JP2014106315A - 像担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

像担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撓みや変形に対する強度がさらに向上される、像担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】円筒状に形成された像担持体主部11aと、像担持体主部11aとの第1嵌合部Aにそれぞれ嵌合される2つのフランジ11b、11cと、像担持体主部の内部を貫通して2つのフランジ11b、11cの貫通穴部の一部を第2嵌合部Bとしてそれぞれに嵌合される貫通軸11dと、が設置されている。そして、第1嵌合部Aに対して第2嵌合部Bが軸方向中央部側に形成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、外周面に画像が形成される感光体ドラム等の像担持体と、それを備えたプロセスカートリッジと、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、感光体ドラム(像担持体)の強度を向上させるために、感光体ドラムの内部に貫通軸を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
詳しくは、特許文献1等において、円筒状の感光体ドラムの軸方向両端部にはそれぞれフランジ(感光体フランジ)が圧入されている。また、このフランジには、貫通穴部(中心孔)が形成されている。そして、貫通軸(感光体支持軸)は、感光体ドラムの内部を貫通して、両端のフランジの貫通穴部にそれぞれ圧入されている。
このように内部に貫通軸が設置された感光体ドラムは、貫通軸が設置されていないものに比べて、撓みや変形に対する強度が向上することになる。
特許文献1等の従来の像担持体(感光体ドラム)は、その内部に貫通軸が設置されているため、撓みや変形に対する強度が向上する効果が大いに期待できる。
しかし、像担持体に当接する当接部材の当接力が大きかったり、当接部材の数が多かったり、外径が小さく軸方向の長さが長い像担持体が使用されたりした場合に、その撓みや変形に対する強度が充分でないことがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、撓みや変形に対する強度がさらに向上される、像担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる像担持体は、円筒状に形成されて、その外周面に画像が形成される像担持体主部と、前記像担持体主部の軸方向両端部を第1嵌合部として当該第1嵌合部にそれぞれ嵌合されるとともに、前記像担持体主部の回転中心に相当する位置に貫通穴部がそれぞれ形成された2つのフランジと、前記像担持体主部の内部を貫通して少なくとも前記2つのフランジの間を跨るように軸方向に延設されて、前記2つのフランジの前記貫通穴部の一部又は全部を第2嵌合部として当該第2嵌合部にそれぞれ嵌合される貫通軸と、を備え、前記第1嵌合部に対して前記第2嵌合部が軸方向中央部側に形成されたものである。
本発明は、像担持体主部とフランジとが嵌合する第1嵌合部に対して、フランジと貫通軸とが嵌合する第2嵌合部が、軸方向中央部側に形成されているため、撓みや変形に対する強度がさらに向上される、像担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 プロセスカートリッジの内部の構成を示す概略図である。 感光体ドラムを軸方向に示す断面図である。 従来の感光体ドラムを軸方向に示す断面図である。 変形例としての感光体ドラムを軸方向に示す断面図である。 軸方向両端部において感光体ドラムと帯電ローラとの当接部に生じる隙間の変動量を示すグラフである。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像(画像)が形成される像担持体としての感光体ドラム、12は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上を帯電する帯電ローラ(帯電部)、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する転写バイアスローラ(1次転写バイアスローラ)、15はプロセスカートリッジ(着脱ユニット)、を示す。
