JP4562350B2 - ウェブを巻取る装置および方法 - Google Patents

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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、ウェブを巻取るための装置および方法に関する。
【0002】
(発明の背景)
一般に、薄いポリエステルフォイル、または他のシート材料などのウェブは、連続プロセスで製造され、最終製品は保管および輸送のためにロールに巻取られる。
【0003】
ウェブをロールに巻取る操作中、ロールへの一様な巻取り(すなわち、しわや縮みがないこと)が確保され、ロール上の各ウェブ層の間に捉えられる空気を可能な限り減少させることが望ましい。
【0004】
この問題は、厚さがミクロンサイズであって巻取速度が1000m/minの(超)薄膜について特に重大となる。
【0005】
従来技術では、特に薄いウェブの場合、ウェブは通常、高速(すなわち、1分当たり数百m以上)で巻取られ、ニップローラ(パックロールとも称される)の助けを借りて、過度の空気の巻込みを防止している。
【0006】
ウェブ巻取装置は、例えば、***国特許第4343173号明細書および欧州特許第514226号明細書に開示されている。
【0007】
(発明の概要)
研究は以下のことを教えている。
(aa)高速運転での空気の巻込量を一定レベル未満に保つためには、パックロールの直径を縮小することが最も有効な方法である。
【0008】
(bb)パックロール(またはその覆い)が巻取ロールよりも柔らかく、巻き込まれる空気が多過ぎる場合、パックロールにより硬い材料を用いることでその問題を解決することができる。
【0009】
(cc)ニップ荷重を増加させても、巻き込まれる空気量がさほど有効に減少しない場合、また前記搭荷重を増加させ過ぎた場合、別の巻取りの問題が起こることがある。
【0010】
さらに、この研究は、例えばパックロールを細くし過ぎるとパックロールが柔軟になり過ぎるという、パックロールのサイズを縮小する上での実際上の問題または制約があることを教示している。ただし、それは、空気の巻込みは重大問題であるため、より細長いパックロールを設計することを示唆している。研究は、可能な設計変更の2例の提供につながっている。第1のは、ロールと巻取ロールとの間の細長いロールを提案しており、ウェブは、そのロールから細長いロールを通り、次いで巻取ロールを通過する。第2のは、2つのロールの間にある細長いロールおよび巻取ロールを提案しており、ウェブは、これらのロールの1つから細長いロールへと進行し、次いで巻取ロールを通過する。
【0011】
しかしながら、これらの原理を実行するために、解決されるべき幾つかの実際的な課題が存在している。第1の課題は、細長いロールはその直径が小さいので曲がり易くなることから、1つまたは複数のロールと巻取ロールとの間で細長いロールの正確な位置を確保することにある。他の課題は、ウェブ上での摩擦を避けるために、細長いロールと他のロールとの接線速度をそれらの長さにわたって各点において同一に確保することにある。もう一つの課題は、巻取ロールにウェブを巻取る前に、ウェブの展延を確保することにある。すなわち、ウェブが巻取ロールに巻取られた後、ウェブにしわが残ることがあるからである。更なる課題は、ウェブの巻取りを容易に開始できるようにすることにある。ウェブをロールと細長いロールとの間、および、細長いロールと巻取ロールとの間を通過させる際に問題があるからである。更なる課題は、巻取ロールの幅にわたり分散する圧力を加えて、一様に空気を排除することにある。
【0012】
本発明の目的は、これらの課題を克服する巻取ロール上にウェブを巻取るための装置および方法を提供することにある。
【0013】
発明の目的は、良好かつ均一なエアの排除、ゆがみのないウェブ、ウェブの良好な展延、ならびに、巻取りを容易に開始することによって巻取速度および品質を向上させることができる巻取ロール上にウェブを巻取るための装置および方法を提供することにある。
【0014】
この目的は、請求項1と6に記載の装置および請求項18から26に記載の方法によって達成される。好ましい実施形態は、従属請求項により規定される。
【0015】
(発明の詳細な説明)
図1a〜図1eは、巻取ロールへの巻取りを開始できるようにする開状態から、高速(1000m/分まで)で薄いウェブ(ポリエステルウェブについては約1ミクロンまで)のための質の高い巻取りを確保するための作動位置までの本発明による装置の好ましい実施形態の動作を示す。
【0016】
図1aは、開位置にある本発明による装置を示す。ポリエステルフォイルなどのウェブ1は、矢印Fで示す搬送方向から到来する。装置が開位置にあるとき、ウェブは、例えば(固定された)アイドルロール10を介して(下方位置に配置された)巻取ロール2に向けて転換される。手動または自動的な手段によって、巻取ロール2上でウェブ1を容易に巻取開始可能にするため、アイドルロール10と巻取ロール2との間の経路は拘束されてはない。第1のロールの組(3,8,9)は、上述の経路の一方側に設けられている。前記第1のロールの組は、第1の可動キャリッジ11(図示せず)によって搬送される。細長いロール5を備える第2のロールの組(4,5,6,7)は、前記経路に対して前記第1のロールの組の反対側に設けられている。前記第2のロールの組は、第2の可動キャリッジ12(図示せず)によって搬送される。
【0017】
巻取ロール2へのウェブ1の巻取りが一旦開始されると、第1のキャリッジ11は、ロール3がウェブ1に接する位置まで、アイドルロール10と巻取ロール2との間に延びるウェブ1の一部分に向かって移動する。この状態を図1bに示す。ウェブ1に接する前に、好ましくは、ロール3をウェブ1の変位の接線速度および方向に実質的に対応した接線速度および方向で回転させる。ロール8および9は、ウェブ1に接触していないものとして示されているが、それは状況による。
【0018】
図1bの段階の後、第2の可動キャリッジ12を所定の位置までウェブ1に向かって移動させる。その位置では、ロール3およびロール4は近接しているが互いに接触してはいない。この状態を図1cに示す。作業時間を節減するために、このステップ(すなわち、第2のキャリッジ12をウェブ1に向けて移動させるステップ)は、キャリッジ11をウェブ1に向けて変位させる際の前記ステップと同時に実行され得る。この第1のキャリッジ11および第2のキャリッジ12を同時に変位させることが実際上好ましい。図1cの位置では、好ましくは、細長いロール5を、ロール4の下方でわずかにロール3に向けて、すなわち、細長いロール5がロール4と接するが、ロール3とは接しないように配置する。ロール4も細長いロール5もウェブ1とは接触しない。第1のキャリッジ11のロール8および9ならびに第2のキャリッジ12のロール6および7は、ウェブ二対して閉じられているジョーを形成するように配置される。より明確には、第2のキャリッジ12のロール7は、実質的に、第1のキャリッジ11のロール8とロール9の間に配置され、好ましくは、それらと接触状態にはなく近接した状態にある。第2のキャリッジ12のロール6は、実質的に、第1のキャリッジ11のロール8の下方に配置され、好ましくはロール(8)に近接している。したがって、ウェブ1はロール9に接触し、ロール9からロール7上に、ロール7からロール8上に、ロール8からロール6上に波形を形成するように通される。ロール6,7,8および9によって定められるジョーは、ウェブ1に対して閉じられると、高過ぎるかまたは低過ぎるであろう入力張力から巻取張力を分離する。前記ジョーを形成するロールの数を変更することもできる。さらに、ウェブ1と接する前に、好ましくはロール6,7,8および9に(前記ロールとウェブ1の間の摩擦を回避するために)それぞれウェブ1の接線速度および方向に応じた接線速度および方向で回転を生じさせる。それにより、前記ロール群によって接触される瞬間のウェブ1への過剰な張力(前記ロールがアイドルロールの場合に起こる可能性がある)が回避される。約2mまでの幅を有しており、速度1000m/分までの速度で搬送されるウェブ1のためには、直径約120mmのロール6,7,8および9が有利である。好ましくは、ウェブ1がロール6からロール3へ実質的に水平に通過するように、ロール6は、ロール3から水平に間隔を置いて配置される。さらに、図3に関連して説明するように、ロール3およびロール4を、好ましくはこの位置でインタロックして、その間の位置の相対的変化を回避する。
