JP2007268894A - インクジェットプリンタ装置およびインクカートリッジの装着方法 - Google Patents

インクジェットプリンタ装置およびインクカートリッジの装着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な構成と方法でインクカートリッジを装着した際に入り込む気泡を除去し、さらにその際の廃インク量を減少させることができるインクカートリッジの装着方法とインクジェットプリンタ装置を提供する。
【解決手段】 インクカートリッジ2は装着部3に着脱可能に装着されていて、インクはインク供給チューブ6を介してバッファタンク8に供給される。装着部3はバッファタンク8よりも下方に配置され、バッファタンク8とインクカートリッジ2内のインクは、その水頭差hによりバッファタンク8からインクカートリッジ2側の方向に対して圧力がかかっている。そのため、インクカートリッジ2を装着した際に、バッファタンク9の排気弁9bを所定時間開放すると、インクカートリッジ2の装着時にインク供給路6内にかみこんだ気泡をインクカートリッジ2側に押し出すことができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、インクジェットプリンタ装置およびインクカートリッジの装着方法に関するものである。
従来、インクジェットプリンタ装置では、インクを貯留するインクカートリッジから、複数のノズルを有する記録ヘッドへインクを供給して、複数のノズルからインクを吐出することで記録用紙に印字がなされる。記録ヘッド中のインクはインクの吐出により消費される為、常にインクカートリッジからインクが供給される必要があり、従来より記録ヘッドへのインク供給方法が考えられてきた。
特許文献1では、記録ヘッドが塔載されたキャリッジに、インクカートリッジを着脱可能に装着し、インクカートリッジからのインクが、インク供給路を介して記録ヘッドに供給され、ノズルからインクが吐出する。また、特許文献2では、インクジェットプリンタ(特許文献2では記録装置)本体の装着部に装着されたインクカートリッジ中のインクが、装着部のインク抽出管に接続されたインクチューブを介して、キャリッジに搭載されたインクタンクに一度貯留され、インクタンクから記録ヘッドへ供給される。
特開平10−272785号公報 特開2005-144680号公報
ところで、インクカートリッジは、使用者が初めて装着する際や、インクカートリッジを交換する場合には、特許文献1の従来技術に記載のように、インク供給路のインクカートリッジ側端部のインクが除去されるため、新しいインクカートリッジを装着した際には、インク供給路内のインクとインクカートリッジ内のインクとの間に気泡をかみ込んでしまう。この気泡を除去するために、気泡よりも下流側のインクを吸引動作によって除去しなければならないが、気泡が少しでも残留すると、徐々に成長してインクを吐出できなくしてしまうという問題点があった。特許文献1では、インク供給路および記録ヘッド内のインクを吸引動作によって完全に排出した後、インクカートリッジを装着して、空のインク供給路および記録ヘッド内にインクを導入するようにしている。インクカートリッジの装着前に、多量にインクを排出しなければならない。
特許文献2のような構成でも同様で、新しいインクカートリッジを装着した際に、装着部のインク抽出管とインクカートリッジとの間に、気泡をかみ込んでしまう。そのため、記録ヘッドのノズルから吸引動作を行うことによって、インクカートリッジから記録ヘッド側にインクを引き込んで、気泡を移動させる必要があった。特許文献2のような構成は、特許文献1のような構成と比べて、インクカートリッジから記録ヘッド間の距離が長い為、さらに廃インクの増大を引き起こしていた。
本発明は、上述したような問題点の改善に試みたもので、インクカートリッジを装着した際、簡単な構成と方法で気泡を除去し、さらにその際の廃インク量を減少させることができるインクカートリッジの装着方法と、インクジェットプリンタ装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、インクカートリッジの装着方法において、インクを吐出するノズルを有する記録ヘッド及び、その記録ヘッドにインクを供給するバッファタンクとが塔載されたキャリッジと、前記バッファタンクに形成され、そのバッファタンク内の空気を外部に排気する排気通路に開閉可能に設けられた排気弁と、前記キャリッジ外で、前記記録ヘッドよりも下方に配置され、インクカートリッジが着脱可能に装着される装着部と、前記装着部に装着される前記インクカートリッジが一端に着脱可能に接続され、前記インクカートリッジ内のインクを前記バッファタンクに供給するインク流路とを備えたインクジェットプリンタ装置において、前記インクカートリッジを前記装着部に装着し前記インク流路に接続したとき、前記バッファタンクの前記排気弁を開放させて、前記バッファタンクとインクカートリッジの水頭差により、前記インク流路の前記インクカートリッジが接続される前記一端近傍のインクを前記インクカートリッジ側に移動させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクカートリッジの装着方法において、前記バッファタンク、前記インクカートリッジおよび前記インク流路は、前記インクの種類に応じて複数設けられ、前記排気弁は、前記複数のバッファタンクごとに設けられ、装着されたインクカートリッジのインクの種類に対応した前記排気弁を開放させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1〜2のいずれかに記載のインクカートリッジの装着方法において、前記排気弁を開放して前記インクを前記インクカートリッジ側に所定量移動させた後、前記インクカートリッジから前記インク流路を介して前記バッファタンクにインクを供給することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のインクカートリッジの装着
方法において、前記排気弁を所定時間だけ開放して閉塞することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、インクを吐出するノズルを有する記録ヘッド及び、その記録ヘッドにインクを供給するバッファタンクとが塔載されたキャリッジと、前記バッファタンクに形成されそのバッファタンク内の空気を外部に排気する排気通路に開閉可能に設けられた排気弁と、前記キャリッジ外で、前記記録ヘッドよりも下方に配置され、インクカートリッジが着脱可能に装着される装着部と、前記装着部に装着される前記インクカートリッジが一端に着脱可能に接続され、前記インクカートリッジ内のインクを前記バッファタンクに供給するインク流路とを備えたインクジェットプリンタ装置において、前記インクカートリッジを前記装着部に装着し前記インク流路に接続したとき、前記インク流路の前記インクカートリッジが接続される前記一端近傍のインクを、前記バッファタンクとインクカートリッジとの水頭差により、前記インクカートリッジ側に移動させるように、前記排気弁を開放させる開放装置を有するインクジェットプリンタ装置であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のインクジェットプリンタ装置において、前記バッファタンク、前記インクカートリッジおよび前記インク流路は、前記インクの種類に応じて複数設けられ、前記排気弁は、前記複数のバッファタンクごとに設けられ、前記開放装置は、装着されたインクカートリッジのインクの種類に対応した前記排気弁を開放させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5〜6のいずれかに記載のインクジェットプリンタ装置において、前記装着部に装着された前記インクカートリッジから前記インク流路を介して前記バッファタンクにインクを供給する供給装置をさらに備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のインクジェットプリンタ装置において、前記供給装置は、前記キャリッジが所定位置にあるとき、前記記録ヘッドと対向するキャップと、前記ノズルからインクを吸引するポンプとを備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、請求項5〜8のいずれかに記載のインクジェットプリンタ装置において、前記排気弁を開放してからの経過時間をカウント手段を備え、そのカウント手段の出力に基づいて前記排気弁を所定時間開放して、前記インクを前記インクカートリッジ側に所定量移動させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項5〜9のいずれかに記載のインクジェットプリンタ装置において、前記インクカートリッジを装着したとき、操作されるスイッチ手段を備え、前記開放装置は、前記スイッチ手段の出力に基づいて前記排気弁を開放することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、装着部は、キャリッジ外で記録ヘッドよりも下方に配置され、インクカートリッジが着脱可能に装着され、そのインクカートリッジに接続されたインク流路を介して、キャリッジに塔載されたバッファタンクにインクを供給するインクジェットプリンタ装置において、インクカートリッジを装着部に装着したとき、バッファタンクに設けられた排気通路の排気弁を開放させて、バッファタンクとインクカートリッジの水頭差によって、インク流路のインクカートリッジが接続される一端近傍のインクをインクカートリッジ側に移動させるため、容易な構成と方法でかつコストをかけないで、インクカートリッジの装着時に噛み込んだ気泡をインクカートリッジ側へ押し出すことができる。