JP2013502758A - プリコーディング方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおけるプリコーディング方法を提供する。この方法は、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムの移動局に対して、ユーザの等価なチャネル間の直交性を保証する第1のサブプリコーダを取得するステップと、第1のサブプリコーダによってプリコードされた等価なチャネルに基づいてQR分解を行うことによって第2のサブプリコーダを取得するステップと、第1のサブプリコーダと第2のサブプリコーダとを結合することによって移動局に対する最終的なプリコーダを取得するステップと、最終的なプリコーダを用いて移動局のデータにプリコーディングを行うステップとを含む。本発明は、対応する基地局と、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムをさらに提供する。本発明の技術的解決法によってマルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムは、より大きなマクロダイバーシチ利得を実現することができ、それによってマルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送の性能を大幅に向上させる。

Description

本発明は、プリコーディング(pre−coding)方法および装置に関する。詳細には、本発明は、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおけるプリコーディング方法および装置に関する。
マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムでは、複数の基地局が、同じ移動局に対して多入力多出力(MIMO)伝送を行う。各基地局は個々にアダプティブ・プリコーディングを行う。複数の基地局が、1つの移動局に同じ情報を送信する。言い換えれば、この移動局用のデータサービスが、調整関連のすべての基地局で複製される。
複数の基地局が、複数の異なるセル内の複数のユーザに対して上記の多入力多出力伝送を行うとき、調整されたプリコーディングを行う必要がある。図1は、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける調整されたプリコーディングの一例である。調整されたプリコーディング・プロセスの間、基地局1および基地局2は、移動局1および移動局2など、それぞれがストリームを有する複数の移動局に対して、単一基地局マルチユーザ適応プリコーディングを個々に行う。例えば、基地局1は、コアネットワークから移動局1に対してデータ(x1、x2、x3、...)を、移動局2に対してデータ(y1、y2、y3、...)を複製し、上記データに対してそれぞれ多入力および多出力コーディングならびにプリコーディングを行い、それぞれ複数の送信アンテナによって、対応するデータストリームを移動局1および移動局2に送信する。同様に基地局2は、基地局1と同様の動作を行い、移動局1および移動局2にそれぞれプリエンコードされたデータストリームを送信する。
性能に関する限り、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおけるマルチユーザのプリコーディングの最善の既存の解決法は、いわゆる「ダーティ・ペーパー・コーディング(dirty paper coding)」であり、この解決法は、マルチユーザの複合チャネル(すなわち、いわゆるグローバルチャネル)に基づく。しかしながら、ダーティ・ペーパー・コーディングが非常に複雑であることから、実装はかなり困難である。
実装の実現性に関する限り、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおけるマルチユーザのプリコーディングの最も優れた既存の解決法は、ローカルのブロック対角化(Block Diagonization)プリコーディングであり、このプリコーディングは、マルチユーザのチャネルに特異値分解を行うことによって実装される。しかしながら、この解決法には、ユーザが十分なマクロダイバーシチ利得を得ることが難しいという欠点がある。
したがって、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムに採用される既存のプリコーディング方法には、一定の制限がある。ゆえに、ユーザがマルチユーザの複合チャネルにおいてユーザ自身のデータストリームを正確に受信することを保証しながら、さらに潜在的なマクロダイバーシチ利得を利用することができる新しいプリコーディングの解決法が望まれる。
本発明は、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムのための向上したプリコーディングの解決法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおけるプリコーディングの方法が提供される。この方法は、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける移動局に対して、ユーザの等価なチャネル間の直交性を保証する第1のサブプリコーダを取得するステップと、第1のサブプリコーダによってプリコードされた等価なチャネルに基づいてQR分解を行うことによって第2のサブプリコーダを取得するステップと、第1のサブプリコーダと第2のサブプリコーダを結合することによって移動局に対して最終的なプリコーダを取得するステップと、最終的なプリコーダを用いて移動局のデータにプリコーディングを行うステップとを含む。
