JP2014001014A - 包装容器及びこれを用いたパッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】他の容器への内容物の詰め替えを容易に行うことができ、かつ、廃棄が容易に行える包装容器及びこれを用いたパッケージを提供する。
【解決手段】粉粒状または液状の材料を包装し、材料を他の容器に移し替えるための包装容器であって、開放端を有する筒形状の容器本体と、容器本体の内部に収納され、開放端に向かって径の狭まる漏斗と、容器本体内部への漏斗の移動を阻止するストッパー手段とを備える。ストッパー手段は、容器本体の側壁の一部を内方側に突出させることにより形成され、容器本体の周方向に延びる線形の凸条よりなる。また、ストッパー手段は、漏斗よりも容器本体の内部側に設けられ、漏斗の開口部に当接して漏斗の移動を阻止する。
【選択図】図11

Description

本発明は、包装容器及びこれを用いたパッケージに関し、より特定的には、粉粒状または液状の材料を包装し、内容物を他の容器に移し替えるために用いられる包装容器及びこれを用いたパッケージに関するものである。
インスタントコーヒー等の粉末状の食品は、保存時の密閉性を保持できるように、一般に、キャップ付き瓶のような密閉性の高い包装容器に充填した状態で販売される。また、内容物を再充填して保存容器を再利用する目的で、内容物を簡易に包装した詰め替え用パッケージも知られている。このような詰め替え用パッケージの包装容器としては、例えばパウチやガゼット袋、カップ状容器が用いられている。
また、特許文献1〜3には、軽量で廃棄が容易な紙製のカップ容器を補強するために、カップ容器の開口部に樹脂製の補強リングを取り付けた構成が記載されている。
特公昭63−24464号公報 特開平8−58764号公報 特開2002-264918号公報 特許第2895556号公報
パウチ等の従来の詰め替え用パッケージから保存容器への内容物の再充填は、例えば、開封した詰め替え用パッケージの開口部を保存容器の開口部に宛がい、内容物を徐々に保存容器内へと流し込むことによって行う。しかしながら、この詰め替え作業時には、内容物がこぼれて手や周囲を汚してしまう場合があり、使い勝手が良いとは言えなかった。
また、廃棄処理の容易さや省資源化の面から、詰め替え用パッケージの容器は、紙製パーツと樹脂製パーツのような材質の異なる部品が容易に分離できること、また、樹脂材料の使用量を可能な限り低減できることが要望されている。
それ故に、本発明は、他の容器への内容物の詰め替えを容易に行うことができ、かつ、廃棄が容易に行える包装容器及びこれを用いたパッケージを提供することを目的とする。
本発明は、粉粒状または液状の材料を包装し、材料を他の容器に移し替えるための包装容器であって、開放端を有する筒形状の容器本体と、容器本体の内部に収納され、開放端に向かって径の狭まる漏斗と、容器本体内部への漏斗の移動を阻止するストッパー手段とを備え、容器本体の開放端を含む一部は、開放端に向かって内径が広がるように形成され、ストッパー手段は、漏斗に接続される係止部材よりなり、係止部材の外面は、容器本体の一部の内面に対応する形状に形成され、容器本体の一部に嵌合するものである。
また、本発明は、粉粒状または液状の材料を包装し、材料を他の容器に移し替えるための包装容器であって、開放端を有する筒形状の容器本体と、容器本体の内部に収納され、開放端に向かって径の狭まる漏斗と、容器本体内部への漏斗の移動を阻止するストッパー手段とを備え、ストッパー手段は、容器本体の側壁の一部を内方側に突出させることにより形成され、容器本体の周方向に延びる線形の凸条よりなり、ストッパー手段は、漏斗よりも容器本体の内部側に設けられ、漏斗の開口部に当接して漏斗の移動を阻止するものである。
本発明によれば、容器本体内に収納された漏斗の開口部を他の容器内に挿入した状態で内容物の詰め替えを行うことができるので、詰め替え作業を容易に行える包装容器を構成することが可能となる。また、本発明では、漏斗と容器本体とを接合せずに包装容器を構成すれば、漏斗を容器本体の外方側へと引き出すことが可能となり、廃棄が容易な包装容器を実現できる。
本発明に係るパッケージの概略構成を示す斜視図 図1に示されるパッケージの分解斜視図 図1に示されるIII−IIIラインの断面図 図2に示されるメンブレンの平面図 図4に示されるV−Vラインの断面図 本発明に係るパッケージの使用状態を示す斜視図 図6に示されるVII−VIIラインの断面図 本発明の第1の実施形態に係るパッケージの断面図 図3に示されるA7部分の拡大図 本発明の第2の実施形態に係るパッケージの断面図 本発明の第3の実施形態に係るパッケージの断面図 本発明の第4の実施形態に係るパッケージの断面図 本発明の第5の実施形態に係るパッケージの断面図 図13に示されるB7−B7’ラインの断面図 本発明の第6の実施形態に係るパッケージの一例を示す断面図 本発明の第6の実施形態に係るパッケージの他の例を示す断面図 本発明の第6の実施形態に係るパッケージの他の例を示す断面図 本発明の第6の実施形態に係るパッケージの他の例を示す断面図 本発明の第6の実施形態に係るパッケージの他の例を示す断面図 本発明の第7の実施形態に係る漏斗の一例を示す断面図 図16に示されるカーリングの形成方法を示す模式図 図16に示される漏斗の容器本体への取り付け状態を示す断面図 本発明の第7の実施形態に係る漏斗の他の例を示す断面図 本発明の第8の実施形態に係る漏斗の製造方法を示す模式図
(基本構成)
まず、図1〜7を参照しながら、本発明に係るパッケージの基本的な構成を説明する。
図1は、本発明に係るパッケージの概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示されるパッケージの分解斜視図である。また、図3は、図1に示されるIII−IIIラインの断面図である。
パッケージ1は、粉粒状または液状の材料を包装し、他の保存容器に内容物を再充填するための詰め替え用パッケージとして使用されるものであり、包装容器2と、包装容器2の内部に充填される内容物5と、包装容器2の開放端11を封止するメンブレン3とを備える。更に、包装容器2には、メンブレン3を保護するために、高密度ポリエチレン(HDPE)やポリプロピレン(PP)等で形成したオーバーキャップ4が取り付けられている。内容物5は、流動性を有するものであれば特に限定されず、本発明に係る包装容器2は粉状、粒状、液状等の様々な材料に適用できる。
