JP2014005849A - 両ロッド型ショックアブソーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】往復動する移動体を、その往復動のいずれをも緩衝的に停止させる両ロッド型の油圧式ショックアブソーバを、単純な機構で安定的にするものとして提供する。
【解決手段】シリンダハウジング1内における液体が充填された液室3の両端のカバー4a,4bを通して、1本の連接ロッド5として構成した各ロッド6a,6bの先端を外部に液密に突出させる。両ロッドには、液室内を軸線方向に移動可能な緩衝用のピストン10a,10bをそれぞれ保持させ、それらのピストンとピストン室14a,14bの内周面との間に、それぞれ、ピストン室内の液体の圧縮によりピストンの背面側に流出する液体に流動抵抗を与える流通間隙13a,13bを形成し、上記両ピストンと連接ロッドとの間に、該ピストンがピストン室側に押動されるときの液体の流通は阻止するが、逆方向への押動時には液体の流通を許容する一方向流路を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、往復動する移動体を対象とし、その往復動のいずれをも緩衝的に停止させるための両ロッド型の油圧式ショックアブソーバに関するものである。
特許文献1や特許文献2に開示されているように、従来から一般的に知られている油圧式のショックアブソーバは、シリンダハウジングの液室内に、鉱油などの油を充填すると共に制動用のピストンを外周に油の流通間隙を保った状態で収容し、該ピストンに連なるロッドをシリンダハウジングの一端から外部に突出させた構成を有している。そして、このロッドの先端に移動体が衝突して上記ピストンが変位する際に上記流通間隙を流れる油の流動抵抗により、上記移動体の運動エネルギーを吸収するものである。
このような構成の既知のショックアブソーバは、ピストンに連なるロッドをシリンダハウジングの一端から外部に突出させ、その先端に衝突する移動体を緩衝停止させるものであるが、移動体が往復動しこの往復動のいずれをも緩衝停止させる場合には、移動体の移動方向に一対の反対向きのショックアブソーバを配設する必要がある。そして、その往復動を緩衝停止させる移動体が、例えば、流体圧駆動機器により往復駆動されるものである場合には、当該流体圧駆動機器またはその近辺に、一対のショックアブソーバの配設スペースを確保する必要があるため、流体圧駆動機器の構成が複雑化したり、その設置に制約を受けたりする可能性がある。
上述の問題を解決するものとして、例えば、特許文献3には、シリンダの両端部から該シリンダの軸方向に一端がそれぞれ突出する互いに独立な一対のピストンロッドを有する緩衝器(ショックアブソーバ)が開示されている。
この特許文献3に開示の緩衝器は、実質的には、単一のピストンロッドを備えた緩衝器の二つを逆向きにして連結したものであり、しかも、両緩衝器においてピストンにより押し出される流体を、特許文献1のようにピストンの周囲の間隙を通して該ピストンの背面側に導くことなく、流路断面積を調整可能にした別設の絞り部分に導くことにより、両緩衝器において独立に流路抵抗を調整可能にしているため、シリンダ内におけるピストンの移動により負圧になる該ピストンの背面側に流体を流す流路も別途形成し、それにより両ピストンロッドによる制動力を独立に可変にしたものである。そのため、緩衝器内において一対のピストンに対して流動抵抗を与える油等の流体の流路が極端に複雑で、製造が容易ではなく、長期に亘って安定的に緩衝機能を発揮させることに困難性がある。
また、往復動する移動体に対し、いずれの方向への動きについても緩衝的に停止させる緩衝器においては、一方のピストンロッドの先端に移動体が衝突して緩衝停止した場合、その次には、上記移動体が必ず他方側のピストンロッドの先端に衝突することになり、そのため、一方のピストンロッドの先端に移動体が衝突したときには、他方側のピストンロッドの先端を突出位置(復帰位置)に復帰させる必要があるが、上記特許文献3に開示の緩衝器のように、シリンダの両端部から突出する一対のピストンロッドを互いに独立のものとし、緩衝器内に封入した油等の流体を介して他方のピストンロッドを復帰位置に移動させるようにすると、流体の漏洩や一部の流路における流体の流通不良、或いはその他の原因で、一方のピストンロッドに移動体が衝突したときに他方のピストンロッドが適正な復帰位置に戻らない可能性もあり、このような状態になると、所期の緩衝機能を発揮できないようになる。