本発明の第2の態様によれば、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける基地局が提供される。この基地局は、それぞれのユーザのデータに対してプリコーディングを行うためのプリコーディング・モジュールを備える。プリコーディング・モジュールは、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける移動局に対して、ユーザの等価なチャネル間で直交性を保証する第1のサブプリコーダを取得するように構成された、第1のサブプリコーディング手段と、第1のサブプリコーダによってプリコードされた等価なチャネルに基づいてQR分解を行うことによって第2のサブプリコーダを取得するように構成された、第2のサブプリコーディング手段とを備える。プリコーディング・モジュールは、第1のサブプリコーダと第2のサブプリコーダとを結合して、移動局に対して最終的なプリコーダを取得し、最終的なプリコーダを用いて移動局のデータにプリコーディングを行う。
本発明の第3の態様によれば、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムが提供される。このシステムは、本発明による複数の移動局と、複数の基地局とを含み、複数の移動局と複数の基地局との間でマクロダイバーシチ・データ伝送が行われる。
本発明による技術的解決法は、特定の移動局に対する複数のマクロダイバーシチ・データ伝送が実質的に同じ方向になることを可能にして、特定の移動局で、具体的には各ユーザが複数のデータストリームを有する場合に、同じ方向に結合することにより向上したマクロダイバーシチ利得を得ることができるようにする。さらに、本発明によれば、複数の関連する基地局の間でさらなる協調的調整が行われなくても、向上したマクロダイバーシチ利得を同様に取得することができる。したがって、すべての基地局が本発明によるプリコーディング解決法を実行することが可能である限り、シグナリングの負荷を増やすことなく、システムの実装により高いマクロダイバーシチ利得を実現することができる。
本発明の他の目的および効果は、添付の図面を参照して以下の説明を通して、また本発明をさらに理解して、大いに明らかになり、より容易に理解されるようになるであろう。
マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける調整されたプリコーディングの一例を示す図である。 本発明の一実施形態によるマルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムの基地局におけるプリコーディングの実行を概略的に示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるマルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムの基地局の機能を概略的に示すブロック図である。 本発明の一実施形態により実行されるプリコーディングと従来のプリコーディングとの間で性能を比較するシミュレーション図である。
上述の添付の図面のすべてにおいて、同様の参照符号が、同じ、同様の、または対応する特徴または機能を示す。
本発明の諸実施形態は、マクロダイバーシチ伝送の向上したプリコーディングの解決法を提供する。本発明による技術的解決法を使用することによって、プリコーディングの解決法が改善されることにより、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムのマクロダイバーシチ利得を向上させることができる。
本発明の基本概念は、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおいて基地局で本発明によるプリコーディング解決法を採用することによって、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける基地局から複数の移動局のそれぞれへの等価なチャネルが、他の移動局の等価なチャネルに対して実質的に直交して、ユーザ間の系列干渉を緩和し、同じ移動局に対して複数の基地局から伝送された信号は、実質的に同じ方向であり、移動局においてかなりのマクロ利得を取得することができる。
本発明の技術的解決法によれば、ダウンリンクのデータ伝送を行うとき、コアネットワークからユーザとして移動局までデータを伝送するために、セルがローカルマルチユーザプリコーディングを行い、このプリコーディング・プロセスは、各基地局の各ユーザに対して行われる。
図2は、本発明の一実施形態によりマルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムの基地局においてプリコーディングを実行するフローチャートを概略的に示す。
ステップS200において、プリコーディング・プロセスが始まる。
ステップS210において、ユーザの等価なチャネル間の直交性を保証する第1のサブプリコーダが、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおけるユーザ、例えば移動局iのために取得される。
具体的には、各移動局に対する第1のサブプリコーダは、他のユーザのチャネルによって形成された複合チャネルの零空間(nulling space)に存在する。
複数の移動局内の各移動局が、等価なチャネル行列(またはベクトル)pcHki(ここで、i=1,2,...,M、iは移動局の添え字を示す)をそのサービングセルkにフィードバックすると仮定する。pcHkiは、S×Nt行列(またはベクトル)であり、ここでSは、移動局iに送信されるデータストリームの数を示し、Ntは、基地局の送信アンテナの数を示す。
移動局iについては、他の移動局(ユーザ)に対して形成される複合チャネルを、cpsHと示すことができ、ここでは次のようになる。すなわち、
Figure 2013502758
本発明の例示的実施形態によれば、第1のサブプリコーダを取得するために、複合チャネルは、特異値分解を施されることが可能であり、次のように表される。すなわち、

cpsH=USV 2)

