JP2014153450A - 画像投影装置 - Google Patents

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彩子 山村
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Abstract

【課題】組み立て作業による検出誤差を抑制して、画像投影位置を精度よく検出することができる画像投影装置を提供する。
【解決手段】表示器は、照明装置からの光を空間光変調することで画像をスクリーン50上に生成し、スクリーン50の特定領域に照射される光の光強度を検出する位置に光強度検出部を配設し、リレー光学系は、スクリーン50の特定領域と所定の位置関係にある表示有効領域50aにて結像された画像を投影対象へ導き、制御部は、光強度検出部の検出データから表示器が照射する光とスクリーン50との位置関係を特定し、画像が表示有効領域50a内になるように表示器を調整し、スクリーン50は、特定領域をこの特定領域の周辺より光強度検出部に向かう光の伝搬量を多くする光伝搬量調整手段51を設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、所定箇所に画像を投影することで、画像を表示する画像投影装置に関するものである。
従来の画像投影装置は、車両のウインドシールド或いはコンバイナと称される半透過板に表示像を投影し、虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置が種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。このような画像投影装置は、光源から射出された光をDMD(DMD;Digital Micro−Mirror Device)などの空間光変調素子(表示器)により空間光変調させることで、所定の位置に画像を結像し、その結像した画像を上記のウインドシールドやコンバイナ等に投影することで、車両運転者は虚像を風景と重畳させて視認させるものである。
このような画像投影装置において、表示器により光変調された光は表示画像として結像部材(透過型スクリーン)で結像され、結像部材上の所定箇所(表示有効領域)に結像される画像のみが画像投影装置の外部に投影されて車両運転者に視認されるものである。この場合、表示器のうち結像部材の表示有効領域に光を投影する領域は、車両運転者に視認させる表示画像を生成し、表示器のうち結像部材の表示有効領域外に光を投影する領域は、光源からの光を結像部材に投影しない(暗表示とする)。
しかしながら、表示器と結像部材との位置関係が、振動や構成する部材の経時的形状変化などによりずれてしまい、延いては表示器が表示する表示画像の位置が結像部材の表示有効領域から外れてしまい、画像投影装置の外部に所望の表示画像を投影することができないという問題があった。
このような問題を解決するため、特許文献2には、結像部材に、表示器からの光を検出する光強度検出部を配設し、この光強度検出部が、表示器が照射する光の光強度を検出することで、表示器により生成される表示画像と結像部材との位置を対応づけ、表示器により生成される表示画像が所定の位置に表示されるように補正するものが開示されている。
特開2012−003092号公報 特開2008−134370号公報
しかしながら、結像部材上に光強度検出部を配設する際、光強度検出部を結像部材に接着する方法等が考えられるが、このように接着する場合、配線を有する電子部品である光強度検出部を正確な位置に接着するのは作業上困難であり、接着する位置がずれてしまい、結果として光強度検出部による表示画像の検出位置に誤差が生じてしまい、結像部材の正確な位置に表示画像を表示できない虞があった。
そこで、本発明は、前述の課題を鑑みて、組み立て作業による検出誤差を抑制して、画像投影位置を精度よく検出することができる画像投影装置を提供するものである。
本発明は、前述した課題を解決するため、第1の発明では、光源と、前記光源からの光を空間光変調することで画像を生成する空間光変調素子と、前記空間光変調素子から照射された前記画像を結像する結像部材と、前記結像部材の特定領域に照射される光の光強度を検出する光強度検出部と、前記特定領域と所定の位置関係にある表示有効領域にて結像された前記画像の結像光を投影対象へ導くリレー光学系と、前記光強度検出部の検出データから前記空間光変調素子が照射する光と前記結像部材との位置関係を特定し、前記画像が前記表示有効領域内になるように調整する制御部と、を備え、前記結像部材は、前記特定領域を前記特定領域の周辺より前記光強度検出部に向かう光の伝搬量を多くする光伝搬量調整手段を設けたものであり、斯かる構成により、配線を有する電子部品である光強度検出部の組み付け時に位置誤差が生じた場合でも精度よく結像部材上の画像投影位置を検出、調整することができる。
