JP2014026723A - 操作入力部材を備えた機器 - Google Patents

操作入力部材を備えた機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014026723A
JP2014026723A JP2012163665A JP2012163665A JP2014026723A JP 2014026723 A JP2014026723 A JP 2014026723A JP 2012163665 A JP2012163665 A JP 2012163665A JP 2012163665 A JP2012163665 A JP 2012163665A JP 2014026723 A JP2014026723 A JP 2014026723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
main body
operation input
button head
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012163665A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Nishikawa
純一 西川
Akihiko Kuroda
昭彦 黒田
Masayuki Hirata
昌之 平田
Masaaki Namegawa
昌昭 行川
Toshinari Maeda
俊成 前田
Shoichiro Morita
翔一郎 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Holdings Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Holdings Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Holdings Co Ltd, Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Holdings Co Ltd
Priority to JP2012163665A priority Critical patent/JP2014026723A/ja
Publication of JP2014026723A publication Critical patent/JP2014026723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

【課題】操作入力部材を備えた機器において、操作入力部材への不測の入力を防ぐとともに、機器全体の大きさが操作入力部材の大きさに依存しないものとする。
【解決手段】操作入力部材としてのプッシュボタンをプッシュボタン頭10(操作部材本体)とプッシュボタン軸15(操作伝達部材)とに分割し、プッシュボタン頭10を、プッシュボタン軸15に入力操作を伝達可能とした第1の位置P1と伝達不可能とした第2の位置P2との間でケース本体20の外周面に沿って移動可能とし、必要の無いときは、プッシュボタン頭10を外リング30(移動機構)により第2の位置P2に移動させておくことで、プッシュボタン頭10に不測の入力があった場合にも、その入力をプッシュボタン軸15に伝達させないようにして、プッシュボタンの全体としては不測の入力を防ぐとともに、プッシュボタン頭10だけを移動させる外リング30(移動機構)を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯情報装置等の操作入力部材を備えた機器に関し、詳細には、操作が入力される操作入力部材の改良に関する。
従来、腕時計や携帯電話、携帯音楽プレーヤー、歩数計など種々の機器は、その機器が有する機能に応じた動作を行わせるために、プッシュボタンを始めとする、使用者が操作を入力する操作入力部材が設けられている。
例えば、クロノグラフ機能を有する腕時計の場合、計時スタート、計時ストップ、計時再開、ゼロ位置復帰などの指示を押下操作によって入力するプッシュボタンが、操作入力部材として設けられている。
このプッシュボタン等の操作入力部材は、必要に応じて使用者の操作が入力される必要があるため、外部の露出した状態となっているものである。
しかし、このように外部に露出した状態の操作入力部材には、使用者が意図しない不測の入力が行われることがある。
すなわち、使用者が操作を行おうとしていないにも拘わらず、その操作入力部材が偶発的に障害物に当たって、操作入力部材に操作が入力されたときと同じ入力が行われることがある。
そして、このような不測の入力によって、機器はその入力に応じた動作を開始し、その結果、使用者が必要としていないその動作により、機器の電力が無駄に消費されるなどの問題が生じる。
そこで、このような不測の入力を防止するために、使用者が必要としていないときは、操作入力部材をカバーで覆う技術が提案されている(特許文献1)。
この技術によれば、使用者が所定の機能を必要としていないときは、その機能の動作を行わせるための操作入力部材である押しボタンをカバーで覆うことで、障害物はカバーに当たるだけであり、障害物から押しボタンに不測の入力が発生するのを防止することができ、一方、使用者が所定の機能を必要とするときは、押しボタンを覆っていたカバーを移動させて押しボタンを外部に露出させることで、使用者は押しボタンに操作の入力を行うことができる。
特開2005−292139号公報
ところで、操作入力部材は、使用者が主に指で操作を入力するものであるため、良好な操作性を得るためには、指の大きさを考慮した大きさが必要である。
しかし、先行技術文献に記載の技術は、操作入力部材を指の大きさを考慮してある程度の大きさを確保すると、その操作入力部材を覆うカバーは操作入力部材よりも大きいものとする必要があり、機器全体の中に占めるカバーの割合が過度に大きくなって、機器全体のデザイン性が損なわれる、とう問題がある。
一方、デザイン性を損なわないようにカバーを小さくすると、操作入力部材も小さくなり、操作入力部材に対する操作性が悪化し、商品性の低下を招くおそれがある。
なお、先行技術文献に記載の技術は腕時計に関するものであるが、上述したデザイン性および操作性の問題は、腕時計のみに関するものではなく、機器が有する機能に応じた動作を行わせるための操作が入力される操作入力部材を備えた機器全般に起こりうる問題である。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、操作入力部材への不測の入力を防ぐとともに、機器全体の大きさが操作入力部材の大きさに依存しない操作入力部材を備えた機器を提供することを目的とするものである。
本発明に係る操作入力部材を備えた機器は、操作入力部材を移動される操作部材本体と操作伝達部材とに分割し、操作部材本体を、操作伝達部材に入力操作を伝達可能とした位置と伝達不可能とした位置との間でケースの外表面に沿って移動可能とし、必要の無いときは、操作部材本体を伝達不可能の位置に移動させておくことで、例え操作部材本体に不測の入力があった場合にも、その入力を操作伝達部材に伝達させないようにして、操作入力部材の全体としては不測の入力を防ぎ、しかも、操作入力部材のうち操作部材本体だけを移動させる移動機構を備えただけであるため、機器全体を、操作入力部材の大きさに依存させないようにしたものである。
すなわち、本発明に係る操作入力部材を備えた機器は、外部からの操作が入力される操作入力部材と、前記操作入力部材に入力された操作に応じた動作を行う動作部と、前記動作部を収納するケースとを備え、前記操作入力部材は、前記操作が直接入力される操作部材本体と、前記操作部材本体に入力された操作を前記動作部に伝達する、前記操作部材本体とは別体の操作伝達部材とを有し、前記操作部材本体に入力された操作を前記操作伝達部材に伝達させる第1の位置と、前記操作部材本体に入力された操作を前記操作伝達部材に伝達させない第2の位置とに、前記操作部材本体を前記ケースの外表面に沿って移動させる移動機構を有することを特徴とする。
