JP2013510045A - 車両フレーム組み立て品、システム、および方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用フレームシステムおよびその製造方法は、ロール成形されている縦方向フレーム構成部材(例:中央フレーム部材44、左右一対のサイドシル部材46、48)を有する車両フレーム組み立て品を備える。前記ロール成形されている縦方向フレーム構成部材は、第1の車両タイプで用いられる場合には第1の長さにロール成形されており、第2の車両タイプで用いられる場合には第1の長さよりも長い第2の長さにロール成形されている。縦方向フレーム構成部材は、第1の車両タイプ、第2の車両タイプの各々に応じた縦方向長さの規定された断面を有しており、縦方向範囲全体に沿って均一な断面形状をとる。
【選択図】図1
Description
本明細書の実施例は、主に、車両フレーム組み立て品に関する。
ピックアップトラックを例にとると、車室組み立て品は、1つの年式から次の年式に再設計する場合、下部のラダーフレームの再設計をほとんど必要としない。さらに、単一のラダーフレームは、異なる形態の車室(標準サイズのもの、拡張サイズのもの、またはフルサイズのもの)および/または異なる形態の荷台を支持することができる。さらに、ラダーフレームは、主ラダーフレームに補助ラダーフレームを付加することによって拡張または伸長できる。このようなラダーフレームを用いて、拡張した荷台または拡張した車室を支持でき、または伸長した車両(例:ハイヤー)を支持できる。
本発明の一態様によれば、
可変縦方向フロア長さを有する複数の車両タイプで用いられるフロアフレームシステムは、第1の縦方向長さを有する第1のフロアフレーム組み立て品を有する第1の車両タイプと、第1の縦方向長さよりも長い第2の縦方向長さを有する第2のフロアフレーム組み立て品を有する第2の車両タイプと、を備える。
前記第1のフロアフレーム組み立て品は、中央フレーム部材と、前記中央フレーム部材の外側に位置する一対のサイドシル部材と、前記一対のサイドシル部材間に延設され、前記中央フレーム部材に相互接続されている複数のクロス部材と、を備える。
前記第2のフロアフレーム組み立て品は、中央フレーム部材と、前記中央フレーム部材の両側に位置する一対のサイドシル部材と、前記一対のサイドシル部材間に延設され、前記中央フレーム部材に相互接続されている複数のクロス部材と、を備える。
前記第1のフロアフレーム組み立て品内に備えられている場合には前記第1の縦方向長さに対応する前記縦方向の一部に沿った第1の位置にて、そして、前記第2のフロアフレーム組み立て品内に備えられている場合には前記第2の縦方向長さに対応する前記縦方向の一部に沿った第2の位置にて、1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材を切断することを可能にする。
車両用のフロアフレーム組み立て品であって、
中央フレーム部材と、
前記中央フレーム部材から離間して両側に位置するサイドシル部材と、
前記サイドシル部材および前記中央フレーム部材の間に延設され、相互接続されている複数の離間したクロス部材と、を備える。
1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材は、前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材の少なくとも縦方向の一部に沿って均一な断面形状を有する。
前記縦方向の一部は、第1のフロアフレーム縦方向長さを有する第1の車両タイプに取り付けられる場合には第1の部分長を有し、第2のフロアフレーム縦方向長さを有する第2の車両タイプに取り付けられる場合には第2の部分長を有する。
フロアフレームシステムであって、
ロール成形した縦方向フレーム構成部材を有するフロアフレーム組み立て品を備え、
前記縦方向フレーム構成部材は、第1の縦方向長さを有する第1のフロアフレーム組み立て品を有する第1の車両タイプで用いられる場合には第1の長さで成形されており、第2の縦方向長さを有する第2のフロアフレーム組み立て品を有する第2の車両タイプで用いられる場合には第2の長さで成形されている。
車両用フレームシステムであって、
ロール成形した縦方向フレーム構成部材を有する車両フレーム組み立て品を備える。
前記ロール成形した縦方向フレーム構成部材は、第1の車両タイプで用いられる場合には第1の長さにロール成形され、第2の車両タイプで用いられる場合には前記第1の長さよりも長い第2の長さにロール成形される。
可変縦方向フロア長さを有する車両フレームを成形するためのフレーム製造方法を提供する。本態様に従う前記方法であって、
第1の縦方向長さの規定された断面を有する少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材が、第1の車両タイプ用に成形される。
前記第1の縦方向フレーム構成部材は、前記第1の車両タイプの第1のフロアフレーム組み立て品に取り付けられる。
また、第2の縦方向長さの前記規定された断面を有する少なくとも1つの第2の縦方向フレーム構成部材が、第2の車両タイプ用に成形される。
前記第2の縦方向フレーム構成部材は、前記第2の車両タイプの第2のフロアフレーム組み立て品に取り付けられる。
前記前フレーム側面側部材の前端部分に接続されている複数のサイドシル部材、および前記サイドシル部材の間で延設されている複数のクロス部材を備えるフロアフレーム組み立て品と、を有する車両フレーム組み立て品内にあって、
前記前フレーム側面側部材のうちの第1の前フレーム側面側部材と、前記サイドシル部材のうちの第1のサイドシル部材との間にあるフレーム結合部分であって、
本発明の一態様によれば、
前記第1の前フレーム側面側部材が前記第1のサイドシル部材と結合する領域に沿って前記第1のサイドシル部材の上壁部と当接する前記第1の前フレーム側面側部材の上壁部と、
前記領域に沿って前記第1のサイドシル部材の下壁部と当接する前記第1の前フレーム側面側部材の下壁部と、を備える。
前記後フレーム側面側部材の後端部分に接続されている複数のサイドシル部材、および前記サイドシル部材の間で延設されている複数のクロス部材を備えるフロアフレーム組み立て品と、を有する車両フレーム組み立て品内にあって、
前記後フレーム側面側部材のうちの第1の後フレーム側面側部材と、前記サイドシル部材のうちの第1のサイドシル部材との間にあるフレーム結合部分であって、
本発明の一態様によれば、
前記第1の後フレーム側面側部材が前記第1のサイドシル部材と結合する領域に沿って前記第1のサイドシル部材の上壁部と当接する前記第1の後フレーム側面側部材の上壁部と、
前記領域に沿って前記第1のサイドシル部材の下壁部と当接する前記第1の後フレーム側面側部材の下壁部と、を備える。
車両フレーム結合部分であって、
フロアフレーム組み立て品のサイドシル部材と、
前記サイドシル部材に対して所定の角度をなしており、前記サイドシル部材に接続されて前記サイドシル部材に負荷力を伝達する前方のまたは後方のフレーム側面側部材と、を備える。
前記フレーム側面側部材は、
前記フレーム側面側部材が前記サイドシル部材と結合する領域に沿って前記サイドシル部材の上壁部と当接する上壁部と、
前記領域に沿って前記サイドシル部材の下壁部と当接する下壁部と、を有する。
前記した複数のクロス部材のうちの第1のクロス部材と、前記したサイドシル部材のうちの第1のサイドシル部材との間にあるフレーム結合部分であって、
本発明の一態様によれば、
前記第1のクロス部材が前記第1のサイドシル部材と結合する領域に沿って前記第1のサイドシル部材の上壁部と当接する前記第1のクロス部材の上壁部と、
前記領域に沿って前記第1のサイドシル部材の下壁部と当接する前記第1のクロス部材の下壁部と、を備える。
車両フレーム結合部分であって、
フロアフレーム組み立て品のサイドシル部材と、接続フレーム部材と、を備え、
前記接続フレーム部材は、
前記接続フレーム部材が前記サイドシル部材と結合する領域に沿って前記サイドシル部材の上壁部と当接する上壁部と、
前記領域に沿って前記サイドシル部材の下壁部と当接する下壁部と、を有する。
複数のサイドシル部材、中央フレーム部材、および前記サイドシル部材と前記中央フレーム部材との間で延設されており、前記サイドシル部材および前記中央フレーム部材と相互接続されている複数のクロス部材を備えるフロアフレーム組み立て品と、を有する車両フレーム組み立て品内にあって、
前記第1の内部部材と、前記第2の内部部材と、前記中央フレーム部材との間にあるフレーム結合部分であって、
本発明の一態様によれば、
前記中央フレーム部材の中央壁部と一体的に形成されており、前記中央フレーム部材の中央壁部から延設される前記中央フレーム部材の互いに離間した第1の側壁部および第2の側壁部を備える。
前記第1の内部部材の中央壁部と一体的に形成されており、前記第1の内部部材の中央壁部から延設される前記第1の内部部材の互いに離間した第1の側壁部および第2の側壁部を備える。
前記第2の内部部材の中央壁部と一体的に形成されており、前記第2の内部部材の中央壁部から延設される前記第2の内部部材の互いに離間した第1の側壁部および第2の側壁部と、を備える。
前記第1の内部部材の前記第1の側壁部は、前記中央フレーム部材の前記第1の側壁部に直接接続しており、一体化しており、前記第1の内部部材の前記第2の側壁部は、前記中央フレーム部材の前記第2の側壁部に直接接続しており、一体化している。
前記第2の内部部材の前記第1の側壁部は、前記第1の内部部材の第2の側壁部に終結しており、前記第2の内部部材の前記第2の側壁部は、前記中央フレーム部材の前記第2の側壁部に直接接続しており、一体化している。
