JP2014507112A - モータを制御するためのシステム - Google Patents

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Abstract

モータ(117)用の制御システム(120)は、端子電圧コマンドを生成するための電流調整コントローラ(111)を含む。端子電圧コマンドは、供給電圧をモータ(117)に動力供給するための3相電圧に変換するのに使用される。制御システム(120)は、端子電圧コマンドを制御するための端子電圧コマンドフィードバックモジュール(108)も含む。端子電圧コマンドフィードバックモジュール(108)は、端子電圧コマンドを供給電圧の決められた電圧限界と比較し、比較に従ってd軸電流調整コマンドを生成する。d軸電流調整コマンドは、端子電圧コマンドを決められた電圧限界よりも小さくするのに使用される。制御システム(120)は、端子電圧コマンドフィードバックモジュール(108)に結合された加算器(119)も含む。加算器(119)は、d軸電流調整コマンドをルックアップテーブル(たとえば、109)から受け取ったd軸電流コマンドに加える。

Description

[0001]本発明は、全般的にシステムと呼ぶ、モータを制御するためのシステムおよび方法に関する。
[0002]内部永久磁石(IPM)モータ、同期IPM機器(IPMSM)のような交流機、従来の誘導機、表面実装PM機器(SMPM)、その他の交流機、または様々な他の機器などのモータは、様々な方法で制御されかつ/あるいは動力供給され得る。たとえば、モータは、蓄電池、電気、化石燃料、モータ、供給電圧、またはその他の供給源を使用して動力供給されてもよい。
モータは、手動で制御され、かつ/あるいはコンピュータプロセッサの助けを得て制御されてもよい。
[0003]モータの制御システムは、端子電圧コマンドを生成するための電流調整コントローラを含む。端子電圧コマンドは、供給電圧を3相電圧に変換してモータに動力供給するのに使用される。制御システムは、端子電圧コマンドを制御するための端子電圧コマンドフィードバックモジュールも含む。端子電圧コマンドフィードバックモジュールは、端子電圧コマンドを供給電圧の決められた電圧限界と比較し、その比較に従ってd軸電流調整コマンドを生成する。d軸電流調整コマンドは、端子電圧コマンドを決められた電圧限界よりも小さくするのに使用される。制御システムは、端子電圧コマンドフィードバックモジュールに結合された加算器も含む。加算器は、d軸電流調整コマンドをルックアップテーブルから受け取ったd軸電流コマンドに加える。
[0004]当業者には、以下の図および詳細な説明を調べたときに他のシステム、方法、特徴、および利点が明らかになろう。すべてのそのような追加のシステム、方法、特徴、および利点は、この説明内に含まれ、各実施形態の範囲内であり、特許請求の範囲によって保護され、特許請求の範囲によって定義されるものである。さらなる態様および利点については、以下に説明と併せて検討する。
[0005]システムおよび/または方法は、以下の図面および説明を参照することによってよりよく理解されよう。システムおよび/または方法について、以下の図面を参照して非制限的にかつ非網羅的に説明する。各図の各構成要素は、縮尺通りであるとは限らず、その代わりに図示の原則が強調されている。以下の図では、特別の定めがないかぎり、同じ参照符号は様々に異なる図全体にわたって同じ部品を指す。
モータを制御するための制御システムのブロック図である。 モータを制御するための制御システムに有用な電子データ処理システムのブロック図である。 制御システムのフィードバック制御構成要素の回路図である。 制御システムの比例積分コントローラの回路図である。 制御システムの比例積分コントローラの回路図である。 制御システムの比例積分コントローラの様々な利得を選択するためのシステムの回路図である。 モータを制御する方法の流れ図である。
[0013]多くの電動システムでは、モータの動作を厳密に制御することが望ましいことがあり、状況によってはそうする必要がある。モータを厳密に制御し動作させるには、モータの特性ならびに重要な処理機能を理解する必要がある。
[0014]図1は、モータ117のような1つまたは複数のモータを制御するのに使用できる制御システムを示す。制御システムは、1つまたは複数の電子データ処理システム120、インバータスイッチング回路188、センサ115、および/または車両データバス118を含んでもよい。制御システムに含める構成要素または機能の数はこれよりも多くてもあるいは少なくてもよい。制御システムは、電子データ処理システム120、インバータスイッチング回路188、およびセンサ115の組合せを指すことがある。いくつかのシステムでは、制御システムは車両データバス118を含んでもよい。他のシステムでは、制御システムは、電子データ処理システム120および/またはインバータスイッチング回路188のみを指すことがある。図1に示すモータ117および/またはメカニカルシャフト126は、制御システムの一部とみなされてもよく、そのようにみなされてなくてもよい。いくつかの実施形態では、図1の制御システムは、モータ117を別として、インバータまたはモータコントローラと呼ばれることがある。
[0015]制御システムは、たとえばモータ117のような1つまたは複数のモータを制御するように実装されかつ/あるいは使用されてもよい。モータ117は、内部永久磁石(IPM)モータ、同期IPM機器(IPMSM)のような交流機、従来の誘導機、表面実装PM機器(SMPM)、その他の交流機、または様々な他の機器のような様々な機器またはモータを指すことがある。いくつかの実施形態では、IPMSMは、従来の誘導機または表面実装PM機器(SMPM)と比較して、効率が高く、電力密度が高く、定常電力動作領域が広く、メンテナンスが軽減されるなどの好ましい利点を有し得る。便宜上、被制御電動機をモータ117と呼ぶことがあるが、本開示がモータに限定されないことを了解されたい。
[0016]モータ117は、様々な方法で機能しかつ/あるいは動作し得る。たとえば、モータ117は、電源によって動力供給されおよび/または制御されてもよい。電源は、たとえば、蓄電池、電気、バス電圧(直流電流バス電圧など)のような電圧源(もしくはソース電圧)または電圧供給源(もしくは供給電圧)、および/あるいは他の電源、電圧供給源、または電流供給源であってもよい。
[0017]モータ117は、制御信号を必要とすることがあり、制御信号を受け取り得、制御信号によって動力供給され得、かつ/あるいは制御信号に基づいて動作し得る。制御信号は、たとえば、3相電流コマンドおよび/または3相電圧コマンドのような電流コマンドおよび/または電圧コマンドであってもよい。制御信号は、モータ117を物理的に動力供給してもよく、かつ/あるいは機器にどのように動作するかを指示してもよい。制御信号は、電力を含んでもよく、かつ/あるいは電力を電源からモータに供給してもよい。
[0018]制御信号は、たとえばインバータスイッチング回路188、パルス幅変調発電機などの発電モジュール112、または他の機能もしくは構成要素によってモータ117に送られてもよい。モータ117を動作させかつ/あるいは動力供給する他の方法も考えられ得る。
[0019]モータ117は、様々なモードで動作可能であってもよくかつ/あるいは機能してもよい。たとえば、モータ117は、動力モードで動作可能であってもよくかつ/あるいは機能してもよい。動力モードは、メカニカルシャフト126のようなモータ117が取り付けられたメカニカルシャフト、またはその他のデバイスをある方向に、ある速度で、ある加速度で、かつ/あるいはある電力で駆動するモードを指すことがある。たとえば、動力モードは、車両のようなより大きな機器に取り付けられたモータ117がこのより大きな機器を第1の方向に駆動し、動力供給し、推進し、かつ/あるいは加速するモードを指すことがある。動力モードは、モータ117が電源からの電力を消費しているモードを指すことがある。
[0020]動力モードは、ユーザからのコマンドなどのコマンドによって起動されてもよい。たとえば、ユーザは、制御システムおよび/またはモータにユーザインターフェースを介してモータに動力供給するように指示してもよい。ユーザインターフェースの一例は、図2に示し以下に説明するコントローラ266であってもよい。制御システムは、指示を処理してもよく、モータを駆動するための信号および/またはコマンドを生成してもよい。
[0021]モータ117は、制動モードまたは発電モードで動作してもよい。制動モードまたは発電モードは、モータ117が機器を駆動および/または動力供給していないモードを指すことがある。たとえば、制動モードは、モータ117が動作し、電力信号および/またはコマンドがモータ117に送られない場合に存在し得、あるいはモータ117が動作し、電力信号および/またはコマンドがモータ117に送られない態様を指すことがある。制動モードまたは発電モードでは、モータ117が電荷を生成してもよく、かつ/あるいは電力および/または電圧を電源に供給してもよい。たとえば、アイドリング状態であり得る回転するモータが、dcバス電圧源のようなモータおよび/または制御システム用の電源に伝送することのできるモータの回転による信号および/または電荷を生成してもよい。制動モードは、モータが電源に電力を供給する動作モードを指すことがある。
[0022]いくつかの実施形態では、動力モードと制動モードの違いは、動力モードが、モータ117が電源からの電力を消費する期間を指し、制動モード(または発電モード)が、モータ117が電源に電力を送り返す態様を指す場合があることである。モータ117を動作させる他のモードも考えられる。
[0023]図1で説明し図1に示すように、モータ117は、インバータスイッチング回路188に接続され、結合され、かつ/あるいはインバータスイッチング回路188と通信してもよい。
[0024]インバータスイッチング回路188は、発電モジュール112からのコマンド信号のような電子データ処理システム120からのコマンド信号を受け取ってもよい。たとえば、発電モジュール112は、インバータ回路188内のドライバ段に入力を供給してもよい。そのようなコマンド信号は、発電モジュール112によって生成されてもよく、かつ/あるいは発電モジュール112によってインバータスイッチング回路188に伝送され、処理されてモータ117に送られ、モータ117を制御しかつ/あるいは駆動してもよい。いくつかのシステムでは、そのようなコマンドを電圧コマンドまたは3相電圧コマンドと呼ぶことがある。
[0025]インバータスイッチング回路188は電源によって動力供給されてもよい。いくつかの構成では、インバータスイッチング回路188および/またはインバータスイッチング回路188の電源は、モータ117用の電源とみなされてもよい。いくつかの構成では、電源は直流(DC)電圧バスであってもよい。代替として、電源は、蓄電池、電気、他のバス電圧のような電圧源(もしくはソース電圧)または電圧供給源(もしくは供給電圧)、および/あるいは他の電源、電圧源、または電流源であってもよい。他の電源および構成も考えられる。
[0026]インバータスイッチング回路188は、パルス幅変調信号またはパルス、方形波、正弦波、もしくはその他の波形のような他の交流信号を生成し、修正し、ならびに/または制御するように働いてもよく、かつ/あるいはそのように働くように使用することのできるスイッチング半導体などのパワーエレクトロニクス機器を含んでもよい。インバータスイッチング回路188は、生成されかつ/あるいは修正された制御信号をモータ117に出力するようにスイッチング半導体(たとえば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)または他のパワートランジスタ)を駆動または制御する半導体駆動回路を含んでもよい。
[0027]上述のように、インバータスイッチング回路188は発電モジュール112から電圧コマンドまたは他のコマンド信号を受け取ってもよい。インバータスイッチング回路188は、受け取ったコマンド信号に基づく電圧信号、電流信号、および/または電力信号あるいは電圧コマンド、電流コマンド、および/または電力コマンドをモータ117に供給してもよい。たとえば、インバータスイッチング回路188は、発電モジュール112からコマンドおよび/またはコマンド信号を受け取ってもよく、インバータスイッチング回路188に供給されならびに/または送られる供給電圧を電圧コマンドおよび/または電圧信号に変換してもよく、かつ/あるいは電圧コマンドおよび/または電圧信号をモータ117に伝送するかまたは他の方法で送ってもよい。インバータスイッチング回路188によって生成されるコマンドおよび/または信号は、電圧コマンド、端子電圧コマンド、またはd軸電圧コマンドであってもよく、かつ/あるいは電圧コマンド、端子電圧コマンド、もしくはd軸電圧コマンドと呼ばれるか、または記号(vterm )によって示されてもよい。
[0028]インバータスイッチング回路188によってモータ117に供給される制御信号または制御コマンドは、モータ117を制御しかつ/あるいは駆動してもよい。たとえば、インバータスイッチング回路188の出力段、出力ポート、または出力伝送は、モータを制御するためのパルス幅変調電圧波形またはその他の電圧信号を供給しかつ/あるいは伝送してもよい。インバータスイッチング回路188によってモータ117に供給される制御信号および/または制御コマンドは、インバータスイッチング回路188によって受け取られる発電モジュール112からのコマンド信号に基づきかつ/あるいは関係する制御信号および/または制御コマンドであっても、そのような制御信号および/または制御コマンドでなくてもよい。
