JP2018146761A - 表示装置及び投影装置 - Google Patents

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JP2018146761A JP2017041430A JP2017041430A JP2018146761A JP 2018146761 A JP2018146761 A JP 2018146761A JP 2017041430 A JP2017041430 A JP 2017041430A JP 2017041430 A JP2017041430 A JP 2017041430A JP 2018146761 A JP2018146761 A JP 2018146761A
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Yoshihiro Hashizuka
義弘 橋塚
英昭 鶴見
Hideaki Tsurumi
英昭 鶴見
満昭 中村
Mitsuaki Nakamura
満昭 中村
宏之 榎本
Hiroyuki Enomoto
宏之 榎本
福田 雅文
Masafumi Fukuda
雅文 福田
正志 藤原
Masashi Fujiwara
正志 藤原
峻行 豊田
Toshiyuki Toyoda
峻行 豊田
岳人 伏見
Takehito Fushimi
岳人 伏見
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Abstract

【課題】結像距離の異なる画像を互いの迷光の影響を受けることなく表示することが可能な表示装置及び投影装置を提供する。【解決手段】ヘッドアップディスプレイシステム100は、主に、光源ユニット1と、スクリーン2と、波長選択自発光フィルム4と、フロントガラス10とを有する。光源ユニット1は、可視波長のRGB光を可視光照射領域Argb上に投影し、非可視波長の紫外光を可視光照射領域Argbとは異なる波長選択自発光フィルム4に投影する。スクリーン2は、RGB光が入射し、RGB光に基づく画像(中間像)が結像する。フロントガラス10は、スクリーン2からのRGB光を観察者に向けて反射し、RGB光に基づく画像を虚像Ivとして視認させる。波長選択自発光フィルム4は、紫外光が入射し、紫外光が入射した箇所が可視光を発光することで観察者に紫外光に基づく画像を実像として視認させる。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画像を表示させる技術に関する。
従来から、ユーザに異なる表示距離の表示像を視認させるヘッドアップディスプレイが開示されている。例えば、特許文献1には、投影部から出射される投影光を受光し、入射した投影光の一部の結像距離を変える結像位置調整ミラーと、結像距離が長い投影光、および結像距離が短い投影光のそれぞれを実像として結像する複数のスクリーンとを備えるヘッドアップディスプレイが開示されている。
特開2016−173583号公報
特許文献1のヘッドアップディスプレイでは、互いの迷光の影響を受けることにより、結像距離が長い画像と結像距離が短い画像の両方が画質劣化する場合があった。特に一方の表示位置に輝度の高い画像を表示し、他の一方の表示位置に輝度の低い画像を表示する場合に輝度の低い画像の画質が顕著に悪化してしまうという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、結像距離の異なる画像を互いの迷光の影響を受けることなく表示することが可能な表示装置及び投影装置を提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明は、表示装置であって、第1画像に対応する可視波長の第1光を第1領域に投影し、第2画像に対応する非可視波長の第2光を前記第1領域とは異なる第2領域に投影する一の投影部と、前記第1光が入射し、前記第1光による前記第1画像が結像するスクリーンと、前記スクリーンからの光を観察者に向けて反射して、前記第1画像を虚像として視認させる反射部材と、前記第2光が入射し、前記第2光が入射した箇所が可視光を発光することで前記観察者に前記第2画像を実像として視認させる発光部材と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、投影装置であって、第1画像に対応する可視光ビームを射出する可視光光源と、第2画像に対応する非可視光ビームを射出する非可視光光源と、前記第1光、及び前記第2光を外部に投影する共用の光学系と、を備えることを特徴とする。
