JP4665928B2 - カートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。図1に示すように、装置本体の一例としての本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙する排紙部6とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、ボックス形状に形成されており、一方側の側壁には、開放口が形成され、その開放口を開閉するフロントカバー7が設けられている。フロントカバー7を開くことにより、プロセスカートリッジ17(後述)を、本体ケーシング2に着脱させることができる。
(2)給紙部
給紙部4は、給紙トレイ8、給紙ローラ9、分離パッド10、搬送ローラ11およびレジストローラ12を備えている。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17および定着部18を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー21、複数のレンズ22および複数の反射鏡23を備えている。
(3−2)プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ17は、本体ケーシング2内においてスキャナユニット16の下方に配置され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されている。
(a)プロセスフレーム
プロセスフレーム24内には、感光ドラム25、スコロトロン型帯電器26および転写ローラ27が設けられている。
(b)現像カートリッジ
現像カートリッジ28は、現像フレーム30と、その現像フレーム30内に設けられる、現像ローラ33、層厚規制ブレード34および供給ローラ35とを備えている。
(c)プロセスカートリッジの動作
トナー収容室37内のトナーは、アジテータ40の回転により攪拌され、現像室38内へ放出され、供給ローラ35へ供給される。
(3−3)定着部
定着部18は、プロセスカートリッジ17の後方に設けられている。定着部18は、加熱ローラ51と、加熱ローラ51の下方から圧接される加圧ローラ52とを備えている。
(4)排紙部
排紙部6は、排紙パス53、排紙ローラ54および排紙トレイ55を備えている。そして、熱定着された用紙3は、排紙パス53へ搬送され、排紙ローラ54によって排紙トレイ55上へ排紙される。
2.ICチップの接続構成
図2は、現像カートリッジの平面図である。図3は、現像カートリッジ(ギヤカバー装着状態)の側面図である。図4は、現像カートリッジ(ギヤカバー離脱状態)の側面図である。図5は、現像カートリッジ(本体ケーシングへの装着直後)の側面図である。図6は、現像カートリッジ(ウォーミングアップ動作後)の側面図である。
(1)ギヤ機構部
ギヤ機構部61は、図4に示すように、現像カートリッジ28の左側の側壁31に設けられている。
(2)ギヤカバー
ギヤカバー62は、図3に示すように、ギヤ機構部63を覆うように、左側の側壁31に設けられている。ギヤカバー62は、ギヤ機構部63に対して左側から対向する被覆板83と、その被覆板83の周端縁から左側の側壁31に向かって屈曲される脚部84とを一体的に備えている。
(3)カートリッジ側接点部およびICチップ
検知ギヤ70には、図4に示すように、記憶素子の一例としてのICチップ91と、カートリッジ側接点部92とが設けられている。
(4)新旧判別部材
本体ケーシング2には、現像カートリッジ28の新旧を判別する新旧判別部101が設けられている。新旧判別部101は、本体ケーシング2の左壁に設けられており、図5に示すように、アクチュエータ102、バネ103およびセンサ104を備えている。
(5)本体電極部
本体ケーシング2には、図2に示すように、カートリッジ側接点部92と接触する本体側接点部111を備える本体電極部110が設けられている。
(6)新品検知動作
現像カートリッジ28が装着されているプロセスカートリッジ17が本体ケーシング2に装着される、または、本体ケーシング2に装着されているプロセスカートリッジ17に、現像カートリッジ28が装着されると、図5に示すように、検知ギヤ70の当接部82が、アクチュエータ102の前端部に当接して押圧される。すると、当接部82が、円弧穴86の一端部から離間して、前方へ少し移動する。すると、検知ギヤ70の欠歯ギヤ75が、第3中間ギヤ68と噛合しない新品位置から、第3中間ギヤ68と噛合する動力伝達位置に配置される。
3.実施形態の作用効果
(1)上記したように、レーザプリンタ1では、現像カートリッジ28が新品のときにのみ回転する検知ギヤ70にカートリッジ側接点部92が設けられている。そのため、カートリッジ側接点部92と本体側接点部111とが、周期的に接触または離間するように摺擦することがなく、本体側接点部111とカートリッジ側接点部92との安定した接触を確保することができる。
(2)具体的には、本体側接点部111とカートリッジ側接点部92とは、検知ギヤ70が回転を停止する旧品位置で互いに接触する。そのため、現像カートリッジ28の新品検知後に、本体ケーシング2に設けられているCPUにおいて、ICチップ91から現像カートリッジ28に関する情報を確実に読み取ることができる。
(3)また、本体側接点部111は、上方から下方へ向かって移動するカートリッジ側接点部92の移動方向に沿って、上下方向に長く形成されている。しかも、旧品位置において、カートリッジ側接点部92は、前後方向に延びており、上下方向に延びる本体側接点部111と直交するように接触する。そのため、カートリッジ側接点部92と本体側接点部111との確実な接触を確保することができる。
