JP2014078794A - 光受信回路及び光受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光受信回路及び光受信装置において、受信信号の波形が劣化するのを抑制すること。
【解決手段】光受信回路2は、DCレベルシフト回路6、差動増幅器7及びバイアス回路4,5を備える。DCレベルシフト回路6のインピーダンスは差動増幅器7の入力インピーダンスよりも低い。フォトダイオード1には、バイアス回路4,5によって逆方向バイアスが印加される。DCレベルシフト回路6は、フォトダイオード1のカソードから出力される第1の電気信号の直流電圧レベルとフォトダイオード1のアノードから出力される第2の電気信号の直流電圧レベルとが一致するように、第1の電気信号の直流電圧レベルをシフトする。差動増幅器7は、DCレベルシフト回路6によって直流電圧レベルがシフトされている電気信号と、第2の電気信号と、の差分を増幅する。
【選択図】図1

Description

この発明は、光受信回路及び光受信装置に関する。
従来、フォトダイオードの両端にバイアス素子を接続し、フォトダイオードのアノード及びカソードをそれぞれコンデンサを介して差動増幅器の入力端子に接続し、差動増幅器の正入力と反転出力との間及び負入力と正出力との間に抵抗を接続する光受信回路がある(例えば、特許文献1参照)。
差動増幅器の直流出力を対数圧縮部をなすダイオードの入力側に負帰還させることによって、変動する受光信号自身に基づいて、受光信号の直流オフセットを低減する光電式エンコーダがある(例えば、特許文献2参照)。
差動増幅回路の差動出力信号をローパスフィルタを通して差動増幅回路の入力へ負帰還させることによって、差動増幅回路の差動出力信号に生じるDCオフセット電圧をキャンセルするDCオフセットキャンセル回路がある(例えば、特許文献3参照)。
フォトダイオードのカソード及びアノードにそれぞれ抵抗を接続するとともに、フォトダイオードに並列に抵抗を接続し、フォトダイオードのカソード及びアノードをレベルシフト回路の2つの入力端子にそれぞれ接続し、レベルシフト回路の2つの出力端子から出力信号を取り出す光電気変換回路がある。この光電気変換回路において、レベルシフト回路はソースフォロワ回路により構成される(例えば、特許文献4参照)。
特開平6−224652号公報 特開2008−180522号公報 特開2002−232271号公報 特開2001−168374号公報
フォトダイオードのアノード及びカソードと差動増幅器の各入力端子との間をコンデンサによる容量性結合によって接続する構成において、高速化を図るためには、差動増幅器の入力インピーダンスを低くする必要がある。しかしながら、差動増幅器の入力インピーダンスを低くすると、コンデンサによる低域遮断が起こるため、「0」や「1」が連続する信号の受信波形に揺らぎが生じ、波形が劣化するという問題点がある。
受信信号の波形が劣化するのを抑制することができる光受信回路及び光受信装置を提供することを目的とする。
光受信回路は、DCレベルシフト回路、差動増幅器及びバイアス回路を備える。DCレベルシフト回路のインピーダンスは差動増幅器の入力インピーダンスよりも低く、理想的にはゼロに近いことが望ましい。DCレベルシフト回路は、光電変換によって電気信号を生成するフォトダイオードのカソードから出力される第1の電気信号の直流電圧レベルとフォトダイオードのアノードから出力される第2の電気信号の直流電圧レベルとが一致するように、第1の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第3の電気信号を出力する。または、DCレベルシフト回路は、第2の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第4の電気信号を出力する。または、DCレベルシフト回路は、第3の電気信号及び第4の電気信号の両方を出力する。DCレベルシフト回路が第3の電気信号を出力する場合には、差動増幅器は第3の電気信号と第2の電気信号との差分を増幅する。または、DCレベルシフト回路が第4の電気信号を出力する場合には、差動増幅器は第1の電気信号と第4の電気信号との差分を増幅する。または、DCレベルシフト回路が第3の電気信号及び第4の電気信号の両方を出力する場合には、差動増幅器は第3の電気信号と第4の電気信号との差分を増幅する。バイアス回路は、フォトダイオードのアノードとカソードとの間に逆方向バイアスを印加する。
光受信装置は、光電変換によって電気信号を生成するフォトダイオードと、上述する光受信回路と、を備える。