また、第2の発明では、前記光伝搬量調整手段は、前記特定領域に設けられた貫通穴または凹部からなるものである。
また、第3の発明では、前記光伝搬量調整手段は、前記特定領域に設けられた反射部材からなり、前記光強度検出部は、前記反射部材の反射光を検出できる位置に配設されたものである。
また、第4の発明では、前記光伝搬量調整手段は、前記特定領域の周辺に設けられ、前記光強度検出部に向かう光の伝搬量を少なくする不透過層からなるものである。
また、第5の発明では、前記特定領域は、前記光強度検出部の検出範囲よりも小さいものである。
本発明は、組み立て作業による検出誤差を抑制して、画像投影位置を精度よく検出することができる画像投影装置を提供するものである。
本発明の実施形態における概観図である。 上記実施形態における画像投影装置の概略断面図である。 上記実施形態における照明装置の概略断面図である。 上記実施形態におけるスクリーンの正面図である。 上記実施形態におけるスクリーンの断面図であり、図4におけるA−A断面図である。 上記実施形態におけるスクリーンと表示器との位置ずれを補正する動作を説明する図であり、スクリーンの正面図である。 上記実施形態における位置検出処理を説明する図であり、スクリーンの正面図である。 上記実施形態における位置検出処理を説明する図であり、光強度データを図示したものである。 本発明の変形例を説明する図であり、スクリーンの断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の画像投影装置を車両用のヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置)に適用した一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるHUD装置1を車両に搭載した際の概観を示した図である。HUD装置1は、車両のダッシュボード内に設けられ、生成した表示画像Mを表す表示光(結像光)Lをウインドシールド2で反射させることにより、車両運転者3に車両情報を表す表示画像Mの虚像Vを視認させるものである。車両運転者3は、前方から視線を逸らさずに虚像Vを視認できる。
図2は、HUD装置1の構成を説明する図である。HUD装置1は、照明装置10と、照明光学系20と、表示器30と、投写光学系40と、スクリーン(結像部材)50と、光強度検出部60と、リレー光学系70と、結像光Lが外部へ射出する窓部81を有するハウジング80と、制御部90と、を備える。
照明装置10は、図3に示すように、光源11と、アルミ基板からなり前記光源11を実装する回路基板12と、反射透過光学手段13と、輝度ムラ低減光学手段14と、を備える。
光源11は、赤色照明光Rを発する赤色LED11rと、緑色照明光Gを発する緑色LED11gと、青色照明光Bを発する青色LED11bと、から構成される。
反射透過光学手段13は、光を反射する反射ミラー13aと、誘電体の多層膜等の薄膜が鏡面に形成された鏡で構成され、光の透過と反射を行うダイクロイックミラー13b、13cと、からなるものである。
反射ミラー13aは、赤色LED11rから発する光の進行方向側に所定の角度をもって配設され、赤色LED11rからの赤色照明光Rを反射する。
ダイクロイックミラー13bは、緑色LED11gからの緑色照明光Gの進行方向側に所定の角度をもって配設され、反射ミラー13aに反射された光Rを透過し、緑色照明光Gを反射する。
ダイクロイックミラー13cは、青色LED11bからの青色照明光Bの進行方向側に所定の角度をもって配設され、ダイクロイックミラー13bにより透過、反射された赤色照明光Rと緑色照明光Gとを透過し、青色照明光Bを反射する。
輝度ムラ低減光学手段14は、ミラーボックスやアレイレンズなどからなるもので、上述の照明光Cを乱反射、散乱、屈折させることで光のムラを低減する。このように照明装置10は、後述する照明光学系20の方向へ照明光Cを出射する。
照明光学系20は、例えば凹状のレンズ等で構成され、照明装置10から出射された照明光Cを後述する表示器30の大きさに調整する。
表示器(空間光変調素子)30は、可動式のミラー(画素E)をマトリクス状に複数備えたDMD(Digital Micro−Mirror Device)からなり、表示画像Mを表す表示画像データに基づき各ミラーEを個別に駆動することにより、表示画像Mを投写光学系40方向に投射する。また、表示器30は、DMD素子ではなく、反射型及び透過型の液晶素子等で構成されてもよい。以下に、図4を用いて表示器30の表示領域30a及び非表示領域30bとスクリーン50との関係を説明する。図4は、スクリーン50の正面図であり、スクリーン50に関係する箇所は実線で、表示器30に関係する箇所は点線で記載してある。
