JP2013252866A - 包装装置 - Google Patents

包装装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013252866A
JP2013252866A JP2012127906A JP2012127906A JP2013252866A JP 2013252866 A JP2013252866 A JP 2013252866A JP 2012127906 A JP2012127906 A JP 2012127906A JP 2012127906 A JP2012127906 A JP 2012127906A JP 2013252866 A JP2013252866 A JP 2013252866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
packaging
sealing
seal member
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012127906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5918632B2 (ja
Inventor
Shinji Koike
伸治 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP2012127906A priority Critical patent/JP5918632B2/ja
Publication of JP2013252866A publication Critical patent/JP2013252866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5918632B2 publication Critical patent/JP5918632B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Closures (AREA)

Abstract

【課題】待機中のシールジョーから放出される熱量を抑えて消費電力を低減することができる包装装置を提供する。
【解決手段】製袋包装機1では、トラブル等で停止させて、筒状フィルムFの状態等を修正する場合はシールジョー54,74が開いていないと作業ができないので、シールジョー54,74それぞれのシール面541,741を互いに接触させることなく待機させる第1休止モードを実行する。さらに、製袋包装機1自体のトラブルではなく、上流側機械、下流側機械の影響で、製袋包装機1を停止する場合は、シールジョー54,74を閉じておいても問題はないので、シールジョー54,74それぞれのシール面541,741を互いに接触させて待機させる第2休止モードを実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、包装装置に関し、特に、包材の重なり部分を挟み込んで封止する熱シール動作を行う包装装置に関する。
袋を製造しながらこの袋に食品などの被包装物を充填して包装する包装装置として、縦型の製袋包装機が広く普及している。
例えば、特許文献1(特開平5−65144号公報)に開示されている縦型のピロー製袋包装機では、シート状のフィルムである包材がフォーマーおよびチューブによって筒状に成形され、縦シール手段により筒状包材の重ねられた縦方向の縁をシールする。そして、被包装物をチューブから筒状包材の内部に充填し、チューブ下方の横シール機構によって袋の上部と後続の袋の下部とにまたがってシールした後、横シール部分の中央をカッターで切断する。
横シール機構には、筒状包材の搬送経路を挟んで対向配置された一対のシールジョーと呼ばれるシール部材を互いに押しつけて筒状包材を加熱圧着する機構が多く採用されている。各シールジョーは、連続搬送される筒状包材に対し略D字状の軌跡を描きながら追随し、それによってシール時間を確保している。
しかしながら、通常、各シールジョーは、動作せずに待機している間も所定温度に維持されるように、内蔵されたヒータに継続して通電が行われている。それゆえ、この間にヒータからシールジョーに与えられる熱量は、熱シール動作に寄与することなく大気中に放出されており、電力を無駄に消費している。
本発明の課題は、待機中のシールジョーから放出される熱量を抑えて消費電力を低減することができる包装装置を提供することである。
本発明の第1観点に係る包装装置は、ヒータによって加熱される第1シール部材および第2シール部材が包材の重なり部分を挟み込んで封止する熱シール動作を行う包装装置であって、少なくとも第1シール部材および第2シール部材の動作を制御する制御部を備えている。制御部は、熱シール動作の休止期間中、第1シール部材および第2シール部材それぞれのシール面を包材から離れた位置で互いに接触させる。
