JP2014065293A - 画像形成装置 - Google Patents

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Soyoung Park
素暎 朴
Tomoki Kato
知己 加藤
Koji Noda
浩司 野田
Yuta Moriwaki
祐太 森脇
Mikio Ohashi
幹夫 大橋
Yoichi Ito
陽一 伊東
Fumitaka Kikukawa
文隆 掬川
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Abstract

【課題】液滴を水平方向に吐出する画像形成部を備える場合に、装置の幅方向サイズが大きくなり、またメンテナンス機構が複雑になる。
【解決手段】装置本体の下方の給紙トレイ4と、装置本体の上方の排紙トレイ7と、給紙部4から排紙部7まで用紙を搬送する搬送機構部5で囲まれる空間内に、画像形成部2とメンテナンスユニット9が配置され、メンテナンスユニット9は画像形成部2の下方位置に配置され、画像形成部2の記録ヘッド24を搭載したキャリッジ23は、記録ヘッド24から水平方向に向けて液滴を吐出する画像形成位置と、記録ヘッド24がメンテナンスユニット9に対向可能なメンテナンス位置との間で変位可能に設けられ、メンテナンスユニット9は、キャップ91で記録ヘッド24のノズル面124をキャッピングするメンテナンス位置と、メンテナンス位置から退避した退避位置との間で移動可能に設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は画像形成装置に関し、液滴を吐出する記録ヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
従来の画像形成装置として、液滴を水平方向に吐出するように記録ヘッドを配置し、記録ヘッドの維持回復(メンテナンス)を行うメンテナンス手段(維持回復機構)を、非印字領域に配置したものが知られている(特許文献1)。
特開2012−116055号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示の構成にあっては、メンテナンス手段を、被記録媒体を搬送する搬送手段と同じ側で、記録ヘッドを搭載したキャリッジの主走査方向の非印字領域に配置しているため、装置の幅方向サイズが大型になるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、装置の小型化を図ることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドを含む画像形成手段と、
前記画像形成手段に対向して被記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップを含み、前記記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス手段と、を備え、
前記搬送手段と前記メンテナンス手段とは、前記画像形成手段を挟んで反対側に配置されて、
前記画像形成手段は、前記記録ヘッドから水平方向に向けて前記液滴を吐出する画像形成位置と、前記記録ヘッドが前記メンテナンス手段に対向可能なメンテナンス位置との間で変位可能に設けられ、
前記メンテナンス手段は、前記キャップで前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングするメンテナンス位置と、前記メンテナンス位置から退避した退避位置との間で移動可能に設けられている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、装置の小型化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の機構部の側面説明図である。 同機構部の説明に供する背面説明図である。 同実施形態のキャリッジ及びメンテナンスユニットの移動の説明に供する側面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の機構部の側面説明図である。 同機構部の搬送ベルトの斜視説明図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の機構部の側面説明図である。 同実施形態のカートリッジ交換の説明に供する側面説明図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の機構部の側面説明図である。 同実施形態のキャリッジ及びメンテナンスユニットの移動の説明に供する側面説明図である。 同実施形態のカートリッジ交換の説明に供する側面説明図である。 本発明の第5実施形態に係る画像形成装置の機構部の側面説明図である。 本発明の第6実施形態に係る画像形成装置の機構部の側面説明図である。 本発明の第7実施形態に係る画像形成装置の印字機構部の模式的側面説明図である。 同実施形態におけるメンテナンスに係わる構成についてメンテナンス動作移行時の説明に供する機構部の模式的側面説明図である。 同じくメンテナンス動作時の説明に供する機構部の模式的側面説明図である。 同実施形態におけるメンテナンス手段が退避位置にある状態の機構部の正面説明図である。 同じくメンテナンス手段がメンテナンス位置にある状態の機構部の正面説明図である。 本発明の第8実施形態における機構部の模式的側面説明図である。 