JP2014235075A - 投射光学系、物体検出装置 - Google Patents

投射光学系、物体検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 照射光量の確保と構成の小型化とを両立する。
【解決手段】 光源部1と、光源部1から出射された光ビームの状態を変更する光学素子2,3を含む入射光学系と、入射光学系からの光ビームを検出対象である物体に照射する光偏向器6と、を有してなる物体検出装置に備えられる投射光学系であって、光源部1は、第1方向には第1発散角で光ビームを発散させて出射し、第1方向に直交する第2方向には第2発散角で光ビームを発散させて出射し、第2発散角は、第1発散角よりも小さい角度であり、光学素子2,3から光偏向器6の偏向面までの光路長をL、光源部1の発光部から光学素子2,3までの光路長をa、第1発散角をθ1、第2発散角をθ2、第2方向の光源部1の発光領域の幅をd2、としたとき、L≦a((tanθ1−tanθ2)/d2)を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、物体検出装置の投射光学系と物体検出装置に関するものである。
光源と、光源からの光ビームの状態を変更する入射光学系と、入射光学系を介した光ビームを検出対象である物体に照射する光偏向器と、を有してなる投射光学系を備え、物体の有無や物体までの距離等を測定するための物体検出装置が知られている。
物体検出装置の一例として、例えば車載用のレーザーレーダーが知られている。車載用のレーザーレーダーは、走行中の車両前方の物体の有無や、その物体までの距離を検出する。
ここで、レーザーレーダーは、回転ミラーで走査するなどの方法で、光源から射出されたレーザー光を物体に照射する。そして、レーザーレーダーは、その物体から反射もしくは散乱された光を光検出器で検出することで、所望の範囲における物体の有無やその物体までの距離を検出する。
レーザーレーダーの例として、受光側の光も回転ミラーで反射させ、光検出器に導光しているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、レーザーレーダーの別の例として、回転ミラーのような偏向走査する手段を持たず、走査方向に並べた複数の光源を交互に点灯させることにより、所望の範囲の走査を可能としているものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1の技術では、光源からの光ビームを光偏向器としての回転ミラーに入射させている。
ここで、回転ミラーは、信頼性の観点やコストの観点から小型である方が有利である。そして、回転ミラーを小型化するためには、光束径を小さくすることが有効である。
しかしながら、光束径を小さくするために、光ビームを平行光に近づけるカップリングレンズなどの焦点距離を短くすると、光源との干渉が生じる。
また、光束径を小さくするために、光ビームを平行光に近づけるカップリングレンズなどの焦点距離を短くすると、例えば温度やカップリングレンズ作製時の精度の変動に対する特性のばらつきが大きくなる。
また、光束径を小さくするために、ビームエキスパンダーを逆方向に利用するなどして、光学素子を何枚も通過させる構成も考えられるが、この構成は部品点数の増加を招くため好ましくない。
また、光束径を維持したままポリゴンミラーを小型化すると、けられと言われる光ビームの損失が発生するため、光量の確保が難しくなる。
また、2次元の領域を検出する、もしくは照射光量を上げてより遠方の領域を検出するためには、光源数を増やすことが有効である。ここで、特許文献2では、複数の光源を用いてはいるものの、光偏向器を有しないため、2次元領域や遠方領域の物体を検出するのには限界がある。
本発明は、照射光量の確保と装置の小型化とを両立する物体検出装置の照射光学系を提供することを目的とする。
本発明は、光源部と、光源部から出射された光ビームの状態を変更する光学素子を含む入射光学系と、入射光学系からの光ビームを検出対象である物体に照射する光偏向器と、を有してなる物体検出装置に備えられる投射光学系であって、光源部は、第1方向には第1発散角で光ビームを発散させて出射し、第1方向に直交する第2方向には第2発散角で光ビームを発散させて出射し、第2発散角は、第1発散角よりも小さい角度であり、光学素子から光偏向器の偏向面までの光路長をL、光源部の発光部から光学素子までの光路長をa、第1発散角をθ1、第2発散角をθ2、第2方向の光源部の発光領域の幅をd2、としたとき、L≦a((tanθ1−tanθ2)/d2)を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、照射光量の確保と装置の小型化とを両立することができる。
