JP2013231231A - 高アスペクト比銀ナノワイヤを製造する方法 - Google Patents

高アスペクト比銀ナノワイヤを製造する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法の提供。
【解決手段】糖成分およびPVP成分を容器に入れ、銅成分およびハロゲン化物成分を加え、攪拌しつつ銀成分を容器に入れ、銀成分を入れる間中ずっと、および銀成分を入れた後で8〜30時間の保持期間にわたって、容器内容物を110〜160℃に維持して銀ナノワイヤを生じさせ、回収する。回収される銀ナノワイヤが25〜80nmの平均直径および10〜100μmの平均長さを示す。
【選択図】なし

Description

本発明は、概して、銀ナノワイヤの製造の分野に関する。特に、本発明は、様々な用途に使用するための高アスペクト比(好ましくは>600)を示す銀ナノワイヤを製造する方法に関する。
高い透明性と共に高い導電性を示す膜は、広範囲のエレクトロニクス用途、例えば、タッチスクリーンディスプレイおよび太陽電池などにおける電極またはコーティングとして使用するのに大きな価値のあるものである。これら用途についての現在の技術は、物理蒸着方法によって堆積されるスズドープ酸化インジウム(ITO)含有膜の使用を伴う。この物理蒸着方法の高い資本コストは、代替的な透明導電材料およびコーティングアプローチを見いだすという要求につながってきた。浸透回路網(percolating network)としての分散した銀ナノワイヤの使用は、ITO含有膜に対する前途有望な代替物として出現していた。銀ナノワイヤの使用は潜在的にロールツーロール技術を使用して加工可能であるという利点をもたらす。よって、銀ナノワイヤは、従来のITO含有膜よりも高い透明性および導電性を提供する能力を伴った低コスト製造という利点を提供する。
銀ナノ構造体の製造のために「ポリオールプロセス」が開示されている。このポリオールプロセスは、銀ナノワイヤの製造においてエチレングリコール(または、別のグリコール)を溶媒および還元剤の双方として使用する。しかし、このグリコールの使用はいくつかの本来的な欠点を有している。具体的には、還元剤および溶媒の双方としてグリコールを使用することは、主たる還元剤種(グリコールアルデヒド)がその場で生産され、かつその存在および濃度が酸素への曝露の程度に応じて決まるので、反応全体にわたる制御の低下をもたらす。また、グリコールの使用は、銀ナノワイヤを製造するのに使用される反応器のヘッドスペースにおける燃焼性グリコール/空気混合物の形成の可能性をもたらす。最終的に、大容積のグリコールの使用は廃棄の問題を引き起こし、この操作を商業化するコストを増大させる。
銀ナノワイヤを製造するこのポリオールプロセスに対する代替的アプローチの1つがミヤギシマらによって米国特許出願公開第20100078197号に開示されている。ミヤギシマらは、少なくともハロゲン化物および還元剤を含む水溶媒に金属錯体の溶液を添加し、そして得られた混合物を150℃以下で加熱することを含み、前記金属ナノワイヤが50nm以下の直径および5μm以上の主軸長さを有する金属ナノワイヤを、全金属粒子に対する金属量換算で50質量%以上の量で含む、金属ナノワイヤを製造する方法を開示する。
米国特許出願公開第20100078197号明細書
にもかかわらず、代替的な銀ナノワイヤ製造方法についての必要性が依然としてある。特に、グリコールを使用せず、生産される銀ナノワイヤが高いアスペクト比(好ましくは>600)を示す銀ナノワイヤを製造する方法についての必要性が依然としてある。
本発明は、還元糖を第1の容積の水に添加することにより糖成分が調製され、前記還元糖がグルコース、ガラクトース、マンノース、フルクトース、スクロースおよびマルトースからなる群から選択される、前記還元糖を含む前記糖成分を提供し;ポリビニルピロリドンを第2の容積の水に添加することによりPVP成分が調製される、前記PVP成分を提供し;銅(II)イオン源を第3の容積の水に添加することにより銅成分が調製される、前記銅(II)イオンを含む前記銅成分を提供し;ハロゲン化物イオン源を第4の容積の水に添加することによりハロゲン化物成分が調製される、前記ハロゲン化物イオンを含む前記ハロゲン化物成分を提供し;銀イオン源を第5の容積の水に添加することにより銀成分が調製される、前記銀イオンを含む前記銀成分を提供し;前記糖成分および前記PVP成分を容器に入れ;前記銅成分および前記ハロゲン化物成分を前記容器に入れ;攪拌しつつ前記銀成分を