また、表示器30は、照明光学系20からの光を空間光変調して所望の表示画像Mを生成する表示領域30a(図4の表示有効領域50aの内側の点線で描かれた矩形に囲まれた領域)と、この表示領域30a以外の非表示領域30b(図4の表示有効領域50aの外側の点線で描かれた矩形に囲まれた領域の表示領域30a以外の領域)と、を有する。表示器30の表示領域30aは、図4に示すように、後述するスクリーン50のうちHUD装置1の外部に投影される領域である有効表示領域50a内に表示画像Mが表示されるように調整される。表示器30の表示領域30aに生成される表示画像Mは、スクリーン50の表示有効領域50a内で結像され、リレー光学系70によって、HUD装置1の外部に投影される。また、表示器30の非表示領域30bに生成される画像は、スクリーン50の表示有効領域50a外に投影されるため、リレー光学系70によって、HUD装置1の外部に投影されない。
また、表示器30は、HUD装置1の外部に投影する表示画像Mの他に、位置検出用画像Nを生成可能であり、この位置検出用画像Nをスクリーン50の非有効表示領域50b内で走査し、後述する光強度検出部60にて位置検出用画像Nの光強度を検出することで表示器30とスクリーン50との位置関係を対応づけ、表示器30の表示画像Mとスクリーン50とが特定の位置関係になるように調整する。また、表示画像Mの表示位置調整方法については、後述する。
投写光学系40は、例えば凹レンズもしくは凸レンズ等で構成され、表示器30から投影された画像(表示画像M及び位置検出用画像N)の光を後述するスクリーン50に効率よく照射するための光学系である。
スクリーン(結像部材)50は、拡散板,ホログラフィックディフューザ,マイクロレンズアレイ等から構成され、投写光学系40(表示器30)からの光を下面(図2における下側)で受光して上面(図2における上側)に表示画像Mを表示する。スクリーン50は、後述するリレー光学系70によりHUD装置1の外部に投影される領域である表示有効領域50aと、表示有効領域50a以外の表示無効領域50bと、を有する。
表示有効領域50aは、図4に示すように、スクリーン50の略中央の太線で描かれた矩形に囲まれた領域であり、この領域は、後述するリレー光学系70によって、HUD装置1の外部に投影される領域であり、投写光学系40を介した表示器30からの表示画像Mが結像される領域である。
表示無効領域50bは、図5に示すように、表示有効領域50a以外の中空矩形の領域であり、この領域は、後述するリレー光学系70によって、HUD装置1の外部に投影されない領域であり、後述する投写光学系40を介した表示器30からの位置検出用光Nが照射される領域である。また、表示無効領域50bのうち表示有効領域50aから離れた特定の位置(特定領域)に正四角形の貫通穴からなる検出用孔51を有し、この検出用孔51は、レーザー加工やプレス加工または射出成形などにより形成される。以下に光強度検出部60を、図4,5を用いて説明する。図5は、図4のA−A断面図である。
光強度検出部60は、フォトダイオードやカラーセンサなどで構成される光強度検出センサであり、スクリーン50を挟んだ表示器30と反対側のハウジング80の所定箇所に位置決め固定され、図5に示すように、表示器30からスクリーン50に照射される光のうち特定領域に設けられる検出用孔51を通過する光の光強度を検出可能に配設され、検出データを後述する制御部90に信号出力するものである。制御部90は、光強度検出部60の検出データに基づき、表示器30が照射する光とスクリーン50との位置関係を特定することができる。また、光強度検出部60の光強度検出可能範囲は、検出用孔51(特定領域)の範囲より狭くなるように設定され、斯かる構成により、光強度検出部60の組み立て時の位置誤差に影響されにくく、精度よく位置決めされた検出用孔51(特定領域)に基づいて、表示器30が照射する光とスクリーン50との位置関係を精度よく特定することが可能となる。
リレー光学系70は、平面ミラー71と凹面ミラー72とにより構成され、スクリーン50の表示有効領域50aに結像される表示画像Mの表示光(結像光)Lを反射することでウインドシールド2に表示画像Mを投影するものである。
平面ミラー71は、スクリーン50の表示有効領域50aを後述する凹面ミラー72に向かって反射させる。すなわち、平面ミラー71は、スクリーン50の表示有効領域50aに投影された表示画像Mの結像光Lを、後述する凹面ミラー72に向かって反射する。
凹面ミラー72は、凹面鏡(拡大鏡)等であり、平面ミラー71で反射された結像光Lを凹面で反射させることで、結像光Lを後述の窓部81からHUD装置1の外部へ射出する。これにより、虚像Vは、スクリーン50に表示された表示画像Mが拡大された大きさになる。
