JP2014213685A - 車両用尾灯装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ストップランプ、ウインカおよびテールランプが共通のハウジングに配設される車両用尾灯装置において、部品点数の低減を図るとともにより小型化することを可能とする。
【解決手段】ストップランプ用光源４１の光を内面で反射するストップランプ用リフレクタ４５と、ウインカ用光源４８の光を内面で反射するウインカ用リフレクタ５４とが、相互に離隔してハウジング３８に取付けられ、ストップランプ用リフレクタ４５よびウインカ用リフレクタ５４間にテールランプ用光源５７が配置され、テールランプ用光源５７からの光を反射するテールランプ用反射面６２，６３がストップランプ用リフレクタ４５およびウインカ用リフレクタ５４の外面に形成される。
【選択図】 図３

Description

本発明は、ストップランプ、ウインカおよびテールランプが共通のハウジングに配設される車両用尾灯装置に関する。

このような車両用尾灯装置は、特許文献１等で知られている。

特開２００７−２０３８２８号公報

上記特許文献１で開示されたものでは、尾灯装置の小型化を図る工夫がなされているものの、ストップランプ、ウインカおよびテールランプが、それぞれ個別のリフレクタを有しているので、部品点数が多くなり、またより小型化する余地がある。

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数の低減を図るとともにより小型化することを可能とした車両用尾灯装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明は、ストップランプ、ウインカおよびテールランプが共通のハウジングに配設される車両用尾灯装置において、ストップランプ用光源の光を内面で反射するストップランプ用リフレクタと、ウインカ用光源の光を内面で反射するウインカ用リフレクタとが、相互に離隔して前記ハウジングに取付けられ、前記ストップランプ用リフレクタおよび前記ウインカ用リフレクタ間にテールランプ用光源が配置され、前記テールランプ用光源からの光を反射するテールランプ用反射面が前記ストップランプ用リフレクタおよび前記ウインカ用リフレクタの外面に形成されることを第１の特徴とする。

また本発明は、第１の特徴の構成に加えて、前記ストップランプ用リフレクタおよび前記ウインカ用リフレクタの外面の少なくとも前記テールランプ用光源に臨む部分が、該テールランプ用光源の光軸と平行に延びる平板状に形成されることを第２の特徴とする。

本発明は、第２の特徴の構成に加えて、前記ストップランプ用リフレクタおよび前記ウインカ用リフレクタは、それらのリフレクタに個別に対応した前記ストップランプ用光源および前記ウインカ用光源に近い側に配置されるとともに前記光源からの光を後方に反射するように形成される凹面部と、該凹面部から照射方向に沿って後方に延びる一対の側壁部とをそれぞれ有するように形成され、前記凹面部および前記側壁部の境界のうち前記テールランプ用光源側に臨む境界よりも前方に前記テールランプ用光源が配置されることを第３の特徴とする。

さらに本発明は、第２または第３の特徴の構成に加えて、前記テールランプ用光源の後方に、すりガラスから成るテールランプ用インナーレンズが配置されることをことを第４の特徴とする。

本発明の第１の特徴によれば、ストップランプ用リフレクタおよびウインカ用リフレクタの外面にテールランプ用反射面が形成されることにより、テールランプ専用のリフレクタが不要であり、部品点数を低減することができるとともに、尾灯装置をより小型化することができる。

また本発明の第２の特徴によれば、少なくともテールランプ用光源に臨む部分でテールランプ用光源の光軸と平行に延びる平板状の部分を、ストップランプ用リフレクタおよびウインカ用リフレクタの外面がそれぞれ有するので、テールランプ用反射面もテールランプ用光源の光軸と平行に延びることになり、テールランプ用光源からの光を後方側により照射し易くなる。

本発明の第３の特徴によれば、ストップランプ用リフレクタおよびウインカ用リフレクタが、凹面部と、該凹面部から照射方向に沿って後方に延びる一対の側壁部とをそれぞれ有しており、凹面部および側壁部の境界のうちテールランプ用光源に臨む境界よりも前方にテールランプ用光源が配置されるので、凹面部の周囲の比較的大きなスペースにテールランプ用光源が配置されることになり、テールランプ用光源の配置上の自由度を高めることができる。