実施例に係るヘッドアップディスプレイシステムの概略構成を示す。 光源ユニットの構成を示す。 運転者が視認するフロントガラスの表示である。
本発明の好適な実施形態では、表示装置であって、第1画像に対応する可視波長の第1光を第1領域に投影し、第2画像に対応する非可視波長の第2光を前記第1領域とは異なる第2領域に投影する一の投影部と、前記第1光が入射し、前記第1光による前記第1画像が結像するスクリーンと、前記スクリーンからの光を観察者に向けて反射して、前記第1画像を虚像として視認させる反射部材と、前記第2光が入射し、前記第2光が入射した箇所が可視光を発光することで前記観察者に前記第2画像を実像として視認させる発光部材と、を備える。
上記表示装置は、一の投影部と、スクリーンと、反射部材と、発光部材とを備える。投影部は、第1画像に対応する可視波長の第1光を第1領域に投影し、第2画像に対応する非可視波長の第2光を第1領域とは異なる第2領域に投影する。スクリーンは、第1光が入射し、第1光による第1画像が結像する。反射部材は、スクリーンからの光を観察者に向けて反射して、第1画像を虚像として視認させる。発光部材は、第2光が入射し、第2光が入射した箇所が可視光を発光することで観察者に第2画像を実像として視認させる。この態様により、表示装置は、第1光及び第2光の迷光が生じる場合であっても、これらの影響を受けることなく、第1画像及び第2画像のそれぞれを明瞭に表示させることができる。
上記表示装置の一態様では、前記投影部は、前記第1光として可視光ビームを射出する可視光光源と、前記第2光として非可視光ビームを射出する非可視光光源と、前記第1光、及び前記第2光を外部に投影する共用の光学系と、を備える。この態様により、表示装置は、一の投影部により好適に第1光と第2光とを外部へ射出することができる。
上記表示装置の他の一態様では、前記共用の光学系は、前記可視光ビームと前記非可視光ビームの光軸を一致させる光学素子と、前記光学素子からの光ビームにより前記第1領域及び、前記第2領域を走査する走査手段と、を含む。この態様により、表示装置は、投影部の小型化を実現しつつ、反射部材に第1光を照射させ、発光部材に第2光を照射させることができる。
上記表示装置の他の一態様では、前記可視光光源は、前記走査手段が前記第1領域を走査する期間内で、前記可視光ビームを射出可能であり、前記非可視光光源は、前記走査手段が前記第2領域を走査する期間内で、前記非可視光ビームを射出可能である。この態様により、表示装置は、反射部材に第1光を照射させて虚像を表示すると共に、発光部材に第2光を照射させて実像を表示させることができる。
上記表示装置の好適な例では、前記観察者に、前記第1画像の虚像、及び前記第2画像の実像を拡大して視認させるための一の拡大ミラーを含む。上記表示装置の他の好適な例では、前記反射部材は、車両のフロントガラスであり、前記発光部材は、可視光を透過するものであって、前記フロントガラスに設置される。上記表示装置のさらに別の好適な例では、前記投影部は、前記非可視波長の第2光として紫外線を投影し、前記発光部材は、紫外線が入射した箇所が可視光を発光する。
本発明の他の実施形態では、投影装置であって、第1画像に対応する可視光ビームを射出する可視光光源と、第2画像に対応する非可視光ビームを射出する非可視光光源と、前記第1光、及び前記第2光を外部に投影する共用の光学系と、を備える。投影装置は、この態様により、小型化を実現しつつ、第1画像を表示するための可視光ビームと、第2画像を表示するための非可視光ビームとを好適に射出することができる。
上記投影装置の一態様では、前記共用の光学系として、前記可視光ビームと前記非可視光ビームの光軸を一致させる光学素子と、前記光学素子からの可視光ビームにより第1領域を走査し、かつ、前記光学素子からの非可視光ビームにより第2領域を走査する走査手段と、を備える。この態様により、投影装置は、小型化を実現しつつ、第1画像及び第2画像をそれぞれ好適に表示させることができる。