したがって、前記第1の内部部材から前記中央フレーム部材まで続く第1の負荷経路と、前記第2の内部部材から前記中央フレーム部材まで続く第2の負荷経路とを提供する。
前記複数のクロス部材のうちの少なくとも1つのクロス部材と、前記中央フレーム部材との間にあるフレーム結合部分であって、
本発明の一態様によれば、
前記サイドシル部材のうちの第1のサイドシル部材および前記中央フレーム部材の間で架設されている前記した少なくとも1つのクロス部材の第1の部分と、
前記サイドシル部材のうちの反対側にある第2のサイドシル部材および前記中央フレーム部材の間で架設されている前記した少なくとも1つのクロス部材の第2の部分と、を備える。
前記第1の部分および前記第2の部分の各々の下壁部は、前記中央フレーム部材の下壁部と当接する。
前記第1の部分および前記第2の部分の各々の上壁部は、前記中央フレーム部材の上壁部と当接する。
車両フレーム結合部分であって、
フロアフレーム組み立て品の中央フレーム部材と、前記中央フレーム部材に接続され、対応するサイドシル部材に向かって横方向に延設されているクロス部材部分と、を備える。
前記クロス部材部分は、
前記中央フレーム部材の下壁部と当接する下壁部と、
前記中央フレーム部材の上壁部と当接する上壁部と、を備える。
可変縦方向ベッド長さを有する複数の車両タイプで用いられるベッドフレームシステムであって、
第1の前フレーム組み立て品と、第1のフロアフレーム組み立て品と、第1の後フレーム組み立て品と、を備える少なくとも第1の車両タイプと、
第2の前フレーム組み立て品と、第2のフロアフレーム組み立て品と、第2の後フレーム組み立て品と、を備える少なくとも第2の車両タイプと、を備える。
前記第1の後フレーム組み立て品は、第1の縦方向長さを有する少なくとも1つの縦方向フレーム部材を備える。
前記第2の後フレーム組み立て品は、第2の縦方向長さを有する少なくとも1つの縦方向フレーム部材を備える。
前記第1の後フレーム組み立て品および前記第2の後フレーム組み立て品の1または複数の前記縦方向フレーム部材は、前記縦方向フレーム部材の少なくとも縦方向の一部に沿って均一な断面形状を有し、
前記第1の後フレーム組み立て品については、前記第1の縦方向長さに対応する前記縦方向の一部に沿った第1の位置で、前記した1または複数の縦方向フレーム部材を切断することを可能にし、
前記第2の後フレーム組み立て品については、前記第2の縦方向長さに対応する前記縦方向の一部に沿った第2の位置で、前記した1または複数の縦方向フレーム部材を切断することを可能にする。
車両用のベッドフレーム組み立て品であって、
少なくとも1つの縦方向フレーム部材の少なくとも縦方向の一部に沿って均一な断面形状を有する少なくとも1つの縦方向フレーム部材を有する。
前記縦方向の一部は、
第1のベッドフレーム縦方向長さを有する第1の車両タイプに取り付けられる場合には第1の部分長を有し、
第2のベッドフレーム縦方向長さを有する第2の車両タイプに取り付けられる場合には第2の部分長を有する。
ベッドフレームシステムであって、
ロール成形された縦方向フレーム構成部材を有するベッドフレーム組み立て品を備える。
前記ロール成形された縦方向フレーム構成部材は、
第1の縦方向長さを有する第1のフロアフレーム組み立て品を有する第1の車両タイプで用いられる場合には、第1の長さで成形され、
第2の縦方向長さを有する第2のフロアフレーム組み立て品を有する第2の車両タイプで用いられる場合には、第2の長さで成形される。
可変縦方向ベッド長さを有する車両ベッドフレームを成形するベッドフレーム製造方法を提供する。本態様に従う前記方法であって、
第1の車両タイプ用の第1の縦方向長さの規定された断面を有する少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材を成形する。
前記第1の縦方向フレーム構成部材を前記第1の車両タイプの第1のベッドフレーム組み立て品に取り付ける。
第2の車両タイプ用の第2の縦方向長さの前記規定された断面を有する少なくとも1つの第2の縦方向フレーム構成部材を成形する。
前記第2の縦方向フレーム構成部材を前記第2の車両タイプの第2のベッドフレーム組み立て品に取り付ける。
まず、添付の図面を参照するが、これらの図面が示すものは、1または複数の実施例を説明するためのものであって、限定するためのものではない。図30は、車両のための、具体的には、可変縦方向フレーム長さを有する複数の車両タイプに関する、または関連する使用のためのフレームシステム10の概略を示す。前記可変縦方向フレーム長さは、フレーム全体長、フレーム部分長、および/またはフレーム構成部材長さを含む。図示のとおり、少なくとも第1の車両タイプのホワイトボディ(BIW:body-in-white)組み立て品は、符号12で表し、少なくとも第2の車両タイプのホワイトボディ組み立て品は、符号14で表す。
ホワイトボディ組み立て品12は、結果的に、少なくとも符号16で示す第1の車両タイプの車両フレーム組み立て品になる。同様にして、少なくとも符号18で示す第2の車両タイプの車両フレーム組み立て品は、ホワイトボディ組み立て品14から生じたものである。本明細書で用いる場合、車両タイプは、複数の車両フレーム組み立て品を単に区別するために用いられる。場合によっては、車両タイプは、複数の異なる車両モデルと関連づけることができる。しかしながら、他の場合としては、単一の車両モデルは、複数の車両タイプを含むことができ、したがって、複数の異なるフレーム組み立て品を含むことができる。
可変長部品22は、少なくとも縦方向フレーム構成部材の縦方向の一部に沿って均一な断面形状を有する縦方向フレーム構成部材を含む。このような断面形状は、通常、前記した部品を、複数の異なる車両タイプの可変長フレーム組み立て品用に成形すること、そして、さまざまな長さからなる前記した部品を成形するために複数の異なる位置で切断すること、を可能にする。
例えば、ホワイトボディ組み立て品12に取り付けられる可変長部品22aは、第1の縦方向長さを有する縦方向フレーム構成部材とすることができ、これに対し、ホワイトボディ組み立て品14に取り付けられる可変長部品22bは、第2の縦方向長さを有する縦方向フレーム構成部材とすることができる。前記した縦方向フレーム構成部材22a、22bは、共通の横断面を有し、したがって、効率良く可変縦方向長さを成形することを容易にする。
他の例では、縦方向構成部材は、押し出し成形工程によって成形した押し出し成形構成部材であり、所望の長さ(例:第1の車両タイプに対して第1の縦方向長さ、および第2の車両タイプに対して第2の縦方向長さ)に切断される。押し出し成形は、縦方向構成部材が、例えばアルミニウム製であるときに用いられる工程であるが、必須ではない。さらに他の例では、いくつかの他の工程を用いて可変長縦方向構成部材を成形することができる。例えば、プレス成形や型成形などがあるが、これらに限定されない。
本実施形態において、第1の車両タイプの車両フレーム組み立て品16は、第1の縦方向長さを有するロール成形した縦方向フレーム構成部材22aを備え、第2の車両タイプの車両フレーム組み立て品18は、第2の縦方向長さを有するロール成形した縦方向フレーム構成部材22bを備える。したがって、ロール成形した縦方向フレーム構成部材は、符号22のブロックにて成形される。具体的には、符号12のブロックでの第1の車両タイプに用いられる場合には第1の長さで成形され、符号14のブロックでの第2の車両タイプに用いられる場合には、さらに長い第2の長さで成形される。しかしながら、他の成形工程(例:押し出し成形、プレス成形など)を用いることも可能である。
もちろん、図1〜図4の4つの車両タイプは、単なる例示にすぎず、4つより多くのまたは4つより少ない車両タイプを、本明細書で開示する(1または複数の)フレームシステムにおいて採用してもよい。いずれの場合であっても、フレーム組み立て品30〜36の各々は、図31の車両フレームシステムと併せて説明したとおり、共通部品と、可変長部品と、専用部品とから成形できる。
本願の図面において、共通部品はすでに概ね描写されており、共通部品の参照番号は、すべての図面において概ね同一である。可変長部品もまたすでに概ね描写されており、すべての図面には同一の参照番号が用いられている。しかしながら、プライム記号(´)を用いて、異なる縦方向長さを有する可変長部品同士を区別している(そして、可変長部品を含む部分組み立て品同士を区別している)。カスタム部品は、いくつかの車両タイプで用いられるだけであるが、カスタム部品が用いられる(1または複数の)特定の車両タイプに対する説明をするときに個別に説明する。
図2に示す第2の車両タイプのフレーム組み立て品32は、図1の第1のフロアフレーム組み立て品42の第1の縦方向長さよりも長い第2の縦方向長さを有する第2のフロアフレーム組み立て品42´を備える。第2のフロアフレーム組み立て品42´は、中央フレーム部材44´と、中央フレーム部材44´の側面に位置する一対のサイドシル部材46´、48´と、サイドシル部材46´、48´の間に延設され、中央フレーム部材44´と相互接続されている同一の複数のクロス部材50、52、54、56とを備える。より詳細に後記するとおり、クロス部材50、52、54、56は、略U字形の断面形状をし、前壁部と、後壁部と、前壁部および後壁部と相互接続している下壁部とを有する。前壁部および後壁部はまた、側壁部として参照される。