前記容器に入れ;前記銀成分を入れる間中ずっと、および前記銀成分を入れた後で8〜30時間の保持期間にわたって、容器内容物を110〜160℃に維持して銀ナノワイヤを生じさせ;並びに、前記銀ナノワイヤを前記容器内容物から回収する;ことを含む、高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法であって、前記方法の際の全ての時点で容器内容物が0.001重量%未満の全グリコール濃度を示し;前記容器に入れられるポリビニルピロリドン:銀の重量比が4:1〜10:1であり;前記容器に入れられるハロゲン化物イオン:銅(II)イオンの重量比が1:1〜5:1であり;前記回収された銀ナノワイヤが25〜80nmの平均直径および10〜100μmの平均長さを示す;高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法を提供する。
本発明は、還元糖を第1の容積の水に添加することにより糖成分が調製され、前記還元糖がグルコース、ガラクトース、マンノース、フルクトース、スクロースおよびマルトースからなる群から選択される、前記還元糖を含む前記糖成分を提供し;ポリビニルピロリドンを第2の容積の水に添加することによりPVP成分が調製される、前記PVP成分を提供し;銅(II)イオン源を第3の容積の水に添加することにより銅成分が調製される、前記銅(II)イオンを含む前記銅成分を提供し;ハロゲン化物イオン源を第4の容積の水に添加することによりハロゲン化物成分が調製される、前記ハロゲン化物イオンを含む前記ハロゲン化物成分を提供し;銀イオン源を第5の容積の水に添加することにより銀成分が調製される、前記銀イオンを含む前記銀成分を提供し;前記糖成分および前記PVP成分を容器に入れ;前記銅成分および前記ハロゲン化物成分を前記容器に入れ;前記容器の内容物を110〜160℃の温度に加熱し;前記銀成分を第1の部分と第2の部分とに分け;次いで、前記第1の部分を前記容器に入れ;容器内容物の温度を110〜135℃に下げ、次いで前記第1の部分を入れてから遅れた後で前記第2の部分を前記容器に入れ;並びに、前記容器内容物から銀ナノワイヤを回収し;前記第2の部分を入れた後で8〜30時間の保持期間にわたって前記容器内容物を110〜135℃に維持する;ことを含む、高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法であって、前記方法の際の全ての時点で容器内容物が0.001重量%未満の全グリコール濃度を示し;前記容器に入れられるポリビニルピロリドン:銀の重量比が4:1〜10:1であり;前記容器に入れられるハロゲン化物イオン:銅(II)イオンの重量比が1:1〜5:1であり;前記回収された銀ナノワイヤが20〜100nmの平均直径および10〜100μmの平均長さを示す;高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法を提供する。
本発明は、還元糖を第1の容積の水に添加することにより糖成分が調製され、前記還元糖がD−グルコースである、前記還元糖を含む前記糖成分を提供し;ポリビニルピロリドンが40,000〜60,000ダルトンの重量平均分子量Mwを有する、前記ポリビニルピロリドンを第2の容積の水に添加することによりPVP成分が調製される、前記PVP成分を提供し;銅(II)イオン源が塩化銅(II)である、前記銅(II)イオン源を第3の容積の水に添加することにより銅成分が調製される、前記銅(II)イオンを含む前記銅成分を提供し;ハロゲン化物イオン源が塩化ナトリウムである、前記ハロゲン化物イオン源を第4の容積の水に添加することによりハロゲン化物成分が調製される、前記ハロゲン化物イオンを含む前記ハロゲン化物成分を提供し;銀イオン源が硝酸銀である、前記銀イオン源を第5の容積の水に添加することにより銀成分が調製される、前記銀イオンを含む前記銀成分を提供し;前記糖成分および前記PVP成分を容器に入れ;前記銅成分および前記ハロゲン化物成分を前記容器に入れ;前記銀成分を第1の部分と第2の部分とに分け、前記第1の部分が前記銀成分の10〜30重量%であり;容器内容物を145〜155℃の温度に加熱し、次いで前記第1の部分を前記容器に入れ;容器内容物の温度を120〜135℃に下げ、次いで前記第1の部分を入れてから5〜15分遅れた後で前記第2の部分を前記容器に入れ;並びに、前記第2の部分を前記容器に入れた後で16〜20時間にわたって容器内容物の温度を125〜135℃に維持し;並びに、前記容器内容物から