[0029]モータ117は、メカニカルシャフト126に取り付けられ、連結され、かつ/あるいはメカニカルシャフト126と連絡してもよい。メカニカルシャフト126は、モータ117の動作時に、メカニカルシャフト126が回転するかまたは他の方法で変位することができるように構成されかつ/あるいはモータ117に取り付けられてもよい。一例として、モータ117はメカニカルシャフト126の回転を駆動してもよい。このように、車輪のようなメカニカルシャフトの端部に取り付けられた物体をモータ117によって回転させてもよい。メカニカルシャフト126は、モータシャフトまたは様々な他の軸であってもよい。
[0030]メカニカルシャフト126は、様々な形状、サイズ、および/または寸法であってもよく、様々な材料で作られてもよい。たとえば、メカニカルシャフト126は、車両のモータに取り付けられた車両の軸のような、モータ117と一緒に構成されかつ/あるいは使用することのできる任意のメカニカルシャフトであってもよい。他のメカニカルシャフトも考えられる。
[0031]モータ117は、センサ115に関連付けられてもよい。センサ115は、位置センサ、ブラシレスレゾルバ、他のレゾルバ、エンコーダ位置センサ、速度センサ、シャフト速度またはロータ速度検出器、デジタル位置エンコーダ、直流モータ、光学エンコーダ、ホール効果センサなどの磁界センサ、磁気抵抗センサ、またはセンサ、エンコーダ、もしくはエンコーダの様々な組合せであっても、かつ/あるいはそれらを含んでもよい。センサの出力は、アナログ信号、デジタル信号、またはその両方を含んでもよい。他のセンサも考えられる。
[0032]センサ115は、メカニカルシャフト126および/またはモータ117に連結され、取り付けられ、かつ/あるいはメカニカルシャフト126および/またはモータ117と連絡してもよい。たとえば、センサ115はメカニカルシャフト126上に取り付けられるかまたはメカニカルシャフト126と一体であってもよい。このことは、メカニカルシャフトの回転または変位をモータ117の1つまたは複数の特性と容易にかつ/あるいは直接相関させることのできるシステムにおいて有用である。代替として、センサ115は、モータおよび/あるいはモータに取り付けられるかまたはモータと通信する他の構成要素に直接接続されてもよい。さらに、いくつかのシステムでは1つよりも多くのセンサ115を使用してもよい。たとえば、1つのセンサ115を使用して3相モータの相ごとにデータを検知してもよい。様々な構成が考えられる。
[0033]センサ115を使用してモータ117および/またはメカニカルシャフト126の1つまたは複数の特性を監視し、測定し、かつ/あるいは推定してもよい。センサ115がメカニカルシャフトに連結されるかまたは取り付けられている場合、メカニカルシャフト126の角位置、メカニカルシャフト126の速度、および/またはメカニカルシャフト126の回転方向のようなメカニカルシャフト126の特性を監視し、測定し、かつ/あるいは推定してもよい。代替として、センサ115は、たとえば、モータ117の角位置、モータ117の速度、および/またはモータ117の回転方向のようなモータ117の1つまたは複数の特性を直接測定してもよい。
[0034]いくつかの構成では、センサ115は、位置データおよび関連する時間データがメカニカルシャフト126の速度データを求めるように処理される位置センサを含む。他の構成では、センサ115は、速度センサ、または速度センサと積分器の組合せを含み、モータシャフトの位置を求めてもよい。他の構成では、センサ115は、モータ117のメカニカルシャフト126に機械的に結合され、モータシャフト126の速度を求める補助的な小形の直流発電機を含んでもよい。これらの構成では、直流発電機は、モータシャフト126の回転速度に比例する出力電圧を生成してもよい。他の構成では、センサ115は、メカニカルシャフト126に結合された回転する物体の方へ信号を伝送し、反射または回折された信号を光学検出器で受け取る光源を有する光学エンコーダを含んでもよい。これらの構成では、受け取られる信号パルス(たとえば、方形波)の周波数はメカニカルシャフト126の速度に比例してもよい。他の構成では、センサ115は、第1の巻き線および第2の巻き線を有し、第1の巻き線に交流が供給され、第2の巻き線で生じる電圧がロータの回転周波数に応じて変化するレゾルバを含んでもよい。様々な他の構成も考えられる。
[0035]センサ115は、メカニカルシャフト126および/またはモータ117との取付け部または連結部から監視され、測定され、かつ/あるいは推定される特性および/または信号に基づく信号を出力してもよい。センサ115の出力は、生位置信号または生速度信号などのi生信号、i生信号、i生信号のような電流フィードバックデータ、またはその他のフィードバックデータもしくは生データなどのフィードバックデータを含んでもよい。他の考えられるフィードバックデータには、巻き線温度読取り値、インバータ回路188の半導体温度読取り値、3相電圧データもしくは3相電流データ、または他の熱情報または性能情報が含まれるが、それらに限らない。その代わりにまたはそれに加えて、センサ115の出力は、処理後の信号を含んでもよい。センサ115の出力はアナログ信号であっても、デジタル信号であってもよい。
[0036]いくつかの実施形態では、センサ115は、アナログ位置データまたはアナログ速度データをそれぞれデジタル位置データまたはデジタル速度データに変換することのできるアナログデジタル変換器(図示せず)に結合されてもよい。そのようなアナログデジタル変換器は、制御システムおよび/または電子データ処理システム120の内部に位置しても、外部に位置してもよい。他の実施形態では、センサ115は、メカニカルシャフト126またはロータ用の位置データまたは速度データのような位置データまたは速度データのデジタルデータ出力を供給してもよい。
[0037]センサ115の出力は、電子データ処理システム120に伝送され、送られ、渡され、かつ/あるいはその他の方法で伝達されてもよい。いくつかのシステムでは、出力を電子データ処理システム120の一次処理モジュール114に結合してもよい。センサ115がアナログデジタル変換器(不図示)に結合される実施形態では、アナログデジタル変換器の出力が一次処理モジュール114に伝送され、送られ、渡され、かつ/あるいはその他の方法で伝達されてもよい。
[0038]制御システムは、電子データ処理システム120を含んでもよい。電子データ処理システム120は、図1に点線で示され、図2により詳しく示されている。
[0039]電子データ処理システム120を使用して、1つまたは複数のソフトウェアモジュールのソフトウェア命令の記憶、処理、または実行をサポートしてもよい。電子データ処理システム120は、電子モジュール、ソフトウェアモジュール、ハードウェアモジュール、または各々の組合せを含んでもよい。
[0040]電子データ処理システム120は、検知回路124、アナログデジタル変換器122、一次処理モジュール114、二次処理モジュール116、相変換器113、計算モジュール110、dq軸電流生成マネージャ109、加算器または加算モジュール119、電流整形モジュール106、ロータ磁石温度推定モジュール104、端子電圧フィードバックモジュール108、電流調整モジュール107、トルクコマンド生成モジュール105、電流調整コントローラ111、および/または発電モジュール112のような、1つまたは複数の要素、特徴、および/または構成要素を含んでもよい。それに加えてまたはその代わりに、電子データ処理システムは、デジタル処理システムおよび/またはフィールドプログラマブルゲートアレイを含んでもよい。電子データ処理システム120の構成要素のうちの1つまたは複数を互いに組み合わせ、かつ/あるいは他の構成要素間に分割してもよい。電子データ処理システム120に含める構成要素の数は上記よりも多くてもあるいは少なくてもよい。たとえば、いくつかのシステムでは、検知回路124およびアナログデジタル変換器122は電子データ処理システム120の外部に位置してもよい。いくつかの実施形態では、図1の電子データ処理システム120は、複数の電子データ処理システムを表し得、そのいくつかまたはすべてが互いに接続され、取り付けられ、かつ/あるいは通信してもよい。
[0041]上述のように、センサ115の出力は、電子データ処理システム120に送られ、伝送され、かつ/あるいは伝達されてもよい。たとえば、センサ115の出力は一次処理モジュール114に送られてもよい。
[0042]位置処理モジュールおよび/または速度処理モジュールであってもよい一次処理モジュール114は、センサ115からの出力を処理してもよい。一次処理モジュール114は、モータ117の位置データ(θ)および/または速度データを処理し、求め、算出し、推定し、かつ/あるいはその他の方法で特定してもよい。いくつかのシステムでは、モータ117上のセンサ115はモータシャフト126の位置データ(θ)を供給してもよく、一次処理モジュール114は、センサ115からの位置データを速度データに変換してもよい。
[0043]モータ117の位置データ(θ)は、メカニカルシャフト126の位置および/またはモータ117の位置を指してもよい。位置データ(θ)は、角度、オフセット角度、位相、または様々な他の角度もしくは位置として表され、かつ/あるいは角度、オフセット角度、位相、または様々な他の角度を表してもよい。速度データは、モータ117の速度を指してもよい。速度データは、メカニカルシャフト126の1分当たり回転数として表され、かつ/またはメカニカルシャフト126の1分当たり回転数を指してもよく、あるいは様々な他の速度として表され、かつ/または様々な他の速度を指してもよい。位置データ(θ)および/または速度データは、一次処理モジュール114によって受け取ったセンサ115からの出力に基づき、あるいはその出力の結果として一次処理モジュール114によって処理され、求められ、算出され、推定され、かつ/あるいはその他の方法で特定されてもよい。
[0044]一次処理モジュール114は、制御システムの1つまたは複数の構成要素に位置データ(θ)および/または速度データを出力してもよい。たとえば、一次処理モジュール114は位置データ(θ)を相変換器113に出力してもよく、かつ/あるいは速度データを計算モジュール110に出力してもよい。代替として、一次処理モジュール114は、モータ117の位置データ(θ)および/または速度データの一方または両方を制御システムの様々な他の構成要素に出力してもよい。
[0045]前述のセンサ115に加えて、制御システムは検知回路124を含んでもよい。検知回路124は、モータ117に結合することのできる入力を有してもよい。検知回路124の入力は、モータ117の特性を監視し、測定し、かつ/あるいは推定するのに使用されてもよく、かつ/あるいはそのように動作可能であってもよい。たとえば、検知回路124の入力は、モータ117の端子に結合されてもよい。検知回路124の入力を使用してモータ117の測定電流を検知してもよい。たとえば、検知回路124をモータ117に関連付けて、モータ117の巻き線に印加される電流、巻き線に誘導される逆起電力、またはその両方のような3相電流を測定してもよい。それに加えてまたはその代わりに、検知回路124を使用してモータ117の直流電圧レベルのようなモータ117の電圧レベルを測定してもよい。その代わりにまたはそれに加えて、検知回路124を使用して、モータ117に動力供給するのに使用される電圧供給レベル、および/またはインバータスイッチング回路188にDC電力を供給する高電圧DCデータバスのような、インバータスイッチング回路188に動力供給するのに使用される電圧供給レベルを測定してもよい。他の構成も考えられる。さらに、モータ117の他の特性を監視し、測定し、かつ/あるいは推定してもよい。
[0046]検知回路124は、図1に電子データ処理システム120の一部として示されている。代替として、検知回路124は、電子データ処理システム120とは別個の構成要素であってもよく、かつ/あるいは電子データ処理システム120の外部に取り付けられ、接続され、ならびに/または電子データ処理システム120と通信してもよい。
[0047]検知回路124は、モータ117から検知された信号を電子データ処理システム120のアナログデジタル変換器122に伝送しかつ/あるいは出力してもよい。このような信号には、たとえば、測定された3相電流、および/またはインバータスイッチング回路188に動力供給する直流(DC)データバス電圧などの電源の電圧レベルを含んでもよい。
[0048]アナログデジタル変換器122は、図1に電子データ処理システム120の一部として示されている。代替として、アナログデジタル変換器122は、電子データ処理システム120とは別個の構成要素であってもよく、かつ/あるいは電子データ処理システム120の外部に取り付けられ、接続され、ならびに/または電子データ処理システム120と通信してもよい。
[0049]アナログデジタル変換器122は、検知回路124の出力を受け取ってもよい。アナログデジタル変換器122は、検知回路124からのアナログ出力をデジタル信号に変換しかつ/あるいはデジタル化してもよく、このデジタル信号を電子データ処理システム120によってさらに処理してもよい。
[0050]アナログデジタル変換器122は、二次処理モジュール116に取り付けられ、接続され、結合され、かつ/あるいは二次処理モジュール116と通信してもよい。検知回路124からのデジタル化出力のようなアナログデジタル変換器122からの出力を二次処理モジュール116に伝送してもよい。
[0051]いくつかのシステムでは、アナログデジタル変換器122が必要ではないことがあり、あるいはアナログデジタル変換器122を含めなくてもよい。たとえば、検知回路124の出力がデジタル信号であるシステムでは、アナログデジタル変換器122が有用ではないことがある。
