JP2014037886A - 車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン - Google Patents
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Abstract
【課題】動力伝達性能を向上させ、燃費を低減させることができる車両用自動変速機の遊星ギヤトレインを提供する。
【解決手段】本発明は、エンジンの動力が伝達される入力軸と、変速された回転動力を出力する出力軸と、第1、第2、第3回転要素を含み、2個の回転要素が入力軸に選択的に連結される第1遊星ギヤセットと、第4、第5、第6回転要素を含み、出力軸上に配置され、2個の回転要素が入力軸に選択的に連結され、2個の回転要素が第1遊星ギヤセットの2個の回転要素に連結され、1個の回転要素が出力軸に直接連結される第2遊星ギヤセットと、第2遊星ギヤセットの第4、第5、第6回転要素を、選択的に前記入力軸および第1遊星ギヤセットの2個の回転要素と外接ギヤ連結する4個のトランスファギヤと、回転要素を入力軸に可変連結する4個のクラッチ、選択された回転要素を変速機ハウジングに可変的に連結する2個のブレーキからなる6個の摩擦部材とを含むことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、エンジンの動力が伝達される入力軸と、変速された回転動力を出力する出力軸と、第1、第2、第3回転要素を含み、2個の回転要素が入力軸に選択的に連結される第1遊星ギヤセットと、第4、第5、第6回転要素を含み、出力軸上に配置され、2個の回転要素が入力軸に選択的に連結され、2個の回転要素が第1遊星ギヤセットの2個の回転要素に連結され、1個の回転要素が出力軸に直接連結される第2遊星ギヤセットと、第2遊星ギヤセットの第4、第5、第6回転要素を、選択的に前記入力軸および第1遊星ギヤセットの2個の回転要素と外接ギヤ連結する4個のトランスファギヤと、回転要素を入力軸に可変連結する4個のクラッチ、選択された回転要素を変速機ハウジングに可変的に連結する2個のブレーキからなる6個の摩擦部材とを含むことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用自動変速機に係り、より詳細には、動力伝達性能を向上させ、燃費を低減させることができる車両用自動変速機の遊星ギヤトレインに関する。
通常、自動変速機の多段変速メカニズムは、複数の遊星ギヤセットと摩擦部材との組み合わせで実現され、実現可能な変速段が多いほど、より適切な変速比の設計が可能なだけでなく、動力性能および燃費の面で優れた車両を実現できるため、より多くの変速段を実現できる自動変速機用遊星ギヤトレインへの地道な研究が行われている。
このような遊星ギヤトレインは、同一変速段を実現しても、回転要素(サンギヤ、遊星キャリア、リングギヤ)の連結構成に応じて耐久性、動力伝達効率、大きさなどが異なるため、より強固で、動力損失がなく、コンパクトに製作するための研究開発が続いている。
また、遊星ギヤトレインは、複数の変速段を実現するが、変速制御の観点で隣り合う変速段への順次変速時に作動条件を満足するか否かおよび隣り合う変速段間の段間比が適切な水準で実現されるか否かが、差別化される機能の一つに浮上している。
このような遊星ギヤトレインは、同一変速段を実現しても、回転要素(サンギヤ、遊星キャリア、リングギヤ)の連結構成に応じて耐久性、動力伝達効率、大きさなどが異なるため、より強固で、動力損失がなく、コンパクトに製作するための研究開発が続いている。
また、遊星ギヤトレインは、複数の変速段を実現するが、変速制御の観点で隣り合う変速段への順次変速時に作動条件を満足するか否かおよび隣り合う変速段間の段間比が適切な水準で実現されるか否かが、差別化される機能の一つに浮上している。
本発明の目的は、2個の遊星ギヤセットと4個の外接ギヤ、そして、6個の摩擦部材を組み合わせ、摩擦部材の作動条件および段間比に優れた前進8速および後進2速の変速段を実現することにより、動力伝達性能を向上させ、燃費を低減させることができる車両用自動変速機の遊星ギヤトレインを提供することである。
本発明の一態様にかかる車両用自動変速機の遊星ギヤトレインは、エンジンの動力が伝達される入力軸と、変速された回転動力を出力する出力軸と、第1、第2、第3回転要素を含み、前記入力軸上に配置され、2個の回転要素が前記入力軸に選択的に連結される第1遊星ギヤセットと、第4、第5、第6回転要素を含み、前記出力軸上に配置され、2個の回転要素が前記入力軸に選択的に連結され、2個の回転要素が前記第1遊星ギヤセットの2個の回転要素に連結され、1個の回転要素が前記出力軸に直接連結される第2遊星ギヤセットと、前記第2遊星ギヤセットの第4、第5、第6回転要素を、選択的に前記入力軸および前記第1遊星ギヤセットの2個の回転要素と外接ギヤ連結する4個のトランスファギヤと、前記第1遊星ギヤセットの2個の回転要素と第2遊星ギヤセットの2個の回転要素を入力軸に可変連結する4個のクラッチ、および前記回転要素のうち選択された回転要素を変速機ハウジングに可変的に連結する2個のブレーキからなる6個の摩擦部材とを含むことを特徴とする。
前記第1遊星ギヤセットはシングルピニオン遊星ギヤセットであり、第1回転要素は第1サンギヤであり、第2回転要素は第1遊星キャリアであり、第3回転要素は第1リングギヤであることを特徴とする。
前記第2遊星ギヤセットはシングルピニオン遊星ギヤセットであり、第4回転要素は第2サンギヤであり、第5回転要素は第2遊星キャリアであり、第6回転要素は第2リングギヤであることを特徴とする。
前記4個のトランスファギヤは、入力軸に連結される第1トランスファドライブギヤおよび第6回転要素に連結される第1トランスファドリブンギヤを含む第1トランスファギヤと、第3回転要素に連結される第2トランスファドライブギヤおよび第5回転要素に連結される第2トランスファドリブンギヤを含む第2トランスファギヤと、第1回転要素に連結される第3トランスファドライブギヤおよび第4回転要素に連結される第3トランスファドリブンギヤを含む第3トランスファギヤと、入力軸に連結される第4トランスファドライブギヤおよび第4回転要素に連結される第4トランスファドリブンギヤを含む第4トランスファギヤとを含むことを特徴とする。
前記6個の摩擦部材は、第1トランスファドリブンギヤと第6回転要素との間に配置される第1クラッチと、第4トランスファドリブンギヤと第4回転要素との間に配置される第2クラッチと、入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする。
各変速段は、前記6個の摩擦部材のうち2個の摩擦部材の締結によって実現され、前記第1クラッチと第1ブレーキが作動して前進1速が実現され、前記第1クラッチと第2ブレーキが作動して前進2速が実現され、前記第1クラッチと第2クラッチが作動して前進3速が実現され、前記第1クラッチと第3クラッチが作動して前進4速が実現され、前記第1クラッチと第4クラッチが作動して前進5速が実現され、前記第3クラッチと第4クラッチが作動して前進6速が実現され、前記第2クラッチと第4クラッチが作動して前進7速が実現され、前記第4クラッチと第2ブレーキが作動して前進8速が実現され、前記第2クラッチと第1ブレーキが同時に作動して後進1速が実現され、前記第3クラッチと第1ブレーキが作動して後進2速が実現できることを特徴とする。
前記6個の摩擦部材は、入力軸と第1トランスファドライブギヤとの間に配置される第1クラッチと、第4トランスファドリブンギヤと第4回転要素との間に配置される第2クラッチと、入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする。