銀ナノワイヤを回収する;ことを含む、高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法であって、前記方法の際の全ての時点で容器内容物が0.001重量%未満の全グリコール濃度を示し;前記容器に入れられるポリビニルピロリドン:銀の重量比が6:1〜7:1であり;前記容器に入れられるハロゲン化物イオン:銅(II)イオンの重量比が2.5:1〜3.5:1であり;前記回収された銀ナノワイヤが35〜50nmの平均直径および40〜100μmの平均長さを示し;並びに、前記回収された銀ナノワイヤが1,000以上の平均アスペクト比を示す;高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法を提供する。
高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法が見いだされ、この方法は25〜60nmの平均直径および35〜100μmの平均長さを有する銀ナノワイヤを提供し、同時にグリコールの使用に関連した本来的な欠点を回避する。
容器内容物に関連して、本明細書においておよび特許請求の範囲において使用される場合、用語「全グリコール濃度」は、容器内に存在する全てのグリコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(プロピレングリコール))の濃度を一緒にした合計を意味する。
回収された銀ナノワイヤに関連して、本明細書においておよび特許請求の範囲において使用される場合、用語「高アスペクト比」とは、回収された銀ナノワイヤの平均アスペクト比が600を超えることを意味する。好ましくは、回収された銀ナノワイヤは800以上の平均アスペクト比を示す。最も好ましくは、回収された銀ナノワイヤは1,000以上の平均アスペクト比を示す。
好ましくは、本発明の高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法は、還元糖を第1の容積の水に添加することにより糖成分が調製され(好ましくは、前記糖成分を調製するために使用される第1の容積の水は、蒸留水および脱イオン水から選択され、より好ましくは前記第1の容積の水は蒸留されかつ脱イオン化されている)、前記還元糖がグルコース、ガラクトース、マンノース、フルクトース、スクロースおよびマルトースからなる群から選択される(好ましくは、前記還元糖はD−グルコースである)、前記還元糖を含む前記糖成分を提供し;ポリビニルピロリドン(好ましくは、使用されるポリビニルピロリドンは20,000〜300,000ダルトンの重量平均分子量Mwを有し、より好ましくは、使用されるポリビニルピロリドンは30,000〜200,000ダルトンの重量平均分子量Mwを有し;最も好ましくは、使用されるポリビニルピロリドンは40,000〜60,000ダルトンの重量平均分子量Mwを有する)を第2の容積の水に添加することによりPVP成分が調製される(好ましくは、前記PVP成分を調製するために使用される第2の容積の水は、蒸留水および脱イオン水から選択され、より好ましくは前記第2の容積の水は蒸留されかつ脱イオン化されている)、前記PVP成分を提供し;銅(II)イオン源(好ましくは、銅(II)イオン源はCuClまたはCu(NOからなる群から選択される)を第3の容積の水に添加することにより銅成分が調製される(好ましくは、前記銅成分を調製するために使用される第3の容積の水は、蒸留水および脱イオン水から選択され、より好ましくは前記第3の容積の水は蒸留されかつ脱イオン化されている)、前記銅(II)イオンを含む前記銅成分を提供し;ハロゲン化物イオン源(好ましくは、ハロゲン化物イオン源は塩化物イオン源であり、好ましくは塩化物イオン源は塩化ナトリウムである)を第4の容積の水に添加することによりハロゲン化物成分が調製される(好ましくは、前記塩化物成分を調製するために使用される第4の容積の水は、蒸留水および脱イオン水から選択され、より好ましくは前記第4の容積の水は蒸留されかつ脱イオン化されている)、前記ハロゲン化物イオンを含む前記ハロゲン化物成分を提供し;銀イオン源(好ましくは、銀イオン源は銀錯体であり、より好ましくは、銀イオン源は硝酸銀(AgNO)である)を第5の容積の水に添加することにより銀成分が調製される(好ましくは、前記銀成分を調製するために使用される第5の容積の水は、蒸留水および脱イオン水から選択され、より好ましくは前記第5の容積の水は蒸留されかつ脱イオン化されている)、前記銀イオンを含む前記銀成