JP2013538522A - オブジェクトに基づく動作のための技術 - Google Patents

Abstract

オブジェクトに基づく動作のための技術は、マルチメディアストリーム内の１又は複数のオブジェクトを識別するステップを有しても良い。１又は複数のオブジェクトは分類されても良い。動作は、１又は複数のオブジェクトの分類に基づき実行されても良い。他の実施形態が記載され、請求される。

Description

本発明は、オブジェクトに基づく動作のための技術に関する。

現在の娯楽システムは、テレビ番組、インターネット及び個人向け媒体に３つの別個のインタフェースでアクセスすることをユーザに要求する。ユーザは、関連情報を得るために種々のインタフェースにアクセスしなければならない。例えば、ユーザは、通常、テレビ番組又はテレビインタフェースに表示される映画に出演している特定の女優に関してより多くを知るために、コンピュータインタフェースでウェブサイトへ行かなければならない。その結果、ユーザは、情報を得るために種々のインタフェースにアクセスしなければならない。

ユーザが同じインタフェースで異なる形式の娯楽にアクセスできるとき、種々の形式の娯楽は、ユーザに複数の形式の娯楽を同一ディスプレイ内で容易に観せない。例えば、ユーザは、彼のコンピュータでテレビ番組を観ている間に、彼が電子メールを有することを知ることができる。しかしながら、ユーザがその電子メールを見たいとき、番組コンテンツが表示されているにも拘わらず、テレビ番組は縮小されるか番組の一部がブロックされてしまう。種々の形式の娯楽への統一されたアプローチが存在しないので、ユーザは、異なる機器で異なる機能を実行しなければならない。

したがって、上述の及び他の問題を解決する改良技術が必要であり得る。

メディア処理システムの一実施形態を示す。 メディア処理コンポーネントの一実施形態を示す。 オブジェクトに基づく動作コンポーネントの一実施形態を示す。 オブジェクト分類コンポーネントの一実施形態を示す。 オブジェクトに基づく動作の一実施形態を示す。 ロジックフローの一実施形態を示す。 コンピュータアーキテクチャの一実施形態を示す。 通信アーキテクチャの一実施形態を示す。

消費者電子機器、処理システム及び通信システムは、収束しつつある。例えば、デジタルテレビ及びマルチメディアセンタのような消費者電子機器は、通常モバイル装置に見られるコンピュータ及び通信機能に基礎を置く処理機能を含むよう進化している。このように、異種の消費者電子機器は、多くの場合に「デジタルホームシステム」と称される単一の統合システムへと進化し続けている。デジタルホームシステムは、種々の実施形態においてユーザがテレビの閲覧、インターネットアクセス及びホームメディア管理の間をシームレスに移動できる強力な娯楽環境を提供するよう構成され得る。幾つかの実施形態では、単一の柔軟且つ動的インタフェースが、ユーザの観たいテレビ番組を見付け、ユーザがウェブから検索した情報を取得し、又は個人的なオーディオファイル、写真、動画を楽しむことをユーザができるようにする。システムは、高度なテレビ閲覧を実現し、家族や友人との連携交流を可能にし、金融取引を安全に実行できる。デジタルホームシステムは、おなじみの設計感覚と従来のテレビの使い勝手をそのままに、これらの機能を提供できる。

種々の実施形態では、デジタルホームシステムは、テレビ番組、インターネット、個人用メディアへのアクセスが３つの別個のインタフェースの動作を必要とする現在の娯楽システムと関連付けられた共通の欠点を解決できる。例えば、デジタルホームシステムの統一インタフェースは、容易に理解できる基礎的組織体系に結び付けられた物理的及びグラフィカルな要素を組み込むことができ、家庭内娯楽経験をより面白く、強力に、魅力的に且つ効率的にする。統一インタフェースは、３つの統合パラダイム、例えばテレビ、インターネット及びコンピュータのパラダイム、の最も良い態様を結合しても良い。例えば、アニメーション、情報の豊富なディスプレイ、並びに従来のテレビ及びテレビメニューからのビデオ及びオーディオの頭出しのような要素は、統一インタフェースに組み込むことができる。同様に、従来のインターネット経験からの異なる形式のコンテンツ及び通信メカニズムのシームレスな統合は、ある形式のコンテンツから他の形式のコンテンツへのリンク付けを可能にし、メッセージ及びビデオ会議のようなツールを提供し、これらも組み込むことができる。また、コンピュータから、複雑な情報空間の効率的なナビゲーションを可能にするポイントアンドクリックメカニズムも、種々の実施形態ではデジタルホームシステムの統一インタフェースの一部であってもよい。

デジタルホームシステムは、幾つかの実施形態では、テレビディスプレイのような視覚ディスプレイをナビゲーション装置として用いても良い。ディスプレイを任意の数の遠隔制御装置と組み合わせて用いることで、ユーザは、充実した変形した方法で複雑なタスクを実行できる。デジタルホームシステムは、オンスクリーン番組案内のようなおなじみのメカニズム、自然な動作やジェスチャ、及びユーザとユーザに利用可能な選択肢を理解するコンテキスト感受性を介したナビゲーションを実現する革新的技術を含んでも良い。これらは、全て結合されて、ユーザに複数の装置をシームレスな統合された方法で利用する権限を持たせるので、デジタルホームシステム経験を直感的且つ効率的にする。

従来のテレビを観、メディアを詳細に調べ、ウェブを閲覧するホームユーザのために、デジタルホームシステムは、統一家庭向け娯楽経験を提供するよう構成され、ユーザが（ソファのような）従来の閲覧位置から統一インタフェースを用いて、テレビ、メディア及びインターネットの提供物を通じて自由にナビゲートすることを可能にする。幾つかの実施形態では、統一インタフェースは、装置及びサービスの多様な配列により提供される情報を、既存のテレビ又は他のディスプレイに、機能的にシームレスに且つ容易に理解できるように統合する。

デジタルホームシステムは、種々の実施形態では、ディスプレイスクリーンをコンテンツの提示のためのみならずナビゲーションに使うことを可能にする複数軸の統合オンスクリーンナビゲーションを有しても良い。幾つかの実施形態では、デジタルホームシステムは、コンテキスト感応機能及び基礎的コンテンツと知的に統合されたオーバレイを提供するよう動作し閲覧環境に適応するユーザインタフェースエンジンを有しても良い。種々の実施形態では、一群の遠隔制御装置及び他の入力／出力装置も、デジタルホームシステムに統合され、直感的ユーザ相互作用、使い易さ及びシステムの全体的な品質を更に向上させても良い。実施形態は、この文脈に限定されない。

種々の実施形態は、オブジェクトに基づく動作のための技術を対象とする。マルチメディアストリーム内の１又は複数のオブジェクトが識別されても良い。１又は複数のオブジェクトは分類されても良い。動作は、１又は複数のオブジェクトの分類に基づき実行されても良い。他の実施形態が記載され、請求される。その結果、実施形態は、オペレータ、装置又はネットワークの値頃感、拡張性、モジュール性、増量性又は相互接続性を向上できる。

一実施形態では、ユーザは、デジタルホームシステムの電子ディスプレイでマルチメディアストリームを観ていても良い。一実施形態では、マルチメディアストリームは、放送局を介した映画又はテレビ番組であっても良い。一実施形態では、マルチメディアストリームは、１又は複数のビデオフレームを有しても良い。一実施形態では、マルチメディアストリームは、ライブ供給（live feed）を有しても良い。

一実施形態では、他の娯楽オプションは、マルチメディアストリームと一緒に電子ディスプレイに提示されても良い。マルチメディアストリームは識別され得る１又は複数のオブジェクトを有しても良い。オブジェクトは、ディスプレイに提示されるテキスト、グラフィック、及び／又は画像を有するが、これらに限定されない。他のオブジェクトも同様に実施され得る。例えば、オブジェクトは、車、家、俳優、食品、及び／又はマルチメディアストリームに埋め込まれた字幕であっても良い。オブジェクトは、置換可能オブジェクト、目立つオブジェクト、及び／又は情報ポータルオブジェクトとして分類されても良い。分類に基づき、動作が実行されても良い。例えば、車は、情報ポータルオブジェクトとして分類されても良い。車オブジェクトは、二次オブジェクトの表示をトリガしても良い。二次オブジェクトは、車の種類に関するウェブサイトを有しても良い。車のウェブサイトは、ディスプレイに提示されても良い。一実施形態では、女優の顔が目立つオブジェクトとして分類されても良い。その結果、車のウェブサイトは、女優の顔を隠さないよう位置付けられる。一実施形態では、木は、置換可能オブジェクトとして分類されても良い。車のウェブサイトは、木のオブジェクトを隠す又はその上を覆うように位置付けられても良い。

以下、図面を参照する。図中、同様の参照符号が同様の要素を表すために用いられる。以下の説明では、説明を目的として、本発明の実施形態の完全な理解を提供するために、多くの詳細事項が説明される。しかしながら、新規な実施形態はこれらの特定の詳細事項なしに実施できることが明らかである。他の例では、良く知られた構造及び装置が、本発明を説明するために、ブロック図で示される。全ての変更物、等価物及び代替物は、請求される主題の精神及び範囲内に包含されることが意図される。

