JP2014150696A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オン駆動用抵抗やオフ駆動用抵抗の抵抗値が共振抑制用抵抗の抵抗値より小さくなるように設定されている場合であっても、共振抑制用抵抗の影響を受けることなく、スイッチング素子の制御端子に電荷を充電、又は、制御端子から電荷を放電ができる電子装置を提供する。
【解決手段】共振抑制用抵抗120a、120bは、一端が小電流容量IGBT110a、110bのゲートに接続され、他端が共通接続されている。ダイオード125a、125bは共振抑制用抵抗120a、120bに並列接続されている。オフ駆動用回路123はオフ駆動用抵抗123dを備え、共振抑制用抵抗120a、120bの共通接続点に接続され、ダイオード125a、125bを介してゲートから電荷を放電する。そのため、共振抑制用抵抗120a、120bの影響を受けることなく、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御端子の電圧を制御することで駆動されるスイッチング素子と、スイッチング素子の制御端子に電荷を充電してスイッチング素子をオンするオン駆動用回路と、スイッチング素子の制御端子から電荷を放電してスイッチング素子をオフするオフ駆動用回路とを備えた電子装置に関する。
従来、制御端子の電圧を制御することで駆動されるスイッチング素子と、スイッチング素子の制御端子に電荷を充電してスイッチング素子をオンするオン駆動用回路と、スイッチング素子の制御端子から電荷を放電してスイッチング素子をオフするオフ駆動用回路とを備えた電子装置として、例えば以下に示す特許文献1に開示されているゲート駆動装置がある。
このゲート駆動装置は、IGBTを駆動する装置である。ここで、IGBTは、ゲートの電圧を制御することで駆動されるスイッチング素子である。ゲート駆動装置は、定電圧パルスゲート駆動回路を備えている。定電圧パルスゲート駆動回路は、IGBTのゲートに電荷を充電してIGBTをオンし、IGBTのゲートから電荷を放電してIGBTをオフする回路である。定電圧パルスゲート駆動回路は、オン駆動用スイッチと、オン駆動用抵抗と、オフ駆動用スイッチと、オフ駆動用抵抗とを備えている。
オン駆動用スイッチは、IGBTのゲートに電荷を充電するための素子である。オン駆動用抵抗は、IGBTのゲートに流れ込む電流を制限するための素子である。オン駆動用スイッチの一端は制御電源の正極端子に接続されている。また、オン駆動用スイッチの他端はオン駆動用抵抗の一端に接続され、オン駆動用抵抗の他端がIGBTのゲートに接続されている。
オフ駆動用スイッチは、IGBTのゲートから電荷を放電するための素子である。オフ駆動用抵抗は、IGBTのゲートから流れ出す電流を制限するための素子である。オフ駆動用スイッチの一端はオフ駆動用抵抗の一端に接続され、オフ駆動用抵抗の他端がIGBTのゲートに接続されている。また、オフ駆動用スイッチの他端は制御電源の負極端子に接続されている。
大電流容量のIGBTが必要な場合、複数の小電流容量IGBTを並列接続して構成することがある。具体的には、複数の小電流容量IGBTのコレクタを共通接続するとともに、エミッタを共通接続して構成する。ゲート駆動装置によって、複数の小電流容量IGBTを並列接続して構成される大電流容量のIGBTを駆動する場合、オン駆動用抵抗の他端及びオフ駆動用抵抗の他端が、複数の小電流容量IGBTのゲートに接続される。
小電流容量IGBTのゲート−エミッタ間には、容量成分が存在する。また、複数の小電流容量IGBTを並列接続する配線には、インダクタンス成分が存在する。そのため、一の小電流容量IGBTのゲート、エミッタを経て、他の小電流容量IGBTのエミッタ、ゲートに至る閉回路によってLC共振回路が構成される。その結果、共振が発生してしまうという問題があった。従来、この共振を抑えるため、定電圧パルスゲート駆動回路と小電流容量IGBTのゲートの間に、共振抑制用抵抗が接続されていた。これにより、閉回路を流れる電流を抑えることができる。その結果、共振を抑えることができる。
ところで、オフ駆動用抵抗の抵抗値を切替えると、小電流容量IGBTのゲートから流れ出す電流を調整することができる。そのため、小電流容量IGBTのゲートから電荷を放電する時間、つまり、小電流容量IGBTをオフするまでに要する時間を調整することができる。従って、小電流容量IGBTに流れる電流の大きさに応じてオフ駆動用抵抗の抵抗値を切替えることで、小電流容量IGBTの損失を抑えることができる。その結果、複数の小電流容量IGBTを並列接続して構成される大電流容量のIGBTの損失を抑えることができる。
特開2009−011049号公報
しかし、大電流容量のIGBTの損失を抑えるために、オフ駆動用抵抗の抵抗値を、共振抑制用抵抗の抵抗値より小さくなるように設定しなければならない場合、共振抑制用抵抗の影響により、小電流容量IGBTのゲートから流れ出す電流を充分に大きくすることができない。そのため、小電流容量IGBTのゲートから電荷を放電する時間、つまり、小電流容量IGBTをオフするまでに要する時間を短くすることができない。従って、大電流容量のIGBTの損失を抑えることができないという問題があった。これは、オン駆動用抵抗の抵抗値を切替える場合においても同様に発生する問題である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、オン駆動用抵抗やオフ駆動用抵抗の抵抗値が共振抑制用抵抗の抵抗値より小さくなるように設定されている場合であっても、共振抑制用抵抗の影響を受けることなく、スイッチング素子の制御端子に電荷を充電、又は、制御端子から電荷を放電することができる電子装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、入力端子が共通接続されるとともに、出力端子が共通接続され、制御端子の電圧を制御することで駆動される複数のスイッチング素子と、一端が複数のスイッチング素子の制御端子にそれぞれ接続されるとともに、他端が共通接続される複数の共振抑制用抵抗と、オン駆動用抵抗を有し、駆動用電源回路に接続され、駆動用電源回路から電圧を供給され、オン駆動用抵抗を介して複数のスイッチング素子の制御端子に電荷を充電して複数のスイッチング素子をオンするオン駆動用回路と、オフ駆動用抵抗を有し、オフ駆動用抵抗を介して複数のスイッチング素子の制御端子から電荷を放電して複数のスイッチング素子をオフするオフ駆動用回路と、を備え、オフ駆動用抵抗の抵抗値が共振抑制用抵抗の抵抗値よりも小さくなるように設定されている電子装置において、オフ駆動用回路は、共振抑制用抵抗を介さずに複数のスイッチング素子の制御端子から電荷を放電することを特徴とする。
この構成によれば、オフ駆動用抵抗の抵抗値が共振抑制用抵抗の抵抗値より小さくなるように設定されている場合であっても、共振抑制用抵抗の影響を受けることなく、スイッチング素子の制御端子から電荷を放電することができる。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、入力端子が共通接続されるとともに、出力端子が共通接続され、制御端子の電圧を制御することで駆動される複数のスイッチング素子と、一端が複数のスイッチング素子の制御端子にそれぞれ接続されるとともに、他端が共通接続される複数の共振抑制用抵抗と、オン駆動用抵抗を有し、駆動用電源回路に接続され、駆動用電源回路から電圧を供給され、オン駆動用抵抗を介して複数のスイッチング素子の制御端子に電荷を充電して複数のスイッチング素子をオンするオン駆動用回路と、オフ駆動用抵抗を有し、オフ駆動用抵抗を介して複数のスイッチング素子の制御端子から電荷を放電して複数のスイッチング素子をオフするオフ駆動用回路と、を備え、オン駆動用抵抗の抵抗値が共振抑制用抵抗の抵抗値よりも小さくなるように設定されている電子装置において、オン駆動用回路は、共振抑制用抵抗を介さずに複数のスイッチング素子の制御端子に電荷を充電することを特徴とする。
この構成によれば、オン駆動用抵抗の抵抗値が共振抑制用抵抗の抵抗値より小さくなるように設定されている場合であっても、共振抑制用抵抗の影響を受けることなく、スイッチング素子の制御端子に電荷を充電することができる。
第1実施形態におけるモータ制御装置の回路図である。 図1における制御装置の回路図である。 第1実施形態の変形形態における制御装置の回路図である。 第2実施形態における制御装置の回路図である。 第3実施形態における制御装置の回路図である。 第4実施形態における制御装置の回路図である。 第4実施形態の変形形態における制御装置の回路図である。 第5実施形態における制御装置の回路図である。 第6実施形態における制御装置の回路図である。
次に、実施形態を挙げ本発明をより詳しく説明する。実施形態では、本発明に係る電子装置を、車両に搭載され、車両駆動用モータを制御するモータ制御装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して第1実施形態のモータ制御装置の構成について説明する。
図1に示すモータ制御装置1(電子装置)は、高電圧バッテリB1の出力する直流高電圧を3相交流電圧に変換して車両駆動用モータM1に供給し、車両駆動用モータM1を制御する装置である。モータ制御装置1は、平滑コンデンサ10と、インバータ装置11と、制御装置12とを備えている。
平滑コンデンサ10は、高電圧バッテリB1の直流高電圧を平滑化するための素子である。平滑コンデンサ10の一端は高電圧バッテリB1の正極端子に、他端は高電圧バッテリB1の負極端子にそれぞれ接続されている。
