JP2013234068A - シート処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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慎吾 松下
Nobuyasu Suzuki
伸宜 鈴木
Takashi Nishifuji
高史 西藤
Satoshi Saito
敏 齋藤
Katsuhiro Kosuge
勝弘 小菅
Makoto Hidaka
信 日高
Akihiro Takesute
章洋 武捨
Shoichi Sato
祥一 佐藤
Ikuhisa Okamoto
育久 岡本
Yusuke Shibazaki
勇介 柴崎
Takuya Morinaga
拓哉 森永
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Abstract

【課題】圧着綴じの機構を変更することなく、シートを捲ったときに剥がれ難い圧着綴じを実現する。
【解決手段】
搬送されてきたシートを集積する分岐路241と、分岐路241に集積されたシート束272を複数個の圧着部270を有する歯型261によって加圧して綴じる綴じ具210を備えたシート処理装置であって、前記綴じ具210によってシート束272の角部272dを綴じる場合、前記圧着部270によって当該シート束272に形成される圧着痕281の長手方向と当該シート束272の角部272dの一辺とのなす角θが略30〜60度となるようにした。
【選択図】図22

Description

本発明は、シート処理装置及び画像形成システムに係り、特に用紙、転写紙、シートなどのシート状記録媒体(以下、本明細書では、特許請求の範囲を含め「シート」と称する。)に対して綴じ処理を実行するシート処理装置、このシート処理装置と、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらのうち少なくとも2つの機能を複合して有するデジタル複合機などの画像形成装置とを備えた画像形成システムに関する。
複写機、プリンタあるいはデジタル複合機(MFP:Multi Function Peripheral)などの画像形成装置で画像が形成された後、装置外に排出されたシートを集積トレイに一旦集積し、整合した後、金属針を使用するステープラで綴じ処理をするシート後処理装置、所謂フィニッシャは広く知られている。この装置は画像形成後のシートに対して無人で、自動的に多数部の綴じ処理を実行するので、利便性に富み、効率的であることから広く普及している。
また、近年は金属針で綴じ処理を行わず、重ね合わせたシートを歯型によって加圧し、絞りを加えることによりシートの繊維同士を絡ませてシート同士を結合する綴じ具、あるいは半抜き加工、切曲げ、切り曲げて更に穴に通すなどの綴じ方の綴じ具を使用するハンドステープラも知られている。この種の綴じ具では、サプライ消費を抑制し、リサイクルも容易となり、さらには、金属針を使用していないのでそのままシュレッダにかけられるなどの利点があり、省資源に大きく効果を発揮する。なお、以下の説明において、重ね合わせたシートを一対の歯型(圧着型)によって加圧し、絞りを加えることによりシートの繊維同士を絡ませてシート同士を結合する綴じ方法を圧着綴じと称する。このような圧着綴じによる綴じ処理は、前記利点があることから、後処理を行うフィニッシャにおいても普及していくものと予想される。
しかしながら、圧着綴じは従来の金属針による綴じに比べると綴じの強度が弱く、綴じ処理を施したシート束を煩雑に扱うと綴じが取れてしまうことがある。そこで、例えば特開2004−155537号公報(特許文献1)には、圧着綴じの綴じ強度を出すために綴じ処理を施すシート束の条件によって歯型の凹凸の数や配列を変更するようにした発明が提案されている。
ところで、圧着綴じの場合、圧着綴じの絞り(歯型の加圧力)を強くすることにより圧着強度をある程度まで増すことは可能である。しかし、綴じ処理部を駆動するのに大きな力が必要になる。そのため、モータ及び絞り機構が大型化し、あるいは複雑化してしまい、フィニッシャのサイズアップ、コストアップを招く結果となってしまう。また、前記したようにある程度の強度まで増すことは可能といっても、金属針のステープルで綴じたときほどは強度を出すことはできない。
また、前記特許文献1記載の技術のように、歯型凹凸の数や配列を変更するようにすると、凹凸の数を変更する機構、凹凸の配列を変更する機構が必要となり、綴じ処理機構が複雑化してしまう。その結果、低コストの後処理機への搭載はサイズ的にもコスト的にも困難である。また、特許文献1記載の技術は、綴じの強度の強化を主眼としたもので、綴じ処理の剥がれ易さあるいは剥がれ難さについては特に考えられていない。なお、後述するが、綴じ強度が強いだけでは剥がれ難くはならない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、圧着綴じの機構を変更することなく、シートを捲ったときに剥がれ難い圧着綴じを実現することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、搬送されてきたシートを集積する集積手段と、前記集積手段に集積されたシート束を複数個の圧着部によって加圧して綴じる綴じ手段と、を備えたシート処理装置であって、前記綴じ手段によって用紙の角部を綴じる場合、前記圧着部によって用紙に形成される圧着痕の長手方向と当該用紙の角部の一辺とのなす角が略30〜60度となることを特徴とする。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明によれば、圧着綴じの機構を変更することなく、シートを捲ったときに剥がれ難い圧着綴じを実現することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの2つの態様を示す図である。 図1におけるシート後処理装置の平面図である。 図1におけるシート後処理装置の正面図である。 図3における分岐爪がシート搬送状態であるときの分岐爪を中心とするシート後処理装置の要部を示す図である。 図3における分岐爪がシートをスイッチバックさせるとき分岐爪を中心とするシート後処理装置の要部を示す図である。 綴じ具の非綴じ時の状態を示す図である。 図6の綴じ具の綴じ時の状態を示す図である。 シート後処理装置でオンライン綴じを行う場合のイニシャル動作完了時の状態を示す動作説明図である。 