【0019】
図1cの状態になった後、好ましくはロール4に、ウェブ1の速度に応じた接線速度でロール3と同じ方向に回転を生じさせる。その結果、細長いロール5がロール4と接しているため、摩擦駆動によって、ロール4が細長いロール5を回転させる。次いで細長いロール5は、ウェブ1を介してロール4の外周に沿ってロール3に隣接するまで上方に移動する。したがって、細長いロール5は、ロール3(ウェブ1を介して)およびロール4の双方と接触する状態になり、その結果、細長いロール5は、これらのロール3およびロール4によって正確に位置決めされる。ウェブ1は、ロール3から細長いロール5へと進行し、次いで巻取ロール2へ達する。細長いロール5の軸および巻取ロール2の軸は、好ましくは実質的に垂直の平面内に含まれる。この状態を図1dに示す。
【0020】
図1dの状態になった後、キャリッジ11および12によって形成されるブロック(すなわち、ロールアセンブリ全体)は、細長いロール5が巻取ロール2と好ましくはその頂部で接するまで下降される。この状態を図1eに示す。図1eから分かるように、ロール3および4は巻取ロール2と接触していない。この下降は、例えば垂直方向に移動可能な主キャリッジ(図示せず)によって達成することができ、その主キャリッジ上には、キャリッジ11および12が(図1aから1cに関して述べたように、ウェブ1に向けてキャリッジ11および12が変位できるように)水平方向にスライド可能に取り付けられる。細長いロール5が巻取ロール2と接する直前に、好ましくは、約10mmの距離で、ロール3および4の回転の駆動を停止させて、以後アイドルロールとして働くようにする。これは、一般にクラッチ機構の係止解除によって達成することができる。この装置が図1eの位置にある場合、装置は巻取ロール2にウェブ1を効率的に巻取るための規準位置にあり、ここで細長いロール5はニップローラとして作用する。
【0021】
図1aから図1eの各ステップの間、装置の様々なロールによるウェブ1のズレ(deviation)によりウェブ1の経路の長さが変わるため、好ましくは巻取ロール2の回転速度を変えて、ウェブ1の張力を実質的に一定に保つ。例えば、図1c、図1dおよび図1eに関連して述べたステップの間、ロール6上のウェブ1により発せられる力の関数として巻取ロール2の回転速度を制御することによって、これを実行することができる。
【0022】
さて、図2を参照しながら、ロール3とロール4との間で細長いロール5の正確な位置を確保するための機構を説明する。図2は、装置が図1cの位置にある場合のロール3および4ならびに細長いロール5に関連する装置の一部分のみを示す。細長いロール5(その軸を参照番号31で示す)は、対応する複動圧力シリンダ19により各端部において保持されている。より明確には、細長いロール5の各端部は、それぞれ圧力シリンダ19のロッド20の端部に関節により連結されている。圧力シリンダ19は、好ましくは、それらのロッド20が下方に延びる状態で実質的に垂直に延在する。各圧力シリンダ19は、好ましくは、それぞれアーム27の端部に固定され、アーム27はそれぞれピボットリンク28を介してキャリッジ12に連結されている。ピボットリンク28は、好ましくは、アーム27の中間領域に配置される。各アーム27の対向する端部は、それぞれピボットリンク29を介して圧力シリンダ25のロッド26上にリンクされる。圧力シリンダ25は、双方ともそれぞれピボットリンク30を介してキャリッジ12に連結される。圧力シリンダ25は、好ましくは、実質的に水平に延在する。この構造では、圧力シリンダ19および25を制御することによって、細長いロール5の水平および垂直位置を変化させることが可能となる。したがって、図1bの位置から図1cの位置に進行する場合、細長いロール5は、圧力シリンダ19および25のロッド20および26を伸長位置にもたらすことによって、ロール4の下に正確に位置決めされ、細長いロール5がウェブ1と接触することはない。次いで、図1cの位置から図1dの位置に進行すべく、ロッド20は退避させられ、それによって細長いロール5をロール4の外周に沿ってこれもウェブ1を介してロール3と接するまで移動させる。この動作の間、圧力シリンダ25の圧力は、過剰な力を加えることなく細長いロール5をロール4上に接触状態に維持するために、公知の方法により制御される。好ましくは、細長いロール5がロール3と接した後は、圧力シリンダ25にもはや圧力が加えられず、圧力シリンダ19の引張力を介してロール3および4のみによって細長いロール5が位置決めされる。
【0023】
巻取りの間、すなわち、図1eの位置において、圧力シリンダ19は、巻取ロール2の幅に拘わらず、細長いロール5の両端のロール3および4と接触する状態を保持するように退避させられたままとなる。
【0024】
ロール3および4に関して、それらは、双方ともそれぞれ支持部13および14に回転可能に取り付けられており、それらの軸は参照番号17および18で示されている。すでに述べたように、支持部13および14は協働して、ロール3とロール4とをインタロックするためのインタロック機構を定める。これについては、図3に関連してさらに正確に説明する。支持部13は、キャリッジ11(ガイド手段は図示せず)に垂直方向にスライド可能に取り付けられ、例えば複動圧力シリンダ21を介して、垂直方向に位置決めされる。同様に、支持部14はキャリッジ12(ガイド手段は図示せず)に垂直方向にスライド可能に取り付けられ、例えば複動圧力シリンダ23によって垂直方向に位置決めされる。したがって、圧力シリンダ21および23は、平行かつ垂直に延在し、それぞれのロッド22および24は下方に延びている。圧力シリンダ19,21および23は、巻取ロール2の直径の拡大を自動的に吸収する。ただし、圧力シリンダは、例えば数mmに対応する規定の検出距離を超えて単にロール3および4ならびに細長いロール5を持ち上げるために使用される。その後、キャリッジ11および12で形成されるブロック全体が前記規定の高さを超えて持ち上げられ、圧力シリンダ19,21および23が、ロール3および4を細長いロール5と接触する状態に、かつ、細長いロール5を巻取ロール2と接触する状態に維持したまま、この新しい位置にブロックする。その後、圧力シリンダ19,21および23は、ブロック全体を再び持ち上げた後、前記規定の距離から再び退避するまで、再び巻取ロール2の直径の変化をなお吸収する。
【0025】