この光受信回路及び光受信装置によれば、受信信号の波形が劣化するのを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の一例を示す図である。 図2は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その1)である。 図3は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その2)である。 図4は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その3)である。 図5は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その4)である。 図6は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その5)である。 図7は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その6)である。 図8は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その7)である。 図9は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その8)である。 図10は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その9)である。 図11は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その10)である。 図12は、容量性結合を用いる光受信装置の例を示す図である。 図13は、図4に示す光受信装置の入力波形及び出力波形のシミュレーション結果を示す図である。 図14は、図12に示す光受信装置の入力波形及び出力波形のシミュレーション結果を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この光受信回路及び光受信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の各実施例の説明においては、同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
・光受信回路及び光受信装置の一例
図1は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の一例を示す図である。図1に示すように、光受信装置はフォトダイオード1及び光受信回路2を有する。フォトダイオード1は、光信号3を受信し、光電変換によって電気信号を生成する。フォトダイオード1のアノードとカソードとの間はハイインピーダンスであってもよい。フォトダイオード1のアノードとカソードとの間のインピーダンスは、理想的には無限大であるのがよい。
光受信回路2は、フォトダイオード1のアノード及びカソードからそれぞれ出力される電気信号の差分を増幅する。光受信回路2はバイアス回路4,5、DCレベルシフト回路6及び差動増幅器7を備える。DCレベルシフト回路6のインピーダンスは差動増幅器7の入力インピーダンスよりも低い。DCレベルシフト回路6のインピーダンスは、理想的にはゼロであるのがよい。
カソード側のバイアス回路4はフォトダイオード1のカソードと正の電源ラインとの間に接続される。アノード側のバイアス回路5はフォトダイオード1のアノードと接地ラインとの間に接続される。バイアス回路4,5は、フォトダイオード1のアノードとカソードとの間に逆方向バイアスを印加する。バイアス回路4,5の一例として、例えば抵抗、電流源またはインダクタが挙げられる。フォトダイオード1のカソードからは第1の電気信号が出力される。フォトダイオード1のアノードからは第2の電気信号が出力される。
DCレベルシフト回路6はフォトダイオード1のカソードに接続される。DCレベルシフト回路6は、第1の電気信号の直流電圧レベルと第2の電気信号の直流電圧レベルとが一致するように、第1の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第3の電気信号を出力する。DCレベルシフト回路6の一例として、例えばオン状態においてローインピーダンスのダイオードが挙げられる。
差動増幅器7の正入力端子はDCレベルシフト回路6に接続される。差動増幅器7の正入力端子には第3の電気信号が入力する。差動増幅器7の負入力端子はフォトダイオード1のアノードに接続される。差動増幅器7の負入力端子には第2の電気信号が入力する。差動増幅器7は、第3の電気信号と第2の電気信号との差分を増幅する。
差動増幅器7の正出力端子は光受信回路2の一方の出力端子8に接続される。差動増幅器7の反転出力端子は光受信回路2の他方の出力端子9に接続される。図1に示す例では、差動増幅器7の正出力端子と差動増幅器7の負入力端子との間に抵抗10が接続される。また、差動増幅器7の反転出力端子と差動増幅器7の正入力端子との間に別の抵抗11が接続される。差動増幅器7及び抵抗10,11によって、差動増幅器7は、電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプとして動作してもよい。
なお、カソード側のバイアス回路4が接地ラインに接続されており、アノード側のバイアス回路5が負の電源ラインに接続されてもよい。
・光受信回路及び光受信装置の別の例
図2は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その1)である。図2に示す光受信回路2においては、DCレベルシフト回路12がフォトダイオード1のアノードに接続される。DCレベルシフト回路12のインピーダンスは差動増幅器7の入力インピーダンスよりも低い。DCレベルシフト回路12のインピーダンスは、理想的にはゼロであるのがよい。