更に、上述したように二つの緩衝器を連結し、しかも、両ピストンロッドによる制動力を独立に可変にしたものでは、二つの緩衝器において共用する構造部分を設けることが比較的困難であり、それに加えて、上述したように両ピストンにより押し出される流体の流動抵抗を独立に調整可能にしていることに起因して、流動抵抗を与える油等の流体の流路が極端に複雑で多くの流路を設けることが必要になり、そのために全体的に構成が大型化し、少なくとも小型化が困難なものである。
特開2011−144875号公報 特開2010−7765号公報 特開昭61−189335号公報
本発明の技術的課題は、シリンダハウジングの一端から突出する単一のロッドを備えた既知の単方向のショックアブソーバの二つを逆向きにして連結するに際し、できるだけ部品点数を減らすことにより構成の簡単化を図ると共にコンパクト化を図るようにし、更に、油等の液体を充填した液室にアキュムレータを付設して長寿命化を図るに当たっても、その構成の簡単化及びコンパクト化を図れるようにした両ロッド型ショックアブソーバを提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、ピストンに連なるロッドがシリンダハウジングの一端から外部に突出する単方向の油圧式ショックアブソーバ(特許文献1参照)において用いている既知の技術を十分に活用すると共に、該単方向のショックアブソーバに用いている部品を共通使用可能にし、それによってコストの低減を図れるようにした両ロッド型の油圧式ショックアブソーバを提供することにある。
本発明の更に他の技術的課題は、往復動する移動体を、その往復動のいずれをも緩衝的に停止させる両ロッド型の油圧式ショックアブソーバにおいて、シリンダハウジングの両端から外部に突出して移動体を衝突させるロッドを1本に連結された連接ロッドとし、一方のロッドの先端に移動体が衝突して緩衝停止した場合に、他方のロッドの先端をシリンダハウジングの他端から適正な復帰位置まで確実に押し戻すと共に、制動用のピストンにより加圧された液体を上記1本に連結したロッドの移動とは逆方向に流して次の他方のロッドへの移動体の衝突に備えるようにし、結果的に、単純な機構で交互に往復動する移動体のいずれの方向への移動に対しても安定的に緩衝停止機能を発揮させるようにした両ロッド型の油圧式ショックアブソーバを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、シリンダハウジング内における液体が充填された筒状の液室の両端のカバーを通して、該シリンダハウジングからロッドの各先端をそれぞれ外部に液密に突出させ、上記両ロッドは、それらを機械的に連接または一体に連接した連接ロッドとして、該連接ロッドの両先端が交互に上記液室の両端のカバーから突出するものとして構成し、上記連接ロッドには、上記液室内をその軸線方向に移動可能な一対の緩衝用のピストンを保持させて、それらのピストンにおける該液室の両端のカバーに対面する側にそれぞれピストン室を形成させ、上記両ピストンの周囲におけるピストン室内周面との間に、それぞれ、該ピストン室内の液体の圧縮により該液体をピストンの背面側に流出させるときに該液体に流動抵抗を与える流通間隙を形成し、且つ、上記両ピストン及び/または連接ロッドに、該ピストンが区画形成するピストン室側に押動されるときの液体のピストン背面側への流通は阻止するが、該ピストンの逆方向への押動時には上記ピストン背面側からピストン室側への液体の流通を許容する一方向流路が設けられていることを特徴とする両ロッド型ショックアブソーバが提供される。
本発明に係る両ロッド型ショックアブソーバの好ましい実施形態においては、上記連接ロッドが、上記液室の両端のカバーから突出する一対のロッド、及び該一対のロッドとそれぞれピストンを挟んで連結される中間部材によって構成され、上記一方向流路は、ピストンの表裏面側を連通させるが該ピストンが上記中間部材に対して当接することにより閉鎖される連通路を設けると共に、上記ピストンを上記中間部材に対して接離して該連通路を開閉するに必要な範囲で連接ロッド上に軸方向移動可能に配設することにより構成される。
