JP2014195982A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体吐出ヘッドに溜まった気泡を排出するための第2タンクを小型化する。【解決手段】インクジェットプリンタ10は、インク吐出ヘッド16aと、第1タンク70と、第2タンク72と、第1液体流路74と、第2液体流路76と、第3液体流路78と、ポンプ96を有し、第2タンク72を負圧にするための負圧付与手段Wと、負圧付与手段Wを制御する制御部24とを備え、第2タンク72は、第1タンク70に貯留されるインクの液面の高さよりも鉛直方向上方に配置されており、制御部24は、第2タンク72を負圧にすることにより、第1タンク70に貯留されているインクを第1液体流路74、インク吐出ヘッド16aおよび第2液体流路76を経て第2タンク72に移送させるように負圧付与手段Wを制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、液体吐出ヘッドに溜まった気泡を排出できる液体吐出装置に関する。
特許文献1には、インクを貯留するための2つのインクタンクを備えるプリント装置が開示されている。このプリント装置では、2つのインクタンクが弁を介して連通されており、2つのインクタンクのそれぞれにインクが貯留されている。プリント動作では、第1インクタンクから液体流路を通してプリントヘッドにインクが供給され、プリントヘッドから記録媒体にインクが吐出される。プリントヘッドに溜まった気泡を排出する排気動作では、第2インクタンクがチューブポンプで負圧にされ、プリントヘッドのインクおよび気泡が負圧に引かれて第2インクタンクに移送される。そして、第2インクタンクに回収された気泡(空気)が大気連通路を通して大気中に放出される。
特開平11−348300号公報
上記のプリント装置では、第1インクタンクにインクが貯留されているときには、必ず第2インクタンクにもインクが貯留されていた。そのため、第2インクタンクに排気動作に関係しないインクを貯留するための空間を確保しなければならず、第2インクタンクが大型になっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、液体吐出ヘッドに溜まった気泡を排出するためのタンクを小型化できる液体吐出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る液体吐出装置は、液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留するための第1タンクと、前記液体吐出ヘッドから移送される液体を貯留するための第2タンクと、前記第1タンクと前記液体吐出ヘッドを接続する流路であって、前記第1タンクから前記液体吐出ヘッドに液体を供給するための第1液体流路と、前記液体吐出ヘッドと前記第2タンクとを接続する流路であって、前記液体吐出ヘッドから前記第2タンクに液体を移送するための第2液体流路と、前記第2タンクと前記第1タンクとを接続する流路であって、前記第2タンクから前記第1タンクに液体を移送するための第3液体流路と、負圧発生源を有し、前記第2タンクを負圧にするための負圧付与手段と、前記負圧付与手段を制御する制御手段とを備え、前記第2タンクは、前記第1タンクに貯留される液体の液面の高さよりも鉛直方向上方に配置されており、前記制御手段は、前記第2タンクを負圧にすることにより、前記第1タンクに貯留されている液体を前記第1液体流路、前記液体吐出ヘッドおよび前記第2液体流路を経て前記第2タンクに移送させるように、前記負圧付与手段を制御する。
第2タンクは、第1タンクに貯留される液体の液面の高さよりも鉛直方向上方に配置されているので、第1タンクに貯留された液体量にかかわらず、第2タンクに貯留された液体量を所定量以下にすることができる。したがって、液体吐出ヘッドに溜まった気泡を排出するための十分な容量を第2タンクに確保しても、第2タンクが大型化しない。
本発明によれば、上記の構成により、液体吐出ヘッドに溜まった気泡を排出するための第2タンクを小型化でき、液体吐出装置を小型化できる。
