JP2014186362A - タッチパネルセンサおよびタッチパネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性の良いタッチパネルセンサを提供する。
【解決手段】タッチパネルセンサ30は、インデックスマッチング層70,75を含む基材フィルムと、基材フィルム32の一方の側に設けられた第1透明導電体40と、基材フィルム32の他方の側に設けられた第2透明導電体45と、を備えている。透明導電体40,45の両方と重なる領域を二重透明導電領域R2と称し、透明導電体40,45のいずれか一方と重なる領域を一重透明導電領域R11,12と称し、透明導電体40,45のいずれとも重ならない領域を非透明導電領域R0と称する場合に、インデックスマッチング層70,75は、領域R2,R11,12,R0の間における光の反射率の差が1%以下となるよう構成されている。また、領域R2,R11,12,R0のうちアクティブエリアにおいて最も大きい面積を占める領域が、最も大きい反射率を有している。
【選択図】図6

Description

本発明は、意匠性が改善されたタッチパネルセンサおよびタッチパネル装置に関する。
今日、入力手段として、タッチパネル装置が広く用いられている。タッチパネル装置は、タッチパネルセンサ、タッチパネルセンサ上への接触位置を検出する制御回路、配線およびFPC(フレキシブルプリント基板)を含んでいる。タッチパネル装置は、多くの場合、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の装置等(例えば、券売機、ATM装置、携帯電話、ゲーム機)に対する入力手段として、表示装置とともに用いられている。このような装置においては、タッチパネルセンサが表示装置の表示面上に配置されており、これによって、表示装置に対する極めて直接的な入力が可能になっている。タッチパネルセンサのうち表示装置の表示領域に対面する領域は透明になっており、タッチパネルセンサのこの領域が、接触位置(接近位置)を検出し得るアクティブエリアを構成するようになる。
タッチパネル装置は、タッチパネルセンサ上への接触位置(接近位置)を検出する原理に基づいて、種々の形式に区別される。昨今では、光学的に明るいこと、意匠性があること、構造が容易であること、機能的にも優れていること等の理由から、容量結合方式のタッチパネル装置が注目されている。容量結合方式のタッチパネル装置においては、位置を検知されるべき外部導体(典型的には、指)が誘電体を介してタッチパネルセンサに接触(接近)する際、新たに奇生容量が発生する。この奇生容量に起因する静電容量の変化に基づいて、タッチパネルセンサ上における対象物の位置が検出される。容量結合方式には表面型と投影型とがあるが、マルチタッチの認識(多点認識)への対応に適していることから、投影型が注目を浴びている(例えば、特許文献1)。
投影型容量結合方式のタッチパネルセンサは、誘電体と、誘電体の両側に異なるパターンでそれぞれ形成され、導電性を有する第1透明パターンおよび第2透明パターンと、を有している。この場合、外部導体(典型的には、指)がタッチパネルセンサに接触または接近した際に生じる、電磁的な変化または静電容量の変化に基づき、外部導体に近接する透明パターンの位置が検出される。
投影型容量結合方式のタッチパネルセンサにおいて、一般に、透明パターンの光屈折率は比較的に大きく、このため、タッチパネルセンサのうち透明パターンが設けられている領域と透明パターンが設けられていない領域との間における光の反射率の差が大きくなる場合がある。このように領域間における光の反射率の差が大きい場合、透明パターンがタッチパネルセンサの使用者から視認されることになり、意匠上の観点から好ましくない。このような課題を解決するため、例えば特許文献2においては、粘着層として用いる材料の光屈折率を適宜調整することにより、領域間における光の反射率の差が低減されたタッチパネルセンサが提案されている。
特開平9−292950号公報 特開2008−98169号公報
タッチパネルセンサは上述のように、誘電体、透明導電体および粘着層などの様々な層から構成されている。従って、透明パターンが設けられている領域における光の反射率と、透明パターンが設けられていない領域における光の反射率との間の差を十分に小さくするためには、多数の層における界面反射を精密に計算した上で、上述の粘着層などの層の光屈折率や厚みを精密に設定する必要がある。また、設定通りの光屈折率や厚みで上述の粘着層などの層を製造する必要がある。このため、設計や製造に許容され得る誤差が小さく、この結果、設計や製造に要する工数が大きくなってしまうことが考えられる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得るタッチパネルセンサおよびタッチパネル装置を提供することを目的とする。
本発明は、タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアを含むタッチパネルセンサであって、インデックスマッチング層を含む基材フィルムと、前記アクティブエリア内において基材フィルムの一方の側に所定のパターンで設けられ、透光性および導電性を有する第1透明導電体と、前記アクティブエリア内において基材フィルムの他方の側に所定のパターンで設けられ、透光性および導電性を有する第2透明導電体と、を備え、前記基材フィルムの法線方向において前記第1透明導電体および前記第2透明導電体の両方と重なる領域を二重透明導電領域と称し、前記第1透明導電体または前記第2透明導電体のいずれか一方と重なる領域を一重透明導電領域と称し、前記第1透明導電体および前記第2透明導電体のいずれとも重ならない領域を非透明導電領域と称する場合に、前記インデックスマッチング層は、前記二重透明導電領域、前記一重透明導電領域および前記非透明導電領域の間における光の反射率の差が1%以下となるよう構成されており、前記二重透明導電領域、前記一重透明導電領域および前記非透明導電領域のうち前記アクティブエリアにおいて最も大きい面積を占める領域が、最も大きい反射率を有している、タッチパネルセンサである。ここで「反射率」とは、第1透明導電体などタッチパネルセンサの一側に配置されている各構成要素に起因する光の反射、および、第2透明導電体などタッチパネルセンサの他側に配置されている各構成要素に起因する光の反射の合計から算出される反射率を意味している。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記二重透明導電領域、前記一重透明導電領域および前記非透明導電領域のうち前記アクティブエリアにおいて2番目に大きい面積を占める領域が、2番目に大きい反射率を有していてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記第1透明導電体は、タッチ位置を検出するための複数の第1透明パターンと、隣接する2つの前記第1透明パターンの間に配置された第1ダミーパターンと、を有していてもよい。また前記第2透明導電体は、タッチ位置を検出するための複数の第2透明パターンと、隣接する2つの前記第2透明パターンの間に配置された第2ダミーパターンと、を有していてもよい。この場合、前記二重透明導電領域が、前記二重透明導電領域、前記一重透明導電領域および前記非透明導電領域のうち前記アクティブエリアにおいて最も大きい面積を占め、かつ最も大きい反射率を有する領域であってもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記インデックスマッチング層は、前記二重透明導電領域、前記一重透明導電領域および前記非透明導電領域のいずれとも重なるよう設けられた広域インデックスマッチング層と、前記広域インデックスマッチング層と前記第1透明導電体との間に設けられ、前記第1透明導電体に対応したパターンを有する第1局所インデックスマッチング層と、前記広域インデックスマッチング層と前記第2透明導電体との間に設けられ、前記第2透明導電体に対応したパターンを有する第2局所インデックスマッチング層と、を含んでいてもよい。