また、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、19は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。なお、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上でおこなわれる作像プロセスについては、図2をも参照することができる。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(図2を参照できる。)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1の反時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電ローラ12(帯電部)との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電ローラ12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BK表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、クリーニングブレード15a(クリーニング部)との対向位置に達する。そして、クリーニングブレード15aで、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、潤滑剤供給装置16との対向位置、除電部(不図示である。)との位置を順次通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部19の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部19に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルトによって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
図2に示すように、作像部は、像担持体としての感光体ドラム11、感光体ドラム11を帯電する帯電部としての帯電ローラ12、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像装置13(現像部)、感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニングブレード15a(クリーニング部)、感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給部)、等で構成されている。
そして、本実施の形態では、作像部の構成部材のうち、感光体ドラム11と帯電ローラ12とクリーニングブレード15a(クリーニング部)と潤滑剤供給装置16とが、プロセスカートリッジ15として一体化されていて、プロセスカートリッジ15(着脱ユニット)として装置本体1に着脱可能に構成されている。また、現像装置13は、プロセスカートリッジ15とは別のユニットとして、装置本体1に対して着脱可能に構成されている。
なお、各色の作像部(又は、プロセスカートリッジ)はほぼ同一構造であるために、図2〜図6にて作像部やプロセスカートリッジは符号のアルファベット(Y、C、M、BK)を除して図示する。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等が形成されたドラム主部11a(像担持体主部)が設けられている(図4を参照できる)。
図示は省略するが、感光体ドラム11のドラム主部11aは、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、保護層(表面層)が順次積層されている。感光体ドラム11(ドラム主部11a)の導電性支持体(基層)としては、体積抵抗が1010Ωcm以下の導電性材料を用いることができる。
なお、本実施の形態における感光体ドラム11は、ドラム主部11aの軸方向両端部にそれぞれ2つのフランジ11b、11cが圧入(又は、接着)されていて、ドラム主部11aの内部には貫通軸11dが設置されているが、これらについては後で図4を用いて詳しく説明する。
帯電部としての帯電ローラ12は、導電性芯金(軸部)の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなるローラ部材であって、潤滑剤供給装置16に対して感光体ドラム11の回転方向下流側において感光体ドラム11に当接するように配設されている。
そして、帯電ローラ12には、装置本体1に設置された不図示の電源部から所定の電圧(帯電バイアス)が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
なお、本実施の形態では、帯電ローラ12を感光体ドラム11に接触させているが、帯電ローラ12を感光体ドラム11に対して接触させずに微小ギャップをあけて対向させることもできる。
現像装置13は、現像ローラ13aが感光体ドラム11に接触するように配置されていて、双方の部材の間には現像領域(現像ニップ部)が形成される。現像装置13内には、トナーT(1成分現像剤)が収容されている。そして、現像装置13は、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する(トナー像を形成する。)。
詳しくは、図2を参照して、本実施の形態における現像装置13は、1成分現像方式の現像装置であって、現像ローラ13a(現像剤担持体)、供給ローラ13b、薄層化部材としてのドクターブレード13c、撹拌部材13d、等で構成されている。