さらに本発明の第４の特徴によれば、テールランプ用光源の後方に配置されるテールランプ用インナーレンズがすりガラスから成るので、ストップランプ用リフレクタおよびウインカ用リフレクタの外面の平板状のテールランプ用反射面からの反射光と相まって、テールランプが面発光し易くなる。

自動二輪車の側面図である。 尾灯装置を図１の２矢視方向から見た一部切欠き正面図である。 図２の３−３線断面図である。 アウターレンズ、ストップランプ用リフレクタ、ウインカ用リフレクタおよびインナーレンズを外した状態で尾灯装置の右半分を示す正面図である。 図２の５−５線断面図である。 図２の６−６線断面図である。

本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明すると、先ず図１において鞍乗り型車両である自動二輪車の車体フレームＦは、前輪ＷＦを軸支したフロントフォーク１１ならびに該フロントフォーク１１に連結された操向ハンドル１２を操向可能に支承するヘッドパイプ１３、該ヘッドパイプ１３から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム１４、該メインフレーム１４の後部に一体に連設されて下方に延びる左右一対のピボットフレーム１５、前記メインフレーム１４の後部から後上がりに延びる左右一対のシートレール１６等を備える。

前記車体フレームＦには、前記メインフレーム１４の下方に配置される水冷式の内燃機関Ｅの機関本体１９が支持される。また内燃機関Ｅが発揮する動力で駆動される後輪ＷＲを後端部で軸支するスイングアーム２０の前端部がピボットフレーム１５に上下揺動可能に支承される。

前記内燃機関Ｅの上方で前記メインフレーム１４に燃料タンク２１が搭載され、該燃料タンク２１の後方に配置される乗車用前部シート２２ならびに該乗車用前部シート２２のさらに後方に配置される乗車用後部シート２３が前記シートレール１６で支持される。

前記車体フレームＦの前端部の前記ヘッドパイプ１３は、前記前輪ＷＦの直上に配置されるようにして車体フレームＦで支持されるフロントカウル２５で前方から覆われており、前記車体フレームＦの前部および前記内燃機関Ｅの一部を側方から覆う左右一対のセンターカウル２６が前記フロントカウル２５の左右両側に連設され、前記内燃機関Ｅの下部を側方および下方から覆うとともに相互に接合される左右一対のロアカウル２７が前記センターカウル２６の後側下部にそれぞれ連設される。また前記燃料タンク２１の後側下部を両側から覆う左右一対のサイドカバー２８が前記燃料タンク２１および乗車用前部シート２２間に設けられ、前記シートレール１６のうち前記乗車用後部シート２３の下方に配置される部分はリヤカウル２９で覆われる。

また前記フロントフォーク１１には、前記前輪ＷＦの少なくとも一部を上方から覆うフロントフェンダ３０が支持され、前記シートレール１６の後部には前記後輪ＷＲを後側上方から覆うリヤフェンダ３１が支持される。

前記フロントカウル２６の前部中央には前照灯装置３２が配設され、前記リヤカウル２９の後端中央部には、本発明に従う尾灯装置３３が配設される。

図２および図３を併せて参照して、前記尾灯装置３３は、ストップランプ３５と、左右一対のウインカ３６，３６と、テールランプ３７とが共通の合成樹脂から成るハウジング３８に配設されて成るものであり、前記シートレール１６の後端部に支持される前記ハウジング３８には、前記ストップランプ３５、前記ウインカ３６，３６および前記テールランプ３７に共通である無色透明のアウターレンズ３９がシール部材４０を介して取付けられる。

図４を併せて参照して、前記アウターレンズ３９内には、車幅方向に等間隔をあけて並ぶ複数個たとえば６個のストップランプ用光源４１が前記アウターレンズ３９で覆われるようにして配置される。各ストップランプ用光源４１は、この実施の形態ではＬＥＤであり、車幅方向に長く延びる第１の基板４２に設けられ、第１の基板４２は、前記ハウジング３８に設けられた複数の第１ボス部４３に、ねじ部材４４で締結される。