本発明は、タッチパネルセンサと、前記タッチパネルセンサ上への接触位置を検出する制御回路と、を含むタッチパネル装置であって、前記タッチパネルセンサが、上記記載のタッチパネルセンサを備える、タッチパネル装置である。
本発明によれば、領域間で光の反射率が若干異なる場合であっても、各領域が識別されることを抑制することができる。このため、領域間における光の反射率の差に対する許容値を大きくすることができ、これによって、タッチパネルセンサの設計や製造に要する工数を低減することができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるタッチパネルセンサを示す平面図。 図2は、図1のタッチパネルセンサの、II線に沿った断面図。 図3は、図1のタッチパネルセンサの、III線に沿った断面図で。 図4は、図1のタッチパネルセンサの、IV線に沿った断面図。 図5は、図1において一点鎖線で囲まれた領域Vを拡大して示す平面図。 図6は、アクティブエリアに含まれる各領域の層構成を示す断面図。 図7Aは、図1に示すタッチパネルセンサの製造方法を示す図。 図7Bは、図1に示すタッチパネルセンサの製造方法を示す図。 図7Cは、図1に示すタッチパネルセンサの製造方法を示す図。 図7Dは、図1に示すタッチパネルセンサの製造方法を示す図。 図7Eは、図1に示すタッチパネルセンサの製造方法を示す図。 図7Fは、図1に示すタッチパネルセンサの製造方法を示す図。 図8Aは、タッチパネルセンサがダミーパターンを含む例を示す平面図。 図8Bは、タッチパネルセンサがダミーパターンを含む例を示す平面図。
以下、図1乃至図7Fを参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。また本件において、「フィルム」という用語は、呼称の違いのみに基づいて、「シート」や「板」等と呼ばれる部材や部分から区別されるものではない。
はじめに図1を参照して、本実施の形態におけるタッチパネルセンサ30全体について説明する。ここでは、タッチパネルセンサ30が、投影型の静電容量結合方式のタッチパネルセンサとして構成される例について説明する。なお、「容量結合」方式は、タッチパネルの技術分野において「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等とも呼ばれており、本件では、これらの「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等と同義の用語として取り扱う。典型的な静電容量結合方式のタッチパネルセンサは、透光性を有する導電性のパターンを有しており、外部の導体(典型的には人間の指)がタッチパネルセンサに接近することにより、外部の導体とタッチパネルセンサの導電性のパターンとの間でコンデンサ(静電容量)が形成される。そして、このコンデンサの形成に伴った電気的な状態の変化に基づき、タッチパネルセンサ上において外部導体が接近している位置の位置座標が特定される。タッチパネルセンサは、通常、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置と組み合わされて用いられる。
図1に示すように、タッチパネルセンサ30は、基材フィルム32と、基材フィルム32の一方の側(観察者側)の面上に所定のパターンで設けられた第1透明導電体40と、基材フィルム32の他方の側(表示装置側)の面上に所定のパターンで設けられた第2透明導電体45と、を有している。本実施の形態において、透明導電体40,45とは、透光性および導電性を有する材料から構成されるパターンのことである。なお図1においては、第2透明導電体45などの、基材フィルム32の他方の側に設けられている構成要素が、便宜上、点線にて示されている。
基材フィルム32は、タッチパネルセンサ30において誘電体として機能するものである。図1に示すように、基材フィルム32は、タッチ位置を検出され得る領域に対応する矩形状のアクティブエリアAa1と、アクティブエリアAa1を囲む矩形枠状の非アクティブエリアAa2と、を含んでいる。基材フィルム32の一方の側に設けられた上述の第1透明導電体40は、タッチ位置を検出するためにアクティブエリアAa1内に設けられた第1透明パターン41を有している。同様に、基材フィルム32の他方の側に設けられた上述の第2透明導電体45は、タッチ位置を検出するためにアクティブエリアAa1内に設けられた第2透明パターン46を有している。また非アクティブエリアAa2には、透明導電体40,45からの信号を外部へ伝達するための取出パターン43,48および端子部44,49が設けられている。
以下、タッチパネルセンサ30を構成する各要素についてさらに詳述する。
(透明導電体、透明パターン)
図1に示すように、第1透明導電体40の第1透明パターン41は、x方向に沿って直線状に延びるライン部41aと、ライン部41aから膨出した膨出部41bと、を有している。ここで膨出部41bとは、基材フィルム32のフィルム面に沿ってライン部41aから膨らみ出ている部分のことである。同様に、第2透明導電体45の第2透明パターン46は、x方向に直交するy方向に沿って直線状に延びるライン部46aと、ライン部46aから膨出した膨出部46bと、を有している。
図1に示すように、第1透明パターン41と第2透明パターン46とは、互いに異なるパターンで配置されている。具体的には、図1に示すように、第1透明パターン41の膨出部41bと、第2透明パターン46の膨出部46bとが、基材フィルム32のフィルム面の法線方向から観察した場合に互いに重ならないように配置されている。このようにして、基材フィルム32のアクティブエリアAa1のほぼ全域にわたって、第1透明パターン41または第2透明パターン46のいずれかが配置されている。
