JP2014163143A - 曲線部軌道構造、バラスト整形材 - Google Patents

曲線部軌道構造、バラスト整形材 Download PDF

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Abstract

【課題】施工性、排水性、加工性に優れる軽量な曲線部軌道構造を提供する。
【解決手段】路盤に敷設されたバラストと、バラスト上に互いに平行に敷設された第1、および第2線路とを備え、第1、および第2線路が第2線路側を内側として曲線部を構成する。第1線路は、第1枕木と、第1外軌レールと、第1内軌レールとからなる。第2線路は、第2枕木と、第2外軌レールと、第2内軌レールとからなる。第1、第2内軌レールの高さに変位が生じず、かつ第1、および第2線路が所望の設計速度に対応するカント量を備えるように、第1、第2内軌レール、第1、第2外軌レールの位置が調整される。位置調整によって第1線路の曲線外側方向に生じる第1嵩増部と、第1線路と第2線路の間に生じる第2嵩増部とが、網状に形成されたバラスト整形材によって整形される。
【選択図】図5

Description

本発明は鉄道の曲線部軌道構造、およびこれに用いられるバラスト整形材に関する。
既存の鉄道路線の高速化を実現するためには、曲線通過速度の高速化が必要となる場合がある。曲線通過速度を高速化するためには、曲線部の軌道構造の改良が必要となる。曲線部の軌道構造の具体的な改良方法として、曲線半径の拡大、カント嵩上などがある。例えば曲線通過速度Vは、Rを曲線半径(m)、Cをカント(mm)、aを所定の係数として以下のように定義される。
Figure 2014163143
Cは通常、許容カント不足量C(mm)とカント設定量C(mm)の和で計算される。
曲線区間の軌道構造、当該軌道構造に用いる枕木やスラブマット等のレール支持体、曲線区間の軌道のカント設定方法の例として特許文献1が開示されている。
曲線通過速度を高速化するために曲線半径を拡大する方法を採用した場合、曲線半径の拡大により計画軌道が鉄道会社の用地外に張り出す場合には、新たな用地確保が必要となる。また、高架橋上に曲線が存在する場合、新たな計画軌道に合わせて既設高架橋の撤去、および計画された曲線半径を満足する新設高架橋の設置が必要となる。新たな用地確保は膨大なコストと手間がかかる。また、既設高架橋の撤去や新設高架橋の設置は、既存の鉄道路線の一部区間を長期間に渡り運休として行わなければならず、コストや手間が膨大となり、事実上不可能な場合が多い。そこで、曲線部の軌道構造の改良方法としてカント嵩上が実施される場合がある。以下、図1、図2を参照してカント嵩上の施工方法について説明する。図1は第1線路におけるカント嵩上の施工手順を示す横断面図である。図2は第1、第2線路におけるカント嵩上の施工手順を示す横断面図である。図1に示す曲線部軌道構造の例では、バラスト1が路盤に敷設され、バラスト1上に互いに平行に下り線(第1線路)、上り線(第2線路)が敷設されている。第1、および第2線路は、第2線路側を内側として曲線部を構成している。第1線路は、バラスト1上に敷設された第1枕木2と、第1枕木2上に曲線の外側方向に敷設された第1外軌レール3と、第1枕木2上に曲線の内側方向に敷設された第1内軌レール4とからなる。第2線路は、バラスト1上に敷設された第2枕木5と、第2枕木5上に曲線の外側方向に敷設された第2外軌レール6と、第2枕木5上に曲線の内側方向に敷設された第2内軌レール7とからなる。本明細書では第1線路が曲線外側に敷設され、第2線路が曲線内側に敷設された2本の線路からなる曲線部軌道構造を例に説明を進める。図1では、第1線路を下り線、第2線路を上り線とした複線と設定したが、上り、下りの別は本発明の本質とは無関係であるため、例えば第1線路を上り線、第2線路を下り線とした複線であってもよい。また、第1、第2線路を単線並列としてもよい。または、第1、第2線路を複々線の上り、下り何れかと設定してもよい。ここで、第1線路のカント嵩上後においてもパンタグラフと第1線路上に架空されるトロリー線(電車線)の接触を良好に保つため、カント嵩上後のトロリー線(電車線)と線路との離間距離がカント嵩上前と等しく保たれなければならない。