本発明に係る操作入力部材を備えた機器によれば、操作入力部材への不測の入力を防ぐとともに、機器全体の大きさが操作入力部材の大きさに依存しないものとすることができる。
本発明に係る操作入力部材を備えた機器の一実施形態である腕時計を示す概略斜視図であり、(a)はプッシュボタン頭が第1の位置にある(露出している)状態、(b)はプッシュボタン頭が第2の位置にある(収納されている)状態、をそれぞれ示す。 図1に示した腕時計の分解斜視図である。 ケース本体の詳細を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)における矢視Cによる側面図、(c)は(a)におけるA−A線に沿った断面図、(d)は(a)にB−B線に沿った断面図、をそれぞれ示す。 平面視におけるケースとプッシュボタン頭との位置関係を示す図であり、(a)はプッシュボタン頭が第1の位置にある状態、(b)はプッシュボタン頭が第2の位置にある状態、をそれぞれ示す。 外リングの詳細を示す図であり、(a)は上下を裏返した斜視図、(b)は(a)における矢視Dによる平面図、(c)は(a)における矢視Eによる底面図、をそれぞれ示す。 下面リングの詳細を示す平面図である。 ケースに形成された凹部と外リングに設けられたボールとを示す、図4(b)におけるF−F線に沿った断面図である。 プッシュボタン頭を直線移動させる構成の例を示す図であり、(a)はプッシュボタン頭を第1の位置に移動させた状態、(b)はプッシュボタン頭を第2の位置に移動させた状態、をそれぞれ示す。 外リングの逆回転を防止する具体的な構成を示す模式図である。
以下、本発明に係る携帯情報装置等の操作入力部材を備えた機器の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1に示した腕時計100(以下、時計100という。)は、本発明に係る操作入力部材を備えた機器の一実施形態であり、太陽電池セルとこの太陽電池セルで発電された電力を蓄電する二次電池を備えるとともに、標準時刻電波を内部に備えたアンテナで受信して、二次電池に蓄電された電力を動力源として、指針による時刻表示を正規の時刻表示に自動で修正する機能を有する電波ソーラ時計であり、現在の時刻を指針で表示する時刻モードに加えて、ストップウォッチ動作を表示するクロノグラフモードなど、互いに異なる表示を行う複数の機能に対応した動作モードを備えている。
ここで、時計100は、図1(a)に示すように、プッシュボタン頭10が外部から視認可能で、押圧可能に突出している状態のときはクロノグラフモードに切り替えられていて、図1(b)に示すように、プッシュボタン頭10が外部から視認不可能で、押圧もできない状態のときは時刻モードに切り替えられている。
(時計の全体構成)
次に、時計100の詳細について説明する。
時計100は、図2に示すように、ケース本体20(ケース)およびケース裏蓋70(ケース)と、外リング30(移動機構、移動部材)と、2つのプッシュボタン頭10(操作部材本体)およびプッシュボタン軸15(操作伝達部材)を有する操作入力部材と、下面リング61と、下面リング押さえ62と、ムーブメント80(動作部)と、文字板91と、指針92と、風防ガラス93と、ウレタンバンド94とを備えている。
(ケース本体)
ここで、ケース本体20およびケース裏蓋70は金属製であり、内部にムーブメント80、文字板91および指針92等を収納する。
ケース本体20は、図2,3に示すように、短円筒状の本体円筒部21と、この本体円筒部21の上端から本体円筒部21の直径方向(例えば、文字板91の「6時」に対応した方向と「12時」に対応した方向)にそれぞれ張り出し、先端が下方に向けて延びた、ウレタンバンド94が取り付けられる2つのバンド取付部22,22とが形成されていて、バンド取付部22,22と本体円筒部21との間には、本体円筒部21の外周面21aに沿って回転できるように外リング30を通過させる隙間23,23(収納部)が形成されている。
なお、本体円筒部21とバンド取付部22,22とを繋いだ繋ぎ部分24,24は、図4に示すように、ケース本体20を上方から見たとき、その下方の隙間23に収納された収納物(外リング30の一部や、後述するプッシュボタン頭10など)を上方から覆って見えなくする被覆部となっている。隙間23,23のケース裏蓋70側は開口しているが、この部分は下面リング61によって覆われる。
また、バンド取付部22,22のうち隙間23,23に臨んだ面(本体円筒部21の外周面21aに対向する面)22aには、後述する樹脂製のプッシュボタンガイド28,28(押込部)がそれぞれ取り付けられている。
なお、プッシュボタンガイド28が取り付けられた状態であっても、各隙間23,23は、外リング30を通過させることが可能な幅を有している。
また、ケース本体20の本体円筒部21には、各プッシュボタン頭10,10とは別体のプッシュボタン軸15,15がそれぞれ通される貫通孔26,26と、モード切替ボタン81(検出器、スイッチ)が通される貫通孔27が形成されていて、貫通孔26にプッシュボタン軸15が通され、貫通孔27にモード切替ボタン81が通されている。
ここで、プッシュボタン軸15は、後述するプッシュボタン頭10が操作可能位置である第1の位置P1にあるときに、プッシュボタン頭10に直接入力された操作が伝達され、この伝達された操作をケース本体20の内部に収納されたムーブメント80に伝達するものである。
なお、プッシュボタン軸15は、例えば、文字板91の「2時」に対応した方向と「8時」に対応した方向とにそれぞれ設けられていて、それぞれのプッシュボタン軸15,15と、プッシュボタン頭10,10とが対応するように設けられている。
モード切替ボタン81は、後述する外リング30の内周面31bに形成されたカム31cの輪郭に接して、そのカム31cの輪郭形状に応じて、半径方向に沿って変位するものであり、半径方向内方に押し込まれた変位位置と押し込まれていない変位位置とで、ムーブメント80に入力有無を伝達するものであり、本実施形態の時計100においては1つだけ備えられているが、設置位置が互いにずらされた2つ以上の位置にそれぞれ設けられていてもよい。
ムーブメント80は、時刻モードのときは、文字板91および指針92により現在の時刻を表示するように動作し、前述したように所定時刻にアンテナが標準時刻電波を受信したときは、文字板91および指針92による時刻表示を、標準時刻電波に基づいた正しい時刻表示に修正する動作も行う。
一方、クロノグラフモードのときは、ムーブメント80は、プッシュボタン頭10からプッシュボタン軸15を介して入力された操作に応じた動作を行う。
クロノグラフモードのときのムーブメント80の具体的な動作は、例えば、一方のプッシュボタン頭10に押される操作が入力されると、指針92を動かして計時を開始し、一方のプッシュボタン頭10に押される操作が再度入力されると、指針92の動きを止めて計時を停止し、一方のプッシュボタン頭10に押される操作がさらに入力されると、計時を再開し、一方のプッシュボタン頭10に押される操作がさらに入力されると、計時を停止する。
そして、計時が停止した状態で、他方のプッシュボタン頭10に押される操作が入力されると、ムーブメント80は、止められている指針92をゼロ位置(通常は、文字板91の時刻「12時」の位置)に復帰させる。
モード切替ボタン81が、カム31cの輪郭形状に応じて半径方向内方に押し込まれた変位位置では、ムーブメント80は、動作モードをクロノグラフモードに切り替え、モード切替ボタン81が、カム31cの輪郭形状に応じて半径方向内方に押し込まれていない変位位置では、ムーブメント80は、動作モードを時刻モードに切り替える。
なお、プッシュボタン軸15,15およびモード切替ボタン81はいずれも、ケース本体20の本体円筒部21の外周面21aから一定長さだけ突出していて、本体円筒部21の半径方向外方に向けて、図示しないバネ等によって付勢されている。
動作モードは、自動的に切り替える構成に限らず、プッシュボタン頭10等に対する使用者の操作入力によって切り替える構成にすることもできる。
(外リング)
外リング30は、図2,5に示すように概略円環形状であり、ケース本体20の本体円筒部21の外周面21aに沿って回転可能となっている。