図１は、メディア処理システム１００のブロック図を示す。メディア処理システム１００は、通常、出力装置にメディアコンテンツを提示するために必要な関連する制御シグナリングに従って、メディアコンテンツのメディア処理動作を実行するようにされる。一実施形態では、メディア処理システム１００は、特に、異種メディアソースからのメディアコンテンツを、例えばデジタルホームシステムのような家庭環境にいる視聴者に提供するよう構成される。しかしながら、メディア処理システム１００は、メディアコンテンツの提示及び表示を含む任意の使用シナリオに適する。図１のメディア処理システム１００は、限られた数の要素を特定のトポロジで有するが、所与の実施の必要に応じてメディア処理システム１００はより多くの又は少ない要素を別のトポロジで有しても良いことが理解される。実施形態は、この文脈に限定されない。

種々の実施形態では、メディア処理システム１００の種々の要素は、１又は複数のプロトコルに従って情報を通信し、管理し、又は処理しても良い。プロトコルは、ノード間の通信を管理する所定のルール又は命令のセットを有しても良い。プロトコルは、ＩＴＵ（International Telecommunications Union）、ＩＳＯ（International Organization for Standardization）、ＩＥＣ（International Electro technical Commission）、ＩＥＥＥ（Institute of Electrical and Electronics Engineers）、ＩＥＴＦ（Internet Engineering Task Force）、ＭＰＥＧ（Motion Picture Experts Group）等のような標準化組織により公布された１又は複数の標準により定められても良い。例えば、記載される実施形態は、ＮＴＳＣ（National Television Systems Committee）標準、ＡＴＳＣ（Advanced Television Systems Committee）標準、ＰＡＬ（Phase Alteration by Line）標準、MPEG-１標準、MPEG-２標準、MPEG-４標準、Open Cable標準、ＳＭＰＴＥ（Society of Motion Picture and Television Engineers）VC-１（Video-Codec）標準、ITU/IEC H.２６３及びH.２６４標準などのようなメディア処理のための標準に従って動作するよう構成されても良い。他の例は、DVB-T（Digital Video Broadcasting Terrestrial）放送標準、DVB-S（DVBSatellite）放送標準、DVB-C（DVB Cable）放送標準等のような種々のＤＶＢ（Digital Video Broadcasting）標準を含んでも良い。DVB（Digital Video Broadcasting）は、デジタルテレビのための一連の国際的に受け入れられているオープンな標準である。ＤＶＢ標準は、国際的企業連合であるDVB Projectにより保守され、ＥＴＳＩ（European Telecommunications Standards Institute）、ＣＥＮＥＬＥＣ（European Committee for Electrotechnical Standardization）及びＥＢＵ（European Broadcasting Union）のＪＴＣ（Joint Technical Committee）により発行されている。実施形態は、この文脈に限定されない。

種々の実施形態では、メディア処理システム１００の種々の要素は、メディア情報及び制御情報のような異なる種類の情報を通信し、管理し又は処理するよう構成されても良い。メディア情報の例は、概して、メディアコンテンツ、音声情報、ビデオ情報、オーディオ情報、画像情報、テキスト情報、数値情報、英数字記号、グラフィック等のようなユーザ向けのマルチメディアコンテンツを示す任意のデータ又は信号を含んでも良い。制御情報は、自動システム向けのコマンド、命令、制御指示又は制御ワードを示す任意のデータ又は信号を表しても良い。例えば、制御情報は、装置間のコネクションを確立するためにメディア情報をシステムを通じて転送し、装置に該メディア情報を所定の方法で処理するよう指示し、状態をモニタ又は通信し、同期化を実行する等のために用いられても良い。実施形態は、この文脈に限定されない。

種々の実施形態では、メディア処理システム１００は、有線通信システム、無線通信システム又は両者の組合せとして実装されても良い。メディア処理システム１００は、例として特定の通信メディアを用いて示され得るが、本願明細書で議論される原理及び技術は、任意の種類の通信メディア及び付随する技術を用いて実施されても良いことが理解される。実施形態は、この文脈に限定されない。

例えば有線システムとして実施されるとき、メディア処理システム１００は、１又は複数の有線通信メディアを介して情報を通信するよう構成された１又は複数の要素を有しても良い。有線通信メディアの例は、ワイヤ、ケーブル、プリント回路基板（ＰＣＢ）、バックプレーン、スイッチ構造、半導体物質、ツイストペアワイヤ、同軸ケーブル、光ファイバ等を含んでも良い。有線通信メディアは、入力／出力（Ｉ／Ｏ）アダプタを用いて装置に接続されても良い。Ｉ／Ｏアダプタは、通信プロトコル、サービス又は動作手順の所望のセットを用いて要素間の情報信号を制御するために、任意の適切な技術で動作するよう構成されても良い。Ｉ／Ｏアダプタは、Ｉ／Ｏアダプタを対応する通信メディアに接続する適切な物理コネクタを有しても良い。Ｉ／Ｏアダプタの例は、ネットワークインタフェース、ネットワークインタフェースカード（ＮＩＣ）、ディスク制御部、ビデオ制御部、オーディオ制御部等を含んでも良い。実施形態は、この文脈に限定されない。

例えば無線システムとして実施されるとき、メディア処理システム１００は、１又は複数の種類の無線通信メディアを介して情報を通信するよう構成された１又は複数の無線要素を有しても良い。無線通信メディアの例は、ＲＦスペクトルのような無線スペクトルの部分を含んでも良い。無線要素は、１又は複数のアンテナ、無線送信機、受信機、送信機／受信機（「通信機」）、増幅器、フィルタ、制御ロジック、アンテナ等のような指定された無線スペクトルを介して情報信号を通信するのに適したコンポーネント及びインタフェースを有しても良い。実施形態は、この文脈に限定されない。

図１に示した実施形態では、メディア処理システム１００は、メディア処理装置１１０を有しても良い。メディア処理装置１１０は、１又は複数の入力装置１０２−ａ、１又は複数の出力装置１０４−ｂ、１又は複数のメディアソース１０６−ｃを更に有しても良い。メディア処理装置１１０は、入力装置１０２−ａ、出力装置１０４−ｂ及びメディアソース１０６−ｃに個々の無線又は有線通信コネクション１０８−ｄ、１１０−ｅ及び１１２−ｆを介して通信可能に結合されても良い。

留意すべき価値のある点は、「ａ」、「ｂ」、「ｃ」及び本願明細書で用いられる同様の指示子は、任意の正整数を表す変数であると意図されることである。したがって、例えば、実装がａ＝５に値を設定した場合、入力装置１０２−ａの完全なセットは、コンピュータ装置１０２−１、１０２−２、１０２−３、１０２−４、１０２−５を有し得る。実施形態は、この文脈に限定されない。

種々の実施形態は、メディア処理装置１１０に情報を供給する入力装置１０２−ａ及びメディア処理装置から情報を受信する出力装置１０４−ｂに言及するが、１又は複数の入力装置１０２−ａ及び出力装置１０４−ｂは、それらの個々のコネクション１０８−ｄ及び１１０−ｅを介してメディア処理装置１１０と情報を交換できても良いことが理解されるべきである。例えば、１又は複数の入力装置１０２−ａは、メディア処理装置１１０に情報を供給し、メディア処理装置１１０から情報を受信するよう動作しても良い。種々の実施形態では、１又は複数の出力装置１０４−ｂは、メディア処理装置１１０から情報を受信し、メディア処理装置１１０へ情報を供給するよう動作しても良い。同様に、メディア処理装置１１０とメディアソース１０６−ｃとの間の双方向の交換があっても良い。例えば、メディアソース１０６−ｃは、メディア処理装置１１０に情報を供給し、メディア処理装置１１０から情報を受信するよう動作しても良い。この例は、メディア処理装置１１０により実施されるＶＯＤ（video on demand）アプリケーションであっても良い。実施形態は、この文脈に限定されない。

種々の実施形態では、メディア処理システム１００は、１又は複数の入力装置１０２−ａを有しても良い。概して、各入力装置１０２−ａは、メディア処理装置１１０に情報を供給可能な任意のコンポーネント又は装置を有しても良い。入力装置１０２−ａの例は、遠隔制御、ポインティング装置、キーボード、キーパッド、トラックボール、トラックパッド、タッチスクリーン、ジョイスティック、ゲームコントローラ、センサ、生体センサ、熱センサ、動きセンサ、方向センサ、マイクロフォン、マイクロフォンアレイ、ビデオカメラ、ビデオカメラアレイ、全地球測位システム装置、モバイルコンピュータ装置、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ装置、タブレットコンピュータ装置、ノートブックコンピュータ装置、スマートフォン、携帯電話機、ウエアラブルコンピュータ等を含むが、これらに限定されない。実施形態は、この文脈に限定されない。

種々の実施形態では、メディア処理システム１００は、１又は複数の出力装置１０４−ｂを有しても良い。出力装置１０４−ｂは、人間により消費されるメディアコンテンツを再生し、レンダリングし又は提示可能な任意の電子装置を有しても良い。出力装置１０４−ｂの例は、ディスプレイ、アナログディスプレイ、デジタルディスプレイ、テレビディスプレイ、オーディオスピーカ、ヘッドフォン、印刷装置、照明システム、警告システム、モバイルコンピュータ装置、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ装置、タブレットコンピュータ装置、ノートブックコンピュータ装置等を含むが、これらに限定されない。実施形態は、この文脈に限定されない。

