JP2014052911A - 住宅セキュリティシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅内で異常が発生した際に住宅外から住宅内の様子をより詳細に把握できるようにした住宅セキュリティシステムを提供する。
【解決手段】センサ端末1が異常の発生を検知し、異常の発生を報知する報知信号を親機3に出力すると、親機3は、中継装置4及びWAN5を介して携帯電話6に異常の発生を通知する電子メールを送信し、且つ、音声通報端末2を送話状態に切り替える制御信号を音声通報端末2に出力する。通知先の携帯電話6で受話操作が行われ、受話操作に応じたコマンドがWAN5及び中継装置4を介して親機3に入力されると、親機3は、送話状態に切り替えられた音声通報端末2のマイクで電気信号に変換されて音声通報端末2から親機3にパケット送信される音声信号を、中継装置4及びWAN5を介して通知先の携帯電話6にパケット送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅セキュリティシステムに関するものである。
従来、建築物への侵入口の開閉又は破壊などの異常状態を検出する防犯センサと、防犯センサの検出結果に応じて警報を報知する警報手段とを備えたセキュリティシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
このセキュリティシステムでは、警報手段が、警報を発し始めてから一定時間が経過した時点で、予め設定されたメールアドレスへ電子メールを送信して、外部への通報を行っていた。
特開2007−148697号公報
上述の特許文献1に開示されたセキュリティシステムでは、警報発報時に予め設定されたメールアドレスへ電子メールを送信するだけなので、電子メールの受信者は、異常が発生した場所の状況を確認できず、対処に困るという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、住宅内で異常が発生した際に住宅外から住宅内の様子をより詳細に把握できるようにした住宅セキュリティシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の住宅セキュリティシステムは、センサ端末と、音声通報端末と、親機と、中継装置とを備える。センサ端末は、住宅の安全を損なうような異常の有無を検出する。音声通報端末はスピーカ及びマイクを具備して前記住宅内に設置される。親機は、前記住宅内に設置され、前記センサ端末及び前記音声通報端末との間で通信を行う。中継装置は公衆通信網と前記親機との間の通信を中継する。そして、前記センサ端末が異常の発生を検知し、異常の発生を報知する報知信号を前記親機に出力すると、前記親機は、前記中継装置及び前記公衆通信網を介して、予め通知先として登録された携帯電話に異常の発生を通知する電子メールを送信し、且つ、前記音声通報端末を送話状態に切り替える制御信号を前記音声通報端末に出力する。通知先の前記携帯電話で受話操作が行われ、前記受話操作に応じたコマンドが前記公衆通信網及び前記中継装置を介して前記親機に入力されると、前記親機は、送話状態に切り替えられた前記音声通報端末の前記マイクで電気信号に変換されて前記音声通報端末から前記親機に入力される音声信号を、前記中継装置及び前記公衆通信網を介して通知先の前記携帯電話に送信することを特徴とする。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。通知先の前記携帯電話で通話方向の切替操作が行われ、前記切替操作に応じたコマンドが前記公衆通信網及び前記中継装置を介して前記親機に入力されると、前記親機は、前記音声通報端末を受話状態に切り替える制御信号を前記音声通報端末に出力する。前記親機は、前記音声通報端末が受話状態に切り替わったことを確認すると、送話準備が完了したことを通知する通知信号を前記中継装置及び前記公衆通信網を介して通知先の前記携帯電話に送信する。そして、前記通知信号を受信した通知先の前記携帯電話で、送話を開始する操作が行われると、前記携帯電話から前記公衆通信網、前記中継装置及び前記親機を介して前記音声通報端末に音声信号が送信され、前記スピーカから音声が出力される。
この住宅セキュリティシステムにおいて、前記住宅内に前記音声通報端末が複数台設置され、前記親機は、所定の時間が経過する毎に送話状態にする前記音声通報端末を切り替えることも好ましい。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記住宅内に前記音声通報端末が複数台設置される。通知先の前記携帯電話で何れかの前記音声通報端末を選択する選択操作が行われ、前記選択操作に応じた選択コマンドが前記公衆通信網及び前記中継装置を介して前記親機に入力されると、前記親機は、前記選択コマンドによって指定された前記音声通報端末の前記スピーカから音声を出力させる。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記住宅内に前記音声通報端末が複数台設置される。前記携帯電話から前記公衆通信網及び前記中継装置を介して前記親機に音声信号が入力されると、前記親機は、複数台の前記音声通報端末を受話状態とし、複数台の前記音声通報端末に音声信号を出力して、複数台の前記音声通報端末から音声を出力させる。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記住宅内に前記音声通報端末が複数台設置される。住宅セキュリティシステムは、各々の前記音声通報端末の設置場所付近で人の存否をそれぞれ検出する複数台の人感センサを備える。前記親機は、前記センサ端末から前記報知信号が入力されると、前記人感センサの検知結果をもとに、周囲に人が存在すると推定される前記音声通報端末と、通知先の前記携帯電話との間で音声通信経路を形成する。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。周囲に人が存在すると推定される前記音声通報端末が複数台存在する場合、前記親機は、周囲に人が存在すると推定される複数台の前記音声通報端末のうち、前記携帯電話との間で音声通信経路を形成する前記音声通報端末を所定の時間が経過する毎に順番に切り替える。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記センサ端末が、火災を感知して警報を発する火災警報器からなる。前記火災警報器から、火災の報知信号が前記親機に入力されると、前記親機は、前記音声通報端末に火災発生を報知する音声メッセージを送信して、前記スピーカから前記音声メッセージを出力させる。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記センサ端末が、検知対象のガスを感知するガス感知器からなる。前記ガス感知器から、ガスを感知したことを示す報知信号が前記親機に入力されると、前記親機は、前記音声通報端末に音声メッセージを送信して、前記スピーカから前記音声メッセージを出力させる。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記センサ端末が、前記住宅内への侵入の有無を検知する防犯センサからなる。前記防犯センサから、侵入を検知したことを示す報知信号が前記親機に入力されると、前記親機は、前記音声通報端末に威嚇音を出力する制御命令を送信して、前記スピーカから威嚇音を出力させる。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記住宅内に、周囲温度を検出する温度センサからなる前記センサ端末が複数台設置される。前記親機は、複数台の前記温度センサの検出温度をもとに、設置場所による検出温度の差が所定の閾値よりも大きく、且つ、検出温度の最高値又は最低値が所定の温度範囲外であれば、前記音声通報端末に警報音を出力させる制御信号を送信して、前記スピーカから警報音を出力させる。