フロアフレーム組み立て品42、42´の各々のクロス部材50〜56は、互いに共通(つまり、共通部品)とすることができる。つまり、例えば、複数のクロス部材50を成形し、その一つのクロス部材50をフロアフレーム組み立て品42上に用いることができ、別のクロス部材50をフロアフレーム組み立て品42´上に用いることができる。結果的に、フロアフレーム組み立て品42´は、フロアフレーム組み立て品42よりも縦方向長さが長くなる。このことは、例えば、種々の車室構造物を支持するように用いることを可能にする。例えば、図1のフロアフレーム組み立て品42は、2つのフルサイズの前ドアおよび2つのサイズのより小さな後ドアを含む4ドアの車両タイプに用いることができる。しかしながら、このことは必須でない。これに対し、図2のフロアフレーム組み立て品42´は、フルサイズの4ドアの車両タイプに用いることができる。しかしながら、このことも必須でない。
したがって、図1および図2において、第1の縦方向長さを有する後フレーム組み立て品58は、フロアフレーム組み立て品42、42´に固定されており、図3および図4において、第2の縦方向長さを有する後フレーム組み立て品60は、フロアフレーム組み立て品42、42´に固定されている。
さらに図33を参照すると、フレーム組み立て品300は、複数の他のフレーム組み立て品312、314、316とともに再度図示されている。これらの他のフレーム組み立て品が図示されることで、多くの異なる種類の後フレーム組み立て品が、主要な開示内容とともに用いることができることが示される。例えば、フレーム組み立て品312は、ミニバンに特有の後フレーム組み立て品を含む。フレーム組み立て品314は、他のSUVに特有の後フレーム組み立て品を含む。フレーム組み立て品316は、他のスポーツ用多目的トラック(SUT)に特有の後フレーム組み立て品を含む。もちろん他の種類も可能である。
総じて、車両フレーム組み立て品30〜36の各々は、車両の防火壁の前方に延設される前フレーム組み立て品62と、車両の車室、つまり乗員区画を定める中央のフロアフレーム組み立て品42または42´と、車両の後部(つまり、例えば後部乗員区画または荷台)に沿ってフロアフレーム組み立て品42または42´から後方に延設される後方のベッドフレーム組み立て品58または60と、を備える。さらに、前記したフレーム組み立て品または部分組み立て品によって、組み立て車両用の一体型車体フレームの下側が形成される。
一実施例においては、前記した複数の縦方向フレーム構成部材は、ロール成形され、第1のサイドシル部材46、46´と、第2のサイドシル部材48、48´と、中央フレーム部材44、44´との少なくとも一つを含む。他の実施例においては、前記したロール成形された縦方向フレーム構成部材は、中央フレーム部材44、44´と、すべてのサイドシル部材46、46´、48、48´と、の両方を含む。さらに他の実施例においては、前記した縦方向フレーム構成部材(例:部材44、44´、46、46´、48、48´)は、ロール成形以外の工程(例:押し出し成形、プレス成形、型成形など)によって成形され、所望の長さに切断される。
また、側面側部材66、68はそれぞれ、第1のアウターアーム部70と、第2のアウターアーム部72とを備える。第1のアウターアーム部70および第2のアウターアーム部72はそれぞれ、第1および第2のサイドシル部材46、48(46´、48´)へ向かって後方かつ下方に延設されている。また、側面側部材66、68はそれぞれ、第1のインナーアーム部74と、第2のインナーアーム部76とを備える。第1のインナーアーム部74および第2のインナーアーム部76は、中央フレーム部材44(または44´)に向かって後方かつ内側に延設されている。
詳細は後記するが、インナーアーム部70、72は、互いに、そして中央フレーム部材44(または44´)と合体して、Y字形の中央結合部分を形成する。この中央結合部分は、車両の縦方向の中央線に沿って配置されている。アウターアーム部74、76は、サイドシル部材46、48(または46´、48´)の前端、そして最も前方にあるクロス部材30と合体して、詳細については後記するサイドシルフレーム結合部分にまで延びる前フレームを形成する。
クロスブレース部86、88、90は、前クロスブレース部86と、中クロスブレース部88と、後クロスブレース部90とを含む。前クロスブレース部86および中クロスブレース部88は、後輪および後部懸架装置(図示せず)のための支持部を定める。後クロスブレース部90は、フレーム側面側部材82、82の後方または末端の間に亘って取り付けられる。図3および図4に示されるさらに長い後フレーム組み立て品60上では、補助クロスブレース部92もまた、側面側部材82、84の間に亘って取り付けられる。
100のステップにおいて、第1の縦方向長さの規定された断面を有する少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材が、第1の車両タイプ用に成形される。すでに述べたとおり、この第1の縦方向フレーム構成部材は、本実施形態の中央フレーム部材44および/またはサイドシル部材46、48を含むものでよい。
それから、102のステップにおいて、前記成形された1または複数の縦方向フレーム構成部材は、第1の車両タイプの第1のフロアフレーム組み立て品(例:第1のフロアフレーム組み立て品42)上に取り付けられる。
104のステップにおいて、第2の縦方向長さの規定された同一の断面を有する少なくとも1つの第2の縦方向構成部材が、第2の車両タイプ用に成形される。この第2の縦方向構成部材は、本実施形態の中央フレーム部材44´および/またはサイドシル部材46´、48´を含むものでよい。
106のステップにおいて、前記成形された1または複数の第2の縦方向フレーム構成部材は、第2の車両タイプの第2のフロアフレーム組み立て品(例:第2のフロアフレーム組み立て品42´)上に取り付けられる。
フルサイズ4ドアなどに適したさらに大きな車室領域を形成するように用いることができる図2および図4のフロアフレーム組み立て品42´にサイドシル部材46´、48´を用いる。この場合、相対的に短いフロアフレーム組み立て品42上で用いる場合に比べて、サイドシル部材46´、48´が後クロス部材56を越えてさらに後方まで延設されるようにする。
また、中央フレーム部材44´は、さらに大きく後方に延設されるようにして、第2のフロアフレーム組み立て品42´上にあるクロス部材54、56間にある幅広の隙間を架設するように用いられる。フロアフレーム組み立て品42、42´の双方において、サイドシル部材46、48または46´、48´の前端は、フロアフレーム組み立て品64に接続され、前記したサイドシル部材の後端は、後フレーム組み立て品58(または60)に接続される。
フレーム構成部材同士のすべての当接関係は、フレーム構成部材同士を溶接結合するための適切な溶接場所としての役割を果たすことができるが、他の接続方法を用いることもできる。後記するサイドシル結合部分の各々については、第1のサイドシル部材46と、第1のサイドシル部材46に接続されている隣接フレーム構成部材とに対して詳細に説明するが、その一方で、他の結合部分に関する追加の説明をせずとも、第2のサイドシル部材48と、対応する接続フレーム構成部材との間で同様の結合部分が形成されることは明らかであり、そして理解されるであろう。
図5〜図8は、サイドシル部材46と、前フレーム側面側部材66(具体的には、前フレーム側面側部材66のアウターアーム部70)との間のフレーム結合部分を具体的に図示したものである。図16〜図20は、サイドシル部材46と、後フレーム側面側部材82とのフレーム結合部分を具体的に図示したものである。図14および図15は、サイドシル部材46と、クロス部材52とのフレーム結合部分を具体的に図示したものである。このフレーム結合部分は、サイドシル部材46と、クロス部材54とのフレーム結合部分と略同一である。
さらに、領域120でのこのような当接は、側面側部材66と、サイドシル部材46との間の溶接結合のために適切に用いることができる。なお、このような構成は、サイドシル部材46および側面側部材66といった両構成部材間の高さ方向の寸法全体に沿った結合について、前記結合される構成部材間のずれを実質的に無くすことを可能にする。
フレーム結合部分はまた、後フレーム側面側部材82の下壁部82bを備える。この下壁部82bは、同一の領域140に沿って、サイドシル部材46の下壁部46bと当接する。壁部82a、82bの当接部分は、所望する場合にはフランジまたはフランジ部分として形成することができる。さらに、領域140での前記した当接は、側面側部材82とサイドシル部材46との間の溶接結合のために適切に用いることができる。なお、このような構成は、サイドシル部材46および側面側部材82といった両構成部材間の高さ方向の寸法全体に沿った結合について、前記結合される構成部材間のずれを実質的に無くすことを可能にする。
側面側部材補強部材158は、上表面82aから下表面82bまで延設されている他方の側壁部82cとは離間した側面側部材82の第2の側壁部を形成することができる。部材158は、垂直方向に延設されているフランジ部158aを備える。下側補強部材156の第2の部分156bは、このフランジ部158aに取り付けられることで、部材156を側面側部材82に接続することができる。
複数のフレーム構成部材間のすべての当接関係は、フレーム構成部材同士を溶接するための適切な溶接場所としての役割を果たす。しかしながら、他の接続方法も用いることができるのは明らかである。図12および図13は、クロス部材50〜54またはそれらの部分の1つと、中央フレーム部材44との間にある1または複数の結合部分を具体的に示している。図21および図22は、中央フレーム部材44と、複数のクロス部材のうちもっとも後方にあるもの(つまり、クロス部材56)との間にある一対の結合部分を示している。
