JP2014052535A - データ線ドライバ及び液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の駆動方式のそれぞれに適したチャージシェア方式に対応可能であると共に、チャージシェア方式の選択及び切替をより少ない数の外部制御信号で行うことができる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】LCDパネル3のデータ線22を駆動するデータ線ドライバ1が、データ線22にそれぞれに接続される出力端子17と、データ線22を駆動する駆動電圧を出力する出力バッファ14と、正極側及び負極側チャージシェアライン16a、16bと、出力端子17と正極側チャージシェアライン16aとの間に接続されたスイッチSW32と、出力端子17と負極側チャージシェアライン16bとの間に接続されたスイッチSW31と、隣接する2つの出力端子17の間に接続されたスイッチSW2と、極性信号POLの反転を検知し、極性信号POLの反転の有無に応じてスイッチSW2、SW31、SW32を制御する極性判定回路15とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ線ドライバ及び液晶表示装置に関し、特に、チャージシェアを行うように構成されたデータ線ドライバ及び液晶表示装置に関する。
近年、液晶表示パネルの大型化、高精細化に伴い、液晶表示パネルに形成される配線の負荷も大きくなってきており、表示パネルの駆動に使われる消費電力が増大するという問題がある。
消費電力の増大に対する一つの対策としては、いわゆるチャージシェアが知られている。チャージシェアとは、液晶表示パネルのデータ線を駆動するデータ線ドライバの出力端子を(例えば、各水平期間(水平同期期間とも呼ばれることがある)の出力ラッチタイミング期間において)一定期間ショートさせる事により、液晶表示パネルの電荷を有効に利用する技術である。
一般に、チャージシェア方式は、各画素の画素電極に印加される電圧(以下、「画素電圧」という。)の極性(基準電圧に対する正/負)を、所定の時間的周期、空間的周期で反転させる反転駆動方式と併用される。例えば、1出力ごとに極性が反転される1ドット反転駆動方式、また、2出力ごとに極性が反転される2ドット反転駆動方式がある。チャージシェア駆動方式と反転駆動方式とを併用する液晶表示装置は、例えば、特開2010−256401号公報、及び、特開2006−292899号公報に開示されている。
駆動方式は、表示される画像の種類や表示装置の用途に応じて選択されることが望ましく、加えて、チャージシェア方式も、駆動方式に応じて最適に選択されることが求められる。しかしながら、データ線ドライバを表示される画像の種類や表示装置の用途に応じて異なる設計にすることは不経済である。したがって、データ線ドライバは、複数の駆動方式に対応可能に設計されることが望まれ、更に、各駆動方式に適したチャージシェアを行うように設計されることが望まれる。このとき、駆動方式に応じた最適なチャージシェア方式の選択及び切替を、より少ない数の外部制御信号で、可能であれば特別な外部制御信号を供給せずに自動的に行うことができることが好ましい。しかしながら、このような要求に応える液晶表示装置のデータ線ドライバは知られていない。
特開2010−256401号公報 特開2006−292899号公報
このように、従来のデータ線ドライバには、複数の駆動方式に最適なチャージシェア方式に対応可能であると共に、チャージシェア方式の選択及び切替を、より少ない数の外部制御信号で行うという要求に対応していないという問題がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施形態では、液晶表示パネルの複数のデータ線を駆動するデータ線ドライバが、複数のデータ線にそれぞれに接続される複数の出力端子と、データ線を駆動する駆動電圧を出力する複数の出力バッファと、第1及び第2チャージシェアラインと、複数の出力端子のそれぞれと第1チャージシェアラインとの間にそれぞれに接続された複数の第1スイッチと、複数の出力端子のそれぞれと第2チャージシェアラインとの間にそれぞれに接続された複数の第2スイッチと、複数の出力端子の隣接する2つの出力端子の間に接続された第3スイッチと、極性信号の反転を検知し、極性信号の反転の有無に応じて第1スイッチ、第2スイッチ及び第3スイッチを制御する極性判定回路とを具備する。
上記の実施形態によれば、複数の駆動方式に対応可能であると共に、駆動方式の選択及び切替をより少ない数の制御信号で行うことができる液晶表示装置が提供される。
一実施形態の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態におけるチャージシェア回路の構成を示す回路図である。 一実施形態における極性判定回路の構成を示す回路図である。 一実施形態における極性判定回路の構成を示す回路図である。 1ライン1ドット反転駆動が行われる場合の動作を示すタイミングチャートである。 1ライン1ドット反転駆動が行われる場合の動作を示すタイミングチャートである。 1ライン2ドット反転駆動が行われる場合の動作を示すタイミングチャートである。 1ライン2ドット反転駆動が行われる場合の動作を示すタイミングチャートである。 2ライン1ドット反転駆動が行われる場合の動作を示すタイミングチャートである。 2ライン1ドット反転駆動が行われる場合の動作を示すタイミングチャートである。 2ライン2ドット反転駆動が行われる場合の動作を示すタイミングチャートである。 2ライン2ドット反転駆動が行われる場合の動作を示すタイミングチャートである。
図1は、一実施形態の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。当該液晶表示装置は、データ線ドライバ1と、ゲート線ドライバ2と、LCD(液晶表示)パネル3とを備えている。LCDパネル3は、ゲート線21と、データ線22と、これらの交点の近傍にそれぞれに設けられた画素23とを備えている。本実施形態では、ゲート線21とデータ線22とが直交するように設けられている。以下において、ゲート線21が延伸する方向を「水平方向」、データ線22が延伸する方向を「垂直方向」と呼ぶことがある。また、同一のゲート線21に対応する画素23の列を「ライン」と呼ぶことがある。データ線ドライバ1は、LCDパネル3のデータ線22を駆動し、ゲート線ドライバ2は、ゲート線21を駆動する。