図8の状態から1枚目のシートが画像形成装置より排紙され、シート後処理装置に搬入された直後の状態を示す動作説明図である。 図9の状態からシート後端が入口ローラのニップから離脱して分岐路を超えたときの状態を示す動作説明図である。 図10の状態からシートをスイッチバックしてシートの搬送方向を整合するときの状態を示す動作説明図である。 図11の状態から分岐路に1枚目のシートを待機させ、次の2枚目のシートを搬入するときの状態を示す動作説明図である。 図12の状態から2枚目のシートが搬入されてきたときの状態を示す動作説明図である。 図13の状態から最終紙を整合してシート束を形成したときの状態を示す動作説明図である。 図14の状態から綴じ動作時を行うときの状態を示す動作説明図である。 図15の状態からシート束を排紙するときの状態を示す動作説明図である。 綴じ具の歯型の一例を示す図である。 シート束に圧着綴じが施された従来の圧着綴じの状態を示すシート束の要部正面図である。 従来の圧着綴じにおけるシート束の圧着処理部の並びに対して垂直にシートを捲ったときの状態を示す図である。 従来の圧着綴じにおけるシート束の圧着処理部の並びに対して平行にシートを捲ったときの状態を示す図である。 従来の圧着綴じにおけるシート束の圧着処理部の並びに対して斜めにシートを捲ったときの状態を示す図である。 圧着痕の並び方向が対角線に対して垂直になるような配列で圧着綴じを行うようにした実施例1における圧着痕の状態を示す説明図である。 実施例1においてシート束の上端部に対して垂直にシートを捲ったときの状態を示す図である。 実施例1においてシート束の上端部に対して平行にシートを捲ったときの状態を示す図である。 実施例1においてシート束の上端部に対して斜め方向にシートを捲ったときの状態を示す図である。 実施例2においてシート束に圧着綴じが施された状態を示すシート束の要部正面図である。 実施例3においてシート束に圧着綴じが施された状態を示すシート束の要部正面図である。
本発明は、シート束のシートの捲り(剥がし)方向によって綴じ方向(複数本の圧着部(歯型)の方向)を決め、圧着綴じの機構を変更することなく剥がし難い圧着綴じを実現することを特徴とする。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかになる。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成システムの2つの態様を示す図である。本実施形態に係る画像形成システム100は、画像形成装置101とシート処理装置としてのシート後処理装置(フィニッシャ)201とからなる。シート後処理装置201は、綴じ装置が画像形成装置101からシートを排出するシート搬送路内に設けられた所謂搬送路綴じ装置である。図1(a)は、画像形成装置101の搬送路内に設置された態様を、図1(b)は搬送路外に設置された態様をそれぞれ示す。このシート後処理装置201は、搬送路内でシートを重ね合わせ整合する整合機能と、整合されたシート束を搬送路内で綴じる綴じ機能とを備えている。図1(a)の態様は画像形成装置101の胴内で後処理することから胴内処理装置とも呼ばれている。このように本実施形態に係るシート後処理装置201は小型で、画像形成装置101の形態に応じて胴内でも側面でも簡単に取り付け、あるいは配置することが可能である。
画像形成装置101は、画像処理部及び給紙部を含む画像形成エンジン部102と、画像読み取って画像データに変換する読み取りエンジン部103と、読み取りエンジン部103に読み取る原稿を自動的に送り込む自動原稿給送装置(ADF)104を備えている。図1(a)の態様では、画像形成後のシートの排出が画像形成装置101の胴内に排紙部が設けられ、図1(b)の態様では、画像形成後のシートは画像形成装置101の外部に排紙部が設けられる。
図2は図1におけるシート後処理装置201の平面図、図3は正面図である。図2及び図3において、シート後処理装置201は、シート搬送路240に沿って入口側から入口センサ202、入口ローラ203、分岐爪204、綴じ具210及び排紙ローラ205を備えている。入口センサ202は、画像形成装置101の排紙ローラから排紙され、シート後処理装置201に搬入されたシートの先端、後端及びシートの有無を検知する。入口センサ202としては、例えば反射型の光センサが使用される。なお、反射型の光センサに代えて透過型の光センサを使用することもできる。入口ローラ203は、シート後処理装置201の入口に位置し、画像形成装置101の排紙ローラによって排紙されるシートを受け取り、綴じ具(ステープル装置)210内に搬入する機能を有する。また、後述するが、停止、回転、搬送量を制御可能な駆動源(駆動モータ)と、この駆動源を制御するCPU(不図示)も備えている。入口ローラ203は対となるローラとのニップに画像形成装置101側から搬送されてきたシートの先端部を突き当て、スキュー補正も行う。
入口ローラ203の後段には分岐爪204が配置されている。分岐爪204はシート後端を分岐路241に導くために設けられている。この場合には、シート後端が分岐爪204を越えた後、分岐爪204は図3において時計回り方向に回転し、シートを搬入方向と逆の方向に搬送する。これにより、シート後端側は分岐路241側に導かれる。分岐爪204は後述するが、ソレノイドによって駆動され、揺動動作を行う。なお、ソレノイドに代えてモータとすることもできる。分岐爪204は図3において反時計回り方向に駆動され、回転したとき、分岐路241の搬送面にシートあるいはシート束を押圧することが可能である。これにより分岐爪204はシートあるいはシート束を分岐路241で固定することができる。
排紙ローラ205はシート後処理装置201のシート搬送路240の最後段の出口直前に位置し、シートの搬送、シフト、排出を行う機能を有する。また、入口ローラ203と同様に排紙ローラ205の停止、回転、搬送量を制御可能な駆動源(駆動モータ)を備え、この駆動源は図示しない前記CPUによって制御される。排紙ローラ205のシフトはシフト機構205Mによって行われる。シフト機構205Mは、シフトリンク206、シフトカム207、シフトカムスタッド208及びシフトホームポジションセンサ209からなる。