本発明の第9実施形態の印字動作時の説明に供する機構部の模式的側面説明図である。 同じくメンテナンス動作時の説明に供する機構部の模式的側面説明図である。 同じく印字動作時の説明に供する機構部の正面説明図である。 同じくメンテナンス動作時の説明に供する機構部の正面説明図である。 本発明の第10実施形態の説明に供する前カバーを開放しキャリッジが印字位置にあるときの側面説明図である。 同じく前カバーを開放しキャリッジがメンテナンス位置にあるときの側面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について図1及び図2を参照して説明する。図1は同画像形成装置の機構部の側面説明図、図2は同機構部の説明に供する背面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置である。装置本体の内部に画像形成手段としての画像形成部2、搬送手段としての搬送機構部5等を有し、装置本体の下方側に被記録媒体である用紙10を積載可能な給紙トレイ(給紙カセットを含み、給紙部の意味で使用する。)4を備えている。
そして、この給紙トレイ4から給紙される用紙10を取り込み、搬送機構部5によって用紙10を垂直方向(鉛直方向に沿う方向)に間歇的に搬送しながら、画像形成部2によって水平方向に液滴を吐出させて所要の画像を記録する。その後、排紙搬送部6を通じて画像が形成された用紙10を更に上方向に搬送して、装置本体の上方側に設けられた排紙部である排紙トレイ7に用紙10を排紙する。
また、両面印刷を行うときには、一面(表面)印刷終了後、排紙搬送部6から反転部8内に用紙10を取り込み、搬送機構部5によって用紙10を逆方向(下方向)に搬送しながら反転させて他面(裏面)を印刷可能面として再度搬送機構部5に送り込む。そして、用紙10の他面(裏面)印刷終了後排紙トレイ7に用紙10を排紙する。
ここで、画像形成部2は、左右の側板101L、101R間に横架した主ガイド部材21及び従ガイド部材22で、記録ヘッド24を搭載したキャリッジ23を移動可能に保持している。キャリッジ23は、図示しないキャリッジ移動機構の主走査モータによって駆動プーリと従動プーリ間に架け渡したタイミングベルトを介して主走査方向に移動走査される。
キャリッジ23には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド24a、24b(区別しないときは「記録ヘッド24」という。)を装着している。記録ヘッド24は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、滴吐出方向を水平方向に向けて装着している。つまり、液滴を吐出するノズルが形成されたノズル面が垂直方向に配置され、水平方向に向けて液滴を吐出する記録ヘッド24を備える水平打ち方式を採用している。
記録ヘッド24は、それぞれ複数の液滴を吐出するノズルが列設された2つのノズル列を有する。そして、記録ヘッド24aの一方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、他方のノズル列はマゼンタ(Y)の液滴を、記録ヘッド24bの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、それぞれ吐出する。
また、キャリッジ23には、記録ヘッド24の各ノズル列に対応して各色のインクを供給するためのヘッドタンク29が搭載されている。このヘッドタンク29には、装置本体に着脱自在に装着される各色のインクカートリッジ(メインタンク)からインクが供給される。
給紙トレイ4の用紙10は、給紙コロ(半月コロ)43と分離パッド44によって1枚ずつ分離されて装置本体内に給紙される。そして、搬送ガイド部材45に沿って、搬送機構部5の搬送ベルト51と押えコロ48との間に送り込まれ、搬送ベルト51に吸着されて搬送される。
搬送機構部5は、駆動ローラである搬送ローラ52と従動ローラ53との間に掛け渡した無端状の搬送ベルト51を有している。また、搬送機構部5は、この搬送ベルト51を帯電させるための帯電ローラ54と、画像形成部2に対向する部分で搬送ベルト51の平面性を維持するプラテン部材55となどを有している。
なお、搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングベルト及びタイミングプーリを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって、ベルト搬送方向(副走査方向、用紙搬送方向)に周回移動する。また、搬送ベルト51の記録ヘッド24に対向して用紙10を搬送する部分を正搬送部分といい、正搬送部分と逆方向に移動する部分を逆搬送部分という。
排紙搬送部6は、排紙ガイド部材61と、排紙搬送ローラ62及び拍車63と、排紙搬送ローラ66及び拍車673と、排紙ローラ64及び拍車65とが配置されている。そして、画像が形成された用紙10を排紙ローラ64及び拍車65間から排紙トレイ7上にフェイスダウンで排紙する。
