JP2014191347A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カートリッジが装置本体に装着されているか否かを確実に検知することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】
現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されたときに、現像カートリッジ9の突出部62を、アクチュエータ71の突部74Bに当接させて、アクチュエータ71を第2位置に位置させる。このときに、CPU77に、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されていると判断させる。その後、ウォーミングアップ動作において、検知ギア49の当接部55をアクチュエータ71の突部74Bに当接させて、アクチュエータ71を第3位置に位置させる。このときに、CPU77に、現像カートリッジ9が新品であると判断させる。
【選択図】図6
【解決手段】
現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されたときに、現像カートリッジ9の突出部62を、アクチュエータ71の突部74Bに当接させて、アクチュエータ71を第2位置に位置させる。このときに、CPU77に、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されていると判断させる。その後、ウォーミングアップ動作において、検知ギア49の当接部55をアクチュエータ71の突部74Bに当接させて、アクチュエータ71を第3位置に位置させる。このときに、CPU77に、現像カートリッジ9が新品であると判断させる。
【選択図】図6
Description
本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式のプリンタとして、感光体と、感光体にトナーを供給する現像カートリッジとを備えるプリンタが知られている。
このようなプリンタでは、装着された現像カートリッジの情報(例えば、現像カートリッジが新品であるか否かなど)を判断するための新品検出手段を備えている。
例えば、現像カートリッジに回転可能に設けられる検出ギヤに、本体ケーシング内のアクチュエータに当接される当接突起を設け、現像カートリッジが本体ケーシングに装着されたときに、検出ギヤを回転駆動させて、当接突起によってアクチュータを揺動させるとともに、光センサによってアクチュエータの揺動を検出し、その検出結果に基づいて、現像カートリッジの情報を判断するレーザプリンタが提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
上記した特許文献1に記載されるような画像形成装置において、現像カートリッジが装置本体に装着されているか否かの情報を、現像カートリッジが新品であるか否かの情報とは別に検出することが検討される場合がある。
この場合、現像カートリッジが装置本体に装着されているか否かの情報を検出するセンサを、別途、設けることが検討される。この場合には、画像形成装置の製造コストが増大する。
また、現像カートリッジが装置本体に装着されているか否かの情報を、検出ギヤを兼用して検出することが検討される。
この場合、検出ギヤは、回転可能であることから、現像カートリッジの筐体に対して、比較的大きながた(遊び)を有する場合がある。そのため、検出ギヤが回転していないときには、本体ケーシングのアクチュエータに対する検出ギアの当接を確保することが困難な場合がある。
そこで、本発明の目的は、カートリッジが装置本体に装着されているか否かを確実に検知することができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置本体と、装置本体に対して装着または離脱するように構成されるカートリッジとを備える。
カートリッジは、筐体と、装置本体から駆動力が入力されることで、筐体に対して移動するように構成される可動部材とを備える。
装置本体は、検知体と、カートリッジの新旧を判断するように構成される判断手段とを備える。
検知体は、筐体と当接するように構成される第1部分と、可動部材と当接するように構成される第2部分とを有する。可動部材は、第2部分と当接するように構成される当接部を備える。
検知体は、カートリッジが装置本体から離脱しているときに位置する第1位置と、カートリッジが装置本体に装着され、第1部分と筐体とが当接したときに位置する第2位置と、カートリッジが装置本体に装着され、第2部分と可動部材とが当接したときに位置する第3位置との間を移動するように構成される。
判断手段は、検知体が第1位置に位置した場合に、カートリッジが装置本体から離脱されていると判断し、検知体が第2位置に位置した場合に、カートリッジが装置本体に装着されていると判断し、検知体が第3位置に位置した場合に、カートリッジが新品であると判断するように構成される。
このような構成によれば、検知体は、第1部分と筐体とが当接したときに第2位置に位置する。このとき、判断手段は、カートリッジが装置本体に装着されていると判断する。
そのため、カートリッジの筐体そのものの位置を検知することができ、カートリッジが装置本体に装着されているか否かを確実に検知することができる。
そして、検知体は、可動部材が移動して第2部分と可動部材とが当接したときに第3位置に位置する。このとき、判断手段は、カートリッジが新品であると判断する。
そのため、カートリッジが装置本体に装着されているか否かとは別に、カートリッジが新品であるか否かを検知することができる。
その結果、カートリッジが装置本体に装着されているか否かを確実に検知することができながら、カートリッジが新品であるか否かを検知することができる。
(2)第1部分は、カートリッジの装置本体に対する装着方向において、第2部分よりも装着方向下流側に配置されていてもよい。
(2)第1部分は、カートリッジの装置本体に対する装着方向において、第2部分よりも装着方向下流側に配置されていてもよい。
このような構成によれば、カートリッジを装置本体に装着したときに、第2部分よりも装着方向下流側において、筐体を第1部分に当接させることができる。
そのため、筐体が第1部分に当接した後において、可動部材を、装着方向上流側から容易に第2部分に当接させることができる。
その結果、カートリッジが装置本体に装着されているか否かを検知した後においても、カートリッジが新品であるか否かを確実に検知することができる。
(3)筐体は、第1壁と、第1方向において第1壁と間隔を隔てて位置する第2壁とを備えてもよい。可動部材は、第1壁に配置され、第1方向に延びる第1軸線を中心に回転可能に構成されてもよい。検知体は、カートリッジが装置本体に装着されたときに、第1方向において、第1壁と向かい合うように位置してもよい。この場合、第1部分は、第2部分よりも、第1方向内側に位置していてもよい。
(3)筐体は、第1壁と、第1方向において第1壁と間隔を隔てて位置する第2壁とを備えてもよい。可動部材は、第1壁に配置され、第1方向に延びる第1軸線を中心に回転可能に構成されてもよい。検知体は、カートリッジが装置本体に装着されたときに、第1方向において、第1壁と向かい合うように位置してもよい。この場合、第1部分は、第2部分よりも、第1方向内側に位置していてもよい。
このような構成によれば、第1部分がより第1方向内側に位置しているので、カートリッジを装置本体に装着したときに、筐体を第1部分に容易に当接させることができる。
(4)可動部材は、第1方向に往復移動可能に構成されており、当接部と筐体との間の第1方向の距離が第1距離となる第1可動位置から、当接部と筐体との間の第1方向の距離が第1距離よりも大きい第2距離となる第2可動位置を経て、第2可動位置から、当接部と筐体との間の第1方向の距離が第2距離よりも小さい第3距離となる第3可動位置に移動するように構成されていてもよい。この場合、当接部は、可動部材が第2可動位置に位置しているときに、第2部分と当接してもよい。
(4)可動部材は、第1方向に往復移動可能に構成されており、当接部と筐体との間の第1方向の距離が第1距離となる第1可動位置から、当接部と筐体との間の第1方向の距離が第1距離よりも大きい第2距離となる第2可動位置を経て、第2可動位置から、当接部と筐体との間の第1方向の距離が第2距離よりも小さい第3距離となる第3可動位置に移動するように構成されていてもよい。この場合、当接部は、可動部材が第2可動位置に位置しているときに、第2部分と当接してもよい。
このような構成によれば、可動部材が第2可動位置に進出されているときに、可動部材を装置本体の検知体に容易に検知させることができながら、可動部材が第1位置に配置されているとき、または、可動部材が第3位置に退避されているときには、可動部材が装置本体の部材との衝突などにより破損されることを抑制できる。
