JP2013243933A - 流体動圧軸受装置と固定シャフトとを備えるスピンドルモータ - Google Patents

流体動圧軸受装置と固定シャフトとを備えるスピンドルモータ Download PDF

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Abstract

【課題】両方の端部の部位に取り付けられた固定シャフトを備える流体動圧軸受装置を含み、比較的簡単に製造することができる少数の構成部品のみで成り立っているスピンドルモータを提供する。
【解決手段】本発明は、固定シャフト(12)を取り囲むロータ構成部品(14)を含む流体動圧軸受装置を備えるスピンドルモータに関するものであり、シャフトは、その両端部の部位において軸方向を向いた軸受構成部品(16;18)と結合されており、これらの軸受構成部品は、両側が開口した流体動圧軸受装置をシールする毛細管シール間隙(32;34)及び任意選択で動的なポンピングシール(36)を形成するように成形されており、当該軸受装置の互いに離隔した領域を相互に接続する、軸受流体により充填された循環通路(28)と、ロータ構成部品を駆動するための電磁駆動装置(42,44)とが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体動圧軸受装置と固定シャフトとを備えるスピンドルモータに関するものである。
流体動圧軸受装置を備えるスピンドルモータは、例えばハードディスクドライブを駆動するために用いられており、一般に、2通りの異なるグループ即ち設計形態に区分される。即ち、回転するシャフトと、通常は片側だけ開口した軸受装置とを備えるモータ(例えばシングルプレートデザイン)と、固定シャフトとを備えるモータである。固定シャフトを備えるスピンドルモータの一つの決定的な利点は、シャフトを両端部でそれぞれ底面プレート及びモータハウジングに取り付けて両端部で支持する両持ち構造にすることが可能なことである。それにより、このようなモータは、非常に高い構造上の剛性を有しており、そのため、例えばデータ密度が高くなる一方で同時に通常動作中に振動が発生する多くのモバイル用途において今日特に生じているような、いっそう高い要求事項又は特別な要求事項が課せられるハードディスクドライブに格別に適している。さらに別の重要な利用分野は、格別に低い動作音が求められるハードディスクドライブであり、この場合、特にモータの電磁力によって生成される振動の伝達や放射を、向上した構造剛性によって低減することができる。
固定シャフトと、両側が開口した流体動圧軸受装置とを備えるスピンドルモータの、軸受部から軸受流体が外に漏出するのを防止するための構造、特に封止は、多くの場合、回転するシャフトを備えるスピンドルモータの場合よりもコスト高になる。しかも両側が開口した軸受間隙の場合、空気が軸受間隙に侵入して軸受装置の機能を妨げる危険が大きくなる。従って、軸受間隙への空気の侵入を防止するため、及び/又は、空気を軸受間隙若しくは軸受流体から外へ導くための方策が講じられなくてはならない。
本発明の課題は、両方の端部に取り付けられた固定シャフトを備える流体動圧軸受装置を備え、比較的簡単に製造することができる少数の構成部品のみで成り立っているスピンドルモータを提供することにある。さらに、軸受間隙に場合により存在している気泡が外へ出るように導かれるのが望ましい。
この課題は、請求項1の構成要件を備えるスピンドルモータによって解決される。
本発明の好ましい実施の形態及びその他の好ましい構成要件は、従属請求項に記載されている。
本発明に係るスピンドルモータは、底面プレートに直接的又は間接的に保持された固定シャフトと、
前記シャフトに対して回転軸を中心として回転可能に支持されたロータ構成部品と、
前記シャフトの一端側に配置され、前記底面プレートに結合された第1の軸受構成部品と、
前記シャフトの他端側に配置された第2の軸受構成部品と、
軸受流体により充填され両端側が開口した軸受間隙であって、前記シャフトと前記ロータ構成部品との間、前記ロータ構成部品と前記第1の軸受構成部品との間、及び前記ロータ構成部品と前記第2の軸受構成部品との間に構成された前記軸受間隙と、
前記シャフト及び前記ロータ構成部品の互いに対向する軸方向に延在する軸受面の間に構成された第1のラジアル軸受部及び第2のラジアル軸受部と、
前記ロータ構成部品及び前記第1の軸受構成部品の互いに対向する半径方向に延在する軸受面の間に構成されたスパイラル状の動圧溝構造を有する第1のスラスト軸受部と、
前記軸受流体により充填された循環通路であって、前記第2の軸受構成部品と前記ロータ構成部品との間に構成された前記軸受間隙を、前記第1のスラスト軸受部の半径方向外側にあり、かつ前記第1のスラスト軸受部の前記軸受間隙の幅よりも大きい幅を有する拡大軸受間隙と接続する前記循環通路と、
前記ロータ構成部品を駆動するための電磁駆動装置とを備えたスピンドルモータとを含んでいる。
本発明の一つの好ましい実施の形態では、軸受装置は全部で四つの機械的な構成部品しか含んでおらず、三つの構成部品は固定構成部品であり、回転する機械的なロータ構成部品が一つだけハブ・軸受ブッシュ構造の形態で設けられている。このような少ない個数の部品に基づき、軸受装置を非常に簡素に構成することができ、特に、各部品を比較的簡単かつ低コストに製作するとともに、少ない許容誤差で機械製造することができる。両方の軸受構成部品のうちの一方がシャフトと一体的に構成されることによって、部品数のいっそうの低減が可能である。
両側が開口した軸受間隙をシールするために、本発明では様々な封止コンセプトが意図されている。第1に、ロータ構成部品は、軸受構成部品の表面とともに毛細管シールを形成するように成形された表面を有することができる。この毛細管シールは、ロータ構成部品の内周面と、それぞれの軸受構成部品の外周面との間に形成され得る。これと逆の形態で、ロータ構成部品の外周面と、軸受構成部品の内周面との間に毛細管シールが形成されることも可能である。設計形態や軸受内のスペース状況に応じて、毛細管シールは回転軸に対して垂直方向又は水平方向に向けることができる。高い回転数用のスピンドルモータの場合には、毛細管シールを垂直方向に配置するのが好ましい。そうすれば軸受流体に作用する遠心力が、毛細管シールの中の軸受流体に対してわずかな影響しか及ぼさないからである。
理想的には、毛細管シールを構成している壁部は傾斜面を備えており、それにより、毛細管シールは軸受間隙の方向に向かって先細になっており、また、シール間隙の中心線は軸受間隙の方向に延びるに従って、回転軸に対して次第に拡大する半径方向間隔を有しており、それにより、軸受流体の流体圧力が、軸受間隙の方向に働く遠心力に基づいて上昇することになる。