一実施形態では、メディア処理システム１００は、ディスプレイ１０４−１を有しても良い。ディスプレイ１０４−１は、メディアソース１０６−ｃから受信されるメディア情報を提示可能な任意のアナログ又はデジタルディスプレイを有しても良い。ディスプレイ１０４−１は、所定のフォーマット解像度でメディア情報を表示しても良い。種々の実施形態では、例えば、メディアソース１０６−ｃから受信された入来するビデオ信号は、ビジュアル解像度フォーマットと呼ばれる場合の多い固有フォーマットを有しても良い。ビジュアル解像度フォーマットの例は、ＤＴＶ（digital television）フォーマット、ＨＤＴＶ（high definition television）、プログレッシブフォーマット、コンピュータディスプレイフォーマット等を含む。例えば、メディア情報は、４８０可視行／フレーム乃至１０８０可視行／フレームの範囲の垂直解像度フォーマット、及び６４０可視ピクセル／行乃至１９２０可視ピクセル／行の範囲の水平解像度フォーマットでエンコードされても良い。一実施形態では、例えば、メディア情報は、７２０垂直ピクセル及び１２８０水平ピクセル（７２０×１２８０）を表す７２０プログレッシブ（７２０ｐ）のビジュアル解像度フォーマットを有するＨＤＴＶビデオ信号にエンコードされても良い。別の例では、メディア情報は、ＶＧＡ（video graphics array）フォーマット解像度（６４０×４８０）、ＸＧＡ（extended graphics array）フォーマット解像度（１０２４×７６８）、ＳＸＧＡ（super XGA）フォーマット解像度（１２８０×１０２４）、ＵＸＧＡ（ultra XGA）フォーマット解像度（１６００×１２００）等のような種々のコンピュータディスプレイフォーマットに対応するビジュアル解像度フォーマットを有しても良い。実施形態は、この文脈に限定されない。ディスプレイ及びフォーマット解像度の種類は、設計又は性能制約の所与のセットに従い変化しても良い。また、実施形態は、この文脈に限定されない。

種々の実施形態では、メディア処理システム１００は、１又は複数のメディアソース１０６−ｃを有しても良い。メディアソース１０６−ｃは、メディア情報及び／又は制御情報をメディア処理装置１１０から調達する又はそれへ配信することが可能な任意のメディアソースを有しても良い。より詳細には、メディアソース１０６−ｃは、デジタルオーディオ及び／又はビデオ（ＡＶ）信号をメディア処理装置１１０から調達する又はそれへ配信することが可能な任意のメディアソースを有しても良い。メディアソース１０６−ｃの例は、ＤＶＲ（digital video recorder）、ＰＶＲ（personal video recorder）、ＤＶＤ（digital versatile disc）装置、ＶＨＳ（video home system）装置、デジタルＶＨＳ装置、ディスクドライブ、ハードドライブ、光ディスクドライブ、ＵＳＢ（universal serial bus）フラッシュドライブ、メモリカード、ＳＤ（secure digital）メモリカード、大容量記憶装置、フラッシュドリ部、コンピュータ、ゲームコンソール、ＣＤ（compact disc）プレイヤ、コンピュータ可読若しくは機械可読メモリ、デジタルカメラ、カムコーダ、監視テレビ装置、テレビ会議システム、電話システム、医療及び計測機器、スキャナシステム、コピーシステム、テレビシステム、デジタルテレビシステム、セットトップボックス、パーソナルビデオレコーダ、サーバシステム、コンピュータシステム、パーソナルコンピュータシステム、スマートフォン、タブレット、ノートブック、ハンドヘルドコンピュータ、ウエアラブルコンピュータ、ＰＭＰ（portable media player）、ＰＭＲ（portable media recorder）、デジタルオーディオ装置（例えば、ＭＰ３プレイヤ）、デジタルメディアサーバ等のような、メディア情報を格納及び／又は配信可能な任意のハードウェア又はソフトウェア要素を含んでも良い。メディアソース１０６−ｃの他の例は、メディア処理装置１１０にアナログ又はデジタルＡＶ信号のブロードキャスト又はストリーミングを提供するメディア分配システムを含んでも良い。メディア分配システムの例は、例えば、ＯＴＡ（Over The Air）ブロードキャストシステム、ＣＡＴＶ（terrestrial cable system）、衛星放送システム等を含んでも良い。留意すべき価値のある点は、メディアソース１０６−ｃは、所与の実装に依存して、メディア処理装置１１０の内部又は外部にあっても良いことである。実施形態は、この文脈に限定されない。

種々の実施形態では、メディア処理システム１００は、１又は複数のメディア処理装置１１０を有しても良い。メディア処理装置１１０は、メディアソース１０６−ｃから受信されるメディア情報を受信、処理、管理及び／又は提示可能な任意の電子機器を有しても良い。通常、メディア処理装置１１０は、特に、処理システム、処理サブシステム、プロセッサ、コンピュータ、装置、エンコーダ、デコーダ、コーダ／デコーダ（コーデック）、フィルタリング装置（例えば、グラフィックスケーリング装置、デブロッキングフィルタリング装置）、変換装置、娯楽システム、ディスプレイ、又は任意の他の処理若しくは通信アーキテクチャを有しても良い。実施形態は、この文脈に限定されない。

メディア処理装置１１０は、処理コンポーネント１１２を用いてメディア処理システム１００のために処理動作又はロジックを実行しても良い。処理コンポーネント１１２は、種々のハードウェア要素、ソフトウェア要素又はそれらの組合せを有しても良い。ハードウェア要素の例は、装置、コンポーネント、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路要素（例えば、トランジスタ、抵抗器、キャパシタ、インダクタ等）、集積回路、ＡＳＩＣ（application specific integrated circuit）、ＰＬＤ（programmable logic device）、ＤＳＰ（digital signal processor）、ＦＰＧＡ（field programmable gate array）、メモリユニット、論理ゲート、レジスタ、半導体装置、チップ、マイクロチップ、チップセット等を有しても良い。ソフトウェア要素の例は、ソフトウェアコンポーネント、プログラム、アプリケーション、コンピュータプログラム、アプリケーションプログラム、システムプログラム、機械プログラム、オペレーティングシステムソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、ルーチン、サブルーチン、関数、メソッド、プロシジャ、ソフトウェアインタフェース、ＡＰＩ（application program interface）、命令セット、コンピューティングコード、コンピュータコード、コードセグメント、コンピュータコードセグメント、ワード、値、シンボル、又はそれらの任意の組合せを含んでも良い。実施形態がハードウェア要素及び／又はソフトウェア要素を用いて実装されるかの決定は、所与の実装についての要望により、所望の計算レート、パワーレベル、熱耐性、処理周期バジェット、入力データレート、出力データレート、メモリ資源、データバス速度、及び他の設計若しくは性能制約のような任意の数の要因に従って変化し得る。

メディア処理装置１１０は、通信コンポーネント１２０を用いてメディア処理システム１００のために通信動作又はロジックを実行しても良い。通信コンポーネント１２０は、パケット交換ネットワーク（例えば、インターネットのような公衆ネットワーク、企業イントラネットのような私設ネットワーク等）、回線交換ネットワーク（例えば、公衆交換電話網）、又は（適切なゲートウェイ及びトランスレータを備えた）パケット交換ネットワークと回線交換ネットワークの組合せと共に使用するのに適した技術のような任意の良く知られた通信技術及びプロトコルを実装しても良い。通信コンポーネント１２０は、１又は複数の通信インタフェース、ネットワークインタフェース、ＮＩＣ（network interface card）、無線機、無線送信機／受信機（通信機）、有線及び／又は無線通信媒体、赤外線通信機、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース、バスインタフェース、物理コネクタ等のような種々の標準通信要素を有しても良い。例として、通信メディア１２０は、前述のように有線通信メディア及び無線通信メディアを含むが、これらに限定されない。

種々の実施形態では、メディア処理装置１１０は、オブジェクトに基づく動作コンポーネント１１４を有しても良い。オブジェクトに基づく動作コンポーネント１１４は、説明を目的としてメディア処理装置１１０の一部として示されるが、これに限定されない。理解されるべき点は、種々の実施形態では、オブジェクトに基づく動作コンポーネント１１４は、メディア処理システム１００の他の装置、コンポーネント又はノード内に置かれ得ること、それが依然として記載される実施形態の範囲に包含されることである。

図２は、図１のメディア処理システム１００と同じ又は同様のメディア処理システム２００のブロック図を示す。図中、同様の要素は同様に番号を付される。メディア処理システム２００は、異種メディアソースからのメディアコンテンツを、家庭、職場又は室内環境にいる視聴者に提供するよう構成される例示的なデジタルホームシステムの実装を有しても良い。図２のメディア処理システム２００は、限られた数の要素を特定のトポロジで有するが、所与の実施の必要に応じてメディア処理システム２００はより多くの又は少ない要素を別のトポロジで有しても良いことが理解される。実施形態は、この文脈に限定されない。

図２に示した実施形態では、メディア処理システム２００は、メディア処理装置１１０、入力装置１０２−１、出力装置１０４−１、１０４−２及び１０４−３、並びに１又は複数のメディアソース１０６（図示しない）を有しても良い。メディア処理装置１１０は、入力装置１０２−１、出力装置１０４−１、１０４−２、１０４−３及びメディアソース１０６に個々の無線又は有線通信コネクション１０８−２、１１０−１、１１０−２及び１１０−３を介して通信可能に結合されても良い。説明を目的として、図２の１又は複数のメディアソース１０６（図示しない）は、メディア処理装置１１０の一部であるか又はそれに統合される。他の実施形態が記載され、請求される。