本発明に係る物体検出装置の実施の形態を示すXY平面図である。 上記物体検出装置のZX平面図である。 発光領域が点である場合の光源からカップリングレンズに入射する光路を示す模式図である。 発光領域が面積を有する場合の光源からカップリングレンズに入射する光路を示す模式図である。 XY方向とZX方向との光束径の相違を示す模式図である。 合成プリズムを用いない比較例の物体検出装置を示すXY平面図である。 別の比較例の物体検出装置を示すXY平面図である。 図1の物体検出装置のXY方向における部分拡大図である。 図2の物体検出装置のXZ方向における部分拡大図である。 光源の配置間隔に関する比較例の物体検出装置のXY方向における部分拡大図である。 光源の配置間隔に関する比較例の物体検出装置のXZ方向における部分拡大図である。 本発明に係る物体検出装置の別の実施の形態を示すXY平面図である。 図12の物体検出装置のZX平面図である。 本発明に係る物体検出装置のさらに別の実施の形態を示すXY平面図である。 図14の物体検出装置のZX平面図である。 本発明に係る物体検出装置のさらに別の実施の形態を示すXY平面図である。 図16の物体検出装置のZX平面図である。
●物体検出装置(1)●
以下、本発明に係る投射光学系と本発明に係る物体検出装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
●物体検出装置の構成
以下、本発明に係る物体検出装置の構成について説明する。
図1は、本発明に係る物体検出装置の実施の形態を示すXY平面図である。同図に示すように、本発明に係る物体検出装置10は、光源部1と、カップリングレンズ2,3と、合成プリズム4と、反射ミラー5と、回転ミラー6とを有してなる本発明に係る投射光学系と、後述する受光光学系とを備える。
ここで、図1において回転ミラー6が光源部1から出射された光ビーム(光束)を走査する方向をY軸、回転ミラー6の回転軸方向をZ軸、Y軸とZ軸の双方に直交する軸をX軸とする。
光源部1は、光源としてレーザーダイオードLD1とレーザーダイオードLD2とを備える。
ここで、レーザーダイオードLD1,LD2から出射された光ビームは、合成プリズム4を通過した後、同一の光路を通過する。つまり、本発明に係る物体検出装置10は、複数のレーザーダイオードLD1,LD2によって同一領域を照射するため、検出対象の物体に照射される光量が増えて、遠方の物体であっても容易に検出することができる。
なお、光源部1は、図1に示すように光源として複数のレーザーダイオードLD1,LD2を有するものには限定されず、単数の光源を有するものであってもよい。
カップリングレンズ2,3は、入射光学系の光学素子の一例である。カップリングレンズ2は、パルス光を発生させるレーザーダイオードLD1からの光ビームをカップリングする。また、カップリングレンズ3は、パルス光を発生させるレーザーダイオードLD2からの光ビームをカップリングする。
カップリングレンズ2,3は、レーザーダイオードLD1,LD2の発光部の1点から放射された光ビームが平行光になるような位置に設置されている。
ここで、レーザーダイオードLD1,LD2の発光点からカップリングレンズ2,3までの距離とカップリングレンズ2,3の焦点距離とが等しい位置であれば、レーザーダイオードLD1,LD2の発光部の1点から放射された光ビームが平行光となる。また、カップリングレンズ2,3の位置は、カップリングレンズ2,3の主平面の位置である。
合成プリズム4は、入射光学系の合成手段の一例である。合成プリズム4は、カップリングレンズ2,3によりカップリングされたビームを合成して、合成したビームが共通の光路を通過させる。合成プリズム4で合成された複数のビームは、回転ミラー6上で交差する。
反射ミラー5は、反射手段の一例であり、合成プリズム4により合成されたビームに作用し、ビームを回転ミラー6に反射する。
回転ミラー6は、光偏向器の一例である。回転ミラー6は、反射ミラー5によって反射されたビームを偏光面により検出範囲に向けて反射することで、検出範囲を走査する。回転ミラー6の回転軸(Z方向)は、光源部1における第2方向と一致させている。
図2は、物体検出装置10のZX平面図である。同図に示すように、物体検出装置10は、上述の投射光学系に加えて、受光光学系として結像レンズ7とAPD(Avalanche Photo Diode)8とを備える。
結像レンズ7は、回転ミラー6に入射した検出範囲内にある物体で反射もしくは散乱された光ビームを、反射ミラー5を介して受光し、APD8の受光面上で結像させる。
APD8は、光検出器であり、検出範囲内にある物体で反射もしくは散乱されて結像レンズ7により結像された光ビームを受光し、検出範囲内の物体を検出する。
なお、本発明における光検出器には、APD8に代えて通常のPD(Pin Photo Diode)を用いることもできる。
本実施の形態において、回転ミラー6は、光ビームの検出範囲への投光と物体からの反射光の受光とを行うため、投光用と受光用のミラーを同時に回転させる場合と同様の効果を得ることができる。つまり、回転ミラー6は、光ビームの走査と反射光の走査とを行うことができる。
なお、受光側の光学系は、回転ミラー6を設けずに、結像レンズ7とAPD8のみで構成することもできる。
●光源と出射光の光束径との関係
次に、本発明に係る物体検出装置10の光源と、光源からの出射光の光束径との関係について説明する。ここで、光束径とは、光源から所定の距離離れた位置における光源からの出射光のうち、最外部に出射した光同士の断面距離である。