また、反転部8は、排紙トレイ7に一部を排出した用紙10をスイッチバック方式で反転して搬送ベルト51と押えコロ48との間に送り込むため、排紙経路と反転経路を切り替える切替爪81を有している。また、反転部8は、反転ガイド部材82と、反転ローラ83及び反転コロである拍車84と、従動ローラ53に対向する搬送補助ローラ85と、搬送ベルト51の逆搬送部分を有している。さらに、搬送ベルト51の逆搬送部分から分離された用紙10を、帯電ローラ54を迂回させて、搬送ベルト51と押えコロ48との間に案内する迂回ガイド部材86などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ4から用紙10が1枚ずつ分離給紙され、帯電された搬送ベルト51に用紙10が静電吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙10が垂直方向に搬送される。そこで、キャリッジ23を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド24を駆動することにより、停止している用紙10にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙10を所定量搬送後、次の行の記録を行い、記録が終了した用紙10を排紙トレイ7に排紙する。
また、両面印刷を行う場合には、第1面印刷は上述したとおりの動作を行い、用紙10の後端が反転部分岐(切替爪81)を通過すると、排紙ローラ64が反転駆動されて用紙10がスイッチバックされる。そして、反転ガイド部材82側に案内され、反転ローラ83と拍車84の間で搬送され、搬送ベルト51の逆搬送部分と搬送補助ローラ85との間へと用紙10が送り込まれる。
これにより、用紙10は搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって搬送され、搬送ローラ52側で搬送ベルト51から分離されて、迂回ガイド部材86で案内される(迂回パスを経由する)。そして、再度、搬送ベルト51の正搬送部分と押圧コロ48との間に送り込まれて搬送ベルト51に吸着され、再度記録ヘッド24による画像形成領域に吸着搬送されることで第2面印刷が行われた後、排紙トレイ7に排紙される。
次に、本実施形態におけるメンテナンスに係わる構成について図3を参照して説明する。図3は同実施形態のキャリッジ及びメンテナンスユニットの移動の説明に供する側面説明図である。
まず、画像形成部2の記録ヘッド24の状態を維持し、回復するメンテナンスを行うメンテナンス手段であるメンテナンスユニット9は、画像形成部2を挟んで搬送機構部5と反対側の位置であって、画像形成部2の下方に配置されている。
つまり、装置本体の下方に被記録媒体を給紙する給紙トレイ(給紙部)4が配置され、装置本体の上方に画像形成部2で画像が形成された被記録媒体(用紙10)を排紙する排紙トレイ(排紙部)7が配置され、給紙部4と排紙部7と搬送手段である搬送機構部5で囲まれる空間内に、画像形成部2とメンテナンスユニット9が配置され、メンテナンスユニット9は画像形成部2の下方位置に配置されている。
ここで、メンテナンスユニット9は、フレーム90に、記録ヘッド24のノズル面124をキャピングするためのキャップ91と、ノズル面124をワイピング(払拭)するワイパ部材(ワイパブレード)94を有している。また、キャップ91に接続された吸引手段としての吸引ポンプ97と、吸引ポンプ97に接続された廃液タンク98などを備えている。
そして、画像形成部2の記録ヘッド24を搭載したキャリッジ23は、記録ヘッド24から水平方向に向けて液滴を吐出する図1の位置(図3(a)の破線図示の位置)である画像形成位置と、記録ヘッド24がメンテナンスユニット9に対向可能な図3(a)、(b)の実線図示の位置であるメンテナンス位置との間で変位可能に設けられている。
ここでは、メンテナンスユニット9は画像形成部2の下方に配置されているので、記録ヘッド24は画像形成位置から90°下向きに回転して、ノズル面124が下方向を向く位置をメンテナンス位置としている。
このキャリッジ23の回転は、キャリッジ23を主走査方向に移動走査する図示しない駆動モータ(主走査モータ)の駆動力を、クラッチ機構を介して伝達することで行うようにして、部品点数を削減している。
一方、メンテナンスユニット9は、キャップ91で記録ヘッド24のノズル面124をキャッピングする図3(b)の実線図示のメンテナンス位置と、メンテナンス位置から退避した図1の位置(図3(a)の位置、図3(b)の破線図示の位置)である退避位置との間で移動可能に設けられている。
このメンテナンスユニット9の移動は、搬送ベルト51を副走査方向に移動する図示しない駆動モータ(副走査モータ)の駆動力を、クラッチ機構を介して伝達することで行うようにして、部品点数を削減している。
次に、この第1実施形態におけるメンテナンス動作時のキャリッジとメンテナンスユニットの移動について説明する。
記録ヘッド24にノズル詰まりが発生した場合や、ヘッドタンク29内の負圧が保たれずノズルのメニスカスが破壊された場合は、クリーニング動作(メンテナンス動作)を実施する。クリーニング動作は、吸引動作、ワイピング動作、空吐出動作に分けられ、吸引動作は、キャッピング→インク吸引→デキャップ→キャップ内吸引の順で実施する。
まず、図3(a)に示すように、キャリッジ23が、破線図示の画像形成位置から実線図示のメンテナンス位置まで矢印B方向に略90度回転し、ノズル面124が下方向を向くように移動する。
その後、図3(b)に示すように、メンテナンスユニット9が、退避位置から矢印C方向の斜め上方向に、メンテナンス位置まで移動し、キャップ91で記録ヘッド24のノズル面124をキャッピングする。なお、メンテナンスユニット9は、水平方向に移動した後、垂直方向上方に移動する動作(あるいは、その逆の動作)でもよい。