その結果、インクカートリッジの装着後に、その気泡を除去するためにインク流路内のインクを記録ヘッド側から大量に排出する必要がなくなり、インクの無駄な消費を抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載のインクカートリッジの装着方法において、バッファタンク、インクカートリッジおよびインク流路は、インクの種類に応じて複数設けられ、排気弁は複数のバッファタンクごとに設けられ、装着されたインクカートリッジのインクの種類に対応した排気弁を開放させるため、装着されたインク種類のみを選択して気泡を押し出すことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1〜2のいずれかに記載のインクカートリッジの装着方法において、排気弁を開放してインクをインクカートリッジ側に所定量移動させた後、インクカートリッジからインク流路を介してバッファタンクにインクを供給するため、かみこんだ気泡を十分に押し出し、その後、排気弁の開放によって移動した所定量のインクを再びバッファンタンクに供給するので、記録ヘッドを動作可能な状態に復活させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、排気弁を所定時間だけ開放して閉塞するので、排気弁
の開閉制御が容易である。
請求項5に記載の発明によれば、装着部は、キャリッジ外で記録ヘッドよりも下方に配置され、インクカートリッジが着脱可能に装着されていて、そのインクカートリッジに接続されたインク流路を介して、キャリッジに塔載されたバッファタンクにインクを供給するインクジェットプリンタ装置において、インクカートリッジを装着部に装着したとき、バッファタンクとインクカートリッジの水頭差によって、インク流路のインクカートリッジが接続される一端近傍のインクをインクカートリッジ側に移動させるように、バッファタンクに設けられた排気通路の排気弁を開放させる開放装置を有しているため、容易な構成と方法で、かつコストをかけないで、インクカートリッジの装着時に噛み込んだ気泡をインクカートリッジ側へ押し出すことができる。その結果、インクカートリッジの装着後に、その気泡を除去するためにインク流路内のインクを記録ヘッド側から大量に排出する必要がなくなり、インクの無駄な消費を抑えることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載のインクジェットプリンタ装置において、バッファタンク、インクカートリッジおよびインク流路は、インクの種類に応じて複数設けられ、排気弁は、複数のバッファタンクごとに設けられ、装着されたインクカートリッジのインクの種類に対応した排気弁を開放させるため、装着されたインク種類のみを選択して気泡を押し出すことができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項5〜6のいずれかに記載のインクジェットプリンタ装置において、装着部に装着されたインクカートリッジからインク流路を介してバッファタンクにインクを供給する供給装置をさらに備えるので、前述のようにかみこんだ気泡を押し出した後、インクを再びバッファンタンクに供給することで、記録ヘッドを動作可能な状態に復活させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載のインクジェットプリンタ装置において、キャリッジが所定位置にあるとき、キャップを記録ヘッドと対向し、ポンプによってノズルからインクを吸引することで、インクカートリッジからインク流路を介してバッファタンクにインクを供給することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項5〜8のいずれかに記載のインクジェットプリンタ装置において、排気弁を開放してからの経過時間をカウントするカウント手段を備え、そのカウント手段の出力に基づいて排気弁を所定時間開放して、インクをインクカートリッジ側に所定量移動させるので、排気弁の開閉制御が容易で、かみ込んだ気泡を押し戻すだけのインクの流れを形成することができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項5〜9のいずれかに記載のインクジェットプリンタ装置において、インクカートリッジを装着したとき、操作されるスイッチ手段を備え、開放装置は、スイッチ手段の出力に基づいて駆動するため、自動的、もしくは、使用者自らが操作するスイッチ手段を用いることで、一連の操作を実行させることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、インクを吐出する側を下面および下方向とし、その反対側を上面および上方向とし、図1のキャリッジ7の走査方向(X方向)を左右方向とする。また、各色のインクを示す場合、ブラックB、シアンC、イエローY、マゼンタMと示す。