インバータ装置11は、平滑コンデンサ10によって平滑化された直流電圧を3相交流電圧に変換して車両駆動用モータM1に供給する装置である。インバータ装置11は、IGBT110〜115を備えている。
IGBT110〜115は、ゲートの電圧を制御することで駆動され、オン、オフすることで平滑コンデンサ10に平滑化された直流電圧を3相交流電圧に変換する素子である。
IGBT110は、2つの小電流容量IGBT110a、110b(複数のスイッチング素子)を並列接続して構成されている。具体的には、小電流容量IGBT110a、110bのコレクタ(入力端子)を共通接続するとともに、エミッタ(出力端子)を共通接続して構成されている。小電流容量IGBT110a、110bのゲート、コレクタ及びエミッタが、IGBT110のゲート、コレクタ及びエミッタとなっている。 IGBT111〜115も、IGBT110と同様に、それぞれ小電流容量IGBT111a、111b、小電流容量IGBT112a、112b、小電流容量IGBT113a、113b、小電流容量IGBT114a、114b及び小電流容量IGBT115a、115bのコレクタを共通接続するとともに、エミッタを共通接続して構成されている。小電流容量IGBT111a、111b、小電流容量IGBT112a、112b、小電流容量IGBT113a、113b、小電流容量IGBT114a、114b及び小電流容量IGBT115a、115bのゲート、コレクタ及びエミッタが、それぞれIGBT111〜115のゲート、コレクタ及びエミッタとなっている。
IGBT110、113、IGBT111、114及びIGBT112、115は、それぞれ直列接続されている。具体的には、IGBT110〜112のエミッタが、IGBT113〜115のコレクタにそれぞれ接続されている。直列接続されたIGBT110、113、IGBT111、114及びIGBT112、115は並列接続されている。具体的には、IGBT110〜112のコレクタが共通接続されるとともに、IGBT113〜115のエミッタが共通接続されている。IGBT110〜112のコレクタは平滑コンデンサ10の一端に、IGBT113〜115のエミッタは平滑コンデンサ10の他端にそれぞれ接続されている。また、IGBT110〜115のゲートとエミッタは、制御装置12にそれぞれ接続されている。さらに、直列接続されたIGBT110、113、IGBT111、114及びIGBT112、115の直列接続点は、車両駆動用モータM1にそれぞれ接続されている。
制御装置12は、IGBT110〜115を制御する装置である。制御装置12は、IGBT110〜115のゲート及びエミッタにそれぞれ接続されている。
次に、図2を参照して制御装置について詳細に説明する。
図2に示すように、制御装置12は、IGBT110に対して、2つの共振抑制用抵抗120a、120b(複数の共振抑制用抵抗)と、駆動用電源回路121と、オン駆動用回路122と、オフ駆動用回路123と、制御回路124と、2つのダイオード125a、125b(複数のダイオード)とを備えている。制御装置12は、他のIGBT111〜115に対しても、同様に、それぞれ2つの共振抑制用抵抗と、駆動用電源回路と、オン駆動用回路と、オフ駆動用回路と、制御回路と、2つのダイオードとを備えている。
共振抑制用抵抗120a、120bは、小電流容量IGBT110a、110b間での電流の流れを抑えて共振を抑制する素子である。共振抑制用抵抗120a、120bの一端は小電流容量IGBT110a、110bのゲートにそれぞれ接続され、他端は共通接続されている。
駆動用電源回路121は、制御回路124によって制御され、小電流容量IGBT110a、110bの駆動に必要な電圧をオン駆動用回路122に供給する回路である。具体的には、電源回路(図略)から供給される電圧を、小電流容量IGBT110a、110bの駆動に必要な所定の電圧に変換して、オン駆動用回路122に供給する回路である。駆動用電源回路121の入力端子は電源回路に、制御端子は制御回路124にそれぞれ接続されている。また、正極端子はオン駆動用回路122に、負極端子は小電流容量IGBT110a、110bのエミッタにそれぞれ接続されている。
オン駆動用回路122は、制御回路124によって制御され、小電流容量IGBT110a、110bのゲートに電荷を充電し、小電流容量IGBT110a、110bをオンする回路である。具体的には、小電流容量IGBT110a、110bのゲート電圧をオン、オフする閾値電圧より高くして、小電流容量IGBT110a、110bをオンする回路である。オン駆動用回路122は、オン駆動用FET122aと、オン駆動用抵抗122bとを備えている。
オン駆動用FET122aは、小電流容量IGBT110a、110bのゲートに電荷を充電する素子である。オン駆動用抵抗122bは、オン駆動用FET122aによって小電流容量IGBT110a、110bのゲートに電荷を充電する際に、ゲートに流れ込む電流を制限する素子である。オン駆動用抵抗122bの抵抗値は、共振抑制用抵抗120a、120bの抵抗値より大きい値に設定されている。オン駆動用FET122aのソースは、駆動用電源回路121の正極端子に接続されている。また、ドレインはオン駆動用抵抗122bの一端に接続され、オン駆動用抵抗122b他端が共振抑制用抵抗120a、120bの共通接続点に接続されている。さらに、ゲートは制御回路124に接続されている。
オフ駆動用回路123は、制御回路124によって制御され、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電し、小電流容量IGBT110a、110bをオフする回路である。具体的には、小電流容量IGBT110a、110bのゲート電圧をオン、オフする閾値電圧より低くして、小電流容量IGBT110a、110bをオフする回路である。オフ駆動用回路123は、オフ駆動用FET123a、123cと、オフ駆動用抵抗123b、123dとを備えている。
オフ駆動用FET123aは、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電するための素子である。オフ駆動用抵抗123bは、オフ駆動用FET123aによって小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電する際に、ゲートから流れ出す電流を制限する素子である。オフ駆動用抵抗123bの抵抗値は、共振抑制用抵抗120a、120bの抵抗値より大きい値に設定されている。オフ駆動用FET123aのドレインはオフ駆動用抵抗123bの一端に接続され、オフ駆動用抵抗123bの他端が共振抑制用抵抗120a、120bの共通接続点に接続されている。また、ソースは小電流容量IGBT110a、110bのエミッタに、ゲートは制御回路124にそれぞれ接続されている。
オフ駆動用FET123cは、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電するための素子である。オフ駆動用抵抗123dは、オフ駆動用FET123cによって小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電する際に、ゲートから流れ出す電流を制限する素子である。オフ駆動用抵抗123dの抵抗値は、共振抑制用抵抗120a、120bの抵抗値より小さい値に設定されている。オフ駆動用FET123cのドレインはオフ駆動用抵抗123dの一端に接続され、オフ駆動用抵抗123dの他端が共振抑制用抵抗120a、120bの共通接続点に接続されている。また、ソースは小電流容量IGBT110a、110bのエミッタに、ゲートは制御回路124にそれぞれ接続されている。
制御回路124は、ダイオード125a、125bの順方向電圧に基づいて駆動用電源回路121を制御し、駆動用電源回路121の出力電圧を調整するとともに、外部から入力される駆動信号に基づいてオン駆動用FET122a及びオフ駆動用FET123a、123cを制御し、小電流容量IGBT110a、110bを駆動する回路である。制御回路124は、ダイオード125a、125b、及び、駆動用電源回路121の制御端子にそれぞれ接続されている。また、オン駆動用FET122a及びオフ駆動用FET123a、123cのゲートにそれぞれ接続されている。
ダイオード125a、125bは、共振抑制用抵抗120a、120bを介さずに小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電するための素子である。また、放電の際に、小電流容量IGBT110a、110b間での電流の流れを抑えて共振を抑制する素子でもある。ダイオード125a、125bは、共振抑制用抵抗120a、120bにそれぞれ並列接続されている。具体的には、ダイオード125a、125bのアノードが共振抑制用抵抗120a、120bの小電流容量IGBT側の一端に、カソードが共振抑制用抵抗120a、120bの反小電流容量IGBT側の他端にそれぞれ接続されている。
次に、図1を参照して第1実施形態のモータ制御装置の動作について説明する。
車両のイグニッションスイッチ(図略)がオンすると、図1に示すモータ制御装置1が動作を開始する。高電圧バッテリB1の直流高電圧は、平滑コンデンサ10によって平滑化される。制御装置12は、外部から入力される駆動信号に基づいて、インバータ装置11を構成するIGBT110〜115を制御する。具体的には、IGBT110〜115を所定周期でオン、オフする。インバータ装置11は、平滑コンデンサ10によって平滑化された直流高電圧を3相交流電圧に変換して車両駆動用モータM1に供給する。このようにして、モータ制御装置1が車両駆動用モータM1を制御する。