[0052]二次処理モジュール116、いくつかのシステムでは「直流(DC)バスおよび3相電流処理モジュール」と呼ばれることがあり、アナログデジタル変換器122から受け取った信号から情報を処理するか、求めるか、算出するか、推定するか、あるいはその他の方法で特定してもよい。たとえば、二次処理モジュール116は、検知回路124から受け取った信号から3相電流(i、i、i)を求めるかあるいは特定してもよい。これらの3相電流(i、i、i)は、モータ117によって生成される実際の3相電流を表してもよく、かつ/あるいはそれらの電流に関係するものであってもよい。その代わりにまたはそれに加えて、二次処理モジュール116は、インバータスイッチング回路188に動力供給する直流(DC)データバス電圧を求めるかあるいは特定してもよい。
[0053]二次処理モジュール116は、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、その他のプロセッサ、および/または様々な他の構成要素を含んでもよい。それに加えてまたはその代わりに、二次処理モジュール116を1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、その他のプロセッサ、および/または様々な他の構成要素に含めてもよい。
[0054]二次処理モジュール116は、3相電流(i、i、i)および/または直流電圧を制御システムおよび/または電子データ処理システム120の1つまたは複数の構成要素に出力してもよい。たとえば、二次処理モジュール116は、3相電流(i、i、i)の各々を相変換器113に出力してもよく、直流電圧(VDC)を計算モジュール110に出力してもよい。代替として、二次処理モジュール116は、3相電流(i、i、i)および/または直流電圧(VDC)の一方または両方を制御システムの様々な他の構成要素に出力してもよい。
[0055]相変換器113は、いくつかのシステムでは3相−2相電流パーク変換モジュールと呼ばれることがあり、一次処理モジュール114および二次処理モジュール116の一方または両方から出力を受け取ってもよい。たとえば、図1のように、相変換器は、二次処理モジュール116からモータの3相電流(i、i、i)を受け取るとともに、一次処理モジュール114から位置データ(θ)を受け取ってもよい。他の入力も考えられる。
[0056]相変換器113は、3相電流(i、i、i)および位置データ(θ)をモータ117における測定電流の3相デジタル表現から測定電流の対応する2相デジタル表現に変換してもよい。デジタル電流の2相表現は、dq軸で表される電流信号であってもよく、かつ/あるいはd軸電流成分およびq軸電流成分を有してもよい。たとえば、相変換器113は、パーク変換式またはその他の変換式を適用し、二次処理モジュール116からの電流データならびに一次処理モジュール114および/またはセンサ115からの位置データを使用して電流の測定3相表現(i、i、i)を電流の2相表現(i、i)に変換してもよい。
[0057]電流の2相表現(i、i)は、d−q軸電流であってもよく、モータ117などのベクトル制御交流機に関連して適用可能な直軸電流(i)および横軸電流(i)を指してもよい。
[0058]2相電流(i、i)は、相変換器113モジュール、電流調整コントローラ111のような制御システムおよび/または電子データ処理システム120の別の構成要素から出力されてもよい。相変換器113からの他の出力も考えられ、制御システムおよび/または電子データ処理システム120の他の構成要素に出力されてもよい。
[0059]相変換器113は、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、その他のプロセッサ、および/または様々な他の構成要素を含んでもよい。それに加えてまたはその代わりに、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、その他のプロセッサ、および/または様々な他の構成要素に相変換器113を含めてもよい。たとえば、いくつかのシステムでは、相変換器113および二次処理システム116、あるいは相変換器113および/または二次処理システム116の機能がデジタル信号プロセッサとフィールドプログラマブルゲートアレイの組合せに含められてもよい。他の構成も考えられる。
[0060]電子データ処理システム120は、計算モジュール110を含んでもよい。計算モジュール110は、一次処理モジュール114および二次処理モジュール116から出力を受け取ってもよい。たとえば、一次処理モジュール114は速度データ(メカニカルシャフト126の1分当たり回転数など)を供給してもよい。それに加えてまたはその代わりに、二次処理モジュール116は、直流電圧の測定レベルを供給してもよい。
[0061]計算モジュール110は、処理モジュール114および/または二次処理モジュール116の受け取った出力から電圧対速度比またはその他のデータを処理するか、求めるか、算出するか、推定するか、またはその他の方法で特定してもよい。たとえば、計算モジュール110は、受け取った直流電圧を受け取った速度データで割り、調整後電圧対速度比318などの電圧対速度比を求めてもよい。他の計算または比較も考えられる。
[0062]さらに、インバータ回路188に電気エネルギーを供給する電源の直流電圧レベルは、周囲温度、蓄電池状態、蓄電池充電状態、蓄電池抵抗またはリアクタンス、燃料電池状態(該当する場合)、モータ負荷条件、それぞれのモータトルクおよび対応する動作速度、ならびに車両電気負荷(たとえば、電動空気調整コンプレッサ)を含むがそれらに限らない様々な因子に起因して揺らぐかあるいは変動することがある。計算モジュール110は、d−q軸電流生成マネージャ109によって生成される電流コマンドを調整してもよく、かつ/あるいは電流コマンドに影響を与え、特に直流バス電圧の揺らぎまたは変動を補償してもよい。そのような調整は、調整後電圧対速度比318として行われ、実現され、かつ/あるいは調整後電圧対速度比318に反映されてもよい。
[0063]計算モジュール110の1つまたは複数の出力をdq軸電流生成マネージャ109に伝送し、出力し、供給し、送り、かつ/あるいは他の方法で伝達してもよい。
[0064]上記に加えてまたは上記の代わりに、トルクコマンド生成モジュール105は、dq軸電流生成マネージャ109に取り付けられ、接続され、結合され、かつ/あるいはdq軸電流生成マネージャ109と通信してもよい。
[0065]トルクコマンド生成モジュール105はそれ自体が、車両データバス118からの入力などの入力を受け取ってもよい。車両データバス118は、たとえばコントローラエリアネットワーク(CAN)またはその他のネットワークであってもよい。車両データバスは、いくつかのシステムでは、有線ネットワーク、無線ネットワーク、またはそれらの組合せを含んでもよい。さらに、ネットワークは、インターネットなどの公衆網、イントラネットなどの専用網、またはそれらの組合せであってもよく、TCP/IPベースのネットワーキングプロトコルを含むがそれに限らない現在利用可能であるかあるいは後に開発される様々なネットワーキングプロトコルを利用してもよい。
[0066]トルクコマンド生成モジュール105は、受け取った信号またはトルクコマンドを車両データバス118から取り込み、受け取った信号に基づいてトルクコマンドデータ316を算出し、特定し、推定し、かつ/あるいは生成してもよい。たとえば、受け取った信号が、加速度ペダルが踏まれたことを示す場合、トルクコマンド生成モジュール105は、モータ117に送るべきトルクおよび/または電力を増大させるためのコマンドおよび/またはトルクコマンドデータ316を生成してもよい。受け取られる信号およびコマンドとして他の信号およびコマンドも考えられる。
[0067]トルクコマンド生成モジュール105は、トルクコマンド生成モジュール105によって受け取られた入力コマンドを比較しかつ/あるいは参照し、受け取った入力コマンドに応答して結果として得られるトルクコマンドデータ316を特定しかつ/あるいは生成するのにトルクコマンド生成モジュール105が使用することのできるルックアップテーブルを含んでもよい。他のシステムでは、トルクコマンド生成モジュール105は、受け取った入力を処理してもよく、1つまたは複数のアルゴリズムおよび/または規則ベースの論理を使用することなどによって、ルックアップテーブルを使用することも参照することもなく、処理した信号をdq軸電流生成マネージャ109に出力してもよい。
[0068]トルクコマンド生成モジュール105は、dq軸電流生成マネージャ109に出力され、伝送され、かつ/あるいはその他の方法で伝達されてもよい。
[0069]dq軸電流生成マネージャ109は、dq軸電流生成ルックアップテーブルと呼ばれることもあってもよく、かつ/あるいはdq軸電流生成ルックアップテーブルを含んでもよく、トルクコマンド生成モジュール105からトルクコマンドデータ316を受け取ってもよい。それに加えてまたはその代わりに、dq軸電流生成マネージャ109は、調整後電圧対速度比データ318を計算モジュール110から受け取ってもよい。
[0070]dq軸電流生成マネージャ109は、受け取ったトルクコマンドデータ316および/または電圧対速度データ318を使用して直軸電流コマンドデータ(d軸電流コマンド(i )など)および/または横軸電流コマンドデータ(q軸電流コマンド(i )など)を参照し、求め、選択し、かつ/あるいは生成してもよい。たとえば、dq軸電流生成マネージャ109は、(1)それぞれのトルクコマンドデータ316および/または調整後電圧対速度データ318を対応する直軸電流および横軸電流(i 、i ))に関係付けるルックアップテーブル、データベース、またはその他のデータ構造、(2)それぞれのトルクコマンドデータ316および/または調整後電圧対速度データ318を対応する直軸電流および横軸電流(i 、i ))に関係付ける1組の二次方程式または一次方程式、ならびに/あるいは(3)それぞれのトルクコマンドデータ316および/または調整後電圧対速度データ318を対応する直軸電流および横軸電流(i 、i ))に関係付ける1組の規則(if−then規則など)および/または論理のうちの1つまたは複数にアクセスすることによって直軸電流コマンドおよび横軸電流コマンドを選択しかつ/あるいは求めてもよい。dq軸電流生成モジュール109がルックアップテーブルを使用する場合、ルックアップテーブルは、dq軸電流生成モジュール109の一部であってもよく、かつ/あるいはdq軸電流生成モジュール109にアクセス可能であってもよい。ルックアップテーブルは、たとえば3次元ルックアップテーブルであってもよい。
[0071]dq軸電流生成マネージャ109の出力は、加算器119に送られ、供給され、伝送され、かつ/あるいは伝達されてもよい。図1は、dq軸電流生成マネージャ109の出力と電流調整モジュール107の出力を合計することができる加算器119を有するシステムを示しているが、電流調整モジュール107および/またはフィードバック制御が望ましくなく、必要とされず、または有効にならない他のシステムでは、電流調整マネージャ109からの出力を直接電流調整コントローラ111に供給してもよい。
[0072]電流調整モジュール107の出力は、ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および/または端子電圧フィードバックモジュール108によって求められかつ/あるいは伝送される1つまたは複数の調整係数またはコマンドのような1つまたは複数の調整係数を反映してもよい。
[0073]ロータ磁石温度推定モジュール104は、モータ117の1つまたは複数の構成要素に接続され、取り付けられ、これらの構成要素と通信し、これらの構成要素に結合され、これらの構成要素の温度を監視し、あるいはその他の方法で推定するかまたは求めてもよい。たとえば、ロータ磁石温度推定モジュール104は、1つまたは複数のロータ永久磁石の温度を推定するかあるいは求めてもよい。
[0074]たとえば、いくつかの実施形態では、ロータ磁石温度推定モジュール104は、ステータ上に配置され、ステータと熱交換し、あるいはモータ117のハウジングに固定された1つまたは複数のセンサからのロータ磁石の温度を推定してもよい。他の実施形態では、ロータ磁石温度推定モジュール104をロータまたは磁石上に取り付けられた温度検出器(たとえば、赤外線熱センサのようなサーミスタ無線送信機)と置き換えてもよく、検出器は、1つまたは複数の磁石の温度を示すことのできる無線信号などの信号を供給してもよい。
[0075]ロータ磁石温度推定モジュール104は、測定温度および/またはロータ温度の推定される変化に応答しかつ/あるいは基づいて、q軸電流コマンドおよび/またはd軸電流コマンドの調整値を生成してもよい。調整値は、電流調整モジュール107に送るべき調整電流コマンド、調整信号、調整係数、および/または調整データの形をしていてもよい。調整値は、電流調整モジュール107に送られ、供給され、伝送され、かつ/あるいはその他の方法で伝達されてもよい。
[0076]上記の代わりにまたは上記に加えて、システムは、電流整形モジュール106を含んでもよい。電流整形モジュール106は、たとえばモータ117の1つまたは複数の因子または特徴を測定し、算出し、推定し、監視し、かつ/あるいはその他の方法で特定してもよい。たとえば、電流整形モジュール106は、モータ117に対するトルク負荷および/またはモータ117の速度を特定してもよい。他の因子および/または特徴も考えられる。