実施形態に係るインクジェットプリンタの構成を示す図である。 実施形態に係るインクジェットプリンタの要部の構成を示す図である。 インク吐出ヘッドのヘッド部の構成を示す部分拡大断面図である。 インクジェットプリンタの構成を示すブロック図である。 インクジェットプリンタの制御動作を示すフロー図(メインルーチン)である。 循環パージ処理における制御動作を示すフロー図(サブルーチン)である。 循環パージ処理におけるインクジェットプリンタの状態を示す図である。 メンテナンス処理におけるインクジェットプリンタの状態を示す図である。 他の実施形態に係るインクジェットプリンタの要部の構成を示す図である。
以下に、本発明に係る液体吐出装置の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の実施形態では、本発明に係る「液体吐出装置」がインクジェットプリンタに適用されており、「液体」としてインクが用いられている。
図1に示すように、インクジェットプリンタ10は、筐体12と、筐体12の内部に設けられた所定の記録領域Qに記録媒体である用紙Pを搬送するための搬送機構14と、記録領域Qにおいて用紙Pにインクを吐出するためのインク吐出ヘッド16a〜16dと、各インク吐出ヘッド16a〜16dにインクを供給するためのインク供給機構18a〜18dと、メンテナンスの際に各インク吐出ヘッド16a〜16dのそれぞれの吐出口20(図3)からインクを排出するためのメンテナンス機構22a〜22dとを備えている。各インク供給機構18a〜18dは、各インク吐出ヘッド16a〜16d内に溜まった気泡を排出するための排気機能を有している。また、インクジェットプリンタ10は、各種の処理を実行するための「制御手段」としての制御部24(図1,図4)を備えている。本実施形態では、記録領域Qに対して搬送機構14により用紙Pが搬送される方向を「第1方向」(主走査方向)といい、平面視で第1方向に対して直交する方向を「第2方向」(副走査方向)という。
図1に示すように、搬送機構14は、筐体12の内部に設けられた用紙収容部26と、筐体12の上面に設けられた用紙排出部28と、用紙収容部26に収容された用紙Pを記録領域Qに通過させて用紙排出部28まで搬送させるための経路である搬送経路30と、用紙Pに搬送力を付与する搬送力付与手段32とを有している。搬送経路30は、各インク吐出ヘッド16a〜16dに対応する領域において用紙Pを支持する4つのプラテン34を有している。図2に示すように、各プラテン34は、2枚の板状の扉部材36a,36bと、扉部材36a,36bを開閉させるためのプラテン開閉装置38とを有している。図1に示すように、搬送力付与手段32は、複数の搬送ローラ対40a〜40iと、ピックアップローラ42と、これらを駆動するための少なくとも1つの搬送用モータ44とを有している。そして、プラテン開閉装置38(図2)および搬送用モータ44(図1)が、制御部24(図4)に対して電気的に接続されている。
図1に示すように、本実施形態では、マゼンタ、シアン、イエローおよびブラックの各色のインクに対応するように、4つのインク吐出ヘッド16a〜16dが「第1方向」に並んで配置されており、各インク吐出ヘッド16a〜16dに対して各インク供給機構18a〜18dおよび各メンテナンス機構22a〜22dがそれぞれ設けられている。各色のインクに対応するこれらの各部品は、全て同じに構成されている。そこで、以下には、図2を参照しながら、マゼンタのインクに対応するインク吐出ヘッド16a、インク供給機構18aおよびメンテナンス機構22aを例に挙げて、これらの構成について説明する。
図2に示すように、インク吐出ヘッド16aは、第2方向(図1)へ延びて形成された直方体状のヘッドホルダ48と、ヘッドホルダ48の下面に第2方向(図1)に延びて設けられたヘッド部50とを有している。ヘッドホルダ48の内部には、インクを一時的に貯留するためのリザーバ48aが設けられている。図3は、インク吐出ヘッド16aのヘッド部50の構成を示す部分拡大断面図である。図3に示すように、ヘッド部50は、流路ユニット52と、その上面に接合されたアクチュエータユニット54とを有している。流路ユニット52は、複数の金属製プレートからなる積層体であり、最下層を構成するプレート56には、インクを吐出するための複数の吐出口20が形成されている。プレート56の下面が複数の吐出口20が設けられた吐出面58である。流路ユニット52の内部には、マニホールド60と、マニホールド60からアパーチャ62および圧力室64を経て吐出口20に至る複数の液体流路66とが形成されており、流路ユニット52の上面には、リザーバ48a(図2)に連通するインク供給口(図示省略)が形成されている。