前記6個の摩擦部材は、第1トランスファドリブンギヤと第6回転要素との間に配置される第1クラッチと、入力軸と第4トランスファドライブギヤとの間に配置される第2クラッチと、入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする。
前記6個の摩擦部材は、入力軸と第1トランスファドライブギヤとの間に配置される第1クラッチと、入力軸と第4トランスファドライブギヤとの間に配置される第2クラッチと、入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする。
本発明の他の態様にかかる車両用自動変速機の遊星ギヤトレインは、エンジンの動力が伝達される入力軸と、変速された回転動力を出力する出力軸と、第1回転要素の第1サンギヤ、第2回転要素の第1遊星キャリア、第3回転要素の第1リングギヤを含み、前記入力軸上に配置されており、前記第1、第2回転要素が前記入力軸に選択的に連結される第1遊星ギヤセットと、第4回転要素の第2サンギヤ、第5回転要素の第2遊星キャリア、第6回転要素の第2リングギヤを含み、前記出力軸上に配置されており、前記第4回転要素は、前記入力軸に選択的に連結されると同時に、前記第1回転要素に固定連結され、前記第5回転要素は、前記第3回転要素に固定連結されると同時に、出力軸に直接連結され、前記第6回転要素が前記入力軸に可変連結される第2遊星ギヤセットと、前記第4、第5、第6回転要素を、選択的に前記入力軸および前記第1、第3回転要素と外接ギヤ連結する4個のトランスファギヤと、前記第1、第2、第4、第6回転要素を前記入力軸に選択的に連結するクラッチ、および前記第2、第4回転要素を変速機ハウジングに選択的に連結するブレーキからなる6個の摩擦部材とを含むことを特徴とする。
前記第1、第2遊星ギヤセットは、シングルピニオン遊星ギヤセットからなることを特徴とする。
前記4個のトランスファギヤは、入力軸に連結される第1トランスファドライブギヤおよび第6回転要素に連結される第1トランスファドリブンギヤを含む第1トランスファギヤと、第3回転要素に連結される第2トランスファドライブギヤおよび第5回転要素に連結される第2トランスファドリブンギヤを含む第2トランスファギヤと、第1回転要素に連結される第3トランスファドライブギヤおよび第4回転要素に連結される第3トランスファドリブンギヤを含む第3トランスファギヤと、入力軸に連結される第4トランスファドライブギヤおよび第4回転要素に連結される第4トランスファドリブンギヤからなる第4トランスファギヤとを含むことを特徴とする。
前記6個の摩擦部材は、第1トランスファドリブンギヤと第6回転要素との間に配置される第1クラッチと、第4トランスファドリブンギヤと第4回転要素との間に配置される第2クラッチと、入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする。
各変速段は、前記6個の摩擦部材のうち2個の摩擦部材の締結によって実現され、前記第1クラッチと第1ブレーキが作動して前進1速が実現され、前記第1クラッチと第2ブレーキが作動して前進2速が実現され、前記第1クラッチと第2クラッチが作動して前進3速が実現され、前記第1クラッチと第3クラッチが作動して前進4速が実現され、前記第1クラッチと第4クラッチが作動して前進5速が実現され、前記第3クラッチと第4クラッチが作動して前進6速が実現され、前記第2クラッチと第4クラッチが作動して前進7速が実現され、前記第4クラッチと第2ブレーキが作動して前進8速が実現され、前記第2クラッチと第1ブレーキが作動して後進1速が実現され、前記第3クラッチと第1ブレーキが作動して後進2速が実現されることを特徴とする。
前記6個の摩擦部材は、入力軸と第1トランスファドライブギヤとの間に配置される第1クラッチと、第4トランスファドリブンギヤと第4回転要素との間に配置される第2クラッチと、入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする。
前記6個の摩擦部材は、第1トランスファドリブンギヤと第6回転要素との間に配置される第1クラッチと、入力軸と第4トランスファドライブギヤとの間に配置される第2クラッチと、入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする。
前記6個の摩擦部材は、入力軸と第1トランスファドライブギヤとの間に配置される第1クラッチと、入力軸と第4トランスファドライブギヤとの間に配置される第2クラッチと、入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする。
以下、本発明の好ましい実施形態を、添付した図面により詳細に説明する。
ただし、本実施形態を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたり、同一または類似の構成要素については同一の参照符号を付すことを前提とする。
下記の説明において、構成の名称を第1、第2などと区分したのは、その構成の名称が同一でこれを区分するためであって、必ずしもその順序に限定されるものではない。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる遊星ギヤトレインの構成図である。
図1に示す通り、本発明の第1実施形態にかかる遊星ギヤトレインは、入力軸IS上に配置される第1遊星ギヤセットPG1と、前記入力軸ISと平行に配置される出力軸OS上に配置される第2遊星ギヤセットPG2と、4個のクラッチC1、C2、C3、C4および2個のブレーキB1、B2からなる摩擦部材とを含んで構成される。
ただし、本実施形態を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたり、同一または類似の構成要素については同一の参照符号を付すことを前提とする。
下記の説明において、構成の名称を第1、第2などと区分したのは、その構成の名称が同一でこれを区分するためであって、必ずしもその順序に限定されるものではない。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる遊星ギヤトレインの構成図である。
図1に示す通り、本発明の第1実施形態にかかる遊星ギヤトレインは、入力軸IS上に配置される第1遊星ギヤセットPG1と、前記入力軸ISと平行に配置される出力軸OS上に配置される第2遊星ギヤセットPG2と、4個のクラッチC1、C2、C3、C4および2個のブレーキB1、B2からなる摩擦部材とを含んで構成される。
前記第1遊星ギヤセットPG1は、入力軸IS上に配置され、第2遊星ギヤセットPG2は、前記入力軸ISと平行に配置される出力軸OS上に配置される。
これにより、入力軸ISに入力される回転動力は、前記第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動によって前進8速および後進2速に変速し、出力軸OSを介して出力される。
前記入力軸ISは、入力部材であり、エンジンのクランクシャフトの回転動力がトルクコンバータを介してトルク変換が行われ、前記入力軸ISに入力される。
前記出力軸OSは、出力部材であり、差動装置を介して駆動輪を駆動させるように駆動力を駆動輪に伝達する。
前記第1遊星ギヤセットPG1は、シングルピニオン遊星ギヤセットであって、第1サンギヤS1からなる第1回転要素N1と、前記第1サンギヤS1と外接噛合する第1ピニオンP1を回転可能に支持する第1遊星キャリアPC1からなる第2回転要素N2と、前記第1ピニオンP1と内接噛合する第1リングギヤR1からなる第3回転要素N3とを含んで構成される。
これにより、入力軸ISに入力される回転動力は、前記第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動によって前進8速および後進2速に変速し、出力軸OSを介して出力される。