毛細管シールは、任意選択で、ロータ構成部品及びシャフトと結合された第2の軸受構成部品の互いに対向する半径方向に延在する面の間に構成された動的なポンピングシールによって補完することができる。ロータ構成部品及び軸受構成部品のシール部を形成している表面は相応のポンピング構造を有しており、このポンピング構造は、軸受が回転したときに、軸受内部の方を向いたポンプ作用を軸受流体に対して生成するとともに、場合により軸受構造全体の背圧を補償し、そのようにして、隣接する毛細管シールが比較的短い軸方向長さを有しているときでも、軸受オイルが軸受間隙から漏出するのを防止する。
軸受流体が流体動圧軸受装置の中で循環できるようにするために、ロータ構成部品は、軸受間隙又はシール間隙の半径方向に延在している領域を相互に接続する循環通路を含んでいる。循環通路は、スラスト軸受の半径方向外側にあるシール間隙を、上側のシール間隙又は動的なポンピングシールの半径方向内側に位置している軸受間隙の領域と接続するように配置されているのが好ましい。この場合、循環通路は斜めに配置され、即ち、回転軸と平行にではなく角度を持って配置される。代替案として、循環通路によって、スラスト軸受の半径方向外側にあるシール間隙も、動的なポンピングシールの半径方向外側に位置している軸受間隙の領域と接続することができる。
本発明の一つの好ましい実施の形態では、循環通路は回転軸に対して斜めに配置されている。斜めの配置により、ロータ構成部品が回転すると直ちに、循環通路の中にある軸受流体に対して遠心力が作用する。この遠心力は、本発明によれば、スラスト軸受及び両方のラジアル軸受の全体的なポンピング作用によって軸受流体に作用する力と同じ方向に作用する。循環通路における遠心力はスラスト軸受の方向を向いており、スラスト軸受及び両方のラジアル軸受によって同じ方向へ軸受流体に作用する全体的な力よりも少なくとも2倍大きいのが好ましい。
本発明の一つの実施の形態では、毛細管シールを形成しているロータ構成部品及び軸受構成部品の表面は、回転軸と平行であるか、又は、回転軸に対して鋭角で斜めに傾いているのが好ましい。毛細管間隙を構成している表面のそれぞれの角度は、断面テーパ状の毛細管シールの拡張部が生じるようにするために、それぞれ異なる大きさであってもよい。
本発明の一つの実施の形態は、軸受構成部品とともにラビリンスシールを形成する、ロータ構成部品と結合された環状のカバーによって、毛細管シールを覆うことを意図している。このことは、毛細管シールから軸受流体が外方へ漏出しないようにする確実性を高める。環状のカバーは、当然ながら軸受構成部品に配置されていてもよい。
本発明の別の実施の形態では、カバーは、その内周部が、対応する軸受構成部品の外周部とともに毛細管シールのシール間隙を構成するように成形されて、ロータ構成部品の表面又は内部に取り付けられていてもよい。
次に本発明について、図面を参照しながら三つの実施の形態を用いて詳しく説明する。
以下の説明から、本発明の上記以外の利点や構成要件が明らかとなる。
図1及び図2は、実質的に同一の基本構造を有する、本発明に係るスピンドルモータの二つの実施例を示している。これらのスピンドルモータは、ハードディスクドライブの記憶ディスクを駆動するために設けられたものであり得る。
図1のスピンドルモータは、実質的に円筒状の中央開口部を有し、そこに第1の軸受構成部品16が収容された、底面プレート10を含んでいる。第1の軸受構成部品16はほぼカップ状に構成されており、シャフト12が取り付けられた中央の開口部を含んでいる。固定シャフト12の上側端部には、好ましくは環状に、かつシャフト12と一体的に構成された第2の軸受構成部品18が配置されている。前述した構成部品10,12,16及び18は、スピンドルモータの軸受装置の固定コンポーネントを構成している。シャフト12はその上側端部に、スピンドルモータ又はハードディスクドライブのハウジング蓋50へ取り付けるためのねじ穴52を有している。スピンドルモータは、シャフト12及び両方の軸受構成部品16,18によって形成される中間スペースの中でこれらの構成部品に対して相対的に回転可能に配置された、一体的なロータ構成部品14を含んでいる。
ロータ構成部品は、断面で見てほぼU字型に構成されている。上側の軸受構成部品18は、ロータ構成部品14の環状の切欠きの中に位置している。シャフト12、ロータ構成部品14及び軸受構成部品16,18の互いに接する面は、例えば軸受オイル等の軸受流体により充填された、両側が開いた軸受間隙20によって互いに分離されている。スピンドルモータの電磁駆動装置は、周知の方法により、底面プレート10に配置されたステータ構造42と、ロータ構成部品14の内側の円周面に配置された、ステータ構造と間隔をおきながら取り囲む環状の永久磁石44とによって構成されている。
スピンドルモータのロータ構成部品14は中空円筒状の領域を有しており、この領域は、その内側円周が、それぞれの間で周回する溝24によって分離された二つの円筒状のラジアル軸受面を形成するように構成されている。これらのラジアル軸受面は、軸受間隙20を形成しながら数ミクロンの間隔をおいて固定シャフト12を包囲するとともに、適当な溝構造を備えており、それにより、それぞれ対向するシャフト12の軸受面とともに、二つの流体動圧ラジアル軸受部22a及び22bを構成するようになっている。
下側のラジアル軸受部22bの後には、半径方向に延在するロータ構成部品14のスラスト軸受面及びそれに対応して対向する軸受構成部品16のスラスト軸受面によって形成され、半径方向に延在する軸受間隙20の領域が続いている。これらのスラスト軸受面は、回転軸46に対して垂直な円環状の軸受面を有する流体動圧スラスト軸受部26を形成する。流体動圧スラスト軸受部26は、周知の方法により、ロータ構成部品14又は軸受構成部品16又はこれら両方の部品に刻設することができるスパイラル状の動圧溝構造を有することを特徴としている。スラスト軸受部26のスパイラル状動圧溝構造は、ロータ構成部品の端面全体にわたって、即ち、内縁部から外縁部まで、延在しているのが好ましい。それにより、スラスト軸受間隙の全体にわたって正の圧力分布が得られ、負圧ゾーンの発生が回避される。スラスト軸受部の半径方向外側の位置から半径方向内側の位置へと、流体圧力が連続的に増加していくからである。このように半径方向外側に向かって減少していく圧力勾配によって、場合により軸受流体に発生するガスが半径方向外側に向かって導かれる。ラジアル軸受部22a,22b及びスラスト軸受部26のために必要な総ての動圧溝構造がロータ構成部品14に配置されているのが好ましく、このことは軸受の製造を簡素化し、特に、シャフト12及び軸受構成部品16の製造を簡素化する。総ての構造を1回のプロセスステップで製作することができるからである。
