JP2004260703A - 監視装置及びセキュリティシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体感知を知らせる報知情報を、外出先の携帯電話等で受信できない場合でも、適宜アクセスすることで、画像データを外出先から確認することができ、かつ記憶容量がいっぱいのときに、新しい記録画像を書き換え対象とすることで、本来不在のときに撮像した画像データを保護する。
【解決手段】簡易メモリ60は、最も新しい画像データを書換対象として消去し、新たな画像データを記憶する。時間的に古い画像データは、実際に不在のときの画像データであるため重要度が高い。そこで、従来の先入れ先出しの原則とは逆に書換えを行う。また、撮像した画像データを、メットワーク上の画像データ・メール配信サーバー44へ保存すると共に、この保存したことを予め登録した携帯電話のメールアドレスに通知し、かつ画像データをダウンロードするためのURLを添付したため、外出先のどこからでも画像を確認することができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも移動体を含む被感知物を感知するセンサ及び撮像素子を備えたカメラユニットと、前記カメラユニットへ撮像条件を設定した複数のモードを指示すると共に当該指示されたモードに基づいて撮像素子で撮像した画像データを管理するターミナルユニットと、で構成された監視装置、並びに当該監視装置を用いたセキュリティシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
セキュリティシステムとして、家屋の適宜位置(部屋や廊下等)にカメラを据付け、常時カメラでの撮像を行い、モニタが置かれた部屋で監視するタイプと、前記カメラと共に赤外線センサ等のように温度差を感知することによって被感知物(移動体又は静止体)を検出するセンサを配置することで、被感知物の移動を赤外線センサで感知し、カメラを作動させるタイプとがある。
【0003】
赤外線センサで被感知物を感知してカメラを作動させる場合、通常は外出のときに適しており、不在宅の無人監視が可能である。万が一、侵入者があると、これを被感知物として赤外線センサが感知して、カメラが作動(撮像)する。
【0004】
カメラが作動すると、これを異常と判断し、例えば、電話回線やインターネットを介して外出先で携帯している携帯電話や携帯情報端末等へ異常が発生したことを報知する情報を送信することで、警察への通報等、迅速な対応が可能となる(特許文献1参照)。
【0005】
ところが、上記電話回線やインターネットを介しての通信は、送信側の機器が正しく報知情報を送信したとしても、これが確実に受信側に届く保証はなく、受信の遅れ、何らかの原因による送信(受信)エラーが発生し、通信不成立となる場合が少なくない。
【0006】
このような問題を解消するためには、接続が成立しないことを送信側で認識できる場合、リトライ機能によって対処するのが一般的である。このリトライによる対処では、所定の時間を置いて送信することで、接続条件が改善していることを条件に送信を完了できる。
【0007】
ところが、インターネットを用いた場合、送信側が確認できるのは、接続先のサーバー(インターネット・サービス・プロバイダのサーバー)にアクセスし、IDやパスワードが認証され、接続許可が確認されるまでであり、一旦接続が成立し、報知情報が送出されると、その先で正しく受信したか否かは、確認することができない。
【0008】
従って、送信側からみると正しく送信されたと確認しても、受信側で受信されていない状況があり得る。但し、受信側で受信確認後、受信確認を示す返信を行うようなシステムを構築すれば、一定時間後に、返信の到着の有無によって、受信の真偽を判断することは可能であるが、この返信も同一のルートをたどるため、この返信にトラブルが発生し、返信が送信側に届くのが遅れたり、届かないということもあり得る。
【0009】
また、上記セキュリティシステムでは、カメラにより撮像した画像データを自ら保存する機能(画像記憶デバイス)を備えており、仮に報知情報の送信が不成立であった場合でも、帰宅時に必ず確認ができるという利点はある。
【0010】
ところが、従来のセキュリティシステムでは、長期間に亘る画像データの保存を目的としており、大容量記憶媒体(ハードディスク装置、サーバー等)を装備しているのが一般的である。
【0011】
このようなセキュリティシステムは、業務用としては有効であるが、このようなセキュリティシステムを一般家庭に導入するにあたり、装置の小型化、部品点数の削減によるコストダウンを図るべく、小容量の記憶媒体に抑えられることになる。このような小容量の記憶媒体では、数回の異常発生回数分の画像データしか保存することができないことになる。
【0012】
従って、このような小容量の機能媒体を有効に利用するため、画像データの書き換えが必須となり、従来では、FIFOの原則、すなわち先入れ先出しの原則を採用し、記憶容量がいっぱいになると、最も古い順から消去していき、最も新しい画像データの記憶領域を確保するといったことがなされている。
【0013】
【特許文献1】
特開平1−236397号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記FIFOの原則で記憶容量の書き換えを行った場合、外出先から自宅に戻ったとき、カメラ及び赤外線センサが玄関に向けられていると、外出先から戻った当該家屋の主人(及び家族)を侵入者と誤認して、撮像が実行され、記憶媒体に記憶されてしまうことがある。或いは、カメラ及び赤外線センサが玄関に向けられていなくても、帰宅後にセキュリティシステムに設定した外出監視モードを解除するのを忘れると、次々と最新の画像が記憶され、実際に不在のときに撮像された画像データが消去されてしまう可能性がある。
【0015】
本発明は上記事実を考慮し、被感知物感知を知らせる報知情報を、外出先の携帯電話等で受信できない場合でも、適宜アクセスすることで、画像データを外出先から確認することができ、かつ記憶容量がいっぱいのときに、新しい記録画像を書き換え対象とすることで、本来不在のときに撮像した画像データを保護することができる監視装置及びセキュリティシステムを得ることが目的である。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、少なくとも移動体を含む被感知物を感知するセンサ及び撮像素子を備えたカメラユニットと、前記カメラユニットへ撮像条件を設定した複数のモードを指示すると共に当該指示されたモードに基づいて撮像素子で撮像した画像データを管理するターミナルユニットと、で構成された監視装置であって、前記ターミナルユニット内に設けられ、撮像した画像データを記憶可能なメモリと、一定時間おきに撮像し前記メモリに記憶しない常時監視モードと、センサによる被感知物感知時に撮像し前記メモリに記憶する外出監視モード、並びにセンサによる被感知物感知時に撮像し前記メモリに記憶しない在宅監視モードの何れかを選択するモード選択手段と、前記モード選択手段で選択されたモードに基づいてカメラユニットを制御し、監視する監視モード制御手段と、前記メモリの記憶領域が、新たな画像データの記憶ができない状態となった場合に、記憶してからの経過時間が短い画像データを書き換え対象として消去して前記新たな画像データを記憶する書換制御手段と、を有している。
【0017】
請求項1記載の発明によれば、監視モード制御手段では、モード選択手段で選択されたモードに基づいて、カメラユニットを制御する。
【0018】
このモードの内、外出監視モードでは、被感知物感知時に撮像した画像の画像データをメモリに記憶する。しかし、メモリの記憶容量が小さい場合、新たな画像データを記憶できない場合がある。
【0019】