この住宅セキュリティシステムにおいて、前記音声通報端末は、壁に固定された取付金具と係合する係合部が設けられた壁掛け型であることも好ましい。
この住宅セキュリティシステムにおいて、前記音声通報端末は、吊り下げ用の紐が設けられたペンダント型であることも好ましい。
この住宅セキュリティシステムにおいて、前記音声通報端末は、被載置部に載置して使用される置き型であることも好ましい。
この住宅セキュリティシステムにおいて、前記親機が前記中継装置の機能を備え、前記親機が前記中継装置を兼用することも好ましい。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記音声通報端末は、前記親機との間でパケット化された音声信号を無線伝送する無線伝送処理部を備える。前記無線伝送処理部は、圧縮/伸張部と、暗号化/復号化処理部と、パケット処理部と、無線送受信部とを具備する。前記無線送受信部が受信した、パケット化された音声信号は、前記パケット処理部でアンパケットされ、前記暗号化/復号化処理部で復号化されてから、前記圧縮/伸張部で伸張されて前記スピーカから出力される。前記マイクで集音され電気信号に変換された音声信号は、前記圧縮/伸張部で圧縮され、前記暗号化/復号化処理部で暗号化されてから、前記パケット処理部でパケット化されて、前記無線送受信部により無線送信される。
この住宅セキュリティシステムにおいて、前記音声通報端末は、前記親機から送信された音声信号の受信処理方式を、受信した音声信号を所定時間分蓄積してから出力するファイル転送方式、及び、ストリーミング方式の何れかに設定することも好ましい。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記ファイル転送方式では、前記暗号化/復号化処理部によって復号化された音声信号を、所定時間分の音声信号を格納可能なバッファ部に蓄積する。そして、前記バッファ部に全て音声信号が書き込まれた段階で、前記圧縮/伸張部が前記バッファ部から読み出した音声信号を伸張して前記スピーカから出力させる。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記ストリーミング方式では、前記暗号化/復号化処理部によって復号化された音声信号が、音声パケットのシーケンス番号に基づいて、リングバッファとして使用されるバッファ部の該当領域に書き込まれる。前記バッファ部に少なくとも最大ジッタ量の音声信号が蓄積されると、前記圧縮/伸張部は前記バッファ部から音声信号を古い順番に読み出して出力する。
この住宅セキュリティシステムにおいて以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記ストリーミング方式による受信処理中に、パケットロスの発生確率を観測するパケットロス観測部が、前記バッファ部と前記圧縮/伸張部との間に設けられる。前記音声通報端末は、前記パケットロス観測部によって観測されたパケットロスの発生確率を前記親機に送信する。
この住宅セキュリティシステムにおいて、送話音声信号及び受話音声信号の振幅レベルがそれぞれ所定の範囲内に収まるように調整する自動音量調整部が前記無線伝送処理部に設けられることも好ましい。
この住宅セキュリティシステムにおいて、パケットロス補償部が前記無線伝送処理部に設けられることも好ましい。パケットロス補償部は、音声信号の受信処理中にパケットロスが発生した場合に、欠落した音声パケットに含まれる音声信号を、欠落していない音声パケットに含まれる音声信号を利用して補完する。
本発明によれば、センサ端末が住宅での異常を検出すると、親機から携帯電話に異常発生を通知する電子メールが送信される。この電子メールを受信した携帯電話で受話操作が行われると、親機は、送話状態に切り替えられた音声通報端末のマイクで電気信号に変換されて音声通報端末から親機に送信される音声信号を、中継装置及び公衆通信網を介して通知先の携帯電話に送信する。したがって、携帯電話の使用者は、住宅内に設置された音声通報端末で集音された音声を聞くことができ、住宅内で集音された音声をもとに住宅内の様子をより詳細に把握することができる。
本実施形態の概略的なシステム構成図である。 同上に用いられる音声通報端末のブロック図である。 同上に用いられる壁掛け型の音声通報端末を示し、(a)は取付方法の説明図、(b)は背面図である。 同上に用いられるペンダント型音声通報端末の正面図である。 同上に用いられる置き型の音声通報端末を示し、(a)は上面図、(b)は正面図である。 同上に用いられる音声通報端末の他の構成を示すブロック図である。 同上に用いられる音声通報端末のまた別の構成を示すブロック図である。 同上に用いられる音声通報端末のさらに別の構成を示すブロック図である。 同上のパケットロスの補償処理を説明する音声信号の波形図である。 同上に用いられる音声通報端末のまた別の構成を示す要部のブロック図である。 同上に用いられる音声通報端末が音声入力信号から代表値を求める方法の説明図である。 同上に用いられる音声通報端末の自動音量調整処理を説明するための図であり、(a)は利得、(b)は音声入力信号の絶対値を示す図である。
本発明に係る住宅セキュリティシステムは、住宅の安全を損なうような異常を検知して宅内にいる住人に警報を発したり、予め設定された外部の通知先に通報を行ったりするシステムであり、その実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態の概略的なシステム構成図である。この住宅セキュリティシステムは、住宅100内に設置されたセンサ端末1と音声通報端末2(2a,2b,…,2n)と親機3と中継装置4を主要な構成として備えている。
センサ端末1は、住宅100の安全を損なうような異常の有無を検出する。センサ端末1は、小電力無線(日本国内では400MHz帯、欧州においては例えば868MHz帯)の通信モジュールを備え、異常の発生を検知すると、異常の発生を報知する信号を親機3に無線送信する。本実施形態では、センサ端末1として、火災を感知する火災感知器1a、メタンなどの可燃性ガスや一酸化炭素などの不完全燃焼ガスを検出するガス感知器1b、温度センサ1c、住宅100内への侵入の有無を検知する防犯センサ1dが用いられる。防犯センサ1dには種々のものがあり、例えば玄関扉や窓ガラスの開閉を検知する開閉センサ、窓ガラスの破壊を検知する破壊検知センサ、人体の放射する熱線を検出する焦電型の人感センサ、防犯カメラの画像を処理して侵入の有無を検知するセンサカメラがある。尚、センサ端末1の種類や台数は必要に応じて適宜変更が可能である。