種々の実施形態では、メディア処理装置１１０は、セットトップボックス、デジタルメディアハブ、メディアサーバ、又はデジタルホームシステム２００を制御するよう構成された他の適切な処理装置を有しても良い。図２には別個のコンポーネントとして示したが、理解されるべき点は、幾つかの実施形態では、メディア処理装置１１０が出力装置１０４−１の一部又はシステム２００の任意の他の適切なコンポーネントとして構成されても良いことである。幾つかの実施形態では、出力装置１０４−１は、メディア処理装置１１０からコネクション１１０−１を介して受信された情報を表示するよう構成されたデジタルテレビを有しても良い。種々の実施形態では、出力装置１０４−２及び１０４−３は、メディア処理装置１１０からそれぞれコネクション１１０−２及び１１０−３を介して受信したオーディオ又は他の音響信号を再生するよう構成されたスピーカを有しても良い。入力装置１０２−１は、リモコン、スマートフォン、又はメディア処理装置１１０、出力装置１０４−１若しくはデジタルホームシステム２００内の任意の他の装置と通信可能な他の適切な処理装置を有しても良い。メディア処理システム２００のこれらのコンポーネント、ノード又は装置の各々は、一緒に、デジタルホーム娯楽システムの１つの例示的な実施形態を形成し又は有しても良い。実施形態は、図２に示した種類、数又は配置のコンポーネントに限定されない。

図３は、オブジェクトに基づく動作コンポーネント３００の一実施形態を示す。一実施形態では、オブジェクトに基づく動作コンポーネント３００は、オブジェクト識別コンポーネント３１０、オブジェクト分類コンポーネント３１５、動作コンポーネント３２０を有しても良い。

オブジェクトに基づく動作コンポーネント３００は、視覚的に目立たない方法で、種々の形式の娯楽への統一アクセスを生成できる。オブジェクトに基づく動作コンポーネント３００は、オブジェクトに基づく動作を実行できる。例えば、オブジェクトに基づく動作コンポーネント３００は、オブジェクトの位置及び分類に基づき、二次オブジェクトを位置決めしても良い。マルチメディアストリームからのオブジェクトに基づき動作を実行することにより、ユーザは、マルチメディアストリームを中断することなく、種々の形式のメディアを用いて情報を得ることができる。

オブジェクト識別コンポーネント３１０は、マルチメディアストリームから１又は複数のオブジェクトを決定しても良い。一実施形態では、マルチメディアストリームは、ライブ供給（live feed）であっても良い。一実施形態では、オブジェクトは、マルチメディアストリームの１又は複数のビデオフレームから識別されても良い。

一実施形態では、オブジェクトは、特有オブジェクトであっても良い。一実施形態では、特有の又は元のオブジェクトは、コンテンツ発信元によりマルチメディアストリームの元のコンテンツに組み込まれたオブジェクトであっても良い。一実施形態では、特有オブジェクトは、マルチメディアストリームに埋め込まれても良い。例えば、特有オブジェクトは、他の例の中でも、ホッケーゲームのパック、俳優の顔、車、家、映画若しくはショーのタイトル、及び／又は映画のクレジットを含み得るが、これらに限定されない。特有オブジェクトは、１又は複数のフレームの下部にあるチッカー（ticker）も含み得る。例えば、フレームの下部にある、株価を表示するBloomberg（登録商標）のチッカーが、特有オブジェクトであっても良い。

一実施形態では、オブジェクトは、非特有オブジェクトであっても良い。一実施形態では、非特有オブジェクトは、放送局又は地方局により追加されても良い。一実施形態では、デジタルオンスクリーングラフィック又はバグは、テレビネットワークを識別するために放送局により追加された透かしのようなロゴであっても良い。例えば、非特有オブジェクトは、ＮＢＣ（登録商標）の孔雀及び／又はＣＢＳ（登録商標）の目のような認識可能なマーク又はロゴであっても良いが、これらに限定されない。一実施形態では、オブジェクトは、地方局により追加されても良い。例えば、地方局は、フレームの下部に、厳しい気候の警報のチッカーを追加しても良い。

一実施形態では、オブジェクト識別コンポーネント３１０は、マルチメディアストリームから１又は複数の連続フレームを用いて１又は複数のオブジェクトを決定しても良い。一実施形態では、オブジェクト識別コンポーネント３１０は、他の例の中でも、アルゴリズム、ルール、パターン認識、テクスチャ認識、光コンテンツ認識、立体技術を用いて、及び／又はライブラリを用いて、オブジェクトを決定しても良い。

一実施形態では、オブジェクト識別コンポーネント３１０は、パターン認識を有しても良い。一実施形態では、オブジェクト識別コンポーネント３１０は、パターンマッチングアルゴリズムを用いてフレーム内の画像をオブジェクトとして識別しても良い。オブジェクト識別コンポーネント３１０は、パターンマッチングアルゴリズムを用いて、画像が１又は複数の連続フレームにあるか否かを決定してもよい。一実施形態では、画像は、予測可能な軌跡に追随しても良い。例えば、車は、パターンマッチングアルゴリズムにより決定され得る予測可能な軌跡で、スクリーンを横切って移動しても良い。

一実施形態では、オブジェクト識別コンポーネント３１０は、１又は複数の連続フレーム内の画像の場所を特定することにより、オブジェクトを決定してもよい。オブジェクト識別コンポーネント３１０は、画像を、画像ライブラリ内の参照画像と照合しても良い。

オブジェクト識別コンポーネント３１０は、マルチメディアストリームの複数の連続フレームを用いてオブジェクトを決定するために算術演算を有しても良い。一実施形態では、算術演算は、フレーム間のオブジェクト検出のために用いられても良い。一実施形態では、算術演算は、確率及び／又は統計分析を有しても良い。一実施形態では、算術演算は、１又は複数の人間検出アルゴリズムを有しても良い。一実施形態では、算術演算は、積分演算を用いてオブジェクトを決定しても良い。フレームに渡る積分により、非静止要素の変動は時間をかけて除去でき、画像の持続的要素が計算を支配し得る。一実施形態では、算術演算は、最後の１０−６０フレームを用いて、１又は複数のオブジェクトを決定しても良い。例えば、算術演算は、２−５秒間に渡る最後のフレームセットを用いて、１又は複数のオブジェクトを決定しても良い。一実施形態では、算術演算は、オブジェクトの３次元モデルを生成しても良い。一実施形態では、算術演算は、周期的動きを含む動きを用いて、１又は複数のオブジェクトを決定しても良い。

一実施形態では、オブジェクト識別コンポーネント３１０は、画像検出及び／又は画像分析を介して、オブジェクトを識別してもよい。一実施形態では、オブジェクトは、ＯＣＲ（object character recognition）を用いて識別されても良い。一実施形態では、ＯＣＲは、セマンティック及びコンテキスト抑制のための文字を用いて、フレーム内の１又は複数のオブジェクトを決定するために用いられても良い。

一実施形態では、オブジェクトは、ユーザにより識別されても良い。ユーザは、視覚的なタグを望むか、又はオブジェクトを識別することを望み得る。例えば、ユーザは、木の画像を識別できる。一実施形態では、ユーザは、ユーザに支援される文脈付けにより、オブジェクトを識別できる。例えば、ユーザはポインタを介して車を識別でき、また、ユーザは車という単語を言っても良い。次に、オブジェクト識別コンポーネント３１０は、複数フレームに渡りそのオブジェクトを識別できる。オブジェクト識別コンポーネント３１０は、オブジェクトがどこに位置するかを決定するために連続フレームを比較することにより、動いているオブジェクトを識別できる。

一実施形態では、オブジェクト識別コンポーネント３１０は、立体技術を介して、オブジェクトを識別してもよい。オブジェクトが複数フレームに渡り同じ形状を保っているとき、立体技術は、フレームの種々のカメラアングルを分析するために用いられる。カメラアングルは、同一オブジェクトの異なる視点として分析できる。例えば、車の画像は、立体技術を介して１つのオブジェクトであると決定できる。車が移動中であり且つフレームセットの異なる場所に存在したとしても、車の形状は一定に保たれる。車を有する種々のフレームは、その車を１つのオブジェクトとして識別するために、立体技術により用いられる。

図４は、オブジェクト分類コンポーネント４００の一実施形態を示す。オブジェクト分類コンポーネント４００は１又は複数のオブジェクトを分類してもよい。一実施形態では、各種類の分類は、１又は複数のルールに関連付けられても良い。オブジェクト分類コンポーネント４００は、置換可能オブジェクト４０５、目立つオブジェクト４１０及び情報ポータルオブジェクト４１５のようなオブジェクト分類を有しても良いが、これらに限定されない。

一実施形態では、オブジェクトは、置換可能オブジェクト４０５として分類されても良い。置換可能オブジェクトは、フレーム内に必要でないオブジェクトである。置換可能オブジェクトは、隠されても良いオブジェクトである。例えば、映画の終わりのクレジットは、オブジェクトとして識別できる。クレジットオブジェクトは、置換可能オブジェクト４０５として分類されても良い。一実施形態では、デジタルオンスクリーングラフィックの上の空間又はバグは、置換可能オブジェクトとして分類されても良い。一実施形態では、フレームの端は、置換可能オブジェクトであっても良い。一実施形態では、置換可能オブジェクトは、マルチメディアストリーム内に現れる主要な活動とは別に、フレーム内で識別されても良い。

二次オブジェクトは、置換可能オブジェクト４０５の上に位置付けられても良い。一実施形態では、二次オブジェクトは、ユーザが置換可能オブジェクト４０５を観るのを妨げるよう位置付けられても良い。二次オブジェクトは、テレビ番組、ウェブサイト、音楽、写真、電子メール、ソーシャルネットワークサイト、及び／又は映画のような娯楽形式であっても良いが、これらに限定されない。二次オブジェクトは、テンプレート、オーバレイ、テキスト、メニュー、仕掛け、及び／又はグラフィックを有しても良い。他の二次オブジェクトも同様に実施され得る。例えば、二次オブジェクトは、将来の番組放送のメニューであっても良い。例えば、二次オブジェクトは、提示されるべき現在の番組に関連するウェブサイトであっても良い。例えば、二次オブジェクトは、受信された電子メールであっても良い。