シフトリンク206は排紙ローラ205の軸端205aに設けられ、シフトの移動力を受ける。シフトカム207はシフトカムスタッド208を有し、回転をする円盤状の部品であり、この部品の回転によってシフトカムスタッド208を介しシフトリンク長穴部207aに移動可能に挿入された排紙ローラ205をシート搬送方向と直交する方向に移動させる。この移動が所謂シフトである。シフトカムスタッド208はシフトリンク長穴部207aと連動し、シフトカム207の回転運動を排紙ローラ205の軸方向の直動運動に変換する機能を有する。シフトホームポジションセンサ209はシフトリンク206の位置を検出し、シフトホームポジションセンサ209で検出した位置をホームポジションとし、このホームポジションを基準にシフトカム207の回転制御を実行する。この制御は前記CPUによって実行される。
綴じ具210は、シート端検知センサ220、綴じ具ホームポジションセンサ221及び綴じ具移動のためのガイドレール230を備えている。綴じ具210は、シート束PB(後述の実施例におけるシート束272に同じ)を綴じる機構で、所謂ステープラと称されるものである。本実施形態では一対の歯型261で挟み込み、加圧することによってシートを変形させ、シートの繊維を絡めて綴じる機能を備えたものである。この種の綴じは圧着綴じとも称される。この綴じ方式の他に、半抜き加工、切曲げ、切り曲げてさらに穴に通すなどの綴じ方の綴じ具を使用するハンドステープラも知られている。いずれにしてもサプライ消費を抑制し、あるいはリサイクルし易くし、そのままシュレッダにかけられるなどのことから省資源に大きく貢献する。そのため、シート後処理装置、所謂フィニッシャにおいても、金属針を使わず、圧着綴じのようにシート単体で綴じ処理が可能なステープラの搭載が望まれている。
なお、圧着綴じを行うハンドステープラとしては、例えば実公昭36−13206号公報に開示された綴じ具が公知であり、切り曲げてさらに穴に通して綴じるハンドステープラとしては、例えば実公昭37−7208号公報に開示された綴じ具が公知である。
シート端検知センサ220はシートの側端を検出するセンサで、シートを揃えるときに、このセンサ検知位置を基準に揃える。綴じ具ホームポジションセンサ221はシート幅方向に移動可能な綴じ具の位置を検出するセンサで、最大サイズのシートが搬送されても邪魔にならない位置に綴じ具210が位置するポジションをホームポジションとし、その位置を検出する。ガイドレール230は綴じ具210がシート幅方向に安定して移動可能なように、その綴じ具210の移動をガイドするレールである。ガイドレール230は、綴じ具210がホームポジションから最小シートサイズのシートを綴じることができる位置までシート後処理装置201のシート搬送路240のシート搬送方向に直交する方向に移動可能なように設置されている。なお、綴じ具210は図示しない駆動モータを含む移動機構によってガイドレール230に沿って移動する。
シート搬送路240は受け入れたシートを搬送し、排出する搬送経路であって、シート後処理装置201の入口側から出口側まで貫通している。分岐路241はシートを反転搬送して(スイッチバックさせて)後端側から搬入される搬送路であり、搬送240から分岐している。分岐路241はシートを重ね合わせて整合するために設けられ、集積手段として機能する。突き当て面242は、分岐路241の末端に設けられ、シート後端を突き当て整合する基準面である。歯型261は、本実施形態では一対の凹凸が噛み合うような形状の加圧挟持材であり、シート束PBを挟み込んで加圧し、圧着綴じを行う機能を有する。
図4及び図5は分岐爪204を中心とするシート後処理装置201の要部を示す図である。図4は分岐爪204がシート搬送にあるときの、図5はシートをスイッチバックさせるときの関連機構の詳細をそれぞれ示す。分岐爪204は、シートの搬送経路をシート搬送路240と分岐路241のいずれかに切り換えるために支軸204bに関して予め設定された角度範囲で揺動可能に設けられている。分岐爪204は図中の右側より受け入れたシートが抵抗なく下流側に搬送できる位置、すなわち図4の位置がホームポジションとなっており、スプリング251により常時図示反時計回り方向に弾性的に加圧されている。
スプリング251は分岐爪可動レバー部204aに掛けられ、分岐爪可動レバー部204aには分岐ソレノイド250のプランジャが連結されている。なお、分岐搬送路241と分岐爪204は図5の状態でシートが分岐搬送路241に搬送された後、図4の状態になると、分岐搬送路241内にあるシートを挟持状態で保持することができる。搬送経路の切り換えは、分岐ソレノイド250のON/OFFによって行われる。すなわち、分岐ソレノイド250をONすると、分岐爪204は図5において矢印R1方向に回転し、シート搬送路240を閉鎖し分岐路241を開放することにより、分岐路241にシートを導くことができる。
図6及び図7は本実施形態に係る綴じ具210の詳細を示す図である。綴じ具210は、歯型261、加圧レバー262、リンク群263、駆動モータ265、偏心カム266及びカムホームポジションセンサ267を構成要素として含んでいる。歯型261は上下対となり噛み合う形状の加圧部材である。この歯型261は複数に組み合わせたリンク群263の作動端に位置し、動作端である加圧レバー262の加圧及び加圧解除動作によって接離する。
加圧レバー262は、回転する偏心カム266によって回動する。この偏心カム266は駆動モータ265より駆動力を与えられて回転し、カムホームポジションセンサ267の検知情報に基づいてカムの回転位置が制御される。回転位置は偏心カム266の回転軸266aとカム表面との距離を規定し、この距離に基づいて加圧レバー262の押圧量が決まる。カムホームポジションセンサ267が偏心カム266の被検知対象であるフィラー266bを検知した位置がホームポジションである。図6に示すように、偏心カム266の回転位置がホームポジションにあるとき、歯型261は開いた状態となっている。この状態では、綴じ処理は不能であり、シート束の受け入れが可能な状態である。
シート束を綴じる場合には、図6に示した歯型261が開いた状態で、歯型261間にシート束を挿入し、駆動モータ265を回転させる。駆動モータ265が回転を開始すると、偏心カム266は図7中矢印R2方向へ回転する。この回転に応じて、偏心カム266のカム面が変位し、加圧レバー262は図中矢印R3方向に回転する。その回転力は、てこを利用したリンク群を介して力を増し、その作動端の歯型261に伝達される。
偏心カム266が一定量回転した時点で、上下の歯型261は噛み合い、シート束を挟み込み、加圧する。この加圧によってシート束は変形し、隣接した用紙同士の繊維が絡み合い、綴じられる。その後、駆動モータ265が逆回転し、カムホームポジションセンサ267の検知情報で停止する。これにより、上下の歯型261は図6の状態に戻り、シート束を移動させることが可能な状態となる。また、加圧レバー262はバネ性を有しており、過負荷が加わったときは撓んで、その過負荷を逃がすようになっている。