スラスト軸受部26の領域における軸受間隙20の半径方向領域の後には、ロータ構成部品14及び軸受構成部品16の互いに対向する面によって形成され、流体動圧軸受装置の端部をこの側でシールする、軸受流体で部分的に充填されたシール間隙34が続いている。シール間隙34は、軸受間隙20よりも広い半径方向に延在する領域を含んでおり、この領域は、ロータ構成部品14の内周面及び軸受構成部品16の外周面によって形成される、ほぼ軸方向に延在するテーパ状開口領域へと連続している。毛細管シールとしての機能の他、シール間隙34は流体貯溜部としての役割も果たすものであり、相応の蒸発によって軸受間隙へ取り込まれる、軸受装置の耐用寿命に必要とされる流体量を提供する。
さらに、充填量公差及び場合により軸受流体の熱膨張も補償することができる。シール間隙34のテーパ状領域を形成する、ロータ構成部品14及び軸受構成部品16の両方の面は、それぞれ回転軸46に対して相対的に内方に向かって傾いているものとするとよい。
それにより、軸受流体は、軸受が回転したときに、遠心力に基づいて内方に向かって軸受間隙20の方向へ押圧される。
流体動圧軸受装置の他方の側では、ロータ構成部品14は上側のラジアル軸受部22aの後に続いて、対応して対向する軸受構成部品18の面とともに、ラジアル軸受部の領域における軸受間隙20の幅よりも幅が広くなっている間隙を形成する、半径方向に延在する面を有するように構成されている。この間隙の領域には、ロータ構成部品14の面又は軸受構成部品18の面又はこの両者にある適当なスパイラル溝形状のポンピング構造を特徴とし、流体動圧軸受装置をこの端部でシールする動的なポンピングシール36が配置されているのが好ましいが、但し、必須ではない。ポンピングシール36は外側端部の部位で拡張しており、好ましくはテーパ状の断面を有するシール間隙32に連通している。シール間隙32は実質的に軸方向に延在しており、回転軸46に対して相対的に好ましくは内方に向かって傾いた、ロータ構成部品14及び軸受構成部品18の互いに対向する表面によって形成されている。それにより軸受流体は、軸受が回転したときに、遠心力によって内方に向かって軸受間隙20の方向へ押圧される。シール間隙32は環状カバー30で覆われているものとするとよい。環状カバー30は、ロータ構成部品14の環状溝38に係合されており、そこで例えば接着されている。環状カバー30は、シャフト12の端部とともにラビリンスシール48を形成しており、それにより、空気の交換及びこれに伴う軸受流体の蒸発も低減される。このことは、シール間隙32の軸受流体が外に漏出するのを防止する確実性を高める。環状カバーは、当然ながらシャフト12に配置されていてもよく、その場合はロータ構成部品14とともにラビリンスシールを形成する。
上述した機能を果たせるようにするため、及び、モータの簡単な組立を保証するために、例えば一体的な構成によって、又は、プレス、接着、溶接等によって、シャフト12と一体的に結合される両方の軸受構成部品16,18は、当然ながら適切に構成されている。特に、両方の軸受構成部品のうちの一方を、例えば部品16を、縁部が高く引き上げられたカップ状に製作すると好都合な場合があり、それにより、その内周面と、ロータ構成部品14の対向面とで毛細管シールのシール間隙34を形成するとともに、その外周面では底面プレート10との結合を成立させることができる。他方、例えば軸受構成部品18のように、例えば傾斜した円板又はまっすぐな円板として、軸受構成部品16,18をできるだけ簡素に構成するのが好ましい場合もある。
軸受装置の軸受流体から継続して気泡が排出されることを保証するために、ロータ構成部品14は循環通路28を備えている。循環通路28は、スラスト軸受部26の半径方向外側にあるシール間隙34の半径方向領域を、動的なポンピングシール36の半径方向内側にある軸受間隙の半径方向に延在する領域と接続し、即ち、ポンピングシール36と第1のラジアル軸受22aとの間の軸受間隙の領域と接続する。循環通路28は、例えばモータの回転軸46に対して斜めに、ロータ構成部品14を単純に穿孔することによって製作することができる。このとき循環通路28は、回転軸46に対して斜めに約10度の角度で配置される。循環通路28の上側端部は、ポンピングシール36の半径方向内側に位置している。それにより循環通路28の開口部の領域では、例えばシール間隙32におけるよりも高い圧力が生じるので、その結果、例えば循環通路28の開口部の領域で軸受間隙にできる気泡が、低下していく圧力勾配によって、半径方向外側に向かって運ばれ、それに対して、軸受流体はポンピングシール36の作用によって半径方向内側に向かって運ばれる。循環通路28の斜めの配置に基づき、及び、循環通路28の対向する端部でのそれぞれ異なる圧力状況に基づき、気泡が軸受流体から外に放出されるように促進される。
ラジアル軸受部は、軸受流体をその都度軸方向で見て上方又は下方に向かって送出する、半正弦波形をした複数の動圧溝でそれぞれ構成されている。長さの異なる動圧溝に基づいて、非対称に構成されたラジアル軸受部が得られ、このラジアル軸受部は、ラジアル軸受間隙の領域における軸受穴が加工公差に起因して若干テーパ状になっていて円筒形状から外れている場合にも、常に軸方向上方に向かって第2の軸受構成部品18の方向を向いた全体的な送出方向を有している。スラスト軸受部26は、軸受流体を半径方向内側に向かって送出するスパイラル状の動圧溝を有しているのが好ましい。循環通路の内部にある軸受流体に対しては、流体動圧軸受装置の作動時に遠心力が作用し、それによって軸受流体は軸方向下方に向かって押圧され、それにより、流体動圧軸受装置内部における軸受流体の循環を得ることができる。
スピンドルモータのロータ全体が(磁石44及び場合により環状カバー30を除いて)好ましくはロータ構成部品14だけで成り立っているので、例えばハードディスクドライブの記憶ディスクのための載置面としての役割を果たすロータ面の流体動圧軸受に対して相対的な位置公差は、複数の部分からなるロータの場合よりも良好であり、また、機械的な安定性ははるかに高い。さらに、総て一つの部品にある、好ましくはロータ構成部品14にある、流体動圧軸受装置の機能面(軸受面)は、求められる精度で比較的容易に製作することができる。特にロータ構成部品14は、例えば従来の設計形態のはるかに小さい軸受ブッシュを有するものに比べて、比較的容易にクランプ工具へ挟み込むことができ、また、ほとんど全部の軸受面の最終加工を、クランプし直すことなく実施することができる。さらに、他ならぬ小型の成形要素にとって困難であるとともに不具合と不可避的に結びついた、複数の個別部品からのロータの組立が省略される。そのような個別部品はいずれも流体動圧軸受装置に必要な機能面を相応の精度で含んでいなくてはならず、また、これに加えて特別に構成された許容範囲の厳しい結合領域を含んでいなくてはならないからである。
底面プレート10と結合するためのフランジとしての役割を果たす第1の軸受構成部品16に軸受が組み付けられることによって、流体動圧軸受を一つの構造ユニットとして組み立て、軸受流体を充填して検査してから、構造ユニットとしての流体動圧軸受を底面プレート10と結合することが可能である。