DCレベルシフト回路12は、第1の電気信号の直流電圧レベルと第2の電気信号の直流電圧レベルとが一致するように、第2の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第4の電気信号を出力する。DCレベルシフト回路12の一例として、例えばオン状態においてローインピーダンスのダイオードが挙げられる。
差動増幅器7の正入力端子はフォトダイオード1のカソードに接続される。差動増幅器7の正入力端子には第1の電気信号が入力する。差動増幅器7の負入力端子はDCレベルシフト回路12に接続される。差動増幅器7の負入力端子には第4の電気信号が入力する。差動増幅器7は、第1の電気信号と第4の電気信号との差分を増幅する。
図2示す光受信回路及び光受信装置のその他の構成については、図1に示す光受信回路及び光受信装置と同様である。従って、重複する説明を省略する。
・光受信回路及び光受信装置の別の例
図3は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その2)である。図3に示す光受信回路2においては、DCレベルシフト回路6がフォトダイオード1のカソードに接続されており、DCレベルシフト回路12がフォトダイオード1のアノードに接続される。DCレベルシフト回路6のインピーダンス及びDCレベルシフト回路12のインピーダンスは差動増幅器7の入力インピーダンスよりも低い。
DCレベルシフト回路6については図1に示す例において説明した通りである。また、DCレベルシフト回路12については図2に示す例において説明した通りである。従って、重複する説明を省略する。
差動増幅器7の正入力端子はDCレベルシフト回路6に接続される。差動増幅器7の正入力端子には第3の電気信号が入力する。差動増幅器7の負入力端子はDCレベルシフト回路12に接続される。差動増幅器7の負入力端子には第4の電気信号が入力する。差動増幅器7は、第3の電気信号と第4の電気信号との差分を増幅する。
図3に示す光受信回路及び光受信装置のその他の構成については、図1に示す光受信回路及び光受信装置と同様である。従って、重複する説明を省略する。
図1、図2または図3に示す光受信回路及び光受信装置によれば、フォトダイオード1のアノード及びカソードと差動増幅器7の各入力端子とが、コンデンサによる容量性結合を用いずに、接続される。それによって、差動増幅器7の入力インピーダンスを低くして高速化を図る場合でも、容量性結合による低域遮断が起こらない。従って、差動増幅器7から出力される信号、すなわち受信信号の波形が劣化するのを抑制することができる。
・光受信回路及び光受信装置の別の例
図4は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その3)である。図4に示す光受信回路及び光受信装置は、図1に示す光受信回路及び光受信装置において、カソード側のバイアス回路4に抵抗21を用い、アノード側のバイアス回路5に抵抗22を用い、DCレベルシフト回路6にダイオード23を用いるものである。図1に示す光受信回路及び光受信装置と同様の構成については、重複する説明を省略する。
カソード側のバイアス回路4に用いられる抵抗21は、フォトダイオード1のカソードと正の電源ラインとの間に接続される。アノード側のバイアス回路5に用いられる抵抗22は、フォトダイオード1のアノードと接地ラインとの間に接続される。なお、カソード側の抵抗21が接地ラインに接続されており、アノード側の抵抗22が負の電源ラインに接続されてもよい。
DCレベルシフト回路6に用いられるダイオード23のアノードは、フォトダイオード1のカソードに接続される。ダイオード23のカソードは差動増幅器7の正入力端子に接続される。ダイオード23がオン状態になると電圧降下が生じる。従って、ダイオード23がオン状態になることによって、フォトダイオード1のアノードから出力される電気信号の直流電圧レベルを下げることができる。
・光受信回路及び光受信装置の別の例
図5は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その4)である。図5に示す光受信回路及び光受信装置は、図1に示す光受信回路及び光受信装置において、カソード側のバイアス回路4にインダクタ24を用い、アノード側のバイアス回路5に抵抗22を用い、DCレベルシフト回路6にダイオード23を用いるものである。図1に示す光受信回路及び光受信装置と同様の構成については、重複する説明を省略する。
カソード側のバイアス回路4に用いられるインダクタ24は、フォトダイオード1のカソードと正の電源ラインとの間に接続される。アノード側のバイアス回路5に用いられる抵抗22、及びDCレベルシフト回路6に用いられるダイオード23については、図4に示す例において説明した通りである。従って、重複する説明を省略する。なお、カソード側のインダクタ24が接地ラインに接続されており、アノード側の抵抗22が負の電源ラインに接続されてもよい。
・光受信回路及び光受信装置の別の例
図6は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その5)である。図6に示す光受信回路及び光受信装置は、図1に示す光受信回路及び光受信装置において、カソード側のバイアス回路4にインダクタ24を用い、アノード側のバイアス回路5にインダクタ25を用い、DCレベルシフト回路6にダイオード23を用いるものである。図1に示す光受信回路及び光受信装置と同様の構成については、重複する説明を省略する。