補強壁部材180は、第2の内部部材76の第1の側壁部76aの長手方向に延設されている部分(つまり、第1の内部部材74の第2の側壁部74bに隣接する部分)に概ね合わさり位置合わせされている長手方向長さを有している。これにより、補強壁部材180を介して第2の内部部材76の第1の側壁部76aから中央フレーム部材44の第1の側壁部44aまでの負荷経路を定めることができる。
浅部分および深部分の各々は、突出基礎フランジ部180cを有している。突出基礎フランジ部180cは、インナーアーム部74の底壁部74c上に当接し、底壁部74cに溶接されている。端部180a、180bが形成する前記浅部分および深部分は、側フランジ部180dを備える。側フランジ部180dは、インナーアーム部74の底壁部74c上に当接し、底壁部74cに溶接されている。補強壁部材180はまた、フランジ部分182、184を備える。フランジ部分182、184は、それぞれ外側に延設するように並んでおり、内部部材74の第1の側壁部74aおよび第2の側壁部74bが提供するフランジ部の各々に接続されている。
インナーアーム部の側壁部74a、74bおよび76a、76bのフランジ部は、側壁部44a、44bのフランジ部204、206とともに、これらのフランジ部に溶接されているフロアパネル174の支持表面を提供することができる。したがって、フロアパネル174は、インナーアーム部74、76と、クロス部材50〜56と、中央フレーム部材44とに対して、かつ、それらの上に一体化して固定することができる。これにより、Y字形の結合部分を介して前フレーム組み立て品62からフロアフレーム組み立て品42の内部へと続く応力の流れを管理することに役立っている。
そのため、前部衝突負荷を、前フレーム組み立て品62からフロアフレーム組み立て品42へと効率良く効果的に伝達することができる。特に、インナーアーム部74、76の全高が、中央フレーム部材44の全高に一致しているため、結合部分の剛性を高めたり、または最大化したりでき、そして、フレーム構成部材44、74、76同士の負荷伝達特性を高めることができるという利点がある。
第1の部分190については図12に最も良く図示されているが、第1の部分190および第2の部分192の各々の下壁部(例:下壁部192a)は、中央フレーム部材44の下壁部44cと当接する。また、第1の部分190および第2の部分192の各々の上壁部は、中央フレーム部材44の上壁部と当接するが、さらなる詳細は後記する。
本明細書にすでに記載したとおり、中央フレーム部材44は、中央壁部、つまり下壁部44cと、一対の離間した側壁部44a、44bと、上壁部とを備える。側壁部44a、44bは、下壁部44cから上方に延設されている。前記した上壁部は、一対の離間した側壁部44a、44bの末端部の各々から延設されている少なくとも1つのフランジ部(例:本実施形態のフランジ部204、206)によって形成される。図示するように、第1の部分190および第2の部分192の少なくとも1つのフランジ部(例:フランジ部200、202)は、中央フレーム部材44の前記した少なくとも1つのフランジ部(例:フランジ部204、206)と当接し、したがって、フロアパネル174の支持面となる。
本明細書の説明した他の結合部分と同様に、この(図12および図13に示す)結合部分内にある当接を有するフランジ部は、部分190、192と、中央フレーム部材44と間の溶接接合部を形成するために適切に用いることができる。なお、図12の破線で示したように、このような構成はまた、部分190、192および中央フレーム部材44といった構成部材間の高さ方向の寸法全体に沿った結合について、前記結合される構成部材間のずれを実質的に無くすことを可能にする。中央フレーム部材44の高さ方向全体に対する取り付けは、結合部分の剛性を増大させる、または最大化することができ、そして、フレーム構成部材間の負荷伝達を効果的に高めることができるという利点がある。
例示される本実施形態では、前記した少なくとも一つの補強部材は、第1の補強壁部220と、第2の補強壁部222とを備える。第1の補強壁部220は、第1の部分190および第2の部分192に亘って延設されており、第1の部分190および第2の部分192の第1の側壁部196と位置合わせされている。第2の補強壁部222は、第1の部分190および第2の部分192に亘って延設されており、第1の部分190および第2の部分192の第2の側壁部198と位置合わせされている。
第1の補強壁部220および第2の補強壁部222は、下フランジ部224を個別に備える。下フランジ部224は、互いに向き合う方向に延設されており、中央フレーム部材44の、上方に面した縦方向延設面上に配置されて固定されている。第1の補強壁部220および第2の補強壁部222はまた、上フランジ部226をそれぞれ備える。上フランジ部226は、互いに離れていく方向に延設されている。上フランジ部226は、フロアパネル174に溶接し、接続されている。
フロアパネル174は、中央フレーム部材44と、第1のクロス部材部分190および第2のクロス部材部分192との結合体の上方に配置されているが、このようなフロアパネル174は、結合部分全体のうち肝要な部分としての役割を果たす。そして、フロアパネル174は、クロス部材部分190または192の一方から、中央フレーム44および補強壁部220、222を介して、部分190または192の他方の中にまで続く応力の流れを管理することに役立っている。
図22に最も良く示されているが、第1の部分230および第2の部分232の各々の下壁部234は、中央フレーム部材44の下壁部44cと当接している。具体的には、第1の部分230および第2の部分232の各々の下壁部234は、フランジ250を備える。フランジ250は、中央フレーム部材44、特に、中央フレーム部材44の中央壁部44cと当接する。なお、さらなる詳細は後記するが、第1の部分230および第2の部分232の各々の上壁部は、中央フレーム部材44の上壁部(例:フランジ部204、206によって形成される上壁部)と当接する。
本実施形態では、第1の部分230および第2の部分232双方のフランジ部240は、中央フレーム部材44のフランジ部204、206と当接しない。図示されていないが、第1の部分および第2の部分の側壁部238はまた、(図12のフランジ部210に類似する)個別のフランジ部を備える。前記したフランジ部は、中央フレーム部材44の側壁部44a、44bの一つとそれぞれ当接する。部分230、232による中央フレーム部材44上への当接部分を、部分230、232と中央フレーム部材44との間の溶接結合のために適切に用いることができる。なお、このような構成は、部分230、232および中央フレーム部材44といった構成部材間の高さ方向の寸法全体に沿った結合について、前記結合した構成部材間のずれを実質的に無くすことを可能にする。
上レール部270、272の各々は、後フレーム側面側部材82、84から上レール部270、272にまで延設されている支持梁部278、280によって支持されている。さらなる詳細は後記するが、このような部材構成によって、後端側の衝突現象で生じたエネルギーを分散させるための多数の負荷経路を提供し、さらに、製造における融通が利き、製造コストを抑えることができる。
本実施形態では、前記した1または複数の縦方向部材は、上ベッドレール部270、272および270´、272´を含む。これらの部材で図示するように、前記した縦方向の一部は、前記した縦方向部材の縦方向範囲全体となるが、このことは必須ではない。第1の位置または第2の位置での前記した切断を容易にするために、縦方向部材(つまり、上レール部)はロール成形することができる。
均一な断面形状を有する縦方向の一部は、縦方向フレーム構成部材の縦方向範囲全体としてもよい。例えば、上ベッドレール部270、272および270´、272´といったフレーム構成部材の各々は、これらフレーム構成部材の縦方向範囲全体に沿って均一な断面形状を有する。さらに、上ベッドレール部270、272および270´、272´の各々は、第1のベッドフレーム縦方向長さ、および/または第2のベッドフレーム縦方向長さの実質的部分に沿って延設される。
104のステップでは、第2の縦方向長さとなるように定められた同一の断面を有する少なくとも一つの第2の縦方向フレーム構成部材を、第2の車両タイプ用に成形する。106のステップでは、前記成形された第2の縦方向フレーム構成部材を、第2の車両タイプの第2のベッドフレーム組み立て品上に取り付ける。前記した少なくとも一つの第2の縦方向フレーム構成部材とは、ベッドレール部270´、272´とすることができる。さらに、本明細書ですでに説明したとおり、ベッドレール部270、272および270´、272´を成形するステップは、前記した構成部材のロール成形をすることを含むことができる。
したがって、任意の車両モデルまたは車両タイプの左右のサイドシルは、一続きの、つまり途切れの無い長さとなる“サイドシル(部材)ストック”から同一の長さとなる一片を切り出すことによって、容易に成形することができる。同様にして、特定の中央フレーム部材は、無制限の、つまり途切れの無い一本の“センタートンネルストックまたは中央フレーム(部材)ストック”から所定の長さに切断することによって成形することができる。さらに、後フレーム組み立て品の縦方向フレーム構成部材(例:上レール部270、272)は、無制限の、つまり途切れの無い一本の上レールストックから所定の長さに切断することによって成形することができる。