この包装装置では、第1シール部材および第2シール部材それぞれのシール面が互いに接触することによって、シール面が開放されていた従来のシールジョーからの全放熱量との比較において、第1シール部材および第2シール部材それぞれのシール面からの放熱量に相当する分を低減することができる。その結果、消費電力が低減される。
本発明の第2観点に係る包装装置は、第1観点に係る包装装置であって、包材を搬送する搬送部をさらに備えている。制御部は、熱シール動作の休止期間中、搬送部を制御して包材を搬送方向とは逆の方向に所定距離だけ移動させる。
この包装装置では、搬送部が包材を搬送方向とは逆の方向に所定距離だけ移動させることによって、包材が第1シール部材および第2シール部材に挟まれたまま放置されることが回避され、包材の熱的損傷が防止される。
本発明の第3観点に係る包装装置は、第1観点に係る包装装置であって、包材を搬送する搬送部をさらに備えている。第1シール部材および第2シール部材は、搬送部から送られてくる包材に熱シール動作を行なう。制御部は、熱シール動作の休止期間中に、第1シール部材および第2シール部材が熱シール動作では使用しない位置において、シール面同士を接触させる。
この包装装置では、作業者が、第1シール部材および第2シール部材の位置をみることによって、動作異常で停止したのか、待機中であるのかを判断することができるので、次の手順に取り掛かり易く、使い勝手がよい。
本発明の第4観点に係る包装装置は、第1観点に係る包装装置であって、制御部が、熱シール動作の休止が第1状態である場合、通常待機動作として、第1休止モードを実行する。第1休止モードは、第1シール部材および第2シール部材それぞれのシール面を互いに接触させることなく待機させるモードである。さらに、制御部は、熱シール動作の休止が第1状態とは異なる第2状態である場合、節電待機動作として、第2休止モードを実行する。第2休止モードは、第1シール部材および第2シール部材それぞれのシール面を互いに接触させて待機させるモードである。
この包装装置では、熱シール動作が停止してもすぐに熱シール動作を開始しなければならないような短時間の休止には、節電待機動作が逆に熱シール動作の開示時間を遅らせて生産性を低下させる可能性があるので、そのような場合には、シール面を互いに接触させない第1休止モードを選択することによって生産性の低下を抑制することができる。
また、包装装置のトラブル等で停止させて、袋の状態等を修正する場合はシールジョーが開いていないと作業ができないので、第1休止モードを実行する。
他方、包装装置自体のトラブルではなく、上流側機械、下流側機械の影響で、包装装置を停止する場合は、シールジョーを閉じておいても問題はないので、第2休止モードを実行する。
本発明の第5観点に係る包装装置は、第4観点に係る包装装置であって、第1状態が、包材の状態を修正するために運転を停止している状態を含む。
本発明の第6観点に係る包装装置は、第4観点に係る包装装置であって、第2状態が、包装装置の異常ではない要因で運転を停止している状態を含む。
本発明に係る包装装置では、第1シール部材および第2シール部材それぞれのシール面が互いに接触することによって、シール面が開放されていた従来のシールジョーからの全放熱量との比較において、第1シール部材および第2シール部材それぞれのシール面からの放熱量に相当する分を低減することができる。その結果、消費電力が低減される。
本発明の一実施形態に係る製袋包装機の斜視図。 図1に示す製袋包装機の正面図。 アーム部材が水平方向に対して55°傾いた状態の横シール機構の側面図。 アーム部材が水平方向に対して50°傾いた状態の横シール機構の側面図。 アーム部材が水平方向に対して45°傾いた状態の横シール機構の側面図。 アーム部材が水平方向に対して10°傾いた状態の横シール機構の側面図。 第1休止モードおよび第2休止モードのいずれかを選択して実行するまでのフローチャート。 通常待機動作として、第1休止モード実行時のシールジョーの側面図。 節電待機動作として、第2休止モード実行時のシールジョーの側面図。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)製袋包装機1の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る製袋包装機1の斜視図である。また、図2は、図1に示す製袋包装機1の正面図である。図1及び図2において、製袋包装機1は、菓子等の被包装物を袋詰めする機械であり、被包装物の袋詰めを行う本体部分である製袋包装ユニット5と、製袋包装ユニット5に袋となるフィルムFを供給するフィルム供給ユニット6とを含んでいる。また、操作スイッチ類7が製袋包装ユニット5の前面に配置されている。さらに、液晶ディスプレイ8が、操作スイッチ類7のオペレータが視認できる位置に配置されており、液晶ディスプレイ8は製袋包装機1の操作状態を示す。なお、操作スイッチ類7が集積されたパネルの裏側には、液晶ディスプレイ8との間で信号の送受信を行なう制御部70が内蔵されている。