図8ないし図16はシート後処理装置201の綴じ具210によるオンライン綴じの綴じ動作を示す動作説明図である。なお、各図において(a)は平面図、(b)は正面図である。また、本実施形態でオンライン綴じとは、図1に示すように画像形成装置101の排紙口にシート後処理装置201を設置し、画像形成装置101で画像形成されたシートをシート後処理装置201に連続的に受け入れて整合し、綴じ処理を行うことを言う。これに対して後述のマニュアル綴じとは、画像形成装置101から印字出力されたシート若しくは別途印字出力されたシートをシート後処理装置201の綴じ具210で綴じるものである。マニュアル綴じは画像形成装置101の排紙から一連の動作で綴じるものでないので、オフライン綴じに含まれる。
図8はオンライン綴じ動作のイニシャル動作完了時の状態を示す図である。画像形成装置101から画像形成されたシートの出力が開始されると、各部はホームポジションに移動し、イニシャル処理(動作)を完了する。図8はこのときの状態を示す。
図9は画像形成装置101から1枚目のシートP1が排紙され、シート後処理装置201に搬入された直後の状態を示す図である。画像形成装置101から1枚目のシートP1がシート後処理装置201に搬入される前に、シート後処理装置201のCPUは画像形成装置101のCPUから用紙処理の制御モードに関するモード情報とシート情報を受け取り、その情報に基づき、受け入れ待機状態になる。
制御モードには、ストレートモード、シフトモード及び綴じモードの3つのモードが設定されている。ストレートモードにおいては、受け入れ待機状態で入口ローラ203及び排紙ローラ205はシート搬送方向に回転を開始し、シートP1,・・・Pnが順次搬送され、排出されて最終紙Pnが排出された後、入口ローラ203及び排紙ローラ205は停止する。なお、nは2以上の正の整数である。
シフトモードにおいては、受け入れ待機状態で入口ローラ203及び排紙ローラ205は搬送方向に回転を開始する。シフト排紙動作は、1枚目のシートP1を受け入れて搬送し、1枚目のシートP1の後端が入口ローラ203を抜けたところで、シフトカム207が一定量回転し排紙ローラ205が軸方向に移動する。このとき1枚目のシートP1も排紙ローラ205の移動と共に移動する。また、1枚目のシートP1が排出されると、シフトカム207が回転してホームポジションに復帰し、次の2枚目のシートP2の搬入に備える。この排紙ローラ205のシフト動作を同じ部のn枚目(最終)のシートPnの排出が完了するまで繰り返す。これにより、1部(1冊)分のシート束PBが一方にシフトした状態で排紙され、積層される。次の部の1枚目のシート1Pが搬入された場合、シフトカム207は前の部とは逆方向に回転し、シートP1は前の部とは逆側に移動し、排出される。
綴じモードにおいては、受け入れ待機状態で入口ローラ203は停止しており、排紙ローラ205が搬送方向に回転を開始する。また、綴じ具210はシート幅より一定量退避した待機位置に移動して待機する。この場合、入口ローラ203はレジストローラとしても機能する。すなわち、1枚目のシートP1がシート後処理装置201に搬入され、シート先端は入口センサ202により検知され、さらに入口ローラ203のニップに突き当たる。そして、1枚目のシートP1は、突き当たった位置からさらに一定量の撓みを生じさせる距離だけ画像形成装置101の排紙ローラ102によって搬送される。前記距離搬送された後、入口ローラ203の回転が開始される。これにより1枚目のシートP1のスキュー補正が行われる。図9(a)及び(b)はこのときの状態を示す。
図10はシート後端が入口ローラ203のニップから離脱して分岐路241を超えたときの状態を示す図である。1枚目のシートP1の搬送量は、シート後端の入口センサ202による検知情報に基づいてカウントされ、シート搬送位置の位置情報はCPU201aによって把握されている。シート後端が入口ローラ203のニップを通過したら、入口ローラ203は次の2枚目のシートP2の受け入れのために回転を停止する。それと同じタイミングでシフトカム207が図10の矢印R4方向(図示時計回り方向)に回転し、1枚目のシートP1をニップした状態で排紙ローラ205は軸方向に移動を開始する。これにより1枚目のシートP1は図10において矢印D1方向に斜行しながら搬送される。その後、綴じ具210に併設又は組み込まれたシート端検知センサ220がシートPの側端部を検知すると、シフトカム207は停止し、次いで逆転し、シート端検知センサ220がシートPの非検知状態でシフトカム207は停止する。そして、前記動作が完了し、シート後端が分岐爪204先端を通過した所定の位置で排紙ローラ205は停止する。
図11はシートP1をスイッチバックしてシートP1の搬送方向を整合するときの状態を示す図である。図10の状態から分岐爪204を図示矢印R5方向に回転させ、搬送経路を分岐路241に切り換えた後、排紙ローラ205を逆回転させる。これにより1枚目のシートP1は矢印D2方向にスイッチバックされ、シート後端が分岐路241に搬入され、さらに、突き当て面242に突き当てられる。このシート後端の突き当てによりシート後端は突き当て面242を基準に揃えられる。1枚目のシートP1が揃えられると、排紙ローラ205は停止する。このとき、排紙ローラ205は1枚目のシートP1が突き当て面242に突き当たるとスリップし、搬送力が付与されないようになっている。すなわち、1枚目のシートP1がスイッチバックして突き当て面242に突き当たり、シート後端が突き当て面242を基準に揃えられると、それ以上、搬送されてシートが座屈しないように設定されている。
図12は分岐路241に1枚目のシートP1を待機させ、次の2枚目のシートP2を搬入するときの状態を示す図である。先行の1枚目のシートP1が突き当て面242を基準に揃えられた後、分岐爪204を図示矢印R6方向に回転させる。これにより分岐路241に位置しているシート後端を分岐爪204の下面である接触面204cが分岐路241の表面に強力に押さえ付け、動かない状態にして待機する。後行の2枚目のシートP2が画像形成装置101から搬入されてくると、先行の1枚目のシートP1と同様に入口ローラ203でスキュー補正を行う。次いで、入口ローラ203の回転が開始するのと同時に排紙ローラ205も搬送方向に回転を開始する。