このように構成された現像装置13は、次のように動作する。
まず、現像装置13内に供給され収容されたトナーの一部が、供給ローラ13bに担持される。供給ローラ13bに担持されたトナーは、現像ローラ13aとの圧接部で摩擦帯電された後に、現像ローラ13a上に移動して担持される。その後、現像ローラ13a上に担持されたトナーは、ドクターブレード13cの位置で、薄層化・均一化された後に、感光体ドラム11との当接位置(現像領域)に達する。そして、この位置で、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム11上に形成された潜像にトナーが吸着される。
クリーニングブレード15a(ブレード部材)は、潤滑剤供給装置16に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてプロセスカートリッジ15内に回収されることになる。そして、プロセスカートリッジ15内に回収されたトナーは、廃トナーとして廃トナー回収容器(不図示である。)に向けて搬送スクリュ15bによって搬送される。ここで、感光体ドラム11上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、記録媒体P(用紙)から生じる紙粉、帯電ローラ12による放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等がある。
潤滑剤供給装置16は、固形潤滑剤16b、感光体ドラム11と固形潤滑剤16bとに摺接する潤滑剤供給ローラ16a(ブラシ状ローラ)、固形潤滑剤16bを保持する保持部材16e、固形潤滑剤16bとともに保持部材16eを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢する付勢手段としての圧縮スプリング16c、潤滑剤供給ローラ16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化する薄層化ブレード16d(ブレード部材)、等で構成される。
このように構成された潤滑剤供給装置16によって、感光体ドラム11上に潤滑剤が供給される。
ここで、潤滑剤供給ローラ16a(ブラシ状ローラ)は、長さ(毛足)が0.2〜20mm(好ましくは、0.5〜10mm)の範囲のブラシ毛が基布上に植毛されたものを芯金上にスパイラル状に巻き付けたものである。
ブラシ毛の長さが20mmを超えると、経時における感光体ドラム11との繰り返し摺擦によって、ブラシ毛が所定方向に倒毛して、固形潤滑剤16bの掻取性や感光体ドラム11からのトナー除去性が低下してしまう。これに対して、ブラシ毛の長さが0.2mm未満であると、固形潤滑剤16bや感光体ドラム11に対する物理的な当接力が不足してしまう。したがって、ブラシ毛の長さは上述の範囲であることが好ましい。
潤滑剤供給ローラ16aは、図2の反時計方向に回転する感光体ドラム11に対して順方向で接触するように回転する(図2の時計方向の回転である。)。また、潤滑剤供給ローラ16a(ブラシ毛)は、固形潤滑剤16bと感光体ドラム11とに摺接するように配置されていて、潤滑剤供給ローラ16aが回転することによって固形潤滑剤16bから潤滑剤を掻き取り、その掻き取った潤滑剤を感光体ドラム11との摺接位置まで搬送した後に、その潤滑剤を感光体ドラム11上に塗布する。
固形潤滑剤16bの後方部には,潤滑剤供給ローラ16aと固形潤滑剤16bとの接触ムラをなくすために付勢部材としての圧縮スプリング16cが配置されていて、保持部材16eに保持(貼着)された状態の固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢している。
本実施の形態では、固形潤滑剤16bを主としてステアリン酸亜鉛で形成している。詳しくは、固形潤滑剤16bは、ステアリン酸亜鉛を主成分とする潤滑油添加剤を溶解したもので、塗りすぎによる副作用がなく、充分な潤滑性があるものが好適である。
ステアリン酸亜鉛は、代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有していて、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。したがって、感光体ドラム11表面を低摩擦係化することができる。すなわち、せん断力を受けて均一に感光体ドラム11表面を覆っていくラメラ結晶によって、少量の潤滑剤によって効果的に感光体ドラム11表面を覆うことができる。
なお、固形潤滑剤16bとしては、ステアリン酸亜鉛の他にも、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチュウム、ステアリン酸カルシウム等のステアリン酸基を有するものを用いることができる。また、同じ脂肪酸基であるオレイン酸亜鉛、オレイン酸バリウム、オレイン酸鉛、以下、ステアリン酸と同様の化合物や、パルチミン酸亜鉛、パルチミン酸バリウム、パルチミン酸鉛、以下、ステアリン酸と同様の化合物を使用して良い。他にも、脂肪酸基として、カプリル酸、リノレン酸、コリノレン酸等を使用することができる。さらに、カンデリラワックス、カンルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、おおば油、みつろう、ラノリン等のワックスを使用することもできる。これらは有機系の固形潤滑剤となりやすく、トナーとの相性が良い。