そして、吸引ポンプ97を駆動して、キャップ91内に記録ヘッド24のノズルから所定量の液体(インク)を吸引してキャップ91内に排出させる。
その後、メンテナンスユニット9は、記録ヘッド24のノズル面124からキャップ91を離間させる(デキャップする)位置まで移動する。
そして、再度吸引ポンプ97を作動してキャップ91内の残留廃液を吸引して廃液タンク98に排出する。
次いで、ワイパ部材94を記録ヘッド24のノズル面124を払拭可能な位置に移動させ、ノズル面124のワイピングを実施する。なお、ワイピング方向についてはノズル列に対して縦方向でも横方向のいずれでもよい。
そして、ワイピング後、キャップ91を記録ヘッド24のノズル面124の下方に位置させ、記録ヘッド24からキャップ91内に向けて空吐出を行う。空吐出後は、吸引ポンプ97を作動してキャップ91内の廃液を吸引し、廃液タンク98に排出する。
その後、メンテナンスユニット9を斜め下方向に移動させ、図3(a)の退避位置にする。
このように、メンテナンスユニット9が給紙トレイ4と排紙トレイ7と搬送機構部5とで囲まれる空間内であって、画像形成部2を挟んで搬送機構部5と反対側(記録ヘッド24に対して滴吐出方向と反対側)に配置されていることで、装置本体の幅方向サイズを低減することができ、小型化を図れる。
また、メンテナンスユニット9のキャップ91は上方を向いているので、キャップ91内に液体を排出してもキャップ91から漏れることがない。
つまり、記録ヘッド24のノズル面124が垂直状態のままキャッピングしてキャップ内に液体を排出すると、デキャップ時にキャップ内の廃液が垂れ落ちることになる。そこで、例えばキャップに大気開放弁を設けて、キャップ内液体を排出後大気開放し、その後吸引ポンプでキャップ内の廃液を吸引排出した後デキャップを行うことになる。そのため、構成及び動作が複雑になる上、キャップ内の廃液を吸引排出しても残留廃液が残って完全に垂れ落ちを防止できない。
これに対し、本実施形態のように、キャップ91が上方向を向いた状態でキャップ内への排出を行うことで、上述したように不都合を防止できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について図4及び図5を参照して説明する。図4は同画像形成装置の機構部の側面説明図、図5は搬送ベルトの斜視説明図である。
上述した第1実施形態のようにメンテナンスユニット9を記録ヘッド24に対して吐出方向と反対側に配置した場合、記録動作中に空吐出を行うためには、記録動作を中断する必要がある。
そこで、本実施形態では、搬送ベルト51に記録ヘッド24のノズル列分の幅及び高さを有する孔(開口部)58を形成している。この場合、開口部58は1つでも複数でも良いが、搬送ベルト51を帯電しやすくし、搬送力を高めるため、孔数は少なくし、孔は中央に設けることが好ましい。
そして、搬送ベルト51内には、開口部58に対向する位置に空吐出滴を受ける吸収部材59を設けている。
これにより、印字前に実施する空吐出動作や印字後に実施する空吐出動作も搬送手段の幅内で実施することができるため、搬送手段の幅外に空吐出受け部が不要となり、装置本体の幅サイズをより低減できて、装置の小型化を図れる。
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置ついて図6を参照して説明する。図6は同画像形成装置の機構部の側面説明図である。
本実施形態では、メンテナンスユニット9の上方であって、排紙トレイ7の下方に、画像形成部2のヘッドタンク29に液体(インク)を供給する供給ユニット200を配置している。画像形成部2との関係では、供給ユニット200は画像形成部2の背面側に配置される。
供給ユニット200は、交換可能な液体カートリッジ201と、液体カートリッジ201とヘッドタンク29との間で液体を送液及び逆送する送液ポンプ202を備え、送液ポンプ202はチューブ203を介してヘッドタンク29と接続されている。この供給ユニット200は、垂直方向に移動可能に配置されている。
そして、排紙トレイ7の一部は、装置本体の上方から液体カートリッジ201を交換するために矢印D方向に開閉可能な開閉部71としている。
次に、この実施形態におけるカートリッジ交換について図7を参照して説明する。図7は同説明に供する側面説明図である。
図7(a)に示すように、排紙トレイ7の開閉部71を矢印D方向に開放する。そして、図7(b)に示すように、供給ユニット200を矢印E方向に実線図示の位置まで上昇させる。この状態で、排紙トレイ7の開口部72を通じて液体カートリッジ201を矢印F方向に抜き差しして、液体カートリッジ201を交換する。
なお、本実施形態では、液体カートリッジ201の交換を装置上方から行なうようにしているが、装置側方や後方から行うようにすることもできる。
このように、供給ユニット200を、メンテナンスユニット9の上方であって、排紙トレイ7の下方に配置することで、装置本体の幅サイズをより低減できて、装置の小型化を図れる。
次に、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置ついて図8を参照して説明する。図8は同画像形成装置の機構部の側面説明図である。
本実施形態では、供給ユニット200をメンテナンスユニット9の側方(水平方向側方)に並べて、画像形成部2とメンテナンスユニット9を介して反対側に配置している。ここで、供給ユニット200は、記録ヘッド24の垂直方向の底辺の高さより下側に配置される。