このため、図1に示すように、カント嵩上前後において第1内軌レール4、および第2内軌レール7の高さに変位が生じないようにして、トロリー線(電車線)と線路との離間距離を等しく保つ。具体的には、図1の矢印Aに示すように、第1内軌レール4の下にあるバラスト1を予堀して、第1内軌レール4の高さを予め下げておき、その後、図1の矢印Bに示すように、第1外軌レール3の下にあるバラスト1を嵩増しして、第1外軌レール3の高さを高くすることでカント嵩上を行う。第2線路についても同様である。第2線路の場合は、図2の矢印Aに示すように、第2内軌レール7の下にあるバラスト1を予堀して、第2内軌レール7の高さを予め下げておき、その後、図2の矢印Bに示すように、第2外軌レール6の下にあるバラスト1を嵩増しして、第2外軌レール6の高さを高くすることでカント嵩上を行う。カント嵩上は、第1、および第2線路が所望の設計速度に対応するカント量を備えるように実施される。施工後のバラスト1には施工前のバラスト1と比較してその形状において変化がみられる。図2の長破線は施工前の軌道の横断面の線形を、実線は施工後の軌道の横断面の線形を示す。図2に示されるように、第1線路の曲線外側方向には、バラストが嵩増された領域である第1嵩増部1−1が生ずる。同様に、第1線路と第2線路の間には、第2嵩増部1−2が生ずる。これらの嵩増部1−1、1−2は、建築限界を超える高さ、幅になると車両通過時に巻き上げられるため問題となる。また、嵩増部1−1側を保守点検用通路として用いる場合、嵩増部1−1が作業員の歩行の妨げとなる。作業員が嵩増部1−1付近を通行する度にバラスト1を蹴り上げることでバラスト1が散乱し、保守管理上問題となる。これら以外にも、嵩増部1−1の下に例えば信号用トラフなどが埋設されている場合、この信号用トラフの保守点検に際し、嵩増部1−1は邪魔になる。
特開平11−280001号公報
これに対し、例えば図3に示すようなL字ブロック900等を使って、嵩増部1−1の整形を行って、嵩増部1−1近傍に保守点検用通路を確保したり、嵩増部1−2を整形して、バラスト1が建築限界内に入らないようにし、通過車両が嵩増部1−2付近のバラスト1を巻き上げないようにすることが可能である。
在来線の改修工事では、最終列車通過後、翌朝の始発列車通過前までに工程を消化しなければならない。また大規模地震が発生した場合、バラストの崩れ、軌道沈下が発生して列車走行に支障が生じる場合がある。この場合、できる限り短時間で軌道整備を行う必要がある。これらの理由により、バラスト整形材は施工性、取り扱いに優れることが要求されるが、図3に示したL字ブロック900は、重量、体積が大きいため施工性に優れているとはいえない。
また、図3に示したL字ブロック900は体積が大きいため、資材として保管しておくために必要なスペースが大きくなるという欠点がある。
また、路盤の軟弱化を防ぐため、バラストは十分な排水性能(水はけの良さ)を備えている必要があるが、図3に示したようなL字ブロック900をバラスト整形目的で多用すれば、軌道全体の排水性能は劣化する。軌道全体の排水性能が劣化すれば、路盤の軟弱化により軌道全体の歪み、緩みが発生し列車の運行に影響を来す。
また、図3に示したようなL字ブロック900は、一般にはコンクリート製であるため加工が容易でない。従って、現場の状況に則してその形状を変更することは難しい。
また、図3に示したようなL字ブロック900は重量が大きいため多用すれば盛土への上載重量が増大し、圧密沈下を誘引する。
そこで、本発明では、施工性、排水性、加工性に優れる軽量な曲線部軌道構造を提供することを目的とする。