包装容器2は、一端が開放された筒形状の容器本体10と、容器本体10の内部に収納された漏斗20を含む漏斗パーツ8とを備える。
容器本体10は、側壁17と底部16と開放端11とを有する。本実施形態では、容器本体10は、矩形形状のシート材料を丸めて部分的に重ね合わせ、重なり部分を貼り合わせることによって筒状に形成されている。容器本体10の底部18は、円形状の底板19と、底板19の外周部を挟み込んで保持する折り返し部18とによって構成されている。一方、容器本体10の開放端11には、側壁17の一部を外方に折り曲げて環状に巻き込むことによって、カーリング12が形成されている。
容器本体10の形成材料は特に限定されないが、容器の軽量化や廃棄の容易さ、省資源化を考慮して、紙を主体とする材料を用いることが好ましい。一例として、食品の包装用途では、容器本体10の内面となる側から順に、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アルミニウム箔、紙を積層して形成され、高いガスバリア性(特に、酸素、水蒸気、芳香成分等の内容物由来の揮発成分を遮断する性質)を有するシート材料を利用できる。
漏斗パーツ8は、一方端に向かって径の狭まる部分を有する漏斗と、これに一体化された部材からなる部品のことをいう。図1〜3に例示した漏斗パーツ8は、漏斗20と、漏斗パーツ8の広口部分に接続される円筒形状の側壁22とを備え、容器本体10の開放端11から内部へと挿入され、収納容器10に嵌め込まれている。後述するように、漏斗20は、他の容器への内容物5の詰め替えを容易にするために設けられているものであり、開放端11に向かって径が狭まるように配置されている。漏斗20のテーパー角αは、内容物の流動性に応じて適宜設定されるが、内容物が粉体の場合には、少なくとも20〜40°、より好ましくは20°に設定される。
漏斗パーツ8は、例えば、HDPEやPP等の樹脂材料によって一体成型しても良いし、紙や樹脂、紙混合樹脂等を用いて別個に形成した漏斗20及び側壁22を互いに接続して構成しても良い。樹脂や紙混合樹脂を用いる場合、漏斗パーツ8は、例えば射出成形によって成形しても良い。漏斗20や漏斗パーツ8の形状や取り付け方法は、図1〜3の例に限らず、様々なバリエーションがある。
図4は、図2に示されるメンブレンの平面図であり、図5は、図4に示されるV−Vラインの断面図である。
メンブレン3は、包装容器2に材料を充填した後に、包装容器2の開放端11を封止するために用いられるものであり、包装容器2の用途に応じて、単一の層よりなるシート材料または複数層を積層したシート材料を利用できる。包装容器2の内容物が食品等の場合には、ガスバリア性を有する材料でメンブレン3を形成することが好ましい。
具体的には、メンブレン3は、図5に示されるように、包装容器2にシールされるシーラント層31と、シーラント層31上に積層された樹脂層32と、接着剤層33を介して樹脂層32上に張り合わされた金属箔層34とから構成される。一例として、シーラント層31をポリエチレンで形成し、樹脂層32をポリエチレンテレフタラート(PET)で形成し、金属箔層34はアルミニウムで形成しても良い。メンブレン3を構成する層の積層数や積層方法は特に限定されず、任意で良い。
メンブレン3には、外部からの押圧によって張力が所定の大きさを超えたときに破断するように、中心から放射状に延びる6本の切断線30が形成されている。切断線30は、図4及び5に示されるように、メンブレン3の厚み方向においては、シーラント層31及び樹脂層32のみを切断し、かつ、メンブレン3の延伸方向においては、破線を描くように形成されている。
切断線30は、メンブレン3の破断強度を調整するためのものであり、メンブレン3に加えられる押圧力に応じて、数やライン形状、切断箇所の長さ及び深さを任意に設定することができる。切断線30の理想的な数としては、中心から放射状に3〜10本の範囲で設けるのが望ましい。切断線30は、直線状でも良いし曲線状でも良い。また、メンブレン3の延伸方向において、切断線30は必ずしも破線状のミシン目である必要はなく、実線を描くように形成しても良い。
図6は、本発明に係るパッケージの使用状態を示す斜視図であり、図7は、図6に示されるVII−VIIラインの断面図である。より特定的には、図6及び7において、(a)は、メンブレンの破断前の状態を示し、(b)は、メンブレンの破断後の状態を示す。
パッケージ1内の内容物5を他の容器7に再充填する際には、まず、図6(a)及び7(a)に示すように、オーバーキャップを取り外した包装容器2を倒立させ、メンブレン3を保存容器7の開口部に当接させる。このとき、漏斗20の狭口側の開口部が保存容器7の開口の範囲内に配置するため、包装容器2の中心を保存容器7の中心とを合わせる。
次に、パッケージ1の底部を図の矢印方向に押下する。このとき、メンブレン3は、包装容器2の押圧に伴って、漏斗20及び容器7の開口部から押圧力を受けるが、メンブレン3の張力が所定の破断強度を上回ると、図6(b)及び7(b)に示すように、メンブレン3が破断する。メンブレン3が破断すると、包装容器2に加えられた押圧力に従って、漏斗20は容器7の内部へと挿入され、破断したメンブレン3は、漏斗20と側壁22とで挟まれた空間内に折り込まれる。この結果、漏斗20の外方側の開口部が大きく開いた状態となるので、内容物5は、重力に従って、漏斗20のテーパーに沿って容器7の内部に流入する。
以上説明したように、本発明に係る包装容器2及びこれを用いたパッケージ1によれば、メンブレン3と容器7の開口部とを突き合わせて、包装容器2を保存容器7に向かって押圧することにより、メンブレン3の破断とほぼ同時に漏斗20の開口部が保存容器7内に挿入される。包装容器2内の内容物5は漏斗20によって保存容器7の内部に誘導されるため、詰め替え作業時に内容物5が飛散したりこぼれたりするのを防止できる。よって、本実施形態に係る包装容器2及びパッケージ1によれば、内容物の詰め替えを容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の第1〜第8の実施形態に係る包装容器及びこれを用いたパッケージの特徴を説明する。