そして、外リング30は、回転に伴って2つのプッシュボタン頭10,10を本体円筒部21の外周面21aに沿って、一体的に連動して回転移動させる移動機構であるとともに、それ自体が回転する移動部材として構成されている。
外リング30は金属製であり、周壁31の、視認される外周面31aに、凹凸の装飾が施されており、前述したカム31cの一部が形成された内周面31bが、ケース本体20の本体円筒部21の外周面21aに対向するように配置される。
なお、内周面31bに形成されたカム31cは半径方向に沿った位置が変化することにより、従動節の変位量を変化させるものであり、カム31cのうち半径方向内方に突出した部分は、ケース本体20に設けられたモード切替ボタン81を半径方向に沿って押圧して変位させ、これにより、ケース本体20に収納されたムーブメント80による機能モードを、例えばクロノグラフモードに切り替える。
一方、カム31cの周囲の部分(カム31cのうち凸部輪郭に隣接する凹部輪郭の部分)は、モード切替ボタン81を押圧しないため、半径方向外方に付勢されたままとなり、これにより、ムーブメント80による機能モードを、例えば通常の時刻モードに切り替える。
また、外リング30の周壁31のうち互いに対向する対角位置(外リング30の中心回りの角度が180[度]の位置)にある2箇所の部分は、上端部32を除いて切り欠かれており、この切り欠かれた2箇所の部分(以下、切欠き31e,31eという)にはそれぞれ、プッシュボタン頭10がその切欠き31e,31eを塞ぐように配置される。
さらに、この外リング30は、プッシュボタン頭10,10を第2の位置P2に移動した状態において、図4(b)に示すように、プッシュボタン軸15を外部から覆う被覆部材としても機能している。
(プッシュボタン頭)
各プッシュボタン頭10は、それぞれ対応するプッシュボタン軸15とともに、外部からの操作が入力される操作入力部材を構成するものであり、このうちプッシュボタン頭10は操作が直接入力される操作部材本体である。
このプッシュボタン頭10は、金属製で、外リング30の外周面31aと略同一の曲率半径を有する略円弧状に形成されており、その円弧状の一端部に上下に貫通する軸孔11が形成され、この軸孔11に支点ピン18の軸部18bが通され、支点ピン18の、軸部18bよりも直径の大きい頭部18aが、外リング30の上端部32に形成された軸孔32aに嵌め合わされることで、支点ピン18回りに回転可能に、外リング30に支持される。
また、支点ピン18の軸部18bには、軸部18bの軸回りのモーメントを与えるバネ19(付勢部材)が軸部18bの周囲を囲むように配置されていて、バネ19の一端がプッシュボタン頭10に接し、バネ19の他端が外リング30に接した状態となっている。
この結果、バネ19の弾性力により、プッシュボタン頭10が外リング30の外周面31aから突出する方向に、軸回りに回転するように付勢されて(荷重が掛けられて)いる。
ここで、プッシュボタン頭10の円弧状の他端部には、図2に示すように、外リング30の周壁31の内周面31bに引っ掛けられる爪12が形成されていて、プッシュボタン頭10が外リング30の外周面31aから突出する方向に付勢されていても、この他端部の爪12が外リング30の周壁31の内周面31bに引っ掛けられて、プッシュボタン頭10が外リング30から飛び出すことはなく、プッシュボタン頭10の外方に向いた面(以下、操作入力面13という。)が、外リング30の外周面31aから突出した状態(図1(a)、図4(a))で維持される。
一方、突出した状態のプッシュボタン頭10が、外リング30の内側に向けて外方からバネ19の弾性力に抗して押圧されると、プッシュボタン頭10は、支点ピン18の軸部18bの軸回り(図4(a)の矢印方向)に回動し、プッシュボタン頭10の操作入力面13は外リングの外周面31aと略面一になる状態まで引っ込められる。
なお、図1(a)、図4(a)に示した、プッシュボタン頭10の操作入力面13が、外リング30の外周面31aから突出して停止している位置が、プッシュボタン頭10がムーブメント80に対して相対的に遠離った遠隔位置P3であり、図1(b)、図4(b)に示した、プッシュボタン頭10の操作入力面13が、外リング30の外周面31aと略面一になる位置が、プッシュボタン頭10がムーブメント80に対して相対的に近づいた近接位置P4である。
プッシュボタン頭10は略円弧状であるが、バネ19で付勢されて外リング30の外周面31aから突出した部分については、支点ピン18の軸部18bに支持された一端部の側が他端部の側(爪12が形成された側)よりも外周面31aからの突出量が小さいため、その突出した部分の平面視での輪郭形状は略円弧状のくさび形状となる。
(下面リング、下面リング押さえ、ケース裏蓋)
下面リング61は、外リング30の下面に接するように配置され、外リング30の回転角度を所定の角度範囲に規制する部材であり、外リング30とともに、プッシュボタン頭10をケース本体20の外周面21aに沿って移動させる移動機構を構成している。
下面リング押さえ62は、ケース本体20における、ケース裏蓋70側の端部に固定され、下面リング押え62によって、下方に配置される下面リング61を押さえる。
さらに、下面リング押え62の下方からケース裏蓋70が、ケース本体20に取り付けられる。
ケース裏蓋70は、ケース本体20とともに、内部にムーブメント80等を収納するケースを構成し、下面リング押さえ62、下面リング61および外リング30を、ケース本体20との間に挟んだ状態で、ケース本体20に圧入して結合される。
下面リング61には、図6に示すように、その内周縁61aに半径方向内側に向けて突出した凸部61bが複数(本実施形態においては4つ)形成されていて、これらの凸部61bは、ケース本体20の本体円筒部21の外周面21aに形成された4つの凹部21bにそれぞれ対応して嵌め合わされ、周方向に関して回り止めとなっている。
したがって、下面リング61は、その凸部61bが、ケース本体20の凹部21bにそれぞれ嵌め合わされた状態で、ケース本体20との間で相対的に周方向に回転することはない。
ケース裏蓋70がケース本体20に締結されている状態では、外リング30の下面31fは下面リング61の上面61cに接した状態となるが、外リングの下面31fには、ピン孔31gが形成されていて、このピン孔31gに回り止めピン31hが、下面31fからわずかに突出した状態で挿入されている。
一方、下面リング61の上面61cのうち、下面リング61の中心回りの所定の角度範囲θの部分には、回り止めピン31hが案内される円弧状の溝61dが形成されている。
そして、外リング30は、ケース本体20に対して周方向に関して回転自在となっているが、この下面リング61との関係で、外リング30の回り止めピン31hが下面リング61の溝61dによって規制された角度範囲θでのみ、外リング30は下面リング61に対して回転可能となっている。
つまり、外リング30の回り止めピン31hと、下面リング61の円弧状の溝61dとは、プッシュボタン頭10の回転移動を所定の角度範囲に規制する規制部材を構成している。
下面リング61は、前述したようにケース本体20に対して周方向に関して固定されているため、結果的に外リング30はケース本体20に対する周方向の回転角度が、角度範囲θに規制されている。
この角度範囲θは、図4(a)に示した、プッシュボタン頭10が完全に突出している第1の位置P1と、図4(b)に示した、プッシュボタン頭10が完全にケース本体20の隙間23に収納されて外部から視認できない第2の位置P2との間の角度範囲であり、第1の位置P1からは第2の位置P2に向けて反時計回り−R方向にのみ回転可能で、第2の位置P2からは第1の位置P1に向けて時計回りR方向にのみ回転可能とされている。
なお、第1の位置P1は、プッシュボタン頭10がプッシュボタン軸15に操作を伝達する位置であり、文字板91においては略「2時」の位置と略「8時」の位置とに対応している。
また、第2の位置P2は、プッシュボタン頭10がプッシュボタン軸15に操作を伝達しない位置であり、文字板91においては略「12時」の位置と略「6時」の位置とに対応している。