透明パターン41,46の材料、すなわち透明導電体40,45の材料としては、透明性および所要の導電性を有するものが用いられる。このような材料として、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化亜鉛、酸化インジウム、アンチモン添加酸化錫、フッ素添加酸化錫、アルミニウム添加酸化亜鉛、カリウム添加酸化亜鉛、シリコン添加酸化亜鉛や、酸化亜鉛−酸化錫系、酸化インジウム−酸化錫系、酸化亜鉛−酸化インジウム−酸化マグネシウム系などの金属酸化物を挙げることができる。また、これらの金属酸化物が2種以上複合されたものが用いられてもよい。
なお透明導電体40,45がITOから構成される場合、透明導電体40,45の光屈折率は、光波長550nm付近において約1.94となっている。光屈折率の算出方法は特には限定されないが、例えばエリプソメーターを用いた測定から、光波長380〜780nmの可視光域における各層の屈折率を算出することができる。または、特定波長の光を生成する光源、例えば波長633nmの光を生成するHe−Neレーザーを用いて、特定波長における光屈折率を算出することもできる。屈折率の大小関係は、例えば、光波長380〜780nmの可視光域において測定された屈折率の平均値に基づいて、若しくは、特定波長において、例えば光波長550nmにおいて測定された屈折率に基づいて規定され得る。
透明導電体40,45の厚みは、好ましくは20nm以下となっており、例えば各々18nmとなっている。膜厚が小さい場合、例えば40nm以下の場合、一般に、透明導電体40,45の厚みが小さいほど、透明導電体40、45とエアとの界面における光の反射率は小さくなり、吸収項の影響が小さいため透過率が高くなる。
ところで、透明導電体40,45と基材フィルム32のフィルム本体(後述)との間にインデックスマッチング層(後述)が介在されていない場合、一般に、透明導電体40,45における光の反射率が小さいほど、タッチパネルセンサ30のうち透明導電体40,45が設けられている領域と透明導電体40,45が設けられていない領域との間における光の反射率の差も小さくなる。このため、透明導電体40,45の厚みをより小さくすることにより、タッチパネルセンサ30のうち透明導電体40,45が設けられている領域と透明導電体40,45が設けられていない領域との間における光の反射率の差を小さくすることができ、これによって、透明導電体40,45のパターンがタッチパネルセンサ30の使用者から視認されるのを防ぐことができる。
一方、透明導電体40,45と基材フィルム32のフィルム本体との間にインデックスマッチング層が介在されている場合、タッチパネルセンサ30のうち透明導電体40,45が設けられていない領域における反射率が高くなり、これによって、タッチパネルセンサ30のうち透明導電体40,45が設けられている領域と透明導電体40,45が設けられていない領域との間における光の反射率の差が小さくなる。ここでインデックスマッチング層とは、後述するように、少なくとも一対の高屈折率層および低屈折率層を含む層のことである。このようなインデックスマッチング層が透明導電体40,45とフィルム本体との間に介在されている場合、薄膜干渉の効果が生じ、これによって、タッチパネルセンサ30のうち透明導電体40,45が設けられている領域と透明導電体40,45が設けられていない領域との間における光の反射率および透過率の差を小さくすることができる。本実施の形態においては、第1透明導電体40とフィルム本体との間に第1インデックスマッチング層が構成されており、また後第2透明導電体45とフィルム本体との間に第2インデックスマッチング層が構成されている。
(取出パターン、端子部)
次に図2〜4を参照して、取出パターン43,48および端子部44,49について説明する。図2〜4はそれぞれ図1に示すタッチパネルセンサ30のII線〜IV線に沿った断面図である。
図1に示すように、第1取出パターン43は、その一端において第1透明パターン41に接続されており、その他端において第1端子部44に接続されている。同様に、第2取出パターン48は、その一端において第2透明パターン46に接続されており、その他端において第2端子部49に接続されている。透明パターン41,46によって検出された信号は、取出パターン43,48を介して端子部44,49に伝達され、端子部44,49から外部へ取り出される。取出パターン43,48および端子部44,49を構成する材料は、導電性を有する限りにおいて特に限定されない。例えば図2〜4に示すように、取出パターン43,48は、透光性および導電性を有する材料から構成された、透明導電体40,45の透明導電部43a,48aを含んでいてもよい。同様に、端子部44,49は、透光性および導電性を有する材料から構成された、透明導電体40,45の透明導電部44a,49aを含んでいてもよい。
なお取出導電体43,48および取出端子部44,49は、上述のように非アクティブエリアAa2内に配置されている。このため、取出導電体43,48および取出端子部44,49が光を透過させる必要はない。従って、取出導電体43,48および端子部44,49は、遮光性を有する導電性材料、例えば金属材料を含んでいてもよい。例えば図2〜4に示すように、取出導電体43,48は、透明導電部43a,48a上に設けられ、遮光性を有する金属材料から構成された遮光導電部43b,48bを含んでいてもよい。同様に、端子部44,49は、透明導電部44a,49a上に設けられ、遮光性を有する金属材料から構成された遮光導電部44b,49bを含んでいてもよい。これによって、取出導電体43,48および取出端子部44,49の電気抵抗の値を低減することができる。遮光導電部43b,48bおよび遮光導電部44b,49bを構成する金属材料としては、例えばアルミニウム、モリブデン、銀、クロム、銅またはこれらの合金等を挙げることができる。
(アクティブエリアの見え方)
次に、タッチパネルセンサ30のアクティブエリアAa1の見え方について説明する。図5は、図1において一点鎖線で囲まれた領域Vを拡大して示す平面図である。
上述のように、透明導電体40,45の光屈折率は、基材フィルム32に比べて非常に大きくなっている。従って、透明導電体40,45が設けられている領域と透明導電体40,45が設けられていない領域とでは、光の反射の態様が大きく異なってくる。また、透明導電体40,45が設けられている領域には、第1透明導電体40または第2透明導電体45のみが設けられている領域だけでなく、第1透明導電体40および第2透明導電体45の両方が設けられている領域が含まれる。従って、タッチパネルセンサ30のアクティブエリアAa1の見え方について考える場合、アクティブエリアAa1を以下の3種類の領域に分類して考えることが適切である。
第1の領域:基材フィルム32の法線方向から見た場合に、第1透明導電体40および第2透明導電体45の両方と重なる領域(以下、二重透明導電領域とも称する)
第2の領域:基材フィルム32の法線方向から見た場合に、第1透明導電体40または第2透明導電体45のいずれか一方と重なる領域(以下、一重透明導電領域とも称する)
第3の領域:基材フィルム32の法線方向から見た場合に、第1透明導電体40および第2透明導電体45のいずれとも重ならない領域(以下、非透明導電領域とも称する)