この場合、従来では、古い順に消去して新たな画像データを記憶するようにしているが、上記監視装置では、外出先から戻った際、上記外出監視モードが継続中であるため、この外出先から戻った本人を撮像することがあり得る。また、外出監視モードを他のモード(在宅時に適用する常時監視モード或いは在宅監視モード)に切り換えることを忘れると、順次在宅した後の画像が撮像され、記憶されていき、不在時に撮像した画像データが消去されてしまうことがある。
【0020】
このため、書換制御手段では、記憶してからの経過時間が短い画像データ(例えば、最も新しい画像データ)を書き換え対象として消去し、新たな画像データを記憶する。これにより、不在時に撮像した画像データを保持することができる。
【0021】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記外出監視モードでの監視制御中に撮像した画像データをネットワーク上の特定のサーバーへアップロードするためのアップロード制御手段をさらに有することを特徴としている。
【0022】
請求項2に記載の発明によれば、撮像した画像データを特定のサーバーへアップロードすることで、ネットワークに接続可能な、例えば携帯電話や情報携帯端末、或いはパソコン等から容易に画像を取り込むことができる。
【0023】
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記特定のサーバーが、前記監視装置とネットワークを介してアクセス可能とされ、前記アップロード制御手段でアップロードされた画像データを保存する機能、並びに、前記画像データの保存時に予め登録した連絡先へ保存した画像データの所在を特定する記述を付加してメール送信する機能を併せ持つ画像データ・メール配信サーバーであることを特徴としている。
【0024】
請求項3に記載の発明によれば、前記特定サーバーが、画像を保存するのみなならず、画像の保存の際に予め登録した連絡先(例えば、携帯電話のメールアドレス等)に通知すると共にこの通知に画像データの所在を特定する記述(例えば、URL)を付加することで、被感知物感知に際して、外出先から迅速な対応をとることができる。
【0025】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記カメラユニットとターミナルユニットとが、無線によって情報を送受信することを特徴としている。
【0026】
請求項4に記載の発明によれば、カメラユニットとターミナルユニットとの間を無線で送受信するようにしたため、据え付け時の手間が省け、専門業者等による工事も不要となり、所謂一般家庭での利用性(利用度合い)を高めることができる。
【0027】
請求項5に記載の発明は、少なくとも移動体を含む被感知物を感知するセンサ及び撮像素子を備えたカメラユニットと、前記カメラユニットへ撮像条件を設定した複数のモードを指示すると共に当該指示されたモードに基づいて撮像素子で撮像した画像データを管理するターミナルユニットと、で構成された監視装置を用いたセキュリティシステムであって、前記ターミナルユニット内に設けられ、所定のモードに基づいて撮像した画像データを記憶するメモリと、前記メモリの記憶領域が、新たな画像データの記憶ができない状態となった場合に、記憶してからの経過時間が短い画像データを書き換え対象として消去して前記新たな画像データを記憶する書換制御手段と、前記所定のモードに基づいて撮像した画像データをネットワークへアップロードするためのアップロード制御手段と、前記監視装置とネットワークを介してアクセス可能とされ、前記アップロード制御手段でアップロードされた画像データを保存する機能、並びに、前記画像データの保存時に予め登録した連絡先へ保存した画像データの所在を特定する記述を付加してメール送信する機能を併せ持つ画像データ・メール配信サーバーと、を有している。
【0028】
請求項5に記載の発明によれば、監視モード制御手段では、モード選択手段で選択されたモードに基づいて、カメラユニットを制御する。
【0029】
このモードの内、外出監視モードでは、被感知物感知時に撮像した画像の画像データをメモリに記憶する。しかし、メモリの記憶容量が小さい場合、新たな画像データを記憶できない場合がある。
【0030】
この場合、従来では、古い順に消去して新たな画像データを記憶するようにしているが、上記監視装置では、外出先から戻った際、上記外出監視モードが継続中であるため、この外出先から戻った本人を撮像することがあり得る。また、外出監視モードを他のモード(在宅時に適用する常時監視モード或いは在宅監視モード)に切り換えることを忘れると、順次在宅した後の画像が撮像され、記憶されていき、不在時に撮像した画像データが消去されてしまうことがある。
【0031】
このため、書換制御手段では、記憶してからの経過時間が短い画像データ(例えば、最も新しい画像データ)を書き換え対象として消去し、新たな画像データを記憶する。これにより、不在時に撮像した画像データを保持することができる。
【0032】
また、撮像した画像データを画像データ・メール配信サーバーへアップロードすることで、ネットワークに接続可能な、例えば携帯電話や情報携帯端末、或いはパソコン等から容易に画像を取り込むことができる。
【0033】
画像データ・メール配信サーバーが画像を保存するのみなならず、画像の保存の際に予め登録した連絡先(例えば、携帯電話のメールアドレス等)に通知すると共にこの通知に画像データの所在を特定する記述(例えば、URL)を付加することで、被感知物感知に際して、外出先から迅速な対応をとることができる。
【0034】
請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の発明において、前記ネットワークが、前記監視装置のターミナルユニットが接続された電話回線網と、この電話回線網とインターネット・サービス・プロバイダを介して接続されると共に前記画像データ・メール配信サーバーが接続されたインターネット網と、で構築されていることを特徴としている。
【0035】
請求項6に記載の発明によれば、ターミナルユニットには、顧客の情報が登録されており、このようなプライベート情報は外部に漏れることは好ましくない。このため、ターミナルサーバーは電話回線網に接続することで、インターネット網を利用せず、1:1のモデムによる接続によりプライベート情報を通信を行うことで、通常の電話機やファクシミリのように、情報が外部に漏れることがない。
【0036】
一方、画像データ・メール配信サーバーは、インターネット・サービス・プロバイダを介して電話回線網と接続されたインターネットに接続されているため(インターネット網との接続は、上記プライベート情報の通信が完了した後が好ましい。)、インターネットへの接続が可能な場所であれば、撮像した画像をダウンロードして見ることができる。
【0037】
なお、インターネット網への接続による画像取得においても、ID及びパスワードの入力を前提とするのは当然である。
【0038】
請求項7に記載の発明は、前記請求項5又は請求項6に記載の発明において、前記監視装置におけるカメラユニットとターミナルユニットとが、無線によって情報を送受信することを特徴としている。
【0039】
請求項7に記載の発明によれば、カメラユニットとターミナルユニットとの間を無線で送受信するようにしたため、据え付け時の手間が省け、専門業者等による工事も不要となり、所謂一般家庭での利用性(利用度合い)を高めることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
(システム構成)
図1には、本実施の形態に係る監視装置10が適用されたセキュリティシステムの概略図が示されている。
【0041】
監視装置10は、電話回線網14に接続されたターミナルユニット16と、このターミナルユニット16で管理されるカメラユニット18と、で構成されている。
【0042】
