JP2014207086A - ニッケル水素二次電池用の負極及びこの負極を用いたニッケル水素二次電池 - Google Patents

ニッケル水素二次電池用の負極及びこの負極を用いたニッケル水素二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】サイクル寿命特性と自己放電特性との両立が図れるニッケル水素二次電池用の負極及びこの負極を用いたニッケル水素二次電池を提供する。【解決手段】ニッケル水素二次電池2は、外装缶10と、外装缶10内にアルカリ電解液とともに密閉状態で収容された電極群22とを備え、電極群22は、セパレータ28を介して重ね合わされた正極24及び負極26からなり、負極26は、シート状の金属材からなる負極基板と、負極基板に保持される負極合剤とを備え、この負極合剤は、水素吸蔵合金及びフッ化アルミニウムを含んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、ニッケル水素二次電池用の負極及びこの負極を用いたニッケル水素二次電池に関する。
ニッケル水素二次電池は、ニッケルカドミウム二次電池に比べて高容量で、且つ、環境安全性にも優れているという点から、各種のポータブル機器やハイブリッド電気自動車等、さまざまな用途に使用されるようになっている。このように、さまざまな用途が見出されたことによりニッケル水素二次電池に対しては、より使い勝手を良くするため、サイクル寿命特性や自己放電特性の向上が望まれている。
ここで、サイクル寿命特性を向上させたニッケル水素二次電池としては、例えば、特許文献1に示されたニッケル水素二次電池が知られている。このニッケル水素二次電池においては、水素吸蔵合金を含む負極中に撥水性を有するフッ素樹脂を含有させている。これにより、水素吸蔵合金とアルカリ電解液との接触は適度に制限され、充放電を繰り返した場合に水素吸蔵合金がアルカリ電解液により酸化されて劣化することが防止される。その結果、ニッケル水素二次電池のサイクル寿命特性は向上する。
また、水素吸蔵合金の表面を処理することにより耐酸化性を向上させることも試みられている。例えば、水素吸蔵合金の表面をフッ化水素で処理する方法が知られている。この方法によれば、水素吸蔵合金の表面に耐酸化性に優れた被覆層が形成され、水素吸蔵合金の耐酸化性が向上するので、水素吸蔵合金がアルカリ電解液により酸化されて劣化することが防止される。その結果、ニッケル水素二次電池のサイクル寿命特性は向上する。
特開2009−176708号公報
しかしながら、上記したようなサイクル寿命の向上を企図して開発されたニッケル水素二次電池においては、以下に示すような問題がある。
まず、上記したようなニッケル水素二次電池においては、自己放電特性を改善することに関して全く検討されていない。つまり、かかる電池は、自己放電が大きいことから、放置期間が長いと残存容量が減少し、使用する直前に再度充電する必要がある。
また、サイクル寿命特性を向上させるべくフッ化水素で水素吸蔵合金の表面を処理する場合、このフッ化水素が強酸であるため、取り扱いに注意が必要であり、処理後の洗浄や、廃液の処理にも手間がかかり煩雑である。
一方、上記したフッ素樹脂を負極に含有させる方法は、フッ素樹脂を負極合剤に混合するだけでよく、製造性に優れているものの、水素吸蔵合金の耐酸化性の改善効果は未だ十分なものとはなっていない。
これらのことから、より簡便に、且つ、十分にサイクル寿命特性が改善されており、しかも、自己放電特性に優れているニッケル水素二次電池の開発が望まれている。
本発明は、上記の事情に基づいてなされたものであり、その目的とするところは、サイクル寿命特性と自己放電特性との両立が図れるニッケル水素二次電池用の負極及びこの負極を用いたニッケル水素二次電池を提供することにある。
本発明によれば、シート状の金属材からなる負極基板と、前記負極基板に保持される負極合剤と、を備え、前記負極合剤は、水素吸蔵合金及びフッ化アルミニウムを含む、ことを特徴とするニッケル水素二次電池用の負極が提供される。