(2)詳細構成
(2−1)フィルム供給ユニット6
フィルム供給ユニット6は、製袋包装ユニット5の成形機構13に対してシート状のフィルムFを供給するユニットであり、製袋包装ユニット5に隣接して設けられている。フィルム供給ユニット6にはフィルムFが巻かれたロールがセットされ、このロールからフィルムFが繰り出される。
(2−2)製袋包装ユニット5
製袋包装ユニット5は、シート状で送られてくるフィルムFを筒状に成形する成形機構13と、チューブ状となったフィルムF(以下、筒状フィルムFという)を下方に搬送するプルダウンベルト機構14と、筒状フィルムFの重ね合わせ部分を縦方向にシールする縦シール機構15と、筒状フィルムFを横方向にシールすることで袋の上下端を封止する横シール機構17と、これらの各機構を支える支持フレーム12とを含む。また、支持フレーム12の周囲には、ケーシング9が取り付けられている。
(2−3)成形機構13
成形機構13は、図2に示すように、チューブ31と、フォーマー32とを有している。チューブ31は、円筒形状の部材であり、上下端が開口している。図2において、チューブ31は、天板29の中央の開口部分に配置され、図示しないブラケットを介してフォーマー32と一体にされている。チューブ31の上端の開口部には、コンピュータスケール2から計量された被包装物が投入される。フォーマー32は、チューブ31を取り囲むように配置されている。フォーマー32の形状は、シート状のフィルムFがフォーマー32とチューブ31との隙間を通るときに筒状に成形されるような形状とされている。
フォーマー32も、図示しない支持部材を介して支持フレーム12に固定されている。また、成形機構13のチューブ31やフォーマー32は、製造する袋の大きさに応じて取り替えることができるようにされている。そのために成形機構13は、支持フレーム12に対し着脱自在にされている。
(2−4)プルダウンベルト機構14
プルダウンベルト機構14は、チューブ31に巻き付いた筒状フィルムFを吸着しながら下方に搬送する機構であり、駆動ローラ、従動ローラ吸着機能を有するベルトを含む。
(2−5)縦シール機構15
縦シール機構15は、チューブ31に巻き付いている筒状フィルムFの重なり部分を、一定の加圧力でチューブ31に押しつけながら加熱して縦にシールする機構である。この縦シール機構15は、ヒータや、ヒータにより加熱され筒状フィルムの重なり部分に接触するヒータベルトを含んでいる。そして、縦シール機構15の下方に、横シール機構17が配置されている。
(2−6)横シール機構17
図3Aは、アーム部材が水平方向に対して55°傾いた状態の横シール機構の側面図である。図3Bは、アーム部材が水平方向に対して50°傾いた状態の横シール機構の側面図である。図3Cは、アーム部材が水平方向に対して45°傾いた状態の横シール機構の側面図である。図3Dは、アーム部材が水平方向に対して10°傾いた状態の横シール機構の側面図である。
図3A〜図3Dにおいて、一対の回転軸51,71は、筒状フィルムFの袋の両側に位置しており、互いに反対方向に同期回転する。一対のアーム部材52,72は、回転軸51,71の長手方向の両端に設けられており、回転軸51,71と相対回転不能に固定されている。アーム部材52,72は、回転軸51,71とともに回転する一方向に長いブロック状の部材であり、首振り部材53,73、およびエア抜き機構56,76を支持する。
一対のシールジョー54,74は、内部にヒータ54a,74a(図5A参照)を有している。このヒータ54a,74aによってシールジョー54,74のシール面(横シール時に対向する面、図5参照)541,741が加熱され、シールジョー54,74によって挟み込まれた筒状フィルムFの一部が熱シールされるようになっている。
シールジョー54,74は、図3A〜図3Dに示すように、首振り部材53,73の外側部分に支持されている。したがって、首振り部材53,73およびシールジョー54,74は、アーム部材52,72に同期して回転軸51,71の周りを旋回する。
一対のしごき部55,75は、断面がくの字の弾性材料からなる部材である。また、しごき部55,75は、旋回軌道において、シールジョー54,74の前側であって、エア抜き機構56,76の後側の位置、つまりシールジョー54,74とエア抜き機構56,76との間に配置される。さらに、しごき部55,75は、横シールを行う直前にシールジョー54,74よりも先にフィルムFに対して当接し、互いの間に若干の隙間を開けた状態でシールジョー54,74よりも速い速度で旋回方向へ移動する。これにより、袋の上部に残った被包装物を袋の下方へと強制的に落下させて、横シールを行うフィルムFの部分に、被包装物のカス等がかみこんでしまうことを回避して、シール不良の発生を抑制することができる。