分(好ましくは、前記銀成分は0.2〜1M、より好ましくは0.4〜1M、最も好ましくは0.4〜0.5Mの銀濃度を示す)を提供し;前記糖成分および前記PVP成分を容器に入れ;前記銅成分および前記ハロゲン化物成分を前記容器に入れ;攪拌しつつ前記銀成分を前記容器に入れ;前記銀成分を入れる間中ずっと、および前記銀成分を入れた後で8〜30時間(好ましくは8〜20時間、より好ましくは16〜20時間)の保持期間にわたって、容器内容物を110〜160℃(好ましくは、125〜155℃、最も好ましくは130〜150℃)に維持し;並びに、銀ナノワイヤを前記容器内容物から回収する;ことを含み、前記方法の際の全ての時点で容器内容物が0.001重量%未満の全グリコール濃度を示し;前記容器に入れられるポリビニルピロリドン:銀の重量比が4:1〜10:1(好ましくは5:1〜8:1、より好ましくは6:1〜7:1)であり;前記容器に入れられるハロゲン化物イオン:銅(II)イオンの重量比が1:1〜5:1(好ましくは2:1〜4:1、より好ましくは2.5:1〜3.5:1)であり;前記回収された銀ナノワイヤが25〜80nm(好ましくは25〜60nm、より好ましくは35〜50nm)の平均直径および10〜100μm(好ましくは、35〜100μm、より好ましくは40〜100μm)の平均長さを示す。好ましくは、回収された銀ナノワイヤは600を超える(より好ましくは800以上、最も好ましくは1,000以上)の平均アスペクト比を示す。
好ましくは、本発明の方法は、銀成分を少なくとも2つの別個の部分に分けることをさらに含み、この別個の部分は、それら別個の部分を入れる間に遅れを伴って容器に入れられる。より好ましくは、本発明の方法は、銀成分を第1の部分と第2の部分とに分け(好ましくは、前記第1の部分は銀成分の10〜30重量%であり、より好ましくは前記第1の部分は銀成分の15〜25重量%であり、最も好ましくは前記第1の部分は銀成分の20重量%である);容器内容物を140〜160℃(好ましくは、145〜155℃)に加熱し、その後、前記第1の部分を前記容器に入れ;そして、次いで、容器内容物の温度を110〜150℃(好ましくは、110〜135℃、より好ましくは125〜135℃)に下げ、その後、前記第1の部分を入れてから遅れた後で前記第2の部分を前記容器に入れることをさらに含む。好ましくは、銀成分の個々の部分を入れる間の遅れは1〜60分(より好ましくは1〜20分、最も好ましくは5〜15分)の期間である。
好ましくは、本発明の方法は、銀成分を第1の部分と第2の部分とに分け(好ましくは、前記第1の部分は銀成分の10〜30重量%であり、より好ましくは前記第1の部分は銀成分の15〜25重量%であり、最も好ましくは前記第1の部分は銀成分の20重量%である);容器内容物を140〜160℃(好ましくは、145〜155℃)に加熱し、その後、前記第1の部分を前記容器に入れ;容器内容物の温度を110〜150℃(好ましくは、110〜135℃、より好ましくは125〜135℃)に下げ、その後、前記第1の部分を入れてから遅れた後で前記第2の部分を前記容器に入れ;そして、前記第2の部分を前記容器に入れた後で、容器内容物の温度を110〜150℃(好ましくは110〜135℃、より好ましくは125〜135℃)で8〜30時間(好ましくは8〜20時間、より好ましくは16〜20時間)にわたって維持することをさらに含む。好ましくは、前記第1の部分と前記第2の部分とを入れる間の遅れは1〜60分(より好ましくは1〜20分、最も好ましくは5〜15分)の期間である。
好ましくは、本発明の高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法は、D−グルコースを第1の容積の水に添加することにより糖成分が調製される(好ましくは、前記糖成分を調製するために使用される第1の容積の水は、蒸留水および脱イオン水から選択され、より好ましくは前記第1の容積の水は蒸留されかつ脱イオン化されている)、還元糖を含む前記糖成分を提供し;20,000〜30,000ダルトン(好ましくは、40,000〜60,000ダルトン)の重量平均分子量Mwを有するポリビニルピロリドンを第2の容積の水に添加することによりPVP成分が調製される(好ましくは、前記PVP成分を調製するために使用される第2の容積の水は、蒸留水および脱イオン水から選択され、より好ましくは前記第2の容積の水は蒸留されかつ脱イオン化されている)、前記PVP成分を提供し;CuClを第3の容積の水に添加することにより銅成分が調製される(好ましくは、前記