前記ストップランプ３５は、前記アウターレンズ３９と、６個の前記ストップランプ用光源４１と、それらのストップランプ用光源４１からの光を内面で反射するストップランプ用リフレクタ４５とで構成される。前記ストップランプ用リフレクタ４５は、前記ハウジング３８の中央上部に位置するようにして車幅方向に長く形成されており、前記ストップランプ用リフレクタ４５に一体に設けられた複数の第１取付け突部４６が前記ハウジング３８にねじ部材４７でそれぞれ締結される。

前記ストップランプ用リフレクタ４５は、車幅方向に並ぶ４個の凹面部４５ａならびにそれらの凹面部４５ａの車幅方向外方に並ぶ２つの凹面部４５ｂと、それらの凹面部４５ａ，４５ｂから照射方向に沿って後方に延びて上下で対をなす第１および第２の側壁部４５ｃ，４５ｄとを有するように形成される。複数の前記凹面部４５ａ，４５ｂは、６個の前記ストップランプ用光源４１に個別に対応してそれらのストップランプ用光源４１に近い側に配置されるとともに前記ストップランプ用光源４１からの光を後方に反射するように形成されるものであり、たとえばストップランプ用光源４１を焦点とした放物面および楕円面や、複数の異なる方向を向く複数の反射面を有して前記放物面や前記楕円面に近似したマルチリフレク状に形成される。

第１および第２の側壁部４５ｃ，４５ｄの車幅方向両端部は車幅方向に沿う外方に向かうにつれて相互に近接するように傾斜して形成されており、４個の凹面部４５ａおよび２個の凹面部４５ｂのうち車幅方向両端部の凹面部４５ｂは、正面視で車幅方向外方側に向かうにつれて上下幅が小さくなるように形成される。

前記ストップランプ３５の左右両側の下方には、前記アウターレンズ３９で覆われる一対ずつのウインカ用光源４８が車幅方向に間隔をあけて並ぶように配置される。各ウインカ用光源４８は、この実施の形態ではＬＥＤであり、左右に分かれて対をなす第２の基板４９に一対ずつのウインカ用光源４８が設けられる。１個の第２の基板４９に対して１個の第２ボス部５０が前記ハウジング３８に設けられ、その第２ボス部５０に第２の基板４９の略中央部がねじ部材５１で締結される。また第２の基板４９の長手方向両端部に、前記ハウジング３８に設けられる位置決めピン５２，５２が嵌入される。

前記ウインカ３６は、前記アウターレンズ３９と、２個の前記ウインカ用光源４８，４８と、それらのウインカ用光源４８，４８からの光を内面で反射するウインカ用リフレクタ５４とで構成されるものであり、左右一対の前記ウインカ３６の前記ウインカ用リフレクタ５４は、前記ストップランプ用リフレクタ４５の左右両側の下方に間隔をあけた位置にそれぞれ配置される。しかも前記ウインカ用リフレクタ５４に一体に設けられた複数の第２取付け突部５５が前記ハウジング３８にねじ部材５６でそれぞれ締結される。

前記ウインカ用リフレクタ５４は、２個の前記ウインカ用光源４８，４８に近い側に配置されて車幅方向に並ぶ３つの凹面部５４ａ，５４ｂ，５４ｃと、それらの凹面部５４ａ〜５４ｃから照射方向に沿って後方に延びて上下で対をなす第３および第４の側壁部５４ｄ，５４ｅとを有するように形成され、前記ウインカ用光源４８，４８は、車幅方向に並ぶ３つの凹面部５４ａ，５４ｂ，５４ｃのうち中央部の凹面部５４ｂならびに車幅方向外端側の凹面部５４ａに配置される。