[0077]電流整形モジュール106は、モータ117に対するトルク負荷およびモータ117の速度のような因子または特徴のうちの1つまたは複数に基づいて横軸(q軸)電流コマンドおよび直軸(d軸)電流コマンドの補正値または調整値を求めてもよい。補正値および/または調整値は、電流調整モジュール107に送るべき調整電流コマンド、調整信号、調整係数、および/または調整データの形をしていてもよい。この補正値および/または調整値は、電流調整モジュール107に送られ、供給され、伝送され、かつ/あるいはその他の方法で伝達されてもよい。
[0078]上記の代わりにまたは上記に加えて、システムは、端子電圧フィードバックモジュール108を含んでもよい。端子電圧フィードバックモジュール108は、たとえばPWMサイクルごとに電圧供給量をサンプリングし、1/√3、または0.95/√3、またはその他の係数のような限界係数を電圧源に適用することなどによって、電圧供給限界を算出してもよい。端子電圧フィードバックモジュール108は、電流調整コントローラ111から端子電圧コマンドをサンプリングしてもよい。端子電圧フィードバックモジュール108は、端子電圧コマンドを電圧限界と比較し、端子電圧コマンドが電圧限界よりも大きい(あるいは電圧限界以上である)ときはいつでもコマンド生成モジュール107に送るべき調整コマンドを生成してもよい。この調整コマンドは、たとえばd軸電流調整コマンドであってもよく、電流調整コントローラ111によって生成される端子電圧コマンドを低減させることを目的としたコマンドであってもよい。
[0079]補正値および/または調整値は、電流調整モジュール107に送るべき調整電流コマンド、調整信号、調整係数、および/または調整データの形をしていてもよい。端子電圧フィードバックモジュール108からの調整コマンドは、電流調整モジュール107に送られ、供給され、伝送され、かつ/あるいはその他の方法で伝達されてもよい。端子電圧フィードバックモジュール108については以下に図3〜図7に関してより詳しく説明する。
[0080]上述のように、ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および端子電圧フィードバックモジュール108のうちの1つまたは複数がdq軸電流調整モジュール107に結合され、かつ/あるいはdq軸電流調整モジュール107と通信可能であってもよい。
[0081]電流調整モジュール107は、ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および端子電圧フィードバックモジュール108のうちの1つまたは複数から調整信号、調整係数、調整コマンド、および/または調整データを収集してもよい。電流調整モジュール107は、ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および端子電圧フィードバックモジュール108の各々からの調整データおよび/またはコマンドを追加し、集計し、理解し、まとめ、かつ/あるいはその他の方法で考慮してもよく、このデータを使用して、完全な調整コマンドまたは合計調整コマンドを生成しかつ/あるいは作成してもよい。収集された調整データが調整コマンドを含む場合、電流調整モジュール107は、各調整コマンドを集計し、合計し、かつ/あるいは組み合わせて1つの調整コマンドを形成してもよい。他の状況では、電流調整モジュール107は、各調整コマンドをさらに処理して、合計ブロック119において合計することのできる信号を得ることが必要になる場合がある。この完全な調整コマンドまたは合計調整コマンドは、たとえば調整コマンド、調整後d軸電流コマンド、d軸電流波長コマンド、またはd軸電流調整値と呼ばれることがある。
[0082]電流調整モジュール107は、調整後d軸電流コマンドのようなこのd軸電流調整データを得て、ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および端子電圧フィードバックモジュール108からの入力データに基づいて直軸電流コマンドデータを調整してもよい。
[0083]さらに、電流調整モジュール107は、dq軸電流生成マネージャ109または加算器119と通信してもよい。たとえば、電流調整モジュール107は、d軸電流調整コマンドを加算器119に送り、供給し、伝送し、かつ/あるいはその他の方法で伝達してもよく、加算器119は、d軸電流調整コマンドにdq軸電流生成マネージャ109からの出力を加えてもよい。
[0084]図1は、ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および端子電圧フィードバックモジュール108の各々が電流調整モジュール107に接続され、電流調整モジュール107からの1つの出力が加算ブロック119に供給されることを示しているが、他の構成も可能である。たとえば、ロータ磁石温度推定モジュール104および電流整形モジュール106が含まれていないかあるいは無効である場合、端子電圧フィードバックモジュール108からの出力を加算器119に直接伝送してもよい。様々な他の構成も考えられる。
[0085]加算器119は、いくつかのシステムでは加算ブロックまたは加算モジュールと呼ばれることもあり、dq軸電流生成マネージャ109からdq−電流コマンドを受け取ってもよい。その代わりにまたはそれに加えて、加算器119は、電流調整モジュール107からd軸電流調整コマンドを受け取ってもよい。加算器119は、d軸電流調整コマンドをdq電流コマンドに加え、調整後電流コマンドを出力してもよい。調整後電流コマンドは2相電流コマンド(i 、i )と表されてもよい。
[0086]図1は、dq軸電流調整コマンドが加算器119に伝送されていることを示しているが、いくつかのシステムでは、dq軸電流調整コマンドは、dq軸電流生成マネージャ109に直接伝送されてもよく、かつ/あるいはモータ117を制御しかつ/あるいは動力供給する際に使用すべき適切な電流コマンドを選択するためにdq軸電流生成マネージャによって使用されてもよい。
[0087]加算器119からの調整後電流コマンドは、電流調整コントローラ111に送られ、供給され、伝送され、かつ/あるいはその他の方法で伝達されてもよい。上述のように、電流調整コントローラ111は、相変換器113から実際の2相電流(i、i)を受け取ってもよい。
[0088]電流調整コントローラ111は、受け取ったそれぞれのdq軸電流コマンド(たとえば、i およびi )ならびに実際のdq軸電流(たとえば、iおよびi)を処理し、処理した入力に基づく対応する1つまたは複数のdq軸電圧コマンド(たとえば、v コマンドおよびv コマンド)を出力してもよい。これらのdq軸電圧コマンド(v 、v )は、2相電圧コマンドであってもよく、発電モジュール112に送られ、供給され、伝送され、かつ/あるいはその他の方法で伝達されてもよい。
[0089]発電モジュール112は、空間ベクトルPWM発電モジュールなどのパルス幅変調(PWM)発電モジュールであってもよく、電流調整コントローラ111から2相電圧コマンド(v 、v )などの電圧コマンドを受け取ってもよい。発電モジュールは、受け取った端子電圧コマンドに基づいて3相電圧コマンドを生成してもよい。たとえば、発電モジュール112は、直軸電圧コマンドおよび横軸電圧コマンド(v 、v )を2相データ表現からv 、v、およびv などの3相データ表現に変換してもよい。3相表現v 、v 、およびv は、いくつかのシステムでは、モータ117を制御するための望ましい電圧を表す。
[0090]3相電圧コマンド表現(v 、v 、およびv )は、インバータスイッチング回路188に伝送され、供給され、送られ、かつ/あるいは伝達されてもよい。インバータスイッチング回路188は、モータ117を制御するための3相電圧コマンドを生成してもよい。3相電圧コマンドは、発電モジュール112から受け取った3相電圧コマンド信号(v 、v 、およびv )に基づくコマンドであってもよい。少なくともこのように、モータ117を制御するように制御システムを動作させてもよい。
[0091]いくつかのシステムおよび/または実施形態では、発電モジュール112は、上記にインバータスイッチング回路188に関して説明したのと同じ電源によって動力供給されてもよい。いくつかのシステムでは、発電モジュール112およびインバータスイッチング回路188は、同じ構成要素の一部であってもよく、電流調整コントローラ111から2相電圧コマンドを受け取ってもよく、3相電圧コマンドをモータ117に出力してモータ117を駆動してもよい。
[0092]図2は、制御システムの一例を示す。図2の制御システムは、電子データプロセッサ264と、データバス262と、データ記憶デバイス260と、1つまたは複数のデータポート(268、270、272、274、および276)とを含んでもよい。図2の制御システムは、図1の電子データ処理システム120の全体または一部を含んでもよい。データプロセッサ264、データ記憶デバイス260、および1つまたは複数のデータポートは、データプロセッサ264、データ記憶デバイス260、および1つまたは複数のデータポート間のデータ通信をサポートするようにデータバス262に結合されてもよい。図2における同じ参照符号の構成要素は、図1の同じ構成要素と同一または同様の態様で構成されかつ/あるいは機能してもよい。
[0093]制御システム、電子データ処理システム120、および/または電子データ処理システム120の様々な構成要素は、コンピュータシステムのような様々な種類の1つまたは複数のコンピューティングデバイスであってもよく、あるいはそれらのコンピューティングデバイスを含んでもよい。コンピュータシステムは、本明細書に開示された方法またはコンピュータベースの機能のうちの任意の1つまたは複数をコンピュータシステムに実行させるように実行することのできる1組の命令を含んでもよい。コンピュータシステムは、スタンドアロンデバイスとして動作してもよく、あるいはたとえばネットワークを使用して、他のコンピュータシステムまたは周辺デバイスに接続されてもよい。コンピュータシステムは、コンピュータ、プロセッサ、および/またはその他のプログラム可能な装置を含んでもよい。コンピュータ、プロセッサ、および/またはその他のプログラム可能な装置の動作は、コンピュータプログラム、アプリケーション、および/または他の形態のソフトウェアによって指示されてもよい。コンピュータ可読メモリのような、制御システム内のメモリ、制御システムと一緒に使用されるメモリ、または制御システムによって使用されるメモリを使用して、コンピュータ、プロセッサ、および/またはその他のプログラム可能な装置に、メモリがコンピュータ、プロセッサ、および/またはその他のプログラム可能な装置によって使用されるときに特定の態様で働くように指示してもよい。本明細書のフローチャートによって説明するようなモータを制御する方法は、コンピュータ、プロセッサ、および/またはその他のプログラム可能な装置上であるいはコンピュータ、プロセッサ、および/またはその他のプログラム可能な装置の助けを得て一連の動作ステップとして実施されてもよい。
[0094]ネットワーク化された構成では、コンピュータシステムは、サーバの容量内で動作してもよく、あるいはサーバ−クライアントユーザネットワーク環境においてクライアントユーザコンピュータとして動作してもよい。コンピュータシステムは、プロセッサ、たとえば中央演算処理装置(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、またはその両方を含んでもいい。たとえば、制御システムおよび/または電子データ処理システム120は、図2に示すデータプロセッサ264を含んでもよい。
[0095]データプロセッサ264は、様々なシステムの構成要素であってもよい。たとえば、プロセッサは標準的なパーソナルコンピュータまたはワークステーションの一部であってもよい。プロセッサは、1つまたは複数の一般的なプロトコル、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、サーバ、ネットワーク、デジタル回路、アナログ回路、それらの組合せ、あるいはデータを分析し処理するための現在周知の他のデバイスまたは後に開発されるデバイスであってもよい。データプロセッサ264は、電子データプロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブル論理アレイ、論理回路、演算論理装置、特定用途向け集積回路、デジタル信号プロセッサ、比例積分微分(PID)コントローラ、または他のデータ処理デバイスのうちの1つまたは複数を含んでもよい。プロセッサは、手動で生成された(すなわち、プログラムされた)コードなどのソフトウェアプログラムを実装してもよい。
[0096]データプロセッサ264は、電子データ処理システム120、ポート268、270、272、274、および276のうちの1つまたは複数、ならびに/あるいはデータ記憶デバイス260に結合されてもよい。データプロセッサ264は、電子データ処理システム120で実施される様々な処理を実行するかまたは補助してもよい。たとえば、電子データ処理システム120の特徴および機能を実現する論理および/またはソフトウェアは、その一部または全体をデータプロセッサ264によって実行されてもよい。
[0097]データプロセッサ264は、データバス262に接続されてもよい。データバス262は、1つまたは複数のデータバスを含んでもよい。データバス262は、様々なデータバスまたはデータバス同士の組合せのいずれかであってもよい。制御システムの1つまたは複数の構成要素は、構成要素同士の間の通信を容易にしかつ/あるいはサポートするようにデータバス262に結合されてもよい。たとえば、データプロセッサ264、データ記憶デバイス260、および1つまたは複数のデータポート(268、270、272、274、および276)は、データプロセッサ264とデータ記憶デバイス260と1つまたは複数のデータポートとの間のデータの通信をサポートするようにデータバス262に結合されている。