銅成分を調製するために使用される第3の容積の水は、蒸留水および脱イオン水から選択され、より好ましくは前記第3の容積の水は蒸留されかつ脱イオン化されている)、銅(II)イオンを含む前記銅成分を提供し;NaClを第4の容積の水に添加することによりハロゲン化物成分が調製される(好ましくは、前記ハロゲン化物成分を調製するために使用される第4の容積の水は、蒸留水および脱イオン水から選択され、より好ましくは前記第4の容積の水は蒸留されかつ脱イオン化されている)、ハロゲン化物イオンを含む前記ハロゲン化物成分を提供し;AgNOを第5の容積の水に添加することにより銀成分が調製される(好ましくは、前記銀成分を調製するために使用される第5の容積の水は、蒸留水および脱イオン水から選択され、より好ましくは前記第5の容積の水は蒸留されかつ脱イオン化されている)、銀イオンを含む前記銀成分(好ましくは、前記銀成分は0.2〜1M、より好ましくは0.4〜1M、最も好ましくは0.4〜0.5Mの銀濃度を示す)を提供し;前記糖成分および前記PVP成分を容器に入れ;前記銅成分および前記ハロゲン化物成分を前記容器に入れ;前記銀成分を第1の部分と第2の部分とに分け(好ましくは、前記第1の部分は前記銀成分の10〜30重量%であり、より好ましくは前記第1の部分は前記銀成分の15〜25重量%であり、最も好ましくは前記第1の部分は前記銀成分の20重量%である);容器内容物を140〜160℃(好ましくは、145〜155℃)の温度に加熱し;次いで前記第1の部分を前記容器に入れ;容器内容物の温度を110〜150℃(好ましくは、110〜135℃、より好ましくは125〜135℃)に下げ;次いで前記第1の部分を入れてから1〜60分(より好ましくは、1〜20分、最も好ましくは5〜15分)遅れた後で前記第2の部分を前記容器に入れ;次いで、前記第2の部分を前記容器に入れた後で、容器内容物の温度を8〜30時間(好ましくは8〜20時間、より好ましくは16〜20時間)にわたって110〜135℃に維持し;そして、前記容器内容物から銀ナノワイヤを回収する;ことを含み、前記方法の際の全ての時点で容器内容物が0.001重量%未満の全グリコール濃度を示し;前記容器に入れられるポリビニルピロリドン:銀の重量比が4:1〜10:1(好ましくは5:1〜10:1、より好ましくは5:1〜8:1、最も好ましくは6:1〜7:1)であり;前記容器に入れられるハロゲン化物イオン:銅(II)イオンの重量比が1:1〜5:1(好ましくは2:1〜4:1、より好ましくは2.5:1〜3.5:1)であり;前記回収された銀ナノワイヤが25〜80nm(好ましくは25〜60nm、より好ましくは35〜50nm)の平均直径および10〜100μm(好ましくは35〜100μm、最も好ましくは40〜100μm)の平均長さを示す(好ましくは、前記銀ナノワイヤは600を超える、より好ましくは800以上、最も好ましくは1,000以上の平均アスペクト比を示す)。
ここで、本発明のいくつかの実施形態が以下の実施例において詳細に説明される。
実施例1:糖成分の調製
D−グルコース(1.518g;98%、シグマアルドリッチより)が200mLの脱イオン水に溶解させられて、糖成分を形成した。
実施例2:PVP成分の調製
55,000ダルトンの重量平均分子量を有するポリビニルピロリドン(6.526g;シグマアルドリッチより)が100mLの脱イオン水に溶解させられて、PVP成分を形成した。
実施例3:銅成分の調製
塩化銅(II)(0.269g)が500mLの脱イオン水に溶解させられて、銅成分を形成した。
実施例4:銅成分の調製
硝酸銅(II)三水和物(Cu(NO・3HO)(0.483g)が500mLの脱イオン水に溶解させられて、銅成分を形成した。
実施例5:ハロゲン化物成分の調製
塩化ナトリウム(0.117g)が500mLの脱イオン水に溶解させられて、ハロゲン化物成分を形成した。
実施例6:銀成分の調製
硝酸銀(1.589g;>99%、シグマアルドリッチより)が20mLの脱イオン水に溶解させられて、0.470MのAg濃度を有する銀成分を形成した。
実施例7:銀成分の調製
硝酸銀(1.589g;>99%、シグマアルドリッチより)が100mLの脱イオン水に溶解させられて、0.094MのAg濃度を有する比較銀成分を形成した。
実施例8:銀ナノワイヤの製造