LCDパネル3の各画素23は、TFT(thin film transistor)23aと、画素電極23bとを備えている。各ゲート線21は、対応する画素23のTFT23aのゲートとして使用される。TFT23aの一方のソース/ドレインはデータ線22に接続され、他方のソース/ドレインは画素電極23bに接続されている。画素電極23bは、共通電極24と対向するように設けられており、画素電極23bと共通電極24との間には液晶が満たされて液晶容量が形成されている。以下において、共通電極24の電位(基準電圧)を、共通電位Vcomという。
データ線ドライバ1は、外部(例えば、タイミングコントローラ)から供給される垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、ドット制御信号SDOT及び極性信号POLを含む外部制御信号、並びに、画素データDINに応答して、LCDパネル3のデータ線22を駆動する。ここで、画素データDINとは、LCDパネル3の各画素23の階調を示すデータである。
本実施形態では、データ線ドライバ1が、チャージシェアと反転駆動とを併用する駆動に対応可能に構成されている。加えて、データ線ドライバ1が、次の4つの反転駆動:1ライン1ドット反転駆動、1ラインMドット反転駆動、Nライン1ドット反転駆動、NラインMドット反転駆動に対応するように構成されている。ここで、1ライン1ドット反転駆動とは、水平方向、及び垂直方向の両方において、1個の画素23毎に駆動電圧の極性を反転させる駆動方式である。1ラインMドット反転駆動とは、垂直方向においては1個の画素毎に駆動電圧の極性を反転させる一方で、水平方向においてはM個の画素23毎に駆動電圧の極性を反転させる駆動方式である。Nライン1ドット反転駆動とは、垂直方向においてはNライン毎に(即ち、N個の画素23毎に)駆動電圧の極性を反転させる一方で、水平方向においては1個の画素23毎に駆動電圧の極性を反転させる駆動方式である。
更に、NラインMドット反転駆動とは、垂直方向においてはNライン毎に駆動電圧の極性を反転させる一方で、水平方向においてはM個の画素23毎に駆動電圧の極性を反転させる駆動方式である。なお、本明細書においては、駆動電圧の極性は、共通電位Vcomを基準として定義する。駆動電圧が共通電位Vcomよりも高い場合、駆動電圧の極性は「正」であると定義され、駆動電圧が共通電位Vcomよりも低い場合、駆動電圧の極性は「負」であると定義される。
ここで、本実施形態の液晶表示装置では、極性信号POLの反転を検知することで駆動電圧の極性が反転されるライン数(1ライン又はNライン)に応じてチャージチェア方式を自動的に切り替えている。即ち、液晶表示装置の制御において広く使用されている極性信号POLの反転を検出することで、駆動電圧の極性が反転されるライン数に応じたチャージチェア方式の切り替えが行われる。これにより、本実施形態の液晶表示装置では、チャージシェアと反転駆動との両方を行うために外部から供給される制御信号の数が低減されている。以下では、本実施形態におけるデータ線ドライバ1の構成と動作について詳細に説明する。
データ線ドライバ1は、データレジスタ回路11とラッチ回路12と、D/A変換回路13と、出力バッファ14〜14と、極性判定回路15〜15と、チャージシェア回路16と、出力端子17〜17と、制御回路18とを備えている。
データレジスタ回路11は、外部からシリアルに転送されてくる画素データDINを受け取って保存する。データレジスタ回路11は、1ラインの画素23に対応する画素データDINを保存する容量を持っている。
ラッチ回路12は、制御回路18から供給されるラッチ信号STBに応答してデータレジスタ回路11から1ラインの画素23に対応する画素データDINをラッチする。ラッチ信号STBがアサートされると(本実施形態では“H”レベルにされると)、ラッチ回路12は、1ラインの画素23に対応する画素データDINをデータレジスタ回路11からラッチし、D/A変換回路13に供給する。ラッチ信号STBは、各水平期間において、出力端子17〜17からの駆動電圧の出力の開始の前にアサートされ、各水平期間において駆動電圧の生成に用いられる画素データDINをデータレジスタ回路11からラッチ回路12にラッチさせる役割を有している。
D/A変換回路13は、ラッチ回路12から受け取った画素データDINに対してデジタル−アナログ変換を行い、画素データDINのデータ値に対応する電圧レベルを有する階調電圧を出力する。D/A変換回路13からは、1ラインの画素23に対応する数の階調電圧が出力される。本実施形態では、D/A変換回路13から出力される階調電圧の数はN個である。
D/A変換回路13から出力される階調電圧の極性は、外部から供給される極性信号POL及びドット制御信号SDOTに応じて決定される。極性信号POLは、出力端子17〜17から出力される駆動電圧の極性の反転を指示する信号であり、極性信号POLが“H”レベルから“L”レベルに、又は、“L”レベルから“H”レベルに反転されると、出力端子17〜17から出力される駆動電圧の極性も反転される。一方、ドット制御信号SDOTは、水平方向について駆動電圧の極性が反転される空間的周期を指定するための信号である。ドット制御信号SDOTにより、水平方向において1個の画素23毎に駆動電圧の極性が反転される動作と、水平方向においてM個の画素23毎に駆動電圧の極性が反転される動作との切り替えが行われる。水平方向において1個の画素23毎に駆動電圧の極性が反転される場合、出力端子17から出力される駆動電圧の極性は、1個の出力端子17毎に反転される。同様に、水平方向においてM個の画素23毎に駆動電圧の極性が反転される場合、出力端子17から出力される駆動電圧の極性は、M個の出力端子17毎に反転される。
出力バッファ14〜14は、データ線22を駆動可能な駆動能力を有する電圧フォロアであり、D/A変換回路13から受け取った階調電圧に対応する駆動電圧を介して出力端子17〜17に出力する。出力端子17〜17にはLCDパネル3のデータ線22が接続されており、駆動電圧は、出力端子17〜17からデータ線22に出力され、更に、選択された画素23(対応するゲート線21が活性化された画素23)に供給される。
極性判定回路15〜15とチャージシェア回路16とは、チャージシェアを行うために用いられる回路群である。極性判定回路15は、外部から供給される極性信号POL、チャージシェア信号CS及びドット制御信号SDOTに応答して後述のチャージシェア回路16に含まれる各スイッチを制御する。チャージシェア回路16は、出力端子17をショートするためのスイッチ群を備えている。極性判定回路15及びチャージシェア回路16の構成と動作については、後に詳細に説明する。