[0098]データ記憶デバイス260は、電子データ処理システム120の全体または一部を記憶しかつ/あるいは含んでもよい。たとえば、図2では、検知回路124、アナログデジタル変換器122、一次処理モジュール114、二次処理モジュール116、相変換器113、計算モジュール110、dq軸電流生成マネージャ109、加算器または加算モジュール119、電流整形モジュール106、ロータ磁石温度推定モジュール104、端子電圧フィードバックモジュール108、電流調整モジュール107、トルクコマンド生成モジュール105、電流調整コントローラ111、および/または発電モジュール112が、データ記憶デバイス260に含められてもよく、かつ/あるいはデータ記憶デバイス260と通信してもよい。それに加えてまたはその代わりに、電子データ処理システム120の全体または一部に使用されるデータ記憶デバイス260はこれより多くてもあるいは少なくてもよい。
[0099]データ記憶デバイス260は、データを記憶するための任意の磁気デバイス、電子デバイス、または光学デバイスを備えてもよい。たとえば、データ記憶デバイス260は、電子データ記憶デバイス、電子メモリ、非揮発性電子ランダムアクセスメモリ、1つまたは複数の電子データレジスタ、データラッチ、磁気ディスクドライブ、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブなどを備えてもよい。
[00100]データ記憶デバイス260はメモリを含んでもよい。メモリは、メインメモリ、スタティックメモリ、またはダイナミックメモリであってもよい。メモリは、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリ、プログラム可能な読取り専用メモリ、電気的にプログラム可能な読取り専用メモリ、電気的に消去可能な読取り専用メモリ、フラッシュメモリ、磁気テープまたは磁気ディスク、光学媒体などを含むがそれらに限らない、様々な種類の揮発性記憶媒体および非揮発性記憶媒体などのコンピュータ可読記憶媒体が含まれるがそれらに限らない。一実施形態では、メモリはプロセッサ用のキャッシュまたはランダムアクセスメモリを含む。代替実施形態では、メモリは、プロセッサのキャッシュメモリ、システムメモリ、またはその他のメモリのように、プロセッサと別体であってもよい。メモリは、データを記憶するための外部記憶デバイスまたはデータベースであってもよい。この例には、ハードドライブ、コンパクトディスク(「CD」)、デジタルビデオディスク(「DVD」)、メモリカード、メモリスティック、フロッピィディスク、ユニバーサルシリアルバス(「USB」)メモリデバイス、またはデータを記憶するように動作可能な任意の他のデバイスが含まれる。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するように動作可能である。図示されるかあるいは本明細書で説明する機能、動作、またはタスクは、メモリに記憶された命令を実行するプログラムされたプロセッサによって実行されてもよい。機能、動作、またはタスクは、特定の種類の命令セット、記憶媒体、プロセッサ、または処理方式に依存せず、単独であるいは組み合わされて動作するソフトウェア、ハードウェア、集積回路、ファームウェア、マイクロコードなどによって実行されてもよい。同様に、処理方式には、マルチプロセッシング、マルチタスキング、並列処理などを含めてもよい。
[00101]語「コンピュータ可読媒体」には、中央データベースまたは分散データベースのような単一の媒体または複数の媒体、ならびに/あるいは1組または複数組の命令を記憶する関連するキャッシュおよびサーバを含めてもよい。語「コンピュータ可読媒体」には、プロセッサによって実行できる1組の命令を記憶し、符号化し、あるいは送ることができ、あるいはコンピュータシステムに本明細書に開示される方法または動作のうちの1つまたは複数を実行させる任意の媒体を含めてもよい。「コンピュータ可読媒体」は非一時的であってもよく、有形であってもよい。
[00102]非制限的で例示的な特定の実施形態では、コンピュータ可読媒体には、1つまたは複数の非揮発性読取り専用メモリを収納するメモリカードまたはその他のパッケージなどの固体メモリを含めてもよい。さらに、コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリまたはその他の揮発性再書込み可能なメモリであってもよい。さらに、コンピュータ可読媒体には、伝送媒体を介して伝達される信号などの搬送波信号を取り込む、ディスクもしくはテープまたは他の記憶デバイスなどの光磁気媒体または光学媒体を含めてもよい。eメールまたはその他の独立情報アーカイブもしくは1組のアーカイブへのデジタルファイル添付を、有形記憶媒体である配布媒体とみなしてもよい。したがって、本開示は、データまたは命令が記憶され得るコンピュータ可読媒体または配布媒体ならびにその他の均等物および後継媒体のうちの任意の1つまたは複数を含むものとみなされる。
[00103]代替実施形態では、特定用途向け集積回路、プログラム可能な論理アレイ、およびその他のハードウェアデバイスなどの専用ハードウェア実装形態を本明細書で説明する方法のうちの1つまたは複数を実施するように構成してもよい。様々な実施形態の装置およびシステムを含んでもよいアプリケーションは様々な電子システムおよびコンピュータシステムを広く含んでもよい。本明細書で説明する1つまたは複数の実施形態は、相互接続された2つ以上の特定のモジュールまたはデバイスを、各モジュール間で各モジュールを通して伝達することのできる関連する制御信号およびデータ信号と一緒に使用するか、あるいは特定用途向け集積回路の一部として使用して機能を実現してもよい。したがって、本システムはソフトウェア実装形態、ファームウェア実装形態、およびハードウェア実装形態を包含する。
[00104]データポート268、270、272、274、および/または276は、データバス262、データ記憶デバイス260、および/またはデータプロセッサ264への入力、ポート、および/またはその他の接続を表してもよい。それに加えてまたはその代わりに、図2の制御システムのデータポート268、270、272、274、および/または276は、モータ117、制御システム、ユーザインターフェース、ディスプレイ、センサ、変換器、および/またはその他の回路の1つまたは複数の構成要素に結合されてもよい。各データポートは、たとえばトランシーバおよびバッファメモリを備えてもよい。いくつかのシステムでは、各データポートは任意のシリアル入出力ポートまたはパラレル入出力ポートを備えてもよい。
[00105]たとえば、車両のペダルまたはその他のユーザインターフェースなどのコントローラ266が、車両データバス118に接続され、取り付けられ、結合され、かつ/あるいは車両データバス118と通信してもよい。車両の運転者は、スロットル、ペダル、コントローラ266、またはその他の制御デバイスなどのユーザインターフェースを介してトルクコマンドを生成してもよい。生成されたトルクコマンドは、速度制御データメッセージ、電圧制御データメッセージ、またはトルク制御データメッセージなどの制御データメッセージであってもよい。車両データバス118は、トルクコマンドを含むデータバスメッセージを第1のデータポート268を介してトルクコマンド生成モジュール105に供給してもよい。トルクコマンド生成モジュール105によって様々な他の入力および/またはメッセージを受け取ってもよい。
[00106]電子データ処理システム120は、ナンバーパッド、キーボード、またはマウスなどのカーソル制御デバイス、またはジョイスティック、タッチスクリーンディスプレイ、遠隔制御デバイス、もしくはコンピュータシステムと相互作用するように動作可能な任意の他のデバイスのような、ユーザがシステムの各構成要素のいずれかと相互作用するのを可能にするように構成された他の入力デバイスを含んでもよい。少なくともこのように、トルクコマンド生成モジュール105は、電子データ処理システム120の第1のデータポート268に関連付けられるかあるいは第1のデータポート268によってサポートされてもよい。
[00107]上記に代わりにまたは上記に加えて、インバータスイッチング回路188を第2のデータポート270などのデータバス262に結合してもよく、第2のデータポート270を同様にデータバス262に結合してもよい。それに加えてまたはその代わりに、センサ115および/または一次処理モジュール114を第3のデータポート272に結合してもよく、第3のデータポート272を同様にデータバス262に結合してもよい。それに加えてまたはその代わりに、検知回路124をアナログデジタル変換器122に結合してもよく、アナログデジタル変換器122を同様に第4のデータポート274に結合してもよい。それに加えてまたはその代わりに、端子電圧フィードバックモジュール108を第5のデータポート276に結合してもよく、第5のデータポート276を同様にデータバス262に結合してもよい。
[00108]データポートは、第1のデータポート、第2のデータポート、第3のデータポートなどと呼ばれているが、データポートは順序付けなくてもよく、1つのデータポートに取り付けることのできる入力および/または構成要素の数は上記よりも多くてもあるいは少なくてもよく、かつ/あるいは1つのデータポートとして組み合わせることのできるデータポートの数は上記よりも多くても少なくてもよい。
[00109]データポートは、電子データ処理システム120に入力を供給するのを容易にしてもよい。図示していないが、制御システムおよび/または電子データ処理システム120は、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)、フラットパネルディスプレイ、固体ディスプレイ、ブラウン管(CRT)、プロジェクタ、プリンタ、または求められた情報を出力するための現在知られている他のディスプレイデバイスまたは後に開発される他のディスプレイデバイスなどのディスプレイユニットをさらに含んでもよい。ディスプレイは、ユーザがプロセッサの機能を見るためのインターフェースとして、あるいは特にメモリまたは駆動ユニット内に記憶されたソフトウェアとのインターフェースとして働いてもよい。
[00110]さらに、電子データ処理システム120および/または制御システムは、ディスクまたは光学駆動ユニットを含んでもよい。ディスク駆動ユニットは、1組または複数組の命令、たとえばソフトウェアを埋め込むことのできるコンピュータ可読媒体を含んでもよい。さらに、各命令は、本明細書で説明するような方法または論理のうちの1つまたは複数を具現化してもよい。特定の実施形態では、これらの命令は、そのすべてまたは少なくとも一部が、コンピュータシステムによる実行時にメモリ内および/またはプロセッサ内に存在してもよい。メモリおよびプロセッサは、上述のようなコンピュータ可読媒体を含んでもよい。
[00111]本開示の様々な実施形態によれば、本明細書で説明する方法は、コンピュータシステムによって実行可能なソフトウェアプログラムによって実現されてもよい。さらに、例示的で非制限的な実施形態では、実装形態に分散処理、構成要素/オブジェクト分散処理、および並列処理を含めてもよい。代替として、仮想コンピュータシステム処理は、本明細書で説明するような方法または機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成されてもよい。
[00112]いくつかのシステムでは、モータ117は、モータ速度が基本速度を超える最大電圧当たりトルク(MTPV)モードで制御されてもよい。これらのシステムでは、端子電圧または電圧コマンド(vterm)が、適度なロータ磁石温度での利用可能電圧限界(Vlimit)よりも低くなるように最大モータ(または機器)動作点を特徴付け手順時から調整してもよい。電圧コマンドは、端子電圧、端子電圧コマンド、および/または端子電圧と呼ばれることもあり、インバータスイッチング回路188からモータ117に送られる電圧コマンドのことを言う場合もある。
[00113]空間ベクトルPWM発電モジュール112などの発電モジュール112によって動力供給されかつ/あるいは制御されるモータ117では、電圧限界(Vlimit)を次式のように特定しかつ/あるいは表してもよい。
limit=Vdc/√3
上式において、Vdcは、dcバス電圧などの供給電圧であり、インバータスイッチング回路188および/またはモータ117に供給されてもよく、かつ/あるいはインバータスイッチング回路188および/またはモータ117に動力供給するのに使用されてもよい。この電圧限界は、インバータスイッチング回路188が得ることができ、モータ117に動力供給または制御するのに使用される電力の最大量を表してもよい。いくつかのシステムでは、電圧限界の計算を次式にように特定しかつ/あるいは表してもよい。
limit=(百分率係数)(Vdc/√3)
上式において、百分率係数は0から1の間の値であってもよい。百分率係数は、たとえば95%または0.95であってもよい。(Vdc/√3)に百分率係数を掛けると、緩衝値および/または予防値を得ることができ、電流調整障害を回避するのを助けることができる。この作用は、モータが、予想されかつ/あるいは推定される温度とはわずかに異なり、かつ測定中の構成要素に影響を与えることがある温度で動作する状況を防止することもできる。