さらに、場合によっては、サイドシル部材および中央フレーム部材は、各々のストック時の長さから短く切断して、その後、すぐに下部フレーム組み立て品の中に組み込むためのフレーム積載場所に運搬されるように、サイドシル部材および中央フレーム部材を組み立て工場でロール成形することが望ましい。前述の内容から当業者にとっては明らかであるが、ロール成形構成部材はすべて、同一となる一般的な方法で成形される場合であっても、前記したロール成形構成部材の製造の場所および時期は融通が利き、さまざまな製造および組み立て環境に容易に適応する。
64 前フレーム組み立て品
58、60 後フレーム組み立て品
44、44´ 中央フレーム部材
46、48、46´、48´ サイドシル部材
50、52、54、56 クロス部材
Claims (90)
- 車両用フレームシステムであって、
ロール成形した縦方向フレーム構成部材を有する車両フレーム組み立て品を備え、
前記ロール成形した縦方向フレーム構成部材は、第1の車両タイプで用いられる場合には第1の長さにロール成形され、第2の車両タイプで用いられる場合には前記第1の長さよりも長い第2の長さにロール成形される
ことを特徴とする車両用フレームシステム。 - 可変縦方向フロア長さを有する車両フレームを成形するためのフレーム製造方法であって、
第1の車両タイプ用の第1の縦方向長さの規定された断面を有する少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材を成形するステップと、
前記第1の縦方向フレーム構成部材を前記第1の車両タイプの第1のフロアフレーム組み立て品に取り付けるステップと、
第2の車両タイプ用の第2の縦方向長さの前記規定された断面を有する少なくとも1つの第2の縦方向フレーム構成部材を成形するステップと、
前記第2の縦方向フレーム構成部材を前記第2の車両タイプの第2のフロアフレーム組み立て品に取り付けるステップと、を含む
ことを特徴とするフレーム製造方法。 - 前記した少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材は、前記第1のフロアフレーム組み立て品の中央フレーム部材またはサイドシル部材のうち少なくとも1つであり、
前記した少なくとも1つの第2の縦方向フレーム構成部材は、前記第2のフロアフレーム組み立て品の中央フレーム部材またはサイドシル部材のうち対応する少なくとも1つであり、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 前記した少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材を成形するステップと、前記した少なくとも1つの第2の縦方向フレーム構成部材を成形するステップとはそれぞれ、ロール成形することを含む
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 前記した少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材と、前記した少なくとも1つの第2の縦方向フレーム構成部材とは、縦方向範囲全体に沿って均一な断面形状を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 可変縦方向フロア長さを有する複数の車両タイプで用いられるフロアフレームシステムであって、
第1の縦方向長さを有する第1のフロアフレーム組み立て品を有する少なくとも第1の車両タイプと、
前記第1の縦方向長さよりも長い第2の縦方向長さを有する第2のフロアフレーム組み立て品を有する少なくとも第2の車両タイプと、を備え、
前記第1のフロアフレーム組み立て品は、中央フレーム部材と、前記中央フレーム部材の外側に位置する一対のサイドシル部材と、前記一対のサイドシル部材間に延設され、前記中央フレーム部材に相互接続されている複数のクロス部材と、を備え、
前記第2のフロアフレーム組み立て品は、中央フレーム部材と、前記中央フレーム部材の両側に位置する一対のサイドシル部材と、前記一対のサイドシル部材間に延設され、前記中央フレーム部材に相互接続されている複数のクロス部材と、を備え、
前記第1のフロアフレーム組み立て品および前記第2のフロアフレーム組み立て品の1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材は、前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材の少なくとも縦方向の一部に沿って均一な断面形状を有し、
前記第1のフロアフレーム組み立て品内に備えられている場合には前記第1の縦方向長さに対応する前記縦方向の一部に沿った第1の位置にて、そして、前記第2のフロアフレーム組み立て品内に備えられている場合には前記第2の縦方向長さに対応する前記縦方向の一部に沿った第2の位置にて、1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材を切断することを可能にする
ことを特徴とするフロアフレームシステム。 - 前記縦方向の一部とは、前記した1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材の縦方向範囲全体である
ことを特徴とする請求項6に記載のフロアフレームシステム。 - 前記した少なくとも1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材は、ロール成形されている
ことを特徴とする請求項7に記載のフロアフレームシステム。 - 前記した少なくとも1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材は、前記中央フレーム部材と、前記サイドシル部材の各々と、を含む
ことを特徴とする請求項8に記載のフロアフレームシステム。 - 複数の後フレーム組み立て品の1つは、前記した少なくとも第1の車両タイプの前記第1のフロアフレーム組み立て品および前記した少なくとも第2の車両タイプの前記第2のフロアフレーム組み立て品の各々に固定されており、
前記第1のフロアフレーム組み立て品への固定は、前記第1のフロアフレーム組み立て品の前記サイドシル部材の後端に接続されることによる固定であり、
前記第2のフロアフレーム組み立て品への固定は、前記第2のフロアフレーム組み立て品の前記サイドシル部材の後端に接続されることによる固定である
ことを特徴とする請求項6に記載のフロアフレームシステム。 - 共通の前フレーム組み立て品が、前記した少なくとも第1の車両タイプの前記第1のフロアフレーム組み立て品および前記した少なくとも第2の車両タイプの前記第2のフロアフレーム組み立て品の各々に固定されている
ことを特徴とする請求項10に記載のフロアフレームシステム。 - 第1の縦方向長さを有する第1の後フレーム組み立て品は、前記第1のフロアフレーム組み立て品に固定されており、
第1の縦方向長さとは異なる第2の縦方向長さを有する第2の後フレーム組み立て品は、前記第2のフロアフレーム組み立て品に固定されている
ことを特徴とする請求項6に記載のフロアフレームシステム。 - 前記第1のフロアフレーム組み立て品の前記した複数のクロス部材は、前記第2のフロアフレーム組み立て品の前記した複数のクロス部材と共通である
ことを特徴とする請求項6に記載のフロアフレームシステム。 - 前記第1のフロアフレーム組み立て品および前記第2のフロアフレーム組み立て品の各々は、一体型車体フレームの下側を形成する
ことを特徴とする請求項6に記載のフロアフレームシステム。 - 車両用のフロアフレーム組み立て品であって、
中央フレーム部材と、
前記中央フレーム部材から離間して両側に位置するサイドシル部材と、
前記サイドシル部材および前記中央フレーム部材の間に延設され、相互接続されている複数の離間したクロス部材と、を備え、
1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材は、前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材の少なくとも縦方向の一部に沿って均一な断面形状を有し、
前記縦方向の一部は、第1のフロアフレーム縦方向長さを有する第1の車両タイプに取り付けられる場合には第1の部分長を有し、第2のフロアフレーム縦方向長さを有する第2の車両タイプに取り付けられる場合には第2の部分長を有する
ことを特徴とするフロアフレーム組み立て品。 - 前記縦方向の一部とは、前記した1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材の縦方向範囲全体である
ことを特徴とする請求項15に記載のフロアフレーム組み立て品。 - 前記した少なくとも1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材は、ロール成形されている
ことを特徴とする請求項16に記載のフロアフレーム組み立て品。 - 前記した少なくとも1または複数の前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材は、前記中央フレーム部材と、前記サイドシル部材の各々と、を含む
ことを特徴とする請求項17に記載のフロアフレーム組み立て品。 - 前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材の各々は、前記第1のフロアフレーム縦方向長さまたは前記第2のフロアフレーム縦方向長さの実質的部分に沿って延設されている
ことを特徴とする請求項15に記載のフロアフレーム組み立て品。 - 前記サイドシル部材は、前記第1のフロアフレーム縦方向長さまたは前記第2のフロアフレーム縦方向長さの範囲全体に沿って延設されている