このように、供給ユニット200を記録ヘッド24より下方に配置することで、記録ヘッド24のノズルのメニスカスを形成するためのヘッドタンク29内の負圧形成は、供給ユニット200とヘッドタンク29との水頭差で行うことができる。
これにより、供給ポンプなどが不要となるため、部品点数の低減ができ、かつ小型化できる。なお、供給ポンプを備えることも当然できる。
ここで、本実施形態においては、メンテナンス動作時に、図9(a)に示すように、キャリッジ23は矢印B方向に回転し、図9(b)に示すように、メンテナンスユニット9は矢印G方向に上昇移動する。なお、図9では供給チューブの図示は省略する。
また、本実施形態における液体カートリッジの交換は、図10(a)に示すように、排紙トレイ7の開閉部71を矢印D方向に開放し、図10(b)に示すように、供給ユニット200を矢印E方向に上昇させ、液体カートリッジ201を開口部72を通じて矢印F方向に抜き差しして行う。なお、図10では供給チューブの図示は省略する。
次に、本発明の第5実施形態に係る画像形成装置について図11を参照して説明する。図11は同画像形成装置の機構部の側面説明図である。
本実施形態では、記録ヘッド24を搭載するキャリッジ23の側面形状を長方形状としている。なお、ここでは、第1実施形態の構成で説明しているが、その他の各実施形態の構成を適用することもできる。
次に、本発明の第6実施形態に係る画像形成装置について図12を参照して説明する。図12は同画像形成装置の機構部の側面説明図である。
本実施形態では、記録ヘッド224を用紙の全幅にわたって多数のノズルが配置されたライン型ヘッドとし、用紙搬送方向に沿って各色の液滴を吐出する4個の記録ヘッド224を配置している。
ここで、4個の記録ヘッド224は共通ベース部材223にて保持され、共通ベース部材223は支軸221を支点として実線図示の位置(画像形成位置)と破線図示の位置(メンテナンス位置)との間で変位可能に配置されている。
この場合、搬送ベルト51における前述した空吐出用の開口部は搬送ベルト51の移動方向と直交する方向に記録ヘッド224のノズル列に沿った開口形状としている。また、メンテナンスユニット9には4個のキャップ91と吸引ポンプ97を備えている。
このようにライン型ヘッドを使用することで、印字速度の高速化を図りつつ、メンテナンスユニットと供給ユニットを給紙トレイ4と排紙トレイ7の間で画像形成部2の後方に配置することで、小型化を図れる。
次に、本発明の第7実施形態に係る画像形成装置について図13を参照して説明する。図13は同画像形成装置の印字機構部の模式的側面説明図である。
この画像形成装置は、装置本体内に、画像形成を行う印字機構部311を配置し、装置本体の上部には、被記録媒体である用紙の給紙口及び排紙口となる第1媒体口である上方口(第1給排紙口)304を、同じく側部には、用紙の給紙口及び排紙口となる第2媒体口である側方口(第2給排紙口)305を、それぞれ設けている。
ここで、印字機構部311は、画像形成手段としての画像形成部321と、搬送手段としての搬送機構部322等を備えている。
画像形成部321は、ガイドロッド331及び支持部材332によって主走査方向(図13で紙面垂直方向)に移動可能に支持されたキャリッジ333に、液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド334が搭載されている。記録ヘッド334は、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する。なお、画像形成手段としては液体吐出ヘッド以外の記録ヘッドを備えることもできる。
ここで、記録ヘッド334は、液滴を斜め下方に向けて吐出する状態で所要の角度(この例では約45度)傾けてキャリッジ333に搭載している。
搬送機構部322は、記録ヘッド334に対向して用紙310の搬送を案内するプラテン部材341と、上方口304側の第1の搬送回転体対342を構成する上方搬送ローラ343及び拍車344と、側方口305側の第2の搬送回転体対345を構成する側方搬送ローラ346及び拍車347とを備えている。
そして、上方口304と第1の搬送回転体対342との間には用紙を案内するガイド部材351が配置され、側方口305と第2の搬送回転体対345との間には用紙を案内するガイド部材352が配置されている。
このとき、用紙310の搬送パス(搬送経路)350は一点鎖線で示す経路となる。
ここでは、上方口304から側方口305に向けて用紙を搬送する方向を第1の搬送方向X1とし、側方口305から上方口304に向けて用紙を搬送する方向を第2の搬送方向X2とする。したがって、第1の搬送回転体対342は、第1の搬送方向X1における記録ヘッド334の上流側に配置され、第2の搬送回転体対345は、第2の搬送方向X2における記録ヘッド334の上流側に配置されている。
この画像形成装置では、上方口304から用紙310を給紙して、搬送機構部322によって用紙310をプラテン部材341に倣わせながら第1の搬送方向X1に搬送し、画像形成部321の記録ヘッド334から液滴を吐出して画像を形成し、側方口305から用紙310を送り出すことができる。
また、側方口305から用紙310を給紙して、搬送機構部322によって用紙310をプラテン部材341に倣わせながら第2の搬送方向X2に搬送し、画像形成部321の記録ヘッド334から液滴を吐出して画像を形成し、上方口304から用紙310を送り出すこともできる。