また、一対のエア抜き機構56,76は、主として、左右一対のエア抜きパッド(空気抜き部材)61,81を有している。
(3)製袋包装機の動作
(3−1)概略動作
フィルム供給ユニット6から成形機構13に送られたシート状のフィルムFは、フォーマー32からチューブ31に巻き付けられて筒状に成形され、そのままプルダウンベルト機構14によって下方に搬送される。そして、フィルムFはチューブ31に巻き付けられた状態において両端部が周面上で重ね合わせられた状態となり、その重ね合わせ部分が縦シール機構15によって縦にシールされる。
縦にシールされて円筒形状となった筒状フィルムFは、チューブ31を抜けて横シール機構17へと降りていく。また、このときには筒状フィルムFの移動と同時に、被包装物の固まりがコンピュータスケール2からチューブ31を通って落下してくる。そして、横シール機構17においては、筒状フィルムF内に被包装物が存在する状態で、その袋の上端および被包装物が存在する袋の上部の袋の下端の部分が横にシールされる。
また、一対のシールジョー54,74が、図3A〜図3Dに示すように駆動するときには、先行する袋の上端部と、これに続く袋の下端部とがほぼ同時に横シールされる。そして、この横シールと同時に、いずれかのシールジョーに内蔵されているカッター(図示せず)によって、先行する袋Bと後続の筒状フィルムFとが切り離される。
(3−2)横シール機構17の動作
横シール機構17では、図示しない旋回用のモータを回転させることによって回転軸51,71が回転し、アーム部材52,72とともに、首振り部材53,73およびこれらに支持されたシールジョー54,74、しごき部55,75およびエア抜き機構56,76が回転軸51,71を中心として旋回運動をする。
図3Aに示すように、横シールを行う前で、アーム部材52,57の水平方向に対する傾きが55°のとき、首振り部材53,73およびシールジョー54,74がアーム部材52,72に対して旋回方向に回動した状態となっている。
また、図3Aに示す状態では、エア抜き機構56,76のエア抜きパッド61,81が、すでに筒状フィルムF内へ入っている被包装物を挟み込んでシール前に姿勢が乱れないように、その下方側の部分から少しずつ筒状フィルムFに対して面で当接する。
次に、図3Bに示すように、アーム部材52,72の水平方向に対する傾きが50°のとき(図3Aに示す状態から5°旋回しているとき)、エア抜きパッド61,81は、図3Aに示す状態よりもさらに多くの面でフィルムFに対して当接している。
そして、図3Cに示すように、アーム部材52,72の水平方向に対する傾きが45°のとき、エア抜きパッド61,81のほぼ下半分の面によってフィルムFに対して当接し、筒状フィルムFの中の被包装物を保持している。
そして、図3Dに示すように、アーム部材52,72の水平方向に対する傾きが10°のとき、エア抜きパッド61,81と筒状フィルムFとの当接面が、エア抜きパッド61,81の表面の下方から上方へと移動していく。そして、これから横シールする筒状フィルムFの部分を下方にしごいて筒状フィルムFの横シール部分の内部に存在する被包装物を強制落下させるために、一対のしごき部55,75が筒状フィルムFを所定の隙間を開けながら挟み込み始める。そして、一対のしごき部55,75の先端部分が、筒状フィルムFの横シールする部分を筒状フィルムFの搬送速度よりも速い速度で下方にしごく。
また、図3Dに示す状態は、シールジョー54,74が筒状フィルムFを挟み込んで横シールを開始する状態である。図3Dに示す状態になる直前には、図示しない回転軸水平移動機構によって、一対の回転軸51,71およびカム57,77は互いに近づくように少し移動する。これにより、シールジョー54,74が確実に筒状フィルムFに当接し、シールジョー54,74から筒状フィルムFに所望の温度と圧力とが加えられることで、横シールが行われる。
(3−3)運転停止時のシールジョー54,74の動作
シールジョー54,74は、動作せずに待機している間も所定温度に維持されるように、内蔵されたヒータ54a,74a(図5A参照)に継続して通電が行われている。それゆえ、この間にヒータ54a,74aからシールジョー54,74に与えられる熱量は、熱シール動作に寄与することなく大気中に放出されており、電力を無駄に消費されてしまう。
そこで、本実施形態では、制御部70が、製袋包装機1の停止状態が所定要因で停止しているときに限って、シールジョー54,74のシール面541,741を互いに接触させて待機させる第2休止モードを実行する。以下、フローチャートを参照しながら具体的な動作を説明する。