図3を参照しながら、図1cから1eに示す装置の作動状態にあるロール4へのロール3のインタロック機構について説明する。図3は、ロール3(その軸を参照番号17で示す)を支持する支持部13の下部およびロール4(その軸を参照番号18で示す)を支持する支持部14の下部を示す概略側面図である。支持部13の下部は、支持部14に向けて横方向に延びるアーム13aを呈している。アーム13aの遊端部には、溝15が配されている。支持部14の下部は、支持部13に向かって横方向に延びるアーム14aを呈している。ノーズ16は、アーム14aの遊端部に配されている。アーム14aの遊端部の形状は、アーム13aの遊端部の形状と合致しており、より詳細には、ノーズ16は、溝15に嵌まり込む。ノーズ16は、好ましくは、溝15との係合を容易にするための傾斜させられたエッジを有する。したがって、装置が図1cの位置に近づくと、支持部13と支持部14とはインタロックされる。さらに、支持部13および支持部14の双方は、例えば、キャリッジ11および12に作用する手段によってインタロックされ、互いの横向きの係合解除が回避される。このように、両支持部13および14は1つの固定ブロックを形成し、支持部11と支持部12との間の水平または垂直方向の相対的振動が除去される。
【0026】
次に、機械的観点から、ロール3および4、細長いロール5並びに巻取ロール2の関係について説明する。装置が図1eの位置、すなわち、効率的に巻取るための規準位置にある場合、細長いロール5は、ニップローラとして働く。細長いロール5の直径は、好ましくは、ウェブ1と巻取ロール2との間のエアの巻込みを最小限にするために可能な限り小さくされる。したがって、細長いロール5はその全長にわたって曲がり易くなり、ロール3およびロール4がなければ、巻取り中に巻取ロール2上で曲がって振動する可能性がある。共振さえ起こる可能性もある。細長いロール5の曲りおよび振動は、何れも、ウェブ1上で摩擦を引き起こす細長いロール5と巻取ロール2との間の接線速度の差、ウェブ1の張力変化、および、ウェブ1の展延ならびに空気の巻込みに関して悪影響をもたらす悪い結果をもたらす。したがって、巻取り中、細長いロール5の曲りおよび振動を回避することが好ましい。このために、ロール3および4は、細長いロール5の外周の上半分に側面を接して、巻取り中、ロール3,4と巻取ロール2との間に細長いロール5が挟まれる。さらに、ロール3および4は、好ましくは、細長いロール5よりも剛性が高く、細長いロール5を支持することができるようになっている。これは、好ましくは、細長いロール5よりも直径が大きいロール3および4により得られる。ロール3および4は、好ましくは、それぞれ直径が細長いロール5の直径の1〜6倍であり、好ましくは3倍である。好ましくは、ロール3および4は同一の直径を有し、同一の垂直レベルに位置する。さらに、(この実施形態では)ウェブ1によって巻かれるロール3の表面は、滑らかであると有利であり、好ましくは、ロール3の表面は金属製であって研磨され、その粗度Rt(すなわち、表面の最高点と最低点との差)は25μm以下である。その場合、ウェブ1は、ロール3の表面と接触することなく、空気力学的境界層上を浮動する。それによって展延効果がもたらされる。同様に、ロール4の表面も、ロール3と同様に滑らかであると有利である。細長いロール5は、好ましくは、巻取ロール2の表面とそれ自体同等である弾性コーティングを備えたコアで構成される。幅2mメートルまでの細長いロール5および速度1000m/分までで搬送されるウェブ1には、細長いロール5が直径約50mmであり、ロール3および4がそれぞれ直径約150mmであると有利である。したがって、ロール3および4は、それらの間に細長いロール5を正確に位置決めすることを可能にし、その結果、細長いロール5が巻取ロール2上に正確に位置決めされ、さらに、ロール3および4は、巻取り中に動的安定性を提供する。
【0027】
図1dの細長いロール5と巻取ロール2の間の距離を短縮して、図1dの位置から図1eの位置へと進行するのに要する時間を短縮させ、それによって、細長いロール5が巻取ロール2とまだ接触していないためにロール3および4の下方で曲がったり振動したりする可能性がある時間を制限すると好ましい。ロール3および4の間で細長いロール5の正確な位置決めを確保する機構は、図3に関連してさらに正確に述べられる。
【0028】
すでに述べたように、好ましくは支持部13および14が、図1cの位置に達した場合はインタロックされ、(図1dおよび1eに対応する)後続のステップではインタロックされたままであり、相対運動、より具体的には、ロール3と4の間の振動が巻取り中に防止され、それによって、前記ロール3および4の間の相対運動または振動によってもたらされる細長いロール5の望ましくない曲りおよび振動が防止される。
【0029】
さらに、この装置は、図1eの位置にある場合、支持部13および14がインタロックされた状態のキャリッジ11および12によって形成され、ロール3および4ならびに細長いロール5に従うブロックの巻取ロール2に対する横移動、より明確には、横振動を防止するように設計されている。ただし、上記に図2に関して述べたように、ロール3および4ならびに細長いロール5によって形成されたユニットの垂直方向位置は、巻取り中に増加する巻取ロール2の直径に適合する。好ましくは、圧力シリンダ21および23は空気圧式であり、巻取ロール2と細長いロール5との間の調整可能な接触圧力を規定し、実際の鉛直振動を吸収する。圧力シリンダ19も空気圧式であると好ましい。すでに述べたように、ウェブ1は、好ましくは、ロール6からロール3に実質的に水平に進行するため、ロール3および細長いロール5の結果として残存する垂直方向移動すなわち垂直方向振動(巻取ロール2のランアウトによる)は、ウェブ1がロール3に垂直に搬送される場合のように、ウェブ1の張力の実質的な変化を生じさせることはない。
【0030】
図1eの位置では、細長いロール5に対する力は以下のように分散される。
【0031】
(インタロックされている)ロール3および4の重量Wは、細長いロール5を介して巻取ロール2によって支持される。ロール3および4は、好ましくは、同じ重量を有する。ただし、好ましくは、それらの重量Wの少なくとも少量ΔWは、前記ロール3および4の各端部に配置された圧力シリンダ21および23によって支持され、前記圧力シリンダは、各端部で、その重量の半分、すなわちΔW/2を引き上げる。好ましくは、細長いロール5によって巻取ロール2に加えられる圧力が細長いロール5の中間で最大になり、その縁部に向かって徐々に減少するのに十分であるように量ΔWが選択される。それでも、圧力シリンダ21および23の引張力ΔW/2は、細長いロール5がウェブ1の全幅にわたって巻取ロール2と接触状態のままであるように制限される。その結果、細長いロール5と巻取ロール2の接触領域で、ウェブ1と巻取ロール2との間に捉えられた空気をウェブ1の中間から縁へと排除するのを支援するため、ウェブ1と巻取ロール2との間の空気の巻込みを減少させるための細長いロール5の有効性がさらに高まる。実際には、圧力シリンダ21および23によって各端部にもたらされる上向きの引張力ΔW/2は、好ましくは、差動式(各端部で)の圧力シリンダ21および23に、上向きの一定の力W/2を起こす第1の圧力(a)を供給すると共に、下向きの力(W/2−△W/2)を起こす第2の圧力(b)を加えることによって得られ、それゆえに、ロール3および4の各端部における結果的な力が上方に向けられた△W/2となる。
【0032】
