JP2013210225A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】坂道停車及び坂道発進に対して警告を発することが可能なナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】本発明のナビゲーション装置は、停止判定部102により現在速度を検出し停止状態の判定を行い、傾斜判定部101により車両の傾きから坂道か否かの判定を行い、これら停止判定結果と傾斜判定結果とに従って報知判断部103により警告を報知するか否かを判断し、報知部104により使用者に前進警告又は後進警告を報知する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明のナビゲーション装置は、停止判定部102により現在速度を検出し停止状態の判定を行い、傾斜判定部101により車両の傾きから坂道か否かの判定を行い、これら停止判定結果と傾斜判定結果とに従って報知判断部103により警告を報知するか否かを判断し、報知部104により使用者に前進警告又は後進警告を報知する。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両を安全に運転する為の情報を提供するナビゲーション装置に関するものである。
従来の技術として、道路の傾斜情報を地図情報と紐付けて保持し、経路探索時にこの傾斜情報による重み付けを行って坂道を回避した経路を提供するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、従来のナビゲーション装置においては、地図情報として保持している坂道及び使用者が指定した坂道において車両を停止させることがない経路を可能な限り選択するというものであり、
坂道を回避する経路によっては目的地までの経路が遠回りになってしまう恐れがあった。また、使用者は、車両が停車位置から動く際に車両が後進又は前進する可能性があることを把握できれば対応することができるが、把握できない場合や地図情報に情報が保持されていない場所においては、従来技術では予め回避することが難しく、また、坂道を回避する経路ばかり選択することで坂道発進における技術向上につながらないという課題があった。
坂道を回避する経路によっては目的地までの経路が遠回りになってしまう恐れがあった。また、使用者は、車両が停車位置から動く際に車両が後進又は前進する可能性があることを把握できれば対応することができるが、把握できない場合や地図情報に情報が保持されていない場所においては、従来技術では予め回避することが難しく、また、坂道を回避する経路ばかり選択することで坂道発進における技術向上につながらないという課題があった。
そこで本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、使用者に対して車両を停止した位置において車両が前進又は後進する可能性があることを報知することのできるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のナビゲーション装置は、車両の傾きを検出する傾斜判定手段と、
車両の停止を判定する停止判定手段と、車両の傾きを記憶する記憶手段と、車両の傾きを使用者に報知するか否かを判断する報知判断手段と、前記報知判断手段の判断結果に応じて報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
車両の停止を判定する停止判定手段と、車両の傾きを記憶する記憶手段と、車両の傾きを使用者に報知するか否かを判断する報知判断手段と、前記報知判断手段の判断結果に応じて報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
また本発明のナビゲーション装置の報知判断手段は、前記ナビゲーション装置の電源投入時に前記ナビゲーション装置の電源オフ前に前記記憶手段に記憶された傾斜角度を用いて判断することを特徴とする。
本発明によれば、車両停止地点が傾いているか否かを判定し、使用者に坂道停車及び坂道発進についての注意を促すことができる。また、停止時の傾きを記憶することで、ナビゲーション装置の電源が落とされた後、再び電源を投入された場合であっても、使用者に対して坂道発進についての注意を促すことができる。
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1は本発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明のナビゲーション装置1は、CPU2と、入力部3と、インターフェース(図1にはI/Fと略記)4と、GPS受信部4aと、自立航法ユニット4bと、記憶部5と、ROM6と、RAM7と、表示部8と、音声出力制御部9と、音声出力部10と、バスライン11と、を備えて構成されている。
ここでCPU2は、ナビゲーション装置1を構成する各部の動作を制御することができるように構成されている。
入力部3は、例えばタッチパネルやリモートコントローラのように、ナビゲーション装置1に対して使用者による操作やデータ入力のために使うことができるように構成されている。