外リング30の周壁31には、図7に示すように、上下に貫通するボール孔31jが形成されていて、このボール孔31jの下側の開口からボール36が挿入され、このボール36は上方に向けてバネ37で付勢されていて、周壁31の上面31kからわずかに突出した状態とされている。
一方、ケース本体20の繋ぎ部分24,24の背面24bのうち、プッシュボタン頭10が第1の位置P1にあるときにおけるボール36の位置に対応する部分と、プッシュボタン頭10が第2の位置P2にあるときにおけるボール36の位置に対応する部分とには、この突出したボール36の部分が嵌る凹部24cが形成されていて、プッシュボタン頭10が第1の位置P1にあるときと第2の位置P2にあるときにのみ、ボール36が凹部24cに嵌り、それ以外の位置(第1の位置P1と第2の位置P2との間の範囲の位置)にあるときは、ボール36は繋ぎ部分24,24の背面24bに接した状態となる。
そして、ボール36が繋ぎ部分24,24の背面24bに接した状態では、ボール36が凹部24cに嵌った状態に比べて、バネ37は圧縮されている。
したがって、ボール36が繋ぎ部分24,24の背面24bに接した状態から凹部24cに嵌ったとき、ボール36から外リング30を通じて節度感(クリック感)が得られる。
そして、ボール36が凹部24cに嵌るときは、プッシュボタン頭10が第1の位置P1にあるときと第2の位置P2にあるときとに限られるため、外リング30を回転させたとき、上述した節度感が得られるまで外リング30を回転させることで、プッシュボタン頭10が第1の位置P1と第2の位置P2との間の中途半端な位置(第1の位置P1と第2の位置P2とを除いた位置)で停止されるのを防ぐことができる。
すなわち、節度感が得られる位置である第1の位置P1または第2の位置P2まで外リング30を回転させるように、使用者に促すことが可能となっている。
(プッシュボタンガイド)
ケース本体20の隙間23には、樹脂製のプッシュボタンガイド28がネジ29,29で取り付けられているが、このプッシュボタンガイド28は、図4(a)に示す第1の位置P1にあるプッシュボタン頭10が、外リング30の反時計回り−R方向への回転により、図4(b)に示す第2の位置P2に収納される過程で、プッシュボタン頭10の外方に向いた面(以下、操作入力面13という。)に接して、プッシュボタン頭10をスムーズに第2の位置P2に押し込む機能を有している。
具体的には、プッシュボタン頭10の操作入力面13は、支点ピン18の軸部18bで支持された側の一端部において、外リング30の外周面31aからの突出量が最も小さい突出量と略同じ突出量であり、プッシュボタンガイド28は、プッシュボタン頭10の操作入力面13の突出量を、この最も小さい突出量と略同じ突出量とするように設定されている。
プッシュボタン頭10の、外リング30の外周面31aから突出した部分は、くさび形状に形成されているため、第1の位置P1にあるプッシュボタン頭10が反時計回り−R方向へ回転する過程で、プッシュボタン頭10の操作入力面13にプッシュボタンガイド28が接し始め、反時計回り−R方向への回転角度が大きくなるにしたがって、プッシュボタン頭10の操作入力面13に接する押圧力が、バネ19の弾性力に抗して強くなり、操作入力面13が外リング30の外周面31aと略面一となるように、プッシュボタン頭10を半径方向内方に向けて引っ込ませる。
プッシュボタンガイド28がプッシュボタン頭10を引っ込ませる量は、バネ19が塑性変形しないように、操作入力面13が外リング30の外周面31aと略同一になる量よりも少ない量に設定してもよい。
このように、プッシュボタン頭10は、周方向に沿って、第1の位置P1と第2の位置P2との間で移動可能であるとともに、外リング30の半径直径に沿って、外リング30の外周面31aから突出した遠隔位置P3と、外リング30の外周面31aと面一となるまで引っ込んだ近接位置P4との間で移動可能となっている。
ここで、プッシュボタン頭10の、外リング30の外周面31aから突出した部分がくさび形状に形成されているため、プッシュボタンガイド28と外リング30の外周面31aとが傾斜して接するため、プッシュボタンガイド28はスムーズにプッシュボタン頭10を近接位置P4に移動させることができる。
なお、プッシュボタン頭10は、周方向における第1の位置P1においては、半径方向における遠隔位置P3に付勢されていて、半径方向外方からの操作力の入力により、近接位置P4へ移動可能であるが、周方向における第2の位置P2においては、半径方向における近接位置P4に移動された状態であり、しかも、プッシュボタン頭10はケース本体の隙間23の内部に収納されているため、プッシュボタン頭10に対して外部からの操作力を入力することはできない。
しかも、プッシュボタン頭10は、第2の位置P2において繋ぎ部分24によってその全体が覆われているため、外部から視認されることもない。
また、プッシュボタン頭10が第1の位置P1にある状態においては、外リング30のカム31cの半径方向内方に突出した部分が、モード切替ボタン81に対応する位置に配置されて、モード切替ボタン81を押圧するように配置されている。
この結果、ムーブメント80は、動作モードをクロノグラフの動作を表示するクロノグラフモードに切り替える。
一方、プッシュボタン頭10が、周方向における第1の位置P1からずれた状態においては、外リング30のカム31cの半径方向内方に突出した部分が、モード切替ボタン81に対応する位置からずれて、モード切替ボタン81は押圧されない。
この結果、ムーブメント80は、動作モードを通常の時刻指示の動作を表示する時刻モードに切り替える。
さらに、プッシュボタン頭10が、周方向における第1の位置P1にある状態においては、プッシュボタン頭10の操作入力面13に外部から入力された操作が、ケース本体20に設けられたプッシュボタン軸15に伝達されるように、プッシュボタン頭10とプッシュボタン軸15とが接して連動する。
つまり、プッシュボタン頭10に入力された操作(遠隔位置P3から近接位置P4に向かう変位)が、プッシュボタン軸15に伝達され、プッシュボタン軸15に伝達された操作は、プッシュボタン軸15からムーブメント80に伝達され、ムーブメント80はクロノグラフモードにおける前述した動作を行う。
したがって、プッシュボタン頭10が第1の位置P1にあるときは、プッシュボタン頭10に操作力を加えて遠隔位置P3から近接位置P4に変位させると、プッシュボタン頭10がプッシュボタン軸15を押圧し、プッシュボタン軸15がムーブメント80に対して、例えばクロノグラフモードでの計時スタート、計時ストップ、ゼロ位置への復帰、といった表示を行わせる信号を与える。
一方、プッシュボタン頭10が第2の位置P2にあるときは、ムーブメント80は、例えば時刻モードに切り替えられるとともに、プッシュボタン頭10がプッシュボタン軸15から離れ、プッシュボタン頭10に操作力を加えて遠隔位置P3から近接位置P4に変位させても、プッシュボタン頭10がプッシュボタン軸15を押圧しないため、プッシュボタン軸15がムーブメント80に対して信号を与えず、したがって、時刻表示の状態に変化を生じさせることはない。
(実施形態の効果)
以上のように構成された本実施形態の時計100によれば、外部からの操作が入力されるプッシュボタン(操作入力部材)と、プッシュボタンに入力された操作に応じた動作を行うムーブメント80(動作部)と、ムーブメント80等を内部に収納するケース本体20およびケース裏蓋70(ケース)とを備え、プッシュボタンは、操作が直接入力されるプッシュボタン頭10(操作部材本体)と、プッシュボタン頭10に入力された操作をムーブメント80に伝達する、プッシュボタン頭10とは別体のプッシュボタン軸15(操作伝達部材)とを有し、プッシュボタン頭10に入力された操作をプッシュボタン軸15に伝達させる第1の位置P1と、プッシュボタン頭10に入力された操作をプッシュボタン軸15に伝達させない第2の位置P2とに、プッシュボタン頭10をケース本体20の外表面に沿って回転移動させる外リング30(移動機構)を有する構成により、プッシュボタンへの操作の入力が不要である場合に、プッシュボタン頭10をプッシュボタン軸15と分けて隙間23に移動させておくことで、プッシュボタンへの不測の入力を防ぐとともに、時計100の大きさがプッシュボタンの大きさに依存しないものとすることができ、例えば、本実施形態のように、時計100を大きくせずに、プッシュボタンを大きくして、操作をし易くすることができる。