音声通報端末2a,2b,…,2nは、マイク及びスピーカを具備して住宅100内に設置され、センサ端末1が異常の発生を検出した際に、マイクで周囲の音声を集音し、親機3を介して所定の通知先に送信するために使用される。音声通報端末2a,2b,…,2nは例えば住宅100内の各部屋に設置されており、音声通報端末2a,2b,…,2nの台数は必要に応じて適宜変更が可能である。尚、以下の説明において、個々の音声通報端末について説明する場合は音声通報端末2a,2b,…,2nと表記し、全ての音声通報端末に共通する説明を行う場合は音声通報端末2と表記する。
親機3は住宅100内に設置され、センサ端末1及び音声通報端末2との間で無線通信を行う。
中継装置4は、イーサネット(登録商標)やGPRS(General Packet Radio Service)のようなWAN(Wide Area Network)5と親機3との間の通信を中継する。
尚、親機3にゲートウェイ機能(中継装置4の機能)を持たせることによって、親機3が中継装置4を兼用しても良く、親機3と中継装置4とを別々に備える必要が無いから、コストダウンを図ることができる。
ここで、図2のブロック図を参照して音声通報端末2の構成をより詳細に説明する。音声通報端末2は、マイク21と、スピーカ22と、A/D変換部23と、D/A変換部24と、無線伝送処理部25(送信側伝送処理部26及び受信側伝送処理部27からなる)と、アンテナ28とを備える。送話時にマイク21に音声が入力されると、マイク21によって電気信号に変換された音声信号が、A/D変換部23によってデジタル信号に変換された後、送信側伝送処理部26に出力され、アンテナ28から無線送信される。一方、受話時にはアンテナ28を介して受信した無線信号が受信側伝送処理部27によって音声信号に変換され、D/A変換部24でアナログ信号に変換された後、スピーカ22から音声が出力される。
送信側伝送処理部26は、音声信号処理部26aと、音声信号圧縮部26bと、バッファ部26cと、暗号化処理部26dと、パケット化処理部26eと、無線送信部26fとで構成される。音声信号処理部26aは、A/D変換部23から入力される音声信号の音量レベルを調整する自動音量調整などの処理を行う。音声信号圧縮部26bは、音声信号処理部26aから入力された音声信号を圧縮して、送話側のバッファ部26cに蓄積する。バッファ部26cに蓄積された音声信号は、暗号化処理部26dにより所定の暗号化ルールにしたがって暗号化された後、パケット化処理部26eによって、暗号化された音声信号を分割(パケット化)した音声パケットが生成される。そして、パケット化処理部26eによって生成された音声パケットは無線送信部26fに入力され、無線送信部26fからアンテナ28を介して無線送信される。
一方、受信側伝送処理部27は、音声信号処理部27aと、音声信号伸張部27bと、バッファ部27cと、復号化処理部27dと、アンパケット化処理部27eと、無線受信部27fとで構成される。無線受信部27fがアンテナ28を介して無線信号を受信すると、受信した無線信号(音声パケット)はアンパケット化処理部27eによってアンパケット化(解体)される。音声パケットに含まれている音声信号は復号化処理部27dによって復号された後、バッファ部27cに蓄積される。バッファ部27cに蓄積された音声信号は、音声信号伸張部27bによって読み出されて、データの伸張処理が行われた後、音声信号処理部27aにより自動音量調整やパケットロス補償などの処理が行われる。そして、音声信号処理部27aから出力された音声信号はD/A変換部24によってアナログ信号に変換された後、スピーカ22から音声として出力される。
ここにおいて、音声信号圧縮部26bと音声信号伸張部27bとで圧縮/伸張部が構成され、暗号化処理部26dと復号化処理部27dとで暗号化/復号化処理部が構成される。また、圧縮/伸張部、暗号化/復号化処理部、パケット化処理部26e及びアンパケット化処理部27eは、コンピュータ(例えばマイコンなど)が組み込みのプログラムを実行することによって実現される。
ところで、音声通報端末2には、図3(a)(b)に示すような壁掛け型のものや、図4に示すようなペンダント型のものや、図5(a)(b)に示すような置き型のものがある。
壁掛け型の音声通報端末2は、図3(a)(b)に示すように、上下、左右の各寸法に比べて厚み寸法が小さい箱型の器体30と、器体30を壁101に取り付けるための取付金具31とで構成される。
器体30の内部には、図2のブロック図で説明した回路が収納されている。
取付金具31は、壁101に取り付けられる矩形板状の取付片31aと、取付片31aの長手方向における両端部から同じ向き(取付片31aと略直交する方向)に突出する一対の引掛片31bとで構成される。一対の取付片31bは、その先端部が互いに反対向きに折り曲げられており、側方から見た形状が略L形に形成されている。取付片31aにはネジ33を通すための貫通孔31cが形成されており、貫通孔31cに通したネジ33を壁101にねじ込むことによって取付片31aは壁101に固定される。一方、器体30の背面には、取付金具31の引掛片31bが挿入される凹部30aが設けられている。壁101に固定された取付金具31の前側に器体30を被せて、引掛片31bを凹部30a内に挿入した状態で、器体30を下側へスライド移動させる。この時、凹部30aの上側部の左右両側に設けた係合部30bが引掛片31bの上部と係合することによって、器体30が取付金具31を介して壁101に取り付けられる。尚、器体30を壁101から取り外す場合には、器体30を上側にスライド移動させて、引掛片31bと係合部30bとの係合状態を解除すればよい。
このように、音声通報端末2が壁掛け型のものであれば、音声通報端末2を壁に取り付けた状態で使用することができる。
ペンダント型の音声通報端末2は、図4に示すように、上下、左右の各寸法に比べて厚み寸法が小さい箱型の器体34を備えている。器体34の内部には、図2のブロック図で説明した回路が収納されている。器体30の上部には吊り下げ用の紐35が設けられ、例えば紐35を首に掛けることによって、器体30を首から吊り下げることができる。このように、音声通報端末2がペンダント型のものであれば、例えば首などから吊り下げて使用することができる。
置き型の音声通報端末2は、図5(a)(b)に示すように、直径に比べて高さ寸法が小さい円筒状に形成された器体36を備えている。器体36の内部には図2のブロック図で説明した回路が収納されており、例えばテーブルや机などの被載置部に器体36が載せられた状態で使用される。このように、音声通報端末2が載せ型のものであれば、所望の場所に音声通報端末2を置いて使用することができる。
尚、音声通報端末2の形状は上記のものに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
ここで、何れかのセンサ端末1で異常が検出された場合の動作について説明する。
何れかのセンサ端末1が異常の発生を検知すると、センサ端末1は、例えば警報音を出力するなどして異常が発生したことを周囲にいる人物に報知するとともに、異常の発生を報知する報知信号を親機3に無線送信する。
親機3は、異常の発生を報知する報知信号をセンサ端末1から受信すると、中継装置4及びWAN5を介してCMSサーバ7にアクセスし、予め登録された携帯電話6に異常の発生を報知する電子メールを送信させる制御コマンドをCMSサーバ7に送信する。 また親機3は、音声通報端末2を送話状態に切り替える制御信号を音声通報端末2に無線送信して、音声通報端末2を強制的に送話状態に切り替える。