また、上記一方向流路を備えた本発明のショックアブソーバの好ましい実施形態においては、上記一方向流路を形成する連通路が、各ロッドの中間部材に対する連結端側に設けた細径部と該細径部に外嵌したピストンとの間に形成され、上記ロッドにおける上記細径部を形成するための段部と、ピストンにおける該段部に対面する部分との間に、両者の当接にも拘わらず常に上記連通路とロッドの周囲空間との間を連通させる通路が設けられたものとすることができる。
本発明に係る両ロッド型ショックアブソーバの他の好ましい実施形態においては、上記両ピストンと、それらの周囲におけるピストン室内周面との間に、それぞれ、該ピストン室内から流出する液体に流動抵抗を与える流通間隙が、ピストン室内周面の形状の調整により形成され、特に、往動する移動体と復動する移動体の運動エネルギーに大きな差異がある場合には、上記流通間隙を調整するためのピストン室内周面の形状の調整を、一対のピストン室のそれぞれにおいて、往動する移動体と復動する移動体の運動エネルギーに対応させて異なるものとすることができる。
更に、本発明に係るショックアブソーバの他の好ましい実施形態においては、上記連接ロッド上に保持させた一対のピストンの間における中間部材の周りの蓄液室の液体中に、独立気泡を有する伸縮自在の発泡体で形成された弾性部材を収容し、該弾性部材が圧縮されるように液室に予圧を与えた液体を収容することによりアキュムレータを構成させ、その場合に、上記蓄液室に、外部に開口する液体の充填孔を形成し、該充填孔を、内部の液体に予圧を与える調圧プラグで塞ぐことができる。
上記構成を有する両ロッド型ショックアブソーバは、基本的には、単一の液室を貫通する連接ロッドに、該液室内を軸線方向に移動可能にした一対の緩衝用のピストンを保持させ、一方のロッドの先端への移動体の衝突により加圧されるピストン室内の液体が、該加圧を行うピストンの周囲の流通間隙を通して中央の蓄液室に流入すると共に、該蓄液室から他方のピストンにおける一方向流路を経て、該他方のピストンで区画形成されるピストン室に流入し、つまり一方のロッドの先端に移動体が衝突して緩衝停止した場合に、他方のロッドを、シリンダハウジングの他端から適正な復帰位置まで確実に押し戻すと共に、制動用のピストンにより加圧された液体を連接ロッドの移動方向とは逆方向に流して次の他方のロッドへの移動体の衝突に備えるものである。
なお、このショックアブソーバは、上記他方のロッドへの移動体の衝突がない状態での使用を妨げるものではなく、そのような場合には、後述するように、ロッドの押し戻し手段を別途付設すればよい。
そのため、シリンダハウジングの両端のロッドに移動体が衝突する度に、一方のピストン室内にあった液体の大半が他方のピストン室に流入するという単純な流れを繰り返すことになり、これは、従来のシリンダハウジングの一端のみからロッドが外部に突出する油圧式ショックアブソーバ(特許文献1参照)において用いている液体の流れと近似し、そのため、既知の技術を十分に活用できると共に、該ショックアブソーバに用いている部品を共通使用可能にするものでもある。
従って、交互に往復動する移動体のいずれの方向への移動に対しても安定的に緩衝停止機能を発揮し、部品点数を減らすと共に構成の簡単化を図り、コストの低減を図った両ロッド型の油圧式ショックアブソーバを得ることができる。
以上に詳述した本発明の両ロッド型ショックアブソーバによれば、往復動する移動体をその往復動のいずれにおいても緩衝的に停止させる両ロッド型の油圧式ショックアブソーバにおいて、シリンダハウジングの両端から外部に突出して移動体を衝突させるロッドを1本に連結されたものとし、一方のロッドの先端に移動体が衝突して緩衝停止した場合に他方のロッドの先端をシリンダハウジングの他端から適正な復帰位置まで確実に押し戻すようにして、交互に往復動する移動体のいずれの方向への移動に対しても安定的に緩衝停止機能を発揮させるようにした両ロッド型の油圧式ショックアブソーバを得ることができる。
また、本発明によれば、単一のロッドを備えた既知のショックアブソーバの二つを逆向きにして連結するに際し、できるだけ部品点数を減らすことにより、構成の簡単化を図ると共にコンパクト化を図るようにし、更に、油等の液体を充填した液室にアキュムレータを付設して長寿命化を図るに当たっても、構成の簡単化及びコンパクト化を図ることができる。
