JP2014042971A - 把持装置 - Google Patents

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航大 鈴木
Masaki Takasan
正己 高三
Yasuyuki Aida
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Abstract

【課題】大型化すること無く、把持対象物を安定して把持することができる把持装置を提供すること。
【解決手段】第1部材21により把持対象物51を下から支えるとともに、第2部材22により把持対象物51を上から押さえ付けるように、第1部材21と第2部材22との間隔を調整する。さらに、一対の支持部材11,12の間隔を調整し、一対の支持部材11,12を把持対象物51に接触させる。これにより、把持対象物51が、第1部材21、第2部材22、及び一対の支持部材11,12によって取り囲まれた状態で拘束される。
【選択図】図6

Description

本発明は、把持対象物を把持する把持装置に関する。
把持装置として、例えば特許文献1のロボットハンドがある。特許文献1のロボットハンドは、複数の指にコイルばねがそれぞれ巻き付けられている。コイルばねは、その両端を除いた中間部分の巻き線が指の外周に沿って長手方向に変位可能になるように各指に取り付けられている。これにより、各指によって取り囲まれた把持対象物を把持したときに把持対象物に対する接触点の数が増大して、各接触点における摩擦力によって把持対象物を安定して把持することができる。
特開2011−218448号公報
特許文献1のようなロボットハンドは、把持対象物に対する摩擦力によって把持対象物を把持している。ここで、摩擦力は、指が把持対象物を把持しようとする把持力と、指と把持対象物との間の摩擦係数とによって決まる。摩擦係数は、把持対象物及び指の材質又は形状等に影響を受けるため、未知数である。よって、把持対象物を摩擦力によって確実に把持するためには、指が把持対象物を把持しようとする把持力を大きくする必要がある。把持力を大きくするためには、指を駆動させるためのモータの駆動力を大きくする必要があり、モータの駆動力を大きくしようとすると、モータが大型化してしまい、その結果として、ロボットハンド自体が大型化してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、大型化すること無く、把持対象物を安定して把持することができる把持装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、把持対象物を把持する複数の把持機構を備える把持装置であって、前記把持機構の少なくとも一つは、前記把持対象物を支持可能な第1部材と、前記第1部材の上方に対向配置されるとともに前記把持対象物を押さえ付け可能な第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間隔を調整する第1間隔調整手段と、を有していることを要旨とする。
この発明によれば、第1部材と第2部材との間に把持対象物が位置した状態において、第1間隔調整手段により第1部材と第2部材とを近づけるように間隔を調整することで、第1部材及び第2部材を把持対象物に接触させる。このとき、把持対象物は、第1部材により下から支えられるとともに第2部材によって上から第1部材側に押し付けられるようにして、第1部材及び第2部材により挟み込まれ、把持対象物が第1部材及び第2部材により拘束されるようにして把持される。その結果、把持対象物を把持するための把持力を大きくする必要が無いため、従来技術のように大きなモータを必要とせず、把持装置自体が大型化すること無く、把持対象物を安定して把持することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1部材は、前記把持対象物を支持するテーパ形状の把持面を備えることを要旨とする。
この発明によれば、例えば、把持対象物が載置面に載置されている場合であっても、第1部材を、把持対象物と載置面との間に差し込むことができ、把持面によって把持対象物を下から支えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第1部材及び前記第2部材は、一対の支持部材の間に支持されるとともに、前記一対の支持部材の方向に伸縮可能に構成され、前記一対の支持部材の間隔を調整する第2間隔調整手段をさらに備えることを要旨とする。