ここでVは、右特異行列を示し、これは行列cpsHの標準的な直交入力基底ベクトル(standard orthogonal input basic vector)の方向を形成し、Uは、左特異行列を示し、これは行列cpsHの標準的な直交出力基底ベクトル(standard orthogonal output basic vector)の方向を形成し、Sは、複合チャネルcpsHの特異値を含む対角行列を示す。ここでは特異値は、左から右へ降順に並べられると仮定する。
したがって、零空間生成ベクトルWnullは、次のように第1のサブプリコーダとして導き出されることが可能である。すなわち、

null=V(:,(M−1)*S+1:end) 3)
式3)は、cpsHのi零空間生成ベクトル、すなわち第1のサブプリコーダとして、右特異行列Vの最後のNt−(M−1)*S列を導き出すことを示す。
したがって、上記のステップを行うことによって、ユーザの等価なチャネル間の直交性を保証する第1のサブプリコーダWnullを取得することができる。
第1のサブプリコーダを取得する上述の例示的プロセスは、実質的に、いわゆる特異値分解に基づくブロック対角化手法を利用することに留意されたい。第1のサブプリコーダは、先行技術の知られているアルゴリズムによって取得することもできる。例えば、当業者は、固有値分解によるブロック対角化手法を行うこと、すなわち、cpsHの共役転置に行列cpsHを掛けることによってもたらされる行列に固有値分解を行うことによって、零にする第1のプリコーダ行列を取得する、またはゼロ・フォーシング(zero−forcing)手法によって零にする第1のサブプリコーダ行列を取得することもできる。
ステップS220では、第1のサブプリコーダによってプリコードされた等価なチャネルに基づいてQR分解が行われ、すなわち、物理チャネルと零空間生成直交ベクトル(この実施形態ではこれはWnullである)を結合し、それによって第2のサブプリコーダを取得する。
本発明のこの実施形態によれば、フィードバックされた等価なチャネルと零空間生成ベクトルが結合され、結合されたチャネルはcbHとして表示され、これはS×(Nt−(M−1)*S)であり、ここでは

cbH=pcHnnll 4)

である。
結合されたチャネルcbHiはQR分解を施される。すなわち、

cbH =QR 5)

ここでは、行列の共役転置を示し、Qは、(Nt−(M−1)*S)×Sのユニタリ行列を示し、Rは、S×Sの上三角行列を示す。
QR分解は実際には、例えばギブンス回転(Givens rotation)、ハウスホルダ変換(Householder transformation)、グラム−シュミットの直交化(Gram−Schmidt orthogonalization)など、様々なアルゴリズムを用いて計算することができる。QR分解の具体的な計算方法は、本発明を限定するものとはならないので、ここではQR分解計算の記述は省略する。
第2のサブプリコーダWは、結合されたチャネルcbHに行われるQR分解に基づいて決定される。すなわち、

=QDiagSign(R) 6)

ここで、DiagSign(・)の関数は、対角成分+1または−1を有する対角行列を出力し、対角成分の正符号または負符号は、その入力された行列の対角成分によって決まる。具体的には、式6)については、DiagSign(R)によって出力された対角行列の対角成分は、行列Rの対角成分の正または負によって決まり、それに応じて+1または−1となる。
第2のサブプリコーダによって、プリコーダの最終的な等価なチャネル行列の対角成分は、QR分解を利用して正の整数となるように修正することができる。特定の移動局に対するマルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける複数の基地局の等価なチャネル行列が、対角成分と共に整数となるように修正されるとき、特定の移動局に対する複数のマクロダイバーシチのデータは、実質的に同じ方向で伝送することができ、したがって同じ方向で結合することにより、向上したマクロダイバーシチ利得を取得することができる。
ステップS230では、第1および第2のプリコーダは、第1および第2のサブプリコーダの連結によって結合され、それによって移動局iに対する最終的なプリコーダを取得する。