(5)筐体は、可動部材を被覆する被覆部材を備えてもよい。この場合、第1部分は、被覆部材と当接するように構成されてもよい。
(5)筐体は、可動部材を被覆する被覆部材を備えてもよい。この場合、第1部分は、被覆部材と当接するように構成されてもよい。
このような構成によれば、可動部材を被覆する被覆部材を利用して、カートリッジが装置本体に装着されているか否かを検知することができる。
(6)被覆部材は、第1方向外側に突出する突出部を有してもよい。この場合、第1部分は、カートリッジが装置本体に装着されたときに、突出部と当接するように構成されてもよい。
(6)被覆部材は、第1方向外側に突出する突出部を有してもよい。この場合、第1部分は、カートリッジが装置本体に装着されたときに、突出部と当接するように構成されてもよい。
このような構成によれば、突出部において、被覆部材を第1部分に容易に当接させることができる。
(7)検知体は、第1部分を有する第1検知体と、第2部分を有する第2検知体とを備えてもよい。この場合、第1検知体は、検知体が第2位置から第3位置に移動するときに、移動せず、第2検知体は、検知体が第2位置から第3位置に移動するときに、移動するように構成されてもよい。
(7)検知体は、第1部分を有する第1検知体と、第2部分を有する第2検知体とを備えてもよい。この場合、第1検知体は、検知体が第2位置から第3位置に移動するときに、移動せず、第2検知体は、検知体が第2位置から第3位置に移動するときに、移動するように構成されてもよい。
このような構成によれば、検知体が第2位置から第3位置に移動するときに、第2検知体のみを確実に移動させることができる。
(8)第1検知体と第2検知体とは、第1方向に沿う第2軸線について回動するように構成されてもよい。
(8)第1検知体と第2検知体とは、第1方向に沿う第2軸線について回動するように構成されてもよい。
このような構成によれば、第1検知体と第2検知体とを共通の第2軸線について回動させることができる。
そのため、第1検知体と第2検知体とを効率よく配置することができる。
(9)可動部材は、第1方向に沿って延びるように構成されてもよい。この場合、第2部分は、第1方向と直交する第2方向に沿って延びるように構成されてもよい。
(9)可動部材は、第1方向に沿って延びるように構成されてもよい。この場合、第2部分は、第1方向と直交する第2方向に沿って延びるように構成されてもよい。
このような構成によれば、第2部分に、第2部分と直交する第1方向に延びる可動部材を当接させることができる。
そのため、第1方向において第2部分に対する可動部材の当たり代を確保することができ、可動部材を、第2部分に対して確実に当接させることができる。
(10)検知体が第2位置に位置しているときの、回転軸線から第1部分と筐体との当接部分までの距離と、検知体が第3位置に位置しているときの、回転軸線から第2部分と当接部との当接部分までの距離とは、略同一長さであってもよい。
(10)検知体が第2位置に位置しているときの、回転軸線から第1部分と筐体との当接部分までの距離と、検知体が第3位置に位置しているときの、回転軸線から第2部分と当接部との当接部分までの距離とは、略同一長さであってもよい。
このような構成によれば、検知体の第1位置から第2位置への移動距離と、検知体の第2位置から第3位置への移動距離とをほぼ同等に設定することができる。
本発明の画像形成装置によれば、カートリッジが装置本体に装着されているか否かを確実に検知することができながら、カートリッジが新品であるか否かを検知することができる。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、電子写真方式のモノクロプリンタである。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、電子写真方式のモノクロプリンタである。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。また、図1の紙面右方が前方であり、図1の紙面左方が後方である。また、プリンタ1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前が左方であり、紙面奥が右方である。左右方向は、第1方向の一例である。上下方向は、第2方向の一例である。前後方向は、装着方向の一例である。前方は、装着方向上流側の一例である。後方は、装着方向下流側の一例である。
プリンタ1は、装置本体の一例としての本体ケーシング2と、プロセスカートリッジ3と、スキャナユニット4と、定着ユニット5とを備えている。
本体ケーシング2は、略ボックス形状を有している。本体ケーシング2は、開口部6と、フロントカバー7と、給紙トレイ20と、排紙トレイ21とを有している。
開口部6は、本体ケーシング2の前壁を前後方向に貫通し、プロセスカートリッジ3の通過を許容するように構成されている。
フロントカバー7は、略板形状を有している。フロントカバー7は、その下端部を支点として本体ケーシング2の前壁に揺動可能に支持されている。フロントカバー7は、開口部6を開放または閉鎖するように構成されている。
給紙トレイ20は、本体ケーシング2の底部に配置されている。給紙トレイ20は、用紙Pを収容するように構成されている。
排紙トレイ21は、本体ケーシング2の上面に配置されている。
プロセスカートリッジ3は、本体ケーシング2に対して装着または離脱するように構成されている。プロセスカートリッジ3は、ドラムカートリッジ8と、カートリッジの一例としての現像カートリッジ9とを備えている。
ドラムカートリッジ8は、感光ドラム10と、スコロトロン型帯電器11と、転写ローラ12とを備えている。
感光ドラム10は、プロセスカートリッジ3の後端部に回転可能に支持されている。感光ドラム10は、左右方向に長手の略円筒形状を有している。
スコロトロン型帯電器11は、感光ドラム10の後上方において、感光ドラム10と間隔を隔てて配置されている。
転写ローラ12は、感光ドラム10の下方に配置されている。転写ローラ12は、感光ドラム10の下端部と接触している。
現像カートリッジ9は、ドラムカートリッジ8に対して装着または離脱するように構成されている。現像カートリッジ9は、現像ローラ13と、供給ローラ14と、層厚規制ブレード15と、トナー収容部16とを備えている。
現像ローラ13は、現像カートリッジ9の後端部において回転可能に支持されている。現像ローラ13の後端部は、現像カートリッジ9の後端部から露出している。
供給ローラ14は、現像ローラ13の前下方において、現像カートリッジ9に回転可能に支持されている。供給ローラ14は、現像ローラ13の前下方端部と接触している。
層厚規制ブレード15は、現像ローラ13の上方に配置されている。層厚規制ブレード15は、左右方向に長手の略板形状を有している。層厚規制ブレード15の下端部は、現像ローラ13の前端部と接触している。
トナー収容部16は、供給ローラ14および層厚規制ブレード15の前方に配置されている。トナー収容部16は、トナーを収容するように構成されている。トナー収容部16は、アジテータ17を備えている。
アジテータ17は、トナー収容部16内において回転するように構成されている。
スキャナユニット4は、プロセスカートリッジ3の上方に配置されている。スキャナユニット4は、図1に破線で示すように、感光ドラム10に向けて画像データに基づくレーザービームを出射するように構成されている。
定着ユニット5は、プロセスカートリッジ3の後方に配置されている。定着ユニット5は、加熱ローラ18と、加熱ローラ18の後上端部に圧接される加圧ローラ19とを備えている。
そして、プリンタ1が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器11は、感光ドラム10の表面を一様に帯電する。その後、スキャナユニット4は、感光ドラム10の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム10の表面に形成される。
また、アジテータ17は、トナー収容部16内のトナーを撹拌し、撹拌されたトナーを供給ローラ14に供給する。供給ローラ14は、アジテータ17から供給されたトナーを現像ローラ13に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ13と供給ローラ14との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ13上に担持される。層厚規制ブレード15は、現像ローラ13上に担持されたトナーを一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ13に担持されたトナーは、感光ドラム10の表面上の静電潜像に供給される。これにより、トナー像が、感光ドラム10の表面上に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ20から、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム10と転写ローラ12との間に給紙される。感光ドラム10上のトナー像は、感光ドラム10と転写ローラ12との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、加熱ローラ18と加圧ローラ19との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ21に排紙される。