この発明によれば、第2間隔調整手段により一対の支持部材の間を調整することで、一対の支持部材を把持対象物に接触させることができ、把持対象物を、第1部材、第2部材、及び一対の支持部材によって取り囲んだ状態で拘束することができる。その結果、把持対象物をさらに安定して把持することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1部材は、一方の支持部材に支持される第1回動部材と、他方の支持部材に支持される第2回動部材とから構成されており、前記第1回動部材及び前記第2回動部材における各支持部材に近づく方向への回動を許容するとともに、各支持部材から離れる方向へ前記第1回動部材及び前記第2回動部材を付勢する回動手段を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、例えば、一対の把持機構の間隔が、把持対象物の幅よりも小さくなるように調整された状態で、把持装置を把持対象物側に向けて下降させても、各回動手段により、第1回動部材及び第2回動部材が把持対象物に接触しながら回動する。そして、第1回動部材及び第2回動部材が把持対象物を通過すると、第1回動部材及び第2回動部材が各支持部材から離れる方向へ付勢されて元の位置に復帰する。これにより、第1回動部材及び第2回動部材によって把持対象物を下から支えることが可能となる。その結果、把持対象物の両側に、一対の把持機構が配置可能なスペースが無い場合であっても、把持対象物を把持することが可能となる。
この発明によれば、大型化すること無く、把持対象物を安定して把持することができる。
実施形態における把持装置の概略図。 把持装置の電気的構成を示すブロック図。 一対の把持機構の間に把持対象物が位置するように把持装置を位置合わせした状態を示す断面図。 把持対象物が各第1部材により下から支えられた状態を示す断面図。 把持対象物が各第1部材及び各第2部材により挟み込まれた状態を示す断面図。 把持対象物が各第1部材、各第2部材、及び一対の支持部材によって取り囲まれて拘束された状態を示す断面図。 別の実施形態における把持装置を示す断面図。 第1回動部材及び第2回動部材が各支持部材に近づく方向に回動した状態を示す断面図。 第1回動部材及び第2回動部材が各支持部材から離れる方向へ付勢された状態を示す断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、把持装置10は、一対の把持機構F1,F2から構成されている。一方の把持機構F1は、一対の支持部材11,12を有している。一対の支持部材11,12は四角柱状であるとともに互いに平行に延びている。各支持部材11,12における互いに対向する面には、延設方向に沿って延びる案内溝11a,12aが形成されている。
一対の支持部材11,12には、第1部材21が両支持部材11,12の間で架け渡されるように支持されている。第1部材21は、両支持部材11,12の延設方向に対して直交する方向に延びている。第1部材21は、一方の支持部材11に支持される三角筒状の第1スライド部21aと、他方の支持部材12に支持される三角柱状の第2スライド部21bとから構成されている。第1スライド部21aにおける一方の支持部材11側の面には案内溝11a内に係止されて案内溝11aに沿って移動可能な突起T1が形成されている。第2スライド部21bにおける他方の支持部材12側の面には案内溝12a内に係止されて案内溝12aに沿って移動可能な突起T2が形成されている。第2スライド部21bにおける他方の支持部材12側とは反対側は、第1スライド部21a内に挿入されており、第1スライド部21a内でスライド可能になっている。よって、第1部材21は、第1スライド部21aと第2スライド部21bとが互いにスライド移動することにより一対の支持部材11,12の方向に伸縮可能に構成されている。
一対の支持部材11,12には、第2部材22が第1部材21の上方に対向配置されて両支持部材11,12の間で架け渡されるように支持されている。第2部材22は、両支持部材11,12の延設方向に対して直交する方向に延びており、第1部材21と第2部材22とは互いに平行に延びている。第2部材22は、一方の支持部材11に支持される三角筒状の第1スライド部22aと、他方の支持部材12に支持される三角柱状の第2スライド部22bとから構成されている。第1スライド部22aにおける一方の支持部材11側の面には案内溝11a内に係止されて案内溝11aに沿って移動可能な突起T3が形成されている。第2スライド部22bにおける他方の支持部材12側の面には案内溝12a内に係止されて案内溝12aに沿って移動可能な突起T4が形成されている。第2スライド部22bにおける他方の支持部材12側とは反対側は、第1スライド部22a内に挿入されており、第1スライド部22a内でスライド可能になっている。よって、第2部材22は、第1スライド部22aと第2スライド部22bとが互いにスライド移動することにより一対の支持部材11,12の方向に伸縮可能に構成されている。
各第1スライド部21a,22aの延設方向の長さは同じになっている。各第2スライド部21b,22bの延設方向の長さは同じになっている。各第1スライド部21a,22aにおける互いに対向する側の面にはテーパ形状の第1把持面211a,221aがそれぞれ形成されている。各第2スライド部21b,22bにおける互いに対向する側の面にはテーパ形状の第2把持面211b,221bがそれぞれ形成されている。よって、本実施形態では、第1部材21は、テーパ形状の把持面としての第1把持面211a及び第2把持面211bを備える。第1部材21は、第1部材21における第2部材22に対向する面に、第1把持面211a及び第2把持面211bが形成されることで先細りしている。同様に、第2部材22は、第2部材22における第1部材21に対向する面に、第1把持面221a及び第2把持面221bが形成されることで先細りしている。