図3に示すように、アクチュエータユニット54は、複数の駆動部68を有している。各駆動部68は、圧力室64に対応する圧電層68aと、圧電層68aを挟むように配置された一対の電極68b,68cとを有している。そして、インク吐出ヘッド16aの電極68b,68cが、フレキシブル配線基板(図示省略)を介して制御部24(図4)に電気的に接続されている。インク吐出ヘッド16aの電極68b,68c間に駆動電圧が印加されると、圧力室64の壁部が変位して圧力室64の容積が変動し、圧力室64の内部のインクに吐出エネルギが付与される。この吐出エネルギによって吐出口20からインクが吐出される。
図2に示すように、インク供給機構18aは、インク吐出ヘッド16aに供給されるインクを貯留するための第1タンク70と、インク吐出ヘッド16aから移送されるインク(気泡を含む。)を貯留するための第2タンク72とを有している。第2タンク72は、第1タンク70に貯留されるインクの液面の高さよりも鉛直方向上方に配置されている。本実施形態では、直方体状の第1タンク70の内部空間の上部に第1タンク70よりも小さい直方体状の第2タンク72が配置されており、これらが一体となってサブタンク73が構成されている。このサブタンク73では、第1タンク70の天井部の一部が、第2タンク72の天井部となっており、第1タンク70の側壁部の一部が、第2タンク72の側壁部の一部となっている。第2タンク72の底部72aは、第1タンク70の底部70aから上方に間隔を隔てて、これと平行に配置されている。第1タンク70に想定される最大量のインクが貯留されたとき、インクの液面は、第2タンク72の底部72aよりも下方に位置するようになっている。なお、第1タンク70に貯留されるインクの量は、図示しない液量センサにより検出される。
また、インク供給機構18aは、第1タンク70とインク吐出ヘッド16aとを接続する流路であって、第1タンク70からインク吐出ヘッド16aにインクを供給するための第1液体流路74と、インク吐出ヘッド16aと第2タンク72とを接続する流路であって、インク吐出ヘッド16aから第2タンク72にインクを移送するための第2液体流路76と、第2タンク72と第1タンク70とを接続する流路であって、第2タンク72から第1タンク70にインクを移送するための第3液体流路78と、第2タンク72と廃液タンク80とを接続する流路であって、第2タンク72から廃液タンク80に空気およびインクを移送するための第1排気路82とを備えている。さらに、インク供給機構18aは、インクカートリッジ84と、インクカートリッジ84が着脱自在に装着されるカートリッジ装着部86と、カートリッジ装着部86に装着されたインクカートリッジ84と第2タンク72とを接続する流路であって、インクカートリッジ84から第2タンク72にインクを移送するための第4液体流路88とを備えている。
図2に示すように、第1タンク70の側壁部の下部には、第1液体流路74の上流側端部が接続されている。第1タンク70の天井部には、第1タンク70の内部空間を大気に連通させるための大気連通路90が設けられている。第2タンク72の側壁部の上部には、第1排気路82の上流側端部が接続されている。第2タンク72の底部72aには、第3液体流路78が設けられている。第3液体流路78には、第2タンク72から第1タンク70へインクを自重で移送するための逆止弁92が設けられている。第2タンク72の天井部には、第2タンク72の内部空間を大気に連通させるための大気連通路94が設けられており、大気連通路94には、「大気連通弁」である第1開閉弁94aが設けられている。第2タンク72の天井部には、第2液体流路76および第4液体流路88のそれぞれの下流側端部が接続されており、第2液体流路76および第4液体流路88には、第2開閉弁76aおよび第3開閉弁88aがそれぞれ設けられている。第1排気路82には、「負圧発生源」であるポンプ96と、切換弁98とが設けられている。そして、開閉弁76a,88a,94a、ポンプ96および切換弁98が、制御部24(図4)に対して電気的に接続されている。本実施形態では、開閉弁76a,88a,94a、ポンプ96および切換弁98によって、第2タンク72を負圧にするための負圧付与手段Wが構成されている。ポンプ96には、チューブポンプが用いられている。