(第1の実施形態)
図8は、本発明の第1の実施形態に係るパッケージの断面図であり、図9は、図8に示したA7部分の拡大図である。
本実施形態に係る漏斗パーツ708aは、開放端711に向かって形の狭まる漏斗720aと、容器本体710aの開放端711に当接する係止部材721と、これらを接続する接続部材722とからなる。本実施形態では、係止部材721及び接続部材722が、漏斗パーツ708aの側壁を構成する。
図9に示されるように、容器本体710aの開放端711の内周縁714は、丸みを帯びた曲面形状を有し、その内径が開放端711の外方側に向かって広がるように形成されている。係止部材721の外面は、開放端711の内周縁714に対応する曲面形状、すなわち、内周縁714と同一の断面形状を有し、開放端711の内周縁714に接して環状に延びるように形成されている。接続部材722の形状は、係止部材721と漏斗720aとを接続できるものであれば特に限定されない。
漏斗パーツ708aは、容器本体710aの開放端711から内方へと挿入され、収納容器10aに嵌め込まれている。上述したように、開放端711の内周縁714及び係止部材721の外面は、同一の曲率で変化する断面形状を有している。したがって、漏斗パーツ708aを容器本体710aに完全に嵌め込んだ状態では、係止部材721は、内周縁面14と嵌合することによって、漏斗720aの容器本体710の内方側への移動を阻止するストッパー手段として機能する。
尚、本実施形態では、図9に示されるように、係止部材721の上端がカーリング712の上端と同一面内に含まれるように、係止部材721及びカーリング712の寸法が設定されている。係止部材721の上端の位置は必ずしもこのように設定する必要はないが、メンブレン703をシールする必要があるため、係止部材721の上端レベルはカーリング712の上端レベル以下であることが好ましい。
尚、詰め替え先の容器内へと漏斗720aを挿入した際、漏斗720aに対して、詰め替え先の容器の開口部から容器本体710aの内部方向への押圧力が加わる。本実施形態では、漏斗720aに接続された係止部材721が、容器本体710aの内部方向への漏斗720aの移動を阻止しているので、漏斗720aが同方向へと押し込まれることなく、安定してガイド機能を発揮できる。
また、本実施形態では、漏斗720a及び係止部材721を一体化した漏斗パーツ708aを容器本体710aの開放端に嵌め込むことに包装容器702aが組み立てられ、漏斗パーツ708aと容器本体710aとは接合されていない。このように包装容器702を組み立てた場合、使用後に漏斗パーツ708aを容器本体710aから引き出して分離することができる。したがって、容器本体710aを紙で形成し、漏斗パーツ708aを樹脂で形成するなど、容器本体710aと漏斗720aとの材質が異なる場合でも、分別廃棄を容易に行うことができる。更に、使用済みの包装容器702aから漏斗720aを分離すれば、容器本体710aに漏斗720aや接続部22が収納されている使用前の状態と比べて径方向の強度を低減できるので、使用済みの包装容器702を潰して廃棄物を減容化することが容易となる。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態に係るパッケージの断面図である。
本実施形態に係るパッケージ701b(包装容器702b)は、第1の実施形態に係るパッケージ701aが備えるものと同様の容器本体710aとメンブレン703とを備える。ただし、パッケージ701b(包装容器702b)は、漏斗パーツ708aに替えて漏斗720aが用いられている点と、容器本体710aにストッパー手段が設けられている点とにおいて、第1の実施形態に係るパッケージ701aと相違する。以下では、本実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
漏斗720aは、テーパー形状を有し、開放端711に向かって径が狭まるように容器本体710a内に収納されている。漏斗720aのテーパー角(漏斗720aの中心軸に対する内面の傾斜角度)は、内容物の流動性に応じて適宜設定されるが、内容物が粉体の場合には、少なくとも20°、より好ましくは40〜45°に設定される。また、本実施形態では、漏斗720aの外方側の端部(各図における上端)が容器本体710aの上端とほぼ同一面内に位置するように、漏斗720aの位置が設定されている。
漏斗720aは、例えば、HDPEやPP等の樹脂材料によって成型しても良いし、紙や紙と樹脂等の積層シート、紙混合樹脂等で形成しても良い。例えば、紙や紙と樹脂等の積層シートを用いる場合、扇形状にカットしたシートを円錐台形状に成形及び貼り合わせることによって漏斗720aを形成できる。漏斗720aの開口端には、折り返し部やカーリングを設けることによって強度を付与しても良い。樹脂や紙混合樹脂を用いる場合、漏斗720aは、例えば射出成形によって成形しても良い。
漏斗720aより容器本体710aの内部側には、漏斗720aの広口側の開口部736に当接する係止部材723が設けられている。
係止部材723は、その外径が容器本体710aの内径とほぼ等しい環形状を有し、漏斗720aより容器本体710aの内部側において、側壁717の内面に取り付けられている。係止部材723の形成材料は特に限定されず、紙、紙・樹脂・金属箔の積層体、樹脂、紙混合樹脂により形成できる。係止部材723は、接着または熱溶着によって容器本体710aに取り付けられる。また、係止部材723の全体が容器本体710aに接合されていても良いし、係止部材723が部分的に容器本体に接合されていても良い。接着箇所または溶着箇所を周方向に間欠的に設けておけば、容器本体710aを径方向に押圧して撓ませることによって、係止部材723を容器本体710aから容易に分離することができる。したがって、係止部材723が容器本体710aと異なる材質で形成されている場合(例えば係止部材723が樹脂製で、容器本体710aが紙製の場合)でも、廃棄時の分別処理を容易に行うことが可能となる。