前記入力軸ISは、入力部材であり、エンジンのクランクシャフトの回転動力がトルクコンバータを介してトルク変換が行われ、前記入力軸ISに入力される。
前記出力軸OSは、出力部材であり、差動装置を介して駆動輪を駆動させるように駆動力を駆動輪に伝達する。
前記第1遊星ギヤセットPG1は、シングルピニオン遊星ギヤセットであって、第1サンギヤS1からなる第1回転要素N1と、前記第1サンギヤS1と外接噛合する第1ピニオンP1を回転可能に支持する第1遊星キャリアPC1からなる第2回転要素N2と、前記第1ピニオンP1と内接噛合する第1リングギヤR1からなる第3回転要素N3とを含んで構成される。
前記第2遊星ギヤセットPG2は、シングルピニオン遊星ギヤセットであって、第2サンギヤS2からなる第4回転要素N4と、前記第2サンギヤS2と外接噛合する第2ピニオンP2を回転可能に支持する第2遊星キャリアPC2からなる第5回転要素N5と、前記第2ピニオンP2と内接噛合する第2リングギヤR2からなる第6回転要素N6とを含んで構成される。
前記第1遊星ギヤセットPG1の2個の回転要素が入力軸ISに選択的に連結され、前記第2遊星ギヤセットPG2の3個の回転要素は、入力軸ISおよび前記第1遊星ギヤセットPG1の2個の回転要素に、第1、第2、第3、第4トランスファギヤTF1、TF2、TF3、TF4を介して連結されると同時に、第2遊星ギヤセットPG2のいずれか1つの回転要素が出力軸OSに直接連結される。
前記第1遊星ギヤセットPG1の2個の回転要素が入力軸ISに選択的に連結され、前記第2遊星ギヤセットPG2の3個の回転要素は、入力軸ISおよび前記第1遊星ギヤセットPG1の2個の回転要素に、第1、第2、第3、第4トランスファギヤTF1、TF2、TF3、TF4を介して連結されると同時に、第2遊星ギヤセットPG2のいずれか1つの回転要素が出力軸OSに直接連結される。
前記第1、第2、第3、第4トランスファギヤTF1、TF2、TF3、TF4は、それぞれ互いに外接する第1、第2、第3、第4トランスファドライブギヤTF1a、TF2a、TF3a、TF4aと、第1、第2、第3、第4トランスファドリブンギヤTF1b、TF2b、TF3b、TF4bとを含んで構成される。
前記第1トランスファギヤTF1は、入力軸ISと第6回転要素N6とを連結する。
前記第2トランスファギヤTF2は、第3回転要素N3と第5回転要素N5とを連結する。
前記第3トランスファギヤTF3は、第1回転要素N1と第4回転要素N4とを連結する。
前記第4トランスファギヤTF4は、入力軸ISと第4回転要素N4とを連結する。
前記第1、第2、第3、第4トランスファギヤTF1、TF2、TF3、TF4によって連結される入力軸IS、または第1遊星ギヤセットPG1の回転要素と第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、互いに反対方向に回転する。
前記第1、第2、第3、第4トランスファギヤTF1、TF2、TF3、TF4のギヤ比は、当業者によって適切に設定可能である。
前記第1トランスファギヤTF1は、入力軸ISと第6回転要素N6とを連結する。
前記第2トランスファギヤTF2は、第3回転要素N3と第5回転要素N5とを連結する。
前記第3トランスファギヤTF3は、第1回転要素N1と第4回転要素N4とを連結する。
前記第4トランスファギヤTF4は、入力軸ISと第4回転要素N4とを連結する。
前記第1、第2、第3、第4トランスファギヤTF1、TF2、TF3、TF4によって連結される入力軸IS、または第1遊星ギヤセットPG1の回転要素と第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、互いに反対方向に回転する。
前記第1、第2、第3、第4トランスファギヤTF1、TF2、TF3、TF4のギヤ比は、当業者によって適切に設定可能である。
そして、前記入力軸ISと選択された回転要素とを可変的に連結する4個のクラッチC1、C2、C3、C4と、選択された回転要素を変速機ハウジングHに可変的に連結する2個のブレーキB1、B2は、次のように配置される。
前記第1クラッチC1は、第1トランスファドリブンギヤTF1bと第6回転要素N6との間に配置される。
前記第2クラッチC2は、第4トランスファドリブンギヤTF4bと第4回転要素N4との間に配置される。
前記第3クラッチC3は、入力軸ISと第1回転要素N1との間に配置される。
前記第4クラッチC4は、入力軸ISと第2回転要素N2との間に配置される。
前記第1ブレーキB1は、第2回転要素N2と変速機ハウジングHとの間に配置される。
前記第2ブレーキB2は、第4回転要素N4と変速機ハウジングHとの間に配置される。
前記第1、第2、第3、第4クラッチC1、C2、C3、C4および第1、第2ブレーキB1、B2からなる摩擦部材のそれぞれは、油圧によって摩擦結合される多板式油圧摩擦結合ユニットからなる。
前記第1クラッチC1は、第1トランスファドリブンギヤTF1bと第6回転要素N6との間に配置される。
前記第2クラッチC2は、第4トランスファドリブンギヤTF4bと第4回転要素N4との間に配置される。
前記第3クラッチC3は、入力軸ISと第1回転要素N1との間に配置される。
前記第4クラッチC4は、入力軸ISと第2回転要素N2との間に配置される。
前記第1ブレーキB1は、第2回転要素N2と変速機ハウジングHとの間に配置される。
前記第2ブレーキB2は、第4回転要素N4と変速機ハウジングHとの間に配置される。
前記第1、第2、第3、第4クラッチC1、C2、C3、C4および第1、第2ブレーキB1、B2からなる摩擦部材のそれぞれは、油圧によって摩擦結合される多板式油圧摩擦結合ユニットからなる。
図2は、本発明の実施形態にかかる遊星ギヤトレインに適用される摩擦部材の各変速段毎の作動表である。
図2に示すように、本発明の第1実施形態にかかる遊星ギヤトレインは、各変速段で2個の摩擦部材が作動しながら変速が行われる。
前進1速変速段1STは、第1クラッチC1と第1ブレーキB1の同時作動によって達成される。
前進2速変速段2NDは、第1クラッチC1と第2ブレーキB2の同時作動によって達成される。
前進3速変速段3RDは、第1クラッチC1と第2クラッチC2の同時作動によって達成される。
前進4速変速段4THは、第1クラッチC1と第3クラッチC3の同時作動によって達成される。
前進5速変速段5THは、第1クラッチC1と第4クラッチC4の同時作動によって達成される。
前進6速変速段6THは、第3クラッチC3と第4クラッチC4の同時作動によって達成される。
前進7速変速段7THは、第2クラッチC2と第4クラッチC4の同時作動によって達成される。
前進8速変速段8THは、第4クラッチC4と第2ブレーキB2の同時作動によって達成される。
後進1速変速段REV1は、第2クラッチC2と第1ブレーキB1の同時作動によって達成される。
後進2速変速段REV2は、第3クラッチC3と第1ブレーキB1の同時作動によって達成される。
図2に示すように、本発明の第1実施形態にかかる遊星ギヤトレインは、各変速段で2個の摩擦部材が作動しながら変速が行われる。
前進1速変速段1STは、第1クラッチC1と第1ブレーキB1の同時作動によって達成される。
前進2速変速段2NDは、第1クラッチC1と第2ブレーキB2の同時作動によって達成される。
前進3速変速段3RDは、第1クラッチC1と第2クラッチC2の同時作動によって達成される。
前進4速変速段4THは、第1クラッチC1と第3クラッチC3の同時作動によって達成される。
前進5速変速段5THは、第1クラッチC1と第4クラッチC4の同時作動によって達成される。
前進6速変速段6THは、第3クラッチC3と第4クラッチC4の同時作動によって達成される。
前進7速変速段7THは、第2クラッチC2と第4クラッチC4の同時作動によって達成される。
前進8速変速段8THは、第4クラッチC4と第2ブレーキB2の同時作動によって達成される。