一実施形態では、オブジェクトは、目立つオブジェクト４１０として分類されても良い。一実施形態では、目立つオブジェクトは、大切な又は重要なオブジェクトであっても良い。目立つオブジェクト４１０は、１つの重要性であっても良い。例えば、俳優の顔の画像は、目立つオブジェクト４１０として分類されても良い。例えば、野球ゲームにおける野球のボール、ホッケーゲームにおけるパック、バスケットボールゲームにおけるバスケットボール、サッカーゲームにおけるサッカーボール、及び／又はフットボールゲームにおけるフットボールは、目立つオブジェクト４１０として分類されても良い。目立つオブジェクト４１０は、ニュースチッカー、字幕及び／又ははめ込み画像を有しても良い。

一実施形態では、オブジェクトは、情報ポータルオブジェクト４１５として分類されても良い。情報ポータルオブジェクト４１５は、娯楽関連情報を提供しても良い。情報ポータルオブジェクト４１５は、オブジェクト自体に関する情報、マルチメディアストリーム内に現れるコンテンツ、及び／又は他の形式の娯楽を提供しても良い。例えば、オブジェクトは、テレビ番組中の車の画像であっても良い。オブジェクトは、情報ポータルオブジェクト４１５として分類され、車の種類及び／又は視聴者がその車をどこで購入できるかような車に関する情報を提供する二次オブジェクトをトリガしても良い。二次オブジェクトはこれらに限定されない。例えば、オブジェクトは、女優が着けている宝石類の画像であっても良い。オブジェクトは、情報ポータルオブジェクト４１５として分類され、二次オブジェクトがトリガされて表示されても良い。二次オブジェクトは、視聴者がどこでその宝石類を購入できるかに関する情報を提供できる。

一実施形態では、オブジェクトは、視聴者の好みに従って分類されても良い。一実施形態では、視聴者の好みは、リアルタイム要求であっても良い。一実施形態では、視聴者の好みは、一時的要求であっても良い。一実施形態では、視聴者の好みは、永続的な好みであっても良い。例えば、視聴者は、無期限の時間期間の間、好みを有しても良い。例えば、視聴者は、１週間、２ヶ月及び／又は１年のような定まった時間期間の間、好みを有しても良いが、これらに限定されない。

視聴者は、種々の方法で好みを表現してもよい。一実施形態では、視聴者は、他の例の中でも、リモコン上でクリックすることにより、タッチスクリーンに接触することにより、ジェスチャ認識システムを用いて特定の方法で身振りすることにより、及び／又は会話認識システムに好みを音声で述べることにより、好みを表現しても良い。例えば、視聴者は、オブジェクトに関して更に多くを知るために、好みを述べても良い。例えば、視聴者は、彼／彼女がスクリーンのクレジットを決して観たくない身振りをしても良い。クレジットは、置換可能オブジェクトとして分類されても良い。例えば、視聴者は、マルチメディアストリーム内の特定のオブジェクトの代わりに、彼／彼女が新しい電子メールを表示させたいことを、タッチスクリーンを介して指示しても良い。例えば、視聴者は、彼／彼女が株価のチッカーを常に観たいことを音声で述べても良い。株価のチッカーは、目立つオブジェクトとして分類されても良い。

例えば、オブジェクトは、オブジェクト内、フレーム内、及び／又はフレームに対応するメタデータ内に埋め込まれたコードを介して分類されても良い。例えば、放送局又は地方局は、オブジェクト内、フレーム内、又はフレームに対応するメタデータ内にコードを埋め込んでも良い。一実施形態では、埋め込まれたコードは、バーコードを有しても良いが、これに限定されない。他の種類のコードも同様に実施され得る。埋め込まれたコードは、オブジェクトを分類するためにオブジェクト分類コンポーネント４００により用いられても良い。

一実施形態では、オブジェクト分類コンポーネント４００は、上述の技術を用いてオブジェクトを識別し分類してもよい。例えば、ＯＣＲは、テキストオブジェクトを識別しても良い。テキストの種類に基づき、オブジェクトが分類されても良い。例えば、テキストは、雷警報を有するチッカーであっても良く、オブジェクトは、重要なオブジェクトとして分類されても良い。テキストがクレジットである場合、オブジェクトは、置換可能オブジェクトとして分類されても良い。

図３に戻ると、動作コンポーネント３２０は、１又は複数のオブジェクトの分類に基づき動作を実行しても良い。一実施形態では、動作は、１又は複数のオブジェクトの周りに１又は複数の活動を編成しても良い。

一実施形態では、動作コンポーネント３２０は、二次オブジェクトを提示するよう動作を実行しても良い。一実施形態では、動作は、１又は複数のオブジェクトの分類に基づく二次オブジェクトとともに実行されても良い。例えば、動作は、二次オブジェクトとしてウェブサイトを提示しても良い。一実施形態では、コンテキスト駆動オブジェクトは、１又は複数のオブジェクトに基づき提示されても良い。例えば、旅行チャネルが電子ディスプレイに提示されてもよい。電子ディスプレイに提示された旅行先に関する情報を提供する動作が実行されても良い。動作は、旅行先へのホテルパッケージの広告を二次オブジェクトとして提示しても良い。一実施形態では、目的地までの航空料金に関する情報を有する航空会社のウェブサイトを二次オブジェクトとして電子ディスプレイに提示する動作が実行されても良い。

一実施形態では、動作コンポーネント３２０は、二次オブジェクトを置換可能オブジェクトの上に位置決めする動作を実行しても良い。一実施形態では、動作は、置換可能オブジェクトを隠すように二次オブジェクトを位置決めしても良い。例えば、二次オブジェクトは写真であっても良い。写真は、マルチメディアストリームのフレーム内の重要でない俳優のような置換可能オブジェクトを隠すよう位置決めされても良い。

一実施形態では、二次オブジェクトは、プロダクトプレイスメントテンプレートであっても良い。プロダクトプレイスメントテンプレートは、置換可能オブジェクトの上に位置付けられても良い。プロダクトプレイスメントテンプレートは、大きさ、位置付け、番組コンテキストに基づき選択されても良い。例えば、ハワイのホテルに関する広告は、ハワイの特集を組んでいるテレビ番組中のフレームの一番下のような置換可能オブジェクトを隠すよう表示されても良い。

一実施形態では、動作コンポーネント３２０は、視聴者特有の情報を有する二次オブジェクトで置換可能オブジェクトを隠す動作を実行しても良い。例えば、置換可能オブジェクトは、視聴者の所在地の気温に関する情報で隠されても良い。例えば、視聴者の所在地の最新交通情報が、１又は複数のフレームの一番下の端に配置されても良い。例えば、動作は、置換可能オブジェクトを覆って、視聴者に合わせられたクリック可能な電子商取引リンクを提供しても良い。

一実施形態では、動作コンポーネント３２０は、目立つオブジェクトが提示されユーザ又は視聴者により視聴されるのを妨げない二次オブジェクトを提示する動作を実行しても良い。電子ディスプレイに提示される如何なる二次オブジェクトも、目立つオブジェクトの一部の上に又はそれを覆うよう位置付けられない。動作コンポーネント３２０は、動作を実行して、１又は複数の二次オブジェクトが目立つオブジェクトの周りに提示されるようにしても良い。例えば、株価を示すチッカーは、目立つオブジェクトとして分類されてもよく、二次オブジェクトはそのチッカーを隠さないように位置付けられる。例えば、ディスプレイに提示される字幕は、目立つオブジェクトとして分類されてもよく、言葉が二次オブジェクトにより隠されないようする。

一実施形態では、俳優の体が目立つオブジェクトとして分類されても良い。動作コンポーネント３２０は、目立つオブジェクトを隠さないように二次オブジェクトを位置決めしても良い。一実施形態では、二次オブジェクトは、テンプレートが目立つオブジェクトの一部を覆わないように位置決めされても良い。

一実施形態では、動作コンポーネント３２０は、情報ポータルオブジェクトに基づき、二次オブジェクトを提示する動作を実行しても良い。情報ポータルオブジェクトは、二次オブジェクトをトリガし、情報ポータルオブジェクト及び／又はマルチメディアストリームのコンテキストに基づき表示させても良い。例えば、車は、情報ポータルオブジェクトとして分類されても良い。車オブジェクトは、二次オブジェクトの表示をトリガしても良い。二次オブジェクトは、車の種類に関するウェブサイトを有しても良い。車のウェブサイトは、電子ディスプレイに提示されても良い。

一実施形態では、動作コンポーネント３２０は、二次オブジェクトとしてメニューを提示するよう動作を実行しても良い。一実施形態では、メニューは、情報ポータルオブジェクトを少なくとも部分的に囲んでも良い。一実施形態では、メニューは、種々の形式の娯楽関連活動を有する二次オブジェクトをトリガしても良い。一実施形態では、娯楽関連活動は、メディア関連活動であっても良い。一実施形態では、メニューは、他の娯楽関連オブションの中でも、レビュー、購入機会、ディスカウントを有しても良いが、これらに限定されない。

一実施形態では、動作コンポーネント３２０は、複数のオブジェクト分類に基づき動作を実行しても良い。例えば、女優は、情報ポータルオブジェクト及び目立つオブジェクトであっても良い。女優オブジェクトは、その女優に関するウェブサイトのような二次オブジェクトをトリガし、表示させても良い。ウェブサイトは、女優の一部が表示されるのを覆ってしまわないよう位置決めされても良い。