細長いロール5のロール3および4との接触に関しては、細長いロール5を介して巻取ロール2によって支持されるロール3および4の重量の少なくとも一部によるロール3および4への細長いロール5の反動力は、好ましくは、可能な限り小さく維持され、ロール3および4は、細長いロール5の曲りおよび振動を回避し、またその正確な位置決めを確保する。したがって、細長いロール5とロール3との間におけるウェブ1の圧縮が低く維持され、それによってウェブ1の損傷が回避される。そのような観点から、細長いロール5の軸によって範囲が定められると共にロール3の軸を含む半平面と、細長いロール5の軸によって範囲が定められると共にロール4の軸を含む半平面の間の角度は、好ましくは可能な限り小さくされ、例えば130°とされる。この結果、ロール3および4への細長いロール5の作用力は、適切であれば、巻取ロール2から細長いロール5に加えられる所与の力に対して最小化される。
【0033】
実際、巻取ロール2は、それ自体の重量のため、かつ、その端部で支持されているため、わずかに下方に撓む。ただし、適切に設計されている場合は、巻取ロール2は細長いロール5ならびにロール3および4よりも硬く、そのため、巻取ロール2は細長いロール5およびロール3、4よりもわずかしか下方に撓まない。したがって、実際には、ロール3,4および細長いロール5は、巻取ロール2と同じだけ撓み、巻取ロール2は、上述のように、少なくともウェブ1の幅にわたって細長いロール5を支持し続ける。ただし、圧力シリンダ19は、巻取ロール2の全幅にわたって、細長いロール5の両端部がロール3および4と接触することを確保するのに十分な上向きの力を細長いロール5の各端部にもたらすことが好ましい。
【0034】
図1eに示すように、細長いロール5は、巻取ロール2の頂部と接すると好ましい(または、他の実施形態では、巻取ロール2が細長いロール5の頂部と接触する)。したがって、巻取ロール2と細長いロール5との接線速度ならびに細長いロール5とロール3との接線速度は、ウェブ1上のどの点でも実質的に同一となり、ウェブ1上では摩擦が発生しない。細長いロール5が巻取ロール2と横方向に接する場合は、こうならない(それゆえに、ロール3および4は、細長いロール5に横方向に側面を接している)。実際、ロール3および4は、(それらが同一に設計されている場合)それぞれ実質的に同じ一定量だけ下方に撓み、巻取ロール2は別の量だけ下方に撓み、その量はウェブ1がに巻取られることによってその直径が増加するにつれてさらに変化する。その結果、ロール3および4は、全長にわたって巻取ロール2に細長いロール5を正確に位置決めできず、ロール3と細長いロール5との間および細長いロール5と巻取ロール2との間に接線速度ベクトルの差が生じ、それによってウェブ1上に摩擦が生じる。さらに、細長いロール5は、一方の側のロール3および4と、他方の側の巻取ロール2との間に、その全長にわたってもはや正確に挟まれていないため、わずかに振動しさえする。
【0035】
他の好ましい実施形態では、これまで説明されたものと同様の装置であるが、図1aから図1eまでのものと比べて変更されたステップを備えたものが提案される。装置の開始位置は、図1aのものと同じである。第1のキャリッジ11および第2のキャリッジ12の変位は、図1aから図1cへの進行について説明されたものと同様に実行されるが、装置が図1cではなく図4の段階になるように、横方向の変位距離が変更されている。したがって、図1cから図1dへの進行について説明されたように、細長いロール5は、ロール4に沿ってロール3と接触するまで移動する。次いで、第1のキャリッジ11および第2のキャリッジ12(上述のようにインタロックされた支持部13および14と共に)によって形成されるブロックは、横に移動されて図1dの位置に進み、次いで図1eの位置に移動される。
【0036】
更なる実施形態では、水平方向に沿って空間を得ることができるようにする同様の装置が提案される。図1aから図1eに関連して示した実施形態では、実質的に垂直に整列して示されたロール8および9に対してロール3を横に移動させている。同様に、これも実質的に垂直に整列して示されているロール6および7に対して、ロール4および細長いロール5を横に移動させている。したがって、装置が図1aのような開状態にある場合、装置は、水平方向のしかるべき位置にある。例えば1つのキャリッジ上にロール3を取り付け、別のキャリッジにロール8およびロール9を取り付け、両キャリッジが横方向に移動可能であるようにすることができる。同様に、ロール4および細長いロール5を1つのキャリッジに取り付け、ロール6および7を別のキャリッジに取り付け、両キャリッジが横に移動可能であるようにもし得る。したがって、装置が先の実施形態において図1aにより例示したように開状態にある場合、アイドルロール10と巻取ロール2の間でウェブ1の経路の一方側にロール3,8および9をほぼ垂直に整列させることができ、前記経路の他方側にロール4,6および7をほぼ垂直に整列させることもできる。したがって、予めロール8および9をロール3から離す水平距離、および、ロール4および細長いロール5をロール6および7から離す水平距離を節減することができる。そして、ロール3,8および9を支持する両キャリッジをウェブ1に向けて同時に移動させて、ウェブ1と接触させ、次いで(すなわち、結果的に同時に)ロール4、細長いロール5ならびにロール8および9を支持する両キャリッジを、ロール3および4ならびに細長いロール5が図1cにおいて先に例示された位置に達するまでウェブ1に向けて同時に移動させてもよい。この段階で、ロール8および9ならびにロール6および7は、上述のウェブ1上での閉じたジョーを形成するが、前記ジョーは、図5に示すように、ロール3および4ならびに細長いロール5と実質的に垂直に整列される。ロール6は、垂直の位置に関して、ロール3および4のわずかに上にある。この位置から、ロール8および9のキャリッジおよびロール6および7のキャリッジを同時に水平方向に移動させて、図1cに示した位置に到達させ、次いで先の実施形態の後続のステップを通常通り実行する。ただし、前記移動動作の前に、先の実施形態で図1cにおいて述べた装置の位置から図1dの位置に進行させる上述のステップを予め実行してもよい。
【0037】
先に説明された異なる実施形態において、装置が規準巻取位置(すなわち、図1eに示す位置)にある場合、ウェブ1は、ロール3と細長いロール5との間を通過し、次いで細長いロール5と巻取ロール2との間を通過する。あるいは、巻取ロール2にウェブ1を巻取るためのロール3および4ならびに細長いロール5を備える装置において異なる経路を通してウェブ1を曲折して移動させることもできる。
【0038】
例えば、図6aに示すように、ウェブ1は、先ずロール4と細長いロール5との間を通過し、次いでロール3と細長いロール5との間、最後に細長いロール5と巻取ロール2との間を通過してもよい。この場合、装置は、細長いロール5が巻取ロール2への巻取過程におけるウェブ1の経路の一方側に配置され、ロール3および4が巻取ロール2への巻取過程におけるウェブ1の経路の他方側に配置される開位置を有すると好ましい。そして、装置が規準巻取位置にもたらされた際(例えば、位置を固定できる巻取ロール2に向けてロール3および4ならびに細長いロール5を移動させることによって、または、位置を固定できるロール3および4に向けて細長いロール5および巻取ロール2を移動させることによって)、それに応じてウェブ1が巻取られる。
【0039】