なお、以下の説明では、1組の光源とカップリングレンズ2との関係に注目して光源からの出射光について説明する。また、以下の説明において、カップリングレンズの主平面2aを、カップリングレンズ2の位置と仮定する。
図3は、発光領域が点である場合の光源からカップリングレンズの主平面2aに入射する光路を示す模式図である。ここで、同図において、カップリングレンズ2の光軸Aは、一点鎖線で示す。また、同図において、光源の発光領域が大きさを有しない発光点LP1であると仮定する。
この場合に、発光点LP1から主平面2aまでの光路長aを、カップリングレンズ2の焦点距離の長さと一致させると、発光点LP1から出射された光L(図3における実線)は、平行光となる。ここで、図3では、Lのうち最外部に照射されたもののみを図示している。
図4は、発光領域が面積を有する場合の光源からカップリングレンズの主平面2aに入射する光路を示す模式図である。
図4に示すように、発光部LA1が発光領域の直径(以下「発光領域径」という。)dである場合に、発光部LA1からの光は、発光部LA1から主平面2aまでの光路長aをカップリングレンズ2の焦点距離の長さと一致させても全てが平行光とはならない。つまり、カップリングレンズ2を透過した後の光ビームは、光源の発光領域が面積を有するため、平行光と発散光とを含む。
ここで、図4において発光部LA1の中央部から出射された光LCを実線で示す。発光部LA1の中央部から出射された光LCは、図3で示した発光点LP1から出射された光Lと同様にカップリングレンズ2を通過後に平行光となる。
一方、図4において発光部LA1の端部から出射された光LB1(図4における二点鎖線)と光LB2(図4における破線)のうち、カップリングレンズ2の光軸Aを通過して出射するものは、カップリングレンズ2で屈折することなく出射される。
そのため、発光部LA1の端部からカップリングレンズ2の光軸Aを通過して出射する光LB1,LB2は、発光部LA1の中央部から出射された光LC(光軸Aと重なって出射される)を中心に角度θの広がりをもって出射する。
また、発光部LA1の端部から出射した光LB1,LB2のうち、カップリングレンズ2の光軸を通過しないで出射するものは、カップリングレンズ2によって屈折する。
そのため、カップリングレンズ2の光軸を通過しないで出射する光LB1,LB2は、発光部LA1の中央部から出射された光LCを中心に角度θの広がりをもって出射する。ここで、図4において、最外部に照射されている光LB1と光LB2との距離が光束径である。
そして、光LB1,LB2の広がり角θは、発光部LA1の発光領域径dの大きさに比例して大きくなる。
ここで、広がり角θは、発光領域径をd、発光領域LP1からカップリングレンズ2の主平面2aまでの距離をaとしたとき、
(1)

Figure 2014235075
を満たす。
図5は、XY方向とZX方向との光束径の相違を示す模式図である。
なお、一般に発光領域径dはマイクロメートル単位の寸法であるため、図5では発光領域径dを図示していない。
光源として用いるレーザーダイオードは、一般に活性層に水平な方向と垂直な方向で発光領域径dが異なる。
図5において、活性層に垂直な方向の発光領域径をd1とし、活性層に水平な方向の発光領域径をd2とする。また、レーザーダイオードは、活性層に垂直な方向の発光領域径d1が水平な方向の発光領域径d2より小さい場合に、発光領域径d2の発散角(第2発散角)よりも発光領域径d1の発散角(第1発散角)の方が大きい。
また、図5において、レーザーダイオードは、活性層に水平な方向(Z方向)が第2方向となり、活性層に垂直な方向(Y方向)が第1方向となるように配置されている。ここで、図5において、第1方向の光L1を実線で示し、第2方向の光L2を破線で示す。
図5に示すように、カップリングレンズ2を通過した後、発光点LP1に近い領域では、発散角が大きい第1方向の光L1の光束径が、第2方向の光L2よりも大きな光束径となる。
一方、カップリングレンズ2を通過した後、所定の光路長進むと発散角の相違により、第1方向の光L1の光束径の大きさと第2方向の光L2の光束径の大きさが逆転する。
ここで、回転ミラー6の回転軸方向を第2方向とする場合に、回転ミラー6は、第2方向の光L2の光束径の大きさが第1方向の光L1の光束径の大きさよりも大きくなる前に光ビームが入射するように配置される。
このように回転ミラー6を配置することによって、本発明に係る物体検出装置10では、回転ミラー6の回転軸方向の寸法を第1方向の光L1の光束径より大きな寸法にする必要がない。このため、本発明に係る物体検出装置10によれば、回転ミラー6の回転軸方向の寸法を小型化することができる。
ここで、光源の発光点LP1から回転ミラー6の反射面(偏向面)までの光路長をLとし、第1方向の光L1の第1発散角(半角)をθ1、第2方向の光L2の第2発散角(半角)をθ2、第1方向の発光領域径をd1、第2方向の発光領域径をd2とする。このとき、回転ミラーの反射面における、それぞれの方向の光束径(半幅)は、式(2)、式(3)となる。
(2)

Figure 2014235075
(3)

Figure 2014235075
