JP2013223129A - デジタル放送受信装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】低解像度と高解像度の放送波が受信可能な場合において、受信状況に関わらず、表示画面の状態に応じて適切に放送波を受信し、出力することが可能なデジタル放送受信装置等を提供すること。
【解決手段】デジタル放送から、低解像度の映像である第1映像データを復号する第1映像データ復号部と、デジタル放送から、高解像度の映像である第2映像データを復号する第2映像データ復号部と、デジタル放送の受信状況が悪い場合にはデジタル放送から第1映像データを復号し、受信状況が良い場合にはデジタル放送から第2映像データを復号する制御を行う制御部と、を有し、前記制御部は、表示領域の水平方向の解像度が所定の閾値未満の場合は、受信状況に関わらず第1映像データを復号して出力する。
【選択図】図2
【解決手段】デジタル放送から、低解像度の映像である第1映像データを復号する第1映像データ復号部と、デジタル放送から、高解像度の映像である第2映像データを復号する第2映像データ復号部と、デジタル放送の受信状況が悪い場合にはデジタル放送から第1映像データを復号し、受信状況が良い場合にはデジタル放送から第2映像データを復号する制御を行う制御部と、を有し、前記制御部は、表示領域の水平方向の解像度が所定の閾値未満の場合は、受信状況に関わらず第1映像データを復号して出力する。
【選択図】図2
Description
本発明は、デジタル放送受信装置等に関する。
従来から地上デジタルテレビ放送として、12セグメントを利用したいわゆる「フルセグ放送」と、1セグメントを利用したいわゆる「ワンセグ」放送が放送局より提供されている。ワンセグ放送としては、主に携帯電話等の携帯型装置を受信対象とし、フルセグ放送としては、主に据え置き型の受信装置を対象としている。
フルセグ放送とワンセグ放送とを比較すると、フルセグ放送の方が高画質な映像が提供されることとなる。したがって、利用者としてはフルセグ放送を受信したい要求が高かった。そこで、携帯型装置や、車載型装置において、フルセグ放送とワンセグ放送との両方が受信可能な装置が存在している。
そして、このようなフルセグ放送と、ワンセグ放送との両方が受信できる装置の場合、デジタル放送の受信状況が良好でフルセグ放送が十分視聴可能な場合にはフルセグ放送を受信・表示し、フルセグ放送が十分に視聴できない受信状況の場合にはワンセグ放送の受信に切り替えて表示する。そして、再度、ワンセグ放送視聴中にフルセグ放送が視聴可能なレベルまで受信状況が改善された場合には、フルセグ放送に視聴を切り替える発明が知られている(例えば、特許文献1参照)。
携帯電話やスマートフォン、タブレット端末といった携帯型端末装置において、縦画面表示と横画面表示とが切り替え可能な装置が知られている。利用者は、表示するコンテンツや、端末装置の状態に応じて、縦画面表示と横画面表示とを使い分けることが可能である。
ここで、縦画面表示のときに、デジタル放送を受信すると、フルセグ放送受信中の場合は、当然フルセグ放送が縦画面表示の一部に表示されることとなる。この場合、縦画面表示の場合は、横方向(水平方向)の画面解像度があまり高くない。
そのため、フルセグ放送を表示するのは、ワンセグ放送を視聴する場合と比較して、表示される画質はそれほど向上しないにも関わらず、消費電力は大きくなってしまうという問題点が生じていた。
更に、例えばブラウザ等の他のアプリケーションと並列に表示している場合や、子画面表示を行っている場合等も、表示解像度は高くないのに、フルセグ放送が受信・復号されてしまい、消費電力が不要に大きくなってしまうといった問題点が生じていた。
上述した課題に鑑み、本発明が目的とするところは、低解像度と高解像度の放送波が受信可能な場合において、受信状況に関わらず、表示画面の状態に応じて適切に放送波を受信し、出力することが可能なデジタル放送受信装置等を提供することである。
上述した課題に鑑み、本発明のデジタル放送受信装置は、
デジタル放送を受信し、解像度の異なる映像を切り替えて出力可能なデジタル放送受信装置であって、
前記デジタル放送から、低解像度の映像である第1映像データを復号する第1デコーダ部と、
前記デジタル放送から、高解像度の映像である第2映像データを復号する第2デコーダ部と、
デジタル放送の受信状況が悪い場合には前記デジタル放送から第1映像データを復号し、受信状況が良い場合には前記デジタル放送から第2映像データを復号する制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、表示領域の水平方向の解像度が所定の閾値未満の場合は、受信状況に関わらず第1映像データを復号して出力することを特徴とする。