上記投影装置の他の一態様では、前記可視光光源は、前記走査手段が前記第1領域を走査する期間内で、前記可視光ビームを射出可能であり、前記非可視光光源は、前記走査手段が前記第2領域を走査する期間内で、前記非可視光ビームを射出可能である。この態様により、投影装置は、可視光ビームと非可視光ビームとをそれぞれ異なる領域に照射することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[ヘッドアップディスプレイシステムの構成]
図1は、本実施例に係るヘッドアップディスプレイシステム100の概略構成図である。図1に示すように、ヘッドアップディスプレイシステム100は、主に、光源ユニット1と、スクリーン2と、凹面鏡3と、波長選択自発光フィルム4と、反射ミラー5A、5Bと、車両の一部であるフロントガラス10とを備える。そして、ヘッドアップディスプレイシステム100は、フロントガラス10に設けられた波長選択自発光フィルム4に実像を表示すると共に、観察者の目の位置(「アイポイントPE」とも呼ぶ。)に対して実像よりも遠い位置に虚像「Iv」を表示させる。ヘッドアップディスプレイシステム100は、本発明における「表示装置」の一例である。
光源ユニット1は、例えば車両のダッシュボード内に設けられ、画像を構成する光を反射ミラー5Aに照射させる。ここで、光源ユニット1は、非可視波長である紫外線の光(「紫外光」とも呼ぶ。)と、可視波長である可視光線(本実施例では、R(赤),G(緑),B(青)の各光源の射出光)とを、それぞれ異なる仰俯角の範囲内に射出する。図1の例では、光源ユニット1は、可視光線であるR、G、Bの合成光(「RGB光」とも呼ぶ。)を反射ミラー5Aの上部に照射させ、紫外光を反射ミラー5Aの下部に照射させている。なお、図1では、説明の便宜上、紫外線の光路を斜線により示し、RGB光の光路を点模様により示している。光源ユニット1は、本発明における「投影部」及び「投影装置」の一例である。また、RGB光は本発明における「第1光」、紫外光は本発明における「第2光」の一例である。
反射ミラー5Aは、入射したRGB光及び紫外光を反射ミラー5Bに向けて反射する。反射ミラー5Aが反射したRGB光の光路上には、スクリーン2が設けられている。
スクリーン2は、中間像を生成する透過型の光学部材であり、射出瞳拡大器(EPE)として機能する。スクリーン2は、例えば、光源ユニット1からの光が入射される面に複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイが形成される。本実施例では、スクリーン2は、反射ミラー5Aで反射されたRGB光が入射し、かつ、反射ミラー5Aで反射された紫外光が入射しない位置に設けられる。なお、スクリーン2に紫外光が入射すると、入射した紫外光が拡散して波長選択自発光フィルム4に表示される実像がぼやけるため好ましくない。そして、スクリーン2を透過したRGB光及び反射ミラー5Aで反射された紫外光は、反射ミラー5Bに入射する。
反射ミラー5Bは、入射したRGB光及び紫外光を、凹面鏡3へ向けて反射する。反射ミラー5Bは、スクリーン2を透過したRGB光及び反射ミラー5Aで反射された紫外光が入射する位置であって、これらの反射光が凹面鏡3へ入射する位置に設けられる。
凹面鏡3は、反射ミラー5Bにより反射されたRGB光及び紫外光をフロントガラス10に向けて反射する。この場合、凹面鏡3は、RGB光及び紫外光が示す画像を拡大して反射する。ここで、凹面鏡3の上部で反射された紫外光については、フロントガラス10の下部に設けられた波長選択自発光フィルム4に入射し、凹面鏡3の下部で反射されたRGB光については、波長選択自発光フィルム4が設けられていないフロントガラス10の中央部から上部の領域に入射する。凹面鏡3は、本発明における「拡大鏡」の一例である。