カソード側のバイアス回路4に用いられるインダクタ24は、フォトダイオード1のカソードと正の電源ラインとの間に接続される。アノード側のバイアス回路5に用いられるインダクタ25は、フォトダイオード1のアノードと直流電圧源26の正極との間に接続される。直流電圧源26の負極は接地ラインに接続される。直流電圧源26によって、フォトダイオード1のアノードとカソードとの間に直流のバイアスが供給される。
DCレベルシフト回路6に用いられるダイオード23については、図4に示す例において説明した通りである。従って、重複する説明を省略する。なお、カソード側のインダクタ24が接地ラインに接続されており、アノード側のインダクタ25が負の電源ラインに接続されてもよい。
図4、図5または図6に示す光受信回路及び光受信装置によれば、フォトダイオード1のアノード及びカソードと差動増幅器7の各入力端子との接続に、コンデンサによる容量性結合が用いられていない。従って、図1、図2または図3に示す例と同様に、受信信号の波形が劣化するのを抑制することができる。
ところで、上記特許文献4には、フォトダイオードに並列に抵抗を接続し、レベルシフト回路をソースフォロワ回路により構成することが開示されている。しかしながら、ソースフォロワ回路の入力インピーダンスが高いため、高速化の妨げとなるという問題点がある。入力インピーダンスを下げるには、フォトダイオードのカソード及びアノードにそれぞれ接続される抵抗、並びにフォトダイオードに並列に接続される抵抗にローインピーダンスのものを用いる必要がある。しかしながら、ローインピーダンスの抵抗を用いると、熱雑音による雑音電流が増加するため、受信感度が劣化するという問題点がある。
それに対して、図4、図5または図6に示す光受信回路及び光受信装置によれば、DCレベルシフト回路6がローインピーダンスであることによって、高速化を図ることができる。また、フォトダイオード1のカソードとアノードとの間がハイインピーダンスであり、抵抗性負荷によって接続されていないことによって、雑音の発生を抑制することができる。
・光受信回路及び光受信装置の別の例
図7は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その6)である。図7に示す光受信回路及び光受信装置は、DCレベルシフト回路6に流れる電流量を調整可能な調整回路を有する。図7に示す光受信回路及び光受信装置は、図1に示す光受信回路及び光受信装置において、カソード側のバイアス回路4に可変電流源27を用い、アノード側のバイアス回路5に抵抗22を用い、DCレベルシフト回路6にダイオード23を用いるものである。可変電流源27は調整回路の一例である。図1に示す光受信回路及び光受信装置と同様の構成については、重複する説明を省略する。
カソード側のバイアス回路4に用いられる可変電流源27は、フォトダイオード1のカソードと正の電源ラインとの間に接続される。アノード側のバイアス回路5に用いられる抵抗22、及びDCレベルシフト回路6に用いられるダイオード23については、図4に示す例において説明した通りである。従って、重複する説明を省略する。なお、可変電流源27が接地ラインに接続されており、アノード側の抵抗22が負の電源ラインに接続されてもよい。
図7に示す光受信回路及び光受信装置によれば、可変電流源27を調整することによって、DCレベルシフト回路6に用いられるダイオード23に流れる電流量を調整することができる。それによって、DCレベルシフト回路6による直流電圧レベルのシフト量を調整し、差動増幅器7の正入力端子に入力される電気信号と負入力端子に入力される電気信号との直流電圧レベルの差をなくすことができる。
また、可変電流源27によって、DCレベルシフト回路6に用いられるダイオード23を順方向バイアス状態に維持することができるため、DCレベルシフト回路6のインピーダンスが低減される。従って、光受信回路2をより一層、高速で動作させることができる。なお、可変電流源27に代えて可変抵抗を用いることによって、DCレベルシフト回路6に流れる電流量を調整してもよい。
・光受信回路及び光受信装置の別の例
図8は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その7)である。図8に示す光受信回路及び光受信装置は、図1に示す光受信回路及び光受信装置において、DCレベルシフト回路6の直流電圧レベルのシフト量を、フォトダイオード1のアノード及びカソードからそれぞれ出力される電気信号の差分を増幅する差動増幅器7とは別の差動増幅器29によって調整するものである。
DCレベルシフト回路6を調整する差動増幅器29の正入力端子は、差動増幅器7の正出力端子に接続される。差動増幅器29の正入力端子には、差動増幅器7の正出力端子から出力される信号が入力する。DCレベルシフト回路6を調整する差動増幅器29の負入力端子は、差動増幅器7の反転出力端子に接続される。差動増幅器29の負入力端子には、差動増幅器7の反転出力端子から出力される信号が入力する。
DCレベルシフト回路6を調整する差動増幅器29は、差動増幅器7の正出力端子から出力される信号と差動増幅器7の反転出力端子から出力される信号との直流電圧レベルの差分を求め、その差分をゼロにするような制御信号を出力する。DCレベルシフト回路6は、差動増幅器29から出力される制御信号に基づいて電流を流す。