図4は、第1休止モードおよび第2休止モードのいずれかを選択して実行するまでのフローチャートである。図4において、制御部70は、ステップS1においてシールジョー54,74が停止しているか否かを判定し、停止していると判定したときはステップS2へ進み、停止していないと判定したときは、引き続きシールジョー54,74が停止しているか否かの判定を継続する。
制御部70は、ステップS2において、停止状態が第1状態であるか否か判定する。制御部70は、停止状態が、第1状態および第2状態のいずれに相当するのかを判定するための条件を記憶している。
例えば、筒状フィルムFの状態を修正するためにオペレータが操作スイッチ類7を介して強制停止させたときは、制御部70は操作スイッチ類7からの入力があったので、この停止は製袋包装機1のトラブルによる第1状態であると判定する。
これに対し、コンピュータスケール2から被包装物が投入されないようなときは、通知信号が制御部70に入力されるので、制御部70はシールジョー54,74を停止させるとともに、この停止は製袋包装機1のトラブルではないので、第2状態であると判定する。
制御部70は、ステップS2おいて停止が第1状態であると判定したときはステップS3へ進み、停止が第1状態ではない(第2状態である)と判定したときはステップS4に進む。
制御部70は、ステップS3において、通常待機動作として、第1休止モードを実行する。第1休止モードは、シールジョー54,74それぞれのシール面541,741を互いに接触させることなく待機させるモードである。これは、筒状フィルムFの状態等を修正する場合はシールジョー54,74が開いていないと作業ができないときに採られる。
他方、制御部70は、ステップS4において、節電待機動作として、第2休止モードを実行する。第2休止モードは、シールジョー54,74それぞれのシール面541,741を互いに接触させて待機させるモードである。制御部70は、第2休止モードを実行するときは、筒状フィルムFの熱的損傷が防止するために、シールジョー54,74それぞれのシール面541,741を筒状フィルムFから離れた位置で互いに接触させる。
例えば、制御部70がプルダウンベルト機構14を逆転させて、筒状フィルムFを搬送方向とは逆の方向に所定距離だけ移動させることによって、筒状フィルムFがシール面541,741から離れる。もちろん、それに限定されるものではなく、制御部70が、一旦、シールジョー54,74を横シール動作で使用しない位置に退避させた後、シール面541,741を接触させてもよい。
図5Aは、通常待機動作として、第1休止モード実行時のシールジョー54,74の側面図である。また、図5Bは、節電待機動作として、第2休止モード実行時のシールジョー54,74の側面図である。
図5Aでは、シールジョー54,74それぞれのシール面541,741が互いに接触していないので、シール面541,741を介して大気中に放熱される。したがって、第1休止モードは、シールジョー54,74が開いていないと作業ができないような停止の場合に利用される。
他方、図5Bでは、シールジョー54,74それぞれのシール面541,741を互いに接触しているので、シールジョー54,74からの放熱量は、図5Aにおけるシール面541,741からの放熱量に相当する分が低減される。
(4)特徴
(4−1)
製袋包装機1は、シールジョー54,74それぞれのシール面541,741が互いに接触することによって、シール面541,741が開放されていた従来のシールジョーからの全放熱量との比較において、シール面541,741からの放熱量に相当する分を低減することができる。その結果、消費電力が低減される。
(4−2)
製袋包装機1では、第2休止モード実行時、プルダウンベルト機構14が筒状フィルムFを搬送方向とは逆の方向に所定距離だけ移動させるので、筒状フィルムFがシールジョー54,74に挟まれたまま放置されることがなく、筒状フィルムFの熱的損傷が防止される。
(4−3)
製袋包装機1では、制御部70が、第2休止モード実行時、シールジョー54,74それぞれのシール面541,741を横シール動作では使用しない位置において接触させることができる。この場合、オペレータは、シールジョー54,74の位置をみることによって、動作異常で停止したのか、待機中であるのかを判断することができるので、次の手順に取り掛かり易く、使い勝手がよい。
(4−4)
製袋包装機1では、横シール動作が停止してもすぐに横シール動作を開始しなければならないような短時間の休止には、節電待機動作が逆に熱シール動作の開示時間を遅らせて生産性を低下させる可能性があるので、そのような場合には、シール面541,741を互いに接触させない第1休止モードを選択する。
さらに、製袋包装機1のトラブル等で停止させて筒状フィルムFの状態等を修正する場合も、シールジョー54,74が開いていないと作業ができないので、第1休止モードを実行する。
他方、製袋包装機1自体のトラブルではなく、上流側機械、下流側機械の影響で、製袋包装機1を停止する場合は、シールジョー54,74を閉じておいても問題はないので、第2休止モードを実行する。