デジタル放送を受信し、解像度の異なる映像を切り替えて出力可能なデジタル放送受信装置であって、
前記デジタル放送から、低解像度の映像である第1映像データを復号する第1デコーダ部と、
前記デジタル放送から、高解像度の映像である第2映像データを復号する第2デコーダ部と、
デジタル放送の受信状況が悪い場合には前記デジタル放送から第1映像データを復号し、受信状況が良い場合には前記デジタル放送から第2映像データを復号する制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、表示領域の水平方向の解像度が所定の閾値未満の場合は、受信状況に関わらず第1映像データを復号して出力することを特徴とする。
本発明のプログラムは、
デジタル放送を受信し、解像度の異なる映像を切り替えて出力可能なコンピュータに、
前記デジタル放送から、低解像度の映像である第1映像データを復号する第1デコーダ機能と、
前記デジタル放送から、高解像度の映像である第2映像データを復号する第2デコーダ機能と、
デジタル放送の受信状況が悪い場合には前記デジタル放送から第1映像データを復号し、受信状況が良い場合には前記デジタル放送から第2映像データを復号する制御を行う制御機能と、
を実現するプログラムであって、
前記制御機能は、表示領域の水平方向の解像度が所定の閾値未満の場合は、受信状況に関わらず第1映像データを復号して出力することを実現することを特徴とする。
デジタル放送を受信し、解像度の異なる映像を切り替えて出力可能なコンピュータに、
前記デジタル放送から、低解像度の映像である第1映像データを復号する第1デコーダ機能と、
前記デジタル放送から、高解像度の映像である第2映像データを復号する第2デコーダ機能と、
デジタル放送の受信状況が悪い場合には前記デジタル放送から第1映像データを復号し、受信状況が良い場合には前記デジタル放送から第2映像データを復号する制御を行う制御機能と、
を実現するプログラムであって、
前記制御機能は、表示領域の水平方向の解像度が所定の閾値未満の場合は、受信状況に関わらず第1映像データを復号して出力することを実現することを特徴とする。
本発明のデジタル放送受信装置によれば、デジタル放送から、低解像度の映像である第1映像データと、高解像度の映像である第2映像データを復号し、デジタル放送の受信状況が悪い場合には前記デジタル放送から第1映像データを復号し、受信状況が良い場合には前記デジタル放送から第2映像データを復号する制御を行う場合であっても、表示領域の水平方向の解像度が所定の閾値未満の場合は、受信状況に関わらず第1映像データを復号して出力する。
したがって、表示状態に応じて、例えば縦画面表示や、子画面表示といった低解像度の映像でも適切に表示可能な場合には、低解像度の映像を復号することにより、消費電力を抑えて適切な映像を出力することが可能となる。
続いて、本発明を適用した場合のデジタル放送受信装置について説明する。本実施形態では、デジタル放送受信装置としての機能を含む携帯電話を例にとって説明する。なお、本実施形態は発明を理解するための一例であり、本発明が実施形態に限定されて適用されるものではない。
[1.全体構成]
図1は、携帯電話1の全体構成(外観)を示す図である。携帯電話1は、表示部60に各種情報、映像等が表示される。また、表示部60はタッチパネルが一体として構成されており、操作部70としても機能する。また、操作部70としては、タッチパネル以外にもハードウェアキーを設けることとしても良い。
図1は、携帯電話1の全体構成(外観)を示す図である。携帯電話1は、表示部60に各種情報、映像等が表示される。また、表示部60はタッチパネルが一体として構成されており、操作部70としても機能する。また、操作部70としては、タッチパネル以外にもハードウェアキーを設けることとしても良い。
ここで、携帯電話1の表示部60に表示される画面は、縦画面表示と、横画面表示とが可能である。すなわち、縦方向が長手方向として表示される場合と、横方向が長手方向として表示される場合がある。この切り替えは利用者が任意の方向として設定することとしても良いし、携帯電話1の状態に応じて表示を切り替えることとしても良い。また、アプリケーション毎に切り替えることとしても良い。
更に、携帯電話1は、通常の携帯電話としての機能(他の通信装置と、携帯基地局を介して通話やデータ通信を行う機能)の他に、放送波を受信して表示する機能を有している。この受信される放送波から復号されるデータ(コンテンツ)は、低解像度向けのデータと、高解像度向けのデータとが受信可能であり、切り替えて表示される。