なお、図2に示すようにDCレベルシフト回路12がフォトダイオード1のアノードに接続されている場合には、差動増幅器29は、フォトダイオード1のアノードに接続されているDCレベルシフト回路12の直流電圧レベルのシフト量を調整してもよい。また、図3に示すようにDCレベルシフト回路12がフォトダイオード1のアノードにも接続されている場合には、差動増幅器29は、フォトダイオード1のカソード及びアノードに接続されているDCレベルシフト回路6,12の直流電圧レベルのシフト量を調整してもよい。
・光受信回路及び光受信装置の別の例
図9は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その8)である。図9に示す光受信回路及び光受信装置は、DCレベルシフト回路6に流れる電流量を調整可能な調整回路を有し、差動増幅器7から出力される差動信号の直流電圧レベル差に基づいて調整回路を制御する。
図9に示す光受信回路及び光受信装置は、図8に示す光受信回路及び光受信装置において、カソード側のバイアス回路4に可変電流源27を用い、アノード側のバイアス回路5に電流源28を用い、DCレベルシフト回路6にダイオード23を用いるものである。可変電流源27は調整回路の一例である。可変電流源27が流す電流量は、フォトダイオード1のアノード及びカソードからそれぞれ出力される電気信号の差分を増幅する差動増幅器7とは別の差動増幅器29によって調整される。
可変電流源27を調整する差動増幅器29の正入力端子は、差動増幅器7の正出力端子に接続される。差動増幅器29の正入力端子には、差動増幅器7の正出力端子から出力される信号が入力する。可変電流源27を調整する差動増幅器29の負入力端子は、差動増幅器7の反転出力端子に接続される。差動増幅器29の負入力端子には、差動増幅器7の反転出力端子から出力される信号が入力する。
可変電流源27を調整する差動増幅器29は、差動増幅器7の正出力端子から出力される信号と差動増幅器7の反転出力端子から出力される信号との直流電圧レベルの差分を求め、その差分をゼロにするような制御信号を出力する。可変電流源27は、差動増幅器29から出力される制御信号に基づいて電流を流す。
アノード側のバイアス回路5に用いられる電流源28は、フォトダイオード1のアノードと正の電源ラインとの間に接続される。カソード側のバイアス回路4に用いられる可変電流源27については、図7に示す例において説明した通りである。DCレベルシフト回路6に用いられるダイオード23については、図4に示す例において説明した通りである。従って、重複する説明を省略する。図1に示す光受信回路及び光受信装置と同様の構成については、重複する説明を省略する。
なお、ここではDCレベルシフト回路6の直流電圧レベルのシフト量の調整に、図9に示す構造を用いて、電流量を調整し、その電流量に応じてシフト量を調整する構成を用いたが、これに限定されるものではない。差動増幅器7の正出力端子から出力される電気信号と反転出力端子から出力される電気信号との直流電圧レベルの差をなくすように、DCレベルシフト回路6の直流電圧レベルのシフト量を調整し、制御する構造であれば、これ以外の構造でも実現可能である。
・光受信回路及び光受信装置の別の例
図10は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その9)である。図10に示す光受信回路及び光受信装置は、図1に示す光受信回路及び光受信装置において、DCレベルシフト回路6の直流電圧レベルのシフト量を、フォトダイオード1のアノード及びカソードからそれぞれ出力される電気信号の差分を増幅する差動増幅器7とは別の差動増幅器29によって調整するものである。
DCレベルシフト回路6を調整する差動増幅器29の正入力端子は、差動増幅器7の正入力端子に接続される。差動増幅器29の正入力端子には、差動増幅器7の正入力端子へ入力する信号が入力する。DCレベルシフト回路6を調整する差動増幅器29の負入力端子は、差動増幅器7の負入力端子に接続される。差動増幅器29の負入力端子には、差動増幅器7の負入力端子へ入力する信号が入力する。
DCレベルシフト回路6を調整する差動増幅器29は、差動増幅器7の正入力端子へ入力する信号と差動増幅器7の負入力端子へ入力する信号との直流電圧レベルの差分を求め、その差分をゼロにするような制御信号を出力する。DCレベルシフト回路6は、差動増幅器29から出力される制御信号に基づいて電流を流す。
なお、図2に示すようにDCレベルシフト回路12がフォトダイオード1のアノードに接続されている場合には、差動増幅器29は、フォトダイオード1のアノードに接続されているDCレベルシフト回路12の直流電圧レベルのシフト量を調整してもよい。また、図3に示すようにDCレベルシフト回路12がフォトダイオード1のアノードにも接続されている場合には、差動増幅器29は、フォトダイオード1のカソード及びアノードに接続されているDCレベルシフト回路6,12の直流電圧レベルのシフト量を調整してもよい。
・光受信回路及び光受信装置の別の例
図11は、実施の形態にかかる光受信回路及び光受信装置の別の例を示す図(その10)である。図11に示す光受信回路及び光受信装置は、DCレベルシフト回路6に流れる電流量を調整可能な調整回路を有し、差動増幅器7に入力される差動信号の直流電圧レベル差に基づいて調整回路を制御する。