オーバーヘッドミキサーおよびカミール(Camille)温度コントローラを取り付けた600mLのパール(Parr)反応器が使用された。実施例1に従って調製された糖成分(173.2mL)がこの反応器に入れられた。ミキサーが210回転/分の攪拌速度で駆動された。実施例2に従って調製されたPVP成分(78.0mL)が、次いで、この反応器に入れられた。実施例3に従って調製された銅成分(2.08mL)および実施例5に従って調製されたハロゲン化物成分(2.08mL)が、次いで、攪拌を続けつつ、この反応器に入れられた。次いで、この反応器は蓋をされ、そして温度コントローラーが130℃に設定され、100℃までは3℃/分でそして100から130℃までは1℃/分の温度勾配であった。この反応器内容物が130℃に到達した後で、実施例6に従って調製された銀成分(15.6mL)がこの反応器に入れられた。銀成分を入れてから18時間後に、温度コントローラーが停止させられ、そして反応器内容物が室温まで冷却された。ミキサーが停止させられた。次いで、この反応器はベントされて開放し、容器内で圧力が高まった。次いで、この反応器内容物中の生成物固体は遠心分離によって集められた。この生成物銀ナノワイヤは、次いで、FEI Nova NanoSEM電界放射型ガン走査電子顕微鏡(field emission gun scanning electron microscope)(SEM)を用いて、FEIの自動化像収集(Automated Image Acquisition;AIA)プログラムを用いて分析された。それぞれのサンプルについて、42μm、12μmおよび6μm視野の倍率を用いて、5つのサブロケーションでAIAが行われた。イメージJソフトウェアを用いて、生成物である銀ナノワイヤは40nmの平均直径で15〜30μmの平均長さを示すことが決定された。
実施例9:銀ナノワイヤの製造
オーバーヘッドミキサーおよびカミール温度コントローラを取り付けた600mLのパール反応器が使用された。実施例1に従って調製された糖成分(173.2mL)がこの反応器に入れられた。ミキサーが210回転/分の攪拌速度で駆動された。実施例2に従って調製されたPVP成分(78.0mL)が、次いで、この反応器に入れられた。実施例3に従って調製された銅成分(2.08mL)および実施例5に従って調製されたハロゲン化物成分(2.08mL)が、次いで、攪拌を続けつつ、この反応器に入れられた。次いで、この反応器は蓋をされ、そして温度コントローラーが150℃に設定され、100℃までは3℃/分でそして100から150℃までは1℃/分の温度勾配であった。この反応器内容物が150℃に到達した後で、実施例7に従って調製された銀成分の第1の部分(15.6mL)がこの反応器に入れられた。次いで、温度コントローラーが130℃に設定された。第1の部分を反応器に入れてから10分後に、銀成分の第2の部分(62.4mL)が、次いで、この反応器に入れられた。銀成分の第2の部分を入れてから18時間後に、温度コントローラーが停止させられ、そして反応器内容物が室温まで冷却された。ミキサーが停止させられた。次いで、この反応器はベントされて開放し、容器内で圧力が高まった。次いで、この反応器内容物中の生成物固体は遠心分離によって集められた。この生成物銀ナノワイヤは、次いで、実施例8に記載された方法を用いて分析され、そして53nmの平均直径で60μmの平均長さを示すことが決定された。
実施例10:銀ナノワイヤの製造
オーバーヘッドミキサーおよびカミール温度コントローラを取り付けた600mLのパール反応器が使用された。実施例1に従って調製された糖成分(173.2mL)がこの反応器に入れられた。ミキサーが210回転/分の攪拌速度で駆動された。実施例2に従って調製されたPVP成分(78.0mL)が、次いで、この反応器に入れられた。実施例3に従って調製された銅成分(2.08mL)および実施例5に従って調製されたハロゲン化物成分(2.08mL)が、次いで、攪拌を続けつつ、この反応器に入れられた。次いで、脱イオン水(62.4mL)がこの反応器に入れられた。次いで、この反応器は蓋をされ、そして温度コントローラーが150℃に設定され、100℃までは3℃/分でそして100から150℃までは1℃/分の温度勾配であった。この反応器内容物が150℃に到達した後で、実施例6に従って調製された銀成分の第1の部分(3.12mL)がこの反応器に入れられた。次いで、温度コントローラーが130℃に設定された。第1の部分を反応器に入れてから10分後に、銀成分の第2の部分(12.48mL)が、次いで、この反応器に入れられた。銀成分の第2の部分を入れてから18時間後に、温度コントローラーが停止させられ、そして反応器内容物が室温まで冷却された。ミキサーが停止させられた。次いで、この反応器はベントされて開放し、容器内で圧力が高まった。次いで、この反応器内容物中の生成物固体は遠心分離によって集められた。この生成物銀ナノワイヤは、次いで、実施例8に記載された方法を用いて分析され、そして52nmの平均直径で10μmを超える平均長さを示すことが決定された。