制御回路18は、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、ドット制御信号SDOT及びその他の外部制御信号に応答して各種の制御信号を生成し、これにより、データ線ドライバ1の各回路の制御を行う。本実施形態では、制御回路18によって生成される制御信号は、ラッチ信号STB、チャージシェア信号CS、及び、内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_2Mを含む。ここで、Mは、水平方向において駆動電圧の極性が反転される画素23の周期であり、Mドット反転駆動が行われる場合、2M個の内部ドット制御信号が生成される。ラッチ信号STBは、上述の通り、ラッチ回路12にデータレジスタ回路11から画素データDINをラッチさせる制御を行うための信号である。ラッチ信号STBは、垂直同期信号Vsync、及び、水平同期信号Hsyncに同期して生成される。チャージシェア信号CSは、極性判定回路15及びチャージシェア回路16にチャージシェアのための動作を行わせる制御を行うための信号である。内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_2Mは、上述のドット制御信号SDOTから生成される信号であり、ドット制御信号SDOTによって指定された駆動電圧の極性が反転される空間的周期を実現するように極性判定回路15〜15を制御する信号である。
図2は、本実施形態におけるチャージシェア回路16の構成を示す回路図である。チャージシェア回路16は、スイッチSW1、SW2、SW31、SW32、正極側チャージシェアライン16a、及び、負極側チャージシェアライン16bを備えている。スイッチSW1、SW2、SW31、SW32は、出力バッファ14〜14、正極側チャージシェアライン16a、負極側チャージシェアライン16b及び出力端子17〜17の間の接続関係を切り替えるためのスイッチ回路部を構成している。スイッチSW1は、出力バッファ14〜14と出力端子17〜17の間に接続されており、チャージシェア動作を行う際に(即ち、チャージシェア信号CSがアサートされている間の期間に)、出力バッファ14〜14を出力端子17〜17から切り離す。スイッチSW2は、隣接する出力端子172i−1、172i(iは、1以上n/2以下の自然数)の間に接続されており、チャージシェア動作を行う際に隣接する出力端子172i−1、172iをショートする機能を有している。スイッチSW31は、出力端子17〜17と正極側チャージシェアライン16aとの間に接続されており、スイッチSW32は、出力端子17〜17と負極側チャージシェアライン16bとの間に接続されている。後述されるように、正極側チャージシェアライン16aは、1ドットNライン反転駆動又はMドットNライン反転駆動が行われる場合のチャージシェア動作において、直前に正極性の駆動電圧が供給されたデータ線22についてチャージシェアを行うために使用される。一方、負極側チャージシェアライン16bは、1ドットNライン反転駆動又はMドットNライン反転駆動が行われる場合のチャージシェア動作において、直前に負極性の駆動電圧が供給されたデータ線22についてチャージシェアを行うために使用される。
出力端子17に接続されたスイッチSW31、SW32は、対応する極性判定回路15によって制御される。また、隣接する出力端子172i−1、172iの間に接続されたスイッチSW2は、奇数番目の極性判定回路152i−1によって制御される。
図3Aは、本実施形態における奇数番目の極性判定回路152i−1のそれぞれの構成を示す回路図であり、図3Bは、偶数番目の極性判定回路152iのそれぞれの構成を示す回路図である。奇数番目の極性判定回路152i−1は、それぞれ、インバータ31、セレクタ32、フリップフロップ33、34、XOR(排他的論理和)ゲート35、ORゲート36、37、ANDゲート38〜40、及び、インバータ41を備えている。
インバータ31は、極性信号POLの反転信号である極性信号/POLを生成する。セレクタ32は、各極性判定回路15に供給される内部ドット制御信号SDOT_kに応答して極性信号POL、/POLの一方を選択極性信号POLSELとして出力する。詳細には、セレクタ32は、内部ドット制御信号SDOT_kが“HIGH”レベルである場合、極性信号POLを選択極性信号POLSELとして選択し、内部ドット制御信号SDOT_kが“LOW”レベルである場合、極性信号/POLを選択極性信号POLSELとして選択する。ここで、各極性判定回路15に供給される内部ドット制御信号SDOT_kは、内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_2Mのいずれかである。各極性判定回路15に内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_2Mのいずれが供給されるかについては、後で詳細に説明する。
フリップフロップ33、34と、XORゲート35は、選択極性信号POLSELの反転を検知する検知回路を構成している。ここで、選択極性信号POLSELは、極性信号POLと、その反転信号である極性信号/POLのいずれかであるから、選択極性信号POLSELの反転を検出することは、極性信号POLの反転を検出することと等価であることに留意されたい。
詳細には、フリップフロップ33のデータ入力には選択極性信号POLSELが入力され、フリップフロップ34のデータ入力は、フリップフロップ33のデータ出力に接続されている。フリップフロップ34のデータ出力は、XORゲート35の一方の入力に接続されている。XORゲート35の他方の入力には選択極性信号POLSELが入力される。フリップフロップ33、34のクロック端子にはラッチ信号STBが入力される。ラッチ信号STBは、各水平期間の開始直後のブランキング期間に(即ち、駆動電圧の出力が開始される直前に)アサートされる。結果として、ラッチ信号STBがアサートされると、フリップフロップ33は、現在の水平期間の選択極性信号POLSELの値を保持し、フリップフロップ34は、直前の水平期間の選択極性信号POLSELの値を保持することになる。XORゲート35は、フリップフロップ34の出力と選択極性信号POLSELとを比較する比較器として動作し、フリップフロップ34の出力と選択極性信号POLSELとが相違するときにその出力信号を“H”レベルに設定する。結果として、現在の水平期間の選択極性信号POLSELが直前の水平期間の選択極性信号POLSELから反転されたときにXORゲート35の出力信号が“H”レベルにされる。そして、選択極性信号POLSELの反転を検出することは、極性信号POLの反転を検出することと等価であるから、XORゲート35の出力信号は、極性信号POLが反転の有無を示す信号になる。XORゲート35の出力信号が、極性信号POLが反転の有無を示す極性信号反転信号SLINEとして用いられる。