ハウジング80は、硬質樹脂等から形成され、上方に所定の大きさの窓部81を備えた箱状に形成される。ハウジング80は、照明装置10と、照明光学系20と、表示器30と、投写光学系40と、スクリーン50と、光強度検出部60と、リレー光学系70等を所定の位置に収納する。後述する制御部90は、ハウジング80の中に収納されてもよく、ハウジング80の外部に配設され、配線などによりハウジング80内部の構成部品と電気的な接続を行ってもよい。
窓部81は、アクリル等の透光性樹脂から湾曲形状に形成されており、ハウジング80の開口部に溶着等により取り付けられる。窓部81は、凹面ミラー72で反射された光を透過させる。
制御部90は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やマイコン、ASICなどのCPUと、CPUを駆動させるプログラムやデータを記憶するメモリ、表示器30を駆動する表示器駆動部、光源11を駆動する光源駆動部などにより構成され、LVDS(Low Voltage Differential Signal)通信等によって表示画像Mを表示するための画像信号や輝度信号が車両ECU4から入力され、この画像信号や輝度信号に基づき、所望の表示画像を所望の輝度で表示させるものである。
また、制御部90は、図6(a)に示すように、スクリーン50に対して表示器30(表示領域30a、非表示領域30b)がずれた場合、検出用孔51の位置を検出し、この検出用孔51の位置に基づき、表示領域30aの位置を補正して、図6(b)に示すように、表示器30の表示領域30aをスクリーン50の表示有効領域50aの位置に調整する。以下に、この表示位置調整方法を、図4,6,7,8を用いて説明する。図7は検査用画像Nの走査の様子を示した図であり、図8は、光強度検出部60の検出データを図示したものである。
制御部90は、照明装置10及び表示器30を駆動することにより、所定の検査用画像N(検査用光)をスクリーン50に投写し、図7に示すように検査用画像Nを、スクリーン50上で走査する。この際、スクリーン50の検査用孔51(特定領域)を臨む位置に配設される光強度検出部60により、光強度を検出する。これにより、制御部90は、図8に示すような光強度の検出データを取得し、この検出データより検査用孔51の位置を特定する(例えば、図8の場合、検出用孔51の位置はXc,Ycに特定する)。制御部90は、メモリに予め表示器30の表示領域30aの位置と、スクリーン50の検査用孔51の位置との相対的な位置関係を記憶しておき、前記光強度データから特定した検査用孔51の位置から表示有効領域50aの位置を特定し、その特定した表示有効領域50aに表示画像Mを表示させるように、表示器30内の表示領域30aを調整する。
具体的に、例えば、制御部90は、メモリに予め表示器30の表示領域30aの左上端の位置と、スクリーン50の検出用孔51の位置との相対的な位置関係を示す特定データ(x)を記憶しておき、図4に示すように、検出用孔51の位置がEkである場合、表示領域30a(の左上端)をEk+xと推定する。図6(a)のように、表示器30とスクリーン50との位置関係がずれてしまった場合、制御部90は、図7に示すように検査用画像Nをスクリーン50上で走査することにより、検査用孔51の位置(Es)を特定し、この検査用孔51の位置(Es)とメモリの特定データ(x)とにより、表示領域30a(の左上端)をEs+xと特定し、制御部90は、図6(b)に示すように、表示器30の表示領域30aを、スクリーン50の表示有効領域50aに合わせるように調整する。
以上の構成により、本実施形態におけるHUD装置1は、表示画像Mを結像するスクリーン(結像部材)50の表示無効領域50bの特定領域に貫通穴である検査用孔51を設け、表示器30から照射される光が検査用孔51を通過する位置に光強度検出部60を設けることにより、スクリーン50内の検査用孔51の位置を精度よく生成しておけば、検査用孔51を臨む光強度検出部60により、位置精度のよい光強度検出を行うことができ、光強度検出部60の組み付け時の光強度検出部60の位置の誤差による影響を低減することができる。また、特定領域を貫通穴とすることで、特定領域を、特定領域の周辺より光強度検出部60に向かう光の伝搬量を多くすることができ、検査用孔51を通過する光のみを強く検出することができるので、スクリーン(結像部材)50上で精度のよい画像の位置検出・位置調整が可能となる。
また、検査用光Nを走査して、各走査位置における光強度検出部60の光強度データから総合的に検査用孔51の位置を推定するので、光強度検出部60の固体誤差や組み付けによる位置誤差などにより、光強度が一定の値でなくても検査用孔51の位置を精度よく特定することができる。
なお、本発明は上記の実施形態、下記の変形例、及び図面によって限定されるものではない。適宜変更(構成要素の削除も含む)を加えることができるのはもちろんである。