W=Wnu11 7)
ステップS240では、最終的なプリコーダを用いて対応する移動局iのデータにプリコーディングが行われる。
ステップS250では、プリコーディング・プロセスが終了する。
マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムでは、上記のプリコーディング・プロセスは各基地局の各ユーザ(移動局1〜移動局M)に対して行われる。
図3は、本発明の一実施形態によるマルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムの基地局の機能のブロック図を概略的に示す。この実施形態では、参照符号300は、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける基地局を示し、参照符号310は、多入力多出力符号器を示し、参照符号320は、各ユーザのデータをプリコードするためのプリコーディング・モジュールを示し、参照符号330は、基地局の複数の送信アンテナを示す。
図3に示すように、プリコーディング・モジュール320は、各ユーザのデータにプリコーティングを行う。本発明のこの実施形態によれば、プリコーディング・モジュール320は、第1のサブプリコーディング手段321と、第2のサブプリコーディング手段322とを含み、この第1と第2のサブプリコーディング手段を連結して、第1および第2のプリコーダを結合することによって、各移動局の最終的なプリコーダが取得される。
第1のサブプリコーディング手段321は、ユーザの等価なチャネル間で直交性を保証する第1のプリコーダを取得するためのものである。例えば、他の移動局(ユーザ)に対して移動局iによって形成される複合チャネルの零空間生成ベクトルは、第1のサブプリコーダのように、複合チャネルに対して特異値分解を行うことによって取得することができる。
第2のサブプリコーディング手段322は、第1のプリコーディング手段321によって取得された第1のサブプリコーダによってプリコードされた等価なチャネルにQR分解を行うことによって第2のプリコーダを取得するために使用され、第2のサブプリコーダは、プリエンコードされた最終的な等価なチャネル行列の対角成分を正の整数となるように修正する。
プリコーディング・モジュール320は、第1のプリコーディング手段321および第2のプリコーディング手段322によってそれぞれ提供された第1のプリコーダおよび第2のプリコーダを結合し、それによって各移動局の最終的なプリコーダを取得する。プリコーディング手段320は、最終的なプリコーダを使用することによって各移動局のデータにプリコーディングを行う。
プリコーディング・モジュール320では、各移動局の最終的なプリコーダを決定し、その後最終的なプリコーダを使用して各移動局のデータにプリコーディングを行う必要があることに留意されたい。
プリコーディング・モジュール320内の第1のプリコーディング手段321および第2のプリコーディング手段322によってプリコーダを決定する計算では、例えばチャネル推定によって各移動局と基地局300との間でフィードバック物理チャネル情報を提供する必要があることを当業者は理解するであろう(図3には示さず)。しかしながら、本発明の焦点をよりよく具体化するために、当技術分野のいくつかの知られている技術的詳細(フィードバックチャネル、チャネル推定モジュールなど)については、図3に示していない。当業者は、基地局の全機能を実行するために、図3の基地局300の機能のブロック図に基づいて、対応する機能モジュールを使用することができる。
さらに、プリコーディング・モジュール320は、当技術分野のいかなる好適な方法でも実装でき、例えばハードウェアとして実装できる、またはファームウェアもしくはソフトウェアのコンピュータ・プログラム命令として実装できることを当業者は理解するであろう。この実施形態では、ハードウェアは、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用回路、あるいは、例えばデジタル信号プロセッサ(DSP)およびフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などのプログラマブル回路とすることができる。
本発明の諸実施形態は、少なくとも次の利点を有する。すなわち、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムについて、具体的には各ユーザが複数のデータストリームを有する場合に、より多くのマクロダイバーシチ利得を実現することができる。このように、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送の性能を、非常に高めることが可能である。さらに、本発明の技術的解決法によれば、複数の関連する基地局間で協力的調整がさらに行われないとしても、やはり向上したマクロダイバーシチ利得が取得できるということに、もう1つの利点がある。したがって、本発明の技術的解決法によれば、すべての基地局が本発明のプリコーディング解決法に従っている限り、シグナリング負荷を増大させないシステムの実装においてより高いマクロダイバーシチ利得の利点を得ることができる
図4は、本発明の一実施形態により行われるプリコーディングと従来のプリコーディングとの間で性能を比較するシミュレーション図である。
シミュレーション条件については、表1に明細に記す。
Figure 2013502758
シミュレーションの結果から、マルチユーザ・マクロダイバーシチ・システムにおけるプリコーディング方法の性能は、従来の方法よりも明らかによく、その容量は、約1bps/Hz向上すると理解することができる。
本発明の記述を行う目的は、説明し、記載することであり、開示した形態内で本発明を論じ尽くす、または限定することではない。当業者には、様々な変更形態および変形形態が明らかである。さらに当業者は、本発明の諸実施形態における方法および装置が、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せによって実装できるということを理解することができる。
このように、好ましい実施形態を選択して記載するのは、本発明の原理および実際の応用についてより良く説明するためであり、本発明の趣旨を逸脱することなく、添付の特許請求の範囲によって限定される本発明の保護範囲内に含まれるあらゆる変更形態および変形形態を当業者が理解できるようにするためである。

Claims (13)