後進1速変速段REV1は、第2クラッチC2と第1ブレーキB1の同時作動によって達成される。
後進2速変速段REV2は、第3クラッチC3と第1ブレーキB1の同時作動によって達成される。
図3(a)ないし図7(b)は、本発明の第1実施形態にかかる遊星ギヤトレインの各変速段毎の変速線図であり、本発明の第1実施形態にかかる遊星ギヤトレインの変速過程をレバー解釈法で示している。
図3(a)ないし図7(b)に示す通り、第1遊星ギヤセットPG1の3個の縦線は、左側から第1、第2、第3回転要素N1、N2、N3に設定され、下側の横線は、回転速度「0」を示し、中間の横線は、回転速度「0.5」を示し、上側の横線は、回転速度「1.0」、つまり、入力軸ISの回転速度と同一の回転速度を示す。
第2遊星ギヤセットPG2の3個の縦線は、左側から第4、第5、第6回転要素N4、N5、N6に設定され、上側の横線は、回転速度「0」を示し、中間の横線は、回転速度「−0.5」を示し、下側の横線は、回転速度「−1.0」、つまり、入力軸ISの回転速度と同一の回転速度を示す。
前記「−」は、エンジンの回転方向と反対方向に回転することを意味する。
図3(a)ないし図7(b)に示す通り、第1遊星ギヤセットPG1の3個の縦線は、左側から第1、第2、第3回転要素N1、N2、N3に設定され、下側の横線は、回転速度「0」を示し、中間の横線は、回転速度「0.5」を示し、上側の横線は、回転速度「1.0」、つまり、入力軸ISの回転速度と同一の回転速度を示す。
第2遊星ギヤセットPG2の3個の縦線は、左側から第4、第5、第6回転要素N4、N5、N6に設定され、上側の横線は、回転速度「0」を示し、中間の横線は、回転速度「−0.5」を示し、下側の横線は、回転速度「−1.0」、つまり、入力軸ISの回転速度と同一の回転速度を示す。
前記「−」は、エンジンの回転方向と反対方向に回転することを意味する。
入力軸ISおよび第1遊星ギヤセットPG1が第2遊星ギヤセットPG2に、アイドリングギヤ(Idling Gear)なしに、第1、第2、第3、第4トランスファギヤTF1、TF2、TF3、TF4を介して外接連結され、第2遊星ギヤセットPG2の各回転要素が反対方向に回転する。したがって、第2遊星ギヤセットPG2の各回転要素に「−」を付した。
また、前記第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の縦線の間隔は、各ギヤ比(サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)に応じて設定される。
また、前記第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の縦線の間隔は、各ギヤ比(サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)に応じて設定される。
以下、図2と図3(a)ないし図7(b)を参照して、本発明の第1実施形態にかかる遊星ギヤトレインの各変速段毎の変速過程を説明する。
[前進1速]
図2に示す通り、前進1速1STでは、第1クラッチC1と第1ブレーキB1が作動する。
すると、図3(a)のように、前記第1クラッチC1の作動によって第2遊星ギヤセットPG2の第6回転要素N6に「−0.5」の回転速度が入力され、第1ブレーキB1の作動で第1遊星ギヤセットPG1の第2回転要素N2が固定要素として作動する。
これにより、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動により、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第1変速線SP1を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD1が出力される。
この時、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素は、外接ギヤ連結されている第2遊星ギヤセットPG2の回転要素と反対方向に回転する。
[前進1速]
図2に示す通り、前進1速1STでは、第1クラッチC1と第1ブレーキB1が作動する。
すると、図3(a)のように、前記第1クラッチC1の作動によって第2遊星ギヤセットPG2の第6回転要素N6に「−0.5」の回転速度が入力され、第1ブレーキB1の作動で第1遊星ギヤセットPG1の第2回転要素N2が固定要素として作動する。
これにより、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動により、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第1変速線SP1を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD1が出力される。
この時、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素は、外接ギヤ連結されている第2遊星ギヤセットPG2の回転要素と反対方向に回転する。
[前進2速]
前進2速2NDでは、前記前進1速1STの状態で作動していた第1ブレーキB1の作動が解除され、第2ブレーキB2が作動する。
すると、図3(b)のように、前記第1クラッチC1の作動によって第2遊星ギヤセットPG2の第6回転要素N6に「−0.5」の回転速度が入力され、第2ブレーキB2の作動で第2遊星ギヤセットPG2の第4回転要素N4が固定要素として作動する。
これにより、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第2変速線SP2を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD2が出力される。
この時、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素は、外接ギヤ連結されている第2遊星ギヤセットPG2の回転要素と反対方向に回転する。
前進2速2NDでは、前記前進1速1STの状態で作動していた第1ブレーキB1の作動が解除され、第2ブレーキB2が作動する。
すると、図3(b)のように、前記第1クラッチC1の作動によって第2遊星ギヤセットPG2の第6回転要素N6に「−0.5」の回転速度が入力され、第2ブレーキB2の作動で第2遊星ギヤセットPG2の第4回転要素N4が固定要素として作動する。
これにより、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第2変速線SP2を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD2が出力される。
この時、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素は、外接ギヤ連結されている第2遊星ギヤセットPG2の回転要素と反対方向に回転する。
[前進3速]
前進3速3RDでは、前記前進2速2NDの状態で作動していた第2ブレーキB2の作動が解除され、第2クラッチC2が作動する。
すると、図4(a)のように、前記第1、第2クラッチC1、C2の作動によって第2遊星ギヤセットPG2の第4、第6回転要素N4、N6に「−0.5」の回転速度が同時に入力され、第2遊星ギヤセットPG2は直結の状態となる。したがって、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第3変速線SP3を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD3が出力される。