また、前記負極合剤は、前記フッ化アルミニウムの含有量が前記水素吸蔵合金100質量部に対して0.1質量部以上1.0質量部以下である構成とすることが好ましい。
また、前記水素吸蔵合金は、一般式:Ln1-xMgxNiy-zz(ただし、式中、Lnは、Zr及び希土類元素から選ばれる少なくとも一つの元素、Mは、V、Nb、Ta、Cr、Mo、Fe、Ga、Zn、Sn、In、Cu、Al、Si、PおよびBから選ばれる少なくとも一つの元素、添字x、y、zは、それぞれ、0.05≦x≦0.30、3.3≦y≦3.6、0≦z≦0.30を示す)で表される組成を有している構成とすることが好ましい。
また、本発明によれば、外装缶と、前記外装缶内にアルカリ電解液とともに密閉状態で収容された電極群とを備え、前記電極群は、セパレータを介して重ね合わされた正極及び負極からなり、前記負極は、上記したニッケル水素二次電池用の負極であることを特徴とするニッケル水素二次電池が提供される。
また、前記アルカリ電解液は、NaOHを溶質の主体として含むアルカリ電解液である構成とすることが好ましい。
本発明のニッケル水素二次電池用の負極は、負極合剤が負極添加剤としてフッ化アルミニウムを含んでいる。このフッ化アルミニウムは、アルカリ電解液と反応して加水分解し、それによりアルミニウムとフッ素が生じる。このアルミニウムは負極近傍に高濃度で存在することにより、水素吸蔵合金とアルカリ電解液との腐食反応を抑制する。一方、フッ素は、アルカリ電解液との腐食反応により活性となった水素吸蔵合金の表面に作用してフッ化物を形成する。かかるフッ化物は、水素吸蔵合金の表面を覆い水素吸蔵合金の耐酸化性を高める。これにより、得られる電池のサイクル寿命特性が向上する。また、上記したフッ素が作用した水素吸蔵合金の表面においては、充電状態における水素のガス化反応が抑制されるので、電池の自己放電反応を抑えることができる。このように、負極合剤に負極添加剤としてフッ化アルミニウムを添加すると、得られる電池のサイクル寿命特性と自己放電特性の両立を十分に図ることができる。
また、フッ化アルミニウムは、フッ化水素よりも取り扱いが容易である。そして、負極の製造に際しても、フッ化アルミニウムを負極合剤に混合する工程及び電池組み立て後にアルカリ電解液へフッ化アルミニウムの溶解を促す加熱保持処理の工程が追加される程度であり、フッ化アルミニウムを用いることに煩雑性はともなわない。このように、本発明によれば、簡便に、ニッケル水素二次電池のサイクル寿命特性及び自己放電特性を改善することができる。
本発明の一実施形態に係るニッケル水素二次電池を部分的に破断して示した斜視図である。
以下、本発明に係るニッケル水素二次電池(以下、単に電池と称する)2を、図面を参照して説明する。
本発明が適用される電池2としては特に限定されないが、例えば、図1に示すAAサイズの円筒型の電池2に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1に示すように、電池2は、上端が開口した有底円筒形状をなす外装缶10を備えている。外装缶10は導電性を有し、その底壁35は負極端子として機能する。外装缶10の開口には、封口体11が固定されている。この封口体11は、蓋板14及び正極端子20を含み、外装缶10を封口するとともに正極端子20を提供する。蓋板14は、導電性を有する円板形状の部材である。外装缶10の開口内には、蓋板14及びこの蓋板14を囲むリング形状の絶縁パッキン12が配置され、絶縁パッキン12は外装缶10の開口縁37をかしめ加工することにより外装缶10の開口縁37に固定されている。即ち、蓋板14及び絶縁パッキン12は互いに協働して外装缶10の開口を気密に閉塞している。
ここで、蓋板14は中央に中央貫通孔16を有し、そして、蓋板14の外面上には中央貫通孔16を塞ぐゴム製の弁体18が配置されている。更に、蓋板14の外面上には、弁体18を覆うようにしてフランジ付き円筒形状をなす金属製の正極端子20が電気的に接続されている。この正極端子20は弁体18を蓋板14に向けて押圧している。なお、正極端子20には、図示しないガス抜き孔が開口されている。