[00114]電流調整コントローラ111からの端子電圧コマンドは次式のように表されてもよい。
=(i −i)*(kpd+(Kid/s))−ω
=(i −i)*(kpq+(Kiq/s))−ω+ωλ
上式において、i およびi は加算モジュール119から受け取られるdq軸電流コマンドであり、iおよびiは、二次処理モジュール116および/または相変換器113から変換され出力される実際の電流のような、モータ117の実際の電流であり、kpdはd軸電流調整PIコントローラループの比例利得係数であり、kpqはq軸電流調整PIコントローラループの比例利得係数であり、kidはd軸電流調整PIコントローラループの積分利得係数であり、kiqはq軸電流調整PIコントローラループの積分利得係数であり、1/sは連続ドメイン積分器であり、ωは電気周波数であり、Lはd軸相インダクタンスであり、Lはq軸相インダクタンスであり、λはモータ逆起電力強度である。各数式の第1の部分(v についての(i −i(kpd+(kid/s))など)は、PIコントローラによって乗算される電流誤差(i −i)である。第2の部分(v についてのωなど)はd軸電圧コマンドおよびq軸電圧コマンドの各々についてのフィードフォワード項と呼ばれる。
[00115]したがって、電流調整コントローラ111によって生成される電圧コマンドは次式のように算出されてもよい。
term =平方根((v +(v
[00116]電圧コマンド(vterm)が最大電圧限界(Vlimit)を超えた場合、電流調整が飽和し、かつ/あるいは制御性能が不十分になることがある。いくつかの根本原因によって、コントローラ電圧コマンド(vterm )が最大電圧限界(Vlimit)よりも大きくなる状況に至ることがある。
[00117]たとえば、モータ117に使用することのできる永久磁石材料は、摂氏1度当たり0.09%〜0.12%の負の温度係数などの負の温度係数を有することがある。モータ117を低温のままで高速に動作させると、事前に適度な磁石温度で調整後動作点ではより高い電圧が必要になることがある。このより高い電圧コマンドおよび/または追加の電圧コマンドが必要になるのは、温度が低くなるにつれて磁気強度が高くなり、かつ/あるいは逆起電力強度(より大きいλ)が高くなるからである。したがって、これらのシステムにおけるコントローラ電圧コマンド(vterm )は、利用可能電圧限界(Vlimit)を超える傾向を有することがある。
[00118]別の例として、いくつかのシステムでは、ロータ磁石温度が変動すると、シャフトトルクの変動を緩和しようとしてコントローラ電流コマンドが適応的に調整されることがある。このように電流コマンドを調整しようとすると、dcバス電圧によってサポートできるよりも高い電圧が必要になることがある。したがって、これらのシステムにおけるコントローラ電圧コマンド(vterm )は、利用可能電圧限界(Vlimit)を超える傾向も有することがある。
[00119]第3の例として、いくつかのシステムでは、高速でありかつ/あるいはその他の点で動的な要件によって、コントローラ電流コマンドが大幅にかつ/あるいは急激に変化することがある。このような状況では、電流調整コントローラ111がより高い端子電圧(vterm )を命令し、電流調整がオーバーフローすることがある。このような状況では、コントローラ電圧コマンド(vterm )が利用可能電圧限界(Vlimit)を超えることがあり、致命的な電流調整障害が生じる恐れがある。
[00120]上述のように、端子電圧フィードバックモジュール108は、モータ117に使用される端子電圧コマンドを変更することのできる調整係数または調整コマンドを供給するように実現されてもよく、かつ/あるいは調整係数または調整コマンドを供給するのに使用されてもよい。端子電圧フィードバックモジュール108からの調整係数または調整コマンドは、コントローラ電圧コマンド(vterm )が利用可能電圧限界(Vlimit)を超える状況において支援し、そのような状況を考慮し、補正し、かつ/あるいは防止してもよい。
[00121]モータ117の実際の端子電圧を考慮することは、端子電圧フィードバックモジュール108をどのように設計し、かつ/あるいはどのように動作させるかを決定するうえで有用である。モータ117の実際の端子電圧は次式と同一であってもよく、かつ/あるいは次式のように表されてもよい。
=(r)+d/dt(L)−ω
=(r)+d/dt(L)−ω+ωλ
[00122]したがって、端子電圧コマンドvterm をVlimitよりも低減させるための1つの方法は、d軸電流(i)を大きくすることであってもよい。
[00123]端子電圧フィードバックモジュール108は、電流調整コントローラ111によって発電モジュール112に送られる電圧コマンドを監視し、サンプリングし、観察し、検知し、かつ/あるいはその他の方法で受け取ってもよい。このような電圧コマンド(v 、v )は端子電圧フィードバックモジュール108によって受け取られてもよく、端子電圧フィードバックモジュール108は上述のようにvterm を生成しかつ/あるいは算出してもよい。代替として、vterm は、端子電圧フィードバックモジュール108によって受け取られる前に電流調整コントローラ111または別の構成要素などによって算出されかつ/あるいはその他の方法で求められてもよい。
[00124]端子電圧フィードバックモジュール108は、電圧コマンドおよび/または端子電圧コマンドを受け取るだけでなく、供給電圧(Vdc)または供給電圧の値を表し、インバータスイッチング回路188および/または発電モジュール112が得ることのできる信号を監視し、サンプリングし、観察し、検知し、かつ/あるいはその他の方法で受け取ってもよい。端子電圧フィードバックモジュール108は、この供給電圧値(Vdc)を使用して、前述の数式を使用することなどによって電圧限界を算出し、特定し、かつ/あるいは生成する。前述のように、いくつかのシステムでは、電圧限界は、小さい変動を考慮し、かつ/あるいは小さい緩衝電圧を実現するように算出されてもよい。これらのシステムは百分率係数を使用してもよい。代替として、Vlimitは、端子電圧フィードバックモジュール108によって受け取られる前に電流調整コントローラ111または別の構成要素などによって算出されかつ/あるいはその他の方法で求められてもよい。
[00125]vterm およびVlimitの一方または両方を、たとえばパルス幅変調サイクルごとに算出しかつ/あるいは求めてもよい。このようにして、システムは、たとえば供給電圧の変動を考慮することができる。代替として、これらの値は、他の時間間隔で算出されかつ/あるいは求められてもよい。
[00126]vterm がVlimit以下である場合、調整係数が必要でなくなることがある。調整係数が必要でなくなるのは、端子電圧フィードバックモジュール108が、電圧コマンドが電圧限界よりも小さいときに弱め磁束をそのフィードフォワード公称レベルよりも低くするように設計されていないことがあるからである。このような状況では、インバータスイッチング回路188および/または発電モジュール112が、コマンドvterm を調整の必要なしに実行するのに十分な電圧を得ることができる。ここで、公称弱め磁束レベルは、モータ117特徴付け段階から求められていてもよく、かつ1つまたは複数の最小銅損動作点に対応してもよい。したがって、端子電圧フィードバックモジュール108は、零信号を出力せず、また電流調整モジュール107にも加算器119にも信号を出力しなくてもよい。このような状況では、dq軸電流生成モジュール109からの電流コマンドが受け取られ電流調整コントローラ111に伝送されてもよい。
[00127]一方、vterm がVlimitよりも大きい場合、端子電圧フィードバックモジュール108は調整信号、調整コマンド、調整係数、調整データ、および/または調整命令(調整コマンド)を出力してもよい。端子電圧フィードバックモジュール108は、この調整コマンドを作成し、追加の弱め磁束を適用して電圧コマンドを制限してもよい。調整コマンドは、電流調整コントローラ111に入力される電流コマンドの調整値を修正またはその他の方法で変更する必要があることを示しかつ/あるいは要求する情報および/またはデータを含んでもよい。調整コマンドは、電流調整コントローラ111が修正するかあるいはその他の方法で変更する必要のある量を示す情報および/またはデータを含んでもよい。調整コマンドは、加算モジュール119によって加算することのできる、調整電流コマンド信号のような電流コマンド信号自体であってもよい。
[00128]この比較は、端子電圧コマンドが電圧限界よりも大きいかそれとも電圧限界以下であるかを指し得るが、いくつかのシステムでは、その代わりに、端子電圧が電圧限界以上であるかそれとも電圧限界よりも小さいかであってもよい。「よりも大きい」が使用される本明細書のシステムおよび方法において、その代わりに「以上」の比較を必要とするようにシステムおよび方法を修正してもよく、逆についても同様であることを理解されたい。同様に、「よりも小さい」が使用される本明細書で説明するシステムおよび方法において、その代わりに「以下」の比較を必要とするようにシステムおよび方法を修正してもよく、逆についても同様であることを理解されたい。
[00129]いくつかの実施形態では、端子電圧フィードバックモジュール108からの調整コマンドはd軸電流調整のみを表してもよい。これは、上述のように、d軸電流の調整が弱め磁束および/または電流調整コントローラ111によって生成される端子電圧コマンドの低減に十分であり、かつ/あるいは好ましいことがあるからであり得る。
[00130]上述のように、調整コマンドは電流調整モジュール107に送られてもよい。電流調整モジュール107は、ロータ磁石温度推定モジュール104および/または電流整形モジュール106から調整情報をも収集し、すべての調整情報を収集して加算器119に送るべき1つの調整電流コマンドを形成してもよい。たとえば、ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および/または端子電圧フィードバックモジュール108のうちの1つまたは複数は、電流調整モジュール107が、ルックアップテーブル、アルゴリズム、規則、ならびに/あるいはその他の意志決定デバイスおよび/または論理を使用することなどによって電流調整コマンドを生成するのに使用できる生調整データを送ってもよい。それに加えてまたはその代わりに、ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および/または端子電圧フィードバックモジュール108のうちの1つまたは複数は、コマンド自体が加算ブロック119に送るのに適した形態であってもよいコマンドを送ってもよい。その場合、電流調整モジュール107は単に、これらのコマンドを収集し、1つの集計コマンドを加算器119に送ってもよい。
[00131]ロータ磁石温度推定モジュール104、電流整形モジュール106、および/または電流調整モジュール107のうちの1つまたは複数が含まれておらず、かつ/あるいは無効であるシステムでは、端子電圧フィードバックモジュール108の調整電流コマンドを直接加算器119に送ってもよい。
[00132]加算器119は、dq軸電流生成モジュールから電流コマンドを受け取ってもよい。加算器119は、受け取った調整電流コマンドを受け入れ、電流生成モジュール109からの電流コマンドに加えてもよい。次いで、得られた電流コマンドを電流調整コントローラ111に送って、モータ117を駆動するための電圧コマンドを生成してもよい。少なくともこのようにして、端子電圧フィードバックコマンド108は、端子電圧コマンドが電圧限界よりも大きくなる状況において支援しかつ/あるいはそのような状況を防止してもよい。
[00133]図3は、端子電圧フィードバックモジュール108と一緒に使用されかつ/あるいは実装される比例積分コントローラ(PIコントローラ)の論理、構成要素、および/または機能の一部の回路図を示す。PIコントローラは、端子電圧フィードバックモジュール108内に存在しても、端子電圧フィードバックモジュール108から分離していてもよい。PIコントローラは、端子電圧フィードバックモジュール108が調整コマンドを作成しているときのような、端子電圧フィードバックモジュール108の動作の調整部分の間に使用されてもよい。
[00134]図3において、端子電圧フィードバックモジュール108によって受け取られた供給電圧310(Vdcと示されている)は入力として識別されている。供給電圧310には、乗算ブロック315において、Terminal_Voltage_Coefと示されており、1/√3、0.95/√3、または様々な他の係数であってもよい端子電圧係数312が乗算される。得られる電圧限界Vlimit322は、図3ではTerminal_Voltage_Limitとして示されており、フィードバック制御PI調整器(またはコントローラ)350に供給される。PIコントローラ350は、たとえばアンチワインドアップPIコントローラであってもよい。
[00135]端子電圧コマンド320は、Term_Volt_Cmdとして示されており、1/zユニット遅延ブロック321に供給される。1/zユニット遅延ブロック321は、前の制御反復から端子電圧コマンド320を得てPIコントローラに送る方法として働く。
[00136]端子電圧フィードバックモジュール108において、Feedback_PI_Coefsと示されている1つまたは複数のフィードバックPI係数325もPIコントローラに入力される。たとえば、フィードバックPI係数は、kなどの比例利得係数を含んでもよく、かつ/あるいはkなどの積分利得係数を含んでもよい。