このスピンドルモータは、第2の軸受構成部品18の方向に力を生成する流体動圧スラスト軸受部26しか有していないので、軸受装置を軸方向で保持するためのバランスがとれるように相等の反力や初期荷重を付与する必要がある。そのために底面プレート10は、ロータ磁石44に軸方向において対向し、これによって磁気的に吸引される強磁性リング40を有することができる。この磁気吸引力は、スラスト軸受26の力と反対向きに作用するものであり、軸受を軸方向において安定に保持する。
この解決法の代替又は追加として、ステータ構造42及びロータ磁石44を軸方向において互いにオフセットされた状態で配置することができ、即ち、ロータ磁石44はステータ構造42よりも軸方向において底面プレート10から大きく離隔するように配置される。それにより、モータの磁気回路によって、スラスト軸受26に対して反対向きに作用する軸方向力が発生させられる。
ロータ構成部品14の外側のカップ状の部分は、ハードディスクドライブの記憶ディスク58を取り付けるために設けられている。複数の環状ディスク状の記憶ディスク58は、半径方向外側を向いているロータ構成部品14の下側の鍔の部位に載置されており、スペーサ60によって互いに分離されている。記憶ディスク58は、ロータ構成部品14のねじ穴56へネジで取り付けられる保持部54によって保持される。
図2には、図1と同じ構成部品又は機能が同一の構成部品には同じ符号が付されたスピンドルモータが示されている。図2のスピンドルモータは、基本的に、二つの部品からなるロータ構成部品と、上側のシール部の異なる設計とによって、図1のスピンドルモータと異なっている。図2については、基本的に、図1のスピンドルモータと同じ説明が当てはまる。
図2では、ロータ構成部品114は二つの部品で構成されており、ほぼ円筒状の内側ロータ構成部品114aと、ほぼカップ状の外側ロータ構成部品114bとを含んでいる。
内側ロータ構成部品114aはシャフト12を取り囲んでおり、これとともに両方のラジアル軸受部22a,22bを形成する。内側ロータ構成部品114aの一方の端面は、第1の軸受構成部品16の半径方向の面に向き合っており、これとともにスラスト軸受部26を形成する。動的なポンピングシール36は、内側ロータ構成部品114aの端面と、これと対向する第2の軸受構成部品18の面とによって形成されており、これら両方の面のうち少なくとも一方はポンピング構造を備えている。ポンピングシール36の外部にはシール間隙32が接続しており、このシール間隙は、カップ状カバー130の内周面と、第2の軸受構成部品18の傾斜外周面とによって形成されている。カップ状カバー130は、内側ロータ構成部品114aの他方の端面部外周に嵌合されており、例えばこれと溶接されている。カップ状カバー130の中心孔内周面と軸受構成部品18(又はシャフト12)の円筒状外周面と間には、毛細管シールを外部に対して追加的に封止する環状のラビリンス間隙48が形成されている。
スラスト軸受部26に接しているシール間隙34は、内側ロータ構成部品114aの外周面と、カップ状の第1の軸受構成部品16の内周面とによって形成されている。循環通路128は内側ロータ構成部品114aの内部を貫通するように延在しており、スラスト軸受部26の外径部領域にあるシール間隙34を、ポンピングシール36の半径方向内側にある軸受間隙領域と連通させる。循環通路128は、回転軸46に対して相対的に、約10度の角度で傾いている。
内側ロータ構成部品114aは軸受ブッシュの機能を有しており、カップ状の外側ロータ構成部品114bは、駆動装置の磁石44を支持するとともに、駆動されるべきコンポーネント、例えば図1との関連で説明したような記憶ディスク58、を支持するハブの機能を有している。
図3は、本発明に係るスピンドルモータの軸受装置の拡大断面図を示している。本実施例では、シャフト212と第1の軸受構成部品216は一体的に構成されている。シャフト212及び第1の軸受構成部品216によって形成される環状空間の中に、ロータ構成部品214が回転軸246を中心として回転可能なように配置されている。第1の軸受構成部品216は、その外周面で、モータの基体210と固定的に結合されている。二つのラジアル軸受部222a,222bが、ロータ構成部品214の内周軸受面と、シャフト212の外周軸受面との間に配置されており、軸受間隙220の軸方向領域によって互いに分離されている。軸受間隙220の半径方向領域に沿って、ロータ構成部品214の端面の軸受面又は第1の軸受構成部品216の底面の軸受面によって形成されるスラスト軸受部226が配置されている。軸受間隙220の軸方向領域はシール間隙232へと移行しており、このシール間隙は半径方向に延在する領域と軸方向に延在する領域を有しており、シャフト212に配置された第2の軸受構成部品218の表面と、これに対向するロータ構成部品214の表面とによって定義されている。シール間隙232は部分的に軸受流体により充填されており、テーパ状の毛細管シールを形成する。シール間隙を覆うため、及び、軸受流体を保持しておくためのカバーは、ここでは設けられていない。シール間隙232の領域には一つ又は複数のポンピングシール236又は237が配置されていてもよく、このポンピングシールは、第2の軸受構成部品218と、ロータ構成部品214のそれぞれ対向する面との間で水平方向又は垂直方向に延在する間隙の中にあり、シール間隙232の中にある軸受流体を内方に向かって軸受間隙220の軸方向領域の方向へと運ぶ。さらに流体貯溜部としての役割を果たす別のシール間隙234が、軸受間隙220の半径方向領域に接して設けられている。シール間隙234は、ロータ構成部品214の傾斜外周部と、第1の軸受構成部品216の内周部とによって定義される間隙の一部である。ロータ構成部品214には、軸受間隙220のそれぞれ開口している両端部を相互に接続する循環通路228が設けられている。このようなスピンドルモータの構成は、必要な構成部品の個数が少ないことを特徴としている。
スピンドルモータその他のコンポーネント、例えば駆動装置や記憶ディスクの保持部等は、図3には図示していない。
図1乃至図3において、循環通路は回転軸に対して相対的に5乃至15度だけ傾いているのが好ましい。別案として、循環通路は回転軸とほぼ平行であってもよい。スラスト軸受部26,226の動圧溝は、半径方向内側にある軸受穴から半径方向外側にある毛細管シール34の領域まで延在しているのが好ましい。スラスト軸受部26,226だけでなく、ポンピングシール36,236,237のポンピング溝も、ロータ構成部品14,114a,214の表面に形成されているのが好ましい。ポンピングシール36,236のポンピング溝は、同じく半径方向において、軸受穴の半径方向内側に位置するシャフトに隣接した領域から、シール間隙32,232の領域まで延在しているのが好ましい。この追加又は代替として、図3に示すように、軸方向に延在するポンピングシール237がシール間隙232の領域に配置されていてもよい。