この制御コマンドをCMSサーバ7が受信すると、CMSサーバ7は、予め登録されている携帯電話6のメールアドレスに宛てて、異常の発生を報知する電子メールを送信する。
CMSサーバ7から携帯電話6に送信された電子メールは、携帯電話会社が運用するメールサーバのメールボックスに保管され、メールサーバから携帯電話6に受信通知が送信される。携帯電話6の使用者が、電子メールの受信通知を見て、電子メールの受信操作を行うと、携帯電話6がメールサーバにアクセスし、CMSサーバ7から送信された電子メールをダウンロードする。これにより、携帯電話6の所有者は、CMSサーバ7から送信された電子メールを確認でき、住宅100内で異常が発生したことを確認できる。
ここで、携帯電話6の所有者が、住宅100内の状況をより詳細に確認したい場合、携帯電話6を操作して、CMSサーバ7のウェブページをアクセスする。このウェブページには、アクセスしてきた携帯電話6に対応する住宅100の音声通報端末2が集音した音声を受話するための受話ボタンが表示される。携帯電話6の所有者がこの受話ボタンを選択する操作を行うと、操作に応じた制御コマンドが携帯電話6からCMSサーバ7に送信される。この制御コマンドを受信したCMSサーバ7は、WAN5及び中継装置4を介して親機3にアクセスし、送話状態の音声通報端末2から送信された音声信号を送信させる制御信号を親機3に送信する。親機3は、CMSサーバ7から送信された制御信号に基づいて音声信号を送信する動作を開始し、音声通報端末2から送信された、パケット化された音声信号を中継装置4及びWAN5を介してCMSサーバ7に送信する。CMSサーバ7は、親機3からパケット化された音声信号を受信すると、WAN5を介して要求元の携帯電話6に転送し、これにより携帯電話6で、音声通報端末2が集音した音声を聞くことができる。
ところで、本実施形態では住宅100内に音声通報端末2が複数台設置されており、親機3は、所定の時間が経過する毎に、送話状態にする音声通報端末2を切り替えても良い。上述のようにセンサ端末1が異常を検知した際に携帯電話6で受話ボタンが選択された場合、親機3は、音声通報端末2から送信された音声信号を携帯電話6側に送信するのであるが、所定時間が経過する毎に音声信号を送信させる音声通報端末2を順番に切り替えるようにすれば、住宅100内の複数箇所に設置された音声通報端末2で集音した音声を携帯電話6で聞くことができ、住宅100内の様子をより詳細に把握することができる。
なお上述の動作では、外部の携帯電話6を用いて、住宅100内の音声通報端末2で集音された音声を聞けるようにしているが、携帯電話6で話した音声を音声通報端末2から出力させることもできる。
携帯電話6の所有者が、音声通報端末2を通じて住宅100内の人物に話しかけたい場合、携帯電話6を操作して、CMSサーバ7のウェブページをアクセスする。このウェブページには、アクセスしてきた携帯電話6に対応する住宅100の音声通報端末2で、音声信号の通信方向を切り替えるための切替ボタンが表示されている。携帯電話6の所有者がこの切替ボタンを選択する操作を行うと、操作に応じた制御コマンドが携帯電話6からCMSサーバ7に送信される。この制御コマンドを受信したCMSサーバ7は、WAN5及び中継装置4を介して親機3にアクセスし、音声通報端末2における音声信号の通信方向を切り替えさせるための制御信号を親機3に送信する。親機3は、CMSサーバ7から送信された制御信号に基づいて、音声通報端末2を受話状態に切り替える制御信号を音声通報端末2に送信する。音声通報端末2は、親機3からの制御信号に応じて通信方向を送話状態から受話状態に切り替えており、音声通報端末2が受話状態に切り替わったことが親機3によって確認されると、親機3はCMSサーバ7の受話準備が完了したことを示す信号を送信する。この信号を受信したCMSサーバ7は、音声通報端末2側で受話準備が完了したことをウェブページ上に表示するとともに、送話を開始させるための送話ボタンを表示させる。受話準備が完了したとの表示を見た携帯電話6の所有者は、携帯電話6を操作して送話ボタンを選択する操作を行う。この時、操作に応じたコマンドが携帯電話6からCMSサーバ7に送信され、CMSサーバ7は携帯電話6から送信された音声データを親機3側へ転送する処理を行う。すなわち、携帯電話6の所有者が携帯電話6のマイクに話しかけると、マイクに話しかけた音声は携帯電話6からCMSサーバ7に送信される。CMSサーバ7は、携帯電話6からWAN5を介して音声信号を受信すると、受信した音声信号をWAN5及び中継装置4を介して親機3に送信しており、親機3は受信した音声信号を音声通報端末2に送信して、音声通報端末2のスピーカ22から出力させる。これにより、携帯電話6の所有者が、携帯電話6に話した音声が住宅100の音声通報端末2から出力されるので、住宅100内にいる住人とコミュニケーションをとることができる。
ところで、本実施形態のように住宅100内に複数台の音声通報端末2が設置されている場合に、携帯電話6からの音声を出力させる音声通報端末2を、携帯電話6の使用者が選択できるようにしてもよい。CMSサーバ7は、各住宅100の親機3から、住宅100内に設置されている複数台の音声通報端末2のIDや設置場所などの情報を予め取得し、各親機3のID情報に対応付けて記憶している。上述のように携帯電話6の使用者が携帯電話6を操作して、CMSサーバ7のウェブページをアクセスした場合、CMSサーバ7は、対応する親機3のID情報に対応付けて記憶した音声通報端末2の情報を読み出し、ウェブページ上に複数台の音声通報端末2の何れかを選択する選択ボタンを表示させる。そして、携帯電話6の使用者が、所望の音声通報端末2の選択ボタンを選択すると、選択操作に応じた選択コマンドが携帯電話6からCMSサーバ7に送信され、CMSサーバ7は、携帯電話6から送信された選択コマンドを親機3に転送する。この選択コマンドを受信した親機3は、選択コマンドによって指定された音声通報端末2のみを受話状態に切り替えて、携帯電話6から送信された音声信号をこの音声通報端末2に出力し、この音声通報端末2のスピーカ22から出力させる。
このように、複数台ある音声通報端末2a〜2nの内、携帯電話6で話した音声を出力させる音声通報端末2を選択できるようにしているので、所望の音声通報端末2から音声を出力させることができる。
上述のように、所定時間が経過する毎に送話状態にする音声通報端末2を順番に切り替えた場合、携帯電話6の使用者は、複数台の音声通報端末2で集音された音声を順番に聞くことができ、その結果から住人が近くにいると思われる音声通報端末2を判別できる。尚、親機3が、各音声通報端末2からの音声信号と共にそのIDを送信し、携帯電話6が、音声通報端末2からの音声を出力すると同時に、そのIDを例えばディスプレイに表示するようにすれば、携帯電話6の使用者は、現在聞いている音声が、どの音声通報端末2で集音された音声かを判別できる。そして、住人が近くにいると思われる音声通報端末2が見つかった場合、携帯電話6の使用者は、携帯電話6を操作してCMSサーバ7のウェブページにアクセスし、住人が近くにいると思われる音声通報端末2を選択する。これにより、携帯電話6に話した音声を、住人が近くにいると思われる音声通報端末2のスピーカ22から出力させることができ、携帯電話6に話した音声を、住宅100内の住人に、より確実に聞かせることができる。