なお、他方の把持機構F2の構成は、一方の把持機構F1の構成と同じ構成であるため、その詳細な説明を省略する。他方の把持機構F2の構成の説明は、前述の説明中における「一対の支持部材11,12」を「一対の支持部材31,32」に、「案内溝11a,12a」を「案内溝31a,32a」に、「第1部材21」を「第1部材41」に、「第2部材22」を「第2部材42」にそれぞれ読み替える。また、「第1スライド部21a,22a」を「第1スライド部41a,42a」に、「第2スライド部21b,22b」を「第2スライド部41b,42b」にそれぞれ読み替える。さらに、「第1把持面211a,221a」を「第1把持面411a,421a」に、「第2把持面211b,221b」を「第2把持面411b,421b」にそれぞれ読み替えることで説明される。なお、各把持機構F1,F2は、第1部材21,41及び第2部材22,42における先細りしている側が対向するように配置されている。
図2に示すように、各把持機構F1,F2には主駆動装置15が接続されるとともに、主駆動装置15には制御装置16が接続されている。そして、制御装置16からの指令により主駆動装置15が駆動制御されるとともに、各把持機構F1,F2の駆動が制御される。具体的には、各把持機構F1,F2の駆動を制御することで、把持装置10を任意の位置に位置合わせすることができるようになっており、さらには、各把持機構F1,F2の間隔を調整することができるようになっている。
各第2部材22,42には第1駆動部17がそれぞれ接続されるとともに、第1駆動部17には制御装置16が接続されている。そして、制御装置16からの指令により第1駆動部17が駆動制御されるとともに、各第2部材22,42の駆動が制御される。具体的には、各第2部材22,42の駆動をそれぞれ制御することで、各第2部材22,42が一対の支持部材11,12,31,32に対して一対の支持部材11,12,31,32の延設方向に沿って移動することができるようになっている。これにより、各第1部材21,41と各第2部材22,42との間隔を調整することができるようになっている。よって、本実施形態では、制御装置16及び第1駆動部17により各第1部材21,41と各第2部材22,42との間隔を調整する第1間隔調整手段が構成されている。
一対の支持部材11,12,31,32には第2駆動部18がそれぞれ接続されるとともに、第2駆動部18には制御装置16が接続されている。そして、制御装置16からの指令により第2駆動部18が駆動制御されるとともに、一対の支持部材11,12,31,32の駆動が制御される。具体的には、一対の支持部材11,12,31,32の駆動をそれぞれ制御することで、一対の支持部材11,12,31,32が互いに接離する方向へ移動することができるようになっている。これにより、一対の支持部材11,12,31,32の間隔を調整することができるようになっている。よって、本実施形態では、制御装置16及び第2駆動部18により一対の支持部材11,12,31,32の間隔を調整する第2間隔調整手段が構成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図3に示すように、まず、制御装置16の指令により主駆動装置15を駆動制御するとともに、一対の把持機構F1,F2の駆動を制御し、一対の把持機構F1,F2の間に、載置面51aに載置された把持対象物51が位置するように把持装置10を位置合わせする。続いて、制御装置16の指令により主駆動装置15を駆動制御するとともに、一対の把持機構F1,F2の駆動を制御して、一対の把持機構F1,F2同士を近づける。
すると、図4に示すように、各第1部材21,41が、先細りしている側から把持対象物51と載置面51aとの間に差し込まれて、把持対象物51が各第1部材21,41の第1把持面211a,411a上に載置される。把持対象物51が各第1部材21,41の第1把持面211a,411a上に載置されると、制御装置16の指令により主駆動装置15の駆動が停止される。これにより、把持対象物51が、各第1部材21,41の第1把持面211a,411aにより下から支えられた状態となる。
続いて、図5に示すように、制御装置16の指令により第1駆動部17を駆動制御するとともに、各第2部材22,42の駆動を制御し、各第2部材22,42を各第1部材21,41側に移動させる。すると、各第2部材22,42の第1把持面221a,421aが把持対象物51に接触するとともに、把持対象物51が各第2部材22,42によって上から押し付けられ、制御装置16の指令により第1駆動部17の駆動が停止される。これにより、把持対象物51が、各第1部材21,41により下から支えられるとともに各第2部材22,42によって上から各第1部材21,41側に押し付けられるようにして、各第1部材21,41及び各第2部材22,42により挟み込まれた状態となる。