薄層化ブレード16dは、潤滑剤供給ローラ16aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。薄層化ブレード16dは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。
固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aを介して感光体ドラム11表面に塗布すると、感光体ドラム11表面には粉体状の潤滑剤が塗布されるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、薄層化ブレード16dにより、感光体ドラム11上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
このとき、潤滑剤供給ローラ16aにより塗布する粉体状の潤滑剤は微粉であるほど、薄層化ブレード16dにより感光体ドラム11上に分子膜レベルで薄膜化される。
なお、本実施の形態では、潤滑剤供給ローラ16aを感光体ドラム11に対して順方向で接触するように回転させているが、潤滑剤供給ローラ16aを感光体ドラム11に対してカウンタ方向で接触するように回転させることもできる。
先に説明したように、プロセスカートリッジ15は、画像形成装置本体1に対して着脱可能に設置される。詳しくは、図1の装置本体1において、不図示の本体カバーが開放された状態で、各色のプロセスカートリッジ15がそれぞれ図1の紙面垂直方向に着脱されることになる。
そして、図3を参照して、装置本体1へのプロセスカートリッジ15の装着動作にともない、プロセスカートリッジ15の感光体ドラム11(貫通軸11d)の装着方向奥側(軸方向の一端側)に設置した従動カップリング11d1が、本体側板110に設置された本体側カップリング115(不図示の駆動モータのモータ軸に設置されている。)に嵌合する。
そして、このように従動カップリング11d1と本体側カップリング115とが噛み合った状態で、画像形成装置本体1の駆動モータから本体側カップリング115、従動カップリング11d1を介して感光体ドラム11(像担持体)に駆動力が伝達されて、感光体ドラム11が所定方向(図2の反時計方向である。)に回転することになる。さらに、感光体ドラム11から複数の従動回転体としての帯電ローラ12、搬送スクリュ15b、潤滑剤供給ローラ16aにそれぞれ駆動力が伝達されて、それぞれの従動回転体12、15b、16aが所定方向(図2にて、それぞれ矢印で示す方向である。)に従動回転することになる。
詳しくは、図3を参照して、像担持体としての感光体ドラム11の軸方向(図3の左右方向であって、図1及び図2の紙面垂直方向である。)の他端側には、ドラム・ギア11c1が設置されている。
具体的に、感光層等が形成された円筒状(ドラム状)のドラム主部11aの他端側には、外周部にドラム・ギア11c1が形成された第2フランジ11cが、圧入接着されている。なお、ドラム主部11aの一端側には、第1フランジ11bが、圧入接着されている。
一方、帯電ローラ12における一方の端部の軸部には、感光体ドラム11のドラム・ギア11c1に噛合するギア12a(帯電ローラ用ギア)が設置されている。また、潤滑剤供給ローラ16aにおける一方の端部の軸部には、感光体ドラム11のドラム・ギア11c1に噛合するギア16a1(潤滑剤供給ローラ用ギア)が設置されている。さらに、搬送スクリュ15bにおける一方の端部の軸部には、潤滑剤供給ローラ用ギア16a1に噛合するギア15b1(搬送スクリュ用ギア)が設置されている。
このような構成により、画像形成装置本体1の駆動モータから本体側カップリング115、従動カップリング11d1を介して感光体ドラム11に駆動力が伝達されると、感光体ドラム11からドラム・ギア11c1、帯電ローラ用ギア12aを介して帯電ローラ12に駆動力が伝達され、感光体ドラム11からドラム・ギア11c1、潤滑剤供給ローラ用ギア16a1を介して潤滑剤供給ローラ16aに駆動力が伝達され、さらに潤滑剤供給ローラ用ギア16a1、搬送スクリュ用ギア15b1を介して搬送スクリュ15bに駆動力が伝達される。そして、それぞれの従動回転体12、15b、16aが所定方向に回転することになる。
以下、図4等を用いて、本実施の形態において特徴的な、感光体ドラム11(像担持体)について詳述する。
図4を参照して、本実施の形態において、像担持体としての感光体ドラム11は、像担持体主部としてのドラム主部11a、2つのフランジ11b、11c、貫通軸11d、等で構成されている。