図13は2枚目のシートP2が搬入されてきたときの状態を示す図である。図12の状態から2枚目のシートP2、さらに3枚目以降のシートP3,・・・,Pnが搬送されてきたときも、図10及び図11に示した動作を実行し、順次、画像形成装置101から搬送されてくるシートを予め設定した位置に移動させて重ね合わせ、整合状態のシート束PBをシート搬送路240内にスタック(集積)する。
図14は最終紙Pnを整合してシート束PBを形成したときの状態を示す図である。最終紙Pnを整合状態のシート束PBとして動作完了したら、排紙ローラ205を一定量搬送方向に回転させ停止する。この動作でシート後端を突き当て面242に突き当てたときに発生した撓みを解消させる。その後、分岐爪204を図示矢印R5方向に回転させ、接触面204cを分岐路241から離間させることによりシート束PBへの加圧力を開放する。これによりシート束PBは分岐爪204による拘束力が解除され、排紙ローラ205による搬送が可能となる。
図15は綴じ動作時の状態を示す図である。図14の状態から排紙ローラ205を搬送方向に回転させ、綴じ具210の歯型261の位置とシート束PBの綴じ位置が一致する距離分シート束PBを搬送し、その位置で停止させる。これによりシート束PBの搬送方向の加工位置が歯型261の搬送方向の位置と合致する。そして、綴じ具210を綴じ具210の歯型261の位置とシートの加工位置が一致する距離分だけ図示矢印D3方向に移動させ、停止する。これによりシート束PBの幅方向の加工位置が歯型261の位置と搬送方向及び幅方向で合致することになる。このとき、分岐爪204は図示矢印R6方向に回転し、シート受け入れ状態に復帰する。その後、駆動モータ265をONし、歯型261によってシート束PBを加圧し、絞ることによって圧着綴じを行う。なお、本実施形態では、圧着綴じを行う綴じ具210を使用した例を例示しているが、半抜き加工、切曲げ、切り曲げてさらに穴に通すなどの綴じ方の綴じ具を使用しても良いことは言うまでもない。
図16はシート束PBを排紙するときの状態を示す図である。図15に示したようにして綴じられたシート束PBは、排紙ローラ205の回転により排出される。シート束PBが排出され後、シフトカム207を矢印R7方向に回転させ、ホームポジション(図8の位置)に復帰させる。これと並行して綴じ具210を図示矢印D4方向に移動させ、ホームポジション(図8の位置)に復帰させる。これにより、1部(1冊)のシート束PBの整合動作を綴じ動作が完了する。次の部がある場合には、図8から図16の動作を繰り返し、同様にして圧着綴じされた一部のシート束PBを作成する。
圧着綴じ装置の概略は図1ないし図16を参照して説明した通りである。以下、実施例1の詳細について説明する。実施例1はシート束の角部に対して圧着綴じを行う場合の例である。
図17は、綴じ具の歯型の一例を示す図である。綴じ具210の歯型261は一対で構成され、同図(a)は一対の歯型261のうち一方の歯型261の正面図、同図(b)は同図(a)の平面図である。本実施形態では、歯型261は第1ないし第3の3つの歯型部261a,261b,261cを備え、それぞれの歯型部261a,261b,261cは凸部270aと凹部270bを有している。一方、対となる他方の歯型は図示していないが、凸部と凹部を有し、前記第1ないし第3の3つの歯型部にそれぞれ噛み合う第4ないし第6の歯型部を備えている。圧着綴じの場合には、図17に示す一方の歯型261の凸部270aに対して他方の歯型の凹部270bが噛み合い、一方の歯型の凹部270bに対して他方の歯型の凸部270aが噛み合うようになっている。
ここでは、第1ないし第3の3つの歯型部261a,261b,261cに噛み合う他方の歯型部は、各歯型部においてそれぞれ凹部を3つ備え、第1ないし第3の歯型部261a,261b,261cの凸部270aがシート束を挟んで各凹部270bに噛み合う。これにより、第1ないし第3の歯型部261a,261b,261cにおいて各3本、計9本の圧着痕280が形成されるようになっている。なお、図17において符号270は綴じ具210の凸部270a先端の圧着部を示し、この圧着部270で圧着痕280が形成される。
図18はシート束に圧着綴じが施された状態を示すシート束の要部正面図である。図18に示すようにシート束272(P)の正面視左上のコーナには、綴じ具210によって圧着綴じが施されている。圧着された個所が圧着処理部271である。図17に示した綴じ具210を使用していることから、第1ないし第3の歯型部261a,261b,261cの各歯型部で形成された9本の圧着痕280によって綴じられている。9本の圧着痕280は、第1ないし第3の歯型部261a,261b,261cの各歯型部で各3本の圧着痕280が形成され、これが1つのブロックとなり、3個で計9本の圧着痕280となっている。言い換えれば、9本の圧着部270によって形成される圧着痕280による圧着綴じが施されている。
以下、図18に示した圧着綴じの状態で、シート束272を捲る方向による圧着処理部271の剥がれ易さ若しくは剥がれ難さの相違について説明する。
図17に示したように圧着部270は9個平行に配列され、綴じ具210の歯型261によってシート束272を挟んで加圧することにより9個の圧着痕280を形成する。図19、図20及び図21にシートを捲る方向と圧着部Aとの接点(シートが圧着痕の部分で剥がれていく個所)との状態を示す。
図19におけるB、図20におけるB’、図21におけるB”は、それぞれシートを捲った際にシートのシート束272に対する剥がれ個所を示し、この剥がれ個所B’,B”と圧着痕280との間の接点C,C’,C”から剥がれていく。すなわち、接点C,C’,C”はシートがシート束272から剥がれていく個所であり、この接点C,C’,C”には、シート束272からシートが剥がれる力が働いている。
図19は、シート束272の圧着処理部271の並び(矢印D4方向)に対して垂直(圧着痕280の長手方向に対して平行:矢印D1方向)にシートを捲ったときの状態を示す図である。この場合、剥がれ個所(を結ぶ線)Bは圧着処理部271の並びに対して平行になり、接点Cが剥がれ個所(を結ぶ線)B上に9個所あるので、剥がれる力は分散され、1つの圧着痕280に掛かる剥がれ力は小さくなる。その結果、シートはシート束272から剥がれ難くなる。