インターフェース(I/F)4は、GPS受信部4a及び自立航法ユニット4bが接続されている。GPS受信部4aは、GPS(Global Positioning System)に代表される測位システムに収容される人工衛星からの電波を受信して、車両の現在位置と現在速度を示す位置情報をインターフェース4に出力することができるように構成されている。また、自立航法ユニット4bは、車速センサと加速度センサ及び角速度センサを含んでおり、それらから検出された車両の速度と加速度及び角速度を表す速度情報と加速度情報及び角速度情報をインターフェース4に出力することができるように構成されている。さらにインターフェース4は、入力された位置情報、並びに速度情報と加速度情報及び角速度情報をCPU2に転送することができるように構成されている。
記憶部5は、一般的にはHDD(ハードディスクドライブ)に代表される記録媒体であり、この記録媒体にはナビゲーションに必要な地図データが記録されており、必要な地図データを読み出してRAM7に転送することができるように構成されている。なお、HDD以外の他の記録媒体としては、CD−ROM、DVD−ROM、メモリーカード等のROMなどが挙げられる。
ROM6は、本発明のナビゲーション装置1の動作を規定するコンピュータプログラムが保存されている。
RAM7は、本発明のナビゲーション装置1の構成各部から転送されてくる情報を格納することができると共に必要に応じて情報を消去することができるように構成されている
。なお、RAM7は、ナビゲーション装置1の動作用の電源をオフにしても情報を保持するように構成されている。これは例えば、専用のバッテリからRAM7に対して電源を供給しても良いし、ナビゲーション装置1の電源オフ時にRAM7に保持している情報をHDDやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置に移動させて保持しても良く、このように構成することで、ナビゲーション装置1の電源オフ時にRAM7に保持した情報をナビゲーション装置1の電源オン時に使用することができる。
RAM7は、本発明のナビゲーション装置1の構成各部から転送されてくる情報を格納することができると共に必要に応じて情報を消去することができるように構成されている
。なお、RAM7は、ナビゲーション装置1の動作用の電源をオフにしても情報を保持するように構成されている。これは例えば、専用のバッテリからRAM7に対して電源を供給しても良いし、ナビゲーション装置1の電源オフ時にRAM7に保持している情報をHDDやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置に移動させて保持しても良く、このように構成することで、ナビゲーション装置1の電源オフ時にRAM7に保持した情報をナビゲーション装置1の電源オン時に使用することができる。
表示部8は、ナビゲーション装置1における地図や推奨経路などを表示することができるように構成されており、具体的には液晶ディスプレイなどである。
音声出力制御部9は、音声出力部10への音や音声の出力を制御することができるように構成されている。
音声出力部10は、ナビゲーション装置1における案内音声や警告音などを発することができるように構成されており、具体的にはスピーカなどである。
バスライン11は、本発明のナビゲーション装置1を構成する各部を通信可能に接続することができるように構成されている。
図2は、図1に示すナビゲーション装置1におけるCPUに関して詳細に示したブロック図である。
図2に示すように、ナビゲーション装置1の主要機能は、CPU2がROM6に記録されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより実現することができる。詳しくは、図2に示すようにナビゲーション装置1のCPU2は、傾斜判定部101と、停止判定部102と、報知判断部103と、報知部104と、を備えて構成されている。
図2に示すように、ナビゲーション装置1の主要機能は、CPU2がROM6に記録されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより実現することができる。詳しくは、図2に示すようにナビゲーション装置1のCPU2は、傾斜判定部101と、停止判定部102と、報知判断部103と、報知部104と、を備えて構成されている。
ナビゲーション装置1の傾斜判定部101は、車両の傾きを定期的に検出することができるように構成されており、具体的には、自立航法ユニット4bからの車両の加速度情報を使って、車両の前後方向の傾斜角度を検出することができるように構成されている。
ナビゲーション装置1の停止判定部102は、車両の現在速度を定期的に検出して車両が停止しているか否かを判定することができるように構成されており、具体的には、自立航法ユニット4bからの車両の速度情報を使って、車両の現在速度を検出し、停止状態を判定することができるように構成されている。なお、停止判定部102は、自立航法ユニット4bからの車両の加速度情報を使って、車両の現在速度を検出することができるようにしてもよく、また、GPS受信部4aからの現在速度情報を使用することができるように構成しても構わない。
ナビゲーション装置1の報知判断部103は、坂道警告を報知する必要があるか否かを判断する。ここで、高速道路に登坂車線を設ける基準が縦断勾配5%(約3度)であることから、本実施の形態においては、坂道警告を報知するか否かの判断基準を3度と設定して説明する。具体的には、報知判断部103は、停止判定部102で車両が停止状態と判断された場合に、傾斜判定部101で検出された車両の傾斜角度から車両が3度以上の前傾もしくは後傾状態であれば、坂道警告を報知する必要があると判断することができるように構成されている。
ナビゲーション装置1の報知部104は、報知判断部103の判断結果に基づき、ナビゲーション装置1の使用者に坂道警告を報知することができるように構成されている。具体的には、表示部8によって警告を表示しても良いし、音声出力制御部9及び音声出力部10によって警告音又は警告音声を出力させても良い。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態におけるナビゲーション装置の詳細な動作について説明する。
図3は、本発明のナビゲーション装置1における上り坂停車時の後進警告処理の詳細な動作を示すフローチャートである。本発明のナビゲーション装置1においては、図3に示すように、停止判定部102は自立航法ユニット4bから速度情報を取得し(S11)、車両が停止しているか否かを判定する(S12)。S12において、S11で取得した速度情報から車両が停止している場合(S12、YES)、報知判断部103は傾斜判定部101から車両の傾斜角度を取得する(S13)。また、報知判断部103は、S13で取得した車両の現在位置における傾斜角度が3度以上の上り坂であるか否かを判断し(S14)、S14において現在位置の傾斜角度が3度以上の上り坂である場合(S14、YES)、後進警告を報知するよう報知部104に指示する(S15)。そしてS13で取得した車両の傾斜角度をRAM7に記憶し(S16)、フローを終了する。
図3は、本発明のナビゲーション装置1における上り坂停車時の後進警告処理の詳細な動作を示すフローチャートである。本発明のナビゲーション装置1においては、図3に示すように、停止判定部102は自立航法ユニット4bから速度情報を取得し(S11)、車両が停止しているか否かを判定する(S12)。S12において、S11で取得した速度情報から車両が停止している場合(S12、YES)、報知判断部103は傾斜判定部101から車両の傾斜角度を取得する(S13)。また、報知判断部103は、S13で取得した車両の現在位置における傾斜角度が3度以上の上り坂であるか否かを判断し(S14)、S14において現在位置の傾斜角度が3度以上の上り坂である場合(S14、YES)、後進警告を報知するよう報知部104に指示する(S15)。そしてS13で取得した車両の傾斜角度をRAM7に記憶し(S16)、フローを終了する。
なお、S11で取得した速度情報から車両が停止していない場合(S12、NO)、フローを終了する。
また、S14において上り坂では無いと報知判断部103で判断されると(S14、NO)、S13で取得した傾斜角度をRAM7に記憶する。さらに、本発明のナビゲーション装置1は、図3に示したフローチャートを定周期で繰り返すように構成されている。なお、RAM7に傾斜角度を記憶するのは、車両を駐車(エンジン停止)した後に発進(エンジン再始動)した際にも後進警告を報知するためであり、再始動後の処理については次に説明する。
また、S14において上り坂では無いと報知判断部103で判断されると(S14、NO)、S13で取得した傾斜角度をRAM7に記憶する。さらに、本発明のナビゲーション装置1は、図3に示したフローチャートを定周期で繰り返すように構成されている。なお、RAM7に傾斜角度を記憶するのは、車両を駐車(エンジン停止)した後に発進(エンジン再始動)した際にも後進警告を報知するためであり、再始動後の処理については次に説明する。
このように構成された本発明のナビゲーション装置1は、使用者が車両を3度以上の上り坂で停止した際に、使用者に対して車両が意図に反して後進する可能性があることを、例えば、図5に示すように表示や音声を用いて、報知することができる。
次に、本発明のナビゲーション装置1において、駐車状態(エンジン停止)からの後進警告処理の詳細な動作について図面を用いて説明する。
図4は、本発明のナビゲーション装置1における駐車状態からの後進警告処理の詳細な動作を示すフローチャートである。本発明のナビゲーション装置1は、使用者が車両を駐車状態から発進させる場合であっても、上り坂であれば、使用者に後進警告を報知することができる。具体的には、図4に示すように、ナビゲーション装置1に電源が投入されると(S21)、報知判断部103は、電源オフ直前の停車時の車両の傾斜角度をRAM7から取得する(S22)。報知判断部103は、S22で取得した車両の現在位置における傾斜角度が3度以上の上り坂であるか否かを判断し(S23)、S23において現在位置の傾斜角度が3度以上の上り坂である場合(S23、YES)、後進警告を報知するよう報知部104に指示し(S24)、フローを終了する。ここで報知部104は、報知判断部103から後進警告を報知するよう指示を受けると、例えば図5に示すように表示部8に後進警告文を表示し、音声出力制御部9に対して警告音の出力を指示することができる。なお、S23において報知判断部103が、現在位置の傾斜角度が3度以上の上り坂でないと判断した場合には(S23、NO)、フローを終了する。
図4は、本発明のナビゲーション装置1における駐車状態からの後進警告処理の詳細な動作を示すフローチャートである。本発明のナビゲーション装置1は、使用者が車両を駐車状態から発進させる場合であっても、上り坂であれば、使用者に後進警告を報知することができる。具体的には、図4に示すように、ナビゲーション装置1に電源が投入されると(S21)、報知判断部103は、電源オフ直前の停車時の車両の傾斜角度をRAM7から取得する(S22)。報知判断部103は、S22で取得した車両の現在位置における傾斜角度が3度以上の上り坂であるか否かを判断し(S23)、S23において現在位置の傾斜角度が3度以上の上り坂である場合(S23、YES)、後進警告を報知するよう報知部104に指示し(S24)、フローを終了する。ここで報知部104は、報知判断部103から後進警告を報知するよう指示を受けると、例えば図5に示すように表示部8に後進警告文を表示し、音声出力制御部9に対して警告音の出力を指示することができる。なお、S23において報知判断部103が、現在位置の傾斜角度が3度以上の上り坂でないと判断した場合には(S23、NO)、フローを終了する。
以上に説明した本発明の実施の形態1における本発明のナビゲーション装置1は、使用者が運転中に3度以上の上り坂における停車から車両を発進させる場合でも、自動的に傾斜角度を検出して使用者に対して車両が後進する可能性があることを報知することができる。
以下、本発明の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。
本実施の形態におけるナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図は、実
施の形態1におけるブロック図(図1)と同一であるため、その詳細な説明は省略する。ナビゲーション装置の主要な構成を示すブロック図についても、実施の形態1におけるブロック図(図2)と同一であるため、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態におけるナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図は、実
施の形態1におけるブロック図(図1)と同一であるため、その詳細な説明は省略する。ナビゲーション装置の主要な構成を示すブロック図についても、実施の形態1におけるブロック図(図2)と同一であるため、その詳細な説明は省略する。
次に、図6及び図7を参照して、本実施形態におけるナビゲーション装置の詳細な動作について説明する。
図6は、本発明のナビゲーション装置1における下り坂停車時の前進警告処理の詳細な動作を示すフローチャートである。本発明のナビゲーション装置1においては、図6に示すように、停止判定部102は自立航法ユニット4bから速度情報を取得し(S31)、車両が停止しているか否かを判定する(S32)。S32において、S31で取得した速度情報から車両が停止している場合(S32、YES)、報知判断部103は傾斜判定部101から車両の傾斜角度を取得する(S33)。また、報知判断部103は、S33で取得した車両の現在位置における傾斜角度が3度以上の下り坂であるか否かを判断し(S34)、S34において現在位置の傾斜角度が3度以上の下り坂である場合(S34、YES)、前進警告を報知するよう報知部104に指示する(S35)。そしてS33で取得した車両の傾斜角度をRAM7に記憶し(S36)、フローを終了する。
図6は、本発明のナビゲーション装置1における下り坂停車時の前進警告処理の詳細な動作を示すフローチャートである。本発明のナビゲーション装置1においては、図6に示すように、停止判定部102は自立航法ユニット4bから速度情報を取得し(S31)、車両が停止しているか否かを判定する(S32)。S32において、S31で取得した速度情報から車両が停止している場合(S32、YES)、報知判断部103は傾斜判定部101から車両の傾斜角度を取得する(S33)。また、報知判断部103は、S33で取得した車両の現在位置における傾斜角度が3度以上の下り坂であるか否かを判断し(S34)、S34において現在位置の傾斜角度が3度以上の下り坂である場合(S34、YES)、前進警告を報知するよう報知部104に指示する(S35)。そしてS33で取得した車両の傾斜角度をRAM7に記憶し(S36)、フローを終了する。
なお、S31で取得した速度情報から車両が停止していない場合(S32、NO)、フローを終了する。また、S34において下り坂では無いと報知判断部103で判断されると(S34、NO)、S33で取得した傾斜角度をRAM7に記憶する。さらに、本発明のナビゲーション装置1は、図6に示したフローチャートを定周期で繰り返すように構成されている。なお、RAM7に傾斜角度を記憶するのは、車両を駐車(エンジン停止)した後に発進(エンジン再始動)した際にも前進警告を報知するためであり、再始動後の処理については次に説明する。
このように構成された本発明のナビゲーション装置1は、使用者が車両を3度以上の下り坂で停止した際に、使用者に対して車両が意図に反して前進する可能性があることを報知することができる。
次に、本発明のナビゲーション装置1において、駐車状態(エンジン停止)からの前進警告処理の詳細な動作について図面を用いて説明する。
図7は、本発明のナビゲーション装置1における駐車状態からの前進警告処理の詳細な動作を示すフローチャートである。本発明のナビゲーション装置1は、使用者が車両を駐車状態から発進させる場合であっても、下り坂であれば、使用者に前進警告を報知することができる。具体的には、図7に示すように、ナビゲーション装置1に電源が投入されると(S41)、報知判断部103は、電源オフ直前の停車時の車両の傾斜角度をRAM7から取得する(S42)。報知判断部103は、S42で取得した車両の現在位置における傾斜角度が3度以上の下り坂であるか否かを判断し(S43)、S43において現在位置の傾斜角度が3度以上の下り坂である場合(S43、YES)、前進警告を報知するよう報知部104に指示し(S44)、フローを終了する。ここで報知部104は、報知判断部103から前進警告を報知するよう指示を受けると、表示部8に前進警告文を表示し、音声出力制御部9に対して警告音の出力を指示することができる。なお、S43において報知判断部103が、現在位置の傾斜角度が3度以上の下り坂でないと判断した場合には(S43、NO)、フローを終了する。