本実施形態に係る包装容器702aでは、係止部材723が漏斗720aの開口部736に当接することによって、漏斗720aの容器本体710aの内部方向への移動が阻止されている。したがって、第1の実施形態と同様に、内容物の詰め替え時に漏斗720aが押し込まれることなく、容易に詰め替え作業を行うことが可能となる。また、本実施形態でも、漏斗720aを容器本体710aまたは係止部材723に必ずしも接合する必要がないので、使用後に漏斗720aと容器本体710aとが分離可能で、分別廃棄や減容化の容易な包装容器702aを実現できる。
これに加えて、本実施形態では、漏斗720a及び係止部材723の形状やストッパー構造がシンプルであるので、包装容器702bの低コスト化を図ることができる。
尚、本実施形態では、係止部材723を環状に形成した例を説明したが、漏斗720aの開口部736に当接して漏斗720aの移動を阻止できるものであれば、係止部材723の形状は任意で良い。例えば、容器本体710aの内周に沿う円弧状の複数の部材を容器本体710aの周方向に間欠的に接合しても、同様の機能を有する包装容器を構成できる。また、係止部材723を延長して、容器本体710aの底面に当接させても良い。この場合、容器本体710aの構造によって漏斗720aを固定できるので、漏斗720aの押し込みに対する強度が向上する。
また、本実施形態では、メンブレン703を保形性(その形状を保持する性質)を有する材料(例えば、アルミニウム箔を含む材料)で形成することが好ましい。このように構成すれば、漏斗720aと容器本体710aとの間の空間に折り込まれたメンブレン(図7(b))の保形性によって、使用後の包装容器702aを取り外す際に、漏斗720aが自重によって脱落することを防止できる。
(第3の実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態に係るパッケージの断面図である。
本実施形態に係るパッケージ701c(包装容器702c)の基本的な構成は、第1の実施形態に係るパッケージ701a(包装容器702a)と同様である。ただし、容器本体710b及び漏斗パーツ708bの形状が、第1の実施形態に係るものとは相違する。以下では、本実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
容器本体710bの側壁717には、その内方側に突出する環状の凸条715が形成されている。本実施形態では、凸条715は、容器本体710bの内方側に凸の円弧状の断面を有し、容器本体710bの全周に渡って形成されているが、凸条の長さや形状は特に限定されない。また、凸条を容器本体710bの周方向に間欠的に設けても良い。
漏斗パーツ708bは、第1の実施形態に係るものと同様の漏斗720aと、漏斗720aに接続され、漏斗720aを取り囲む円筒形状の側壁724とからなる。漏斗パーツ708bは、例えば、HDPEやPP等の樹脂材料によって一体成型しても良いし、紙や樹脂、紙混合樹脂等を用いて別個に形成した漏斗720a及び側壁724を互いに接合して構成しても良い。
漏斗パーツ708bは、図11に示すように、容器本体710bの開放端711から内部へと挿入され、収納容器10bに嵌め込まれている。この状態において、漏斗720aの広口側の開口部736が凸条715に当接する。
本実施形態に係る包装容器702bでは、凸条715が、漏斗720aの開口部736に当接して、漏斗720aの容器本体710bの内部方向への移動を阻止するストッパーとして機能する。したがって、第1の実施形態と同様に、内容物の詰め替え時に漏斗720aが押し込まれることなく、容易に詰め替え作業を行うことが可能となる。また、本実施形態でも、漏斗720aを容器本体710bまたは凸条715に必ずしも接合する必要がないので、使用後に漏斗720aと容器本体710bとが分離可能で、分別廃棄や減容化の容易な包装容器702cを実現できる。
これに加えて、本実施形態では、ストッパーとして機能する部分が、容器本体710bの側壁717の一部によって形成されるため、漏斗720aを係止するための別途の部材が不要となる。したがって、包装容器702cの製造コストの低減を図ることができる。また、容器本体710aに対する漏斗パーツ708bの差し込みによって包装容器702cを組み立てた場合、容器本体710aと漏斗パーツ708bとの接合工程が不要となり、これによっても製造コストの低減を図ることができる。
(第4の実施形態)
図12は、本発明の第4の実施形態に係るパッケージの断面図である。
本実施形態に係るパッケージ701d(包装容器702d)は、容器本体710c及び漏斗パーツ708cの形状が第1の実施形態に係るものと相違する。以下では、本実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
容器本体710cは、開放端711の外方側に向かって内径が広がる円錐台形状のテーパー部716を備える。テーパー部716は、開放端711を含む少なくとも一部の側壁717によって構成されている。
漏斗パーツ708cは、第1の実施形態に係るものと同様の漏斗720aと、漏斗720aに接続され、漏斗720aを取り囲む円錐台形状の側壁725とからなる。側壁725は、容器本体710cのテーパー部716の内面に対応する形状、すなわち、テーパー部716と同じテーパー角を有するテーパー形状に形成されている。漏斗パーツ708cは、例えば、HDPEやPP等の樹脂材料によって一体成型しても良いし、紙や樹脂、紙混合樹脂等を用いて別個に形成した漏斗720a及び側壁725を互いに接合して構成しても良い。
上記のように、側壁717のうち開放端711から所定範囲の部分の内面と、漏斗パーツ708cの側壁725の外面とは、互いに対応する形状に形成されている。したがって、漏斗パーツ708cを容器本体710dのテーパー部716に嵌合させると、漏斗720aの容器本体710cの内部方向への移動が阻止される。それ故、第1の実施形態と同様に、内容物の詰め替え時に漏斗720aが位置ずれすることなく、容易に詰め替え作業を行うことが可能となる。また、本実施形態でも、漏斗720aを容器本体710cに必ずしも接合する必要がないので、使用後に漏斗720aと容器本体710cとが分離可能で、分別廃棄や減容化の容易な包装容器702を実現できる。