なお、本実施形態は、操作入力部材を備えた機器として時計を適用したものであるが、本発明に係る操作入力部材を備えた機器としては、この時計に限定されるものではなく、携帯電話(高機能携帯電話(スマートフォン)を含む)、携帯音楽プレーヤー、携帯映像プレーヤー、歩数計、活動量計など、機能に応じた動作を行わせるために、プッシュボタンを始めとする、使用者が操作を入力する操作入力部材が設けられているものであれば、如何なる種類の操作入力部材を備えた機器であってもよい。
また、本実施形態は、時計として電波ソーラ時計を適用したものであるが、本発明に係る操作入力部材を備えた機器としては、この電波ソーラ時計のような電子回路を有する時計の外、ゼンマイ等の機械的な動力源が発生する駆動力を機械的な伝達機構を介して指針等の表示機構を駆動させる機械式の時計に適用することもできる。
本実施形態の時計100は、移動機構として、プッシュボタン頭10を回転移動させる外リング30を適用した例であるが、移動機構としては、回転移動だけでなく、直線移動(スライド)など、回転移動以外の移動形態で操作部材本体を移動させるものであってもよい。
プッシュボタン頭10を直線移動させる具体的な構成を図8に示す。例えばケース本体20が矩形枠状の周壁21′を有するものであるとき、図8に示すように、この周壁21′の面に沿って直線往復移動可能のスライダ30′(移動機構、移動部材)を設け、このスライダ30′に、スライダ30′とともに移動するプッシュボタン頭10′(操作部材本体)を設け、周壁21′に、バネ16によってプッシュボタン頭10′に近づく方向に付勢されたプッシュボタン軸15′(操作伝達部材)を設ける。
スライダ30′が可動範囲の図示下端にあるときは、プッシュボタン頭10′はスライダ30′によって第1の位置P1に移動された状態にあり(図8(a))、プッシュボタン頭10′に入力された矢印方向に押す操作はプッシュボタン軸15′に伝達されて、プッシュボタン軸15′はムーブメント80を動作させる。
一方、スライダ30′が可動範囲の図示上端にあるときは、プッシュボタン頭10′はスライダ30′によって第2の位置P2に移動された状態にあり(図8(b))、プッシュボタン頭10′がプッシュボタン軸15′から離れ、プッシュボタン頭10′に押す操作が入力されても、プッシュボタン頭10′に入力された押す操作はプッシュボタン軸15′に伝達されず、したがって、その入力された押す操作によってムーブメント80が動作することがない。
このように、本発明に係る操作入力部材を備えた機器は、操作部材本体を直線移動させる移動機構によっても実現することができる。
なお、図8に示したスライダ30′は、スライダ30′と一体的に直線移動する、この直線移動の方向に延びた長孔38aを有するスライダ支持枠体38によって支持されている。スライダ支持枠体38は、長孔38aを枠部で囲った細長い矩形形状に形成されている。
スライダ支持枠体38は、周壁21′を貫通した2つの留めピン39,39の軸部39b,39bが長孔38aを貫通し、長孔38aの幅(図8の紙面の奥行き方向に沿った長さ)よりも大きい直径の頭部39a,39aによって支持されている。留めピン39,39の軸部39b,39bは円柱形状、長孔38aは矩形形状である。長孔38aの幅は、軸部39b,39bの直径とほぼ同じである。長孔38aは、留めピン39,39の移動方向を長孔38aの長手方向に案内する。
そして、2つの留めピン39,39のうち図示上側の留めピン39に、スライダ支持枠体38の長孔38aの上端縁が突き当たる位置(図8(a))と、図示下側の留めピン39に、スライダ支持枠体38の長孔38aの下端縁が突き当たる位置(図8(b))との間で、スライダ30′は移動可能とされる。
したがって、プッシュボタン頭10′へ入力された押す操作をプッシュボタン軸15′に伝達可能とする第1の位置P1において、図示上側の留めピン39にスライダ支持枠体38の長孔38aの上端縁が突き当たるように図示上側の留めピン39の位置を設定し(図8(a))、プッシュボタン頭10′へ入力された押す操作をプッシュボタン軸15′に伝達させない第2の位置P2において、図示下側の留めピン39にスライダ支持枠体38の長孔38aの下端縁が突き当たるように図示下側の留めピン39の位置を設定すればよい(図8(b))。
図8に示したスライダ30′とスライダ支持体38′を長手方向に延ばし、スライダ30′に2組のブッシュボタン頭10′を取り付け、これに対応する位置に2組のプッシュボタン軸15′を取り付けることにより、2組のプッシュボタン頭10′が連動して動くように構成することもできる。
また、図8に示す構成においても、第2の位置P2に移動したプッシュボタン頭10′を収納する収納部を設けてもよい。さらに、図8に示す構成においても、第1の位置P1から第2の位置P2への移動または第2の位置P2から第1の位置P1への移動を検出するために、スライダ30′にカムを設け、ケース本体20の周壁21′から突出するモード切替ボタン81を設けてもよい。
なお、操作部材本体を直線移動させる移動機構、移動部材の構成は、上述した例のものに限定されるものではない。
本実施形態の時計100は、操作伝達部材として、プッシュボタン頭10に機械的に接触することで操作の伝達が行われるプッシュボタン軸15を適用した例であるが、操作部材本体に入力された操作を機械的な接触で伝達する部材の外、プッシュボタン頭10に取り付けた磁石と非金属で形成したケース本体20内に設けたリードスイッチによる磁気的な動作や、電気的な動作で操作を伝達するものであってもよい。
また、操作入力部材としては、押圧操作を受けて押し込まれる動作を行う、本実施形態におけるプッシュボタンの外、スライド操作を受けてスライド変位する動作を行うスライド部材なども適用することができる。
本実施形態の時計100は、ケースに、第2の位置P2に移動されたプッシュボタン頭10を収納する隙間23(収納部)が設けられているため、隙間23に収納された第2の位置P2にあるプッシュボタン頭10に外部から不測の入力がなされるのを確実に防止することができる。
ここで、隙間23は、プッシュボタン頭10の全体を収納するものであってもよいし、プッシュボタン頭10の一部を収納するものであってもよい。
隙間23が、プッシュボタン頭10の全部を収納するものであるときは、プッシュボタン頭10が第2の位置P2にある状態で、プッシュボタン頭10はその全部が隙間23に収納されているため、外部の障害物等は隙間23を仕切っているケース本体20に当たるだけであって、プッシュボタン頭10には当たらないため、プッシュボタン頭10に不測の入力がなされることがない。
隙間23が、プッシュボタン頭10の一部のみを収納するものとしては、例えば、第2の位置P2にあるプッシュボタン頭10が、表示部側から視認されるような形状にケース本体20の繋ぎ部分24を形成して、プッシュボタン頭10を遠隔位置P3から近接位置P4に変位させるために触れられる部分(操作入力面13)以外の部分(例えば、図4(a)におけるプッシュボタン頭10の側面14aや端面14b)が収納されていないものを適用することができる。
このような隙間23であっても、プッシュボタン頭10の収納されていない部分(側面14aや端面14b)に障害物等が当たった場合、障害物等からプッシュボタン頭10に入力される荷重の向きはプッシュボタン頭10の動作方向(遠隔位置P3から近接位置P4に変位する方向)に一致しないため、障害物からの荷重の入力によってプッシュボタン頭10が動作することがない。
また、第2の位置P2にあるプッシュボタン頭10の全体を見せるようなデザインにする場合には、隙間23等のプッシュボタン頭10の収納部を設けなくてもよい。
したがって、プッシュボタン軸15に不測の入力がなされるのを防止するだけでなく、プッシュボタン頭10にも不測の入力がなされるのを防止することができ、ムーブメント80の不測の動作の防止の確実性を一層高めることができる。