本実施の形態においては、上述のように、第1透明導電体40の第1透明パターン41の膨出部41bと、第2透明導電体45の第2透明パターン46の膨出部46bとは、基材フィルム32のフィルム面の法線方向から観察した場合に互いに重ならないように配置されている。従って、図5において符号A11またはA12で表されているように、一重透明導電領域としては、基材フィルム32の法線方向から見た場合に膨出部41bまたは膨出部46bと重なる領域が考えられる。符号A11で表される一重透明導電領域は、膨出部41bなどの第1透明導電体40と重なる領域を意味している。また符号A12で表される一重透明導電領域は、膨出部46bなどの第2透明導電体45と重なる領域を意味している。
また図5に示すように、第1透明導電体40の第1透明パターン41のライン部41aと、第2透明導電体45の第2透明パターン46のライン部46aとは、基材フィルム32のフィルム面の法線方向から観察した場合に互いに部分的に重なるように配置されている。従って、図5において符号A2で表されているように、二重透明導電領域としては、基材フィルム32の法線方向から見た場合にライン部41aおよびライン部46aと重なる領域が考えられる。また図5おいて符号A0で示されているように、非透明導電領域としては、基材フィルム32の法線方向から見た場合に膨出部41bと膨出部46bとの間に位置する領域が考えられる。
図6は、アクティブエリアAa1に含まれる各領域A2,A11,A12,A0の層構成を示す断面図である。それぞれなお図6は、各領域A2,A11,A12,A0を説明するための図であり、タッチパネルセンサ30における透明導電体40,45の実際のパターンには対応していない。
図6には、各領域A2,A11,A12,A0によって光が反射される様子が示されている。また、図6に示す符号R2,R11,R12,R0はそれぞれ、領域A2,A11,A12,A0における光の反射率を表している。なお各領域A2,A11,A12,A0における光の反射率R2,R11,R12,R0とは、各領域の表面における反射だけでなく、各領域A2,A11,A12,A0を構成する各層の界面における反射をも考慮することにより算出されるものである。具体的には、第1透明導電体40や第1インデックスマッチング層70などタッチパネルセンサ30の一側に配置されている各構成要素に起因する光の反射、および、第2透明導電体45や第2インデックスマッチング層75などタッチパネルセンサ30の他側に配置されている各構成要素に起因する光の反射の合計から算出される。もちろん、基材フィルム32に起因する光の反射も考慮される。
反射率差1%以下のための構成
上述のように、意匠上の観点からは、透明導電体40,45のパターンがタッチパネルセンサ30の使用者から視認されないことが好ましい。従って、各領域A2,A11,A12,A0における光の反射率R2,R11,R12,R0の差が大きくなることを抑制する必要がある。人間の目の特性を考慮すると、各領域A2,A11,A12,A0における光の反射率R2,R11,R12,R0の差が少なくとも1%になっていることが好ましい。以下、このような反射率差を実現するための基材フィルム32の構成について説明する。
図6に示すように、基材フィルム32は、透明なフィルム本体33と、フィルム本体33と第1透明導電体40との間に設けられたインデックスマッチング層71,74と、フィルム本体33と第2透明導電体45との間に設けられたインデックスマッチング層76,79と、を有している。このうち符号71,76で表されるインデックスマッチング層は、二重透明導電領域A2、一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0のいずれとも重なるよう設けられている。一方、符号74,79で表されるインデックスマッチング層は、領域A2、A11,A12,A0の一部とのみ重なるよう設けられている。このような構成の相違に基づいて、以下の説明において、符号71で表されるインデックスマッチング層を第1広域インデックスマッチング層と称し、符号74で表されるインデックスマッチング層を第1局所インデックスマッチング層と称する。同様に、以下の説明において、符号76で表されるインデックスマッチング層を第2広域インデックスマッチング層と称し、符号79で表されるインデックスマッチング層を第2局所インデックスマッチング層と称する。上述の第1インデックスマッチング層70は、第1広域インデックスマッチング層71および第1局所インデックスマッチング層74から構成されており、同様に上述の第2インデックスマッチング層75は、第2広域インデックスマッチング層76および第2局所インデックスマッチング層79から構成されている。
図6に示すように、第1広域インデックスマッチング層71は、フィルム本体33の第1透明導電体40側(一方の側)の面上に設けられた第1高屈折率層72と、第1高屈折率層72の第1透明導電体40側(一方の側)の面上に設けられた第1低屈折率層73と、を含んでいる。また第2広域インデックスマッチング層76は、フィルム本体33の第2透明導電体45側(他方の側)の面上に設けられた第2高屈折率層77と、第2高屈折率層77の第2透明導電体45側(他方の側)の面上に設けられた第2低屈折率層78と、を有している。なお図6においては、第1局所インデックスマッチング層74および第2局所インデックスマッチング層79がそれぞれ単一の層で構成される例が示されているが、これに限られることはなく、広域インデックスマッチング層71,76の場合と同様に、局所インデックスマッチング層74,79がそれぞれ複数の層から構成されていてもよい。
(フィルム本体)
フィルム本体33の材料としては、透明性の高い材料が好ましく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シクロオレフィンポリマー(COP)、環状オレフィン・コポリマー(COC)、ポリカーボネート(PC)、トリアセチルセルロース(TAC)、(ポリメチルメタクリレート(PMMA)などが挙げられる。フィルム本体33の厚みは、例えば25〜200μmの範囲内となっている。フィルム本体33が例えばPETから構成される場合、フィルム本体33の光屈折率は約1.66となっている。
(インデックスマッチング層)
次に第1インデックスマッチング層70および第2インデックスマッチング層75について詳述する。上述のように、インデックスマッチング層70,75の広域インデックスマッチング層71,76は、高屈折率層72,77と低屈折率層73,78とを含んでいる。このうち低屈折率層73,78の光屈折率は、フィルム本体33の光屈折率よりも小さくなっている。また高屈折率層72,77の光屈折率は、フィルム本体33の光屈折率よりも大きくなっている。このような構成からなる広域インデックスマッチング層71,76をフィルム本体33と透明導電体40,45との間に設けることにより、薄膜干渉の効果を生じさせることができ、これによって、各領域A2,A11,A12,A0における反射率R2,R11,R12,R0の差を小さくすることができる。