図4は、第1の軸受構成部品316が収容された底面プレート310を備える、本発明に係るスピンドルモータのさらに別の実施の形態を示している。第1の軸受構成部品316は、シャフト312が嵌合された中央開口部を含んでいる。シャフト312は、位置決めストッパとしての役割を果たすために、第1の軸受構成部品316の表面と接する段部を有している。この段部により、第1の軸受構成部品316と第2の軸受構成部品318との間の軸方向間隔を非常に正確かつ再現可能に調整することができる。固定シャフト312の上側端部には、好ましくはシャフト312と一体的に構成される第2の軸受構成部品318が配置されている。このスピンドルモータは、シャフト312と両方の軸受構成部品316,318によって形成される中間スペースの中でシャフトに対して相対的に回転可能に配置された内側ロータ構成部品314aを有する、複数部品からなるロータ構成部品を含んでいる。上側に位置する第2の軸受構成部品318は、ロータ構成部品314aの環状切欠き部に収容されている。シャフト312、ロータ構成部品314a及び軸受構成部品316,318の互いに対向する面は、例えば軸受オイルのような軸受流体により充填された、両端部が開口した軸受間隙320によって互いに分離されている。ロータ構成部品314aは、電磁駆動装置の一部としての環状永久磁石344を内周部に支持する、カップ状の外側ロータ構成部品314bで取り囲まれている。底面プレート310には、永久磁石344と対向するステータ構造342が配置されている。
内側ロータ構成部品314aは中空円筒状の穴を有しており、この穴の内周面には、間に介在する周回溝324によって分離された二つの円筒状の軸受面が構成されている。これらの軸受面は、軸受間隙320を形成しながら、数ミクロンの間隔をおいて固定シャフト312を包囲するとともに、溝構造を備えており、それにより、それぞれ対向するシャフト312の軸受面とともに二つの流体動圧ラジアル軸受部322a及び322bを形成している。
下側のラジアル軸受部322bの領域にある軸受間隙の後には、半径方向に延在する内側ロータ構成部品314aの軸受面と、それに対向する第1の軸受構成部品316の軸受面とを互いに分離する、半径方向に延在する軸受間隙320の領域が続いている。軸受間隙320における前述した各構成部品の軸受面は、周知の方法により、一方又は両方の軸受面に設けられたスパイラル状の溝構造を特徴とする流体動圧スラスト軸受部326を形成している。
スラスト軸受326の領域における軸受間隙320の半径方向領域の後には、部分的に軸受流体により充填されたシール間隙334が続いており、このシール間隙334は、ロータ構成部品314aと第1の軸受構成部品316の互いに対向する面によって形成されており、軸受間隙の下側端部をシールしている。シール間隙334は、軸受間隙320に比較して拡大した半径方向に延在する領域を含んでおり、この領域は、内側ロータ構成部品314aの内外周面と軸受構成部品316の内周面とによって形成される、テーパ状に拡開したほぼ軸方向に延在する領域へと移行している。さらにシール間隙334は流体貯溜部としての役割を果たすとともに、充填量公差、蒸発による軸受流体の損失、及び、軸受流体の熱膨張を補償する役割を果たす。
軸受間隙320の他方の側にある内側ロータ構成部品314aは、対応して対向する第2の軸受構成部品318の下端面とともに、ラジアル軸受の領域にある軸受間隙320の幅よりも幅が広くなっている狭い間隙をつくる、半径方向に延在する上端面を形成するように構成されている。この間隙の領域には、内側ロータ構成部品314a又は第2の軸受構成部品318の端面に適当なスパイラル状のポンピング溝構造を有することを特徴とし、流体動圧軸受装置を軸受間隙のこの端部でシールする、動的なポンピングシール336が設けられている。ポンピングシール336の外方側には、実質的に軸方向に延在し、内側ロータ構成部品314a及び第2の軸受構成部品318の表面によって形成される、テーパ状断面を有するシール間隙332が設けられている。シール間隙332は、外側ロータ構成部品314bの一部として構成された環状カバー330で覆われている。環状カバー330は、軸受構成部品318の上端面とともに、シール間隙332を追加的にシールするためのラビリンスシール348を形成している。
軸受流体による軸受装置の連続的な気泡排出を保証するために、ロータ構成部品314aには、循環通路328が例えば軸方向の貫通穴として配置されている。循環通路328は、スラスト軸受326の半径方向外側にあるシール間隙334の領域を、動的なポンピングシール336の半径方向外側にある軸受間隙の半径方向に延在する領域と連通させる。
このスピンドルモータは、第2の軸受構成部品18の方向に力を生成する流体動圧スラスト軸受部326しか有していないので、軸受装置を軸方向において保持できるようにバランスがとれる相応の反力又は初期荷重が付与されなくてはならない。そのために底面プレート310には、ロータ磁石344に軸方向において対向し、これによって磁気的に吸引される強磁性リング340が配置されている。この磁気吸引力は、スラスト軸受部326の力と反対向きに作用するものであり、軸受装置を軸方向のバランスがとれた状態で安定的に保持する。
図5には、図4のスピンドルモータの変形例が示されており、図4のスピンドルモータと比較するといくつかの相違点が存在している。
図4のスピンドルモータとの第1の相違点は、ロータ構成部品が、スリーブ状の内側ロータ構成部品314aと、これを取り囲む、同じくスリーブ状の中間ロータ構成部品314cと、外側ロータ構成部品314bという三つの部品からなっていることである。基本的に、図4に示す内側ロータ構成部品は2部品で構成するように変更されており、構成部品314a及び314cで成り立っている。循環通路328は、例えば内側ロータ構成部品314aの外周面又は中間ロータ構成部品314cの内周面に軸方向の溝を設けて、両方のロータ構成部品314a及び314cの間に形成されている。
さらに別の相違点は、下側の第1の軸受構成部品316の領域に段部を有しているのではなく、完全に円筒状になっているシャフト312の構成にある。
中間ロータ構成部品314cの内周面と第2の軸受構成部品318の外周面の間に延在する上側シール間隙332はカバー330で覆われているが、このカバー330は別個の環状構成部品として構成されている。カバー330は、中間ロータ構成部品314c又は外側ロータ構成部品314bに取り付けられる。カバー330と第2の軸受構成部品318の上端面との間には、図4に示す実施例の場合と同じく、ラビリンスシール348が形成されている。