つまり、本実施形態の画像形成装置は、被記録媒体に画像形成する画像形成手段と、被記録媒体を、画像形成手段に対向して、第1の搬送方向と、第1の搬送方向と逆方向の第2の搬送方向に搬送可能な搬送手段と、を備え、搬送手段の一方から被記録媒体が給紙されたときには、被記録媒体を第1の搬送方向に搬送しながら画像形成手段で画像を形成し、搬送手段の他方に送り出し、搬送手段の他方から被記録媒体が給紙されたときには、被記録媒体を第2の搬送方向に搬送しながら画像形成手段で画像を形成し、搬送手段の一方に送り出す装置である。
なお、上方口304の近傍で用紙を検知する用紙検出手段である用紙センサ371と、側方口305の近傍で用紙を検知する用紙検出手段である用紙センサ372とを備えている。用紙センサ371、372は、例えばフォトセンサで構成できるが、これに限るものではない。
次に、本実施形態におけるメンテナンスに係わる構成について図14及び図15も参照して説明する。図14はメンテナンス動作移行時の説明に供する機構部の模式的側面説明図、図15はメンテナンス動作時の説明に供する機構部の模式的側面説明図である。
キャリッジ333は、ガイドロッド331を中心として回転可能に保持されている。これにより、画像形成部321のキャリッジ333は、記録ヘッド334がプラテン部材341に対向して被記録媒体である用紙に向けて液滴を吐出する画像形成位置(第1位置:図13の位置)と、記録ヘッド334がメンテナンス手段401に対向可能なメンテナンス位置(第2位置:図15の位置)との間で変位可能である。
一方、メンテナンス手段401は、搬送機構部322のプラテン部材341に対して進退する方向(矢印方向)に移動可能に配置されている。このメンテナンス手段401は、図13に示すキャリッジ333から退避した退避位置と、図15に示すキャリッジ333の記録ヘッド334のメンテナンス動作を行うメンテナンス位置との間で移動する。
そして、このメンテナンス手段401は、搬送手段である搬送機構部322側に向かって投影したときに、搬送機構部322による被記録媒体の搬送領域と重なる位置に配置されている。
なお、被記録媒体である用紙310を保持して搬送する手段としては、吸引プラテンや吸着ベルトなどでもよい。また、キャリッジ333を移動可能に保持する手段としてはガイドロッド331に限らず、ガイドレールなどでもよく、上述したようにキャリッジ333の姿勢を変更できる(第1位置と第2位置との間で移動できる)構成であればよい。
このように構成したので、メンテナンス動作を行うときには、キャリッジ333を主走査方向(往復動作方向)におけるメンテナンス位置(メンテナンス手段401と対向させる位置)に移動する。
そして、図14に示すように、図示しないキャリッジ回転移動機構(手段)によって、ガイドロッド331を回転軸にして、キャリッジ333を矢印方向に回転させることで、メンテナンス手段401が進入可能な状態にする。
その後、図14に示すように、メンテナンス手段401を矢印方向に移動させて、記録ヘッド334の下方に進入させてメンテナンス位置にする。そして、図15に示すように、キャリッジ333を矢印方向に回転させて、記録ヘッド334をメンテナンス手段401に対向させ、所要のメンテナンス動作を行う。
メンテナンス状態から印字可能状態への移行は、上記と逆の動作で行う。
なお、メンテナンス動作を行うときのキャリッジ333及びメンテナンス手段401の動作順序は、上記の例に限らない。
例えば、キャリッジ333を図14の位置に回転させた後、主走査方向におけるメンテンンス位置まで移動させ、その後、メンテナンス手段401がメンテナンス位置に移動し、図15に示す状態にしてメンテナンス動作に移行する、こともできる。要するに、キャリッジ333とメンテナンス手段401が干渉しない動作であれば、動作の順序や回数が限定されるものではない。
次に、記録ヘッド334の角度について説明する。ここでは、印字(画像形成)中の記録ヘッド334が約45度傾き、メンテナンス動作時には水平になる構成としているが、これに限るものではない。
例えば、前記各実施形態で説明したように、記録ヘッド334が90度傾いた状態で画像を形成し、メンテナンス動作時には水平になる構成とすることができる。また、印字(画像形成)中の記録ヘッド334が約45度傾き、メンテナンス動作時には90度回転して逆向き45度傾く構成とすることもできる。
つまり、記録ヘッド334が、印字動作中とメンテナンス動作中に、被記録媒体に対向する第1の位置と、メンテナンス手段に対向し第1の位置と異なる第2の位置との間で移動可能であれば、記録ヘッド334の角度が限定されるものではない。
また、メンテナンス手段401の動作も、ここでは水平方向に移動する構成としているが、上下方向や斜め方向に、直線軌跡で、あるいは、曲線軌跡で、移動する構成とすることもできる。
次に、メンテナンス手段401の主走査方向における配置について図16及び図17も参照して説明する。図16はメンテナンス手段が退避位置にある状態の機構部の正面説明図、図17はメンテナンス手段がメンテナンス位置にある状態の機構部の正面説明図である。なお、図16は図13を右方向から見た図に相当し、図17は図15を右方向から見た図に相当する。
まず、機構部について説明しておくと、搬送機構部322の上方搬送ローラ343及び側方搬送ローラ346は、左右の側板380A、380Bにそれぞれ回転可能に保持されている。