ターミナルユニット16には、2個の図示しないモジュラー端子が設けられており、その1つは電話コネクタ用とされ、一般家庭の電話機20がモジュラーケーブル22を介して接続されている。また、他の1つは回線コネクタ用とされ、前記電話回線網14にモジュラーケーブル24を介して接続されている。
【0043】
ここで、電話回線網14に接続される一般電話回線はアナログ回線が適用されており、ターミナルユニット16による通信時以外は、前記電話機20を用いて通常の通話が可能となっている。
【0044】
なお、ターミナルユニット16における機能の1つである画像リクエスト機能(後述)を実現するためには、電話会社とのナンバーディスプレイ契約が必要となる。以下では、ナンバーディスプレイ契約が完了していることを前提として説明する。
【0045】
また、契約する電話回線の種類は、通常のアナログ回線に限らず、ナンバーディスプレイ対応のISDNや、ADSL回線も適用可能であるが、会社等で用いられる交換機経由の電話回線の場合には、適用できないものもあるため、好ましくない。
【0046】
ターミナルユニット16には、画像出力端子(図示省略)が設けられており、AV端子を備えたモニタ(一般テレビを含む)26がAVコード28を介して接続されている。
【0047】
このモニタ26では、ターミナルユニット16で管理可能な最大4台のカメラユニット18により撮像された画像が選択的に表示されるようになっている。
【0048】
ターミナルユニット16とカメラユニット18とは、無線によって情報の送受信が行われるようになっており、外観的には、ターミナルユニット16及びカメラユニット18のそれぞれの筐体16A、18Aには、各々アンテナ30、32が取り付けられている。
【0049】
本実施の形態の無線送受信のための仕様(ターミナルユニット16及びカメラユニット18に共通)は、送受信周波数範囲が2.4GHz帯(2.412GHz〜2.484GHz)、送信出力が13dBm以下、通信方式が半2重通信方式、変調方式がDBPSK,DQPSK,CCK、データ転送速度が5.5Mbpsとなっている。なお、データ転送速度は、最大11Mbpsであるが、データの信頼性確保のため、5.5Mbpsとしている。
【0050】
カメラユニット18の筐体18Aからは、レンズ部34と感知センサ部36とが露出されている。
【0051】
感知センサ部36は、赤外線センサ39(図4参照)とこの赤外線センサ39を覆う半球体状のフード36Aとで構成されている。
【0052】
このカメラユニット18では、所定時間の間隔で静止画を撮像したり、前記ターミナルユニット16側から送信される設定信号によって常時撮像したりすることが可能となっている。また、カメラユニット18は、ターミナルユニット16からの指示により、感知センサ部36による被感知物の移動を感知したときに撮像したり、或いは撮像間隔を変更したり、センサ感知時における撮像枚数を変更したりすることも可能となっている。
【0053】
図1に示される如く、電話回線網14には、本実施の形態に係る監視装置10の提供者側が管理する登録サーバー38が接続されている。
【0054】
登録サーバー38には、予め前記監視装置10を提供(販売)する顧客を特定するための顧客管理データが格納されるようになっている。
【0055】
この顧客管理データは、予め監視装置10の導入(購入)者から、必要事項が記入されて返却されてくる導入申込書等に基づいてオペレータが登録することで格納されるようになっている。
【0056】
上記登録(登録サーバー38への格納)が完了した顧客が所有するターミナルユニット16を通じて、電話回線網14を介して登録要求があると、登録サーバー38から必要なデータがターミナルユニット16へ送出され、自動的に登録がなされるようになっている。
【0057】
すなわち、このターミナルユニット16の登録は、顧客が手を煩わせることがなく、かつ電話回線網14を用いているため、例えば、一般電話の通話やファクシミリと同様に第3者に顧客データが漏出するようなことがない構成となっている。
【0058】
また、この電話回線網14には、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)40をネットワーク42(以下、インターネット42という)が接続されている。インターネット42には、監視装置10の提供者側が管理する画像データ・メール配信サーバー44が接続されている。
【0059】
この画像データ・メール配信サーバー44は、その1つの機能として、前記カメラユニット18で撮像された画像(静止画)データを管理するターミナルユニット16から、電話回線網14及びインターネット42を介して受信して保存しておくことができるようになっている。
【0060】
また、画像データ・メール配信サーバー44は、他の1つの機能として、画像データが保存されるときに、予め登録された(前記登録サーバー38による登録の1つ)顧客が所有する携帯電話46へ画像データを受けたことを報知するメールを配信するようになっている。
【0061】
なお、配信されるメールには、画像データの格納場所を特定するURLが添付されるようになっており、顧客はメールを受信して、当該メールに添付されているURLに基づいて、画像データをダウンロードすることができる。
【0062】
(ターミナルユニット16の外観構成)
図2に示される如く、ターミナルユニット16には、その前面に4個のカメラ選択ボタン48A、48B、48C、48D(以下、総称する場合、或いは何れか1つを選択する場合は、単に「48」と記す。)が設けられている。カメラ選択ボタン48では、その何れかを操作(押圧)することで、1台のターミナルユニット16に最大4台接続可能なカメラユニット18の1つを選択することができるようになっている。なお、複数のカメラユニット18を選択し、所定時間毎に切り替わるようにすることも可能としてもよい。また、カメラユニット18毎に後述するモード設定が可能である。
【0063】
また、それぞれのカメラ選択ボタン48に対応してLED50が隣接配置されており、アクティブな(動作中の)カメラユニット18に対応するカメラ選択ボタン48に隣接するLED50が点灯する。
【0064】
上記カメラ選択ボタン48の図2の左側には、電源確認用LED52、モデム起動確認用LED54及びセンサ感知LED56が並設されている。
【0065】
また、ターミナルユニット16には、4個のカメラ選択ボタン48の図2の右側に隣接して、機能ボタン58が設けられている。
【0066】
機能ボタン58は、ターミナルユニット16に登録サーバー38に登録されたデータを登録することを指示するとき、既にセットアップされているカメラユニット18の接続番号を確認とき、ターミナルユニット16の不揮発性メモリ60(図3参照)に記憶されている画像データを確認(モニタ26に表示)したり、消去(リセット)するとき、等に操作されるようになっている。なお、それぞれの機能は、予め設定された操作形態の違いで認識される。
【0067】
また、機能ボタン58に隣接して緊急報知用LED62が設けられ、何らかの異常(後述する「モード2」の設定時にセンサ反応によって撮像がなされ画像データが不揮発性メモリ60に記憶されたとき)を確認したときに点灯、又は点滅するようになっている。
【0068】
図2に示される如く、ターミナルユニット16の前面最右端部には、モード選択キーシリンダ64が設けられている。このモード選択キーシリンダ64のキー溝64Aには、キー66が挿入可能となっている。
【0069】
キー66が挿入されたモード選択キーシリンダ64は、所謂12時の方向を中心として左右に約30°程度回転可能となっており、ターミナルユニット16の制御機能を示すモード(詳細後述)である「モード1」、「モード2」、「モード3」の何れかを選択することができるようになっている。
【0070】
すなわち、最左端に回転された位置では「モード1」、前記12時の方向位置では「モード2」、最右端に回転された位置では「モード3」がそれぞれ選択される。
【0071】
なお、キー66の着脱は、「モード2」の位置(12時の方向)で行われ、それ以外ではできない構成となっている。