通常時、中央貫通孔16は弁体18によって気密に閉じられている。一方、外装缶10内にガスが発生し、その内圧が高まれば、弁体18は内圧によって圧縮され、中央貫通孔16を開き、この結果、外装缶10内から中央貫通孔16及び正極端子20のガス抜き孔を介して外部にガスが放出される。つまり、中央貫通孔16、弁体18及び正極端子20は電池のための安全弁を形成している。
外装缶10には、電極群22が収容されている。この電極群22は、それぞれ帯状の正極24、負極26及びセパレータ28からなり、これらは正極24と負極26との間にセパレータ28が挟み込まれた状態で渦巻状に巻回されている。即ち、セパレータ28を介して正極24及び負極26が互いに重ね合わされている。電極群22の最外周は負極26の一部(最外周部)により形成され、外装缶10の内周壁と接触している。即ち、負極26と外装缶10とは互いに電気的に接続されている。
そして、外装缶10内には、電極群22の一端と蓋板14との間に正極リード30が配置されている。詳しくは、正極リード30は、その一端が正極24に接続され、その他端が蓋板14に接続されている。従って、正極端子20と正極24とは、正極リード30及び蓋板14を介して互いに電気的に接続されている。なお、蓋板14と電極群22との間には円形の上部絶縁部材32が配置され、正極リード30は絶縁部材32に設けられたスリット39を通して延びている。また、電極群22と外装缶10の底部との間にも円形の下部絶縁部材34が配置されている。
更に、外装缶10内には、所定量のアルカリ電解液(図示せず)が注入されている。このアルカリ電解液は、電極群22に含浸され、正極24と負極26との間での充放電反応を進行させる。このアルカリ電解液としては、NaOHを溶質の主体として含むアルカリ電解液を用いることが好ましい。具体的には、水酸化ナトリウム水溶液を用いる。本発明においては、アルカリ電解液の溶質は、NaOHが主体として含まれていればよく、NaOHが単独で含まれる態様であっても、NaOHに加え、例えば、KOH及びLiOHのうちの少なくとも一方を含んでいる態様であってもよい。ここで、アルカリ電解液の溶質としてKOHやLiOHも含む場合、NaOHの量は、これらKOHやLiOHの量よりも多くする。このようなNaOHを主体とするアルカリ電解液を用いた電池は、優れた自己放電特性を発揮する。
セパレータ28の材料としては、例えば、ポリアミド繊維製不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン繊維製不織布に親水性官能基を付与したものを用いることができる。具体的には、スルホン化処理が施されてスルホン基が付与されたポリオレフィン繊維を主体とする不織布を用いることが好ましい。ここで、スルホン基は、硫酸又は発煙硫酸等の硫酸基を含む酸を用いて不織布を処理することにより付与される。このようなスルホン基を有する繊維を含むセパレータを用いた電池は、優れた自己放電特性を発揮する。
正極24は、多孔質構造を有する導電性の正極基体と、この正極基体の空孔内に保持された正極合剤とからなる。
このような正極基体としては、例えば、ニッケルめっきが施された網状、スポンジ状若しくは繊維状の金属体、あるいは、発泡ニッケル(ニッケルフォーム)を用いることができる。
正極合剤は、正極活物質粒子、導電材、正極添加剤及び結着剤を含む。この結着剤は、正極活物質粒子、導電材及び正極添加剤を結着させると同時に正極合剤を正極基体に結着させる働きをなす。ここで、結着剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)ディスパージョン、HPC(ヒドロキシプロピルセルロース)ディスパージョンなどを用いることができる。
正極活物質粒子は、水酸化ニッケル粒子又は高次水酸化ニッケル粒子である。なお、これら水酸化ニッケル粒子には、亜鉛、マグネシウム及びコバルトのうちの少なくとも一種を固溶させることが好ましい。