波長選択自発光フィルム4は、特定波長の光(ここでは紫外光)が照射された部分のみが発光するように構成されたフィルムであり、フロントガラス10の下部に貼り付けられている。波長選択自発光フィルム4は、凹面鏡3から反射された紫外光が入射する位置であって、凹面鏡3から反射されたRGB光が入射しない位置に設けられる。波長選択自発光フィルム4の発光色は、設計により選択可能であり、本実施例では紫外光が照射されたときに所定の可視波長の光が波長選択自発光フィルム4から発光するように構成されている。そして、波長選択自発光フィルム4が発した光(以後では「フィルム光」とも呼ぶ。)は、アイポイントPEに入射する。これにより、観察者は、フィルム光により、紫外光が構成する画像を示した実像を視認する。なお、図1では、便宜上、フィルム光(網目領域参照)は、アイポイントPEの方向にのみ発光しているように示されているが、実際にはフィルム光は波長選択自発光フィルム4から均一に発光する。波長選択自発光フィルム4は、本発明における「発光部材」の一例であり、フィルム光は、本発明における「可視光」の一例である。また、紫外光により走査される波長選択自発光フィルム4上の領域は、本発明における「第2領域」の一例である。
凹面鏡3で反射されてフロントガラス10の上部に入射したRGB光は、フロントガラス10により反射されてアイポイントPEに到達する。このように、凹面鏡3は、RGB光をアイポイントPEへ到達させて、運転者に虚像Ivを視認させる。以後では、RGB光により走査されるフロントガラス10上の領域を「可視光照射領域Argb」とも呼ぶ。可視光照射領域Argbは、本発明における「第1領域」の一例であり、フロントガラス10は、本発明における「反射部材」の一例である。
このように、ヘッドアップディスプレイシステム100は、波長選択自発光フィルム4の位置に表示される実像と、波長選択自発光フィルム4より遠方に表示される虚像Ivとによる2画面表示を行う。これにより、運転者は、運転中に視線を前から外すことなく必要な情報の提供を受けることができる。また、ヘッドアップディスプレイシステム100により表示される虚像Ivと実像は、それぞれ、互いの迷光の影響を受けない。言い換えると、仮にRGB光の迷光が波長選択自発光フィルム4に入射しても波長選択自発光フィルム4はRGB光の照射によっては発光しないため、波長選択自発光フィルム4により表示される実像は、RGB光の迷光の影響を受けない。同様に、仮に紫外光の迷光が可視光照射領域Argbに入射してアイポイントPEに反射しても、紫外光は非可視光であるため、虚像Ivの視認性に影響が生じない。このように、ヘッドアップディスプレイシステム100は、図1の構成により、互いの迷光の影響を受けることなく、アイポイントPeからの距離が異なる虚像Ivと実像とをそれぞれ明瞭に表示することができる。
なお、図1の構成例は一例であり、本発明が適用可能なヘッドアップディスプレイシステム100の構成は、これに限定されない。例えば、波長選択自発光フィルム4は、フロントガラス10の上部に設けられ、可視光照射領域Argbは波長選択自発光フィルム4よりもフロントガラス10の下方に設けられてもよい。この場合、光源ユニット1が射出するRGB光及び紫外光の射出方向は、可視光照射領域Argb及び波長選択自発光フィルム4の配置に応じて変更される。
また、本実施例では、光源ユニット1は、RGB光と、紫外光とを外部に投影するための共用の光学系を有し、これにより光源ユニット1の小型化及び設計コストの低減が可能となっている。以下では、光源ユニット1の光学的な構成について説明する。
[光源ユニットの構成]
図2は、光源ユニット1の概略構成を示す。光源ユニット1は、主に、コンテンツ生成ブロック6と、コントロールブロック7と、ビデオ信号処理ブロック8と、電源9A及び電源ブロック9Bと、フレームメモリ11と、ROM12と、RAM13と、タイミングコントローラ15と、MEMSドライバ16と、レーザドライバ18と、ADC(Analog to Digital Converter)21と、MEMSミラー31と、レーザ光源部36と、受光素子37とを有する。
コンテンツ生成ブロック6は、実像及び虚像Ivの表示に必要なビデオ信号「S1」を生成し、ビデオ信号処理ブロック8へ供給する。この場合、ビデオ信号S1は、赤光、緑光、青光のそれぞれの輝度の情報に加え、紫外光の輝度の情報を含んでいる。