物体検出装置10では、偏向走査する方向(主走査方向)であるY軸方向の角度分解能(第1角度分解能)を、回転ミラー6の回転軸方向であるZ軸方向の角度分解能(第2角度分解能)より高くする。ここで、角度分解能とは、物体検出装置10における識別可能な最小の角度範囲である。
この場合に、式(1)で表される広がり角θが小さい方が検出角度をより細かく分割することができる。このため、物体検出装置10では、広がり角θ1が第2方向の広がり角θ2より小さい(高い角度分解能に対応する)第1方向が、主走査方向になるように構成している。
上述のように、物体検出装置10では、第2方向の光L2の光束径が第1方向の光L1の光束径よりも小さい領域に、回転ミラー6の反射面を配置すると回転ミラー6の回転軸方向の寸法を小型にすることができる。その条件は、式(2)が式(3)より大きい場合であるため、この条件から式(4)を導くことができる。
(4)

Figure 2014235075
物体検出装置10において、カップリングレンズ2のZ方向の端部と回転ミラー6のZ方向の端部の位置とが揃うように配置すると、Z軸方向のデッドスペースがなくなるため、物体検出装置10全体を小型化することができる。
カップリングレンズ2は、YZ断面(カップリングレンズ2の正面)から見て円形のものを用いている。カップリングレンズ2上では、発散角が大きい第1方向の光束径の方が、第2方向の光束径よりも大きい。このため、第1方向のカップリングレンズ2上の光束径によって、カップリングレンズ2の外径が決定する。
ここで、カップリングレンズ2上の光束径は、
a・tanθ (5)
である。
また、図1,2のZ方向において、回転ミラー6の有効範囲を、カップリングレンズ2の有効範囲と同じ位置まで設けるとき、式(4)が、第1方向のカップリングレンズ2上の光束径である式(5)の範囲内であればよい。
よって、物体検出装置10において、式(4)と式(5)とから導き出せる式(6)を満たすと、回転ミラー6とカップリングレンズ2のZ方向端部の位置を合わせることができるため、物体検出装置10全体を小型化することができる。
(6)

Figure 2014235075
●投射光学系の比較例
次に、本発明に係る物体検出装置について、合成プリズムを用いずに複数のレーザーダイオードの照射光を走査する投射光学系を有する比較例としての物体検出装置と対比して説明する。
図6は、合成プリズムを用いない比較例の物体検出装置11を示すXY平面図である。同図に示すように、物体検出装置11では、レーザーダイオードLD1,LD2は、XY平面において角度差を有して配置されている。このように配置されることにより、図6に示す物体検出装置11において、レーザーダイオードLD1,LD2からの照射光は、反射ミラー5,5A上で合成される。
図6に示す物体検出装置11は、回転ミラー6のサイズを本発明に係る物体検出装置10と同じサイズとしている。
ここで、図6に示す物体検出装置11において、回転ミラー6のサイズを大きくしないためには、XY平面において、複数のレーザーダイオードLD1,LD2からの光ビームを回転ミラー5A上で交差させる必要がある。
しかし、物体検出装置11では、反射ミラー5A上における複数のレーザーダイオードLD1,LD2からの光ビームそれぞれの入射位置が異なるため、反射ミラー5Aが本発明に係る物体検出装置10の反射ミラー5より大型化してしまう。
また、物体検出装置11では、反射ミラー5A上における複数のレーザーダイオードLD1,LD2からの光ビームそれぞれの入射位置が異なるため、回転ミラー6で偏向された後に、光ビームが遮光されて(いわゆる「けられ」が発生して)しまう。
光ビームが遮光されないように投射光学系を構成するには、XY平面における光束径を小径化する、あるいは、走査する角度を狭くすることが考えられるものの、光量や検出範囲の減少の原因となるため好ましくない。
図7は、別の比較例の物体検出装置12を示すXY平面図である。同図に示すように、物体検出装置12では、レーザーダイオードLD1,LD2をXY平面において角度差を有して配置し、反射ミラー5のサイズを本発明に係る投射光学系と同サイズとしている。
ここで、図7に示す物体検出装置12において、反射ミラー5を大きくしないためには、XY平面において、複数のレーザーダイオードLD1,LD2からの光ビームを反射ミラー5上で交差させる必要がある。
しかし、物体検出装置12では、回転ミラー6A上における複数のレーザーダイオードLD1,LD2からの光ビームそれぞれの入射位置が異なるため、回転ミラー6AはXY平面において大型化してしまう。つまり、物体検出装置12の構成では、物体検出装置全体の大型化を招いてしまう。
また、物体検出装置12において、回転ミラー6Aのサイズを大型化しない場合には、検出範囲に投射される光量の減少や検出範囲の減少が生じるため好ましくない。
なお、XY平面において、複数の光ビームが平行となるようにレーザーダイオードLD1,LD2を配置することが考えられるが、反射ミラーと回転ミラー双方のサイズが大型化してしまうため、物体検出装置全体が大型化してしまい好ましくない。