次に局所インデックスマッチング層74,79について説明する。上述のように、局所インデックスマッチング層74,79は、領域A2、A11,A12,A0の一部とのみ重なるよう設けられている。例えば図6に示すように、第1局所インデックスマッチング層74は、第1透明導電体40に対応したパターンで、第1広域インデックスマッチング層71と第1透明導電体40との間に設けられている。また第2局所インデックスマッチング層79は、第2透明導電体45に対応したパターンで、第2広域インデックスマッチング層76と第2透明導電体45との間に設けられている。このような局所インデックスマッチング層74,79を設けることにより、二重透明導電領域A2および一重透明導電領域A11,A12における反射率R2,R11,R12を、非透明導電領域A0における反射率R0に対して高い自由度で精密に調整することが可能になる。
例えば、タッチパネルセンサ30の設計変更のため、基材フィルム32の厚みはそのままで透明導電体40,45の厚みを変更する場合を考える。この際、局所インデックスマッチング層74,79が存在していないとすると、広域インデックスマッチング層71,76の厚みや屈折率を調整することによって、各領域A2,A11,A12,A0における反射率R2,R11,R12,R0の差を再調整することになる。この場合、4種類の反射率R2,R11,R12,R0を考慮しなければならないので、調整は容易ではない。
一方、局所インデックスマッチング層74,79が存在している場合、広域インデックスマッチング層71,76の厚みおよび屈折率はそのままで、局所インデックスマッチング層74,79についてのみ、その厚みや屈折率を調整する、という方法を採用することができる。この場合、領域A0における反射率R0は変化しないので、領域A2,A11,A12における反射率R2,R11,R12を反射率R0に近づける、ということのみを考慮して、局所インデックスマッチング層74,79の調整を実施することができる。すなわち、考慮されるべき反射率の種類の数を減らすことができる。このため、局所インデックスマッチング層74,79が存在していない場合に比べて、調整を容易に実施することができる。
(インデックスマッチング層の設計方法)
次に上述の機能を有するインデックスマッチング層70,75を設計する方法の一例について説明する。はじめに、タッチパネルセンサ30における光学特性の目標を決定する。例えば、各領域A2,A11,A12,A0における反射率R2,R11,R12,R0の差が1%以下であることを光学特性の目標とする。
次に、基材フィルム32の各層の厚みおよび光屈折率と、透明導電体40,45の厚みおよび光屈折率とに基づいて、シミュレーションにより反射率の値を求める。そして、高屈折率層72,77および低屈折率層73,78などの広域インデックスマッチング層71,76並びに局所インデックスマッチング層74,79の厚みと光屈折率とを可変のパラメータとして、上述の光学特性の目標を達成するパラメータを探索する。これによって、高屈折率層72,77および低屈折率層73,78などの広域インデックスマッチング層71,76並びに局所インデックスマッチング層74,79の厚みおよび光屈折率の適切な範囲を算出し、このようにして、目標とする光学特性を得ることができるインデックスマッチング層70,75を設計する。なおシミュレーション用のツールとしては、例えばW.Thesis Hard-and SoftwareのCODEを用いることができる。
次に、インデックスマッチング層70,75を構成する材料について説明する。はじめに、広域インデックスマッチング層71,76を構成する高屈折率層72,77および低屈折率層73,78の材料について詳述する。高屈折率層72,77の材料としては、例えば酸化ニオブやジルコニウムなどの高屈折率材料が用いられる。高屈折率層72,77は、高屈折率材料単体によって構成される膜であってもよく、若しくは、有機樹脂と、有機樹脂内に分散された高屈折率材料の粒子と、から構成されていてもよい。
低屈折率層73,78の材料としては、例えば酸化珪素などの低屈折率材料が用いられる。低屈折率層73,78においても、高屈折率層72,77の場合と同様に、低屈折率材料は、低屈折率材料単体によって構成される膜であってもよく、若しくは複数の粒子として存在していてもよい。ここでは、低屈折率層73,78が、有機樹脂と、有機樹脂内に分散された低屈折率材料の粒子と、から構成されている場合について説明する。
局所インデックスマッチング層74,79を構成する材料が特に限られることはなく、領域A2、A11,A12における所望の反射率R2,R11,R12を実現することができる様々な材料が用いられ得る。例えば局所インデックスマッチング層74,79は、酸化珪素などの低屈折率材料から構成されていてもよい。より具体的には、局所インデックスマッチング層74,79は、酸化珪素などの低屈折率材料によって構成された膜であってもよい。ここで、局所インデックスマッチング層74,79に隣接する低屈折率層73,78が、上述のように有機樹脂と有機樹脂内に分散された低屈折率材料の粒子とから構成されている場合、局所インデックスマッチング層74,79における光屈折率は、低屈折率層73,78における光屈折率とほぼ同等になっていてもよい。例えば、局所インデックスマッチング層74,79における光屈折率と低屈折率層73,78における光屈折率との差の絶対値が0.05以下となっていてもよい。
上述のように構成されるインデックスマッチング層70,75の各層の厚みおよび光屈折率の設計の一例を、参考として表1に示す。
Figure 2014186362
表1に示すような層構成に基づいて、各領域A2,A11,A0における光の反射率R2,R11,R0を計算したところ、反射率R2,R11,R0はそれぞれ12.5%,12.5%,12.5%であった。各領域A2,A11,A0における光の反射率に差が生じることを高いレベルで抑制できていると言える。
比較のため、局所インデックスマッチング層を用いることなく、インデックスマッチング層70,75の各層の厚みおよび光屈折率を設計した結果を表2に示す。
Figure 2014186362
表2に示すような層構成に基づいて、各領域A2,A11,A0における光の反射率R2,R11,R0を計算したところ、反射率R2,R11,R0はそれぞれ12.2%,12.3%,12.5%であった。このように、局所インデックスマッチング層を用いない場合、各領域A2,A11,A0における光の反射率の差が最大で0.3%となっていた。このことから、局所インデックスマッチング層を用いた場合、二重透明導電領域A2および一重透明導電領域A11,A12における反射率R2,R11,R12を、非透明導電領域A0における反射率R0に対して高い自由度で精密に調整することができるため、各領域A2,A11,A12,A0における光の反射率に差が生じることを高いレベルで抑制できると言える。
さらなる不可視化のための構成