ことを特徴とする請求項19に記載のフロアフレーム組み立て品。 - 機関室の少なくとも一部を規定する前フレーム組み立て品は、前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材の各々の前方部分に固定されている
ことを特徴とする請求項19に記載のフロアフレーム組み立て品。 - 後フレーム組み立て品は、前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材の各々の後方部分に固定されている
ことを特徴とする請求項21に記載のフロアフレーム組み立て品。 - 前記中央フレーム部材および前記サイドシル部材は、一体型車体フレームである
ことを特徴とする請求項21に記載のフロアフレーム組み立て品。 - フロアフレームシステムであって、
ロール成形した縦方向フレーム構成部材を有するフロアフレーム組み立て品を備え、
前記縦方向フレーム構成部材は、第1の縦方向長さを有する第1のフロアフレーム組み立て品を有する第1の車両タイプで用いられる場合には第1の長さで成形されており、第2の縦方向長さを有する第2のフロアフレーム組み立て品を有する第2の車両タイプで用いられる場合には第2の長さで成形されている
ことを特徴とするフロアフレームシステム。 - 前記ロール成形した縦方向フレーム構成部材は、サイドシル部材または中央フレーム部材の少なくとも1つである
ことを特徴とする請求項24に記載のフロアフレームシステム。 - 前記ロール成形した縦方向フレーム構成部材は、前記ロール成形した縦方向フレーム構成部材の縦方向長さ全体に沿って均一な断面形状を有する
ことを特徴とする請求項24に記載のフロアフレームシステム。 - 前フレームクロス部材、および前記前フレームクロス部材から後方に延設されている複数の前フレーム側面側部材を備える前フレーム組み立て品と、
前記前フレーム側面側部材の前端部分に接続されている複数のサイドシル部材、および前記サイドシル部材の間で延設されている複数のクロス部材を備えるフロアフレーム組み立て品と、を有する車両フレーム組み立て品内にあって、
前記前フレーム側面側部材のうちの第1の前フレーム側面側部材と、前記サイドシル部材のうちの第1のサイドシル部材との間にあるフレーム結合部分であって、
前記第1の前フレーム側面側部材が前記第1のサイドシル部材と結合する領域に沿って前記第1のサイドシル部材の上壁部と当接する前記第1の前フレーム側面側部材の上壁部と、
前記領域に沿って前記第1のサイドシル部材の下壁部と当接する前記第1の前フレーム側面側部材の下壁部と、を備える
ことを特徴とするフレーム結合部分。 - 前記第1の前フレーム側面側部材は、前記第1のサイドシル部材と所定の角度をなしているとともに、前記第1の前フレーム側面側部材の上壁部および下壁部と一体的に形成されている側壁部を備え、
前記第1の前フレーム側面側部材の前記側壁部は、前記第1のサイドシル部材と所定の角度をなしており、そして、前記第1のサイドシル部材の上壁部および下壁部と一体的に形成されている前記第1のサイドシル部材の側壁部と当接するフランジ部を備え、
前記第1の前フレーム側面側部材の前記側壁部は、前記第1のサイドシル部材の前方末端部を越えて一続きに延設されている
ことを特徴とする請求項27に記載のフレーム結合部分。 - 前記第1のサイドシル部材は、前記第1のサイドシル部材の縦方向長さに対して直交する隔壁部を備え、
前記隔壁部は、前記フランジ部が前記第1のサイドシル部材の前記側壁部と当接する位置の周りに配置されている
ことを特徴とする請求項28に記載のフレーム結合部分。 - 前記した複数のクロス部材のうちの第1のクロス部材は、前記領域に隣接する前記第1の前フレーム側面側部材を交差し、前記第1のサイドシル部材に直接固定されており、
前記第1のクロス部材は、前記領域の前方の位置で前記第1のサイドシル部材の前記下壁部と当接する下壁部を有する
ことを特徴とする請求項27に記載のフレーム結合部分。 - 前記第1のクロス部材は、前記下壁部から延設されている第1の側壁部と、第2の側壁部とを有し、
前記第1のクロス部材の前記第1の側壁部は、前記第1の前フレーム側面側部材を介して、前記第1のサイドシル部材から一続きに延設されている
ことを特徴とする請求項30に記載のフレーム結合部分。 - 前記第2の側壁部の一部は、前記第1の前フレーム側面側部材の内部に取り付けられている分離補強部材から形成されている
ことを特徴とする請求項31に記載のフレーム結合部分。 - 前記第1の前フレーム側面側部材の第1の側壁部は、前記第1のサイドシル部材から前記第1のクロス部材の前記第1の側壁部まで一続きに延設されている分離補強部材から形成されており、
前記分離補強部材は、前記第1の前フレーム側面側部材から前記第1のサイドシル部材への第2の負荷経路を形成し、
前記上壁部と、前記下壁部と、前記上壁部および前記下壁部と一体的に形成されている前記第2の側壁部とは、前記第1の前フレーム側面側部材から前記第1のサイドシル部材への第1の負荷経路を形成する
ことを特徴とする請求項31に記載のフレーム結合部分。 - 前記分離補強部材は、前記第1のサイドシル部材の上壁部および下壁部と一体的に形成されている前記第1のサイドシル部材の側壁部と当接するフランジ部を備える
ことを特徴とする請求項33に記載のフレーム結合部分。 - 前記第1のサイドシル部材は、前記第1のサイドシル部材の縦方向長さに対して直交する隔壁部を備え、
前記隔壁部は、前記フランジ部が前記第1のサイドシル部材の前記側壁部と当接する位置の前方に隣接して配置されている
ことを特徴とする請求項34に記載のフレーム結合部分。 - 少なくとも1つの後フレームクロスブレース部および、前記した少なくとも1つの後フレームクロスブレース部から前方に延設されている複数の後フレーム側面側部材を備える後フレーム組み立て品と、
前記後フレーム側面側部材の後端部分に接続されている複数のサイドシル部材、および前記サイドシル部材の間で延設されている複数のクロス部材を備えるフロアフレーム組み立て品と、を有する車両フレーム組み立て品内にあって、
前記後フレーム側面側部材のうちの第1の後フレーム側面側部材と、前記サイドシル部材のうちの第1のサイドシル部材との間にあるフレーム結合部分であって、
前記第1の後フレーム側面側部材が前記第1のサイドシル部材と結合する領域に沿って前記第1のサイドシル部材の上壁部と当接する前記第1の後フレーム側面側部材の上壁部と、
前記領域に沿って前記第1のサイドシル部材の下壁部と当接する前記第1の後フレーム側面側部材の下壁部と、を備える
ことを特徴とするフレーム結合部分。 - 前記第1の後フレーム側面側部材は、前記第1のサイドシル部材と所定の角度をなしているとともに、前記第1の後フレーム側面側部材の上壁部および下壁部と一体的に形成されている側壁部を備え、
前記第1の後フレーム側面側部材の前記側壁部は、前記第1のサイドシル部材と所定の角度をなしており、そして、前記第1のサイドシル部材の上壁部および下壁部と一体的に形成されている前記第1のサイドシル部材の側壁部と当接するフランジ部を備え、
前記第1の後フレーム側面側部材の前記側壁部は、前記第1のサイドシル部材の後方末端部を越えて一続きに延設されている
ことを特徴とする請求項36に記載のフレーム結合部分。 - 前記第1のサイドシル部材は、前記第1のサイドシル部材の縦方向長さに対して直交する隔壁部を備え、
前記隔壁部は、前記フランジ部が前記第1のサイドシル部材の前記側壁部と当接する位置の周りの前方に隣接して配置されている
ことを特徴とする請求項37に記載のフレーム結合部分。 - 前記第1の後フレーム側面側部材の前記上壁部および前記第1のサイドシル部材の前記上壁部と当接する上部補強部材を、さらに備える
ことを特徴とする請求項36に記載のフレーム結合部分。 - 前記第1のサイドシル部材の前記下壁部と当接し、前記第1の後フレーム側面側部材に固定されている下部補強部材を、さらに備える
ことを特徴とする請求項39に記載のフレーム結合部分。 - 前記下部補強部材は、
前記第1のサイドシル部材の前記下壁部と当接する第1の部分と、
前記第1の部分および前記第1のサイドシル部材の縦方向長さに対して略垂直に向いている第2の部分と、をさらに備え、
前記第2の部分は、前記第1のサイドシル部材の開放端部を閉じる
ことを特徴とする請求項40に記載のフレーム結合部分。 - 前記第1の後フレーム側面側部材の他の側壁部とは離間した前記第1の後フレーム側面側部材の第2の側壁部を形成する側面側部材補強部材を、さらに備え、
前記側面側部材補強部材は、垂直方向に延設されているフランジ部を備え、前記下部補強部材の前記第2の部分が前記フランジ部に取り付けられる
ことを特徴とする請求項41に記載のフレーム結合部分。 - 車両フレーム結合部分であって、
フロアフレーム組み立て品のサイドシル部材と、
前記サイドシル部材に対して所定の角度をなしており、前記サイドシル部材に接続されて前記サイドシル部材に負荷力を伝達する前方のまたは後方のフレーム側面側部材と、を備え、
前記フレーム側面側部材は、
前記フレーム側面側部材が前記サイドシル部材と結合する領域に沿って前記サイドシル部材の上壁部と当接する上壁部と、
前記領域に沿って前記サイドシル部材の下壁部と当接する下壁部と、を有する
ことを特徴とする車両フレーム結合部分。 - 複数のサイドシル部材、および前記サイドシル部材の間で延設されている複数のクロス部材を備えるフロアフレーム組み立て品を有する車両フレーム組み立て品内にあって、
前記した複数のクロス部材のうちの第1のクロス部材と、前記したサイドシル部材のうちの第1のサイドシル部材との間にあるフレーム結合部分であって、