  1. マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおけるプリコーディング方法であって、
    前記マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムの移動局に対して、ユーザの等価なチャネル間の直交性を保証する第1のサブプリコーダを取得するステップと、
    前記第1のサブプリコーダによってプリコードされた等価なチャネルに基づいてQR分解を行うことによって第2のサブプリコーダを取得するステップと、
    前記第1のサブプリコーダおよび前記第2のサブプリコーダを結合することによって前記移動局に対して最終的なプリコーダを取得するステップと、
    前記最終的なプリコーダを用いて前記移動局のデータにプリコーディングを行うステップとを含む、方法。
  2. 前記マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおいて、前記プリコーディング方法が各移動局に対して各基地局で行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のサブプリコーダが、プリコードされた最終的な等価なチャネル行列の対角成分を正の整数に修正する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のサブプリコーダによってプリコードされた前記等価なチャネルがcbHであって、QR分解は、

    cbH =QR

    のように表すことができ、
    ここで、iは前記マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける移動局の添え字を示し、は前記行列の共役転置を示し、Qは(Nt−(M−1)*S)×Sのユニタリ行列を示し、RはS×Sの上三角行列を示し、ここでMは前記マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける移動局の数を示し、Ntは前記基地局における送信アンテナの数を示し、Sは前記移動局に送信されるデータストリームの数を示し、
    前記第2のサブプリコーダは、

    =QDiagSign(R)

    のように決定され、
    ここで、DiagSign(・)の関数は、対角成分+1または−1を有する対角行列を出力し、前記対角成分の正符号または負符号は、その入力された行列の前記対角成分によって決まる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記移動局の前記第1のプリコーダが、前記マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおいて他のユーザによって形成される複合チャネルの零空間に存在する、請求項1に記載の方法。
  6. 第1のプリコーダが、少なくとも次のアルゴリズム、すなわち
    特異値分解または固有値分解に基づくブロックの対角化と、
    ゼロ・フォーシングと
    を含む群からの1つのアルゴリズムによって取得される、請求項5に記載の方法。
  7. マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける基地局であって、各ユーザのデータをプリコードするためのプリコーディング・モジュールを含み、前記プリコーディング・モジュールが、
    前記マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムの移動局に対して、ユーザの等価なチャネル間の直交性を保証する第1のサブプリコーダを取得するように構成された、第1のサブプリコーディング手段と、
    前記第1のサブプリコーダによってプリコードされた等価なチャネルに基づいてQR分解を行うことによって第2のサブプリコーダを取得するように構成された、第2のプリコーダ手段とを含み、
    前記プリコーディング・モジュールが、前記第1のサブプリコーダと前記第2のサブプリコーダを結合して前記移動局に対する最終的なプリコーダを取得し、前記最終的なプリコーダを用いて前記移動局のデータにプリコーディングを行う、基地局。
  8. 前記プリコーディング・モジュールが、前記マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおいて各移動局にプリコーディング・プロセスを行うように構成された、請求項7に記載の基地局。
  9. 前記第2のサブプリコーダ手段が、プリコードされた最終的な等価なチャネル行列の対角成分を正の整数となるように修正する、請求項7に記載の基地局。
  10. 前記第1のサブプリコーダによってプリコードされた前記等価なチャネルがcbHiであり、QR分解を、

    cbH =QR

    として表すことができ、
    ここで、iが前記マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける移動局の添え字を示し、が行列の共役転置を示し、Qが(Nt−(M−1)*S)×Sのユニタリ行列を示し、RがS×Sの上三角行列を示し、Mは前記マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける移動局の数を示し、Ntは前記基地局における送信アンテナの数を示し、Sは前記移動局に送信されるデータストリームの数を示し、
    前記第2のサブプリコーダが、

    =QDiagSign(R)

    として決定され、
    ここでは、DiagSign(・)の関数は、対角成分+1または−1を有する対角行列を出力し、対角成分の正符号または負符号は、その入力された行列の対角成分によって決まる、請求項9に記載の基地局。
  11. 前記移動局の前記第1のプリコーダが、前記マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システムにおける他のユーザによって形成された複合チャネルの零空間に存在する、請求項7に記載の基地局。
  12. 第1のプリコーダが、少なくとも次のアルゴリズム、すなわち、
    特異値分解または固有値分解に基づくブロック対角化と、
    ゼロ・フォーシングと
    を含む群からの1つのアルゴリズムによって取得される、請求項11に記載の基地局。
  13. 複数の移動局と、
    請求項7乃至12のいずれか1項に記載の複数の基地局とを含み、
    前記複数の移動局と前記複数の基地局との間でマクロダイバーシチ・データ伝送が行われる、マルチユーザ・マクロダイバーシチ伝送システム。
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