ヒステリシス帯または回転速度範囲を設定または制御する、システム。
  18. 請求項16記載のシステムにおいて、前記第1量が、前記第2量よりも少ない、システム。
  19. 請求項16記載のシステムにおいて、対応する選択された速度範囲に対する前記スイッチング周波数が、位相電流不均衡係数を、以下の式にしたがって最適化するように選択され、
    Figure 2014513910


    ここで、ia_msは、測定した三相電流の位相aの電流の二乗平均であり、ib_msは、測定した三相電流の位相bの電流の二乗平均であり、ic_msは測定した三相電流の位相cの二乗平均である、システム。
  20. 請求項16記載のシステムにおいて、対応する選択された速度範囲に対する前記スイッチング周波数が、軸トルク・リップルおよび電気装置効率要件にしたがって、電流リップル成分を更に最適化するように選択される、システム。
  21. 請求項16記載のシステムにおいて、対応する選択された速度範囲に対する前記スイッチング周波数が、以下の式にしたがって、前記モータに対して所望の周波数比を維持するために選択され、
    Figure 2014513910

    ここで、前記PWMスイッチング周波数はパルス幅変調周波数であり、前記電気基本周波数は、前記モータの電気基本周波数である、システム。
  22. 請求項16記載のシステムにおいて、前記スイッチング周波数が、前記モータの基本電気周波数と前記モータの極対当たりのスロット数との積として定められるスロット高調波周波数から制限され、前記基本電気周波数が前記ロータの回転速度に比例する、システム。
JP2013555469A 2011-02-23 2012-02-20 可変動作速度において可変スイッチング周波数で電気モータを制御する方法およびシステム Withdrawn JP2014513910A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161445632P 2011-02-23 2011-02-23
US61/445,632 2011-02-23
US13/170,216 US8456115B2 (en) 2011-02-23 2011-06-28 Method and system for controlling an electric motor with variable switching frequency at variable operating speeds
US13/170,216 2011-06-28
PCT/US2012/025793 WO2012125257A2 (en) 2011-02-23 2012-02-20 Method and system for controlling an electric motor with variable switching frequency at variable operating speeds

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014513910A true JP2014513910A (ja) 2014-06-05

Family

ID=46652198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013555469A Withdrawn JP2014513910A (ja) 2011-02-23 2012-02-20 可変動作速度において可変スイッチング周波数で電気モータを制御する方法およびシステム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8456115B2 (ja)
EP (1) EP2678937B1 (ja)
JP (1) JP2014513910A (ja)
CN (1) CN103828221B (ja)
AU (1) AU2012229528A1 (ja)
BR (1) BR112013021504B1 (ja)
WO (1) WO2012125257A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160042604A (ko) * 2014-10-10 2016-04-20 주식회사 만도 모터제어장치 및 그 제어방법

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101209965B1 (ko) * 2010-12-30 2012-12-07 엘에스산전 주식회사 전기자동차의 유도 전동기의 토크 제어 시스템 및 그 방법
UA109733C2 (uk) * 2011-08-10 2015-09-25 Транспортер безперервної дії для транспортування важких сипучих матеріалів або штучних матеріалів
US9318991B2 (en) * 2013-04-11 2016-04-19 The Boeing Company Electric motor frequency modulation system
US10317245B2 (en) * 2014-01-27 2019-06-11 Ford Global Technologies, Llc Resolver excitation frequency scheduling for noise immunity
US9559630B2 (en) * 2014-03-28 2017-01-31 Deere & Company System and method for controlling modulation of an inverter
FR3029366A1 (fr) * 2014-11-28 2016-06-03 Renault Sa Dispositif et procede de pilotage du couple d'une machine electrique a reluctance variable
US9702938B2 (en) * 2015-03-18 2017-07-11 Caterpillar Inc. Method and apparatus for detecting phase imbalance of an electrical component in a machine
JP2017034811A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 ファナック株式会社 ロータの温度測定可能な電動機制御装置およびそれを備えた電動機
JP6103125B1 (ja) * 2015-10-29 2017-03-29 ダイキン工業株式会社 速度指令補正装置、一次磁束指令生成装置
US10500965B2 (en) * 2016-12-01 2019-12-10 Ford Global Technologies, Llc Dithering a pulse width modulated base frequency to reduce EV noise
KR102336394B1 (ko) * 2017-03-17 2021-12-08 현대자동차주식회사 연료전지 공기 공급 제어방법 및 시스템
US10594235B2 (en) * 2017-03-24 2020-03-17 David Morse Axial flux motor with built-in optical encoder
TWI627410B (zh) 2017-05-17 2018-06-21 財團法人工業技術研究院 轉子驅動系統及轉子驅動方法
DE102018201072A1 (de) * 2018-01-24 2019-07-25 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer mehrphasigen elektrischen Maschine
US10259340B1 (en) 2018-02-07 2019-04-16 Ford Global Technologies, Llc Inverter control using randomized pulse width modulation
FR3087061A1 (fr) 2018-10-03 2020-04-10 IFP Energies Nouvelles Dispositif de commande d’un onduleur
US11660969B2 (en) * 2020-10-02 2023-05-30 GM Global Technology Operations LLC Electric vehicle sound enhancement
US11374515B1 (en) * 2020-12-29 2022-06-28 Industrial Technology Research Institute Operation method and operation device of motor driver for driving motor
CN114778884A (zh) * 2022-04-07 2022-07-22 善纳科技(苏州)有限公司 基于增量式编码器的速度测量方法、装置及电子设备

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4023083A (en) 1975-04-14 1977-05-10 General Electric Company Torque regulating induction motor system
US4047083A (en) 1976-03-08 1977-09-06 General Electric Company Adjustable speed A-C motor drive with smooth transition between operational modes and with reduced harmonic distortion
US4291368A (en) 1979-03-30 1981-09-22 Borg-Warner Corporation Pulse-width modulated inverter system and method
US4488216A (en) * 1983-04-29 1984-12-11 Westinghouse Electric Corp. Unrestricted frequency changer system and adjustable frequency AC motor drive using such a system
CA1292769C (en) 1986-11-12 1991-12-03 Errol E. Wallingford Three-phase pwm inverter with speed control and load compensation for aninduction motor
US4814677A (en) 1987-12-14 1989-03-21 General Electric Company Field orientation control of a permanent magnet motor
JPH01206144A (ja) * 1988-02-10 1989-08-18 Honda Motor Co Ltd 自動変速機の変速制御方法
JP2784608B2 (ja) * 1990-09-28 1998-08-06 日立建機株式会社 原動機の回転数制御装置
US5287051A (en) 1992-02-14 1994-02-15 General Electric Company Method and apparatus for improved efficiency in a pulse-width-modulated alternating current motor drive
US5428283A (en) 1994-05-26 1995-06-27 Alliedsignal Inc. Power factor control of pulse width modulated inverter supplied permanent magnet motor
US5502611A (en) * 1994-10-14 1996-03-26 Square D Company Circuit for providing phase loss and phase imbalance protection
JP3254968B2 (ja) * 1995-07-12 2002-02-12 松下電器産業株式会社 誘導電動機の駆動装置
US5914582A (en) 1997-01-27 1999-06-22 Hitachi, Ltd. Permanent magnet synchronous motor controller and electric vehicle controller
JP4245777B2 (ja) 2000-05-25 2009-04-02 三菱電機株式会社 誘導電動機の制御装置および制御方法
US6894450B2 (en) * 2002-01-16 2005-05-17 Ballard Power Systems Corporation Circuit configuration for permanent magnet synchronous motor control
JP4370754B2 (ja) 2002-04-02 2009-11-25 株式会社安川電機 交流電動機のセンサレス制御装置および制御方法
US7157878B2 (en) 2002-11-19 2007-01-02 Delphi Technologies, Inc. Transient compensation voltage estimation for feedforward sinusoidal brushless motor control
JP3661689B2 (ja) 2003-03-11 2005-06-15 トヨタ自動車株式会社 モータ駆動装置、それを備えるハイブリッド車駆動装置、モータ駆動装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
DE10330466B3 (de) * 2003-07-05 2004-10-21 Mtu Friedrichshafen Gmbh Verfahren zur Regelung einer Brennkraftmaschine
US7078876B2 (en) * 2003-07-07 2006-07-18 Pentadyne Power Corporation Feedforward controller for synchronous reluctance machines
US7040407B2 (en) 2003-09-05 2006-05-09 Vetco Gray Inc. Collet load shoulder
JP4589093B2 (ja) 2004-12-10 2010-12-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 同期モータ駆動装置及び方法
WO2006088454A1 (en) * 2005-02-17 2006-08-24 General Motors Corporation Method and system for managing processor execution time utilizing variable frequency switching
US7733044B2 (en) 2005-02-24 2010-06-08 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. IPM motor system and control method thereof
US8165737B2 (en) * 2007-10-24 2012-04-24 GM Global Technology Operations LLC Method and system for controlling a power inverter in electric drives of vehicles with two-mode transmissions
US7652443B2 (en) * 2007-10-24 2010-01-26 Gm Global Technology Operations, Inc. Method and system for controlling a power inverter in electric drives
BRPI0907527A2 (pt) * 2008-02-22 2015-07-28 Tvs Motor Co Ltd Sistema de transmissão híbrida automática
JP2011520675A (ja) * 2008-03-19 2011-07-21 ゼロ・エミッション・システムズ・インコーポレーテッド 電気式トラクションシステムおよび方法
JP2009232498A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Sanyo Electric Co Ltd モータ制御装置
US7768220B2 (en) * 2008-04-24 2010-08-03 Gm Global Technology Operations, Inc. Harmonic torque ripple reduction at low motor speeds
US8044631B2 (en) 2008-12-30 2011-10-25 Rockwell Automation Technologies, Inc. Power conversion systems and methods for controlling harmonic distortion
JP5472327B2 (ja) * 2010-02-03 2014-04-16 トヨタ自動車株式会社 回転電機の制御装置および回転電機の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160042604A (ko) * 2014-10-10 2016-04-20 주식회사 만도 모터제어장치 및 그 제어방법
KR101627644B1 (ko) * 2014-10-10 2016-06-07 주식회사 만도 모터제어장치 및 그 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
AU2012229528A1 (en) 2013-09-12
EP2678937B1 (en) 2020-04-01
US20120212167A1 (en) 2012-08-23
EP2678937A4 (en) 2018-01-17
CN103828221A (zh) 2014-05-28
BR112013021504A2 (pt) 2016-10-18
EP2678937A2 (en) 2014-01-01
US8456115B2 (en) 2013-06-04
WO2012125257A2 (en) 2012-09-20
WO2012125257A3 (en) 2014-03-06
CN103828221B (zh) 2017-06-20
BR112013021504B1 (pt) 2020-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014513910A (ja) 可変動作速度において可変スイッチング周波数で電気モータを制御する方法およびシステム
CN103931096B (zh) 用温度补偿控制电动机的方法和***
US8853979B2 (en) Method and system for calibrating rotor position offset of an electric motor
JP4556572B2 (ja) 電動駆動制御装置、電動駆動制御方法及びプログラム
US8648555B2 (en) Method and system for controlling an electric motor at or near stall conditions
JP4045307B1 (ja) 永久磁石同期電動機のベクトル制御装置
US8744794B2 (en) Method and apparatus for characterizing an interior permanent magnet machine
EP3002872B1 (en) Methods of estimating rotor magnet temperature and systems thereof
JP2014507112A (ja) モータを制御するためのシステム
US8552673B2 (en) Interior permanent magnet machine systems and methods for controlling interior permanent magnet machines
JP2014515245A (ja) Ipm機械のための初期コントローラ・ルックアップテーブルを生成するデバイスおよび方法
US8796983B2 (en) Method and system for determining a position of a rotor of an electric motor with noise reduction
JP6632633B2 (ja) 非同期機のための制御装置および非同期機を作動する方法
JP2013141345A (ja) モータ制御装置及び空気調和機
JP4839119B2 (ja) 電動駆動制御装置及び電動駆動制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150220

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20150225