図20は、シート束272の圧着処理部271の並び(矢印D4方向)に対して平行(圧着痕280の長手方向に対して垂直:矢印D2方向)にシートを捲ったときの状態を示す図である。この場合、剥がれ個所B’は圧着処理部271の並びに対して平行になり(圧着痕280の長手方向に対して垂直)、図20から分かるように一番右側の圧着痕280Aにのみ接点C’がある。この場合、1つの圧着痕280Aの長手方向の全長が接点となるが、当該全長は圧着処理部271の並びの寸法に対して大幅に小さい。そのため、9個所ある圧着痕280のうち、1つの圧着痕280Aのみに剥がれる力が加わり、剥がれやすくなる。
図21は、シート束272の圧着処理部271の並び(矢印D4方向)に対して斜め(略45度−圧着痕280の長手方向に対して略45°:矢印D3方向)にシートを捲ったときの状態を示す図である。この場合、剥がれ個所B”は圧着処理部271の並びに対して斜めになり、図21から分かるように9個ある圧着痕280のうち一番右側の圧着痕280Aにのみ接点C”がある。そのため、図20の場合と同様に1つの圧着痕280Aのみに剥がれる力は掛かってくるので剥がれやすくなる。さらに言えば、図21の例の場合、接点Cの長さは圧着痕280Aの最大幅の略√2倍程度なので、図20の場合よりも、さらに剥がれやすくなる。
このようにシート束272の上端部272aに対して平行(圧着処理部271の並びが上端部に対して平行)に圧着綴じを施した場合、シートの捲り方によってシートの剥がれ易さは大きく変わってしまう。また、図20及び図21に示した例においては、圧着部270を増やしても、結局1個所の圧着痕280Aで剥がす力を受けてしまうので剥がれ難くはならない。このような配置の場合、剥がれ難くするためには圧着の強度を増す(つまり圧着する圧力を上げる)方法しかない。圧着の強度を増すということは前述のように綴じ具210の構成が複雑化し、あるいは大型化することを意味する。
そこで、本実施形態では、シート束272の角部272dに圧着処理部271を設定した場合、圧着痕281の長手方向の向き(矢印D5方向)と綴じ処理を施す側のシート束272の角部272dの一辺のなす角度θが略30度〜60度となるようにし、圧着痕281の並び方向(矢印D6方向)が前記対角線272bに対して垂直になるような配列で圧着綴じを行うようにした。図22はこのときの圧着痕の状態を示す説明図である。
また、本実施形態では、1つの圧着痕281の長さl1が
・シート束272の上端部272aに対して垂直(矢印D1方向)にシートを捲った場合・シート束272の上端部272aに対して平行(矢印D2方向)にシートを捲った場合・シート束272の上端部272aに対して斜め(矢印D3方向)にシートを捲った場合の各場合において、剥がれ個所B,B’,B”とシート束272との接点C1’,C2’,C3’が複数個所(2個所以上)になるような長さになるように設定した。図23、図24及び図25に各場合の圧着痕と剥がれ個所の状態を示す。
図23はシート束272の上端部272aに対して垂直(矢印D1方向)にシートを捲ったときの状態を示す図である。シートを捲っていった場合、初めにB−1の位置で圧着処理部271の一番左の圧着痕281Bとのみ接点を持ち、ここに全ての剥がれる力は掛かってくる。この状態からさらに捲ると、シートはそのまま剥がれる。そして、B−2の位置に達すると、圧着処理部271の左から3つの圧着痕281B,281B1,281B2に対してそれぞれ接点C2,C2’,C2”を持つようになり、剥がれる力は3つに分散される。そのため図20及び図21の構成に比べると約3倍程度剥がれ難くなる。
この場合、剥がれ個所B,B’,B”とシート束272との接点C1’,C2’,C3’が複数個所(2個所以上)になるような圧着痕281の長さl1は、隣接する圧着痕281間の距離d1とも関係してくる。すなわち、前記距離d1が小さいと、圧着痕281の長さl1が短くとも3個所の接点を持つことができる。そのため、圧着痕281の長さl1と隣接する圧着痕281間の距離d1との関係は、歯型261の形状、寸法を変えて種々の組み合わせを実験的に求めておき、適切な圧着部270の長手方向の長さl1、及び隣接する圧着部270間の間隔d1を設定しておくことが望ましい。
図24はシート束272の上端部272aに対して平行(矢印D2方向)にシートを捲ったときの状態を示す図である。シートを捲っていった場合、初めにB’−1の位置で圧着処理部271の一番右の圧着痕281Aとのみ接点C3を持ち、ここに全ての剥がれる力は掛かってくる。この状態からさらに捲ると、シートはそのまま剥がれる。そして、B’−2の位置に達すると、圧着処理部271の右から3つの圧着痕281A,281A1,281A2に対してそれぞれ接点C4,C4’,C4”を持つようになり、剥がれる力は3つに分散される。そのため図20及び図21の構成に比べると約3倍剥がれ難くなる。
図25はシート束272の上端部272aに対して斜め(略45度)方向(矢印D3方向)にシートを捲ったときの状態を示す図である。シートを捲っていった場合、シートは圧着処理部271の並び(矢印D6方向)に対して垂直な方向(圧着痕281の長手方向に平行な方向に相当:矢印D3方向)に捲られる。そして、シートを捲っていった場合、初めにB”の位置で圧着処理部271の圧着痕281と接点C5を持つ。この接点C5は、圧着痕281のシート捲り側の端部であり、9つの圧着痕281とほぼ同時に接することになる。そして、圧着痕281の長手方向に沿って順次剥がれていくことになる。言い換えれば、シートはシート束272に対して9個所で圧着保持された状態が解除されていくことになる。そのため、剥がれる力は9つに分散され、1つの圧着痕281に加わる剥がれ力は小さくなる。この状態は、圧着痕281と捲り方向だけ考えると、図19の状態と等価である。
このようなことから、図23ないし図25に示したように、圧着痕281の長手方向の向き(矢印D5方向)と綴じ処理を施す側のシート束272の角部272dの一辺のなす角度θが略30度〜60度となるような圧着綴じを行うと、図19の場合のみ図24と対応して同一の剥がれ難さとなるが、そのほかの図20及び図21に示したものに比べて3倍の剥がれ難さとすることができる。これにより、綴じ具210の構成を複雑化し、あるいは大型化することなく、さらには、綴じ具210の圧着強度を増すことなく、圧着綴じの方向と圧着部270の長さを変更するだけで、シートをシート束272から剥がれ難くすることができる。
実施例2はシート束の幅方向中央部を圧着綴じする場合の例である。
図26は実施例2においてシート束に圧着綴じが施された状態を示すシート束の要部正面図である。