図11に示す光受信回路及び光受信装置は、図10に示す光受信回路及び光受信装置において、カソード側のバイアス回路4に可変電流源27を用い、アノード側のバイアス回路5に電流源28を用い、DCレベルシフト回路6にダイオード23を用いるものである。可変電流源27は調整回路の一例である。可変電流源27が流す電流量は、フォトダイオード1のアノード及びカソードからそれぞれ出力される電気信号の差分を増幅する差動増幅器7とは別の差動増幅器29によって調整される。
可変電流源27を調整する差動増幅器29の正入力端子は、差動増幅器7の正入力端子に接続される。差動増幅器29の正入力端子には、差動増幅器7の正入力端子へ入力する信号が入力する。可変電流源27を調整する差動増幅器29の負入力端子は、差動増幅器7の負入力端子に接続される。差動増幅器29の負入力端子には、差動増幅器7の負入力端子へ入力する信号が入力する。
可変電流源27を調整する差動増幅器29は、差動増幅器7の正入力端子へ入力する信号と差動増幅器7の負入力端子へ入力する信号との直流電圧レベルの差分を求め、その差分をゼロにするような制御信号を出力する。可変電流源27は、差動増幅器29から出力される制御信号に基づいて電流を流す。
アノード側のバイアス回路5に用いられる電流源28については、図9に示す例において説明した通りである。カソード側のバイアス回路4に用いられる可変電流源27については、図7に示す例において説明した通りである。DCレベルシフト回路6に用いられるダイオード23については、図4に示す例において説明した通りである。従って、重複する説明を省略する。図1に示す光受信回路及び光受信装置と同様の構成については、重複する説明を省略する。
なお、ここではDCレベルシフト回路6の直流電圧レベルのシフト量の調整に、図11に示す構造を用いて、電流量を調整し、その電流量に応じてシフト量を調整する構成を用いたが、これに限定されるものではない。差動増幅器7の正入力端子に入力される電気信号と負入力端子に入力される電気信号との直流電圧レベルの差をなくすように、DCレベルシフト回路6の直流電圧レベルのシフト量を調整し、制御する構造であればこれ以外の構造でも実現可能である。
図8〜図11に示す光受信回路及び光受信装置によれば、差動増幅器7から出力される差動信号の直流電圧レベルの差、または差動増幅器7へ入力する差動信号の直流電圧レベルの差がゼロになるように、DCレベルシフト回路6に流れる電流量が調整される。それによって、DCレベルシフト回路6による直流電圧レベルのシフト量を調整することができる。従って、フォトダイオード1のアノードから出力される電気信号とカソードから出力される電気信号との直流電圧レベルの差を補償することができる。
また、フォトダイオード1のアノードから出力される電気信号とカソードから出力される電気信号との直流電圧レベルの差は、フォトダイオード1の光受光強度の変化によって変わる。差動増幅器7から出力される差動信号の直流電圧レベルの差、または差動増幅器7へ入力する差動信号の直流電圧レベルの差がゼロになるように、DCレベルシフト回路6に流れる電流量が調整されることによって、フォトダイオード1の光受光強度の変化によって変わる分を補償することができる。
・コンデンサによる容量性結合を用いる光受信装置との比較
図12は、容量性結合を用いる光受信装置の例を示す図である。図12に示す光受信装置は、図4に示す光受信装置においてフォトダイオード1のカソードと差動増幅器7の正入力端子とをコンデンサ31による容量性結合によって接続し、フォトダイオード1のアノードと差動増幅器7の負入力端子とをコンデンサ32による容量性結合によって接続するものである。図12に示す光受信装置のその他の構成は、図4に示す光受信装置と同様である。
図13は、図4に示す光受信装置の入力波形及び出力波形のシミュレーション結果を示す図である。図14は、図12に示す光受信装置の入力波形及び出力波形のシミュレーション結果を示す図である。図4に示す光受信装置と図12に示す光受信装置とで、フォトダイオード1、フォトダイオード1のカソード及びアノードにそれぞれ接続される抵抗21,22、差動増幅器7、差動増幅器7の入力端子と出力端子との間に接続される抵抗10,11には、同じ特性のものを用いた。また、データレートは16Gb/sとした。
図13において、一段目は入力波形の時間波形41を示し、二段目は入力波形のアイ波形42を示し、三段目は出力波形の時間波形43を示し、四段目は出力波形のアイ波形44である。図14において、一段目は入力波形の時間波形51を示し、二段目は入力波形のアイ波形52を示し、三段目は出力波形の時間波形53を示し、四段目は出力波形のアイ波形54である。
図13の入力波形の時間波形41及び入力波形のアイ波形42、及び図14の入力波形の時間波形51及び入力波形のアイ波形52に示すように、入力波形は同じである。図13の出力波形の時間波形43に示す波形には、「0」や「1」が連続する信号の波形に揺らぎが生じていない。そのため、出力波形のアイ波形44は良好である。それに対して、図14の出力波形の時間波形53に示す波形には、容量性結合による低域遮断の影響で、「0」や「1」が連続する信号の波形に揺らぎが生じているため、出力波形のアイ波形54が劣化している。