この時、第1遊星ギヤセットPG1は直結の状態となり、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素は、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素とは反対方向に回転する。
前進3速3RDでは、前記前進2速2NDの状態で作動していた第2ブレーキB2の作動が解除され、第2クラッチC2が作動する。
すると、図4(a)のように、前記第1、第2クラッチC1、C2の作動によって第2遊星ギヤセットPG2の第4、第6回転要素N4、N6に「−0.5」の回転速度が同時に入力され、第2遊星ギヤセットPG2は直結の状態となる。したがって、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第3変速線SP3を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD3が出力される。
この時、第1遊星ギヤセットPG1は直結の状態となり、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素は、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素とは反対方向に回転する。
[前進4速]
前進4速4THでは、前記前進3速3RDの状態で作動していた第2クラッチC2の作動が解除され、第3クラッチC3が作動する。
すると、図4(b)のように、前記第1クラッチC1の作動によって第2遊星ギヤセットPG2の第6回転要素N6に「−0.5」の回転速度が入力され、第3クラッチC3の作動で第2遊星ギヤセットPG2の第4回転要素N4に「−1.0」の回転速度が入力される。
これにより、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第4変速線SP4を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD4が出力される。
この時、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素は、外接ギヤ連結されている第2遊星ギヤセットPG2の回転要素と反対方向に回転する。
前進4速4THでは、前記前進3速3RDの状態で作動していた第2クラッチC2の作動が解除され、第3クラッチC3が作動する。
すると、図4(b)のように、前記第1クラッチC1の作動によって第2遊星ギヤセットPG2の第6回転要素N6に「−0.5」の回転速度が入力され、第3クラッチC3の作動で第2遊星ギヤセットPG2の第4回転要素N4に「−1.0」の回転速度が入力される。
これにより、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第4変速線SP4を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD4が出力される。
この時、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素は、外接ギヤ連結されている第2遊星ギヤセットPG2の回転要素と反対方向に回転する。
[前進5速]
前進5速5THでは、前記前進4速4THの状態で作動していた第3クラッチC3の作動が解除され、第4クラッチC4が作動する。
すると、図5(a)のように、前記第1クラッチC1の作動によって第6回転要素N6に「−0.5」の回転速度が入力され、第4クラッチC4の作動で第2回転要素N2に「1.0」の回転速度が入力される。
これにより、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動により、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第5変速線SP5を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD5が出力される。
この時、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素は、外接ギヤ連結されている第2遊星ギヤセットPG2の回転要素と反対方向に回転する。
前進5速5THでは、前記前進4速4THの状態で作動していた第3クラッチC3の作動が解除され、第4クラッチC4が作動する。
すると、図5(a)のように、前記第1クラッチC1の作動によって第6回転要素N6に「−0.5」の回転速度が入力され、第4クラッチC4の作動で第2回転要素N2に「1.0」の回転速度が入力される。
これにより、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動により、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第5変速線SP5を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD5が出力される。
この時、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素は、外接ギヤ連結されている第2遊星ギヤセットPG2の回転要素と反対方向に回転する。
[前進6速]
前進6速6THでは、前記前進5速5THの状態で作動していた第1クラッチC1の作動が解除され、第3クラッチC3が作動する。
すると、図5(b)のように、前記第3、第4クラッチC3、C4の作動によって第1遊星ギヤセットPG1の第1、第2回転要素N1、N2に「1.0」の回転速度が同時入力され、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2がすべて直結の状態となる。したがって、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第6変速線SP6を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD6が出力される。
前進6速6THでは、前記前進5速5THの状態で作動していた第1クラッチC1の作動が解除され、第3クラッチC3が作動する。
すると、図5(b)のように、前記第3、第4クラッチC3、C4の作動によって第1遊星ギヤセットPG1の第1、第2回転要素N1、N2に「1.0」の回転速度が同時入力され、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2がすべて直結の状態となる。したがって、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第6変速線SP6を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD6が出力される。
[前進7速]
前進7速7THでは、前記前進6速6THの状態で作動していた第3クラッチC3の作動が解除され、第2クラッチC2が作動する。
すると、図6(a)のように、前記第2クラッチC2の作動によって第4回転要素N4に「−0.5」の回転速度が入力され、第4クラッチC4の作動で第2回転要素N2に「1.0」の回転速度が入力される。
これにより、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動により、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第7変速線SP7を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD7が出力される。
前進7速7THでは、前記前進6速6THの状態で作動していた第3クラッチC3の作動が解除され、第2クラッチC2が作動する。
すると、図6(a)のように、前記第2クラッチC2の作動によって第4回転要素N4に「−0.5」の回転速度が入力され、第4クラッチC4の作動で第2回転要素N2に「1.0」の回転速度が入力される。