図5の軸受装置のさらに別の本質的な相違点は、上側のポンピングシールに代えて第2のスラスト軸受部327が設けられているという点にある。このスラスト軸受は、内側ロータ構成部品314aの端面と、これに対向する第2の軸受構成部品318の軸受面とによって形成される。このスラスト軸受部327は溝構造を有することを特徴としており、下側のスラスト軸受326に対する対応軸受を形成する。両方のスラスト軸受326及び327は相互に作用し、軸受を軸方向のバランスがとれた状態に保持し、それにより、図4で意図されていたような磁気吸引力は必要なくなる。
図6は、図4の実施の形態と非常に類似するスピンドルモータの実施の形態を示している。図4に示すスピンドルモータに対する図6のスピンドルモータの第1の相違点として、循環通路328は回転軸346と平行に配置されているのではなく、約5度の角度で回転軸346に対して斜めに傾いている。従って、循環通路328は、下側のシール間隙334の一領域を、上側の流体動圧スラスト軸受部327の半径方向外側にある軸受間隙の半径方向に延在する領域と連通させている。流体動圧スラスト軸受部327は、下側の流体動圧スラスト軸受部326に対して反対方向に作用し、下側の流体動圧スラスト軸受のみが設けられていた図4のスピンドルモータとの第2の相違点を形成している。両方の流体動圧スラスト軸受326及び327によって、図6のスピンドルモータでは磁気吸引力は必要ない。
図7は、同じく図4のスピンドルモータに非常に類似するスピンドルモータを示している。図7に示すスピンドルモータのシャフトは、下側の第1の軸受構成部品316へ挿入された、大きく拡径した下側のシャフト端部を含んでいる。シャフトの拡径端部は、いっそう高い剛性が生じるように作用する。シャフト312の拡径端部の内側端面は、ロータ構成部品314aの下側端面とともにスラスト軸受部326及びシール間隙334の半径方向領域の一部を形成する。さらに、上側の第2の軸受構成部品318はシャフトと一体的に構成されるのではなく、環状部品としてシャフト312の上側端部へ別個に取り付けられている。例えば図6に示すスピンドルモータとは異なり、上側のスラスト軸受部は設けられておらず、シール間隙332のシール作用はこの領域で、ロータ構成部品314aの上側端面と第2の軸受構成部品318との間に配置されたポンピングシール336によってサポートされる。
スラスト軸受部326の力に対して反対向きに作用する磁気的な吸引力は、ロータ磁石344に対向配置され、これによって吸引される強磁性リング340によって生成される。
図8は、構造に関しては図2のスピンドルモータに実質的に相当するスピンドルモータの断面図を示している。従って、図8のスピンドルモータについては、図1及び図2に示すスピンドルモータの基本的な説明が当てはまり、同じ構成部品又は機能が同一である構成部品には同じ符号が付されている。
図2のスピンドルモータの場合と同様に、シャフト12の上側端部には、シャフト12と一体的に構成された軸受構成部品18が配置されている。さらに、軸受構成部品18の外周面と、軸受ブッシュ114aにある環状切欠きの内周面との間に配置された、シール間隙32を封止するためのポンピングシール136が設けられている。軸方向に軸受内部への送出を行うポンピングシール136のポンピング構造は、軸受ブッシュ114aの内周面に配置されているのが好ましい。軸方向に延在するそれぞれの面の間にポンピングシール136が配置されていることにより、軸受構成部品18の直径を小さくすることができ、それにより、軸受構成部品18の下面と、これと対向する軸受ブッシュ114aの上面との間の環状間隙の直径も小さくなる。
軸受ブッシュ114aには、軸受構成部品18の下面と、これと対向する軸受ブッシュ114aの上面との間の半径方向に延在する環状隙間を起点として、約10度の角度だけ回転軸46に対して傾いて延在し、軸受の上面部を下面部と接続し、下側のスラスト軸受部26の半径方向外側の領域に開口する循環通路128が設けられている。即ち、循環通路128はスラスト軸受間隙20の範囲外で、スラスト軸受間隙20とシール間隙34との間に開口している。
循環通路128の開口領域が図9に拡大して示されている。スラスト軸受26の軸受間隙20の半径方向外側で、循環通路128が開口している様子がわかる。循環通路128の開口領域では、軸受間隙20が拡張して間隙21になっており、さらにこれが半径方向外側でシール間隙34へと移行している。回転する軸受構成部品114aにおける循環通路128の傾いた配置によって、循環通路128の中にある軸受流体に遠心力が作用する。この遠心力は軸受流体を矢印方向29へ運び、即ち、上側の軸受構成部品18の領域にある軸方向の間隙を起点として循環通路128を通り、軸受構成部品16の下側の領域にある間隙21へと運ぶ。間隙21は、循環通路128から妨げられることなく軸受流体が流出することを可能にするために、軸受間隙20よりも広い間隙幅を有している。スラスト軸受部26は、軸受流体を矢印方向27に沿ってシャフト12の方向へ運ぶ軸受構造を有している。図8において、ラジアル軸受部22a及び22bは、軸受構成部品18へと上方に向かう矢印方向23の全体的な送出作用を生成し、それにより、軸受流体は次いで循環通路128の開口部へと搬送されて、循環が最初から繰り返される。このように、軸受流体は循環通路128の中では、軸受即ちスラスト軸受部26及び両方のラジアル軸受部22a,22bの正味の送出方向と同じ方向へ流れる。ポンピングシール136はこの循環の範囲外に位置しており、循環通路128の方向で軸受内部へと送出を行う。
下側のラジアル軸受22bは明らかに非対称に構成されており、軸受流体を全体として上方に向かって送出するのに対して、上側のラジアル軸受22aは対称又は若干非対称に構成されている。
循環通路の中の軸受流体に対して遠心力により生成されるポンプ作用は、スラスト軸受部及び両方のラジアル軸受部によって軸受流体に同じ方向へ及ぼされる全体的なポンプ作用よりもはるかに大きい方が好ましい。傾いた循環通路の比較的指向性の大きいポンプ作用によって、基本的に、スラスト軸受部及び/又は両方のラジアル軸受部のポンプ作用に指向性を持たせることを省略することができる。この場合、スラスト軸受部及び/又は両方のラジアル軸受部はほぼ対称に構成された動圧溝を有することができ、軸受間隙の両方の方向へほぼ等しい大きさのポンプ作用を生成することができる。
循環通路128の内部に、場合により軸受流体に閉じこめられる空気は、遠心作用により上方に向かって、軸受ブッシュ114aと軸受構成部品18の間にある半径方向間隙の方向へ運ばれる。次いで、ポンピングシール136によって引き起される、上側のシール間隙32から軸受内部の方向において見たときの連続的な圧力増加に基づき、空気は上側のシール間隙32を介して軸受から外方へ排出される。
スラスト軸受部26の動圧溝は、軸受ブッシュ114aにスパイラル状に構成されているのが好ましく、シャフト12が挿入される中心孔の周縁から軸受ブッシュ114aの外周縁まで連続して延在している。