図1を用いて、本実施形態のインクジェットプリンタ装置1について説明する。インクジェットプリンタ装置1は、装着部3に装着されたインクを貯留するインクカートリッジ2から、略箱状のキャリッジ7に搭載されたバッファタンク8を介して複数のノズル(図示せず)を有する記録ヘッド20へインクが供給される。キャリッジ7は、並設した2本のガイド軸19、19に摺動自在に取り付けられていて、キャリッジ7が走査方向(左右方向、X方向)に移動して、複数のノズルからインクを吐出することで記録用紙に印字がなされる。
インクカートリッジ2は、例えば、ブラックB、シアンC、イエローY、マゼンタMの各色のインクを貯留し、それぞれ2Bはブラック、2Cはシアン、2Yはイエロー、2Mはマゼンタのインクカートリッジ2を示している。各インクカートリッジ2は、インク色ごとにインク流路としてのインク供給チューブ6(6B、6C、6Y、6M)の一端と接続され、各インクがそれぞれのバッファタンク8(8B、8C、8Y、8M)に供給されている。
キャリッジ7は、その底部に記録ヘッド20が固定されていて、その上方に複数のバッファタンク8が配設され、各バッファタンク8B〜8Mに備えられたインク流出管10B〜10Mが記録ヘッド20と連通するように構成され、記録ヘッド20へそれぞれのインクを供給している。また、キャリッジ7の底面は開口していて、記録ヘッド20の最下面に配されたノズル面が露出した状態になっている。
記録ヘッド20は、特開2005−161761号公報に記載のように、複数枚のプレートを積層、接着して形成され、バッファタンク8からインクが供給されるキャビティプレート(図示せず)と複数の圧電変形部を有したプレート型の圧電アクチュエータ(図示せず)とが接着され、さらにその上面には駆動回路21が塔載されたフレキシブル配線材(図示せず)が配され、電気的に接続されている。図示しないが、キャビティプレートの最下面のノズル面には各インク色ごとにインクを吐出する複数のノズル列がキャリッジ7の走査方向と直交する方向(Y方向)に設けられ、駆動回路からの印字信号が圧電変形部に選択的に変形させることで、対応するノズルからインクが吐出される。
また、図1のようにインクジェットプリンタ装置1の左右方向(X方向)の一方の端で、ガイド軸19、19の下方向にメンテナンスユニット50が配置され、またその横に記録ヘッド20のノズル面を払拭してクリーニングする公知のワイパー部材(図示しない)が配置されている。メンテナンスユニット50については、後述する。
インクカートリッジ2は、図1、図2のように装着部3に着脱可能に装着されていて、装着部3は、ベース部3aと、そのベース部3aの両側から立設するガイド部3bとから成り、ベース部3aには、インクカートリッジ2内に貯留されたインクをバッファタンク8へ供給するための中空状のインク供給管4と、インクカートリッジ2内に大気を導入する中空状の大気導入管5とが、各インクカートリッジごとに突出して配置されている。インク供給管4は、その一端を後述するインクカートリッジ2のインク供給口14と接続し、他端にはインク供給チューブ6が接続され、インク供給チューブ6を介してバッファタンク8へ連通している。また、大気導入管5は、その一端を後述するインクカートリッジ2の大気導入口15と接続され、他端には、大気導入チューブ18が接続され、大気導入管5は、大気導入チューブ18を介して大気と連通している。
インクカートリッジ2の装着部3は、図1のようにキャリッジ7が取り付けられたガイド軸19、19の下方に配設されていて、バッファタンク8内のインクは、インクカートリッジ2内のインクよりも高い所に位置しているため、その水頭差hによって、インクタンク8からインクカートリッジ2に対してインクを流そうとする圧力差がかかっている。
次にインクカートリッジ2の構成について説明する。インクカートリッジ2は、略箱状で樹脂製の本体ケース2bと、その内部にインクを貯留する空間となる貯留室2aを有している。また、本体ケース2bの底部2cには、装着部3にインクカートリッジ2が装着されたとき、インク供給管4および大気導入管5がそれぞれ挿入されるインク供給口14および大気導入口15が形成されていて、そのインク供給口14および大気導入口15の貯留室2a内には、弁部材16と押さえ部材17がインク供給口14および大気導入口15を覆うようにして、インクカートリッジ2の内外の連通を封止している。