前記凹面部５４ａ，５４ｂは、前記ウインカ用光源４８，４８に個別に対応してそれらのウインカ用光源４８，４８に近い側に配置されるとともに前記ウインカ用光源４８，４８からの光を後方に反射するように形成されるものであり、たとえばウインカ用光源４８を焦点とした放物面および楕円面や、複数の異なる方向を向く複数の反射面を有して前記放物面や前記楕円面に近似したマルチリフレク状に形成される。また車幅方向内端側の凹面部５４ｃは、ウインカ用光源４８からの光を反射するものではないが、前記凹面部５４ａ，５４ｂに対応した形状に形成される。

第３および第４の側壁部５４ｄ，５４ｅの車幅方向両端部は車幅方向に沿う外方に向かうにつれて相互に近接するように形成されており、３個の凹面部５４ａ，５４ｂ，５４ｃのうち車幅方向外端部の凹面部５４ａは、正面視で車幅方向外方側に向かうにつれて上下幅が小さくなるように形成される。

図５および図６を併せて参照して、前記ストップランプ用リフレクタ４５と、そのストップランプ用リフレクタ４５の左右両側の下方に間隔をあけて配置される左右一対のウインカ用リフレクタ５４，５４との間には、複数個たとえば１８個のテールランプ用光源５７が車幅方向に間隔をあけて並ぶように配置されており、各テールランプ用光源５７は、この実施の形態ではＬＥＤである。

前記テールランプ用光源５７は、前記ストップランプ用リフレクタ４５における凹面部４５ａ，４５ｂと第１および第２の側壁部４５ｃ，４５ｄとの境界のうち前記テールランプ用光源５７側に臨む境界４５ｅ、ならびに前記ウインカ用リフレクタ５４の凹面部５４ａ，５４ｂ，５４ｃと第３および第４の側壁部５４ｄ，５４ｅとの境界のうち前記テールランプ用光源５７側に臨む境界５４ｆよりも前方に配置されるものであり、この実施の形態では、前記ストップランプ用リフレクタ４５よりも前方であって前記ウインカ用リフレクタ５４の凹面部５４ａ，５４ｂ，５４ｃと第３の側壁部５４ｄとの境界５４ｆよりも前方に、前記テールランプ用光源５７が配置される。

前記ストップランプ用リフレクタ４５の左右両側と、左右一対の前記ウインカ用リフレクタ５４との間には、車幅方向に長く形成される第３の基板５８が配置されており、左右で対をなす第３の基板５８に、前記テールランプ用光源５７が９個ずつ設けられる。しかも第３の基板５８の長手方向に間隔をあけた３箇所が、前記ハウジング３８に設けられる第３ボス部５９に、ねじ部材６０で締結される。

ところで前記ストップランプ用リフレクタ４５における下部側壁部すなわち第２の側壁部４５ｄは、その車幅方向中央部に配置されて車幅方向に水平に延びる水平部分４５ｄａと、その中央水平部分４５ｄａの車幅方向両端部に連なるとともに車幅方向に沿う外方に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した傾斜部分４５ｄｂ，４５ｄｂとを有するように形成される。一方、前記ウインカ用リフレクタ５４，５４における上部側壁部すなわち第３の側壁部５４ｄは、第２の側壁部４５ｄの傾斜部分４５ｄｂと平行に傾斜した傾斜部分５４ｄａと、該傾斜部分５４ｄａの車幅方向外端部から車幅方向に水平に延びる水平部分５４ｄｂとを有するように形成される。

また前記ハウジング３８には、前記ストップランプ用リフレクタ４５における第２の側壁部４５ｄの前記水平部分４５ｄａに下方から対向するようにして車幅方向に水平に延びる壁部６１が突設されており、第３の基板５８は、正面視で、第２の側壁部４５ｄにおける前記水平部分４５ｄａおよび前記傾斜部分４５ｄｂと、前記壁部６１ならびに第３の側壁分５４ｄの傾斜部分５４ｄａとで上下から挟まれるように配置される。