図2に示すように、メンテナンス機構22aは、インク吐出ヘッド16aの吐出面58を覆うキャップ部100と、キャップ部100を昇降させるためのキャップ昇降装置102と、キャップ部100と廃液タンク80とをポンプ96を介して接続する流路であって、キャップ部100から廃液タンク80に空気およびインクを移送するための第2排気路104と、キャップ部100の内部に空気を供給するための流路である給気路106とを備えている。また、メンテナンス機構22aは、第1排気路82と第2排気路104との分岐部に設けられ、ポンプ96が生じさせる負圧を第2タンク72およびキャップ部100のいずれに作用させるかを切り替える「切換手段」である切換弁98と、給気路106に設けられた第4開閉弁106aとを有している。そして、キャップ昇降装置102および第4開閉弁106aが、制御部24(図4)に対して電気的に接続されている。
図4は、インクジェットプリンタ10の構成を示すブロック図である。図1に示した制御部24は、CPUと、CPUが実行する制御プログラムや各種のデータを書き替え可能に記憶する不揮発メモリと、制御プログラムの実行時にデータを一時的に記憶するRAMとを有している。そして、図4に示すように、CPUで不揮発メモリに記憶された制御プログラムが実行されることによって、ヘッド制御部110、搬送制御部112、開閉制御部114、キャップ昇降制御部116およびメンテナンス制御部118の各機能が実現される。つまり、制御プログラムは、図1に示すインク吐出ヘッド16a〜16d、搬送機構14、インク供給機構18a〜18dおよびメンテナンス機構22a〜22dを制御する「制御手段」としてコンピュータ(制御部24)を機能させる。制御部24は、単一のCPUにより各処理を実行してもよいし、複数のCPU、特定のASIC(application specific integrated circuit)、或いは、CPUと特定のASICの組み合わせにより各処理を実行してもよい。図4では、インク吐出ヘッド16b〜16dを省略しており、また、これらに対応するインク供給機構18b〜18dおよびメンテナンス機構22b〜22dの各構成要素を省略している。
以下には、図5および図6に従って、制御部24(図4)によるインクジェットプリンタ10の制御動作について説明する。インクジェットプリンタ10を使用する際には、インクジェットプリンタ10にパーソナルコンピュータや記憶メディア等のような画像情報入力手段(図示省略)が接続される。インクジェットプリンタ10は、画像情報入力手段(図示省略)から入力された画像情報に基づいて、用紙Pに画像を記録する。
図5に示すように、インクジェットプリンタ10の制御動作が開始されると、制御部24(図4)は、まず、ステップS1において、印刷処理を開始するか否かを判断し、印刷処理を開始する場合は、ステップS3で印刷処理を実行した後にステップS4へ進む。印刷処理を開始しない場合は、そのままステップS5へ進む。印刷処理において、制御部24は、搬送機構14を制御して記録領域Qに用紙Pを搬送させるとともに、各インク吐出ヘッド16a〜16dを制御して画像を形成するためのインクを用紙Pに向けて吐出させる。
次のステップS5では、制御部24(図4)は、循環パージ処理を開始するか否かを判断し、循環パージ処理を開始する場合は、ステップS7で循環パージ処理を実行した後にステップS9へ進む。循環パージ処理を開始しない場合は、そのままステップS9へ進む。ここで、「循環パージ処理」とは、インク吐出ヘッド16a〜16d(図1)のリザーバ48a(図2)等に溜まった気泡を、第2タンク72に回収させて大気連通路94から大気中に放出させるための処理である。
図6に示すように、インク吐出ヘッド16aについて循環パージ処理が開始されると、制御部24(図4)は、まず、ステップS21において、第2液体流路76を開くように第2開閉弁76a(図7)を制御(開操作)するとともに、大気連通路94および第4液体流路88を閉じるように第1開閉弁94a(図7)および第3開閉弁88a(図7)を制御(閉操作)する。続いて、ステップS23において、第1排気路82をポンプ96に連通させるように切換弁98(図7)を制御し、ポンプ96(図7)を駆動させて第2タンク72に負圧を作用させる。すると、図7中の矢印で示すように、第1タンク70に貯留されているインクが、負圧に引かれて、第1液体流路74、インク吐出ヘッド16aおよび第2液体流路76を経て第2タンク72に移送されるとともに、リザーバ48a等に溜まっていた気泡がインクと共に第2タンク72に回収される。つまり、循環パージ処理において、制御部24(図4)は、第2タンク72を負圧にすることにより、第1タンク70に貯留されているインクを、第1液体流路74、インク吐出ヘッド16aおよび第2液体流路76を経て第2タンク72に移送させるように、負圧付与手段Wを制御する。