図8及び図9に示すようなスピンドルモータは、2.5インチハードディスクドライブを駆動するのに利用されるのが好ましい。このようなスピンドルモータは、例えば2.5mmのシャフト直径と、およそ6mmの軸受ブッシュ114aの直径とを有している。スラスト軸受部26の動圧溝の深さは例えば15μmであり、スラスト軸受部26の領域における軸受間隙20の幅は、モータが動作状態にあるときに、例えば10乃至15μmである。モータ動作時における軸方向の軸受間隙の幅は、軸受装置のいわゆるフライハイト(fly-height)として定義される。一方、循環通路128の連通領域における間隙21の間隙幅は、例えばモータ動作時で30μmである。
間隙21の間隙幅は、フライハイト(動作時のスラスト軸受間隙の幅)にスラスト軸受構造の溝深さを加えたものより大きいか、又は、これと等しいのが好ましい。このようにすれば、傾斜した循環通路128により、軸受間隙内での軸受流体の循環が好適に実現される。このことは、図1乃至図3及び図6に示すスピンドルモータについても同様に当てはまる。
図10は、構造に関しては図1のスピンドルモータに実質的に相当するスピンドルモータの断面図を示している。従って、図10のスピンドルモータについては、図1に示すスピンドルモータの基本的な説明が当てはまり、同じ構成部品又は機能が同一である構成部品には同じ符号が付されている。
図10に示すスピンドルモータは、シャフト12に配置された上側の軸受構成部品18を有している。この上側の軸受構成部品18は、軸受流体により充填された軸受間隙20で取り囲まれながら、ロータ構成部品14の環状切欠き部に着座している。軸受構成部品18の下面は、これに対向するロータ構成部品14の上面とともに、スラスト軸受部26に対して反対向きに軸受装置の下面方向に作用するスラスト軸受部25を形成している。
スラスト軸受部25は、軸受構成部品18の下面及び/又はロータ構成部品14の対応する上面に配置されたスラスト軸受溝構造(動圧溝)を有することを特徴としている。スラスト軸受溝構造は、軸受装置の内部即ちラジアル軸受部22a,22bの方向に向かって、軸受間隙20の軸受流体に対するポンプ作用を発生させる。
軸受構成部品18の上側端面には、ロータ構成部品14と固定的に結合された別の軸受構成部品19の下側端面が対向している。両方の軸受構成部品18,19は半径方向に延在する間隙によって互いに軸方向に分離されており、この間隙領域に動的なポンピングシール36が配置されている。ポンピングシール36は、軸受構成部品18の上側端面及び/又は軸受構成部品19の下側端面に、半径方向外側に向かって軸受流体の送出を行うためのスパイラル状のポンピング溝構造を形成したことを特徴としており、この端部で流体動圧軸受装置を封止する。ポンピングシール36の領域にある間隙は、半径方向内側に向かって延在し、好ましくは軸方向に延在するテーパ状断面のシール間隙32へと移行する。シール間隙32は、シャフト12の外周面及び軸受構成部品19の傾斜した内周面の互いに対向する部分によって形成されている。シール間隙32は軸受部の直径が最も狭い部位にあり、環状のカバー30で覆われている構造とするとよい。カバー30はロータ構成部品14の環状溝38で保持されており、そこで例えば接着、圧入、又は(レーザ)溶接される。カバー30はシャフト12の上端部とともにラビリンスシール48を形成し、それにより、空気の交換及びこれに伴う軸受流体の蒸発が低減される。
本発明に係るスピンドルモータの第1の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係るスピンドルモータの第2の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係るスピンドルモータの第3の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係るスピンドルモータの第4の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係るスピンドルモータの第5の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係るスピンドルモータの第6の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係るスピンドルモータの第7の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係るスピンドルモータの第8の実施の形態を示す断面図である。 スラスト軸受の半径方向外側における循環通路の開口領域を示す拡大図である。 本発明に係るスピンドルモータの第9の実施の形態を示す断面図である。
10 底面プレート
12 シャフト
14;114a,114b ロータ構成部品
16 第1の軸受構成部品
18 第2の軸受構成部品
19 軸受構成部品
20 軸受間隙
21 間隙
22a,22b ラジアル軸受部
24 溝
25 スラスト軸受部
26 スラスト軸受部
27 矢印方向
28;128 循環通路
29 矢印方向
30;130 カバー
32 シール間隙
34 シール間隙
36,136 ポンピングシール
38 環状溝
40 強磁性リング
42 ステータ構造
44 磁石
46 回転軸
48 ラビリンスシール
50 ハウジング蓋
52 ねじ穴(シャフト)
54 保持部
56 ねじ穴(ロータ構成部品)
58 記憶ディスク
60 スペーサ
210 底面プレート
212 シャフト
214 ロータ構成部品
216 第1の軸受構成部品
218 第2の軸受構成部品
220 軸受間隙
222a,222b ラジアル軸受部
226 スラスト軸受部
228 循環通路
232 シール間隙
234 シール間隙
236 ポンピングシール
237 ポンピングシール
246 回転軸
310 底面プレート
312 シャフト
314,314a,314b ロータ構成部品
314c ロータ構成部品
316 第1の軸受構成部品
318 第2の軸受構成部品
320 軸受間隙
322a,322b ラジアル軸受部
324 溝
326 スラスト軸受部
327 スラスト軸受部
328 循環通路
330 カバー
332 シール間隙
334 シール間隙
336 ポンピングシール
340 強磁性リング
342 ステータ構造
344 磁石
346 回転軸
348 ラビリンスシール

Claims (22)

  1. 底面プレートに直接的又は間接的に保持された固定シャフトと、
    前記シャフトに対して回転軸を中心として回転可能に支持されたロータ構成部品と、
    前記シャフトの一端側に配置され、前記底面プレートに結合された第1の軸受構成部品と、
    前記シャフトの他端側に配置された第2の軸受構成部品と、
    軸受流体により充填され両端側が開口した軸受間隙であって、前記シャフトと前記ロータ構成部品との間、前記ロータ構成部品と前記第1の軸受構成部品との間、及び前記ロータ構成部品と前記第2の軸受構成部品との間に構成された前記軸受間隙と、