以上のように、本発明によればシールジョーのシール面からの放熱を抑制して節電効果を得ることができるので、製袋包装機だけに限らずフィルムを挟んでシールする機器にも有用である。
1 製袋包装機(包装装置)
14 プルダウンベルト機構(搬送部)
54 シールジョー(第1シール部材)
54a ヒータ
70 制御部
74 シールジョー(第2シール部材)
74a ヒータ
541,741 シール面
特開平5−65144号公報

Claims (6)

  1. ヒータによって加熱される第1シール部材および第2シール部材が包材の重なり部分を挟み込んで封止する熱シール動作を行う包装装置であって、
    少なくとも前記第1シール部材および前記第2シール部材の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記熱シール動作の休止期間中、前記第1シール部材および前記第2シール部材それぞれのシール面を前記包材から離れた位置で互いに接触させる、
    包装装置。
  2. 前記包材を搬送する搬送部をさらに備え、
    前記制御部は、前記熱シール動作の休止期間中、前記搬送部を制御して前記包材を搬送方向とは逆の方向に所定距離だけ移動させる、
    請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記包材を搬送する搬送部をさらに備え、
    前記第1シール部材および前記第2シール部材は前記搬送部から送られてくる前記包材に前記熱シール動作を行ない、
    前記制御部は、前記熱シール動作の休止期間中に、前記第1シール部材および前記第2シール部材が前記熱シール動作では使用しない位置において、前記シール面同士を接触させる、
    請求項1に記載の包装装置。
  4. 前記制御部は、
    前記熱シール動作の休止が第1状態である場合、通常待機動作として、前記第1シール部材および前記第2シール部材それぞれのシール面を互いに接触させることなく待機させる第1休止モードを実行し、
    前記熱シール動作の休止が前記第1状態とは異なる第2状態である場合、節電待機動作として、前記第1シール部材および前記第2シール部材それぞれのシール面を互いに接触させて待機させる第2休止モードを実行する、
    請求項1に記載の包装装置。
  5. 前記第1状態は、前記包材の状態を修正するために運転を停止している状態を含む、
    請求項4に記載の包装装置。
  6. 前記第2状態は、前記包装装置の異常ではない要因で運転を停止している状態を含む、
    請求項4に記載の包装装置。
JP2012127906A 2012-06-05 2012-06-05 包装装置 Expired - Fee Related JP5918632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012127906A JP5918632B2 (ja) 2012-06-05 2012-06-05 包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012127906A JP5918632B2 (ja) 2012-06-05 2012-06-05 包装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013252866A true JP2013252866A (ja) 2013-12-19
JP5918632B2 JP5918632B2 (ja) 2016-05-18

Family

ID=49950762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012127906A Expired - Fee Related JP5918632B2 (ja) 2012-06-05 2012-06-05 包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5918632B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017019507A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 大成ラミック株式会社 液状被包装物の充填包装方法およびそれを利用した充填包装機
JP2018172179A (ja) * 2018-07-09 2018-11-08 大成ラミック株式会社 液状被包装物の充填包装方法およびそれを利用した充填包装機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005313966A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Ishida Co Ltd 熱封止装置およびこれを備えた製袋包装機