【0072】
(監視装置10の制御系)
図3及び図4には、上記ターミナルユニット16及びカメラユニット18で構成される監視装置10における、種々の機能を実現するための制御ブロック図が示されている。なお、この制御ブロック図に示す各ブロックは、あくまでも機能的に分類したものであって、その一部にはソフト的に動作するものもあり、また、それぞれ別々のデバイスであることに限定されるものではなく、複数のブロックが集約されたデバイスであってもよい。
【0073】
まず、ターミナルユニット16の制御系について説明する。
【0074】
図3に示される如く、カメラ選択ボタン48及び機能ボタン58は、ボタン操作認識部68に接続されている。このボタン操作認識部68では、操作されたボタンの種別、並びに操作の状態を認識し、操作機能判別部70へ送出する。
【0075】
また、モード選択キーシリンダ64の3箇所のキー操作位置に設けられた電気接点の切り替え信号がキー操作認識部72に送出され、キー66(図2参照)の操作位置を認識するようになっている。認識されたキー66の位置(すなわち、モード)は操作機能判別部70に送出される。
【0076】
操作機能判別部70では、カメラ選択ボタン48、機能ボタン58及びモード選択キーシリンダ64の操作状態を複合的に判別し、操作指示に応じて動作する制御系(カメラユニット制御部74、ユーザー登録制御部76、監視モード設定部78並びに表示制御部79の少なくとも1つ)へ動作指令信号を出力する。
【0077】
カメラユニット制御部74は、カメラ選択ボタン48の操作状態及びモード選択キーシリンダ64の切り替え状態に基づいて起動する。
【0078】
すなわち、選択されたアクティブ(監視動作させる)とするカメラユニット18を特定すると共に、監視のためのモードを認識し、当該カメラユニット制御部74における制御信号を無線送信部80を介して無線によってカメラユニット18へ送信する。
【0079】
これにより、カメラユニット18では、指定されたモードでの動作が実行される。なお、カメラユニット18の制御系については後述する。
【0080】
ユーザー登録制御部76は、モード選択キーシリンダ64で「モード1」が選択され、機能ボタン58が5秒以上継続して操作(押圧)されたときに起動する。
【0081】
すなわち、本実施の形態の監視装置10が導入されたときに初期設定するときに起動するものであり、安易な操作では起動しないように5秒以上の操作継続としている。
【0082】
このユーザー登録制御部76が起動すると、このユーザー登録制御部76に接続されたモデム82によって、ダイヤルアップ接続を実行し、登録サーバー38へのアクセスによって、必要な登録データをダウンロードすることができるようになっている。なお、このユーザー登録制御部76では、導入後のバージョンアップにも適用可能とされ、提供者からの通知等で起動させることで、登録サーバー38に登録したバージョンアップ用のプログラムがダウンロードされ、最新のバージョンでの動作を維持することができる。
【0083】
監視モード設定部78は、監視モード制御部84に接続されており、モード選択キーシリンダ64の切り替え状態に基づいて、3種類のモード(「モード1」、「モード2」、「モード3」)の何れかを設定し、その設定信号を監視モード制御部84へ送出するようになっている。なお、この監視モード設定部78には、起動タイマー86が設けられており、本実施の形態では、「モード2」が選択された場合に限り、監視モード制御部84への設定信号の送出をディレイ(1〜3分程度)させるようにしている。
【0084】
表示制御部79は、モード選択キーシリンダ64が「モード3」に切り替わっており、かつ機能ボタン58を5秒以上操作し続けた場合に起動する。
【0085】
この表示制御部79が起動すると、不揮発性メモリ60に記憶された画像データを読出し、モニタ26に表示するようになっている。表示画像は、前記不揮発性メモリ60に保存されている古い順に1画像が2秒ずつ順次表示されるようになっている。
【0086】
また、この表示制御部79は、前記監視モード制御部84にも接続されており、監視モードが「モード1」及び「モード3」の場合に、リアルタイムに撮像した画像を表示する役目も有している。なお、「モード1」では、一定時間毎に常時撮像画像を表示し、「モード3」では、赤外線センサ39(図4参照)で被感知物を感知したときに撮像する数コマの画像を表示する。
【0087】
監視モード制御部84では、前記監視モード設定部78によって設定される3種類もモードをプログラムとして備えている。また、監視モード制御部84は、画像データ処理部88が接続されており、無線受信部90及びデータ復調部92を介してカメラユニット18から送られてくる送信データから画像データを抽出して、監視モード制御部84へ送出するようになっている。
【0088】
「モード1」は、在宅常時監視モードであり、例えば、2つの部屋があり、1つの部屋で寝ている赤ちゃんや老人等の被介護者を、他の1つの部屋で監視するような場合、すなわち、在宅時に利用されるモードである。
【0089】
別部屋であるため、細心の注意を払っても見逃すことがあり、これを補助するために、一定時間(好ましくは1秒以内)おきに撮像し(例えば、0.5秒毎に静止画を撮像し)、モニタ26にその撮像した画像を表示することで、被介護者の状態(安全)を確認することができる。なお、この場合、赤外線センサ39の機能を働かず、時間のみの管理でカメラユニット18は動作する。
【0090】
「モード2」は、外出時にセットし、留守になる家の中を監視する外出監視モードであり、赤外線センサ39が被感知物を感知したときに、撮像するようになっている。
【0091】
この撮像は、赤外線センサ39の被感知物感知を起点として、一定時間毎に数コマ(本実施の形態では1秒毎に5コマ)の画像が撮像されるようになっている。
【0092】
撮像された画像データは、不揮発性メモリ60に記憶されると共に、アップロード制御部94へ送出される。
【0093】
アップロード制御部94では、当該画像データに所定のデータ(予め登録された携帯電話46のメールアドレス或いは顧客ID等)を付加し、モデム82によるダイヤルアップで、図1に示す電話回線網14及びインターネット42を介して、画像データ・メール配信サーバー44へアップロードする。
【0094】
画像データ・メール配信サーバー44では、画像データが送信されてくると、それぞれの画像データに対してURLが設定され、予め登録された携帯電話46のメールアドレスにセンサ感知による撮像があった旨のメッセージを前記URLを添付して配信する。
【0095】
外出している顧客は、このメールを受信することで、外出さきで配信されてきたURLに基づいて画像データをダウンロードすることで、画像を確認することができる。
【0096】
一方、前記不揮発性メモリ60には、1回の感知で5コマの画像が撮像される場合、1つのカメラユニット18に対して3回分程度の画像データが記憶可能な容量となっている。これは、画像データ・メール配信サーバー44によって画像データが長期間管理できること、並びにターミナルユニット16を含む監視装置10が経済面で比較的安易に導入できること、等を考慮して、メモリ容量の少ないものを適用している。
【0097】
このとき、一般的には、FIFO(先入先出)を原則としているが、本実施の形態では、最新の画像データ群(例えば、1回の感知分の5コマ)を対象として新たな画像と入れ替えるようにしている。
【0098】
すなわち、図5に示される如く、古い順にNo.1、No.2、No.3の画像データ群(5コマ毎)が記憶されている不揮発性メモリ60において、最新の5コマ(No.3)は、外出先から戻り、カメラユニット18の監視エリアに入ったときに作動した画像であることが多く、このような画像は、所謂不審者の侵入といった異常時の画像であるはずがなく、不必要な画像である場合が比較的多い。このため、新たに撮影した5コマ(No.4の画像データ群)を不揮発性メモリ60に記憶する際に、不揮発性メモリ60内の最新の画像データ群であるNo.3の画像データ群を削除(消去)して、入れ替える。