そして、コンテンツ生成ブロック6は、可視光照射領域Argbに照射される範囲の画像領域(「第1画像領域」とも呼ぶ。)に所定のオブジェクトを表示させるビデオ信号S1を生成する場合、RGBの画素値(即ち赤光、緑光、青光の輝度)のみを用いて上述のオブジェクトの表示情報を生成する。一方、コンテンツ生成ブロック6は、波長選択自発光フィルム4に照射される範囲の画像領域(「第2画像領域」とも呼ぶ。)に所定のオブジェクトを表示させるビデオ信号S1を生成する場合、紫外光に対応する画素値(即ち紫外光の輝度)のみを用いて上述のオブジェクトの表示情報を生成する。本実施例では、図1の構成例に従い、第1画像領域は、ビデオ信号S1として生成する画像の中央部及び上部の範囲に設定され、第2画像領域は、ビデオ信号S1として生成する画像の下部の範囲に設定されている。第1画像領域に表示させるオブジェクトについては、[表示例]のセクションで具体的に説明する。第1画像領域に表示させるオブジェクトは、本発明における「第1画像」の一例であり、第2画像領域に表示させるオブジェクトは、本発明における「第2画像」の一例である。
なお、コンテンツ生成ブロック6は、光源ユニット1内に設けられる代わりに、光源ユニット1と電気的に接続するナビゲーション装置に設けられてもよい。
コントロールブロック7は、光源ユニット1の全体を制御する。コントロールブロック7は、図示しないナビゲーション装置等から供給されるコントロール信号「S2」を受信し、当該コントロール信号S2が示す指示に応じた動作を行う。例えば、コントロールブロック7は、コントロール信号S2に基づき、輝度調整、画像の点灯/消灯、カラーバランス調整、画像調整等の処理を行う。
電源ブロック9Bは、コントロールブロック7から受信するコントロール信号に基づき、電源9Aから供給された電力を光源ユニット1内で使う電力に変換し、各ブロックへの電源の供給と停止を行う。
ビデオ信号処理ブロック8は、コンテンツ生成ブロック6から供給されるビデオ信号S1に基づいて、タイミングコントローラ15やレーザドライバ18を制御する。また、ビデオ信号処理ブロック8は、ビデオ信号S1をフレームメモリ11に書き込み、MEMSミラー31の駆動タイミングに応じて随時読み出し、赤光、緑光、青光、紫外光の各波長の光ごとに各画素の輝度に対応するコントロール信号を順次レーザドライバ18に送信する。また、ビデオ信号処理ブロック8は、受光素子37からの光検出信号に基づき、上述のコントロール信号を補正する。
ROM12は、ビデオ信号処理ブロック8が動作するための制御プログラムやデータなどを記憶している。RAM13には、ビデオ信号処理ブロック8が動作する際のワークメモリとして、各種データが逐次読み書きされる。
タイミングコントローラ15は、フレームメモリ11からのビデオ信号処理ブロック8による画像データの読み出しタイミングを制御する。また、タイミングコントローラ15は、MEMSドライバ16を介してMEMSミラー31の動作タイミングも制御する。
MEMS制御ブロック15は、タイミングコントローラ15から供給されるコントロール信号及びMEMSミラー31から供給されるMEMSミラー31の変位情報から、実際にMEMSミラー31の駆動信号をMEMSミラー31に供給する。
レーザドライバ18は、ビデオ信号処理ブロック8から供給されるコントロール信号に基づき、レーザ光源部36を駆動する為の駆動信号を生成し、レーザ光源部36へ供給する。
ADC21は、受光素子37が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換してビデオ信号処理ブロック8に供給する。
MEMSミラー31は、レーザ光源部36から射出されたレーザ光を反射ミラー5Aに向けて反射する。MEMSミラー31には、ピエゾセンサ41、42が設けられている。ピエゾセンサ41は、水平方向(即ちZ軸方向)のMEMSミラー31の位置を検出し、その検出信号をタイミングコントローラ15に供給する。ピエゾセンサ42は、垂直方向(即ちX軸方向)のMEMSミラー31の位置を検出し、その検出信号をタイミングコントローラ15に供給する。MEMSミラー31は、本発明における「走査手段」の一例である。
レーザ光源部36は、赤光、緑光、青光、紫外光の各波長に対応したレーザダイオードLD1〜LD4を備える。各レーザダイオードLD1〜LD4は、レーザドライバ18からの駆動信号により発光する。赤光、緑光、青光を射出するレーザダイオードLD1〜LD3は、本発明における「可視光光源」の一例であり、紫外光を射出するレーザダイオードLD4は、本発明における「非可視光光源」の一例である。