2.現像カートリッジ
図2および図3に示すように、現像カートリッジ9は、フレーム31と、駆動部32とを備えている。
(1)フレーム
図1および図3に示すように、フレーム31は、後端部が開放された略ボックス形状を有している。フレーム31は、第1壁の一例としての左壁33と、第2壁の一例としての右壁34と、前壁35と、下壁36と、上壁37とを備えている。
2.現像カートリッジ
図2および図3に示すように、現像カートリッジ9は、フレーム31と、駆動部32とを備えている。
(1)フレーム
図1および図3に示すように、フレーム31は、後端部が開放された略ボックス形状を有している。フレーム31は、第1壁の一例としての左壁33と、第2壁の一例としての右壁34と、前壁35と、下壁36と、上壁37とを備えている。
左壁33は、フレーム31の左端部に配置されている。左壁33は、前後方向に延びる側面視略矩形の板形状を有している。左壁33は、支持軸38と、支持部39とを備えている。
図4に示すように、支持軸38は、左壁33の前端部に配置されている。支持軸38は、左壁33の左面から左方へ延びる略円柱形状を有している。支持軸38の中心軸線A1は、第1軸線の一例である。
支持部39は、左壁33の左面から左方へ突出している。支持部39は、支持軸38を中心とする略円筒形状を有している。支持部39は、傾斜面39Aと、平行面39Bと、切欠部39Cとを有している。
傾斜面39Aは、支持部39の左面であって、支持部39の下端部に配置されている。傾斜面39Aは、左側面視反時計回り方向の下流側へ向かうにつれて左方へ向かうように傾斜している。
平行面39Bは、支持部39の左面であって、傾斜面39Aの左側面視反時計回り方向下流側端部に連続し、左壁33と平行に延びている。
切欠部39Cは、平行面39Bの左側面視反時計回り方向下流側端部に配置されている。切欠部39Cは、平行面39Bから右方に向かって切り欠かれている。
右壁34は、フレーム31の右端部に配置されている。すなわち、右壁34は、左右方向において左壁33と間隔をへだてて配置されている。右壁34は、前後方向に延びる側面視略矩形の板形状を有している。
前壁35は、左壁33の前端部と右壁34の前端部との間に架設されている。前壁35は、上下方向に延びる略板形状を有している。
下壁36は、左壁33の下端部と右壁34の下端部との間に架設されている。下壁36は、前壁35の下端部から後方へ向かって湾曲しながら延びている。下壁36は、略板形状を有している。
上壁37は、左壁33の上端部、右壁34の上端部および前壁35の上端部の上方に配置されている。上壁37は、左右方向に延びる略板形状を有している。上壁37の周縁部は、溶着などの方法により、左壁33の上端部、右壁34の上端部および前壁35の上端部に固定されている。
(2)駆動部
図2および図3に示すように、駆動部32は、ギア列41と、被覆部材の一例としてのカバー43とを備えている。
(2−1)ギア列
ギア列41は、現像カップリング44、現像ギア45、供給ギア46、中間ギア47、アジテータギア48、および、可動部材の一例としての検知ギア49が設けられている。
(2−1−1)現像カップリング
現像カップリング44は、左壁33の後端部に回転可能に支持されている。現像カップリング44は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。現像カップリング44は、第1ギア部50と、第2ギア部51と、カップリング部52とを有している。
(2)駆動部
図2および図3に示すように、駆動部32は、ギア列41と、被覆部材の一例としてのカバー43とを備えている。
(2−1)ギア列
ギア列41は、現像カップリング44、現像ギア45、供給ギア46、中間ギア47、アジテータギア48、および、可動部材の一例としての検知ギア49が設けられている。
(2−1−1)現像カップリング
現像カップリング44は、左壁33の後端部に回転可能に支持されている。現像カップリング44は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。現像カップリング44は、第1ギア部50と、第2ギア部51と、カップリング部52とを有している。
第1ギア部50は、現像カップリング44の右端部に配置されている。第1ギア部50は、左右方向に厚みを有する略円板形状を有している。また、第1ギア部50は、その周面すべてにわたってギア歯を備えている。ギア歯は、左ねじれのはす歯である。
第2ギア部51は、第1ギア部50の左面から左方へ突出している。第2ギア部51は、左右方向に厚みを有する略円板形状を有している。第2ギア部51の外径は、第1ギア部50の外径よりも小さい。第2ギア部51の中心軸線は、第1ギア部50の中心軸線と一致している。また、第2ギア部51は、その周面すべてにわたってギア歯を備えている。ギア歯は、左右方向に延びる平歯である。
カップリング部52は、第2ギア部51の左面から左方へ突出している。カップリング部52は、略円柱形状を有している。カップリング部52の外径は、第2ギア部51の外径よりも小さい。カップリング部52の中心軸線は、第2ギア部51の中心軸線と一致している。カップリング部52は、凹部53を有している。
凹部53は、カップリング部52の左面から右方へ凹んでいる。凹部53は、カップリング部52の径方向に延びる側面視略長穴形状を有している。
(2−1−2)現像ギア
現像ギア45は、現像カップリング44の後下方に配置されている。現像ギア45は、左右方向に厚みを有する略円板形状を有している。現像ギア45は、現像ローラ13の回転軸13Aの左端部に相対回転不能に支持されている。現像ギア45の周面には、その全周にわたって、ギア歯が形成されている。ギア歯は、右ねじれのはす歯である。現像ギア45は、現像カップリング44の第1ギア部50の後下端部と噛合している。
(2−1−3)供給ギア
供給ギア46は、現像カップリング44の下方に配置されている。供給ギア46は、左右方向に厚みを有する略円板形状を有している。供給ギア46は、供給ローラ14の回転軸14Aの左端部に相対回転不能に支持されている。供給ギア46の周面には、その全周にわたって、ギア歯が形成されている。ギア歯は、右ねじれのはす歯である。供給ギア46は、現像カップリング44の第1ギア部50の下端部と噛合している。
(2−1−4)中間ギア
中間ギア47は、現像カップリング44の前方に配置されている。中間ギア47は、左壁33に回転可能に支持されている。中間ギア47は、大径ギア47Aと小径ギア47Bとを一体的に有している。
(2−1−2)現像ギア
現像ギア45は、現像カップリング44の後下方に配置されている。現像ギア45は、左右方向に厚みを有する略円板形状を有している。現像ギア45は、現像ローラ13の回転軸13Aの左端部に相対回転不能に支持されている。現像ギア45の周面には、その全周にわたって、ギア歯が形成されている。ギア歯は、右ねじれのはす歯である。現像ギア45は、現像カップリング44の第1ギア部50の後下端部と噛合している。
(2−1−3)供給ギア
供給ギア46は、現像カップリング44の下方に配置されている。供給ギア46は、左右方向に厚みを有する略円板形状を有している。供給ギア46は、供給ローラ14の回転軸14Aの左端部に相対回転不能に支持されている。供給ギア46の周面には、その全周にわたって、ギア歯が形成されている。ギア歯は、右ねじれのはす歯である。供給ギア46は、現像カップリング44の第1ギア部50の下端部と噛合している。
(2−1−4)中間ギア
中間ギア47は、現像カップリング44の前方に配置されている。中間ギア47は、左壁33に回転可能に支持されている。中間ギア47は、大径ギア47Aと小径ギア47Bとを一体的に有している。
大径ギア47Aは、左右方向に厚みを有する略円板形状を有している。大径ギア47Aは、その周面すべてにわたってギア歯を備えている。ギア歯は、左右方向に延びる平歯である。大径ギア47Aは、現像カップリング44の第2ギア部51の前端部と噛合している。
小径ギア47Bは、大径ギア47Aの右面から右方へ突出している。小径ギア47Bは、左右方向に延びる略円柱形状を有している。小径ギア47Bの外径は、大径ギア47Aの外径よりも小さい。小径ギア47Bの中心軸線は、大径ギア47Aの中心軸線と一致している。小径ギア47Bは、その周面すべてにわたってギア歯を備えている。ギア歯は、左右方向に延びる平歯である。