導電材としては、例えば、コバルト酸化物(CoO)やコバルト水酸化物(Co(OH)2)などのコバルト化合物及びコバルト(Co)から選択された1種又は2種以上を用いることができる。この導電材は、必要に応じて正極合剤に添加されるものであり、添加される形態としては、粉末の形態のほか、正極活物質の表面を覆う被覆の形態で正極合剤に含まれていてもよい。
正極添加剤は、正極の特性を改善するために添加されるものであり、例えば、酸化イットリウム、酸化亜鉛等を用いることができる。
正極活物質粒子は、例えば、以下のようにして製造することができる。
まず、硫酸ニッケルの水溶液を調製する。この硫酸ニッケル水溶液に水酸化ナトリウム水溶液を徐々に添加して反応させることにより水酸化ニッケル粒子を析出させる。ここで、水酸化ニッケル粒子に亜鉛、マグネシウム及びコバルトを固溶させる場合は、所定組成となるよう硫酸ニッケル、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム及び硫酸コバルトを秤量し、これらの混合水溶液を調製する。得られた混合水溶液を攪拌しながら、この混合水溶液に水酸化ナトリウム水溶液を徐々に添加して反応させることにより水酸化ニッケルを主体とし、亜鉛、マグネシウム及びコバルトを固溶した正極活物質粒子を析出させる。
正極24は、例えば、以下のようにして製造することができる。
まず、上記したようにして得られた正極活物質粒子からなる正極活物質粉末、導電材、正極添加剤、水及び結着剤を含む正極合剤ペーストを調製する。得られた正極合剤ペーストは、例えば発泡ニッケル(ニッケルフォーム)に充填され、乾燥させられる。乾燥後、水酸化ニッケル粒子等が充填された発泡ニッケル(ニッケルフォーム)は、ロール圧延されてから裁断される。これにより、正極合剤を担持した正極24が作製される。
次に、負極26について説明する。
負極26は、帯状をなす導電性の負極基板(芯体)を有し、この負極基板に負極合剤が保持されている。
負極基板は、貫通孔が分布されたシート状の金属材からなり、例えば、パンチングメタルシートや、金属粉末を型成形して焼結した焼結基板を用いることができる。負極合剤は、負極基板の貫通孔内に充填されるばかりでなく、負極基板の両面上にも層状にして保持されている。
負極合剤は、負極活物質としての水素を吸蔵及び放出可能な水素吸蔵合金粒子、負極添加剤としてのフッ化アルミニウム、導電材及び結着剤を含む。この結着剤は水素吸蔵合金粒子、負極添加剤及び導電材を互いに結着させると同時に負極合剤を負極基板に結着させる働きをなす。ここで、結着剤としては親水性若しくは疎水性のポリマー等を用いることができ、導電材としては、カーボンブラックや黒鉛を用いることができる。
水素吸蔵合金粒子における水素吸蔵合金としては、希土類元素、Mg、Niを含み、且つ、Co及びMnを除いた組成の希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金を用いることが好ましい。この希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金は、具体的には、以下に示す一般式(I)で表される組成を有している。
Ln1-xMgxNiy-zz・・・(I)
ただし、一般式(I)中、Lnは、Zr及び希土類元素から選ばれる少なくとも一つの元素、Mは、V、Nb、Ta、Cr、Mo、Fe、Ga、Zn、Sn、In、Cu、Al、Si、PおよびBから選ばれる少なくとも一つの元素、添字x、y、zは、それぞれ、0.05≦x≦0.30、3.3≦y≦3.6、0≦z≦0.30である条件を満たすことを要する。なお、上記した希土類元素は、具体的に、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luを示す。