一実施形態では、動作コンポーネント３２０は、複数のオブジェクトの分類に基づき動作を実行しても良い。例えば、マルチメディアストリームは、フットボール選手を含む１又は複数のフレームを有しても良い。フットボール選手の画像は、情報ポータルオブジェクトとして分類されても良い。フットボールの画像は、情目立つオブジェクトとして分類されても良い。視聴者の空想のフットボールウェブサイトを提示する動作が実行されても良い。ウェブサイトは、フットボールオブジェクトが電子ディスプレイに提示されるのを隠さない位置に表示されても良い。一実施形態では、フレームは、フィールドの空き領域を有しても良い。フィールドの空き領域は、空き領域オブジェクトが置換可能オブジェクトであることを提示する埋め込まれたオブジェクトを有しても良い。ウェブサイトは、空きフィールドオブジェクトを覆って位置付けられても良い。

例えば、映画のクレジットは、置換可能オブジェクトとして分類されても良い。一実施形態では、動作は、クレジットを覆うように位置付けられた広告を表示するよう実行されても良い。一実施形態では、動作は、視聴者の新しい電子メールを表示するよう実行されても良い。新しい電子メールは、視聴者がクレジットを観るのを妨げるよう位置付けられても良い。一実施形態では、動作は、視聴者が映画に関連する音楽を購入できるウェブサイトを提供するよう実行されても良い。ウェブサイトは、クレジットの上に位置付けられても良い。

一実施形態では、動作コンポーネント３２０は、オブジェクトに埋め込まれたコードに基づき動作を実行しても良い。例えば、埋め込まれたコードは、マルチメディアストリームからのコンテンツに基づき、プロダクトプレイスメントテンプレートの種類を示しても良い。実行された動作は、プロダクトプレイスメントテンプレートを提示しても良い。

図５は、オブジェクトに基づく動作の一実施形態を示す。一実施形態では、Martha Stewart Show（登録商標）５００が電子ディスプレイに提示されても良い。一実施形態では、１又は複数のオブジェクトが識別されても良い。一実施形態では、Martha Stewartの顔５０５の画像がオブジェクトとして識別されても良い。一実施形態では、食品５１０の画像は、オブジェクトとして識別されても良い。

一実施形態では、Martha Stewartの顔５０５の画像が目立つオブジェクトとして分類されても良い。一実施形態では、食品５１５の画像は、情報ポータルとして分類されても良い。

動作は、１又は複数のオブジェクトの分類に基づき実行されても良い。一実施形態では、食品５０５の画像は、情報ポータルオブジェクトとして分類され、実行されるべき動作はMartha Stewartのウェブサイト５１５を提示しても良い。一実施形態では、ウェブサイトの位置決めは、目立つオブジェクトであるMartha Stewartの顔５０５の画像に基づき決定されても良い。目立つオブジェクトは二次オブジェクトにより覆われないので、Martha Stewartのウェブサイト５１５は、Martha Stewartの顔５０５の画像の一部を覆わないように位置決めされても良い。

一実施形態では、Martha Stewartの隣の男性の画像が置換可能オブジェクトとして分類されても良い。Martha Stewartのウェブサイト５１５は、置換可能オブジェクトである男性の画像の上に配置されても良い。

開示したアーキテクチャの新規な態様を実行する例示的な方法を代表するフローチャートのセットが本願明細書に含まれる。説明を簡単にするために、本願明細書に例えばフローチャート又はフロー図の形式で示す１又は複数の方法は、一連の動作として示され説明されるが、これらの方法は動作の順序により限定されないことが理解されるべきである。幾つかの動作は、本願明細書に図示及び記載した順序に従って、異なる順序で及び／又は他の動作と同時に生じても良い。例えば、当業者は、代替として方法が状態図におけるような相互に関連のある一連の状態又はイベントとして表されても良いことを理解するだろう。さらに、新規な実装のために必要な動作の全てが方法の中で示されるものではない。

図６は、ロジックフロー６００の一実施形態を示す。ロジックフロー６００は、本願明細書に記載した１又は複数の実施形態により実行される一部又は全部の動作を表し得る。

図６に示した一実施形態では、ロジックフロー６００は、ブロック６０２で、マルチメディアストリーム内の１又は複数のオブジェクトを識別しても良い。一実施形態では、オブジェクトは、マルチメディアストリームに埋め込まれても良い。オブジェクトは、コンテンツ発信元により生成されたコンテンツのオリジナルオブジェクトであっても良い。例えば、オブジェクトは、他の技術の中でも、オブジェクト文字認識、画像分析及び／又は立体技術を介して識別されても良い。

ロジックフロー６００は、ブロック６０４で、１又は複数のオブジェクトを分類してもよい。例えば、オブジェクトは、目立つオブジェクト、置換可能なオブジェクト、及び／又は情報ポータルオブジェクトとして分類されても良い。目立つオブジェクトは、隠されない又は覆われない。目立つオブジェクトは、人の顔、ボール、パック、スクロールバー及び／又は字幕の画像を含んでも良いが、これらに限定されない。置換可能オブジェクトは、隠されない又は覆われない。情報ポータルオブジェクトは、娯楽関連情報を提供するために用いられても良い。一実施形態では、オブジェクトは、バーコードを介して分類されても良い。実施形態は、この例に限定されない。

ロジックフロー６００は、ブロック６０６で、１又は複数のオブジェクトの分類に基づき二次オブジェクトを有する動作を実行しても良い。二次オブジェクトは、他の実施例の中でも、テンプレート、オーバレイ、テキスト、メニュー、仕掛け、及び／又はグラフィックを有しても良いが、これらに限定されない。例えば、コンテキスト駆動型コンテンツは、１又は複数のオブジェクトの分類に基づき二次オブジェクトとして提示されても良い。一実施形態では、プロダクトプレイスメントテンプレートは、１又は複数のオブジェクトの分類に基づき二次オブジェクトとして提示されても良い。

一実施形態では、オブジェクトは、置換可能オブジェクトとして分類されても良い。また、二次オブジェクトは、置換可能オブジェクトを隠すよう位置決めされても良い。一実施形態では、オブジェクトは、置換可能オブジェクトとして分類されても良い。また、プロダクトプレイスメントテンプレートは、置換可能オブジェクトの上に位置決めされても良い。一実施形態では、オブジェクトは、目立つオブジェクトとして分類されても良い。また、二次オブジェクトは、目立つオブジェクトを隠さないよう位置決めされても良い。一実施形態では、オブジェクトは、目立つオブジェクトとして分類されても良い。また、二次オブジェクトは、その二次オブジェクトが目立つオブジェクトを覆うように又はその上に配置されないよう、挿入されても良い。実施形態は、この例に限定されない。

図７は、上述の種々の実施形態を実施するために適した例示的なコンピュータアーキテクチャ７００の一実施形態を示す。本願で用いられるように、用語「システム」及び「装置」及び「コンポーネント」は、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、又は実行中のソフトウェア等のコンピュータに関連するエンティティを表すことを意図する。これらの例は、例示的なコンピュータアーキテクチャ７００により提供される。例えば、コンポーネントは、プロセッサで実行されるプロセス、プロセッサ、ハードディスクドライブ、（光及び／又は磁気記憶媒体の）複数の記憶装置、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、及び／又はコンピュータであり得るが、これらに限定されない。説明のため、サーバで動作するアプリケーションとサーバの両方が、コンポーネントであり得る。１又は複数のコンポーネントは、プロセス及び／又は実行スレッド内に存在でき、コンポーネントは１つのコンピュータに及び／又は２以上のコンピュータに分散されてローカライズされ得る。さらに、コンポーネントは、協調して動作するために、種々の通信媒体により互いに通信可能に結合されても良い。協調は、情報の片方向又は双方向の交換を含んでも良い。例えば、コンポーネントは、通信媒体を介して伝達される信号の形式の情報を伝達しても良い。情報は、種々の信号線に割り当てられた信号として実施できる。このような割り当てでは、各メッセージは信号である。しかしながら、更なる実施形態は、代替的にデータメッセージを用いても良い。このようなデータメッセージは、種々のコネクションを介して送信されても良い。例示的なコネクションは、パラレルインタフェース、シリアルインタフェース及びバスインタフェースを含む。

一実施形態では、コンピュータアーキテクチャ７００は、電子装置を有するか又はその一部として実施されても良い。電子装置の例は、モバイル装置、パーソナルデジタルアシスタント、モバイルコンピュータ装置、スマートフォン、セルラフォン、ハンドセット、一方向ページャ、双方向ページャ、メッセージ装置、コンピュータ、パ―ソナルコンピュータ（ＰＣ）、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノ―トブックコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバ、サーバアレイ若しくはサーバファーム、ウェブサーバ、ネットワークサーバ、インターネットサーバ、ワークステーション、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、ス―パーコンピュータ、ネットワーク機器、ウェブ機器、分散型コンピュータシステム、マルチプロセッサシステム、プロセッサベースシステム、消費者電子機器、プログラマブル消費者電子機器、テレビジョン、デジタルテレビジョン、セットトップボックス、無線アクセスポイント、基地局、加入者局、移動加入者センタ、無線ネットワーク制御部、ルータ、ハブ、ゲートウェイ、ブリッジ、スイッチ、マシン、又はこれらの組合せを含み得るが、これらに限定されない。実施形態は、この文脈に限定されない。