低解像度向けのデータの場合、復号された映像等の画質は低いが、例えば受信状況が悪い場合や、低速な回線であっても正しく復号、表示される。また、高解像度向けのデータの場合、復号された映像等は高画質だが、正しく復号、表示するためには、受信状況が良い必要があったり、高速な回線を必要としたりする。
本実施形態では、一例として、低解像度向け放送をワンセグ放送、高解像度向けの放送をフルセグ放送として説明する。
[2.機能構成]
続いて、携帯電話1の機能構成について、図2を用いて説明する。図2に示すように、携帯電話1は、制御部10と、チューナ部20と、TS分離部30と、デコーダ部40(H.264デコーダ部42及びMPEG2デコーダ部44)と、記憶部50と、表示部60と、音声出力部65と、操作部70と、状態検出部80と、電話機能部90とが含まれている。
続いて、携帯電話1の機能構成について、図2を用いて説明する。図2に示すように、携帯電話1は、制御部10と、チューナ部20と、TS分離部30と、デコーダ部40(H.264デコーダ部42及びMPEG2デコーダ部44)と、記憶部50と、表示部60と、音声出力部65と、操作部70と、状態検出部80と、電話機能部90とが含まれている。
制御部10は、携帯電話1の全体を制御するための機能部である。制御部10は、記憶部50に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Process Unit)等により構成されている。
チューナ部20は、接続されるアンテナ25から受信した放送波から、指定の周波数及び階層のTS(Transport Stream)を取得して、TS分離部30へ出力する機能部である。また、併せて放送波の受信状況が制御部10に出力される。
TS分離部30は、チューナ部20から入力されたTSを種別毎に分離する機能部である。そして、種別毎に分離されたTSは、デコーダ部40に入力される。例えば、映像TSとして、ワンセグ放送、フルセグ放送に関する映像TS、音声TS、各種情報等が分離される。
デコーダ部40は、TS分離部30から入力されたTSに基づいて、各種データをデコード(復号)する機能部である。具体的には、映像TSとして、ワンセグ放送をデコード(復号)する場合には、H.264デコーダ部42で映像データを復号する。また、映像TSとして、フルセグ放送をデコード(復号)する場合には、MPEG2デコーダ部44で映像データを復号する。そして、復号された映像データは、表示部60に出力される。
また、TS分離部30から入力された音声TSから音声データが復号され、音声出力部65に出力される。また、各種情報として、コンテンツの表示に必要な情報を処理すると共に、BML(Broadcast Markup Language)等で表される文字データ、番組情報等処理され、必要に応じて表示部60に出力される。
記憶部50は、携帯電話1の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部50は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
表示部60は、デコーダ部40から入力される映像データを表示したりする機能部である。また、BML情報や番組情報等も表示される。表示部60は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や、有機ELディスプレイといった各種表示装置により構成されている。
音声出力部65は、デコーダ部40から出力される音声データが出力される機能部である。例えば、スピーカや、ヘッドフォン等の音出力装置により構成されている。なお、音声出力部65は、携帯電話1に設けられているものに限らず、有線、無線に関わらず、接続されている音声出力装置(例えば、Bluetooth(登録商標)等により接続される外部機器等)であっても良い。
操作部70は、利用者からの操作入力を受け付ける機能部である。例えば、ハードウェアキーや、タッチパネル等を利用するソフトキー、他の装置を用いたリモコン等により構成されている。
状態検出部80は、携帯電話1の状態を検出するための機能部である。例えば、加速度センサや、重力センサ等を用いることにより、携帯電話1が縦位置か、横位置かを判定する。そして、表示部60において表示される表示画面が、縦位置の場合は縦表示に、横位置の場合は横表示に切り替えて表示するといったことが可能となる。