ここで、本発明に係る水素吸蔵合金は、Co及びMnを除いた組成を有することから、セパレータへの導電性物質の析出が少なく、自己放電特性の向上に貢献する。また、本発明に係る水素吸蔵合金は、一般式(I)におけるLn及びMgをA成分とし、Ni及びMをB成分としたき、AB2型サブユニット及びAB5型サブユニットが積層されてなるA27型構造又はA519型構造をとる、いわゆる超格子構造をなしている。このような超格子構造をなす希土類−Mg−Ni系の水素吸蔵合金は、AB5型合金の特徴である水素の吸蔵放出が安定しているという長所と、AB2型合金の特徴である水素の吸蔵量が大きいという長所とを併せ持っている。このため、本発明に係る水素吸蔵合金は、水素吸蔵能力に優れるので、得られる電池2の高容量化に貢献する。
次に、上記した水素吸蔵合金粒子は、例えば、以下のようにして得られる。
まず、所定の組成となるよう金属原材料を秤量して混合し、この混合物を例えば誘導溶解炉で溶解した後、冷却してインゴットにする。得られたインゴットに、900〜1200℃の不活性ガス雰囲気下にて5〜24時間加熱する熱処理を施す。この後、室温まで冷却したインゴットを粉砕し、篩分けにより所望粒径に分級することにより、水素吸蔵合金粒子が得られる。
負極添加剤としてのフッ化アルミニウムは、粉末の状態で供給される。このフッ化アルミニウムは、アルカリ電解液と緩やかに反応して加水分解するため、アルカリ電解液による水素吸蔵合金の腐食反応の進行とフッ化アルミニウムの加水分解がほぼ同時に進行する。これにより、アルカリ電解液中に溶解したアルミニウムは、負極近傍に高濃度で存在することになる。このように、負極近傍にアルミニウムが高濃度で存在すると、水素吸蔵合金がアルカリ電解液により腐食される腐食反応が抑制されるとともに、アルカリ電解液との腐食反応により活性になった水素吸蔵合金の表面をフッ化物が覆い、水素吸蔵合金の耐酸化性を高めると考えられる。また、フッ素が作用した水素吸蔵合金表面は、充電状態における水素のガス化反応が抑制される。このため、水素吸蔵合金表面にフッ素が作用すると電池の自己放電反応が抑制されると考えられる。
このフッ化アルミニウムの含有量は、少なすぎると上記したような効果が小さくなり、逆に、多すぎると充放電反応に寄与する水素吸蔵合金の量が減り実質的に負極容量が減少するため、水素吸蔵合金100質量部に対して0.1質量部以上、1.0質量部以下の範囲に設定することが好ましい。
ここで、従来のように、フッ化水素により水素吸蔵合金の表面を処理する場合、水素吸蔵合金の表面は、充放電反応に関与しない物質からなる被覆層で完全に覆われるため、充放電の反応性が低下する。これに対し、本発明に係るフッ化アルミニウムは、アルカリ電解液と水素吸蔵合金との腐食反応で生じた酸化層(水酸化物+Ni微粒子)に作用し、水素吸蔵合金の表面に水素吸蔵合金の構成元素のフッ化物又はフッ化アルミニウムとして存在する。この酸化層においては、充放電反応に関与しないフッ化アルミニウムの近傍には、充放電反応の触媒とされるNi微粒子が存在するため、充放電反応は阻害されない。
また、負極26は、例えば、以下のようにして製造することができる。
まず、水素吸蔵合金粒子からなる水素吸蔵合金粉末、フッ化アルミニウム粉末、導電材、結着剤及び水を混練して負極合剤ペーストを調製する。得られた負極合剤ペーストは負極基板に塗着され、乾燥させられる。乾燥後、水素吸蔵合金粒子等が付着した負極基板はロール圧延及び裁断が施され、これにより負極26が作製される。
以上のようにして作製された正極24及び負極26は、セパレータ28を介在させた状態で、渦巻き状に巻回され、電極群22に形成される。
このようにして得られた電極群22は、外装缶10内に収容される。引き続き、当該外装缶10内にはアルカリ電解液が所定量注入される。その後、電極群22及びアルカリ電解液を収容した外装缶10は、正極端子20を備えた蓋板14により封口され、本発明に係る電池2が得られる。得られた電池2は、初期活性化処理が施され、使用可能状態とされる。
ここで、本発明においては、電池2を組み立て後、初期活性化処理を行う前に、得られた電池2を60℃の環境下に48時間放置する加熱保持処理を行うことが好ましい。この加熱保持処理を行うことにより、フッ化アルミニウムのアルカリ電解液への溶解が促進され、早期に上記したようなフッ化アルミニウムの加水分解反応を起こさせることが出来る状態にすることができる。