本発明に係る両ロッド型ショックアブソーバの第1実施例の構成を示す縦断面図である。 上記第1実施例におけるピストンの正面図である。 上記第1実施例における連接ロッドが矢印A方向に押圧されている状態を示す縦断面図である。 本発明に係る両ロッド型ショックアブソーバの第2実施例の構成を示す縦断面図である。 同第3実施例の構成を示す縦断面図である。
図1〜3は、本発明に係る両ロッド型ショックアブソーバの基本的構成を備えた第1実施例を示している。この両ロッド型ショックアブソーバは、往復動する移動体を主たる対象として、その往復動のいずれをも緩衝的に停止させるためのもので、一般的には、流体圧その他の動力で移動体を往復動させるアクチュエータや、それによって往復駆動される機器等に付設して用いられるが、それに限るものではない。
この両ロッド型ショックアブソーバは、内部に油等の液体が充填される一つの筒状の液室3を有するシリンダハウジング1を備え、該筒状の液室3はその軸線方向の両端がそれぞれカバー4a,4bによって閉じられ、該カバー4a,4bの中心孔を通して液室3からシリンダハウジング1の両側に、それぞれ往復動する移動体を衝突させてそれを緩衝停止させるためのロッド6a,6bの各先端を外部に液密に突出させている。
上記シリンダハウジング1の周囲には、このショックアブソーバを、移動体を往復動させるアクチュエータの必要な位置に取り付けるための螺旋溝2を刻設しているが、該シリンダハウジング1は任意手段で上記アクチュエータ等の所要の位置に固定することができる。例えば、図5の第3実施例では、シリンダハウジング1が他の任意の手段で必要な設置位置に固定される。
上記シリンダハウジング1の液室3の両端から突出させるロッド6a,6bは、それらを以下に説明するような構成で機械的に相互に連結して連接ロッド5とし、従って、該連接ロッド5は、シリンダハウジング1内の液室3を軸線方向に貫通して、その両端のカバー4a,4bからそれぞれロッド6a,6bを液密に外部に突出させたもので、該両ロッド6a,6bの各先端のいずれかに移動体が衝突し、一方のロッドがシリンダハウジング1内の停止位置まで没入したときには、他方側のロッドが上記液室3のカバーから所要の突出位置(復帰位置)まで突出して、次の移動体の衝突のために待機するように、該1本の連接ロッド5の長さが設定されている。
そして、上記連接ロッド5は、上記液室3の両端のカバー4a,4bから突出する一対のロッド6a,6bの内端を、液室3の軸線方向に移動可能なピストン10a,10bを挟んで、筒状の中間部材12の両端に螺挿することによって連結している。
更に具体的には、上記各ロッド6a,6bの中間部材12に対する連結端側に、先端に該中間部材12に螺挿するためのねじ8を備えた細径部7a,7bを設け、該細径部にピストン10a,10bを摺動自在に外嵌させたうえで、各ロッド6a,6bを中間部材12に螺挿して連結し、その際、上記細径部7a,7bの長さをピストン10a,10bの厚さよりも若干大きくして、その寸法差の範囲内で該ピストン10a,10bを該細径部7a,7bに摺動自在に外嵌させている。
上記ピストン10a,10bは、それらの外側、即ち、液室3の両端のカバー4a,4bに対してシリンダハウジング1の両端のシール機構20A,20Bを介して対面する側に、それぞれピストン室14a,14bを形成するものであるが、該ピストン10a,10bの周囲におけるピストン室14a,14bの内周面との間には、該ピストン室14a,14b内の液体の圧縮により該液体をピストン10a,10bの背面側に流出させるときに該液体に流動抵抗を与える流通間隙13a,13bを形成している。
この流通間隙13a,13bは、図1に示すように一方のロッド6aがシリンダハウジング1から突出している状態で、該ロッド6aに対し移動体が矢印A方向に衝突し、図3に示すように該ロッド6aが液室3内に押入されるとき、ピストン10bによりピストン室14b内の液体が加圧されるので、該ピストン室14b内の液体を、ピストン10bの周囲の上記流通間隙13bを通してピストン10bの背面側に流出させるが、例えば、ロッド6aに対する移動体の衝突初期における衝撃を緩和するためには、その時点の流通間隙13bにおける流動抵抗を緩和し、つまり、流路間隙13bを比較的大きくしておくのが望ましく、一方、移動体の運動エネルギを大きく吸収する必要がある時点では、上記流通間隙13bを絞っておく必要がある。