図6bに示すように、ウェブ1は、ロール3と細長いロール5との間、または、ロール4と細長いロール5との間を通過させることなく、細長いロール5と巻取ロール2との間を直接通過させてもよい。この場合、装置は、好ましくは、開位置にあり、ロール3および4ならびに細長いロール5はすべて巻取ロール2への巻取過程におけるウェブ1の経路の同じ側に配置される。さらに、ロール3および4ならびに細長いロール5は、規準巻取位置でのこうした位置にすでに対応した相対位置にあると好ましい。そして、装置がその規準巻取位置にもたらされた際(例えば、その位置を固定できる巻取ロール2に向けてロール3および4ならびに細長いロール5を移動させることによって、または、その位置を固定できる細長いロール5およびロール3と4に向けて巻取ロール2を移動させることによって)、それに応じてウェブ1が巻取られる。
【0040】
図6aおよび6bの実施形態では、装置は、規準巻取位置でロール3とロール4との間に細長いロール5を自動的に位置決めする手段を有すると好ましい。さらに、巻取ロール2が可動の場合、巻取ロール2が規準巻取位置で巻取り中に移動して、巻取ロール2の直径に適合すると好ましい。
【0041】
図1〜図5に関連して説明した実施形態では、装置が規準巻取位置にある場合、ウェブ1は、ロール3と細長いロール5との間を、次いで細長いロール5と巻取ロール2との間を通過する。さらに、ロール3および4ならびに細長いロール5は、開位置から巻取ロール2が固定されている規準巻取位置に移動可能である。または容易に巻取りができるようにするため、固定または可動のロールの位置を定める代替可能な方法もある。例えば、ロール4および細長いロール5を固定し(ただし、この装置は、さらに前記規準巻取位置で細長いロール5をロール3および4の間に自動的に位置決めする手段を備えると好ましい)、規準巻取位置に位置させるために、ロール3および巻取ロール2を移動自在にすることも可能である。そして、巻取ロール2が規準巻取位置での巻取り中に移動して、巻取ロール2の直径に適合することが好ましい。
【0042】
上述の本発明の実施形態では、巻取ロール2にウェブ1を巻取るためのロール3および4ならびに細長いロール5を備える3つのロールシステムをロール6,7,8および9によって形成されるジョーから独立して使用することができることは理解されよう。
【0043】
本発明は、幾つかの既存の生産ラインに応じて、ロール3,4および5を実質的に水平の面内(例えば+/−10°、特に+/−5°、好ましくは正確に水平な面)に配置するのにも非常に適している。
【0044】
図7は、水平のロール配置を開示するものである。フィルムはロール3および5の間を、次いでロール5および2の間を通過する。矢印は、巻取ロール2の回転を示す。この図の場合、第1のロール(3)は上方のロールであり、第2のロール(4)は下方のロールである。この平面構成は、通常幅5〜15m、特に幅7〜11mの広幅のラインに非常に適している。この場合、ロール5の直径を変えて、例えば150〜300mm、好ましくは200〜280mmとし、ロール3および4の直径を例えば300〜900mm、好ましくは420〜500mmにするとよい。構成材料は、先に開示したものと同じでもよい。ロール4および5は、複動シリンダ固定ロールを含む任意の形式のものでもよい。ロールは、セグメント化されてもよく、別々のロールで作成されてもよい。
【0045】
水平構成の場合、ロール3,4、および5を図8の実施形態によって配置することができる。図8に示すように、ロールおよび5を支持する1つのキャリッジ32があり、ロールは別のキャリッジ33に取り付けられており、キャリッジ33は、好ましくは、キャリッジ32上にスライド可能に取り付けられる。キャリッジ32自体は、キャリッジ34上にスライド可能に取り付けられている。キャリッジ34は、機械キャリッジであり、巻取ロール2の直径が大きくなるにつれて後退する。矢印は各キャリッジの変位を示す。
【0046】
図9は上記の実施形態の上面図である。ロール5は、エンドアクセルまたはシャフト35aおよび35bを装備し、シャフト35aおよび35bはそれぞれスライド式台36aおよび36bに取り付けられている。スライド式台は、それぞれ互いに直角を成す2本のスライド用レールを備える。したがって、このスライド式台はアイドルスライド式台であるため、各シャフト35aおよび35bは、2次元で自由に移動することができる。この台は、キャリッジ32に連結される。このため、ロール5が巻取ロール2に接する際、ロール3,4および2に関するロール5の自動調心によってロール3および2との均一な接触をもたらすことができる。
【0047】
図10は、上記の実施形態の拡大側面図である。シャフト35aは、先ず十分な長さだけ(例えばロール5の直径の1〜3倍の長さ)ロール5内へ延びる。シャフト35aおよびロール5は、(転がり)軸受け(図示せず)を介して連結される。シャフト35aは他方の端部でスライド式台36aに連結される。スライド式台は、2つの要素によって概略的に示される。一方はキャリッジ32に固定され、他方はスライド式要素を示している。シャフト35aとスライド式台36aとの間の連結は、玉継手37aを介してなされる。この玉継手により、台とシャフトとの間の全角度の自由が確保され、ロール(3)、(4)および(2)に関してロール(5)の自動整列機能が確保できるようになる。シャフト35aはレバー38aに連結される。レバーの目的は、シャフト35aに、そしてロール5に曲げモーメントを加えることにある。このレバーは、その他方の端部で変位用ピストン39aに連結される。変位用ピストン39aは、好ましくは圧力シリンダであり、矢印F1にしたがってレバー28aの一端部を変位させる。レバーは、矢印F2で示すように、シャフト35aに、そしてロール5に曲げモーメントを加える。変位用ピストン39aは、さらに、スライド用レール40aにも連結されており、スライド用レール40aは(第3の半平面として実質的に水平な)線に沿って自由に移動することができる。スライド式台36aおよびスライド用レール40aは、多関節式バー41aによって連結されている。変位の可能な方法を図11に概略的に示す。A1およびA2はピストン39aおよび玉継手37aの最初の位置を示し、A3およびA4は転換後、A3およびA5はさらに回転後を示す。したがって、ロール3,4および2の間で自動調心するロール5の自由な動きは、単にロール5の変位に後続するレバー38aおよびピストン39aで構成される曲げ機構によって損なわれることはない。
【0048】
同様の構成を他のシャフト35bにも使用でき、両構成を平行に、または所望の場合は異なる手順にしたがって動作させることができる。
【0049】
この実施形態は、水平構成に限られるものではなく、どのようなシステムにも適用できることに留意されたい。これは、特に図1〜6に示したシステムに適用することができる。
【0050】
図12は、他の実施形態を示す。この図では、ロールがシリンダ19および25に関して先に説明したシステムと同様のシステムを備えている。この場合、シリンダ42aおよび43aはキャリッジ32に固定される。このシリンダは、ロール5の端部に水平および垂直の力を加えることができるようにされている。
【0051】
規準巻取位置では、シリンダ39a、39bおよび42a、42bは、ロール5がロール3および4と全長にわたって密接かつ均一に接触するように、それぞれ、曲げモーメントおよび水平面の力を、好ましくは両方一緒に、加えることができる。ロール3および4は、実際、非線形曲げ線を有し、ロール5はそれに一致していなければならない。