また、本実施形態のように住宅100内に複数台の音声通報端末2が設置されている場合に、携帯電話6からの音声を複数台の音声通報端末2から一斉に出力させるようにしてもよい。すなわち、携帯電話6からの音声信号がCSMサーバ7を介して親機3に入力された場合、親機3は、複数台の音声通報端末2を受話状態とし、複数台の音声通報端末2に対してCSMサーバ7から入力された音声信号を出力し、携帯電話6に入力された音声を複数台の音声通報端末2から一斉に出力させる。これにより、携帯電話6の使用者が携帯電話6に話しかけた音声が、住宅100内の複数箇所に設置された音声通報端末2から一斉に出力される。よって、住宅100内で人がいる場所が不明な場合でも住宅100内にいる人物に携帯電話6からの音声をより確実に聞かせることができる。
また、本実施形態のように住宅100内に複数台の音声通報端末2が設置されている場合に、図6に示すように、各々の音声通報端末2a,2b,…,2nの設置場所付近で人の存否をそれぞれ検出する複数台の人感センサ8a,8b,…,8nを設置してもよい。尚、以下の説明において個々の人感センサを特定せずに説明を行う場合は、人感センサ8と表記する。
人感センサ8は例えば焦電型の赤外線検出素子からなり、人体から放射される熱線の有無を検出することによって、人の存否を検出する。また人感センサ8は小電力無線の無線通信モジュールを備えており、人を検出すると、検知信号とともに各人感センサ8に割り当てられたIDを親機3に送信する。親機3には、近傍に設置された音声通報端末2a,2b,…,2nと人感センサ8a,8b,…,8nとの組み合わせが登録されている。親機3は、人を検知した人感センサ8から検知信号とIDとが入力されると、送信元の人感センサ8に対応した音声通報端末2の周囲に人がいると推定する。
ここで、何れかのセンサ端末1によって異常が検出され、異常が発生したことを報知する報知信号が親機3に入力された場合、親機3は、音声通報端末2を送話状態に切り替えるのであるが、各人感センサ8の検知結果をもとに、周囲に人が存在すると推定した音声通報端末2のみを送話状態に切り替える。そして、携帯電話6の使用者が受話操作を行うことによって、親機3が、音声通報端末2からの音声信号を携帯電話6に送信する場合、人感センサ8a〜8nの検知結果をもとに送話状態に切り替えられた音声通報端末2の音声信号のみを携帯電話6に送信する。これにより、親機3は、人感センサ8a〜8nの検知結果をもとに周囲に人が存在すると推定された音声通報端末2と、通知先の携帯電話6との間で音声通信経路を形成しており、携帯電話6の使用者が、住宅100内にいる人物の音声を聞ける可能性が高くなり、住宅100内の様子をより詳細に把握することができる。
尚、人感センサ8a〜8nの検出結果をもとに、複数の音声通報端末2の周囲に人がいると推定された場合は、周囲に人がいると推定された複数の音声通報端末2で集音された音声を、所定の時間が経過する毎に順番に切り替えて携帯電話6に出力してもよい。ここで、何れかのセンサ端末1によって異常が検出され、異常が発生したことを報知する報知信号が親機3に入力された場合、親機3は、音声通報端末2を送話状態に切り替えるのであるが、人感センサ8a〜8nの検知結果をもとに、周囲に人が存在すると推定した複数の音声通報端末2を送話状態に切り替える。そして、携帯電話6の使用者が受話操作を行うことによって、親機3が、音声通報端末2からの音声信号を携帯電話6に送信する場合、人感センサ8a〜8nの検知結果をもとに送話状態に切り替えられた複数の音声通報端末2の音声信号を携帯電話6に順次送信する。すなわち、親機3は、所定の時間が経過する毎に、携帯電話6に音声信号を出力する音声通報端末2を順番に切り替えており、複数の音声通報端末2で集音された音声を所定の順序で周期的に出力させることができる。
ところで、センサ端末1には種々のものがあるが、熱感知器或いは煙感知器からなる火災感知器1aが異常を検知して親機3に報知信号を出力した場合、親機3は、火災発生を報知する音声メッセージを出力させる制御信号を音声通報端末2に出力するのが好ましい。音声通報端末2は親機3からの制御信号を受けて火災発生を報知する音声メッセージを出力しており、火災感知器1aの設置場所以外でも音声通報端末2が設置された場所にいる住人に対して火災の発生を報知して避難を促すことができる。ここで、火災発生を報知する音声メッセージには、発報している火災感知器1aの設置場所を含めることも好ましく、住人に対して火災の発生状況を、より詳細に知らせることができる。
また、検知対象ガス(例えばCOやCOなど)のガス濃度が所定の閾値を超えると異常(空気汚れ)と判定するガス感知器1bを備える場合、ガス感知器1bが異常を検出すると、音声通報端末2から異常を報知する音声メッセージを出力するのも好ましい。ガス感知器1bが異常を検知して親機3に報知信号を出力した場合、親機3は、空気が汚れていることを報知する音声メッセージを出力させる制御信号を音声通報端末2に出力する。音声通報端末2は親機3からの制御信号を受けて空気の汚れを報知する音声メッセージを出力しており、ガス感知器1bの設置場所以外でも音声通報端末2が設置された場所にいる住人に対して空気の汚れを報知して換気を促すことができる。
また、住宅100内への侵入の有無を検出する防犯センサ1dが異常(侵入有り)を検知して親機3に報知信号を出力した場合、親機3は、大音量の威嚇音を出力させる制御信号を音声通報端末2に出力するのが好ましい。音声通報端末2は親機3からの制御信号を受けて大音量の威嚇音を出力しており、侵入者を威嚇することができる。
また、センサ端末1が、周囲温度を検出する複数台の温度センサ1cで構成される場合には、以下のような異常を検知して、音声通報端末2から音声を出力することも好ましい。親機3は、複数台の温度センサ1cの検出温度をもとに設置場所による検出温度の差が所定の閾値よりも大きく、且つ、検出温度の最高値又は最低値が所定の温度範囲外であれば、特定の部屋に設置された空調機器が過度に使用されているとみなして異常と判定する。親機3は、異常が発生したと判定すると、音声通報端末2に対して、空調機器の使いすぎを警告する警報音を出力させる制御信号を送信する。音声通報端末2は、親機3から入力される制御信号に応じて、空調機器の使いすぎを警告する警報音を出力しており、空調機器の使用を抑制(例えば設定温度の変更)するように促すことができる。
また本実施形態において、音声通報端末2が、親機3から送信された音声信号の受信処理方式を、受信した音声信号を所定時間分蓄積してから出力するファイル転送方式、及び、ストリーミング方式の何れかに設定することも好ましい。ここで、音声通報端末2は、例えばCMSサーバ7或いは親機3から音声信号と共に送信されてきた切替信号に基づいて、音声信号の受信処理をファイル転送方式及びストリーミング方式の何れかに切り替える。尚、親機3と音声通報端末2の間、親機3とCMSサーバ7及び携帯電話6の間では音声信号をパケット化して送受信しており、音声パケットのヘッダには、元の音声信号を分割(パケット化)する際に順番に割り当てられたシーケンス番号が格納されている。而して、音声パケットの音声データ(受話音声信号)をシーケンス番号の順番通りにつなぎ合わせることで元の音声信号を復元することができる。