そのため、該流路間隙13bは、それを形成するピストン室14bの内周面の形状を調整することにより、例えば、移動体の衝突初期にピストン10bが位置する部位において流通間隙13bが大きく、その後次第に小さくなるテーパー面や、それに近似した曲面に加工しておき、また、往復動する移動体の復動時などの吸収すべき運動エネルギが大きくないときには、流路間隙13bが一定になるようにピストン室内周面を簡単な円筒状に形成しておくこともできる。
しかも、移動体が往動するときと復動するときでは、それを緩衝停止させるために吸収すべき運動エネルギが相違するのが通例であり、そのため、上記流通間隙13a,13bを適切に設定するためのピストン室14a,14bの内周面の形状の調整を、それらのピストン室14a,14bのそれぞれにおいて、往動する移動体と復動する移動体の運動エネルギーに対応させた異なるものとすることができる。
なお、上記流通間隙13a,13bは、上述した例に拘ることなく、任意に設定することができる。
また、上記ピストン10a,10bと連接ロッド5における該ピストンの保持部分との間には、以下に説明するように、該ピストン10a,10bがピストン室14a,14b側に押動されるときの液体の流通は阻止するが、該ピストン10a,10bの逆方向への押動時には液体の流通を許容するところの一方向流路が設けられている。
即ち、上記ロッド6a,6bの細径部7a,7bとピストン10a,10bの中心の嵌挿孔との間には、該ピストンの表裏面側を連通させる連通路11a,11bを介在させ、該ロッド6a,6bにおける上記細径部7a,7bを形成するための段部9a,9bと、ピストン10a,10bにおける該段部9a,9bに対面する部分との間に、図1及び図2に明瞭に示すように、両者の当接にも拘わらず常に上記連通路11a,11bとロッド6a,6bの周囲空間(ピストン室14a,14b)との間を連通させる溝状の通路15a,15bを設けている。更に、上記ピストン10a,10bにおける上記中間部材12と接する部分及びそれに対面する該中間部材12の端面は、それぞれ平坦面として、該ピストン10a,10bが上記中間部材12に対して当接することにより上記連通路11a,11bの端部が閉鎖され、上記連通路11a,11bにおける液体の流通が阻止されるように形成している。
上述したように、上記ロッド6a,6bの細径部7a,7bは、その軸線方向の長さをピストン10a,10bの厚さよりも若干大きくしているが、その寸法差は、上記連通路11a,11bを通断する一方向流路を形成させるためのもので、例えば、図3に示すように、ロッド6aの矢印A方向への押圧によりピストン10aが中間部材12から離間したときに、ロッド6aの細径部7aの周囲の連通路11aが中間部材12の周囲の空間と連通し、該空間における液体が該連通路11a及び上記通路15aを通してピストン室14aに流入可能になる。そのため、該寸法差はこの液体の円滑な流れが確保できる程度のものであればよい。また、同図に示すように、ロッド6aの押圧によりピストン10bが中間部材12により押圧されているときには、ロッド6bの細径部7bの周囲の連通路11bの一端が、中間部材12とピストン10bとの圧接により閉鎖され、そのため、ピストン室14bから該連通路11bを通して液体が流れることはない。
上述した構成によって、上記ピストン10a,10bをそれぞれロッド6a,6bと中間部材12との間に摺動可能に保持させると、図3に例示したように、一方のロッド6aに移動体が衝突して、該ロッド6aが液室3内に押入されたときには、ピストン10bによりピストン室14b内の液体が加圧されるので、中間部材12が該ピストン10bに圧接してピストン10bに設けた連通路11bの一端を閉鎖し、そのため、ピストン室14b内の液体はピストン10bの周囲の流通間隙13bを通してピストン10bの背面側に形成されている蓄液室17に流出し、そして、この蓄液室17に流出した液体はロッド6aに保持されているピストン10aに作用してそれを押圧するので、該ピストン10aは中間部材12から離れて連通路11aが開放し、上記蓄液室17に流出した液体は該連通路11aを通してピストン室14aに流入することになる。