【0099】
この場合、No.1〜No.2の画像データ群は常に消去されず残ることになるが、外出時間によって、入れ替える画像データ群を新しい方から順に増やしてもよい。例えば、前記No.3の画像データ群を記憶する場合に、No.2の画像データ群を消去して(No.3の画像データ群をNo.2の画像データ群にシフトして)、新たに撮影した5コマ(No.4の画像データ群)をNo.3の画像データとして残してもよい。
【0100】
「モード3」は、在宅監視モードであり、例えば、2つの部屋があり、1つの部屋で寝ている赤ちゃんや老人等の被介護者を、他の1つの部屋で監視するという点で前記「モード1」と類似するが、「モード1」のように常時ではなく、「モード2」で適用した被感知物感知機能により撮像を行うモードである。
【0101】
例えば、赤ちゃんを別部屋で寝かしつけた場合、寝ている間は監視する必要がない。しかし、寝返りをうったり、目を覚まして動き始めたときは、即時に対応したい。なお、赤外線センサ39は温度差を判別するため、例えば、寝かしつけたときの状態を記憶し、この記憶データに対して変化があったことで、赤ちゃんの動きを判別するようにすることが好ましい。
【0102】
そこで、赤外線センサ39によって被感知物(ここでは、赤ちゃんの動き)を感知すると、カメラによる撮像を開始する。なお、この場合の1回の撮像コマ数は、16コマ(0.5秒毎に8秒間)としている。
【0103】
監視モード制御部84では、上記「モード1」、「モード2」、「モード3」の何れかによる監視を主としているが、その他の機能として、外出先の携帯電話46から、リアルタイムの画像を見ることができるカメラ画像リクエスト機能を備えている。
【0104】
上記を実現するために、モデム82には、ナンバーディスプレイ装置96が接続されている。このナンバーディスプレイ装置96では、予め電話会社と契約したナンバーディスプレイサービスを適用して、非通知以外で受信した相手先の電話番号を認識することができるようになっている。なお、この実施の形態では、モデム82とナンバーディスプレイ装置96とを別々のブロックで示しているが、実際には、ナンバーディスプレイで用いられる「発信者番号通知」の信号(Call ID)を識別する機能を持つモデム82が適用可能である。
【0105】
認識された電話番号は、画像リクエスト制御部98へ送られ、本実施の形態の監視装置10を導入したときに登録した携帯電話46の電話番号との照合を行う。
【0106】
この照合の結果、画像リクエスト制御部98では、監視モード制御部84と、カメラユニット制御部74にカメラ画像リクエスト信号を送出する。
【0107】
カメラ画像リクエスト信号によって起動するカメラユニット18は、10秒毎に3コマの画像を撮像する。
【0108】
監視モード制御部84では、この撮像した3コマの画像データをアップロード制御部94及びモデム82を介して画像データ・メール配信サーバー44へ画像データをアップロードする。
【0109】
これにより、画像データ・メール配信サーバー44では、新たな画像データが格納されたことを報知するメールを携帯電話46へ配信する。
【0110】
すなわち、手順としては、外出先から自宅に電話をかけ、適宜回数のコール後に一旦切り、メールが届くの待つ。メール着信後、前述と同様に添付されたURLに基づいて画像をダウンロードすることで、撮像された画像(10秒毎の3コマの画像)を携帯電話46で確認することができる。
【0111】
次に、カメラユニット18の制御系について説明する。
【0112】
図4に示される如く、カメラユニット18には、無線受信部100と無線送信部102とが備えられ、無線受信部100では、前記ターミナルユニット16のカメラユニット制御部74からの指示信号を受信し、カメラ機能制御部104へ送出する。
【0113】
カメラ機能制御部104では、ターミナルユニット16によって指示されたモードに基づいて撮像指示部106を起動させる。
【0114】
撮像指示部106には、赤外線センサ39が接続されており、「モード2」及び「モード3」の場合における赤外線センサ39による被感知物感知をトリガとして、撮像部108での撮像を指示する。
【0115】
撮像部108で撮像された画像データは、画像データ処理部110に蓄積され、圧縮処理等が施され、送信データ変調部112へ送出される。送信データ変調部112では、変調等の無線送信に必要な処理を施し、無線送信部102へ送ることで、当該無線送信部102からターミナルユニット16の無線受信部90(図3参照)へ伝播される。
【0116】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0117】
まず、本実施の形態に係る監視装置を使用可能とするまでの導入時のセットアップ手順を説明する。
【0118】
導入に際し、予め導入申込書等に住所、氏名、自宅の電話番号、外出時に携帯する携帯電話の番号、ナンバーディスプレイの契約の有無、暗証番号等の必要事項を記入する。
【0119】
記入した導入申込書は、封書で郵送するかファクシミリを用いて監視装置10の提供(販売)者へ送る。
【0120】
提供者側では、送られてきた導入申込書に基づいて、登録サーバー38へ顧客登録を行うと共に、監視装置10を配達する。なお、監視装置10は予め顧客の下へ配達してもよいが、登録サーバー38への登録が完了した旨を別途通知する必要がある。
【0121】
顧客は、登録サーバー38への登録を確認すると、導入のための据付を行う。
【0122】
この場合、ターミナルユニット16は、操作し易い場所に据え置けばよいし、カメラユニット18は、監視が必要な場所(玄関、廊下、部屋等)に据え置くか、付属の壁掛けブラケット等を用いて設置する。
【0123】
ここで、ターミナルユニット16とカメラユニット18とは無線によってデータの送受信を行うため、両者間の配線等は不要であり、ほとんど知識のない顧客であっても、用意に据付けることができる。
【0124】
ターミナルユニット16とカメラユニット18との据付けが完了した後は、モニタ(テレビでもよい)を接続し、設置は完了する。
【0125】
次に、顧客はターミナルユニット16の登録を行う。まず、付属のキー66をモード選択キーシリンダ64のキー溝64Aへ差し込み、モード1に切り替える。
【0126】
この状態で、機能ボタン58を5秒以上操作(押圧)し続ける。
【0127】
この状態をキー操作認識部72及びボタン操作認識部68によって認識し、次いで操作機能判別部70において、ダイヤルアップ登録の指示があったことを判別する。
【0128】
この判別の結果、ユーザー登録制御部76が起動して、モデム82を介して登録サーバー38へアクセスを開始する。登録サーバー38では、アクセスがあると、該当する登録ないようをユーザー登録制御部76へ送信する。これにより、ターミナルユニット16の登録が自動的に完了する。
【0129】
なお、この場合、モデム82を介して登録サーバー38へのアクセスを、電話回線網14を用いて行うため、一般通話やファクシミリと同様に他人に情報が漏れるようなことはなく、プライバシーの保護が保たれる。
【0130】
以上で、導入時のセットアップが完了し、顧客は必要に応じてモードを選択して監視機能を実行する。
【0131】
モードの選択は、キー66をモード選択キーシリンダ64のキー溝64Aに差込み、キー66を回転操作することで設定できる。以下、図6のフローチャートに従いキー操作時に割り込まれるモード設定ルーチンを説明する。
【0132】
ステップ200において、キー操作位置を認識する。すなわち、キー66の回転操作状態を、キー操作認識部72によって認識し、次いでステップ202では、選択された(切り替えられた)モードを操作機能判別部70で判別する。