弁部材16及び押さえ部材17は、樹脂材料で構成されていて、弁部材16が、インク供給口14及び大気導入口15を覆い、支持部17aで固定された押さえ部材17が下方向に弾性押圧することで塞ぐことができる。インクカートリッジ2が装着部3に装着された時は、図2(b)のように、インク供給管4及び大気導入管5の先端がインクカートリッジ2内へ挿入されて、弁部材16に当接し、弁部材16を下方向から上方向に押し上げることによって、インクをインク供給管4に、また、大気を大気導入管5を通してインクカートリッジ内に導入することができる。
バッファタンク8は、図3に示すように、各インクカートリッジ2B〜2Mからの各インクを貯留するバッファタンク8B〜8Mが一体的になって構成されていて、インク供給チューブ6の一端が接続部8a(図2)で接続され、各バッファタンク8B〜8Mのそれぞれのインク流出管10B〜10Mから記録ヘッド20の各ノズル列ごとにインクを供給する。また、バッファタンク8B〜8Mは、排気部9B〜9Mをそれぞれ備えている(図1)。排気部9は、図3に示すように、それぞれのバッファタンク8B〜8Mの上方に連通する排気通路9cをそれぞれ備えていて、さらに排気通路9c毎に排気弁9bを備えている。図3では、ブラックバッファタンク8Bと連通している排気部9Bを示しているが、その他のバッファタンクについても同様にそれぞれ排気通路9c及び排気弁9bを有する排気部9C〜9Mが設けられている。
各排気通路9cは、バッファタンク8B〜8Mの上面から側面に沿って下方に延び、下端部を記録ヘッド20のノズル面とほぼ同一平面上に開口している。各バッファタンクの各排気通路9cの下端開口9dは、バッファタンクの側面に沿って一列に並んでいる。排気弁9bは、例えばバネ部材のような弾性部材9aによって排気通路9cを閉塞する方向に押圧され、排気弁9bに接続された排気弁ロッド9eは、下端開口9dの近傍まで延びている。排気弁ロッド9eは、後述する排気キャップ41の突出部42Bと当接して押し上げられ、排気弁9bを開放するように動かされる。排気弁9bは、通常(記録ヘッドからインクを吐出するときなど)は閉塞した状態にあり、インク供給チューブ6B〜6Mから供給されたインクは、バッファタンク8B〜8M、インク流出管10B〜10M内を流れる際に、インク中に含まれる気泡を浮上させ、バッファタンク8B〜8Mの上部及び各排気通路9cに気泡を蓄積させる。この気泡は排気弁9bを適宜開放制御することによって外部に排出させることができる。
また、排気通路9c及び排気弁9bは、それぞれのバッファタンク8B〜8Mにインク色ごとに備えられているため、排気弁9bよりもバッファタンク8B〜8M側で各インクが混色することがない。また、後述するように、排気弁9bの開閉をインク色ごとに別々に行うことができる。つまり、インクカートリッジ2を交換したインク色のみについて、対応する排気弁9bを開放させた後、吸引動作させることができ、必要以外のインクが排気弁9bから廃棄される必要がなく、廃インク量を低減させることができる。また、例えば、シアン、イエロー、マゼンタのカラーインクの排気弁9bの開閉操作を同時に行うようにし、ブラックの排気弁9bと分けて行うようにしても良い。
次に、メンテナンスユニット50について説明をする。メンテナンスユニット50は、図1及び図3に示すように、メンテナンス本体部51に、記録ヘッド20のノズル面を覆う弾性体の吸引キャップ31と、排気部9の下端開口9dを覆う弾性体の排気キャップ41と、吸引を行う吸引手段30を備えている。これらのキャップ31、41は、共通の昇降手段40によって昇降可能とされ、記録ヘッド20のノズル面、排気部9の下端開口9dに密着、及び離隔可能に構成されている。吸引手段30は、各キャップ31、41の排出口31c、41cと吸引チューブ32、33を介して連通した切替バルブ34と、その切替バルブ34の下流側に連通した吸引ポンプ35とを備えている。切替バルブ34は、吸引キャップ31と排気キャップ41とを選択的に吸引ポンプ35に連通する。吸引ポンプ35から排出された廃インクは公知の廃インク溜(図示しない)に貯留される。
排気キャップ41は、図1のように各排気部9の下端開口の9dの列に対応した略長方形で、底部41aとその周縁部を囲んで立設したリップ部41bから成り、昇降手段40によりメンテナンス本体部51が上昇することにより、リップ部41bが排気部9の下端開口9dを密着して覆い、吸引可能な状態となる。また、排気キャップ41には、各インク色ごとに設けられた排気弁ロッド9eと対応する位置にインク色ごとに突起部42B(図3では、ブラックインク用の突起部を示す)が昇降可能に設けられている。各突起部42が、第2の昇降手段43により選択的に排気弁ロッド9eを押し上げることにより、バネ部材9aに抗して排気弁9bを開放することができる。また、排気キャップ41の底部41aには、開放した排気通路9cから気泡を吸引する排気口41cが設けられ、切替バルブ34を介して吸引ポンプ35が接続されている。
