JP2014231821A - 過給機付き内燃機関の制御装置 - Google Patents

過給機付き内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014231821A
JP2014231821A JP2013114263A JP2013114263A JP2014231821A JP 2014231821 A JP2014231821 A JP 2014231821A JP 2013114263 A JP2013114263 A JP 2013114263A JP 2013114263 A JP2013114263 A JP 2013114263A JP 2014231821 A JP2014231821 A JP 2014231821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egr
air bypass
valve
passage
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013114263A
Other languages
English (en)
Inventor
伸治 定金
Shinji Sadakane
伸治 定金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013114263A priority Critical patent/JP2014231821A/ja
Publication of JP2014231821A publication Critical patent/JP2014231821A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

【課題】燃焼を安定させながら低圧EGR通路内の凝縮水を排気通路に排出することのできる過給機付き内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】コンプレッサ下流の吸気通路と上流の吸気通路とを接続し、前記コンプレッサを迂回するエアバイパス通路と、前記エアバイパス通路内に設けられたエアバイパスバルブと、タービン下流の排気通路と前記コンプレッサ上流の吸気通路とを接続する低圧EGR通路と、前記低圧EGR通路内に設けられたEGRバルブを備える。前記コンプレッサのサージングを抑制すべき運転状態の間、前記エアバイパスバルブを開弁する。この前記エアバイパスバルブの開弁に応じて、前記EGRバルブを開弁し、その後、前記エアバイパスバルブの閉弁に応じて前記EGRバルブを閉弁する。【選択図】図2

Description

この発明は、過給機付き内燃機関の制御装置に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、低圧EGR通路を備えた過給機付き内燃機関が知られている。低圧EGR通路は、タービン下流の排気通路とコンプレッサ上流の吸気通路とを接続する通路であり、タービン下流の排気通路から排気の一部を低圧EGRガスとして取り込みコンプレッサ上流の吸気通路へ低圧EGRガスを還流させる。
また、特許文献1の内燃機関は、低圧EGR通路が接続される箇所よりも下流の排気通路を流れる排気の量を調節する排気絞り弁と、EGRクーラよりも下流の低圧EGR通路と排気絞り弁よりも下流の排気通路とを連通する連通路を備える。特許文献1には、排気絞り弁を閉作動させて低圧EGR通路内の圧力を上昇させることにより、連通路を介した低圧EGR通路と排気通路との間に差圧を発生させ、低圧EGR通路内の凝縮水を排気通路に排出させることが開示されている。
尚、出願人は、本発明に関連するものとして、上記の文献を含めて、以下に記載する文献を認識している。
特開2008−002351号公報 特開2007−198310号公報 特開平5−256213号公報 特開平4−370324号公報 特開平8−177597号公報
しかしながら、特許文献1の内燃機関では、排気絞り弁の閉作動による背圧変化は運転状態によって異なり、充分な凝縮水除去効果を得ることと、燃焼を安定させることの両立は困難である。具体的には、背圧は空気流量に大きく依存するところ、比較的背圧上昇による燃焼への影響が小さい低流量運転領域では、排気絞り弁を絞ることによる背圧の上昇が小さく凝縮水除去効果は小さい。また、高流量運転領域では、排気絞り弁を絞ることによる背圧の上昇が大きく凝縮水除去効果は大きいものの、燃焼悪化あるいは出力性能低下のおそれがある。これは、背圧が高くなると筒内の残留ガスが増加すること、および、同じ過給圧を得ようとするとタービン前背圧を上げて膨張比を稼ぐ必要があるところ、実際には排気バルブの閉じ渋りなどの要因になるため、ある程度以上は上げられないことからである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、燃焼を安定させながら低圧EGR通路内の凝縮水を排気通路に排出することのできる過給機付き内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、過給機付き内燃機関の制御装置であって、