(2−1−5)アジテータギア
アジテータギア48は、中間ギア47の前下方に配置されている。アジテータギア48は、アジテータ17の回転軸17Aの左端部に相対回転不能に支持されている。アジテータギア48は、大径ギア48Aと小径ギア48Bとを一体的に有している。
(2−1−5)アジテータギア
アジテータギア48は、中間ギア47の前下方に配置されている。アジテータギア48は、アジテータ17の回転軸17Aの左端部に相対回転不能に支持されている。アジテータギア48は、大径ギア48Aと小径ギア48Bとを一体的に有している。
大径ギア48Aは、左右方向に厚みを有する略円板形状を有している。大径ギア48Aは、その周面すべてにわたってギア歯を備えている。ギア歯は、左右方向に延びる平歯である。大径ギア48Aは、中間ギア47の小径ギア47Bの前下端部と噛合している。
小径ギア48Bは、大径ギア48Aの左面から左方へ突出している。小径ギア48Bは、中間ギア47の大径ギア47Aの前下方に間隔を隔てて配置されている。小径ギア48Bは、左右方向に延びる略円柱形状を有している。小径ギア48Bの外径は、大径ギア48Aの外径よりも小さい。小径ギア48Bの中心軸線は、大径ギア48Aの中心軸線と一致している。大径ギア48Aは、その周面すべてにわたってギア歯を備えている。ギア歯は、左右方向に延びる平歯である。
(2−6)検知ギア
検知ギア49は、アジテータギア48の前上方に配置されている。検知ギア49は、支持軸38に回転可能に支持されている。検知ギア49は、ギア部54と、当接部55と、摺動部56とを有している。
(2−6)検知ギア
検知ギア49は、アジテータギア48の前上方に配置されている。検知ギア49は、支持軸38に回転可能に支持されている。検知ギア49は、ギア部54と、当接部55と、摺動部56とを有している。
ギア部54は、略円板形状を有している。ギア部54の周面には、その周方向半分にギア歯が形成されている。ギア歯は、左右方向に延びる平歯である。ギア部54は、アジテータギア48の小径ギア48Bと噛合するように構成されている。なお、ギア部54の左右方向の寸法、すなわち厚みは、アジテータギア48の小径ギア48Bの左右方向の寸法よりも小さい。これにより、ギア部54は、左右方向に移動しても、小径ギア48Bとの噛合が解除されないように構成されている。また、ギア部54は、挿通部57を備えている。
挿通部57は、ギア部54の径方向中央に配置されている。挿通部57は、左右方向に延びる略円筒形状を有している。挿通部57は、ギア部54を左右方向に貫通している。挿通部57は、支持軸38の左端部を、相対回転可能かつ左右方向に移動可能に受け入れる。
当接部55は、ギア部54の径方向において、挿通部57の外側に配置されている。当接部55は、ギア部54の左面から左側へ突出し、ギア部54の周方向に延びている。当接部55は、湾曲された略平板形状に形成されている。
摺動部56は、ギア部54の右面から右側へ突出し、ギア部54の径方向に延びている。摺動部56は、略板形状を有している。
(2−2)カバー
カバー43は、右端部が開放された略ボックス形状を有している。カバー43は、ねじ60によりフレーム31の左壁33に固定されている。カバー43は、ギア列41を一括して覆っている。カバー43は、フレーム31とともに筐体を構成する。カバー43は、開口61と、突出部62とを有している。
(2−2)カバー
カバー43は、右端部が開放された略ボックス形状を有している。カバー43は、ねじ60によりフレーム31の左壁33に固定されている。カバー43は、ギア列41を一括して覆っている。カバー43は、フレーム31とともに筐体を構成する。カバー43は、開口61と、突出部62とを有している。
開口61は、現像カップリング44に対応するように、カバー43の後端部に配置されている。開口61は、現像カップリング44のカップリング部52を露出するように、カバー43の左壁を貫通している。開口61は、側面視略円形状を有している。
突出部62は、検知ギア49に向かい合うように、カバー43の前端部に配置されている。突出部62は、左方に突出し、左端部が閉鎖された略円筒形状を有しされている。突出部62は、開口63を有している。
開口63は、検知ギア49の当接部55を露出するように、突出部62の左壁を貫通している。開口63は、下端部が開放された側面視略C字形状を有している。
3.アクチュエータおよび光センサ
図8に示すように、本体ケーシング2は、1対の内壁70と、検知体の一例としてのアクチュエータ71と、光センサ72と、判断手段の一例としてのCPU77とを備えている。
3.アクチュエータおよび光センサ
図8に示すように、本体ケーシング2は、1対の内壁70と、検知体の一例としてのアクチュエータ71と、光センサ72と、判断手段の一例としてのCPU77とを備えている。
1対の内壁70のそれぞれは、本体ケーシング2内において、互いに左右方向に間隔を隔てて配置されている。1対の内壁70のそれぞれは、プロセスカートリッジ3の左右両端部のそれぞれを支持するように構成されている。なお、以下の説明において、左方の内壁70を左内壁70Lと記載し、右方の内壁70を右内壁70Rと記載する。
左内壁70Lは、支持部69を備えている。
支持部69は、左内壁70Lの前端部に配置されている。支持部69は、左面から左方へ突出する断面視略矩形状を有している。なお、支持部69の下端部は、開放されている。
図5および図8に示すように、アクチュエータ71は、支持部69の左方に配置されている。アクチュエータ71は、揺動軸73と、当接部74と、遮光部75と、線ばね76とを備えている。なお、以下の説明において、アクチュエータ71の方向に言及するときには、図5に示す状態を基準とする。
揺動軸73は、左右方向に延びる略円筒形状を有している。揺動軸73は、支持部69に回転可能に支持されている。
当接部74は、第2部分の一例としての本体部74Aと、第1部分の一例としての突部74Bとを有している。
本体部74Aは、揺動軸73の左右方向略中央から下方へ延びている。本体部74Aは、中心角約60°の略扇形状を有している。本体部74Aは、左内壁70Lよりも左方に位置している。
突部74Bは、本体部74Aの下端部に配置されている。突部74Bは、本体部74Aの右面から右方へ突出し、本体部74Aの周方向に延びている。突部74Bは、本体部74Aの周縁部に沿って湾曲する略平板形状を有している。突部74Bの後端部は、本体部74Aの後端部に位置している。突部74Bの前端部は、本体部74Aの前後方向略中央に位置している。すなわち、突部74Bは、本体部74Aの前端部Eよりも後方に配置されている。突部74Bは、上下方向に投影したときに支持部69の内側に位置している。また、突部74Bは、支持部69の下端部から露出している。
遮光部75は、レバー部75Aと、遮光板75Bとを有している。
レバー部75Aは、揺動軸73の左右方向略中央から上方へ延びている。レバー部75Aは、略板形状を有している。レバー部75Aは、左内壁70Lよりも左方に位置している。
遮光板75Bは、レバー部75Aの上端部から左方へ突出し、前後方向に延びている。遮光板75Bは、略板形状を有している。
そして、アクチュエータ71は、遮光部75が揺動軸73から上方に向かって延びる第1位置(図5参照)と、遮光部75が揺動軸73前上方に向かって延びる第2位置と、遮光部75が前方に向かって延びる第3位置との間を移動するように構成されている。
線ばね76は、揺動軸73に巻回されている。線ばね76の一端部は、本体部74Aに係止されている。線ばね76の他端部は、図示しないが、支持部69に係止されている。これにより、線ばね76は、アクチュエータ71を、第1位置へ向かって常に付勢している。
光センサ72は、アクチュエータ71の左前方に位置している。光センサ72は、右端部が開放された略U字形状を有している。光センサ72は、発光部72Aと、受光部72Bとを有している。発光部72Aは、光センサ72の後下端部に位置している。受光部72Bは、光センサ72の前上端部に位置している。光センサ72は、受光部72Bが発光部72Aからの光を受光したときにオン信号を発信する。
CPU77は、光センサ72に電気的に接続されており、光センサ72からのオン信号を受信するように構成されている。CPU77は、光センサ72からのオン信号に基づいて、現像カートリッジ9の状態を判断する。現像カートリッジ9の状態としては、例えば、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されているか否か、現像カートリッジ9が新品(すなわち、未使用)であるか否か、および、現像カートリッジ9の印刷可能枚数などが挙げられる。
4.現像カートリッジの装着検出および新品検出