排気キャップ41を排気部9の下端開口9dに密着させ、第2の昇降手段43により突起部42を駆動して排気弁9bを開放させた状態で、切替バルブ34を排気キャップ41が吸引ポンプ35と連通する位置に切り替え、吸引ポンプ35を駆動することでバッファタンクの上部及び排気部9に蓄積した気泡の吸引を行うことができる。突起部42は図3では、ブラックインク用の突起部42Bを示しているが、図1のように各インクの排気弁9bに対応した位置に他のインク用の突起部42C,42Y、42Mが設けられていて、同様の構成で気泡を吸引することができる。
一方、記録ヘッド20のノズル面を覆う吸引キャップ31は、図1のように全ノズル列を囲む長い長方形で、底部31aと底部31aの周縁部を囲んで立設したリップ部31bが設けられ、排気キャップ41と同様に、昇降手段40によって、メンテナンス本体部51が上昇することにより、ノズル面にリップ部31を密着させることができる。吸引キャップ31の底部31aには、排出口31cが設けられていて、切替バルブ34を介して吸引ポンプ35が接続されている。切替バルブ34を吸引キャップ31が吸引ポンプ35と連通する位置に切り替え、吸引手段30を駆動することで、記録ヘッド内の増粘インクや気泡を含んだインクを吸引可能となる。また、吸引を行わない場合は、ノズル面にリップ部31を密着させて、インクの蒸発を防いでインクメニスカスを保存している。
次に、本実施形態のインクジェットプリンタ装置1の電気的構成について説明する。図4は、インクジェットプリンタ装置1の電気的構成を示すブロック図であり、インクジェットプリンタ装置1の制御装置は、インクジェットプリンタ装置全体の各部を制御する1チップマイクロコンピュータ(以下CPUとする)60と、ゲート回路LSIである制御回路61と、各種のインクを吐出する制御プログラムや駆動波形データを記憶したROM62と、データを一時的に記憶するRAM63とを備えている。CPU60には、各種の指令をボタンなどで入力するための操作パネル64、キャリッジ7を往復操作するキャリッジモータ67を駆動させるモータドライバ65、用紙の搬送装置を駆動させる搬送モータ68を駆動させるモータドライバ66、また、メンテナンス本体部51用の昇降手段40、突起部42B〜42M用の第2の昇降手段43やインクカートリッジ2が正常な装着状態にあることを検出するセンサであるインクカートリッジセンサ71、吸引手段30の切替バルブ34や吸引ポンプ35と接続されている。記録ヘッド20は、制御回路61から駆動回路21をとおして出力された記録データに基づいて駆動される。
次に、実施形態のインクカートリッジ2の装着方法を図5の概略図、図6のフローチャートを用いて説明する。図6のプログラムは、図4に示すROM62に記憶されていて、CPU60によって実行される。以下、フローチャートの各ステップは、「S」と略記する。インクカートリッジ2の装着は、記録ヘッド20に吸引キャップ31が密着して記録ヘッド20を吸引できる位置にキャリッジ7があるとき行われる。また、この位置において、排気キャップ41も排気部9の下端開口9dに密着しているが、突起部42は下降した位置にあって、排気弁9bを閉塞状態にしている。
初めてインクカートリッジ2を装着するときや、古いインクカートリッジ2を取り外し、新しいものと交換するときには、図5(a)に示すように、インク供給管4中のインクが除去されて気泡13が入り込んでいる状態となる。この状態で図5(b)のように、インクカートリッジ2を装着すると、装着部3のインク供給管4の先端付近に気泡13がかみ込まれた状態で装着されてしまう。あるいは、インク供給管4のほぼ上端までインクが満たされていたとしても、インクカートリッジ2の弁部材16の下側は空気であるから、インク供給管4をインク供給口14に挿入したとき、インク供給管4の上端と弁部材16との間に空気をかみ込こんでしまう。
そのため、インクカートリッジ2を装着したとき、インクカートリッジセンサ71の動作に基づいて(図6,S1)、メンテナンス装置50の第2の昇降手段43を駆動させ、図5(c)のように、バッファタンク8の排気部9の排気弁9bを開放させる(図6,S2)。それと同時に、ROM62に備えたカウンタ手段がインクカートリッジ2が装着されたときからの経過時間t(s)を計測する(図6,S3,S4)。その結果、バッファタンク8内のインクに大気圧が作用し、バッファタンク8とインクカートリッジ2との水頭差hによる圧力により、チューブ6内のインクはインクカートリッジ2へ流れ込む。よって、インク供給管4中に入り込んでいた気泡13をインクカートリッジ2側に押し出すことができる。そして、インク供給管4と弁部材16との間にかみ込こんだ気泡も上記気泡13とともに、インクカートリッジ2内の上方に浮上させ、インクカートリッジ2からインク供給管4へのインク供給に、気泡が入り込むことをなくする。