コンピュータアーキテクチャ７００は、１又は複数のプロセッサ、コプロセッサ、メモリユニット、チップセット、制御部、周辺機器、インタフェース、発振器、タイミング装置、ビデオカード、オーディオカード、マルチメディア入力／出力（Ｉ／Ｏ）コンポーネント等のような種々の共通のコンピュータ要素を有する。しかしながら、実施形態は、コンピュータアーキテクチャ７００による実施に限定されない。

図７に示したように、コンピュータアーキテクチャ７００は、処理ユニット７０４、システムメモリ７０６及びシステムハブ７０８を有する。処理ユニット７０４は、種々の市販プロセッサのうちの任意のものであり得る。デュアルマイクロプロセッサ及び他のマルチプロセッサアーキテクチャは、処理ユニット７０４として具現化されても良い。システムバス７０８は、システムメモリ７０６を含むがこれに限定されないシステムコンポーネントのためのインタフェースを処理ユニット７０４に提供する。システムバス７０８は、更に（メモリ制御部を有する又は有しない）メモリバス、周辺バス、及びローカルバス、及び種々の市販バスアーキテクチャのうちの任意のものを用いるローカルバスに相互接続し得る幾つかのバス構造のうちの任意のものであり得る。

コンピュータアーキテクチャ７００は、種々の製品を有し又は実装しても良い。製品は、種々の形式のプログラミングロジックを格納するためにコンピュータ可読記憶媒体を有しても良い。コンピュータ可読記憶媒体の例は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリ、取り外し可能若しくは取り外し不可能なメモリ、消去可能若しくは消去不可能なメモリ、書き換え可能若しくは書き換え不可能なメモリ等を含む、電子データを格納可能な任意の有形媒体を含み得る。プログラミングロジックの例は、セキュアコード、コンパイルドコード、インタープリテッドコード、実行コード、スタティックコード、ダイナミックコード、オブジェクト指向コード、ビジュアルコード等のような任意の適切な種類のコードを用いて実装された実行可能コンピュータプログラム命令を含み得る。

システムメモリ７０６は、ＲＯＭ（read-only memory）、ＲＡＭ（random-access memory）、ＤＲＡＭ（dynamic RAM）、ＤＤＲＡＭ（Double-Data-Rate DRAM）、ＳＤＲＡＭ（synchronous DRAM）、ＳＲＡＭ（static RAM）、ＰＲＯＭ（programmable ROM）、ＥＰＲＯＭ（erasable programmable ROM）、ＥＥＰＲＯＭ（electrically erasable programmable ROM）、フラッシュメモリ、強誘電体ポリマーメモリのようなポリマーメモリ、オボニックメモリ、位相変化若しくは強誘電体メモリ、ＳＯＮＯＳ（silicon-oxide-nitride-oxide-silicon）メモリ、磁気若しくは光カード、又は情報を格納するのに適した任意の他の種類の媒体のような１又は複数の高速メモリユニットの形式の種々のコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。図７に示した実施形態では、システムメモリ７０６は、不揮発性メモリ７１０及び／又は揮発性メモリ７１２を有し得る。ＢＩＯＳ（basic input/output system）は、不揮発性メモリ７１０に格納できる。

コンピュータ７０２は、内部ＨＤＤ（hard disk drive）７１４、取り外し可能磁気ディスク７２２から読み出す又はそれへの書き込む磁気ＦＤＤ（floppy disk drive）７１６、取り外し可能光ディスク７２２（例えば、ＣＤ−ＲＯＭ又はＤＶＤ）から読み出し又はそれへ書き込む光ディスクドライブ７２０を含む１又は複数の低速メモリユニットの形式の種々のコンピュータ可読記憶媒体を有しても良い。ＨＤＤ７１４、ＦＤＤ７１６及び光ディスクドライブ７２０は、それぞれＨＤＤインタフェース７２４、ＦＤＤインタフェース７２６及び光ドライブインタフェース７２８によりシステムバス７０８に接続できる。外部ドライブ実装のためのＨＤＤインタフェース７２４は、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）及びＩＥＥＥ１３９４インタフェース技術のうちの少なくとも一方又は両方を有し得る。

ドライブ及び関連するコンピュータ可読媒体は、揮発性及び／又は不揮発性データ記憶、データ構造、コンピュータ実行可能命令等を供給する。例えば、オペレーティングシステム７３０、１又は複数のアプリケーションプログラム７３２、他のプログラムモジュール７３４及びプログラムデータ７３６を含む多数のプログラムモジュールを、ドライブ及びメモリユニット７１０、７１２に格納できる。

１又は複数のアプリケーションプログラム７３２、他のプログラムモジュール７３４及びプログラムデータ７３６は、例えばオブジェクトに基づく動作コンポーネント、オブジェクト識別コンポーネント、オブジェクト分類コンポーネント、動作コンポーネントを含み得る。

ユーザは、１又は複数の有線／無線入力装置、例えばキーボード７３８及びマウス７４０のようなポインティング装置を通じて、コマンド及び情報をコンピュータ７０２に入力できる。他の入力装置は、マイクロフォン、赤外線（ＩＲ）リモコン、ジョイスティック、ゲームパッド、スタイラスペン、タッチスクリーン等を有しても良い。上述の及び他の入力装置は、システムバス７０８に結合される入力装置インタフェース７４２を通じて、処理ユニット７０４に接続される場合が多いが、パラレルポート、ＩＥＥＥ１３９４シリアルポート、ゲームポート、ＵＳＢポート、ＩＲインタフェース等のような他のインタフェースにより接続することもできる。

モニタ７４４又は他の種類のディスプレイ装置は、ビデオアダプタ７４６のようなインタフェースを介してシステムバス７０８にも接続される。モニタ７４４に加え、コンピュータは、通常、スピーカ、プリンタ等のような他の周辺出力装置を有する。

コンピュータ７０２は、遠隔コンピュータ７４８のような１又は複数の遠隔コンピュータへの有線及び／又は無線通信を介した論理コネクションを用いてネットワーク接続された環境で動作しても良い。遠隔コンピュータ７４８は、ワークステーション、サーバコンピュータ、ルータ、パーソナルコンピュータ、ポータブルコンピュータ、マイクロプロセッサに基づく娯楽機器、ピア装置又は他の一般的なネットワークノードであって良く、通常、コンピュータ７０２に関して記載された要素の多く又は全てを有する。しかしながら、間欠にするため、メモリ／記憶装置７５０のみを図示する。示した論理コネクションは、ＬＡＮ（local area network）７５２及び／又はより大規模なネットワーク、例えばＷＡＮ（wide area network）７５４への有線／無線接続性を有する。このようなＬＡＮ及びＷＡＮのネットワーク環境は、職場及び会社内で一般的であり、イントラネットの全てがグローバル通信ネットワーク、例えばインターネットに接続され得る該イントラネットのような企業規模のコンピュータネットワークを実現する。

ＬＡＮネットワーク環境で用いられるとき、コンピュータ７０２は、有線及び／又は無線通信ネットワークインタフェース又はアダプタ７５６を通じて、ＬＡＮ７５２に接続される。アダプタ７５６は、有線及び／又は無線通信ネットワークがＬＡＮ７５２と通信するのを実現する。ＬＡＮ７５２は、アダプタ７５６の無線機能と通信するために配置された無線アクセスポイントを有しても良い。

ＷＡＮネットワーク環境で用いられるとき、コンピュータ７０２は、モデム７５８を有し、ＷＡＮ７５４にある通信サーバに接続され、又はインターネットを用いるようなＷＡＮ７５４を介して通信を確立する他の手段を有する。内部若しくは外部装置及び有線及び／又は無線装置であり得るモデム７５８は、入力装置インタフェース７４２を介してシステムバス７０８に接続する。ネットワーク環境では、コンピュータ７０２に関連して示されたプログラムモジュール又はその部分は、遠隔メモリ／記憶装置７５０に格納され得る。理解されるべき点は、図示のネットワーク接続は例であり、コンピュータ間の通信リンクを確立する他の手段を用いることが出来ることである。

コンピュータ７０２は、ＩＥＥＥ８０２標準ファミリを用いて、例えばプリンタ、スキャナ、デスクトップ及び／又はポータブルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ）、通信衛星、任意の機器若しくは無線検出可能なタグと関連付けられた場所（例えば、キオスク、ニューススタンド、休憩室）との無線通信（例えば、ＩＥＥＥ８０２．１１無線変調技術）に動作可能に配置された無線装置のような有線及び無線装置又はエンティティと通信するよう動作する。これは、少なくともＷｉ−Ｆｉ（WirelessFidelity）、ＷｉＭａｘ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）無線技術を含む。したがって、通信は、従来のネットワーク又は少なくとも２つの装置間の単なるアドホック通信に所定の構造を関連付けることができる。Ｗｉ−Ｆｉネットワークは、ＩＥＥＥ８０２．１１ｘ（ａ，ｂ，ｇ，ｎ等）と呼ばれる無線技術を用いて、セキュア、高信頼、高速無線接続性を提供する。ＷｉＦｉネットワークは、コンピュータを互いに、インターネット及び（例えば、ＩＥＥＥ８０２．３関連媒体及び機能を用いる）有線ネットワークに接続するために用いることができる。

図８は、上述の種々の実施形態を実施するために適した例示的な通信アーキテクチャ８００のブロック図を示す。通信アーキテクチャ８００は、送信機、受信機、通信機、無線機、ネットワークインタフェース、ベースバンドプロセッサ、アンテナ、増幅器、フィルタ等のような種々の一般的な通信要素を有する。しかしながら、実施形態は、通信アーキテクチャ８００による実施に限定されない。