上述した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)光電変換によって電気信号を生成するフォトダイオードのカソードから出力される第1の電気信号の直流電圧レベルと前記フォトダイオードのアノードから出力される第2の電気信号の直流電圧レベルとが一致するように、前記第1の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第3の電気信号を出力するか、前記第2の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第4の電気信号を出力するか、または前記第3の電気信号及び前記第4の電気信号の両方を出力するDCレベルシフト回路と、前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第2の電気信号との差分、前記DCレベルシフト回路が前記第4の電気信号を出力する場合には前記第1の電気信号と前記第4の電気信号との差分、または前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号及び前記第4の電気信号の両方を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第4の電気信号との差分、を増幅する差動増幅器と、前記フォトダイオードのアノードとカソードとの間に逆方向バイアスを印加するバイアス回路と、を備え、前記DCレベルシフト回路のインピーダンスが前記差動増幅器の入力インピーダンスよりも低いことを特徴とする光受信回路。
(付記2)前記フォトダイオードのアノードとカソードとの間はハイインピーダンスであることを特徴とする付記1に記載の光受信回路。
(付記3)前記DCレベルシフト回路はダイオードを有し、前記ダイオードを流れる電流によって前記ダイオードに生じる電圧によって直流電圧レベルをシフトすることを特徴とする付記1または2に記載の光受信回路。
(付記4)前記ダイオードをオン状態に維持する電流源を有することを特徴とする付記3に記載の光受信回路。
(付記5)前記バイアス回路は、前記フォトダイオードのアノードに接続される抵抗、電流源またはインダクタと、前記フォトダイオードのカソードに接続される抵抗、電流源またはインダクタを有することを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の光受信回路。
(付記6)前記DCレベルシフト回路の直流電圧レベルのシフト量を調整可能な調整回路を有し、前記調整回路によって前記DCレベルシフト回路の制御信号を調整することによって、直流電圧レベルのシフト量を調整することを特徴とする付記1乃至5のいずれか一項に記載の光受信回路。
(付記7)前記DCレベルシフト回路に流れる電流量を調整可能な調整回路を有し、前記調整回路によって前記DCレベルシフト回路に流れる電流量を調整することによって、直流電圧レベルのシフト量を調整することを特徴とする付記1乃至5のいずれか一項に記載の光受信回路。
(付記8)前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第2の電気信号との直流電圧レベルの差分、前記DCレベルシフト回路が前記第4の電気信号を出力する場合には前記第1の電気信号と前記第4の電気信号との直流電圧レベルの差分、前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号及び前記第4の電気信号の両方を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第4の電気信号との直流電圧レベルの差分、または前記差動増幅器から出力される差動信号に基づいて、前記調整回路が前記DCレベルシフト回路の直流電圧レベルのシフト量を調整することを特徴とする付記6または7に記載の光受信回路。
(付記9)光電変換によって電気信号を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードのカソードから出力される第1の電気信号の直流電圧レベルと前記フォトダイオードのアノードから出力される第2の電気信号の直流電圧レベルとが一致するように、前記第1の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第3の電気信号を出力するか、前記第2の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第4の電気信号を出力するか、または前記第3の電気信号及び前記第4の電気信号の両方を出力するDCレベルシフト回路と、前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第2の電気信号との差分、前記DCレベルシフト回路が前記第4の電気信号を出力する場合には前記第1の電気信号と前記第4の電気信号との差分、または前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号及び前記第4の電気信号の両方を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第4の電気信号との差分、を増幅する差動増幅器と、前記フォトダイオードのアノードとカソードとの間に逆方向バイアスを印加するバイアス回路と、を備え、前記DCレベルシフト回路のインピーダンスが前記差動増幅器の入力インピーダンスよりも低いことを特徴とする光受信装置。