実施例2は、実施例1に示した圧着痕281で圧着した圧着処理部271をシート束272の長手方向の上端部272aの中央部に1個所設けた例である。歯型261は実施例1で図17に示したものと同様である。
本実施例2では、図18に挙げた従来例とは、圧着痕281の長手方向の長さl1が従来例の圧着痕280の長さより長いこと、及び圧着処理部271がシート束の角部272dではなく、中央部である点が異なる。
シート束272の長手方向上端部272aのシート幅方向中央部に歯型261によって圧着する圧着処理部271を設定した場合、利用者がシートを捲る方向は大半がシート束272の上端部272aに対して垂直な方向(矢印D1方向)あるいは斜め方向(矢印D3方向)である。シート束の中央部が綴じられているので、利用者が上端部272aに対して平行な方向(矢印D2方向)に捲ることはほとんどない。そこで、本実施例2では、捲ったときに圧着痕281との接点が複数個存在するように圧着痕281の長手方向の長さl1を設定した。
具体的には、圧着処理部271と捲り方向の相対的な関係が図23、図24あるいは図25の関係になれば、実施例1と同様の効果を奏することができる。そこで、本実施例2では、図23、図24あるいは図25に示した圧着痕281を、当該圧着痕281の長手方向(矢印D5方向)がシート束272の上端部272aと垂直になるようにして前記上端部272aの中央部に形成した。これにより、斜めから捲った場合、ほとんどが矢印D1方向あるいは矢印D2方向から捲る形になり、圧着痕281若しくは圧着処理部271と捲る方向の相対的な関係が図23あるいは図24と同じなる。また、下から捲った場合には、圧着痕281若しくは圧着処理部271と捲る方向の相対的な関係が図25と同じなる。前者では捲ったときに3個所(複数個所)に接点C2,C2’,C2”あるいは接点C4,C4’,C4”が形成され、後者では9個所に接点C5が形成される。これにより剥がれる力が分散され、剥がれにくくなる。
なお、本実施例2は、圧着処理部271はシート束272の幅方向の中央部の中心線272cを対称軸として1個所に1つの圧着処理部271の圧着痕281が対称になるように配置されている。しかし、厳密に対称である必要はなく、中心線272cが圧着処理部271にかかっていれば十分である。その他、特に説明しない各部は実施例1と同様に構成され、同様に機能する。
実施例3はシート束の幅方向中央部の2個所で圧着綴じする場合の例である。
図27は実施例3においてシート束に圧着綴じが施された状態を示すシート束の要部正面図である。
実施例3は、実施例2に示した圧着痕281で圧着した圧着処理部271をシート束272の長手方向の上端部272aの幅方向の中央部の中心線272cに関して対称に2個所設けた例である。歯型261は実施例1で図17に示したものと同様である。
本実施例3では、実施例2における圧着処理部271が第1及び第2の圧着処理部271A,271Bの2個所設けられている。その他の構成は実施例2と同様である。すなわち、実施例3では、前記上端部272aの中央部272cを対称軸として対称に圧着処理部271A,271bに形成した。圧着痕281は、図23、図24あるいは図25に示した圧着痕281と同様に長手方向(矢印D5方向)がシート束272の上端部272aと垂直に形成されている。
これにより、斜めから捲った場合、ほとんどが矢印D1方向あるいは矢印D2方向から捲る形になり、実施例2と同様に圧着痕281若しくは圧着処理部271と捲る方向の相対的な関係が図23あるいは図24と同じなる。また、下から捲った場合には、圧着痕281若しくは圧着処理部271と捲る方向の相対的な関係が図25と同じなる。前者では捲ったときに3個所(複数個所)に接点C2,C2’,C2”あるいは接点C4,C4’,C4”が形成され、後者では18個所に接点C5が形成される。これにより剥がれる力が分散され、剥がれにくくなる。
なお、本実施例3では、圧着処理部271はシート束272の幅方向の中央部の中心線272cを対称軸として2つの圧着処理部271A,271Bが対称になるように配置されている。しかし、厳密に対称である必要はない。その他、特に説明しない各部は実施例1又は2と同様に構成され、同様に機能する。
以上のように本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
1)搬送されてきたシートを集積する分岐路241と、分岐路241に集積されたシート束272を複数個の圧着部270を有する歯型261によって加圧して綴じる綴じ具210を備えたシート処理装置であって、前記綴じ具210によってシート束272の角部を綴じる場合、前記圧着部270によって当該シート束272に形成される圧着痕281の長手方向と当該シート束272の角部の一辺とのなす角θが略30〜60度となるので、綴じ具210によって綴じられたシート束272のシートを捲ったとき、捲ったシートが綴じ具210によって形成される圧着痕281と複数個所で接点C2,C2’,C2”、C4,C4’,C4”、C5を有するように綴じられる。これにより剥がれる力が分散され、1つの圧着痕281に加わる剥がれ力は小さくなる。その結果、圧着綴じの機構を変更することなく、シートを捲ったときに剥がれ難い圧着綴じを実現することができる。
2)搬送されてきたシートを集積する分岐路241と、分岐路241に集積されたシート束272を複数個の圧着部270を有する歯型261によって加圧して綴じる綴じ具210を備えたシート処理装置であって、前記綴じ具210によって前記シート束272の中央部を綴じる場合、前記圧着部270によってシート束272に形成される圧着痕281の長手方向が綴じ側のシート束272の一辺に対して略垂直であるので、通常の利用者の捲り動作において、複数個所で接点を有する。これにより、1)の場合と同様に剥がれる力が分散され、シートを捲ったときに剥がれ難い圧着綴じを実現することができる。
3)シートを捲る方向が圧着痕281の長手方向に平行な場合、シートは全圧着痕281に対してほぼ同時に接点を有し、シートを捲る方向が圧着痕281の長手方向に対して角度を有する場合、シートは少なくとも2つ(好適には3つ以上)の圧着痕281に対して接点を有するので、従来例に比して少なくとも2倍の剥がれ難さとすることができる。
4)綴じ具210の凸部270aの長手方向の寸法が圧着痕281と複数個所で接点を有するに足る長さに設定されているので、圧着痕281の長手方向に対して斜めの方向から(角度を有した状態で)シートを捲った場合も、確実に剥がれる力を分散することができる。