ORゲート36、37、ANDゲート38、39、40及びインバータ41は、選択極性信号POLSEL、極性信号反転信号SLINE、及び、チャージシェア信号CSから、チャージシェア回路16のスイッチSW2、SW31、SW32を制御する制御信号を生成する論理回路を構成している。
上述の構成の極性判定回路152i−1では、極性信号POLが反転された場合(即ち、極性信号反転信号SLINEが“H”レベルである場合)、チャージシェア信号CSがアサートされている期間(“H”レベルに設定されている期間)においてスイッチSW2、SW31、SW32を制御する制御信号が全てアサートされる。この場合、スイッチSW2、SW31、SW32がオンされる。一方、極性信号POLが反転されない場合、スイッチSW2を制御する信号はネゲートされる一方、スイッチSW31、SW32を制御する信号は、選択極性信号POLSELに応じて生成される。詳細には、極性信号POLが反転されないときには、選択極性信号POLSELが“H”レベルであり、且つ、チャージシェア信号CSがアサートされている場合にスイッチSW32を制御する信号がアサートされ、スイッチSW31を制御する信号がネゲートされる。また、極性信号POLが反転されないときには、選択極性信号POLSELが“L”レベルであり、且つ、チャージシェア信号CSがアサートされている場合にスイッチSW31を制御する信号がアサートされ、スイッチSW32を制御する信号がネゲートされる。
また、図3Bに図示されているように、偶数番目の極性判定回路152iの構成は、スイッチSW2を制御する制御信号を出力するANDゲート38が設けられないこと以外、奇数番目の極性判定回路152i−1と同一である。
上記において、各極性判定回路15に供給される内部ドット制御信号SDOT_kは、
2M個の極性判定回路15を周期として切り替えられる。即ち、極性判定回路15(2Mk+1)〜152M(k+1)(kは0以上の整数)に、それぞれ、内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_2Mが供給される。例えば、2ドット反転駆動が行われる場合(M=2)の場合、極性判定回路15〜15に、それぞれ、内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_4が供給される。図2には、M=2の例が図示されている。内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_2Mの値は、水平方向における駆動電圧の極性が反転される周期に応じて決定される。
図4A乃至図7Bは、本実施形態における極性判定回路15及びチャージシェア回路16の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、一例として、本実施形態の液晶表示装置において、1ライン1ドット反転駆動、1ライン2ドット反転駆動、2ライン1ドット反転駆動、2ライン2ドット反転駆動のいずれかが選択的に行われ、チャージシェア動作も反転駆動方式の選択に応じて切り替えられるとして説明を行う。即ち、N=M=2の場合について説明を行う。この場合、4つの内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_4が生成されることになる。以下では、これらの反転駆動のそれぞれについて、極性判定回路15〜15、及び、それらによって制御されるスイッチSW2、SW31、SW32の、第4k乃至4k+3水平期間における動作について説明する。ただし、他の極性判定回路15及びスイッチSW2、SW31、SW32の動作、及び、他の水平期間における動作も同様であることは当業者には容易に理解されよう。
(1ライン1ドット反転駆動)
図4A、図4Bは、1ライン1ドット反転駆動が行われる場合のチャージシェア動作を示すタイミングチャートである。1ライン1ドット反転駆動では、各出力端子17から出力される駆動電圧の極性が、1個の出力端子17毎に反転されると共に、1水平期間毎に反転される。この場合、内部ドット制御信号SDOT_1、SDOT_3は、“HIGH”レベルに設定され、内部ドット制御信号SDOT_2、SDOT_4は、“LOW”レベルに設定される。内部ドット制御信号SDOT_1、SDOT_3に応答して、奇数番目の極性判定回路15、15においては選択極性信号POLSELとして極性信号POLが選択される。一方、偶数番目の極性判定回路15、15においては、内部ドット制御信号SDOT_2、SDOT_4に応答して極性信号POLの反転信号である極性信号/POLが選択される。
詳細には、奇数番目の水平期間(第4k+1、第4k+3水平期間)では、奇数番目の出力端子17、17から正極性の駆動電圧が出力され、偶数番目の出力端子17、17から負極性の駆動電圧が出力される。詳細には、D/A変換回路13は、極性信号POLとドット制御信号SDOTに応答して、出力バッファ14、14に正極性の階調電圧を出力すると共に出力バッファ14、14に負極性の階調電圧を出力する。出力バッファ14〜14は、供給された階調電圧に対応する駆動電圧を出力端子17〜17に出力する。一方、偶数番目の水平期間(第4k+2、第4k+4)水平期間では、奇数番目の出力端子17、17から負極性の駆動電圧が出力され、偶数番目の出力端子17、17から正極性の駆動電圧が出力される。
極性判定回路15〜15は、各水平期間において極性信号POL(又は選択極性信号POLSEL)が反転されることを検出し、極性信号反転信号SLINEを各水平期間において“H”レベルに設定する。このため、各水平期間において、チャージシェア信号CSがアサートされている間にスイッチSW2、SW31、SW32がオンされる。これにより、チャージシェア信号CSがアサートされている間、全ての出力端子17〜17がショートされてチャージシェアが行われる。上述されているように、チャージシェアが行われている間(即ち、チャージシェア信号CSがアサートされている間)、スイッチSW1がオフされることに留意されたい。
(1ライン2ドット反転駆動)