本発明の曲線部軌道構造は、路盤に敷設されたバラストと、バラスト上に互いに平行に敷設された第1、および第2線路とを備える。第1、および第2線路が第2線路側を内側として曲線部を構成する。第1線路は、バラスト上に敷設された第1枕木と、第1枕木上に曲線の外側方向に敷設された第1外軌レールと、第1枕木上に曲線の内側方向に敷設された第1内軌レールとからなる。第2線路は、バラスト上に敷設された第2枕木と、第2枕木上に曲線の外側方向に敷設された第2外軌レールと、第2枕木上に曲線の内側方向に敷設された第2内軌レールとからなる。第1、第2内軌レールの高さに変位が生じず、かつ第1、および第2線路が所望の設計速度に対応するカント量を備えるように、第1、第2内軌レール、第1、第2外軌レールの位置が調整される。位置調整によって第1線路の曲線外側方向に生じるバラストの嵩増部である第1嵩増部と、第1線路と第2線路の間に生じるバラストの嵩増部である第2嵩増部とが、網状に形成されたバラスト整形材によって整形される。
本発明の曲線部軌道構造は、施工性、排水性、加工性に優れ、軽量である。
第1線路におけるカント嵩上の施工手順を示す横断面図。 第1、第2線路におけるカント嵩上の施工手順を示す横断面図。 バラスト整形に用いるL字ブロックを例示する図。 実施例1の曲線部軌道構造のカント嵩上前後のバラスト形状の変化を示す横断面図。 実施例1の曲線部軌道構造のバラスト整形後のバラスト形状の変化を示す横断面図。 実施例1のI型バラスト整形材を示す図。 実施例1のL型バラスト整形材を示す図。 実施例1のL型バラスト整形材のバリエーションを示す図。 実施例1のL型バラスト整形材のバリエーションを示す図。 シミュレーションに用いるL字ブロックのサイズを例示する図。 実施例2の曲線部軌道構造のカント嵩上の施工手順1を示す横断面図。 実施例2の曲線部軌道構造のカント嵩上の施工手順2を示す横断面図。 実施例2の曲線部軌道構造のカント嵩上の施工手順3を示す横断面図。 実施例2の曲線部軌道構造のカント嵩上の施工手順4を示す横断面図。 実施例2の曲線部軌道構造のカント嵩上の施工手順5を示す横断面図。 実施例2の曲線部軌道構造のカント嵩上の施工手順6を示す横断面図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
以下、図4、図5を参照して実施例1の曲線部軌道構造について説明する。図4は、本実施例の曲線部軌道構造のカント嵩上前後のバラスト形状の変化を示す横断面図である。図5は本実施例の曲線部軌道構造のバラスト整形後のバラスト形状の変化を示す横断面図である。
本実施例では、一般部の曲線部軌道構造について述べる。図1と同様に、本実施例の曲線部軌道構造は、路盤に敷設されたバラスト1と、バラスト1上に互いに平行に敷設された第1、および第2線路とからなる。第1、および第2線路が第2線路側を内側として曲線部を構成する。第1線路は、バラスト1上に敷設された第1枕木2と、第1枕木2上に曲線の外側方向に敷設された第1外軌レール3と、第1枕木上に曲線の内側方向に敷設された第1内軌レール4とからなる。第2線路は、バラスト1上に敷設された第2枕木5と、第2枕木5上に曲線の外側方向に敷設された第2外軌レール6と、第2枕木5上に曲線の内側方向に敷設された第2内軌レール7とからなる。図2の場合と同様に、カント嵩上後、第1線路の曲線外側方向には第1嵩増部1−1が、第1線路と第2線路の間には、第2嵩増部1−2が生ずる。本実施例の曲線部軌道構造では、第1嵩増部1−1の下に信号用トラフ11が埋設されている。第1線路側にカント嵩上前の建築限界を長破線、カント嵩上後の建築限界10を実線で表示した。
<測定、確認>
施工に先立ち、以下の(1)〜(4)の測定作業を行う。
(1)施工前の軌道状況曲線を測定し、設計曲線との相違点を見つける。
(2)これを踏まえ軌道横断方向線形(列車進行方向の左右の線形)の変位を検討する。(3)次に、整正作業を実施するか否か、必要の有無を検討する。
(4)併せて、軌道縦断方向線形(列車進行方向の前後の線形)の検討を行う。
次に、以下の(A)〜(D)の確認作業を行う。
(A)施工区間内の基準器の位置で、トロリー線(電車線)と軌道との関連を調査する。(B)軌道横断面における軌道中心からの垂線とトロリー線(電車線)の左右変位量表とを参照して許容値の確認を実施し、一回作業あたりの嵩上量を検討する。
(C)併せて、トロリー線(電車線)の高さ(レール面−電車線間距離)量測定表を参照して許容値の確認を実施し、カント嵩上作業が可能か否かの検討を行う。