これに加えて、本実施形態では、容器本体710cの側壁717の一部と、漏斗パーツ708cの側壁725の構造の組み合わせによってストッパーを構成できるので、漏斗720aを係止するための別途の部材が不要となり、包装容器702dの製造コストの低減を図ることができる。また、容器本体710aに対する漏斗パーツ708cの嵌合のみで包装容器702dを組み立てた場合、容器本体710aと漏斗パーツ708cとの接合工程が不要となり、これによっても製造コストの低減を図ることができる。
尚、本実施形態では、容器本体710cの開放端711を含む一部と、漏斗パーツ708cの側壁725とが円錐台形状に形成されているが、開放端の外方側に向かって形が狭まる形状であれば、角錐台形状等の他の形状であっても良い。
(第5の実施形態)
図13は、本発明の第5の実施形態に係るパッケージの断面図である。また、図14は、図13に示されるB7−B7’ラインの断面図である。尚、図14においては、パッケージの内容物の図示が省略されている。
本実施形態に係るパッケージ701e(包装容器702e)は、漏斗パーツ708dの形状が第1の実施形態に係るものと相違する。以下では、本実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
漏斗パーツ708dは、第1の実施形態に係るものと同様の漏斗720aと、漏斗720aの開口部736に接続されるストリップ状の係止部材726a〜26dとからなる。本実施形態では、漏斗720aの開口部736の外径は、容器本体710aの内径と同一または僅かに小さく設定されている。係止部材726a〜26dの各々は、容器本体710aの内面に沿って軸方向に沿って延び、漏斗720aの開口部736から底板719に達している。また、容器本体710aの周方向においては、係止部材726a〜26dは、所定間隔を空けて間欠的に配置されている。漏斗パーツ708dは、例えば、HDPEやPP等の樹脂材料によって一体成型しても良いし、紙や樹脂、紙混合樹脂等を用いて別個に形成した漏斗720a及び係止部材726a〜26dを互いに接合して構成しても良い。
本実施形態に係る包装容器702では、係止部材726a〜26dが容器本体710aの底板719に当接して、漏斗720aの容器本体710aの内部方向への移動を阻止するストッパーとして機能する。係止部材726a〜26dの端部は、容器本体710aの構造によって支持されるので、使用時における漏斗720aの押し込みに対して十分な強度が得られる。したがって、第1の実施形態と同様に、内容物の詰め替え時に漏斗720aが安定して保持され、容易に詰め替え作業を行うことが可能となる。また、本実施形態でも、漏斗720aを容器本体710aに必ずしも接合する必要がないので、使用後に漏斗720aと容器本体710aとが分離可能で、分別廃棄や減容化の容易な包装容器702を実現できる。
また、容器本体710aに対する漏斗パーツ708dの差し込みによって包装容器702を組み立てた場合、容器本体710aと漏斗パーツ708dとの接合工程が不要となり、製造コストの低減を図ることができる。
尚、本実施形態では、ストリップ状の4本の係止部材726a〜726dが設けられているが、底板719に当接して漏斗720aの移動を阻止できれば、係止部材の形状や数は特に限定されない。例えば、係止部材を円筒形としても良い。
(第6の実施形態)
図15A〜15Eは、本発明の第6の実施形態に係るパッケージの断面図である。
図15A、15B、15C、15D及び15Eに示す包装容器702は、それぞれ第1、第2、第3、第4及び第5の実施形態に示したものと同様のストッパー構造を有する。ただし、本実施形態に係る漏斗720bの形状が、第1〜第5の実施形態に示した漏斗720aと相違する。
具体的には、漏斗720bは、テーパー形状のテーパー部728と、テーパー部728の径が小さい方の端縁に接続される直管状のストレート部729とから構成されている。テーパー部のみからなる漏斗720aの開口部(小さい方の開口)の径及び軸方向の長さと、テーパー部728及びストレート部729からなる漏斗720bの開口部(小さい方の開口)の径及び軸方向の長さとが同一の場合、後者の構成では、テーパー角が小さくなるため、保存容器に対する漏斗720bの挿入量をより大きく取ることができる。したがって、本実施形態のように漏斗720bを構成することによって、詰め替え時における内容物が飛散したりこぼれたりすることをより効果的に防止することができる。
(第7の実施形態)
図16は、本発明の第7の実施形態に係る漏斗を示す断面図であり、図17は、図16に示されるカーリングの形成方法を示す模式図である。
図16に示す漏斗740aは、紙を主体とするシート材料の成形体であり、軸方向及び径方向の押し強度を向上させるために端縁部分に設けた補強構造に特徴を有する。本実施形態に係る漏斗740aの構造は、上記の各実施形態に係る漏斗を紙または紙を主体とする材料で形成する際に適用できる。
漏斗740aは、シート材料から一体的に形成され、一端に向かって径の狭まる円錐台形状のテーパー部741と、テーパー部741の軸方向における一端及び他端にそれぞれ形成されたカーリング742及び743を備える。
テーパー部741のテーパー角は、5°以上であることが好ましい。テーパー角が5°未満となると漏斗としての機能を十分に発揮することができなくなる。
カーリング742は、図17に示すように、テーパー部741の一端を内側に巻き込んだ後、その一部を押しつぶすことによって、断面がほぼ三角形に形成されている。カーリング742をこのような断面形状に形成すれば、漏斗740aの使用時にカーリング742上やカーリング742と容器本体の側壁744との当接部分に内容物が残留しにくくなるので、漏斗740aの使い勝手が向上する。カーリング742は、容器本体に挿入された状態において、主として横押し強度(容器本体の径方向の押圧力に対する強度)の補強に寄与する。
カーリング743は、テーパー部741の他端を外側に折り返すことによって形成されている。図16には、カーリング743を半カール(プレカール)状に形成した例を示しているが、テーパー部741の他端を完全に巻き込んで筒状に形成しても良い。また、カーリング743は、内巻きでも良いし、巻き込み方向にかかわらず、カーリング742と同様にその一部を押しつぶしても良い。ただし、カーリング743は、主として包装容器の開封時にメンブレンから受ける押圧力に対する強度の補強を目的とするため、外巻きで潰し部分のないカーリングを採用することが強度面では好ましい。