一方、物体検出装置10は、複数のレーザーダイオードLD1,LD2からの光ビームの合成に合成プリズムを用いるため、照射光量や検出範囲を確保しつつ、物体検出装置10を小型化することができる。
●光源の配置間隔
次に、本発明に係る投射光学系における、光源の配置間隔について説明する。
図8は、物体検出装置10のXY方向における部分拡大図である。また、図9は、物体検出装置10のXZ方向における部分拡大図である。
図8,9に示すように、物体検出装置10では、レーザーダイオードLD1,LD2とカップリングレンズ2,3は、相互の干渉などを避けるために所定の間隔をもって配置されている。
ここで、物体検出装置10では、合成プリズム4によって光ビームが合成される方向を、レーザーダイオードLD1,LD2の発散角の大きい第1方向にしている。このように配置するのは、複数の光ビームが入射する合成プリズム4は、レーザーダイオードLD1,LD2の発光領域の配置間隔を上回るサイズが必要となるためである。
図10は、光源の配置間隔に関する比較例の物体検出装置13のXY方向における部分拡大図である。また、図11は、光源の配置間隔に関する比較例の物体検出装置13のXZ方向における部分拡大図である。
物体検出装置13に示すように、合成プリズム4によって複数の光ビームを合成する方向を、レーザーダイオードLD1,LD2の発散角が小さい第2方向にした場合には、合成プリズム上の光束径は小さくなる。
しかし、この場合には、レーザーダイオードLD1,LD2とカップリングレンズ2,3との干渉などを避けるために、レーザーダイオードLD1,LD2を所定の間隔だけ離して配置する必要がある。つまり、この場合には、複数の光ビームが入射する合成プリズム4は、上記所定の間隔以上のサイズにする必要がある。
よって、発散角が小さい第2方向を複数の光ビームを合成する方向にした場合には、構成を小型化することができない。
また、合成プリズム4によって複数の光ビームが合成される方向を第2方向にした場合には、第1方向がZ軸方向となるため、合成プリズム4の厚みが大きくなってしまう。
つまり、合成プリズム4によって複数の光ビームが合成される方向を第2方向にした場合には、Y軸方向とZ軸方向との小型化することができない。
一方、物体検出装置10では、合成プリズム4によって光ビームが合成される方向を、レーザーダイオードLD1,LD2の発散角の大きい第1方向にすることで、装置構成の小型化を図ることができる。
また、物体検出装置10では、合成プリズム4を通過後の複数の光ビームの光路を、第2方向に直交する断面(XY断面)からみたときに、共通の光路となるようにしている。このように配置することにより、物体検出装置10では、XY断面でみたときの回転ミラー6のサイズを小さく抑えることができる。
●合成プリズム
次に、合成プリズム4について説明する。
物体検出装置10において、使用する環境の温度変化の範囲が広いと、光源部1の温度変化による波長遷移も大きくなる。
ここで、合成プリズム4の構成としては、複数のレーザーダイオードLD1,LD2の波長を異ならせた上でダイクロイックミラーなどを用いることもできる。
しかし、この場合には、上述の温度変化による波長遷移を考慮に入れて広い波長範囲で透過率・反射率を高く保つ必要があるため、信頼性の確保が困難となる。
そこで、物体検出装置10では、合成プリズム4に偏光ビームスプリッターを用いる。
合成プリズム4に偏光ビームスプリッターを用いることにより、本発明に係る投射光学系では、レーザーダイオードLD1,LD2の波長遷移に依らず、複数の光ビームを安定的に合成することができる。
なお、合成プリズム4に偏光ビームスプリッターを用いる場合には、合成手段に入射するそれぞれの光の偏光状態を異ならせる必要がある。つまり、レーザーダイオードLD1,LD2の活性層の方向により偏光方向が決定するため、一方の光源と他方の光源との活性層の方向を異ならせる(例えば光ビームの射出方向まわりに90°回転させる)ことが考えられる。
しかし、このようにすると、出射する方向からみて第1の方向とそれと垂直な第2の方向とで光ビームが異なるプロファイルを持つ場合に、それぞれの光ビームの検出できる領域や角度分解能を均一にすることができなくなってしまう。
そこで、物体検出装置10では、複数の光ビームが合成プリズム4に入射する前に、例えば1/2波長板のような不図示の偏光方向を変更する手段を用いる。
このようにすることで、物体検出装置10では、光ビームのプロファイルを変えることなく、偏光方向のみを変化させることができる。
これにより、物体検出装置10では、レーザーダイオードLD1,LD2の活性層の方向を同一としながら、つまり、照射領域における複数の光ビームのプロファイルを同一にしながら、複数の光ビームを合成することができる。
以上説明したように、物体検出装置10によれば、複数の光ビームにより検出できる領域や角度分解能を均一にすることができる。
●物体検出装置(2)●
次に、本発明に係る物体検出装置の別の実施の形態について、先に説明した実施の形態との相違点を中心に説明する。
図12は、本発明に係る物体検出装置の別の実施の形態を示すXY平面図である。また、図13は、本発明に係る物体検出装置の別の実施の形態を示すZX平面図である。図13において、矢印は偏光方向を示す。