(D)軌道横断面、軌道縦断面の検討を行い、カント嵩上作業により、やむを得ずトロリー線(電車線)吊架許容値を超える恐れがある場合は、トロリー線(電車線)調整作業を実施する。
<施工>
曲線内側の線路である第2線路側から先にカント嵩上を実施する。以下の〔手順1〕〜〔手順3〕の手順で施工を実施する。
〔手順1〕前述同様に、第2内軌レール7の下にあるバラスト1を予堀して、第2内軌レール7の高さを予め下げておき、第2外軌レール6の下にあるバラスト1を嵩増しして、第2外軌レール6の高さを高くする。
〔手順2〕同様に、第1内軌レール4の下にあるバラスト1を予堀して、第1内軌レール4の高さを予め下げておき、第1外軌レール3の下にあるバラスト1を嵩増しして、第1外軌レール3の高さを高くする。
〔手順3〕第1嵩増部1−1を網状に形成したI型バラスト整形材100により、第2嵩増部1−2を断面L字形状の網状に形成したL型バラスト整形材200により、図5に示す嵩増部1−1’、第2嵩増部1−2’の状態に整形する。
〔手順1〕〜〔手順3〕は、場合により複数回に分けて実施される。施工長は、2車長(40m)以上を最低長とする。
<バラスト整形材>
以下、図6、図7を参照して、I型バラスト整形材100、L型バラスト整形材200について詳細に説明する。図6は本実施例のI型バラスト整形材100を示す図である。図7は本実施例のL型バラスト整形材200を示す図である。図6に示すように、I型バラスト整形材100は、鉛直方向等間隔に配列された複数の第1鋼線120と、水平方向等間隔に配列された複数の第2鋼線130とを格子状に組み合わせて形成した網形状であることを特徴とする。I型バラスト整形材100の鉛直方向中心付近に、第1鋼線120と平行にL型鋼材110が溶接されていてもよい。L型鋼材110としては例えば幅20mmのL型鋼材を用いることができる。I型バラスト整形材100の水平方向端部に他のバラスト整形材との結合に用いるジョイント金具140をさらに備えることとしてもよい。ジョイント金具140は、任意の個数とすることができる。ジョイント金具140を備えることにより、I型バラスト整形材100同士を堅固に連結し延長することができる。また連結は、例えばボルト−ナットなどを用いて行うことができるため、施工が容易である。I型バラスト整形材100は、図5の嵩増部1−1’に用いるほか、高架橋上で使用することができる。施工に際しては、鉛直方向長さの約半分が、バラスト1に埋設される。これにより、力学的に自立が可能である。第1鋼線120、第2鋼線130は例えば直径6、8、10mmの芯材などを用いることができる。例えば第2鋼線130の長さを600mmとし、第1鋼線120を100mm間隔で7本配列して、高さ600mmのI型バラスト整形材100を形成してもよい。これらの材料が一般の鋼線であれば製作後亜鉛メッキを施して耐候性を向上させることが望ましい。また、材料にSUS304を使用する場合には、異種金属接触腐食を防ぐため同材料の連結使用が望ましい。第1鋼線120、第2鋼線130として、加工可能なFRP、炭素繊維束を用いてもよい。
例えば、高さ600mmのI型バラスト整形材100を1メートル長さで製作する場合、第1鋼線120、第2鋼線130をφ6、φ8の鋼線をところどころ組み合わせて製作すると、その重量は13kg程度となる。
図7に示すように、L型バラスト整形材200は、I型バラスト整形材100と同じように、鉛直方向等間隔に配列された複数の第1鋼線120と、水平方向等間隔に配列された複数の第2鋼線230とを格子状に組み合わせて形成した網形状であって、第2鋼線230は第1鋼線130を所定の角度(例えば約90度)に折り曲げ、鉛直断面の形状をL字形状としたことを特徴とする。第2鋼線230は、所定の角度で折り曲げられていること以外は、前述した第1鋼線130と同じである。I型バラスト整形材100と同様、L型バラスト整形材200は、ジョイント金具140を備えてもよい。また、L型バラスト整形材200をバラスト1に固定するアンカー250を、L型バラスト整形材200の底面側に備えてもよい。また、第1鋼線120に引掛固定可能な鉤を両端に備える補強部材210を備えてもよい。