[実施例]
1.電池の製造
(実施例1)
(1)水素吸蔵合金及び負極の作製
先ず、20質量%のLa、40質量%のNd、40質量%のPrを含む希土類成分を調製した。得られた希土類成分、Mg、Ni、Alを秤量して、これらがモル比で0.83:0.17:3.10:0.20の割合となる混合物を調製した。得られた混合物は、誘導溶解炉で溶解され、その溶湯が鋳型に流し込まれた後、室温まで冷却され水素吸蔵合金のインゴットとされた。このインゴットより採取したサンプルにつき、高周波プラズマ分光分析法(ICP)によって組成分析を行った。その結果、水素吸蔵合金の組成は、(La0.20Nd0.40Pr0.400.83Mg0.17Ni3.10Al0.20であった。
次いで、このインゴットに対し、温度1000℃のアルゴン雰囲気下にて10時間加熱する熱処理を施した。そして、熱処理後、室温まで冷却された水素吸蔵合金のインゴットをアルゴンガス雰囲気中で機械的に粉砕して篩分けし、所定粒径の水素吸蔵合金粒子からなる粉末を選別した。得られた水素吸蔵合金粒子の粒径を測定した結果、かかる水素吸蔵合金粒子の平均粒径は60μmであった。
得られた水素吸蔵合金の粉末100質量部に対し、フッ化アルミニウム0.5質量部、ポリアクリル酸ナトリウム0.4質量部、カルボキシメチルセルロース0.1質量部、スチレンブタジエンゴム(SBR)のディスバージョン(固形分50重量%)1.0質量部(固形分換算)、カーボンブラック1.0質量部、および水30質量部を添加して混練し、負極合剤のペーストを調製した。
この負極合剤のペーストを負極基板としての鉄製の孔あき板の両面に均等、且つ、厚さが一定となるように塗布した。なお、この孔あき板は60μmの厚みを有し、その表面にはニッケルめっきが施されている。
ペーストの乾燥後、水素吸蔵合金の粉末が付着した孔あき板を更にロール圧延して体積当たりの合金量を高めた後、裁断し、希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金を含むAAサイズ用の負極26を作成した。
(2)正極の作製
ニッケルに対して亜鉛3質量%、マグネシウム0.4質量%、コバルト1質量%となるように、硫酸ニッケル、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム及び硫酸コバルトを秤量し、これらを、アンモニウムイオンを含む1N(規定度)の水酸化ナトリウム水溶液に加え、混合水溶液を調整した。得られた混合水溶液を攪拌しながら、この混合水溶液に10N(規定度)の水酸化ナトリウム水溶液を徐々に添加して反応させ、ここでの反応中、pHを13〜14に安定させて、水酸化ニッケルを主体とし、亜鉛、マグネシウム及びコバルトを固溶した水酸化ニッケル粒子を生成させた。
得られた水酸化ニッケル粒子を10倍の量の純水で3回洗浄した後、脱水、乾燥した。なお、得られた水酸化ニッケル粒子は、平均粒径が10μmの球状をなしている。
次に、上記したように作製した水酸化ニッケル粒子からなる正極活物質粉末100質量部に、水酸化コバルトの粉末10質量部を混合し、更に、0.5質量部の酸化イットリウム、0.3質量部の酸化亜鉛、40質量部のHPCディスバージョン液を混合して正極合剤ペーストを調製し、この正極合剤ペーストを正極基体としてのシート状の発泡ニッケル(ニッケルフォーム)に塗着・充填した。正極合剤が付着した発泡ニッケルを乾燥後、ロール圧延した。圧延加工された正極合剤が付着した発泡ニッケルは、所定形状に裁断され、AAサイズ用の正極24に形成された。この正極24は、正極容量が2000mAhとなるように正極合剤を担持している。
(3)ニッケル水素二次電池の組み立て
得られた正極24及び負極26をこれらの間にセパレータ28を挟んだ状態で渦巻状に巻回し、電極群22を作製した。ここでの電極群22の作製に使用したセパレータ28はスルホン化処理が施されたポリプロピレン繊維製不織布から成り、その厚みは0.1mm(目付量53g/m2)であった。