また、レーザ光源部36は、各レーザダイオードLD1〜LD4のレーザ光を平行光にするコリメータレンズ61と、各レーザダイオードLD1〜LD4のレーザ光を合成するための反射ミラー62などを備える。反射ミラー62は、レーザダイオードLD1〜LD3が射出するRGB光とレーザダイオードLD4が射出する紫外光の光軸とを一致させる。反射ミラー62は、本発明における「光学素子」の一例である。そして、合成されたレーザ光は、偏光ビームスプリッタ38に入射する。そして、偏光ビームスプリッタ38に入射したレーザ光は、偏光ビームスプリッタ38を透過してMEMSミラー31に入射する光と、偏光ビームスプリッタ38で反射して受光素子37に入射する光とに分けられる。
受光素子37は、偏光ビームスプリッタ38で反射したレーザ光を赤光、緑光、青光、紫外光に分解するビームスプリッタを有し、赤光、緑光、青光、紫外光の各光量(強度)に応じた電気信号である検出信号を生成し、ADC21へ供給する。受光素子37が生成する検出信号は、レーザパワー安定化のためのフィードバック信号として用いられたり、異常発光を検出した場合にレーザダイオードLD1〜LD4の消灯を行うレーザセーフティ動作に用いられたりする。
このように、光源ユニット1は、可視光ビームであるRGB光と非可視光ビームである紫外光とを外部に投影する共用の光学系を有している。具体的には、光源ユニット1は、レーザダイオードLD1〜LD3が射出するRGB光とレーザダイオードLD4が射出する紫外光との光軸を一致させる反射ミラー62と、反射ミラー62により反射されたレーザ光の射出方向を変えることで波長選択自発光フィルム4及び可視光照射領域Argbを走査するMEMSミラー31とを備える。これにより、光源ユニット1の小型化及び設計コストの低減を可能にすることができる。
[表示例]
図3は、運転者が視認するフロントガラス10の表示である。図3では、フロントガラス10の下部に設けられた破線枠が波長選択自発光フィルム4の設置領域を示し、フロントガラス10の中央部及び上部に設けられた破線枠が可視光照射領域Argbを示している。
図3の例では、可視光照射領域Argb内には、次の右左折地点までの距離(ここでは50m)及び進行方向(ここでは右方向)を示す画像が虚像Ivとして表示されている。また、波長選択自発光フィルム4の設置領域上には、現在の車両の速度(ここでは40km/s)及び気温(ここでは24℃)が実像として表示されている。このように、図3の例では、ヘッドアップディスプレイシステム100は、現在地点より先に存在する次の右左折地点に関する情報を虚像IvによりアイポイントPeから離れた位置に表示させ、車両の速度や気温などの距離感が必要ない情報については実像により波長選択自発光フィルム4上で表示させている。
なお、図3の表示例は一例であり、本発明が適用可能な表示例は、図3の表示に限定されない。例えば、波長選択自発光フィルム4の設置領域内には、空調機の設定温度、外気導入と内気循環に関する現在の設定、車幅、警告等が実像として表示されてもよい。他の例では、可視光照射領域Argb内には、地図、施設マーク等が虚像Ivとして表示されてもよい。このように、ヘッドアップディスプレイシステム100は、種々の情報を波長選択自発光フィルム4の設置領域内又は可視光照射領域Argb内に表示させてもよい。
以上説明したように、本実施例に係るヘッドアップディスプレイシステム100は、主に、光源ユニット1と、スクリーン2と、波長選択自発光フィルム4と、フロントガラス10とを有する。光源ユニット1は、可視波長のRGB光を可視光照射領域Argb上に投影し、非可視波長の紫外光を可視光照射領域Argbとは異なる波長選択自発光フィルム4に投影する。スクリーン2は、RGB光が入射し、RGB光に基づく画像(中間像)が結像する。フロントガラス10は、スクリーン2からのRGB光を観察者に向けて反射し、RGB光に基づく画像を虚像Ivとして視認させる。波長選択自発光フィルム4は、紫外光が入射し、紫外光が入射した箇所が可視光を発光することで観察者に紫外光に基づく画像を実像として視認させる。この態様により、ヘッドアップディスプレイシステム100は、波長選択自発光フィルム4の位置に表示される実像と、波長選択自発光フィルム4より遠方に表示される虚像Ivとを、互いの迷光の影響を受けることなく明瞭に表示することができる。