[00137]図3に示す端子電圧フィードバックモジュール108は、図3ではSwitch_Ctrl_Enableと示されているスイッチ制御有効化入力330を含んでもよい。スイッチ制御有効化入力330は、結果をPIコントローラ350に入力する前にNOTブロック335に供給される。この実施形態では、PIコントローラ350は、スイッチ制御有効化入力330が零に設定されたときにリセットされ、入力330が1であるときにはリセットされなくてもよい。スイッチ制御有効化入力330は、駆動装置のオンまたはオフを行うために使用されてもよく、ハイ信号が駆動装置をオンにし、ロー信号が駆動装置をオフにする。他の実施形態も考えられる。
[00138]d軸電流コマンド(i )参照値345はi_ds_cmd_unadjustedと示されてもよい。これは、dq軸電流生成モジュール109から受け取られる電流コマンドであってもよい。
[00139]PIコントローラ350からの出力は、d軸調整コマンド355であってもよく、i_d_adjustmentと示されてもよい。PIコントローラ350から出力されたd軸調整コマンド355には、加算ブロック360において電流コマンド入力345が加えられ、i_ds_cmd_adjustedと示されている調整後d軸電流コマンド365が作成される。加算ブロック360は、たとえば図1の加算ブロック119であってもよい。
[00140]dq軸電流生成マネージャ109からのd軸電流コマンドは常に負であり、かつPIコントローラ350の出力は正であるので、加算ブロック360は負のd軸調整コマンド355を有してもよい。これは、たとえばdq軸電流生成マネージャ109からのi電流コマンド345が−300Aであり、PIコントローラ350からの出力が40Aである場合、得られる調整後d軸電流コマンドが−260Aではなく−340Aになるべきであるからである。その結果、PIコントローラ出力355の符号は、dq軸電流生成マネージャ109からのd軸電流コマンド345が加えられる前および/または加えられる間に反転される。
[00141]フィードバック制御有効化入力340が含められてもよい。フィードバック制御有効化入力340は、端子電圧フィードバックモジュール108のフィードバック論理を制御システムの電流調整モジュール107に組み込むかどうかを調節してもよい。フィードバック制御有効化入力が零に設定された場合、dq軸電流生成マネージャ109からの特定された電流コマンド345には調整を施さなくてもよい。この状況では、図3のスイッチは、1番下の入力、すなわちd軸コマンド345を出力する(380)のを可能にしてもよい。したがって、dq軸電流生成マネージャ109によって生成された電流コマンドは電流調整コントローラ111に直接供給され、伝送され、送られ、かつ/あるいはその他の方法で伝達されてもよい。しかし、フィードバック制御有効化入力340が1に設定された場合、端子電圧フィードバックモジュール108の調整論理および/またはフィードバック論理を有効化してもよい。このような状況では、加算ブロック360から得られる調整後d軸電流コマンド365をコマンド調整コントローラ111に出力してもよい。
[00142]図4および図5は、端子電圧フィードバックモジュール108の調整部分と一緒に使用できる図3のPIコントローラ350の論理、構成要素、および/または機能の回路図を示す。PIコントローラ350は、たとえば端子電圧コマンドと電圧限界を比較するのに使用されてもよい。他のPIコントローラは、電流調整コントローラ111のような電子データ処理システム120の他のモジュールにおいて使用されてもよい。図4は、PIコントローラ350への入力を示し、一方、図5は、PIコントローラ350の作用のより詳細な図を示す。
[00143]図4では、PIコントローラ350は、電圧誤差項Verr481を入力として含んでもよい。電圧誤差項Verr481は、端子電圧コマンド(vterm )327から電圧限界(Vlimit)322を減算することによって求められてもよい。
[00144]PIコントローラ350は、前述のようにk482およびk483であってもよいフィードバックPI係数328を入力として含んでもよい。電流調整モジュール111のPIコントローラのような他のモジュールのPIコントローラは、たとえばd軸電流(kid、kpd)およびq軸電流(kiq、kpq)の各々についての別個の比例積分利得係数のような他の係数を有してもよい。
[00145]図4および図5のPIコントローラ350は、PIコントローラ350によって実行される任意の積分の限界を表すことのできるフィードバック積分下限421およびフィードバック積分上限423をそれぞれ、入力484および486としてさらに含んでもよい。
[00146]PIコントローラ350は、PIコントローラ350の加算の限界を表すことのできるフィードバック加算下限422およびフィードバック加算上限424をそれぞれ、入力485および487としてさらに含んでもよい。
[00147]PIコントローラ350は、入力488であってもよく、かつPIコントローラ350のリセット構成要素が作動または有効化されるときにPI積分器がリセットする値を表すことのできる積分器リセット値430を含んでもよい。この値は通常、零であってもよいが、様々な他の値に設定されてもよい。PIコントローラ350は、どちらもORブロック437に接続された積分器リセット435およびPIリセット329を含んでもよく、したがって、いずれかのリセットが作動した場合、PIコントローラ350のリセット入力489は有効化信号または作動信号を生成してもよい。PIコントローラ350は、PIコントローラへの入力491であってもよい積分器ホールド440を含んでもよい。
[00148]図5において、PIコントローラ350は以下のように動作してもよい。事前に算出された入力誤差(Verr)481に、乗算ブロック510において比例利得係数k482が乗算され、利得調整後入力誤差540が得られてもよい。これを調整後誤差出力または比例利得出力と呼ぶこともある。
[00149]さらに、Verr481には乗算ブロック515においてPIコントローラ350の積分利得係数が乗算され、積分器525に入力518として供給されてもよい。積分器525を積分器モジュールまたは積分器ブロックと呼ぶこともある。
[00150]積分器入力518は積分器525によって処理されてもよい。たとえば、積分器入力518は、積分器525にホールドが設定されていない場合、記憶されている前の反復出力545に加えられてもよい。いくつかの積分器525では、まず電圧誤差Verrにk係数を乗算して積分器入力518を得てもよい。この後、電圧誤差Verrとk係数の積を前のステップの積分器の出力545に加えてもよい。次いで、この和を積分器上限および積分器下限と比較してもよい。
[00151]積分器入力518と記憶されている前の反復出力545との和が積分器上限入力486よりも大きい場合、積分器上限入力486を現在の出力545として積分器525から出力してもよい。積分器入力518と記憶されている前の反復出力545との和が積分器上限入力486よりも小さいが積分器下限484よりも大きい場合、積分器入力518と記憶されている前の反復出力545との和を現在の出力545として積分器525から出力してもよい。積分器入力518と記憶されている前の反復出力545との和が積分器下限484よりも小さい場合、積分器下限484を出力545として積分器525から出力してもよい。
[00152]積分器525は、積分器525に正のホールドを導入すべきであることを示す正のホールド信号を受け取ったとき、現在の積分器入力518が正である場合、記憶されている前の反復出力545を現在の出力545として出力してもよい。正のホールド信号は、たとえばハイ信号または1であってもよく、上限に達したときなど、さらなる正の積分が望まれない場合に導入されてもよい。
[00153]一般的なanti wind−up PIコントローラでは、負のホールドが同様に動作し、したがって、負のホールドに対するハイ信号が受け取られると、現在の積分器入力518が負である場合、さらなる負の積分は望ましくないことがあり、記憶されている前の反復出力545が現在の出力545として出力されてもよい。
[00154]積分器525からの積分器出力545は、限定出力、積分器モジュール出力、および/または積分利得調整後出力545を表してもよく、かつ/あるいはそのように呼ばれてもよい。
[00155]限定出力545および比例利得出力540は、加算ブロック530などによって合計されてもよい。加算ブロック530は、加算器、アダー、または加算モジュールと呼ばれてもよい。この結果は加算モジュール結果550であってもよい。
[00156]加算モジュール結果550は、和飽和モジュール535に入力されてもよい。和飽和モジュールは、和上限487および和下限485を入力として有してもよい。
[00157]加算モジュール結果550が和上限487よりも大きい場合、和上限487を出力として和飽和モジュール580から出力してもよい。さらに、前述のように、積分器525またはブロック520へ戻す正のホールド信号575としてハイ信号または1信号を出力してもよい。加算モジュール結果550が和上限487よりも小さいが和下限485よりも大きい場合、加算モジュール結果550を出力580として出力してもよい。加算モジュール結果550が和下限485よりも小さい場合、和下限を出力してもよい。ここで、通常、負のホールド信号が出力されるが、積分器525の負のホールドが無効化されているので、負のホールド信号570は打ち切られる。
[00158]PIコントローラ350の積分下限484および和下限485は、いくつかの実施形態では、零に設定される。これは、PIコントローラ350が負の結果を生成したときにシステムが零よりも小さい値を出力しないことが望ましいことがあるからである。
[00159]和上限487および積分上限486は、モータ117特徴電流Icharの10%から15%の間、およそ10%〜15%、および/または約10%〜15%に設定されてもよい。たとえば、IPMモータの和上限487および/または積分上限486は、IPMモータの特徴電流の約10%〜15%に設定されてもよい。他の構成も考えられる。モータ117の特徴電流は次式のように特定されかつ/あるいは表されてもよい。
char=λ/L
上式において、λは逆起電力定数であり、Lはd軸インダクタンスである。
[00160]しかし、図4および図5のPIコントローラ350は、PIコントローラ350が積分器525に送られる負のホールドを無効化するという点で従来のanti wind−up PIコントローラと異なることがある。
[00161]従来のanti wind−up PIコントローラでは、端子電圧コマンドが電圧限界よりも小さいとき、比例項540は負になる。これによって、加算モジュール結果550は、和下限485よりも小さい場合がある、より小さい値になることがある。そのような状況において、和飽和モジュール535は、負のホールドに関してハイ値を出力してもよく、この値が積分器525に戻されてもよい。
[00162]しかし、anti wind−up PIコントローラは、積分器出力545が依然として正である状況でも負の積分を保持することがある。しかし、積分器525の値が、たとえば零に設定されてもよい積分器下限484に達するまで積分器525を動作させ続けることが望ましいことがある。従来のanti wind−up PIコントローラでは、これは可能ではない。その理由は、積分器525がさらなる負の積分を実行するのを負のホールドが妨げるからである。
[00163]このため、図5のPIコントローラは、負のホールドを無効化し、一定のロー信号または零信号を積分器525に提供している。これによって、システムは、端子電圧コマンドが電圧限界を再び超えたときに零から積分することができ、好ましい積分結果を得ることができる。他のシステムでは、従来のPIコントローラのような別のPIコントローラを使用してもよい。
[00164]上述のように、図4および図5のPIコントローラ350の回路図を端子電圧フィードバックモジュール108の調整部分と一緒に使用して正確なd軸電流調整コマンドを生成することができる。
[00165]図6は、端子電圧フィードバックモジュール108のPIコントローラ350の複数の値および/または係数がモータ117の速度に基づいてどのように変化しかつ/あるいは調整されるかについての回路図を示す。
[00166]上述のモータ117の実際の電圧に関する数式は、様々に異なるモータ速度において、d軸電流コマンド調整によって様々な量の電圧低減が可能になることを示している。したがって、図6の回路図は、端子電圧フィードバックモジュール108の様々なPI利得を実現するのに有用であることがある。
[00167]特に、図6の回路図は、kpd、kpq、kid、kiq、フィードバックk値、フィードバックk値、および/またはパルス幅変調周期選択値などの値を調整しかつ/あるいは制御するのに有用であることがある。たとえば、図示の回路は、端子電圧フィードバックモジュールにおいて使用されるフィードバックk値およびフィードバックk、電流調整コントローラ111などの様々に異なる制御モジュールにおいて使用されるkpd、kpq、kid、kiqを調整する際に有用であることがある。制御される値がこれよりも多いかまたは少ない他の構成も考えられる。