【0133】
この操作機能判別部70で判別した結果は、監視モード設定部78へ送出され、それぞれのモードを特定して監視モード制御部84を起動する。
【0134】
このとき、選択された(切り替えられた)モードによって監視モード制御部84の起動にディレイをかける場合がある。
【0135】
すなわち、ステップ202で「モード1」が選択されたと判断された場合には、ステップ204へ移行して、監視モード制御部84へ「モード1」による監視制御で起動するように指示すると共に、次のステップ206でカメラユニット制御部74からカメラユニット18へ「モード1」で動作するように指示進行を無線送出する。
【0136】
また、ステップ202で「モード3」が選択されたと判断された場合には、ステップ208へ移行して、監視モード制御部84へ「モード3」による監視制御で起動するように指示すると共に、次のステップ210でカメラユニット制御部74からカメラユニット18へ「モード3」で動作するように指示進行を無線送出する。
【0137】
一方、ステップ202において、「モード2」が選択されたと判断された場合には、ステップ212へ移行して、起動タイマー86をリセット・スタートさせる。次のステップ214では、所定時間経過したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ216へ移行して、監視モード制御部84へ「モード2」による監視制御で起動するように指示すると共に、次のステップ218でカメラユニット制御部74からカメラユニット18へ「モード2」で動作するように指示進行を無線送出する。
【0138】
すなわち、「モード1」及び「モード3」の場合は、在宅時の監視モードであり、キー66によって選択された(切り替えられた)後、直ちに該当する監視モードでの監視が実行される。しかし、「モード2」の場合は、外出時の監視モードであり、「モード2」を選択した(切り換えた)直後では、その本人がまだ在宅状態であるため、即時に監視モードになると、操作者本人を感知してしまう場合がある。そこで、外出監視モードである「モード2」の場合にかぎり、監視モード制御部84の起動を所定時間(外出が完了するまでの約2〜3分間)遅らせることで、上記のような操作者本人の感知を回避することができる。
【0139】
図7は、カメラユニット18における動作制御を示すフローチャートであり、ステップ250では、リクエスト画像の指示があったか否かが判断され、否定判定されると、ステップ252へ移行して現在のモードを判別する。
【0140】
ステップ252で「モード1」と判定された場合には、在宅常時監視モードであると判断され、ステップ254へ移行して所定時間経過したか否かが判断される。
【0141】
このステップ254で肯定判定されるとステップ256へ移行して、撮像を実行し、次いでステップ258へ移行してターミナルユニット16への画像データの送信処理を実行し、ステップ250へ戻る。
【0142】
また、前記ステップ252で「モード2」と判定された場合には、外出監視モードであると判断され、ステップ260へ移行して赤外線センサ39により被感知物を感知したか否かが判断される。
【0143】
このステップ260で肯定判定されると、侵入者有り等の異常と判断し、ステップ262へ移行して1秒毎に5コマ撮像を実行し、ステップ264へ移行してターミナルユニット16への画像データの送信処理を実行し、ステップ250へ戻る。また、ステップ264での画像データの送信時、「モード2」であることを示すタグを付加する。
【0144】
さらに、前記ステップ252で「モード3」と判定された場合には、在宅監視モードであると判断され、ステップ266へ移行して赤外線センサ39により被感知物を感知したか否かが判断される。
【0145】
このステップ266で肯定判定されると、被介護者等に動きがあったと判断し、ステップ268へ移行して0.5秒毎に8秒間の撮像を実行し、ステップ270へ移行してターミナルユニット16への画像データの送信処理を実行し、ステップ250へ戻る。
【0146】
前記ステップ250において肯定判定、すなわち、画像リクエストの指示があった場合には、ステップ272へ移行して、10秒毎に3コマ撮像を実行し、次いでステップ274へ移行してターミナルユニット16への画像データの送信処理を実行し、ステップ250へ戻る。また、ステップ274での画像データの送信時、リクエスト画像であることを示すタグを付加する。
【0147】
図8には、カメラユニット18から送信される画像データを受け取ったときの監視モード制御部84における画像データの処理に関する制御ルーチンを示すフローチャートが示されている。
【0148】
ステップ300では、監視モード制御部84に画像データが入力されたか否かが判断され、否定判定された場合には、このルーチンは終了する。また、ステップ300で肯定判定されると、ステップ302へ移行する。
【0149】
ステップ302では、画像リクエストの指示中であるか否かが判断され、否定判定されると、ステップ304へ移行する。
【0150】
ステップ304では、現在のモードを判別し、「モード1」の場合には、ステップ306へ移行して、表示制御部79へ画像データを送出する。すなわち、「モード1」では、撮像した画像データを記憶する必要がなく、モニタ26に表示すればよいため、直接表示制御部79へ画像を送出する。表示制御部79では、画像データを受け取ることで、モニタ26に画像を表示する。これにより、カメラユニット18が据え付けられている部屋の様子の別の部屋で常時監視することができる。
【0151】
次に、ステップ304で「モード2」と判定された場合は、ステップ308へ移行して、画像データに付加されているタグと照合する。このタグの照合は必ずしも必要ないが、画像データの転送中に何らかの原因で送り時と受け取り時とでデータが前後する可能性がある。このため、間違いなく「モード2」の状態で撮像した画像であることを照合する。
【0152】
ステップ310では、照合の結果を判別し、一致している場合(肯定判定された場合)は、ステップ312へ移行し、不揮発性メモリ60へ当該5コマ分の画像データを画像データ群として記憶し、ステップ314へ移行する。
【0153】
なお、この不揮発性メモリ60には、最大3回分の画像データ群を記憶することができる容量となっており、4回目の画像データ群を記憶する場合には、最も新しい画像データ群を消去して、入れ替える。
【0154】
最新の5コマ(画像データ群)は、外出先から戻り、カメラユニット18の監視エリアに入ったときに作動した画像であることが多く、このような画像は、所謂不審者の侵入といった異常時の画像であるはずがなく、不必要な画像である場合が比較的多い。このため、図5に示される如く、新たに撮影した5コマ(No.4の画像データ群)を不揮発性メモリ60に記憶する際に、不揮発性メモリ60内の最新の画像データ群であるNo.3の画像データ群を削除(消去)して、入れ替えることで、No.1〜No.2の画像データ群は常に消去されず残ることになり、比較的、重要度の高い画像データを保存することができる。
【0155】
ステップ314では、アップロード制御部94へ画像データを送出する。これにより、アップロード制御部94では、モデム82によるダイヤルアップで、電話回線網14、ISP40及びインターネット42を介して画像データ・メール配信サーバー44とアクセスする。
【0156】
アップロード制御部94では、「モード2」で撮像した5コマの画像データ群を画像データ・メール配信サーバー44へ送出することで、画像データ・メール配信サーバー44には、当該画像データとこの画像データを特定するURLが付加されて格納される。
【0157】