本実施形態の時計100は、隙間23が、第2の位置P2に移動されたプッシュボタン頭10の少なくとも一部を覆う繋ぎ部分24(被覆部)を有しているため、第2の位置P2に移動されたプッシュボタン頭10は繋ぎ部分24によって隠されていて、使用者は通常の使用状態ではプッシュボタン頭10を視認することがない。
そして、プッシュボタン頭10が隙間23に収納されているときは、プッシュボタン頭10が第1の位置P1に移動されている状態でのみ使用可能の機能を、使用者が使用する意志がないため、その機能の動作に必要であるプッシュボタン頭10が使われることはない。
したがって、その状態では無用のプッシュボタン頭10が繋ぎ部分24に覆われて隠されていることで、時計100の外観をすっきりしたものにすることができ、デザイン性を高めることができる。
なお、繋ぎ部分24は、時計100を使用者が通常使用する際に使用者が指針92等の表示部を視認する方向から見たとき、隙間23に収納されたプッシュボタン頭10の全部を覆うものである必要はなく、プッシュボタン頭10の一部を覆うものであってもよい。
本実施形態の時計100は、プッシュボタン頭10が、ムーブメント80に相対的に近づいた近接位置P4とムーブメント80から相対的に遠離った遠隔位置P3との間で変位可能に設けられ、プッシュボタン頭10を、遠隔位置P3に付勢するバネ19(付勢部材)を有するとともに、隙間23に、プッシュボタン頭10を、バネ19の付勢力に抗して、近接位置P4の側に押し込むプッシュボタンガイド28(押込部)を設けた構成により、隙間23において、プッシュボタン頭10を、よりコンパクトに収納することができる。
すなわち、プッシュボタン頭10は、遠隔位置P3と近接位置P4との間で変位する動作方向を有していて、バネ19によって遠隔位置P3の側に付勢されている。
したがって、プッシュボタン頭10に操作を入力するときは、遠隔位置P3に付勢されているプッシュボタン頭10を近接位置P4に変位させることによって行われる。
ここで、プッシュボタン頭10が隙間23に収納された状態では、プッシュボタン頭10からプッシュボタン軸15には入力操作は伝達されない状態であるため、プッシュボタン頭10が、遠隔位置P3にある状態であるか、近接位置P4にある状態かに拘わらず、ムーブメント80の動作が変化することはない。
ここで、隙間23に設けられたプッシュボタンガイド28が、プッシュボタン頭10を近接位置P4の側に押し込むことにより、ムーブメント80に対するプッシュボタン頭10の突出量を小さくすることができる。
すなわち、プッシュボタン頭10を遠隔位置P3にある状態のままで隙間23に収納するよりも、プッシュボタン頭10を近接位置P4にある状態まで、ムーブメント80からの突出量を小さくして隙間23に収納することができ、隙間23を一層小さく形成することができる。
本実施形態の時計100は、ケース本体20が金属製であり、プッシュボタンガイド28が樹脂製であることにより、プッシュボタン頭10に擦過傷がつくのを防止することができる。
すなわち、ケース本体20が金属製の場合、プッシュボタン頭10を第2の位置P2に移動させたとき、プッシュボタン頭10は隙間23に収納されるが、プッシュボタン頭10は隙間23のプッシュボタンガイド28に接触しながら収納されていくため、プッシュボタンガイド28がケース本体20と同様に金属製であると、プッシュボタン頭10とプッシュボタンガイド28とが擦れ合い、プッシュボタン頭10に擦過傷がつくおそれがある。
プッシュボタン頭10は使用者が操作を直接入力するものであから、これに外観上の擦過傷があると、商品性の低下を招く。
しかし、プッシュボタンガイド28が樹脂製である本実施形態の時計100は、プッシュボタン頭10とプッシュボタンガイド28とが擦れ合っても、プッシュボタン頭10が金属製の場合は、プッシュボタン頭10に擦過傷がつくおそれがなく、商品性の低下を招くおそれを防止することができる。
また、本実施形態の時計100は、プッシュボタン頭10が、その一端部(第2の位置P2に近い側の端部)を回転中心として、その他端部(第1の位置P1に近い側の端部)が、近接位置P4と遠隔位置P3との間で回転可能に設けられているため、プッシュボタン頭10が第2の位置P2に近づくとき、遠隔位置P3のプッシュボタン頭10は、第2の位置P2に近い一端部側の突出量が小さく、他端部側の突出量が大きいくさび状を呈している。
このため、プッシュボタン頭10と第2の位置P2のプッシュボタンガイド28との接触は、くさび状の先端(幅が狭い方の一端部)側から始まる。
したがって、プッシュボタン頭10とプッシュボタンガイド28との接触が進む際に、は、プッシュボタン頭10をスムーズに、遠隔位置P3から近接位置P4に移動させることができる。
また、プッシュボタン頭10が第1の位置P1にある状態において、プッシュボタン頭10の一端部(支点ピン18で支持されている側の端部)が、隙間23の開口を塞ぐように、第1の位置P1、隙間23の開口位置またはプッシュボタン頭10の周方向の長さを設定することにより、プッシュボタン頭10が第1の位置P1にある状態において、隙間23の開口がプッシュボタン頭10によって塞がれた状態となり、隙間23の内部が、外部から視認されるのを防ぐことができる。
さらに、隙間23は、プッシュボタン頭10が第1の位置P1から第2の位置P2に向けて反時計回り−Rに回転移動されて収納されていくときの側にのみ開口していて、第2の位置P2を超えて反時計回り−Rの側には開口を形成しないことにより、隙間23の存在自体が、開口側とは反対側の外部からでは視認されず、デザイン性を向上させることができる。
本実施形態の時計100は、外リング30の回り止めピン31hと、下面リング61の円弧状の溝61dとが、プッシュボタン頭10の回転移動を、第1の位置P1と第2の位置P2との間の所定の角度範囲θに規制しているため、プッシュボタン頭10が第2の位置P2を超えて、さらに反時計回り方向−Rに回転した場合に生じる不都合を防止することができる。
すなわち、プッシュボタン頭10が第2の位置P2を超えて、さらに反時計回り方向−Rに回転した場合、プッシュボタン頭10が隙間23から出た状態(例えば、プッシュボタン頭10が文字板91の「10時」の位置まで回転した状態)になり得る。
この場合、プッシュボタン頭10は、プッシュボタンガイド28による押し込みが解除されているため、遠隔位置P3に移動した状態となる。
ここで、外リング30が時計回り方向Rに回転されると、プッシュボタン頭10のうち、遠隔位置P3に移動している他端部の側が、隙間23を仕切るバンド取付部22に当たり、プッシュボタン頭10を隙間23にスムーズに収納することができない、という不都合が生じる。
しかし、本実施形態の時計100は、そのような不都合を防止することができる。
なお、プッシュボタン頭10の回転移動を、第1の位置P1と第2の位置P2との間の所定の角度範囲θに規制する構成に代えて、プッシュボタン頭10を一方向(反時計回り方向−R)にのみ循環して移動させる規制部材を移動機構に備えた構成を適用することもでき、そのような構成によっても、上述した不都合を防止することができる。
なお、このような逆回転防止の構成としては、例えばラチェット機構のようなものを適用することができ、本実施形態の時計100においては、図9に示すように、外リング30の内周面31bの全周に亘って、内歯車のようなラチェット溝31dを形成するとともに、ケース本体20またはケース裏蓋70に固定部42が固定されて周方向への移動が阻止され(回り止めされ)、反時計回り方向−Rに向かう先端端部には、ラチェット溝31dに係合する係合端42を有する、略円弧状の板バネであるクリックバネ40を備えたものを適用することができる。固定部42は、例えば、図9の紙面の奥行き方向等に延びる形状に形成することができる。
このような構成によれば、クリックバネ40はその弾性力により、円弧の半径が小さくなる方向に変形可能であるため、外リング30が反時計回り方向−Rに回転するときは、ラチェット溝31dに係合しているクリックバネ40の係合端42は、ラチェット溝31dの凹凸間の斜面からの反力を受けたとき弾性変形して、ラチェット溝31の凸部分を乗り越えるため、外リング30の反時計回り方向−Rへの回転を許容する。