[00168]図6は、これらの機能の各々に関するアレイを示す。たとえば、アレイ621は、d軸電流調整PIコントローラループの比例利得係数に関するアレイを指し、アレイ622は、d軸電流調整PIコントローラループの積分利得係数に関するアレイを指し、アレイ623は、q軸電流調整PIコントローラループの比例利得係数に関するアレイを指し、アレイ624は、q軸電流調整PIコントローラループの積分利得係数に関するアレイを指し、アレイ625は、フィードバック比例利得係数に関するアレイであり、アレイ626は、フィードバック積分利得係数に関するアレイであり、アレイ627は、PWM周期またはPWMスイッチング周波数に関するアレイである。各アレイ621〜627は、複数の段数のうちの1つに対応し得る値のリストまたはテーブルを有してもよい。アレイ621〜627は、電子データ処理システム120に記憶されてもよく、かつ/あるいは電子データ処理システム120によって処理されてもよい。たとえば、いくつかのシステムでは、アレイ621〜624は、電流調整コントローラ111に記憶されてもよく、かつ/あるいは電流調整コントローラ111によって処理されてもよく、アレイ625〜626は、端子電圧フィードバックモジュール108に記憶されてもよく、かつ/あるいは端子電圧フィードバックモジュール108によって処理されてもよく、PWM周期アレイ627は、発電モジュール112に記憶されてもよく、かつ/あるいは発電モジュール112によって処理されてもよい。他の構成も考えられる。
[00169]図6の回路図は段数610を含む。段数はモータ117の速度に対応してもよい。段数は、たとえば測定速度に直接対応してもよく、かつ/あるいは速度に基づいて選択された値であってもよい。たとえば、毎分0〜1000回転(r.p.m)のすべてのモータ速度について回路図に段数=1を入力してもよく、毎分1001〜2000回転(r.p.m)のすべてのモータ速度について段数=2を入力してもよく、他のモータ速度についても同様である。段数を選択する他の方法も考えられる。
[00170]入力段数610に基づいて、選択ブロック631〜637において、入力段数610に対応する各アレイ621〜627の値がそれぞれ641〜647で出力されてもよい。たとえば、アレイ621が段数0に対応する値2、段数1に対応する値4、段数2に対応する値8などを有する場合、段数が1である場合には、641での出力は4である。
[00171]様々な出力641〜646を組み合わせてもよい。たとえば、d軸電流641の選択された比例利得係数をブロック651におけるd軸電流642の選択された積分利得係数と組み合わせてPI d軸値661を得てもよい。同様に、q軸電流643の選択された比例利得係数をブロック653におけるq軸電流644の選択された積分利得係数と組み合わせてPI q軸値663を得てもよい。さらに、フィードバック比例利得係数645をブロック655における選択されたフィードバック積分利得係数646と組み合わせてPIフィードバック値665を得てもよい。この3つの値661、663、665を組み合わせてもよく、かつ/あるいはトルクコマンドがトルクコマンド生成モジュール105に供給されるときなどに、トルクコマンドPIコントローラ係数675として使用してもよい。
[00172]さらに、選択ブロック637から選択されたPWM周期またはPWMスイッチング周波数をPWM周期またはPWMスイッチング周波数680として出力してもよい。
[00173]したがって、上記のように、PIコントローラの比例利得および/または積分利得を、モータの速度範囲に基づいて求めてもよく、かつ/あるいはルックアップテーブルまたはアレイから得てもよい。
[00174]少なくともこのようにして、モータ117の速度に基づいてPIコントローラ利得係数を算出し、調整し、選択し、かつ/あるいは変更してもよい。
[00175]図3〜図6に示す回路図によれば、端子電圧フィードバックモジュール108は、端子電圧コマンドvterm が電圧限界Vlimitを超えるのを防止することのできる調整コマンドを生成することが可能であってもよい。この調整コマンドは、調整電流コマンド、調整信号、調整係数、および/または調整データであってもよく、電流調整モジュール107に送られてもよい。端子電圧フィードバックモジュール108からの調整コマンドを電流調整モジュール107に送り、供給し、伝送し、かつ/あるいはその他の方法で伝達してもよい。
[00176]図7は、制御システムの端子電圧フィードバックモジュール108およびその他の構成要素を動作させる方法を示す。ブロック702において、端子電圧コマンドを監視してもよい。たとえば、端子電圧フィードバックモジュール108は、電流調整発電機111によって生成される電圧コマンド(v 、v )を監視してもよい。
[00177]ブロック704において、供給電圧を検出してもよい。検出される供給電圧は、インバータスイッチング回路188、発電モジュール112、および/またはモータ117に動力供給するのに使用される供給電圧であってもよい。ブロック704は、供給電圧の電圧限界を算出することも含む。たとえば、電圧限界は、前述のように算出されてもよい。
[00178]ブロック706において、端子電圧コマンドを電圧限界と比較してもよい。この比較の結果によって、次にどのブロックを実行するかを決定してもよい。この比較は、たとえば端子電圧フィードバックモジュール108において行われてもよい。
[00179]端子電圧が電圧限界よりも大きい場合、この方法はブロック712に進み、比較に基づいて調整コマンドが生成される。調整コマンドは、前述のように様々な方法で生成されてもよく、端子電圧フィードバックモジュール108、電流調整モジュール107、またはその両方の組合せによって実行されてもよい。
[00180]この方法は、ブロック712からブロック714に進み、ルックアップテーブルからコマンド電流を受け取ってもよい。たとえば、加算器119によってdq軸電流生成モジュール109からコマンド電流を受け取ってもよい。
[00181]ブロック716において、調整コマンドを電流コマンドに加えてもよい。たとえば、加算器は、電流コマンドと調整コマンドの両方を受け取り、前述のように、この2つを合計して調整後電流コマンドを得てもよい。
[00182]ブロック718において、得られた調整後電流コマンドを電流調整コントローラ111などの電流調整コントローラに伝送してもよい。このことは、前述のように行われてもよい。
[00183]ブロック706に戻り、端子電圧が電圧限界以下である場合、この方法はブロック708に進んでもよい。ブロック708において、ルックアップテーブルから電流コマンドを受け取ってもよい。このブロックは、前述のブロック714に類似している。
[00184]この方法は、ブロック708からブロック710に進んでもよく、前述の態様と同様または同一の態様で電流調整コントローラ111に電流コマンドを伝送してもよい。
[00185]図7の方法は、供給電圧を検出し電圧限界を算出する(ブロック704)前の端子電圧コマンドの監視(ブロック702)を示している。しかし、これらのブロックは逆の順序で実施されてもよく、あるいは同時に実施されてもよい。
[00186]ブロック714ならびにブロック708は、ブロック702、704、および706の後に実施されるように示されている。しかし、他のシステムおよび方法では、ブロック708および/または714は、ブロック703、704、および/または706が実施される前または間あるいは実施された後の任意の時点で実施されてもよい。
[00187]好ましい実施形態について説明したが、添付の特許請求の範囲に定義された本発明の範囲から逸脱せずに様々な修正を施せることが明らかになろう。

Claims (19)

  1. モータ用の制御システムであって、
    供給電圧を3相電圧に変換してモータに動力供給するのに使用される端子電圧コマンドを生成するための電流調整コントローラと、
    前記端子電圧コマンドを制御するための端子電圧コマンドフィードバックモジュールであって、前記端子電圧コマンドフィードバックモジュールが、前記端子電圧コマンドを前記供給電圧の決められた電圧限界と比較し、前記比較に応じてd軸電流調整コマンドを生成し、前記d軸電流調整コマンドが、前記端子電圧コマンドを前記決められた電圧限界よりも小さくするのに使用される、端子電圧コマンドフィードバックモジュールと、
    前記端子電圧コマンドフィードバックモジュールに結合された加算器であって、前記d軸電流調整コマンドをルックアップテーブルから受けたd軸電流コマンドに加える加算器と
    を備えた制御システム。
  2. 請求項1に記載の制御システムであって、前記決められた電圧限界は、検出された供給電圧に基づいてパルス幅変調サイクルごとに求められる、制御システム。
  3. 請求項1に記載の制御システムであって、前記端子電圧コマンドフィードバックモジュールは、前記端子電圧コマンドが前記決められた電圧限界よりも大きいときに前記d軸電流調整コマンドを生成する、制御システム。
  4. 請求項1に記載の制御システムであって、前記電流調整コントローラに結合されたパルス幅変調生成モジュールをさらに備え、前記パルス幅変調生成モジュールは、前記端子電圧コマンドを受け、前記端子電圧コマンドに基づいて前記モータに動力供給ための3相電圧コマンドを生成する、制御システム。
  5. 請求項4に記載の制御システムであって、前記供給電圧は、前記パルス幅変調生成モジュールに動力供給するのに使用されるdcバス電圧である、制御システム。
  6. 請求項1に記載の制御システムであって、前記決められた電圧限界は、前記供給電圧の大きさを√3で除算し、その結果に百分率係数を乗算することによって算出される、制御システム。
  7. 請求項6に記載の制御システムであって、前記百分率係数は約0.95である、制御システム。
  8. モータに使用される電圧フィードバック制御モジュール用のアンチワインドアップ比例積分コントローラであって、
    積分器入力、積分器上限入力、積分器下限入力、正のホールド入力、および負のホールド入力を含む積分器モジュールと、
    前記積分器モジュールに接続され、前記積分器モジュールの制限された出力と比例利得出力を合計して加算モジュール結果を得る加算モジュールと、
    前記加算モジュールに接続され、和上限および和下限を含み、前記加算モジュール結果が前記和上限よりも小さくかつ前記和下限よりも大きいときに前記加算モジュール結果を出力し、前記加算モジュール結果が前記和下限よりも小さいときに前記和下限を出力し、前記加算モジュール結果が前記和上限よりも大きいときに前記和上限を出力し、前記加算モジュール結果が前記和上限よりも大きいときに正のホールド信号を前記積分器モジュールの前記正のホールド入力に出力するように構成された和飽和モジュールであって、前記積分器下限入力が零に設定され、前記和下限が零に設定され、前記負のホールド入力が無効化された、和飽和モジュールと
    を備えたアンチワインドアップ比例積分コントローラ。
  9. 請求項8に記載のアンチワインドアップ比例積分コントローラであって、前記モータの速度に基づいて前記比例積分コントローラの比例利得と積分利得が異なる、アンチワインドアップ比例積分コントローラ。
  10. 請求項9に記載のアンチワインドアップ比例積分コントローラであって、前記積分器モジュールの前記制限された出力は、入力誤差と前記積分利得値との積の和を表し、前記和が前記積分器上限入力よりも小さくかつ前記積分器下限入力よりも大きいときに、前記和は前のステップの積分器の出力に加えられ、前記和が前記積分器上限入力よりも大きいときに、前記和は前記積分器上限入力に加えられ、前記和が前記積分器下限入力よりも小さいときに、前記和は前記積分器下限入力に加えられる、アンチワインドアップ比例積分コントローラ。
  11. 請求項10に記載のアンチワインドアップ比例積分コントローラであって、前記積分器上限入力および前記和上限は前記モータの特徴電流の約10〜15%に設定される、アンチワインドアップ比例積分コントローラ。
  12. 請求項9に記載のアンチワインドアップ比例積分コントローラであって、前記比例利得出力は、入力誤差と前記比例利得値との積を表す、アンチワインドアップ比例積分コントローラ。
  13. 請求項9に記載のアンチワインドアップ比例積分コントローラであって、前記比例利得および前記積分利得は、ルックアップテーブルから得られ、前記モータの速度範囲に基づいて求められる、アンチワインドアップ比例積分コントローラ。
  14. モータを制御する方法であって、
    電流調整コントローラによって生成された端子電圧コマンドを監視するステップと、
    前記端子電圧コマンドを供給電圧の電圧限界と比較するステップと、
    前記比較に基づいて調整コマンドを生成するステップと、
    前記調整コマンドをルックアップテーブルから得られた電流コマンドに加えて調整後電流コマンドを作成するステップと、
    前記調整後電流コマンドを前記電流調整コントローラに伝送するステップと
    を含む方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、
    各パルス幅変調サイクル内の前記供給電圧を検出するステップと、
    検出された前記供給電圧に基づいて各パルス幅変調サイクル内の前記電圧限界を算出するステップと
    をさらに含む方法。
  16. 請求項14に記載の方法であって、前記調整後電流コマンドに基づいて前記端子電圧コマンドを生成するステップをさらに含む方法。
  17. 請求項14に記載の方法であって、前記端子電圧コマンドおよび前記電圧限界は、比例積分コントローラを用いて比較される、方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、前記比例積分コントローラは、積分器下限が零に設定され、和下限が零に設定され、負のホールド入力が無効化されるように修正される、方法。
  19. 請求項14に記載の方法であって、前記調整コマンドは、前記端子電圧コマンドが前記電圧限界よりも大きいときに生成される、方法。
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