これにより、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動により、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第7変速線SP7を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD7が出力される。
[前進8速]
前進8速8THでは、前記前進7速7THの状態で作動していた第2クラッチC2の作動が解除され、第2ブレーキB2が作動する。
すると、図6(b)のように、前記第4クラッチC4の作動で第2回転要素N2に「1.0」の回転速度が入力され、第2ブレーキB2の作動で第1、第4回転要素N1、N4が固定要素として作動する。
これにより、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第8変速線SP8を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD8が出力される。
前進8速8THでは、前記前進7速7THの状態で作動していた第2クラッチC2の作動が解除され、第2ブレーキB2が作動する。
すると、図6(b)のように、前記第4クラッチC4の作動で第2回転要素N2に「1.0」の回転速度が入力され、第2ブレーキB2の作動で第1、第4回転要素N1、N4が固定要素として作動する。
これにより、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、第8変速線SP8を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してD8が出力される。
[後進1速]
後進1速REV1では、図2のように、第2クラッチC2と第1ブレーキB1が作動する。
すると、図7(a)のように、第2クラッチC2の作動で第1回転要素N1に「0.5」の回転速度が入力され、第1ブレーキB1の作動で第2回転要素N2が固定要素として作動する。
これにより、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動により、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、後進1速変速線SR1を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してREV1が出力される。
後進1速REV1では、図2のように、第2クラッチC2と第1ブレーキB1が作動する。
すると、図7(a)のように、第2クラッチC2の作動で第1回転要素N1に「0.5」の回転速度が入力され、第1ブレーキB1の作動で第2回転要素N2が固定要素として作動する。
これにより、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動により、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、後進1速変速線SR1を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してREV1が出力される。
[後進2速]
後進2速REV2では、図2のように、前記後進1速REV1で作動していた第2クラッチC2の作動が解除され、第3クラッチC3が作動する。
すると、図7(b)のように、第3クラッチC3の作動で第1回転要素N1に「1.0」の回転速度が入力され、第1ブレーキB1の作動で第2回転要素N2が固定要素として作動する。
これにより、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動により、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、後進2速変速線SR2を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してREV2が出力される。
後進2速REV2では、図2のように、前記後進1速REV1で作動していた第2クラッチC2の作動が解除され、第3クラッチC3が作動する。
すると、図7(b)のように、第3クラッチC3の作動で第1回転要素N1に「1.0」の回転速度が入力され、第1ブレーキB1の作動で第2回転要素N2が固定要素として作動する。
これにより、第1、第2遊星ギヤセットPG1、PG2の相互補完作動により、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素は、後進2速変速線SR2を形成しながら、出力要素の第5回転要素N5を介してREV2が出力される。
前記のように、本発明の第1実施形態にかかる遊星ギヤトレインは、単なる遊星ギヤセットからなる2個の遊星ギヤセットPG1、PG2、4個の外接ギヤTF1、TF2、TF3、TF4、そして、6個の摩擦部材C1、C2、C3、C4、B1、B2を組み合わせ、前進8速および後進2速の変速段を実現する。
また、各変速段で2個の摩擦部材が作動しながら変速が行われ、互いに隣り合う変速段への順次変速時、1つの摩擦部材の作動が解除され、他の1つの摩擦部材が作動する。したがって、変速作動制御条件を十分に満足することができる。
そして、段間比が適切に維持されることにより、動力伝達性能および燃費を向上させることができる。
また、各変速段で2個の摩擦部材が作動しながら変速が行われ、互いに隣り合う変速段への順次変速時、1つの摩擦部材の作動が解除され、他の1つの摩擦部材が作動する。したがって、変速作動制御条件を十分に満足することができる。
そして、段間比が適切に維持されることにより、動力伝達性能および燃費を向上させることができる。
図8は、本発明の第2実施形態にかかる遊星ギヤトレインの構成図である。
図8に示す通り、本発明の第2実施形態は、前記第1実施形態と比較すると、第1クラッチC1を入力軸ISと第1トランスファギヤTF1との間に配置したものである。
前記第2実施形態は、前記第1実施形態と比較して、第1クラッチC1の配置位置が異なるだけで、構成および作動が同一であるので、詳細な説明は省略する。
図9は、本発明の第3実施形態にかかる遊星ギヤトレインの構成図である。
図9に示す通り、本発明の第3実施形態は、前記第1実施形態と比較すると、第2クラッチC2を入力軸ISと第4トランスファギヤTF4との間に配置したものである。
前記第3実施形態は、前記第1実施形態と比較して、第2クラッチC2の配置位置が異なるだけで、構成および作動が同一であるので、詳細な説明は省略する。
図8に示す通り、本発明の第2実施形態は、前記第1実施形態と比較すると、第1クラッチC1を入力軸ISと第1トランスファギヤTF1との間に配置したものである。
前記第2実施形態は、前記第1実施形態と比較して、第1クラッチC1の配置位置が異なるだけで、構成および作動が同一であるので、詳細な説明は省略する。
図9は、本発明の第3実施形態にかかる遊星ギヤトレインの構成図である。
図9に示す通り、本発明の第3実施形態は、前記第1実施形態と比較すると、第2クラッチC2を入力軸ISと第4トランスファギヤTF4との間に配置したものである。
前記第3実施形態は、前記第1実施形態と比較して、第2クラッチC2の配置位置が異なるだけで、構成および作動が同一であるので、詳細な説明は省略する。
図10は、本発明の第4実施形態にかかる遊星ギヤトレインの構成図である。
図10に示す通り、本発明の第4実施形態は、前記第1実施形態と比較すると、第1クラッチC1を入力軸ISと第1トランスファギヤTF1との間に配置し、第2クラッチC2を入力軸ISと第4トランスファギヤTF4との間に配置したものである。
前記第4実施形態は、前記第1実施形態と比較して、第1、第2クラッチC1、C2の配置位置が異なるだけで、構成および作動が同一であるので、詳細な説明は省略する。