図８に示したように、通信アーキテクチャ８００は、１又は複数のクライアント８０２及びサーバ８０４を有する。クライアント８０２は、クライアントシステム３１０、４００を実装しても良い。サーバ８０４は、サーバシステム３３０を実装しても良い。クライアント８０２及びサーバ８０４は、クッキー及び／又は関連するコンテキスト情報のような個々のクライアント８０２及びサーバ８０４にローカルな情報を格納するために使用可能な、１又は複数の個々のクライアントデータ記憶８０８及びサーバデータ記憶８１０と動作可能に接続される。

クライアント８０２及びサーバ８０４は、通信フレームワーク８０６を用いて、それぞれ他者との間で情報を伝達しても良い。通信フレームワーク８０６は、システム３００、４００、７００を参照して記載したような良く知られた通信技術及びプロトコルを実装しても良い。通信フレームワーク８０６は、パケット交換ネットワーク（例えば、インターネットのような公衆ネットワーク、企業イントラネットのような私設ネットワーク等）、回線交換ネットワーク（例えば、公衆交換電話網）、又は（適切なゲートウェイ及びトランスレータを備えた）パケット交換ネットワークと回線交換ネットワークの組合せとして実装されても良い。

幾つかの実施形態は、「一実施形態」又は「ある実施形態」という表現に加えてそれらの派生語を用いて記載された。これらの語は、実施形態と関連する特定の機能、構造又は特徴が少なくとも１つの実施形態に含まれることを意味する。明細所内の種々の文の中の「一実施形態では」という表現の出現は、必ずしも全て同じ実施形態を参照していない。さらに、幾つかの実施形態は、「結合される」又は「接続される」という表現に加えてそれらの派生語を用いて記載された。これらの語は、必ずしも互いに同義語であることを意図していない。例えば、幾つかの実施形態は、２以上の要素が物理的に又は電気的に互いに直接接触していることを示すために「接続される」及び／又は「結合される」という語を用いて記載された。しかしながら、「結合される」という語は、２以上の要素が互いに直接的に接触していないが、依然として互いに協調して又は相互作用していることも意味しうる。

理解されるべき点は、本開示の要約が、読者に技術的開示の特性を素早く確かめさせるために提供されていることである。要旨は請求項の範囲又は意味を解釈又は限定するために用いられるべきでないことが理解される。また、上述の詳細な説明では、本開示の合理化のために、種々の特徴が単一の実施形態に一緒にグループ化されることが分かる。この開示の方法は、請求される実施形態が各請求項に明示的に記載されたよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映していると解釈するべきではない。むしろ、添付の請求項が反映しているように、本発明の主題は、単一の開示された実施形態の全ての特徴よりも少ない。したがって、ここで、添付の請求項は、各請求項が別個の実施形態として存在するとして、詳細な説明に組み込まれる。添付の請求項では、用語「含む（including）」及び「（inwhich）」は、それぞれ用語「comprising」及び「wherein」の英語の明白な等化語として用いられる。さらに、用語「第１の」、「第２の」、「第３の」等は、単にラベルとして用いられ、それらの目的語に数値的要件を課すことを意図しない。

上述の事項は、開示のアーキテクチャの例を含む。もちろん、コンポーネント及び／又は方法の全ての考えられる組合せを記載することは不可能である。しかし、当業者は、多くの更なる組合せ及び置換が可能であることを理解するだろう。したがって、新規なアーキテクチャは、添付の請求項の精神及び範囲内に含まれる全てのこのような代替、変更、変形を包含することを意図する。

［関連出願］
本願は、米国仮特許出願番号６１／３７７,５８８、出願日２０１０年８月２７日の優先権を主張する。該米国仮特許出願は参照されることにより本願明細書に組み込まれる。

Claims (30)

1. 命令を有するコンピュータ可読記憶媒体を有する物品であって、前記命令は、実行されると、システムに、
   マルチメディアストリーム内の１又は複数のオブジェクトを識別させ、
   前記１又は複数のオブジェクトを分類させ、
   前記１又は複数のオブジェクトの分類に基づき動作を実行させる、
   物品。
2. 実行されると、前記システムに、前記マルチメディアストリーム内に埋め込まれた前記１又は複数のオブジェクトを識別させる、
   命令を有する請求項１に記載の物品。
3. 実行されると、前記システムに、オブジェクト文字認識を介して前記１又は複数のオブジェクトを識別させる、命令を有する請求項１に記載の物品。
4. 実行されると、前記システムに、立体技術を介して前記１又は複数のオブジェクトを識別させる、命令を有する請求項１に記載の物品。
5. 実行されると、前記システムに、前記１又は複数のオブジェクトを、目立つオブジェクト、置換可能オブジェクト又は情報ポータルオブジェクトのうちの１又は複数として分類させる、命令を有する請求項１に記載の物品。
6. 実行されると、前記システムに、バーコードを介して前記１又は複数のオブジェクトを分類させる、命令を有する請求項１に記載の物品。
7. 実行されると、前記システムに、前記１又は複数のオブジェクトに基づき二次オブジェクトを提示させる、命令を有する請求項１に記載の物品。
8. 実行されると、前記システムに、前記１又は複数のオブジェクトに基づきコンテキスト駆動型コンテンツを提示させる、命令を有する請求項１に記載の物品。
9. 実行されると、前記システムに、
   前記１又は複数のオブジェクトのうちの１つを置換可能オブジェクトとして分類させ、
   前記置換可能オブジェクトを隠すよう、二次オブジェクトを位置決めさせる、
   命令を有する請求項１に記載の物品。
10. 実行されると、前記システムに、
    前記１又は複数のオブジェクトのうちの１つを置換可能オブジェクトとして分類させ、
    前記置換可能オブジェクトを隠すよう、プロダクトプレイスメントテンプレートを位置決めさせる、
    命令を有する請求項１に記載の物品。
11. 実行されると、前記システムに、
    前記１又は複数のオブジェクトのうちの１つを目立つオブジェクトとして分類させ、
    前記目立つオブジェクトを隠さないよう、二次オブジェクトを位置決めさせる、
    命令を有する請求項１に記載の物品。
12. マルチメディアストリーム内の１又は複数のオブジェクトを識別するステップ、
    前記１又は複数のオブジェクトを分類するステップ、
    前記１又は複数のオブジェクトの分類に基づき二次オブジェクトを有する動作を実行するステップ、
    を有する方法。
13. 前記マルチメディアストリーム内に埋め込まれた前記１又は複数のオブジェクトを識別するステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
14. オブジェクト文字認識を介して前記１又は複数のオブジェクトを識別するステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
15. 立体技術を介して前記１又は複数のオブジェクトを識別するステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
16. 画像分析を介して前記１又は複数のオブジェクトを識別するステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
17. テクスチャ認識を介して前記１又は複数のオブジェクトを識別するステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
18. 前記１又は複数のオブジェクトを目立つオブジェクトとして分類するステップであって、前記目立つオブジェクトは、人の顔、ボール、パック、スクロールバー又は字幕の画像を有する、ステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
19. バーコードを介して前記１又は複数のオブジェクトを分類するステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
20. 前記１又は複数のオブジェクトに基づき前記二次オブジェクトとしてテンプレートを提示するステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
21. 前記１又は複数のオブジェクトに基づき前記二次オブジェクトとしてコンテキスト駆動型コンテンツを提示するステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
22. 前記１又は複数のオブジェクトのうちの１つを置換可能オブジェクトとして分類するステップ、
    前記置換可能オブジェクトを隠すよう、前記二次オブジェクトを位置決めするステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
23. 前記１又は複数のオブジェクトのうちの１つを置換可能オブジェクトとして分類するステップ、
    前記置換可能オブジェクトの上に、プロダクトプレイスメントテンプレートを位置決めするステップであって、前記プロダクトプレイスメントテンプレートは、前記二次オブジェクトを有する、ステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
24. 前記１又は複数のオブジェクトのうちの１つを目立つオブジェクトとして分類するステップ、
    前記目立つオブジェクトを隠さないよう、前記二次オブジェクトを位置決めするステップ、
    を有する請求項１２に記載の方法。
25. 処理コンポーネント、
    前記処理コンポーネントで動作し、マルチメディアストリームをナビゲートする、オブジェクトに基づく動作コンポーネント、
    を有し、前記オブジェクトに基づく動作コンポーネントは、
    前記マルチメディアストリーム内の１又は複数のオブジェクトを識別するよう動作するオブジェクト識別コンポーネント、
    前記１又は複数のオブジェクトを分類するよう動作するオブジェクト分類コンポーネント、
    前記１又は複数のオブジェクトの分類に基づき動作を実行するよう動作する動作コンポーネント、
    を有する、装置。
26. 前記オブジェクト分類コンポーネントは、前記１又は複数のオブジェクトを、目立つオブジェクト、置換可能オブジェクト又は情報ポータルオブジェクトのうちの１又は複数として識別するよう動作する、請求項２５に記載の装置。
27. 前記オブジェクト識別コンポーネントは、オブジェクト文字認識を介して前記１又は複数のオブジェクトを識別するよう動作する、
    請求項２５に記載の装置。
28. 前記オブジェクト識別コンポーネントは、立体技術を介して前記１又は複数のオブジェクトを識別するよう動作する、
    請求項２５に記載の装置。
29. メディア処理装置にあるデジタルディスプレイ、
    を有する請求項２５に記載の装置。
30. 前記動作コンポーネントは、目立つオブジェクトを隠さないように二次オブジェクトを位置決めする、請求項２５に記載の装置。

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