一方、外リング30が時計回り方向Rに回転するときは、ラチェット溝31dに係合しているクリックバネ40の係合端42がラチェット溝31の凸部分を乗り越えられないため、外リング30の時計回り方向Rへの回転を阻止する。
したがって、外リング30を一方向にのみ回転させることができる。
なお、クリックバネ40の形状としては、例えば特開平2−243928号公報の第3図〜第7図にそれぞれ示されたものなどを適用することができる。
本実施形態の時計100は、外リング30がプッシュボタン頭10を第2の位置P2に移動させることにより、プッシュボタン頭10への入力をプッシュボタン軸15に伝達させず、したがって、ムーブメント80の不測の動作を防止することができるが、仮に、外リング30に周壁31がない構成の場合には、プッシュボタン頭10を第2の位置P2に移動した状態のとき、プッシュボタン軸15が外部に露出する。
しかし、本実施形態の時計100は、外リング30がプッシュボタン頭10を第2の位置P2に移動した状態において、外リング30がプッシュボタン軸15を外部から覆う被覆部材も兼ねているため、プッシュボタン軸15に直接、不測の入力がなされるのも確実に防止することができる。
なお、仮に、外リング30に周壁31がない構成であっても、操作入力部材を構成するプッシュボタン頭10とプッシュボタン軸15とのうち、ケース本体20からの突出量が相対的に大きいプッシュボタン頭10が第2の位置P2に移動すると、ケース本体20からの突出量が相対的に小さいプッシュボタン軸15がケース本体20から突出していても、不測の動作は生じにくくなり、予期しない動作を防止することができる。
また、ケース本体20内に収納され、ケース本体20から突出しない操作伝達部材(例えば、前述のリードスイッチ)を用いた場合には、外リング30に周壁31がない構成でも不測の動作を防止することができる。このように、外リング30は、周壁31を設けない構成にすることができ、この場合でも、不測の動作を防止することができる。
しかし、プッシュボタン頭10が第2の位置P2に移動した状態において、被覆部材としての外リング30がプッシュボタン軸15を外部から覆うことにより、プッシュボタン軸15に直接、不測の入力がなされるのも防止することができ、ムーブメント80が不測の動作を行うおそれを排除することができる。
本実施形態の時計100は、プッシュボタンが2つ備えられ、外リング30は、これら2つのプッシュボタンにおけるそれぞれのプッシュボタン頭10,10を連動して移動させるものであるため、ムーブメント80が有する機能に応じた動作として、2つ以上のプッシュボタンへの操作の入力の組み合わせを多様化することができ、複雑な動作に対応した機能をムーブメント80に搭載することができる。
しかも、外リング30が、複数のプッシュボタン頭10を連動させて、第1の位置P1と第2の位置P2との間で同時に移動させることができるため、複数のプッシュボタン頭10をそれぞれ別個独立して移動させる複数の移動機構を備える必要がないため、構成部品点数を少なくすることができる。
なおプッシュボタン等の操作入力部材は、2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよいし、1つであってもよい。
また、操作入力部材を備えた機器が、本実施形態のように時計である場合は、時計の文字板の全体における「3時」の側の半分の領域に2つ以上の操作入力部材が偏って配置されていてもよいし、「3時」の側の半分の領域と「9時」の側の半分の領域とに操作入力部材が分散されて配置されていてもよい。
操作入力部材を備えた機器が時計以外のものの場合にも同様に、表示部のうち、例えば正面に向かって右側の半分の領域と左側の半分の領域とに操作入力部材が分散されて配置されていてもよいし、一方の半分の領域に2つ以上の操作入力部材が偏って配置されていてもよい。
本実施形態の時計100は、プッシュボタン頭10が、第1の位置P1から第2の位置P2への移動または第2の位置P2から第1の位置P1への移動を、カム31cとモード切替ボタン81とによって検出し、ムーブメント80が、これらによって検出されたプッシュボタン頭10の位置(第1の位置P1または第2の位置)に応じて、動作モードに係わる状態が切り替えられるものであるため、プッシュボタン頭10からプッシュボタン軸15を介してムーブメント80に操作を伝達させる第1の位置P1のときには、ムーブメント80を、プッシュボタン頭10に入力される操作に応じた機能を行う動作モード(例えばクロノグラフモード)に自動的に切り替えることができ、一方、プッシュボタン頭10からプッシュボタン軸15に操作を伝達させない第2の位置P2のときには、ムーブメント80を、プッシュボタン頭10に入力される操作に無関係な機能を行う動作モード(例えば時刻モード)に自動的に切り替えることができる。
したがって、プッシュボタン頭10の位置の切り替えとムーブメント80の動作モードの切り替えとを自動的に連動させることができ、ムーブメント80の動作モードを切り替える操作を、プッシュボタン頭10の位置の切り替え操作とは別の操作として使用者に行わせる手間を省くことができる。
なお、プッシュボタン頭10の位置の検出は、上述した実施形態の、カム31cとモード切替ボタン81とによるものの外、種々の態様の検出器によって実現するものであってもよい。
動作モードに係わる状態は、例えば現在の時刻を指針で表示する時刻モードや、ストップウォッチ動作を表示するクロノグラフモードなど、互いに異なる表示を行う複数の機能にそれぞれ対応した動作を行う状態であり、例えば、なんらかの表示部を有する操作入力部材を備えた機器であれば、その表示部に表示する「動作モード」を特定する表示(マーク等の指標や文字、色等)であってもよいし、視覚的に表出される状態でなくても、装置の内部での動作モードに対応した処理内容であってもよい。
本実施形態の時計100は、この動作モードに対応した処理内容をムーブメント80の内部で切り替えるだけであり、外観上で視認される変化はないものである。
10 プッシュボタン頭(操作部材本体)
15 プッシュボタン軸(操作伝達部材)
20 ケース本体(ケース)
23 隙間
24 繋ぎ部分
28 プッシュボタンガイド
30 外リング(移動機構)
31c カム(検出器)
70 ケース裏蓋(ケース)
80 ムーブメント(動作部)
81 モード切替ボタン(検出器)
100 (腕)時計
P1 第1の位置
P2 第2の位置
P3 遠隔位置
P4 近接位置
R 時計方向
−R 反時計回り

Claims (12)

  1. 外部からの操作が入力される操作入力部材と、
    前記操作入力部材に入力された操作に応じた動作を行う動作部と、
    前記動作部を収納するケースとを備え、
    前記操作入力部材は、前記操作が直接入力される操作部材本体と、前記操作部材本体に入力された操作を前記動作部に伝達する、前記操作部材本体とは別体の操作伝達部材とを有し、
    前記操作部材本体に入力された操作を前記操作伝達部材に伝達させる第1の位置と、前記操作部材本体に入力された操作を前記操作伝達部材に伝達させない第2の位置とに、前記操作部材本体を前記ケースの外表面に沿って移動させる移動機構を有することを特徴とする操作入力部材を備えた機器。
  2. 前記ケースに、前記第2の位置に移動された前記操作部材本体を収納する収納部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の操作入力部材を備えた機器。
  3. 前記収納部は、前記第2の位置に移動された前記操作部材本体の少なくとも一部を覆う被覆部を有することを特徴とする請求項2に記載の操作入力部材を備えた機器。
  4. 前記操作部材本体は、前記動作部に相対的に近づいた近接位置と前記動作部から相対的に遠離った遠隔位置との間で変位可能に設けられ、
    前記操作部材本体を、前記遠隔位置に付勢する付勢部材を有するとともに、