なお上述の表1に示す設計に基づく、各領域A2,A11,A0における光の反射率の差は、あくまで計算値である。実際の製品では、製造誤差などが存在するため、各領域における反射率の差をゼロにすることは困難である。また本件発明者が鋭意研究を重ねた結果、各領域A2,A11,A12,A0における光の反射率R2,R11,R12,R0の差を単に小さくするだけでは、透明導電体40,45のパターンがタッチパネルセンサ30の使用者から視認されないこと(パターンの不可視化)を十分に実現できない場合があることが知見された。以下、得られた知見について詳細に説明する。
本件発明者が鋭意研究を重ねた結果、反射率が同程度である複数の領域を見比べた場合、複数の領域の中で最も高い反射率を有する領域が目立って視認されることに気付いた。例えば、領域R0の反射率が0.9であり、領域R11,R12の反射率が0.85である場合、領域R11,R12の面積が領域R0の面積よりも大きい場合であっても、人間の目には領域R0の存在が顕著に認識される、ということに気付いた。このことは、裏を返せば、領域R11,R12の面積が領域R0の面積よりも大きい場合、領域R11,R12の反射率を領域R0の反射率よりも大きくすることにより、領域R0の存在を極めて目立たないものとすることができる、ということを意味している。このような知見に基づき、本実施の形態によれば、以下のように各領域A2,A11,A12,A0における光の反射率R2,R11,R12,R0を設定することにより、各領域における反射率の差を単に小さくする場合よりもさらに高度にパターンの不可視化を実現することができる。
本実施の形態においては、二重透明導電領域A2,一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0のうちアクティブエリアAa1において最も大きい面積を占める領域が、最も大きい反射率を有するよう、インデックスマッチング層70,75が構成されている。例えば図5から明らかなように、本実施の形態において、最も大きい面積を占める領域は一重透明導電領域A11,A12である。従って、一重透明導電領域A11,A12における反射率R11,R12が、二重透明導電領域A2における反射率R2および非透明導電領域A0における反射率R0よりも大きくなるよう、インデックスマッチング層70,75が構成されている。このことにより、二重透明導電領域A2および非透明導電領域A0を、一重透明導電領域A11,A12に比べて極めて目立たない領域とすることができる。これによって、透明導電体40,45のパターンがタッチパネルセンサ30の使用者から視認されることを十分に抑制することができる。
好ましくは、二重透明導電領域A2,一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0のうちアクティブエリアAa1において2番目に大きい面積を占める領域が、2番目に大きい反射率を有するよう、インデックスマッチング層70,75が構成されている。なおアクティブエリアAa1において2番目に大きい面積を占め、かつ2番目に大きい反射率を有する領域は、二重透明導電領域A2であってもよく、または非透明導電領域A0であってもよい。
タッチパネルセンサの製造方法
次に、以上のような構成からなるタッチパネルセンサ30を製造する方法について、図7A〜図7Fを参照して説明する。図7A〜図7Fは、タッチパネルセンサ30の製造工程における、アクティブエリアAa1の各領域A2,A11,A12,A0における層構成の推移を示す図である。なお非アクティブエリアAa2の製造工程については、詳細な説明を省略する。
はじめに図7Aに示すように、タッチパネルセンサ30を作製するための元材としての積層体50(ブランクとも呼ばれる)を準備する。積層体50は、フィルム本体33と、フィルム本体33の一方の側に順に設けられた第1高屈折率層72、第1低屈折率層73、第1局所インデックスマッチング層74および第1透明導電層52aと、フィルム本体33の他方の側に順に設けられた第2高屈折率層77、第2低屈折率層78、第2局所インデックスマッチング層79および第2透明導電層52bと、を有している。透明導電層52a,52bは、透光性および導電性を有する材料から構成された層であり、パターニングされて後に透明導電体40,45となる層である。
積層体50の各層を構成する方法が特に限られることはなく、公知の方法が適宜用いられる。例えば高屈折率層72,77は、有機樹脂および高屈折率材料の粒子を含む塗布液を、コーターを用いてコーティングすることによって形成され得る。同様に、低屈折率層73,78は、有機樹脂および低屈折率材料の粒子を含む塗布液をコーティングすることによって形成され得る。また局所インデックスマッチング層74,79および透明導電層52a,52bは、スパッタリングや真空蒸着によって形成され得る。
なお積層体50の層構成が図7Aに示す構成に限られることはなく、その他の層が積層体50にさらに含まれていてもよい。例えば積層体50は、図示はしないが、上述の遮光導電部43b,44b,48b,49bを構成するために透明導電層52a,52b上に設けられた金属層をさらに有していてもよい。また積層体50は、基材フィルム32を保護するためにフィルム本体33と高屈折率層72,77との間に設けられるハードコート層などをさらに有していてもよい。ハードコート層は、例えばアクリル樹脂から構成される層である。
次に、図7Bに示すように、積層体50の一方の側の面上に第1感光層56aを形成するとともに、積層体50の他方の側の面上に第2感光層56bを形成する。第1感光層56aおよび第2感光層56bは、特定波長域の光、例えば紫外線に対する感光性を有している。感光層56a,56bは、例えば、積層体50の表面上にコーターを用いて感光性材料をコーティングすることにより形成される。感光層56a,56bのタイプが特に限られることはない。例えば光溶解型の感光層が用いられてもよく、若しくは光硬化型の感光層が用いられてもよい。
次に、図7Cに示すように、感光層56a,56bが、形成されるべき透明導電体40,45に対応したパターンを有するようになるよう、感光層56a,56bを所定のパターンで露光して現像する。その後、図7Dに示すように、パターニングされた第1感光層56aをマスクとして第1透明導電層52aをエッチングするとともに、パターニングされた第2感光層56bをマスクとして第2透明導電層52bをエッチングする。エッチング液としては、例えば塩化第二鉄を含む溶液が用いられる。
次に、パターニングされた第1感光層56aおよび第1透明導電層52aをマスクとして第1局所インデックスマッチング層74をエッチングするとともに、パターニングされた第2感光層56bおよび第2透明導電層52bをマスクとして第2局所インデックスマッチング層79をエッチングする。これによって、図7Eに示すように、透明導電体40,45に対応したパターンを有する局所インデックスマッチング層74,79を得ることができる。