先に説明したように、ドラム主部11a(像担持体主部)は、導電性支持体上に感光層等が形成されたものであって、円筒状(ドラム状)に形成されている。そして、先に説明した作像プロセスによって、ドラム主部11aの外周面に画像(トナー像)が形成される。
なお、本実施の形態において、ドラム主部11a(感光体ドラム11)の外径が30mmに設定されている。
ドラム主部11aの軸方向一端側の端部には、その位置を第1嵌合部Aとして第1フランジ11bが嵌合(本実施の形態では、圧入接着である。)されている。また、ドラム主部11aの軸方向他端側の端部には、その位置を第1嵌合部Aとして第2フランジ11cが嵌合(本実施の形態では、圧入接着である。)されている。また、これらの2つのフランジ11b、11cは、それぞれ、ドラム主部11a(又は、感光体ドラム11)の回転中心に相当する位置に、穴径が12mm程度の貫通穴部が形成されている。
なお、本実施の形態において、2つのフランジ11b、11cは、いずれも、樹脂材料で形成されている。
さらに、ドラム主部11aの内部を貫通して、少なくとも2つのフランジ11b、11cの間を跨るように、貫通軸11dが軸方向に延設されている。また、この貫通軸11dは、2つのフランジ11b、11cの貫通穴部の一部を第2嵌合部Bとして、第2嵌合部Bにそれぞれ嵌合(本実施の形態では、圧入である。)されている。
なお、本実施の形態において、貫通軸11dは、SUM(特殊鋼)等の金属材料で形成され、その外径が12mmに設定されている。また、フランジ11b、11cの貫通穴部において、第2嵌合部Bとなる部分の穴径は貫通軸11dの外径よりも僅かに小さくなるように形成されていて、それ以外の部分の穴径は貫通軸11dの外径よりも充分に大きくなるように形成されている。
そして、本実施の形態における感光体ドラム11は、ドラム主部11aとフランジ11b、11cとが嵌合する第1嵌合部Aに対して、フランジ11b、11cと貫通軸11dとが嵌合する第2嵌合部Bが、軸方向中央部側に形成されている。すなわち、図4に示すように、2つの第2嵌合部Bによって挟まれる軸方向の範囲Nが、2つの第1嵌合部Aによって挟まれる軸方向の範囲Mの範囲内になるように形成されている(M>Nである)。
このような構成により、感光体ドラム11の外周面に当接する当接部材によって感光体ドラム11が大きな力を受けたり、感光体ドラム11が単体で運搬される場合などに予期せぬ外力を受けたりしても、感光体ドラム11に撓みや変形が生じにくくなる。なお、本実施の形態では、感光体ドラム11に当接する当接部材として、帯電ローラ12、クリーニングブレード15a、潤滑剤供給ローラ16a、薄層化ブレード16d、現像ローラ13a、がある。
詳しくは、図4に示すように、当接部材などによって感光体ドラム11が白矢印方向の力を受けたときに、その力を両端のフランジ11b、11c(第1嵌合部A)が受けて、さらにその力を貫通軸11d(第2嵌合部B)が受けることになる。このとき、第2嵌合部Bの間隔Nは、第1嵌合部Aの間隔Mよりも狭く形成されていて、貫通軸11dが受ける力の作用点の間隔Nが狭くなっているため、比較例として図5に示す構成のものに比べて、貫通軸11dの撓みや変形に対する強度を向上させることができる。そのため、感光体ドラム11全体としての撓みや変形に対する強度も向上することになる。
なお、比較例として、図5に示す感光体ドラム211は、ドラム主部211aとフランジ211b、211cとが嵌合する第1嵌合部Aに対して、フランジ211b、211cと貫通軸211dとが嵌合する第2嵌合部Bが、軸方向の同じ位置(又は、軸方向端部側)に形成されている。このように構成された感光体ドラム211は、感光体ドラム211が受けた力を貫通軸211dが広い間隔で受けることになるため、本実施の形態のものに比べて撓みや変形が生じやすくなってしまう。
ここで、本実施の形態における感光体ドラム11は、感光体ドラム11の外周面に当接する当接部材12、13a、15a、16a、16dの軸方向最端部の位置に対して、フランジ11b、11cと貫通軸11dとが嵌合する第2嵌合部Bが、軸方向中央部側に形成されている。すなわち、図4に示すように、2つの第2嵌合部Bによって挟まれる軸方向の範囲Nが、当接部材12、13a、15a、16a、16dが感光体ドラム11に当接する軸方向の範囲X(図3をも参照できる。)の範囲内になるように形成されている(X>Nである)。
これにより、上述した本実施の形態における効果がさらに確実に発揮されることになる。
また、本実施の形態では、第2嵌合部Bにおける嵌合幅S2が、第1嵌合部Aにおける嵌合幅S1よりも大きくなるように形成されている(S1<S2である)。さらに、第2嵌合部Bにおける嵌合しろが、第1嵌合部Aにおける嵌合しろよりも大きくなるように形成されている。なお、「嵌合幅(圧入幅)」とは2つの部材が嵌合する軸方向の長さであって、「嵌合しろ(圧入しろ)」とは2つの部材が嵌合(圧入)して径方向に食い込む量である。