図18は、図16に示される漏斗の容器本体への取り付け状態を示す断面図である。
漏斗740aの広口側の開口部の外径が容器本体745の内径より大きくなるように設定される。このように寸法を設定すると、図の矢印で示す方向に働く反発力によって容器本体745の内面側へとカーリング742が付勢されるため、カーリング742と容器本体745との密着性が向上する。
図19は、本発明の第7の実施形態に係る漏斗の他の例を示す断面図である。
図19に示される漏斗740bは、図21に示した漏斗740aのカーリング742に替えて、スカート747が設けられている。スカート747は、漏斗740bの一端を外方側に複数回折り曲げることによって形成され、コ字形状の断面を有している。このようなスカート741によっても、カーリング742と同様に径方向の強度を補強することができる。
尚、本実施形態に係る漏斗740a及び740bと容器本体との接合は、例えば、容器本体745への挿入後に、カーリング742(スカート747)と容器本体745内面との接触箇所を高周波シールする方法や、容器本体745への挿入前にカーリング742(スカート747)をホットエアで加熱して、容器本体の内面(LDPE等の熱可塑性樹脂層)に溶着する方法により行うことができる。
ここで、漏斗740a及び740bの形成方法及び形成材料について説明する。
上記の漏斗740a及び740bは、例えば、扇形状シートをカップ成型する方法(以下、「第1の方法」という)と、円形シートをプレス加工する方法(以下、「第2の方法」という)とを適用できる。
第1の方法では、シート材料を所望の寸法の扇形状に打ち抜き、カップ成形機を用いて扇形シートを円錐台形状に成型すると共にカーリング部を形成する。一方、第2の方法では、シート材料を所望の大きさの円形に打ち抜くと共に、打ち抜いた円形シートに絞り加工用の罫線を形成する。漏斗形状の一対の金型(雄型及び雌型)を用いて、得られた円形シートをプレスし絞り成型を行う。尚、第2の方法において、伸び率の高い紙シートを用いる場合には、絞り加工用罫線の形成は省略しても良い。また、伸び率の高い紙シートを用いる場合、熱版圧空成形型を用いても良い。
第1及び第2の方法で用いるシート材料は、例えば、紙シートの一方面または両方面にコーティングを施すことによって作製できる。
紙シートは、特に限定されないが、食品の包装容器の用途では、バージンパルプ100%の材料を使用することが好ましい。また、紙シートの秤量は100〜300g/m2
あることが好ましい。紙シートの秤量がこの下限を下回ると、カーリング742やスカート747を形成した場合でも包装容器に要求される径方向の強度を確保することが困難となる。また、秤量がこの上限を上回ると製造コストの上昇を招くので好ましくない。
また、第2の方法で使用する紙シートは、プレス成型を行うため、伸び率が高い(例えば、縦伸び率:5%以上、横伸び率:7%以上)紙シートを使用する。伸び率が10%以上の特性を有する紙シートを用いれば、絞り加工用罫線の形成を省略できる。使用する紙シートは、絞り深さや罫線の形成の有無を考慮して選定することが好ましい。
紙シートに施されるコーティングは、内容物が紙シートに付着・吸着するのを防止すると共に、容器本体745と漏斗740a及び740bとの接触箇所を溶着によって接合するためである。コーティング材料としては、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂等を利用できる。コーティング方法としては、フィルム状に成型して紙シートに貼り合わせたり、紙シート上に直接押し出し加工したり、液化して塗工したりする方法がある。尚、使用する樹脂材料は、容器本体との溶着しやすさや、内容物の吸着性等を考慮して選定することが望ましい。
また、紙シートにアルミニウム箔を貼り合わせておけば、容器本体にアルミニウム箔を用いなくても高周波シールが可能となる。この場合、相対的に表面積の小さな漏斗にのみアルミニウム箔を用いることにより、アルミニウム箔の使用量を低減することができ、省資源化に役立つ。
本実施形態に係る漏斗740a及び740bによれば、包装容器全体の樹脂比率を低減できるので、省資源化及び廃棄の容易性の面でメリットがある。また、プレス成形や熱版圧空成形用の金型は、インジェクション成形用の金型と比べて安価であるため、製造コストの低減を図ることができ、また、多彩なサイズの金型を用意できる。また、紙製の漏斗740a及び740bであれば、樹脂製の漏斗と同程度の剛性を有していても、重量を軽くすることができる。また、紙製の漏斗740a及び740bであれば、径方向に押しつぶすことによって容易に容積を小さくできるので、廃棄の容易性に優れる。
(第8の実施形態)
図20は、本発明の第8の実施形態に係る漏斗の製造方法を示す模式図である。
本実施形態に係る漏斗750は、樹脂シートのプレス成形によって形成されている。漏斗750の広口側の開口部には、コ字形の断面を有するスカート751が形成され、強度が付与されている。漏斗750は、図24に示すように、樹脂シートを熱版圧空成形等でコーン形状に形成した後、その先端部をカットすることによって作製できる。スカート751は、テーパー部分と同時に成型される。漏斗750の容器本体への接合は、例えば、スカート751をホットエア等で加熱して容器本体内面に溶着させることにより行うことができる。
本実施形態によれば、インジェクション成形により漏斗を作製する場合と比べて樹脂量や金型に要するコストを低減できるので、安価かつ容易に漏斗を作製することができる。
(実施例1)
本発明の第1の実施形態に係る発明を具体的に実施した実施例について説明する。
まず、容器本体の側壁を形成するための材料として、包装容器の外面となる側から内面となる側へと順に、紙(秤量300g/m2)/接着剤/アルミニウム箔(7.0μm)
/PET(12μm)/接着剤/LDPE(50μm)をラミネートした積層シートを作製した。また、底板を形成するための材料として、包装容器の外面となる側から内面となる側へと順に、LDPE(20μm)/紙(秤量230g/m2)/LDPE(20μm)/アルミニウム箔(7.0μm)/接着剤/PET(12μm)/接着剤/LDPE(50μm)をラミネートした積層シートを作製した。
次に、これらの積層シートを用いて、カップ成形機(PMC社製)にて、開放端にカーリングを有する容器本体(図8)を作製した。