4.他の実施形態
(1)図7は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの他の実施形態であって、図5に対応する側面図である。図5において、上記した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(2)他の変形例
上記の説明では、図1ないし図6に示す実施形態において、本体側接点部111とカートリッジ側接点部92とを旧品位置で互いに接触させ、図7に示す実施形態において、本体側接点部111とカートリッジ側接点部92とを新品位置で互いに接触させたが、1つの実施形態において、本体側接点部111とカートリッジ側接点部92とを、新品位置および旧品位置の両方で互いに接触させることもできる。
2 本体ケーシング
28 現像カートリッジ
70 検知ギヤ
71 本体カップリング
91 ICチップ
92 カートリッジ側接点部
111 本体側接点部
Claims (5)
- 装置本体と、
前記装置本体に対して着脱可能であり、現像剤が収容されるカートリッジとを備え、
前記装置本体は、
CPUと、
前記CPUと接続される本体側接点部と、
前記カートリッジの新品を検知するセンサと、
前記センサと接続されるアクチュエータと、
前記カートリッジに駆動を伝達する駆動手段とを備え、
前記カートリッジは、
前記駆動手段から動力が入力される中間ギヤと、
前記中間ギヤからの動力が伝達され、円周方向の一部に欠歯ギヤが形成され、所定角度回転後、回転を停止する検知ギヤと、
前記検知ギヤに設けられ、前記アクチュエータに当接可能な当接部と、
前記当接部に設けられるカートリッジ側接点部と、
前記カートリッジ側接点部が接続され、前記カートリッジの情報を記憶する記憶素子とを備え、
前記本体側接点部は、前記アクチュエータに設けられるか、または、前記検知ギヤが回転を停止したときに、前記当接部と対向配置する、前記装置本体に備えられる本体電極部に設けられ、
前記検知ギヤは、前記カートリッジが新品のときには、前記欠歯ギヤと前記中間ギヤとが噛み合わない新品位置に配置され、前記カートリッジの前記装置本体に対する装着時に、前記当接部が前記アクチュエータから押圧されることにより、前記欠歯ギヤが前記新品位置から前記中間ギヤと噛み合う動力伝達位置に位置されるとともに、前記センサは前記アクチュエータに対する前記当接部の当接により新品を検知し、
前記当接部が、前記アクチュエータと当接するときに、または、前記本体電極部と対向配置するときに、前記カートリッジ側接点部と前記本体側接点部とが接触して、前記記憶素子と前記CPUとが、前記カートリッジ側接点部および前記本体側接点部を介して、電気的に接続されることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記本体側接点部および前記カートリッジ側接点部は、前記検知ギヤが回転を開始する位置で互いに接触するように、配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記本体側接点部および前記カートリッジ側接点部は、前記検知ギヤが回転を停止する位置で互いに接触するように、配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記本体側接点部および前記カートリッジ側接点部のいずれか一方は、前記検知ギヤの回転に従って移動する前記カートリッジ側接点部の移動方向に沿って、長く形成され、
前記本体側接点部および前記カートリッジ側接点部の他方は、前記移動方向と直交し、かつ、前記本体側接点部と前記カートリッジ側接点部とが対向する対向方向と直交する方向に沿って、延びて設けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3いずれか一項に記載の画像形成装置。 - 装置本体に対して着脱可能であり、現像剤が収容されるカートリッジであって、
前記装置本体は、
CPUと、
前記CPUと接続される本体側接点部と、
前記カートリッジの新品を検知するセンサと、
前記センサと接続されるアクチュエータと、
前記カートリッジに駆動を伝達する駆動手段とを備え、
前記カートリッジは、
前記駆動手段から動力が入力される中間ギヤと、
前記中間ギヤからの動力が伝達され、円周方向の一部に欠歯ギヤが形成され、所定角度回転後、回転を停止する検知ギヤと、
前記検知ギヤに設けられ、前記アクチュエータに当接可能な当接部と、
前記当接部に設けられるカートリッジ側接点部と、
前記カートリッジ側接点部が接続され、前記カートリッジの情報を記憶する記憶素子とを備え、
前記本体側接点部は、前記アクチュエータに設けられるか、または、前記検知ギヤが回転を停止したときに、前記当接部と対向配置する、前記装置本体に備えられる本体電極部に設けられ、
前記検知ギヤは、前記カートリッジが新品のときには、前記欠歯ギヤと前記中間ギヤとが噛み合わない新品位置に配置され、前記カートリッジの前記装置本体に対する装着時に、前記当接部が前記アクチュエータから押圧されることにより、前記欠歯ギヤが前記新品位置から前記中間ギヤと噛み合う動力伝達位置に位置されるとともに、前記センサは前記アクチュエータに対する前記当接部の当接により新品を検知し、
前記当接部が、前記アクチュエータと当接するときに、または、前記本体電極部と対向配置するときに、前記カートリッジ側接点部と前記本体側接点部とが接触して、前記記憶素子と前記CPUとが、前記カートリッジ側接点部および前記本体側接点部を介して、電気的に接続されることを特徴とする、カートリッジ。
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