続いて、図6に示すように、制御装置16の指令により第2駆動部18を駆動制御するとともに、一対の支持部材11,12,31,32の駆動を制御し、一対の支持部材11,12,31,32を互いに近づく方向へ移動させる。すると、一対の支持部材11,12,31,32がそれぞれ把持対象物51に接触するとともに、把持対象物51が一対の支持部材11,12,31,32によって挟み込まれ、制御装置16の指令により第2駆動部18の駆動が停止される。これにより、把持対象物51が、各第1部材21,41、各第2部材22,42、及び一対の支持部材11,12,31,32によって取り囲まれた状態で拘束される。その結果、把持対象物51が安定して把持される。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)各第1部材21,41により把持対象物51を下から支えるとともに、各第2部材22,42により把持対象物51を上から押さえ付けるように、各第1部材21,41と各第2部材22,42との間隔を調整するようにした。よって、把持対象物51が、各第1部材21,41により下から支えられるとともに各第2部材22,42によって上から各第1部材21,41側に押し付けられるようにして、各第1部材21,41及び各第2部材22,42により挟み込まれ、把持対象物51が各第1部材21,41及び各第2部材22,42により拘束されるようにして把持される。その結果、把持対象物51を把持するための把持力を大きくする必要が無いため、従来技術のように大きなモータを必要とせず、把持装置10自体が大型化すること無く、把持対象物51を安定して把持することができる。
(2)各第1部材21,41における各第2部材22,42に対向する面に、テーパ形状の第1把持面211a,411a及び第2把持面211b,411bを形成した。よって、把持対象物51が載置面51aに載置されている場合であっても、各第1部材21,41を、把持対象物51と載置面51aとの間に差し込むことができ、第1把持面211a,411a及び第2把持面211b,411bによって把持対象物51を下から支えることができる。
(3)一対の支持部材11,12,31,32の間隔を調整することで、一対の支持部材11,12,31,32を把持対象物51に接触させることができ、把持対象物51を、各第1部材21,41、各第2部材22,42、及び一対の支持部材11,12,31,32によって取り囲んだ状態で拘束することができる。その結果、把持対象物51をさらに安定して把持することができる。
(4)把持対象物51を、各第1部材21,41、各第2部材22,42、及び一対の支持部材11,12,31,32によって取り囲まれた状態で拘束することで把持しているため、摩擦係数を考慮した把持動作を行うことなく、安定した把持対象物51の把持を行うことができる。
(5)把持対象物51を、各第1部材21,41、各第2部材22,42、及び一対の支持部材11,12,31,32によって取り囲まれた状態で拘束することで把持している。よって、把持対象物51を把持した状態で、一対の把持機構F1,F2の姿勢を変更しても、把持対象物51を落とすことなく安定した把持状態を維持することができる。ここで、「一対の把持機構F1,F2の姿勢の変更」とは、例えば、一対の支持部材11,12,31,32の延設方向の向きが載置面51aに平行となるように、一対の把持機構F1,F2の姿勢を変更することを言う。
(6)上記構成の把持装置10によれば、従来技術のような大きなモータを必要としないため、把持装置10自体を軽量化することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図7に示すように、第1部材61が、一方の支持部材11に支持される第1回動部材61aと、他方の支持部材12に支持される第2回動部材61bとから構成されていてもよい。第1回動部材61aは一方の支持部材11に対して捻りばね62aを介して一方の支持部材11の延設方向に直交する方向に延びるように支持されるとともに、第2回動部材61bは他方の支持部材12に対して捻りばね62bを介して他方の支持部材12の延設方向に直交する方向に延びるように支持されている。各捻りばね62a,62bは、第1回動部材61a及び第2回動部材61bにおける各支持部材11,12に近づく方向への回動を許容するとともに、各支持部材11,12から離れる方向へ第1回動部材61a及び第2回動部材61bを付勢する回動手段である。