補強部材210の両端の鉤は、L型バラスト整形材200の上方端部と、側方端部にそれぞれ引っ掛け固定される。補強部材210により、L型バラスト整形材200の物理的強度が増し、L型バラスト整形材200の変形を防ぐことができる。例えば第2鋼線230の先端から折り曲げ箇所までの長さを400mmとし、第1鋼線120を100mm間隔で鉛直方向に5本配列し、高さ400mmのL型バラスト整形材200を形成してもよい。補強部材210は、例えば250mm間隔で配列することができる。L型バラスト整形材としては、例えば図8、図9のようなサイズ違いのバリエーションを採用することもできる。図8においては、第2鋼線230の先端から折り曲げ箇所までの長さを500mmとし、第1鋼線120を100mmピッチで鉛直方向に6本配列して高さ500mmとしている。図9においては、第2鋼線230の先端から折り曲げ箇所までの長さを700mmとし、第1鋼線120を100mmピッチで鉛直方向に8本配列して高さ700mmとしている。
例えば、高さ400mm、幅400mmのL型バラスト整形材200を1メートル長さで製作する場合、第1鋼線120、第2鋼線230をφ6、φ8の鋼線をところどころ組み合わせて製作すると、その重量は13kg程度となる。また、高さ500mm、幅500mmのL型バラスト整形材300を1メートル長さで製作する場合、第1鋼線120、第2鋼線230をφ6、φ8の鋼線をところどころ組み合わせて製作すると、その重量は14kg程度となる。また、高さ700mm、幅700mmのL型バラスト整形材400を1メートル長さで製作する場合、第1鋼線120、第2鋼線230をφ6、φ8の鋼線をところどころ組み合わせて製作すると、その重量は20kg程度となる。
I型バラスト整形材100、L型バラスト整形材200(300、400)は重ね置きして倉庫に保管することができるため、保管に必要な空間が少なくて済む。例えば、全長100m分のL型バラスト整形材200を資材として保管する際に必要となる空間は、わずか幅1m×長さ2m×高さ1m程度で済む。これは前述したL字ブロック900を全長100m保管する際に必要となる空間と比較すると劇的に小さい。
<死加重の比較>
カント嵩上に際し、バラスト1の補充を行う必要があるが、この補充は、本来の設計に含まれる加重ではない。従って上述の圧密沈下を軽減するために、バラスト整形材は軽量であることが望ましい。ここで、バラスト整形材として用いるL字ブロック900のサイズを図10に示すように規定した場合の死加重の増加量と、前述したL型バラスト整形材200を用いた場合の死加重の増加量の比較シミュレーションを行った。以下にシミュレーション結果を示す。なおシミュレーションは標準的な形状を想定して行った。
i)バラスト
L=(法0.3m+肩0.4m+PC2.4m+肩0.4m+法0.3m)=3.8m
C=145-80=65ミリ
V=(3.8m×(65/1000)÷2)×859.05m=106.09m3
G=106.09m3×1.6Kg/m3=169.74t…(11)
ii)L字ブロック(300*250*600*50;66キロ/L=600mミリ・個)
G=(延長859.05m÷0.6m)×66kg=1432個×0.066=94.5t…(12)
iii)バラスト+L字ブロック
ΣG=(11)+(12)=169.74+94.5=264.24t/片線…(13)
iv)L型バラスト整形材L300・I600F(L300=300*300*1000、9.9Kg/m)
上り線G=延長428.92m÷1m=429個×0.0099=4.25t…(14)
(I600F=600*1000、9.29.9Kg/m)
下り線G=延長430.13m÷1m=430個×0.0092t/片線=3.96t/片線F…(15)
v)バラスト+L型バラスト整形材L300・I600F
G=(11)×2+(14)+(15)=264.24×2+4.25t+3.96t=347.69t/片線…(16)
vi)比較
L字ブロック上下線当たり=(13)×2=528.48t…(17)
L型バラスト整形材L300・I600F上下線当たり347.69t…(18)