上記実施形態において表示器30は、ドットマトリクス状に画素を配列したパネルであったが、表示器30は、レーザー光源からのレーザー光を2次元走査するMEMSミラーなどであってもよい。上記実施形態では検査用光(検査用画像)Nを走査したが、表示器30がMEMSミラーなどの2次元走査型である場合、レーザー光を走査することによって、検査用孔51の位置を特定してもよい。
また、上記実施形態においては、検査用孔51を貫通穴としたが、これに限らず、図9(a)に示すように、スクリーン50を光強度検出部60に向けて凹状の検出用凹部51aとしてもよい。このような構成によっても上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、図9(b)に示すように、検出用凹部51aの周辺に不透過の塗料からなる不透過層(光量調整層)52を印刷形成してもよく、図9(c)に示すように、検査用孔51や検出用凹部51aを設けるのではなく、不透過層52により縁取ることで光強度検出部60に光が照射される検出用領域51bを模ってもよい。斯かる構成により、電子部品である光強度検出部60をスクリーン50上に配設するのに比べ、位置精度よく不透過層52を印刷形成できるため、スクリーン50上の検出用領域51b(検出用孔51または検出用凹部51a)と表示有効領域50aとの位置関係を精度よく一定に保つことができ、延いては表示器30の表示領域30aを精度よくスクリーン50の表示有効領域50aに合わせることができる。
また、図9(d)に示すように、スクリーン50上に反射部材51cを配設し、その反射光の光強度を検出することで、特定位置に配設される反射部材51cの位置を検出し、この反射部材51cの位置に基づき、表示有効領域50aの位置を推測し、表示器30の表示領域30aを調節するようにしてもよい。斯かる構成により、電子部品である光強度検出部60をスクリーン50上に配設するのに比べ、位置精度よく反射部材51c特定位置に配設することができるため、スクリーン50上の反射部材51cと表示有効領域50aとの位置関係を精度よく一定に保つことができ、延いては表示器30の表示領域30aを精度よくスクリーン50の表示有効領域50aに合わせることができる。なお、特許請求の範囲に記載した、スクリーン50の特定領域を特定領域の周辺より光強度検出部60に向かう光の伝搬量を多くする光伝搬量調整手段は、上記のスクリーン(結像部材)50に配設される検査用孔51、検査用凹部51a、反射部材51c、不透過層52などで構成される。
1 HUD装置(画像投影装置)
10 照明装置(光源)
20 照明光学系
30 表示器(空間光変調素子)
30a 表示領域
30b 非表示領域
40 投写光学系
50 スクリーン(結像部材)
50a 表示有効領域
50b 表示無効領域
51 検査用孔
51a 検査用凹部
51b 検査用領域
51c 反射部材
52 不透過層
60 光強度検出部
70 リレー光学系
80 ハウジング

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を空間光変調することで画像を生成する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子から照射された前記画像を結像する結像部材と、
    前記結像部材の特定領域に照射される光の光強度を検出する光強度検出部と、
    前記特定領域と所定の位置関係にある表示有効領域にて結像された前記画像の結像光を投影対象へ導くリレー光学系と、
    前記光強度検出部の検出データから前記空間光変調素子が照射する光と前記結像部材との位置関係を特定し、前記画像が前記表示有効領域内になるように調整する制御部と、を備え、
    前記結像部材は、前記特定領域を前記特定領域の周辺より前記光強度検出部に向かう光の伝搬量を多くする光伝搬量調整手段を設けたことを特徴とする画像投影装置。
  2. 前記光伝搬量調整手段は、前記特定領域に設けられた貫通穴または凹部からなることを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記光伝搬量調整手段は、前記特定領域に設けられた反射部材からなり、前記光強度検出部は、前記反射部材の反射光を検出できる位置に配設されたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像投影装置。
  4. 前記光伝搬量調整手段は、前記特定領域の周辺に設けられ、前記光強度検出部に向かう光の伝搬量を少なくする不透過層からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像投影装置。
  5. 前記特定領域は、前記光強度検出部の検出範囲よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像投影装置。


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