しかも前記テールランプ用光源５７からの光を反射するテールランプ用反射面６２，６３が、前記ストップランプ用リフレクタ４５および前記ウインカ用リフレクタ５４の外面に形成されるものであり、この実施の形態では、前記ストップランプ用リフレクタ４５における第２の側壁部４５ｄの外面にテールランプ用反射面６２が形成され、前記ウインカ用リフレクタ５４における第３の側壁部５４ｄの外面にテールランプ用反射面６３が形成される。また前記壁部６１の上面にもテールランプ用反射面６４が形成される。

しかも前記ストップランプ用リフレクタ４５および前記ウインカ用リフレクタ５４の外面の少なくとも前記テールランプ用光源５７に臨む部分、この実施の形態では、第２の側壁部４５ｄおよび第３側壁部５４ｄは、前記テールランプ用光源５７の光軸と平行に延びる平板状に形成される。

前記テールランプ３７は、前記アウターレンズ３９内に位置するようにして前記テールランプ用光源５７の後方に配置されるテールランプ用インナーレンズ６５を有しており、このテールランプ用インナーレンズ６５は、前方に向かって開いた略Ｕ字状の横断面形状を有してすりガラスから成り、前記ストップランプ用リフレクタ４５に複数のねじ部材６６で締結される。しかも前記テールランプ用インナーレンズ６５は赤色に着色される。

ところで前記ストップランプ用リフレクタ４５よりも車幅方向外方の部分で第３の基板５８の上方にはリフレクタが配置されておらず、前記ストップランプ用リフレクタ４５よりも車幅方向外方の部分で第３の基板５８に設けられた前記テールランプ用光源５７からの光が上方に洩れることを抑制するために、前記アウターレンズ３９の左右両端部外面には光の透過を抑制するための塗装が施される。しかも前記塗装が施されるのは、図５のＷで示す範囲であり、前記アウターレンズ３９の左右両端部外面のうち前記テールランプ用インナーレンズ６５の上方に位置する部分には、後上方への配光を大きくするために塗装が施されることはない。

次にこの実施の形態の作用について説明すると、ストップランプ用光源４１の光を内面で反射するストップランプ用リフレクタ４５と、ウインカ用光源４８の光を内面で反射する左右一対のウインカ用リフレクタ５４とが、相互に離隔してハウジング３８に取付けられ、ストップランプ用リフレクタ４５および前記ウインカ用リフレクタ５４間にテールランプ用光源５７が配置され、前記テールランプ用光源５７からの光を反射するテールランプ用反射面６２，６３が前記ストップランプ用リフレクタ４５および前記ウインカ用リフレクタ５４の外面に形成されるので、テールランプ３７専用のリフレクタが不要であり、部品点数を低減することができるとともに、尾灯装置３３をより小型化することができる。

また前記ストップランプ用リフレクタ４５および前記ウインカ用リフレクタ５４の外面の少なくとも前記テールランプ用光源５７に臨む部分、この実施の形態では、前記ストップランプ用リフレクタ４５における第２の側壁部４５ｄならびに前記ウインカ用リフレクタ５４における第３側壁部５４ｄが、前記テールランプ用光源５７の光軸と平行に延びる平板状に形成されるので、テールランプ用反射面６２，６３がテールランプ用光源５７の光軸と平行に延びることになり、テールランプ用光源５７からの光を後方側により照射し易くなる。

また前記ストップランプ用リフレクタ４５および前記ウインカ用リフレクタ５４は、それらのリフレクタ４５，５４に個別に対応した前記ストップランプ用光源４１および前記ウインカ用光源４８に近い側に配置される凹面部４５ａ，４５ｂ；５４ａ，５４ｂ，５４ｃと、該凹面部４５ａ，４５ｂ；５４ａ，５４ｂ，５４ｃから照射方向に沿って後方に延びる上下一対の側壁部４５ｃ，４５ｄ；５４ｄ，５４ｅとをそれぞれ有するように形成され、前記凹面部４５ａ，４５ｂ；５４ａ，５４ｂ，５４ｃおよび前記側壁部４５ｃ，４５ｄ；５４ｄ，５４ｅの境界のうち前記テールランプ用光源５７側に臨む境界４５ｅ，５４ｆよりも前方、この実施の形態では前記ストップランプ用リフレクタ４５よりも前方であって前記ウインカ用リフレクタ５４の境界５４ｆよりも前方に前記テールランプ用光源５７が配置されるので、凹面部５４ａ，５４ｂ，５４ｃの周囲の比較的大きなスペースにテールランプ用光源５７が配置されることになり、テールランプ用光源５７の配置上の自由度を高めることができる。