(17)-(18)=-180.79t(軽量化)
上記、シミュレーションにより、想定されたカント嵩上において、約180t軽量化できることが分かった。
このように本実施例の曲線部軌道構造は、施工性、排水性、加工性に優れ軽量である。
以下、図11から図16を参照して実施例2の曲線部軌道構造について説明する。図11〜16は、本実施例の曲線部軌道構造のカント嵩上の施工手順1〜6を示す横断面図である。
本実施例では、駅構内の曲線部軌道構造について述べる。具体的には、駅構内の軌道の全部または一部が曲線部を構成している場合であって、当該駅が急行(特急)通過駅などであって、急行(特急)列車の高速化のために、駅構内の軌道においてカント嵩上が必要な場合について説明する。実施例1と同様に、本実施例の曲線部軌道構造は、路盤に敷設されたバラスト1と、バラスト1上に互いに平行に敷設された第1、および第2線路とからなり、第1、および第2線路が第2線路側を内側として曲線部を構成する。第1線路は、バラスト1上に敷設された第1枕木2と、第1枕木2上に曲線の外側方向に敷設された第1外軌レール3と、第1枕木上に曲線の内側方向に敷設された第1内軌レール4とからなる。第2線路は、バラスト1上に敷設された第2枕木5と、第2枕木5上に曲線の外側方向に敷設された第2外軌レール6と、第2枕木5上に曲線の内側方向に敷設された第2内軌レール7とからなる。第1線路11の曲線外側方向に信号用トラフ11が埋設されている。これらについては実施例1と全く同じ条件である。本実施例ではこれらに加え、第1線路の曲線外側方向に第1乗降台12が存在し、第2線路の曲線内側方向に第2乗降台13が存在する。第1乗降台12の先端を第1乗降台先端12−1と呼び、第2乗降台13の先端を第2乗降台先端13−1と呼ぶ。
<測定、確認>
施工に先立ち、以下の(1)〜(3)の測定作業を行う。
(1)施工前の軌道状況曲線を測定し、設計曲線との相違点を見つける。
(2)ホームと実際の軌道曲線のホーム限界測定を行う。
(3)軌道曲線に対するトロリー線(電車線)の諸元測定を行う。
次に、以下の(A)〜(E)の確認作業を行う。
(A)施工区間内の基準器の位置で、ホームと軌道のホーム限界の確認を行う。
(B)基準器の位置で、トロリー線(電車線)と軌道との関連を調査する。
(C)軌道横断面における軌道中心からの垂線とトロリー線(電車線)の左右変位量表とを参照して許容値の確認を実施し、一回作業あたりの嵩上量を検討する。
(D)トロリー線(電車線)の高さ(レール面−電車線間距離)量測定表を参照して、許容値の確認を実施し、カント嵩上作業が可能か否かの検討を行う。
(E)軌道横断面、軌道縦断面の検討を行い、カント嵩上作業により、やむを得ずトロリー線(電車線)吊架許容値を超える恐れがある場合は、トロリー線(電車線)調整作業を実施する。
<施工>
実施例1と同様に、カント嵩上後においてもパンタグラフとトロリー線(電車線)の接触を良好に保つため、カント嵩上後のトロリー線(電車線)と線路との離間距離をカント嵩上前と等しく保つ必要がある。これに加えて駅部の曲線部軌道構造では、乗降台先端と車両の乗降口下端との位置関係が重要となる。すなわち、第1(第2)乗降台先端の高さと第1(第2)線路を走行する車両の乗降口の下端高さが所定の間隔H以下とならなければならない。所定の間隔Hは一般的には200mm程度とされる。乗降口先端の高さと車両乗降口の下端の高さが200mm以上離れてしまうと、乗降時に、乗客が躓くおそれがある。さらに、第1(第2)乗降台先端と第1(第2)線路を走行する車両の乗降口下端との水平方向間隔が所定の間隔W以下とならなければならない。この所定間隔Wも一般的には200mm程度とされる。乗降台先端と車両の乗降口下端との水平方向間隔が200mm以上離れてしまうと、乗客がホーム端で足を滑らせた場合に、ホームと車両の隙間に、足や身体を挟んでしまうおそれがある。本実施例の曲線部軌道構造の施工に際し、上述の条件を満足しながらカント嵩上を実行するために、図11〜図16に示す6つの施工手順に従って施工を進める。最初に第1線路(下り線)が施工される。