移動体がロッド6bに衝突して該ロッド6bが液室3内に押入されたときには、上述したところと左右逆の動作を行うのは勿論である。
このように、上記ピストン10a,10bは、連接ロッド5と共同して、それらが区画形成しているピストン室14a,14b側に押動されるときの液体の流通は阻止し、逆に該ピストン10a,10bの逆方向への押動時には液体の流通を許容するところの一方向流路を備えているが、ここで説明した図示の一方向流路は、その具体的構成の一例に過ぎないものであって、例えば、上記連通路11a,11bは、上記ロッド6a,6bの細径部7a,7bの外表面またはピストン10a,10bの内周面に設けた軸方向溝により形成することができ、また、また、前記通路15a,15bはピストン10a,10bに設けているが、ロッド6a,6bの段部9a,9b側に設けることもできる。
更に、上記一方向流路は、上記ピストン10a,10bと連接ロッド5における該ピストン10a,10bの保持部分との間に設けているが、上述した一方向流路と同様に作用する他の構成、例えば、ピストン10a,10bの表裏面側を連通させる流路に独立のチェック弁を内蔵させ、あるいはロッド6a,6bにチェック弁を組み込むなどの手段を採用することもできる。そのような場合には、必ずしも上記ピストン10a,10bを連接ロッド5に対してその軸線方向に移動可能に保持させる必要はなく、ピストン10a,10bを連接ロッド5に対して固定的に設ければよい。
また、上記シリンダハウジング1の両端におけるカバー4a,4bの内側には、該シリンダハウジング1の両端をシールする前記シール機構20A,20Bを備えている。該シール機構20A,20Bは、シリンダハウジング1の両端におけるカバー4a,4bの内側に、シリンダハウジング1に対する該カバー4a,4bのカシメ止めにより固定的に嵌装された保持部材21a,21bを備え、該保持部材21a,21bの外周面に設けた環状溝にOリングからなるシール部材22a,22bを嵌入して、上記保持部材21a,21bとシリンダハウジング1の内周面との間をシールしている。
一方、上記保持部材21a,21bの内周面におけるピストン10a,10b側は、ロッド6a,6bが嵌挿されるロッド受け孔23a,23bとして、該ロッド6a,6bの軸受及びガイドとして機能するように形成している。更に、該保持部材21a,21bの内周でカバー4a,4b側に形成した空間には、上記ロッド6a,6bの外周面に接して該カバー4a,4bとの間に配設されるシール部材24a,24bを収容して、上記ロッド6a,6bの周囲をシールすると共に、液室3内に充填した油等の液体が漏出するのを抑止している。
上記構成を有する第1実施例の両ロッド型ショックアブソーバは、単一の液室3を貫通する連接ロッド5に、該液室内を軸線方向に移動可能にした一対の緩衝用のピストン10a,10bを保持させ、一方のロッドの先端への移動体の衝突により加圧されるピストン室14b,14a内の液体が、該加圧を行うピストン10a,10bの周囲の流通間隙を通して中央の蓄液室17に流入すると共に、該蓄液室17から他方のピストン10a,10bにおける一方向流路を経て、該他方のピストン10a,10bで区画形成されるピストン室14a,14bに流入し、つまり一方のロッド6a,6bの先端に移動体が衝突して緩衝停止した場合に、他方のロッド6b,6aを、シリンダハウジング1の他端から適正な復帰位置まで確実に押し戻すと共に、制動用のピストン10a,10bにより加圧された液体を連接ロッド5の移動方向とは逆方向に流して次の他方のロッド6b,6aへの移動体の衝突に備えるものである。
従って、交互に往復動する移動体のいずれの方向への移動に対しても安定的に緩衝停止機能を発揮し、部品点数を減らすと共に構成の簡単化を図り、コストの低減を図った両ロッド型の油圧式ショックアブソーバを得ることができる。
なお、ここでは、このショックアブソーバが、一方のロッド6a,6bの先端に移動体が衝突して緩衝停止した場合に、他方のロッド6b,6aを、シリンダハウジング1の他端から適正な復帰位置まで押し戻し、他方のロッドへの移動体の衝突に備える旨を説明したが、該他方のロッドへの移動体の衝突がない状態でも使用することができ、そのような場合には、例えば、上記他方のロッドが復帰位置に達したことを検出するセンサを設け、該センサの出力に基づいて動作するバネその他任意のロッドの押し戻し手段を別途付設すればよい。