図12,13に示すように、物体検出装置20では、光源部1の第1方向(活性層に垂直な方向)がZ方向であり、合成プリズム4によりレーザーダイオードLD1,LD2からの光を合成する方向も同じくZ方向である。また、本実施の形態での物体検出装置20は、光源部1の第2方向(活性層に水平な方向)がX方向である。
このため、本実施の形態によれば、先に説明した実施の形態と同様に、合成プリズム4のX方向のサイズを小型化することができるため、物体検出装置20のX方向の寸法を小型化することができる。
また、本実施の形態においても、先に説明した実施の形態と同様に、合成プリズム4を通過後の複数の光ビームの光路が、第2方向(X方向)に直交する断面(YZ断面)からみたときに、同一の光路となる。
このように構成することにより、本実施の形態によれば、XY断面における回転ミラー6のサイズを小さく抑えることができる。
なお、先に説明した実施の形態と同様に、本実施の形態においても合成プリズム4として偏光ビームスプリッターを用いる場合には、レーザーダイオードLD2の直後に不図示のλ/2板を配置する。
λ/2板を配置することで、本実施の形態においても、レーザーダイオードLD2の偏光方向を90°回転させて、レーザーダイオードLD1の偏光方向と異なる方向にすることができる。ここで、偏光ビームスプリッターの面で反射する偏光は、S偏光の光である。
また、レーザーダイオードLD2の偏光方向は、その活性層の方向となるため、発散角の小さい第2方向が偏光方向となる。このため、偏光ビームスプリッターを用いてレーザーダイオードLD1からの光が反射し、レーザーダイオードLD2からの光が透過するためには、レーザーダイオードLD2の偏光方向を90°回転させる必要がある。
また、複数の光ビームの光量の安定化や検出精度の均一化を図るため、レーザーダイオードLD1,LD2の異なる偏光方向の光ビームが合成プリズム4により合成した後の位置に、複数の光ビームを円偏光とするための不図示の1/4波長板を配置してもよい。
ここで、偏光状態が異なる複数の光ビームでは、例えば回転ミラー6の反射率などがそれぞれ異なる。また、偏光状態が異なる複数の光ビームは、物体からの反射や拡散の状態も異なる。
このため、物体検出装置20では、例えば異なる偏光方向の直線偏光であるそれぞれの光ビームを円偏光とする波長板など、それぞれの光ビームの偏光状態を変更する手段を合成プリズム4の後に配置する。偏光状態を変更する手段を合成プリズム4の後に配置することにより、物体検出装置20では、複数の光ビームの光量の安定化や検知精度の均一化を図ることができる。
また、物体検出装置20では、回転ミラー6の回転軸(Z方向)は、光源部1における第1方向と一致させている。
また、物体検出装置20では、先に説明した物体検出装置と同様に物体検出領域における第1方向はY方向であり、物体検出領域における第2方向はZ方向である。つまり、物体検出装置20では、先に説明した物体検出装置と同様に、主走査方向の角度分解能が高く設定されている。
物体検出装置20では、活性層に水平な方向はX方向である。つまり、物体検出装置20では、活性層に水平な方向が偏光方向となるため、レーザーダイオードLD2からの光ビームの偏光方向は、X方向となっている。
また、物体検出装置20では、レーザーダイオードLD2からの光ビームは、レーザーダイオードLD2から照射された直後に配置されるλ/2板(図示せず)により、図13に示すように、偏光方向が90°回転してZ方向に変換される。
これにより、物体検出装置20では、偏光ビームスプリッター面の偏向角度に対し、レーザーダイオードLD2からの光ビームがP偏光となり透過される。また、物体検出装置20では、偏光ビームスプリッター面の偏向角度に対し、レーザーダイオードLD1からのビームがS偏光となり反射される。
ここで、物体検出装置20では、レーザーダイオードLD1,LD2からの光ビームは、合成プリズム4で合成された後に反射ミラー5によって第2方向と略平行となるように折り返す。
このようにすることで、物体検出装置20は、回転ミラー6の回転軸方向の光束径が、走査方向の光束径よりも小さくなるため、回転ミラー6の回転軸方向のサイズを小さくすることができる。
●物体検出装置(3)●
次に、本発明に係る物体検出装置のさらに別の実施の形態について、先に説明した実施の形態との相違点を中心に説明する。
図14は、物体検出装置のさらに別の実施の形態を示すXY平面図である。また、図15は、物体検出装置のさらに別の実施の形態を示すZX平面図である。図15において、矢印は偏光方向を示す。
図14,15に示すように、物体検出装置30では、光源部1の第1方向がY方向であり、合成プリズム4により光ビームを合成する方向も同じくY方向である。
このため、本実施の形態によれば、これまで説明した実施の形態と同様に、合成プリズム4のX方向のサイズを小型化することができるため、物体検出装置30全体のX方向の寸法を小型化することができる。
また、本実施の形態においても、これまで説明した実施の形態と同様に、合成プリズム4を通過後の複数の光ビームの光路が、第2方向(X方向)に直交する断面(YZ断面)からみたときに、同一の光路となる。