〔手順1〕図11の矢印Dに示すように、道床厚調査後、下り線(第1線路)の軌道を全面的に嵩下する。これは、第1乗降台先端12−1の高さと第1線路を走行する車両の乗降口の下端高さを所定の間隔H以下に保つために必要な手順である。前述したように限度値であるHは200mm程度とされるが、鉄道会社によってその目標値は異なる。例えば100mm程度を目標値とし、この目標値に近づくように、第1線路の軌道を全面的に嵩下する。
〔手順2〕図12の矢印Eに示すように、第1線路の軌道を曲線外側方向に向かって所定の距離水平移動させる。第1乗降台先端12−1と第1線路を走行する車両の乗降口の下端との水平方向間隔を所定の間隔W以下に保つために必要な手順である。第1線路においてカント嵩上を行うと、第1線路を走行する車両は曲線内側方向に傾く。これにより、第1乗降台先端12−1と車両の乗降口との水平方向の間隔は大きくなる。従って、本手順における軌道の水平移動が必要となる。
〔手順3〕図13の矢印Fに示すように、第1外軌レール3の下にあるバラスト1を嵩増しして、第1外軌レール3の高さを高くする。これにより第1線路は所望の曲線通過速度に対応するカント量を備える。このとき、手順1において予め軌道が嵩下されているため、外軌レール3が嵩上されても、第1乗降台先端12−1の高さと第1線路を走行する車両の乗降口の下端高さの差はH以下に抑えられる。
〔手順4〕次に、第2線路(上り線)が施工される。図14の矢印Gに示すように、第2線路の軌道を曲線外側方向に向かって所定の距離水平移動させる。第2乗降台先端13−1と第2線路を走行する車両の乗降口の下端との水平方向間隔を所定の間隔W以下に保つために必要な手順である。第2線路においてカント嵩上を行うと、第2線路を走行する車両は曲線内側方向に傾く。これにより、第2乗降台先端13−1と車両の乗降口との水平方向の間隔は狭められる。従って、第2乗降台先端13−1と車両とが近づきすぎないようにようにするため、本手順における軌道の水平移動が必要となる。
〔手順5〕図15の矢印Hに示すように、第2外軌レール6の下にあるバラスト1を嵩増しして、第2外軌レール6の高さを高くする。これにより第2線路は所望の曲線通過速度に対応するカント量を備える。このとき、第2線路(上り線)においては、手順1のように予め軌道が嵩下していない。これはカント嵩上によっても、第2内軌レール7側の高さが変動しないため、第2乗降台先端13−1の高さと第2線路を走行する車両の乗降口の下端高さの差に変化が生じないためである。従って、手順5の施工後も第2乗降台先端13−1の高さと第2線路を走行する車両の乗降口の下端高さの差はH以下に抑えられる。なお、カント嵩上後においてもパンタグラフとトロリー線(電車線)の接触を良好に保つため、施工前と施工後とで比較して、第1内軌レール4、および第2内軌レール7の高さに変位が生じないようにする。
〔手順6〕最後に、第1嵩増部1−1をI型バラスト整形材100により、第2嵩増部1−2をL型バラスト整形材200により、図16に示す嵩増部1−1’、第2嵩増部1−2’の状態に整形する。
〔手順1〕〜〔手順6〕は、場合により複数回に分けて実施される。
なお、実施例1、2においては第1嵩増部1−1に対して、I型バラスト整形材100を使用し、第2嵩増部1−2に対して、L型バラスト整形材200を用いたが、これに限られず、第1嵩増部1−1に対して、L型バラスト整形材200を使用し、第2嵩増部1−2に対して、I型バラスト整形材100を用いてもよいし、L型バラスト整形材200はより大型なL型バラスト整形材300、400等に代替してもよい。
このように本実施例の曲線部軌道構造は、施工性、排水性、加工性に優れ軽量である。

Claims (12)

  1. 路盤に敷設されたバラストと、前記バラスト上に互いに平行に敷設された第1、および第2線路とを備え、前記第1、および第2線路が前記第2線路側を内側として曲線部を構成する曲線部軌道構造であって、
    前記第1線路は、前記バラスト上に敷設された第1枕木と、前記第1枕木上に前記曲線の外側方向に敷設された第1外軌レールと、前記第1枕木上に前記曲線の内側方向に敷設された第1内軌レールとからなり、
