JP2014111915A - 蒸発燃料パージ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体部110内に設けられる燃料流路130と、燃料流路130を開閉するバルブ150と、燃料流路130における蒸発燃料の逆流を阻止する逆止弁171と、逆止弁171の下流側に配設されるフィルタ180Aとを備える蒸発燃料パージ装置において、逆止弁171は、可撓性を有する傘状の弁体171aを備え、弁体171a前後の圧力差に応じて弁体171aが撓むことで燃料流路130を開閉するようになっており、フィルタ180Aには、逆止弁171の開成時における弁体171aの撓み量を所定量に規制する規制部181aが一体的に設けられている。
【選択図】図5
Description
本体部(110)内に設けられて、蒸発燃料が流通する燃料流路(130)と、
燃料流路(130)を開閉するバルブ(150)と、
燃料流路(130)において、エンジン(5)側から燃料タンク(60)側への蒸発燃料の逆流を阻止する逆止弁(171)と、
逆止弁(171)の下流側に設けられて、蒸発燃料中の異物を多孔質部(184)によって捕捉するフィルタ(180A)と、を備え、
逆止弁(171)は、可撓性を有する傘状の弁体(171a)を備え、弁体(171a)前後の圧力差に応じて弁体(171a)が撓むことで燃料流路(130)を開閉するようになっており、
フィルタ(180A)には、逆止弁(171)の開成時における弁体(171a)の撓み量を所定量に規制する規制部(181a)が一体的に設けられたことを特徴としている。
本発明の第1実施形態にかかる蒸発燃料パージ装置100について、図1〜図5を用いて説明する。蒸発燃料パージ装置100は、燃料タンク60内で発生する蒸発燃料が、給油時等に大気中に放出されるのを防止するために、蒸発燃料をエンジン吸気系1に導入(パージ)するものである。エンジン吸気系1に導入された蒸発燃料は、図示しないインジェクタ等からエンジン5に供給される燃焼用燃料と混合されて、エンジン5のシリンダ内で燃焼されるようになっている。蒸発燃料パージ装置100は、エンジン吸気系1と、蒸発燃料バージ系2とに接続されている。
車両の走行時において、過給機40が作動していない場合に、図示しない制御部によってバルブ150が開かれると、エンジン5のピストンの吸入作用によって発生する吸気マニホールド10内の負圧と、キャニスタ70にかかる大気圧との差によって、第1逆止弁171が開状態となる。そして、キャニスタ70内に吸着された蒸発燃料は、燃料流入パイプ121、第1流路131、バルブ150、第2流路132、第3流路133(第2空間112a)、第1逆止弁171、フィルタ180A、第3流路133(第3空間113a)、および燃料流出パイプ122を流れ、吸気マニホールド10内に吸引される。
車両の走行時において、過給機40が作動している場合に、図示しない制御部によってバルブ150が開かれると、吸気マニホールド10内は過給機40によって加圧された吸気によって正圧となる(大気圧より高くなる)ので、この圧力が配管72を介して第1逆止弁171に伝達される。よって、第1逆止弁171が閉状態となる。
第2実施形態の蒸発燃料パージ装置100Aを図6、図7に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、エジェクタ200を追加したものである。
第3実施形態の第1、第2逆止弁171、172、および各フィルタ180A、180Bを図8、図9に示す。第3実施形態は、上記第1、第2実施形態に対して、各フィルタ180A、180Bの底部181aにリング状凸部185を追加したものである。リング状凸部185は、本発明の凸部に対応する。
上記第3実施形態に対する変形例1を図11に示す。上記第3実施形態では、リング状凸部185は、底部181aに1つ形成されるものとしたが、これに限らず、図11(a)に示すように、2つのリング状凸部185によって2重構造としたもの、更には、図11(b)に示すように、3つのリング状凸部185によって3重構造としたもの等としても良い。尚、各リング状凸部185における隙間部185bは、各リング状凸部185に対して少なくとも1つ設定されていれば良く、設定数、設定位置、大きさは、任意とすることができる。