電話機能部90は、携帯電話1が携帯基地局と通信して、通話機能やデータ通信機能を実行する場合に用いられる機能部である。なお、本発明の本質的部分ではないため、詳細な説明は省略する。
[3.処理の流れ]
続いて、本実施形態における処理の流れについて、図を用いて説明する。
続いて、本実施形態における処理の流れについて、図を用いて説明する。
[3.1 第1処理例]
まず、第1処理例について図3を用いて説明する。第1処理例は、利用者が放送を視聴開始した場合(映像を表示し始める段階)についての処理である。
まず、第1処理例について図3を用いて説明する。第1処理例は、利用者が放送を視聴開始した場合(映像を表示し始める段階)についての処理である。
まず、利用者から「視聴開始」の操作がなされると、表示部60における表示画面が、横画面表示か、縦画面表示かを判定する(ステップS102)。ここで、表示画面が横画面表示か、縦画面表示かは、例えば状態検出部80により自動的に取得されても良いし、利用者が表示方向を設定しても良い。
そして、縦画面表示の場合(ステップS102;No)、チューナ部20をワンセグ放送が最適に受信できるようにチューニングし(ステップS114)、縦画面でワンセグ放送を出力する(ステップS116)。
ワンセグ放送を出力するとは、制御部10からの指示により、まずTS分離部30によりワンセグ放送のTSを分離し、H.264デコーダ部42で映像データをデコードする。そして、デコードされたワンセグ放送用の映像データは表示部60に出力される。ここで、ワンセグ放送におけるデータ放送(例えば、BMLにて記述された文字情報等)を、表示部60に併せて表示しても良い。これにより、利用者は、ワンセグ放送を視聴することが可能となる。
ステップS102において、携帯電話1が横画面表示であると判定された場合(ステップS102;Yes)、チューナ部20をフルセグ放送が最適に受信できるようにチューニングする(ステップS104)。
そして、フルセグ放送の受信状況が良好か否か判定する(ステップS106)。一例として、受信されている放送波の信号レベルを取得し、信号レベルが所定の閾値以上の場合は、フルセグ放送を十分視聴可能なレベルと判定する。そして、受信状況が良好の場合(ステップS106;Yes)、横画面表示でフルセグ放送を出力する(ステップS108)。
フルセグ放送を出力するとは、制御部10からの指示により、まずTS分離部30によりフルセグ放送のTSを分離し、MPEG2デコーダ部44で映像データをデコードする。そして、デコードされたフルセグ放送用の映像データは表示部60に出力される。
他方、ステップS106において、フルセグ放送を適切に受信するには十分な受信状況では無いと判定された場合には(ステップS106;No)、チューナ部20をワンセグ放送が最適に受信できるようにチューニングし(ステップS110)、横画面表示でワンセグ放送を出力する(ステップS112)。
なお、本処理例において、例えば横画面表示においても、必ずワンセグ放送を出力するように利用者が設定してもよい。この場合、縦画面表示、横画面表示の切り替えにかかわらず、表示部60には、ワンセグ放送が出力されることとなる。
また、横画面表示であっても、例えばバッテリ残量が低下している場合に、フルセグ放送が適切に受信可能な状況であっても、ワンセグ放送を優先的に復号し、表示することとしても良い。
[3.2 第2処理例]
続いて第2処理例について図4を用いて説明する。第2処理例は、横画面表示でフルセグ放送を出力中の場合に実行される処理である。
続いて第2処理例について図4を用いて説明する。第2処理例は、横画面表示でフルセグ放送を出力中の場合に実行される処理である。
横画面表示でフルセグ放送を出力中に、縦画面表示に切り替えが行われたか否かを判定する(ステップS202)。ここで、縦画面表示に切り替えられた場合には(ステップS202;Yes)、チューナ部20をワンセグ放送が最適に受信できるようにチューニングし(ステップS212)、縦画面表示にてワンセグ放送を表示(出力)する(ステップS214)。
他方、縦画面表示に切り替えて無い場合(ステップS202;No)、フルセグ放送の受信状況が悪化したか否かを判定する(ステップS204)。ここで、受信状況が悪化したとは、例えば放送波の信号レベルが、フルセグ放送を適切にデコードするのに十分確保できない信号レベルを検出したことをいう。
フルセグ放送の受信状況が悪化していなければ(ステップS204;No)、そのまま横画面表示でフルセグ放送を出力する(ステップS206)。他方、フルセグ放送の受信状況が悪化していれば(ステップS204;Yes)、チューナ部20をワンセグ放送が最適に受信できるようにチューニングし(ステップS208)、横画面表示でワンセグ放送を出力する(ステップS210)。