次に、図2を参照して第1実施形態のモータ制御装置におけるIGBTの駆動動作について説明する。
図2に示すように、制御回路124は、外部から入力される駆動信号に基づいてオン駆動用FET122aとオフ駆動用FET123a、123cを制御して小電流容量IGBT110a、110bを駆動する。
駆動信号が小電流容量IGBT110a、110bのオンを指示すると、制御回路124は、オフ駆動用FET123a、123cをオフするとともに、オン駆動用FET122aをオンする。これにより、駆動用電源回路121からオン駆動用FET122a、オン駆動用抵抗122b及び共振抑制用抵抗120a、120bを介して小電流容量IGBT110a、110bのゲートに電流が流れ込み、電荷が充電される。その結果、ゲート電圧がオン、オフ閾値電圧より高くなり、小電流容量IGBT110a、110bがオンする。
このとき、制御回路124は、ダイオード125a、125bの順方向電圧に基づいて駆動用電源回路121を制御し、駆動用電源回路121の出力電圧を調整する。具体的には、ダイオード125a、125bの順方向電圧が所定電圧より大きいときには、ダイオード125a、125bの順方向電圧に応じて駆動用電源回路121の出力電圧を下げる。逆に、ダイオード125a、125bの順方向電圧が所定電圧より小さいときには、ダイオード125a、125bの順方向電圧に応じて駆動用電源回路121の出力電圧を上げる。
一方、駆動信号が小電流容量IGBT110a、110bのオフを指示すると、制御回路124は、オン駆動用FET122aをオフするとともに、小電流容量IGBT110a、110bのコレクタ−エミッタ間に流れる電流に応じてオフ駆動用FET123a又はオフ駆動用FET123cをオンする。
オフ駆動用FET123aがオンした場合には、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから、共振抑制用抵抗120a、120bを介さずに、ダイオード125a、125b、オフ駆動用抵抗123b及びオフ駆動用FET123aを介して電流が流れ出し、電荷が放電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT110a、110bのゲートが、共振抑制用抵抗120a、120b、オフ駆動用抵抗123b及びオフ駆動用FET123aを介して小電流容量IGBT110a、110bのエミッタに接続され、ゲートの電位がエミッタと同一電位になる。
また、オフ駆動用FET123cがオンした場合には、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから、共振抑制用抵抗120a、120bを介さずに、ダイオード125a、125b、オフ駆動用抵抗123d及びオフ駆動用FET123cを介して電流が流れ出し、電荷が放電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT110a、110bのゲートが、共振抑制用抵抗120a、120b、オフ駆動用抵抗123d及びオフ駆動用FET123cを介して小電流容量IGBT110a、110bのエミッタに接続され、ゲートの電位がエミッタと同一電位になる。
その結果、ゲート電圧がオン、オフ閾値電圧より低くなり、小電流容量IGBT110a、110bがオフする。
オフ駆動用抵抗123bの抵抗値は、共振抑制用抵抗120a、120bの抵抗値より大きい値に設定されている。一方、オフ駆動用抵抗123dの抵抗値は、共振抑制用抵抗120a、120bの抵抗値より小さい値に設定されている。そのため、オフ駆動用FET123cがオンした場合、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電する時間、つまり、小電流容量IGBT110a、110bをオフするまでに要する時間を、オフ駆動用FET123aがオンした場合に比べ短くすることができる。従って、小電流容量IGBT110a、110bの損失を抑えることができる。
ダイオード125a、125bの順方向電圧は、温度によって変化する。具体的には、温度が上がると順方向電圧が小さくなり、温度が下ると順方向電圧が大きくなる。そのため、温度変化に伴うダイオード125a、125bの順方向電圧の変化によって、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電する際、ゲート電圧が変動してしまう。しかし、前述したように、制御回路124は、小電流容量IGBT110a、110bのゲートに電荷を充電する際、ダイオード125a、125bの順方向電圧に基づいて駆動用電源回路121を制御し、駆動用電源回路121の出力電圧を調整する。従って、ダイオード125a、125bの順方向電圧の変化に伴う、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電する際のゲート電圧の変動を抑えることができる。
次に、第1実施形態のモータ制御装置における効果について説明する。
第1実施形態によれば、駆動信号が小電流容量IGBT110a、110bのオフを指示すると、制御回路124は、オン駆動用FET122aをオフするとともに、小電流容量IGBT110a、110bのコレクタ−エミッタ間に流れる電流に応じてオフ駆動用FET123a又はオフ駆動用FET123cをオンする。オフ駆動用回路123は、共振抑制用抵抗120a、120bを介さずに小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電する。そのため、オフ駆動用抵抗123dの抵抗値が共振抑制用抵抗120a、120bの抵抗値より小さくなるように設定されている場合であっても、共振抑制用抵抗120a、120bの影響を受けることなく、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電することができる。
第1実施形態によれば、ダイオード125a、125bのアノードが共振抑制用抵抗120a、120bの小電流容量IGBT側の一端に、カソードが共振抑制用抵抗120a、120bの反小電流容量IGBT側の他端にそれぞれ接続されている。そして、オフ駆動用回路123が、共振抑制用抵抗120a、120bの共通接続点に接続され、ダイオード125a、125bを介して小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電する。そのため、共振抑制用抵抗120a、120bを介さずに、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから確実に電荷を放電することができる。
第1実施形態によれば、制御回路124は、ダイオード125a、125bに接続され、ダイオード125a、125bの順方向電圧に基づいて駆動用電源回路121を制御し、駆動用電源回路121の出力電圧を調整する。そのため、前述したように、ダイオード125a、125bの順方向電圧の変化に伴う、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電する際のゲート電圧の変動を抑えることができる。
なお、第1実施形態では、制御回路124が、ダイオード125a、125bの順方向電圧に基づいて駆動用電源回路121を制御し、駆動用電源回路121の出力電圧を調整する例を挙げているが、これに限られるものではない。図3に示すように、オフ駆動用回路123が、オフ駆動用FET123c及びオフ駆動用抵抗123d以外にも、共振抑制用抵抗120a、120bの抵抗値より小さく、互いに抵抗値の異なる複数のオフ駆動用抵抗を有し、制御回路124が、ダイオード125a、125bの順方向電圧に基づいてオフ駆動用回路123を制御して、オフ駆動用抵抗の抵抗値を切替えるようにしてもよい。また、制御回路124が、ダイオード125a、125bの順方向電圧に基づいてオン駆動用回路122、具体的にはオン駆動用FET122aを制御して、オン駆動用回路122の出力電圧を調整するようにしてもよい。いずれの場合も、ダイオード125a、125bの順方向電圧の変化に伴う、小電流容量IGBT110a、110bのゲートから電荷を放電する際のゲート電圧の変動を抑えることができる。
また、第1実施形態では、IGBT110が2つの小電流容量IGBT110a、110bを並列接続して構成される例を挙げているが、これに限られるものではない。IGBTは、3つ以上の小電流容量IGBTを並列接続して構成されていてもよい。この場合、共振抑制抵抗が小電流容量IGBTのゲートにそれぞれ接続されることになる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のモータ制御装置について説明する。第2実施形態のモータ制御装置は、第1実施形態のモータ制御装置に対して、ダイオードとオフ駆動用回路の接続構成を変更したものである。
まず、図4を参照して第2実施形態のモータ制御装置の構成について説明する。
図4に示すように、制御装置22は、IGBT210に対して、2つの共振抑制用抵抗220a、220b(複数の共振抑制用抵抗)と、駆動用電源回路221と、オン駆動用回路222と、オフ駆動用回路223と、制御回路224と、2つのダイオード225a、225b(複数のダイオード)と、2つの抵抗225c、225d(複数の抵抗)とを備えている。
IGBT210は、第1実施形態のIGBT110と同一構成であり、2つの小電流容量IGBT210a、210b(複数のスイッチング素子)を並列接続して構成されている。
共振抑制用抵抗220a、220b、駆動用電源回路221及び制御回路224は、第1実施形態の共振抑制用抵抗120a、120b、駆動用電源回路121及び制御回路124と同一構成である。
オン駆動用回路222は、オン駆動用FET222aと、オン駆動用抵抗222bとを備えている。オン駆動用FET222a及びオン駆動用抵抗222bは、第1実施形態のオン駆動用FET122a及びオン駆動用抵抗122bと同一構成である。
オフ駆動用回路223は、オフ駆動用FET223a、223cと、オフ駆動用抵抗223b、223dとを備えている。オフ駆動用FET223a、223c及びオフ駆動用抵抗223b、223dは、オフ駆動用抵抗223b、223dの他端の接続位置を除いて、第1実施形態のオフ駆動用FET123a、123c及びオフ駆動用抵抗123b、123dと同一構成である。
ダイオード225a、225bは、共振抑制用抵抗220a、220bを介さずに小電流容量IGBT210a、210bのゲートから電荷を放電するための素子である。また、放電の際に、小電流容量IGBT210a、210b間での電流の流れを抑えて共振を抑制する素子でもある。ダイオード225a、225bのアノードは小電流容量IGBT210a、210bのゲートにそれぞれ接続され、カソードは共通接続されている。
抵抗225c、225dは、小電流容量IGBT210a、210bのゲートから電荷を放電する際、最終的に、ゲートの電位をエミッタと同一電位にするための素子である。抵抗225c、225dの抵抗値は、共振抑制用抵抗220a、220bの抵抗値以上に設定されている。抵抗225c、225dは、ダイオード225a、225bにそれぞれ並列接続されている。
オフ駆動用抵抗223b、223dの他端は、ダイオード225a、225bの共通接続されたカソードに接続されている。
次に、図4を参照して第2実施形態のモータ制御装置におけるIGBTの駆動動作について説明する。小電流容量IGBT210a、210bをオンする動作は、第1実施形態と同一であるため説明を省略する。小電流容量IGBT210a、210bをオフする動作について説明する。
駆動信号が小電流容量IGBT210a、210bのオフを指示すると、図4に示す制御回路224は、オン駆動用FET222aをオフするとともに、小電流容量IGBT210a、210bのコレクタ−エミッタ間に流れる電流に応じてオフ駆動用FET223a又はオフ駆動用FET223cをオンする。
オフ駆動用FET223aがオンした場合には、小電流容量IGBT210a、210bのゲートから、ダイオード225a、225b、オフ駆動用抵抗223b及びオフ駆動用FET223aを介して電流が流れ出し、電荷が放電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT210a、210bのゲートが、抵抗225c、225d、オフ駆動用抵抗223b及びオフ駆動用FET223aを介して小電流容量IGBT210a、210bのエミッタに接続され、ゲートの電位がエミッタと同一電位になる。
また、オフ駆動用FET223cがオンした場合には、小電流容量IGBT210a、210bのゲートから、ダイオード225a、225b、オフ駆動用抵抗223d及びオフ駆動用FET223cを介して電流が流れ出し、電荷が放電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT210a、210bのゲートが、抵抗225c、225d、オフ駆動用抵抗223d及びオフ駆動用FET223cを介して小電流容量IGBT210a、210bのエミッタに接続され、ゲートの電位がエミッタと同一電位になる。
その結果、ゲート電圧がオン、オフ閾値電圧より低くなり、小電流容量IGBT210a、210bがオフする。
次に、第2実施形態のモータ制御装置における効果について説明する。
第2実施形態によれば、ダイオード225a、225bのアノードが、小電流容量IGBT210a、210bのゲートにそれぞれ接続され、カソードが共通接続されている。そして、オフ駆動用回路223が、ダイオード225a、225bの共通接続点に接続され、ダイオード225a、225bを介して小電流容量IGBT210a、210bのゲートから電荷を放電する。そのため、共振抑制用抵抗220a、220bを介さずに、小電流容量IGBT210a、210bのゲートから確実に電荷を放電することができる。
第2実施形態によれば、抵抗225c、225dが、ダイオード225a、225bにそれぞれ並列接続されている。そのため、最終的に、小電流容量IGBT210a、210bのゲートの電位を、エミッタと同一電位にすることができる。従って、小電流容量IGBT210a、210bを確実にオフすることができる。
第2実施形態によれば、小電流容量IGBT210a、210b及び抵抗225c、225dによって閉回路が構成されることになる。しかし、抵抗225c、225dの抵抗値は、共振抑制用抵抗220a、220bの抵抗値以上である。そのため、小電流容量IGBT210a、210b間での電流の流れを抑えて共振を抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のモータ制御装置について説明する。第3実施形態のモータ制御装置は、第1実施形態のモータ制御装置が、ダイオードを介して2つの小電流容量IGBTのゲートから電荷を放電するのに対して、オフ駆動用回路の構成及び制御回路の制御動作を変更し、2つの小電流容量IGBTのゲートから直接電荷を放電するようにしたものである。
まず、図5を参照して第3実施形態のモータ制御装置の構成について説明する。
図5に示すように、制御装置32は、IGBT310に対して、2つの共振抑制用抵抗320a、320b(複数の共振抑制用抵抗)と、駆動用電源回路321と、オン駆動用回路322と、オフ駆動用回路323と、制御回路324とを備えている。
IGBT310は、第1実施形態のIGBT110と同一構成であり、2つの小電流容量IGBT310a、310b(複数のスイッチング素子)を並列接続して構成されている。
共振抑制用抵抗320a、320bは、第1実施形態の共振抑制用抵抗120a、120bと同一構成である。
駆動用電源回路321は、第1実施形態の駆動用電源回路121と異なり、制御回路324に制御されることなく、電源回路(図略)から供給される電圧を小電流容量IGBT310a、310bの駆動に必要な所定の電圧に変換してオン駆動用回路322に供給する回路である。駆動用電源回路321の入力端子は電源回路に、正極端子はオン駆動用回路322に、負極端子は小電流容量IGBT310a、310bのエミッタにそれぞれ接続されている。
オン駆動用回路322は、オン駆動用FET322aと、オン駆動用抵抗322bとを備えている。オン駆動用FET322a及びオン駆動用抵抗322bは、第1実施形態のオン駆動用FET122a及びオン駆動用抵抗122bと同一構成である。
オフ駆動用回路323は、制御回路324によって制御され、小電流容量IGBT310a、310bのゲートから直接電荷を放電し、小電流容量IGBT310a、310bをオフする回路である。オフ駆動用回路323は、オフ駆動用FET323e、323g、323i、323kと、オフ駆動用抵抗323f、323h、323j、323lとを備えている。
オフ駆動用FET323eは、小電流容量IGBT310aのゲートから電荷を放電するための素子である。オフ駆動用抵抗323fは、オフ駆動用FET323eによって小電流容量IGBT310aのゲートから電荷を放電する際に、ゲートから流れ出す電流を制限する素子である。オフ駆動用抵抗323fの抵抗値は、共振抑制用抵抗320a、320bの抵抗値より大きい値に設定されている。オフ駆動用FET323eのドレインはオフ駆動用抵抗323fの一端に接続され、オフ駆動用抵抗323fの他端が小電流容量IGBT310aのゲートに接続されている。また、ソースは小電流容量IGBT310a、310bのエミッタに、ゲートは制御回路324にそれぞれ接続されている。
オフ駆動用FET323gは、小電流容量IGBT310aのゲートから電荷を放電するための素子である。オフ駆動用抵抗323hは、オフ駆動用FET323gによって小電流容量IGBT310aのゲートから電荷を放電する際に、ゲートから流れ出す電流を制限する素子である。オフ駆動用抵抗323hの抵抗値は、共振抑制用抵抗320a、320bの抵抗値より小さい値に設定されている。オフ駆動用FET323gのドレインはオフ駆動用抵抗323hの一端に接続され、オフ駆動用抵抗323hの他端が小電流容量IGBT310aのゲートに接続されている。また、ソースは小電流容量IGBT310a、310bのエミッタに、ゲートは制御回路324にそれぞれ接続されている。
オフ駆動用FET323iは、小電流容量IGBT310bのゲートから電荷を放電するための素子である。オフ駆動用抵抗323jは、オフ駆動用FET323iによって小電流容量IGBT310bのゲートから電荷を放電する際に、ゲートから流れ出す電流を制限する素子である。オフ駆動用抵抗323jの抵抗値は、共振抑制用抵抗320a、320bの抵抗値より大きい値に設定されている。オフ駆動用FET323iのドレインはオフ駆動用抵抗323jの一端に接続され、オフ駆動用抵抗323jの他端が小電流容量IGBT310bのゲートに接続されている。また、ソースは小電流容量IGBT310a、310bのエミッタに、ゲートは制御回路324にそれぞれ接続されている。
オフ駆動用FET323kは、小電流容量IGBT310bのゲートから電荷を放電するための素子である。オフ駆動用抵抗323lは、オフ駆動用FET323kによって小電流容量IGBT310bのゲートから電荷を放電する際に、ゲートから流れ出す電流を制限する素子である。オフ駆動用抵抗323lの抵抗値は、共振抑制用抵抗320a、320bの抵抗値より小さい値に設定されている。オフ駆動用FET323kのドレインはオフ駆動用抵抗323lの一端に接続され、オフ駆動用抵抗323lの他端が小電流容量IGBT310bのゲートに接続されている。また、ソースは小電流容量IGBT310a、310bのエミッタに、ゲートは制御回路324にそれぞれ接続されている。
制御回路324は、オン駆動用FET322a及びオフ駆動用FET323e、323g、323i、323kを制御し、小電流容量IGBT310a、310bを駆動する回路である。制御回路324は、オン駆動用FET322a及びオフ駆動用FET323e、323g、323i、323kのゲートにそれぞれ接続されている。
次に、図5を参照して第3実施形態のモータ制御装置におけるIGBTの駆動動作について説明する。小電流容量IGBT310a、310bをオンする動作は、第1実施形態と同一であるため説明を省略する。小電流容量IGBT310a、310bをオフする動作について説明する。
駆動信号が小電流容量IGBT310a、310bのオフを指示すると、図5に示す制御回路324は、オン駆動用FET322aをオフするとともに、小電流容量IGBT310a、310bのコレクタ−エミッタ間に流れる電流に応じてオフ駆動用FET323e、323i又はオフ駆動用FET323g、323kをオンする。
オフ駆動用FET323e、323iがオンした場合には、小電流容量IGBT310a、310bのゲートから、オフ駆動用抵抗323f、323j及びオフ駆動用FET323e、323iを介して電流が流れ出し、電荷が放電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT310a、310bのゲートが、オフ駆動用抵抗323f、323j及びオフ駆動用FET323e、323iを介して小電流容量IGBT310a、310bのエミッタに接続され、ゲートの電位がエミッタと同一電位になる。
また、オフ駆動用FET323g、323kがオンした場合には、小電流容量IGBT310a、310bのゲートから、オフ駆動用抵抗323h、323l及びオフ駆動用FET323g、323kを介して電流が流れ出し、電荷が放電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT310a、310bのゲートが、オフ駆動用抵抗323h、323l及びオフ駆動用FET323g、323kを介して小電流容量IGBT310a、310bのエミッタに接続され、ゲートの電位がエミッタと同一電位になる。
その結果、ゲート電圧がオン、オフ閾値電圧より低くなり、小電流容量IGBT310a、310bがオフする。
次に、第3実施形態のモータ制御装置における効果について説明する。
第3実施形態によれば、オフ駆動用回路323が、小電流容量IGBT310a、310bのゲートにそれぞれ接続され、小電流容量IGBT310a、310bのゲートから電荷を放電する。そのため、共振抑制用抵抗320a、320bを介さずに、小電流容量IGBT310a、310bのゲートから確実に電荷を放電することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態のモータ制御装置について説明する。第4実施形態のモータ制御装置は、第1実施形態のモータ制御装置が、ダイオードを介して2つの小電流容量IGBTのゲートから電荷を放電するのに対して、オン駆動用回路及びオフ駆動用回路の構成、並びに、制御回路の制御動作を変更し、ダイオードを介して2つの小電流容量IGBTのゲートに電荷を充電するようにしたものである。
まず、図6を参照して第4実施形態のモータ制御装置の構成について説明する。
図6に示すように、制御装置42は、IGBT410に対して、2つの共振抑制用抵抗420a、420b(複数の共振抑制用抵抗)と、駆動用電源回路421と、オン駆動用回路422と、オフ駆動用回路423と、制御回路424と、2つのダイオード425a、425b(複数のダイオード)とを備えている。
IGBT410は、第1実施形態のIGBT110と同一構成であり、2つの小電流容量IGBT410a、410b(複数のスイッチング素子)を並列接続して構成されている。
共振抑制用抵抗420a、420b及び駆動用電源回路421は、第1実施形態の共振抑制用抵抗120a、120b及び駆動用電源回路121と同一構成である。
オン駆動用回路422は、オン駆動用FET422a、422cと、オン駆動用抵抗422b、422dとを備えている。
オン駆動用FET422aは、小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電するための素子である。オン駆動用抵抗422bは、オン駆動用FET422aによって小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電する際に、ゲートに流れ込む電流を制限する素子である。オン駆動用抵抗422bの抵抗値は、共振抑制用抵抗420a、420bの抵抗値より大きい値に設定されている。 オン駆動用FET422aのソースは、駆動用電源回路421の正極端子に接続されている。また、ドレインはオン駆動用抵抗422bの一端に接続され、オン駆動用抵抗422bの他端が共振抑制用抵抗420a、420bの共通接続点に接続されている。さらに、ゲートは制御回路424に接続されている。
オン駆動用FET422cは、小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電するための素子である。 オン駆動用抵抗422dは、オン駆動用FET422cによって小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電する際に、ゲートに流れ込む電流を制限する素子である。オン駆動用抵抗422dの抵抗値は、共振抑制用抵抗420a、420bの抵抗値より小さい値に設定されている。オン駆動用FET422cのソースは、駆動用電源回路421の正極端子に接続されている。また、ドレインはオン駆動用抵抗422dの一端に接続され、オン駆動用抵抗422dの他端が共振抑制用抵抗420a、420bの共通接続点に接続されている。さらに、ゲートは制御回路424に接続されている。
オフ駆動用回路423は、オフ駆動用FET423aと、オフ駆動用抵抗423bとを備えている。オフ駆動用FET423a及びオフ駆動用抵抗423bは、第1実施形態のオフ駆動用FET123a及びオフ駆動用抵抗123bと同一構成である。
制御回路424は、ダイオード425a、425bの順方向電圧に基づいて駆動用電源回路421を制御し、駆動用電源回路421の出力電圧を調整するとともに、外部から入力される駆動信号に基づいてオン駆動用FET422a、422c及びオフ駆動用FET423aを制御し、小電流容量IGBT410a、410bを駆動する回路である。制御回路424は、ダイオード425a、425b及び駆動用電源回路421の制御端子にそれぞれ接続されている。また、オン駆動用FET422a、422c及びオフ駆動用FET423aのゲートにそれぞれ接続されている。
ダイオード425a、425bは、共振抑制用抵抗420a、420bを介さずに小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電するための素子である。また、充電の際に、小電流容量IGBT410a、410b間での電流の流れを抑えて共振を抑制する素子でもある。ダイオード425a、425bは、共振抑制用抵抗420a、420bにそれぞれ並列接続されている。具体的には、ダイオード425a、425bのアノードが共振抑制用抵抗420a、420bの反小電流容量IGBT側の他端に、カソードが共振抑制用抵抗420a、420bの小電流容量IGBT側の一端にそれぞれ接続されている。
次に、図6を参照して第4実施形態のモータ制御装置におけるIGBTの駆動動作について説明する。
駆動信号が小電流容量IGBT410a、410bのオンを指示すると、図6に示す制御回路424は、オフ駆動用FET423aをオフするとともに、小電流容量IGBT410a、410bのコレクタ−エミッタ間に流れる電流に応じてオン駆動用FET422a又はオン駆動用FET422cをオンする。
オン駆動用FET422aがオンした場合には、駆動用電源回路421からオン駆動用FET422a、オン駆動用抵抗422b、及び、共振抑制用抵抗420a、420bを介さずにダイオード425a、425bを介して小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電流が流れ込み、電荷が充電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT410a、410bのゲートが、共振抑制用抵抗420a、420b、オン駆動用抵抗422b及びオン駆動用FET422aを介して駆動用電源回路421の正極端子に接続され、ゲートの電位が駆動用電源回路421の正極端子と同一電位になる。
また、オン駆動用FET422cがオンした場合には、駆動用電源回路421からオン駆動用FET422c、オン駆動用抵抗422d、及び、共振抑制用抵抗420a、420bを介さずにダイオード425a、425bを介して小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電流が流れ込み、電荷が充電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT410a、410bのゲートが、共振抑制用抵抗420a、420b、オン駆動用抵抗422d及びオン駆動用FET422cを介して駆動用電源回路421の正極端子に接続され、ゲートの電位が駆動用電源回路421の正極端子と同一電位になる。
その結果、ゲート電圧がオン、オフ閾値電圧より高くなり、小電流容量IGBT410a、410bがオンする。
このとき、制御回路424は、ダイオード425a、425bの順方向電圧に基づいて駆動用電源回路421を制御し、駆動用電源回路421の出力電圧を調整する。具体的には、ダイオード425a、425bの順方向電圧が所定電圧より大きいときには、ダイオード425a、425bの順方向電圧に応じて駆動用電源回路421の出力電圧を下げる。逆に、ダイオード425a、425bの順方向電圧が所定電圧より小さいときには、ダイオード425a、425bの順方向電圧に応じて駆動用電源回路421の出力電圧を上げる。
一方、駆動信号が小電流容量IGBT410a、410bのオフを指示すると、制御回路424は、オン駆動用FET422a、422cをオフするとともに、オフ駆動用FET423aをオンする。これにより、小電流容量IGBT410a、410bのゲートから、共振抑制用抵抗420a、420b、オフ駆動用抵抗423b及びオフ駆動用FET423aを介して電流が流れ出し、電荷が放電される。その結果、ゲート電圧がオン、オフ閾値電圧より低くなり、小電流容量IGBT410a、410bがオフする。
オン駆動用抵抗422bの抵抗値は、共振抑制用抵抗420a、420bの抵抗値より大きい値に設定されている。一方、オン駆動用抵抗422dの抵抗値は、共振抑制用抵抗420a、420bの抵抗値より小さい値に設定されている。そのため、オン駆動用FET422cがオンした場合、小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電する時間、つまり、小電流容量IGBT410a、410bをオンするまでに要する時間を、オン駆動用FET422aがオンした場合に比べ短くすることができる。従って、小電流容量IGBT410a、410bの損失を抑えることができる。
ダイオード425a、425bの順方向電圧は、温度によって変化する。具体的には、温度が上がると順方向電圧が小さくなり、温度が下ると順方向電圧が大きくなる。そのため、温度変化に伴うダイオード425a、425bの順方向電圧の変化によって、小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電する際、ゲート電圧が変動してしまう。しかし、前述したように、制御回路424は、小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電する際、ダイオード425a、425bの順方向電圧に基づいて駆動用電源回路421を制御し、駆動用電源回路421の出力電圧を調整する。従って、ダイオード425a、425bの順方向電圧の変化に伴う、小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電する際のゲート電圧の変動を抑えることができる。
次に、第4実施形態のモータ制御装置における効果について説明する。
第4実施形態によれば、駆動信号が小電流容量IGBT410a、410bのオンを指示すると、制御回路424は、オフ駆動用FET423aをオフするとともに、小電流容量IGBT410a、410bのコレクタ−エミッタ間に流れる電流に応じてオン駆動用FET422a又はオン駆動用FET422cをオンする。オン駆動用回路422は、共振抑制用抵抗420a、420bを介さずに小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電する。そのため、オン駆動用抵抗422dの抵抗値が共振抑制用抵抗420a、420bの抵抗値より小さくなるように設定されている場合であっても、共振抑制用抵抗420a、420bの影響を受けることなく、小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電することができる。
第4実施形態によれば、ダイオード425a、425bのアノードが共振抑制用抵抗420a、420bの反小電流容量IGBT側の他端に、カソードが共振抑制用抵抗420a、420bの小電流容量IGBT側の一端にそれぞれ接続されている。そして、オン駆動用回路422が、共振抑制用抵抗420a、420bの共通接続点に接続され、ダイオード425a、425bを介して小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電する。そのため、共振抑制用抵抗420a、420bを介さずに、小電流容量IGBT410a、410bのゲートに確実に電荷を充電することができる。
第4実施形態によれば、制御回路424は、ダイオード425a、425bに接続され、ダイオード425a、425bの順方向電圧に基づいて駆動用電源回路421を制御し、駆動用電源回路421の出力電圧を調整する。そのため、前述したように、ダイオード425a、425bの順方向電圧の変化に伴う、小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電する際のゲート電圧の変動を抑えることができる。
なお、第4実施形態では、制御回路424が、ダイオード425a、425bの順方向電圧に基づいて駆動用電源回路421を制御して、駆動用電源回路421の出力電圧を調整する例を挙げているが、これに限られるものではない。図7に示すように、オン駆動用回路422が、オン駆動用FET422c及びオン駆動用抵抗422d以外にも、共振抑制用抵抗420a、420bの抵抗値より小さく、互いに抵抗値の異なる複数のオン駆動用抵抗を有し、制御回路424が、ダイオード425a、425bの順方向電圧に基づいてオン駆動用回路422を制御して、オン駆動用抵抗の抵抗値を切替えるようにしてもよい。また、制御回路424が、ダイオード425a、425bの順方向電圧に基づいてオン駆動用回路422、具体的にはオン駆動用FET422aを制御して、オン駆動用回路422の出力電圧を調整するようにしてもよい。いずれの場合も、ダイオード425a、425bの順方向電圧の変化に伴う、小電流容量IGBT410a、410bのゲートに電荷を充電する際のゲート電圧の変動を抑えることができる。
また、第4実施形態では、IGBT410が2つの小電流容量IGBT410a、410bを並列接続して構成される例を挙げているが、これに限られるものではない。IGBTは、3つ以上の小電流容量IGBTを並列接続して構成されていてもよい。この場合、共振抑制抵抗が小電流容量IGBTのゲートにそれぞれ接続されることになる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態のモータ制御装置について説明する。第5実施形態のモータ制御装置は、第4実施形態のモータ制御装置に対して、オン駆動用回路とダイオードの接続構成を変更したものである。
まず、図8を参照して第5実施形態のモータ制御装置の構成について説明する。
図8に示すように、制御装置52は、IGBT510に対して、2つの共振抑制用抵抗520a、520b(複数の共振抑制用抵抗)と、駆動用電源回路521と、オン駆動用回路522と、オフ駆動用回路523と、制御回路524と、2つのダイオード525a、525b(複数のダイオード)と、2つの抵抗525c、525d(複数の抵抗)とを備えている。
IGBT510は、第4実施形態のIGBT410と同一構成であり、2つの小電流容量IGBT510a、510b(複数のスイッチング素子)を並列接続して構成されている。
共振抑制用抵抗520a、520b、駆動用電源回路521及び制御回路524は、第4実施形態の共振抑制用抵抗420a、420b、駆動用電源回路421及び制御回路424と同一構成である。
オン駆動用回路522は、オン駆動用FET522a、522cと、オン駆動用抵抗522b、522dとを備えている。オン駆動用FET522a、522c及びオン駆動用抵抗522b、522dは、オン駆動用抵抗522b、522dの他端の接続位置を除いて、第4実施形態のオン駆動用FET422a、422c及びオン駆動用抵抗422b、422dと同一構成である。
オフ駆動用回路523は、オフ駆動用FET523aと、オフ駆動用抵抗523bとを備えている。オフ駆動用FET523a及びオフ駆動用抵抗523bは、第4実施形態のオフ駆動用FET423a及びオフ駆動用抵抗423bと同一構成である。
ダイオード525a、525bは、共振抑制用抵抗520a、520bを介さずに小電流容量IGBT510a、510bのゲートに電荷を充電するための素子である。また、充電の際に、小電流容量IGBT510a、510b間での電流の流れを抑えて共振を抑制する素子でもある。ダイオード525a、525bのアノードは共通接続され、カソードは小電流容量IGBT510a、510bのゲートにそれぞれ接続されている。
抵抗525c、525dは、小電流容量IGBT510a、510bのゲートに電荷を充電する際、最終的に、ゲートの電位を駆動用電源回路521の正極端子と同一電位にするための素子である。抵抗525c、525dの抵抗値は、共振抑制用抵抗520a、520bの抵抗値以上に設定されている。抵抗525c、525dは、ダイオード525a、525bにそれぞれ並列接続されている。
オン駆動用抵抗522b、522dの他端は、ダイオード525a、525bの共通接続されたアノードに接続されている。