JP2008308227A (ja) * 2007-05-11 2008-12-25 Omori Mach Co Ltd エンドシール装置及びそれを用いた包装機並びにピロー包装機
JP2011105368A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Kawashima Packaging Mach Ltd 自動包装機
JP2011105394A (ja) * 2011-03-11 2011-06-02 Fuji Machinery Co Ltd 横型製袋充填機のエンドシール装置
JP2012081984A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Fuji Machinery Co Ltd 製袋充填機におけるシール温度制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005313966A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Ishida Co Ltd 熱封止装置およびこれを備えた製袋包装機
JP2008308227A (ja) * 2007-05-11 2008-12-25 Omori Mach Co Ltd エンドシール装置及びそれを用いた包装機並びにピロー包装機
JP2011105368A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Kawashima Packaging Mach Ltd 自動包装機
JP2012081984A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Fuji Machinery Co Ltd 製袋充填機におけるシール温度制御装置
JP2011105394A (ja) * 2011-03-11 2011-06-02 Fuji Machinery Co Ltd 横型製袋充填機のエンドシール装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017019507A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 大成ラミック株式会社 液状被包装物の充填包装方法およびそれを利用した充填包装機
JP2018172179A (ja) * 2018-07-09 2018-11-08 大成ラミック株式会社 液状被包装物の充填包装方法およびそれを利用した充填包装機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5918632B2 (ja) 2016-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6239957B2 (ja) 製袋包装機および製袋包装システム
WO2017086038A1 (ja) 製袋包装機
JPWO2008053846A1 (ja) 製袋包装機および製袋包装方法
JP2008094456A (ja) 縦シール機構
WO2016121496A1 (ja) 包装装置
JP2022186574A (ja) 包装装置
JP5918632B2 (ja) 包装装置
JP7264415B2 (ja) 生産ライン構成装置
JP6689586B2 (ja) 包装装置
JP6713799B2 (ja) 製袋包装機
JP2019099191A5 (ja)
JP5684596B2 (ja) 包装機
JP5833873B2 (ja) 包装機におけるシール用ロール圧着装置
JP2002046713A (ja) 縦形製袋充填包装装置およびその制御方法
JP2007112502A (ja) ストリップバッグ装置
JP5545863B2 (ja) 製袋充填機におけるシール温度制御装置
JP2004142806A (ja) 製袋包装機の横シール機構および製袋包装機
JP5628660B2 (ja) 製袋包装機
JP7432235B2 (ja) 製袋包装機
JP7323153B2 (ja) 包装装置
JP6450404B2 (ja) 包装装置
JP2022119109A (ja) 製袋包装機
JP2013252901A (ja) 製袋包装機
JP2012136277A (ja) 製袋包装機
JP2010089799A (ja) 製袋包装機および横シール機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5918632

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees