JP2013217460A - 空気ばね - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッパの弾性を有効に発現させることにより、デフレート時のクッション性を向上させることが可能な空気ばねを提供する。
【解決手段】空気ばね1は、外筒11と、下面板12と、ダイアフラム13と、ゴム下板15と、内臓ストッパ16と、ストッパ金具17とを備えている。下面板12の外筒11に対向する第2対向面12a上には、主荷重方向に沿った方向に突出し、主荷重方向に垂直な方向においてストッパ金具17に対向するガイド部12bが形成されている。ストッパ金具17のガイド部12bに対向するストッパ外面17aおよびガイド部12bのストッパ金具17に対向するガイド内面12cの少なくともいずれか一は、動摩擦係数が低減された面となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気ばねに関するものであり、より特定的には、ストッパの弾性を有効に発現させることにより、デフレート時のクッション性を向上させることが可能な空気ばねに関するものである。
鉄道車両などにおいては、車両走行時に車体に負荷される衝撃や振動を軽減するため、車体と台車との間に空気ばねが配置される。空気ばねとしては、図8および図9を参照して、外筒110と、その下方に配置される下面板120と、外筒110と下面板120とを接続するように配置されるゴム製のダイヤフラム130と、下面板120の下方に位置する積層ゴム140と、積層ゴム140の下方に位置する積層ゴム下板150とを主に備えるボルスタレス空気ばね100がよく知られている。また、パンク状態などのデフレート状態において良好なクッション性を確保するなどの目的から、外筒と下面板との間にゴムなどからなるストッパが配置された空気ばねも提案されている(たとえば、特許文献1〜8参照)。
特開2003−254378号公報 特開2007−127264号公報 特開2003−294073号公報 特開2009−222197号公報 特開2009−52604号公報 特開2010−169178号公報 特開2008−302902号公報 特開2008−302845号公報
特許文献1〜8にて提案されている空気ばねでは、デフレート状態においてストッパの上部に接触して配置されるストッパ金具が主荷重方向に変位(下降)する際、ストッパ金具に対して主荷重方向に垂直な方向において対向する他の構成部材と当該ストッパ金具とが接触する場合がある。この場合、ストッパ金具が当該他の構成部材との接触に起因した摩擦抵抗を受け、当該摩擦抵抗の影響によりストッパ金具の主荷重方向における滑らかな変位が阻害される可能性がある。これにより、ストッパ金具の下部に接触して配置されるストッパが有するバネ定数(弾性)を十分に発現させることができず、結果としてデフレート状態における良好なクッション性を確保することが困難になるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ストッパの弾性を有効に発現させることにより、デフレート時のクッション性を向上させることが可能な空気ばねを提供することである。
本発明の空気ばねは、第1支持部材と、第1支持部材から見て主荷重方向に間隔をおいて配置される第2支持部材と、第1支持部材と第2支持部材とを接続することにより閉鎖空間を形成し、弾性変形可能なダイアフラムと、第2支持部材から見て第1支持部材とは反対側に配置される第3支持部材と、第1支持部材の第2支持部材に対向する側の面である第1対向面、第2支持部材の第1支持部材に対向する側の面である第2対向面、または第3支持部材の第1支持部材に対向する側の面である第3対向面のいずれかの面であるストッパ支持面上に配置され、弾性変形可能なストッパと、ストッパから見て第2ストッパ支持面側とは反対側に配置される第4支持部材とを備えている。第1対向面または第2対向面上には、主荷重方向に沿った方向に突出し、主荷重方向に垂直な方向において第4支持部材に対向するガイド部が形成されている。第4支持部材のガイド部に対向する面およびガイド部の第4支持部材に対向する面の少なくともいずれか一は、動摩擦係数が低減された面となっている。
本発明の空気ばねにおいて、第4支持部材のガイド部に対向する面およびガイド部の第4支持部材に対向する面の少なくともいずれか一は、動摩擦係数が低減された面となっている。そのため、デフレート状態において第4支持部材がガイド部と接触しつつ主荷重方向に変位する場合、第4支持部材がガイド部との接触により受ける摩擦抵抗が抑制される。これにより、動摩擦係数が低減されていない場合に比べて、第4支持部材が主荷重方向により滑らかに変位することができる。その結果、第4支持部材が配置されるストッパが有する弾性を十分に発現させることができる。したがって、本発明の空気ばねによれば、ストッパの弾性を有効に発現させることにより、デフレート時のクッション性を向上させることが可能な空気ばねを提供することができる。
上記空気ばねにおいて、第4支持部材は、主荷重方向に垂直な方向においてガイド部に対して間隔をおいて配置されていてもよい。
これにより、第4支持部材が主荷重方向に変位する場合に、第4支持部材とガイド部との接触を抑制することができる。その結果、第4支持部材を主荷重方向においてさらに滑らかに変位させることができる。
上記空気ばねにおいて、第4支持部材のガイド部に対向する面およびガイド部の第4支持部材に対向する面の少なくともいずれか一には、滑り部材が配置されていてもよい。
これにより、第4支持部材がガイド部と接触しつつ主荷重方向に変位する場合に、第4支持部材がガイド部との接触により受ける摩擦抵抗をより効果的に抑制することができる。その結果、第4支持部材を主荷重方向において一層滑らかに変位させることができる。
上記空気ばねにおいて、ガイド部は、第4支持部材の外周面に対向するように第1対向面または第2対向面上に形成されていてもよい。また、ガイド部は、第4支持部材の内周面に対向するように第1対向面または第2対向面上に形成されていてもよい。このように、上記空気ばねにおいては、デフレート時のクッション性を向上させるためにより簡易な構造を採用することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の空気ばねによれば、ストッパの弾性を有効に発現させることにより、デフレート時のクッション性を向上させることが可能な空気ばねを提供することができる。
空気ばねの構造を示す概略断面図である。 空気ばねの動作を説明するための概略断面図である。 空気ばねの構造を示す概略断面図である。 空気ばねの構造を示す概略断面図である。 実施の形態2の空気ばねの構造を示す概略断面図である。 空気ばねの構造を示す概略断面図である。 空気ばねの構造を示す概略断面図である。 従来の空気ばねの構造を示す概略断面図である。 従来の空気ばねの構造を示す概略断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
はじめに、本発明の一実施の形態である実施の形態1について説明する。まず、本実施の形態の空気ばね1の構造について説明する。図1を参照して、空気ばね1は、第1支持部材としての外筒11と、第2支持部材としての下面板12と、ダイアフラム13と、外部ストッパ14と、第3支持部材としてのゴム下板15と、内蔵ストッパ16と、第4支持部材としてのストッパ部材17とを主に備えている。
外筒11の軸線(中心軸)Pを含む領域には、軸線Pに沿って下面板12側とは反対側に突出する車体側スピゴット11aが形成されている。車体側スピゴット11aの外周部には、Oリング11bが取り付けられている。外筒11は、車体側スピゴット11aを介して車体側(図示しない)に接続される。
下面板12は、外筒11と共に軸線Pを共有するように、外筒11から見て主荷重方向に間隔をおいて配置されている。下面板12の外筒11に対向する第2対向面12a上には、主荷重方向に沿った方向に突出し、主荷重方向に垂直な方向においてストッパ部材17に対向するガイド部12bが形成されている。また図1に示すように、本実施の形態では、ガイド部12bは、ストッパ部材17の外周面に対向するように第2対向面12a上に形成されている。
ダイアフラム13は、外筒11と下面板12とを接続することにより閉鎖空間を形成する。具体的には、ダイアフラム13の両端は、外筒11および下面板12によりそれぞれ支持される。これにより、ダイアフラム13、外筒11および下面板12は、閉鎖空間Sを形成する。また、ダイアフラム13は、たとえばゴムなどからなり、弾性変形可能となっている。
外部ストッパ14は、下面板12から見て外筒11側とは反対側に配置されている。外部ストッパ14は、金属などからなる硬質層14aおよびゴムなどからなる弾性層14bを複数有し、たとえば硬質層14aと弾性層14bとが主荷重方向において交互に積層された構造を有している。外部ストッパ14は、複数の弾性層14bを有することにより、弾性変形が可能となっている。また、外部ストッパ14の軸線Pを含む領域には中空部が形成されている。
ゴム下板15は、外筒11および下面板12と共に軸線Pを共有するように、下面板12から見て外筒11とは反対側に、具体的には外部ストッパ14の下方に配置されている。ゴム下板15の軸線Pの付近には、軸線Pに沿って外部ストッパ14側とは反対側に突出する台車側スピゴット15aが形成されている。すなわち、ゴム下板15には、軸線Pを中心軸として突出する小径部としての台車側スピゴット15aが取り付けられている。台車側スピゴット15aの外周部には、Oリング15bが取り付けられている。ゴム下板15は、台車側スピゴット15aを介して、台車(図示しない)側に接続される。そして、空気ばね1は、ゴム下板15の支持面15cにおいて、車体(図示しない)を台車(図示しない)に対して支持する。
内蔵ストッパ16は、下面板12の外筒11に対向する第2対向面12a上に配置されている。内蔵ストッパ16は、たとえば軸線Pを中心とした円筒形状を有している。また、内蔵ストッパ16の軸線Pを含む領域には、中空部が形成されている。内蔵ストッパ16は、たとえば塊状のゴムなどからなり、弾性変形が可能となっている。内蔵ストッパ16のバネ定数は特に限定されるものではなく、外部ストッパ14のバネ定数より大きくてもよく、また小さくてもよく、また同じであってもよい。
ストッパ部材17は、軸線Pを中心とした円筒形状を有し、内蔵ストッパ16から見て第2対向面12a側とは反対側に配置されている。ストッパ部材17の軸線Pを含む領域には、ストッパ部材17の厚み方向に貫通する中空部が形成されている。ストッパ部材17は、たとえば金属からなっていてもよいし、また樹脂からなっていてもよい。
また、ストッパ部材17は、主荷重方向に垂直な方向において、第2対向面12a上に形成されたガイド部12bと対向するように、すなわち当該方向においてオーバーラップするように配置されている。より具体的には、ストッパ部材17のガイド部12bに対向する外周面であるストッパ外面17aと、ガイド部12bのストッパ部材17に対向する内周面であるガイド内面12cとが主荷重方向に垂直な方向において対向し、かつこれらの面は主荷重方向において互いに沿うように形成されている。また、ストッパ外面17aおよびガイド内面12cの少なくとも一の面、すなわちストッパ外面17aおよびガイド内面12cのうち両面または一方の面は、たとえば表面コートなどが施されて動摩擦係数が低減された面となっている。ここで、動摩擦係数が低減された面とは、たとえば他の領域に比べて表面粗さがより低減された領域などを意味する。
次に、本実施の形態の空気ばね1の動作について説明する。図1を参照して、ダイアフラム13の内側に形成される閉鎖空間S内において所定の圧力が保持されたインフレート状態では、車両走行時に台車(図示しない)側より加えられる衝撃や振動は、ダイアフラム13の弾性変形により緩和される。一方、図2を参照して、閉鎖空間S内の圧力が低下した状態、たとえばパンク状態であるデフレート状態においては、外筒11が下面板12側へ下降し、外筒11とストッパ部材17とが当接した状態となる。そして、外筒11がさらに下降し、外筒11と当接したストッパ部材17は、水平方向からの荷重(衝撃や振動)を受けることにより、ガイド部12bと接触しつつ下降する。これにより、ストッパ部材17の下方に配置された内蔵ストッパ16が、そのバネ定数に対応する量だけ圧縮される。ここで、空気ばね1では、ストッパ外面17aおよびガイド内面12cのうち両面または一方の面が、動摩擦係数が低減された面となっている。そのため、上述のようにストッパ部材17がガイド部12bと接触しつつ下降する際、ストッパ部材17がガイド部12bとの接触により受ける摩擦抵抗が抑制される。
このように、本実施の形態の空気ばね1において、ストッパ外面17aおよびガイド内面12cの少なくともいずれか一は、表面コートなどが施されて動摩擦係数が低減された面となっている。そのため、たとえば車体がローリングした場合のように、空気ばねに対して不均一な荷重(主荷重方向とは異なる方向からの荷重)が負荷されて、ストッパ部材17がガイド部12bと接触しつつ主荷重方向に変位(下降)する場合、ストッパ部材17がガイド部12bとの接触により受ける摩擦抵抗が抑制される。これにより、ストッパ外面17aやガイド内面12cの動摩擦係数が低減されていない場合に比べて、ストッパ部材17が主荷重方向により滑らかに変位することができる。その結果、ストッパ部材17に接触して配置される内蔵ストッパ16が有する弾性(バネ定数)を十分に発現させることができる。したがって、本実施の形態の空気ばね1によれば、ストッパの弾性を有効に発現させることにより、デフレート時のクッション性を向上させることができる。
また、空気ばね1のように、ストッパ部材17は、主荷重方向に垂直な方向においてガイド部12bに対して間隔を置いて配置されていてもよいが、本発明の空気ばねはこれに限られるものではない。すなわち、ストッパ部材17は、ストッパ外面17aにおいてガイド部12bのガイド内面12cと接触するように配置されていてもよい。なお、空気ばね1のように、ストッパ部材17をガイド部12bに対して間隔を置いて配置することにより、ストッパ部材17が主荷重方向に変位する場合において、ストッパ部材17とガイド部12bとの接触を抑制することができる。その結果、ストッパ部材17を主荷重方向においてさらに滑らかに変位させることができる。
また、図3を参照して、空気ばね1において、ストッパ部材17の外周部を含む領域には、内蔵ストッパ16が配置された第2対向面12a側に接近するように突出した屈曲部17bが形成されていてもよい。この場合、ストッパ部材17は、屈曲部17bにおいてガイド部12bに対して主荷重方向に垂直な方向に対向していてもよい。また、屈曲部17bは、ガイド部12bに沿って突出するように形成されていてもよい。
また、図4を参照して、空気ばね1において、ストッパ部材17のガイド部12bに対向する面であるストッパ外面17aおよびガイド部12bのストッパ部材17に対向する面であるガイド内面12cの少なくともいずれか一には、すなわちストッパ外面17aおよびガイド内面12cの両方または一方には、低摩擦材からなる滑り部材17c,12dが配置されていてもよい。より具体的には、ストッパ部材17およびガイド部12bの少なくともいずれか一の上には滑り部材17c,12dが配置されており、当該滑り部材17c,12dの表面上が動摩擦係数が低減された面となっていてもよい。これにより、ストッパ部材17がガイド部12bと接触しつつ主荷重方向に変位する場合に、ストッパ部材17がガイド部12bとの接触により受ける摩擦抵抗をより効果的に抑制することができる。その結果、ストッパ部材17を主荷重方向において一層滑らかに変位させることができる。
また、外部ストッパ14は、本発明の空気ばねにおいて必須の構成ではないが、これを備えることによりデフレート時のクッション性をさらに向上させることができる。また、外部ストッパ14は、複数の硬質層14aおよび弾性層14bが主荷重方向において交互に積層された構造を有していてもよいが、これに限られるものではない。すなわち、外部ストッパ14は弾性変形可能であればよく、たとえば軸線Pを含む領域に中空部を有するストッパ支持部材(図示しない)の外周部に軸線Pを中心とした円錐面を有する塊状のゴムからなる弾性層(図示しない)が配置された構造を有していもよい。また、たとえば当該ストッパ支持部材の外周部に複数の硬質層および弾性層が軸線Pを中心とした円錐面を形成するように交互に積層された構造を有していてもよい。また、たとえば塊状のゴムなどからなっていてもよい。
また、空気ばね1において、内蔵ストッパ16は、塊状のゴムからなっていてもよいが、これに限られるものではない。すなわち、内蔵ストッパ16は、弾性変形可能であればよく、たとえば金属などからなる硬質層およびゴムなどからなる弾性層を複数有し、硬質層と弾性層とが主荷重方向において交互に積層された構造を有していてもよい。また、たとえば軸線Pを含む領域に中空部を有する支持部材(図示しない)の外周部に軸線Pを中心とした円錐面を有する塊状のゴムからなる弾性層(図示しない)が配置された構造を有していもよい。また、たとえば当該支持部材の外周部に複数の硬質層および弾性層が軸線Pを中心とした円錐面を形成するように交互に積層された構造を有していてもよい。
また、空気ばね1において、ストッパ部材17は、内蔵ストッパ16が主荷重方向において予め圧縮された状態が維持されるように配置されていてもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の他の実施の形態である実施の形態2について説明する。本実施の形態の空気ばね2は、基本的には上記実施の形態1の空気ばね1と同様の構成を有し、かつ同様の効果を奏する。しかし、本実施の形態の空気ばね2は、ストッパ部材およびガイド部の構造において、上記実施の形態1の空気ばね1とは異なっている。
図5を参照して、空気ばね2では、空気ばね1と同様に、下面板22の外筒21に対向する第2対向面22a上には、主荷重方向に沿った方向に突出し、主荷重方向に垂直な方向においてストッパ部材27に対向するガイド部22bが形成されている。ここで、本実施の形態では、ガイド部22bは、ストッパ部材27の内周面に対向するように第2対向面22a上に形成されている。
ストッパ部材27は、主荷重方向に垂直な方向においてガイド部22bに対向するように配置されている。より具体的には、ストッパ部材27の内周面であってガイド部22bに対向する面であるストッパ内面27bと、ガイド部22bの外周面であってストッパ部材27に対向する面であるガイド外面22cとが主荷重方向に垂直な方向において対向している。また、ストッパ内面27aおよびガイド外面22cの少なくとも一の面、すなわちストッパ内面27aおよびガイド外面22cのうち両面または一方の面は、実施の形態1と同様に、動摩擦係数が低減された面となっている。
このように、本実施の形態の空気ばね2では、ガイド部22bが、ストッパ部材27の内周面に対向するように第2対向面22a上に形成されているという点において実施の形態1の空気ばね1とその構造が異なる一方、空気ばね1と同様に、ガイド部22bとストッパ部材27とが主荷重方向に垂直な方向において互いに対向し、またストッパ内面27aおよびガイド外面22cの少なくともいずれか一は、動摩擦係数が低減された面となっている。したがって、本実施の形態の空気ばね2によれば、実施の形態1の空気ばね1と同様に、ストッパの弾性を有効に発現させることにより、デフレート時のクッション性を向上させることができる。
また、上記実施の形態1および2では、内蔵ストッパ16,26が、第2対向面12a,22a上に配置される場合について説明したが、本発明の空気ばねはこれに限られるものではない。すなわち、本発明の空気ばねは、図6に示すように内蔵ストッパ36が外筒31の下面板32に対向する面である第1対向面31c上に配置された空気ばね3であってもよい。空気ばね3においては、ガイド部31eは、外筒31の下面板32に対向する面である第1対向面31c上に形成される。また、本発明の空気ばねは、図7に示すようにゴム下板45の外筒41に対向する面である第3対向面45c上に内蔵ストッパ46が配置された空気ばね4であってよい。空気ばね4においては、内蔵ストッパ46が主荷重方向において下面板42によりも上側に位置するように配置されている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の空気ばねは、ストッパの弾性を有効に発現させることにより、デフレート時のクッション性を向上させることが要求される空気ばねにおいて、特に有利に適用され得る。
1,2,3,4 空気ばね、11,31,41 外筒、11a 車体側スピゴット、11b,15b Oリング、12,22,32,42 下面板、12a,22a 第2対向面、12b,22b,31e ガイド部、12c ガイド内面、13 ダイアフラム、14 外部ストッパ、14a 硬質層、14b 弾性層、15,45 ゴム下板、15a 台車側スピゴット、15b Oリング、15c 支持面、16,26,36,46 内臓ストッパ、17,27 ストッパ部材、17a ストッパ外面、17b,27b 屈曲部、17c,12d 滑り部材、22c ガイド外面、27a ストッパ内面、31c 第1対向面、45c 第3対向面。

Claims (5)

  1. 第1支持部材と、
    前記第1支持部材から見て主荷重方向に間隔をおいて配置される第2支持部材と、
    前記第1支持部材と前記第2支持部材とを接続することにより閉鎖空間を形成し、弾性変形可能なダイアフラムと、
    前記第2支持部材から見て前記第1支持部材とは反対側に配置される第3支持部材と、
    前記第1支持部材の前記第2支持部材に対向する側の面である第1対向面、前記第2支持部材の前記第1支持部材に対向する側の面である第2対向面、または前記第3支持部材の前記第1支持部材に対向する側の面である第3対向面のいずれかの面であるストッパ支持面上に配置され、弾性変形可能なストッパと、
    前記ストッパから見て前記ストッパ支持面側とは反対側に配置される第4支持部材とを備え、
    前記第1対向面または前記第2対向面上には、前記主荷重方向に沿った方向に突出し、前記主荷重方向に垂直な方向において前記第4支持部材に対向するガイド部が形成されており、
    前記第4支持部材の前記ガイド部に対向する面および前記ガイド部の前記第4支持部材に対向する面の少なくともいずれか一は、動摩擦係数が低減された面となっている、空気ばね。
  2. 前記第4支持部材は、前記主荷重方向に垂直な方向において前記ガイド部に対して間隔をおいて配置されている、請求項1に記載の空気ばね。
  3. 前記第4支持部材の前記ガイド部に対向する前記面および前記ガイド部の前記第4支持部材に対向する前記面の少なくともいずれか一には、滑り部材が配置されている、請求項1または2に記載の空気ばね。
  4. 前記ガイド部は、前記第4支持部材の外周面に対向するように前記第1対向面または前記第2対向面上に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気ばね。
  5. 前記ガイド部は、前記第4支持部材の内周面に対向するように前記第1対向面または前記第2対向面上に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気ばね。
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