内燃機関の排気通路に配置されたタービンと吸気通路に配置されたコンプレッサとを有する過給機と、
前記コンプレッサ下流の吸気通路と上流の吸気通路とを接続し、前記コンプレッサを迂回するエアバイパス通路と、
前記エアバイパス通路内に設けられたエアバイパスバルブと、
前記タービン下流の排気通路と前記コンプレッサ上流の吸気通路とを接続する低圧EGR通路と、
前記低圧EGR通路内に設けられたEGRバルブと、
前記コンプレッサのサージングを抑制すべき運転状態の間、前記エアバイパスバルブを開弁するエアバイパスバルブ制御手段と、
前記エアバイパスバルブ制御手段による前記エアバイパスバルブの開弁に応じて、前記EGRバルブを開弁し、その後、前記エアバイパスバルブの閉弁に応じて前記EGRバルブを閉弁するEGRバルブ制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記コンプレッサのサージングを抑制すべき運転状態は、過給領域での機関減速中であり、
前記EGRバルブ制御手段は、前記エアバイパスバルブ制御手段による前記エアバイパスバルブの開弁後に前記EGRバルブを開弁し、その後、前記エアバイパスバルブの閉弁と同時に前記EGRバルブを閉弁すること、を特徴とする。
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記EGRバルブ上流の前記低圧EGR通路内に配置されたEGRクーラ、を更に備えることを特徴とする。
第1又は第2発明によれば、燃焼を安定させながら低圧EGR通路内の凝縮水を排気通路に排出することができる。
なお、本発明において、エアバイパスバルブやEGRバルブの開弁とは、バルブ開度を全開にすることのみならず、運転条件に応じて予め定められたバルブ開度の制御目標値よりも大きくすることも意味する。また、エアバイパスバルブやEGRバルブの閉弁とは、バルブ開度を全閉にすることのみならず、運転条件に応じて予め定められたバルブ開度の制御目標値よりも小さくすることも意味する。
第3の発明によれば、EGRクーラ内の凝縮水を排気通路に排出することができる。
本発明の実施の形態1に係るシステム構成を説明するための概念構成図である。 本発明の実施の形態1において、減速時のエアバイパスバルブ24およびEGRバルブ32の開閉タイミングを示すタイミングチャートである。 図2の期間AにおけるEGRガス挙動について説明するための模式図である。 本発明の実施の形態1においてECU50が実行する制御ルーチンのフローチャートである。 EGRバルブ32の閉じタイミングが遅い場合の問題点を説明するための模式図である。 EGRバルブ32の閉タイミングが速い場合の問題点を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
[実施の形態1のシステム構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係るシステム構成を説明するための概念構成図である。図1に示すシステムは、内燃機関としてのエンジン10を備えている。エンジン10は、車両等に搭載され、その動力源とされる。なお、図1において、エンジン10は直列4気筒型のものとして示すが、その気筒数および配置はこれに限定されない。
エンジン10の各気筒には、吸気通路12および排気通路14が接続されている。吸気通路12の入口付近には、エアクリーナ16が取り付けられている。本システムは過給機18を備えている。過給機18は、コンプレッサ18aとタービン18bを備えている。コンプレッサ18aとタービン18bとは連結軸によって一体に連結されている。コンプレッサ18aは、エアクリーナ16よりも下流の吸気通路12に設けられている。
コンプレッサ18aよりも下流の吸気通路12には、コンプレッサ18aで圧縮された吸気を冷却するためのインタークーラ20が設けられている。
コンプレッサ18aとインタークーラ20との間の吸気通路12には、エアバイパス通路22の一端が接続されている。エアバイパス通路22の他端は、エアクリーナ16とコンプレッサ18aとの間の吸気通路12に接続されている。このようにエアバイパス通路22はコンプレッサ18aを迂回する。エアバイパス通路22には、開弁によりエアバイパス通路22を連通し、閉弁によりエアバイパス通路22を遮断するエアバイパスバルブ(ABV)24が配置されている。エアバイパスバルブ24は、例えば電動アクチュエータにより開閉される電子制御式のバルブである。
インタークーラ20よりも下流の吸気通路12には、スロットル26が配置されている。スロットル26は、電動アクチュエータにより開閉される電子制御式のバルブである。
排気通路14にはタービン18bが設けられている。コンプレッサ18aはタービン18bに入力される排気のエネルギによって回転駆動される。
また、本実施形態のシステムは低圧ループ(LPL:Law Pressure Loop)EGRシステムを備えている。タービン18bよりも下流の排気通路14には、低圧EGR通路28の一端が接続されている。低圧EGR通路28の他端は、エアクリーナ16とコンプレッサ18aとの間の吸気通路12に接続されている。図1に示す例では、低圧EGR通路28の他端は、エアバイパス通路22と吸気通路12との接続口よりも上流の吸気通路12に接続されている。
低圧EGR通路28の途中には、EGRクーラ30が設けられている。EGRクーラ30よりも下流の低圧EGR通路28には、開弁により低圧EGR通路28を連通し、閉弁により低圧EGR通路28を遮断するEGRバルブ(EGRV)32が設けられている。EGRバルブ32は、電動アクチュエータにより開閉される電子制御式のバルブであり、その開度を制御することにより流量を制御可能である。
本実施形態のシステムは、ECU(Electronic Control Unit)50を備えている。ECU50の入力部には、クランク位置や機関回転数を検出するためのクランク角センサ52、車両のアクセルペダルの操作量に対応したアクセル開度を検出するためのアクセル開度センサ54、コンプレッサ18aとスロットル26との間の吸気通路12内の吸気圧を検出する圧力センサ56等のエンジン10の運転状態を検出するための各種センサが接続されている。
また、ECU50の出力部には、上述のエアバイパスバルブ24のアクチュエータ、スロットル26のアクチュエータ、EGRバルブ32のアクチュエータの他、筒内に燃料を供給する燃料噴射弁(図示省略)等のエンジン10の運転状態を制御するための各種アクチュエータが接続されている。
ECU50は、各種センサからの入力情報に基づいて所定のプログラムを実行し、各種アクチュエータを作動させることにより、エンジン10の運転状態を制御する。
過給機18を備える本実施形態のシステムにおいて、コンプレッサ18aのサージング(吸気脈動)は、過給状態で急にスロットル26が閉じられるとき(例えば、機関減速時)に起こる現象である。過給状態で急にスロットル26が閉じられると、コンプレッサ18aにより圧縮された吸気はスロットル26に遮られて行き場を失い、コンプレッサ18a下流の吸気通路12内の圧力が必要以上に高まる。本実施形態のシステムは、コンプレッサ18aのサージングを抑制すべき運転状態の間(例えば、過給領域での機関減速中に)、エアバイパスバルブ24を開弁するエアバイパスバルブ制御手段を備えている。これにより、エアバイパス通路22を介して、コンプレッサ18aよりも上流の吸気通路12内に吸気を逃がす。
上述した低圧ループEGRシステムは、タービン18bよりも下流の排気通路14とコンプレッサ18aよりも上流の吸気通路12とを接続して、タービン18bよりも下流の低圧の排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系に還流させるものである。
低圧ループEGRシステムでは、EGRクーラ30に冷却されたEGRガス由来の凝縮水が発生する。凝縮水が吸気通路12に流入すると、コンプレッサ18aやインタークーラ20等の部材を腐食させるおそれがある。そのため、凝縮水の吸気通路12への流入を抑制することが望まれる。
[実施の形態1における特徴的制御]
そこで、本実施の形態のシステムでは、上述のエアバイパスバルブ制御手段によるエアバイパスバルブ24の開弁に応じてEGRバルブ32を開弁し、その後、エアバイパスバルブ24の閉弁に応じてEGRバルブ32を閉弁する。好ましくは、エアバイパスバルブ24の開弁後にEGRバルブ32の開度を現在値よりも高め、その後、エアバイパスバルブ24の閉弁と同時にEGRバルブ32を閉弁する。この特徴的制御は、コンプレッサ18a下流の吸気通路12内の圧力がタービン18b下流の排気通路14内の圧力よりも高い運転状態で実行開始される。
図2は、減速時におけるエアバイパスバルブ24およびEGRバルブ32の開閉タイミングを示すタイミングチャートである。時刻t1において、アクセル開度の急激な低下に伴い、スロットル26開度が低下する。時刻t2において、エアバイパスバルブ24の開弁後にEGRバルブ32を開弁する。好ましくは、図3に示すようにEGRバルブ32の開度を運転条件に応じて予め定められたバルブ開度の制御目標値よりも高める。その後、時刻t3において、エアバイパスバルブ24の閉弁と同時にEGRバルブ32を閉弁する。
図3は、実施の形態1の特徴的制御により生じる、図2の期間AにおけるEGRガス挙動について説明するための模式図である。なお、図3、5、6ではEGRガス挙動を示すためEGRクーラ30が図示省略されている。
エアバイパスバルブ24の開弁後にEGRバルブ32が開弁されると、図3の左図に示すようなEGR混合ガスの逆流が生じる。コンプレッサ18a下流の吸気通路12内の圧力は、コンプレッサ18a上流の吸気通路12内の圧力やタービン18b下流の排気通路14内の圧力よりも高い。この圧力差により、コンプレッサ18a下流の吸気通路12内で圧縮されたEGR混合ガスは、コンプレッサ18a上流の吸気通路12内に戻され、さらに、吸気通路12内に戻されたEGR混合ガスの一部は、開弁されたEGRバルブ32を通って、低圧EGR通路28を逆流する。その作用により、EGRクーラ30内の凝縮水を排気通路14に排出することができる。
その後、エアバイパスバルブ24の閉弁と同時にEGRバルブ32が閉弁される。図3の右図に示すように、低圧EGR通路28内のEGR混合ガスが順流し吸気に吸われる前にEGRバルブ32を閉じることで、吸気通路12に戻るEGR混合ガスのEGR濃度の上昇を抑制することができる。吸気通路12に残るEGRガスを減らすことができるので、減速軽負荷での失火、燃焼不安定、再加速時のもたつきを軽減することができる。
このように、実施の形態1の特徴的制御によれば、燃焼を安定させながら低圧EGR通路28(特にEGRクーラ30)内の凝縮水を排気通路に排出することができる。
なお、ECU50は、運転条件に応じてEGRバルブ32の開度を制御する指示を出力している。EGRバルブ32の閉弁指示がなされている状態で、上述したエアバイパスバルブ制御手段により減速に伴いエアバイパスバルブ24が開弁される場合には、EGRバルブ32の閉弁指示よりも優先して、EGRバルブ32を開弁させることとする。その後、エアバイパスバルブ24の閉弁に応じてEGRバルブ32を閉弁させる(ここで上述の閉弁指示に応じた閉弁動作が完了する)。EGRバルブ32の閉弁指示に対して閉弁動作が遅れることとなるが、本制御によれば、上述したようにEGRガスが低圧EGR通路28を逆流するためEGRガスの吸気通路12への流入を防ぐことができ、弊害は生じない。
上述したようにエアバイパスバルブ24とEGRバルブ32との開閉タイミングが重要である。本発明との比較対象として、EGRバルブ32の閉じタイミングが遅い場合(図5)と、EGRバルブ32の閉じタイミングが早い場合(図6)を挙げて説明する。
図5は、EGRバルブ32の閉じタイミングが遅い場合の問題点を説明するための模式図である。
図5の左図に示すように、減速に伴うエアバイパスバルブ24の開弁に応じてEGRバルブ32が開弁することで、上述した圧力差でEGR混合ガスがEGRバルブ32、EGRクーラ30を通過し、EGRクーラに付着した凝縮水を排気通路14に排出させることは可能である。
しかしながら、その後EGRバルブ32を閉じるタイミングが遅いと、図5の右図に示すように、EGRガスが吸気に戻るときに吸気上流まで戻っていたEGR混合ガスの濃度を上げることになってしまい、燃焼性が悪化し、失火に至る可能性もある。
図6は、EGRバルブ32の閉タイミングが早い場合の問題点を説明するための模式図である。
図6に示すように、減速即EGRバルブ32を閉じてしまうとEGRガスの濃度を上げることにはならないが、逆に濃度を下げる効果は無く、また、EGRクーラ30内の凝縮水を排気通路14に排出させることも出来ない。
次に、図4を用いて本実施形態の制御ルーチンについて説明する。図4は、上述の動作を実現するために、ECU50が実行する制御ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは所定サイクル毎、少なくとも過給領域での機関減速時に実行される。なお、図4では、EGRバルブ32の閉弁指示がなされている状態での機関減速時を例に挙げて説明する。
図4に示すルーチンでは、ステップS100において、ECU50は、過給領域における機関減速中であるか否かを判定する。例えば、運転領域(機関回転数、機関負荷)、コンプレッサ18aの回転状態、アクセルオフ時のアクセル開度の減少量、スロットル開度の減少量、圧力センサ56の検出値などに基づいて判定できる。機関減速中と判定される場合にはステップS110の処理に進む。
ステップS110において、ECU50は、EGRバルブ32を閉弁する指示がなされているか否かを判定する。具体的には、ECU50は、運転状態とEGRバルブ32の開度との関係を定めたマップまたはモデルを予め記憶しており、これに基づいて、運転状態に対応するEGRバルブ32の開度を指示する。閉弁指示がなされている場合にはステップS120の処理に進む。
ステップS120において、ECU50は、エアバイパスバルブ24が開弁中であるか否かを判定する。具体的には、上述したエアバイパスバルブ制御手段におけるECU50のエアバイパスバルブ24への指示内容に基づいて判定できる。開弁指示の場合にはステップS130の処理に進む。