図2および図6Bに示すように、検知ギア49の当接部55は、現像カートリッジ9が新品であるときには、カバー43の開口63の前端部内に位置している。当接部55の左端縁は、カバー43の左面と略面一である。このときの検知ギア49の左右方向位置は、第1可動位置の一例である。
4.現像カートリッジの装着検出および新品検出
図2および図6Bに示すように、検知ギア49の当接部55は、現像カートリッジ9が新品であるときには、カバー43の開口63の前端部内に位置している。当接部55の左端縁は、カバー43の左面と略面一である。このときの検知ギア49の左右方向位置は、第1可動位置の一例である。
また、図3に示すように、検知ギア49のギア部54は、左側面視反時計回り方向の下流端部において、アジテータギア48の小径ギア48Bの前端部と噛合している。
また、検知ギア49の摺動部56が、左壁33の支持部39の傾斜面39Aよりも左側面視反時計回り方向の上流側に位置している。
なお、図7に示すように、このときの当接部55の左端縁と左壁33との左右方向距離D1は、第1距離の一例である。
また、図5に示すように、アクチュエータ71は、現像カートリッジ9が本体ケーシング2内に装着される前の状態では、第1位置に位置している。
このとき、アクチュエータ71の遮光板75Bは、光センサ72の後上方に間隔を隔てて位置している。受光部72Bは、発光部72Aからの光を受光している。光センサ72は、オン信号を発信している。
これにより、CPU77は、光センサ72がオンであると判断する。そして、CPU77は、所定時間以上、光センサ72がオンであると判断した場合に、現像カートリッジ9が本体ケーシング2から離脱されていると判断する。
そして、フロントカバー7が開放されて現像カートリッジ9が本体ケーシング2内に装着されると、図6および図8に示すように、現像カートリッジ9の突出部62は、アクチュエータ71の突部74Bに前側から当接する。
すると、アクチュエータ71は、線ばね76の付勢力に抗して、第1位置から左側面視時計回り方向に揺動し、第2位置に位置する。
すると、アクチュエータ71の遮光板75Bは、光センサ72の発光部72Aと受光部72Bとの間に位置する。これにより、受光部72Bは、発光部72Aからの光を受光しない。すると、光センサ72は、オン信号を発信しない。
これにより、CPU77は、光センサ72がオフであると判断する。
その後、フロントカバー7が閉鎖されると、本体ケーシング2内の本体カップリング81は、現像カップリング44のカップリング部52に相対回転不能にはまる。その後、プリンタ1は、CPU77の制御により、ウォーミングアップ動作を開始する。
すると、本体カップリング81は、本体ケーシング2からの駆動力を現像カップリング44に出力する。本体ケーシング2からの駆動力は、現像カップリング44から、中間ギア47およびアジテータギア48を介して検知ギア49のギア部54に伝達される。
すると、検知ギア49は、左側面視反時計回りに回転する。
このとき、図3および図9Bに示すように、検知ギア49の摺動部56は、支持部39の傾斜面39A上を左側面視反時計回りに摺動する。これにより、検知ギア49は、左方に徐々に移動する。
すると、当接部55は、左側面視反時計回りに移動しながら左方に徐々に進出し、カバー43の開口63を介して、突出部62の左端縁よりも左側に突出する。
そして、検知ギア49が左側面視反時計回りにさらに回転すると、検知ギア49の摺動部56は、傾斜面39A上から平行面39B上に移る。
このとき、図10に示すように、当接部55の左端縁と左壁33との左右方向距離D2は、最大となる。当接部55の左端縁と左壁33との左右方向距離D2は、第2距離の一例である。このときの検知ギア49の左右方向位置は、第2可動位置の一例である。
そして、検知ギア49が左側面視反時計回りにさらに回転すると、図9Aおよび図9Bに示すように、検知ギア49の当接部55は、アクチュエータ71の本体部74Aの前端部Eに前側から当接する。
すると、アクチュエータ71は、線ばね76の付勢力に抗して、第2位置から左側面視時計回り方向に揺動し、第3位置に位置する。
すると、アクチュエータ71の遮光板75Bは、光センサ72の前下方に位置する。これにより、受光部72Bは、発光部72Aからの光を受光する。すると、光センサ72は、オン信号を発信する。
これにより、CPU77は、光センサ72がオンであると判断する。
このとき、アクチュエータ71は、検知ギア49の当接部55がアクチュエータ71の下方を通過するまで、第3位置に保持される。その間、光センサ72は、オン信号を発信し続ける。また、アクチュエータ71の回転軸線Aから、アクチュエータ71の本体部74Aと検知ギア49の当接部55との当接部分F2までの距離D4は、アクチュエータ71が第2位置に位置しているときの、回転軸線Aから、アクチュエータ71の突部74Bとカバー43の突出部62との当接部分F1までの距離D3(図11参照)と、ほぼ等しい。
その後、検知ギア49が左側面視反時計回りにさらに回転すると、図11に示すように、検知ギア49の当接部55は、アクチュエータ71から後下方へ離間する。
すると、アクチュエータ71は、線ばね76の付勢力によって、左側面視反時計回り方向に揺動し、突部74Bが現像カートリッジ9の突出部62に後方から当接することにより、第2位置に位置する。
すると、アクチュエータ71の遮光板75Bは、光センサ72の発光部72Aと受光部72Bとの間に位置する。これにより、受光部72Bは、発光部72Aからの光を受光しない。すると、光センサ72は、オン信号を発信しない。
これにより、CPU77は、光センサ72がオフであると判断する。
また、このとき、摺動部56が切欠部39Cに嵌まるとともに、図示しないばねの付勢力により、検知ギア49が右方へ移動する。また、検知ギア49のギア部54とアジテータギア48の小径ギア48Bとの噛合が解除され、検知ギア49の回転が停止する。
これにより、検知ギア49は、左右方向において上記した第1可動位置とほぼ同じ位置に配置される。このときの検知ギア49の左右方向の位置が、第3可動位置の一例である。また、このときの当接部55の先端と左壁33との間の左右方向の距離D3(図7参照)が、第3距離の一例である。距離D3は、距離D1と等しい。
そして、CPU77は、プリンタ1がウォーミングアップ動作を開始した後に、光センサ72がオフである、光センサ72がオンである、光センサ72がオフである、と順次判断した場合に、現像カートリッジ9が新品(未使用)であると判断する。
なお、このとき、CPU77において、光センサ72のオン時間と、現像カートリッジ9の最大画像形成枚数に関する情報とを対応するように関連付けることもできる。
具体的には、CPU77において、例えば、光センサ72がオンであると判断する時間が長い場合には、最大画像形成枚数が6000枚であり、光センサ72がオンであると判断する時間が短い場合には、最大画像形成枚数が3000枚であるという情報と関連付ける。
そして、上記したように、CPU77は、ウォーミングアップ動作が開始された後に、光センサ72がオフである、光センサ72がオンである、光センサ72がオフである、と順次判断し、そのうちの光センサ72がオンであると判断する時間が長いときには、現像カートリッジ9の最大画像形成枚数が6000枚であると判断する。
また、CPU77は、所定時間以上、光センサ72がオフであると判断した場合に、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されていると判断する。
5.作用効果
(1)このプリンタ1によれば、図6に示すように、アクチュエータ71は、カバー43の突出部62が当接部74の突部74Bに当接したときに、第2位置に位置する。このとき、CPU77は、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されていると判断する。
5.作用効果
(1)このプリンタ1によれば、図6に示すように、アクチュエータ71は、カバー43の突出部62が当接部74の突部74Bに当接したときに、第2位置に位置する。このとき、CPU77は、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されていると判断する。
そのため、現像カートリッジ9のカバー43そのものの位置を検知することができ、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されているか否かを確実に検知することができる。
そして、図9に示すように、アクチュエータ71は、検知ギア49が移動して、検知ギア49の当接部55がアクチュエータ71の当接部74の本体部74Aの前端部Eに当接したときに、第3位置に位置する。このとき、CPU77は、現像カートリッジ9が新品であると判断する。