本発明の実施形態は、単なる遊星ギヤセットからなる2個の遊星ギヤセットと4個の外接ギヤ、そして、6個の摩擦部材を組み合わせ、前進8速および後進2速の変速段を実現する。
また、各変速段で2個の摩擦部材が作動しながら変速が行われ、互いに隣り合う変速段への順次変速時、1つの摩擦部材の作動が解除され、他の1つの摩擦部材が作動する。したがって、変速作動制御条件を十分に満足することができる。
そして、段間比が適切に維持されることにより、動力伝達性能および燃費を向上させることができる。
図10に示す通り、本発明の第4実施形態は、前記第1実施形態と比較すると、第1クラッチC1を入力軸ISと第1トランスファギヤTF1との間に配置し、第2クラッチC2を入力軸ISと第4トランスファギヤTF4との間に配置したものである。
前記第4実施形態は、前記第1実施形態と比較して、第1、第2クラッチC1、C2の配置位置が異なるだけで、構成および作動が同一であるので、詳細な説明は省略する。
本発明の実施形態は、単なる遊星ギヤセットからなる2個の遊星ギヤセットと4個の外接ギヤ、そして、6個の摩擦部材を組み合わせ、前進8速および後進2速の変速段を実現する。
また、各変速段で2個の摩擦部材が作動しながら変速が行われ、互いに隣り合う変速段への順次変速時、1つの摩擦部材の作動が解除され、他の1つの摩擦部材が作動する。したがって、変速作動制御条件を十分に満足することができる。
そして、段間比が適切に維持されることにより、動力伝達性能および燃費を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されず、本発明の実施形態から当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって容易に変更され、均等と認められる範囲のすべての変更を含む。
PG1、PG2:第1、第2遊星ギヤセット
S1、S2:第1、第2サンギヤ
PC1、PC2:第1、第2遊星キャリア
R1、R2:第1、第2リングギヤ
IS:入力軸
OS:出力軸
N1、N2、N3、N4、N5、N6:第1、第2、第3、第4、第5、第6回転要素
C1、C2、C3、C4:第1、第2、第3、第4クラッチ
B1、B2:第1、第2ブレーキ
S1、S2:第1、第2サンギヤ
PC1、PC2:第1、第2遊星キャリア
R1、R2:第1、第2リングギヤ
IS:入力軸
OS:出力軸
N1、N2、N3、N4、N5、N6:第1、第2、第3、第4、第5、第6回転要素
C1、C2、C3、C4:第1、第2、第3、第4クラッチ
B1、B2:第1、第2ブレーキ
Claims (16)
- エンジンの動力が伝達される入力軸と、
変速された回転動力を出力する出力軸と、
第1、第2、第3回転要素を含み、前記入力軸上に配置され、2個の回転要素が前記入力軸に選択的に連結される第1遊星ギヤセットと、
第4、第5、第6回転要素を含み、前記出力軸上に配置され、2個の回転要素が前記入力軸に選択的に連結され、2個の回転要素が前記第1遊星ギヤセットの2個の回転要素に連結され、1個の回転要素が前記出力軸に直接連結される第2遊星ギヤセットと、
前記第2遊星ギヤセットの第4、第5、第6回転要素を、選択的に前記入力軸および前記第1遊星ギヤセットの2個の回転要素と外接ギヤ連結する4個のトランスファギヤと、
前記第1遊星ギヤセットの2個の回転要素と第2遊星ギヤセットの2個の回転要素を入力軸に可変連結する4個のクラッチ、および前記回転要素のうち選択された回転要素を変速機ハウジングに可変的に連結する2個のブレーキからなる6個の摩擦部材と、
を含むことを特徴とする車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記第1遊星ギヤセットはシングルピニオン遊星ギヤセットであり、第1回転要素は第1サンギヤであり、第2回転要素は第1遊星キャリアであり、第3回転要素は第1リングギヤであり、
前記第2遊星ギヤセットはシングルピニオン遊星ギヤセットであり、第4回転要素は第2サンギヤであり、第5回転要素は第2遊星キャリアであり、第6回転要素は第2リングギヤであることを特徴とする請求項1記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記4個のトランスファギヤは、
入力軸に連結される第1トランスファドライブギヤおよび第6回転要素に連結される第1トランスファドリブンギヤを含む第1トランスファギヤと、
第3回転要素に連結される第2トランスファドライブギヤおよび第5回転要素に連結される第2トランスファドリブンギヤを含む第2トランスファギヤと、
第1回転要素に連結される第3トランスファドライブギヤおよび第4回転要素に連結される第3トランスファドリブンギヤを含む第3トランスファギヤと、
入力軸に連結される第4トランスファドライブギヤおよび第4回転要素に連結される第4トランスファドリブンギヤを含む第4トランスファギヤと、
を含むことを特徴とする請求項1記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記6個の摩擦部材は、
第1トランスファドリブンギヤと第6回転要素との間に配置される第1クラッチと、
第4トランスファドリブンギヤと第4回転要素との間に配置される第2クラッチと、
入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、
入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、
第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、
第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキと、
を含むことを特徴とする請求項3記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 各変速段は、前記6個の摩擦部材のうち2個の摩擦部材の締結によって実現され、
前記第1クラッチと第1ブレーキが作動して前進1速が実現され、
前記第1クラッチと第2ブレーキが作動して前進2速が実現され、
前記第1クラッチと第2クラッチが作動して前進3速が実現され、
前記第1クラッチと第3クラッチが作動して前進4速が実現され、
前記第1クラッチと第4クラッチが作動して前進5速が実現され、
前記第3クラッチと第4クラッチが作動して前進6速が実現され、
前記第2クラッチと第4クラッチが作動して前進7速が実現され、
前記第4クラッチと第2ブレーキが作動して前進8速が実現され、
前記第2クラッチと第1ブレーキが同時に作動して後進1速が実現され、
前記第3クラッチと第1ブレーキが作動して後進2速が実現されることを特徴とする請求項4記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記6個の摩擦部材は、
入力軸と第1トランスファドライブギヤとの間に配置される第1クラッチと、
第4トランスファドリブンギヤと第4回転要素との間に配置される第2クラッチと、
入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、
入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、
第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、
第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする請求項3記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記6個の摩擦部材は、
第1トランスファドリブンギヤと第6回転要素との間に配置される第1クラッチと、