比較例A:銅成分なしでの製造
オーバーヘッドミキサーおよびカミール温度コントローラを取り付けた600mLのパール反応器が使用された。実施例1に従って調製された糖成分(173.2mL)がこの反応器に入れられた。ミキサーが210回転/分の攪拌速度で駆動された。実施例2に従って調製されたPVP成分(78.0mL)が、次いで、この反応器に入れられた。実施例5に従って調製されたハロゲン化物成分(6.24mL)が、次いで、攪拌を続けつつ、この反応器に入れられた。次いで、この反応器は蓋をされ、そして温度コントローラーが150℃に設定され、100℃までは3℃/分でそして100から150℃までは1℃/分の温度勾配であった。この反応器内容物が150℃に到達した後で、実施例7に従って調製された銀成分の第1の部分(15.6mL)がこの反応器に入れられた。次いで、温度コントローラーが130℃に設定された。第1の部分を反応器に入れてから10分後に、銀成分の第2の部分(62.4mL)が、次いで、この反応器に入れられた。銀成分の第2の部分を入れてから18時間後に、温度コントローラーが停止させられ、そして反応器内容物が室温まで冷却された。ミキサーが停止させられた。次いで、この反応器はベントされて開放し、容器内で圧力が高まった。次いで、あらゆる生成物固体を集めるために、この反応器内容物は遠心分離された。生成物である銀ナノワイヤはほとんど得られなかった。実施例8に記載された方法を用いて決定すると、この生成物固体はほとんどが2μm未満の長さを有する短い棒であった。
比較例B:糖成分なしでの製造
オーバーヘッドミキサーおよびカミール温度コントローラを取り付けた600mLのパール反応器が使用された。脱イオン水(173.2mL)がこの反応器に入れられた。ミキサーが210回転/分の攪拌速度で駆動された。実施例2に従って調製されたPVP成分(78.0mL)が、次いで、この反応器に入れられた。実施例3に従って調製された銅成分(2.08mL)および実施例5に従って調製されたハロゲン化物成分(2.08mL)が、次いで、攪拌を続けつつ、この反応器に入れられた。次いで、この反応器は蓋をされ、そして温度コントローラーが150℃に設定され、100℃までは3℃/分でそして100から150℃までは1℃/分の温度勾配であった。この反応器内容物が150℃に到達した後で、実施例7に従って調製された銀成分の第1の部分(15.6mL)がこの反応器に入れられた。次いで、温度コントローラーが130℃に設定された。第1の部分を反応器に入れてから10分後に、銀成分の第2の部分(62.4mL)が、次いで、この反応器に入れられた。銀成分の第2の部分を入れてから18時間後に、温度コントローラーが停止させられ、そして反応器内容物が室温まで冷却された。ミキサーが停止させられた。次いで、この反応器はベントされて開放し、容器内で圧力が高まった。次いで、あらゆる生成物固体を集めるために、この反応器内容物は遠心分離された。反応器内容物中の生成物固体は次いで、遠心分離によって集められた。次いで、実施例8に記載された方法を用いて、生成物である銀ナノワイヤが分析され、そして46nmの平均直径で8.7μmを超える平均長さを示すことが決定された。

Claims (10)

  1. 還元糖を第1の容積の水に添加することにより糖成分が調製され、前記還元糖がグルコース、ガラクトース、マンノース、フルクトース、スクロースおよびマルトースからなる群から選択される、前記還元糖を含む前記糖成分を提供し;
    ポリビニルピロリドンを第2の容積の水に添加することによりPVP成分が調製される、前記PVP成分を提供し;
    銅(II)イオン源を第3の容積の水に添加することにより銅成分が調製される、前記銅(II)イオンを含む前記銅成分を提供し;
    ハロゲン化物イオン源を第4の容積の水に添加することによりハロゲン化物成分が調製される、前記ハロゲン化物イオンを含む前記ハロゲン化物成分を提供し;
    銀イオン源を第5の容積の水に添加することにより銀成分が調製される、前記銀イオンを含む前記銀成分を提供し;
    前記糖成分および前記PVP成分を容器に入れ;
    前記銅成分および前記ハロゲン化物成分を前記容器に入れ;
    攪拌しつつ前記銀成分を前記容器に入れ;