ステップS25では、制御部24(図4)は、リザーバ48a等に溜まった気泡を回収するために必要な時間として設定された「第1所定時間」が経過したか否かを判断し、「第1所定時間」が経過していない場合は、経過するまで気泡を回収するための動作を続行(ポンプ96の駆動を継続)させる。一方、「第1所定時間」が経過した場合は、ステップS27において、第2液体流路76を閉じるように第2開閉弁76aを制御(閉操作)するとともに、ステップS29において、ポンプ96を停止させる。
ステップS31では、制御部24(図4)は、第2タンク72に貯留されたインクから気泡を分離させるために必要な時間として設定された「第2所定時間」が経過したか否かを判断し、「第2所定時間」が経過していない場合は、経過するまで第2タンク72の密閉状態を保持するように開閉弁76a,94a,88aのそれぞれの閉状態を維持する。一方、第2所定時間が経過した場合は、ステップS33において、大気連通路94を開くように第1開閉弁94aを制御(開操作)した後、図5のメインルーチンに戻る。第1開閉弁94aにより大気連通路94が開かれると、インクから分離された気泡(空気)が大気中に放出される。そして、第1開閉弁94aにより大気連通路94が開かれると、第2タンク72内が大気圧になるので、循環パージ処理の最中に第2タンク72内に貯留されたインクは、その自重により逆止弁92を開弁させて、第3液体流路78および逆止弁92を通して第1タンク70へ移送される。
図5に示すステップS9では、制御部24(図4)は、メンテナンス処理を開始するか否かを判断し、メンテナンス処理を開始する場合は、ステップS11でメンテナンス処理を実行した後にステップS13へ進む。メンテナンス処理を開始しない場合は、そのままステップS13へ進む。ここで、「メンテナンス処理」とは、インク吐出ヘッド16a〜16d(図1)の吐出口20(図3)からインクを強制的に排出させるための処理である。図8に示すように、メンテナンス処理が開始されると、制御部24(図4)は、まず、キャップ部100を上昇させるようにキャップ昇降装置102を操作し、キャップ部100の周縁部を吐出面58に当接させる。続いて、第2排気路104をポンプ96に連通させるように切換弁98を制御するとともに、給気路106を閉じるように第4開閉弁106aを制御する。その後、ポンプ96を駆動させてキャップ部100に負圧を作用させる。すると、キャップ部100の内部が負圧になり、インク吐出ヘッド16aの内部のインクが負圧に引かれて吐出口20(図3)からキャップ部100の内部へ排出される。キャップ部100の内部に溜まったインクを排出する際には、制御部24(図4)は、給気路106を開くように第4開閉弁106aを制御するとともに、ポンプ96を駆動させる。すると、キャップ部100の内部には、給気路106を通して空気が取り込まれ、キャップ部100の内部に溜まったインクは、空気と共にポンプ96に吸引されて廃液タンク80に排出される。
ステップS13では、制御部24(図4)は、インクカートリッジ84(図2)に貯留されたインクをサブタンク73に補給するためのインク補給処理を開始するか否かを判断し、インク補給処理を開始する場合は、ステップS15でインク補給処理を実行した後にステップS17へ進む。インク補給処理を開始しない場合は、そのままステップS17へ進む。なお、制御部24(図4)は、先に述べた図示しない液量センサにより検出された第1タンク70に貯留されるインクの量が所定量(補給が必要な量)未満である場合に、インク補給処理を開始することを判断する。インク補給処理が開始されると、制御部24(図4)は、まず、第2液体流路76および大気連通路94を閉じるように第2開閉弁76a(図2)および第1開閉弁94a(図2)を制御するとともに、第4液体流路88を開くように第3開閉弁88a(図2)を制御する。続いて、第1排気路82をポンプ96に連通させるように切換弁98(図2)を制御するとともに、ポンプ96(図2)を駆動させて第2タンク72に負圧を作用させる。すると、インクカートリッジ84に貯留されているインクが、負圧に引かれて、第4液体流路88を経て第2タンク72に移送される。その後、大気連通路94を開くように第1開閉弁94aを制御(開操作)すると、第2タンク72に移送されたインクは、その自重により、第3液体流路78および逆止弁92を通して第1タンク70へ移送される。なお、このインク補給処理は、印刷処理(ステップS3)の最中に行われてもよい。