その後、透明導電層52a,52b上の感光層56a,56bを除去する。これによって、図7Fに示すように、透明導電層52a,52bからなる透明導電体40,45を得ることができる。このようにして、タッチ位置を検出するための透明パターン41,46を含む透明導電体40,45を備えたタッチパネルセンサ30を作製することができる。なお局所インデックスマッチング層74,79をエッチングする工程において、エッチング液としてアルカリ系の液を用いる場合、局所インデックスマッチング層74,79をエッチングすることと同時に感光層56a,56bを除去することも可能である。
なお上述の局所インデックスマッチング層74,79をエッチングする工程において、エッチングされるのは局所インデックスマッチング層74,79のみであり、低屈折率層73,78などの広域インデックスマッチング層71,76の構成要素はエッチングされない。なぜなら、低屈折率層73,78は、有機樹脂と、有機樹脂内に分散された低屈折率材料の粒子と、から構成されており、このため、低屈折率材料の粒子は、有機樹脂によってエッチング液から保護されているからである。
本実施の形態によれば、上述のように、インデックスマッチング層70,75は、アクティブエリアAa1内の二重透明導電領域A2,一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0における光の反射率R2,R11,R12,R0の差が少なくとも1%になるよう構成されている。これによって、二重透明導電領域A2,一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0の間の境界が視認されることを抑制することができる。さらに本実施の形態によれば、インデックスマッチング層70,75は、二重透明導電領域A2,一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0のうちアクティブエリアAa1において最も大きい面積を占める領域が、最も大きい反射率を有するよう、インデックスマッチング層70,75が構成されている。このため、二重透明導電領域A2,一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0のうち最も大きい面積を占める領域が、最も視認され易い領域になる。すなわち、それ以外の領域が目立たないようにすることができる。これらのことにより、透明導電体40,45のパターンがタッチパネルセンサ30の使用者から視認されることを十分に抑制することができる。また本実施の形態によれば、各領域A2,A11,A12,A0の面積に応じて各領域A2,A11,A12,A0の反射率R2,R11,R12,R0を調整することにより、そのような調整を実施しない場合に比べて、透明導電体40,45の不可視化を実現する上で、領域間における光の反射率の差に対する許容値を大きくすることができる。このことにより、タッチパネルセンサ30の設計や製造に要する工数を低減することができる。
また本実施の形態によれば、上述のように、インデックスマッチング層70,75は、二重透明導電領域A2、一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0のいずれとも重なるよう設けられた広域インデックスマッチング層71,76に加えて、透明導電体40,45(すなわち二重透明導電領域A2および一重透明導電領域A11,A12)に対応したパターンを有する局所インデックスマッチング層74,79をさらに含んでいる。このため、二重透明導電領域A2および一重透明導電領域A11,A12における反射率R2,R11,R12を、非透明導電領域A0における反射率R0に対して高い自由度で精密に調整することができる。このことにより、領域A2、A11,A12,A0における光の反射率R2,R11,R12,R0の差や大小関係をより精密かつ容易に設定することができる。このことにより、タッチパネルセンサ30の設計や製造に要する工数を低減しながら、透明導電体40,45のパターンがタッチパネルセンサ30の使用者から視認されることを十分に抑制することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、いくつかの変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
ダミーパターンが設けられる例
従来、透明導電体40,45のパターンがタッチパネルセンサ30の使用者から視認されることを防ぐための方法の1つとして、透明導電体40,45が設けられていない領域に、透明導電体40,45を構成する材料と同一の材料を用いてダミーパターンを形成することが提案されている。本実施の形態においても、このようなダミーパターンがさらに設けられていてもよい。以下、タッチパネルセンサ30がダミーパターンをさらに有する例について、図8Aおよび図8Bを参照して説明する。
図8Aおよび図8Bは、アクティブエリアAa1の一部を拡大して示す図であり、上述の本実施の形態における図5に対応する図である。なお図面が煩雑になることを避けるため、図8Aには、基材フィルム32の一方の側に設けられた第1透明導電体40のみが示されており、図8Bには、基材フィルム32の他方の側に設けられた第2透明導電体45のみが示されている。
図8Aに示すように、第1透明導電体40は、タッチ位置を検出するための複数の第1透明パターン41に加えて、隣接する2つの第1透明パターン41の間に配置された第1ダミーパターン42をさらに有している。各第1ダミーパターン42は、透光性および導電性を有する材料から構成される層である。例えば各第1ダミーパターン42は、上述の第1透明導電層52aから第1透明パターン41と同時に形成される。このような第1ダミーパターン42を設けることにより、基材フィルム32の一方の側に、第1透明導電体40を万遍なく存在させることができ、これによって、第1透明導電体40のパターンが視認されることを防ぐことができる。なお図8Aに示すように、第1ダミーパターン42は、複数の単位パターン42aから構成されていてもよい。すなわち、第1ダミーパターン42は細かく区画されていてもよい。これによって、仮に、製造工程における製造誤差などに起因して単位パターン42aの一部が第1透明パターン41と接触してしまった場合であっても、そのような意図しない接触に起因して第1透明パターン41のショートなどの不具合が生じてしまうことを防ぐことができる。
図8Bに示すように、第2透明導電体45は、タッチ位置を検出するための複数の第2透明パターン46に加えて、隣接する2つの第2透明パターン46の間に配置された第2ダミーパターン47をさらに有している。各第2ダミーパターン47は、透光性および導電性を有する材料から構成される層である。例えば各第2ダミーパターン47は、上述の第2透明導電層52bから第2透明パターン46と同時に形成される。このような第2ダミーパターン47を設けることにより、基材フィルム32の他方の側に、第2透明導電体45を万遍なく存在させることができ、これによって、第2透明導電体45のパターンが視認されることを防ぐことができる。なお第1ダミーパターン42の場合と同様に、第2ダミーパターン47は、複数の単位パターン47aから構成されていてもよい。