また、HDPE(三井化学社製 2100K)を用いて、漏斗、係止部材及び接続部材を有する漏斗パーツ(図8及び9)を射出成形した。漏斗パーツの各部の厚みは、0.8mmとした。
更に、包装容器をシールするためのメンブレンを形成するための材料として、包装容器の外面となる側から内面となる側へと順に、アルミニウム箔(15μm)/接着剤/PET(12μm)/LDPE(40μm)をラミネートした積層シートを作製した。作製したシートを型抜きして、メンブレンを作製した。
上記で作製した容器本体の開放端に、漏斗パーツを嵌め込んで包装容器を組み立てた後、漏斗パーツの開口部を通じて容器本体内部にインスタントコーヒー粉末を充填した。その後、容器本体のカーリングにメンブレンをヒートシールして、内容物を密封した。メンブレン上には、別途作製したオーバーキャップを取り付けた。
得られたパッケージを用いて、図6及び7に示した手順に従って内容物を他の容器に詰め替えたところ、従来のスタンディングパウチ等を用いたパッケージと比べて、容易かつ確実に詰め替え作業を行うことができた。また、詰め替えの際に、インスタントコーヒー粉末が外気に接する時間が短くなるため、詰め替え後の香りや風味が十分に保たれていた。
また、本実施例では、漏斗の外方側の開口と容器本体の開放端とが同一面内に含まれるように漏斗の位置を設定した。したがって、開封前の状態では、メンブレンとオーバーキャップとによって漏斗の外方側の開口が封止され、漏斗パーツの上部に内容物が回り込むことが防止されていた。また、内容物の詰め替え時には、漏斗パーツが容器本体に対して移動することなく、安定した取り付け状態が維持されることが確認された。また、使用後にあっては、漏斗パーツを容器本体から引き出すことによって、容易に容器本体から分離できた。
(実施例2)
本発明の第7の実施形態に係る発明を具体的に実施した実施例について説明する。より特定的には、以下のサンプル1及び2は、第7の実施形態で説明した第1の方法に従って作製した漏斗を用いたものであり、サンプル3及び4は比較例である。以下のサンプル1〜4では、漏斗の広口径を90mm、狭口径を60mm、高さを40mmとした。また、サンプル1〜3では、漏斗用シート材料の作製用LDPEとして、三井化学社製「MP16」を使用した。
サンプル1
漏斗形成用材料として、内面に向けられる側から順に、LDPE(30μm)/カップ原紙(秤量200g/m2)/LDPE(30μm)を積層(押出加工)した紙シートを
使用した。扇形状に打ち抜いた紙シートをカップ成形機により円錐台形状に成形すると共に、両方の開口部に内巻きのカーリングを形成した。広口側の開口部に形成したカーリングは部分的に押しつぶした形状(図17)とした。容器本体は、内面に向けられる側から順に、PE(20μm)/紙(秤量250g/m2)/PE(20μm)/アルミニウム
箔(20μm)/LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン、60μm)を積層したシート材料で形成した。作製した漏斗を容器本体に挿入し、両者の接触部分を高周波シールにより接合した。
サンプル2
漏斗形成用材料として、内面に向けられる側から順に、LDPE(30μm)/アルミニウム箔(20μm)/LDPE(15μm)/カップ原紙(秤量200g/m2)/L
DPE(30μm)を積層(押出加工)した紙シートを使用した。扇形状に打ち抜いた紙シートをカップ成形機により円錐台形状に成形すると共に、両方の開口部に内巻きのカーリングを形成した。広口側の開口部に形成したカーリングは部分的に押しつぶした形状(図17)とした。容器本体は、内面に向けられる側から順に、ポリエチレン(20μm)/紙(秤量250g/m2)/PE(20μm)/無機蒸着バリアフィルム(12μm)
/LLDPE(60μm)を積層したシート材料で形成した。作製した漏斗を容器本体に挿入し、両者の接触部分を高周波シールにより接合した。
サンプル3(比較例)
漏斗形成用材料として、内面に向けられる側から順に、LDPE(30μm)/カップ原紙(秤量200g/m2)/LDPE(30μm)を積層(押出加工)した紙シートを
使用した。扇形状に打ち抜いた紙シートをカップ成形機により円錐台形状に成形すると共に、広口の開口部にのみ内巻きのカーリングを形成した。カーリングは部分的に押しつぶした形状(図17)とした。容器本体は、内面に向けられる側から順に、ポリエチレン(20μm)/紙(秤量250g/m2)/PE(20μm)/アルミニウム箔(20μm
)/LLDPE(60μm)を積層したシート材料で形成した。作製した漏斗を容器本体に挿入し、両者の接触部分を高周波シールにより接合した。
サンプル4(比較例)
漏斗は、インジェクション成形により作製した。容器本体は、内面に向けられる側から順に、PE(20μm)/紙(秤量300g/m2)/PE(20μm)/アルミニウム
箔(20μm)/LLDPE(60μm)を積層したシート材料で形成した。作製した漏斗を容器本体に挿入し、両者の接触部分を高周波シールにより接合した。
上記のサンプル1〜4の包装容器にインスタントコーヒー粉末を充填し、容器本体の開口部をメンブレンでシールしたパッケージを用いて、図6及び7に示した手順に従って内容物を他の容器に詰め替える試験を行った。各サンプル1〜4について、紙比率(重量%)、組み立て時(漏斗挿入時)の位置合わせ精度、横押し強度、折り畳み性を「○:良好、×:不良」で評価した結果を表1に示す。
Figure 2014001014
表1に示されるように、サンプル1及び2の漏斗は紙シートで形成されているため、包装容器全体に占める紙比率を向上させることができた。また、広口の開口部に内巻きのカーリングが形成されているため、カーリングによる付勢力によって漏斗の挿入位置が安定したと共に、十分な横押し強度が得られた。更に、紙シートを主体として用いることで折り畳み性に優れ、廃棄時の減容化が容易になった。
(実施例3)
本発明の第7の実施形態に係る発明を具体的に実施した実施例について説明する。より特定的には、以下のサンプル5〜7は、第7の実施形態で説明した第2の方法に従って作製した漏斗を用いたものであり、サンプル8は比較例である。以下のサンプル5〜8では、漏斗の広口径を90mm、狭口径を60mm、高さを40mmとした。
サンプル5