次に、図8を参照して第5実施形態のモータ制御装置におけるIGBTの駆動動作について説明する。小電流容量IGBT510a、510bをオフする動作は、第4実施形態と同一であるため説明を省略する。小電流容量IGBT510a、510bをオンする動作について説明する。
駆動信号が小電流容量IGBT510a、510bのオンを指示すると、図8に示す制御回路524は、オフ駆動用FET523aをオフするとともに、小電流容量IGBT510a、510bのコレクタ−エミッタ間に流れる電流に応じてオン駆動用FET522a又はオン駆動用FET522cをオンする。
オン駆動用FET522aがオンした場合には、駆動用電源回路521からオン駆動用FET522a、オン駆動用抵抗522b及びダイオード525a、525bを介して小電流容量IGBT510a、510bのゲートに電流が流れ込み、電荷が充電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT510a、510bのゲートが、抵抗525c、525d、オン駆動用抵抗522b及びオン駆動用FET522aを介して駆動用電源回路521の正極端子に接続され、ゲートの電位が駆動用電源回路521の正極端子と同一電位になる。
また、オン駆動用FET522cがオンした場合には、駆動用電源回路521からオン駆動用FET522c、オン駆動用抵抗522d及びダイオード525a、525bを介して小電流容量IGBT510a、510bのゲートに電流が流れ込み、電荷が充電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT510a、510bのゲートが、抵抗525c、525d、オン駆動用抵抗522d及びオン駆動用FET522cを介して駆動用電源回路521の正極端子に接続され、ゲートの電位が駆動用電源回路521の正極端子と同一電位になる。
その結果、ゲート電圧がオン、オフ閾値電圧より高くなり、小電流容量IGBT510a、510bがオンする。
次に、第5実施形態のモータ制御装置における効果について説明する。
第5実施形態によれば、ダイオード525a、525bのアノードが共通接続され、カソードが小電流容量IGBT510a、510bのゲートにそれぞれ接続されている。そして、オン駆動用回路522が、ダイオード525a、525bの共通接続点に接続され、ダイオード525a、525bを介して小電流容量IGBT510a、510bのゲートに電荷を充電する。そのため、共振抑制用抵抗520a、520bを介さずに、小電流容量IGBT510a、510bのゲートに確実に電荷を充電することができる。
第5実施形態によれば、抵抗525c、525dが、ダイオード525a、525bにそれぞれ並列接続されている。そのため、最終的に、小電流容量IGBT510a、510bのゲートの電位を、駆動用電源回路521の正極端子と同一電位にすることができる。従って、小電流容量IGBT510a、510bを確実にオンすることができる。
第5実施形態によれば、小電流容量IGBT510a、510b及び抵抗525c、525dによって閉回路が構成されることになる。しかし、抵抗525c、525dの抵抗値は、共振抑制用抵抗520a、520bの抵抗値以上である。そのため、小電流容量IGBT510a、510b間での電流の流れを抑えて共振を抑制することができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態のモータ制御装置について説明する。第6実施形態のモータ制御装置は、第4実施形態のモータ制御装置が、ダイオードを介して2つの小電流容量IGBTのゲートに電荷を充電するのに対して、オン駆動用回路の構成及び制御回路の制御動作を変更し、2つの小電流容量IGBTのゲートに直接電荷を充電するようにしたものである。
まず、図9を参照して第6実施形態のモータ制御装置の構成について説明する。
図9に示すように、制御装置62は、IGBT610に対して、2つの共振抑制用抵抗620a、620b(複数の共振抑制用抵抗)と、駆動用電源回路621と、オン駆動用回路622と、オフ駆動用回路623と、制御回路624とを備えている。
IGBT610は、第4実施形態のIGBT410と同一構成であり、2つの小電流容量IGBT610a、610b(複数のスイッチング素子)を並列接続して構成されている。
共振抑制用抵抗620a、620bは、第4実施形態の共振抑制用抵抗420a、420bと同一構成である。
駆動用電源回路621は、第4実施形態の駆動用電源回路421と異なり、制御回路624に制御されることなく、電源回路(図略)から供給される電圧を小電流容量IGBT610a、610bの駆動に必要な所定の電圧に変換してオン駆動用回路622に供給する回路である。駆動用電源回路621の入力端子は電源回路に、正極端子はオン駆動用回路622に、負極端子は小電流容量IGBT610a、610bのエミッタにそれぞれ接続されている。
オン駆動用回路622は、制御回路624によって制御され、小電流容量IGBT610a、610bのゲートに電荷を充電し、小電流容量IGBT610a、610bをオンする回路である。オン駆動用回路622は、オン駆動用FET622e、622g、622i、622kと、オン駆動用抵抗622f、622h、622j、622lとを備えている。
オン駆動用FET622eは、小電流容量IGBT610aのゲートに電荷を充電するための素子である。オン駆動用抵抗622fは、オン駆動用FET622eによって小電流容量IGBT610aのゲートに電荷を充電する際に、ゲートに流れ込む電流を制限する素子である。オン駆動用抵抗622fの抵抗値は、共振抑制用抵抗620a、620bの抵抗値より大きい値に設定されている。オン駆動用FET622eのソースは駆動用電源回路621の正極端子に接続されている。また、ドレインはオン駆動用抵抗622fの一端に接続され、オン駆動用抵抗622fの他端が小電流容量IGBT610aのゲートに接続されている。さらに、ゲートは制御回路624に接続されている。
オン駆動用FET622gは、小電流容量IGBT610aのゲートに電荷を充電するための素子である。オン駆動用抵抗622hは、オン駆動用FET622gによって小電流容量IGBT610aのゲートに電荷を充電する際に、ゲートに流れ込む電流を制限する素子である。オン駆動用抵抗622hの抵抗値は、共振抑制用抵抗620a、620bの抵抗値より小さい値に設定されている。オン駆動用FET622gのソースは駆動用電源回路621の正極端子に接続されている。また、ドレインはオン駆動用抵抗622hの一端に接続され、オン駆動用抵抗622hの他端が小電流容量IGBT610aのゲートに接続されている。さらに、ゲートは制御回路624に接続されている。
オン駆動用FET622iは、小電流容量IGBT610bのゲートに電荷を充電するための素子である。オン駆動用抵抗622jは、オン駆動用FET622iによって小電流容量IGBT610bのゲートに電荷を充電する際に、ゲートに流れ込む電流を制限する素子である。オン駆動用抵抗622jの抵抗値は、共振抑制用抵抗620a、620bの抵抗値より大きい値に設定されている。オン駆動用FET622iのソースは駆動用電源回路621の正極端子に接続されている。また、ドレインはオン駆動用抵抗622jの一端に接続され、オン駆動用抵抗622jの他端が小電流容量IGBT610bのゲートに接続されている。さらに、ゲートは制御回路624に接続されている。
オン駆動用FET622kは、小電流容量IGBT610bのゲートに電荷を充電するための素子である。オン駆動用抵抗622lは、オン駆動用FET622kによって小電流容量IGBT610bのゲートに電荷を充電する際に、ゲートに流れ込む電流を制限する素子である。オン駆動用抵抗622lの抵抗値は、共振抑制用抵抗620a、620bの抵抗値より小さい値に設定されている。オン駆動用FET622kのソースは駆動用電源回路621の正極端子に接続されている。また、ドレインはオン駆動用抵抗622lの一端に接続され、オン駆動用抵抗622lの他端が小電流容量IGBT610bのゲートに接続されている。さらに、ゲートは制御回路624に接続されている。
オフ駆動用回路623は、オフ駆動用FET623aと、オフ駆動用抵抗623bとを備えている。オフ駆動用FET623a及びオフ駆動用抵抗623bは、第4実施形態のオフ駆動用FET423a及びオフ駆動用抵抗423bと同一構成である。
制御回路624は、オン駆動用FET622e、622g、622i、622k及びオフ駆動用FET623aを制御し、小電流容量IGBT610a、610bを駆動する回路である。制御回路624は、オン駆動用FET622e、622g、622i、622k及びオフ駆動用FET623aのゲートにそれぞれ接続されている。
次に、図9を参照して第6実施形態のモータ制御装置におけるIGBTの駆動動作について説明する。小電流容量IGBT610a、610bをオフする動作は、第4実施形態と同一であるため説明を省略する。小電流容量IGBT610a、610bをオンする動作について説明する。
駆動信号が小電流容量IGBT610a、610bのオンを指示すると、図9に示す制御回路624は、オフ駆動用FET623aをオフするとともに、小電流容量IGBT610a、610bのコレクタ−エミッタ間に流れる電流に応じてオン駆動用FET622e、622i又はオン駆動用FET622g、622kをオンする。
オン駆動用FET622e、622iがオンした場合には、駆動用電源回路621から、オン駆動用FET622e、622i及びオン駆動用抵抗622f、622jを介して小電流容量IGBT610a、610bのゲートに電流が流れ込み、電荷が充電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT610a、610bのゲートが、オン駆動用抵抗622f、622j及びオン駆動用FET622e、622iを介して駆動用電源回路621の正極端子に接続され、ゲートの電位が駆動用電源回路621の正極端子と同一電位になる。