図5A、図5Bは、1ライン2ドット反転駆動が行われる場合のチャージシェア動作を示すタイミングチャートである。1ライン2ドット反転駆動では、各出力端子17から出力される駆動電圧の極性が、2個の出力端子17毎に反転されると共に、1水平期間毎に反転される。この場合、内部ドット制御信号SDOT_1、SDOT_2は、“HIGH”レベルに設定され、内部ドット制御信号SDOT_3、SDOT_4は、“LOW”レベルに設定される。内部ドット制御信号SDOT_1、SDOT_2に応答して、極性判定回路15、15においては選択極性信号POLSELとして極性信号POLが選択される。一方、極性判定回路15、15においては、内部ドット制御信号SDOT_3、SDOT_4に応答して極性信号POLの反転信号である極性信号/POLが選択される。
詳細には、奇数番目の水平期間(第4k+1、第4k+3水平期間)では、出力端子17、17から正極性の駆動電圧が出力され、出力端子17、17から負極性の駆動電圧が出力される。詳細には、D/A変換回路13は、極性信号POLとドット制御信号SDOTに応答して、出力バッファ14、14に正極性の階調電圧を出力すると共に出力バッファ14、14に負極性の階調電圧を出力する。出力バッファ14〜14は、供給された階調電圧に対応する駆動電圧を出力端子17〜17に出力する。一方、偶数番目の水平期間(第4k+2、第4k+4水平期間)では、出力端子17、17から負極性の駆動電圧が出力され、出力端子17、17から正極性の駆動電圧が出力される。
極性判定回路15〜15は、極性信号POL(又は選択極性信号POLSEL)が各水平期間において反転されることを検出し、極性信号反転信号SLINEを各水平期間において“H”レベルに設定する。このため、各水平期間において、チャージシェア信号CSがアサートされている間にスイッチSW2、SW31、SW32がオンされる。これにより、チャージシェア信号CSがアサートされている間、全ての出力端子17〜17がショートされてチャージシェアが行われる。
(2ライン1ドット反転駆動)
図6A、図6Bは、2ライン1ドット反転駆動が行われる場合のチャージシェア動作を示すタイミングチャートである。2ライン1ドット反転駆動では、各出力端子17から出力される駆動電圧の極性が、隣接する出力端子17の間で逆にされると共に、2水平期間毎に反転される。
この場合、内部ドット制御信号SDOT_1、SDOT_3は、“HIGH”レベルに設定され、内部ドット制御信号SDOT_2、SDOT_4は、“LOW”レベルに設定される。内部ドット制御信号SDOT_1、SDOT_3に応答して、極性判定回路15、15においては選択極性信号POLSELとして極性信号POLが選択される。一方、極性判定回路15、15においては、内部ドット制御信号SDOT_2、SDOT_4に応答して極性信号/POLが選択される。
詳細には、第4k+1、第4k+2水平期間では、奇数番目の出力端子17、17から正極性の駆動電圧が出力され、偶数番目の出力端子17、17から負極性の駆動電圧が出力される。また、第4k+3、第4k+4水平期間では、奇数番目の出力端子17、17から負極性の駆動電圧が出力され、偶数番目の出力端子17、17から正極性の駆動電圧が出力される。
2ライン1ドット反転駆動においては、各出力端子17から出力される駆動電圧の極性が反転されない場合に、正極性の駆動電圧を出力する出力端子17と負極性の駆動電圧を出力する出力端子17とで別々にチャージシェアを行う必要がある。このため、上述のチャージシェア回路16の構成では、正極性の駆動電圧を出力している出力端子17が正極側チャージシェアライン16aに接続されるとともに、負極性の駆動電圧を出力している出力端子17を負極側チャージシェアライン16bに接続される。上述の極性判定回路15は、このような動作を行うようにチャージシェア回路16の各スイッチを制御する。
詳細には、第4k+1水平期間では、その直前の水平期間から極性信号POLが反転されるので、各極性判定回路15において極性信号POLの反転が検出されて極性信号反転信号SLINEが“H”レベルに設定される。このため、各水平期間において、チャージシェア信号CSがアサートされている間にスイッチSW2、SW31、SW32がオンされる。これにより、チャージシェア信号CSがアサートされている間、全ての出力端子17〜17がショートされてチャージシェアが行われる。このとき、スイッチSW1は、チャージシェア信号CSがアサートされている間、オフされる。
第4k+1水平期間に続く第4k+2水平期間では、その直前の水平期間(第4k+1水平期間)から極性信号POLが反転されず、よって極性信号反転信号SLINEが“L”レベルに設定される。この場合、スイッチSW2がオフされると共に、各極性判定回路15において選択された選択極性信号POLSELに応答してスイッチSW31、SW32が制御される。
詳細には、極性判定回路15、15においては、選択極性信号POLSEL(即ち、極性信号POL)が“H”レベルであることに応答して、チャージシェア信号CSがアサートされている期間において、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW32がオンされる。ここで、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW31はオフのままに維持される。これにより、直前に正極性の駆動電圧が出力されていた出力端子17、17が正極側チャージシェアライン16aに接続され、出力端子17、17の間のチャージシェア動作が行われる。
一方、極性判定回路15、15においては、選択極性信号POLSEL(即ち、極性信号/POL)が“L”レベルであることに応答して、チャージシェア信号CSがアサートされている間、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW31がオンされる。極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW32はオフのままに維持される。これにより、直前に負極性の駆動電圧が出力されていた出力端子17、17が負極側チャージシェアライン16bに接続され、出力端子17、17の間のチャージシェア動作が行われる。
更に、第4k+3水平期間では、その直前の水平期間(第4k+2水平期間)から極性信号POLが反転されるので、各極性判定回路15において極性信号POLの極性の反転が検出されて極性信号反転信号SLINEが“H”レベルに設定される。このため、各水平期間において、チャージシェア信号CSがアサートされている間にスイッチSW2、SW31、SW32がオンされる。これにより、チャージシェア信号CSがアサートされている間、全ての出力端子17〜17がショートされてチャージシェアが行われる。このとき、スイッチSW1は、チャージシェア信号CSがアサートされている間、オフされる。