漏斗形成用材料として、内面に向けられる側から順に、LDPE(30μm)/カップ原紙(秤量250g/m2)/LDPE(30μm)を積層(押出加工)した紙シートを
使用した。より詳細には、放射状に罫線を入れて打ち抜いた円形(直径120mm)の紙シートに漏斗形状の金型(雄型及び雌型)を用いて紙絞り成形した。成形時に漏斗の広口側の開口部にカーリングを形成した。また、漏斗形状の先端部分をカットして形を整え、円錐台形状の漏斗を得た。作製した漏斗の広口側のカーリングをホットエアで加熱し、別途作製した容器本体(内面:LDPE)に挿入して、漏斗を容器本体に溶着した。
サンプル6
漏斗形成用材料として、内面に向けられる側から順に、ポリブチレンテレフタラート(PBT、30μm)/日本製紙社製「ウェイビィウェイビィWV175g」/LDPE(30μm)を積層(押し出しラミネーション加工)した紙シートを使用した。紙シートを熱版圧空成形により漏斗状に成形した後トリミングを行い、広口側の開口部にカーリングを形成して漏斗を得た。作製した漏斗の広口側のカーリングをホットエアで加熱し、別途作製した容器本体(内面:LDPE)に挿入して、漏斗を容器本体に溶着した。
サンプル7
漏斗形成用材料として、内面に向けられる側から順に、PET(12μm)/晒クラフト175g/LDPE(30μm)を積層(PET:ドライラミネート、LDPE:押し出しラミネーション加工)した紙シートを使用した。扇形に打ち抜いた紙シートをスリーブ成型し、広口側の開口部にカーリングを形成して漏斗を得た。作製した漏斗の広口側のカーリングをホットエアで加熱し、別途作製した容器本体(内面:LDPE)に挿入して、漏斗を容器本体に溶着した。
サンプル8(比較例)
漏斗は、インジェクション成形により作製した。漏斗の広口側の開口部をホットエアで加熱して、別途作製した容器本体(内面:LDPE)に挿入して、漏斗を容器本体に溶着した。
上記のサンプル5〜8の包装容器について、紙比率(重量%)及び重量を「◎:極めて良好、○:良好、×:不良」で評価した結果を表2に示す。
Figure 2014001014
表2に示されるように、サンプル5〜7の漏斗は紙シートで形成されているため、包装容器全体に占める紙比率を向上させることができた。また、樹脂製漏斗を用いた場合と比べて包装容器の重量を大きく低減できた。
(実施例3)
本発明の第8の実施形態に係る発明を具体的に実施した実施例について説明する。以下のサンプル9は、第8の実施形態で説明した方法で作製した漏斗であり、サンプル10は比較例である。以下のサンプル9及び10では、漏斗の広口径を90mm、狭口径を60mm、高さを40mmとした。
サンプル9
PPシート(0.6mm)とLDPEフィルム(40μm)をドライラミネートして得た樹脂シートを、熱版版圧空成形によりコーン形状に形成したのち、先端部をカットして漏斗を作製した。成形時に広口部分にはスカート部を形成した。作製した漏斗のスカート部をホットエアで加熱し、別途作製した容器本体(内面:LDPE)に挿入して、漏斗を容器本体に溶着した。
サンプル10(比較例)
漏斗は、インジェクション成形により作製した。漏斗の広口側の開口部をホットエアで加熱して、別途作製した容器本体(内面:LDPE)に挿入して、漏斗を容器本体に溶着した。
上記のサンプル9及び10漏斗について、金型費用、形状の変更の容易さ、重量を「◎:極めて良好、○:良好、×:不良」で評価した結果を表2に示す。
Figure 2014001014
表2に示されるように、サンプル9の漏斗は、シート成型により作製できるので、樹脂製漏斗を用いた場合と比べて包装容器の重量及び金型のコストも抑制できた。また、シート成型の場合は、インジェクション成型と比べて、形状の設計変更も容易である。
本発明は、インスタントコーヒーや粉ミルク等の食品や、複写機やレーザープリンター用のトナーなど、粉状・顆粒状・液状の流動性を有する材料を他の容器に移し替えるための包装容器として利用できる。
1 パッケージ
2 包装容器
3 メンブレン
5 粉体
7 容器
8 漏斗パーツ
10 容器本体
11 開放端
17 側壁
20 漏斗
701 パッケージ
702 包装容器
703 メンブレン
704 粉体
710 容器本体
711 開放端
717 側壁
720 漏斗
714 内周縁
715 凸条
716 テーパー部
721 係止部材
722 接続部材
723 係止部材
726 係止部材
727 開口部

Claims (4)

  1. 粉粒状または液状の材料を包装し、前記材料を他の容器に移し替えるための包装容器であって、
    開放端を有する筒形状の容器本体と、
    前記容器本体の内部に収納され、前記開放端に向かって径の狭まる漏斗と、
    前記容器本体内部への前記漏斗の移動を阻止するストッパー手段とを備え、
    前記容器本体の前記開放端を含む一部は、前記開放端に向かって内径が広がるように形成され、
    前記ストッパー手段は、前記漏斗に接続される係止部材よりなり、
    前記係止部材の外面は、前記容器本体の一部の内面に対応する形状に形成され、前記容器本体の前記一部に嵌合する、包装容器。
  2. 粉粒状または液状の材料を包装し、前記材料を他の容器に移し替えるための包装容器であって、
    開放端を有する筒形状の容器本体と、
    前記容器本体の内部に収納され、前記開放端に向かって径の狭まる漏斗と、
    前記容器本体内部への前記漏斗の移動を阻止するストッパー手段とを備え、
    前記ストッパー手段は、前記容器本体の側壁の一部を内方側に突出させることにより形成され、前記容器本体の周方向に延びる線形の凸条よりなり、
    前記ストッパー手段は、前記漏斗よりも前記容器本体の内部側に設けられ、前記漏斗の開口部に当接して前記漏斗の移動を阻止する、包装容器。
  3. 前記漏斗は、紙または紙を含む樹脂よりなる、請求項1または2に記載の包装容器。
  4. 内容物を他の容器に移し替えるためのパッケージであって、
    請求項1または2に記載の包装容器と、
    前記包装容器内部に充填される粉粒状または液状の材料と、
    前記包装容器の開放端を封止し、外部からの押圧によって破断するメンブレンとを備える、パッケージ。
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