このように配置することにより、本実施の形態によれば、XY断面における回転ミラー6のサイズを小さく抑えることができる。
なお、これまで説明した実施の形態と同様に、本実施の形態においても合成プリズム4として偏光ビームスプリッターを用いる場合には、レーザーダイオードLD1の直後に不図示のλ/2板を配置する。
λ/2板を配置することで、本実施の形態においても、レーザーダイオードLD1の偏光方向を90°回転させて、レーザーダイオードLD2の偏光方向と異なる方向にすることができる。ここで、偏光ビームスプリッターの面で反射する偏光は、S偏光の光である。
また、レーザーダイオードLD1の偏光方向は、その活性層の方向となるため、発散角の小さい第2方向が偏光方向となる。このため、偏光ビームスプリッターを用いてレーザーダイオードLD1からの光が反射し、レーザーダイオードLD2からの光が透過するためには、レーザーダイオードLD1の偏光方向を90°回転させる必要がある。
また、複数の光ビームの光量の安定化や検出精度の均一化を図るため、レーザーダイオードLD1,LD2の異なる偏光方向の光ビームが合成プリズム4により合成した後の位置に、複数の光ビームを円偏光とするための不図示の1/4波長板を配置してもよい。
ここで、偏光状態が異なる複数の光ビームでは、例えば回転ミラー6の反射率などがそれぞれ異なる。また、偏光状態が異なる複数の光ビームは、物体からの反射や拡散の状態も異なる。
このため、物体検出装置30では、例えば異なる偏光方向の直線偏光であるそれぞれの光ビームを円偏光とする波長板など、それぞれの光ビームの偏光状態を変更する手段を合成プリズム4の後に配置する。偏光状態を変更する手段を合成プリズム4の後に配置することにより、物体検出装置30では、複数の光ビームの光量の安定化や検知精度の均一化を図ることができる。
また、物体検出装置30では、回転ミラー6の回転軸(Z方向)は、光源部1における第1方向(Y方向)と光源部1における第2方向(X方向)を含む面に直交する方向と一致させている。
また、物体検出装置30では、先に説明した物体検出装置と同様に物体検出領域における第1方向はY方向であり、物体検出領域における第2方向はZ方向である。つまり、物体検出装置30では、先に説明した物体検出装置と同様に、主走査方向の角度分解能が高く設定されている。
物体検出装置30では、活性層に水平な方向はX方向である。つまり、物体検出装置30では、活性層に水平な方向が偏光方向となるため、図15に示すように、レーザーダイオードLD2からの光ビームの偏光方向は、X方向となっている。
また、物体検出装置30では、レーザーダイオードLD1からの光ビームは、レーザーダイオードLD1から照射された直後に配置されるλ/2板により、偏光方向が90°回転してY方向に変換される。
これにより、物体検出装置30では、偏光ビームスプリッター面の偏向角度に対し、レーザーダイオードLD1からの光ビームがP偏光となり透過される。また、物体検出装置30では、偏光ビームスプリッター面の偏向角度に対し、レーザーダイオードLD2からのビームがS偏光となり反射される。
ここで、本実施の形態では、レーザーダイオードLD1,LD2からの光ビームについて、合成プリズム4で合成した後に反射ミラー5によって第2方向と略平行となるように折り返す。
このようにすることで、物体検出装置30では、回転ミラー6の回転軸方向の光束径が、走査方向の光束径よりも小さくなるため、回転ミラー6の回転軸方向のサイズを小さくすることができる。
●物体検出装置(4)●
次に、本発明に係る物体検出装置のさらに別の実施の形態について、先に説明した実施の形態との相違点を中心に説明する。
図16は、本発明に係る物体検出装置のさらに別の実施の形態を示すXY平面図である。また、図17は、本発明に係る物体検出装置のさらに別の実施の形態を示すZX平面図である。
図16,17は、物体検出装置40について、レーザーダイオードLD1,LD2からの光が回転ミラー6に入射するまでの構成のみを示している。
図17に示すように、物体検出装置40とこれまで説明した実施の形態に係る物体検出装置とで異なる点は、ZX平面において、レーザーダイオードLD1とレーザーダイオードLD2とが角度差を有して配置されている点である。
この構成により、レーザーダイオードLD1,LD2は、検出範囲のZ方向において互いに異なる領域を走査する。つまり、物体検出装置40では、Z方向の検出範囲を2層に分割して物体を検出することができるため、Z方向の検出分解能を付与することができる。
図17に示すように、物体検出装置40では、レーザーダイオードLD1とレーザーダイオードLD2は、Z方向において異なる位置に配置される。
また、図17に示すように、物体検出装置40では、カップリングレンズ2とカップリングレンズ3は、Z方向において異なる位置に配置される。
以上説明したようにレーザーダイオードLD1,LD2とカップリングレンズ2,3とを配置することによって、物体検出装置40では、照射領域の角度分解能、重なり具合を任意に設計することができる。
また、図17に示すように、物体検出装置40では、レーザーダイオードLD1,LD2からの複数の光ビームの光路が、回転ミラー6上で交差するように設定することによって、回転ミラー6の回転軸方向のサイズを小さくすることができる。