    前記第2線路は、前記バラスト上に敷設された第2枕木と、前記第2枕木上に前記曲線の外側方向に敷設された第2外軌レールと、前記第2枕木上に前記曲線の内側方向に敷設された第2内軌レールとからなり、
    前記第1、第2内軌レールの高さに変位が生じず、かつ前記第1、および第2線路が所望の設計速度に対応するカント量を備えるように、前記第1、第2内軌レール、前記第1、第2外軌レールの位置が調整され、
    前記位置調整によって前記第1線路の曲線外側方向に生じるバラストの嵩増部である第1嵩増部と、前記第1線路と前記第2線路の間に生じるバラストの嵩増部である第2嵩増部とが、網状に形成されたバラスト整形材によって整形された
    曲線部軌道構造。
  2. 請求項1に記載の曲線部軌道構造であって、
    前記第1線路の曲線外側方向に第1乗降台が存在し、前記第2線路の曲線内側方向に第2乗降台が存在する場合に、
    前記第1乗降台先端高さと前記第1線路を走行する車両の乗降口の下端高さが所定の間隔以下となり、前記第1乗降台先端と前記第1線路を走行する車両の乗降口下端との水平方向距離が所定の間隔以下となるように、前記第1内軌レール、前記第1外軌レールの位置が調整され、
    前記第2乗降台先端高さと前記第2線路を走行する車両の乗降口の下端高さが所定の間隔以下となり、前記第2乗降台先端と前記第2線路を走行する車両の乗降口下端との水平方向距離が所定の間隔以下となるように、前記第2内軌レール、前記第2外軌レールの位置が調整された
    曲線部軌道構造。
  3. 請求項1または2に記載の曲線部軌道構造であって、
    前記バラスト整形材が、
    鉛直方向等間隔に配列された複数の第1鋼線と、水平方向等間隔に配列された複数の第2鋼線とを格子状に組み合わせて形成した網形状である
    曲線部軌道構造。
  4. 請求項3に記載の曲線部軌道構造であって、
    前記第2鋼線を所定の角度に折り曲げて、前記バラスト整形材の鉛直断面の形状をL字形状とした
    曲線部軌道構造。
  5. 請求項3または4に記載の曲線部軌道構造であって、
    前記バラスト整形材の水平方向端部に他のバラスト整形材との結合に用いるジョイント金具をさらに備える
    曲線部軌道構造。
  6. 請求項4または5に記載の曲線部軌道構造であって、
    前記バラスト整形材を前記バラストに固定するアンカーをさらに備える
    曲線部軌道構造。
  7. 請求項4から6の何れかに記載の曲線部軌道構造であって、
    前記第1鋼線に引掛固定可能な鉤を両端に備える補強部材をさらに備える
    曲線部軌道構造。
  8. 路盤に敷設されたバラストと、前記バラスト上に互いに平行に敷設された第1、および第2線路とを備え、前記第1、および第2線路が前記第2線路側を内側として曲線部を構成する曲線部軌道構造において、前記曲線部軌道構造をカント嵩上した場合に前記第1線路の曲線外側方向に生じるバラストの嵩増部、および前記第1線路と前記第2線路の間に生じるバラストの嵩増部の整形に用いられ、
    鉛直方向等間隔に配列された複数の第1鋼線と、水平方向等間隔に配列された複数の第2鋼線とを格子状に組み合わせて形成した網形状である
    バラスト整形材。
  9. 請求項8に記載のバラスト整形材であって、
    前記第2鋼線を所定の角度に折り曲げて、前記バラスト整形材の鉛直断面の形状をL字形状とした
    バラスト整形材。
  10. 請求項8または9に記載のバラスト整形材であって、
    前記バラスト整形材の水平方向端部に他のバラスト整形材との結合に用いるジョイント金具をさらに備える
    バラスト整形材。
  11. 請求項9または10に記載のバラスト整形材であって、
    前記バラスト整形材を前記バラストに固定するアンカーをさらに備える
    バラスト整形材。
  12. 請求項9から11の何れかに記載のバラスト整形材であって、
    前記第1鋼線に引掛固定可能な鉤を両端に備える補強部材をさらに備える
    バラスト整形材。
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