ステップS130において、ECU50は、EGRバルブ32を開弁させる。すなわち、ステップS110におけるEGRバルブ32の閉弁指示に優先してEGRバルブ32を開弁する。好ましくは、EGRバルブ32の開度を運転条件に応じて予め定められたバルブ開度の制御目標値よりも高める。
その後、ステップS140において、エアバイパスバルブ制御手段により、ECU50は、コンプレッサ18a下流の圧力が低下するとエアバイパスバルブ24が閉弁させ、同時にEGRバルブ32を閉弁させる。
ところで、上述した実施の形態1のシステムにおいては、エアバイパスバルブ24を電子制御式としているが、これに限定されるものではない。例えば、ダイヤフラム式であっても良い。この場合、エアバイパスバルブ24の開閉状態は、運転領域、コンプレッサ18aの回転状態、スロットル開度、圧力センサ56の検出値等に関連するマップやモデルを用いて推定可能である。
本発明が適用されるエンジンは、火花点火式のエンジンに限らず、圧縮自着火式のエンジンであっても良い。
尚、上述した実施の形態1においては、過給機18が前記第1の発明における「過給機」に、エアバイパス通路22が前記第1の発明における「エアバイパス通路」に、エアバイパスバルブ24が前記第1の発明における「エアバイパスバルブ」に、低圧EGR通路28が前記第1の発明における低圧EGR通路に、EGRバルブ32が前記第1の発明における「EGRバルブ」に、EGRクーラ30が前記第3の発明における「EGRクーラ」に、それぞれ相当している。
また、ここでは、ECU50が、上述したエアバイパスバルブ制御手段を実行することにより前記第1の発明における「エアバイパスバルブ制御手段」が、上記ステップS120〜S140の処理を実行することにより前記第1の発明における「EGRバルブ制御手段」が、それぞれ実現されている。
10 エンジン
12 吸気通路
14 排気通路
18、18a、18b 過給機、コンプレッサ、タービン
22 エアバイパス通路
24 エアバイパスバルブ
26 スロットル
28 低圧EGR通路
30 EGRクーラ
32 EGRバルブ
50 ECU

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に配置されたタービンと吸気通路に配置されたコンプレッサとを有する過給機と、
    前記コンプレッサ下流の吸気通路と上流の吸気通路とを接続し、前記コンプレッサを迂回するエアバイパス通路と、
    前記エアバイパス通路内に設けられたエアバイパスバルブと、
    前記タービン下流の排気通路と前記コンプレッサ上流の吸気通路とを接続する低圧EGR通路と、
    前記低圧EGR通路内に設けられたEGRバルブと、
    前記コンプレッサのサージングを抑制すべき運転状態の間、前記エアバイパスバルブを開弁するエアバイパスバルブ制御手段と、
    前記エアバイパスバルブ制御手段による前記エアバイパスバルブの開弁に応じて、前記EGRバルブを開弁し、その後、前記エアバイパスバルブの閉弁に応じて前記EGRバルブを閉弁するEGRバルブ制御手段と、
    を備えることを特徴とする過給機付き内燃機関の制御装置。
  2. 前記コンプレッサのサージングを抑制すべき運転状態は、過給領域での機関減速中であり、
    前記EGRバルブ制御手段は、前記エアバイパスバルブ制御手段による前記エアバイパスバルブの開弁後に前記EGRバルブを開弁し、その後、前記エアバイパスバルブの閉弁と同時に前記EGRバルブを閉弁すること、
    を特徴とする請求項1記載の過給機付き内燃機関の制御装置。
  3. 前記EGRバルブ上流の前記低圧EGR通路内に配置されたEGRクーラ、
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載の過給機付き内燃機関の制御装置。
JP2013114263A 2013-05-30 2013-05-30 過給機付き内燃機関の制御装置 Withdrawn JP2014231821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013114263A JP2014231821A (ja) 2013-05-30 2013-05-30 過給機付き内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013114263A JP2014231821A (ja) 2013-05-30 2013-05-30 過給機付き内燃機関の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014231821A true JP2014231821A (ja) 2014-12-11

Family