本変形例においても、上述の本実施の形態の場合と同様に、二重透明導電領域A2,一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0のうちアクティブエリアAa1において最も大きい面積を占める領域が、最も大きい反射率を有するよう、インデックスマッチング層70,75が構成されている。好ましくは、二重透明導電領域A2,一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0のうちアクティブエリアAa1において2番目に大きい面積を占める領域が、2番目に大きい反射率を有するよう、インデックスマッチング層70,75が構成されている。
なお本変形例においては、図8Aおよび図8Bから明らかなように、第1透明導電体40の第1ダミーパターン42の単位パターン42aの大部分は、第2透明導電体45の第2透明パターン46の膨出部46bと重なっている。また第2透明導電体45の第2ダミーパターン47の単位パターン47aの大部分は、第1透明導電体40の第1透明パターン41の膨出部41bと重なっている。このため本変形例においては、基材フィルム32の法線方向から見た場合に第1ダミーパターン42の単位パターン42aまたは第2ダミーパターン47の単位パターン47aと重なる領域の大部分が、二重透明導電領域A2となっている。従って本変形例において、アクティブエリアAa1で最も大きい面積を占める領域は、二重透明導電領域A2である。このため本変形例においては、二重透明導電領域A2における反射率R2が、一重透明導電領域A11,A12における反射率R11,R12および非透明導電領域A0における反射率R0よりも大きくなるよう、インデックスマッチング層70,75が構成されている。このことにより、一重透明導電領域A11,A12および非透明導電領域A0を、二重透明導電領域A2に比べて極めて目立たない領域とすることができる。これによって、透明導電体40,45のパターンがタッチパネルセンサ30の使用者から視認されることを十分に抑制することができる。
なお図1乃至図7Fに示す上述の本実施の形態においては、最も大きい面積を占める領域が一重透明導電領域A11,A12であった。この場合、一重透明導電領域A11,A12における反射率R11,R12を二重透明導電領域A2における反射率R2よりも大きくするためには、通常、上述の局所インデックスマッチング層74,79が必要になる。一方、図8Aおよび図8Bに示す本変形例においては、最も大きい面積を占める領域が二重透明導電領域A2になる。この場合、上述の局所インデックスマッチング層74,79が設けられていない場合であっても、二重透明導電領域A2における反射率R2を、一重透明導電領域A11,A12における反射率R11,R12よりも大きくすることができる。従って本変形例においては、上述の局所インデックスマッチング層74,79は必須の構成要素ではない。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
30 タッチパネルセンサ
32 基材フィルム
33 フィルム本体
40 第1透明導電体
41 第1透明パターン
42 第1ダミーパターン
45 第1透明導電体
46 第2透明パターン
47 第2ダミーパターン
50 積層体
70 第1インデックスマッチング層
71 第1広域インデックスマッチング層
74 第1局所インデックスマッチング層
75 第2インデックスマッチング層
76 第2広域インデックスマッチング層
79 第2局所インデックスマッチング層
A2 二重透明導電領域
A11,A12 一重透明導電領域
A0 非透明導電領域

Claims (5)

  1. タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアを含むタッチパネルセンサであって、
    インデックスマッチング層を含む基材フィルムと、
    前記アクティブエリア内において基材フィルムの一方の側に所定のパターンで設けられ、透光性および導電性を有する第1透明導電体と、
    前記アクティブエリア内において基材フィルムの他方の側に所定のパターンで設けられ、透光性および導電性を有する第2透明導電体と、を備え、
    前記基材フィルムの法線方向において前記第1透明導電体および前記第2透明導電体の両方と重なる領域を二重透明導電領域と称し、前記第1透明導電体または前記第2透明導電体のいずれか一方と重なる領域を一重透明導電領域と称し、前記第1透明導電体および前記第2透明導電体のいずれとも重ならない領域を非透明導電領域と称する場合に、前記インデックスマッチング層は、前記二重透明導電領域、前記一重透明導電領域および前記非透明導電領域の間における光の反射率の差が1%以下となるよう構成されており、
    前記二重透明導電領域、前記一重透明導電領域および前記非透明導電領域のうち前記アクティブエリアにおいて最も大きい面積を占める領域が、最も大きい反射率を有している、タッチパネルセンサ。
  2. 前記二重透明導電領域、前記一重透明導電領域および前記非透明導電領域のうち前記アクティブエリアにおいて2番目に大きい面積を占める領域が、2番目に大きい反射率を有している、請求項1に記載のタッチパネルセンサ。
  3. 前記第1透明導電体は、タッチ位置を検出するための複数の第1透明パターンと、隣接する2つの前記第1透明パターンの間に配置された第1ダミーパターンと、を有し、
    前記第2透明導電体は、タッチ位置を検出するための複数の第2透明パターンと、隣接する2つの前記第2透明パターンの間に配置された第2ダミーパターンと、を有し、
    前記二重透明導電領域が、前記二重透明導電領域、前記一重透明導電領域および前記非透明導電領域のうち前記アクティブエリアにおいて最も大きい面積を占め、かつ最も大きい反射率を有する領域である、請求項1または2に記載のタッチパネルセンサ。
  4. 前記インデックスマッチング層は、前記二重透明導電領域、前記一重透明導電領域および前記非透明導電領域のいずれとも重なるよう設けられた広域インデックスマッチング層と、前記広域インデックスマッチング層と前記第1透明導電体との間に設けられ、前記第1透明導電体に対応したパターンを有する第1局所インデックスマッチング層と、前記広域インデックスマッチング層と前記第2透明導電体との間に設けられ、前記第2透明導電体に対応したパターンを有する第2局所インデックスマッチング層と、を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  5. タッチパネルセンサと、前記タッチパネルセンサ上への接触位置を検出する制御回路と、を含むタッチパネル装置であって、
    前記タッチパネルセンサが、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサを備える、タッチパネル装置。
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