上記カウンタ手段が計測を開始した経過時間t(s)が所定時間を超えると(図6,S4)、第2の昇降手段43を復帰させ、排気弁9bを閉塞する(図6,S5)。この排気弁9bの開放時間は、短時間、すなわちインク供給管4のインクカートリッジ2との接続端近傍のインクを、気泡が除去できる程度に所定量だけ移動させる程度の時間で良い。
また、このとき、バッファタンク8からチューブ6へのインクの流出により、記録ヘッド20のノズルにおいては、インクのメニスカスが後退したり、破壊されている可能性がある。上記のように排気弁9bを閉塞位置に復帰させた後、記録ヘッド20のノズル面にメンテナンス部50の吸引キャップ31を密着させた状態で、吸引手段30を駆動して、ノズルからインクを吸引させる(図6,S6)ことで、バッファタンク8に再びインクを充填させる。それにより、密閉されたバッファタンク8、インクカートリッジ2及びチュープ6がインクによって接続されることで、前記の水頭差hによって、記録ヘッドのノズル内のインクに正規の負圧(背圧)が作用するようになって、ノズルのメニスカスを正常な位置に再現させ、記録ヘッドからの正常なインク吐出を可能にすることができる。
なお、バッファタンク8へのインクの充填は、排気キャップ41を排気部9の下端開口9dに密着させ、吸引手段30により排気部9を通じて吸引させることで行っても良い。この場合は、排気弁9bの開放(S2)から前記所定時間の経過後、上記のように吸引手段30を駆動させ、その後、排気弁9bを閉塞する。
図7に記載の実施形態では、使用者が新しいインクカートリッジ2を装着部3に装着したとき(S1)、スイッチ手段として、使用者によって、操作パネル64のインクカートリッジ装着ボタン(図示せず)が操作される(S7)。インクカートリッジ装着ボタンが操作されたときからの経過時間t(s)が前記実施形態と同様に計測され、以降、前記実施形態と同様に駆動される。
なお、吸引操作(S6)は、排気弁9bの開閉後、引き続いて行われるように自動制御してもよいし、使用者によりパージ操作ボタンを操作して行われるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、吸引キャップ31と排気キャップ41とを共通の昇降手段40によって昇降させるように構成されているが、両者を別々の昇降手段によって昇降移動させるように構成することもできる。この場合、インクカートリッジ2を装着する際に、吸引キャップ31を記録ヘッド20に密着した状態にする一方、排気キャップ41を排気部9の下端開口9dから離隔した状態とすることができる。このため、各突起部42を、排気キャップ41に一体に固定して設けることができ、それによって排気キャップ41が排気部の下端開口9dに密着したときに、全排気弁の開放を同時に行い、全排気部9から同時に気泡を吸引することができるようになる。さらに、インクカートリッジ2の装着時にかみこんだ気泡を除去した後の、バッファタンク8へのインク充填は、インクカートリッジ2側からインクに正圧をかけて行うこともできる。
以上のように、インクカートリッジ2の装着において、容易な構成と方法で、インク供給路内に噛み込んだ空気をインクとともにインク供給路からインクカートリッジ2側へ押し出すことができる。また、バッファタンク8に吸引動作によって、再びインクカートリッジ2からインクを供給するときも、従来のように定期的に吸引動作を行うよりも廃インク量を減少させることができる。
インクジェットプリンタ装置1の一部拡大図である。 (a)バッファタンク8とインクカートリッジ2の接続を示す図である。(b)インクカートリッジ2を装着部3に装着した時の一部拡大図である。 バッファタンク8及びメンテナンス部50のX方向の断面図である。 (a)インクカートリッジ2を装着する前の様子を示す。(b)新しくインクカートリッジ2を装着した時の様子を示す。(c)バッファタンク8の排気弁9bを開放した時の様子を示す。 インクジェットプリンタ装置1の電気的構成を示す図である。 本実施形態のインクカートリッジ2の装着方法を示すフローチャートである。 本実施形態の別のインクカートリッジ2の装着方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ装置
2 インクカートリッジ
3 装着部
4 インク供給管
6 インク供給チューブ
8 バッファタンク
9 排気部
9b 排気弁
9e 排気弁ロッド
13 気泡
20 記録ヘッド
30 吸引手段
31 吸引キャップ
40 昇降手段
41 排気キャップ
42 突起部
43 第2の昇降手段
50 メンテナンス部
h 水頭差

Claims (10)