[3.3 第3処理例]
続いて、第3処理例について図5を用いて説明する。第3処理例は、縦画面表示でワンセグ放送を出力中の場合に実行される処理である。
続いて、第3処理例について図5を用いて説明する。第3処理例は、縦画面表示でワンセグ放送を出力中の場合に実行される処理である。
縦画面表示でワンセグ放送を出力中に、横画面表示に切り替えられたか否かを判定する(ステップS302)。ここで、横画面表示に切り替えられていない場合(ステップS302;No)、そのまま縦画面表示でワンセグ放送を出力する(ステップS312)。
他方、縦画面表示でワンセグ放送を出力中に、横画面表示に切り替えられた場合(ステップS302;Yes)、ワンセグ放送の受信状況に基づいて、フルセグ放送を復号するのに受信状況が十分良好か否かを判定する(ステップS304)。ここで、受信状況が十分良好でない場合(ステップS304;No)、横画面表示でワンセグ放送を出力する(ステップS310)。
他方、フルセグ放送を復号するのに受信状況が十分良好と判定された場合(ステップS304;Yes)、チューナ部20をフルセグ放送が最適に受信できるようにチューニングし(ステップS306)、横画面表示でフルセグ放送を出力する(ステップS308)。
[3.4 第4処理例]
続いて、第4処理例について図6を用いて説明する。第4処理例は、横画面表示でワンセグ放送を出力中の場合に実行される処理である。
続いて、第4処理例について図6を用いて説明する。第4処理例は、横画面表示でワンセグ放送を出力中の場合に実行される処理である。
横画面表示でワンセグ放送を出力中に、縦画面表示に切り替えられたか否かを判定する(ステップS402)。ここで、縦画面表示に切り替えられた場合(ステップS402;Yes)、縦画面表示にてワンセグ放送をそのまま出力する(ステップS412)。
他方、縦画面表示へ切り替えられていないが、受信状況が良化した場合(ステップS402;No→ステップS404;Yes)、チューナ部20をフルセグ放送が最適に受信できるようにチューニングし(ステップS406)、横画面表示でフルセグ放送を出力する(ステップS408)。
他方、縦画面表示への切り替えが行われておらず、受信状況も良くなっていない場合(ステップS404;No)、そのまま横画面表示にてワンセグ放送を出力する(ステップS410)。
[4.実施例]
続いて、本発明の実施例について説明する。例えば、図7は、縦画面表示において、ワンセグ放送が表示されている。この場合、例えば受信状況からフルセグ放送が表示可能であるにも関わらず、ワンセグ放送が表示されることとなる。
続いて、本発明の実施例について説明する。例えば、図7は、縦画面表示において、ワンセグ放送が表示されている。この場合、例えば受信状況からフルセグ放送が表示可能であるにも関わらず、ワンセグ放送が表示されることとなる。
すなわち、横画面表示と比較して、映像データ(放送コンテンツ)を表示する領域は小さい状態となる。したがって、ワンセグ放送のような低解像度の映像であっても、十分な画質で表示することが可能となる。これにより、フルセグ放送のような高解像度の映像を受信、復号するのに比較して、消費電力を抑えることが可能となる。
また、図7においてはBMLといった文字情報も併せて表示されることによる。このように、縦画面表示に適した表示画面が表示されることになり、利用者にとって使い勝手が良い携帯電話となる。
図8及び図9は横画面表示の場合を例にとって説明した図である。図8はフルセグ放送が復号され表示されており、図9はワンセグ放送が復号され表示されている。横画面表示の場合、表示領域が大きいことから優先的にフルセグ放送を復号して表示し、受信状況が悪い場合又は利用者の設定によりワンセグ放送の画面が表示されている。
なお、図10に示すように、縦表示の場合であっても、フルセグ放送を表示することとしても良い。この場合、映像の表示部分の下部に、ワンセグ放送のBMLのような番組と連動した情報は表示されないこととなる。
[5.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、上述した実施形態においては、デジタル放送受信装置を携帯電話に適用した場合について説明したが、他の装置、例えば携帯型情報端末であるコンピュータやタブレット、電子辞書、可搬型のカーナビゲーション等、デジタル放送受信装置であり、表示方向として縦表示と横表示とが切り替え可能なものに適用可能なことは勿論である。