ドラム主部11aとフランジ11b、11cとの嵌合強度を大きくするには、フランジ11b、11cとの第1嵌合部Aにおける嵌合幅S1や嵌合しろを大きく設定するのが望ましいが、第1嵌合部Aにおける嵌合幅S1や嵌合しろが大きすぎると、嵌合工程時に薄肉円筒状のドラム主部11aに変形が生じやすくなってしまう。一方、フランジ11b、11cと貫通軸11dとの嵌合は、ドラム主部11aとフランジ11b、11cとの嵌合ほどの制約は生じないため、嵌合工程における作業が難しくならない範囲で、第2嵌合部Bにおける嵌合幅S2や嵌合しろを比較的大きく設定できる。
このようなことから、第1嵌合部Aにおける嵌合幅S1や嵌合しろに対して、第2嵌合部Bにおける嵌合幅S2や嵌合しろを大きく設定することで、嵌合によるドラム主部11aの変形を防止しつつ、ドラム主部11aや貫通軸11dに対するフランジ11b、11cの嵌合強度を確保することができる。
なお、本実施の形態では、フランジ11b、11cと貫通軸11dとが嵌合する第2嵌合部Bを、1つのフランジに対して1つ形成した。
これに対して、図6に示すように、第2嵌合部B1、B2を、1つのフランジに対して軸方向の離れた位置に複数形成することもできる。具体的に、図6に示す感光体ドラム11は、1つのフランジに対して、第2嵌合部B1、B2を2つ形成している。さらに、軸方向の外側にある第2嵌合部B1同士の範囲Nは、図4に示す感光体ドラム11と同様に、第1嵌合部A同士の範囲Mの範囲内になるように形成されている。
このように構成することで、貫通軸11dが受ける力の作用点の間隔Nが狭くなるとともに、その作用点の数が増えるため、図4に示す構成のものに比べて、貫通軸11dの撓みや変形に対する強度をさらに向上させることができる。そのため、感光体ドラム11全体としての撓みや変形に対する強度もさらに向上することになる。
また、図6に示すように、1つのフランジに対して2つの第2嵌合部B1、B2を形成するように感光体ドラム11を構成した場合に、その2つの第2嵌合部B1、B2の軸方向の間隔H(一方の第2嵌合部B1の軸方向端部側の端部から他方の第2嵌合部B2の軸方向中部側の端部までの範囲である。)がドラム主部11a(感光体ドラム11)の外径Rに対して、ほぼ等しくなるように形成することが好ましい(R≒Hである。)。
2つの第2嵌合部B1、B2の軸方向の間隔Hがドラム主部11aの外径Rよりも小さすぎる場合には、作用点の数の増加によって貫通軸11dの撓みや変形に対する強度をさらに向上させる効果が発揮されにくくなる。また、2つの第2嵌合部B1、B2の軸方向の間隔Hがドラム主部11aの外径Rよりも大きすぎる場合には、フランジ11b、11c自体の剛性が低下してしまう。そのため、図6に示す感光体ドラム11では、2つの第2嵌合部B1、B2の軸方向の間隔Hをドラム主部11aの外径Rとほぼ同等に設定している。
以下、図7を用いて、上述した本発明の効果を確認するために本願発明者がおこなった実験結果について説明する。
実験は、8種類の感光体ドラム11(いずれも外径30mmのものである。)を、本実施の形態における画像形成装置の改造機に設置して、軸方向両端部において感光体ドラム11と帯電ローラ12との当接部に生じる隙間の変動量(撓み量)を測定したものである。
図7において、実施例1の感光体ドラム11は図4の構成のものであって、実施例2の感光体ドラム11は図6の構成のものであって、比較例1の感光体ドラム11は図5の構成のものに対して貫通軸211dを取出したものであって、比較例2の感光体ドラム11は図5の構成のものである。また、実施例1、2、比較例1、2において、ハッチングで示す棒グラフはいずれも軸方向の長さが340mm程度の感光体ドラム11(A3サイズに対応したもの)を用いたときの結果を示し、白色で示す棒グラフはいずれも軸方向の長さが374mm程度の感光体ドラム11(A3ノビサイズに対応したもの)を用いたときの結果を示す。なお、図7中に記載した破線(変動量15μm)は、この範囲よりも変動量が大きくなると、感光体ドラム11の撓み量が大きくて異常画像の発生等の不具合が生じてしまう可能性が大きくなる境界ラインである。
図7に示す実験結果からも、上述した本発明の効果を確認することができた。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ドラム主部11a(像担持体主部)とフランジ11b、11cとが嵌合する第1嵌合部Aに対して、フランジ11b、11cと貫通軸11dとが嵌合する第2嵌合部Bが、軸方向中央部側に形成されているため、感光体ドラム11に対する撓みや変形に対する強度をさらに向上させることができる。