【0052】
ロール交換構成においても、シリンダ39a,39bおよび42a,42bが水平平面に曲げモーメントおよび力を加えることは有用である。実際、このステップ中、ロール5はその規準速度で回転しており、それは非常に高速であるが、巻取ロール2と接することはない。その場合、全体的な安定性を害し、よってフィルムの品質を落とす可能性がある振動の危険性がある。曲げモーメントおよび水平の力が加えられる場合、ロール5がその全長を超えてロール3および4に向かって押され、それによって振動が徹底的に低減されることになる。
【0053】
巻取モードでは、ロール3が退避した位置にある場合、シリンダ43a,43bは、鉛直力を加えてロール5をロール4および2と接触状態に押し付けることができる。
【0054】
図13は1つの可能な巻取手順を示す。
【0055】
ステップ1(図13a)。ウェブ1は、ロール3とロール4および5との間を通過し、ロール3を搬送するキャリッジ33は上方位置にある。次いでウェブは、先ず補助ロール46bを通過し、コア2'に巻かれる。タレットは、コア2および2'ならびに補助ロール45aおよび46bを備える。このため、タレットの上側によって手動で巻取ることが可能となる。
【0056】
ステップ2(図13b)。キャリッジ34をロール2に接近させて、ロール4,5および2を接触状態にする。このとき、ライン速度は、例えば150m/minにすることができる。
【0057】
ステップ3(図13c)。キャリッジ33を下げてロール3をロール5と接触状態にさせる。このとき、ライン速度を上げることができる。
【0058】
ステップ4(図13d)。キャリッジ32をコア2から元に戻し、タレットを反時計回りに360°回転させる。
【0059】
ステップ5(図13e)。キャリッジ32を再びロール2に向けて移動させる。切削機構(図示せず)を従来の方法で作動させて、ウェブを切り、ウェブがコア2に巻取られるようにする。
【0060】
以下の順序も可能である。ステップ1、ステップ4、ステップ2、ステップ3、または、ステップ1、ステップ4、ステップ3、ステップ2。
【0061】
図14は、1つの可能なロール交換手順を示す。
【0062】
ステップ1(図14a)。キャリッジ32を巻き取ったロール2から移動させる。
【0063】
ステップ2(図14b)。タレットを反時計回りに180°回転させる。
【0064】
ステップ3(図14c)。キャリッジ32を再びコア2’に向けて移動させる。切削機構(図示せず)を従来の方法で作動させて、ウェブを切り、ウェブがコア2’に巻取られるようにする。
【0065】
他の実施形態では、フィルムが挟まれている場所でフィルムに作用するせん断力を防ぐように、規準状態で、ロール3,4および5の少なくとも1つに駆動トルクを加える。この実施形態は、図1a、図1bまたは図1cに関して先に開示したものとは異なる(この図では、ウェブの断裂を回避するため、開始手順の目的でロールに回転を生じさせている)。このため、回転摩擦を克服することができる。
【0066】
図15は、こうした実施形態を開示するものである。この図では、システムは「垂直」システムとされている。ウェブ1は、ロール3および5の間を通過する。ロール4(このロールはウェブと直接接触していない)は、駆動ベルト49によって駆動される滑車48に結合されている。ベルト49自体は、滑車50によって駆動され、滑車50自体は、ベルト51によって駆動される。ベルト51は、滑車52によって駆動される共に、モータ(図示せず)のシャフトに連結され、モータ自体は、キャリッジ12上に固定されている。2つの多関節式レバー49aおよび51aは、滑車50を支持してベルトの締め付けを可能にしている。より明確には、レバー49aは、一端をロール4に、他端をレバー51aに関節式に連結されている。このレバーは、さらに、滑車52の中心として同じ位置で関節式に連結されている。このシステムは、その慣性質量を大幅に増加させることなくロール4の変位に従う。したがって、この慣性質量は一定に保持される。
【0067】
さらに、両滑車48および50の直径が同一の場合、ロール4の回転速度に(例えばロール2の振れによって)ロール4の可能な鉛直変位の影響を与えることがない。
【0068】
この回転摩擦低減装置を上述の任意の(垂直または水平の)装置に適合させることができる。
【0069】
本発明の精神から逸脱することなく、本発明に様々な変更を加えることができる。例えば、ロール3および4と接触する追加のロールを備えるてもよい。これを図16に示する。実際、多数のロール構成を適用することができる。
【0070】
もちろん、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 本発明による装置の動作を示す図であって、該装置のロール群の概略側面図である。
【図1b】 本発明による装置の動作を示す図であって、該装置のロール群の概略側面図である。
【図1c】 本発明による装置の動作を示す図であって、該装置のロール群の概略側面図である。
【図1d】 本発明による装置の動作を示す図であって、該装置のロール群の概略側面図である。
【図1e】 本発明による装置の動作を示す図であって、該装置のロール群の概略側面図である。
【図2】 ロール群とキャリッジとの間の機械的関連を示す概略側面図である。
【図3】 インタロックしている支持部の下部の概略側面図である。
【図4】 本発明の代替的実施形態の概略側面図である。
【図5】 本発明の他の代替的実施形態の概略側面図である。
【図6a】 本発明による装置のロール群にウェブを通すための代替可能な方法を示す図である。
【図6b】 本発明による装置のロール群にウェブを通すための代替可能な方法を示す図である。
【図7】 本発明の他の実施形態の概略図である。
【図8】 図7の実施形態の他の概略図である。
【図9】 図7の実施形態の上面図である。
【図10】 図7の実施形態の拡大側面図である。
【図11】 図7の実施形態による1つのロール変位の可能な方法を示す図である。
【図12】 図7の実施形態の他の概略図である。
【図13a】 図7の実施形態のための可能な巻取手順を示す図である。
【図13b】 図7の実施形態のための可能な巻取手順を示す図である。
【図13c】 図7の実施形態のための可能な巻取手順を示す図である。
【図13d】 図7の実施形態のための可能な巻取手順を示す図である。
【図13e】 図7の実施形態のための可能な巻取手順を示す図である。
【図14a】 図7の実施形態のための可能なロール交換手順を示す図である。
【図14b】 図7の実施形態のための可能なロール交換手順を示す図である。
【図14c】 図7の実施形態のための可能なロール交換手順を示す図である。
【図15】 本発明の他の実施形態を示す図である。
【図16】 本発明の他の実施形態を示す図である。

Claims (21)

  1. 少なくとも1つのウェブ(1)を巻取ロール(2)に巻取るための装置であって、
    少なくとも、互いに平行であると共に前記巻取ロール(2)に平行な第1のロール(3)、第2のロール(4)および第3のロール(5)を備え、規準巻取位置を有しており、
    前記第1および第2のロール(3,4)と前記巻取ロール(2)とは、それぞれ前記第3のロール(5)と接触状態にあり、
    前記第1のロール(3)と前記第2のロール(4)との間、前記第1のロール(3)と前記巻取ロール(2)との間、および、前記第2のロール(4)と前記巻取ロール(2)との間には接触がなく