ステップS17では、制御部24(図4)は、インクジェットプリンタ10(図1)の制御動作を終了するか否かを判断し、終了する場合は、制御動作を終了させ、終了しない場合は、ステップS1に戻る。
本実施形態では、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図2に示すように、第2タンク72は、第1タンク70に貯留されるインクの液面の高さよりも鉛直方向上方に配置されているので、第1タンク70に貯留されたインク量にかかわらず、第2タンク72に貯留されたインク量を所定量以下にすることができる。したがって、気泡を排出するための十分な容量を第2タンク72に確保しても、第2タンク72が大型化することを抑制できる。また、第2タンク72は、第1タンク70の内部空間の上部に配置されているので、サブタンク73を小型化できる。
図2に示すように、第2タンク72に「大気連通弁」である第1開閉弁94aが設けられているので、第1開閉弁94aを閉じることにより、第2タンク72を効率よく負圧にできるとともに、第1開閉弁94aを開くことにより、第2タンク72に回収された気泡(空気)を大気中に放出できる。
図6に示すように、循環パージ処理において、制御部24(図4)は、第2液体流路76を閉じるように第2開閉弁76aを制御し(ステップS25,S27)、その後、「第2所定時間」が経過した後に、第2タンク72の内部空間を大気に連通させるように第1開閉弁94aを制御する(ステップS31,S33)ので、負圧になった第2タンク72の内部でインクおよび気泡を「第2所定時間」だけ密閉することができ、インクから気泡を分離させ易い。
図2に示すように、第3液体流路78には、第2タンク72から第1タンク70へインクを自重で移送するための逆止弁92が設けられているので、第3液体流路78に移送用のポンプ等を設ける必要がなく、安価に製造できる。
図2に示すように、本実施形態では、1つのポンプ96が生じさせる負圧を、切換弁98によって第2タンク72およびキャップ部100のいずれかに選択的に作用させるようにしている。また、循環パージ処理(図5)では、ポンプ96が生じさせる負圧によって、インク吐出ヘッド16b〜16dに溜まった気泡を第2タンク72に回収させるようにしており、インク補給処理(図5)では、ポンプ96が生じさせる負圧によって、インクカートリッジ84に貯留されたインクを第2タンク72に補給させるようにしている。したがって、1つのポンプ96を、循環パージ処理、メンテナンス処理およびインク補給処理の全てで用いることができ、複数のポンプ96を設ける場合に比べて安価に製造できる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更を上述の実施形態に施すことが可能である。例えば、図2に示すように、上述の実施形態では、第1タンク70と第2タンク72とが一体的に設けられているが、これらは互いに独立して設けられてもよい。図9は、他の実施形態に係るインクジェットプリンタ120の要部の構成を示す図である。このインクジェットプリンタ120では、第1タンク122と第2タンク124とが互いに独立して設けられており、第2タンク124は、第1タンク122よりも鉛直方向上方に配置されている。第2タンク124と第1タンク122とは、第3液体流路126で接続されており、第3液体流路126には、第2タンク124から第1タンク122へインクを自重で移送するための逆止弁128が設けられている。
上述の実施形態では、メンテナンス機構22a〜22d(図1)が、インク吐出ヘッド16a〜16d(図1)の吐出口20(図3)からインクを負圧により吸引するためのポンプ96(図2)を有しているが、メンテナンス機構は、吐出口20(図3)からインクを加圧により排出させるためのポンプ(図示省略)を有していてもよい。また、図5に示すメンテナンス処理では、制御部24(図4)が吐出口20(図3)からインクを吐出させるようにインク吐出ヘッド16a〜16d(図1)を制御してもよい。