    前記シャフト及び前記ロータ構成部品の互いに対向する軸方向に延在する軸受面の間に構成された第1のラジアル軸受部及び第2のラジアル軸受部と、
    前記ロータ構成部品及び前記第1の軸受構成部品の互いに対向する半径方向に延在する軸受面の間に構成されたスパイラル状の動圧溝構造を有する第1のスラスト軸受部と、
    前記軸受流体により充填された循環通路であって、前記第2の軸受構成部品と前記ロータ構成部品との間に構成された前記軸受間隙を、前記第1のスラスト軸受部の半径方向外側にあり、かつ前記第1のスラスト軸受部の前記軸受間隙の幅よりも大きい幅を有する拡大軸受間隙と接続する前記循環通路と、
    前記ロータ構成部品を駆動するための電磁駆動装置と、を備えたスピンドルモータ。
  2. 前記ロータ構成部品及び前記第2の軸受構成部品の互いに対向する面の間に構成された動的なポンピングシールを有することを特徴とする請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 前記ポンピングシールは、スパイラル溝形状を有することを特徴とする請求項2に記載のスピンドルモータ。
  4. 前記ロータ構成部品及び前記第2の軸受構成部品の互いに対向する面が半径方向および軸方向の少なくともいずれかの方向に延在する面であることを特徴とする請求項2および3のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  5. 前記ロータ構成部品及び前記第2の軸受構成部品の互いに対向する半径方向に延在する軸受面の間に構成された第2のスラスト軸受部を有することを特徴とする請求項1乃至4に記載のスピンドルモータ。
  6. 前記第2のスラスト軸受部は、スパイラル状の動圧溝構造を有することを特徴とする請求項5に記載のスピンドルモータ。
  7. 前記第1のスラスト軸受部および前記第2のスラスト軸受部の少なくともいずれかの前記スパイラル状の動圧溝構造は、前記ロータ構成部品の端面全体にわたって延在することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  8. 前記第2の軸受構成部品は、前記ロータ構成部品に形成された環状凹部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  9. 前記ロータ構成部品は、単一の部品で構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  10. 前記ロータ構成部品は、前記シャフトとの間で前記軸受間隙を構成する内側ロータ構成部品と、前記内側ロータ構成部品に結合された外側ロータ構成部品とを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  11. 前記循環通路は、前記第2の軸受構成部品と前記ロータ構成部品との間に構成された前記軸受間隙のうち、前記ポンピングシールの半径方向内側にある前記軸受間隙に開口していることを特徴とする請求項2乃至10のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  12. 前記循環通路は、前記第2の軸受構成部品と前記ロータ構成部品との間に構成された前記軸受間隙のうち、前記ポンピングシールの半径方向外側にある前記軸受間隙に開口していることを特徴とする請求項2乃至10のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  13. 前記軸受間隙の他端をシールする第1のシール間隙を有し、前記第1のシール間隙は、前記第2の軸受構成部品の軸方向に延在する外周面と、前記第2の軸受構成部品の前記外周面と対向する内側面を有するカバーとで構成されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  14. 前記軸受間隙の他端をシールする第1のシール間隙を有し、前記第1のシール間隙は、前記ロータ構成部品の内周面及び前記第2の軸受構成部品の外周面によって構成され、前記第1のシール間隙は、カバーによって覆われているをことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  15. 前記カバーは、前記第2の軸受構成部品もしくは前記シャフトとでラビリンスシールを構成することを特徴とする請求項13または14のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  16. 前記カバーは、前記シャフトに配置され、前記第2の軸受構成部品とでラビリンスシールを構成することを特徴とする請求項15に記載のスピンドルモータ。
  17. 前記電磁駆動装置は、前記底面プレートに配置されたステータ構造と、前記ロータ構成部品に配置されたロータ磁石とを有し、前記ステータ構造と前記ロータ磁石とは軸方向において互いにオフセットされた状態で配置されていることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  18. 軸方向において前記ロータ磁石と対向するよう前記底面プレートに配置された強磁性部品であって、前記ロータ磁石と前記強磁性部品は、前記第1のスラスト軸受部により生成される力と反対方向を向いた磁力を生成することを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  19. 前記軸受間隙の一端をシールする第2のシール間隙を有し、前記第2のシール間隙は、前記ロータ構成部品の外周面及び前記第1の軸受構成部品の内周面によって構成されていることを特徴とする請求項14に記載のスピンドルモータ。
  20. 前記第1及び第2のシール間隙は、軸方向において同一の方向に向かって開口していることを特徴とする請求項19に記載のスピンドルモータ。
  21. 前記シャフトは、前記第1の軸受構成部品を介して前記底面プレートに保持されていることを特徴とする請求項1乃至20のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  22. 前記シャフトの一端側には半径方向に延在する拡径端部が形成されており、前記拡径端部は、半径方向に延在する内側端面と、前記内側端面に連続する軸方向に延在する外周端面とを備えており、前記内側端面は、前記ロータ構成部品との間で前記軸受間隙の一部を構成しており、前記外周端面は、前記第1の軸受構成部品に結合されていることを構成していることを特徴とする請求項1乃至21のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
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