    記第1、第2および第3のロール(3、4、5)の長さは、前記ウェブの幅よりも長く、
    前記第1および第2のロール(3、4)は、該第1および第2のロール(3、4)が前記第3のロール(5)よりも剛性が高いように、前記第3のロール(5)よりも大きな直径を有し、
    前記ウェブ(1)は、少なくとも前記第3のロール(5)と前記巻取ロール(2)との間を通過し、前記第3のロールがニップローラとして作用し、
    前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記巻取ロール(2)の軸を含む半平面を第3の半平面と定義するとき、
    前記規準巻取位置で、前記第3の半平面が実質的に水平であり、
    前記第3のロール(5)が、前記巻取ロール、第1のロールおよび第2のロール(2,3,4)によって自動調心されることを特徴とする装置。
  2. 少なくとも1つのウェブ(1)を巻取ロール(2)に巻取るための装置であって、
    少なくとも、互いに平行であると共に前記巻取ロール(2)に平行な第1のロール(3)、第2のロール(4)および第3のロール(5)を備え、規準巻取位置を有しており、
    前記第1および第2のロール(3,4)と前記巻取ロール(2)とは、それぞれ前記第3のロール(5)と接触状態にあり、
    前記第1のロール(3)と前記第2のロール(4)との間、前記第1のロール(3)と前記巻取ロール(2)との間、および、前記第2のロール(4)と前記巻取ロール(2)との間には接触がなく
    記第1、第2および第3のロール(3、4、5)の長さは、前記ウェブの幅よりも長く、
    前記第1および第2のロール(3、4)は、該第1および第2のロール(3、4)が前記第3のロール(5)よりも剛性が高いように、前記第3のロール(5)よりも大きな直径を有し、
    前記ウェブ(1)は、少なくとも前記第3のロール(5)と前記巻取ロール(2)との間を通過し、前記第3のロールがニップローラとして作用し、
    前記第3のロール(5)は、前記巻取ロール、第1のロールおよび第2のロール(2,3,4)によって自動調心されるように取り付けられていて、
    前記第3のロール(5)曲げモーメントを加えるための手段をさらに備え、
    該曲げモーメントを加えるための手段は、ロール支持部(32)にピストン(39a、39b)を介して接続されると共に前記第3のロール(5)に接続されたレバー(38a、38b)であって前記ピストン(39a、39b)によって動かされるレバー(38a、38b)を備え、前記ピストン(39a、39b)は、一端部で前記レバー(38a、38b)を変位させ、その結果、前記レバー(38a、38b)は、前記第3のロール(5)に曲げモーメントを伝えることを特徴とする装置。
  3. 前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記第1のロール(3)の軸(17)を含む半平面を第1の半平面と定義し、
    前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記第2のロール(4)の軸(18)を含む半平面を第2の半平面と定義し、
    前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記第1の半平面と前記第2の半平面との間に定められる第1の角度を2等分するように定められる半平面を第4の半平面と定義するとき
    前記曲げモーメントを加えるための手段は、前記第4の半平面内に含まれていることを特徴とする請求項に記載の装置。
  4. 前記曲げモーメントを加えるための手段は、前記第3のロール(5)内に取り付けられると共に玉継手(37a,37b)を介してロール支持部(32)に連結されたシャフト(35a,35b)を備え、前記シャフトは前記レバー(38a,38b)に連結されることを特徴とする請求項またはに記載の装置。
  5. 前記シャフト(35a,35b)は、垂直のスライド台(36a,36b)を介して前記ロール支持部(32)に連結され、前記ピストンは、スライドレール(40a,40b)に連結され、前記スライド台およびレールは、多関節式バー(41a,41b)によって繋ぎ合わされていることを特徴とする請求項に記載の装置。
  6. 前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記巻取ロール(2)の軸を含む半平面を第3の半平面と定義するとき、
    前記規準巻取位置では、前記第3の半平面が実質的に水平であることを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記第2および前記第3のロール(4,5)は、ロール支持部(32)に取り付けられ、該ロール支持部(32)自体は機械キャリッジ(34)に取り付けられ、前記第1のロール(3)は、さらにキャリッジ(33)に取り付けられ、キャリッジ(33)自体は前記ロール支持部(32)に取り付けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記装置が前記規準巻取位置またはロール交換位置にある場合、前記第3のロール(5)を前記第1および第2のロール(3,4)と前記巻取ロール(2)との間で自由に位置決めかつ整列させる手段(36a,36b)を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記第3のロール(5)を位置決めかつ整列させる前記手段は、垂直のスライド台(36a,36b)を備えることを特徴とする請求項に記載の装置。
  10. 前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記第1のロール(3)の軸(17)を含む半平面を第1の半平面と定義し、
    前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記第2のロール(4)の軸(18)を含む半平面を第2の半平面と定義し、
    前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記巻取ロール(2)の軸を含む半平面を第3の半平面と定義し、
    前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記第1の半平面と前記第2の半平面との間に定められる第1の角度を2等分するように定められる半平面を第4の半平面と定義するとき
    前記規準巻取位置では、前記第3の半平面と前記第4の半平面との角度が実質的に180°であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  11. 2つの力を前記第3のロール(5)の各端部に軸に対して直角に加える手段(42a,42b,43a,43b)を備え、
    前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記第1のロール(3)の軸(17)を含む半平面を第1の半平面と定義し、
    前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記第2のロール(4)の軸(18)を含む半平面を第2の半平面と定義し、
    前記第3のロール(5)の軸によって範囲が定められると共に前記第1の半平面と前記第2の半平面との間に定められる第1の角度を2等分するように定められる半平面を第4の半平面と定義するとき