そのため、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されているか否かとは別に、現像カートリッジ9が新品であるか否かを検知することができる。
その結果、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されているか否かを確実に検知することができながら、現像カートリッジ9が新品であるか否かを検知することができる。
(2)このプリンタ1によれば、図6に示すように、現像カートリッジ9を本体ケーシング2に装着したときに、カバー43の突出部62は、アクチュエータ71の当接部74の本体部74Aの前端部Eよりも後側において、当接部74の突部74Bに当接する。
(2)このプリンタ1によれば、図6に示すように、現像カートリッジ9を本体ケーシング2に装着したときに、カバー43の突出部62は、アクチュエータ71の当接部74の本体部74Aの前端部Eよりも後側において、当接部74の突部74Bに当接する。
そのため、突出部62が突部74Bに当接した後において、検知ギア49の当接部55を、前側から容易にアクチュエータ71の本体部74Aに当接させることができる。
その結果、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されているか否かを検知した後においても、現像カートリッジ9が新品であるか否かを確実に検知することができる。
(3)このプリンタ1によれば、図5および図6に示すように、アクチュエータ71の突部74Bが、本体部74Aより右方に位置している。
(3)このプリンタ1によれば、図5および図6に示すように、アクチュエータ71の突部74Bが、本体部74Aより右方に位置している。
そのため、現像カートリッジ9を本体ケーシング2に装着したときに、カバー43の突出部62をアクチュエータ71の突部74Bに容易に当接させることができる。
(4)このプリンタ1によれば、図10に示すように、検知ギア49が第2可動位置に進出しているときに、検知ギア49を本体ケーシング2のアクチュエータ71に容易に検知させることができながら、図7に示すように、検知ギア49が第1位置に配置されているとき、または、検知ギア49が第3位置に退避されているときには、検知ギア49が本体ケーシング2の部材との衝突などにより破損されることを抑制できる。
(5)このプリンタ1によれば、図6に示すように、検知ギア49を被覆するカバー43を利用して、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されているか否かを検知することができる。
(6)このプリンタ1によれば、図6に示すように、カバー43の突出部62において、カバー43をアクチュエータ71の本体部74Aに容易に当接させることができる。
(7)このプリンタ1によれば、図9に示すように、アクチュエータ71の本体部74Aに、左右方向に延びる検知ギア49の当接部55を当接させることができる。
(4)このプリンタ1によれば、図10に示すように、検知ギア49が第2可動位置に進出しているときに、検知ギア49を本体ケーシング2のアクチュエータ71に容易に検知させることができながら、図7に示すように、検知ギア49が第1位置に配置されているとき、または、検知ギア49が第3位置に退避されているときには、検知ギア49が本体ケーシング2の部材との衝突などにより破損されることを抑制できる。
(5)このプリンタ1によれば、図6に示すように、検知ギア49を被覆するカバー43を利用して、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されているか否かを検知することができる。
(6)このプリンタ1によれば、図6に示すように、カバー43の突出部62において、カバー43をアクチュエータ71の本体部74Aに容易に当接させることができる。
(7)このプリンタ1によれば、図9に示すように、アクチュエータ71の本体部74Aに、左右方向に延びる検知ギア49の当接部55を当接させることができる。
そのため、左右方向において、アクチュエータ71の本体部74Aに対する検知ギア49の当接部55の当たり代を確保することができ、検知ギア49の当接部55を、アクチュエータ71の本体部74Aに対して確実に当接させることができる。
(8)このプリンタ1によれば、図6および図9に示すように、アクチュエータ71が第2位置に位置しているときの、回転軸線Aから、アクチュエータ71の突部74Bとカバー43の突出部62との当接部分F1までの距離D3と、アクチュエータ71が第3位置に位置しているときの、回転軸線Aから、アクチュエータ71の本体部74Aと検知ギア49の当接部55との当接部分F2までの距離D4とは、略同一長さである。
(8)このプリンタ1によれば、図6および図9に示すように、アクチュエータ71が第2位置に位置しているときの、回転軸線Aから、アクチュエータ71の突部74Bとカバー43の突出部62との当接部分F1までの距離D3と、アクチュエータ71が第3位置に位置しているときの、回転軸線Aから、アクチュエータ71の本体部74Aと検知ギア49の当接部55との当接部分F2までの距離D4とは、略同一長さである。
そのため、アクチュエータ71の第1位置から第2位置への移動距離と、アクチュエータ71の第2位置から第3位置への移動距離とをほぼ同等に設定することができる。
6.第2実施形態
図12〜図16を参照して、現像カートリッジの第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第2実施形態の概要
上記した第1実施形態では、アクチュエータ71は、本体部74Aと、突部74Bとを一体的に有している。そして、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されるときには、突部74Bは、現像カートリッジ9の突出部62と当接し、本体部74Aは、検知ギア49の当接部55と当接している。
6.第2実施形態
図12〜図16を参照して、現像カートリッジの第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第2実施形態の概要
上記した第1実施形態では、アクチュエータ71は、本体部74Aと、突部74Bとを一体的に有している。そして、現像カートリッジ9が本体ケーシング2に装着されるときには、突部74Bは、現像カートリッジ9の突出部62と当接し、本体部74Aは、検知ギア49の当接部55と当接している。
対して、第2実施形態では、アクチュエータ91は、現像カートリッジ9の突出部62と当接する第1検知体92と、検知ギア49の当接部55と当接する第2検知体93とを別部品として備える。
(2)アクチュエータ
アクチュエータ91は、第1検知体92と、第2検知体93と、線ばね90とを備えている。
(2)アクチュエータ
アクチュエータ91は、第1検知体92と、第2検知体93と、線ばね90とを備えている。
第1検知体92は、図12に示すように、第1揺動軸94と、第1当接部95と、係合部99とを備えている。
第1揺動軸94は、左右方向に延びる略円筒形状を有している。第1揺動軸94は、支持部69に回転可能に支持されている。
第1当接部95は、第1揺動軸94の右端部から下方へ延びている。第1当接部95は、中心角約45°の略扇形状を有している。
係合部99は、第1当接部95の上方に配置されている。係合部99は、第1揺動軸94の右端部から前下方へ延びている。係合部99は、略平板形状を有している。
第2検知体93は、第2揺動軸96と、第2当接部97と、遮光部98とを備えている。
第2揺動軸96は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。第2揺動軸96は、第1揺動軸94内に回転可能に嵌まっている。第2揺動軸96は、第1揺動軸94と中心軸線A2を共有している。
第2当接部97は、第2揺動軸96の左端部から前下方へ延びている。第2当接部97は、略杆形状を有している。第2当接部97は、係合部99の下面に当接している。
遮光部98は、レバー部98Aと、遮光板98Bとを有している。
レバー部98Aは、第2揺動軸96の左端部から後下方へ延びている。レバー部98Aは、略板形状を有している。
遮光板98Bは、レバー部98Aの後下端部から左方へ突出し、上下方向に延びている。遮光板98Bは、略板形状を有している。
そして、アクチュエータ91は、遮光部98が第2揺動軸96から後下方に向かって延びる第1位置(図12参照)と、遮光部98が第2揺動軸96から後方に向かって延びる第2位置(図13参照)と、遮光部98が第2揺動軸96から後上方に向かって延びる第3位置(図14参照)との間を移動するように構成されている。
線ばね90は、第2揺動軸96に巻回されている。線ばね90の一端部は、第2検知体93の遮光部98に係止されている。線ばね90の他端部は、図示しないが、支持部69に係止されている。これにより、線ばね90は、アクチュエータ91を、第1位置へ向かって、左側面視反時計回り方向に常に付勢している。
(3)検知ギア
第2実施形態の当接部100は、第1実施形態の当接部55と異なり、2つの突起100Aを有している。
(3)検知ギア
第2実施形態の当接部100は、第1実施形態の当接部55と異なり、2つの突起100Aを有している。
2つの突起100Aのそれぞれは、当接部100の左側面視反時計回り方向の下流側端部と、当接部100の左側面視反時計回り方向の上流側端部とにそれぞれ配置されている。2つの突起100Aのそれぞれは、当接部100の左端部から左方へ突出している。2つの突起100Aのそれぞれは、略平板形状を有している。
(4)現像カートリッジの装着検出および新品検出
図13Bに示すように、検知ギア49の当接部100は、現像カートリッジ9が新品であるときには、突出部62の開口63の前端部内に位置している。突起100Aの左端縁は、突出部62の左面と略面一である。このときの検知ギア49の左右方向位置は、第1可動位置の一例である。
(4)現像カートリッジの装着検出および新品検出
図13Bに示すように、検知ギア49の当接部100は、現像カートリッジ9が新品であるときには、突出部62の開口63の前端部内に位置している。突起100Aの左端縁は、突出部62の左面と略面一である。このときの検知ギア49の左右方向位置は、第1可動位置の一例である。
また、図12に示すように、アクチュエータ91は、現像カートリッジ9が本体ケーシング2内に装着される前の状態では、第1位置に位置している。
このとき、アクチュエータ91の遮光板98Bは、光センサ72の後下方に間隔を隔てて位置している。受光部72Bは、発光部72Aからの光を受光している。光センサ72は、オン信号を発信している。
これにより、上記した第1実施形態と同様に、CPU77は、光センサ72がオンであると判断する。そして、CPU77は、所定時間以上、光センサ72がオンであると判断した場合に、現像カートリッジ9が本体ケーシング2から離脱されていると判断する。
そして、フロントカバー7が開放されて現像カートリッジ9が本体ケーシング2内に装着されると、図13に示すように、現像カートリッジ9の突出部62は、アクチュエータ91の第1検知体92の第1当接部95に前側から当接する。
すると、第1検知体92は、線ばね90の付勢力に抗して、左側面視時計回り方向に揺動する。このとき、第2検知体93は、その第2当接部97が第1検知体92の係合部99によって押圧されることにより、第1検知体92とともに左側面視時計回り方向に揺動する。これにより、アクチュエータ91は、第2位置に位置する。
すると、アクチュエータ91の遮光板98Bは、光センサ72の発光部72Aと受光部72Bとの間に位置する。これにより、受光部72Bは、発光部72Aからの光を受光しない。すると、光センサ72は、オン信号を発信しない。
これにより、上記した第1実施形態と同様に、CPU77は、光センサ72がオフであると判断する。
その後、フロントカバー7が閉鎖されると、本体ケーシング2内の本体カップリング81は、現像カップリング44のカップリング部52に相対回転不能にはまる。その後、プリンタ1は、CPU77の制御により、ウォーミングアップ動作を開始する。
すると、本体カップリング81は、本体ケーシング2からの駆動力を現像カップリング44に出力する。本体ケーシング2からの駆動力は、現像カップリング44から、中間ギア47およびアジテータギア48を介して検知ギア49のギア部54に伝達される。
すると、図14に示すように、検知ギア49は、左側面視反時計回りに回転しながら、左方に徐々に移動する。
すると、当接部100の突起100Aは、左側面視反時計回りに移動しながら左方に徐々に進出し、開口63を介して、突出部62の左端縁よりも左側に突出する。
そして、左側面視反時計回り方向下流側の突起100Aは、第2検知体93の第2当接部97に前側から当接する。
すると、第2検知体93は、線ばね90の付勢力に抗して、左側面視時計回り方向に揺動する。このとき、第2検知体93は、第1検知体92が揺動しない状態で、第2当接部97が第1検知体92の係合部99から後側へ離間するように、左側面視時計回り方向に揺動する。これにより、アクチュエータ91は、第3位置に位置する。
すると、アクチュエータ91の遮光板98Bは、光センサ72の前下方に位置する。これにより、受光部72Bは、発光部72Aからの光を受光する。すると、光センサ72は、オン信号を発信する。
これにより、CPU77は、上記した第1実施形態と同様に、光センサ72がオンであると判断する。
そして、検知ギア49が左側面視反時計回りにさらに回転すると、図15に示すように、左側面視反時計回り方向下流側の突起100Aは、第2検知体93から後下方へ離間する。
すると、第2検知体93は、線ばね90の付勢力によって、左側面視時計回り方向に揺動し、第2当接部97において、第1検知体92の係合部99に後方から当接する。これにより、アクチュエータ91は、第2位置に位置する。
すると、アクチュエータ91の遮光板98Bは、光センサ72の発光部72Aと受光部72Bとの間に位置する。これにより、受光部72Bは、発光部72Aからの光を受光しない。すると、光センサ72は、オン信号を発信しない。
これにより、CPU77は、光センサ72がオフであると判断する。
そして、検知ギア49が左側面視反時計回りにさらに回転すると、図16に示すように、左側面視反時計回り方向上流側の突起100Aが、上記した左側面視反時計回り方向下流側の突起100Aと同様に、第2検知体93の第2当接部97に前側から当接する。
すると、第2検知体93は、線ばね90の付勢力に抗して、左側面視時計回り方向に揺動し、アクチュエータ91は、第3位置に位置する。
すると、光センサ72は、オン信号を発信し、CPU77は、光センサ72がオンであると判断する。
その後、検知ギア49が左側面視反時計回りにさらに回転すると、左側面視反時計回り方向上流側の突起100Aは、第2検知体93から後下方へ離間する。
すると、アクチュエータ91は、第2位置に位置し、光センサ72は、オン信号を発信しない。これにより、CPU77は、光センサ72がオフであると判断する。
そして、CPU77は、プリンタ1がウォーミングアップ動作を開始した後に、光センサ72がオフである、光センサ72がオンである、光センサ72がオフである、と順次判断した場合に、現像カートリッジ9が新品(未使用)であると判断する。
なお、このとき、CPU77において、光センサ72のオン回数と、現像カートリッジ9の最大画像形成枚数に関する情報とを対応するように関連付けることもできる。
具体的には、CPU77において、例えば、光センサ72がオンであると判断する回数が2回である場合には、最大画像形成枚数が6000枚であり、光センサ72がオンであると判断する回数が1回である場合には、最大画像形成枚数が3000枚であるという情報と関連付ける。
そして、上記したように、CPU77は、ウォーミングアップ動作が開始された後に、光センサ72がオフである、光センサ72がオンである、光センサ72がオフである、と順次判断した後、さらに、光センサ72がオンである、光センサ72がオフである、と順次判断したときには、現像カートリッジ9の最大画像形成枚数が6000枚であると判断する。
(5)第2実施形態の作用効果
(5−1)第2実施形態のプリンタ1によれば、図13および図14に示すように、第1検知体92は、アクチュエータ91が第2位置から第3位置に移動するときに、移動せず、第2検知体93は、アクチュエータ91が第2位置から第3位置に移動するときに、移動する。
(5)第2実施形態の作用効果
(5−1)第2実施形態のプリンタ1によれば、図13および図14に示すように、第1検知体92は、アクチュエータ91が第2位置から第3位置に移動するときに、移動せず、第2検知体93は、アクチュエータ91が第2位置から第3位置に移動するときに、移動する。
そのため、アクチュエータ91が第2位置から第3位置に移動するときに、第2検知体93のみを確実に移動させることができる。
(5−2)第2実施形態のプリンタ1によれば、第1検知体92と第2検知体93とは、ともに、中心軸線A2について回動する。
(5−2)第2実施形態のプリンタ1によれば、第1検知体92と第2検知体93とは、ともに、中心軸線A2について回動する。
そのため、第1検知体92と第2検知体93とを共通の中心軸線A2について回動させることができる。
そのため、第1検知体92と第2検知体93とを効率よく配置することができる。
(5−3)第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(6)第2実施形態の変形例
第2実施形態において、本体ケーシングは、図17に示すように、突起96を有していてもよい。
(5−3)第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(6)第2実施形態の変形例