上述の各実施形態では、逆止弁78(図2)および逆止弁128(図9)を用いているが、逆止弁の代わりに制御部24により制御される開閉弁を用いてもよい。
上述の実施形態では、本発明の「液体吐出装置」をインクジェットプリンタ10に適用しているが、他の実施形態では、ファクシミリおよびコピー機等のようなプリンタ以外の装置に適用してもよい。また、液体吐出方式としては、上述の各実施形態のアクチュエータ方式に代えて、発熱素子で液体の体積を膨張させたときの圧力を利用して液体を吐出させる方式を用いてもよい。さらに、「液体」としては、インクに代えて、用紙Pの表面を前処理または後処理するための処理液が用いられてもよい。
P… 用紙
W… 負圧付与手段
10… インクジェットプリンタ(液体吐出装置)
16a〜16d… インク吐出ヘッド(液体吐出ヘッド)
24… 制御部(制御手段)
70… 第1タンク
72… 第2タンク
74… 第1液体流路
76… 第2液体流路
78… 第3液体流路
96… ポンプ(負圧発生源)

Claims (7)

  1. 液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留するための第1タンクと、
    前記液体吐出ヘッドから移送される液体を貯留するための第2タンクと、
    前記第1タンクと前記液体吐出ヘッドを接続する流路であって、前記第1タンクから前記液体吐出ヘッドに液体を供給するための第1液体流路と、
    前記液体吐出ヘッドと前記第2タンクとを接続する流路であって、前記液体吐出ヘッドから前記第2タンクに液体を移送するための第2液体流路と、
    前記第2タンクと前記第1タンクとを接続する流路であって、前記第2タンクから前記第1タンクに液体を移送するための第3液体流路と、
    負圧発生源を有し、前記第2タンクを負圧にするための負圧付与手段と、
    前記負圧付与手段を制御する制御手段とを備え、
    前記第2タンクは、前記第1タンクに貯留される液体の液面の高さよりも鉛直方向上方に配置されており
    前記制御手段は、前記第2タンクを負圧にすることにより、前記第1タンクに貯留されている液体を前記第1液体流路、前記液体吐出ヘッドおよび前記第2液体流路を経て前記第2タンクに移送させるように前記負圧付与手段を制御する、液体吐出装置。
  2. 前記第2タンクの内部空間を大気に連通させるための大気連通路と、前記大気連通路に設けられた第1開閉弁とを備える、請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第2液体流路に設けられた第2開閉弁を備え、
    前記制御手段は、前記第2タンクを負圧にすることにより、前記第1タンクに貯留されている液体を前記第1液体流路、前記液体吐出ヘッドおよび前記第2液体流路を経て前記第2タンクに移送させるように前記負圧付与手段を制御し、続いて、前記第2液体流路を閉じるように前記第2開閉弁を制御し、所定時間が経過した後に、前記第2タンクを大気に連通させるように前記第1開閉弁を制御する、請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記第2タンクは、前記第1タンクの内部空間の上部に配置されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記第3液体流路には、前記第2タンクから前記第1タンクへ液体を自重で移送するための逆止弁が設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記液体吐出ヘッドの吐出面を覆うキャップ部と、
    前記負圧発生源が生じさせる負圧を前記第2タンクおよび前記キャップ部のいずれに作用させるかを切り替える切換手段とを備える、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 液体カートリッジが着脱自在に装着されるカートリッジ装着部と、
    前記カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジから前記第2タンクに液体を移送するための第4液体流路とを備える、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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