    前記収納部に、前記操作部材本体を、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記近接位置の側に押し込む押込部(プッシュボタンガイド)を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の操作入力部材を備えた機器。
  5. 前記ケースが金属製であり、前記押込部が樹脂製であることを特徴とする請求項4に記載の操作入力部材を備えた機器。
  6. 前記操作部材本体は、その一端部を回転中心として、その他端部が、前記動作部に相対的に近づいた近接位置と前記動作部から相対的に遠離った遠隔位置との間で回転可能に設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載の操作入力部材を備えた機器。
  7. 前記移動機構は、前記操作部材本体を、前記第1の位置と前記第2の位置との間で往復移動させるように、移動範囲を規制する規制部材を備えたことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1項に記載の操作入力部材を備えた機器。
  8. 前記移動機構は、前記操作部材本体を前記第2の位置に移動した状態において、前記操作伝達部材を外部から覆う被覆部材を有することを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1項に記載の操作入力部材を備えた機器。
  9. 前記操作入力部材が複数備えられ、
    前記移動機構は、前記複数の操作入力部材におけるそれぞれの前記操作部材本体を連動して移動させるものであることを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1項に記載の操作入力部材を備えた機器。
  10. 前記操作部材本体が、前記第1の位置から前記第2の位置への移動または前記第2の位置から前記第1の位置への移動を検出する検出器を備え、
    前記動作部は、前記検出器により検出された、前記操作部材本体の位置に応じて、動作モードに係わる状態が切り替えられるものであることを特徴とする請求項1から9のうちいずれか1項に記載の操作入力部材を備えた機器。
  11. 前記検出手段は、前記移動機構に設けられて前記操作部材本体とともに移動する移動部材に形成されたカムと、前記ケースに設けられた、前記カムの輪郭に接するスイッチとを有するものであることを特徴とする請求項10に記載の操作入力部材を備えた機器。
  12. 前記動作部による動作モードを特定する表示を行う表示部を備えたことを特徴とする請求項1から11のうちいずれか1項に記載の操作入力部材を備えた機器。
JP2012163665A 2012-07-24 2012-07-24 操作入力部材を備えた機器 Pending JP2014026723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012163665A JP2014026723A (ja) 2012-07-24 2012-07-24 操作入力部材を備えた機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012163665A JP2014026723A (ja) 2012-07-24 2012-07-24 操作入力部材を備えた機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014026723A true JP2014026723A (ja) 2014-02-06

Family

ID=50200219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012163665A Pending JP2014026723A (ja) 2012-07-24 2012-07-24 操作入力部材を備えた機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014026723A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018025550A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 オメガ・エス アー 引っ込ませることができるプッシャーを備えた計時器
JP2019533823A (ja) * 2016-11-16 2019-11-21 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド タイムゾーンインジケーターデバイス
CH716426A1 (de) * 2019-07-24 2021-01-29 Richemont Int Sa Verriegelbare Bedienungsvorrichtung für Uhren.
CN114967414A (zh) * 2021-02-24 2022-08-30 卡西欧计算机株式会社 腕戴式设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018025550A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 オメガ・エス アー 引っ込ませることができるプッシャーを備えた計時器
JP2019533823A (ja) * 2016-11-16 2019-11-21 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド タイムゾーンインジケーターデバイス
CH716426A1 (de) * 2019-07-24 2021-01-29 Richemont Int Sa Verriegelbare Bedienungsvorrichtung für Uhren.
CN114967414A (zh) * 2021-02-24 2022-08-30 卡西欧计算机株式会社 腕戴式设备
JP2022128784A (ja) * 2021-02-24 2022-09-05 カシオ計算機株式会社 リスト機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9952560B2 (en) Switch device and timepiece
US8717855B2 (en) Dial plate structure and watch
JP7240618B2 (ja) スイッチ装置の製造方法および時計の製造方法
JP2014026723A (ja) 操作入力部材を備えた機器
KR20180111340A (ko) 전자 장치의 레이어드 액세사리 케이스 및 그의 거치 장치
JP2008076067A (ja) 時計
JP2016095197A (ja) ケース構造および時計ケース
US8730769B2 (en) Dial plate structure and watch
JP2018146505A (ja) 回転装置および時計
JP2017004828A (ja) 押しボタン及び押しボタンを含む電子機器
JP2017223572A (ja) 時計
JP2008138796A (ja) 筐体開閉機構および電子機器
JP2007085895A (ja) 携帯機器
JP6919645B2 (ja) スイッチ装置および時計
KR100685218B1 (ko) 로테이션 앤 클릭 타입 휴대용 단말기 및 이를 이용한데이터 입력 방법
JP5810680B2 (ja) 指針式時計
JP6544710B2 (ja) スイッチ装置および時計
JP2004079410A (ja) 回動可能な操作軸を備えた電子機器
JP2004101286A (ja) 開閉蓋付き携帯機器及び携帯時計用時計外装組立
WO2023173501A1 (zh) 按键结构和穿戴设备
US20210200154A1 (en) Display mechanism for a watch
JP6924417B2 (ja) ケース、ケースの製造方法および時計
KR100813416B1 (ko) 회전형 멀티키
JP2016164574A (ja) ケース構造および時計ケース
JPH10213685A (ja) スイッチ装置