  1. インクを吐出するノズルを有する記録ヘッド及び、その記録ヘッドにインクを供給するバッファタンクとが塔載されたキャリッジと、
    前記バッファタンクに形成され、そのバッファタンク内の空気を外部に排気する排気通路に開閉可能に設けられた排気弁と、
    前記キャリッジ外で、前記記録ヘッドよりも下方に配置され、インクカートリッジが着脱可能に装着される装着部と、
    前記装着部に装着される前記インクカートリッジが一端に着脱可能に接続され、前記インクカートリッジ内のインクを前記バッファタンクに供給するインク流路と
    を備えたインクジェットプリンタ装置において、
    前記インクカートリッジを前記装着部に装着し前記インク流路に接続したとき、
    前記バッファタンクの前記排気弁を開放させて、前記バッファタンクとインクカートリッジの水頭差により、前記インク流路の前記インクカートリッジが接続される前記一端近傍のインクを前記インクカートリッジ側に移動させることを特徴とするインクカートリッジの装着方法。
  2. 前記バッファタンク、前記インクカートリッジおよび前記インク流路は、前記インクの種類に応じて複数設けられ、
    前記排気弁は、前記複数のバッファタンクごとに設けられ、
    装着されたインクカートリッジのインクの種類に対応した前記排気弁を開放させることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジの装着方法。
  3. 前記排気弁を開放して前記インクを前記インクカートリッジ側に所定量移動させた後、前記インクカートリッジから前記インク流路を介して前記バッファタンクにインクを供
    給することを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のインクカートリッジの装着方法。
  4. 前記排気弁を所定時間だけ開放して閉塞することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクカートリッジの装着方法。
  5. インクを吐出するノズルを有する記録ヘッド及び、その記録ヘッドにインクを供給するバッファタンクとが塔載されたキャリッジと、
    前記バッファタンクに形成されそのバッファタンク内の空気を外部に排気する排気通路に開閉可能に設けられた排気弁と、
    前記キャリッジ外で、前記記録ヘッドよりも下方に配置され、インクカートリッジが着脱可能に装着される装着部と、
    前記装着部に装着される前記インクカートリッジが一端に着脱可能に接続され、前記インクカートリッジ内のインクを前記バッファタンクに供給するインク流路と
    を備えたインクジェットプリンタ装置において、
    前記インクカートリッジを前記装着部に装着し前記インク流路に接続したとき、
    前記インク流路の前記インクカートリッジが接続される前記一端近傍のインクを、前記バッファタンクとインクカートリッジとの水頭差により、前記インクカートリッジ側に移動させるように、前記排気弁を開放させる開放装置を有することを特徴とするインクジェットプリンタ装置。
  6. 前記バッファタンク、前記インクカートリッジおよび前記インク流路は、前記インクの種類に応じて複数設けられ、
    前記排気弁は、前記複数のバッファタンクごとに設けられ、
    前記開放装置は、装着されたインクカートリッジのインクの種類に対応した前記排気弁を開放させることを特徴とした請求項5に記載のインクジェットプリンタ装置。
  7. 前記装着部に装着された前記インクカートリッジから前記インク流路を介して前記バッファタンクにインクを供給する供給装置をさらに備えることを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載のインクジェットプリンタ装置。
  8. 前記供給装置は、前記キャリッジが所定位置にあるとき、前記記録ヘッドと対向するキャップと、前記ノズルからインクを吸引するポンプとを備えることを特徴とする請求項7に記載のインクジェットプリンタ装置。
  9. 前記排気弁を開放してからの経過時間をカウント手段を備え、そのカウント手段の出力に基づいて前記排気弁を所定時間開放して、前記インクを前記インクカートリッジ側に所定量移動させることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のインクジェットプリンタ装置。
  10. 前記インクカートリッジを装着したとき、操作されるスイッチ手段を備え、前記開放装置は、前記スイッチ手段の出力に基づいて前記排気弁を開放することを特徴とする請求項5〜9のいずれかの記載のインクジェットプリンタ装置。

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