また、上述した実施形態においては、表示装置(表示部60)が含まれているが、例えば表示装置等を別の装置としても良い。例えば、本発明が適用されたデジタル放送受信装置から、有線又は無線で可搬型の表示装置に映像を送信し、当該表示装置の表示状態に応じて制御しても良い。
また、上述した実施形態において、「縦画面表示」か「横画面表示」かに応じてフルセグ放送、ワンセグ放送を切り替えているが、換言すれば、映像データを出力する領域の大きさに基づいて判定している。
すなわち、表示領域の水平方向の解像度が所定の解像度未満の場合は、ワンセグ放送を優先的に復号し、表示する。したがって、例えば「縦画面表示」「横画面表示」といった切り替えだけでなく、例えば表示部60は横画面表示であっても、子画面に表示する場合等は優先的にワンセグ放送(低解像度の放送)を表示することになる。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
また、上述した実施形態における各装置の一部又は全部を典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能であることは勿論である。
1 :携帯電話
10 :制御部
20 :チューナ部
25 :アンテナ
30 :TS分離部
40 :デコーダ部
42 :H.264デコーダ部
44 :MPEG2デコーダ部
50 :記憶部
60 :表示部
65 :音声出力部
70 :操作部
80 :状態検出部
90 :電話機能部
10 :制御部
20 :チューナ部
25 :アンテナ
30 :TS分離部
40 :デコーダ部
42 :H.264デコーダ部
44 :MPEG2デコーダ部
50 :記憶部
60 :表示部
65 :音声出力部
70 :操作部
80 :状態検出部
90 :電話機能部
Claims (4)
- デジタル放送を受信し、解像度の異なる映像を切り替えて出力可能なデジタル放送受信装置において、
前記デジタル放送から、低解像度の映像である第1映像データを復号する第1デコーダ部と、
前記デジタル放送から、高解像度の映像である第2映像データを復号する第2デコーダ部と、
デジタル放送の受信状況が悪い場合には前記デジタル放送から第1映像データを復号し、受信状況が良い場合には前記デジタル放送から第2映像データを復号する制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、表示領域の水平方向の解像度が所定の閾値未満の場合は、受信状況に関わらず第1映像データを復号して出力することを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 前記映像は、縦画面表示と横画面表示とに切り替えて表示され、
前記制御部は、縦画面表示の場合は、受信状況に関わらず第1映像データを復号して出力することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。 - 前記第1映像データはワンセグ放送により放送された映像データであり、前記第2映像データはフルセグ放送により放送された映像データであることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル放送受信装置。
- デジタル放送を受信し、解像度の異なる映像を切り替えて出力可能なコンピュータに、
前記デジタル放送から、低解像度の映像である第1映像データを復号する第1デコーダ機能と、
前記デジタル放送から、高解像度の映像である第2映像データを復号する第2デコーダ機能と、
デジタル放送の受信状況が悪い場合には前記デジタル放送から第1映像データを復号し、受信状況が良い場合には前記デジタル放送から第2映像データを復号する制御を行う制御機能と、
を実現するプログラムであって、
前記制御機能は、表示領域の水平方向の解像度が所定の閾値未満の場合は、受信状況に関わらず第1映像データを復号して出力することを実現するプログラム。
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Cited By (1)
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JP2016116081A (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 株式会社東芝 | 電子機器、及び表示方法 |
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