入力軸と第4トランスファドライブギヤとの間に配置される第2クラッチと、
入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、
入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、
第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、
第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする請求項3記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記6個の摩擦部材は、
入力軸と第1トランスファドライブギヤとの間に配置される第1クラッチと、
入力軸と第4トランスファドライブギヤとの間に配置される第2クラッチと、
入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、
入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、
第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、
第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキとを含むことを特徴とする請求項3記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - エンジンの動力が伝達される入力軸と、
変速された回転動力を出力する出力軸と、
第1回転要素の第1サンギヤ、第2回転要素の第1遊星キャリア、第3回転要素の第1リングギヤを含み、前記入力軸上に配置されており、前記第1、第2回転要素が前記入力軸に選択的に連結される第1遊星ギヤセットと、
第4回転要素の第2サンギヤ、第5回転要素の第2遊星キャリア、第6回転要素の第2リングギヤを含み、前記出力軸上に配置されており、前記第4回転要素は、前記入力軸に選択的に連結されると同時に、前記第1回転要素に固定連結され、前記第5回転要素は、前記第3回転要素に固定連結されると同時に、出力軸に直接連結され、前記第6回転要素が前記入力軸に可変連結される第2遊星ギヤセットと、
前記第4、第5、第6回転要素を、選択的に前記入力軸および前記第1、第3回転要素と外接ギヤ連結する4個のトランスファギヤと、
前記第1、第2、第4、第6回転要素を前記入力軸に選択的に連結するクラッチ、および前記第2、第4回転要素を変速機ハウジングに選択的に連結するブレーキからなる6個の摩擦部材とを含むことを特徴とする車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記第1、第2遊星ギヤセットは、シングルピニオン遊星ギヤセットからなることを特徴とする請求項9記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。
- 前記4個のトランスファギヤは、
入力軸に連結される第1トランスファドライブギヤおよび第6回転要素に連結される第1トランスファドリブンギヤを含む第1トランスファギヤと、
第3回転要素に連結される第2トランスファドライブギヤおよび第5回転要素に連結される第2トランスファドリブンギヤを含む第2トランスファギヤと、
第1回転要素に連結される第3トランスファドライブギヤおよび第4回転要素に連結される第3トランスファドリブンギヤを含む第3トランスファギヤと、
入力軸に連結される第4トランスファドライブギヤおよび第4回転要素に連結される第4トランスファドリブンギヤからなる第4トランスファギヤと、
を含むことを特徴とする請求項9記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記6個の摩擦部材は、
第1トランスファドリブンギヤと第6回転要素との間に配置される第1クラッチと、
第4トランスファドリブンギヤと第4回転要素との間に配置される第2クラッチと、
入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、
入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、
第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、
第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキと、
を含むことを特徴とする請求項11記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 各変速段は、前記6個の摩擦部材のうち2個の摩擦部材の締結によって実現され、
前記第1クラッチと第1ブレーキが作動して前進1速が実現され、
前記第1クラッチと第2ブレーキが作動して前進2速が実現され、
前記第1クラッチと第2クラッチが作動して前進3速が実現され、
前記第1クラッチと第3クラッチが作動して前進4速が実現され、
前記第1クラッチと第4クラッチが作動して前進5速が実現され、
前記第3クラッチと第4クラッチが作動して前進6速が実現され、
前記第2クラッチと第4クラッチが作動して前進7速が実現され、
前記第4クラッチと第2ブレーキが作動して前進8速が実現され、
前記第2クラッチと第1ブレーキが作動して後進1速が実現され、
前記第3クラッチと第1ブレーキが作動して後進2速が実現されることを特徴とする請求項12記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記6個の摩擦部材は、
入力軸と第1トランスファドライブギヤとの間に配置される第1クラッチと、
第4トランスファドリブンギヤと第4回転要素との間に配置される第2クラッチと、
入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、
入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、
第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、
第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキと、
を含むことを特徴とする請求項11記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記6個の摩擦部材は、
第1トランスファドリブンギヤと第6回転要素との間に配置される第1クラッチと、
入力軸と第4トランスファドライブギヤとの間に配置される第2クラッチと、
入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、
入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、
第2回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第1ブレーキと、
第4回転要素と変速機ハウジングとの間に配置される第2ブレーキと、
を含むことを特徴とする請求項11記載の車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン。 - 前記6個の摩擦部材は、
入力軸と第1トランスファドライブギヤとの間に配置される第1クラッチと、
入力軸と第4トランスファドライブギヤとの間に配置される第2クラッチと、
入力軸と第1回転要素との間に配置される第3クラッチと、
入力軸と第2回転要素との間に配置される第4クラッチと、
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