前記第1のクロス部材が前記第1のサイドシル部材と結合する領域に沿って前記第1のサイドシル部材の上壁部と当接する前記第1のクロス部材の上壁部と、
前記領域に沿って前記第1のサイドシル部材の下壁部と当接する前記第1のクロス部材の下壁部と、を備える
ことを特徴とするフレーム結合部分。 - 前記第1のクロス部材は、
前記第1のクロス部材の前記下壁部、および離間して上方に延設される一対の側壁部を形成する第1の型成形部材と、
前記第1のクロス部材の前記上壁部を形成する第2の型成形部材と、を有し、
前記第1のクロス部材の前記下壁部は、前記第1のサイドシル部材の下壁部と当接する1つのフランジ部を有し、
前記第1のクロス部材の前記した一対の側壁部は、前記第1のサイドシル部材の前記上壁部および前記下壁部と一体的に形成して接続されている前記第1のサイドシル部材の側壁部上にまで当接する複数のフランジ部を有し、
前記第1のクロス部材の前記上壁部は、前記第1のサイドシル部材の上壁部と当接する1つのフランジ部を有する
ことを特徴とする請求項44に記載のフレーム結合部分。 - 前記した上方に延設される側壁部の各々は、フロアパネルを支持するために直角に向いているフランジ部を有する
ことを特徴とする請求項45に記載のフレーム結合部分。 - 車両フレーム結合部分であって、
フロアフレーム組み立て品のサイドシル部材と、接続フレーム部材と、を備え、
前記接続フレーム部材は、
前記接続フレーム部材が前記サイドシル部材と結合する領域に沿って前記サイドシル部材の上壁部と当接する上壁部と、
前記領域に沿って前記サイドシル部材の下壁部と当接する下壁部と、を有する
ことを特徴とする車両フレーム結合部分。 - 前フレームクロス部材、および前記前フレームクロス部材から後方に延設される第1の内部部材および第2の内部部材を備える前フレーム組み立て品と、
複数のサイドシル部材、中央フレーム部材、および前記サイドシル部材と前記中央フレーム部材との間で延設されており、前記サイドシル部材および前記中央フレーム部材と相互接続されている複数のクロス部材を備えるフロアフレーム組み立て品と、を有する車両フレーム組み立て品内にあって、
前記第1の内部部材と、前記第2の内部部材と、前記中央フレーム部材との間にあるフレーム結合部分であって、
前記中央フレーム部材の中央壁部と一体的に形成されており、前記中央フレーム部材の中央壁部から延設される前記中央フレーム部材の互いに離間した第1の側壁部および第2の側壁部と、
前記第1の内部部材の中央壁部と一体的に形成されており、前記第1の内部部材の中央壁部から延設される前記第1の内部部材の互いに離間した第1の側壁部および第2の側壁部と、
前記第2の内部部材の中央壁部と一体的に形成されており、前記第2の内部部材の中央壁部から延設される前記第2の内部部材の互いに離間した第1の側壁部および第2の側壁部と、を備え、
前記第1の内部部材の前記第1の側壁部は、前記中央フレーム部材の前記第1の側壁部に直接接続しており、一体化しており、前記第1の内部部材の前記第2の側壁部は、前記中央フレーム部材の前記第2の側壁部に直接接続しており、一体化しており、
前記第2の内部部材の前記第1の側壁部は、前記第1の内部部材の第2の側壁部に終結しており、前記第2の内部部材の前記第2の側壁部は、前記中央フレーム部材の前記第2の側壁部に直接接続しており、一体化しており、
したがって、前記第1の内部部材から前記中央フレーム部材まで続く第1の負荷経路と、前記第2の内部部材から前記中央フレーム部材まで続く第2の負荷経路とを提供する
ことを特徴とするフレーム結合部分。 - 前記第1の内部部材の前記第2の側壁部から前記中央フレーム部材の前記第1の側壁部にまで延設される補強壁部材をさらに備え、
前記第2の内部部材の前記第1の側壁部にかかる負荷を前記中央フレーム部材の前記第1の側壁部に伝達する
ことを特徴とする請求項48に記載のフレーム結合部分。 - 前記補強壁部材は、
第2の内部部材の前記第1の側壁部が終結する位置の周りにて前記第1の内部部材の前記第2の側壁部に接続されている第1の端部と、
前記第1の内部部材の前記第1の側壁部または前記中央フレーム部材の前記第1の側壁部のうち一つに接続されている第2の端部と、を備える
ことを特徴とする請求項49に記載のフレーム結合部分。 - 前記補強壁部材は、
前記第1の内部部材の前記第2の側壁部に隣接する部分となる、前記第2の内部部材の前記第1の側壁部の長手方向に延設されている部分に概ね合わさり位置合わせされている長手方向の長さを有しており、
前記補強壁部材を介して前記第2の内部部材の前記第1の側壁部から前記中央フレーム部材の前記第1の側壁部までの負荷経路を定める
ことを特徴とする請求項49に記載のフレーム結合部分。 - 前記第2の内部部材の前記中央壁部は、前記第1の内部部材の前記中央壁部と当接する
ことを特徴とする請求項48に記載のフレーム結合部分。 - 前記中央フレーム部材の前記第1の側壁部および前記第2の側壁部と、前記第1の内部部材の前記第1の側壁部および前記第2の側壁部と、前記第2の内部部材の前記第1の側壁部および前記第2の側壁部とは、前記中央フレーム部材の前記第1の側壁部および前記第2の側壁部と、前記第1の内部部材の前記第1の側壁部および前記第2の側壁部と、前記第2の内部部材の前記第1の側壁部および前記第2の側壁部の末端部において、フロアパネルが固定されているフランジ部を備え、
前記したフランジ部は、前記フロアパネルの表面を定める
ことを特徴とする請求項48に記載のフレーム結合部分。 - 複数のサイドシル部材、中央フレーム部材、および前記サイドシル部材と前記中央フレーム部材との間で延設されており、前記サイドシル部材および前記中央フレーム部材と相互接続されている複数のクロス部材を有する車両フレーム組み立て品内にあって、
前記複数のクロス部材のうちの少なくとも1つのクロス部材と、前記中央フレーム部材との間にあるフレーム結合部分であって、
前記サイドシル部材のうちの第1のサイドシル部材および前記中央フレーム部材の間で架設されている前記した少なくとも1つのクロス部材の第1の部分と、
前記サイドシル部材のうちの反対側にある第2のサイドシル部材および前記中央フレーム部材の間で架設されている前記した少なくとも1つのクロス部材の第2の部分と、を備え、
前記第1の部分および前記第2の部分の各々の下壁部は、前記中央フレーム部材の下壁部と当接し、
前記第1の部分および前記第2の部分の各々の上壁部は、前記中央フレーム部材の上壁部と当接する
ことを特徴とするフレーム結合部分。 - 前記第1の部分および前記第2の部分の各々は、
前記下壁部と、
前記下壁部から上方に延設される一対の離間した側壁部と、
前記した一対の離間した側壁部の末端部から延設されている少なくとも1つのフランジ部によって形成される前記上壁部と、を備える
ことを特徴とする請求項54に記載のフレーム結合部分。 - 前記中央フレーム部材は、
前記下壁部と、
前記下壁部から上方に延設されている一対の離間した側壁部と、
前記した一対の離間した側壁部の末端部から延設されている少なくとも1つのフランジ部によって形成される前記上壁部と、を備え、
前記第1の部分および前記第2の部分の前記した少なくとも1つのフランジ部は、前記中央フレーム部材の少なくとも1つのフランジ部と当接し、したがって、フロアパネルの支持面となる
ことを特徴とする請求項55に記載のフレーム結合部分。 - 前記第1の部分の前記した一対の離間した側壁部は、前記中央フレーム部材の前記一対の離間した側壁部のうちの第1の側壁部と当接し、
前記第2の部分の前記した一対の離間した側壁部は、前記中央フレーム部材の前記一対の離間した側壁部のうちの第2の側壁部と当接する
ことを特徴とする請求項56に記載のフレーム結合部分。 - 前記第1の部分の前記した一対の離間した側壁部の各々は、前記第1の側壁部と当接するフランジ部を備え、
前記第2の部分の前記した一対の離間した側壁部の各々は、前記第2の側壁部と当接するフランジ部を備える
ことを特徴とする請求項57に記載のフレーム結合部分。 - 前記中央フレーム部材は、
前記下壁部と、
前記下壁部から上方に延設されている一対の離間した側壁部と、を備え、
前記第1の部分は、前記した一対の離間した側壁部のうちの第1の側壁部に接続され、
前記第2の部分は、前記した一対の離間した側壁部のうちの第2の側壁部に接続され、
前記した少なくとも1つのクロス部材は、隣り合った前記第1の部分の端部および前記第2の部分の端部に亘って延設されている少なくとも一つの補強部材を、さらに備え、
前記した少なくとも一つの補強部材は、前記第1の側壁部および前記第2の側壁部の間にある前記中央フレーム部材の内部に取り付けられる
ことを特徴とする請求項54に記載のフレーム結合部分。 - 前記した少なくとも一つの補強部材は、
前記第1の部分および前記第2の部分に亘って延設されており、前記第1の部分および前記第2の部分の前記第1の側壁部と位置合わせされている第1の補強壁部と、
前記第1の部分および前記第2の部分に亘って延設されており、前記第1の部分および前記第2の部分の前記第2の側壁部と位置合わせされている第2の補強壁部とを備え、
前記第1の補強壁部によって、前記第1の部分の前記第1の側壁部から前記第2の部分の前記第1の側壁部までの第1の負荷経路が定まり、
前記第2の補強壁部によって、前記第1の部分の前記第2の側壁部から前記第2の部分の前記第2の側壁部までの第2の負荷経路が定まる
ことを特徴とする請求項59に記載のフレーム結合部分。 - 前記中央フレーム部材の前記した一対の側壁部は、前記第1の負荷経路を遮り、その結果、前記した第1の負荷経路を、前記した一対の側壁部の各々が定める2つの負荷経路に対する1つの補助負荷経路として定める