第2実施形態において、本体ケーシングは、図17に示すように、突起96を有していてもよい。
突起96は、本体ケーシング2の左内面から右方に突出している。突起96は、略円柱形状を有している。突起96は、第1検知体92の後上側、すなわち、第1位置から第2位置に向かう方向である移動方向おける下流側に配置される。突起96は、第2位置にある第1検知体92の第1当接部95の後端部と当接する。
この変形例によれば、突起96は、第1検知体92が移動方向下流側に向かってそれ以上移動することを規制する。
これにより、第2位置にある第1検知体92が誤ってリセットギア等と当接し、第3位置に向かって移動することを防ぐことが可能となり、プリンタ1が現像カートリッジ9の新旧を誤検知することを低減できる。
7.その他の変形例
(1)上記した各実施形態では、可動部材の一例として検知ギア49を挙げている。しかし、可動部材の形態は、特に限られず、例えば、可動部材をラックアンドピニオン機構で構成してもよく、また、検知ギア49のギア歯の代わりに、ゴム等の摩擦体を設けることもできる。
(2)また、上記した各実施形態では、カートリッジの一例として、現像ローラ13を有する現像カートリッジ9を挙げたが、カートリッジとしては、例えば、現像ローラを有さないトナーボックスタイプのカートリッジであってもよく、また、ドラムカートリッジと現像カートリッジとを一体的に有するプロセスカートリッジであってもよい。
(3)また、上記した各実施形態では、本体カップリング81と現像カップリング44との連結によって現像カートリッジ9に駆動力を入力する構成を採用している。しかし、本体ケーシング2から駆動力を入力する構成は特に限定されず、例えば、所定のギアによって現像カートリッジ9に駆動力を入力してもよい。
(4)また、上記した各実施形態では、スキャナユニット4で感光ドラム10を露光しているが、例えば、LEDで感光ドラム10を露光してもよい。
7.その他の変形例
(1)上記した各実施形態では、可動部材の一例として検知ギア49を挙げている。しかし、可動部材の形態は、特に限られず、例えば、可動部材をラックアンドピニオン機構で構成してもよく、また、検知ギア49のギア歯の代わりに、ゴム等の摩擦体を設けることもできる。
(2)また、上記した各実施形態では、カートリッジの一例として、現像ローラ13を有する現像カートリッジ9を挙げたが、カートリッジとしては、例えば、現像ローラを有さないトナーボックスタイプのカートリッジであってもよく、また、ドラムカートリッジと現像カートリッジとを一体的に有するプロセスカートリッジであってもよい。
(3)また、上記した各実施形態では、本体カップリング81と現像カップリング44との連結によって現像カートリッジ9に駆動力を入力する構成を採用している。しかし、本体ケーシング2から駆動力を入力する構成は特に限定されず、例えば、所定のギアによって現像カートリッジ9に駆動力を入力してもよい。
(4)また、上記した各実施形態では、スキャナユニット4で感光ドラム10を露光しているが、例えば、LEDで感光ドラム10を露光してもよい。
1 プリンタ
2 本体ケーシング
9 現像カートリッジ
31 フレーム
33 左壁
34 右壁
43 カバー
49 検知ギア
55 当接部
62 突出部
71 アクチュエータ
74A 本体部
74B 突部
77 CPU
92 第1検知体
93 第2検知体
A 回転軸線
A1 中心軸線
A2 中心軸線
F1 当接部分
F2 当接部分
2 本体ケーシング
9 現像カートリッジ
31 フレーム
33 左壁
34 右壁
43 カバー
49 検知ギア
55 当接部
62 突出部
71 アクチュエータ
74A 本体部
74B 突部
77 CPU
92 第1検知体
93 第2検知体
A 回転軸線
A1 中心軸線
A2 中心軸線
F1 当接部分
F2 当接部分
Claims (10)
- 装置本体と、
前記装置本体に対して装着または離脱するように構成されるカートリッジと
を備え、
前記カートリッジは、
筐体と、
前記装置本体から駆動力が入力されることで、前記筐体に対して移動するように構成される可動部材と
を備え、
前記装置本体は、
前記筐体と当接するように構成される第1部分と、前記可動部材と当接するように構成される第2部分とを有する検知体と、
前記カートリッジの新旧を判断するように構成される判断手段と
を備え、
前記可動部材は、前記第2部分と当接するように構成される当接部を備え、
前記検知体は、
前記カートリッジが前記装置本体から離脱しているときに位置する第1位置と、
前記カートリッジが前記装置本体に装着され、前記第1部分と前記筐体とが当接したときに位置する第2位置と、
前記カートリッジが前記装置本体に装着され、前記第2部分と前記可動部材とが当接したときに位置する第3位置と
の間を移動するように構成され、
前記判断手段は、
前記検知体が前記第1位置に位置した場合に、前記カートリッジが前記装置本体から離脱されていると判断し、
前記検知体が前記第2位置に位置した場合に、前記カートリッジが前記装置本体に装着されていると判断し、
前記検知体が前記第3位置に位置した場合に、前記カートリッジが新品であると判断するように構成される
ことを特徴とする、画像形成装置。 - 前記第1部分は、前記カートリッジの前記装置本体に対する装着方向において、前記第2部分よりも前記装着方向下流側に配置されている
ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記筐体は、第1壁と、第1方向において前記第1壁と間隔を隔てて位置する第2壁とを備え、
前記可動部材は、前記第1壁に配置され、前記第1方向に延びる第1軸線を中心に回転可能に構成され、
前記検知体は、前記カートリッジが前記装置本体に装着されたときに、前記第1方向において、前記第1壁と向かい合うように位置し、
前記第1部分は、前記第2部分よりも、前記第1方向内側に位置している
ことを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記可動部材は、前記第1方向に往復移動可能に構成されており、前記当接部と前記筐体との間の前記第1方向の距離が第1距離となる第1可動位置から、前記当接部と前記筐体との間の前記第1方向の距離が前記第1距離よりも大きい第2距離となる第2可動位置を経て、前記第2可動位置から、前記当接部と前記筐体との間の前記第1方向の距離が前記第2距離よりも小さい第3距離となる第3可動位置に移動するように構成されており、
前記当接部は、前記可動部材が前記第2可動位置に位置しているときに、前記第2部分と当接する
ことを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記筐体は、前記可動部材を被覆する被覆部材を備え、
前記第1部分は、前記被覆部材と当接するように構成される
ことを特徴とする、請求項3または4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記被覆部材は、前記第1方向外側に突出する突出部を有し、
前記第1部分は、前記カートリッジが前記装置本体に装着されたときに、前記突出部と当接するように構成される
ことを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記検知体は、
前記第1部分を有する第1検知体と、
前記第2部分を有する第2検知体と
を備え、
前記第1検知体は、前記検知体が前記第2位置から前記第3位置に移動するときに、移動せず、
前記第2検知体は、前記検知体が前記第2位置から前記第3位置に移動するときに、移動するように構成されている
ことを特徴とする、請求項3ないし6のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記第1検知体と前記第2検知体とは、前記第1方向に沿う第2軸線について回動するように構成される
ことを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記可動部材は、前記第1方向に沿って延びるように構成され、
前記第2部分は、前記第1方向と直交する第2方向に沿って延びるように構成されている
ことを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記検知体が前記第2位置に位置しているときの前記回転軸線から、前記第1部分と前記筐体との当接部分までの距離と、前記検知体が前記第3位置に位置しているときの前記回転軸線から、前記第2部分と前記当接部との当接部分までの距離とは、略同一長さである
ことを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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