そして、図8に示すように、把持装置10を把持対象物51の上方に位置合わせするとともに、一対の把持機構F1,F2の間隔が、把持対象物51の幅よりも小さくなるように調整された状態で、把持装置10を載置面51a側に向けて下降させる。すると、第1回動部材61a及び第2回動部材61bの下面が把持対象物51に接触するとともに、第1回動部材61a及び第2回動部材61bが各支持部材11,12に近づく方向に回動する。そして、図9に示すように、第1回動部材61a及び第2回動部材61bが把持対象物51を通過すると、第1回動部材61a及び第2回動部材61bが各支持部材11,12から離れる方向へ付勢されて元の位置に復帰する。これにより、第1回動部材61a及び第2回動部材61bによって把持対象物51を下から支えることが可能となる。そして、第2部材22を把持対象物51側に移動させることで、把持対象物51が、第1回動部材61a、第2回動部材61b及び第2部材22により挟み込まれるように把持される。その結果、把持対象物51が載置された両側に、一対の把持機構F1,F2が配置可能なスペースが無い場合であっても、把持対象物51を把持することが可能となる。
○ 実施形態において、第1部材21,41及び第2部材22,42が、各支持部材11,12,31,32に対して、第1部材21,41及び第2部材22,42の軸線を回転中心として回転可能であってもよい。
○ 実施形態において、第1部材21,41及び第2部材22,42が、例えば四角柱状であってもよい。すなわち、テーパ形状の把持面が形成されていなくてもよい。
○ 実施形態において、第1部材21,41及び第2部材22,42が、ゴム部材やばね部材等の柔軟性を有する部材により形成されることで伸縮可能になっていてもよい。
○ 実施形態において、把持対象物51を把持する際に、一対の支持部材11,12,31,32がそれぞれ把持対象物51に接触していなくてもよい。
○ 実施形態において、支持部材11,12,31,32は、例えば、円柱状や半円柱状であってもよく、支持部材11,12,31,32の形状は特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、第1部材21,41及び第2部材22,42のスライド部の構成が3つ以上に分かれてなる構成であってもよい。
○ 実施形態において、把持対象物51が各第1部材21,41の第2把持面211b,411b上に載置されるとともに、各第2部材22,42の第2把持面221b,421bが把持対象物51に接触していてもよい。このようにして、把持対象物51が、各第1部材21,41により下から支えられるとともに各第2部材22,42によって上から各第1部材21,41側に押し付けられて、各第1部材21,41及び各第2部材22,42により挟み込まれるようにしてもよい。
○ 実施形態において、各把持機構F1,F2にそれぞれ駆動部を設けて、各把持機構F1,F2が独立して駆動制御される構成としてもよい。
○ 実施形態において、各支持部材11,12,31,32にそれぞれ駆動部を設けて、各支持部材11,12,31,32がそれぞれ独立して駆動制御される構成としてもよい。
○ 実施形態において、把持機構の数を3つ以上にしてもよい。そして、複数の把持機構の少なくとも一つが、第1部材及び第2部材を有しており、第1部材と第2部材との間隔を調整可能となっていればよい。
10…把持装置、11,12,31,32…一対の支持部材、16…第1間隔調整手段及び第2間隔調整手段を構成する制御装置、17…第1間隔調整手段を構成する第1駆動部、18…第2間隔調整手段を構成する第2駆動部、21,41,61…第1部材、22,42…第2部材、51…把持対象物、61a…第1回動部材、61b…第2回動部材、62a,62b…回動手段としての捻りばね、211a,411a…把持面を構成する第1把持面、211b,411b…把持面を構成する第2把持面、F1,F2…把持機構。

Claims (4)

  1. 把持対象物を把持する複数の把持機構を備える把持装置であって、
    前記把持機構の少なくとも一つは、
    前記把持対象物を支持可能な第1部材と、
    前記第1部材の上方に対向配置されるとともに前記把持対象物を押さえ付け可能な第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材との間隔を調整する第1間隔調整手段と、を有していることを特徴とする把持装置。
  2. 前記第1部材は、前記把持対象物を支持するテーパ形状の把持面を備えることを特徴とする請求項1に記載の把持装置。
  3. 前記第1部材及び前記第2部材は、一対の支持部材の間に支持されるとともに、前記一対の支持部材の方向に伸縮可能に構成され、
    前記一対の支持部材の間隔を調整する第2間隔調整手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の把持装置。
  4. 前記第1部材は、一方の支持部材に支持される第1回動部材と、他方の支持部材に支持される第2回動部材とから構成されており、
    前記第1回動部材及び前記第2回動部材における各支持部材に近づく方向への回動を許容するとともに、各支持部材から離れる方向へ前記第1回動部材及び前記第2回動部材を付勢する回動手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の把持装置。
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