    前記銀成分を入れる間中ずっと、および前記銀成分を入れた後で8〜30時間の保持期間にわたって、容器内容物を110〜160℃に維持して銀ナノワイヤを生じさせ;並びに、
    前記銀ナノワイヤを前記容器内容物から回収する;
    ことを含む、高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法であって、
    前記方法の際の全ての時点で容器内容物が0.001重量%未満の全グリコール濃度を示し;前記容器に入れられるポリビニルピロリドン:銀の重量比が4:1〜10:1であり;前記容器に入れられるハロゲン化物イオン:銅(II)イオンの重量比が1:1〜5:1であり;前記回収された銀ナノワイヤが25〜80nmの平均直径および10〜100μmの平均長さを示す;
    高アスペクト比の銀ナノワイヤを製造する方法。
  2. 前記銀成分を第1の部分と第2の部分とに分け;
    前記容器内容物を140〜160℃に加熱し、次いで前記第1の部分を前記容器に入れ;
    前記容器内容物の温度を110〜135℃に下げ、次いで前記第1の部分を入れてから遅れた後で前記第2の部分を前記容器に入れる;
    ことをさらに含む、請求項1の方法。
  3. 前記第2の部分を前記容器に入れた後で8〜30時間にわたって、前記容器内容物の温度が110〜135℃に維持される、請求項2の方法。
  4. 前記糖成分に使用される前記還元糖がグルコースである請求項3の方法。
  5. 前記PVP成分に使用されるポリビニルピロリドンが40,000〜150,000ダルトンの重量平均分子量Mwを有する、請求項3の方法。
  6. 前記銅成分中の前記銅(II)イオン源が塩化銅(II)である請求項3の方法。
  7. 前記ハロゲン化物成分に使用されるハロゲン化物イオン源が塩化ナトリウムである請求項3の方法。
  8. 前記銀成分に使用される銀イオン源が硝酸銀である請求項3の方法。
  9. 前記銀成分を第1の部分と第2の部分とに分け;
    前記容器内容物を140〜160℃に加熱し、次いで前記第1の部分を前記容器に入れ;
    前記容器内容物の温度を110〜135℃に下げ、次いで前記第1の部分を入れてから遅れた後で前記第2の部分を前記容器に入れ;並びに、
    前記第2の部分を前記容器に入れた後で8〜30時間にわたって前記容器内容物の温度を110〜135℃に維持する;ことをさらに含み、
    前記糖成分に使用される前記還元糖がグルコースであり;
    前記PVP成分に使用される前記ポリビニルピロリドンが40,000〜60,000ダルトンの重量平均分子量Mwを有し;
    前記銅成分に使用される銅(II)イオン源が塩化銅(II)であり;
    前記ハロゲン化物成分に使用されるハロゲン化物イオン源が塩化ナトリウムであり;並びに、
    前記銀成分に使用される銀イオン源が硝酸銀である;
    請求項1の方法。
  10. 前記銀成分を第1の部分と第2の部分とに分け、前記第1の部分が前記銀成分の10〜30重量%であり;
    前記容器内容物を145〜155℃の温度に加熱し、次いで前記第1の部分を前記容器に入れ;
    前記容器内容物の温度を125〜135℃に下げ、次いで前記第1の部分を入れてから5〜15分遅れた後で前記第2の部分を前記容器に入れ;並びに、
    前記第2の部分を前記容器に入れた後で16〜20時間にわたって前記容器内容物の温度を125〜135℃に維持する;
    ことをさらに含み、
    前記糖成分に使用される前記還元糖がD−グルコースであり;
    前記PVP成分に使用される前記ポリビニルピロリドンが40,000〜60,000ダルトンの重量平均分子量Mwを有し;
    前記銅成分に使用される前記銅(II)イオン源が塩化銅(II)であり;
    前記ハロゲン化物成分に使用される前記ハロゲン化物イオン源が塩化ナトリウムであり;
    前記銀成分に使用される前記銀イオン源が硝酸銀であり;並びに、
    前記容器に入れられるポリビニルピロリドン:銀の重量比が6:1〜7:1であり;前記容器に入れられるハロゲン化物イオン:銅(II)イオンの重量比が2.5:1〜3.5:1であり;前記回収された銀ナノワイヤが35〜50nmの平均直径および40〜100μmの平均長さを示し;並びに、前記回収された銀ナノワイヤが1,000以上の平均アスペクト比を示す;
    請求項1の方法。
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