そして、搬送機構部322は、モータ381と、モータ381で回転されるモータギヤ382と、モータギヤ382にそれぞれ噛み合う、上方搬送ローラ343の軸部343aに取り付けた上方搬送ローラギヤ383及び側方搬送ローラ346の軸部346aに取り付けた側方搬送ローラギヤ384とを有している。
さらに、上方搬送ローラギヤ383に噛み合う上方連結ギヤ385と、側方搬送ローラギヤ384に噛み合う側方連結ギヤ386とを有している。これらの連結ギヤ385、386は、上方口304、側方口305に拡張ユニットを連結するときに、拡張ユニットに対して駆動力を伝達するためのものである。
このように駆動列系を構成したので、モータ381を回転することで上方搬送ローラ343及び側方搬送ローラ346は同じ方向に回転する。
そして、前述したように、メンテナンス手段401は、搬送手段である搬送機構部322側に向かって投影したときに、搬送機構部322による被記録媒体の搬送領域と重なる位置に配置されている。
これによって、装置本体の幅方向サイズを低減することができ、小型化を図れる。つまり、装置本体の幅方向(キャリッジ往復方向)のサイズはキャリッジ333の加速領域及び印字領域と搬送機構部で定まることになる。そこで、メンテナンス手段401を主走査方向において、印字領域(搬送領域内)に配置することで、装置本体の幅方向サイズを小さくすることができる。
また、本実施形態では、画像形成に寄与しない空吐出滴を受ける空吐出受け390は、キャリッジ333の加速領域中に設けている。つまり、キャリッジ加速中はキャリッジ333の挙動が安定しないため印字を行わないが、空吐出(予備吐出)では滴飛翔精度が要求されないため、この領域で空吐出を行うようにしている。
この場合、キャリッジ333の加速領域中の一部で印字を行い装置本体サイズの低減を図るときには、空吐出位置を搬送機構部322の両側に設けて、複数あるノズル列の左右をそれぞれ左右の空吐出位置で使い分けるようにすることもできる。
また、前記第3実施形態で説明したような液体カートリッジを使用する場合、液体カートリッジを装着するカートリッジ装着部も、搬送手段側に向かって投影したときに、搬送手段による被記録媒体の搬送領域と重なる位置に配置されていることが好ましい。これにより、装置本体の幅方向サイズの増加を抑えることができる。
次に、本発明の第8実施形態について図18を参照して説明する。図18は同実施形態における機構部の模式的側面説明図である。
本実施形態では、キャリッジ333とガイドロッド331とをキー形状で結合している。つまり、ガイドロッド331の外周部に主走査方向と直交する断面において凸形状となるキー部331aを形成し、キャリッジ333にはキー部331aが嵌り合う凹部333aを形成している。
これにより、ガイドロッド331を回転させることによってキャリッジ333を回転させることができる。
この場合、キャリッジ333のガイドロッド331で受けられる部分(軸受部)は、ガイドロッド331の上側2点333b1、333b2で支持される構成とすることが、キャリッジ333の精度確保の上で好ましい。
また、記録ヘッド334とプラテン部材341間のギャップ調整をガイドロッド331のカム形状で行うようにした場合には、ガイドロッド331のキー部331aが嵌り合う凹部333a側に遊びを持たせることが好ましい。
次に、本発明の第9実施形態について図19ないし図22を参照して説明する。図19はして説明する。図19は同実施形態の印字動作時の説明に供する機構部の模式的側面説明図、図20は同じくメンテナンス動作時の説明に供する機構部の模式的側面説明図である。図21は同じく印字動作時の説明に供する機構部の正面説明図、図22は同じくメンテナンス動作時の説明に供する機構部の正面説明図である。
本実施形態では、キャリッジ333の主走査方向側側面に回転ギヤ391を設けている。また、キャリッジ333を第2位置(メンテナンスを行う位置)で回転ギヤ391に噛み合う駆動ギヤ392を配置している。
駆動ギヤ392は、印字動作時には、図19に示すようにキャリッジ333の移動領域から退避した退避位置に移動し、メンテナンス動作時には、図20に示すようにキャリッジ333の移動領域内に進入して回転ギヤ391に噛み合う駆動位置に移動する。
そこで、記録ヘッド334のメンテナンス動作を行うときには、図19及び図21に示す状態からキャリッジ333を移動して、キャリッジ333の回転ギヤ391が駆動ギヤ392と噛み合い可能な主走査方向位置にする。その後、駆動ギヤ392を駆動位置に移動させて回転ギヤ391に噛み合わせ、駆動ギヤ392を回転駆動して、キャリッジ333を矢印方向に回転させてメンテナンス状態にする。
なお、この場合のメンテナンス手段401の進入動作やキャリッジ333の上昇、下降回転動作は、前記第7実施形態で説明したのと同様である。
次に、本発明の第10実施形態について図23及び図24を参照して説明する。図23は同実施形態の説明に供する前カバーを開放しキャリッジが印字位置にあるときの側面説明図、図24は同じく前カバーを開放しキャリッジがメンテナンス位置にあるときの側面説明図である。
本実施形態では、装置本体の前カバー100を図23の矢印方向に開放可能とするとともに、搬送機構部5も同様に開放可能としている。なお、前記第1実施形態と対応する部分には同一符号を付して説明を省略する。ただし、従ガイド部材22に代えてガイドステー122を使用している。