また、物体検出装置40では、合成プリズム4と回転ミラー6との中間の位置でレーザーダイオードLD1,LD2からの複数の光ビームを交差するようにしてもよい。この場合には、合成プリズム4と回転ミラー6との双方のサイズのバランスを図りつつ物体検出装置40全体のサイズを小型化することができる。
1 :光源部
2 :カップリングレンズ
2a :主平面
3 :カップリングレンズ
4 :合成プリズム
5 :反射ミラー
6 :回転ミラー
7 :結像レンズ
8 :APD
10 :物体検出装置
20 :物体検出装置
30 :物体検出装置
40 :物体検出装置
LD1 :レーザーダイオード
LD2 :レーザーダイオード
LP1 :発光点
LA1 :発光部
特開平06−102343開号公報 特開2009−103529号公報 特開平09−274076号公報

Claims (10)

  1. 光源部と、
    前記光源部から出射された光ビームの状態を変更する光学素子を含む入射光学系と、
    前記入射光学系からの光ビームを検出対象である物体に照射する光偏向器と、
    を有してなる物体検出装置に備えられる投射光学系であって、
    前記光源部は、第1方向には第1発散角で前記光ビームを発散させて出射し、前記第1方向に直交する第2方向には第2発散角で前記光ビームを発散させて出射し、
    前記第2発散角は、前記第1発散角よりも小さい角度であり、
    前記光学素子から前記光偏向器の偏向面までの光路長をL、前記光源部の発光部から前記光学素子までの光路長をa、前記第1発散角をθ1、前記第2発散角をθ2、前記第2方向の前記光源部の発光領域の幅をd2、としたとき、
    L≦a((tanθ1−tanθ2)/d2)
    を満たす、
    ことを特徴とする投射光学系。
  2. 前記物体検出装置における識別可能な最小の角度範囲を角度分解能とするとき、前記第1方向における第1角度分解能と前記第2方向における第2角度分解能のうち、高い角度分解能に対応する方向と前記第1方向とが一致するように、前記光源部が配置される、
    請求項1記載の投射光学系。
  3. 前記光源部は、前記第1方向に並んで配置された複数の発光部を備え、
    前記光偏向器の回転軸の方向は、前記第2方向と一致し、
    前記入射光学系は、前記複数の発光部からの複数の光ビームを合成する合成手段を有する、
    請求項1または2記載の投射光学系。
  4. 前記光源部は、前記第1方向に並んで配置された複数の発光部を備え、
    前記光偏向器の回転軸の方向は、前記第1方向と一致し、
    前記入射光学系は、前記複数の発光部からの複数の光ビームが共通の光路を通過するように合成する合成手段と、前記合成手段で合成された光ビームを、前記第2方向に略平行となるように折り返す反射手段とを有する、
    請求項1または2記載の投射光学系。
  5. 前記光源部は、前記第1方向に並んで配置された複数の発光部を備え、
    前記光偏向器の回転軸の方向は、前記第1方向と前記第2方向とを含む面に直交する方向と一致し、
    前記入射光学系は、前記複数の発光部からの複数の光ビームが共通の光路を通過するように合成する合成手段と、前記合成手段で合成された光ビームを、前記第2方向に略平行となるように折り返す反射手段とを有する、
    請求項1または2記載の投射光学系。
  6. 前記複数の光ビームは、前記第2方向と直交する断面からみたときに同一の光路となる、
    請求項3乃至5のいずれかに記載の投射光学系。
  7. 前記合成手段で合成された光ビームは、前記第1方向と直交する断面からみたときに、前記複数の発光部からの複数の光ビームがそれぞれ異なる角度の光路を通過する、
    請求項3乃至6のいずれかに記載の投射光学系。
  8. 前記合成手段で合成された光ビームの偏光状態を変更する波長板を有する、
    請求項3乃至8のいずれかに記載の投射光学系。
  9. 前記複数の光ビームが、前記光偏向器の反射面上で交差する、
    請求項8記載の投射光学系。
  10. 光源部と、
    前記光源部から出射された光ビームの状態を変更する光学素子を含む入射光学系と、
    前記入射光学系からの光ビームを検出対象である物体に照射する光偏向器と、
    を有してなる物体検出装置であって、
    前記光源部は、第1方向には第1発散角で前記光ビームを発散させて出射し、前記第1方向に直交する第2方向には第2発散角で前記光ビームを発散させて出射し、
    前記第2発散角は、前記第1発散角よりも小さい角度であり、
    前記光学素子から前記光偏向器の偏向面までの光路長をL、前記光源部の発光部から前記光学素子までの光路長をa、前記第1発散角をθ1、前記第2発散角をθ2、前記第2方向の前記光源部の発光領域の幅をd2、としたとき、
    L≦a((tanθ1−tanθ2)/d2)
    を満たす、
    ことを特徴とする物体検出装置。
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