ここで、音声通報端末2によるファイル転送方式での受信処理について説明する。音声通報端末2では、アンパケット化処理部27eによってアンパケット化され、復号化処理部27d(暗号化/復号化処理部)によって復号化された音声信号が、音声パケットのシーケンス番号に基づいて、バッファ部27c内の該当領域に逐次入力される。そして、バッファ部27cに全て音声信号が書き込まれた段階で、音声信号伸張部27b(圧縮/伸張部)が、バッファ部27cから読み出した音声信号を伸張して、スピーカ22から出力させている。このように、バッファ部27cに音声信号が全て書き込まれてから音声信号を伸張しているので、例えば通信エラーによって一部の音声パケットが受信できなかった場合には親機3に対して受信に失敗した音声パケットの再送要求を行うことができ、音声信号を確実に受信することができる。尚、バッファ部27cの記憶容量は所定時間分(例えば15秒)の音声信号を格納可能な容量に設定されている。
次に、音声通報端末2によるストリーミング方式での受信処理について説明する。ストリーミング方式では受信側のバッファ部27cがリングバッファとして使用される。アンパケット化処理部27eによってアンパケット化され、復号化処理部27d(暗号化/復号化処理部)によって復号化された音声信号は、音声パケットのシーケンス番号に基づいて、バッファ部27c内の該当領域に入力される。バッファ部27cにはリードポインタとライトポインタが設定される。音声信号伸張部27b(圧縮/伸張部)は、バッファ部27c内に少なくとも最大ジッタ量の音声信号が蓄積されると、バッファ部27cに蓄積された音声信号を古い順番に(すなわちリードポインタで指定される領域から)読み出して、伸張処理を行う。
このように、リングバッファとして使用されるバッファ部27cに、少なくとも最大ジッタ量の音声信号が蓄積されると、音声信号伸張部27bがバッファ部27cから音声信号を読み出して、音声信号の伸張処理を行っている。よって、ジッタによる音声品質の低下を抑制しつつ、リアルタイム性を確保して音声伝送を行うことができる。
ここで、ストリーミング方式による音声伝送の場合は、通信エラーによって音声パケットを受信できなかった場合でも、受信に失敗した音声パケットの再送要求が行われないため、音声品質が低下する。そこで、図7に示すように受信側のバッファ部27cと音声信号伸張部27b(圧縮/伸張部)との間に、ストリーミング方式による受信処理中に、パケットロスの発生確率を観測するパケットロス観測部27gを設け、パケットロス観測部27gによって観測されたパケットロスの発生確率を親機3へと無線送信することも好ましい。
パケットロス観測部27gは、バッファ部27cから音声信号伸張部27bへと音声信号が受け渡される段階で、該当するシーケンス番号の音声データが格納されていなければ、パケットロスと判断する。パケットロス観測部27gは、単位時間あたりのパケットロスの回数をカウントし、その結果をパケットロスの発生確率として親機3に無線送信させている。親機3は、音声通報端末2からパケットロスの発生確率を受信すると、パケットロスの発生確率が低くなるように音声パケット長を変更したり(例えば発生確率が高いほど音声パケット長を短くしたり)、使用する無線チャンネルを変更したりする。
このように、パケットロス観測部27gがパケットロスの発生確率を求め、その結果を親機3に送信しているので、親機3は、パケットロスの発生確率が低下するように対策をとることができ、パケットロスを低減して音声品質を改善することができる。
また本実施形態において、図8に示すように無線伝送処理部25(具体的には受信側伝送処理部27)がパケットロス補償部27hを備えることも好ましい。パケットロス補償部27hは、音声パケットの受信処理中にパケットロスが発生した場合に、欠落した音声パケットに含まれる音声信号を、欠落していない音声パケットに含まれる音声信号を利用して補完する。
図9は、パケットロスを補償する処理(以下、「補償処理」という。)の基本原理を説明するための音声信号の波形図である。図9において縦軸は受話音声信号の強度を示し、横軸は時間を示している。音声パケットの受信に失敗し、パケットロス(音声信号の欠落)が発生すると、パケットロス補償部27hは、パケットロスが発生する直前の音声信号を所定時間分抽出し、この音声信号を基準信号(テンプレート)として設定する。
次に、このテンプレートを受話音声信号に対してパケットロスが発生した時点から過去に向けてスライドさせるとともに、テンプレートと受話音声信号との相関演算を実行し、パケットロスが発生する直前の受話音声信号の基本周期(ピッチ)を検出する。そして、パケットロスが発生してから過去に遡って、1ピッチ分の受話音声信号を取り出し、その受話音声信号をロス期間に繰り返し当てはめることでパケットロスが発生した期間の音声信号を補償する。ここで、話者が例えば「あ」という音声を発した場合、この「あ」の音声は20msec程度に区切られて(パケット化されて)、1つの音声パケットにのせて送信される。したがって、パケットロスの発生期間ではパケットロスが発生する直前の1ピッチ分の受話音声信号が繰り返されている可能性が高く、1ピッチ分の受話音声信号でパケットロスの発生期間を補完することで、元の音声を復元できると考えられる。
このように、パケットロス補償部27hを備えることで、受信に失敗した音声パケットを補完できるから、音声の品質を改善することができる。
また本実施形態において、無線伝送処理部25に、送話音声信号及び受話音声信号の振幅レベルがそれぞれ所定の範囲内に収まるように調整する自動音量調整部が設けられることも好ましい。
図10は、送信側の伝送処理部26及び受信側の伝送処理部27にそれぞれ自動音量調整部40を備えた場合のブロック図を示している。以下では送信側の伝送処理部26に設けられた自動音量調整部40を例に、自動音量調整部の構成及び動作を説明する。
自動音量調整部40は、バッファ部41と、利得設定部42(利得算出部43及び利得制限部44からなる)と、利得乗算部45とを主要な構成として備え、A/D変換部23から入力された音声入力信号の音量レベルを補正する。尚、利得設定部42及び利得乗算部45は、例えばマイクロコンピュータに組み込みのプログラムを実行させることによって、実現される。
バッファ部41は、A/D変換部23から入力される所定時間分の音声入力信号を記憶可能な記憶領域を備えている。バッファ部41は、記憶領域に空きがなくなると、最も古い音声入力信号を記憶する記憶領域に、新しい音声入力信号を上書き保存する。
利得設定部42は利得算出部43と利得制限部44とからなり、バッファ部41に保存される音声入力信号が全て入れ替わる毎(すなわち所定時間毎)に利得を決定する。
利得算出部43は、バッファ部41に保存される音声入力信号が全て入れ替わる毎に、バッファ部41に保存されている音声入力信号の代表値に基づいて利得を算出する。具体的には、利得算出部43は、バッファ部41に保存されている所定時間分の音声入力信号をもとに、音声入力信号の絶対値の最大値を求め、この最大値を代表値としている。図11に音声入力信号(絶対値)の波形の一例を示す。図11の期間T1,T2,T3,T4は、それぞれ、バッファ部41に保存可能な音声入力信号の時間長に対応しており、期間T1,T2,T3,T4の各々で、バッファ部41内に保存される音声入力信号が全て入れ替わるようになっている。利得算出部43は、期間T1,T2,T3,T4の終わりで、バッファ部41に保存されている音声入力信号の最大値P1,P2,P3,P4を求め、この最大値P1,P2,P3,P4を各期間における音声入力信号の代表値とする。そして、利得算出部43は、各期間における音声入力信号の最大値(代表値)に利得を乗算した値が所定の目標値となるように、利得を算出する。尚、各期間における音声入力信号の平均値を代表値としても良い。