一方、NaOH、LiOH及びKOHを含む水溶液からなるアルカリ電解液を準備した。ここで、NaOHの濃度は7.0N(規定度)、LiOHの濃度は0.02N(規定度)、KOHの濃度は0.8N(規定度)とした。
次いで、有底円筒形状の外装缶10内に上記した電極群22を収納するとともに、準備したアルカリ電解液を所定量注液した。この後、封口体11で外装缶10の開口を塞ぎ、公称容量2000mAhのAAサイズのニッケル水素二次電池2を組み立てた。このニッケル水素二次電池を電池aと称する。ここで、公称容量は、0.2Aで16時間充電後、0.2Aで電池電圧が1.0Vになるまで放電した際の電池の放電容量とした。
(4)加熱保持処理
電池aに対し、60℃の環境下で48時間保持する加熱保持処理を施した。
(5)初期活性化処理
加熱保持処理後の電池aに対し、温度25℃の環境下にて、200mA(0.1It)の充電電流で16時間の充電を行った後に、400mA(0.2It)の放電電流で電池電圧が0.5Vになるまで放電させる初期活性化処理を2回繰り返した。このようにして、電池aを使用可能状態とした。
(実施例2)
フッ化アルミニウムの添加量を1.0質量部としたこと以外は、実施例1の電池aと同様にしてニッケル水素二次電池(電池b)を作製した。
(比較例1)
フッ化アルミニウムを添加しないこと以外は、実施例1の電池aと同様にしてニッケル水素二次電池(電池c)を作製した。
(比較例2)
フッ化アルミニウムの代わりに水酸化アルミニウムを0.5質量部添加したこと以外は、実施例1の電池aと同様にしてニッケル水素二次電池(電池d)を作製した。
(比較例3)
フッ化アルミニウムの代わりに酸化アルミニウム(α−Al23)を0.5質量部添加したこと以外は、実施例1の電池aと同様にしてニッケル水素二次電池(電池e)を作製した。
2.水素吸蔵合金及びニッケル水素二次電池の評価
(1)水素吸蔵合金の腐食反応の進行度合い
水素吸蔵合金がアルカリ電解液により腐食される腐食反応においては、水素が発生し、かかる水素は、負極の水素吸蔵合金に蓄積される。このため、無充電状態における水素吸蔵合金の腐食反応の速度は、電池の電圧の変化から推測することができる。このことから、所定温度の環境下で電池を保持し、電圧の変化を測定し、電圧が最大値になるまでの時間を測定することにより、水素吸蔵合金の腐食反応の進行度合いがわかる。ここで、電池a(実施例1)、電池b(実施例2)、電池c(比較例1)を60℃の環境下に保持し、電圧が最大値に達するまでの時間を測定した。その結果、電池aは12時間、電池bは28時間、電池cは4時間であった。
(2)サイクル寿命特性
初期活性化処理済みの電池a〜電池eに対し、25℃の環境下にて、2000mA(1.0It)の充電電流で電池電圧が最大値に達した後、10mV低下するまで充電するいわゆる−ΔV制御での充電(以下、単に−ΔV充電という)を行い、その後、1時間放置した。
同一の環境下にて2000mA(1.0It)の放電電流で電池電圧が1.0Vになるまで放電した後、1時間放置した。
上記した充放電のサイクルを1サイクルとする。ここで、第1回目のサイクルのときの放電容量を求め、このときの放電容量を初期容量とした。そして、各電池につき上記した充放電のサイクルを繰り返し、初期容量を100%としたとき、この初期容量に対する容量維持率が60%を下回るまでのサイクルの回数を数え、その回数をサイクル寿命とした。ここで、比較例1の電池cがサイクル寿命に至ったときのサイクル数を100として、各電池のサイクル寿命との比を求め、その結果をサイクル寿命特性比として表1に示した。このサイクル寿命特性比の値が大きいほどサイクル寿命特性に優れていることを示す。
(3)自己放電特性