さらに前記テールランプ用光源５７の後方に、すりガラスから成るテールランプ用インナーレンズ６５が配置されるので、ストップランプ用リフレクタ４５およびウインカ用リフレクタ５４の外面の平板状のテールランプ用反射面６２，６３からの反射光と相まって、テールランプ３７が面発光し易くなる。

以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。

３５・・・ストップランプ
３６・・・ウインカ
３７・・・テールランプ
３８・・・ハウジング
４１・・・ストップランプ用光源
４５・・・ストップランプ用リフレクタ
４５ａ，４５ｂ，５４ａ，５４ｂ，５４ｃ・・・凹面部
４５ｃ，４５ｄ；５４ｄ，５４ｅ・・・側壁部
４５ｅ，５４ｆ・・・境界
４８・・・ウインカ用光源
５４・・・ウインカ用リフレクタ
５７・・・テールランプ用光源
６２，６３・・・テールランプ用反射面
６５・・・テールランプ用インナーレンズ

Claims (4)

1. ストップランプ（３５）、ウインカ（３６）およびテールランプ（３７）が共通のハウジング（３８）に配設される車両用尾灯装置において、ストップランプ用光源（４１）の光を内面で反射するストップランプ用リフレクタ（４５）と、ウインカ用光源（４８）の光を内面で反射するウインカ用リフレクタ（５４）とが、相互に離隔して前記ハウジング（３８）に取付けられ、前記ストップランプ用リフレクタ（４５）および前記ウインカ用リフレクタ（５４）間にテールランプ用光源（５７）が配置され、前記テールランプ用光源（５７）からの光を反射するテールランプ用反射面（６２，６３）が前記ストップランプ用リフレクタ（４５）および前記ウインカ用リフレクタ（５４）の外面に形成されることを特徴とする車両用尾灯装置。
2. 前記ストップランプ用リフレクタ（４５）および前記ウインカ用リフレクタ（５４）の外面の少なくとも前記テールランプ用光源（５７）に臨む部分が、該テールランプ用光源（５７）の光軸と平行に延びる平板状に形成されることを特徴とする請求項１記載の車両用尾灯装置。
3. 前記ストップランプ用リフレクタ（４５）および前記ウインカ用リフレクタ（５４）は、それらのリフレクタ（４５，５４）に個別に対応した前記ストップランプ用光源（４１）および前記ウインカ用光源（４８）に近い側に配置されるとともに前記光源（４１，４８）からの光を後方に反射するように形成される凹面部（４５ａ，４５ｂ；５４ａ，５４ｂ，５４ｃ）と、該凹面部（４５ａ，４５ｂ；５４ａ，５４ｂ，５４ｃ）から照射方向に沿って後方に延びる一対の側壁部（４５ｃ，４５ｄ；５４ｄ，５４ｅ）とをそれぞれ有するように形成され、前記凹面部（４５ａ，４５ｂ；５４ａ，５４ｂ，５４ｃ）および前記側壁部（４５ｃ，４５ｄ；５４ｄ，５４ｅ）の境界のうち前記テールランプ用光源（５７）側に臨む境界（４５ｅ，５４ｆ）よりも前方に前記テールランプ用光源（５７）が配置されることを特徴とする請求項２記載の車両用尾灯装置。
4. 前記テールランプ用光源（５７）の後方に、すりガラスから成るテールランプ用インナーレンズ（６５）が配置されることを特徴とする請求項２または３記載の車両用尾灯装置。

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