利得制限部44は、利得算出部43によって利得が算出されると、利得算出部43によって前回算出された利得と今回算出された利得との変化分を求める。この変化分の絶対値が所定の第1閾値以上の場合、利得制限部44は、前回算出した利得を、今回算出した利得に近付くように所定の変動上限分ΔGだけ変化させて得た制限値を今回の利得として、利得乗算部45に出力する。一方、上述した変化分の絶対値が第1閾値未満であれば、利得制限部44は、利得を制限する処理を行わず、利得算出部43が今回算出した利得をそのまま利得乗算部45に出力する。尚、第1閾値は、少なくとも変動上限分ΔGより大きい値に設定されている。
図12(b)は音声入力信号の波形の一例であり、図12(a)は音声入力信号をもとに決定された利得を示している。利得算出部43は、バッファ部41に保存される音声入力信号が全て入れ替わる毎に利得を算出しており、期間T1,T2,T3,T4の終わりに算出された利得はそれぞれG1,G2,G3,G4となる。
ここで、期間T2の終わりに利得算出部43によって利得が算出された場合、利得制限部44は、前回算出された利得G1と今回算出された利得G2との変化分を求め、この変化分の絶対値(|G1−G2|)と第1閾値との高低を比較する。利得G1と利得G2との変化分の絶対値は第1閾値未満であるので、利得制限部44は、今回算出された利得G2を期間T2における利得に設定して、利得乗算部45に出力する。
また期間T3の終わりに利得算出部43によって利得が算出された場合、利得制限部44は、前回算出された利得G2(期間T2の利得)と、今回算出された利得G3との変化分を求め、この変化分の絶対値と第1閾値との高低を比較する。利得G2と利得G3との変化分の絶対値は第1閾値未満であるので、利得制限部44は、今回算出された利得G3を期間T3における利得に設定して、利得乗算部45に出力する。
一方、期間T4の終わりに利得算出部43によって利得が算出された場合、利得制限部44は、前回算出された利得G3(期間T3の利得)と、今回算出された利得G4との変化分を求め、この変化分の絶対値と第1閾値との高低を比較する。ここで、期間T4では期間T3に比べて音声入力信号の最大値が大幅に低下しているため、利得G4の算出結果が大きくなり、利得G3と利得G4との変化分の絶対値は第1閾値以上となる。よって、利得制限部44は、前回算出した利得G3を、今回算出した利得G4に近付く向きに所定の変動上限分ΔGだけ変化させて得た制限値G4b(=G3+ΔG)を今回の利得に設定する。ここにおいて、変動上限分ΔGは、人間の聴覚特性に鑑みて3dB程度に設定されるのが好ましく、利得の変化に伴って発生する音量の変化に気付きにくくなるから、ユーザが違和感を抱かないように音量変化を抑制できる。
利得乗算部45は、利得設定部42によって利得が設定されると、バッファ部41から音声入力信号を古い順番に読み出し、読み出した音声入力信号に、利得設定部42から入力された利得を乗算して、送信側伝送処理部26に出力する。
以上のように、図10のブロック図に示す音声通報端末2では、マイク21から入力された音声は、A/D変換部23によってA/D変換され、自動音量調整部40によって音量レベルが補正された後、符号化、圧縮化、暗号化、パケット化の各処理が施されて無線送信されるのである。そして、自動音量調整部40では、バッファ部41に保存される音声入力信号が全て入れ替わる毎に、利得算出部43が、バッファ部41に保存された音声入力信号の代表値に基づいて利得を算出している。したがって、サンプリング毎に利得を算出する場合に比べて、音量補正の処理量を低減でき、また、バッファ部41の記憶容量に応じた遅延のみで利得を算出できるから、出力音声の遅延を低減できる。さらに、前回算出された利得と今回算出された利得との変化分を求め、この変化分の絶対値が第1閾値以上の場合、利得制限部44は、前回算出した利得が今回算出した利得に近付くように、前回算出した利得を所定の変動上限分だけ変化させて得た制限値を今回の利得とする。これにより、入力音声の音量レベルが急変したために、利得の算出結果が第1閾値以上変動した場合でも、利得の変動が所定の変動上限分に抑えられるから、出力される音声の音量が急変するのを抑制できる。よって、送話音声信号の振幅レベルが所定の範囲内に収まるように、自動音量調整部40によって利得が調整されるから、携帯電話6から出力される音声の音量が急変するのを抑制できる。また、受話側の伝送処理部27に設けられた自動音量調整部40は、受話音声信号の振幅レベルが所定の範囲内に収まるように利得を調整しており、スピーカ22から出力される音声の音量が急変するのを抑制できる。
尚、以上の動作ではCMSサーバ7を経由して中継装置4と携帯電話6との間で音声信号の送受信を行っているが、中継装置4と携帯電話6との間で音声信号の送受信を行うようにしてもよい。
1 センサ端末
2 音声通報端末
3 親機
4 中継装置
5 WAN
6 携帯電話

Claims (22)

  1. 住宅の安全を損なうような異常の有無を検出するセンサ端末と、
    スピーカ及びマイクを具備して前記住宅内に設置される音声通報端末と、
    前記住宅内に設置され、前記センサ端末及び前記音声通報端末との間で通信を行う親機と、
    公衆通信網と前記親機との間の通信を中継する中継装置とを備え、
    前記センサ端末が異常の発生を検知し、異常の発生を報知する報知信号を前記親機に出力すると、
    前記親機は、前記中継装置及び前記公衆通信網を介して、予め通知先として登録された携帯電話に異常の発生を通知する電子メールを送信し、且つ、前記音声通報端末を送話状態に切り替える制御信号を前記音声通報端末に出力し、
    通知先の前記携帯電話で受話操作が行われ、前記受話操作に応じたコマンドが前記公衆通信網及び前記中継装置を介して前記親機に入力されると、
    前記親機は、送話状態に切り替えられた前記音声通報端末の前記マイクで電気信号に変換されて前記音声通報端末から前記親機に入力される音声信号を、前記中継装置及び前記公衆通信網を介して通知先の前記携帯電話に送信することを特徴とする住宅セキュリティシステム。
  2. 通知先の前記携帯電話で通話方向の切替操作が行われ、前記切替操作に応じたコマンドが前記公衆通信網及び前記中継装置を介して前記親機に入力されると、
    前記親機は、前記音声通報端末を受話状態に切り替える制御信号を前記音声通報端末に出力し、
    前記親機は、前記音声通報端末が受話状態に切り替わったことを確認すると、送話準備が完了したことを通知する通知信号を前記中継装置及び前記公衆通信網を介して通知先の前記携帯電話に送信し、
    前記通知信号を受信した通知先の前記携帯電話で、送話を開始する操作が行われると、前記携帯電話から前記公衆通信網、前記中継装置及び前記親機を介して前記音声通報端末に音声信号が送信され、前記スピーカから音声が出力されることを特徴とする請求項1記載の住宅セキュリティシステム。
  3. 前記住宅内に前記音声通報端末が複数台設置され、
    前記親機は、所定の時間が経過する毎に送話状態にする前記音声通報端末を切り替えることを特徴とする請求項1又は2記載の住宅セキュリティシステム。
  4. 前記住宅内に前記音声通報端末が複数台設置され、