初期活性化処理済みの電池a〜電池eに対し、25℃の環境下にて、2000mA(1.0It)の充電電流で−ΔV充電を行い、充電終了後1時間放置した。その後、同一の環境下にて2000mA(1.0It)の放電電流で放電終止電圧が1.0Vになるまで放電させたときの電池の放電容量を測定した。このときの放電容量を初期容量とする。ついで、25℃の環境下にて、2000mA(1.0It)の充電電流で−ΔV充電を行い、その後、60℃の雰囲気下にて14日間放置したのち、25℃の環境下にて2000mA(1.0It)の放電電流で放電終止電圧が1.0Vになるまで放電させたときの電池の放電容量を測定した。このときの放電容量を放置後容量とする。そして、60℃の環境下にて14日間放置した際に自己放電した容量を自己放電容量(mAh)として(II)式より求めた。
自己放電容量(mAh)=初期容量−放置後容量・・・(II)
そして、比較例1の自己放電容量を100として、各電池の自己放電容量との比を求め、その結果を自己放電容量比として表1に示した。ここで、この自己放電容量比の値が小さいほど長期間放置した場合でも自己放電を起こしづらく、自己放電特性に優れていることを示す。
Figure 2014207086
(4)考察
(i)水素吸蔵合金の腐食反応の進行度合いの結果より、比較例1の4時間に対し、実施例1は12時間、実施例2は28時間と長く、フッ化アルミニウムが含まれる実施例1、2の電池a、bは、フッ化アルミニウムを含まない比較例1の電池cに比べ水素吸蔵合金の腐食反応が緩やかに起きていることが確認できた。つまり、負極にフッ化アルミニウムが添加されると水素吸蔵合金がアルカリ電解液に腐食され難くなるといえる。
(ii)負極添加剤としてフッ化アルミニウムを含む実施例1及び実施例2の電池は、フッ化アルミニウムを含んでいない比較例1の電池に比べ、寿命特性、自己放電特性がともに優れている。つまり、フッ化アルミニウムが負極に添加されると、サイクル寿命が延び、自己放電が抑制されるといえる。
(iii)一方、同じアルミニウム化合物でも、水酸化アルミニウムや酸化アルミニウムを負極添加剤として添加した比較例2及び比較例3の電池は、寿命特性及び自己放電特性の改善効果は、ほとんど得られていない。このことから、フッ化アルミニウムを添加することが、寿命特性及び自己放電特性の改善に有効であるといえる。
なお、本発明は、上記した実施形態及び実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能であり、例えば、ニッケル水素二次電池は、角形電池であってもよく、機械的な構造は格別限定されることはない。
2 ニッケル水素二次電池
22 電極群
24 正極
26 負極
28 セパレータ

Claims (5)

  1. シート状の金属材からなる負極基板と、
    前記負極基板に保持される負極合剤と、を備え、
    前記負極合剤は、水素吸蔵合金及びフッ化アルミニウムを含む、ことを特徴とするニッケル水素二次電池用の負極。
  2. 前記負極合剤は、前記フッ化アルミニウムの含有量が前記水素吸蔵合金100質量部に対して0.1質量部以上1.0質量部以下であることを特徴とする請求項1に記載のニッケル水素二次電池用の負極。
  3. 前記水素吸蔵合金は、
    一般式:Ln1-xMgxNiy-zz(ただし、式中、Lnは、Zr及び希土類元素から選ばれる少なくとも一つの元素、Mは、V、Nb、Ta、Cr、Mo、Fe、Ga、Zn、Sn、In、Cu、Al、Si、PおよびBから選ばれる少なくとも一つの元素、添字x、y、zは、それぞれ、0.05≦x≦0.30、3.3≦y≦3.6、0≦z≦0.30を示す)で表される組成を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のニッケル水素二次電池用の負極。
  4. 外装缶と、前記外装缶内にアルカリ電解液とともに密閉状態で収容された電極群とを備え、
    前記電極群は、セパレータを介して重ね合わされた正極及び負極からなり、
    前記負極は、請求項1〜3の何れかに記載されたニッケル水素二次電池用の負極であることを特徴とするニッケル水素二次電池。
  5. 前記アルカリ電解液は、NaOHを溶質の主体として含むアルカリ電解液であることを特徴とする請求項4に記載のニッケル水素二次電池。
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