上記第3実施形態に対する変形例2を図12に示す。上記第3実施形態、および変形例1では、凸部として、1つあるいは複数の円弧状凸部185aからリング状凸部185を形成するようにしたが、変形例2では、複数の直線状凸部186aから形成される放射状凸部186としている。
上記変形例2に対する変形例3を図13に示す。変形例3は、上記変形例2に対して、直線状凸部186aの設定数を変更したものである。直線状凸部186aの設定数は、各弁体171a、172aが全周にわたって底部181aに密着するのを防止することができれば良く、上記変形例2のように、例えば4つと言うように限定されるものでは無い。変形例3では、図13に示すように、直線状凸部186aの設定数を増加させたもの(例えば8つ)としている。
上記第3実施形態に対する変形例4を図14に示す。変形例4は、リング状凸部185と放射状凸部186とを組み合わせることで凸部を形成している。つまり、底部181aにリング状凸部185を設け、このリング状凸部185の各隙間部185bに、放射状凸部186における各直線状凸部186aを配置したものとしている。各隙間部185bの寸法は、直線状凸部186aの幅寸法よりも大きくなるように設定しており、よって、円弧状凸部185aと直線状凸部186aとの間に、隙間部187bが形成されるようにしている。尚、リング状凸部185の設定数(1重、2重、3重等)、円弧状凸部185aおよび直線状凸部186aの設定数は、任意に選択することができる。
第1実施形態では、分岐流路160、第2逆止弁172、およびフィルタ180Bを備えるものとし、また、第2実施形態では、分岐流路160、第2逆止弁172、フィルタ180Bおよびエジェクタ200を備えるものとして説明したが、過給機40が作動していないときのみ蒸発燃料をエンジン5側に供給するものとするならば、蒸発燃料バージ装置としては、分岐流路160、第2逆止弁172、フィルタ180B、およびエジェクタ200を省略し、主流路130にバルブ150、第1逆止弁171、フィルタ180Aを設けたものとしても良い。
40 過給機
60 燃料タンク
100、100A 蒸発燃料パージ装置
110 本体部
130 主流路(燃料流路)
150 バルブ
171 第1逆止弁(逆止弁)
171a 弁体
172 第2逆止弁(逆止弁)
172a 弁体
180A、180B フィルタ
181 本体部
181a 底部(規制部)
184 メッシュ部(多孔質部)
185 リング状凸部(凸部)
186 放射状凸部(凸部)
Claims (3)
- 燃料タンク(60)内で発生する蒸発燃料を、過給機(40)を備えるエンジン(5)の吸気側にパージする蒸発燃料パージ装置において、
本体部(110)内に設けられて、前記蒸発燃料が流通する燃料流路(130)と、
前記燃料流路(130)を開閉するバルブ(150)と、
前記燃料流路(130)において、前記エンジン(5)側から前記燃料タンク(60)側への前記蒸発燃料の逆流を阻止する逆止弁(171)と、
前記逆止弁(171)の下流側に設けられて、前記蒸発燃料中の異物を多孔質部(184)によって捕捉するフィルタ(180A)と、を備え、
前記逆止弁(171)は、可撓性を有する傘状の弁体(171a)を備え、前記弁体(171a)前後の圧力差に応じて前記弁体(171a)が撓むことで前記燃料流路(130)を開閉するようになっており、
前記フィルタ(180A)には、前記逆止弁(171)の開成時における前記弁体(171a)の撓み量を所定量に規制する規制部(181a)が一体的に設けられたことを特徴とする蒸発燃料パージ装置。 - 前記フィルタ(180A)の本体部(181)は、有底筒状に形成されており、
前記規制部(181a)は、前記有底筒状の底部(181a)として形成され、
前記多孔質部(184)は、前記本体部(181)の外周側に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料パージ装置。 - 前記底部(181a)には、この底部(181a)の周方向に断続的に突出して、前記弁体(171a)が全周にわたって前記底部(181a)に密着するのを防止する凸部(185、186)が形成されたことを特徴とする請求項2に記載の蒸発燃料パージ装置。
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