また、シリンダハウジング1の両端のロッド6a,6bに移動体が衝突する度に、一方のピストン室内にあった液体の大半が他方のピストン室に流入するという単純な流れを繰り返すことになり、これは、従来のシリンダハウジング1の一端のみからロッドが外部に突出する油圧式ショックアブソーバにおいて用いている液体の流れと近似し、そのため、既知の単一のロッドを備えるショックアブソーバの技術を十分に活用できると共に、該ショックアブソーバに用いている部品を共通使用可能にするものでもある。
上記シリンダハウジング1の内部における一対のピストン10a,10bの間の蓄液室17は、上記一対のロッド6a,6bのいずれかに移動体が衝突して、ピストン10b,10aがピストン室14b,14a側に移動することにより、該ピストン室14b,14aから押し出された液体が流入し、該蓄液室17を経て他方のピストン室14a,14bに流入することになるが、この蓄液室17自体は単に液体が通過するに過ぎない空間を形成しているので、軸方向長さを可及的に短くし、極限的には上記機能を損なわない範囲で短くすることにより、シリンダハウジング1を短くすることが可能になり、結果的にショックアブソーバの小型化を図ることができる。しかしながら、該蓄液室17は、以下に説明する図4及び図5に示す実施例のように、液室3内の液体を加圧状態で収容することによりショックアブソーバの長寿命化を図るアキュムレータとして、有効に利用することもできる。
図4に示す第2実施例では、上記連接ロッド5上に保持させた一対のピストン10a,10bの間における中間部材12を、第1実施例の場合と同様に、両ロッド6a,6bの連結のための部材としているが、該中間部材12の両端部にフランジ12a,12bを設けて、該中間部材12の周りに形成される蓄液室17を区画し、該蓄液室17における液体中に、独立気泡を有する伸縮自在の合成樹脂発泡体で形成された環状の弾性部材27を収容している。そして、上記蓄液室17を比較的大きく形成して、該蓄液室17を含む液室3に該弾性部材27が圧縮されるように予圧を与えた液体を収容することにより、アキュムレータを構成させている。これにより、液室3に収容した液体が長期使用の間にロッド6a,6bの周囲等から若干漏出することがあっても、ショックアブソーバとしての機能が減衰するのが抑制され、ショックアブソーバを長寿命化することができる。
また、図5に示す第3実施例では、上記第2実施例と同様に、中間部材12の周りに形成される蓄液室17に環状の弾性部材27を収容しているが、該蓄液室17を外部に開口させる液体の充填孔28を形成して、該充填孔28を、液室3の内部の液体に予圧を与える調圧プラグ29で塞いでいる。シリンダハウジング1の壁面に形成した上記液体の充填孔28は、連接ロッド5の一部によって閉鎖されたりすることがなく、該連接ロッド5の位置に拘わらず常に液室3に開口していることが必要である。また、該充填孔28は、その内部に調圧プラグ29のOリング29aで閉鎖される円筒状部を有し、該充填孔に螺挿する調圧プラグ29のOリング29aで、上記充填孔28の円筒状部に満たした液体を液室3に圧入することによって、液室3内の液体に予圧を付与できるようにしている。
なお、上記図4及び図5は、図1と同様に、一方のロッド6aがシリンダハウジング1から突出して、該ロッド6aに対して移動体が衝突するのに対して待機している状態を示しているが、それらの図を参照して上述した第2及び第3実施例のその他の構成及び作用は、図1〜3を参照して説明した第1実施例のものと実質的に変わるところがないので、図中の同一または相当する主要な部分に同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
また、図示の第1〜第3実施例では、上記連接ロッド5を、一対のロッド6a,6bを中間部材12により機械的に連接したものとして構成しているが、それらを一体に連接した連接ロッド5として構成することもでき、その場合に、必要に応じて、液室3の軸線方向に移動可能な一対のピストン10a,10bに挟まれる筒状、あるいは両端部にフランジ12a,12bを設けた中間部材12に相当するものを、連接ロッド5上に一体的または別体のものとして付設することができる。
1 シリンダハウジング
3 液室