図7は、本発明のナビゲーション装置1における駐車状態からの前進警告処理の詳細な動作を示すフローチャートである。本発明のナビゲーション装置1は、使用者が車両を駐車状態から発進させる場合であっても、下り坂であれば、使用者に前進警告を報知することができる。具体的には、図7に示すように、ナビゲーション装置1に電源が投入されると(S41)、報知判断部103は、電源オフ直前の停車時の車両の傾斜角度をRAM7から取得する(S42)。報知判断部103は、S42で取得した車両の現在位置における傾斜角度が3度以上の下り坂であるか否かを判断し(S43)、S43において現在位置の傾斜角度が3度以上の下り坂である場合(S43、YES)、前進警告を報知するよう報知部104に指示し(S44)、フローを終了する。ここで報知部104は、報知判断部103から前進警告を報知するよう指示を受けると、表示部8に前進警告文を表示し、音声出力制御部9に対して警告音の出力を指示することができる。なお、S43において報知判断部103が、現在位置の傾斜角度が3度以上の下り坂でないと判断した場合には(S43、NO)、フローを終了する。
以上に説明した本発明の実施の形態2における本発明のナビゲーション装置1は、使用者が運転中に3度以上の下り坂における停車から車両を発進させる場合でも、自動的に傾斜角度を検出して使用者に対して車両が前進する可能性があることを通知することができる。
以上の本発明の実施形態では、停車時に車両の傾きをRAM7に保持しておくように構成しているので、車両が駐車(エンジン停止)後にナビゲーション装置1の電源が投入された場合、RAM7から電源オフ前の車両の傾きを取得するとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、停車時に車両の傾きを車両の位置情報と紐付けて不揮発性記憶装置などに追加保持しておき、ナビゲーション装置1に電源が投入された時に、車両の現在位置に紐付けられている車両の傾き情報を前記不揮発性記憶装置から取得しても良い。
また、以上の実施形態では、高速道路に登坂車線を設ける基準が縦断勾配5%であることから、坂道警告を報知するか否かの判断基準を3度として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、使用者が予め任意の角度を設定できるようにしても良い。
本発明のナビゲーション装置は、停車及び発進時に車両が坂道上にあるか否かを判断し、車両が前進又は後進する可能性があることを報知することができ、車両の運転における安全性の向上に貢献することができる装置として有用である。
1 ナビゲーション装置
2 CPU
3 入力部
4 インターフェース
4a GPS受信部
4b 自立航法ユニット
5 記憶部
6 ROM
7 RAM
8 表示部
9 音声出力制御部
10 音声出力部
11 バスライン
101 傾斜判定部
102 停止判定部
103 報知判断部
104 報知部
2 CPU
3 入力部
4 インターフェース
4a GPS受信部
4b 自立航法ユニット
5 記憶部
6 ROM
7 RAM
8 表示部
9 音声出力制御部
10 音声出力部
11 バスライン
101 傾斜判定部
102 停止判定部
103 報知判断部
104 報知部
Claims (2)
- 車両の傾きを検出する傾斜判定手段と、
車両の停止を判定する停止判定手段と、
車両の傾きを記憶する記憶手段と、
車両の傾きを使用者に報知するか否かを判断する報知判断手段と、
報知判断手段の判断結果に応じて報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記報知判断手段は、前記ナビゲーション装置の電源投入時に前記ナビゲーション装置の電源オフ前に前記記憶手段に記憶された傾斜角度を用いて判断することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015141157A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-03 | 三菱電機株式会社 | 車両傾斜角度計測装置及び光軸制御信号生成装置 |
EP2990265A1 (en) | 2014-08-29 | 2016-03-02 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Vehicle control apparatus |
CN106157666A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-11-23 | 成都康普斯北斗科技有限公司 | 提示停车场出入口路段实时路况的导航***及方法 |
-
2012
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US9895974B2 (en) | 2014-08-29 | 2018-02-20 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Vehicle control apparatus |
CN106157666A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-11-23 | 成都康普斯北斗科技有限公司 | 提示停车场出入口路段实时路况的导航***及方法 |
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