5)隣接する凸部270aの間隔が、圧着痕281とシート間において前記長さと関連付けて前記複数個所で接点を有するに足る間隔d1に設定されているので、圧着痕281の長手方向に対して斜めの方向から(角度を有した状態で)シートを捲った場合も、確実に剥がれる力を分散することができる。
6)圧着部270は、複数本の直線的な凸部270aを有する歯型部261を複数、例えば3本の直線的な凸部270aを複数、例えば3組備えているので、角度を持ってシートを捲った場合も確実に複数個所で接点を有することができる。
7)歯型部261は凸部270aとこれと噛み合う凹部270bとを備え、圧着痕280,281は歯型部261の凸部270aと凹部270bとの間にシート束PBを挟み込んで加圧することにより形成されるので、歯型部261の方向に応じて圧着痕280,281の方向を設定することができる。
このようにしてシート束272のシートの捲り方向に対して綴じ具210の圧着部270による綴じ方向を設定することにより、圧着綴じの圧着力(圧着機構、圧着トルク)を大きくすることなく、実質的な綴じ強度を増すことができる。すなわち、シート束のシートの捲り方向によって綴じ方向(歯型261の圧着部270の方向)を決めることにより、圧着綴じの機構を変更することなく剥がし難い圧着綴じを実現することができる。
8)シート後処理装置201と画像形成装置101とを含む画像形成システムを構築したとき、剥がれにくい胴内排紙方式の圧着綴じ装置を低コストで提供することができる。
なお、特許請求の範囲における集積手段は本実施形態では分岐路241に、シート束は符号SB又は272に、圧着部は符号270に、綴じ手段は綴じ具210に、シート処理装置はシート後処理装置(フィニッシャ)201に、圧着痕は符号280,280A,281,281A,281A1,281A2,281B,281B1,281B2に、接点は符号C,C1,C2,C2’,C2”,C4,C4’,C4”に、シートを捲る方向は矢印D1,D2,D3方向に、圧着痕の長手方向は矢印D5方向に、圧着痕の長手方向の長さは符号l1に、圧着痕の間隔は符号d1に、歯型部は符号261あるいは第1ないし第3の3つの歯型部261a,261b,261cに、凸部は符号270aに、凹部は270bに、シート束の角部は符号272dに、シート束の対角線は符号272bに、シート束の上端縁は上端部272aに、対称軸は中心線272cに、画像形成システムは画像形成装置102及びシート後処理装置201からなるシステムに、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施例は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
102 画像形成装置
201 シート後処理装置(フィニッシャ)
210 綴じ具
241 分岐路
261,261a,261b,261c 歯型部
270 圧着部
270a 凸部
270b 凹部
271,271A,271B 圧着処理個所
272a 上端部
272b シート束の対角線
272c 中心線
272d シート束の角部
280,280A,281,281A,281A1,281A2,281B,281B1,281B2 圧着痕
C,C1,C2,C2’,C2”,C4,C4’,C4” 接点
d1 圧着痕の間隔
D1,D2,D3 シートを捲る方向
D5 圧着痕の長手方向
l1 圧着痕の長手方向の長さ
PB,272 シート束
θ 圧着痕の長手方向とシート束の角部の一辺とのなす角
特開2004−155537号公報

Claims (9)

  1. 搬送されてきたシートを集積する集積手段と、
    前記集積手段に集積されたシート束を複数個の圧着部によって加圧して綴じる綴じ手段と、
    を備えたシート処理装置であって、
    前記綴じ手段によってシート束の角部を綴じる場合、前記圧着部によって前記シート束に形成される圧着痕の長手方向と当該シート束の角部の一辺とのなす角が略30〜60度となること
    を特徴とするシート処理装置。
  2. 搬送されてきたシートを集積する集積手段と、
    前記集積手段に集積されたシート束を複数個の圧着部によって加圧して綴じる綴じ手段と、
    を備えたシート処理装置であって、
    前記綴じ手段によってシート束の中央部を綴じる場合、前記圧着部によってシート束に形成される圧着痕の長手方向が綴じ側のシート束の一辺に対して略垂直であること
    を特徴とするシート処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシート処理装置であって、
    前記シートを捲る方向が前記圧着痕の長手方向に平行な場合、前記シートは全圧着痕に対してほぼ同時に接点を有し、
    前記シートを捲る方向が前記圧着痕の長手方向に対して角度を有する場合、前記シートは少なくとも2つの圧着痕に対して接点を有すること
    を特徴とするシート処理装置。
  4. 請求項3に記載のシート処理装置であって、
    前記圧着部の長手方向の寸法が前記圧着痕と前記複数個所で接点を有するに足る長さに設定されていること
    を特徴とするシート処理装置。
  5. 請求項3に記載のシート処理装置であって、
    隣接する前記圧着部の間隔が、前記圧着痕とシート間において前記複数個所で接点を有するに足る間隔に設定されていること
    を特徴とするシート処理装置。
  6. 請求項3に記載のシート処理装置であって、
    前記圧着部は、前記複数本の直線的な凸部を有する歯型部を複数備えていること
    を特徴とするシート処理装置。
  7. 請求項6に記載のシート処理装置であって、
    前記歯型部は凸部とこれと噛み合う凹部とを備え、
    前記圧着痕は前記歯型部の前記凸部と前記凹部との間に前記シート束を挟み込んで加圧することにより形成されること
    を特徴とするシート処理装置。
  8. 請求項2に記載のシート処理装置であって、
    前記圧着部は、前記複数の直線的な凸部とこれと噛み合う凹部とを有する歯型部を複数備え、
    前記歯型部は前記中央部を対称軸として1個所若しくは複数個所に配置され、
    前記圧着痕は前記歯型部の前記凸部と前記凹部との間に前記シート束を挟み込んで加圧することにより形成されること
    を特徴とするシート処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする画像形成システム。
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