4a,4b カバー
5 連接ロッド
6a,6b ロッド
7a,7b 細径部
9a,9b 段部
10a,10b ピストン
11a,11b 連通路
12 中間部材
13a,13b 流通間隙
14a,14b ピストン室
15a,15b 通路
17 蓄液室
27 弾性部材
28 充填孔
29 調圧プラグ

Claims (7)

  1. シリンダハウジング内における液体が充填された筒状の液室の両端のカバーを通して、該シリンダハウジングからロッドの各先端をそれぞれ外部に液密に突出させ、
    上記両ロッドは、それらを機械的に連接または一体に連接した連接ロッドとして、該連接ロッドの両先端が交互に上記液室の両端のカバーから突出するものとして構成し、
    上記連接ロッドには、上記液室内をその軸線方向に移動可能な一対の緩衝用のピストンを保持させて、それらのピストンにおける該液室の両端のカバーに対面する側にそれぞれピストン室を形成させ、
    上記両ピストンの周囲におけるピストン室内周面との間に、それぞれ、該ピストン室内の液体の圧縮により該液体をピストンの背面側に流出させるときに該液体に流動抵抗を与える流通間隙を形成し、且つ、上記両ピストン及び/または連接ロッドに、該ピストンが区画形成するピストン室側に押動されるときの液体のピストン背面側への流通は阻止するが、該ピストンの逆方向への押動時には上記ピストン背面側からピストン室側への液体の流通を許容する一方向流路が設けられている、
    ことを特徴とする両ロッド型ショックアブソーバ。
  2. 上記連接ロッドが、上記液室の両端のカバーから突出する一対のロッド、及び該一対のロッドとそれぞれピストンを挟んで連結される中間部材によって構成され、
    上記一方向流路は、ピストンの表裏面側を連通させるが該ピストンが上記中間部材に対して当接することにより閉鎖される連通路を設けると共に、上記ピストンを上記中間部材に対して接離して該連通路を開閉するに必要な範囲で連接ロッド上に軸方向移動可能に配設することにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の両ロッド型ショックアブソーバ。
  3. 上記一方向流路を形成する連通路が、各ロッドの中間部材に対する連結端側に設けた細径部と該細径部に外嵌したピストンとの間に形成され、上記ロッドにおける上記細径部を形成するための段部と、ピストンにおける該段部に対面する部分との間に、両者の当接にも拘わらず常に上記連通路とロッドの周囲空間との間を連通させる通路を設けている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の両ロッド型ショックアブソーバ。
  4. 上記両ピストンと、それらの周囲におけるピストン室内周面との間に、それぞれ、該ピストン室内から流出する液体に流動抵抗を与える流通間隙が、ピストン室内周面の形状の調整により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の両ロッド型ショックアブソーバ。
  5. 上記流通間隙を調整するためのピストン室内周面の形状の調整を、一対のピストン室のそれぞれにおいて、往動する移動体と復動する移動体の運動エネルギーに対応させて異なるものとしている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の両ロッド型ショックアブソーバ。
  6. 上記連接ロッド上に保持させた一対のピストンの間における中間部材の周りの蓄液室における液体中に、独立気泡を有する伸縮自在の発泡体で形成された弾性部材を収容し、該弾性部材が圧縮されるように液室に予圧を与えた液体を収容することによりアキュムレータを構成させた、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の両ロッド型ショックアブソーバ。
  7. 上記蓄液室に、外部に開口する液体の充填孔が形成され、該充填孔を、内部の液体に予圧を与える調圧プラグで塞いでいる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の両ロッド型ショックアブソーバ。
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