1 光源ユニット
2 スクリーン
3 凹面鏡
4 波長選択自発光フィルム
5A、5B 反射ミラー
10 フロントガラス
8 ビデオ信号処理ブロック
11 フレームメモリ
12 ROM
13 RAM
15 タイミングコントローラ
16 MEMSドライバ
18 レーザドライバ
31 MEMSミラー
36 レーザ光源部
100 ヘッドアップディスプレイシステム

Claims (10)

  1. 第1画像に対応する可視波長の第1光を第1領域に投影し、第2画像に対応する非可視波長の第2光を前記第1領域とは異なる第2領域に投影する一の投影部と、
    前記第1光が入射し、前記第1光による前記第1画像が結像するスクリーンと、
    前記スクリーンからの光を観察者に向けて反射して、前記第1画像を虚像として視認させる反射部材と、
    前記第2光が入射し、前記第2光が入射した箇所が可視光を発光することで前記観察者に前記第2画像を実像として視認させる発光部材と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記投影部は、
    前記第1光として可視光ビームを射出する可視光光源と、
    前記第2光として非可視光ビームを射出する非可視光光源と、
    前記第1光、及び前記第2光を外部に投影する共用の光学系と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記共用の光学系は、
    前記可視光ビームと前記非可視光ビームの光軸を一致させる光学素子と、
    前記光学素子からの光ビームにより前記第1領域及び、前記第2領域を走査する走査手段と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記可視光光源は、前記走査手段が前記第1領域を走査する期間内で、前記可視光ビームを射出可能であり、
    前記非可視光光源は、前記走査手段が前記第2領域を走査する期間内で、前記非可視光ビームを射出可能であることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記観察者に、前記第1画像の虚像、及び前記第2画像の実像を拡大して視認させるための一の拡大ミラーを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記反射部材は、車両のフロントガラスであり、
    前記発光部材は、可視光を透過するものであって、前記フロントガラスに設置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記投影部は、前記非可視波長の第2光として紫外線を投影し、
    前記発光部材は、紫外線が入射した箇所が可視光を発光することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 第1画像に対応する可視光ビームを射出する可視光光源と、
    第2画像に対応する非可視光ビームを射出する非可視光光源と、
    前記第1光、及び前記第2光を外部に投影する共用の光学系と、
    を備えることを特徴とする投影装置。
  9. 前記共用の光学系として、
    前記可視光ビームと前記非可視光ビームの光軸を一致させる光学素子と、
    前記光学素子からの可視光ビームにより第1領域を走査し、かつ、前記光学素子からの非可視光ビームにより前記第1領域と異なる第2領域を走査する走査手段と、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の投影装置。
  10. 前記可視光光源は、前記走査手段が前記第1領域を走査する期間内で、前記可視光ビームを射出可能であり、
    前記非可視光光源は、前記走査手段が前記第2領域を走査する期間内で、前記非可視光ビームを射出可能であることを特徴とする請求項9に記載の投影装置。
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