ID=52125348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013114263A Withdrawn JP2014231821A (ja) 2013-05-30 2013-05-30 過給機付き内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014231821A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121106A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御システム
US20160186701A1 (en) * 2013-06-26 2016-06-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust Gas Recirculation System for Internal Combustion Engine

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160186701A1 (en) * 2013-06-26 2016-06-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust Gas Recirculation System for Internal Combustion Engine
US10006414B2 (en) * 2013-06-26 2018-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Condensate storage and removal in low pressure exhaust gas recirculation system
JP2015121106A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4583038B2 (ja) 過給機付き内燃機関の過給圧推定装置
US20140298802A1 (en) Control Device for Internal Combustion Engine
US8813493B2 (en) Supercharger control device for an internal combustion engine
JP5187123B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5590234B2 (ja) 内燃機関の制御装置
WO2013114585A1 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4893514B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP5649343B2 (ja) 内燃機関の吸気絞り弁制御方法
JP2010024974A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
CN111788378B (zh) 内燃机及其控制方法
JP2014034959A (ja) 過給機付きエンジンの排気還流装置
JP2013096247A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006214273A (ja) エンジンの過給装置
JP2017031878A (ja) エンジンの制御装置
KR102144759B1 (ko) 내연 기관의 제어 방법 및 제어 장치
JP6127906B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2012154292A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2014231821A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2016089749A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2012158997A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009191660A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2011241713A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6540659B2 (ja) 内燃機関の制御システム
JP2016205283A (ja) ターボ過給機付きエンジンの制御装置
JP2013174219A (ja) 内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150611

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20151102