なお、本実施の形態では、作像部における感光体ドラム11、帯電ローラ12、クリーニングブレード15a(クリーニング部)、潤滑剤供給装置16を一体化してプロセスカートリッジ15を構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。これに対して、現像装置13をもプロセスカートリッジ15の構成部材とすることもできるし、感光体ドラム11を単独で装置本体1に対して着脱可能に設置されるように構成することもできる。そして、このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、1成分現像剤を用いる1成分現像方式の現像装置13が搭載された画像形成装置に対して本発明を適用したが、2成分現像剤を用いる2成分現像方式の現像装置13が搭載された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、中間転写ベルト17を用いたタンデム型のカラー画像形成装置に対して本発明を適用した。これに対して、転写搬送ベルトを用いたタンデム型のカラー画像形成装置(転写搬送ベルトに対向するように並設された複数の感光体ドラム上のトナー像を、転写搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に重ねて転写する装置である。)や、モノクロ画像形成装置等、その他の画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。さらに、中間転写ベルト17を用いたタンデム型のカラー画像形成装置であって、中間転写ベルト17に対して下方に感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上が設置されたもの(感光体ドラム11の下方に帯電ローラ12が設置されたもの)に対しても、本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2つのフランジ11b、11cの貫通穴部の一部を第2嵌合部Bとして、その第2嵌合部Bにそれぞれ貫通軸11dを嵌合させるように構成した。これに対して、2つのフランジ11b、11cの貫通穴部の全部を第2嵌合部Bとして、その第2嵌合部Bにそれぞれ貫通軸11dを嵌合させるように構成することもできる。そのような構成のものとしては、例えば、図4に示す感光体ドラム11において、貫通軸11dに対向するフランジ11b、11cの部分のうち第2嵌合部B以外の部分が大きく座ぐりされているようなものである。
そして、このような場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットであるものと定義する。
また、本願において、「嵌合」とは、圧入又は/及び接着が主たる形態であるが、その他の種々の公知の形態(例えば、焼きばめ、冷やしばめ等である。)も含むものと定義する。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
11、11Y、11M、11C、11B 感光体ドラム(像担持体)、
11a ドラム主部(像担持体主部)、
11b 第1フランジ(フランジ)、
11c 第2フランジ(フランジ)、
11c1 ドラム・ギア、
11d 貫通軸(軸部材)、
11d1 従動カップリング、
A 第1嵌合部、 B、B1、B2 第2嵌合部。
特開2009−63967号公報

Claims (8)

  1. 円筒状に形成されて、その外周面に画像が形成される像担持体主部と、
    前記像担持体主部の軸方向両端部を第1嵌合部として当該第1嵌合部にそれぞれ嵌合されるとともに、前記像担持体主部の回転中心に相当する位置に貫通穴部がそれぞれ形成された2つのフランジと、
    前記像担持体主部の内部を貫通して少なくとも前記2つのフランジの間を跨るように軸方向に延設されて、前記2つのフランジの前記貫通穴部の一部又は全部を第2嵌合部として当該第2嵌合部にそれぞれ嵌合される貫通軸と、
    を備え、
    前記第1嵌合部に対して前記第2嵌合部が軸方向中央部側に形成されたことを特徴とする像担持体。
  2. 前記第2嵌合部が1つの前記フランジに対して軸方向の離れた位置に複数形成されたことを特徴とする請求項1に記載の像担持体。
  3. 前記第2嵌合部が1つの前記フランジに対して軸方向の離れた位置に2つ形成され、その2つの前記第2嵌合部の軸方向の間隔が前記像担持体の外径に対して等しくなるように形成されたことを特徴とする請求項2に記載の像担持体。
  4. 当該像担持体の外周面に当接する当接部材の軸方向最端部の位置に対して前記第2嵌合部が軸方向中央部側に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の像担持体。
  5. 前記第2嵌合部における嵌合しろが前記第1嵌合部における嵌合しろよりも大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の像担持体。
  6. 前記第2嵌合部における嵌合幅が前記第1嵌合部における嵌合幅よりも大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の像担持体。
  7. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載の像担持体を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の像担持体を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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