ことを特徴とする請求項60に記載のフレーム結合部分。 - 前記中央フレーム部材の前記した一対の側壁部は、前記第2の負荷経路を遮り、その結果、前記した第2の負荷経路を前記した一対の側壁部の各々が定める2つの負荷経路に対するもう1つの補助負荷経路として定める
ことを特徴とする請求項61に記載のフレーム結合部分。 - 前記第2の補強壁部は、前記第1の部分および前記第2の部分の各々に境を接しており、前記第1の部分および第2の部分の間で一続きに延設される
ことを特徴とする請求項60に記載のフレーム結合部分。 - 車両フレーム結合部分であって、
フロアフレーム組み立て品の中央フレーム部材と、前記中央フレーム部材に接続され、対応するサイドシル部材に向かって横方向に延設されているクロス部材部分と、を備え、
前記クロス部材部分は、
前記中央フレーム部材の下壁部と当接する下壁部と、
前記中央フレーム部材の上壁部と当接する上壁部と、を備える
ことを特徴とする車両フレーム結合部分。 - 前記クロス部材部分の前記下壁部は、前記中央フレーム部材の前記下壁部と当接するフランジ部を備える
ことを特徴とする請求項64に記載の車両フレーム結合部分。 - 前記中央フレーム部材は、
前記下壁部と、
前記下壁部から上方に延設される一対の離間した側壁部と、
前記した一対の離間した側壁部の各々の末端部から延設されている一対のフランジ部として形成される前記上壁部と、を備え、
前記クロス部材部分の前記上壁部は、前記中央フレーム部材の前記した一対のフランジ部のうちの隣接する方の1つと当接する少なくとも1つのフランジ部として形成される
ことを特徴とする請求項64に記載の車両フレーム結合部分。 - 前記中央フレーム部材は、中央トンネル部を提供するために前記下壁部内に形成される凹部を備える略W字形の形状を呈する
ことを特徴とする請求項64に記載の車両フレーム結合部分。 - 可変縦方向ベッド長さを有する複数の車両タイプで用いられるベッドフレームシステムであって、
第1の前フレーム組み立て品と、第1のフロアフレーム組み立て品と、第1の後フレーム組み立て品と、を備える少なくとも第1の車両タイプと、
第2の前フレーム組み立て品と、第2のフロアフレーム組み立て品と、第2の後フレーム組み立て品と、を備える少なくとも第2の車両タイプと、を備え、
前記第1の後フレーム組み立て品は、第1の縦方向長さを有する少なくとも1つの縦方向フレーム部材を備え、
前記第2の後フレーム組み立て品は、第2の縦方向長さを有する少なくとも1つの縦方向フレーム部材を備え、
前記第1の後フレーム組み立て品および前記第2の後フレーム組み立て品の1または複数の前記縦方向フレーム部材は、前記縦方向フレーム部材の少なくとも縦方向の一部に沿って均一な断面形状を有し、
前記第1の後フレーム組み立て品については、前記第1の縦方向長さに対応する前記縦方向の一部に沿った第1の位置で、前記した1または複数の縦方向フレーム部材を切断することを可能にし、
前記第2の後フレーム組み立て品については、前記第2の縦方向長さに対応する前記縦方向の一部に沿った第2の位置で、前記した1または複数の縦方向フレーム部材を切断することを可能にする
ことを特徴とするベッドフレームシステム。 - 前記縦方向の一部は、前記縦方向フレーム部材の縦方向範囲全体となる
ことを特徴とする請求項68に記載のベッドフレームシステム。 - 前記縦方向フレーム部材は、ロール成形されている
ことを特徴とする請求項69に記載のベッドフレームシステム。 - 前記縦方向フレーム部材は、前記第1の後フレーム組み立て品および前記第2の後フレーム組み立て品の左右の上ベッドレール部を備える
ことを特徴とする請求項70に記載のベッドフレームシステム。 - 前記縦方向フレーム部材は、前記第1の後フレーム組み立て品および前記第2の後フレーム組み立て品の左右の上ベッドレール部を備え、
前記上ベッドレール部の各々は、後部ピラーから前記第1の後フレーム組み立て品および前記第2の後フレーム組み立て品の各々の後端にまで延設される
ことを特徴とする請求項68に記載のベッドフレームシステム。 - 前記第1の後フレーム組み立て品および前記第2の後フレーム組み立て品の各々は、
一対のサイドアーム部と、
前記サイドアーム部の間に亘って取り付けられる複数のクロスブレース部と、
前記サイドアーム部から間隔を空けて配置され、複数の補強梁部を介して前記サイドアーム部に接続される前記上ベッドレール部と、を備える
ことを特徴とする請求項72に記載のベッドフレームシステム。 - 前記第1のフロアフレーム組み立て品および第2のフロアフレーム組み立て品は、互いに共通している
ことを特徴とする請求項68に記載のベッドフレームシステム。 - 前記第1のフロアフレーム組み立て品は、第1の縦方向長さを有し、
前記第2のフロアフレーム組み立て品は、前記第1のフロアフレーム組み立て品の前記した第1の縦方向長さと異なる第2の縦方向長さを有する
ことを特徴とする請求項68に記載のベッドフレームシステム。 - 前記縦方向フレーム部材は、一体型車体フレームの内部に備わっている
ことを特徴とする請求項68に記載のベッドフレームシステム。 - 車両用のベッドフレーム組み立て品であって、
少なくとも1つの縦方向フレーム部材の少なくとも縦方向の一部に沿って均一な断面形状を有する少なくとも1つの縦方向フレーム部材を有し、
前記縦方向の一部は、
第1のベッドフレーム縦方向長さを有する第1の車両タイプに取り付けられる場合には第1の部分長を有し、
第2のベッドフレーム縦方向長さを有する第2の車両タイプに取り付けられる場合には第2の部分長を有する
ことを特徴とするベッドフレーム組み立て品。 - さらに、一対のサイドアーム部と、
前記サイドアーム部の間に亘って取り付けられる複数のクロスブレース部と、
前記サイドアーム部から垂直方向に間隔を空けて配置される一対のベッドレール部と、を備える少なくとも1つの縦方向フレーム部材と、
前記ベッドレール部が前記サイドアーム部に接続される複数の補強梁部と、を備える
ことを特徴とする請求項77に記載のベッドフレーム組み立て品。 - 前記縦方向の一部は、前記ベッドレール部の縦方向範囲全体となる
ことを特徴とする請求項77に記載のベッドフレーム組み立て品。 - 前記した少なくとも1つの縦方向フレーム部材は、ロール成形されている
ことを特徴とする請求項79に記載のベッドフレーム組み立て品。 - 前記した少なくとも1つの縦方向フレーム部材は、一対の上ベッドレール部である
ことを特徴とする請求項80に記載のベッドフレーム組み立て品。 - 前記した少なくとも1つの縦方向フレーム部材の各々は、前記第1のベッドフレーム縦方向長さまたは前記第2のベッドフレーム縦方向長さの実質的部分に沿って延設される
ことを特徴とする請求項77に記載のベッドフレーム組み立て品。 - 前記した少なくとも1つの縦方向フレーム部材は、少なくとも1つの一体型車体フレーム構成部材である
ことを特徴とする請求項77に記載のベッドフレーム組み立て品。 - ベッドフレームシステムであって、
ロール成形された縦方向フレーム構成部材を有するベッドフレーム組み立て品を備え、
前記ロール成形された縦方向フレーム構成部材は、
第1の縦方向長さを有する第1のフロアフレーム組み立て品を有する第1の車両タイプで用いられる場合には、第1の長さで成形され、
第2の縦方向長さを有する第2のフロアフレーム組み立て品を有する第2の車両タイプで用いられる場合には、第2の長さで成形される
ことを特徴とするベッドフレームシステム。 - 前記ロール成形された縦方向フレーム構成部材は、ベッドレール部である
ことを特徴とする請求項84に記載のベッドフレームシステム。 - 前記ロール成形された縦方向フレーム構成部材は、前記ロール成形された縦方向フレーム構成部材の縦方向長さ全体に沿って均一な断面形状を有する
ことを特徴とする請求項84に記載のベッドフレームシステム。 - 可変縦方向ベッド長さを有する車両ベッドフレームを成形するベッドフレーム製造方法であって、
第1の車両タイプ用の第1の縦方向長さの規定された断面を有する少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材を成形するステップと、
前記第1の縦方向フレーム構成部材を前記第1の車両タイプの第1のベッドフレーム組み立て品に取り付けるステップと、
第2の車両タイプ用の第2の縦方向長さの前記規定された断面を有する少なくとも1つの第2の縦方向フレーム構成部材を成形するステップと、
前記第2の縦方向フレーム構成部材を前記第2の車両タイプの第2のベッドフレーム組み立て品に取り付けるステップと、を含む
ことを特徴とするベッドフレーム製造方法。 - 前記した少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材および前記した少なくとも1つの第2の縦方向フレーム構成部材は、ベッドレール部である
ことを特徴とする請求項87に記載のベッドフレーム製造方法。 - 前記した少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材を成形するステップと、前記した少なくとも1つの第2の縦方向フレーム構成部材を成形するステップとはそれぞれ、ロール成形することを含む
ことを特徴とする請求項88に記載のベッドフレーム製造方法。 - 前記した少なくとも1つの第1の縦方向フレーム構成部材と、前記した少なくとも1つの第2の縦方向フレーム構成部材とは、縦方向範囲全体の各々に沿って均一な断面形状を有する
ことを特徴とする請求項89に記載のベッドフレーム製造方法。
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