これにより、ジャムが発生した場合、図23及び図24に示すように、前カバー100及び搬送機構部5を開放することで、ジャム処理を容易に行うことができるようになる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
2 画像形成部
4 給紙部
5 搬送機構部
6 排紙搬送部
7 排紙トレイ
8 反転部
9 メンテナンスユニット
10 用紙(被記録媒体)
23 キャリッジ
24 記録ヘッド
51 搬送ベルト
91 吸引キャップ
94 ワイパ部材
124 ノズル面
200 供給ユニット
201 液体カートリッジ
202 供給ポンプ
304 上方口(第1媒体口)
305 側方口(第2媒体口)
321 画像形成部
322 搬送機構部
333 キャリッジ
334 記録ヘッド
341 プラテン部材
342 第1の搬送回転体対
343 上方搬送ローラ
344 拍車
345 第2の搬送回転体対
346 側方搬送ローラ
347 拍車

Claims (10)

  1. 液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドを含む画像形成手段と、
    前記画像形成手段に対向して被記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップを含み、前記記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス手段と、を備え、
    前記搬送手段と前記メンテナンス手段とは、前記画像形成手段を挟んで反対側に配置されて、
    前記画像形成手段は、前記記録ヘッドから水平方向に向けて前記液滴を吐出する画像形成位置と、前記記録ヘッドが前記メンテナンス手段に対向可能なメンテナンス位置との間で変位可能に設けられ、
    前記メンテナンス手段は、前記キャップで前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングするメンテナンス位置と、前記メンテナンス位置から退避した退避位置との間で移動可能に設けられている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 装置本体の下方に被記録媒体を給紙する給紙部が配置され、
    装置本体の上方に前記画像形成手段で画像が形成された前記被記録媒体を排紙する排紙部が配置され、
    前記給紙部と前記排紙部と前記搬送手段で囲まれる空間内に、前記画像形成手段と前記メンテナンス手段が配置され、
    前記メンテナンス手段は前記画像形成手段の下方位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成手段は、前記メンテナンス位置で前記記録ヘッドのノズル面が下方向を向く状態に変位されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記メンテナンス手段の退避位置の上方には、前記画像形成手段に液体を供給する液体供給手段が配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記メンテナンス手段の退避位置の側方には、前記画像形成手段に液体を供給する液体供給手段が配置され、前記液体供給手段は、前記メンテナンス手段に対して前記画像形成手段とは反対側に位置していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記メンテナンス手段の前記メンテナンス位置と前記退避位置とは、前記被記録媒体の搬送方向に沿う方向から見て、斜めの位置関係にあることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送手段は、前記被記録媒体を吸着して搬送する搬送ベルトを有し、
    搬送ベルトには、前記記録ヘッドに対向する位置に開口部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送ベルトを介して前記記録ヘッドに対向する位置には吸収部材が配置されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドを含む画像形成手段と、
    前記画像形成手段に対向して被記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス手段と、を備え、
    前記画像形成手段は、前記記録ヘッドから前記被記録媒体に向けて前記液滴を吐出する画像形成位置と、前記記録ヘッドが前記メンテナンス手段に対向可能なメンテナンス位置との間で変位可能に設けられ、
    前記メンテナンス手段は、前記搬送手段側に向かって投影したときに、前記搬送手段による前記被記録媒体の搬送領域と重なる位置に配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記画像形成手段は、前記記録ヘッドに液体を供給するヘッドタンクを有し、
    前記ヘッドタンクに液体を供給する交換可能な液体カートリッジを備え、
    前記液体カートリッジを装着するカートリッジ装着部は、前記搬送手段側に向かって投影したときに、前記搬送手段による前記被記録媒体の搬送領域と重なる位置に配置されている
    ことを特徴とする請求置9に記載の画像形成装置。
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