    第1の力は、前記第4の半平面に位置して前記第1のロール(3)および前記第2のロール(4)に向けられ、第2の力は、前記第1の力に対して直角に、かつ、前記第2のロール(4)および前記巻取ロール(2)に向けられることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記第3のロール(5)は、5〜15mの全長および150〜300mmの直径を有し、前記第1のロール(3)および前記第2のロール(4)は、300〜900mmの直径を有していることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の装置を使用して、少なくとも1つのウェブ(1)を巻取ロール(2)に巻取るための方法であって、前記規準巻取位置では、前記ウェブ(1)が前記第1のロール(3)を巻き、そして前記第1のロール(3)と前記第3のロール(5)との間、次いで前記第3のロール(5)と前記巻取ロール(2)との間を通過するが、前記第2のロール(4)と第3のロール(5)との間を通過しないことを特徴とする方法。
  14. 請求項1から12のいずれか一項に記載の装置を使用して、少なくとも1つのウェブ(1)を巻取ロール(2)に巻取るための方法であって、前記規準巻取位置では、前記ウェブ(1)が前記第2のロール(4)を巻き、そして前記第2および第3のロール(4,5)の間、次いで前記第1および第3のロール(3,5)の間、最後に前記第3のロール(5)と前記巻取ロール(2)との間を通過することを特徴とする方法。
  15. 請求項1から12のいずれか一項に記載の装置を使用して、少なくとも1つのウェブ(1)を巻取ロール(2)に巻取るための方法であって、前記規準巻取位置では、前記ウェブ(1)が前記第3のロール(5)と前記巻取ロール(2)との間を通過するが、前記第2および第3のロール(4,5)の間と、前記第1および第3のロール(3,5)の間とのいずれをも通過しないことを特徴とする方法。
  16. 請求項1または6に記載の装置を使用する請求項13または14に記載の方法であって、前記第1のロール(3)が上方のロールであり、前記第2のロール(4)が下方のロールであることを特徴とする方法。
  17. 請求項1または6に記載の装置を使用する請求項13または14に記載の方法であって、前記第1のロール(3)が下方のロールであり、前記第2のロール(4)が上方のロールであることを特徴とする方法。
  18. 請求項13から17のいずれか一項に記載の方法であって、前記第3のロール(5)が前記第1のロール(3)および前記第2のロール(4)と均一かつ密接に接触するように、前記曲げモーメントまたは前記第1の力が前記第3のロール(5)に加えられることを特徴とする方法。
  19. 請求項13に記載の方法であって、
    (i)前記装置を開状態にして、前記第1のロール(3)を前記巻取ロール(2)に至る前記ウェブ(1)の経路の一方側に配置すると共に、前記第2および第3のロール(4,5)を前記ウェブ(1)の経路の他方側に配置するステップと、
    (ii)前記巻取ロール(2)への前記ウェブ(1)の巻取りを開始するステップと、
    (iii)前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)と前記巻取ロール(2)とを前記規準巻取位置になるまで接近させるステップとを含むことを特徴とする方法。
  20. 前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)と前記巻取ロール(2)とを前記規準巻取位置になるまで接近させるステップ(iii)は、
    (a)前記第3のロール(5)が前記第1のロール(3)および前記第2のロール(4)と接触状態にあり、前記第3のロール(5)が前記巻取ロール(2)と接触状態にはない所定の配置まで、前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)を接近させるステップと、
    (b)前記巻取ロール(2)および前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)によって形成されるユニットを前記第3のロール(5)が前記巻取ロール(2)と接触するまで接近させるステップと、
    からなる2つのサブステップを含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 請求項1から12のいずれか一項に記載の装置であって、前記巻取ロール(2)にタレット内で連結された更なるコア(2´)を備えた装置を使用して、少なくとも1つのウェブ(1)を巻取ロール(2)に巻取るための方法であって、前記規準巻取位置では、前記ウェブ(1)が前記第1のロール(3)と前記第3のロール(5)との間、次いで前記第3のロール(5)と前記巻取ロール(2)との間を通過するが、前記第2のロール(4)と第3のロール(5)との間は通過せず、
    (i)前記第1のロール(3)と前記第3のロール(5)とが離れて位置するときに、その間に前記ウェブ(1)を通過させてコア(2')に前記ウェブを巻取るステップであって、前記第1のロール(3)が退避位置にあって、前記ウェブと接触状態にあり、前記第2のロール(4)、前記第3のロール(5)および前記巻取ロール(2)が前記ウェブ(1)と接触状態にはないステップと、
    (ii)前記巻取ロール(2)と、前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)によって形成されるユニット接近させて、前記第2のロール(4)、前記第3のロール(5)および前記巻取ロール(2)が接触状態になるようにするステップと、
    (iii)前記第3のロール(5)の端部に力を加えて、前記第3のロール(5)を前記第2のロール(4)および前記巻取ロール(2)と接触状態に維持しながら、前記第2のロール(4)、前記第3のロール(5)および前記巻取ロール(2)をウェブ(1)の速度まで加速するステップと、
    (iv)前記第1のロール(3)を前記第3のロール(5)と接触状態にさせるステップと、
    (v)前記第3のロール(5)の端部に力および曲げモーメントを加えて、前記第3のロール(5)を前記第1のロール(3)および前記第2のロール(4)と接触状態に維持しながら、前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)によって形成される前記ユニットを、前記巻取ロール(2)から分離させるステップと、
    (vi)ウェブ(1)が前記巻取ロール(2)および前記第3のロール(5)を巻くようにするためにタレットを360°回転させるステップと、
    (vii)前記巻取ロール(2)と、前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)によって形成される前記ユニットを再び接近させて、前記第3のロール(5)および前記巻取ロール(2)が接触状態になるようにするステップと、
    (viii)前記巻取ロール(2)および前記コア(2')の間でウェブ(1)を切断し、前記ウェブが前記巻取ロール(2)に巻取られるようにするステップと
    を含む方法。
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