前記ステップ304において、「モード3」であると判定された場合には、ステップ316へ移行して、表示制御部79へ画像データを送出する。すなわち、「モード3」では、「モード1」と同様、撮像した画像データを記憶する必要がなく、モニタ26に表示すればよいため、直接表示制御部79へ画像を送出する。表示制御部79では、画像データを受け取ることで、モニタ26に画像を表示する。これにより、カメラユニット18が据え付けられている部屋において、被感知物の移動を感知(ここでは、例えば赤ちゃんの寝返り等)したときに限り、別の部屋で監視することができる。
【0158】
次に、ステップ302において画像リクエストの指示中(肯定判定)の場合は、ステップ302からステップ318へ移行する。
【0159】
ステップ318では、画像データに付加されているタグと照合する。このタグの照合は必ずしも必要ないが、画像データの転送中に何らかの原因で送り時と受け取り時とでデータが前後する可能性がある。このため、間違いなく画像リクエストの指示がなされている状態で撮像した画像であることを照合する。
【0160】
ステップ320では、照合の結果を判別し、一致している場合(肯定判定された場合)は、ステップ322へ移行し、アップロード制御部94へ画像データを送出する。これにより、アップロード制御部94では、モデム82によるダイヤルアップで、電話回線網14、ISP40及びインターネット42を介して画像データ・メール配信サーバー44とアクセスする。
【0161】
アップロード制御部94では、画像リクエストの指示によって、撮像した5コマの画像データ群を画像データ・メール配信サーバー44へ送出することで、画像データ・メール配信サーバー44には、当該画像データとこの画像データを特定するURLが付加されて格納される。
【0162】
ここで、前記ステップ310又はステップ320において、現在の状態(「モード2」又は画像リクエスト指示中)と画像データに付加されたタグとが一致しない場合には、ステップ324へ移行してエラー処理を実行する。
【0163】
ここで、在宅時に過去に不揮発性メモリ60に記憶した画像を確認したい場合には、キー操作によって「モード3」にセットし、かつ機能ボタン58を5秒以上押し続ける。
【0164】
これにより、表示制御部79に保存画像確認信号が送出され、表示制御部79では、不揮発性メモリ60から現在記憶されている画像データを古い順に読み出し、表示する。なお、この表示時間は2秒毎に次の画像に切り替わり、全ての画像(最大15枚分)を表示して、最初に戻る。
【0165】
また、不揮発性メモリ60内の画像データを消去(リセット)したい場合には、キー操作によって「モード2」にセットし、かつ機能ボタン58を5秒以上押し続ける。
【0166】
これにより、表示制御部79に保存画像リセット信号が送出され、この信号を受けて表示制御部79では、不揮発性メモリ60に記憶されている全ての画像を消去することができる。
【0167】
次に、画像リクエスト並びに画像の読み出しについて説明する。
【0168】
図9に示される如く、画像リクエストは、一般には外出先から留守宅の状態を確認したい場合がほとんどであるが、本実施の形態では、モードの種類に拘わらず、携帯電話46によって自宅に電話をかけることで実行される。
【0169】
携帯電話46によって自宅に電話をかけ、2〜3回コールして切る(呼び出し)。この場合、コール回数は関係なく、電話をかけて、オフフックされる(電話機20の受話器をあげる)前に切ることが画像リクエストの指示となる。
【0170】
なお、自宅にいる他の者に連絡をとりたい場合には、コールを数回継続することで自宅の電話機の呼び出し音が鳴るようにすれば、在宅者に報知することができる。なお、自宅の電話をとったときは、画像リクエストは無効とする。
【0171】
上記のように、携帯電話で自宅に電話をかけると、ナンバーディスプレイ装置96によって相手先(ここでは、携帯電話46)の電話番号が認識される。
【0172】
ナンバーディスプレイ装置96において、登録された携帯電話46からの電話であることを認識し、かつ1〜2回で(電話機20がとられる前に)切られると、画像リクエスト制御部98に画像リクエスト要求があったことを示す信号を送出する。
【0173】
これにより画像リクエスト制御部98では、監視モード制御部84及びカメラユニット制御部74へ画像リクエスト指示信号を送出する。
【0174】
この信号を受けて、カメラユニット制御部74からは、カメラユニット18による撮像(画像リクエスト指示による撮像)を指示する。
【0175】
撮像された画像データは、アップロード制御部94の制御によって画像データ・メール配信サーバー44へアップロードされる。
【0176】
この画像データ・メール配信サーバー44からは、携帯電話46へメールが配信される。メールには、画像データ(画像データ群)を特定するURLが添付されている。
【0177】
携帯電話46でメールを受信すると、携帯電話46を所持したものが添付されたURLにリンクすることで、画像データ・メール配信サーバー44から、該当する画像データが携帯電話46に送出され、携帯電話46の表示画面に表示することができる。
【0178】
次に、「モード2」における異常(被感知物感知)時におけるメールの配信について説明する。
【0179】
このメールの配信は、画像データ・メール配信サーバー44に新たに画像データが転送されてきたときに実行される。すなわち、前記「モード2」の場合に、被感知物感知により撮像した画像データが転送されてきたときである。
【0180】
図10に示される如く、ターミナルユニット16のアップロード制御部94からは、が画像データ・メール配信サーバー44へ画像データがアップロードされる。
【0181】
画像データ・メール配信サーバーでは、アップロードされた画像データ(画像データ群毎でもよい)毎にURLが付加され、携帯電話に当該URLを付加してメール送信する。
【0182】
携帯電話46でメールを受信し、添付されたURLにリンクすると、画像データ・メール配信サーバー44から該当する画像データが携帯電話46へダウンロードされる。
【0183】
なお、上記では、カメラユニット18による撮像が確実に行われることが大前提となるが、これと共に、撮像年月日、時刻も正確であることが重要である。このため、ターミナルユニット16には、比較的正確な水晶発振式のクロック(クウォーツ)を内蔵し、時刻を管理しているが、経時的に誤差が累積して、撮像時の時刻が大幅にずれることがあり得る。
【0184】
また、停電等が発生したときに、メモリ内容を保護したり、クロックを常時動作させるための補助電池が備わっている場合、電池消耗によって設定時刻がクリアされてしまう場合もある。
【0185】
そこで、定期的に画像データ・メール配信サーバー44が正確な時刻を案内するサイトにアクセスし、適宜時刻を補正し、顧客の指示、或いは撮像後の画像データ・メール配信サーバー44へのアクセスの度に、適宜時刻を補正するようにすることで、時刻の誤差を最小限に抑えることができる。なお、ターミナルユニット16が直接正確な時刻を案内するサイトにアクセスするようにしてもよい。
【0186】
以上説明したように本実施の形態では、外出監視モードである「モード2」において、被感知物を赤外線センサ39によって感知した場合、カメラユニット18では、撮像部108によって1秒毎に5コマの画像を撮像し、これを無線通信でターミナルユニット16へ送信する。
【0187】
ターミナルユニット16では、この受信した画像データを不揮発性メモリ60に記憶するが、不揮発性メモリ60は、最大15コマ分の記憶容量しかない。そこで、最も新しい画像データを書換対象として消去することで、新たな画像データを記憶する。最も新しい画像データは、外出先から戻ったときに撮像されることが多く重要性が低い。一方、時間的に古い画像データは、実際に不在のときの画像データであるため重要度が高い。そこで、従来の先入れ先出しの原則とは逆に書換えを行うことで、不在時の画像データを保存しておくことができる。これにより、大きな記憶容量の記憶媒体を用いなくても、十分に不在時の画像データの保存管理が可能となり、装置の拡大化、部品点数の増加を招くことがなく、一般家庭用として安価は監視装置10とすることができ、ローコストでセキュリティシステムを構築することができる。