1 フォトダイオード
2 光受信回路
4,5 バイアス回路
6,12 DCレベルシフト回路
7 差動増幅器
23 ダイオード
27 可変電流源

Claims (7)

  1. 光電変換によって電気信号を生成するフォトダイオードのカソードから出力される第1の電気信号の直流電圧レベルと前記フォトダイオードのアノードから出力される第2の電気信号の直流電圧レベルとが一致するように、前記第1の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第3の電気信号を出力するか、前記第2の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第4の電気信号を出力するか、または前記第3の電気信号及び前記第4の電気信号の両方を出力するDCレベルシフト回路と、
    前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第2の電気信号との差分、前記DCレベルシフト回路が前記第4の電気信号を出力する場合には前記第1の電気信号と前記第4の電気信号との差分、または前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号及び前記第4の電気信号の両方を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第4の電気信号との差分、を増幅する差動増幅器と、
    前記フォトダイオードのアノードとカソードとの間に逆方向バイアスを印加するバイアス回路と、
    を備え、
    前記DCレベルシフト回路のインピーダンスが前記差動増幅器の入力インピーダンスよりも低いことを特徴とする光受信回路。
  2. 前記フォトダイオードのアノードとカソードとの間はハイインピーダンスであることを特徴とする請求項1に記載の光受信回路。
  3. 前記DCレベルシフト回路はダイオードを有し、前記ダイオードを流れる電流によって前記ダイオードに生じる電圧によって直流電圧レベルをシフトすることを特徴とする請求項1または2に記載の光受信回路。
  4. 前記DCレベルシフト回路の直流電圧レベルのシフト量を調整可能な調整回路を有し、前記調整回路によって前記DCレベルシフト回路の制御信号を調整することによって、直流電圧レベルのシフト量を調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光受信回路。
  5. 前記DCレベルシフト回路に流れる電流量を調整可能な調整回路を有し、前記調整回路によって前記DCレベルシフト回路に流れる電流量を調整することによって、直流電圧レベルのシフト量を調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光受信回路。
  6. 前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第2の電気信号との直流電圧レベルの差分、前記DCレベルシフト回路が前記第4の電気信号を出力する場合には前記第1の電気信号と前記第4の電気信号との直流電圧レベルの差分、前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号及び前記第4の電気信号の両方を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第4の電気信号との直流電圧レベルの差分、または前記差動増幅器から出力される差動信号に基づいて、前記調整回路が前記DCレベルシフト回路の直流電圧レベルのシフト量を調整することを特徴とする請求項4または5に記載の光受信回路。
  7. 光電変換によって電気信号を生成するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードのカソードから出力される第1の電気信号の直流電圧レベルと前記フォトダイオードのアノードから出力される第2の電気信号の直流電圧レベルとが一致するように、前記第1の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第3の電気信号を出力するか、前記第2の電気信号の直流電圧レベルをシフトして第4の電気信号を出力するか、または前記第3の電気信号及び前記第4の電気信号の両方を出力するDCレベルシフト回路と、
    前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第2の電気信号との差分、前記DCレベルシフト回路が前記第4の電気信号を出力する場合には前記第1の電気信号と前記第4の電気信号との差分、または前記DCレベルシフト回路が前記第3の電気信号及び前記第4の電気信号の両方を出力する場合には前記第3の電気信号と前記第4の電気信号との差分、を増幅する差動増幅器と、
    前記フォトダイオードのアノードとカソードとの間に逆方向バイアスを印加するバイアス回路と、
    を備え、
    前記DCレベルシフト回路のインピーダンスが前記差動増幅器の入力インピーダンスよりも低いことを特徴とする光受信装置。
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