第4k+3水平期間に続く第4k+4水平期間では、その直前の水平期間(第4k+3水平期間)から極性信号POLが反転されず、よって極性信号反転信号SLINEが“L”レベルに設定される。この場合、スイッチSW2がオフされると共に、各極性判定回路15において選択された選択極性信号POLSELに応答してスイッチSW31、SW32が制御される。
詳細には、極性判定回路15、15においては、選択極性信号POLSEL(即ち、極性信号POL)が“L”レベルであることに応答して、チャージシェア信号CSがアサートされている期間において、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW31がオンされる。ここで、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW32はオフのままに維持される。これにより、直前に負極性の駆動電圧が出力されていた出力端子17、17が負極側チャージシェアライン16bに接続され、出力端子17、17の間のチャージシェア動作が行われる。
一方、極性判定回路15、15においては、選択極性信号POLSEL(即ち、極性信号/POL)が“H”レベルであることに応答して、チャージシェア信号CSがアサートされている間、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW32がオンされる。極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW31はオフのままに維持される。これにより、直前に正極性の駆動電圧が出力されていた出力端子17、17が正極側チャージシェアライン16aに接続され、出力端子17、17の間のチャージシェア動作が行われる。
(2ライン2ドット反転駆動)
図7A、図7Bは、2ライン2ドット反転駆動が行われる場合のチャージシェア動作を示すタイミングチャートである。2ライン2ドット反転駆動では、各出力端子17から出力される駆動電圧の極性が2個の出力端子17の間で反転されると共に、2水平期間毎に反転される。この場合、内部ドット制御信号SDOT_1、SDOT_2は、“HIGH”レベルに設定され、内部ドット制御信号SDOT_3、SDOT_4は、“LOW”レベルに設定される。内部ドット制御信号SDOT_1、SDOT_2に応答して、極性判定回路15、15においては選択極性信号POLSELとして極性信号POLが選択される。一方、極性判定回路15、15においては、内部ドット制御信号SDOT_3、SDOT_4に応答して極性信号/POLが選択される。
詳細には、第4k+1、第4k+2水平期間では、出力端子17、17から正極性の駆動電圧が出力され、出力端子17、17から負極性の駆動電圧が出力される。また、第4k+3、第4k+4水平期間では、出力端子17、17から負極性の駆動電圧が出力され、出力端子17、17から正極性の駆動電圧が出力される。
2ライン2ドット反転駆動においても、各出力端子17から出力される駆動電圧の極性が反転されない場合に、正極性の駆動電圧を出力する出力端子17と負極性の駆動電圧を出力する出力端子17とで別々にチャージシェアを行う必要がある。このため、上述のチャージシェア回路16の構成では、正極性の駆動電圧を出力している出力端子17が正極側チャージシェアライン16aに接続されるとともに、負極性の駆動電圧を出力している出力端子17を負極側チャージシェアライン16bに接続される。上述の極性判定回路15は、このような動作を行うようにチャージシェア回路16の各スイッチを制御する。
詳細には、第4k+1水平期間では、その直前の水平期間から極性信号POLが反転されるので、各極性判定回路15において極性信号POLの反転が検出されて極性信号反転信号SLINEが“H”レベルに設定される。このため、各水平期間において、チャージシェア信号CSがアサートされている間にスイッチSW2、SW31、SW32がオンされる。これにより、チャージシェア信号CSがアサートされている間、全ての出力端子17〜17がショートされてチャージシェアが行われる。このとき、スイッチSW1は、チャージシェア信号CSがアサートされている間、オフされる。
第4k+1水平期間に続く第4k+2水平期間では、その直前の水平期間(第4k+1水平期間)から極性信号POLが反転されず、よって極性信号反転信号SLINEが“L”レベルに設定される。この場合、スイッチSW2がオフされると共に、各極性判定回路15において選択された選択極性信号POLSELに応答してスイッチSW31、SW32が制御される。
詳細には、極性判定回路15、15においては、選択極性信号POLSEL(即ち、極性信号POL)が“H”レベルであることに応答して、チャージシェア信号CSがアサートされている期間において、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW32がオンされる。ここで、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW31はオフのままに維持される。これにより、直前に正極性の駆動電圧が出力されていた出力端子17、17が正極側チャージシェアライン16aに接続され、出力端子17、17の間のチャージシェア動作が行われる。
一方、極性判定回路15、15においては、選択極性信号POLSEL(即ち、極性信号/POL)が“L”レベルであることに応答して、チャージシェア信号CSがアサートされている間、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW31がオンされる。極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW32はオフのままに維持される。これにより、直前に負極性の駆動電圧が出力されていた出力端子17、17が負極側チャージシェアライン16bに接続され、出力端子17、17の間のチャージシェア動作が行われる。
更に、第4k+3水平期間では、その直前の水平期間(第4k+2水平期間)から極性信号POLが反転されるので、各極性判定回路15において極性信号POLの極性の反転が検出されて極性信号反転信号SLINEが“H”レベルに設定される。このため、各水平期間において、チャージシェア信号CSがアサートされている間にスイッチSW2、SW31、SW32がオンされる。これにより、チャージシェア信号CSがアサートされている間、全ての出力端子17〜17がショートされてチャージシェアが行われる。
第4k+3水平期間に続く第4k+4水平期間では、その直前の水平期間(第4k+3水平期間)から極性信号POLが反転されず、よって極性信号反転信号SLINEが“L”レベルに設定される。この場合、スイッチSW2がオフされると共に、各極性判定回路15において選択された選択極性信号POLSELに応答してスイッチSW31、SW32が制御される。