【0188】
また、撮像した画像データを、メットワーク上の画像データ・メール配信サーバー44へ保存すると共に、この保存したことを予め登録した携帯電話のメールアドレスに通知し、かつ画像データをダウンロードするためのURLを添付したため、外出先のどこからでも(インターネットが接続できる場所)画像を確認することができる。
【0189】
なお、本実施の形態では、センサとして赤外線センサ39を適用したが、投光部及び受光部を備えた光電センサ、超音波を発してその反射時間等によって距離の差を判別する超音波センサ等、被感知物に合わせてさまざまなセンサが適用可能である。また、複合的に異なる性質のセンサを併用するようにしてもよい。
【0190】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、被感知物感知を知らせる報知情報を、外出先の携帯電話等で受信できない場合でも、適宜アクセスすることで、画像データを外出先から確認することができ、かつ記憶容量がいっぱいのときに、新しい記録画像を書き換え対象とすることで、本来不在のときに撮像した画像データを保護することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る監視装置10が適用されたセキュリティシステムの概略図である。
【図2】ターミナルユニットの正面図である。
【図3】ターミナルユニットの機能を実現するための制御ブロック図である。
【図4】カメラユニット18の機能を実現するための制御ブロック図である。
【図5】メモリの格納状態を示す模式図である。
【図6】キー操作時に割り込まれるキー操作状態認識制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】カメラユニット動作制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】監視モード制御部における画像データ処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】画像リクエスト時の通信プロトコルを示すタイムチャートである。
【図10】「モード2」における異常発生時の通信プロトコルを示すタイムチャートである。
【符号の説明】10 監視装置
14 電話回線網
16 ターミナルユニット
18 カメラユニット
26 モニタ
30 アンテナ
36 感知センサ部
39 赤外線センサ(センサ)
38 登録サーバー
42 インターネット
44 画像データ・メール配信サーバー
46 携帯電話
60 不揮発性メモリ(メモリ)
64 モード選択キーシリンダ(モード選択手段)
68 ボタン操作認識部
70 操作機能判別部(モード選択手段)
72 キー操作認識部
74 カメラユニット制御部
76 ユーザー登録制御部
78 監視モード設定部(モード選択手段)
79 表示制御部
80 無線送信部
82 モデム(アップロード制御手段)
84 監視モード制御部(監視モード制御手段、書換制御手段)
86 起動タイマー
88 画像データ処理部
90 無線受信部
92 データ復調部
94 アップロード制御部(アップロード制御手段)
96 ナンバーディスプレイ装置
98 画像リクエスト制御部
100 無線受信部
102 無線送信部
104 カメラ機能制御部
106 撮像指示部
108 撮像部
110 画像データ処理部
112 受信データ変調部

Claims (7)

  1. 少なくとも移動体を含む被感知物を感知するセンサ及び撮像素子を備えたカメラユニットと、前記カメラユニットへ撮像条件を設定した複数のモードを指示すると共に当該指示されたモードに基づいて撮像素子で撮像した画像データを管理するターミナルユニットと、で構成された監視装置であって、
    前記ターミナルユニット内に設けられ、撮像した画像データを記憶可能なメモリと、
    一定時間おきに撮像し前記メモリに記憶しない常時監視モードと、センサによる被感知物感知時に撮像し前記メモリに記憶する外出監視モード、並びにセンサによる被感知物感知時に撮像し前記メモリに記憶しない在宅監視モードの何れかを選択するモード選択手段と、
    前記モード選択手段で選択されたモードに基づいてカメラユニットを制御し、監視する監視モード制御手段と、
    前記メモリの記憶領域が、新たな画像データの記憶ができない状態となった場合に、記憶してからの経過時間が短い画像データを書き換え対象として消去して前記新たな画像データを記憶する書換制御手段と、
    を有する監視装置。
  2. 前記外出監視モードでの監視制御中に撮像した画像データをネットワーク上の特定のサーバーへアップロードするためのアップロード制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の監視装置。
  3. 前記特定のサーバーが、前記監視装置とネットワークを介してアクセス可能とされ、前記アップロード制御手段でアップロードされた画像データを保存する機能、並びに、前記画像データの保存時に予め登録した連絡先へ保存した画像データの所在を特定する記述を付加してメール送信する機能を併せ持つ画像データ・メール配信サーバーであることを特徴とする請求項2記載の監視装置。
  4. 前記カメラユニットとターミナルユニットとが、無線によって情報を送受信することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の監視装置。
  5. 少なくとも移動体を含む被感知物を感知するセンサ及び撮像素子を備えたカメラユニットと、前記カメラユニットへ撮像条件を設定した複数のモードを指示すると共に当該指示されたモードに基づいて撮像素子で撮像した画像データを管理するターミナルユニットと、で構成された監視装置を用いたセキュリティシステムであって、
    前記ターミナルユニット内に設けられ、所定のモードに基づいて撮像した画像データを記憶するメモリと、
    前記メモリの記憶領域が、新たな画像データの記憶ができない状態となった場合に、記憶してからの経過時間が短い画像データを書き換え対象として消去して前記新たな画像データを記憶する書換制御手段と、
    前記所定のモードに基づいて撮像した画像データをネットワークへアップロードするためのアップロード制御手段と、
    前記監視装置とネットワークを介してアクセス可能とされ、前記アップロード制御手段でアップロードされた画像データを保存する機能、並びに、前記画像データの保存時に予め登録した連絡先へ保存した画像データの所在を特定する記述を付加してメール送信する機能を併せ持つ画像データ・メール配信サーバーと、を有するセキュリティシステム。
  6. 前記ネットワークが、前記監視装置のターミナルユニットが接続された電話回線網と、この電話回線網とインターネット・サービス・プロバイダを介して接続されると共に前記画像データ・メール配信サーバーが接続されたインターネット網と、で構築されていることを特徴とする請求項5記載のセキュリティシステム。
  7. 前記監視装置におけるカメラユニットとターミナルユニットとが、無線によって情報を送受信することを特徴とする請求項5又は請求項6記載のセキュリティシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008140299A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電気錠解錠システムおよびホームセキュリティシステム
JP2014052911A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Panasonic Corp 住宅セキュリティシステム

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