また、オン駆動用FET622g、622kがオンした場合には、駆動用電源回路621から、オン駆動用FET622g、622k及びオン駆動用抵抗622h、622lを介して小電流容量IGBT610a、610bのゲートに電流が流れ込み、電荷が充電される。そして、最終的に、小電流容量IGBT610a、610bのゲートが、オン駆動用抵抗622h、622l及びオン駆動用FET622g、622kを介して駆動用電源回路621の正極端子に接続され、ゲートの電位が駆動用電源回路621の正極端子と同一電位になる。
その結果、ゲート電圧がオン、オフ閾値電圧より高くなり、小電流容量IGBT610a、610bがオンする。
次に、第6実施形態のモータ制御装置における効果について説明する。
第6実施形態によれば、オン駆動用回路622が、小電流容量IGBT610a、610bのゲートにそれぞれ接続され、小電流容量IGBT610a、610bのゲートに電荷を充電する。そのため、共振抑制用抵抗620a、620bを介さずに、小電流容量IGBT610a、610bのゲートに確実に電荷を充電することができる。
1・・・モータ制御装置(電子装置)、10・・・平滑コンデンサ、11・・・インバータ装置、110〜115・・・IGBT、110a、110b・・・小電流容量IGBT(スイッチング素子)、12・・・制御装置、120a、120b・・・共振抑制用抵抗、121・・・駆動用電源回路、122・・・オン駆動用回路、122a・・・オン駆動用FET、122b・・・オン駆動用抵抗、123・・・オフ駆動用回路、123a、123c・・・オフ駆動用FET、123b、123d・・・オフ駆動用抵抗、124・・・制御回路、125a、125b・・・ダイオード、B1・・・高電圧バッテリ、M1・・・車両駆動用モータ

Claims (18)

  1. 入力端子が共通接続されるとともに、出力端子が共通接続され、制御端子の電圧を制御することで駆動される複数のスイッチング素子(110a、110b)と、
    一端が複数の前記スイッチング素子の制御端子にそれぞれ接続されるとともに、他端が共通接続される複数の共振抑制用抵抗(120a、120b)と、
    オン駆動用抵抗を有し、駆動用電源回路に接続され、前記駆動用電源回路から電圧を供給され、前記オン駆動用抵抗を介して複数の前記スイッチング素子の制御端子に電荷を充電して複数の前記スイッチング素子をオンするオン駆動用回路(122)と、
    オフ駆動用抵抗を有し、前記オフ駆動用抵抗を介して複数の前記スイッチング素子の制御端子から電荷を放電して複数の前記スイッチング素子をオフするオフ駆動用回路(123)と、
    を備え、前記オフ駆動用抵抗の抵抗値が前記共振抑制用抵抗の抵抗値よりも小さくなるように設定されている電子装置において、
    前記オフ駆動用回路は、前記共振抑制用抵抗を介さずに複数の前記スイッチング素子の制御端子から電荷を放電することを特徴とする電子装置。
  2. アノードが複数の前記共振抑制用抵抗のスイッチング素子側に、カソードが複数の前記共振抑制用抵抗の反スイッチング素子側にそれぞれ接続される複数のダイオード(125a、125b)を有し、
    前記オフ駆動用回路は、複数の前記共振抑制用抵抗の共通接続点に接続され、複数の前記ダイオードを介して複数の前記スイッチング素子の制御端子から電荷を放電することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. アノードが複数の前記スイッチング素子の制御端子にそれぞれ接続されるとともに、カソードが共通接続される複数のダイオード(225a、225b)を有し、
    前記オフ駆動用回路(223)は、複数の前記ダイオードの共通接続点に接続され、複数の前記ダイオードを介して複数の前記スイッチング素子の制御端子から電荷を放電することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  4. 複数の前記ダイオードにそれぞれ並列接続される複数の抵抗(225c、225d)を有することを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記抵抗の抵抗値は、前記共振抑制用抵抗の抵抗値以上であることを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
  6. 前記ダイオードに接続され、前記ダイオードの順方向電圧に基づいて前記駆動用電源回路を制御し、前記駆動用電源回路の出力電圧を調整する制御回路(124)を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の電子装置。
  7. 前記オフ駆動用回路は、抵抗値の異なる複数の前記オフ駆動用抵抗を有し、
    前記制御回路は、前記ダイオードの順方向電圧に基づいて前記オフ駆動用回路を制御し、前記オフ駆動用抵抗の抵抗値を切替えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の電子装置。
  8. 前記制御回路は、前記ダイオードの順方向電圧に基づいて前記オン駆動用回路を制御し、前記オン駆動用回路の出力電圧を調整することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の電子装置。
  9. 前記オフ駆動用回路(323)は、複数の前記スイッチング素子の制御端子にそれぞれ接続され、複数の前記スイッチング素子の制御端子から電荷を放電することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  10. 入力端子が共通接続されるとともに、出力端子が共通接続され、制御端子の電圧を制御することで駆動される複数のスイッチング素子(410a、410b)と、
    一端が複数の前記スイッチング素子の制御端子にそれぞれ接続されるとともに、他端が共通接続される複数の共振抑制用抵抗(420a、420b)と、
    オン駆動用抵抗を有し、駆動用電源回路に接続され、前記駆動用電源回路から電圧を供給され、前記オン駆動用抵抗を介して複数の前記スイッチング素子の制御端子に電荷を充電して複数の前記スイッチング素子をオンするオン駆動用回路(422)と、
    オフ駆動用抵抗を有し、前記オフ駆動用抵抗を介して複数の前記スイッチング素子の制御端子から電荷を放電して複数の前記スイッチング素子をオフするオフ駆動用回路(423)と、
    を備え、前記オン駆動用抵抗の抵抗値が前記共振抑制用抵抗の抵抗値よりも小さくなるように設定されている電子装置において、
    前記オン駆動用回路は、前記共振抑制用抵抗を介さずに複数の前記スイッチング素子の制御端子に電荷を充電することを特徴とする電子装置。
  11. アノードが複数の前記共振抑制用抵抗の反スイッチング素子側に、カソードが複数の前記共振抑制用抵抗のスイッチング素子側にそれぞれ接続される複数のダイオード(425a、425b)を有し、
    前記オン駆動用回路は、複数の前記共振抑制用抵抗の共通接続点に接続され、複数の前記ダイオードを介して複数の前記スイッチング素子の制御端子に電荷を充電することを特徴とする請求項10に記載の電子装置。
  12. アノードが共通接続されるとともに、カソードが複数の前記スイッチング素子の制御端子にそれぞれ接続される複数のダイオード(525a、525b)を有し、
    前記オン駆動用回路(522)は、複数の前記ダイオードの共通接続点に接続され、複数の前記ダイオードを介して複数の前記スイッチング素子の制御端子に電荷を充電することを特徴とする請求項10に記載の電子装置。
  13. 複数の前記ダイオードにそれぞれ並列接続される複数の抵抗(525c、525d)を有することを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
  14. 前記抵抗の抵抗値は、前記共振抑制用抵抗の抵抗値以上であることを特徴とする請求項13に記載の電子装置。
  15. 前記ダイオードに接続され、前記ダイオードの順方向電圧に基づいて前記駆動用電源回路を制御し、前記駆動用電源回路の出力電圧を調整する制御回路(424)を有することを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の電子装置。
  16. 前記オン駆動用回路は、抵抗値の異なる複数の前記オン駆動用抵抗を有し、
    前記制御回路は、前記ダイオードの順方向電圧に基づいて前記オン駆動用回路を制御し、前記オン駆動用抵抗の抵抗を切替えることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の電子装置。
  17. 前記制御回路は、前記ダイオードの順方向電圧に基づいて前記オン駆動用回路を制御し、前記オン駆動用回路の出力電圧を調整することを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の電子装置。
  18. 前記オン駆動用回路(622)は、複数の前記スイッチング素子の制御端子にそれぞれ接続され、複数の前記スイッチング素子の制御端子に電荷を充電することを特徴とする請求項10に記載の電子装置。
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