詳細には、極性判定回路15、15においては、選択極性信号POLSEL(即ち、極性信号POL)が“L”レベルであることに応答して、チャージシェア信号CSがアサートされている期間において、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW31がオンされる。ここで、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW32はオフのままに維持される。これにより、直前に負極性の駆動電圧が出力されていた出力端子17、17が負極側チャージシェアライン16bに接続され、出力端子17、17の間のチャージシェア動作が行われる。
一方、極性判定回路15、15においては、選択極性信号POLSEL(即ち、極性信号/POL)が“H”レベルであることに応答して、チャージシェア信号CSがアサートされている間、極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW32がオンされる。極性判定回路15、15に接続されたスイッチSW31はオフのままに維持される。これにより、直前に正極性の駆動電圧が出力されていた出力端子17、17が、正極側チャージシェアライン16aに接続され、出力端子17、17の間のチャージシェア動作が行われる。
以上では、1ライン1ドット反転駆動と1ライン2ドット反転駆動と、2ライン1ドット反転駆動と2ライン2ドット反転駆動のそれぞれの場合のチャージシェア動作が説明されているが、駆動電圧の極性が反転される空間的周期、時間的周期は、これらに限定されない。一般に、本実施形態の液晶表示装置の構成は、NラインMドット反転駆動(N、Mは2以上の整数)、及び、それに応じたチャージシェア動作に対応している。例えば、Nライン反転駆動及びそれに応じたチャージシェア動作は、極性信号POLをNライン毎に(即ち、N水平期間毎に)反転することで容易に実現できる。本実施形態の液晶表示装置の構成では、極性信号POLの反転が検出され、反転の検出の有無に応じてチャージシェア回路16のスイッチが制御される。これにより、Nライン反転駆動及びそれに応じたチャージシェア動作を容易に実現することができる。
また、Mドット反転駆動及びそれに応じたチャージシェア動作を行うためには、内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_2Mにより、D/A変換回路13が出力バッファ14〜14に出力する階調電圧の極性を、出力端子17から出力される駆動電圧の極性がM個の出力端子17毎に反転されるように選択すればよい。この場合、極性判定回路15〜15における選択極性信号POLSELの選択も、M個の極性判定回路15毎に(即ち、2M個の極性判定回路15を周期として)切り替えられる。例えば、1ライン4ドット反転駆動及びそれに応じたチャージシェア動作が行われる場合、極性判定回路158j+1〜158j+4が選択極性信号POLSELとして極性信号POLを選択する一方で、極性判定回路158j+5〜158j+8が選択極性信号POLSELとして極性信号/POLを選択するように設定される。
以上に説明されているように、本実施形態の液晶表示装置では、極性信号POLの反転を検知することで駆動電圧の極性が反転されるライン数(1ライン又はNライン)に最適なチャージシェア方式の切り替えが自動的に行われている。即ち、駆動電圧の極性が反転されるライン数を指定する信号を外部から供給せずにチャージシェア方式の切り替えが自動的に行われる。これにより、本実施形態の液晶表示装置では、チャージシェアと反転駆動との両方を行うために外部から供給される制御信号の数が低減されている。
なお、上記の実施形態では、内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_2Mが、外部から供給されるドット制御信号SDOTに応答して制御回路18によって生成されているが、内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_2Mは、画像の種別(動画、静止画等)に応答して動的に生成されてもよい。この場合、制御回路18に画素データDINが供給され、制御回路18は、画素データDINから画像の種別を判別する。制御回路18は、判別された画像の種別に応じて、1ドット反転又はMドット反転のいずれが行われるかを決定し、決定された反転駆動の種別に応じた値の内部ドット制御信号SDOT_1〜SDOT_2Mを生成する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1:データ線ドライバ
2:ゲート線ドライバ
3:LCDパネル
11:データレジスタ回路
12:ラッチ回路
13:D/A変換回路
14:出力バッファ
15:極性判定回路
16:チャージシェア回路
16a:正極側チャージシェアライン
16b:負極側チャージシェアライン
17:出力端子
18:制御回路
21:ゲート線
22:データ線
23:画素
23a:TFT
23b:画素電極
24:共通電極
31:インバータ
32:セレクタ
33、34:フリップフロップ
35:XORゲート
36、37:ORゲート
38、39、40:ANDゲート

Claims (10)

  1. 液晶表示パネルの複数のデータ線を駆動するデータ線ドライバであって、
    前記複数のデータ線にそれぞれに接続される複数の出力端子と、
    前記データ線を駆動する駆動電圧を出力する複数の出力バッファと、
    第1及び第2チャージシェアラインと、
    前記複数の出力端子のそれぞれと前記第1チャージシェアラインとの間にそれぞれに接続された複数の第1スイッチと、
    前記複数の出力端子のそれぞれと前記第2チャージシェアラインとの間にそれぞれに接続された複数の第2スイッチと、
    前記複数の出力端子の隣接する2つの出力端子の間に接続された第3スイッチと、
    極性信号の反転を検知し、前記極性信号の反転の有無に応じて前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを制御する極性判定回路
    とを具備する
    データ線ドライバ。
  2. 請求項1に記載のデータ線ドライバであって、