    通知先の前記携帯電話で何れかの前記音声通報端末を選択する選択操作が行われ、前記選択操作に応じた選択コマンドが前記公衆通信網及び前記中継装置を介して前記親機に入力されると、
    前記親機は、前記選択コマンドによって指定された前記音声通報端末の前記スピーカから音声を出力させることを特徴とする請求項2記載の住宅セキュリティシステム。
  5. 前記住宅内に前記音声通報端末が複数台設置され、
    前記携帯電話から前記公衆通信網及び前記中継装置を介して前記親機に音声信号が入力されると、
    前記親機は、複数台の前記音声通報端末を受話状態とし、複数台の前記音声通報端末に音声信号を出力して、複数台の前記音声通報端末から音声を出力させることを特徴とする請求項2記載の住宅セキュリティシステム。
  6. 前記住宅内に前記音声通報端末が複数台設置され、
    各々の前記音声通報端末の設置場所付近で人の存否をそれぞれ検出する複数台の人感センサを備え、
    前記親機は、前記センサ端末から前記報知信号が入力されると、前記人感センサの検知結果をもとに、周囲に人が存在すると推定される前記音声通報端末と、通知先の前記携帯電話との間で音声通信経路を形成することを特徴とする請求項1又は2記載の住宅セキュリティシステム。
  7. 周囲に人が存在すると推定される前記音声通報端末が複数台存在する場合、
    前記親機は、周囲に人が存在すると推定される複数台の前記音声通報端末のうち、前記携帯電話との間で音声通信経路を形成する前記音声通報端末を所定の時間が経過する毎に順番に切り替えることを特徴とする請求項6記載の住宅セキュリティシステム。
  8. 前記センサ端末が、火災を感知して警報を発する火災警報器からなり、
    前記火災警報器から、火災の報知信号が前記親機に入力されると、
    前記親機は、前記音声通報端末に火災発生を報知する音声メッセージを送信して、前記スピーカから前記音声メッセージを出力させることを特徴とする請求項1又は2記載の住宅セキュリティシステム。
  9. 前記センサ端末が、検知対象のガスを感知するガス感知器からなり、
    前記ガス感知器から、ガスを感知したことを示す報知信号が前記親機に入力されると、
    前記親機は、前記音声通報端末に音声メッセージを送信して、前記スピーカから前記音声メッセージを出力させることを特徴とする請求項1又は2記載の住宅セキュリティシステム。
  10. 前記センサ端末が、前記住宅内への侵入の有無を検知する防犯センサからなり、
    前記防犯センサから、侵入を検知したことを示す報知信号が前記親機に入力されると、
    前記親機は、前記音声通報端末に威嚇音を出力する制御命令を送信して、前記スピーカから威嚇音を出力させることを特徴とする請求項1又は2記載の住宅セキュリティシステム。
  11. 前記住宅内に、周囲温度を検出する温度センサからなる前記センサ端末が複数台設置され、
    前記親機は、複数台の前記温度センサの検出温度をもとに、設置場所による検出温度の差が所定の閾値よりも大きく、且つ、検出温度の最高値又は最低値が所定の温度範囲外であれば、前記音声通報端末に警報音を出力させる制御信号を送信して、前記スピーカから警報音を出力させることを特徴とする請求項1又は2記載の住宅セキュリティシステム。
  12. 前記音声通報端末は、壁に固定された取付金具と係合する係合部が設けられた壁掛け型であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の住宅セキュリティシステム。
  13. 前記音声通報端末は、吊り下げ用の紐が設けられたペンダント型であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の住宅セキュリティシステム。
  14. 前記音声通報端末は、被載置部に載置して使用される置き型であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の住宅セキュリティシステム。
  15. 前記親機が前記中継装置の機能を備え、前記親機が前記中継装置を兼用することを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の住宅セキュリティシステム。
  16. 前記音声通報端末は、前記親機との間でパケット化された音声信号を無線伝送する無線伝送処理部を備え、
    前記無線伝送処理部は、圧縮/伸張部と、暗号化/復号化処理部と、パケット処理部と、無線送受信部とを具備し、
    前記無線送受信部が受信した、パケット化された音声信号は、前記パケット処理部でアンパケットされ、前記暗号化/復号化処理部で復号化されてから、前記圧縮/伸張部で伸張されて前記スピーカから出力され、
    前記マイクで集音され電気信号に変換された音声信号は、前記圧縮/伸張部で圧縮され、前記暗号化/復号化処理部で暗号化されてから、前記パケット処理部でパケット化されて、前記無線送受信部により無線送信されることを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項に記載の住宅セキュリティシステム。
  17. 前記音声通報端末は、前記親機から送信された音声信号の受信処理方式を、受信した音声信号を所定時間分蓄積してから出力するファイル転送方式、及び、ストリーミング方式の何れかに設定することを特徴とする請求項16記載の住宅セキュリティシステム。
  18. 前記ファイル転送方式では、
    前記暗号化/復号化処理部によって復号化された音声信号を、所定時間分の音声信号を格納可能なバッファ部に蓄積し、
    前記バッファ部に全て音声信号が書き込まれた段階で、前記圧縮/伸張部が前記バッファ部から読み出した音声信号を伸張して前記スピーカから出力させることを特徴とする請求項17記載の住宅セキュリティシステム。
  19. 前記ストリーミング方式では、
    前記暗号化/復号化処理部によって復号化された音声信号が、音声パケットのシーケンス番号に基づいて、リングバッファとして使用されるバッファ部の該当領域に書き込まれ、
    前記バッファ部に少なくとも最大ジッタ量の音声信号が蓄積されると、前記圧縮/伸張部は前記バッファ部から音声信号を古い順番に読み出して出力することを特徴とする請求項17記載の住宅セキュリティシステム。
  20. 前記ストリーミング方式による受信処理中に、パケットロスの発生確率を観測するパケットロス観測部が、前記バッファ部と前記圧縮/伸張部との間に設けられ、
    前記音声通報端末は、前記パケットロス観測部によって観測されたパケットロスの発生確率を前記親機に送信することを特徴とする請求項17又は19記載の住宅セキュリティシステム。
  21. 送話音声信号及び受話音声信号の振幅レベルがそれぞれ所定の範囲内に収まるように調整する自動音量調整部が前記無線伝送処理部に設けられたことを特徴とする請求項16乃至20の何れか1項に記載の住宅セキュリティシステム。
  22. 音声信号の受信処理中にパケットロスが発生した場合に、欠落した音声パケットに含まれる音声信号を、欠落していない音声パケットに含まれる音声信号を利用して補完するパケットロス補償部が、前記無線伝送処理部に設けられたことを特徴とする請求項16乃至21の何れか1項に記載の住宅セキュリティシステム。
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