    前記極性判定回路は、前記極性信号の反転が検知されない場合に、当該データ線ドライバにおけるチャージシェア動作の実施を指示するチャージシェア信号に応答して、前記複数の出力端子のうち正極性の駆動電圧が出力されるべき出力端子を前記第1チャージシェアラインに接続し、前記複数の出力端子のうち負極性の駆動電圧が出力されるべき出力端子を前記第2チャージシェアラインに接続するように前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御する
    データ線ドライバ。
  3. 請求項1又は2に記載のデータ線ドライバであって、
    前記極性判定回路は、前記極性信号の反転が検知された場合に、当該データ線ドライバにおけるチャージシェア動作の実施を指示するチャージシェア信号に応答して、前記複数の出力端子のうち正極性の駆動電圧が出力されるべき出力端子を前記第1チャージシェアラインに接続し、前記複数の出力端子のうち負極性の駆動電圧が出力されるべき出力端子を前記第2チャージシェアラインに接続するように前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御する
    データ線ドライバ。
  4. 請求項2又は3に記載のデータ線ドライバであって、
    前記極性判定回路は、
    前記極性信号の反転を検知し、前記極性信号の反転の有無を示す極性信号反転信号を出力する検知回路と、
    前記チャージシェア信号と、前記極性信号反転信号と、前記極性信号とに応答して前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御する制御信号を生成する論理回路
    とを備える
    データ線ドライバ。
  5. 請求項4に記載のデータ線ドライバであって、
    更に、
    外部からシリアルに転送されてくる前記液晶表示パネルの各画素の階調を示す画素データを受け取るデータレジスタ回路と、
    ラッチ信号に応答してデータレジスタ回路から前記画素データをラッチするラッチ回路と、
    前記ラッチ回路から出力される前記画素データに対してデジタル−アナログ変換を行って前記画素データに対応する階調電圧を出力するD/A変換回路
    とを具備し、
    前記複数の出力バッファは、前記階調電圧に応答して前記駆動電圧を出力し、
    前記検知回路は、
    前記ラッチ信号に応答して前記極性信号又は前記極性信号の反転信号のいずれかをラッチする第1フリップフロップと、
    前記ラッチ信号に応答して前記第1フリップフロップの出力信号をラッチする第2フリップフロップと、
    前記第1フリップフロップにラッチされる信号と前記第2フリップフロップとを比較して前記極性信号反転信号を生成する比較器
    とを備える
    データ線ドライバ。
  6. 複数のデータ線を備える液晶表示パネルと、
    データ線ドライバ
    とを具備し、
    前記データ線ドライバは、
    前記複数のデータ線にそれぞれに接続される複数の出力端子と、
    前記データ線を駆動する駆動電圧を出力する複数の出力バッファと、
    第1及び第2チャージシェアラインと、
    前記複数の出力端子のそれぞれと前記第1チャージシェアラインとの間にそれぞれに接続された複数の第1スイッチと、
    前記複数の出力端子のそれぞれと前記第2チャージシェアラインとの間にそれぞれに接続された複数の第2スイッチと、
    前記複数の出力端子の隣接する2つの出力端子の間に接続された第3スイッチと、
    極性信号の反転を検知し、前記極性信号の反転の有無に応じて前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを制御する極性判定回路
    とを具備する
    液晶表示装置。
  7. 請求項6に記載の液晶表示装置であって、
    前記極性判定回路は、前記極性信号の反転が検知されない場合に、当該データ線ドライバにおけるチャージシェア動作の実施を指示するチャージシェア信号に応答して、前記複数の出力端子のうち正極性の駆動電圧が出力されるべき出力端子を前記第1チャージシェアラインに接続し、前記複数の出力端子のうち負極性の駆動電圧が出力されるべき出力端子を前記第2チャージシェアラインに接続するように前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御する
    液晶表示装置。
  8. 請求項6又は7に記載の液晶表示装置であって、
    前記極性判定回路は、前記極性信号の反転が検知された場合に、当該データ線ドライバにおけるチャージシェア動作の実施を指示するチャージシェア信号に応答して、前記複数の出力端子のうち正極性の駆動電圧が出力されるべき出力端子を前記第1チャージシェアラインに接続し、前記複数の出力端子のうち負極性の駆動電圧が出力されるべき出力端子を前記第2チャージシェアラインに接続するように前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御する
    液晶表示装置。
  9. 請求項7又は8に記載の液晶表示装置であって、
    前記極性判定回路は、
    前記極性信号の反転を検知し、前記極性信号の反転の有無を示す極性信号反転信号を出力する検知回路と、
    前記チャージシェア信号と、前記極性信号反転信号と、前記極性信号とに応答して前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御する制御信号を生成する論理回路
    とを備える
    液晶表示装置。
  10. 請求項9に記載の液晶表示装置であって、
    更に、
    外部からシリアルに転送されてくる前記液晶表示パネルの各画素の階調を示す画素データを受け取るデータレジスタ回路と、
    ラッチ信号に応答してデータレジスタ回路から前記画素データをラッチするラッチ回路と、
    前記ラッチ回路から出力される前記画素データに対してデジタル−アナログ変換を行って前記画素データに対応する階調電圧を出力するD/A変換回路
    とを具備し、
    前記複数の出力バッファは、前記階調電圧に応答して前記駆動電圧を出力し、
    前記検知回路は、
    前記ラッチ信号に応答して前記極性信号又は前記極性信号の反転信号のいずれかをラッチする第1フリップフロップと、
    前記ラッチ信号に応答して前記第1フリップフロップの出力信号をラッチする第2フリップフロップと、
    前記第1フリップフロップにラッチされる信号と前記第2フリップフロップとを比較して前記極性信号反転信号を生成する比較器
    とを備える
    液晶表示装置。
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